したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

国際政治・世界事情(その2)

1とはずがたり:2014/05/26(月) 19:37:17

国際政治・世界事情(その1)…前スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1116784031/l50

地域別スレ>>2

2462チバQ:2020/09/22(火) 20:42:35
https://www.sankei.com/world/news/200919/wor2009190015-n1.html
ペルー大統領、失職回避 議会、罷免決議案否決
2020.9.19 15:42
 南米ペルーの議会(130議席)は18日、ビスカラ大統領の罷免を巡る審議と決議案の採決を行った。賛成の票数が可決に必要な3分の2以上にならず、決議案は否決。大統領は失職を回避した。 大統領が知人の男性歌手に便宜を図り、政府と高額の講演契約を結ばせた疑惑があるとして「倫理的不適格」に当たるというのが審議の根拠。ビスカラ氏は審議に先立ち「違法な行為はしていない」と述べた。

 罷免決議案は87票以上の賛成で可決されるが、18日の投票では賛成が32票、反対が78票、残りが棄権や無回答だった。罷免されれば国会議長が暫定的に大統領に就き、来年4月に予定された大統領選が前倒しされる見込みだった。

 ペルーではクチンスキ前大統領が汚職疑惑などを受け2018年に辞任し、第1副大統領だったビスカラ氏が昇格した。(共同)

2463チバQ:2020/09/22(火) 20:44:02
https://www.sankei.com/world/news/200918/wor2009180016-n1.html
WTO事務局長選出手続き 候補者5人に 韓国候補は脱落免れる
2020.9.18 21:45
 【ロンドン=板東和正】世界貿易機関(WTO・本部ジュネーブ)は18日、空席となっている事務局長の選出作業で、8候補を5候補に絞り込んだと発表した。残った5候補は10月上旬にも2候補に絞り込まれた後、最終的に次期事務局長が選出される。韓国産業通商資源省の兪明希(ユ・ミョンヒ)通商交渉本部長は5候補に残り、次の選出手続きに進んだ。

 WTOは今月7日、事務局長の選出手続きを開始した。手続きは計3回に分けて実施され、今回の第1ラウンドで男女5人の候補に絞り込まれた。

 第1ラウンドを突破したのは、女性は兪氏のほか、ナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相、ケニアのモハメド元外相が残った。男性はサウジアラビアのトワイジリ元経済・企画相、英国のフォックス前国際貿易相。

 第2ラウンドではさらに3人が除かれて2人の候補者に絞られ、第3ラウンドで最後の1人が決まる。事務局長の選出は合意形成を重視するため、原則、投票という形はとらず、計3回のラウンドで500近くの非公開の協議が実施されるという。

 歴代の事務局長に女性やアフリカ出身者がいないことから、次期事務局長にはオコンジョイウェアラ氏とモハメド氏の2人が有力視されている。昨年7月に日本による輸出管理厳格化措置が発動されて以来、日本を批判してきた兪氏が選出される可能性は低いとみられているが、日本政府内では警戒感が広がっている。

 一方、WTOは今年11月上旬までの次期事務局長選出を目指しているが、米中対立が貿易面などで激しさを増す中、難航は必至の情勢で、決着は来年までずれ込む可能性もある。

2464チバQ:2020/09/22(火) 20:47:49
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020092200159&g=int
暫定大統領に元国防相 民間移行までの1年半―マリ
2020年09月22日06時01分


 【パリ時事】8月に反乱兵によるクーデターでケイタ大統領が失脚した西アフリカのマリで21日、ンダウ元国防相が暫定大統領に選出された。AFP通信によると、任期は民間人が率いる政権に移行するまでの1年半。
 AFPによれば、クーデターを率いたゴイタ大佐は暫定副大統領に就任。ゴイタ氏は地元メディアに対し「25日に宣誓式が行われる」と述べた。

2465チバQ:2020/09/22(火) 23:01:05
https://news.goo.ne.jp/article/kyodo_nor/world/kyodo_nor-2020092201001235.html
マリ暫定大統領に元国防相 政変首謀者が副大統領
2020/09/22 10:33共同通信

 西アフリカ・マリでクーデターを起こしたゴイタ大佐が21日にテレビ演説し、1年半後に予定される総選挙まで自身が暫定副大統領に就き、暫定大統領にはバ・ヌダウ元国防相を指名したと発表した。ヌダウ氏は退役軍人。西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)は文民による統治を要求していたが、軍事色の強い人選となった。

 クーデターは8月18日に発生。ゴイタ氏は当初、3年後に総選挙を行い民政移管する意向を示したが、ECOWASの反対を受け、1年半後に実施する方針に切り替えた。

 マリでは2012年にもクーデターがあり、混乱に乗じてイスラム過激派が勢力を拡大した。

2466チバQ:2020/09/24(木) 10:05:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/9e7ef4daedabc84f0bfea024aa828c9d80f23ef2
コロナ禍、結束できない世界 米中対立鮮明に 国連総会一般討論
9/24(木) 7:17配信
10



 【ニューヨーク時事】グテレス国連事務総長は22日に始まった今年の国連総会一般討論演説の冒頭、各国が協力して新型コロナウイルスに対応する必要性を改めて訴えた。

 しかしその後、米中首脳は事前録画形式の演説で批判の応酬。一方、フランスのマクロン大統領は機能しない「多国間主義」の変革を求めるなど、創設から75年の節目を迎えた国連の在り方も問われた。

 トランプ米大統領の約7分間の演説は、コロナ禍で初動の遅れた中国批判が中心になった。米国内の死者はこの日、20万人を超え、政権への批判も強まる中で「国連は中国にその行動の責任を取らせなければならない」と中国に責任を転嫁。これを聞いた中国の張軍国連大使は、総会の議場で「世界が連帯と協力を必要としている時に対立はいらない。必要なのは信頼構築で政治的ウイルスの拡散ではない」と拒絶した。

 トランプ氏はまた、「自国民のために行動することによってのみ、協力の基盤を構築できる」と「米国第一」を強調した。これに対し、中国の習近平国家主席もビデオ演説で「一国主義や保護主義に旗幟(きし)鮮明に反対しなければならない」と米国との対決姿勢を隠さなかった。

 グテレス氏は冒頭演説で、コロナ禍を「新時代」の危機と表現。さらに「新冷戦を回避するためにあらゆることをしなければならない」と米中間の緊張緩和を呼び掛けていた。ただ、各国の首脳らが直接対面する機会のない今年の総会では、対立はむしろ深まったような印象を残した。

 一方、各国首脳からは、国連を含め多国間主義の組織やルールの改革や再活性化を促す発言も目立った。マクロン氏は「多国間主義という言葉だけでもはや満足することはできない。(大国間などでの)深い相違を隠す(わずかな)共通項でしか合意できないからだ」と指摘し、多国間での意思決定のプロセスなどの変革を訴えた。

 トルコのエルドアン大統領は、「パンデミック(世界的流行)の初期、各国が一国で取り残される光景が浮かび上がった」と述べ、国際協調や国連の不在を批判。米中対立を受け機能不全に陥った安保理については「人類の運命を限られた国の意に委ねることはできない」と主張した。

2467チバQ:2020/09/27(日) 11:27:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/9b7b6d12232ab1e2623813cac1ffd548b90501fc
マリで暫定大統領就任、平穏な政権移行誓う
9/26(土) 16:19配信

0
この記事についてツイート
この記事についてシェア
AFP=時事
マリの首都バマコのバマコ国際会議場で、就任式に臨むバ・ヌダウ暫定大統領(右)とアシミ・ゴイタ暫定副大統領(左、2020年9月25日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】西アフリカ・マリで25日、バ・ヌダウ(Bah Ndaw)元国防相(70)が、クーデター後の移行政権の暫定大統領に就任した。同氏は、国際的な取り決めに従って18か月以内に政権移行し、イスラム過激派との戦いも進めると述べた。

【写真】マリのバ・ヌダウ暫定大統領の就任式の様子

 暫定軍事政権は先月18日のクーデターで、選挙で選出されたイブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)大統領を辞任に追い込んだ。暫定軍事政権が指名した委員会が、元大佐のヌダウ氏を暫定大統領に指名していた。

 暫定軍事政権トップのアシミ・ゴイタ(Assimi Goita)大佐(37)も同日、暫定副大統領に就任した。

 ヌダウ氏は就任演説で、「合意された条件や期日に従って、安定的で平穏な実りある政権移行」の実現に向けて尽力すると述べた。近隣諸国は、文民首相が任命されない限り、クーデター後に科した制裁の解除はしないという姿勢を崩していない。【翻訳編集】 AFPBB News

2468チバQ:2020/09/28(月) 15:12:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/cc5f8569308bb9960504370c5a854fd1949647f9
マリ暫定首相に元外相、クーデター後の制裁解除へ前進
9/28(月) 14:31配信
0




マリのモクタール・ウアンヌ外務・国際協力相(当時)。インド首都ニューデリーにて(2009年1月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】西アフリカ・マリのバ・ヌダウ(Bah Ndaw)暫定大統領は27日、軍事クーデター後の移行政権の新首相にモクタール・ウアンヌ(Moctar Ouane)元外務・国際協力相(64)を指名した。西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)の課した制裁の解除へ、一歩近づいた。

【写真】大統領失脚を祝福するマリの人々

 マリでは8月18日の軍事クーデターで、イブラヒム・ブバカル・ケイタ(Ibrahim Boubacar Keita)大統領が辞任に追い込まれた。主導した軍将校らでつくる軍事政権『国民救済委員会(National Committee for the Salvation of the People)』の発表によると、死傷者はなかったとされる。

 ECOWASはクーデターの2日後、対マリ制裁を発表。文民首相の選出を制裁解除の条件としていた。

 国民救済委員会は、18か月以内に文民統治に移行すると約束している。

 ウアンヌ氏は、ここ数年イスラム過激派や民族間衝突で最も大きな被害が出ている中部のビディ(Bidi)出身。2004〜11年にアマドゥ・トゥマニ・トゥーレ(Amadou Toumani Toure)政権下で外務・国際協力相を務めた。16年以降は西アフリカ経済通貨同盟で和平・安全保障を担当した。【翻訳編集】 AFPBB News

2469チバQ:2020/10/05(月) 22:57:26
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3308190.html
NZ首相、再びコロナ勝利宣言 最大都市での規制緩和へ
2020/10/05 14:23AFPBB News

NZ首相、再びコロナ勝利宣言 最大都市での規制緩和へ

ニュージーランド・オークランドで、新型コロナウイルスについて会見するジャシンダ・アーダーン首相(2020年8月12日撮影)。(c)Marty MELVILLE / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は5日、同国が「再び新型コロナウイルスに勝利した」と宣言し、感染第2波を封じ込めたとして、最大都市オークランドでの規制を緩和すると発表した。

 同国は5月末に新型ウイルスを根絶したと考えられていたが、8月に人口150万人のオークランドで市中感染が再発。約3週間にわたりロックダウン(都市封鎖)が行われていた。

 アーダーン首相は5日、12日間連続でオークランドでの新規感染者が確認されず、感染は抑制されたと発表。市民が2度目のロックダウンに耐えたことを称賛した。

 同首相は「オークランド市民とニュージーランド国民が(感染封じ込めの)計画を順守した結果、2度の成功を収め、再びウイルスに勝つことができた」とコメント。7日夜からオークランドの警戒レベルを他の地域同様、4段階中最小の「レベル1」に引き下げると表明した。 【翻訳編集】AFPBB News

2470チバQ:2020/10/06(火) 19:03:37
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020100400452&g=int
独立、再び否決 住民投票で賛否僅差―仏領ニューカレドニア
2020年10月04日22時15分

 【パリ時事】南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニアで4日、独立の是非を問う2回目の住民投票が実施され、即日開票の結果、反対53.3%、賛成46.7%で、2018年の1回目投票に続き否決された。AFP通信が報じた。
 反対が約56%、賛成が約43%だった前回に比べ、賛否は僅差だった。AFPによると、投票率は前回の約81%を上回る約86%で、関心の高さが示された。
 マクロン仏大統領は開票結果を受けてテレビ演説し、「フランスへの信頼の証しを深い感謝の気持ちと共に歓迎する」と述べた。
 ニューカレドニアは防衛や外交を除く治安や医療、経済など幅広い自治権を保持しているが、貧富の差に不満を抱える先住民カナクの間で独立志向が強い。一方、財界を中心とした欧州系住民ら独立反対派は、豊富なニッケル資源を狙う中国の進出を警戒。現状維持を主張している。
 仏メディアによれば、過去の植民地支配を反省する世界的な動きを受け、独立賛成に回るカナク以外の住民が増加。今後さらに賛否の差が縮まる可能性がある。
 ニューカレドニアは1853年にフランスが併合。1998年に仏政府と結んだ「ヌメア協定」に基づき、今回独立が否決されても2022年までにもう1回投票を行うことができる。

2471チバQ:2020/10/09(金) 10:08:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c928099721e25b20b23f65300cc7093f6afaa881
韓国候補、最終選考に残る WTO、女性トップ誕生へ
10/8(木) 19:46配信
世界貿易機関(WTO)事務局長選で、最終選考に進んだ韓国の兪明希氏(左)とナイジェリアのオコンジョイウェアラ氏(AFP時事)
 【ロンドン時事】世界貿易機関(WTO)は8日、空席となっている事務局長の選出について、ナイジェリアと韓国の両候補に絞られたと発表した。

 11月7日までの最終選考でどちらかを選ぶ。両候補とも女性であり、1995年に発足したWTOで初めて女性がトップに就く。

 韓国が推す兪明希氏は産業通商資源省の通商交渉本部長を務め、半導体をめぐる争いで対日批判を繰り返してきたことで知られる。WTOの決定は全会一致が原則となっており、最終選考では日本の対応が注目される。

 事務局長選には8人が出馬。第1回選考で5人が残り、このほど行われた第2回選考で2人に絞られた。もう1人の最終候補はナイジェリア財務相や世界銀行幹部などを歴任したオコンジョイウェアラ氏。

2472チバQ:2020/10/15(木) 17:56:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2c72fa791c0a8c1ba3131fd159009c4639418f4
NZ、首相人気で与党優位 17日に総選挙、過半数焦点
10/15(木) 16:09配信
0




支持者との自撮りに応じるニュージーランドのアーダン首相(右)=14日、クライストチャーチ(AP=共同)
 【キャンベラ共同】任期満了に伴うニュージーランド議会(一院制、基本定数120)の総選挙が17日行われる。新型コロナウイルスの感染を抑え込んだアーダン首相(40)の個人的な人気も後押しし、世論調査では与党労働党が最大野党国民党に対して優位を保つ。現在少数政党と連立を組む労働党が単独で過半数を獲得できるかどうかが焦点だ。

 アーダン氏は3月、国内の感染者が数十人だった段階で国境を閉鎖し、その後ロックダウン(都市封鎖)も導入して早期に感染拡大阻止に成功した。8月に最大都市オークランドで市中感染が見つかったが、迅速に外出制限を課し、再拡大を封じ込めた。

2473チバQ:2020/10/17(土) 23:21:50
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020101700364&g=int
左派候補優勢、決着は微妙 ボリビア大統領選、18日投票
2020年10月17日20時36分

ボリビア大統領選に立候補したカルロス・メサ元大統領(左)とルイス・アルセ元経済・財務相(AFP時事)
ボリビア大統領選に立候補したカルロス・メサ元大統領(左)とルイス・アルセ元経済・財務相(AFP時事)


 【サンパウロ時事】南米ボリビアで18日、大統領選挙が実施される。5人が立候補しているが、昨年11月まで14年近くにわたり長期政権を担った反米左派モラレス前大統領の後継者ルイス・アルセ元経済・財務相(57)と、返り咲きを狙う中道のカルロス・メサ元大統領(67)の事実上の一騎打ち。

 事前の各世論調査では、アルセ氏が4割以上の支持を集めてリードし、3割台のメサ氏が追う展開だった。当選には有効票の過半数獲得か、得票率4割以上で2位に10ポイント差をつける必要があり、アルセ氏が18日の選挙で当選を決められるかどうかは微妙な情勢だ。決選投票にもつれ込んだ場合は、反左派票を糾合できるメサ氏が逆に優位とみられている。
 ボリビアでは2006年、モラレス氏が先住民初の大統領に就任。好調な経済を背景に、再選を禁じた憲法を改正して3選を重ねた。
 だが、16年の国民投票では4選を可能とする改憲案が否決された。モラレス氏は昨年10月の大統領選に強引に出馬し、メサ氏を破って「当選」を果たしたものの、開票作業の不正が発覚し、抗議運動が広がる中でアルゼンチンに亡命。上院第2副議長だった中道右派のアニェス氏が暫定的に政権を引き継いでいた。
 ボリビアは南米で最も貧しい国の一つだが、モラレス政権下で天然ガスマネーに支えられて状況は改善。モラレス氏が率いた左派政党・社会主義運動(MAS)への支持は依然根強い。選挙戦最終日、アルセ氏は支持者らに「国民に必要な経済、政治、社会の安定をもたらしたい」と強調。メサ氏は「アルセ氏とモラレス氏は一体だ。モラレス氏はもういらない」と訴えた。

2474チバQ:2020/10/17(土) 23:25:58
https://www.afpbb.com/articles/-/3310460
NZ総選挙、アーダーン首相の労働党圧勝 野党党首が敗北宣言
2020年10月17日 19:51 発信地:オークランド/ニュージーランド [ ニュージーランド アジア・オセアニア ]
【10月17日 AFP】ニュージーランドで17日、総選挙が実施され、ジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相率いる労働党が圧勝し、野党・国民党のジュディス・コリンズ(Judith Collins)党首は敗北を宣言した。

 コリンズ氏はテレビ中継された演説で、「先ほど本人に電話したが、ジャシンダ・アーダーン首相に祝意を表したい。労働党は見事な結果を出したと思う」と述べた。


 3分の2の開票を終えた時点で、中道左派の労働党の得票率は49.2%。120議席中64議席前後を獲得するとみられている。一方、連立を組む緑の党は7.6%で、対する国民党は27%となっている。

 ニュージーランドでは1996年に比例代表制が採用されて以降、圧倒的過半数で与党が誕生したことはなく、複数の政党による連立政権が続いている。(c)AFP

2475チバQ:2020/10/17(土) 23:47:48
https://news.yahoo.co.jp/articles/2bb974392ac56b59716e7ea65c9a41537482c3ed
麻薬組織の首領の正体は…メキシコ前大臣、米で身柄拘束
10/17(土) 22:31配信

この記事についてツイート
この記事についてシェア
朝日新聞デジタル
メキシコのシエンフエゴス前国防相=ロイター。麻薬密売などの罪で米国で逮捕、起訴された

 メキシコのサルバドル・シエンフエゴス前国防相が16日、麻薬密売などの罪で米国の検察に起訴された。前政権時の国防相として麻薬犯罪対策を指揮しながら、自身も麻薬カルテルのトップとして君臨し、「エル・パドリーノ」(ゴッドファーザー)の異名で呼ばれていたとされている。

 メキシコや米国のメディアによると、シエンフエゴス前国防相は15日、家族旅行で米ロサンゼルスの空港に降り立ったところ、米麻薬取締局(DEA)に身柄を拘束された。コカインやヘロインなどの麻薬密売のほか、資金洗浄の疑いももたれている。DEAは「エル・パドリーノ」と呼ばれるメキシコの麻薬組織の首領の行方を追っていたところ、シエンフエゴス前国防相だと判明したという。

 中南米から米国への主要な麻薬密輸ルートにあたるメキシコでは、密輸を取り仕切る複数の麻薬カルテルが対立。縄張り争いなどの抗争で治安が悪化し、軍が介入する「麻薬戦争」が行われてきた。シエンフエゴス前国防相は取り締まりを指揮する立場だったが、カルテルの活動を妨げないように調整したり、仲間の被害が少なくなるようにしたりしていたという。

 メキシコの歴代政権は麻薬組織の壊滅を掲げてきたが、政府高官や警察との癒着も次々と明らかになり、政治腐敗が問題となってきた。19年12月には、「麻薬戦争」を始めたカルデロン政権のガルシア・ルナ公安相がシナロア・カルテルから賄賂を受け取っていたとして、米テキサス州で逮捕されており、今回のシエンフエゴス前国防相の起訴でさらに波紋が広がりそうだ。(サンパウロ=岡田玄)

朝日新聞社

2476チバQ:2020/10/19(月) 16:28:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/8abb77ff078068fb83ada940fcfedee72442e8ce
ボリビア大統領選、モラレス氏後継候補が第1回投票で当選見通し
10/19(月) 15:07配信
3




ボリビア・ラパスで会見する左派政党「社会主義運動」のルイス・アルセ氏(中央、2020年10月19日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)南米ボリビアで18日、大統領選挙の第1回投票が実施され、左派エボ・モラレス(Evo Morales)前大統領の後継候補ルイス・アルセ(Luis Arce)元経済・財務相が得票率52.4%で勝利する見通しとなった。テレビ局ユニテル(Unitel)が報じた公式出口調査で明らかになった。

 開票率5.44%の時点で、アルセ氏は主要対立候補のカルロス・メサ(Carlos Mesa)元大統領(得票数31.5%)に20ポイント以上の差をつけている。

 出口調査の結果からアルセ氏の勝利が確実となると、同氏はボリビアが「民主主義を取り戻した」とコメントした。

 19日にはツイッター(Twitter)に、国民の支持と信頼に感謝すると投稿。「われわれは民主主義を取り戻した。安定と社会平和を回復していく。われわれは尊厳と主権のもとで団結する」と表明した。【翻訳編集】 AFPBB News

2477チバQ:2020/10/20(火) 14:24:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4eba99c9a0d352c593943fa82b35e99e4cc84c8
ボリビア、反米左派政権復活へ アルセ氏が大統領当選見通し
10/20(火) 14:13配信
0



 【サンパウロ時事】南米ボリビアで、国民から一度は「ノー」を突き付けられた反米左派政権が1年ぶりに復活する見通しだ。

 公式発表はまだないが、18日実施の大統領選挙で、昨年11月まで14年近く反米左派政権を率いたエボ・モラレス前大統領の後継候補ルイス・アルセ元経済・財務相(57)が、出口調査で有効票の5割以上を獲得。中道の対抗馬カルロス・メサ元大統領(67)を約20ポイント上回った。

 当選が確定すればアルセ氏は11月14日までに就任する。任期は5年。

 アルセ氏は19日、「国民の分別と信頼によりわれわれは民主主義と希望を取り戻した」と勝利宣言。メサ氏は「(出口調査の)結果は第1回投票で勝者が決まったことをはっきり示しており、われわれはそれを認める」と敗北を事実上容認した。

2478チバQ:2020/10/20(火) 19:21:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/44337ea558bdd78c1620231c253d1cc5867d7810
大統領選目前のコートジボワールで民族間衝突、少なくとも2人死亡
10/19(月) 20:16配信
0




コートジボワール・ボングアヌー近郊で、民族間衝突で被害を受け炎上する村(2020年10月18日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】大統領選を2週間後に控えた西アフリカのコートジボワールで民族間の衝突が発生し、野党の大統領候補の自宅が燃やされ、少なくとも2人が死亡した。目撃者らが18日、明らかにした。大規模な紛争に発展する恐れが懸念されている。

【写真16枚】略奪された商店、歩いて逃げる家族…コートジボワール民族間衝突

 衝突は16日、経済活動の中心地アビジャン(Abidjan)から北に200キロ離れたボングアヌー(Bongouanou)の市内と周辺地域で起きた。同市は、野党の大統領候補パスカル・アフィ・ヌゲッサン(Pascal Affi N'Guessan)元首相の地盤だ。

 目撃者らによると、野党支持派とみられているアグニ(Agni)人の地元商人1人が殺害され、アラサン・ワタラ(Alassane Ouattara)大統領を支持する北部出身のイスラム系民族ジウラ(Dioula)人1人も死亡した。現地のAFP記者によれば、ボングアヌー市内では店舗や飲食店が略奪と放火の被害に遭い、車も数台が放火された。また、ヌゲッサン氏は17日、ボングアヌーにある自宅が全焼したとAFPに語った。

 コートジボワールでは、ワタラ氏が3期目を目指して大統領選に出馬する意向を表明したことを受け、8〜9月に複数の都市で民族間衝突が発生し、15人前後が死亡している。大統領選をめぐっては、ローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)前大統領を含む数十人の候補者が立候補を認められなかった。

 野党側は、選挙運動への不参加を呼び掛けるなど投票ボイコットの可能性を示唆しており、ヌゲッサン氏を含む著名人らがここ数週間「市民的な不服従」を訴えている。こうした呼び掛けに応じたヌゲッサン氏を支持する若者らが16日、ボングアヌーの2つの幹線道路上を封鎖したことから衝突が起きた。

 アグニ人とジウラ人は、互いに衝突の原因は相手側にあると主張している。

 コートジボワールでは2010〜11年、大統領選後の暴動で3000人が死亡し、国内が大混乱に陥った。今回の衝突に、同様の事態に発展しかねないと懸念する声が上がっている。

 ボングアヌー市内では18日、なたや刃物、鉄の棒、ゴム銃などで武装したアグニ人の若者たちがヤシ酒を飲みながら歩き回り、多数の住民らが徒歩で逃げだす様子が確認された。【翻訳編集】 AFPBB News

2479チバQ:2020/10/21(水) 15:27:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/03ed79ee67b06a31020514866ce74b6d0852b9a6
NZ議会、史上最も多様に 半数近く女性占める、LGBTも
10/21(水) 15:00配信
2



 【シドニー共同】ニュージーランド議会(一院制、基本定数120)は17日の総選挙の結果、当選者の半数近くを女性が占めた。LGBTなど性的少数者や先住民マオリ、外国出身者もそれぞれ躍進し、「国内史上最も多様性に富んだ議会」(地元メディア)となる。

 ニュージーランドは世界で初めて国政レベルの女性参政権を実現した歴史があり、アーダン首相が2018年に出産し産休を取得するなど、先進性で知られる。

 総選挙の結果確定は来月だが、アーダン氏率いる労働党が9月の解散前の46議席を大幅に上回る64議席を獲得し、35議席の最大野党国民党に圧勝した。

2480チバQ:2020/10/22(木) 18:55:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/b6fdf1cfc018844c57021fbef86c59e0adb0c5af
大統領選前に民族間の衝突相次ぐ、2人死亡40人負傷 コートジボワール
10/22(木) 18:40配信
0




コートジボワール西部バンゴロで、アラサン・ワタラ大統領に対する抗議デモ中に炎上したトラックの残がい(2020年10月9日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】今月31日に大統領選を控えたコートジボワールで、民族間の衝突が相次いでいる。最大都市アビジャン(Abidjan)西郊の港町ダブー(Dabou)の当局者は21日、市内と周辺地域で前日からの2日間に少なくとも7人が死亡、40人が負傷したとAFPに語った。

 ダブー市長は21日、市内でカラシニコフ銃の発砲音が聞こえていると述べており、死者数は増える恐れがある。

 目撃者らによると衝突は19日、野党に近いとみられている地元のアジュクル(Adjoukrou)人と、アラサン・ワタラ(Alassane Ouattara)大統領を支持する北部出身のジウラ(Dioula)人との間で発生した。

 ダブー近郊の村の長老は、20日に「ナイフや棒、なたで武装した者たちが襲ってきた」とAFPに話した。

 コートジボワールでは2010〜11年の大統領選後、当時政権の座にあったローラン・バグボ(Laurent Gbagbo)前大統領がワタラ氏に対する敗北を認めず、暴動に発展して3000人が死亡した。今回の大統領選でも、8〜9月に複数の都市で民族間衝突が発生して15人前後が死亡して以降、緊張が高まっている。

 コートジボワールの憲法は大統領の3選を禁止しているが、現在2期目のワタラ氏は、2016年の憲法改正で任期はリセットされたと主張して立候補。一方、バグボ氏ら数十人の候補者は立候補を認められなかった。野党側は、選挙をボイコットする可能性を示唆し、支持者らに「市民的な不服従」を訴えている。【翻訳編集】 AFPBB News

2481チバQ:2020/10/22(木) 23:32:21
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20201022-567-OYT1T50272.html
ナイジェリア軍がデモ隊に無差別発砲、12人死亡…警察改革求める抗議運動拡大
2020/10/22 21:03読売新聞

ナイジェリア軍がデモ隊に無差別発砲、12人死亡…警察改革求める抗議運動拡大

21日、ナイジェリア・ラゴスの路上で燃え上がるタイヤ。手前には武装要員の姿が見られる(UnEarthical/ロイター) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 【ヨハネスブルク=深沢亮爾】アフリカの大国ナイジェリアで、警察による国民の違法な殺害などに抗議するデモ隊に対し、軍が無差別に発砲し、多数の死傷者が出た。猛反発した市民と治安部隊の衝突は全土に広がっている。1999年の民政移管以来、最大規模の騒乱に陥りつつある。

 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、最大都市ラゴス郊外のレッキで20日夜に起きた軍の無差別発砲で少なくとも12人が死亡した。SNS上で流れた映像や写真には、高速道路の料金所前に集まったデモ隊が銃撃を受けて逃げ惑う姿や血まみれの遺体が収められている。

 これを受け、ナイジェリアの各地で21日、市民と治安部隊との衝突が多発した。公共施設への放火、商店の略奪も相次ぎ、多数の死傷者が出ている模様だ。

 市民の怒りが警察などの治安組織に向かうのは、デモ隊が元々、「対強盗特殊部隊」と呼ばれる警察組織による重大な人権侵害を非難し、解散を求めていた事情もある。この部隊は市民への賄賂要求や超法規的な殺害で悪名が高い。政府は11日に部隊の解散を発表したが、警察改革を求める抗議運動は拡大した。アムネスティは今月上旬以降の抗議活動の死者が少なくとも56人に上ると発表した。

 アフリカ連合(AU)は21日の議長声明で、暴力を強く非難した。米大統領選の民主党候補バイデン前副大統領も20日、ナイジェリア政府に対し弾圧の停止を求める声明を発表した。

2482チバQ:2020/10/25(日) 21:42:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/1cd1f807b32b6d111d02dbf9d0347829ccab0846
日本、韓国候補を不支持へ WTO次期事務局長選
10/25(日) 19:28配信

494
この記事についてツイート
この記事についてシェア
共同通信
WTO事務局長選に出馬した兪明希氏(手前)と韓国の文在寅大統領=2019年11月、韓国・釜山(聯合=共同)

 政府は、韓国とナイジェリアの2人に絞られた世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選を巡り、韓国候補を支持せず、ナイジェリアの候補を推す方針を固めた。韓国は日本による輸出規制強化を不当としてWTOに提訴しており、韓国候補が当選した場合、紛争解決手続きの公平性に影響しかねないと判断したもようだ。複数の政府関係者が25日、明らかにした。

 近くWTO側に日本の立場を伝える。WTOは各加盟国にどちらを支持するか聞き取りし、11月上旬までに次期事務局長を選ぶ予定だ。

 最終候補は、韓国産業通商資源省の兪明希通商交渉本部長と、ナイジェリアのオコンジョイウェアラ元財務相。

2483チバQ:2020/10/25(日) 21:48:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/32451467008257366446eb9aaec2b5d7f5dd30cd
ギニア大統領選、現職コンデ氏が3選 騒乱で10人死亡
10/25(日) 15:34配信

0
この記事についてツイート
この記事についてシェア
AFP=時事
ギニアの首都コナクリで支持者らに向けて演説するアルファ・コンデ大統領(2020年10月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News

【AFP=時事】西アフリカ・ギニアで18日に実施された大統領選挙で、選挙管理委員会は24日、現職のアルファ・コンデ(Alpha Conde)氏(82)が勝利したと発表した。コンデ氏は3月、自身の3選を可能とする憲法改正を強行。これをめぐり大規模な抗議活動が行われていた。

【写真】ギニア大統領選、主要対立候補のル・ダーレン・ディアロ氏

 選挙管理委員会は、コンデ氏が59.49%を獲得したと発表。コンデ氏の主要対立候補で、同氏の3期目をめぐる抗議活動で先頭に立っていたセル・ダーレン・ディアロ(Cellou Dalein Diallo)氏(68)の得票率は33.5%だった。

 選挙結果の発表前にはコンデ氏の出馬をめぐって騒乱が続き、約10人が死亡した。

 ディアロ氏は選挙管理委員会の独立性を批判し、19日には公式開票発表を待たずに勝利を宣言。これが支持者らと治安部隊による衝突を招いた。

 再選したコンデ氏は今後6年間の任期を務め、その後さらに4期目を目指す可能性もある。

 3月の改憲以前は、大統領の任期は2期までと定められていた。2019年10月以降、3期目を目指すコンデ氏に対する大規模な抗議活動が行われ、治安部隊との衝突で数十人が死亡した。 【翻訳編集】 AFPBB News


https://www.afpbb.com/articles/-/3311248?utm_source=yahoo&utm_medium=news&cx_from=yahoo&cx_position=r1&cx_rss=afp&cx_id=3311797
ギニア、大統領選が騒乱に発展 9人死亡
2020年10月22日 3:46 発信地:コナクリ/ギニア [ ギニア アフリカ ]
10月22日 AFP】西アフリカ・ギニアでは今週、週末に行われた大統領選挙をめぐる騒乱が続いており、治安省によると21日までに警官1人を含む9人が死亡した。

 治安省の発表によると、18日の大統領選後、首都コナクリをはじめとする国内各地で銃撃や刺傷事件が発生。多数の負傷者や物的損害が出ている。


 大統領選では、3選を目指す現職アルファ・コンデ(Alpha Conde)氏(82)の出馬が反発を生み、投票前から大規模な抗議デモが発生。選挙翌日の19日には、最大野党のセル・ダーレン・ディアロ(Cellou Dalein Diallo)候補が、週内に予定されている公式開票結果を待たずに勝利を宣言したことで、緊張に拍車がかかった。

 野党の支持者らは選挙の公正性について大きな疑念を抱いているが、政府は選挙は公正に行われたと主張している。(c)AFP/Mouctar Bah

2484チバQ:2020/10/25(日) 21:54:13
https://news.yahoo.co.jp/articles/077fe07073bc7acf10df53efe3fac59895821e73
【国連創設75年】大国中心に限界 安保理改革論議も今や停滞
10/24(土) 20:03配信

22
この記事についてツイート
この記事についてシェア
産経新聞
国連本部=アメリカ・ニューヨーク(宮川浩和撮影)

 24日に創設から75年を迎えた国際連合は、2度の大戦の反省に立ち、「国際社会の平和と安全の維持」を第一の目的に創設された。途上国の経済・社会的発展など幅広い国際社会の課題にも取り組む一方、第二次世界大戦の戦勝5カ国を中心とした体制に限界も指摘されている。

 国連は第二次世界大戦末期に当時のルーズベルト米大統領により構想され、1945年10月24日、51カ国で正式発足。現在、193カ国が加盟する。中核を担うのは、戦勝国である米英仏露中の常任理事国5カ国と非常任理事国10カ国で構成する安全保障理事会。常任理事国は表決で拒否権を有することもあり、東西冷戦下で安保理は米国と当時のソ連の激しい対立の場となり機能不全が指摘された。対立は国連への新規加盟にも影響し、日本はソ連と国交回復する56年まで加盟できなかった。

 「国連は人類を天国に導くためでなく、地獄から救うために創設された」。第2代事務総長を務めたハマーショルド氏は大国のエゴがぶつかりあう国際社会の現実を踏まえつつ、理想を追求していく国連のあるべき姿を語った。

 一方、国連が当初想定した集団安全保障が十分に機能しない中、国連平和維持活動(PKO)は拡大。冷戦終結後の90年代に地域紛争が激しくなったアフリカを中心に停戦監視や武装解除、治安維持などで成果を上げた。現在は総勢9万人以上を13地域に派遣中だ。

 途上国の「開発」も国連に課された大きな責務で、2015年には30年までの貧困撲滅の指標などを定めた「持続可能な開発目標」(SDGs)を策定。近年は気候変動や感染症対策など山積する地球規模の課題へのかじ取り役として責任も大きくなっている。

 冷戦終結は国際協調を促し、安保理の決議採択も増えたが、近年は再び減少傾向がみられ、特に中露が共同で拒否権を発動するケースも目立ってきた。1990年代から安保理改革を求める議論は本格化したが、現在は停滞しているのが実情だ。

2485チバQ:2020/10/25(日) 22:50:34
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3311811.html
ナイジェリア、数千人が食料倉庫を襲撃 「政府が隠した」と住民怒り
2020/10/25 17:02AFPBB News

ナイジェリア、数千人が食料倉庫を襲撃 「政府が隠した」と住民怒り

ナイジェリア中部ジョスで、襲撃した倉庫から食料の袋を持ち去る女性(2020年10月24日撮影)。(c)Ifiok Ettang / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】情勢不安が続くナイジェリアで24日、数千人規模の群衆が同国中部ジョスの政府倉庫を襲い、食料を略奪した。

 略奪は最大都市ラゴスと南西部エデに続き発生。襲撃されたジョスの大規模倉庫には、新型コロナウイルス感染拡大を受けて実施されたロックダウン(都市封鎖)の期間中に配給される予定だった食料が保管されていた。

 一方、20日発令の夜間外出禁止が緩和されたラゴスは比較的穏やかで、約1週間続いた暴動も沈静化。暴動では警察署が放火され、商店が略奪の標的にされたほか、車も破壊されるなどし、当局は混乱に乗じた「ならず者たち」の仕業だと非難していた。

 ジョス在住の女性は、倉庫に保管されていたのは3月と4月に配給されるはずの食料だったと述べ、「当局はロックダウンの間に食料を隠していた。この国の政府は一体どうなっているのか、大勢の人々が飢え死にしているのに」と憤った。

 また、別の住民は「当局はこうなる前に食料を配給すべきだった」と指摘。ロックダウン中に食料価格が高騰したことに触れ、「貧しい人間はどうやって生き延びたらいいのか」と疑問を呈した。 【翻訳編集】AFPBB News

2486チバQ:2020/10/26(月) 17:09:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/6c8cd50eeda118d9f4f21163d3a85a5a4e302d90
チリ新憲法制定へ、国民投票で「賛成」圧倒的多数
10/26(月) 15:18配信
【10月26日 AFP】チリで25日、アウグスト・ピノチェト(Augusto Pinochet)元大統領の独裁体制(1973〜90)下で制定された現行憲法に代わる新憲法制定の是非を問う国民投票が行われ、賛成票が過半数を大幅に上回ることが確実となった。現行憲法は長年、著しい経済的・社会的不平等を助長している元凶とみなされていた。

 投票結果は、開票率19%を超えた段階で賛成77.5%、反対22.5%の圧倒的賛成多数となり、首都サンティアゴをはじめ各地で歓喜の渦が巻き起こった。

 サンティアゴでは、投票が締め切られた直後から「賛成」派の人々が街頭に繰り出し、勝利を祝うクラクションの音が鳴り響いた。

 セバスティアン・ピニェラ(Sebastian Pinera)大統領は、大統領府モネダ宮殿(Moneda Palace)から閣僚ら同席で演説を行い、国民投票の結果を受け入れると表明。「国民投票は終わりではない。われわれがチリ新憲法について合意できるまで皆で共に歩まなければならない道程の始まりだ」と述べ、国民に新憲法制定への協力を呼び掛けた。

 映像は国民投票の結果を祝う人々、首都サンティアゴで25日撮影。(c)AFPBB News

2487チバQ:2020/10/26(月) 18:00:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/6efa396b302c0414746730158bf66724887fcd05
セーシェルで野党候補勝利 大統領選で独立後初
10/26(月) 5:11配信
0



 インド洋の島国セーシェルで22〜24日に大統領選が行われ、選挙管理委員会は25日、野党候補ラムカラワン氏が54.9%を得て当選したと発表した。現職フォール大統領の得票率は43.5%だった。

 現職の敗北は1976年の独立後初めて。2016年に大統領に就任したフォール氏は敗北を受け入れており、平和的に政権移行が進む見通し。

 セーシェルは観光が主要産業。新型コロナウイルスの流行で経済が打撃を受け、ラムカラワン氏は最低賃金の引き上げを公約に掲げて支持を広げた。(共同)

2488チバQ:2020/10/26(月) 18:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/61ca44315e48b5e00cb8ee01e262830ddb855acd
日本、韓国候補支持せず WTO事務局長選、対日批判影響か
10/26(月) 10:54配信
21



 世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選挙に関し、日本政府はナイジェリアのオコンジョイウェアラ氏を支持する方針を固めた。

 対抗馬で韓国の兪明希氏が、同国政府の通商交渉本部長として半導体をめぐる争いで対日批判を繰り返してきたことを踏まえた判断とみられる。日本政府関係者が26日、明らかにした。

 オコンジョイウェアラ氏はナイジェリアの財務相などを歴任し、世界銀行の専務理事も務めた。「兪氏より格上」(日本政府関係者)とされるが、中国の大規模な経済支援を受けるナイジェリア出身のため、中国の意向に影響を受ける可能性も指摘されている。

 加藤勝信官房長官は26日の記者会見で、事務局長選への対応について「外交上の理由から明らかにしない」として明言を避けた。ただ、WTOトップに求められる資質に関しては「主要国間の利害を調整する能力、多角的貿易体制の維持・強化に積極的に貢献する能力」を挙げた。

2489名無しさん:2020/10/26(月) 21:32:36
https://news.goo.ne.jp/article/dot/world/dot-2020102300008.html
「冷や飯」危惧しハラハラ WTO事務局長選で日本政府の「読み違い」
2020/10/26 08:00AERA dot.

「冷や飯」危惧しハラハラ WTO事務局長選で日本政府の「読み違い」

世界貿易機関(WTO)のアゼベド事務局長(当時、左)の表敬訪問を受け、握手を交わす安倍晋三首相(当時)/2018年11月8日、首相官邸 (c)朝日新聞社

(AERA dot.)

 次期WTO事務局長に韓国候補が就く可能性がある。韓国と係争問題を抱える日本はナイジェリアの候補を推すが、選挙の裏で何が起きているのか。AERA 2020年10月26日号では、事務局長選挙の裏側に迫った。



*  *  *
 計8人が立候補した世界貿易機関(WTO)の次期事務局長(任期4年)選挙は、ナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相と、韓国の兪明希(ユミョンヒ)産業通商資源省通商交渉本部長の2人に絞られた。11月初めまでに勝敗が決する見通しだが、行方をハラハラして見守っているのが日本政府だ。外務省が首相官邸などに「ナイジェリア候補の勝利間違いなし」と大見えを切っていたからだ。どうしてこんな展開になったのか。

■戦術で失敗した日本

 日本政府の戦略は「anything but Korea」だった。この戦略は無理もない。韓国は日本による輸出管理措置を不満としてWTOに提訴。韓国による日本の水産物の輸入禁止措置を巡っても争った。日本政府に言わせれば、兪氏を支持する合理性が全くなかった。韓国は事前に、兪氏が事務局長になっても、輸出管理措置については公正に扱うという条件で、日本の支持を求めたが、「信じられるわけがない」(政府関係者)として、断った経緯がある。

 ただ、日本は戦術で幾つか失敗した。まず、対抗馬としてアフリカからの候補者に目をつけ、最終的にオコンジョイウェアラ氏を推すことを決めた。日本と利害関係が衝突しないことや同氏が外相や世界銀行のナンバー2を務めたことがあるなど、政治・国際経験が豊かだったからだ。

 だが、国際社会はアフリカ勢に冷たかった。欧米社会を中心に「G20でもない国の出身者が、国際的な通商問題をさばけるのか」という声が出て、票がなかなか伸びていかない。

 他の候補も様々な問題を抱え、選挙戦を優位に戦えなかった。英国の候補者は、ブレグジット(BREXIT)がたたり、欧州連合(EU)諸国がそっぽを向いた。メキシコは、8月に辞任したアゼベド前事務局長がブラジル出身で地域性がかぶり、第1ラウンドで早々に撤退した。

 そんななか、最終ラウンドに進出する2人のなかに滑り込んだのが兪氏だった。国際社会での地位向上にこだわるお国柄もあり、韓国政府が全面的にバックアップ。康京和(カンギョンファ)外相はもちろん、文在寅(ムンジェイン)大統領もドイツやロシアの首脳と電話会談を行い、兪氏を売り込んだ。猛烈な選挙戦が功を奏し、EU諸国は同氏支持を固めたという。

 そして、日本を不安に陥れているのが米国の動向だ。米国はWTOに不満を抱いているが、原因は中国との貿易摩擦にある。このため、米国の事務局長選での基本戦略は「anything but China」となっている。最終ラウンドに進出した2人のうち、中国の影響力がより少ない候補者を選ぶとみられている。現在まで、日本政府が収集した情報によれば、米国は兪氏を選ぶ可能性が高いという。

 日本からみれば、韓国は中国に配慮しているという印象が強いが、韓国は米国の同盟国でもある。アフリカ諸国よりは中国の影響力は及んでいないという判断なのだろう。

■敗者を待つ厳しい未来

 国際社会でも、敗者には厳しい未来が待っている。日本は選挙戦で、韓国の候補者について聞かれても肯定的な反応を示さず、すでに「日本の韓国嫌い」は公知の事実になっている。オコンジョイウェアラ氏が勝利すれば、やれやれだが、負ければWTOで今後4年間、ポスト配分などで冷や飯を食わされるのは間違いない。

 そして、何よりまずかったのが日本外務省の読みの甘さだ。外務省は選挙戦の候補者8人が出そろった時点で、「ナイジェリア候補が勝つのは120%間違いない」と、首相官邸や自民党に報告していた。結果的にオコンジョイウェアラ氏が勝利した場合でも、読みの甘さを指摘されても仕方がない。

 外務省は2014年にも、国際司法裁判所での調査捕鯨を巡る訴訟で敗訴した際、事前に「勝訴間違いなし」と報告していて官邸から大目玉を食らったことがある。そんな事態の再現にならないことを願うばかりだ。(朝日新聞編集委員・牧野愛博)

※AERA 2020年10月26日号

2490チバQ:2020/10/27(火) 10:50:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/c6ea55cf53220f4e3762f130d8cdcd1c20b20efc
日本・EUはナイジェリア候補支持の方針、米は韓国候補か…WTO事務局長選
10/27(火) 9:49配信
28



 【ロンドン=池田晋一】欧州連合(EU)は26日、空席となっている世界貿易機関(WTO)事務局長の選挙を巡り、ナイジェリア出身のンゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相を支持する方針を固めた。EU高官が明らかにした。

 選挙では、オコンジョイウェアラ氏と韓国の兪明希(ユミョンヒ)通商交渉本部長の2人が最終選考に残っている。EU高官は、「(オコンジョイウェアラ氏への支持は)EUとアフリカの相互信頼関係の表れだ」と述べた。

 輸出管理強化を巡って韓国と対立する日本も、オコンジョイウェアラ氏を支持する方針だ。一方、米ブルームバーグ通信によると、米国は兪氏を推すとみられている。

 事務局長の選出には加盟国間の合意が必要で、WTOは11月上旬までに決めるとしている。

2491チバQ:2020/10/27(火) 14:54:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/149d6de4cdb41b2c6b4c00308c7ac82fa15a3822
悪名高い「罪人の流刑地」、観光地として再生 コスタリカ
10/27(火) 12:04配信
1




コスタリカのサンルーカス島にある刑務所跡(2020年9月27日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】罪人の流刑地として暗い歴史を持つコスタリカのサンルーカス(San Lucas)島が、観光客のパラダイスに生まれ変わった。

【写真】刑務所の内部や洗濯場など17枚

「監獄島」として有名な米アルカトラズ(Alcatraz)島のコスタリカ版といった太平洋側のニコヤ湾(Gulf of Nicoya)に位置するこの島には、1873年から1991年まで、拷問や非人道的な刑務所として知られていたコスタリカ史上最も悪名高い刑務所があった。

 しかし、1995年に建築上の価値が認められ、2001年には野生生物保護区に指定された。複数の政府機関が240万ドル(約2億5300万円)ほどをかけて、ウオーキング用の小道を整備し、インフラを修復。放置されていた500ヘクタールのこの島は8月から、ハイキング、手つかずのビーチ、さまざまな野生動物との遭遇が楽しめる風光明媚(めいび)な観光地として再生された。

 刑務所としてのサンルーカス島の歴史は、トマス・グアルディア(Tomas Guardia)大統領率いる軍事政権が、「好ましくない」とみなした政治家を送り込む拘置所として始まった。その後、国内の最も凶悪な犯罪者が収容される、厳重に警備された刑務所となった。

 囚人の一人だった小説家のホセ・レオン・サンチェス(Jose Leon Sanchez)氏は、この刑務所に10年以上にわたって収容され、後にその体験を1963年の小説「Island of Lonely Men(仮訳:孤独な男の島)」に記している。小説では、虐待、飢え、囚人間の性的虐待などが描かれており、1974年にはメキシコで映画化された。

 刑務所は円形の中庭にぐるりと七つの凶悪犯罪者用房が配置され、中央には柵に囲まれた穴がある。穴は脱獄を試みた囚人を罰として入れるためのもので、サンチェス氏によると、この穴で1日過ごすよりも死んだ方がましだと囚人らは話していたという。

 壁には、刑務所の歴史の一部が刻んである。囚人たちの描き込みがある。

 新型コロナウイルスの感染予防対策として島の見学は週末のみ、各40人までの3グループ限定で、海岸には立ち入ることはできない。【翻訳編集】 AFPBB News

2492チバQ:2020/10/29(木) 15:17:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/32e753f8f40cf62935f7a07d70f805c369890817
WTOトップ、初の女性が有力 米国は反対、アフリカ系
10/29(木) 15:00配信
 世界貿易機関(WTO)の選挙事務局は28日、次期トップの事務局長にナイジェリアのヌゴジ・オコンジョイウェアラ元財務相(66)を推薦する方針を発表した。就任すれば、女性もアフリカ出身者も初めて。ただ、この人選には28日の非公式会合で、米国が反対を表明。11月上旬をめざす正式な選出は遅れる可能性がある。
 事務局長選には8人が立候補した。最後は韓国の兪明希(ユミョンヒ)・通商交渉本部長と競った。164の加盟国・地域による意見集約の結果、オコンジョイウェアラ氏の支持が上回ったという。

 この結果を踏まえて、選挙事務局は、正式な選出の場である一般理事会にオコンジョイウェアラ氏を推薦する。11月9日に開く予定という。ただ、一般理事会での選出は、全会一致が原則だ。米国が反対し続ければ選出は遅れる。

 米通商代表部(USTR)は28日、「韓国の兪氏を支持する」との声明を発表した。通商政策に通じた兪氏を高く評価する一方、オコンジョイウェアラ氏に反対する理由は明示しなかった。ナイジェリアが中国から多額の支援を受けていることが背景にあるとの見方が出ている。
朝日新聞社

2493チバQ:2020/10/30(金) 11:37:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/1186ae6c16bd08434745049c61bf34238cc48364
ニュージーランド、安楽死容認 国民投票で賛成65%
10/30(金) 10:41配信
3



 【シドニー時事】今月17日のニュージーランド(NZ)総選挙に合わせて、安楽死容認の賛否を問うた国民投票の開票結果が30日公表され、賛成が65.2%と半数を超えた。

 来年11月6日に新法が施行され、余命半年以内と診断され回復が見込めない患者に「死ぬ権利」が認められることになった。

 反対は33.8%だった。同じく賛否が問われた嗜好(しこう)用大麻の合法化は反対多数で否決された。

 安楽死はベルギーやオランダなどの国、米国やオーストラリアの一部州で容認されている。成立済みの実施法によると、NZでは18歳以上の国民と永住者が対象。緩和できない耐え難い苦痛がある場合などに、投薬による死の選択を認める。2人の医師から承認を得る必要があるなど厳しい基準を設けた。

2494チバQ:2020/11/02(月) 16:56:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/98702b95c0d37ded92678286fcca9fe601a6066d
NZ外相に先住民マフタ氏 アーダーン首相が2期目布陣
11/2(月) 14:13配信
0




ニュージーランドのアーダーン首相(右)と、外相に起用された先住民マオリ出身のマフタ氏=2月28日、シドニー(AFP時事)
 【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は2日、先月の総選挙で与党労働党が勝利したのを受けて発足する2期目の内閣の閣僚名簿を発表し、外相に先住民マオリ出身のマフタ・マオリ開発相を起用した。

 地元メディアによると、新内閣は6日に発足する。

 労働党は総選挙で120議席中64議席を獲得し、過半数の議席を制した。アーダーン氏は新型コロナウイルスの対応と景気回復を当面の課題に掲げ、「次の3年間はニュージーランドにとって非常に挑戦的だ」と強調した。

 女性として同国で初めて外相に就くマフタ氏はあごの部分にマオリ伝統のタトゥー(入れ墨)を入れている。主要閣僚ではロバートソン財務相が副首相を兼務し、国防相にはヘナレ青少年相が横滑りする。また、緑の党との閣外協力は継続される。

2495チバQ:2020/11/03(火) 11:00:47
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3313394.html
コートジボワール大統領選、3選禁止めぐり野党がボイコット 緊張高まる
2020/11/02 20:22AFPBB News

コートジボワール大統領選、3選禁止めぐり野党がボイコット 緊張高まる

コートジボワールの最大都市アビジャンで、大統領選の投票日に抗議デモを行う野党支持者を催涙ガスで解散させる機動隊(2020年10月31日撮影)。(c)Issouf SANOGO / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】西アフリカのコートジボワールで週末に行われた大統領選挙は、現職のアラサン・ワタラ大統領の出馬を憲法が定めた3選禁止に違反していると批判する野党が投票をボイコットし、一部で衝突が起きて死者が出るなど緊張が高まっている。野党側は、ワタラ氏の任期は切れたと主張し、国民への権力移譲を要求。これに対し与党側は「国家を不安定化させる試み」だと野党指導者らに警告した。

 選挙管理委員会が発表した選挙の中間結果では、野党のボイコットを受け、ワタラ氏が大きくリードしている。

 コートジボワールの憲法は大統領の3選を禁止しており、ワタラ氏は当初、2期満了に伴って後進に道を譲ると述べていた。だが、後継者に指名したアマドゥ・ゴン・クリバリ首相(当時)が今年7月に急死。ワタラ氏は8月、2016年の憲法改正により自身の任期はリセットされたと主張して、立候補を表明した。

 野党側はこの主張を「選挙を通じたクーデターだ」と非難し、怒りをあらわにしている。

 国内では投票日を前に、選挙絡みの衝突で少なくとも30人が死亡した。同国では2010年の大統領選後、当時政権の座にあったローラン・バグボ前大統領がワタラ氏に対する敗北を認めず、翌年まで続いた暴動で3000人が死亡しており、野党の抗議を受け、同様の事態が再び起きることへの懸念が広がっている。

 野党の大統領候補パスカル・アフィ・ヌゲッサン元首相は1日、前日の投票日をもってワタラ氏の任期は満了したと記者団に語り、野党各党の総意として「権力移譲の開始」をワタラ政権に要求。国民に立ち上がるよう呼び掛けた。

 これに対し、与党連合RHDPのアダマ・ビクトゴ政治顧問は、記者会見で「RHDPは不安定化を狙うあらゆる試みについて、アフィ・ヌゲッサン氏らに警告する」と述べた。

 治安情報筋と医療関係者によると、投票日の10月31日には中部ティエビスーやウメ、テイリ村などで、選挙をめぐるデモが異なる政党を支持する民族間の衝突に発展し、少なくとも5人が死亡した。ティエビスー市長は与党所属だが、市長室によれば市内では銃や刃物により27人が負傷した。 【翻訳編集】AFPBB News

2496チバQ:2020/11/03(火) 11:03:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/4900be5ecd31332ca77c1eba1757f69a4810de95
野党候補を逮捕 大統領選結果に抗議 タンザニア
11/3(火) 6:39配信

2
この記事についてツイート
この記事についてシェア
時事通信
 【ダルエスサラームAFP時事】タンザニア警察は2日、大統領選(10月28日投票)の結果に抗議していた野党候補のリス元議員(52)を逮捕した。

 ダルエスサラーム警察長官は「禁止された抗議集会に絡む逮捕だ」と述べた。

 大統領選は、現職のマグフリ大統領圧勝と発表されたが、野党は反発。選挙のやり直しを求め2日に集会を開く予定だった。他の野党幹部も2日、次々連行された。

2497チバQ:2020/11/04(水) 16:08:00
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020110300191&g=int
野党候補を逮捕 大統領選結果に抗議―タンザニア
2020年11月03日06時37分

タンザニア大統領選の野党候補リス元議員=9月9日、ダルエスサラーム(AFP時事)

 【ダルエスサラームAFP時事】タンザニア警察は2日、大統領選(10月28日投票)の結果に抗議していた野党候補のリス元議員(52)を逮捕した。ダルエスサラーム警察長官は「禁止された抗議集会に絡む逮捕だ」と述べた。

 大統領選は、現職のマグフリ大統領圧勝と発表されたが、野党は反発。選挙のやり直しを求め2日に集会を開く予定だった。他の野党幹部も2日、次々連行された。

2498チバQ:2020/11/06(金) 15:00:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/97626b0f754959a009a88e6a5bc72302deb8ba26
エチオピア軍が北部州政府と「戦争突入」 ノーベル平和賞の首相が命令
11/6(金) 13:20配信
4




エチオピアの国営テレビで、連邦政府軍にティグレ州政府与党への反撃を命じたと発表するアビー・アハメド首相。エチオピア国営放送局の動画より(2020年11月4日取得)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】エチオピアの連邦政府軍は5日、北部ティグレ(Tigray)州政府与党と「戦争」に突入したと発表した。戦闘は2日目に入り、報道によると州境に部隊が集結している。両勢力は互いを激しく非難しており、アフリカ第2の人口規模を誇る国で内戦が起きる恐れが高まっている。

【写真】ノーベル平和賞のメダルと賞状を手にするエチオピアのアビー首相

 これに先立ち、昨年ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したアビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相は4日、ティグレ州の与党「ティグレ人民解放戦線(TPLF)」が同州の連邦政府軍拠点を「攻撃」したとして、軍に反撃を命じていた。

 陸軍のベルハヌ・ジュラ(Berhanu Jula)副参謀総長は首都アディスアベバで会見し、「わが国は予想しなかった戦争に突入した。この戦争は恥ずべきものであり、無分別だ」「戦闘が国の中央に拡大しないよう尽力している。ティグレ州だけで終わらせる」と述べた。

 TPLF側は軍拠点への攻撃などしていないと主張し、ティグレ州への軍派遣を正当化するためアビー首相がでっち上げた疑惑だと非難している。

 アビー氏は2018年、反政府運動の盛り上がりに後押しされて首相に就任した。それまで約30年間にわたりエチオピア政界を支配してきたTPLFは、アビー政権下でティグリの指導者らが不当な汚職捜査の標的にされ、政治の中枢から排除され、さまざまな国内問題の責任を押し付けられたと主張し、連邦政府と対立していた。

 アディスアベバの外交筋は、両勢力に犠牲者が出ているとみているが、当局から発表はない。ティグリ州ではインターネットや電話回線が2日にわたって遮断されており、犠牲者数の確認は困難な状況だ。

 エチオピア議会は5日、アビー政権が前日宣言したティグリ州における半年間の非常事態を満場一致で承認した。エチオピア憲法では、連邦政府は非常事態宣言下で「国家の平和と主権を守るために必要なあらゆる権限」を保持し、「政治的権利と民主主義的権利」を部分的に停止できると定めている。【翻訳編集】 AFPBB News

2499チバQ:2020/11/07(土) 03:51:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/b4e325b8b76c0bad66b1d035765e5a52734459b5
パラオ大統領選は決着 親台湾路線継続か
11/6(金) 19:45配信

4
この記事についてツイート
この記事についてシェア
産経新聞
 【台北=矢板明夫】太平洋の島嶼(とうしょ)国パラオで3日に行われた大統領選で、現地メディアは6日、実業家のウィップス元上院議員がオイロー副大統領に勝利したと報じた。親台湾政策が継続されるとみられる。来年1月に就任する。

 4日に発表された暫定結果では、ウィップス氏が4640票を獲得したのに対し、オイロー氏は3438票だった。不在者投票分の集計のため米大統領選と同様、結果発表が遅れていたが、パラオではオイロー氏が敗北を認めたという。

 中国と外交関係を持たないパラオは台湾の友好国で、レメンゲサウ大統領は今年9月の国連総会で台湾を応援する演説を行い、台湾メディアに大きく取り上げられた。ウィップス氏は選挙戦で、レメンゲサウ氏の外交政策を継承し台湾との関係を重視することを訴えたが、オイロー氏は「パラオに敵はいない」として中国との交流も推進することを主張していた。

 推定人口約1万8千人のパラオは、世界で数少ない新型コロナウイルスの国内感染者ゼロを維持している国だ。外国人の入国を厳しく制限するなどの防疫対策が奏功した形だが、経済の主要な柱である観光産業は大きな打撃を受けている。

 パラオは第一次大戦後、日本の委任統治領となった時期もあり、日系住民の政治に対する影響力が大きいとされる。三重県出身の父とパラオ人の母を持つ日系2世、クニオ・ナカムラ氏は1993年から2001年まで大統領を務めた。

2500チバQ:2020/11/09(月) 18:55:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/b3517f22d7620114bd348afc1bd8e39932183005
内戦懸念のエチオピア、首相が陸軍トップを更迭 戦闘で兵士約100人負傷
11/9(月) 17:59配信
0




エチオピア・アムハラ州の町で、武器を持つ地元部族の戦闘員(2020年11月7日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】エチオピア連邦政府軍と北部ティグレ(Tigray)州政府与党の勢力との軍事衝突が5日目を迎える中、アビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相は8日、陸軍トップのアデム・モハメド(Adem Mohammed)参謀長を更迭した。理由は明らかにしていない。政府軍に100人近い負傷者が出ているとの情報があり、戦闘は激化しているもようだ。

【写真】ノーベル賞の首相へのデモが民族対立に、エチオピアで67人死亡

 陸軍参謀長の後任にはベルハヌ・ジュラ(Berhanu Jula)副参謀総長が任命された。アビー首相はまた、外相と連邦警察長官も更迭し、ティグレ州の南に隣接するアムハラ(Amhara)州の州大統領を情報庁長官に任命した。

 アムハラ州北部の道路沿いでは、負傷した兵士を病院へ搬送する救急車が忙しく行き来している。現地の医療関係者は、銃撃で負傷した兵士約100人が病院で治療を受けたとAFPに語った。

 昨年ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したアビー首相は、軍事行動に出たのはティグレ州の与党「ティグレ人民解放戦線(TPLF)」が国家の不安定化を狙っているからだと述べ、国際社会に理解を求めた。

 アビー氏は、自身が推進する民主主義体制への移行プロセスを「頓挫(とんざ)させるための暴力的な違法行為に進んで関与するあらゆる勢力」に対し、TPLFが「資金を提供し、戦闘員を訓練し、武装を支援していた」と主張した。

 一方、ティグレ州のデブレチオン・ゲブレミカエル(Debretsion Gebremichael)州大統領はテレビ演説で、アフリカ連合(AU)に「エチオピアが内戦に陥らないよう役割を果たす」ことを求めた。

 北部での戦闘をめぐっては、アビー氏と政府軍幹部らが政府軍の優勢を主張している一方、ティグレ州政府は「戦闘機」を撃墜したと発表した。だが、ティグレ州ではインターネットや電話の回線が遮断されているため、いずれも裏付けは取れていない。

 TPLFは、2018年にアビー氏が首相に就任するまで約30年間にわたりエチオピアの主流派だった。だが、アビー政権下ではティグレ人の指導者らが不当な汚職捜査の標的にされ、政治の中枢から排除され、さまざまな国内問題の責任を押し付けられているとして不満を募らせてきた。両者の対立は9月、アビー首相が新型コロナウイルス流行を理由に総選挙を延期したことにティグレ州政府が反発し、独自の選挙を実施したことでいっそう悪化した。

 国連(UN)は7日、両勢力にティグレ州への人道支援受け入れを要請。同州には難民10万人近くとエチオピアの国内避難民10万人が暮らし、食料支援に頼って生活している人が約60万人に及ぶと指摘し、中でもティグレ州の境界付近では約900万人が「今回の武力衝突で高い危険にさらされている」と警告した。【翻訳編集】 AFPBB News

2501チバQ:2020/11/10(火) 10:21:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a46a76bc07cb747e8c73885f1ad19b0f7fdfc89
中南米の反米左派政権は期待感表明 沈黙するブラジル、メキシコ 米大統領選
11/10(火) 7:11配信
【サンパウロ時事】トランプ政権による圧力強化に苦しんでいた中南米の反米左派政権からは、米国との関係改善に期待する声が相次いだ。

 
 60年にわたり経済制裁下にあるキューバのディアスカネル大統領は8日、「米国民は新たな方向を選んだと考えている。われわれは互いの違いを理解した上で、建設的な2国間関係ができる可能性を信じている」と強調。民主党のオバマ前政権下での歴史的な「雪解け」再来への希望を表明した。

 トランプ氏が露骨に追放をもくろんでいたベネズエラのマドゥロ大統領は7日、「バイデン氏とハリス氏の勝利を祝福する。ベネズエラは常に対話をする用意がある」と発信。アルゼンチンの中道左派のフェルナンデス大統領も「米国民を祝福する。記録的な投票率は、国民の意思を明白に示している」と応じた。

 メキシコの左派ロペスオブラドール大統領は7日の記者会見で、「(選挙に関する)訴訟問題が片付くまで、どちらかの候補を祝福することはできない」と述べた。不用意な発言で生じる摩擦を避けたとみられる。

 一方、トランプ氏の盟友を自任し、「反バイデン」を明確にしていたブラジルの右派ボルソナロ大統領は当確報道後は沈黙。自身の威信を傷つけず、いかにバイデン氏に「くら替え」するかタイミングを探っている可能性がある。

2502チバQ:2020/11/10(火) 11:47:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/610348dda0c87fd8cd0023e82d0dbd997d9ba301
リビア内戦、対立東西勢力が協議 早期の選挙実施を模索
11/10(火) 10:24配信
0



 【カイロ共同】リビア内戦で対立する西部のシラージュ暫定政権と、東部の代表議会などによる和平協議が9日、隣国チュニジアの首都チュニス郊外で始まった。1週間程度の日程で、早期の選挙実施に向けた合意ができるかどうかが焦点。

 協議は国連が主導し、70人以上が出席。だが、暫定政権側の出席者によると、代表議会と共闘する有力軍事組織「リビア国民軍(LNA)」の関係者は参加していない。暫定政権とLNAは10月に停戦合意したが、停戦はこれまでも破られており、和平の先行きは不透明な状態が続いている。

 チュニジアのサイード大統領は「この機会を逃してはならない」と強調した。

2503チバQ:2020/11/10(火) 14:09:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/97d88bb9104b592bef63f966bec91632936d8b99
ペルー国会、汚職疑惑の大統領を罷免 反対の市民は集会
11/10(火) 12:25配信




罷免されたペルーのビスカラ大統領=ロイター
 南米ペルーの国会(一院制)は9日、ビスカラ大統領の罷免(ひめん)について採決し、賛成多数で可決した。ビスカラ氏が県知事時代に公共工事で便宜を図る見返りに建設業者から現金230万ソル(約6700万円)を受け取ったとする収賄疑惑があり、審議していた。

 10日にも国会議長が暫定大統領に就任する予定。現地報道によると、リマ市内では罷免に反対する市民が集まっている模様だ。

 この日、ビスカラ大統領は国会で「私は賄賂を受け取っていない」と述べ、自身の疑惑を否定した。だがその後の採決では、定数130のうち105票が罷免に賛成し、成立に必要な87票を大きく上回った。罷免の理由は「道義的能力の欠如」だった。

 採決後の9日夜、大統領官邸で演説したビスカラ大統領は「(罷免の)決定は歴史とペルーの人々が正当か判断するだろう。私は頭を垂れずにここを出て、潔白を証明するため調べを受ける。国会で何が起きたのかは、すぐ明らかにされるだろう」と述べた。

 前政権で副大統領だったビスカラ氏は18年3月、クチンスキー前大統領が汚職疑惑で辞職し、大統領に昇格した。このため副大統領がおらず、国会議長が暫定大統領となる。任期は21年7月までで、大統領選は21年に予定されている。
朝日新聞社

2504チバQ:2020/11/10(火) 19:03:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/c42991ac70dbad1b1d147ecfb69dbe1579e8276f
ペルーでまた大統領失脚 ビスカラ氏、汚職疑惑で罷免
11/10(火) 14:34配信
【サンパウロ時事】南米ペルーで9日、汚職の疑いをかけられたビスカラ大統領が、憲法で規定する「恒久的な倫理的不能」に当たり職務続行が不可能として国会で罷免された。

 ビスカラ氏はクチンスキ前大統領が汚職をめぐり罷免寸前に辞職したの受け、2018年3月に副大統領から昇格しており、国家元首が2代続けて汚職疑惑で失脚することとなった。

 ビスカラ氏は南部モケグア州の知事だった14年ごろ、公共工事受注の見返りに業者から賄賂を受け取った疑いを持たれている。本人は「断固として告発内容を否定する」と嫌疑を否定。罷免を受けて怒りをあらわにしたものの、受け入れる意向を明らかにした。ビスカラ氏は失職し、来年7月までの任期は国会議長が引き継ぐ。

 ペルー政界は汚職がはびこる中南米諸国の中でも突出しており、収賄の疑いでトレド、ガルシア、ウマラ、クチンスキの連続4代の大統領経験者が拘束されたり訴追されたりしている。追及を苦にしたガルシア氏は昨年4月、拳銃自殺した。野党でも、フジモリ元大統領の長女ケイコ氏が外国企業からの不正選挙資金疑惑で捜査対象となっている。

2505チバQ:2020/11/10(火) 20:51:30
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3315060.html
ペルー大統領、州知事時代の汚職疑惑で罷免
2020/11/10 19:08AFPBB News

ペルー大統領、州知事時代の汚職疑惑で罷免

ペルー議会で罷免が可決された後、演説するマルティン・ビスカラ大統領(2020年11月9日撮影)。(c)Luka GONZALES / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】南米ペルーの議会(一院制、定数130)は9日、マルティン・ビスカラ大統領の罷免を可決した。ビスカラ氏をめぐっては、モケグア州知事時代の2014年、不動産開発業者から約62万ドル(約6500万円)の賄賂を受け取ったとする疑惑が持ち上がり、審議されていた。

 審議は8時間近くにわたり、賛成105、反対19、棄権4で大統領の罷免が可決された。賛成票は罷免に必要とされた87票を大きく上回った。

 憲法の規定に従い、来年7月までの任期は、マヌエル・メリノ国会議長が引き継ぐ。メリノ氏は10日の臨時議会で宣誓し、大統領に就任する。次期大統領選は来年4月に実施される予定。

 ペルーでは前任者のペドロ・パブロ・クチンスキ氏も汚職疑惑が持ち上がり、2018年に罷免決議案が採決される前日に辞任を表明した。

 政治評論家のアウグスト・アルバレス・ロドリッチ氏はAFPに対し、「ペルーは制度的に脆弱(ぜいじゃく)さを増す。メリノ氏は新型コロナウイルス禍で総選挙に臨むというシナリオを課され、無力な大統領となるだろう」と述べた。

 2016年以来、3人目となる大統領の交替には、1821年にスペインから独立したペルーに特徴的な制度的脆弱性が表れている。

 ペルー憲法では、大統領が欠けた場合は副大統領が引き継ぐことになっているが、ビスカラ政権では1年前、別の政治危機で副大統領だったメルセデス・アラオスが辞任しているため、国会議長のメリノ氏が継承することになった。

 新型コロナウイルスの流行によって、ペルーは死者約3万5000人、感染者92万人と大きな打撃を受け、死亡率は世界でも上位となっている。新型コロナの一部影響による深刻な経済危機から脱しようとする中、国民から強い支持を得ていたビスカラ氏が弾劾によって退陣することとなった。 【翻訳編集】AFPBB News

2506チバQ:2020/11/11(水) 18:45:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/a64f1cbacc33ca7be8abfdb52c058f8bbfd55c74
「ホモの国」みたいな対応やめろ ブラジル大統領、コロナでまた問題発言
11/11(水) 14:17配信
70




ブラジルのジャイル・ボルソナロ大統領。首都ブラジリアで(2020年11月10日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領が10日、新型コロナウイルスに対し「ホモ(セクシャル)の国」のような対応をするなと発言し、批判を浴びている。

 ブラジルは、新型ウイルスによる死者が16万3000人と、米国に次いで世界で2番目に多い。だが、極右政治家のボルソナロ氏は一貫して新型ウイルスを軽視し、物議を醸す発言を繰り返している。

 10日に大統領府で行った演説は、観光業に関するものだった。だが、ボルソナロ氏はその中で、最近では誰もかれもが新型ウイルス流行の話をしているとし、「そんなのはもうやめなければならない」と述べた。

 さらに「亡くなった方については気の毒に思う。本当にそう思う。だが、われわれはみんないつか死ぬ。現実から逃げても仕方がない。ホモの国みたいなことはやめなければならない。(中略)顔を上げて闘わなければいけない。ホモみたいなのは大嫌いだ」と続けた。

 新型ウイルスを「ちょっとしたインフルエンザ」と呼んだり、一部の州の予防措置を「ヒステリー」と呼んで非難したり、新型ウイルスに関するボルソナロ氏の発言は、これまでにいくつも問題になっている。ブラジル人は下水を泳いでも「何にもかからない」ほど免疫システムが強いとも述べている。【翻訳編集】 AFPBB News

2507チバQ:2020/11/12(木) 16:36:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/491396e93f29239ff641039ea545400648d1de3d
中米ベリーズで総選挙 長期政権に審判
11/12(木) 14:19配信

 【サンパウロ時事】中米ベリーズで11日、解散に伴う総選挙(下院定数31)が実施された。

 12年半にわたる中道右派・統一民主党(UDP)政権の是非が問われた。大勢は12日午前(日本時間13日未明)には判明する見込み。

 ベリーズでは、2008年2月に就任したバロウ首相の下で主要産業の観光業が伸びたほか、就学率が上昇。選挙戦でUDPは実績を強調した。一方、中道左派の最大野党・人民統一党(PUP)は縁故主義のまん延を批判して政治刷新を訴えた。 

最終更新:11/12(木) 14:19
時事通信

2508チバQ:2020/11/13(金) 17:36:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f75b15b973260a18ed8851fc77d43b7d76628ae
ベリーズ、12年半ぶり政権交代 中道左派ブリセニョ氏が首相に
11/13(金) 14:22配信
4



 【サンパウロ時事】中米ベリーズで11日に実施された総選挙(下院定数31)で、中道左派の最大野党・人民統一党(PUP)が12年半ぶりに政権を奪還した。

 党首のジョン・ブリセニョ元副首相(60)が首相に就く。

2509チバQ:2020/11/16(月) 14:23:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/42fee45b715e4429ea866e5030ed8d82b0344111

エチオピア人約2.5万人、戦闘逃れスーダンに流入
11/16(月) 13:37配信【AFP=時事】エチオピア北部ティグレ(Tigray)州で発生した紛争を逃れるために、同国から約2万5000人がスーダンに流入していると国営スーダン通信(SUNA)が報じた。

 SUNAは「14日以降に(スーダンの)ガダーレフ(Gadaref)州とカッサラ(Kassala)州に到着したエチオピア人難民の数は2万4944人に達した」としている。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のスーダン代表補佐ヤン・ハンスマン(Jan Hansmann)氏によると、同局はスーダンにエチオピア人のための難民キャンプの設置を進めていると述べた。

 スーダン政府はすでに、ウム・ラクバ(Um Raquba)難民キャンプでエチオピア難民を受け入れると表明していた。同キャンプには、1980年代に飢饉(ききん)を逃れた多くのエチオピア人が身を寄せた。

 先週は、焼けつくような暑さの中2日かけて徒歩で移動し、疲弊してスーダンに入った難民たちの姿も見られた。その多くは裸足だった。故郷での激しい戦闘を逃れ、スクーターや自転車でスーダンにたどり着いた人たちや、有り合わせの材料で作った小舟で川を渡ってスーダンに入った人たちもいた。 【翻訳編集】 AFPBB News

2510チバQ:2020/11/16(月) 14:51:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/4793f7cae31e86a48c6335dc5038db350514dfbc
ペルー新大統領が辞任 就任から5日、デモ激化
11/16(月) 2:49配信
340




テレビ演説を行うペルーのマヌエル・メリノ大統領。ペルー大統領府提供(2020年11月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)南米ペルーのマヌエル・メリノ(Manuel Merino)大統領(59)は15日、辞任を発表した。メリノ氏は5日前に就任したばかり。同国では人気の高かったマルティン・ビスカラ(Martin Vizcarra)前大統領が罷免され、国会議長のメリノ氏が新大統領に就任したことに抗議するデモが続き、警察との衝突で死者が出る事態となっていた。

 国会はこの日開いた緊急議会で、メリノ氏に午後6時(日本時間16日午前8時)までの辞任を要求し、応じなければ非難決議を採決に付すと警告。この直後、メリノ氏はテレビ演説で辞任を表明した。国会は同日夜に招集する議会で、ここ1週間で3人目となる新大統領を任命する見通し。

 ペルーでは今月9日、ビスカラ前大統領が汚職疑惑を理由に罷免され、メリノ氏が大統領に就任。以来、メリノ氏に抗議する大規模なデモが連日続いていた。首都リマでは14日、平穏に行われていた大規模なデモ行進を、警察がペレット銃や催涙ガスを使い鎮圧。同国保健省によると、デモ参加者2人が死亡した。

 メリノ氏の辞任を受け、リマの街頭には歓喜の声があふれ、デモ隊がクラクションを鳴らしたり、鍋をたたいたりした。【翻訳編集】 AFPBB News

2511チバQ:2020/11/16(月) 14:54:00
https://news.yahoo.co.jp/articles/c90cf1d0b3d554d45f14e0fe8ca7f36ef8bd66fc

エチオピア州政府、隣国エリトリアを攻撃 紛争拡大の恐れ
11/15(日) 19:50配信
2




スーダン東部カッサラ州に避難したエチオピア・ティグレ州の人々(2020年11月14日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】エチオピア北部ティグレ(Tigray)州の州政府与党「ティグレ人民解放戦線(TPLF)」は15日、隣国エリトリアの首都アスマラの空港をロケット弾で攻撃したと明らかにした。エチオピアの紛争が「アフリカの角(Horn of Africa)」と呼ばれる地域の周辺国にも拡大する恐れが高まっている。

【写真】スーダンの難民キャンプで食料の配給を待つエチオピア・ティグレ州の人々

 外交筋は14日、複数のロケット弾がアスマラの空港近くに撃ち込まれたとAFPに語った。だが、ティグレ州やエリトリアでは通信が制限されており、こうした報告の検証が困難となっている。

 昨年ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したエチオピアのアビー・アハメド(Abiy Ahmed)首相は4日、ティグレ州での軍事作戦を命じ、TPLFとの長年の対立を一気にエスカレートさせた。

 TPLFを率いるデブレチオン・ゲブレミカエル(Debretsion Gebremichael)州大統領はAFPに対し、「エチオピア軍はアスマラの空港も使用している」と指摘し、空港が今回の攻撃の「合理的な標的」となった理由だと語った。

 TPLFはこれまで、アビー政権がエリトリアから軍事支援を受けていると非難してきた。だが、エチオピア政府はこれを否定している。

 エチオピアとエリトリアの両政府はこれまでのところ、攻撃に対する反応を示していない。

 国際人権団体のアムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)が「大虐殺」があったと報告するなど、紛争ではこれまでに数百人が死亡したと伝えられている。また戦闘や空爆から逃れるため、ティグレ州から数千人が隣国スーダンに避難している。【翻訳編集】 AFPBB News

2512チバQ:2020/11/17(火) 10:11:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b9c9443a7b8c4f0718436e01e4180317e034030
ペルー新大統領、就任から5日で辞任 反政府デモ激化、市民2人死亡で引責
11/16(月) 8:42配信
4




辞任を表明したペルーのメリノ大統領=AP
 南米ペルーで前大統領の罷免を受けて10日に就任したばかりのメリノ大統領が15日に辞任した。国民の人気が高かった前大統領の罷免に抗議し、メリノ氏退陣を求める反政府デモが激化していた。国会(1院制、定数130)は、メリノ氏に代わる新しい大統領を選出する予定だが、混乱が終息するかは見通せない。

 首都リマでは15日、市民数千人が行進し、鳴り物を鳴らしながら、メリノ氏の辞任を歓迎した。14日に起きたデモ隊と治安当局の衝突で、市民2人が死亡した責任を取る形で、メリノ政権の全閣僚も辞任を表明した。

 国会は9日、「南部モケグア州知事時代に公共工事受注業者から賄賂を受け取った」ことなどを理由に、ビスカラ前大統領の弾劾決議案を、国会で多数を占める野党の賛成多数で可決。ビスカラ氏は罷免され、国会議長だったメリノ氏が10日、大統領に就任した。しかし、実際は汚職対策を強化して、国民の人気が高かったビスカラ氏を支持し、罷免に抗議する市民のデモがその後、連日、続いていた。

 ロイター通信によると、国会議員の半数は資金洗浄(マネーロンダリング)や殺人の疑いなどで捜査を受けている。ビスカラ氏の罷免は、汚職対策を進めたことへの野党の意趣返しとの見方が出ていた。【サンパウロ山本太一】

2513チバQ:2020/11/18(水) 09:16:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/24070cbae34364d32e66da31ec900b2600d7e7da
エチオピア、北部の衝突激化 連邦政府と少数民族 隣国に拡大で仲介へ
11/18(水) 7:16配信
2




16日、スーダン東部ガダレフ州に避難したエチオピアの人々(AFP時事)
 【ロンドン時事】アフリカ北東部エチオピアで、連邦政府軍と北部ティグレ州を拠点とする少数民族ティグレの軍事組織との衝突が激化し、隣国エリトリアなど周辺国も巻き込む事態に発展している。

 「アフリカの角」と呼ばれる地域全体の不安定化につながると懸念が強まる中、アフリカや欧州各国は停戦に向け仲介に着手。だが、ノーベル平和賞受賞者のアビー首相率いるエチオピア政府は抵抗しており、先行きは不透明だ。

 衝突は今月4日、ティグレ州のティグレ人民解放戦線(TPLF)が政府軍の拠点を攻撃したとして、アビー首相が反撃を命じて始まった。政府軍は州内で空爆を実施するなど攻勢を強化。戦闘で市民を含む多数の死者が出ていると伝えられ、これまでに2万5000人以上がスーダンに避難した。エリトリアの首都アスマラにロケット弾が着弾するなど、紛争は周辺国にも飛び火している。

 報道によると、ケニアやジブチは双方に平和的解決を促すとともに、避難民支援のための「人道回廊」を設けるようエチオピア政府に要求。ナイジェリアのオバサンジョ元大統領が仲介に乗り出したほか、ノルウェー政府も特使派遣を検討中とされる。

 しかし、エチオピア側は「衝突は永遠に続くわけでなく、これは短期的な軍事作戦だ。時間が欲しい」(政府報道官)とし、戦闘を続ける構えだ。

 アビー首相は昨年、エリトリアとの国境紛争を終結に導いた功績を認められノーベル平和賞を受賞したが、さらなる流血の事態となれば受賞者としての評価に傷が付くのは避けられない。ノルウェー・ノーベル賞委員会の委員の一人はAFP通信に「(情勢を)深く懸念している。暴力拡大を止めるため全当事者が責任を分かち合うべきだ」とコメントした。

2514チバQ:2020/11/19(木) 20:06:55
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3316517.html
エチオピア難民2万5000人、受け入れに苦闘するスーダン
2020/11/19 15:33AFPBB News

エチオピア難民2万5000人、受け入れに苦闘するスーダン

スーダンの首都ハルツーム東部ガダーレフのウム・ラクバ難民キャンプに身を寄せたエチオピア人ら(2020年11月15日撮影)。(c)Ebrahim HAMID / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】灼熱の太陽で乾ききったスーダン東部の辺境の地。隣国エチオピア北部ティグレ州での激しい戦闘を逃れた2万5000人のために、難民キャンプの再建が進んでいる。

 エチオピアのアビー・アハメド首相は今月初旬、ティグレ州の与党「ティグレ人民解放戦線」が連邦政府軍の基地を攻撃したとして、軍に反撃を命じた。

 以降、エチオピア北部の同州一帯は、地上戦や空爆、ロケット弾攻撃、集中砲撃に見舞われ、紛争地と化している。疲労困憊し、恐怖におののきながらも脱出した人々は、焼け付くような暑さや飢えと闘っている。

 エチオピア難民の大量流入に直面した最貧国の一つ、スーダンは、国境から80キロに位置するウム・ラクバ難民キャンプを再開した。このキャンプは1983〜85年に100万人以上が犠牲となったエチオピア大飢饉(ききん)の際、多くの難民を受け入れた。

 だが、数年前に閉鎖されたキャンプに現在も残っている建物は、屋根が無くなった古い校舎と荒れ果てた元診療所の二つだけだ。必死でたどり着いたエチオピア難民らは簡易テントを張ったり、援助機関から支給されたシートの上に横たわったりしている。

 最寄りの村まで約10キロ。荒野の真ん中で孤立したキャンプで受けられる緊急援助は今のところ最小限で、スーダン難民委員会による支援の下、国連児童基金(ユニセフ)が飲料水を、世界食糧計画が糖みつとレンズ豆を配給し、赤新月社が野外診療所を運営している。

■今後も増える難民

 難民キャンプ所長のアブデル・バセット・アブデル・ガニ氏は今、最も緊急に必要としているのは仮設の住まいだとAFPに語った。「計画では3区画を建設し、各8000人を収容する。昔のキャンプの土地を使い、できれば隣接する土地にまで拡張する」

 ガニ氏は「自分がこのキャンプの設営に関わるのは2度目だ。1985年に初めてスーダン難民委員会に関わり、今また責任者として関わっている」「当時はエチオピアの飢餓難民を受け入れた。今は紛争から逃れてきた人々を受け入れている」と語った。

 1980年代初め、極度の干ばつに襲われたエチオピアは、メンギスツ・ハイレ・マリアム大統領が率いた強硬なマルクス主義政権と、メレス・ゼナウィが率いたティグレ人反政府組織による戦闘の中、飢饉に陥った。1991年にメレスはメンギスツ政権を打倒。2012年に死去するまで、ティグレ人による政治的支配の上に基盤の狭い不安定な政権を率いた。

 今回の連邦政府軍とティグレ州政府との戦闘によって、現時点でエチオピア難民2000人以上がスーダンのキャンプに収容されているが、スーダン政府と国連の難民機関は今後もその数が増えると予測している。

 国連は戦争犯罪に相当する可能性や、「民族や宗教に基づく民間人を標的にした攻撃」が行わていると警告しており、そうした事態を目撃した多くの人々が精神的ショックを受けているという。 【翻訳編集】AFPBB News

2515チバQ:2020/11/19(木) 20:07:44
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20201117k0000m030201000c.html
エチオピア紛争、民族対立で泥沼化 隣国エリトリア巻き込み難民2万5000人
2020/11/17 17:28毎日新聞

エチオピア紛争、民族対立で泥沼化 隣国エリトリア巻き込み難民2万5000人

エチオピア北部ティグレ州からスーダンに逃れてきた人々=2020年11月14日、AP

(毎日新聞)

 アフリカ東部エチオピアで、中央政府軍と北部ティグレ州政府を率いるティグレ人民解放戦線(TPLF)の武力衝突が激化の一途をたどっている。TPLFは、中央政府と隣国エリトリアが連携しているとして同国の首都アスマラを砲撃。こうした混乱の中、紛争を逃れてエチオピアから隣国スーダンに避難した難民は約2万5000人に上るとみられ、人道危機も深刻化している。

 ロイター通信によると、アスマラには14日夜、少なくとも3発のロケット弾が撃ち込まれ、このうち2発は空港に着弾した。ティグレ州幹部は攻撃したことを認め、エリトリアがエチオピア中央政府と協力し、軍隊や戦車をティグレに送り込んでいると主張。「エチオピア政府は、外国と一緒になって我々を攻撃している。裏切りだ」と訴えている。

 エリトリアは今回、公式には関与を否定している。ただエチオピアのアビー政権との関係は良好で、エチオピアがTPLFを南北から挟み撃ちにするためエリトリアに協力を求めたとの見方がある。国境線を巡る対立から両国は1998年に武力紛争に突入し、2000年の停戦まで推定10万人が死亡した。この和平合意を主導したとして、エチオピアのアビー首相は19年にノーベル平和賞を受賞した。

 ロイター通信は双方に数百人規模の死者が出ている可能性があると報じているが、現地では電話やインターネットが遮断されており、詳しい交戦の状況は明らかになっていない。エチオピア政府はティグレ州都のメケレなどを空爆し、「ティグレ州西部を解放した」と発表したほか、15日には同州南部の町アラマタでTPLFを破ったと明らかにした。

 ただ、ティグレ人で構成されるTPLFは91年に当時のメンギスツ政権を打倒する武装闘争をリードした中核部隊で、現在も最大25万人規模の兵力があるとされる。紛争の背景には、前政権まで政府の中枢を担ってきたティグレ人と、最大民族オロモ出身のアビー氏らが対立する構図がある。今後、民族を軸にした対立が深まれば、紛争が泥沼化する恐れもある。

 人道危機も懸念されている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ティグレ州から国境を越えてスーダン東部に避難する難民は2万5000人に達した模様だ。ロイター通信によると、避難してきた人々は「ティグレ人が殺されている」「銃を持った男たちが通りで人を虐殺した」「家からお金や牛、作物が盗まれ、服だけをもって逃げてきた」などと証言しているという。UNHCRは今後1年間で10万人が避難する可能性を指摘した。

 一方、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは12日、独自調査の結果として、州西部の町で数百人の民間人が刃物で虐殺されたと公表した。住民の証言などからTPLF側の犯行の可能性があるとの見方を示している。

 紛争の影響が周辺国まで広がる中、アフリカ連合(AU)などが仲介を模索しているが、エチオピアとTPLFは双方とも交渉のテーブルにつく意思は示していない。16日にはナイジェリアのオバサンジョ元大統領が仲介のためエチオピアに向かったが、交渉が進展するかは不透明だ。

 アビー首相は17日、TPLFに対して3日以内に降伏するように通告。従わない場合、さらに大規模な攻撃に踏み切る姿勢を示した。【ヨハネスブルク平野光芳】

2516チバQ:2020/11/20(金) 11:00:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/6ecd0042b09875f021a10752cd5866c1be8ea10e
ペルー大統領「1週間で3人目」混乱また混乱どうなる「民主制度」
11/20(金) 6:01配信
1




ペルー民主主義の危機
 ペルーのマルティン・ビスカラ大統領の罷免に端を発した政治混乱は、ペルーの民主制度に決定的な危機をもたらしたと言える。
「議会によるクーデター」
 11月9日、ペルー国会(1院制議会で議席数130)は、3分の2を超す賛成(105票、反対19票、棄権4票)を以て、汚職容疑でビスカラ大統領を罷免した。そして副大統領が不在のため、憲法の継承順位に従い、マヌエル・メリノ国会議長が翌日、大統領に昇格。来年7月までの政権残任期間を担うことになった。

 しかし、これで事態は収まらなかった。ビスカラ大統領の罷免とメリノ政権への移行が「合法性を欠く」もの、あるいは「議会によるクーデター」だという非難が起き、議会と新政権に対する大規模な抗議デモが連日、全国で繰り広げられたのだ。

 国際的にもペルーの民主政治の行方に懸念が高まる中、治安当局とデモ隊との衝突で、14日に学生2人が死亡、94人が負傷する事態に発展。新政権の閣僚や政府高官が雪崩を打つように辞任し、議会も支えきれず、メリノ大統領は15日、就任からわずか5日で辞任に至った。

 問題は後継の大統領であった。この混乱に際して国会議長団(議長及び副議長3名)も辞任したため、憲法上定められた承継者がいなくなってしまったのである。

 政治空白を埋めようと議会は新議長団の選出に取り掛かったが、ビスカラ大統領の罷免に賛成し、「ゴルピスタ(議会のクーデターを扇動した者の意)」と非難された105名が加わることは、街頭で抗議を続ける群衆や世論の動向が許さず、紛糾の末、罷免決議に党として反対した「紫の党(モラド党)」のフランシスコ・サガスティ議員会長を新議長とし、他党の反対した議員から成る議長団を選出。翌17日、サガスティ新議長が新大統領に就任した。

 ビスカラ大統領の罷免は、前任のペドロ・パブロ・クチンスキ政権の下で悪化した大統領と議会の対立の産物である。

 2018年3月、当時のクチンスキ大統領が首相時代の汚職疑惑で、議会から2回目の罷免圧力を受けて辞任。第1副大統領から昇格したのがビスカラ大統領だった。汚職撲滅の旗を掲げた彼は、世論の支持を背景に政治司法改革に挑んできたが、そこに新たに浮上した汚職疑惑と議会による罷免、そしてこの政治的大混乱である。

 2019年9月にビスカラ大統領が行った議会解散も、憲法上の解釈をめぐり議論を呼んだが、それにも増して、今回の大統領罷免の衝撃度は大きい。後継の大統領が5日後に辞任し、憲法上定められた承継者がいなくなり、一時的にも政治空白が生じたという、民主制度の決定的な危機を迎えたからだ。

捜査は任期終了後というコンセンサス
 ペルーでは、現在25年の刑に服しているアルベルト・フジモリ元大統領の後、アレハンドロ・トレド、アラン・ガルシア、オジャンタ・ウマラ、クチンスキと、歴代大統領がいずれもブラジルの大手建設会社が絡む汚職容疑で拘束中か起訴されている(ガルシア氏 は逮捕直前に自殺)。

 ビスカラ大統領は今回、南部モケグア州知事時代の公共事業(病院建設と灌漑事業)に絡む収賄容疑で罷免され、検察による出国禁止命令が出されたことで、汚職容疑のかかったペルー元首のリストに名を連ねた。

 とはいえビスカラ政権は、就任後から一貫して世論の高い支持に支えられてきた稀有な政権である。

2517チバQ:2020/11/20(金) 11:00:35
 迅速に新型コロナウイルス対応策を断行した4月の90%前後の支持率からは低下傾向にあったが、汚職疑惑が噴き出した10月の世論調査でも、Ipsos社が54%、研究機関のIEPが60%と、依然高い支持率を維持していた。

 汚職疑惑については徹底した捜査が行われるべきだとしても、コロナ禍の非常事である。人口比当たりの死者数が世界でトップクラスにあり(11月16日現在で3万5000人)、今年の経済成長率もマイナス13.9%(IMF)に及ぶ不況下である。その中で、来年4月の大統領・議会選に向けた選挙プロセスを乗り切るためにも、残り少ない来年7月までの任期を全うし、大統領退任後に捜査を行うのが制度上最善という世論あるいは良識あるコンセンサスがあったと言える。

 だが、罷免決議に反対票を投じた19人の内、党として一致して反対したのは中道改革派の「紫の党」(9名)だけだった。議会は世論の動向を読み誤ったと言わざるを得ない。
汚職疑惑は「道徳的無能さ」か
 今回の罷免は、憲法に照らしても、合法か否か議論を呼ぶところだ。

 現行憲法は第113条で、議会により「大統領の空位」(大統領の罷免)が決議される条件として、「大統領の死去」、「辞任」、「議会の許可のない出国」、「国家への背信や選挙妨害などでの弾劾」の他、「身体的な職務遂行能力の欠如」ないし「永続的な道徳的無能さ」が規定されている。

 今回はこの「道徳的無能さ」による「大統領空位」の宣言が議会によってなされたのだが、捜査が行われていたとはいえ、立件されていない容疑で元首を「道徳的無能さ」を理由に罷免することの是非が問われる。

 ビスカラ大統領は9月にも、文化省が絡む汚職疑惑への対応が「道徳的無能さ」に当たるとして罷免決議を出された。この時は反対多数で否決されたが、今回は資金を「渡した」とする証言や、業者との接触を示唆するビデオが提出され、あっさり可決された。

 ビスカラ大統領が、議会での票決に先立ち事実無根を訴えた際、

「(130名の)議員のうち68名が検察によって汚職容疑の捜査の対象となっている。自分が罷免されるなら、いずれの議員も辞めなくてはならないのではないか」

 と脅迫めいた挑発をしたことが、予想を超す罷免賛成票を生むことになったと考えられる。

 この空位宣言の憲法規定は、理由が曖昧さを含むだけに、議会による恣意的な解釈と乱用が懸念されてきたところであり、大統領が罷免され易いシステムに根本的課題があることは明らかだ。

 米州機構(OAS)は11日、事務総長名で今回の危機に「深い懸念」を表明し、罷免の合法性の判断を憲法裁判所に求めた。

 ビスカラ大統領側も9月の罷免決議の審議に当たり、「道徳的無能さ」を理由にすることの是非について判断を示すよう憲法裁判所に求めており、憲法裁判所は今回、その要請に基づいて公聴会を開催し、判断を下すとしている。「違憲」となれば、ビスカラ氏の復権も視野に入る可能性があるが、これまで乱発されてきた経緯があり、また政権交代のプロセスがここまで進んできたことを考えると、さすがに元に戻すことにはならないであろう。

フジモリ元大統領との違い
 現行憲法で「道徳的無能さ」を理由に大統領が罷免されたのは初めてではない。20年前のフジモリ元大統領がそうであった。

 内外の非難に抗い3期目樹立を強行突破したフジモリ元大統領は、腹心のブラディミロ・モンテシノス顧問による議員買収が発覚し、野党が多数派を占める議会で罷免されることが避けられないと見ると、2000年11月にブルネイで開催されたAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会議に出席した帰途、立ち寄った日本から議会にFAXで辞表を送りつけた。議会はこれを受理せず、逆に大統領を罷免することで対抗したのだ。

 そして暫定大統領にはバレンティン・パニアグア議長が昇格し、前政権の腐敗追及と翌年の総選挙の実施など、毀損された民主制度の正常化過程を担ったのである。

 今回のケースと類似しているが、権威主義化した体制の崩壊、再民主化という文脈において、罷免が幅広い支持を得た点で大きく異なる。今回は、国難という大局を無視した国会が政府の改革や政策を妨害し、党利党略から大統領を罷免したと世論が判断したことが大きい。

2518チバQ:2020/11/20(金) 11:02:04
 そもそも議会や政治家に対する支持は低く、先述した「Ipsos社」の10月の調べでは不支持率が60%に達していた。議員の中に汚職容疑で捜査が及んでいる議員が多いという背景もある。そのため民主主義に逆行するとして、昨年のチリなどで展開されたような、SNSを介した若者を中心とする大規模な抗議活動に発展したのである。
議会の意趣返し
 今回の罷免が「議会によるクーデター」とのそしりを免れないのは、ビスカラ大統領が世論の支持を背景に議会を強行解散したことに対する議会の意趣返しという面もあるからだ。

 汚職防止を使命に政権を発足させたビスカラ大統領は改革を主導したが、フジモリ派の支配する議会の抵抗に遭い、対立は深まった。不正な選挙資金を受理したとされる党首のケイコ・フジモリ氏を含め、汚職追及から身内を守ろうとする議会との対立は、2019年9月に立憲上の危機に発展した。

 汚職問題の渦中にある憲法裁判所の判事の任命を阻止すべく議会に内閣信任をもって訴えたが、議会は任命を強行し、同時に解散を恐れて内閣を信任した。というのも、憲法では、内閣が2回不信任を受けた場合に大統領が議会を解散できると定められているからだ。

 だがビスカラ大統領は、議会が判事の任命を強行するに当たってとった奇策を「事実上の内閣不信任」と解釈し、9月30日現行憲法下で初めて議会を解散した。

 議会は「道徳的無能さ」を理由に大統領を罷免することで対抗したが、80%に及ぶ世論の高い支持率の下、軍も大統領の判断を支持。翌1月には、憲法裁判所も議会による解散無効の訴えを退け、危機は収拾された。

 そして1月26日に行われた議会選挙の結果、抵抗勢力の最大政党フジモリ派が議席を大幅に減らした。

 大統領の目論見は奏功したように見えたが、世論の支持のみを頼りにして、新議会で独自の政党(与党)を立てなかったことは、明らかに大統領の戦術の誤りであった。9政党に分散した新議会に足場を持たないビスカラ政権は再び議会と対立を深めた。

2519チバQ:2020/11/20(金) 11:04:32
メリノ氏就任で懸念された三権分立の危機
 しかし、ビスカラ大統領を罷免した議会の議長が大統領に就くことで浮上した最大の問題は、行政府のチェックがなくなり、三権分立が機能しなくなる懸念が生まれたことであった。来年の総選挙に向けて、政府が議会と連動して個別の党派の利害を優先した政策を打ち出す恐れであった。

 新議会は、任期が旧議会の残任期間である2021年7月までと限られていたため、コロナ禍の国民生活への影響が大きくなる中で、選挙目当てのポピュリズム政策に走る傾向があった。積み立て型年金の受給者に中途での基金の引き出しを認めたばかりか、それを賦課方式の年金にまで拡大しようとする年金法の改正案が提出され、ビスカラ大統領が法律の公布を留保するなど抵抗していた。

 そして罷免決議の過程においては、新規の大学創設や評価に絡み、大学監督局の影響を弱めようとする勢力、あるいは警察署の武装襲撃で服役中のアンタウロ・ウマラ氏(ウマラ元大統領の実弟)に恩赦を与え、大統領候補に担ごうとする左派の動きもあった。

まさに罷免に向け、党派的な利害の連携が実現していたのだ。

 メリノ氏は、選挙を正常に行い、来年7月の政権移行まで政権を担うと宣言して批判をかわそうとしたが、コロナ対応を口実に選挙を延期するのではないかとの疑いも払拭されなかった。ガバナンス能力に大きな課題があるペルーの行政だが、罷免に伴い閣僚が辞任し、国難にあってすでに行政の空白が生まれていた。そして大規模な抗議デモを前にあえなく辞任し、混乱と人権侵害の責任を追及され、「戦犯」視されるに至ったのだ。
少数派の議長団が主導する議会
 最後に、新たに発足したサガスティ政権の課題について簡単に触れておきたい。

 筆者もよく存じているが、サガスティ新大統領は、世界銀行でも働いた経験のある国際派知識人で、ペルーの現実を踏まえ、社会経済開発や科学技術に深い見識を持つ。基本的にアカデミアの人物だが、フリオ・グスマン氏を党首とする紫の党の結党に参加し、来年の選挙での副大統領候補に名を連ねていた。

 この危機的な時局において、最大任務とされる総選挙の実施による政権移行に向けて政治的手腕が問われよう。政治の混乱を収束し、コロナへの対応と経済回復に向けた政府の再建が、待ったなしで求められる。保健相にはビスカラ政権でコロナ対応を担ったピラール・マセッチ氏が復帰した。先ずは政府に対する国民の信頼の回復が必要だ。

 反政府抗議デモで2名の犠牲者と多くの負傷者を出した人権侵害の追及など、前メリノ政権の責任問題もある。17日の大統領就任式には、犠牲者の家族を招き、冒頭で元首として謝罪を行うことで演説を始めた。

 大統領の罷免に賛成し、「議会のクーデター」を主導したと非難される大多数の議員との関係も問われる。憲法裁判所の判事の任命も控えており、罷免に反対した少数派の議長団が主導する議会で、三権分立を踏まえた正常な運営を機能させなくてはならない。

 そして、街頭に出て実力行使によって政治変化を実現できることを学んだ若者たちや世論とのコミュニケーションが重要である。

 ペルーは、来年2021年、共和国としての独立200周年を迎える。新政権は、その節目につながる重要な任務を担い発足した。
遅野井茂雄

2520名無しさん:2020/11/20(金) 11:52:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b4a34621eeb2480636f8f6365e152d779d71d15
アマゾン先住民族居留地、コロナ感染拡大「完全に制御不能」
11/20(金) 10:26配信

【AFP=時事】ブラジル・アマゾン(Amazon)の熱帯雨林で暮らす先住民族ヤノマミ(Yanomami)の居留地で、新型コロナウイルスの完全拡大が「完全に制御不能」となっており、感染者数は3か月で4倍近くに増加している。先住民の権利擁護団体が19日、報告書で明らかにした。

 20世紀半ばまで文明と隔絶した生活を送っていたヤノマミは、アマゾンの熱帯雨林で暮らす他のすべての先住民族と同じく、外界の病気にさらされたことがほとんどなく、1970年代には麻疹(はしか)やマラリアなどの流行で大きな被害を受けた。

 報告書によると、ヤノマミの居留地で確認された新型ウイルス感染者数は、8月に335人だったが、10月には1202人に急増した。死者は、感染が疑われる例を含め計23人に上る。一方、 ブラジル保健省は、ヤノマミ居留地の感染者を1050人、死者を9人と発表している。ヤノマミ居留地では、4月に最初の感染者と死者が確認された。

 先住民族の村でソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)は不可能なので、ヤノマミが先住民族イェクアナ(Ye'kuana)と共有し、約2万7000人が暮らす居留地では、人口の3分の1以上に当たる約1万人が新型ウイルスにさらされたという。報告書は、「状況は完全に制御不能だ」と述べている。

 先住民の権利擁護団体は、ヤノマミ居留地に新型ウイルスを持ち込んだのは違法採金業者だと主張。この問題に対処できていないとして、極右のジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領を非難している。【翻訳編集】 AFPBB News

2521チバQ:2020/11/20(金) 14:49:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/1b4a34621eeb2480636f8f6365e152d779d71d15
アマゾン先住民族居留地、コロナ感染拡大「完全に制御不能」

11/20(金) 10:26配信

【AFP=時事】ブラジル・アマゾン(Amazon)の熱帯雨林で暮らす先住民族ヤノマミ(Yanomami)の居留地で、新型コロナウイルスの感染拡大が「完全に制御不能」となっており、感染者数は3か月で4倍近くに増加している。先住民の権利擁護団体が19日、報告書で明らかにした。

 20世紀半ばまで文明と隔絶した生活を送っていたヤノマミは、アマゾンの熱帯雨林で暮らす他のすべての先住民族と同じく、外界の病気にさらされたことがほとんどなく、1970年代には麻疹(はしか)やマラリアなどの流行で大きな被害を受けた。

 報告書によると、ヤノマミの居留地で確認された新型ウイルス感染者数は、8月に335人だったが、10月には1202人に急増した。死者は、感染が疑われる例を含め計23人に上る。一方、ブラジル保健省は、ヤノマミ居留地の感染者を1050人、死者を9人と発表している。ヤノマミ居留地では、4月に最初の感染者と死者が確認された。

 先住民族の村でソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)は不可能なので、ヤノマミが先住民族イェクアナ(Ye'kuana)と共有し、約2万7000人が暮らす居留地では、人口の3分の1以上に当たる約1万人が新型ウイルスにさらされたという。報告書は、「状況は完全に制御不能だ」と述べている。

 先住民の権利擁護団体は、ヤノマミ居留地に新型ウイルスを持ち込んだのは違法採金業者だと主張。この問題に対処できていないとして、極右のジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領を非難している。【翻訳編集】 AFPBB News

2522チバQ:2020/11/24(火) 09:59:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/d7fae27baa2f6597f4ecb7efa925b09b4051c8bd
エチオピア首相、少数民族勢力に最後通告 72時間以内の降伏要求
11/23(月) 11:33配信

(CNN) エチオピア連邦政府軍と同国北部ティグレ州を支配する少数民族勢力、ティグレ人民解放戦線(TPLF)の戦闘が続くなか、政府軍を率いるアビー首相が22日、TPLFへの最後通告をツイートした。

アビー氏はツイッター上で、政府軍の作戦が「最終の第3段階に入っている」と述べ、TPLFに72時間以内の降伏を求めた。

スーダンとの国境地帯に位置するティグレ州での紛争は、同州がアビー氏の意向に反し、独自の選挙を強行したことをきっかけに激化。同氏は今月初め、空爆を含む軍事攻撃の開始を宣言した。

現地の状況に詳しい人道支援関係者がCNNに語ったところによると、州都メケレでは教会や大学周辺の地区なども繰り返し爆撃を受けている。国連によればこれまでに数百人が死亡し、少なくとも3万人がスーダンへ逃げ込んだ。

TPLFは政府軍が教会や民家を狙い、罪のない市民を殺害していると主張するが、政府側はこれを否定している。現地との通信が途絶えているため、CNNはどちらの言い分についても真偽を確認できていない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/52dbd7fd4e7ab8ed69a493febb414adaa1d35398
エチオピア首相、FBで降伏呼びかけ 北部の州都包囲へ
11/23(月) 9:35配信




スーダンのカッサラ州にある国境付近で22日、ボートで川を渡り避難する隣国エチオピアの人々=ロイター
 アフリカ東部エチオピアのアビー首相は22日、北部ティグレ州で軍事衝突している政党ティグレ人民解放戦線(TPLF)に対し、72時間以内に降伏するよう呼びかけた。ロイター通信によると、政府軍は州都メケレに迫っているとしており、近く戦車部隊で包囲する方針という。

 アビー首相は同日、フェイスブックとツイッターに相次いで声明文を投稿。TPLFを「テロリスト」「裏切り者」などと呼び、「彼らはメケレを人質に取り、多くの罪のない人々が暮らす故郷ではなく、戦場として扱っている」と批判した。メケレ市民に対し、政府軍に味方するよう呼びかける一方、民兵やTPLFの幹部に対しては「まだ遅くはない」「最後のチャンスだ」などと投降を呼びかけた。

 一方、TPLF側は21日、フェイスブックに「ティグレ軍は政府軍に対して対抗し続ける」などと投稿しており、徹底抗戦の構えを見せてきた。また、政府系メディアは23日、メケレから約100キロ北西にあるアクスム空港がTPLFによって破壊されたと伝えた。TPLFはこれまでにもメケレに通じる主要な橋や道路などのインフラを破壊したとされる。

 メケレには約50万人が暮らしており、政府軍は西部や南部に続き、北部の地区も制圧したと主張している。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、これまでに3万3千人以上の難民が隣国スーダンに避難しているという。(ヨハネスブルク=遠藤雄司)
朝日新聞社

2523チバQ:2020/11/25(水) 13:37:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ef64aa6ccd7a1f3a5740ab414d2576b1e6dda43
エチオピア虐殺、600人超か 敵対民族を標的、人権委が非難
11/25(水) 13:11配信

0
この記事についてツイート
この記事についてシェア
共同通信
 【ナイロビ共同】エチオピア北部ティグレ州で9日に起きた虐殺について、エチオピア人権委員会は24日、市民少なくとも600人が死亡した可能性があると発表した。同州では連邦政府軍と、州政府を率いるティグレ人民解放戦線(TPLF)の紛争が続いている。

 人権委によると、虐殺を行ったのはティグレ人の若者ら。州治安組織も主要道路に展開し、逃げる市民を射殺するなど加担した。敵対するアムハラ人を身分証で特定し標的にした疑いがあり、人権委は「人道に対する罪と戦争犯罪に当たる恐れがある」と非難した。

 虐殺はティグレ州南西部の人口約4万人の町マイカドラで発生した。

2524名無しさん:2020/11/27(金) 19:05:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/502e5c8277835cde64ca09b658d745c075de0700
デンマーク首相が涙の謝罪 ミンク殺処分の不手際で
11/27(金) 5:50配信

【AFP=時事】デンマークのメッテ・フレデリクセン(Mette Frederiksen)首相は26日、ミンク農場で新型コロナウイルスの変異種が見つかったことからミンク1千万匹以上を殺処分した措置について、涙を拭いながら謝罪した。

 デンマーク政府は今月上旬、変異種が今後利用可能となるワクチンの有効性に悪影響を及ぼす恐れがあるとして、国内のミンクを全て殺処分すると発表。だがその後、政府にはこの決定の法的権利がなかったことが明らかになった。

 健康なミンクが殺処分されたコリング(Kolding)の農場を訪れたフレデリクセン氏は、TV2に対し「誤りがあったので、謝罪することに何ら問題はない」と言明。時折感極まって言葉を止め、涙を拭いながら、農場側には責任はないことを強調し、「これはコロナのせいであり、それがデンマークのミンク農家にとって現時点で暗闇の中の小さな光になることを願う」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

2525チバQ:2020/11/27(金) 22:16:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/20ef500aeb4ca1d8c727cb847af15e1da8b5cddc
ブルキナファソで現職再選 治安改善が課題
11/27(金) 6:53配信

0
この記事についてツイート
この記事についてシェア
共同通信
 【ナイロビ共同】西アフリカ・ブルキナファソで22日にカボレ大統領の1期目の任期満了に伴う大統領選が行われ、選挙管理委員会は26日、同氏が57.87%を得票し再選されたと発表した。ロイター通信が報じた。

 27年間続いたコンパオレ政権が2014年に崩壊し、元首相のカボレ氏が15年大統領選で当選。同国や隣国マリ、ニジェールでは近年イスラム過激派が台頭し、治安改善が2期目の課題となる。

2526チバQ:2020/11/29(日) 18:48:59
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3318474.html
エチオピア首相、ティグレ州の「作戦完了」宣言 州都を制圧
2020/11/29 10:11AFPBB News

エチオピア首相、ティグレ州の「作戦完了」宣言 州都を制圧

エチオピア・ダンシャで休憩を取る連邦政府軍の兵士(2020年11月25日撮影)。(c)EDUARDO SOTERAS / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】エチオピアのアビー・アハメド首相は28日夜、北部ティグレ州での軍事作戦が「完了した」とツイッターに書き込み、多数の人が犠牲となった3週間に及ぶ紛争での勝利を宣言した。連邦政府軍は州都メケレを制圧したと発表した。

 昨年ノーベル平和賞を受賞したアビー氏は今月4日、ティグレ州政府与党「ティグレ人民解放戦線」の幹部らに対し軍事作戦を開始するよう命令。TPLFは、2018年にアビー氏が政権を握るまでの約30年にわたりエチオピア政界を支配してきた。

 ティグレ州では以来、通信が遮断されており、激しい戦闘による被害の全容が把握できていない。同州ではこれまで、複数回にわたる空爆や、民間人数百人が殺害された事案が少なくとも1回起きている。

 同州西部の支配権を確保した上でTPLFに72時間の降伏期限を与えていたアビー氏は26日、人口50万人を抱える州都メケレにいるTPLF派部隊への「最終攻勢」を開始するよう命じた。

 大量殺人が起きる恐れがあると世界的に懸念が強まった中、メケレでは28日に激しい砲撃があったと報告された。

 政府は声明で、連邦政府軍が「空港や公共施設、地域管理事務所などの重要施設を制圧」したと明らかにしている。

 エチオピアのベルハヌ・ジュラ参謀長は28日夜、連邦政府軍が現在「隠れているTPLF政府幹部らを捜索している」と発表した。一方TPLFは、まだコメントを出していない。

 アビー氏が首相に就任して以降、TPLF幹部らは政府中枢から排除された上、汚職捜査の標的にされ、さまざまな国内問題の責任を押し付けられているとして不満を訴えてきた。

 アビー内閣が新型コロナウイルス流行を理由に8月に予定されていた総選挙を延期させると、両者の緊張は急激に高まった。ティグレ州はこの翌月、独自に選挙を実施し、アビー首相を正当性のない統治者だと批判していた。 【翻訳編集】AFPBB News

2527チバQ:2020/11/29(日) 19:01:07
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3318472.html
ボコ・ハラム、農業労働者43人を殺害 ナイジェリア
2020/11/29 09:33AFPBB News

ボコ・ハラム、農業労働者43人を殺害 ナイジェリア

ナイジェリア・ボルノ州マイドゥグリに近いマフォニ国内避難民キャンプで地方選挙の投票所に並ぶ有権者ら(2020年11月28日撮影)。(c)Audu MARTE / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】ナイジェリア北東部、ボルノ州の州都マイドゥグリに近いコショベ村で28日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」が少なくとも43人の農業労働者を殺害し、6人を負傷させた。イスラム過激派と戦う民兵組織が明らかにした。

 約1000キロ離れた同国北西部のソコト州から出稼ぎに来て米の収穫をしていた農業労働者60人のうち43人が田んぼで縛られ、喉を切り裂かれて殺害されたという。死傷者とは別に8人が行方不明になっており、誘拐されたとみられている。

 ボコ・ハラムは先月にもマイドゥグリに近いかんがい農場で作業中の農民22人を殺害していた。

 ボコ・ハラムや過激派組織「イスラム国西アフリカ州」は、自分たちについての情報を軍や民兵組織に渡しているとして、きこりや牧夫、漁師らへの襲撃を増やしている。

 2009年以降、イスラム過激派の襲撃によって約200万人が家を追われ、少なくとも3万6000人が殺害された。襲撃はナイジェリアと国境を接するニジェール、チャド、カメルーンにも広がり、これらの国の軍が共同でイスラム過激派と戦っている。

 今回の襲撃があった28日、ボルノ州では、ボコ・ハラムとISWAPの襲撃で何度も延期されていた地方選挙が行われていた。 【翻訳編集】AFPBB News

2528チバQ:2020/11/29(日) 19:29:18
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3318412.html
ブルキナファソ大統領選 現職に対立候補が祝意「国家の利益優先」
2020/11/28 15:40AFPBB News

ブルキナファソ大統領選 現職に対立候補が祝意「国家の利益優先」

ブルキナファソの首都ワガドゥグで開かれた当選を祝う会で演説するロシュ・カボレ大統領(2020年11月26日撮影)。(c)OLYMPIA DE MAISMONT / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】ブルキナファソの大統領選でロシュ・カボレ大統領は27日、前日の公式結果で再選が大差で確定したことを受け、対立候補の野党党首から祝意を伝えられたことを明らかにした。

 ブルキナファソの国家独立選挙委員会によると、22日に行われた第1回投票でカボレ氏が圧倒的過半数の票を獲得し、決選投票には至らなかった。

 同氏はツイッターで、27日夜に対立候補のゼフィリン・ディアブル氏から祝辞を伝えられたことを明らかにするとともに、「ディアブル氏の申し入れには敬意を表する。私たちのような政治的指導者が身に付けた共和制の精神を体現している」と評価し、2人で撮影した写真を投稿に添えた。

 CENIが26日にカボレ氏の圧勝を発表すると、野党側は当初、選挙結果に異議を申し立てる権利を保持すると主張。カボレ氏のツイッターに先立ち、ディアブル氏が率いる最大野党・進歩変革連合は公式ウェブサイトで、投票結果を「損ねた」重大な欠陥を指摘したいと述べていたが、その後、「さまざまな問題よりも国家の利益を優先することでブルキナファソの平和と安定、治安の維持を改めて目指すことにした」と明言した。

 世界最貧困国に数えられるブルキナファソは、イスラム過激派の活動に長年苦慮しており、選挙前には、紛争が発生するあらゆる可能性を防ぐために国際的な取り組みが強化されていた。 【翻訳編集】AFPBB News

2529チバQ:2020/11/29(日) 19:30:10
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-201128X131.html
ベネズエラ国会議員選まで1週間=野党ボイコット、独裁強固に
2020/11/28 14:42時事通信

 【サンパウロ時事】南米ベネズエラで12月6日、国会議員選挙(定数277)が実施される。現在の国会は野党連合・民主統一会議(MUD)が多数派だが、MUDは「自由で競争力のある選挙が期待できない」とボイコットを決定。反米左派マドゥロ大統領の独裁体制がより強固なものになる見通しだ。

 「国会を取り戻し、国民に奉仕させる」。欧米諸国が選挙先送りを求める中、マドゥロ氏は選挙を強行する意思を示した。正当な選挙だとアピールするため、国連や欧州連合(EU)に選挙監視団派遣を要請。高い投票率による「国民の総意」を演出しようと、投票率上位100地区を表彰するとも表明した。

 一方、欧米の支持を受けて「暫定大統領」を名乗るグアイド国会議長は「われわれは21世紀の独裁に立ち向かっている。12月6日は選挙ではない。参加する(主要)野党はないからだ」と強調。国民に対し、選挙の代わりに「国会議員選を認めるか否か」を問う国民調査に参加するよう呼び掛けている。

 ただ、野党勢力もボイコット後の戦略は描けていない。与党・統一社会党(PSUV)と一部の野党だけで構成される新国会が成立すれば、反体制派は議員の身分を失い、グアイド氏の「暫定大統領」の正統性も消失する。選挙を認めないことで現国会の存続を主張するとみられるが、生き残るためにはこれまで同様に欧米の力に頼るしかない。

2530チバQ:2020/11/30(月) 18:36:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/7016b95b2b5ff1f240d468f8fdfc0f4f3488b4e2
リアル北斗の拳? 鉄道略奪で見えた南アフリカの素顔編
11/30(月) 9:22配信

48
この記事についてツイート
この記事についてシェア
毎日新聞
架線がなくなったアングラース駅。地元の若者たちがホームで談笑していた=南アフリカ・ヨハネスブルクで2020年10月26日、平野光芳撮影

 日本で見慣れているはずの鉄道の風景なのに、どこか違和感があった。例えて言うなら、「間違い探し」をしているような感覚と言えばいいだろうか。それもそのはず、ここは世界で最も厳しいと言われるロックダウン(都市封鎖)を経た南アフリカ・ヨハネスブルクの「略奪現場」なのだから。

 私がその現場に立ったのは、10月26日のことだった。視界のかなたまで続く電柱とはりには、どこまで行っても電線が架かっていない。足元を見ると雑草が枕木の間から生え、ひざ丈ほどまで伸びている。半年以上も電車が走っていないのだから無理はない。雑草は日本で見かけたことがないケシの一種で、黄色いかれんな花が妙にいとおしく思えた。「ここまでとは」。その荒れた光景に私は目を疑うしかなかった。そして、自分が赴任できずにいた半年余りの間にこの国で何が起きていたのか、現実の厳しさに改めて思いを巡らせた。

 ◇在宅勤務中に日本で知ったニュース

 私は3月まで奈良市の奈良支局にいた。デスクとして支局の記者に取材を発注したり、送られてきた原稿をチェックしたりするのが仕事だった。そして4月1日付でアフリカのサハラ砂漠以南の49カ国を担当するヨハネスブルク支局に赴任する予定になっていた。ところが南アフリカ政府は3月下旬、新型コロナウイルスの感染拡大を受けてロックダウンを実施する。食料品の買い出しや医療機関の受診だけが認められ、ジョギングなど屋外での運動も禁止する徹底ぶりだった。国境を閉鎖し、国際線も原則全て休止。3月30日に関西国際空港から家族4人で渡航するはずだった航空券は、ただの紙切れとなってしまった。

 やむを得ず、4月から日本で在宅勤務をしながら待機することになった。現場取材ができないのは記者にとって痛恨の極みだが、インターネットなどでアフリカの地元ニュースをチェックする時間だけはたっぷりとあった。

 南アフリカの鉄道路線で設備の略奪が進んでいるらしい。そんなニュースに接したのは9月のことだった。地元メディアによると、3〜6月にロックダウンで運休している間に設備の略奪や破壊が相次ぎ、通勤電車34路線のうち運行できているのは7路線だけ。全面再開のめどは立たず、経済的な打撃も大きくなりそうだ――。そんな内容だった。

 日本は世界に類を見ないほど鉄道網が発達した国だ。東京の地下鉄はまるで迷路としか言いようがないし、新幹線が北海道から九州まで走る。「正確で安全」という鉄道への信頼とプライドが日本人の心理に深く根ざしているためだろうか、海外ニュースでも鉄道関連の話題は注目度が高い。「国際線が再開して南アフリカに赴任できたら、真っ先にこの現場を見てルポを書いてみたい」と私は一人、決意した。

 チャンスはほどなくしてやってきた。南アフリカ政府は10月1日に国際線を再開し、半年ぶりに外国人の入国を認めると発表したのだ。

 日本から南アフリカまでの直行便はない。そのため私は10月17日、成田空港から中東カタール経由でヨハネスブルクに向かった。カタールまでは12時間、2時間半の乗り継ぎを経て、さらに9時間のフライトというほぼ丸一日がかりの長旅だ。日本との時差は7時間。時差ぼけになるかと心配だったが、機内での時間があまりに長すぎて時間の感覚がなくなってしまったというほうが正確だった。

 ヨハネスブルク国際空港では、入国審査の前にサーモメーターでコロナ対策の検温があった。日本出国前に取得したPCR検査の陰性証明書を提示すると、あっさりと入国のスタンプを押してもらえた。南アフリカでは陰性証明を提示した上、発熱などの症状がなければ、入国後の隔離は求められない。空港から出れば即自由の身だ。原則14日間の自主隔離が必要な日本政府などの対応と比べると「緩い」とも言える。

 南アでは人口約5800万人に対して新型コロナの感染確認は75万人に上り、2万人が死亡した。政府は国民の2割程度が既に新型コロナに感染した可能性があると見ている。最近は1日の新規感染者数が2000人程度で落ち着いているが、ウイルスを完全に封じ込めることができない以上、感染拡大防止と社会・経済活動のバランスを取りながら生活する「ウィズコロナ」を地でいく政策にかじを切っている。

2531チバQ:2020/11/30(月) 18:37:04
 ◇ここはオーストラリアか?

 「オーストラリアみたいだ」。それが、空港を出て、迎えの車で支局兼住宅まで向かった時の街の第一印象だった。私は2014〜18年にインドネシア・ジャカルタで特派員を務めていた。かなり離れてはいるがオーストラリアも担当地域で、選挙や安全保障、イスラム過激派などのテーマで度々出張で訪れたことがある。

 降水量が少ないため日本のような青々とした森は少ないが、青空がきれいで空気はカラッとしている。6車線もあるゆったりとした高速道路にはスポーツタイプ多目的車(SUV)やピックアップトラックが多く走り、出口を抜けると広い庭付きの邸宅が並んでいた。街中の看板は英語で、車は右ハンドル。やはりオーストラリアに似ている。ヨハネスブルクはインターネット上では「最凶都市」とやゆされるほど治安の悪さで有名なのに、先進国と変わらぬ光景に、支局に到着してもいまいちピンとこなかった。それには相応の理由があることを後に知った。世界トップクラスの貧富の格差が背景にあったのである。

 南アでは20世紀に入り、人種隔離政策「アパルトヘイト」が進んだ。人口では2割以下の白人が政治、経済、文化、教育などあらゆる面で優位に立つ一方、有色人種には選挙権すらなく人権が著しく制限された。黒人らで結成された「アフリカ民族会議」(ANC)が反対闘争を繰り広げ、そのリーダーがネルソン・マンデラだ。闘争や国際世論の後押しもあり、アパルトヘイトは1991年に廃止に至った。

 ところが制度上の差別がなくなっても、経済的な格差は残ったままだ。世界銀行によると、所得の貧富の格差を示すジニ係数は、南アは0.62で世界トップ。上位3500人が保有する資産が、下位9割のそれとほぼ同じだというのだから、いかに格差が大きいかを物語る。ちなみに日本のジニ係数は0.329だ。

 こういった社会の矛盾を背景に犯罪も多く、1日平均58件の殺人事件が起きている。日本の外務省は「生命や性の尊厳が軽視され,いとも簡単に人が殺傷されてしまう凶悪犯罪が頻発している」と分析し、旅行者や在留邦人に注意を呼びかけている。

 何のことはない。私が空港から家まで見ていたのはこの国の「先進国」の世界。高さ3メートルの塀と電流フェンスに囲まれた家の中で暮らす「井の中のかわず」に過ぎなかったのだ。

 ◇安全に取材できるのか

 「鉄道が略奪された現場に行ってみたい」。着任して数日後、私は支局助手のケレ(59)に電話でこう伝えた。ケレは黒人で本業は俳優だ。旧黒人居留区(タウンシップ)のソウェト地区に住む。縁あって20年以上、毎日新聞ヨハネスブルク支局の非常勤助手を務め、歴代の特派員が世話になってきた。記者が取材で行きたがるのは普通の日本人が行かないような「危険な場所」が多い。ケレは広い人脈を生かしてどんなリクエストにも応えてきた百戦錬磨のベテランだ。「まかせろ」。ケレからの返事は何よりも心強かった。

 最初の取材日は10月26日と決まった。ケレと一緒にソウェトを中心に車で回ることとなった。取材日が迫るにつれて期待が高まる一方、もやもやと不安になってきたのが「自分の安全は確保できるのか」という問題だった。

 日本の旅行ガイド本では、ヨハネスブルクについて「街中を歩くことはよほどのことがない限り避けるべきだ」とある。さらに同じヨハネスブルクでも、支局兼自宅があるサントン地区からソウェトまでは40キロ以上離れていて、高速道路を使っても1時間弱かかる。異国の地でいきなり高速道路に乗って、危険な地帯を巡るのはちょっとどうか――。ケレに支局まで迎えに来てもらうという手もあるが、あいにくケレの車は故障中だった。コロナの影響で本業が休業状態で、多額の修理代がなかなか工面できないでいるという。マイカーで現場を回るのは仕方ないとしても、治安の悪い屋外に何度も車を止めたら、自動車盗にでも遭わないだろうか。そんな妄想が膨らんだ。

 前日の25日夜、「弱虫」と笑われるのを覚悟でケレに電話をしてみた。「歴代の特派員とずっと仕事をしてきたケレに聞くには愚かな質問だけど、明日は安全に行けるかな」。ケレは不安を見透かしたように「問題ない」と笑った。説明によればケレの家の周辺は地元出身の人が多く、「よそ者」や海外からの移民は少ない。そのため住民同士の監視の目があり、他の町と比べても安全だから私が一人で来ても大丈夫だという。問題は取材現場での間の安全確保だが、ケレは「心配するな。2人用意するから」という。「2人」とは何なのかよく分からなかったが、これだけ念を押したのだから大丈夫だろう。自分をそう納得させてベッドに入った。

2532チバQ:2020/11/30(月) 18:37:17
◇衝撃の現場

 26日は午前8時半に車で家を出た。初めての高速道路で運転に不安もあったが、スマートフォンに入れている地図アプリがカーナビになるので、日本語の音声ガイド付きで道に迷うことはなく、1時間ほどでケレの自宅に到着した。ケレの家の周辺は日本のニュータウンのように区画整理された場所にあり、自宅敷地も200平方メートルはある、門構えもきちんとした家だ。

 ケレが20代の若い男性2人を紹介してくれた。「セキュリティー(警備員)」だという。Tシャツにズボンというラフな格好で、武装しているわけでもないが、ケレを信じるしかない。2人を後部座席に、ケレを助手席に乗せて現場へ車を走らせた。

 まず向かったのがレンズという駅だった。電車は来なくなったが、駅前には市場や店、露店が並びにぎわっている。ただしほとんど黒人ばかりで、白人はまったく見かけない。ゆったりと邸宅がならぶサントン地区とは雰囲気がまるで違い、2年半前まで暮らしていたジャカルタを思い出した。

 冒頭にも記したように、線路に入ってみても電線が一切見当たらない。盗んでも売れないからだろうか、絶縁機器だけがだらんとぶら下がって風に揺れていた。線路脇の地面は深さ30センチほど溝状に掘られている。地中から信号ケーブルが根こそぎ取られた跡だった。電車が通らないので、住民は踏切以外の場所でも遠慮なしに横断していく。

 駅のホームは、床のレンガがところどころはがされていた。地下のケーブルを抜き取るためだ。ホームの待合室はゴミが散乱している。一部は放火されたのだろうか。燃えかすのようなものが残って焦げ臭い。待合室の中ではホームレスらしき男4人がたむろし、甲高い声で談笑していた。写真を撮ろうとすると、「危ないからあいつらには近づくな」とケレに引き留められた。

 「リアル北斗の拳」。治安が悪く暴力がはびこる国や地域のことを、人気漫画「北斗の拳」のストーリーになぞらえてこう皮肉ることがある。荒廃した現場を目にしてよぎったのはまさにこの言葉だった。

 南アフリカではマイカーが持てる中間層以上は、この通勤電車は治安や利便性が悪いこともありほとんど使わない。電車がなくなって一番影響を受けるのは貧しい庶民だ。

 レンズ駅前の家具店で働く男性店員のファニさん(34)は、ここから約15キロ南のオレンジファーム地区にある自宅から毎日通勤している。通勤費は電車だと定期券が使えるため週に40ランド(約270円)程度。ところが電車はロックダウンの規制が終わってからも再開しないため、現在は乗り合いの小型バスを使わざるを得ない。これは1日48ランド(約330円)かかる。ファニさんの稼ぎは週給750ランド(約5100円)くらいなので、週5日出勤すると給与の3割ほどが通勤費で消えてしまうという。「生活が厳しい。早く復旧させてほしい」。そう訴えるファニさんの瞳は切実そのものだった。

 そんな話を耳にしながらも、私は新型コロナで在宅勤務が続いてきたため、久しぶりの現場取材で興奮状態だった。そこでふと我に返って気になったのが自分の車のことだった。線路脇の空き地に駐車してロックをかけたが、ヨハネスブルクは自動車盗が多いことでも有名だ。ただでさえ治安がよくない下町に車を置いておいて本当に大丈夫なのか。

 よく考えると、警備員だと言っていた2人のうちの1人が自分のそばにいないことに気付いた。一通り取材を終えて車に戻ると、車の前で周囲の人と雑談しながら待っていた。

 なるほど。警備の1人は私とケレに同行する。私は明らかに東洋系の「外国人」だし、カネを持っていると見られて犯罪のターゲットになりやすい。ケレもいるが多勢に無勢で襲われる恐れもあり、もう1人若い黒人男性が同行しているだけでずいぶんと安心感がある。残った1人は車の見張り番だ。「2人」の存在意義がようやく分かって、ケレの手際の良さに感心した。

2533チバQ:2020/11/30(月) 18:37:31
 現場に出てもう一つ驚いたのが、ケレがいかに有名な俳優かということだ。

 「ポパイ、ポパイ!」。見ず知らずの人でもケレを見かけると向こうから声をかけて近寄ってくる。老若男女を問わない人気で、私はスマートフォンでケレとの記念写真を何人分も撮ってあげた。「ポパイ」というのはケレが05〜08年に出演した南アフリカの人気テレビドラマでの役名だ。ケレが一緒なら街頭で初対面の人にインタビューしても、あっという間に打ち解けられるので話が早い。

 次に訪れたアングラース駅は、屋根のない対面式ホームと歩道橋だけがある無人の駅だ。ここも線路の電線はほとんどなくなっていたが、駅は元々設備があまりないためか被害は目立たない。一方で駅前に広がる「シャック」と呼ばれる掘っ立て小屋が目を引いた。土地は10メートル四方くらいできれいに区割りされているが、各小屋は小さいものでは3メートル四方ほどしかなく、木の骨組みにトタン板を打ち付けただけ。窓すらない家もある。申し訳ないが「家畜小屋ではないか」と衝撃を受けた。家の間では地元の子供たちが無邪気に遊び、決して単身用住宅ではない。最貧困層の人たちが無許可で住んでいるエリアだったのだ。

 家の構えはさておき、本来ならば駅前で利便性はいいはずだが、ここにも電車は来なくなった。建設作業員のセネオさん(30)は「電車なら1日22ランド(約150円)で通勤できるのに、乗り合いバスなら70ランド(約480円)かかる。ロックダウンが緩和されて徐々に仕事は戻ってきたが、生活は大変だ」と訴えた。

 極めつきは、特に治安が悪いことで知られるクリップタウン駅だった。駅の東側は路上も含めたマーケットでにぎわう一方、西側には粗末な家が密集する。「皆で固まって動いて全方位を警戒するように」というボディーガードの一言に緊張が高まる。

 駅舎は廃虚同然だった。プラスチック製の待合用の椅子は粉々に砕かれ、金属製の階段の手すりは根元から切り取られてなくなっている。インターネット上で過去の写真を見ると、ホームには一部、青い金属製の屋根があったはずだが、跡形もない。事務室、トイレ、切符売り場……。略奪や放火の被害に遭い、駅舎の屋根は抜け落ちて内部はがれきの山だった。重すぎて盗めなかったのだろうか。高さ1メートルほどの大型金庫だけが手つかずで残っているのがなんとも皮肉だ。

 ホームを歩いていると、男5人ほどが線路脇を掘っているのが見えた。30メートルほど離れた場所から望遠レンズを向けると、そのうちの一人が何かを叫んだ。「写真を撮るな」。何と、白昼堂々、地下ケーブルを盗んでいる現場に出くわしたのである。地元の住民によると、電線やケーブルはプロによる組織的な犯行であらかた盗まれてしまったが、地元の若者らが「残り物」を狙う犯行が後を絶たないという。「ちょっとしたケーブルでも、売ればその日のドラッグ代くらいにはなるからさ」とある住民が肩をすくめた。違法薬物中毒が犯行に駆り立てることもあるようだ。

 この日は当初、ソウェト以外でも略奪された駅を回る計画にしていた。ところが4時間ほどソウェトで取材しているだけで、ほとほと疲れてしまった。慣れない運転、自分が襲われないかという不安、さらに犯行現場に遭遇と緊張の連続だった。時間的に他の地域を回れないこともないが、帰路にまた1時間、自宅まで車を運転しなければいけない。私の体力は限界に達していた。

 現場の衝撃的な写真は手元に十分確保できたこともあり、ケレたちと遅めの昼食を取って解散することにした。帰宅後も疲れがひどく、午後8時には寝てしまった。

 翌朝起きると、記事として世に出すには何か物足りない気がした。再びケレに電話をかけて相談した。やはり百戦錬磨である。ケレは思わぬ腹案を出してくれたのだった。

2534チバQ:2020/11/30(月) 22:23:33
https://www.sankei.com/world/news/201127/wor2011270003-n1.html
バーレーンも総領事館開設 モロッコ実効支配の西サハラ
2020.11.27 08:51国際中東・アフリカ
今、中東は
Twitter
反応
Facebook
文字サイズ


 モロッコの国営マグレブ・アラブ通信は26日、モロッコのモハメド国王とバーレーンのハマド国王が電話会談し、モロッコが実効支配する西サハラにバーレーンが総領事館を開設することで一致したと伝えた。

 開設予定地のラユーンでは、アラブ首長国連邦(UAE)が今月4日、総領事館を開設した。

 総領事館の開設で、モロッコが悲願とする西サハラ領有権の国際的な承認に近づく。バーレーンとUAEはこの支援により、モロッコにも自国同様にイスラエルとの国交正常化を促しているとみられる。

 鉱物資源が豊富な西サハラをめぐっては、モロッコ軍が13日、主要道路を独立派「ポリサリオ戦線」の支持者らが封鎖しているとして排除を開始し、軍事的緊張が高まっている。(共同)

2535チバQ:2020/12/01(火) 02:11:41
3322 チバQ 2020/11/30(月) 17:55:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd3348b45f3c3bdc1245d1ba405fbb5e55fa1fad
エチオピア首相、作戦終了と発表 強権的手法に平和賞授賞「早すぎた」
11/30(月) 14:37配信

5
この記事についてツイート
この記事についてシェア
産経新聞
 【カイロ=佐藤貴生】エチオピアのアビー首相は11月28日、北部ティグレ州を支配するティグレ人民解放戦線(TPLF)との軍事衝突で、連邦政府軍が同州の州都メケレを制圧し、軍事作戦は終了したと述べた。同月4日に始まった戦闘では数千人が死亡、4万4千人が隣国スーダンに脱出したとされる。

 アビー氏は隣国エリトリアとの紛争を解決したとして2019年のノーベル平和賞を受賞。女性閣僚の登用や政治犯の大量釈放なども進め、「改革の旗手」として国際社会の注目を集めた。しかし、TPLFとの衝突ではアフリカ連合(AU)の調停を「内政干渉だ」として拒否し、多大な犠牲も省みず戦闘を強行した姿勢に識者からは批判の声も上がっている。

 メケレに入った連邦軍は11月29日、TPLFの残存勢力の捜索を進めた。連邦政府の報道官は「メケレ州には非常事態宣言が出ており、メディアの立ち入りは認めない」と述べた。政府は同州の通信回線を遮断、詳しい情勢が確認できない事態が続いている。

 TPLFのトップはロイター通信に、メケレ周辺からは撤退したと述べる一方、「自決権を守る」として戦闘を継続する意向を示した。投降を拒んだ勢力が地下に潜り、ゲリラ戦術に転換するとの見方もある。

 TPLFの主体である少数民族ティグレは全人口の5%に過ぎない半面、強力な軍事組織を有しており、1991年には政府との戦闘をへて首都アディスアベバを占拠。以来、他の小規模な政治勢力を束ねて与党連合を主導、中央政界を牽引(けんいん)してきた。

 その体制を揺るがせたのが、国内最大民族オロモの出身で2018年に首相に就任したアビー氏だ。エリトリアとの紛争解決後の昨年暮れ、民族色の濃い与党連合を単一の挙国一致政党にまとめる再編を進めた。これに反発したTPLFは参加を拒否し、アビー氏は同組織の幹部らを政界から排除してきたとされる。

 アビー政権は新型コロナウイルス感染阻止を理由に、今年実施する予定だった国政選挙の延期を決定した。一方のティグレ州は9月、連邦政府の反対を押し切って地方選挙を強行。双方が「正当性に欠ける」と非難合戦を展開し、決裂は決定的になっていた。

 アビー氏は連邦軍がティグレ州を包囲した27日、AUの特使と面会したが、TPLFの掃討について、法に基づく統治を回復する目的だと主張し、強硬姿勢を崩さなかった。

 アフリカの事情に詳しいアハラム政治戦略研究センター(エジプト)のタウィール氏は、80もの民族が混在するエチオピアは「民族間の紛争が絶えない歴史がある」と指摘。特定の民族を標的にしたアビー氏の強権的な手法が国内の分断を促したとし、「ノーベル平和賞の授賞は早すぎた」との見方を示した。

【関連記事】

2536チバQ:2020/12/03(木) 13:52:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/1c2b3f99fbceae05eca84ac09f906022288f8e25
スーダンめぐり米露綱引き 近隣ジブチには中国軍基地 紅海周辺で強まる角逐
12/1(火) 22:31配信
1



 【カイロ=佐藤貴生】アフリカ北東部のスーダンに米露など大国が関心を寄せている。約30年間、政権を掌握したイスラム色の濃いバシル大統領が昨年失脚したのを受け、トランプ米政権は今年10月、イスラエルとの国交正常化合意と引き換えにスーダンの「テロ支援国家」指定を解除。11月にはロシアが紅海に面するスーダンのポートスーダンに海軍拠点を建設する方針を表明した。貧困に悩むスーダンには有力国との関係を強化して経済低迷を打開する狙いがある。

 スーダンでは昨年、物価高を受けて反政府デモが相次ぎ、バシル政権は軍のクーデターで崩壊した。同年8月には軍民合同の暫定政権が発足し、民政移管プロセスが始動した。

 米国はスーダンが国際テロ組織アルカーイダのビンラーディン容疑者らに居場所を提供したなどとして、1993年からテロ支援国家に指定していた。貿易の障害となっていた指定が解除されたことで、米国や技術立国イスラエルなどとの関係強化への道筋が整った。スーダンはロシアとの合意内容を確認していないもようだが、ロシアが海軍拠点を建設すれば、さらなる経済的利益を見込める。

 ただ、エジプトやサウジアラビアなどはスーダンの軍部に肩入れしてきたとの見方があり、スーダン国内では反イスラエルの世論も根強い。民政移管がスムーズに実現するかには不透明な面もある。11月には隣国エチオピアの軍事紛争で4万人以上の難民がスーダンに流入しており、経済再生が遅れることも確実だ。

 ロシアが拠点設置を目指すスーダンなど紅海周辺は近年、国際的な軍事情勢が変化している。

 北はスエズ運河、南はアデン湾にはさまれた紅海は欧州とアジアを結ぶ国際海運の大動脈で、アデン湾に面するジブチには米国が基地を設置し、ドローン(無人機)によるイスラム過激派への反テロ作戦を展開してきたとされる。中国はこの米軍基地の至近距離に軍事基地を建設し、2017年に運用を開始した。アフリカは中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の重要地域だ。

 米中が火花を散らす中、ロシアはスーダンに足場を築いて紅海一帯に存在感を示す狙いがうかがえる。この地域で米中露が角逐する構図が続きそうだ。ロシアも昨年、アフリカ諸国との初の首脳会合を開催するなど、アフリカ重視の姿勢を打ち出している。

2537チバQ:2020/12/04(金) 06:19:50
>>2530
3月30日に関西国際空港から家族4人で渡航するはずだった航空券は、ただの紙切れとなってしまった。


どーでも良いけど、eチケットの時代にこの表現は古いなあ

2538チバQ:2020/12/04(金) 06:20:38
>>2530
3月30日に関西国際空港から家族4人で渡航するはずだった航空券は、ただの紙切れとなってしまった。


どーでも良いけど、eチケットの時代にこの表現は古いなあ

2539名無しさん:2020/12/04(金) 22:50:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a3c53fe430332cb05d2496976e9bfacab739e4e
今後、自由主義陣営が中国に対抗する力を持ち得るのか〜コロナ禍でも実証された「その強さ」
12/2(水) 17:45配信

ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」(12月2日放送)にジャーナリストの佐々木俊尚が出演。中国が施行した輸出管理法について解説した。

中国が輸出管理法を施行
中国は12月1日、安全保障上重要だとみなした製品などの輸出規制を強化する輸出管理法を施行した。中国企業に対するアメリカからの圧力に対抗することが狙いとされているが、実際の運用がどのように行われるかは不透明で、日本企業への影響も懸念されている。

飯田)中国が運用で何かして来ることは、今回が初めてではありません。レアアースが日本に輸出されないこともありました。

世界貿易の中心的存在になりたい中国
佐々木)尖閣で海保の巡視船と中国船が衝突して大騒ぎになったときでした。アメリカがファーウェイを禁輸しましたよね。今回は、そのことに対する対抗措置だと思いますが、ただすぐに運用することはないだろうというのが大方の見方です。なぜならこの話が出ている一方で、中国がRCEPに参加しました。同時にTPPも加入したいと習近平さんが言っていて、国際的な自由貿易の枠組みに参画しようとしています。それを考えると、アメリカとデカップリング、経済を分断して半分に割ってという話をトランプさんは言っていましたが、中国にはその気はありません。中国は世界貿易の中心に自分たちを置きたいのです。トランプさんはそもそもグローバリゼーション、自由貿易が嫌いでした。だからTPPも入らなかったですし、2国間の貿易だけにしか興味がないという昔の重商主義のような古い考え方でした。そのときに中国の習近平さんは、「自由貿易の守護神は我々である」というようなメッセージを明確に打ち出して来ました。

飯田)国際会議で言っていましたね。

佐々木)数字だけで見ると、RCEPに加えて中国がTPPに入れば、両方合わせると19ヵ国、全世界におけるGDP比率は34%になります。その3分の1はRCEPとTPPで取ってしまいます。一方で、アメリカが占めているGDP比率は25%です。

飯田)1国で25%はすごいとはいえ。

佐々木)ですが、RCEPとTPPの方が強いです。バイデンさんはTPPに入りたいと言うかも知れませんが、わかりません。なぜなら2022年の中間選挙、改選される上院議員の選挙区はラストベルトです。自由貿易によって痛めつけられたと言われている重工業地帯と農業地帯が主な激戦区です。その人たちは、当然TPPには反対です。そうすると、バイデンさんは2022年までは「TPPに入りたい」とは言えません。

飯田)その選挙が終わるまでは。

2540名無しさん:2020/12/04(金) 22:50:17
>>2539

RCEP、TPP共に気が付くと中国主導になっている可能性も
佐々木)この間に中国がTPP加入を果たしてしまうかも知れません。TPPはもともとアメリカが入る前提で、アメリカに譲歩してかなり制限を課していました。しかし、アメリカがいなくなったので、日本が中心になって制限を緩くしました。それに中国が入ってしまえば、TPPは盤石なので、いまさらアメリカに合わせて制限を厳しくするというオプションはなくなる可能性があります。そうするとTPPにアメリカが入りにくくなる可能性の方が高いのです。そうなると、日本はRCEP含めてTPPも日本が率いていると思っていますが、気が付いたら中国主導になっている可能性はあります。

飯田)そのTPPは貿易の面だけでなく、国内の資本の自由化や規制を恣意的にやってはいけないなどという規制をやっていますが、中国が入って骨抜きにされてしまう可能性もあります。

佐々木)可能性はありますよね。中国は日本の高度成長時代の護送船団貿易をなぞっているのではないかと思います。世界に対して「ものは売りまくるけれども、自国内は守る」というやり方を取っていますよね。そこをうまく中国は巧妙にTPP、RCEPにも維持するのではないかという危険性はあります。

飯田)表向きは開けたように見えるのだけれども、というところですね。

佐々木)見えないところで。

飯田)今回のRCEPの交渉でも、表向きは「海外からの資本も受け入れる」と言っていますが、あそこは合弁会社をつくっても、そこに共産党組織を入れなければいけませんよね。そうすると、そこの部分から手を突っ込んで来られたら、どうするのでしょうか。

佐々木)合弁会社をつくって、いろいろな技術を海外から取り入れたら、その技術を使って国内に別会社を立ち上げて、換骨奪胎するケースが過去にたくさん起きています。

飯田)政府が吸い上げたわけでなく、子会社に持って行き、「そこがやっているだけですから」という。

2541名無しさん:2020/12/04(金) 22:50:45
>>2540

今後、自由主義陣営が中国に対抗する力を持ち得るのか
佐々木)抜け目ない中国商人的な発想があるので、油断できません。中国の国内市場の大きさを考えると、今後、中国中心になるのは引き返せない事実なのではないでしょうか。過去アメリカ、ヨーロッパを中心とする「自由主義陣営と対抗勢力」であった構図が、第2次世界大戦では枢軸国対アメリカ、イギリスとなりました。結局、ドイツにしろ日本にしろ、経済的には脆弱でした。ドイツは第1次世界大戦で負けてボロボロになっている状況のなかで、ヒトラーが台頭して来てやり返そうとしました。日本は石油も何も持っていなかったのでABCD包囲網でボロボロになりました。ボロボロになったから仕方がないので戦争したのです。これが大戦後はソ連とアメリカという冷戦構造になりました。当初、ソ連は経済面が強かったのですが、社会主義体制で工業生産も脆弱で、最終的にソ連が崩壊したのはイデオロギーではなく、経済で負けたのです。結局、「自由主義陣営対その他の勢力」で言うと、経済面でアメリカ、ヨーロッパが圧倒的に強かったということが勝因でした。ところが今回の米中の新しい冷戦と言われている対立構図は、過去2回と違います。なぜなら、中国は国内市場が巨大で技術的にもいまや高度化しているとなると、経済的に圧倒的に強いのです。おそらくGDPもアメリカを遠くない将来、抜くであろうと言われています。その状況のなかで、自由主義陣営が中国に対抗する力を持ち得るのかというと、難しいです。しかも今回のTPP、RCEPで完全に世界経済の中心になりつつある状況です。ここに政治がどう対抗するのか、日本はどうするのでしょうか。

飯田)その危機感があるからこそ、オーストラリアや日本、インドというところが組む話になっていますね。

佐々木)自由で開かれたインド太平洋ですね。

飯田)自由民主主義というものが、経済発展とイコールだった幸せな時代が終わりかけていますね。

中国のように中央でコントロールした経済の方がうまく行っている
佐々木)20世紀はそうだったのですが。そもそも民主主義と経済成長が不可分であるというのは、19世紀に、欧米列強が自己正当化するためにアジア、アフリカを植民地化して来たという背景もあるので、イコールとは言い切れません。いまだに欧米の論調を見るとそこを不可分だと言っている人がいますが、中国のあの成長を見ると、結局、中央でコントロールした経済の方がコロナもそうですが、現状うまく行っています。それに対して「いや、自由で民主主義は大事だ」と言い切れなくなっています。

飯田)新興国のなかには、それに魅力を感じて寄っている国々が出ています。

佐々木)独裁政権が増えると危機感があるといろいろな人が言っています。一方では、「それでも経済は成長できるロジックがある」と感化されている感じがします。

飯田)そこをどうロジカルにも、経済的にも対抗できるか。

佐々木)「哲学的には、もう乗り越えられないのではないか」という話も出て来ています。

2542チバQ:2020/12/07(月) 16:13:46
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020120500258&g=int&utm_source=yahoo&utm_medium=referral&utm_campaign=link_back_auto
ソマリアから米軍撤収 トランプ氏命令、治安悪化も
2020年12月05日07時38分

ソマリアの首都モガディシオで起きた自爆テロ現場=2019年9月(AFP時事)

 【ワシントン時事】米国防総省は4日、トランプ大統領がソマリアに駐留する米軍部隊のほとんどを撤収させるよう命じたと発表した。ソマリアには現在約700人が駐留。その多くは近隣国に拠点を移してイスラム過激派との戦いを続けるとしているが、地域の治安悪化に懸念が強まっている。
元側近に駆け込み恩赦 トランプ氏、ロシア疑惑で―米
 国防総省は声明で「米国はアフリカから撤収するわけでも、アフリカへの関与を絶つわけでもない」と強調。「米本土を脅かす過激派組織を引き続き弱体化させると同時に、大国間競争における戦略的優位を維持する」と説明した。
 米メディアによると、エスパー前国防長官はソマリアからの撤収に反対していた。トランプ政権は先月9日にエスパー氏を更迭して以降、アフガニスタンとイラクからの米軍撤収も表明している。

2543チバQ:2020/12/09(水) 09:59:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/7eb8bf9f43620f41980ce412bbbd8ef525b8e981
エチオピア政府軍、国連の車に発砲「不許可地域に侵入」
12/9(水) 9:32配信




スーダンの難民キャンプで7日、ティグレ州から逃げてきた母親と子ども=AP
 アフリカ東部エチオピアの政府報道官は8日、国連の車が検問所を突破して許可されていない地域に侵入したなどとして、政府軍が車に発砲し、乗っていた職員らを一時拘束したと明らかにした。負傷者の有無は不明。ロイター通信などが伝えた。国連の車は、政府軍と地元政党が軍事衝突した同国北部ティグレ州内の難民キャンプを目指していたという。

 同通信などによると、発砲があったのは6日、ティグレ州北部。車には国連のチーム計4人が乗っており、援助物資の輸送に使う道路の状況を確認していたという。エチオピア政府のレドワン・フセイン報道官は「彼らは二つの検問所を破り、行ってはならない地域に入っていった。3カ所目の検問所を突破しそうになったところで彼らは発砲を受け、拘束された」と説明。一方、国連の報道官は8日、「将来このような事案が起こることがないよう、エチオピア政府と最高レベルでやり取りをしている」と話したという。

 ティグレ州内には隣国エリトリアからの難民約10万人が暮らしている。しかし11月4日に軍事衝突が始まって以降、支援物資の輸送が滞り、食糧不足が深刻化。このため国連は今月2日、人道支援の関係者が州内の政府支配地域で自由に活動できるようエチオピア政府と合意したと発表したばかりだった。(ヨハネスブルク=遠藤雄司)
朝日新聞社

2544チバQ:2020/12/11(金) 10:23:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d442d9dc299a2531207c6b9e36759dd387baeaff
モロッコもイスラエルと国交合意 米、西サハラ主権を承認
12/11(金) 2:32配信

米ホワイトハウスで、スーダン・イスラエル間の国交正常化合意を発表した後、両国の首脳と電話で話すドナルド・トランプ大統領(2020年10月23日撮影、資料写真)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】(更新)ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は10日、モロッコとイスラエルが国交正常化で合意したと発表した。今年イスラエルを国家承認したアラブ国家は4か国目。米国は引き換えに、領有権争いが続く西サハラ(Western Sahara)に対するモロッコの主権を認めた。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)に、「イスラエルとモロッコ王国が完全な外交関係で合意した。中東和平に向けた非常に大きな進展だ!」と投稿した。

 ホワイトハウス(White House)は、トランプ氏がモロッコの国王モハメド6世(King Mohammed VI)と電話会談し、「西サハラ全体に対するモロッコの主権を認めた」と明らかにした。

 モロッコ王室は声明で、イスラエルとの国交正常化を「遅れを最小限にして」進めると表明し、米国によるモロッコの西サハラでの主権承認を「歴史的」決定と称賛。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相はモロッコとの国交正常化を「歴史的」とたたえ、両国間の直行便運航が間もなく再開すると述べた。

 トランプ氏の義息で大統領上級顧問のジャレッド・クシュナー(Jared Kushner)氏は記者団に対し、次の展開としてイスラエルとサウジアラビアの国交正常化は「不可避」だとの見解を表明しつつ、「時間枠についてはもちろん、今後取り組まなければいけない」と述べた。【翻訳編集】 AFPBB News

2545チバQ:2020/12/14(月) 19:00:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/b55d6f17c09084c95f54cb508cbc289a6409930f
豪州とNZ、自由往来を開始へ 来年3月までに
12/14(月) 14:17配信
0



 【シドニー時事】ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は14日記者会見し、隣国オーストラリアとの間で隔離が不要となる自由な相互往来について、来年1〜3月に開始する方針を決めたと発表した。

 南半球にある両国では新型コロナウイルスの感染が封じ込められていることから、往来再開の条件が整ったと判断した。

 豪州、NZ両国は感染防止のため、3月以降は外国人の入国を原則的に禁止。豪州が10月から一方的にNZからの入国を再開していたが、NZ側は当時、豪州の感染を理由に再開に慎重な姿勢を示していた。その後、豪州でも感染がほぼ収束した。

 アーダーン氏は、市中感染が再発した際の対応など詰めの作業を進めると説明。往来再開の日程は「新年に発表する意向だ」と語った。

 豪州はNZとの相互往来を手始めに、自由な往来が可能な国を広げたい考えだ。豪州のハント保健相は「国際的な(往来の)正常化に向けた最初の一歩だ」と述べた。

2546チバQ:2020/12/14(月) 22:02:33
https://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/reuters-20201214035.html
コロナ感染のエスワティニ首相、南アの病院で死去
2020/12/14 13:21ロイター

コロナ感染のエスワティニ首相、南アの病院で死去

 12月13日、アフリカの絶対王政国家、エスワティニのアンブロセ・ドラミニ首相が、死去した。写真はポーランドのカトヴィツェで2018年12月撮影(2020年 ロイター/Kacper Pempel)

(ロイター)

[ヨハネスブルク 13日 ロイター] - アフリカの絶対王政国家、エスワティニのアンブロセ・ドラミニ首相が13日、死去した。52歳だった。政府が明らかにしたもので、首相は4週間前に新型コロナウイルスに感染し、隣国南アフリカの病院に入院していたという。

マスク副首相は声明で、「国王より、ドラミニ首相の悲しく速すぎる訃報を国民に伝えるよう指示を受けた。首相はきょう午後、南アの病院で治療中に死去した」と説明した。

2018年に就任した首相は1日、新型コロナからの「早期回復」を目指して南アの病院に収容された。その際副首相は、首相の容体は安定しており治療への反応は良好としていた。

エスワティニの人口は約120万人。

保健当局によると、これまでに確認されている新型コロナ感染者は

6768人、死者は127人。

2547チバQ:2020/12/15(火) 14:04:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/5519bc42f1c61c8facb1e3ca583a81d09aa72669
ワクチン格差「貧困国は10人に1人だけ」 国際団体が警鐘
12/11(金) 18:35配信
15



 【カイロ=佐藤貴生】新型コロナウイルスのワクチン実用化が進む中、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルなどで構成する普及団体「民衆のワクチン連盟」は、先進国のワクチン買い占めのため貧困国では来年、10人のうち9人が接種を受けられないとの見通しを示した。貧困国にもワクチンが行き渡らなければパンデミック(世界的大流行)の収束や世界経済の回復は見通せず、同団体は警鐘を鳴らしている。

 同団体によると、欧米やカナダ、日本やオーストラリアなど世界人口の14%にすぎない国々が有望なワクチンの53%を確保。中でもカナダは人口の5倍のワクチンを注文した。一方、67の貧困国や途上国では来年中にワクチンが届くのは10人中1人にとどまる。エチオピアやナイジェリアなどアフリカのほか、ミャンマー、パキスタン、ハイチなどアジアや中米の国々が該当する。

 カタールの衛星テレビ局アルジャジーラ(電子版)によると、韓国が人口の88%をまかなう量のワクチンを確保したが、人口1億人超のフィリピンは130万人分にとどまるなど、アジア諸国でも開きがある。

 ワクチンの共同購入で途上国などへの供給に道を開く世界保健機関(WHO)主導の枠組み「COVAX(コバックス)」には180以上の国・地域が参加。ただ、ロイター通信によると米バイオ企業モデルナのワクチンや、米製薬大手ファイザーと独バイオ企業ビオンテックが共同開発するワクチンは、先進国が大半を押さえたもようだ。

 英製薬大手アストラゼネカと英オックスフォード大は、共同開発中のワクチンの6割以上を途上国に割り当てる方針だが、来年供給できるのは世界人口の2割弱にとどまるという。

 英BBC放送によると、アフリカでは南アフリカやモロッコ、エジプトなどで感染が拡大しており、9日現在の累計感染者数は約230万人で5万人以上が死亡した。検査件数は一部の国に偏っており、実態はより深刻だとの見方が強い。

 WHOはワクチン供給に向けた実態調査や施設整備などを求めているが、アフリカでは定められた基準の30%程度しか済んでおらず、WHOは目標に「ほど遠い」と指摘した。アフリカ連合(AU)は今後2〜3年で人口の6割にワクチンを接種する目標を掲げているが、ワクチン保存のための冷蔵施設の増強などが課題になっている。

2548チバQ:2020/12/16(水) 10:07:35
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa0e9b789bdf86e771150a823dc46d9bbfd2c2bc
ソマリア、ケニアと断交 ソマリランド首脳歓待に怒り
12/15(火) 23:38配信
109




ソマリア北部「ソマリランド共和国」のムセ・ビヒ「大統領」=2017年11月、ハルゲイサ(AFP時事)
 【モガディシオAFP時事】ソマリア政府は15日、隣国ケニアと断交すると発表した。

【図解】ソマリランド

 内政干渉を「繰り返している」と非難し、7日以内の国外退去をケニア外交団に命じ、ケニア駐在の大使らも呼び戻す。

 断交の理由の詳細について、ソマリア政府は明かしていない。ただ、ソマリア政府から半独立状態の「ソマリランド共和国」のムセ・ビヒ「大統領」が14日、ケニアを訪れ、ケニヤッタ大統領から歓待されていた。ケニアとソマリランドは15日、共同声明を発表し、来年3月末までにソマリランドの「首都」ハルゲイサにケニア総領事館を開設し、ケニアはソマリランドへの直行便も就航させると約束した。

2549チバQ:2020/12/16(水) 10:10:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/9cacb8c2f8b537ea04d36cb665d136dfe1f22278
寄宿制の中学校を「盗賊」が襲撃、生徒333人が行方不明
12/14(月) 10:30配信
264



 【ヨハネスブルク=深沢亮爾】ナイジェリア国営放送などによると、ナイジェリア北西部カツィナ州で11日夜、武装集団が寄宿制の男子中学校を襲い、生徒を誘拐して逃走した。軍が奪還作戦を展開しているが13日現在、全校生徒839人のうち333人が行方不明になっている。武装集団は現地で「盗賊」と報じられているが、正確な組織名や犯行動機はわかっていない。

2550チバQ:2020/12/17(木) 22:56:29
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020121501245&g=int
ソマリア、ケニアと断交 ソマリランド首脳歓待に怒り
2020年12月16日00時51分

【図解】ソマリランド
【図解】ソマリランド

ソマリア北部「ソマリランド共和国」のムセ・ビヒ「大統領」=2017年11月、ハルゲイサ(AFP時事)

 【モガディシオAFP時事】ソマリア政府は15日、隣国ケニアと断交すると発表した。内政干渉を「繰り返している」と非難し、7日以内の国外退去をケニア外交団に命じ、ケニア駐在の大使らも呼び戻す。


 断交の理由の詳細について、ソマリア政府は明かしていない。ただ、ソマリア政府から半独立状態の「ソマリランド共和国」のムセ・ビヒ「大統領」が14日、ケニアを訪れ、ケニヤッタ大統領から歓待されていた。ケニアとソマリランドは15日、共同声明を発表し、来年3月末までにソマリランドの「首都」ハルゲイサにケニア総領事館を開設し、ケニアはソマリランドへの直行便も就航させると約束した。

2551チバQ:2020/12/18(金) 18:47:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/833a6c777315ca620b1019262856dbbc587b8451
ナイジェリア男子生徒拉致、344人解放
12/18(金) 9:16配信
175




生徒拉致事件が発生したナイジェリア・カツィナ州カンカラの学校の外で待機する、拉致された生徒らの保護者(2020年12月16日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ナイジェリア北西部で学校の寮が襲撃され、大勢の男子生徒が拉致された事件で17日、344人が解放された。当局が明らかにした。拉致された人数が分かっていないため、全員が解放されたのかどうかは明らかになっていない。

 事件は11日、カツィナ(Katsina)州カンカラ(Kankara)で発生。当初は数年前からこの地域を脅かしてきた「盗賊団」のしわざとみられていたが、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が15日、犯行声明を出した。

 カツィナ州のアミヌ・ベロ・マサリ(Aminu Bello Masari)知事は、「344人は今、治安当局者と一緒におり、今夜カツィナ州に移される」と述べた。その後、適切な治療と心理的ケアを受けてから、家族と対面するという。

 ムハマドゥ・ブハリ(Muhammadu Buhari)大統領はツイッター(Twitter)に、生徒たちの解放は、ナイジェリアだけなく国際社会を心から安堵(あんど)させるものだと投稿した。【翻訳編集】 AFPBB News

2552チバQ:2020/12/20(日) 14:49:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0d9229f1dd87e782db0d72598c158426979a811
ボコ・ハラムとは ナイジェリアのイスラム過激派
12/20(日) 7:30配信
19




18日、ナイジェリア北西部カツィナで、親との再会を前にブハリ大統領との対面に臨む、解放された生徒たち(AFP時事)
 ナイジェリアの学校襲撃事件で拉致された生徒約300人が17日に解放された。イスラム過激派ボコ・ハラムが犯行を主張したが、謎は多い。

【写真】数の生徒が11日に拉致されたままのナイジェリア北西部カツィナ州カンカラの学校

 ―何が起きたのか。

 現場は北西部カツィナ州のカンカラという町だ。オートバイに乗った武装集団が11日夜、寄宿制の中学校を襲撃し、生徒を拉致した。軍は14日、生徒333人が行方不明と述べたが、17日には344人が解放された。一方、同じ日に公開されたボコ・ハラムの動画では被害者の一人が拉致されたのは520人と述べており、森から自力で脱出した生徒もいて、事件の全体像は分かっていない。

 ―ボコ・ハラムがやったのか。

 15日に犯行声明を出した。2014年に北東部ボルノ州チボクで女学校を襲撃し276人を拉致したのがボコ・ハラムだ。国連児童基金(ユニセフ)によると、09年以降、1000を超える学校を襲い、教師殺害を繰り返し、生徒1000人以上を拉致している。ただ、AFP通信によると、今回のカツィナ州では、地元の犯罪者アワルン・ダウダワ容疑者率いる暴力団が身代金目当てで行ったと疑われている。ダウダワ容疑者について治安当局関係者はAFPに「以前の稼業は強盗と家畜泥棒だったが、今はリビアからの武器密輸を営む」と語っている。

 ―ボコ・ハラムは無関係か。

 解放された生徒は地元テレビに、実行犯について「帰ったら(拉致したのは)ボコ・ハラムで(ボコ・ハラム指導者)シェカウの配下だったと言えと言われた」と語った。しかし「正直に言ってボコ・ハラムじゃない。もっと小さな集団だ」と訴えた。北東部が拠点だったボコ・ハラムが、北西部の暴力団を糾合しつつある動きの一つではないかと警戒されている。

 ―ボコ・ハラムとは何か。

 ボコ・ハラムは現地の言葉で「西洋の教育は罪」という意味だ。創設者はイスラム過激派モハメド・ユスフだが、09年に警察に射殺され、一時は壊滅状態になった。しかし、側近のアブバカル・シェカウ容疑者の下、立て直した。学校を敵視し市民の殺害を繰り返す姿勢に反発し、軍と戦う組織を目指す一団が16年にはユスフの息子を指導者に「イスラム国(IS)西アフリカ州(ISWAP)」として分派したとみられている。

 ―勢力を拡大中なのか。

 分からない。ボコ・ハラム自体は恐らく強固な組織ではなく、シェカウ容疑者自身、軍に殺害されたと何度か報じられており、そのたびに「本物はこっちだ」と別人が名乗っているようだ。再生力は非常に強い。(時事)

2553チバQ:2020/12/23(水) 10:29:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/9839fcdce16ab878c31e9f3cf1ce104a3732b9dd
現職リオ市長、汚職で逮捕 ブラジル
12/23(水) 7:48配信
0



 【サンパウロ時事】ブラジル・リオデジャネイロ州検察局は22日、汚職や資金洗浄(マネーロンダリング)容疑でリオデジャネイロ市のマルセロ・クリベラ市長を逮捕した。

 市長は容疑を否認している。

 クリベラ容疑者は共に逮捕された実業家らと共謀し、市の事業契約に絡み、企業から賄賂を受け取っていた疑いなどを持たれている。地元報道によると、クリベラ容疑者は「私は(歴代)リオ市長の中で最も汚職と闘ってきた。正義を求める」と主張している。

 同容疑者は再選を狙った11月の選挙で、リオを地元とするボルソナロ大統領の支援を受けたが決選投票で敗北。12月31日に任期満了で退任予定となっている。

2554チバQ:2020/12/29(火) 01:05:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/3a712b9d26cee61812f4c19dd8c22e1b468f6651
独立後初、民主的元首交代へ ニジェールで大統領選
12/28(月) 14:20配信

2
この記事についてツイート
この記事についてシェア
時事通信
27日、ニアメーで、投票するニジェールの女性(AFP時事)

 【ニアメーAFP時事】西アフリカのウラン産出国ニジェールで27日、大統領選の投票が行われた。

 2期10年の任期を終えるイスフ大統領は規定に従い出馬していない。ニジェールは1960年の独立以来、クーデターが続いてきており、首都ニアメーで投票を終えたイスフ氏は「史上初めて今回、ニジェールは民主的な元首の交代を経験する」と述べた。

 選挙戦は、イスフ氏の後継者バズム前内相に、ウスマン元大統領らが挑む格好で進んだ。年内には結果が出るとみられている。

2555チバQ:2021/01/03(日) 23:25:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/f4a01ad9cf343647136c29839a90c671f1577ae3
ウガンダ大統領選直前に野党候補再び逮捕、陣営メンバーも 関係者
1/1(金) 15:43配信
(CNN) ウガンダ大統領選の野党候補ロバート・キャグラニ氏が12月30日、同国中部で選挙陣営のメンバーとともに逮捕された。公式ツイッター上で関係者が明らかにした。同氏は10月にも新型コロナウイルス対策の規則違反を理由に逮捕されていた。

同氏はウガンダの有名ポップ歌手で「ボビ・ワイン」の名で知られる。2017年に政界入りし、19年に今回の大統領選への立候補を正式に表明した。

関係者はツイートで「ボビ・ワインと選挙陣営の全メンバーがカランガラで逮捕された。メディアは遮断された」と述べた。

今回の逮捕に関してこれ以上の詳細は明らかになっていない。

ワイン氏は今月14日に行われる大統領選で、30年以上にわたり政権の座にある現職のムセベニ大統領に挑む。

ウガンダでは昨年11月、選挙集会で新型コロナウイルス対策の規則に違反したとしてワイン氏が前月に逮捕されたことをきっかけに抗議デモが発生し、少なくとも45人が死亡。これ以降、ワイン氏はムセベニ氏を人権侵害に関与した独裁者と批判してきた。

ワイン氏によると、12月27日には軍警察のトラックが故意に同氏のボディーガードをひいて死亡させた。このボディーガードはジャーナリストを病院に連れて行くところだった。ウガンダ軍報道官は、ボディーガードを狙ったわけではないとしている。

ワイン氏はCNNとの先月のインタビューで、ここ数週間で2回殺されかけたと説明。選挙実施を前にウガンダ政府の責任を問うよう国際社会に促した。

当局は新型コロナウイルス拡散の抑制には行動制限が必要だとしているものの、これについて野党関係者やその支持者からは、選挙活動を制限するための口実との指摘が出ている。

国連の人権専門家は12月29日、大統領選を前にした暴力の発生に深刻な懸念を表明。当局に対して「野党勢力や市民社会のリーダー、人権派の逮捕、拘束、司法上の嫌がらせをやめる」よう求めた。

2556名無しさん:2021/01/04(月) 15:47:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e0d735d90157e23cd333a2771efa2611867337e
メノー派の孤立共同体、まれなネット接続でパンデミック知る メキシコ
1/4(月) 8:02配信

【AFP=時事】メキシコ北部の砂漠で孤立した共同体を営むキリスト教プロテスタントの一派が、インターネットを通じておそるおそる外界とつながり始めた。そして全世界がウイルスのパンデミック(世界的な大流行)にのみ込まれていることを発見した。

 チワワ(Chihuahua)州エルサビナル(El Sabinal)に住むメノー派(メノナイト、Mennonite)の人々は伝統的に電気やテレビ、携帯電話、自動車、さらには馬車につけるゴム製タイヤも使わずに生活してきた。

 しかし、砂ぼこりをかぶった辺境の村にも近代化の波がやって来た。この共同体でも若者の一部がインターネットに「誘惑」されている。そんな彼らが、メキシコをはじめ全世界を揺るがしているパンデミックのことを知ったのは、ごくたまにインターネットに接続していたときだった。

 新型コロナウイルスの流行前から自主的に隔絶された生活を送っていたにもかかわらず、メノー派の村人らはここにもウイルスが到達したのかもしれないと考えている。

 村のある店員は「重症ではないが、別々の家族の約10人が病気になった」とAFPに語った。「皆、インフルエンザだと思ったが、薬局に行くと、それは新型コロナウイルス感染症(COVID-19)だと告げられた」という。

 病人らは医者に行かず、検査も受けなかったが、共同体の一員でもある薬剤師の助言に従い自主隔離を行った。

 メノー派の人々は外の社会とはほとんど取引をしないが、農産物などを売りに近隣の集落などを訪れてはいるので、そこでウイルスに暴露した可能性があると考える人もいる。

■テレビは悪
 メキシコのメノー派は、16世紀欧州の宗教改革の中で派生した厳格な保守的プロテスタント教徒の末裔(まつえい)だ。その祖先は迫害を逃れてドイツやオランダからロシアに渡り、さらにカナダへ、そして1920年代にメキシコに移住した。

 メキシコの他の地域との接触が少ない証しの一つとして、彼らはほとんどスペイン語を話さない。母語は低地ドイツ語だ。

 一部のメノー派の人々にとって、現在のチワワ州はもはや十分に孤立した場所とは言えなくなっている。メキシコ政府が地域初の送電線を設置すると、村のほぼ半数にあたる100世帯ほどがエルサビナルを捨てて南東部のカンペチェ(Campeche)州に向かった。

 最近結婚したばかりのフアン・ジョンソン(Juan Jhonson)さん(21)のような村の若者は、彼らと行動を共にする資金もないが、付いて行きたいとも考えていない。「僕は引っ越さない。カンペチェ州に行って土地を買う金はない」。そして「行きたいとも思わない」と語った。

 ジョンソンさんは、馬車には木製の車輪しか使ってはいけないという、より保守的な村人の信仰には従わない。「タイヤが欲しい。彼らから見れば、タイヤは間違ったものだ」。だけど「僕はタイヤは移動の役に立つと思う」。

 ぽつぽつとながら電力供給が始まったことで、共同体の生活スタイルは変化しつつある。村でゴム製タイヤを付けた馬車を目にすることも珍しくなくなった。小型トラックやトラクター、エンジンを付けた改造馬車を使う住人もいる。

 それでも近代的なぜいたく品の数々は、この村にとってまだ遠い存在だ。村の男性ハコボさん(20)は「テレビに何を求めるんだ? テレビは悪だ。でもタイヤはOKだ。速く移動できるから」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News

2557チバQ:2021/01/06(水) 14:18:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/a346ae6c7d08300310cbdeedaf8e1318d1e44d13
マドゥロ大統領、三権完全掌握 新国会発足、独裁完成 ベネズエラ
1/6(水) 14:08配信
0



 【サンパウロ時事】南米ベネズエラで5日、新国会が発足した。

 これまで多数派だった主要野党が昨年12月に行われた総選挙を「自由、公正さが担保されていない」としてボイコットしたため、統一社会党(PSUV)など反米左派与党連合が議席の9割を独占。マドゥロ大統領が三権を完全掌握し、これにより確固とした独裁体制が完成したことになる。

 野党に牛耳られていた国会を「目の上のたんこぶ」と見なし攻撃してきたマドゥロ氏は、ツイッターで「祖国に希望の道を開く歴史的な日だ」と称賛。「(破綻状態にある)経済の回復と国民和解、国家平和の防衛に向け、共に飛躍しよう」と呼び掛けた。

 一方、新国会の正統性を否定して1年間の任期延長を宣言している主要野党はこの日、独自の国会を開き、欧米の支援を受けて「暫定大統領」を名乗るグアイド議長の続投を決定した。グアイド氏は「(マドゥロ政権は)民主勢力を滅ぼそうとしているが、われわれはベネズエラを差し出しはしない」と述べ、徹底抗戦を誓った。

2558チバQ:2021/01/06(水) 14:45:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/4d098cf4130882ee6e3e31d591f11cc7e82b996d
野党、選挙無効を主張 中央アフリカ大統領選
1/6(水) 14:27配信
1




投票後、取材に応じる中央アフリカのトゥアデラ大統領=2020年12月、バンギ(EPA時事)
 【バンギAFP時事】世界有数のダイヤモンド産出国、中央アフリカの野党は5日、「数え切れないほどの不法行為」を理由に、年末に投票が行われた大統領選を無効とするよう要求した。

 選管は4日夜、現職のトゥアデラ大統領が得票率54%で圧勝し、憲法裁の認定を得れば決選投票なしで再選が決まると発表していた。

 これを受けた5日の野党共同声明は、選管は投票率76%と発表したが、実際の投票率はその半分以下だと主張した。中央アフリカは国土の3分の2を武装勢力が支配する。選管当局者はAFP通信に、全土の投票所の半数で「投票ができなかったり、投票用紙が破棄されたりした」と認めた。憲法裁は19日までに、選管の発表が適正か判断する。 

最終更新:1/6(水) 14:42
時事通信

2559チバQ:2021/01/10(日) 18:36:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/6fc741d48a3dab2e6d134bd6a50dcce51f00257d
アフリカ各地でイスラム過激派勢力拡大 ISやアルカイダ系組織が拠点移動か
1/10(日) 16:53配信

0
この記事についてツイート
この記事についてシェア
毎日新聞
ボコ・ハラムに拉致された後、解放された男子生徒ら=ナイジェリアで12月18日、AP

 アフリカ各地でイスラム過激派組織が勢力を拡大し続けている。活動の中心が中東からアフリカに移りつつあり、テロも増加。各国政府は取り締まりに力を入れるが、軍や治安機関の能力に限界があり、有効策を打ち出せていない。

 ナイジェリア北部カツィナ州では昨年12月、寄宿学校が襲撃され、男子生徒344人が拉致される事件が起きた。過激派組織ボコ・ハラムが「非イスラム教的な行為を戒めるため」とする犯行声明を出した。その後、生徒らは解放された。

 ボコ・ハラムは2014年にも女子生徒約270人を拉致。この時の現場は本拠地の同国北東部だったが、今回はその約600キロ西で、勢力拡大を印象付けた。

 地元紙「トラスト」は関係者の話として、ボコ・ハラム系の組織と地元の犯罪グループが連携し、多額の身代金や拘束中のボコ・ハラム幹部の釈放を狙っていたと指摘する。ただ拉致した生徒の数が多かったため、長期にわたる身柄拘束を断念したとの見方がある。

 ボコ・ハラムは北東部ボルノ州で昨年11月、農民ら40人以上を惨殺しており、国民の間で政府の治安対策への不満が高まっている。

 一方、ブルキナファソ、マリ、ニジェール3国の国境周辺で活動を活発化させているのが「大サハラのイスラム国」(ISGS)だ。NGO「武力紛争位置事件データプロジェクト」の集計によると、20年はISGSが絡む事件で軍や市民、ISGS兵士など計2000人以上が死亡。19年から倍以上増えたという。

 ニジェールでは2日に二つの村がイスラム過激派に相次いで襲撃され、住民約100人が虐殺されたとの報道もある。犯行声明は出ていないが、ISGSの関与も指摘されている。

 米国防総省が管轄するアフリカ戦略研究センターによると、ISGSは15年に国際テロ組織アルカイダ系の過激派から分派して発足した。西サハラ出身の男がリーダーで、メンバーは支持者を含めて数百人と少ないが、現地で産出する金などを資金源に勢力を拡大。貧しい若者らをメンバーに勧誘している。

 20年1月にはニジェール軍の駐屯地を襲って兵士89人を殺害した。過激派対策で西アフリカに駐留する旧宗主国フランスの部隊が空爆などで対抗している。

 また、モザンビーク北部のカボデルガド州でも17年ごろから過激派組織「イスラム国」(IS)系の組織による紛争が続いている。組織の実態には不明な点が多いが、ニュシ大統領は昨年12月、住民57万人が家を追われて避難していると公表した。ロイター通信によると旧宗主国ポルトガルがモザンビーク軍の訓練に協力するほか、北隣のタンザニア軍もモザンビーク軍と共同作戦を行う方針だ。

 同州沖には大規模な天然ガス田が確認されており、日系企業も参加する液化天然ガス(LNG)精製施設の計画が進んでいる。計画を主導するフランスの石油大手トタルは昨年12月末、治安悪化を理由に一部のスタッフを現地から撤収させており、計画への影響も懸念されている。

 このほかソマリアやマリ北部などでもイスラム過激派が強い勢力を保っている。

 こうしたアフリカの状況について、国際シンクタンク「経済平和研究所」(IEP)は20年11月発表の報告書で、IS系の組織は近年、活動の中心を中東からサハラ砂漠以南の「サブサハラ」地域の国に移していると指摘。このためテロが増加し、19年に世界中で起きたIS系組織によるテロ攻撃の約4割がサブサハラの国に集中したという。

 また、米国務省対テロ対策調整官のネイサン・セイルズ氏は英BBCの取材に対し、IS系だけでなく、アルカイダ系組織もシリアやイラクからアフリカに活動の中心を移していると強調。「テロとの戦いにおける次の主戦場はアフリカだ」としている。【平野光芳(ヨハネスブルク)、川上珠実】

2560チバQ:2021/01/11(月) 11:25:32
https://news.goo.ne.jp/article/afpbb/world/afpbb-3325486.html
学生時代の論文で盗用の疑い、オーストリア労働相が辞任
2021/01/10 21:03AFPBB News

学生時代の論文で盗用の疑い、オーストリア労働相が辞任

オーストリアのクリスティーネ・アッシュバッハー労働・家族・青年相。同国ウィーンにて(2020年3月20日撮影)。(c)HELMUT FOHRINGER / APA / AFP

(AFPBB News)

【AFP=時事】オーストリアのクリスティーネ・アッシュバッハー労働・家族・青年相は9日、辞任を表明した。アッシュバッハー氏をめぐっては、大学時代の執筆論文に盗用があったとの疑惑が持ち上がっていた。

 セバスティアン・クルツ首相が率いる国民党に所属する保守派のアッシュバッハー氏は、辞任の理由について「家族を守るため」と説明。また、自身に対する「耐え難い力による敵意や政治的な扇動、攻撃」があったとしている。

 学術研究の不正を指摘することを専門とするブロガーのシュテファン・ビーベー氏は、2006年のアッシュバッハー氏の修士論文に「盗用や誤った引用、ドイツ語に関する知識の欠如」があると主張。アッシュバッハー氏は当時、ウィーナーノイシュタット応用科学大学で優秀な成績を収めている。

 ビーベー氏によると、アッシュバッハー氏の論文には「見たこともないほど回りくどい表現、でたらめ、盗用」があり、2割以上の記述は他の情報源から出典を明示せずに抜き出され、中でも米誌フォーブスの記事からの盗用が目立つという。

 アッシュバッハー氏はビーベー氏の主張を「あてこすり」だとし、疑惑について否定している。 【翻訳編集】AFPBB News

2561チバQ:2021/01/12(火) 18:28:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/954699cf73a75745576a417c8c7efbd80914a50f
チュニジア政権崩壊から10年 「アラブの春」の先駆け いまも続く経済不振
1/12(火) 15:02配信
2




20年12月中旬、チュニジア北西部ジェンドゥーバでの抗議デモの際に報道陣の取材を受けるアビディさん(中央、本人提供)
 【カイロ=佐藤貴生】10年前の2011年1月14日、アフリカ北部のチュニジアで23年あまり続いたベンアリ政権が反政府デモで崩壊した。デモが波及したエジプトやリビア、イエメンでもこの年、長期独裁政権が倒れた。ベンアリ政権の崩壊は中東・北アフリカに反政府活動が広がったいわゆる「アラブの春」の始まりと位置付けられる。

【写真】チュニジアのNGO代表、ジュリビさん

 民主化を達成したチュニジアは唯一の成功例とされた。だが、経済低迷から脱却できず、なおも不満がくすぶり続けている。

 当時のデモはチュニジアを代表する花の名から「ジャスミン革命」と呼ばれた。10年前、期待を胸にデモに加わったという同国北西部ジェンドゥーバのアビディさん(28)は産経新聞の現地助手に、「革命は半分しか達成されなかった」と話した。

 大学を出たのに職に就けず、生活費は親頼み。「大卒失業者同盟」という組織で抗議デモを続ける。アビディさんは「学位は無意味になった。この国の経済は暗黒の時代に向かっている」と嘆いた。

 ベンアリ政権崩壊のきっかけは10年12月、貧窮する露天商の男性が図った焼身自殺だった。経済への不満が募っていた若者らがインターネットを通じて連携し、大規模デモに発展した。

 その後、弾圧されてきたイスラム主義政党アンナハダが合法化され、11年以降は選挙にも参加。14年には男女平等や表現の自由を盛り込んだ新憲法が制定された。

 だが一方で、多くの政党が林立し、国会で論議が錯綜(さくそう)。政権が目まぐるしく交代して政策が一貫せず、経済は低空飛行を続ける。

 欧州に密航を図る若者も絶えない。昨年10月下旬には、過激なイスラム思想に染まったチュニジア移民の男がフランス南部のニースで3人を刃物で切りつけ、殺害する事件が起きた。

 アビディさんは「多くの若者が国を出たがっている。民主化を実現したとはいっても、政界には賄賂やコネがはびこり、経済や社会の改革を阻害している」と話した。

 20年に改革担当閣僚を務めたNGO代表、ジュリビさん(47)は「投資に計画性がなく財政改革も進まない。インフレが続いて状況は悪化している」と語る。世界銀行によると、チュニジアの昨年の失業率は16%で、11年当時の18%に迫りつつある。

 「第2のアラブの春」として注目を集める国もある。反政府デモを端緒に19年、長期政権が崩壊したスーダンとアルジェリアだ。

 このうちスーダンでは食料品価格の急騰を理由にデモが始まり、クーデターで約30年続いたバシル独裁政権が倒れた。民政移管に向けて軍民合同の暫定政権が地ならしを進めている。

 首都ハルツームの記者、エッサさんはSNSを通じ、「バシル政権は民主主義の基礎を破壊し、紛争や人種差別を助長した」と政権の崩壊を歓迎した。しかし、経済は以前より悪化しているとの見方もある。ハルツームでは昨年12月中旬、改革の停滞を批判するデモが起きた。軍が権力拡大の機会を狙っているとの指摘もある。

 日々の暮らしが上向かなければ、人々が「春」の訪れを実感することはできない。獲得した民主化の先にも、正念場がある。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板