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国際政治・世界事情(その2)
214
:
チバQ
:2014/12/18(木) 23:01:14
http://www.sankei.com/world/news/141218/wor1412180039-n1.html
2014.12.18 19:31
【米・キューバ国交正常化】
断交53年、米、政策転換 カストロ議長「オバマ氏の決断は尊敬と評価に値」
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(1/2ページ)
17日、ホワイトハウスで演説し、キューバに対する政策転換を発表するオバマ米大統領(AP)
【ワシントン=青木伸行】オバマ米大統領は17日、ホワイトハウスで声明を発表し、1961年以来、断交状態にあるキューバとの国交正常化交渉を開始することなど、対キューバ政策を抜本的に変更する包括的な新方針を明らかにした。東西冷戦時代から対立してきた両国関係は、歴史的な転換点を迎えることになる。
オバマ大統領は、政策転換の発表に先立ち、キューバのラウル・カストロ国家評議会議長と16日に電話で会談し、新政策と双方で拘束中の国民の釈放などを協議した。
カストロ国家評議会議長もハバナで演説し、「オバマ大統領の決断は尊敬と評価に値する」と歓迎した。
米側の新たな方針の柱は、(1)今後数カ月間で、キューバの首都ハバナに米国大使館を開設(2)米国人のキューバへの渡航、送金規制を緩和(3)銀行、貿易取引の正常化(4)キューバの民間部門に資する物品などの輸出拡大(5)米国によるキューバのテロ支援国家指定の見直し−など。
ホワイトハウスによると、両国政府は来年1月、ハバナで局長級の国交正常化交渉を始める。
オバマ大統領は声明で、「過去約50年間の米国による(キューバに対する)孤立化政策は結局、効果がなく機能しなかった」と述べ、関与・融和政策にかじを切る必要性を強調した。
米国はブッシュ前政権下で経済制裁などを強化したが、オバマ政権は人権状況の改善などを条件に対話を模索していた。
両国首脳の発表に先立ち、キューバ政府は17日、スパイ容疑で2009年に逮捕し懲役15年の禁錮刑を受け服役していた米国人男性、アラン・グロス氏(65)を解放した。米情報機関の情報源となり長期間投獄されていた人物も解放し、見返りに米側はキューバ人の情報機関要員3人を釈放した。
関係改善と釈放にはローマ法王とカナダが仲介の労を執り、釈放をめぐる合意が新方針を打ち出す直接の契機になったとみられる。
215
:
チバQ
:2014/12/18(木) 23:01:30
http://www.sankei.com/world/news/141218/wor1412180016-n1.html
2014.12.18 07:38
【米・キューバ正常化交渉】
米有力議員が反発 キューバ政策変更
17日、ホワイトハウスで演説を行い、キューバに対する政策転換を発表するオバマ大統領(AP)
オバマ米大統領が発表した対キューバ政策の転換について、米議会共和党をはじめとする複数の有力議員が17日、「カストロ政権を利するだけだ」などと強い反発を示した。
キューバ系米国人で2016年の米大統領選挙で共和党候補になり得ると目されるルビオ上院議員は同日の記者会見で「深い失望」を表明し、米国の新政策は「キューバの圧政の勝利であり、抑圧される市民への打撃だ」と厳しく非難。実施にうつされないよう「全力を挙げる」と表明した。
年明けから共和党が多数派を占める上院のマコネル同党院内総務はルビオ氏の見方を支持すると話したほか、下院のベイナー議長も新政策をキューバに対する「愚かな譲歩」と評する声明を出した。(共同)
216
:
チバQ
:2014/12/18(木) 23:01:57
http://www.sankei.com/world/news/141218/wor1412180049-n1.html
2014.12.18 20:21
【米・キューバ国交正常化】
マケイン議員が猛批判 「独裁者、悪党、敵への融和政策」
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共和党のマケイン上院議員=13日、ワシントン(AP)
【ワシントン=加納宏幸】オバマ米大統領がキューバとの国交正常化交渉を始める方針を示したことに、米議会では野党・共和党だけでなく与党・民主党からも批判が噴出。オバマ氏が表明したキューバへの大使館開設には反発が予想されるほか、議会が設定した対キューバ制裁の解除にも影響を与えそうだ。
共和党のマケイン、グラハム両上院議員は17日、「独裁者、悪党、敵への融和政策であり、世界での米国の影響力を小さくさせる」と批判した。
マケイン氏は共和党が上院で過半数を得る1月招集の新議会で軍事委員長に、グラハム氏は歳出委員会で外交予算を担当する小委員長に、それぞれ就任予定。大使館開設の予算審議などに影響を与えうる立場だ。
キューバからの移民を両親に持ち、2016年の大統領選への出馬が取り沙汰される共和党のルビオ上院議員は声明で、キューバはシリアやイランと同じテロ支援国家で、北朝鮮との武器の違法取引に関わっていると指摘。オバマ氏の決定は「米国の国家安全保障を危険にさらす」と訴えた。
一方、与党・民主党でもキューバ系のメネンデス上院外交委員長が声明を発表し、オバマ氏の決定を「連邦法や議会を迂回(うかい)するものだ」として非難した。さらに、オバマ政権がキューバのカストロ体制に経済的な命綱を投げ与えることになったとし、新議会で政府側に「劇的で間違った政策変更」についての説明を求める考えを表明した。
217
:
チバQ
:2014/12/21(日) 19:22:09
http://www.sankei.com/world/news/141221/wor1412210020-n1.html
2014.12.21 19:02
チュニジア大統領選で決選投票 民主体制へ重要ステップ
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21日、チュニジア中部スースで、投票するマルズーキ暫定大統領(ロイター=共同)
【カイロ=大内清】2011年に民衆デモでベンアリ政権が崩壊した北アフリカのチュニジアで21日、大統領選の決選投票が行われた。強権的な長期政権が相次いで倒れたいわゆる「アラブの春」後、中東・北アフリカ各国の混乱が続く中、唯一、曲がりなりにも平和的な政権移行を進めている同国に民主体制が根付くかを占う重要なステップとなる。
選挙は、1956年の独立後の国家運営を担った政治エリート層を代表する世俗派政党「チュニジアの呼び掛け」党首、カイドセブシ氏(88)を、同じく世俗派で人権活動家出身のマルズーキ暫定大統領(69)が追いかける展開。カイドセブシ氏と対立するイスラム原理主義組織ムスリム同胞団系の「アンナハダ」は、マルズーキ氏を事実上、支援しているとみられる。
チュニジアでは「ジャスミン革命」と呼ばれた2011年の政変後、アンナハダ主導の暫定政権が誕生。しかし、利権を失うことと同国のイスラム化を警戒する世俗派のエリート層が勢力を回復し、今年10月の議会選ではチュニジアの呼び掛けが第1党となった。
開票結果は、早ければ22日にも発表される。
219
:
とはずがたり
:2014/12/22(月) 17:59:51
アラブ・北アフリカだからスーフィズムスレが適当な感じがするけど,アフリカと欧州とイスラムの中間地域だからなぁ。
チュニジア大統領選で開票始まる 旧体制出身の元首相リード
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014122201001263.html
2014年12月22日 11時10分
【チュニス共同】チュニジア大統領選の決選投票は21日夜(日本時間22日未明)に投票が締め切られ、開票作業が始まった。出口調査によると、旧体制で要職を歴任した元暫定首相のカイドセブシ氏(88)がリードしている。選挙管理委員会は22日夜(同23日未明)にも開票結果を発表する見込み。
世論調査会社シグマによると、カイドセブシ氏の得票率は55・5%で、暫定大統領のマルズーキ氏(69)は44・5%だった。カイドセブシ氏は勝利宣言したが、マルズーキ氏は敗北を認めていない。
1956年の独立後、大統領が自由選挙で選ばれるのは初めて。
220
:
名無しさん
:2014/12/23(火) 10:45:22
http://www.afpbb.com/articles/-/3034992
チュニジア初の自由投票による大統領選、決選投票で元首相が勝利
2014年12月23日 08:56 発信地:チュニス/チュニジア
【12月23日 AFP】チュニジアの選挙管理委員会は22日、大統領選の決選投票でベジ・カイドセブシ(Beji Caid Essebsi)元首相(88)が当選したと発表した。チュニジアで1956年のフランスからの独立後に本格的な自由投票で大統領が選ばれたのは初めて。今回の大統領選は、「アラブの春」の発端となった同国の民主化の総仕上げと位置付けられていた。
選管によると、21日に行われたこの決選投票で、カイドセブシ元首相が得票率55.68%で人権活動家のモンセフ・マルズーキ(Moncef Marzouki)暫定大統領(69)を破ったという。決選投票の投票率は60.1%だった。
カイドセブシ氏は決選投票直後に勝利を宣言。当初・マルズーキ氏は敗北を認めていなかったが、22日になってマルズーキ氏の報道官がフェイスブック(Facebook)上で、マルズーキ氏がカイドセブシ氏の勝利をたたえたと伝えた。
2011年、長期にわたり独裁政権を敷いていたジン・アビディン・ベンアリ(Zine El Abidine Ben Ali)元大統領を退陣に追い込み、「アラブの春」の大規模な民衆蜂起のきっかけを作ったチュニジアにおいて、今回の選挙は歴史的な重要性を持つものと捉えられてきた。
選挙戦では両陣営が激しく対立。マルズーキ氏はカイドセブシ氏が勝てば有力なエリートが国を支配する旧体制に逆戻りしてしまうと訴え、一方カイドセブシ氏側は、マルズーキ氏は革命後のチュニジアを率いマルズーキ氏を大統領に擁立した穏健派イスラム系政党「アンナハダ(Ennahda)」を事実上代表していると批判していた。
カイドセブシ氏は21日、勝利宣言直後にマルズーキ氏に対し、「チュニジアの未来のために力を合わせよう」と呼び掛けたが、マルズーキ氏の支持者が多い南部のエルハンマ(El Hamma)では選挙結果に反発した300〜400人の若者がタイヤを燃やしたり、警察署に投石したりし、警察が催涙ガスで制圧する騒ぎに発展し、前途多難を思わせる事態となった。(c)AFP/Mounir Souissi
221
:
チバQ
:2014/12/23(火) 11:04:37
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141223/k10014209341000.html
チュニジア 世俗派党首が大統領に
12月23日 4時31分
「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の発端となった北アフリカのチュニジアで、民主化プロセスの総仕上げとされる大統領選挙の決選投票が行われ、世俗派のカイドセブシ氏が当選し、今後、イスラム勢力など幅広い勢力と協力しながら、民主的な国づくりを進めていけるのか注目されます。
チュニジアでは4年前、失業中の若者が警察に抗議して焼身自殺したことをきっかけに「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が起き、23年間、独裁をしいたベンアリ政権が崩壊しました。その後、民主化プロセスが進められ、先月、その総仕上げとされる大統領選挙が行われましたが、いずれの候補も過半数を獲得できなかったことから、21日、上位2人による決選投票が行われました。
22日、発表された暫定結果によりますと、議会第1党で、世俗派政党の党首のカイドセブシ氏がおよそ56%の票を獲得し、イスラム政党が主導する暫定政権で大統領を務めたマルズーキ氏を破って当選しました。カイドセブシ氏は、経済の復活や悪化した治安の安定を訴え支持を集めましたが、独裁政権時代に要職を務めていたことから、イスラム勢力などからは独裁体制の復活につながるとの懸念も出ており、今後、カイドセブシ氏が幅広い勢力と協力しながら、民主的な国づくりを進めていけるのか、注目されます。
カイドセブシ氏とは
カイドセブシ氏は88歳。旧宗主国のフランスから独立したあとの初代大統領で、「チュニジア建国の父」と呼ばれるブルギバ大統領時代に、外相や国防相など閣僚を歴任しました。第2代大統領のベンアリ政権時代にも議会の議長などを務めましたが、1994年に政治の世界から引退しました。2011年、「アラブの春」でベンアリ政権が崩壊すると、政界に復帰し、その政治手腕や経験を買われて暫定政権の首相に就任しました。ブルギバ政権時代から一貫して世俗主義を掲げてきたカイドセブシ氏は、3年前の制憲議会選挙でイスラム政党「ナハダ党」が第1党になると、それに対抗する形で世俗派政党「チュニジアの呼びかけ党」を立ち上げ党首となりました。そして、ことし10月に行われた議会選挙では「ナハダ党」の経済政策や治安対策の失敗などを批判し、第1党となりました。独裁政権時代に要職を務めたたカイドセブシ氏が大統領に就任することについて、4年前、「アラブの春」を主導した若者や「ナハダ党」の支持者などからは「独裁体制の復活につながる」との懸念も出ています。
222
:
チバQ
:2014/12/27(土) 22:27:31
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014122700137
背景にアフリカ軽視=エボラ感染、史上最悪−判断誤るWHO、製薬は利益次第
2014年のエボラ出血熱の感染拡大は史上最悪となり、世界保健機関(WHO)の統計に8000人規模の死者数を刻んで越年する。流行の中心はギニア、リベリア、シエラレオネの3カ国。同じ西アフリカ(ガーナ)出身のアナン前国連事務総長は10月、英BBC放送に対し「もし世界の別の場所を(感染が)襲っていたなら(先進国の)対応は違っていたはずだ」と述べ、積年のアフリカ軽視が事態悪化の背景にあると批判した。
◇死者数の「相場観」
3月22日、ギニア保健省が「2月以来59人が死亡している」と発表し感染拡大は世界に伝えられた。いち早く現地に医療団を送り込んでいた国際医療支援団体「国境なき医師団(MSF)」は3月末、各国に向け声明を出し「前例のない流行に直面している」と強く警告した。
ところが、WHOは翌日、「(感染地域は)限られている」と警告に反論。これ以前の流行では、致死率の高さから患者は感染速度を上回るように死に絶え、死者が300人に達することはなかった。専門家らのこうした「相場観」が判断を誤らせた。
◇やっと目を覚ます
WHOのチャン事務局長=11月19日、ローマ(AFP=時事)
しかし、ギニア南部の山間部から、数百キロ離れた首都コナクリまで感染が広がる事態をMSFが「これまでと違う」と感じたのは正しかった。WHOが状況の深刻さを認め「非常事態」を宣言したのは、死者が2000人に迫った8月だった。感染確認は10月になって海を越えスペインや米国でも相次いだ。
事態が欧米に飛び火して「世界はやっと目を覚ました」(アナン氏)。富士フイルムグループのインフルエンザ治療薬「ファビピラビル」(商品名アビガン)をはじめ、エボラ治療薬の開発が活性化し始めた。米紙ニューヨーク・タイムズは「エボラ治療薬の開発に大半の製薬会社が熱心でなかったのは(アフリカが相手では)利益が見込めなかったからだ」と批判したが、先進国の病気になって初めて医療の進歩の恩恵が届く厳しい現実を世界は目の当たりした。
対応の遅れを批判されたWHOのチャン事務局長は年末、BBCに対し「WHOを含め世界全体が遅かったと言うのが正しい」とようやく「反省」を口にした。アナン氏も「(感染を阻止できる)能力のある国家の責任を問いたい」とWHOだけの問題ではないと擁護した。こうした反省を次の年は生かせるだろうか。(2014/12/27-15:01)
223
:
チバQ
:2014/12/27(土) 23:25:36
530 チバQ 2014/12/27(土) 22:26:52
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2014122700136
中東アフリカ、長期政権なお主流=オマーン44年イラン33年−独裁崩壊、副作用も
写真上から、オマーンのカブース国王(2011年10月、マスカット)、カメルーンのビヤ大統領(4月3日、ブリュッセル)、ジンバブエのムガベ大統領(右、2013年8月、ハラレ)、イランの最高指導者ハメネイ師(11月25日、テヘラン)(AFP=時事)
【カイロ時事】2011年に独裁政権が崩壊した北アフリカのチュニジアで21日、建国後初の本格的な自由選挙による大統領選の決選投票が行われ、カイドセブシ元首相が勝利、民主化定着に向け、大きな一歩を踏み出した。しかし、中東アフリカ諸国では強権的な長期政権がなお主流だ。その「一歩」は決して容易ではない。
◇筆頭はカブース国王
長期政権を握る指導者の筆頭は、アラビア半島にあるオマーンのカブース国王(74)。1970年7月に宮廷クーデターで父親を追放して即位して以降、絶対的な権力を手中にし、実に44年にわたって国家統治を担う。
これに続くのが、カメルーンのビヤ大統領(81)。首相時代も含め、39年間首脳を務める。このほか30年以上首脳の地位にあるのは、ジンバブエのムガベ大統領(90)(34年=首相時代含む=)、イランの最高指導者ハメネイ師(75)(33年=大統領時代含む=)らで、いずれも中東アフリカ地域の指導者だ。
◇四つの理由
アルアハラム政治戦略研究所(エジプト)のアティア・エサウィ研究員は、強権的な長期政権が続く主な理由として、(1)国民が権力を恐れ、権利要求を自粛する警察国家体質(2)食料や教育の欠如で国民に民主化を求める余裕がなくなる貧困状態(3)選挙を実施しても公平性が担保されない汚職まん延(4)国益のために政権を支える欧米など域外諸国の存在−を挙げる。
一方で、11年にカダフィ政権が崩壊したリビアでは、独裁体制が倒れた後、国家が内戦状態に陥り収拾がつかなくなった。結果的に国民生活の水準が低下するようなケースも存在する。
オマーンなどペルシャ湾岸諸国では、王家による安定した統治が続いている。エサウィ研究員は、石油や天然ガスの産出を背景に「国民が経済的な恩恵を受けている」と指摘。さらに「部族社会が色濃く残り、仮に民主化すれば抗争が激化して政治が不安定化する」と副作用を警告し、当面は現状維持が望ましいと考えている。
◇ブルキナファソに注目
今後、民主的な政権移行の成否が注目されるのが西アフリカのブルキナファソだ。民主化が困難とされるアフリカ最貧国の一つだが、27年間政権の座にあったコンパオレ大統領(63)が11月、民衆蜂起で失脚に追い込まれた。
権力を継承した軍将校は政党、宗教、民族の各指導者との対話により、15年11月に総選挙を実施、民政復帰させることを確認した。ブルキナファソで軍が約束通り権力を手放せば、今後の中東アフリカ地域での政権移行のモデルケースの一つになり得ると期待されている。(2014/12/27-16:33)
224
:
チバQ
:2014/12/30(火) 12:45:50
http://www.afpbb.com/articles/-/3035216
ブラジル新農相に「森林破壊の女王」と環境団体ら反発
2014年12月29日 11:00 発信地:ブラジリア/ブラジル
12月29日 AFP】10月のブラジル大統領選で再選を果たしたジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領によって、来年1月1日に発足する第2次ルセフ内閣の農牧・食料供給相に指名された有力女性政治家のカチア・アブレウ(Katia Abreu)上院議員(52)に対し、小規模農家や環境保護団体、先住民団体などが「森林破壊の女王だ」と批判を強めている。
ブラジルは世界第7位の経済大国で、農業大国。農相の地位は高い。アブレウ氏は強い影響力を持つ農業団体、ブラジル全国農業連盟(CNA)の会長を務め、ブラジルを米国を超える世界最大の食料生産国とする方針を掲げている。
だが、ブラジルでは大規模農業はアマゾン(Amazon)の熱帯雨林保護を主張する団体や、そこに住む先住民たちの反発を受けやすい。そうした状況を背景に、アグリビジネス(農業関連産業)の経営側出身であるアブレウ氏の農相起用が怒りを招いた。
国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)は2010年、アマゾンの森林破壊に決定的な役割を果たしたと目される国や企業に贈る「ゴールデン・チェーンソー」賞をアブレウ氏に授与している。ブラジルの先住民社会や「土地なし農民運動(MST)」は、アブレウ氏が環境を犠牲にして商業的農業を拡大しようとしていると非難している。
■ブラジル版「鉄の女」
英紙ガーディアン(Guardian)は優雅かつ断固としたアブレウ氏を、「鉄の女」と呼ばれた元英首相のマーガレット・サッチャー(Margaret Thatcher)氏と比較したことがある。
アブレウ氏は右派政党で政治キャリアをスタートさせた後、ルセフ大統領の労働党(PT)と協力しているブラジル民主運動党(PMDB)に合流。ルせフ大統領は実業界からの不人気や経済政策への批判といった逆風の中、10月に行われた大統領選で僅差で再選を果たし、アブレウ氏を農相に指名した。
大農場経営主の妻だったアブレウ氏は、3人目の子どもを妊娠中の25歳の時に飛行機事故で夫を亡くし、農場経営を引き継いだ。「当時は雄牛と雌牛の区別も分からなかった」と現地誌エポカ(Epoca)に語っている。
その後、アブレウ氏は農業界の声を大胆に主張し注目を集め、06年に上院議員に当選。さらに「大統領への立候補は計画するものでなく、運命。もしそれが運命であれば、準備はする」と政治的な野心も隠さず語っている。(c)AFP/Hector Velasco
225
:
チバQ
:2015/01/04(日) 05:53:17
http://www.sankei.com/world/news/150103/wor1501030029-n1.html
2015.1.3 20:49
イタリア近海で「幽霊船」相次ぐ 乗組員なし、密航の新たな手口
2日、イタリアのコリリアーノ・カーラブロに到着した貨物船の上で待機する移住希望者ら(ロイター)
【ベルリン=宮下日出男】イタリア南部沖で多数の移住希望者を乗せながら、操舵する乗組員がいない貨物船が見つかり、同国当局が2日、救助した。同様のケースは最近、周辺海域で続いて発生。“船頭”のいない「幽霊船」(伊メディア)は不法移民密航の新たな手口とされ、欧州で警戒が強まっている。
貨物船は1日午後、乗船者から「乗組員がいない」との無線通報を受けたイタリア当局が同国南部沖約150キロの海上で発見。救援隊が2日、燃料切れで漂流していた船にヘリコプターから乗り込んで制御し、同国南部コリリアーノ・カーラブロ港まで曳航(えいこう)した。
貨物船はトルコから出港したとされ、女性や子供を含む約450人が乗船。国籍は不明だが、内戦中のシリアから逃れてきたともみられる。操舵していた乗組員は途中で船を脱出した可能性が高いという。
伊当局は12月30日にも、同国南東部沖で、約800人の移住希望者を乗せながら乗組員がいない貨物船を救助した。この船には先にギリシャ当局が接触したが、異常はなく、航行を継続。乗組員はその後に船を去ったとみられる。航行を続けていれば、伊沿岸部に座礁の恐れもあった。
欧州では近年、地中海を越えてくる北アフリカや中東からの不法移民の増大が問題化し、密航業者が手引きしているといわれる。従来は漁船やゴムボートが主流だったが、今回使われたのは、ともに建造後40年以上の貨物船だった。
貨物船の場合、冬場でも大量輸送が可能で、古い船は安価で購入できるため、密航業者の利益も大きいとみられる。国連関係者はロイター通信に対し、貨物船を公海上まで航行させた後、針路を設定して密航業者らは逃げるのが手口だと語り、「古い貨物船の利用が増えてきている」と警告している。
226
:
チバQ
:2015/01/04(日) 06:01:39
http://www.afpbb.com/articles/-/3035477
ガンビアでクーデター未遂、容疑者ら死亡
2014年12月31日 18:15 発信地:バンジュール/ガンビア
【12月31日 AFP】西アフリカのガンビアで30日、軍兵士らがクーデターを企てたが、失敗した。軍と外交筋が明らかにした。
クーデターは、同国のヤヤ・ジャメ(Yahya Jammeh)大統領がアラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)を訪問中に起きた。
西アフリカのギニアビサウの首都ビサウ(Bissau)からAFPの取材に答えた軍幹部によると、脱走兵のラミン・サネ(Lamin Sanneh)容疑者他6人が、重武装で大統領府を襲撃した。またガンビアの外交官は、現地時間30日午前3時(日本時間同日正午)頃、大統領警備隊員を含む武装集団が大統領府を攻撃したと述べた。
夜明け前の襲撃で市内はパニックとなり、全国ラジオと国営テレビは数時間、放送を中止した。
ジャメ大統領の部隊により、クーデターを企てた容疑者のうち3人が殺害され、1人が拘束された。戦闘による全体の死者数は確認されていない。(c)AFP
227
:
チバQ
:2015/01/05(月) 21:53:43
http://mainichi.jp/select/news/20150106k0000m030016000c.html
ボコ・ハラム:政府軍基地制圧 軍の「敗走」は社会に衝撃
毎日新聞 2015年01月05日 18時01分(最終更新 01月05日 18時06分)
【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部で支配地域を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムが3日、チャド国境に近いバガに侵攻し、政府軍の基地を制圧した。ボコ・ハラムが武器も奪取していれば、さらに攻勢を強めるのは必至だ。一方、軍の「敗走」は社会に衝撃を与えるとみられる。
AFP通信などによると、ボコ・ハラムは3日、ナイジェリア、チャド、ニジェールの3国の合同部隊がボコ・ハラム対策に使用してきたバガの基地に激しい攻撃を加えた。数時間の交戦の末、政府軍側は基地を放棄して退却した模様だ。
バガは、ナイジェリア北東部ボルノ州の北部で政府側が掌握している最後の都市とも伝えられていた。多くの住民が、漁船やカヌーなどに乗ってチャド湖の対岸にあるチャドに逃れたという。
バガ侵攻でボコ・ハラムは、大量の戦闘員を送り込んで、軍や住民による自警組織を数で圧倒したとも報じられている。ボコ・ハラムは最近、拠点のナイジェリア北部だけでなく、チャド、カメルーンなどで戦闘員への勧誘活動を加速させているという。
また、カダフィ政権崩壊後に国外への武器流出が続く北アフリカ・リビアから、チャドやカメルーン経由で武器を入手しているとの見方もあり、装備面でも強大化している可能性がある。
228
:
チバQ
:2015/01/05(月) 22:31:30
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015010500945
新首相にシド氏=チュニジア
チュニジア新首相に起用されたハビブ・シド氏=2011年10月、チュニス(AFP=時事)
【カイロ時事】チュニジアのカイドセブシ大統領は5日、ハビブ・シド氏(65)に新首相として組閣作業に入るよう要請した。国営TAP通信などが伝えた。新首相は、チュニジア初の本格的な自由選挙で選ばれた大統領と二人三脚で国政運営に当たる。
シド氏は旧独裁政権下で情報畑を歩み、2011年のベンアリ大統領失脚後、暫定政権の首相となったカイドセブシ氏の下で情報相を務めた。国内でのイスラム過激派対策を重視する世俗派の大統領や与党の意向で起用が決まった。(2015/01/05-21:34)
229
:
チバQ
:2015/01/05(月) 23:07:09
http://mainichi.jp/select/news/20150105k0000m030052000c.html
ボコ・ハラム:支配拡大 チャド国境の基地奪取
毎日新聞 2015年01月04日 21時36分(最終更新 01月05日 01時23分)
【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部で支配地域を拡大するイスラム過激派「ボコ・ハラム」は3日、チャドとの国境に近いバガに侵攻し、軍基地を奪った。隣国カメルーン北部への侵入と攻撃も繰り返しており、従来のゲリラ戦術から転じて勢力圏拡大を図るボコ・ハラムが、国境周辺での攻勢を強めている。
◇ゲリラ戦から転換
AFP通信などによると、ボコ・ハラムは3日、ナイジェリアやチャド、ニジェールの3国の合同部隊がボコ・ハラム対策に使用してきたバガの基地に激しい攻撃を加えた。数時間の交戦の末、4日までに政府軍は基地を放棄し退却した模様だ。バガはナイジェリア北東部ボルノ州北部で政府側が掌握していた最後の都市とも伝えられており、多くの住民が漁船やカヌーなどに乗ってチャド湖の対岸にあたるチャドに逃げている。
隣国カメルーンでも同国政府軍とボコ・ハラムとの衝突が激化している。1日には同国北部のワザで路線バスを襲撃し、少なくとも乗客15人が死亡した。
ロイター通信によると、ボコ・ハラムは先月28日ごろにも、カメルーン北部のリマニなど5カ所に一斉に侵攻し、アシガシヤで軍施設をいったん制圧したが、政府軍の空爆を受け退却したという。カメルーン軍がボコ・ハラムを空爆したのは初めて。一連の戦闘でボコ・ハラム戦闘員40人以上が死亡した。先月17日にもカメルーン軍との交戦で116人が死んでいる。
ボコ・ハラムは、これまでにもカメルーン北部で中国人労働者やカメルーンの副首相の妻らを拉致する事件を起こし、同国軍がナイジェリア国境近くに精鋭部隊を展開していた。
ボコ・ハラムは2009年以降、ナイジェリア北東部で政府機関やキリスト教会、穏健派イスラム指導者などに対しテロを繰り返してきた。昨年4月には女子高を襲撃し、少女約270人を拉致して世界中の批判を集めた。12月31日にも、ボコ・ハラムと見られる武装集団が村を襲い、少年ら約40人を拉致した。
従来ゲリラ戦術をとってきたボコ・ハラムだが、イラクとシリアで勢力を拡大するイスラム過激派「イスラム国」によるイスラム国家建国宣言(昨年6月)に支持を表明して以降、イスラム国をまねるように町や村を制圧する戦術もとり始め、昨年8月には支配地域でイスラム国家樹立を宣言した。
ボコ・ハラムは国際テロ組織アルカイダの北・西アフリカ分派組織から武器支援を受けてきた。さらに最近では、カダフィ政権崩壊後に武器の国外流出が続く北アフリカのリビアから、チャドやカメルーンを経由してボコ・ハラムに武器が流入している可能性を指摘する声も出ている。
ナイジェリア北部は石油を産出する南部に比べて貧しく、政治などに不満を抱く若者をボコ・ハラムが戦闘員として吸収してきた側面がある。カメルーン北部やチャドのチャド湖沿岸地域も貧しい地域で、ボコ・ハラムにとって新しい戦闘員の供給源となっているとみられ、ボコ・ハラムは武器の流通路や戦闘員の供給源の確保を狙い、隣国への浸透を図っている模様だ。
また、ボコ・ハラムは、政府軍に拘束された戦闘員と交換する目的で組織的に少年や少女を拉致している、との分析がある。
230
:
チバQ
:2015/01/06(火) 20:03:44
http://mainichi.jp/select/news/20150106k0000m030155000c.html
ボコ・ハラム:政府軍基地制圧は戦闘能力強大化の証し
毎日新聞 2015年01月06日 01時41分
【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムが政府軍基地を制圧したことは、同勢力の戦闘能力が強大化していることを示している。基地制圧時に軍の武器も入手していれば、攻撃力のさらなる向上は必至で、今後カメルーンなど隣国でも大規模な攻撃や侵攻に出る恐れもある。
AFP通信などによると、ボコ・ハラムは3日、チャド国境に近い北東部バガの基地を攻撃。数時間の戦闘の末、ナイジェリア、チャド、ニジェールの3国の合同部隊がボコ・ハラム対策に使用してきた基地を奪った。
バガ侵攻に際しボコ・ハラムは、大量の戦闘員を送り込んで、軍や住民による自警組織を数で圧倒したと報じられている。
ボコ・ハラムは最近、拠点のナイジェリア北部だけでなく、チャド、カメルーンなどで戦闘員への勧誘活動を加速。また、カダフィ政権崩壊後に国外への武器流出が続く北アフリカ・リビアから、チャドやカメルーン経由で武器を入手しているとの指摘もある。
ボコ・ハラムは昨年末、カメルーンの5カ所の町や村に一斉に侵攻。1日には同国北部ワザでバスを襲撃し、少なくとも15人を殺害するなど、隣国での攻撃も頻発している。
231
:
チバQ
:2015/01/06(火) 20:24:47
http://www.sankei.com/world/news/150106/wor1501060020-n1.html
2015.1.6 09:58
ガンビアの暫定指導者になる運びだった…クーデター未遂で米在住の2人訴追 米当局
米司法省は5日、昨年末に西アフリカのガンビアで起きたクーデター未遂事件に関わったとして、米国に住む男2人を、暴力による外国政府転覆をもくろんだ陰謀罪で刑事訴追したと発表した。
2人は南部テキサス州に住むガンビア系米国人のチェルノ・ヌジー被告(57)と両国の市民権を持ち中西部ミネソタ州に住むパパ・ファール被告(46)。ビジネスマンのヌジー被告が主犯格とみられ、ガンビアの暫定指導者になる運びだったという。
両被告は昨年12月、別々に米国からガンビアに渡航。8〜10月にファール被告は、仲間らと共に半自動式ライフルなどを調達し、ガンビアに発送していた。
グループはガンビア当局の反撃で多数が死傷し、ファール被告は現地を脱出。ヌジー被告も米国に戻ったが、2人とも帰国直後に逮捕された。(共同)
232
:
チバQ
:2015/01/09(金) 19:28:13
http://www.sankei.com/world/news/150109/wor1501090010-n1.html
2015.1.9 08:30
米・キューバ正常化交渉で焦燥感募らせるベネズエラ 対米関係改善、中露との関係強化で孤立回避に躍起
ブログに書く1
【ニューヨーク=黒沢潤】米国と長らく対峙してきたキューバが国交正常化交渉に乗り出したことで、キューバと盟友関係にある南米ベネズエラのマドゥロ政権が焦燥感を強めている。マドゥロ大統領は今年に入り、敵対関係にあった米国との関係改善を模索する一方、5日から友好国のロシアや中国を訪問するなど、“孤立回避”に躍起となっている。
「彼の勇気ある歴史的な取り組みを認めないわけにはいかない」。マドゥロ氏は昨年末、オバマ大統領が対キューバ政策を転換したことを高く評価した。
マドゥロ氏は今月1日にブラジルでバイデン米副大統領とも接触するなど、対米関係改善を本格的に模索し始めている。
ベネズエラは、反米左翼のチャベス前政権時代に米国と激しく対立した。また、米国で昨年、ベネズエラの反政府デモ弾圧をめぐり、関係者へのビザ発給拒否を規定した法律が成立した後、マドゥロ氏は米国を「ヤンキー帝国」などと呼んで激しく批判した。
今回、関係改善へと動く背景には、日量で10万バレルもの石油を提供し、中南米の“反米国家”として共闘してきた盟友キューバが突如、対米政策を転換し、「かつてない孤立」(米紙マイアミ・ヘラルド)にベネズエラが危機感を抱いたことがある。
マドゥロ氏は一方、ロシアを5日に訪問し、露政府高官と会談した。駐カラカス外交筋によれば、マドゥロ氏は露政府と対米関係をめぐり連帯していくことを確認し合ったという。
マドゥロ氏は続く中国への訪問で習近平国家主席と会談し、多額の支援を得ることに成功した。「(両国間の)協力は今年加速することになる」と、中国を持ち上げている。
233
:
チバQ
:2015/01/09(金) 19:43:24
http://mainichi.jp/select/news/20150109k0000e030214000c.html
ナイジェリア:ボコ・ハラムが国境の町バガ全域を焼き払う
毎日新聞 2015年01月09日 12時14分(最終更新 01月09日 13時05分)
【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムが7日、チャドとの国境に近いバガの町に激しい攻撃を加えた。地元住民の話などを報じた英BBC放送によると、町のほぼ全域が焼き払われ、多数の遺体が通りに散乱している状態で、相当数の犠牲者が出た模様だ。
バガの人口は約1万人とされるが、攻撃後は町から人気が消え、多数の遺体が野ざらしになっているという。
ボコ・ハラムは今月3日にバガに侵攻し、数時間の戦闘の末、ナイジェリア、チャド、ニジェールの3国の合同部隊がボコ・ハラム対策に用いてきた軍基地を奪っていた。7日になって今度は町そのものと市民を標的に大規模攻撃をかけた可能性がある。
234
:
チバQ
:2015/01/12(月) 23:02:57
http://www.sankei.com/world/news/150112/wor1501120035-n1.html
2015.1.12 18:19
イスラム過激派「人間爆弾」に10歳“女児”利用か 相次ぐナイジェリアの自爆テロ
【カイロ=大内清】イスラム過激派ボコ・ハラムによるテロが続くナイジェリア北東部で、10歳前後の女児らが自爆するテロ事件が相次いでいる。ボコ・ハラムがテロリストだと疑われにくい女児を「人間爆弾」として利用している可能性が高い。
現地からの報道によると、北東部ヨベ州ポティスクムの市場で11日、10歳前後とみられる女児2人が装着していた爆弾が爆発し、2人のほかに少なくとも3人が死亡、40人以上が負傷した。ポティスクムでは10日にも警察署を狙った自動車爆弾テロがあった。
また、北東部ボルノ州の州都マイドゥグリの市場でも10日、10歳前後の女児による自爆テロがあり、女児を含む少なくとも20人が死亡した。女児が市場の入り口で身体検査を受けている際に、身に着けていた爆弾が爆発したという。
マイドゥグリでは昨年もボコ・ハラムとみられる女による自爆テロが2回発生。ボコ・ハラムが、当局の目をかいくぐるために女性や子供を使った戦術を強化しているとみられる。
同国北東部はイスラム国家建設を目指すボコ・ハラムの活動拠点で、昨年4月には女生徒200人以上が拉致される事件も起きた。
235
:
チバQ
:2015/01/13(火) 21:59:34
http://www.sankei.com/world/news/150113/wor1501130010-n1.html
2015.1.13 01:23
「自家製」伝統酒飲み69人死亡 モザンビーク、毒性物質に汚染か
アフリカ南部モザンビークの村で、葬儀で振る舞われた自家製の酒を飲んだ69人が死亡、196人が病院に運ばれた。何らかの毒性の物質に汚染されていた可能性があるという。AP通信が12日報じた。
酒はトウモロコシなどの粉で造るビールのような地元の伝統の飲み物。汚染の原因は不明。
葬儀は10日にあり、酒を飲んだ人々は下痢や筋肉の痛みなどの症状を訴えて病院に殺到した。保健当局が残った酒から原因物質の特定を急いでいる。
大量の犠牲者が出たことを受け、モザンビーク政府は12日からの3日間を服喪期間に指定した。(共同)
236
:
チバQ
:2015/01/13(火) 22:05:35
http://www.sankei.com/world/news/150113/wor1501130051-n1.html
2015.1.13 21:29
過激派攻勢、大統領選に影 ナイジェリア、大量避難で
少女らに自爆テロを強いるなどナイジェリア北東部で強まっているイスラム過激派ボコ・ハラムの攻勢が、2月14日投票の大統領選挙に影を落としている。襲撃を恐れて避難する有権者が大量発生し、投票できないと見込まれるからだ。選挙結果の正当性をめぐって、混乱が起きるとの懸念が高まっている。
ロイター通信によると、ボコ・ハラムが今月初めに北東部ボルノ州バガとその周辺を集中攻撃した際、約2千人が国境を越えて隣国チャドに逃げ込んだ。ボコ・ハラムの台頭による避難民は100万人を超え、ほとんどは身分証明書を持たず、大統領選で投票ができないとみられている。
非政府組織(NGO)の「国際危機グループ」は昨年11月に発表した報告書で「全州で選挙が実施されなければ、憲法の規定を満たさない恐れがある」と指摘している。(共同)
237
:
チバQ
:2015/01/13(火) 22:13:01
http://mainichi.jp/select/news/20150114k0000m030028000c.html
エジプト:ムバラク氏保釈へ 係争中全事件で有罪取り消し
毎日新聞 2015年01月13日 19時07分
エジプト破棄院(最高裁に相当)は13日、大統領在任時に宮殿の改築費を着服した罪に問われたムバラク元大統領(86)について、1審の有罪判決を取り消し、裁判のやり直しを決定した。ムバラク氏は係争中の全ての事件で有罪が取り消され、未決勾留や非常事態令に基づく自宅軟禁の期限も過ぎたため、保釈される見通しとなった。
ただムバラク氏は高齢のため、健康に不安を抱えている。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、現在滞在しているカイロ郊外の軍病院にとどまる見込みだという。
ムバラク氏は2011年の革命で失脚し、革命時のデモ隊殺害への関与や汚職などの罪で起訴された。デモ隊殺害事件では昨年11月のやり直し裁判で事実上の無罪判決を受けたが、検察当局が上訴した。【カイロ】
238
:
チバQ
:2015/01/16(金) 07:56:17
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150115-00000027-jij_afp-int
タンザニア政府、呪術師を禁止 急増するアルビノ殺害の抑止に
AFP=時事 1月15日(木)17時58分配信
タンザニア政府、呪術師を禁止 急増するアルビノ殺害の抑止に
タンザニアのアルビノ(先天性色素欠乏症)の子どもたちが生活する保護施設で休む子どもたち(2009年1月25日撮影、資料写真)。
【AFP=時事】タンザニア当局は、アルビノ(先天性色素欠乏症)の人々が殺害される事件の急増を抑えるため、呪術師を禁止した。当局者が14日、述べた。アルビノの人々の体の一部は呪術で用いられるために同国などで売買されている。
アルビノ女性を殺害し切断、呪術医2人逮捕 タンザニア
タンザニアでは先月、北部ムワンザ(Mwanza)州の自宅から、4歳の少女が刃物で武装した男たちに誘拐される事件が起きた。警察当局はこれまでに少女の父親とおじ2人を含む15人の容疑者を逮捕したが、少女は依然として行方不明のままだ。
「アルビノの人々に対する攻撃は、呪術師と呼ばれる人物たちに責任がある」と、内務省報道官のアイザック・ナンタンガ(Isaac Nantanga)氏は14日、AFPの取材に語った。
国連(UN)の専門家によると、東アフリカの国々では2000年以降、少なくとも74人のアルビノの人々が殺害されている。2009年に殺害事件が急増したことを受けて、政府当局はアルビノの子どもたちを児童養護施設に入所させる措置をとった。
タンザニアでは、アルビノの人々の体の一部は約600ドル(約7万円)で売買される。全身の遺体であれば7万5000ドル(約880万円)という。貧困にあえぐタンザニアでは破格の高値で取引されている。
タンザニア政府は、呪術師の禁止措置と合わせ、殺害をなくすための教育キャンペーンも開始した。この禁止措置には、ハーブなどを使って病気を治療する伝統的な治療師は含まれていない。【翻訳編集】 AFPBB News
239
:
とはずがたり
:2015/01/16(金) 17:06:41
ボコ・ハラムとイスラーム国はヨーロッパが勝手にひいた正統性のない国境からなる近代国民国家に対する正当な挑戦だなぁ。国家権力として認めてしまうのは近代国民国家に住まう俺としては懸念の方が強いけど、国際社会が国家として認めて穏健化を促した方が良いのかもしれない。
240
:
チバQ
:2015/01/18(日) 21:05:04
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201501/2015011800058&g=int
政界混乱、議員の9割超失職=大統領と対立、機能不全に−ハイチ
16日、ハイチの首都ポルトープランスで、マルテリー大統領の辞任を求めデモ行進する人々(AFP=時事)
【サンパウロ時事】2010年に襲った未曽有の大地震から復興を目指す西半球の最貧国ハイチで、上下両院(定数計129)議員の9割超が任期切れで失職した。マルテリー大統領と議会の対立が続き、新たな選挙のめどは立っていない。復興を先導すべき政治は空白に陥り、国連は「議会が機能不全だ」と強く非難している。
ハイチでは13年に上院議員10人が失職して以降、選挙を実施できていない。マルテリー氏と野党が改選に必要な法案に合意できないためで、今月12日には上下両院で計109人の議員も任期切れを迎えた。議席を保有する議員は定足数を満たさない上院の10人だけになり、議会は機能を停止している。
復興途上での議会の混乱は予算執行の遅れを招き、「国民生活にしわ寄せが行くのは確実」(外交筋)。ハイチでは独裁やクーデターが相次ぎ、地震前から不安定な政情が続いてきた。米国やブラジルなど主要支援国は「あらゆる政治関係者に責任を持った行動を望む」との声明を出し、早期の選挙実施を求めている。(2015/01/18-14:44)
241
:
チバQ
:2015/01/20(火) 00:33:23
http://www.sankei.com/world/news/150119/wor1501190003-n1.html
2015.1.19 01:03
内戦状態のリビア リベラル勢力が停戦発表 「テロリスト」との対決続く
リベラル勢力とイスラム勢力の間で国家が分裂し、事実上の内戦状態にあるリビアで、国際社会が正統な政府とみなすリベラル勢力は18日、一方的に19日午前0時(日本時間同7時)から停戦すると発表した。ただ「テロリスト」との対決は続くとしており、実効性は不明。フランス公共ラジオが報じた。
先週、ジュネーブで開かれた国連仲介の和平協議で、各勢力は挙国一致政府の樹立に向け努力することで合意し、武装集団を段階的に撤退させることで一致していた。
リビアでは昨年8月、イスラム勢力が首都トリポリを掌握し、政府を樹立した。リベラル勢力が主導する中央政府は北東部トブルクに撤退したままで「二つの政府」の衝突が続いている。(共同)
242
:
チバQ
:2015/01/20(火) 00:41:57
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015011900556
「コアラ国立公園」誕生か=地方選で野党公約−豪
オーストラリア・シドニーのタロンガ動物園のコアラ(タロンガ保護協会が16日提供)(EPA=時事)
【シドニー時事】オーストラリア・ニューサウスウェールズ州(州都シドニー)で3月28日に行われる議会選挙に向け、同州の野党・労働党は19日、政権を奪還したら、絶滅が危惧されるコアラを重点的に保護する豪州初の「コアラ国立公園」を開設するとの公約を発表した。
国立公園の候補地は、州北東部のユーカリ林など。面積3150平方キロと東京都の1.4倍の広さがあり、推定4500頭のコアラが生息しているという。
コアラ病院を設置して保護に努めるほか、遊歩道や観光案内所を設けて「コアラ観光」振興も図る。州労働党幹部は「コアラ絶滅を見過ごした世代と呼ばれたくない」と訴えた。(2015/01/19-15:53)
243
:
チバQ
:2015/01/20(火) 20:33:41
http://www.sankei.com/world/news/150120/wor1501200052-n1.html
2015.1.20 19:15
アルゼンチン大統領の「密約」疑惑 追及の検事が銃で撃たれ死亡 自殺の可能性も…
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【ロサンゼルス=中村将】南米アルゼンチンで1994年に起きたユダヤ系施設への爆弾テロに関連して、フェルナンデス大統領がイラン政府と密約を交わした疑いがあるとして、捜査していた検察官が自宅で死亡していたことが19日、分かった。地元紙などが報じた。捜査当局は自殺の可能性にも言及しているが、大統領の疑惑追及の最中の死に注目が集まっている。
死亡したのは、アルベルト・ニスマン氏。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスの自宅浴室で18日、頭部を銃で撃たれた状態で見つかった。銃はそばに落ちていた。地元紙によると、捜査関係者は現場の状況などから「自殺の可能性もある」としている。
ユダヤ系施設への爆弾テロでは85人が死亡、検察当局は6人のイラン人らを容疑者として国際手配した。だが、フェルナンデス大統領はその後、容疑者らを処罰しない見返りに、安く石油を輸入できるなどとする密約をイラン政府と結んだ疑いがあるとして、ニスマン氏は大統領らの事情聴取や財産の差し押さえを求めていた。19日には議会で疑惑について証言する予定だったという。大統領側は「ばかげている」と疑惑を全面否定している。
244
:
チバQ
:2015/01/20(火) 20:35:28
http://www.sankei.com/world/news/150120/wor1501200026-n1.html
2015.1.20 15:17
ザンビアで大統領選投票始まる 後継候補と野党党首の争い
アフリカ南部ザンビアで20日、マイケル・チルフヤ・サタ前大統領の死去に伴う大統領選挙の投票が始まった。サタ氏の後継候補で与党、愛国戦線(PF)のエドガー・ルング国防相兼法相(58)と野党、国家開発統一党(UPND)のハカインデ・ヒチレマ党首(52)による事実上の一騎打ちとみられている。
サタ氏は昨年10月に病死し、白人のガイ・スコット副大統領が暫定大統領に就任。スコット氏は両親がザンビア生まれではないため、大統領選には出馬できない。
ザンビアは近年、高い経済成長率を維持しているが、世界銀行によると、人口約1450万人の6割以上が貧困層という世界最貧国の一つ。経済は銅やコバルトの輸出に依存し、新大統領には経済の多角化に向けた取り組みが求められる。(共同)
245
:
チバQ
:2015/01/25(日) 13:40:38
http://www.afpbb.com/articles/-/3037379
コンゴ民主共和国、反大統領デモで42人死亡 人権団体
2015年01月22日 20:27 発信地:キンシャサ/コンゴ民主共和国
【1月22日 AFP】国際人権連盟(International Federation for Human Rights)は22日、コンゴ民主共和国(旧ザイール)で、同国のジョゼフ・カビラ(Joseph Kabila)大統領に抗議するデモ隊と治安部隊が衝突し、3日間で42人が死亡したと発表した。
国際人権連盟によると、今週行われたデモに対する治安部隊の対応は「完全に度を超えたもの」だったという。一方、コンゴ民主共和国政府は、「略奪者」10人と警官1人が死亡したと発表している。(c)AFP
246
:
とはずがたり
:2015/01/25(日) 20:34:26
シリアとイラクは英仏が勝手に分割した国で本来統合すべき(アラブ連合共和国やアラブ共和国連邦やバース党(アラブ復興社会主義)の夢よ再び♪)であると思ってるけど,ナイジェリアとカメルーンの国境も因縁あるのかね??
ボコ・ハラム越境、カメルーン襲撃 軍反撃で多数死亡か
http://www.asahi.com/articles/ASH1F56R7H1FUHBI01Z.html?iref=reca
マラボ〈赤道ギニア〉=三浦英之2015年1月13日17時04分
ナイジェリアで攻撃を激化させているイスラム過激派「ボコ・ハラム」が12日、数百人規模で隣国カメルーンに越境し、北部コロファタの軍事基地を襲撃した。カメルーン軍は反撃し、ボコ・ハラムの戦闘員140人以上を殺害した模様だ。カメルーン政府の談話として、AFP通信が伝えた。
同通信によると、ボコ・ハラムは濃霧を利用して国境を越え、基地を攻撃。戦闘は5時間以上続き、ボコ・ハラムは撤退した。カメルーン軍兵士1人も死亡した。
ロイター通信によると、ボコ・ハラムは先月28日にも、千人規模でカメルーン北部の五つの村を襲撃し、アシガシヤの軍施設を一時占拠。その後、カメルーン空軍の空爆を受けて撤退している。今月上旬に動画サイト「ユーチューブ」に投稿された映像では、ボコ・ハラムのアブバカル・シェカウ指導者とみられる人物が、カメルーンのビヤ大統領に向けて、「ナイジェリアと同じ苦しみを味わうだろう」と警告しており、カメルーンへの攻撃を強める姿勢を示している。(マラボ〈赤道ギニア〉=三浦英之)
ボコ・ハラム、村人ら200人解放か ナイジェリア
http://www.asahi.com/articles/ASH1T5JYJH1TUHBI018.html?iref=com_alist_6_04
カイロ=三浦英之2015年1月25日18時42分
AFP通信は25日、ナイジェリア北東部ヨベ州で、イスラム過激派「ボコ・ハラム」が人質として誘拐していた200人近くの女性や子どもを解放した、と伝えた。今月6日に同地域で誘拐された村人だとされ、ナイジェリア軍が24日に明らかにしたとしている。
同通信によると、ボコ・ハラムの戦闘員が6日、数十人規模で同州の州都ダマトゥル近郊の村を襲って25人を殺害、女性や子ども218人を誘拐した。23日、女性ら192人が解放されたが、少年ら26人はまだ拘束されているという。襲撃された村のリーダーは「誘拐された村人は、ボコ・ハラムに加わって聖戦を戦うよう求められたが、拒否したところ解放された」と話している。
ナイジェリア軍は昨秋、ボコ・ハラムと停戦合意したと発表したが、直後にボコ・ハラム側から全否定されている。同国では来月14日に大統領選が予定されていることから、誘拐や解放が政府の「宣伝」に使われているとの指摘もある。25日にはケリー米国務長官が同国を訪問し、ジョナサン大統領と会談する予定。
ボコ・ハラムは昨年4月、同国北東部で学校を襲い、女子学生200人以上を誘拐しているが、現在も解放されていない。(カイロ=三浦英之)
247
:
チバQ
:2015/01/25(日) 21:20:26
>>168-170
>>244
http://www.sankei.com/world/news/150125/wor1501250043-n1.html
2015.1.25 19:05
ザンビア大統領選、与党候補のルング氏が接戦制す 世界最貧国の一つ
大統領選挙での当選の報を聞き喜ぶエドガー・ルング氏の支持者たち=24日、ザンビア(AP)
アフリカ南部ザンビアの選挙管理委員会は24日、大統領選挙で、与党愛国戦線(PF)のエドガー・ルング国防相兼法相(58)が野党、国家開発統一党(UPND)のハカインデ・ヒチレマ党首らを破り、当選したと発表した。フランス公共ラジオなどが伝えた。
マイケル・チルフヤ・サタ前大統領の病死に伴う選挙でルング氏が後継候補だった。選管によると、得票率はルング氏が48・3%、ヒチレマ氏が46・7%と接戦だった。豪雨の影響で投票は20日から22日まで行われ、投票率は32・4%と低迷した。ヒチレマ陣営は開票手続きで不正があったと主張している。
ザンビアは経済成長が続く一方、世界銀行によると、人口の6割以上が貧困層で世界最貧国の一つ。経済は銅やコバルトの輸出に依存し、経済の多角化に向けた取り組みが課題となっている。(共同)
248
:
チバQ
:2015/01/26(月) 23:35:38
307 チバQ 2015/01/25(日) 13:29:39
http://www.sankei.com/world/news/150123/wor1501230003-n1.html
2015.1.23 06:00
【国際情勢分析】
女児の身体に爆弾「人間爆弾」に仕立てるイスラム過激派『ボコ・ハラム=西洋の教育は罪』の「女は奴隷」の信じ難き非道
(1/3ページ)
ボコ・ハラムのビデオ映像から(AP)
西アフリカのナイジェリア北東部で今月、イスラム教過激派「ボコ・ハラム」に送り込まれたとみられる10歳前後の女児が自爆するテロが相次いだ。当局から疑われにくい女性や子供を「人間爆弾」として利用する非道な新手口。拉致した女性を「奴隷」として扱うイスラム過激派の思想への反発もあいまって国際社会からは強い非難が上がっているが、ナイジェリア政府による掃討や国際社会からの支援は進んでいない。(カイロ 大内清)
「これからは、老女であろうと女児であろうと、常に疑いの目を向けなくてはならない」。ナイジェリアからの報道によると、地元治安当局者はこう述べ、女児による自爆テロの影響で今後の警備態勢がさらに困難になるとの見通しを示した。
ボコ・ハラムが活動拠点とする同国北東部マイドゥグリとポティスクムの市場で10、11日、女児計3人に装着されていた爆弾が爆発し、計20人以上が死亡、数十人が負傷した。女児らはいずれも10歳前後で、女性イスラム教徒が着るヒジャーブ(スカーフ)を身に着けていた。
爆弾が時限装置や遠隔操作によって爆発したのか、女児自身が起爆したのかは不明だが、報じられた目撃証言によると、マイドゥグリの現場では「女児は、何を装着しているのか分かっていない様子だった」という。ボコ・ハラムが、まだ十分な判断力が育っていない女児を言いくるめてテロ実行犯に仕立て上げた可能性は高い。
同国北東部では昨年、ボコ・ハラムとみられる成人女性による自爆テロが相次ぎ、治安当局は警戒を強めていた。その中でボコ・ハラムは今回、警備をかいくぐるために初めて女児を利用したとみられ、しかも大きな“成果”をあげたことから、今後も同様の手口を駆使する懸念がある。
現地語で「西洋の教育は罪」を意味し、イスラム国家建設を目指すボコ・ハラムは、2009年以降、ナイジェリア北東部を中心にテロ活動を先鋭化させた。ナイジェリア国内ではこれまでに1万人以上が犠牲になったとされる。
またボコ・ハラムは昨年4月、女子生徒200人以上を拉致。最近では今月18日にも、隣国カメルーンで複数の村を襲撃し、子供約50人を含む住民約80人を連れ去ったとされる。
拉致された女子生徒らについてボコ・ハラムの指導者、シェカウ容疑者は昨年、「奴隷として売り払う」などとするビデオ声明を発表。専門家は、女性は異教徒ならば改宗させられた上で戦闘員と結婚させられたり、子供は少年兵として戦闘に参加させられたりしていると指摘している。
女性を「奴隷」として扱うこうしたボコ・ハラムのやり口は、テロ活動をイスラム教のジハード(聖戦)ととらえていることが前提となっている。
イスラム教では伝統的に、異教徒に対するジハードで捕らえた女性や子供、老人などの非戦闘員は「戦利品」であり「奴隷」として売買も可能だとみなされ、それらを司令官と戦闘員の間でどのように分配するかといった規定も存在する。
同様のことはシリアやイラクで台頭したスンニ派過激組織「イスラム国」についてもいえる。国連の報告書やシリア内戦の情報を収集しているシリア人権監視団(英国)などによれば、イスラム国の支配地域内では、異教徒の女性が「奴隷」として売買されたり、性行為や結婚を強要されたりする事例が報告されている。
またボコ・ハラムやイスラム国などのジハード主義勢力には、非イスラム的な体制の下にいる者は「不信仰者」でありジハードの対象だとする思想があるため、イスラム教徒の中にも「奴隷」として扱われる女性がいると考えられる。
他方、ボコ・ハラムが今回、女児を自爆テロに利用したのは、女性や子供は戦闘員として扱うべきでないとするイスラム教の一般的理解からは大きく逸脱した行為だ。
ナイジェリア政府はここ数年、ボコ・ハラムとの和平交渉の糸口を探る一方で掃討作戦を展開する戦略をとってきた。しかし、兵士の練度が低い政府軍は一向に成果を上げられておらず、ボコ・ハラムの勢力は拡大傾向にある。同国周辺は国境管理がずさんなため、戦闘員の国境の往来も容易だ。
ボコ・ハラムが、「カリフ制国家」樹立を宣言したイスラム国の影響を受け、散発的にテロをくり返す従来の戦術から、国境をまたいで支配領域を拡大する戦術にシフトしているとの指摘もあるだけに、西アフリカ地域全体の危機感も強まっている。
249
:
とはずがたり
:2015/01/29(木) 18:37:49
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/study/2246/1401100637/?q=%A5%D6%A5%EB%A5%AD%A5%CA%A5%D5%A5%A1%A5%BD
>>176
と
>>184
の間
222 :チバQ:2014/11/06(木) 22:03:37
http://mainichi.jp/select/news/20141106k0000e030215000c.html
ブルキナファソ:来年11月選挙実施 軍や与野党が声明
毎日新聞 2014年11月06日 16時56分
事実上の軍事クーデターがあった西アフリカ・ブルキナファソで、軍や与野党、市民団体は5日、移行政権を樹立し、来年11月に選挙を実施することで合意したとの声明を発表した。フランス公共ラジオが伝えた。
ナイジェリア、ガーナ、セネガルの3カ国の大統領が現地入りして協議を仲介、民政復帰への圧力を強めていた。一方、移行政権の大統領については「優秀な文民」が望ましいとするにとどまっており、各勢力の駆け引きが続きそうだ。
西アフリカ諸国経済共同体の各国首脳らは6日、ガーナの首都アクラで、ブルキナファソ情勢について話し合う予定。(共同)
250
:
チバQ
:2015/01/29(木) 23:28:27
>>243
http://www.afpbb.com/articles/-/3037805
検事の死で渦中のアルゼンチン大統領、情報機関の解体を発表
2015年01月27日 10:07 発信地:ブエノスアイレス/アルゼンチン
【1月27日 AFP】南米アルゼンチンのクリスティナ・フェルナンデス・デ・キルチネル(Cristina Fernandez de Kirchner)大統領は26日、同国の情報機関を解体し、新たな連邦情報機関を設立すると発表した。
同国では先週、1994年に起きたユダヤ人センター爆破事件の真相の隠蔽(いんぺい)にキルチネル大統領が関与していたとの証言を議会で行う予定だったアルベルト・ニスマン(Alberto Nisman)検事が、証言の直前に遺体で発見され、大統領は自身に疑いの目を向けさせることを狙った陰謀だとの見解を示していた。
キルチネル大統領の発表によると、新たに設立される連邦情報機関のトップは大統領が指名するが、上院の承認を得る必要がある。(c)AFP
251
:
チバQ
:2015/01/29(木) 23:29:18
http://www.afpbb.com/articles/-/3037956
南スーダンで子ども兵3000人解放へ、ユニセフ発表
2015年01月28日 12:21 発信地:ジュバ/南スーダン
【1月28日 AFP】(一部更新)国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は27日、南スーダンの反政府勢力から子ども兵士約3000人が解放される見通しとなり、同日にその第1陣として280人が解放されたと発表した。ただし、同国ではその他にも数千人の子どもたちが兵士として戦闘に参加させられていると指摘している。
ユニセフによると、同国では過去1年間だけでも、反政府派の武装勢力によって少年を中心に約1万2000人の子どもたちが、兵士として戦闘にかり出された。
今回解放されたのは、学校に通うことなく最大4年にわたって戦闘に参加していた子どもたちで、中には11歳の子どももいた。その他の子どもたちは、向こう数週間のうちに解放されることになっている。
世界で最も若い国である南スーダンは、2013年12月にサルバ・キール(Salva Kiir)大統領が、クーデターを企てたとしてリヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領を非難して以降、内戦状態が続いている。
解放された子どもたちは、ジョングレイ(Jonglei)州ピボル(Pibor)郡に拠点を置く反政府勢力・南スーダン民主軍(Sudan Democratic Army、SSDA)コブラ派(Cobra Faction)を率いるデービッド・ヤウヤウ(David Yau Yau)司令官の部隊に兵士として徴用されていた。
ヤウヤウ司令官は南スーダンがスーダンから独立する前年の2010年に実施された選挙で議席を失って以降、政府に対する武装闘争を続けている。(c)AFP
252
:
チバQ
:2015/02/02(月) 19:50:02
http://www.afpbb.com/articles/-/3038468
南スーダン大統領と反乱軍、新たな停戦協定に合意
2015年02月02日 13:12 発信地:アディスアベバ/エチオピア
【2月2日 AFP】南スーダンのサルバ・キール(Salva Kiir)大統領と反乱軍を率いるリヤク・マシャール(Riek Machar)前副大統領が1日、内戦を終結させるための新たな協定に署名した。調印はエチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)で行われた。1年1か月以上におよんだ内戦では数万人が死亡している。
調停役を務めた東アフリカの平和と安全確保や地域統合を目指す地域機構、政府間開発機構(Inter-Governmental Authority on Development、IGAD)のセイヨム・メスフィン(Seyoum Mesfin)氏は報道陣に対し、「南スーダンにおける敵対行為は今朝(2日)から完全に停止することになっている」と述べた。
2013年12月に戦闘が始まって以来、キール大統領とマシャール氏の間では少なくとも6回、停戦合意が交わされているが、その度に合意は破られてきた。
東アフリカの8か国が加盟するIGADはこれまで、停戦を破棄すれば制裁措置を取ると警告しながら実際に踏み切ることはなかった。だが、今回の合意が破られた場合は、国連安全保障理事会(UN Security Council)やアフリカ連合(AU)の平和安全保障委員会に「厳しい対処」を要請すると南スーダンに警告したことを、メスフィン氏が明らかにした。
アディスアベバで行われた交渉は難航し、4日目に調印にこぎつけた。だが紛争解決の手段としてキール大統領とマシャール氏で権限を分担するというIGADの提案については、両者は合意に至らなかった。
マシャール氏は調印後の記者会見で「これは部分的な合意だ。最も重要な問題のいくつかが解決できていない」と述べ、新政権を設立しその中での役割を分担するための「暫定政府の構造」などについて意見が一致していないと明かした。
交渉は20日に再開する予定で、IGADは3月5日を最終合意の期限としている。
2011年に独立し世界で最も若い国家となった南スーダンだが、13年12月にキール大統領は自身が解任したマシャール前副大統領がクーデターを企てたとして非難。これを機に激しい戦闘が発生した。(c)AFP
253
:
チバQ
:2015/02/03(火) 20:11:55
http://www.cnn.co.jp/world/35059867.html
大統領の集会直後に自爆テロ、2人死亡 ナイジェリア
2015.02.03 Tue posted at 12:24 JST
(CNN) ナイジェリア北東部ゴンベにあるスタジアムの前で2日、自爆テロとみられる爆発が起き、2人の死者が出た。現場ではこの直前、ジョナサン大統領が選挙に向けた集会を開いていた。
警察は、自爆犯の女と別の女性1人が死亡したと発表した。一方で救急隊や病院の情報筋は、2人とも自爆したと述べた。
負傷者についても、地元警察責任者が軽傷6人と発表したのに対し、同情報筋は18人と報告するなど情報が交錯している。
警察責任者によれば、自爆犯は警備態勢に阻まれて集会に近付けなかったとみられる。大統領は1時間前に会場を出発し、すでに市外へ出ていたという。
現時点で犯行声明は出ていない。
ナイジェリアでは今月14日に選挙が実施される予定。ゴンベを含む同国北東部では最近、イスラム過激派「ボコ・ハラム」による攻撃が続発している。
254
:
チバQ
:2015/02/04(水) 20:11:20
http://www.sankei.com/world/news/150203/wor1502030062-n1.html
2015.2.3 22:30
フィジー、国旗から「ユニオンジャック」外す 10月お披露目、コンテスト実施
南太平洋の島国フィジーからの報道によると、バイニマラマ首相は3日、現在の国旗のデザインから英連邦加盟を示す英国旗ユニオンジャックを外し、太平洋地域の国家であることを示すものに変更すると述べた。新しい国旗のデザインコンテストを実施し、新国旗を10月の独立記念日に掲げたいとしている。
首相は、現在の国旗は1970年に英国の植民地から独立して以降、一定の役割を果たしたが、時代遅れになったと説明した。
英連邦では、ニュージーランド政府が昨年10月、国旗のデザインを変更するかどうかを決める国民投票を実施すると決めたと発表した。(共同)
255
:
チバQ
:2015/02/06(金) 19:12:22
http://www.asahi.com/articles/ASH264JDCH26UHBI013.html
豪首相が退陣の危機 与党内から動議「党首交代を」
シドニー=郷富佐子2015年2月6日18時54分
オーストラリアのアボット首相は6日、シドニーで会見し、自ら率いる与党自由党の国会議員から、党首と副党首の辞職を求める動議が出されたと明らかにした。10日に党議員総会を開き、動議が通れば党首選が行われる。アボット氏が敗れれば、3年間の任期途中での退陣となる。
2013年9月の総選挙に勝利し、6年ぶりに労働党から政権を奪還したアボット氏は、教育や医療などの分野での政策が不人気で、支持率が低迷。最近も英国フィリップ殿下への豪州勲章の爵位授与をほぼ独断で決めたところ、党内からも批判が相次ぎ、複数の国会議員から「党首交代」を求める声が出た。
動議が通って党首選が行われた場合、勝者が首相になる。野党時代の09年党首選でアボット氏に敗れたターンブル通信相の党首返り咲きや、副党首のビショップ外相らの名前が後任候補として挙がっている。(シドニー=郷富佐子)
256
:
チバQ
:2015/02/06(金) 19:25:36
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150206/k10015257131000.html
チュニジアで新内閣 「アラブの春」唯一の成功例
2月6日 6時29分
4年前、「アラブの春」と呼ばれる民主化運動の発端となった北アフリカのチュニジアで、新しい内閣が発足し、政権移行のプロセスが完了しました。
「アラブの春」を経験したほかの国々で混乱が続くなか、その成功例として安定に向かうのかどうか、注目されます。
チュニジアでは、失業中の若者が警察に抗議して焼身自殺したことをきっかけに「アラブの春」と呼ばれる民主化運動が起き、2011年1月、23年間、独裁体制を続けたベンアリ政権が崩壊しました。
その後、民主化プロセスが進められ、去年12月の大統領選挙で、世俗派政党の党首のカイドセブシ氏が当選しました。
組閣作業を進めた結果、5日、独裁政権崩壊後の暫定政権で内相を務めたシド氏を首相とする内閣が議会で承認されました。
新内閣には、世俗派政党との対立が懸念されていたイスラム系政党などからも入閣して挙国一致の連立政権が誕生し、これで4年にわたった政権移行のプロセスが完了しました。
「アラブの春」を経験したシリアやリビアなど中東のほかの国々で内戦や混乱が続いていますが、チュニジアは民主化プロセスが進み、「『アラブの春』の唯一の成功例」とも言われてきました。
しかし、最近ではイスラム過激派の活動が活発化し、イスラム過激派組織「イスラム国」にチュニジアから多くの若者が加わっているとも指摘され、新政権が治安の回復や経済の再生に成果を挙げ、国が安定に向かうのかどうか、注目されます。
257
:
チバQ
:2015/02/06(金) 19:40:18
http://mainichi.jp/select/news/20150206k0000e030190000c.html
チュニジア:新内閣に世俗派とイスラム勢力が参加
毎日新聞 2015年02月06日 10時29分
【カイロ秋山信一】チュニジア議会(定数217)は5日、首相候補のハビブ・シド氏が提案した閣僚人事案を賛成多数で承認した。新内閣には世俗政党ニダチュニス(チュニジアの呼びかけ)とイスラム政党アンナハダ(再生)の2大政党が参加。2011年の民主化要求運動「アラブの春」による革命以来、世俗派とイスラム勢力の対立が政治や経済の混乱を招いてきたが、国難に対応するために妥協が成立した格好で、新政権には中東民主化の模範の役割も期待されている。
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地元メディアによると、28の閣僚ポストのうち、ニダチュニスに外相や財務相など四つ、アンナハダに雇用・職業訓練相のポストが配分された。シド首相や国防相、内相、法相は無党派の実務者で、全体的に政治色が薄い構成となった。
新政権の最重要課題は、経済活性化と治安の立て直しだ。2大政党の連立政権が誕生したことで政局が安定し、改革への取り組みが円滑に進むことが期待される。一方、融資元の国際通貨基金(IMF)からは増税や補助金削減など緊縮策が求められている。緊縮策は革命後の混乱に疲弊した国民の反発を招く恐れがあり、難しいかじ取りを迫られる。
革命後に制定された新憲法では、外交・国防は大統領、内政は内閣と権限が分散されている。昨年10月の議会選、11〜12月の大統領選では、いずれもニダチュニスが勝利。カイドセブシ大統領から組閣を要請されたシド氏は当初、アンナハダを排除した閣僚人事案を議会に提出したが、ニダチュニスへの権限集中を懸念する声が他の世俗政党からも高まったため、人事案を練り直していた。
チュニジア政治に詳しいシンクタンク・アルジェリア戦略研究所のアブドルラフマン・ハナノ所長は「民主政治には野党の存在が重要だが、混乱期には与野党が一致結束することも重要だ。チュニジアの2大政党による妥協は、混乱が続く他のアラブ諸国の模範となる」と指摘した。
258
:
チバQ
:2015/02/06(金) 23:29:29
>>255
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015020600879
首相退陣論が表面化=与党内から反旗−豪
6日、シドニーで、与党内の造反の動きを受け、険しい表情で記者会見するオーストラリアのアボット首相(AFP=時事)
【シドニー時事】オーストラリアの与党・自由党のシンプキンズ下院議員らは6日、党議員総会が10日に開かれる際、アボット首相(自由党党首)に退陣を迫る動議を提出する方針を表明した。アボット首相には指導力が欠如していると主張し「もはや誰も首相の言うことを聞かない」と批判した。
アボット政権は2013年9月に発足したが、国民に負担を求める緊縮型予算などが嫌われ、最近の世論調査では支持率は34%まで下がっている。1月下旬に実施されたクイーンズランド州議会選挙で、与党は予想外の敗北を喫した。党内に一気に危機感が広まり、反首相派から「アボット降ろし」の動きが表面化した。
アボット首相は6日、記者会見し「動議否決を働き掛けるまでだ」と述べ、反対勢力の押さえ込みに向け強気の姿勢を強調した。反首相派から後任の首相候補に名乗りを上げた議員はまだいないが、水面下ではターンブル通信相らを推す動きがある。(2015/02/06-18:55)
259
:
チバQ
:2015/02/08(日) 12:52:21
http://www.sankei.com/world/news/150208/wor1502080009-n1.html
2015.2.8 11:50
ナイジェリア大統領選、来月に延期 ボコ・ハラム掃討で「安全性確保できない」
7日、ナイジェリアの首都アブジャで、大統領選の延期に抗議する人たち(AP)
ナイジェリアの選挙管理委員会は7日、14日に投票予定だった大統領選挙を3月28日に延期すると発表した。フランス公共ラジオなどが伝えた。治安当局がイスラム過激派ボコ・ハラムの掃討作戦を優先し、警備に人員を充てられないため選挙の安全性が確保できないことが理由という。
大統領選は、再選を目指す与党「国民民主党」のジョナサン大統領(57)と野党「全進歩会議」のブハリ元最高軍事評議会議長(72)による事実上の一騎打ちで接戦の見込み。政権交代の好機ととらえ、今月14日の実施を求めていたブハリ陣営が反発し、混乱が広がる恐れがある。(共同)
260
:
チバQ
:2015/02/08(日) 13:23:07
http://mainichi.jp/select/news/20150207k0000e030190000c.html
ボコ・ハラム:ニジェールに侵攻…町を攻撃後に撤退
毎日新聞 2015年02月07日 12時31分(最終更新 02月07日 13時25分)
【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリアの北東部で支配地域を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムが6日、国境を越えて隣国ニジェールに侵入し、町を攻撃した。ニジェール軍などが応戦し、ボコ・ハラムは撤退した模様。ボコ・ハラムは最近、カメルーンへの越境攻撃を強めてきたが、ニジェールへの侵攻は初めてで、今後さらなる攻撃が懸念される。
AP通信などによると、ボコ・ハラムは6日、ニジェール側の国境の町ボッソに侵攻。ニジェール軍とニジェール支援のため駐留するチャド軍が応戦した。
ナイジェリア北東部の支配地域でイスラム国家樹立を宣言するボコ・ハラムは昨年12月以降、カメルーン北部で攻撃を強めてきた。このためカメルーン軍支援のために1月からカメルーン領内に駐留していたチャド軍が今月3日、ナイジェリア領内に進攻し、ボコ・ハラムが制圧していた町ガンボルを奪回した。
しかし、ボコ・ハラムはその後、カメルーン側の町フォトコルを急襲。AP通信は4、5両日で100人近い死者が出たと報じている。
勢いを増すボコ・ハラムについて周辺国の危機感が高まっており、アフリカ連合(AU)がチャド、ニジェールを含めた5カ国による、ボコ・ハラム対策の多国籍部隊の発足を決めたばかり。ボコ・ハラムのニジェールへの攻撃は周辺国の機先を制する狙いも考えられる。
261
:
チバQ
:2015/02/08(日) 13:24:24
http://mainichi.jp/select/news/20150208k0000m030022000c.html
豪州:高まる首相辞任求める声 政策迷走で支持率低迷
毎日新聞 2015年02月07日 18時11分(最終更新 02月07日 21時25分)
【ジャカルタ平野光芳】オーストラリアのアボット首相の辞任を求める声が、与党自由党内で高まっている。2013年9月の総選挙で労働党から政権を奪還したが、政策の迷走もあって支持率は30%台に低迷。10日の党国会議員総会で党首の座を追われ、首相が交代する事態の生じる可能性もあり、政権は発足以来の危機を迎えている。
「首相を支持していない。政策に一貫性がなく、理路整然としていない」。今月3日、党所属の下院議員の一人が、豪ABCテレビで公然と批判すると、同調する議員が続出した。直前のクイーンズランド州議会選挙で自由党系が惨敗し、党内の不満が爆発した形だ。
反アボット派がどの程度支持を集められるかは不透明だが、地元メディアでは「所属国会議員の少なくとも3割が解任に賛成する」との観測も出ている。
アボット氏は野党党首として6年ぶりの政権交代を実現。ところが就任後は総選挙で掲げていた「教育、年金、医療をカットしない」との公約を、財政難などを理由に次々と変更した。
国民の激しい反発を招き、通院医療費の実質値上げや、大学授業料の値上げ規制緩和などは頓挫。さらに先月26日には、英エリザベス女王の夫フィリップ殿下に「ナイト称号を贈る」と決定し、「時代錯誤」(オーストラリアン紙)などと批判が殺到した。
こうした動きに対し、アボット首相は一歩も引かない構え。アボット首相が信任されて続投する場合でも、1年半後の総選挙をにらみ「党の顔」を巡る駆け引きが続きそうだ。
一方、アボット首相は安倍晋三首相と会談を重ね、個人的な関係を築いてきたとされる。両首脳の下では、豪州が進める次世代の潜水艦導入計画に対し、日本が建造や技術面で協力する協議が進行中。アボット氏が辞職に追い込まれれば、影響が出るとの見方がある。
263
:
チバQ
:2015/02/09(月) 19:59:22
まちがえた
330 :チバQ :2015/02/09(月) 19:57:30
http://mainichi.jp/select/news/20150210k0000m030059000c.html
ナイジェリア:大統領選を3月に延期 ボコ・ハラム掃討へ
毎日新聞 2015年02月09日 19時40分
【ヨハネスブルク服部正法】イスラム過激派ボコ・ハラムの勢力拡大による治安悪化を理由に、西アフリカ・ナイジェリアの選挙管理委員会は7日、今月14日に実施予定の大統領選と議会選を3月28日に延期すると発表した。これについて、形勢を危ぶむ与党側からの圧力に選管が屈したとの見方が野党側から出ており、今後与野党支持者の対立がさらに強まる可能性がある。
「民主主義の大きな後退だ」。最大野党「全進歩会議(APC)」の最高幹部は選管の延期決定を声明でそう批判した。ケリー米国務長官は延期決定について声明で「深い失望」を表明した。
選管のジェガ委員長は7日の会見で延期決定の背景として、ボコ・ハラム掃討に「少なくとも6週間」必要とする当局の見方を明らかにした。ボコ・ハラムは2009年以降、テロ攻撃を繰り返しており、ロイター通信によると、APCの大統領候補で、現職ジョナサン大統領との一騎打ちの公算が大きいブハリ元最高軍事評議会議長は「6年間(鎮圧)できなかったことを、彼ら(治安当局)は6週間ではできない」と皮肉った。
ボコ・ハラムは昨年4月、北東部チボクの女子校から約270人の女子を拉致。国際社会に衝撃を与え、ナイジェリア政府による救出やボコ・ハラム鎮圧への期待が高まったが、事態は好転していない。ボコ・ハラムは同8月には支配地域でのイスラム国家樹立も宣言して制圧地を拡大し、国家の分断化を進めている。さらには隣国カメルーンなどへの攻撃も強めている。
「ジョナサン氏対ブハリ氏」の大統領選の構図は前回(11年)と同様だが、ボコ・ハラムへの対応への批判や政府内の汚職への不満が強まっており、最近では両氏の支持率が拮抗(きっこう)している。ジョナサン氏は南部出身のキリスト教徒で、ブハリ氏は北部のイスラム教徒。支持者の対立が地域・宗教間対立に発展する懸念も指摘される。前回選の直後には北部を中心にブハリ氏支持者らが暴徒化するなどして、約800人の死者が出た。
264
:
チバQ
:2015/02/09(月) 20:00:28
http://mainichi.jp/select/news/20150209k0000e030053000c.html
オーストラリア:アボット首相が続投
毎日新聞 2015年02月09日 10時07分(最終更新 02月09日 10時29分)
【ジャカルタ平野光芳】オーストラリアの与党自由党は9日、国会議員総会を開き、党首のアボット首相の解任案を反対多数で否決した。アボット首相の続投が決まった。
アボット氏は2013年9月の総選挙に勝利して首相に就いたが、政策が迷走して支持率が低下。与党からも党首・首相の交代を求める声が上がり、議員総会で解任案を議論した。解任反対が61票、賛成が39票だった。
アボット政権は発足以来最大の危機を乗り切ったが、4割の議員が解任に賛成したことで今後の求心力低下は避けられない情勢。1年半後の総選挙に向け、与党内で首相交代論がくすぶりそうだ。
265
:
チバQ
:2015/02/09(月) 20:02:12
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150209-OYT1T50076.html
豪首相、不信任動議否決も「退陣は時間の問題」
2015年02月09日 19時11分
【ジャカルタ=池田慶太】オーストラリア与党の自由党は9日、議員総会を開き、国会議員による投票の結果、アボット首相(自由党党首)ら執行部の不信任動議を61対39で否決した。
可決されていれば、アボット首相は3年の任期半ばで退陣を迫られるところだった。アボット氏は投票後、「国を成功に導くため最善を尽くす」と続投を宣言した。
財政再建を目指した緊縮予算が国民の不評を買い、与党支持率が30%台と低迷したことから、与党内の一部で首相への不満が噴出。政権の「中間評価」とされたクイーンズランド州議会選(1月31日投票)で大敗すると、連邦議会の総選挙を来年に控え、執行部刷新の声が急速に広まった。党執行部は、不意打ち的に議員総会を1日前倒しして動議を抑え込んだが、「退陣は時間の問題」(地元紙シドニー・モーニング・ヘラルド)とさえ言われている。
http://www.afpbb.com/articles/-/3039096
アボット豪首相続投へ、与党が不信任動議を否決
2015年02月09日 10:32 発信地:シドニー/オーストラリア
【2月9日 AFP】オーストラリアの与党・自由党(Liberal Party)は9日、党首トニー・アボット(Tony Abbott)首相(57)の指導力を疑問視する党内議員から出されていた不信任動議を、反対61賛成39で否決した。これによりアボット氏は引き続き首相の座にとどまることが確定した。
2013年9月の就任から1年5か月を迎えたアボット首相だが、最近は支持率が低迷し、数々の政策も行き詰まっていることから、先週に自由党議員から首相とジュリー・ビショップ(Julie Bishop)副首相の交代を求める動議が提出されていた。
動議否決によって退任を免れたアボット首相はテレビ放送された声明で、この問題は「すでに過去のものになった」と述べ、党内の「分裂と不確定さ」に終止符を打つよう訴えた。(c)AFP/Martin PARRY
266
:
チバQ
:2015/02/11(水) 13:56:53
http://mainichi.jp/select/news/20150211k0000e030129000c.html
ニジェール:非常事態宣言 ボコ・ハラムから攻勢
毎日新聞 2015年02月11日 11時09分
イスラム過激派ボコ・ハラムによる攻勢を受け、ニジェール政府は10日、ナイジェリアと国境を接する南東部ディファ州で、15日間の非常事態宣言を出した。フランス公共ラジオが伝えた。ナイジェリアを拠点とするボコ・ハラムは6日に初めてニジェールを襲撃するなど周辺国に攻撃を拡大している。
ディファ州では9日に自爆テロで6人が死亡するなど、緊張が高まっていた。非常事態宣言で、治安当局に家宅捜索などの権限を与える。
ニジェールの国民議会は9日、ナイジェリアでのボコ・ハラム掃討作戦に約750人の軍部隊を派遣することを満場一致で決定した。(共同)
267
:
チバQ
:2015/02/11(水) 14:06:42
http://www.afpbb.com/articles/-/3039225
「大統領選までにボコ・ハラム掃討」 ナイジェリア安全保障顧問
2015年02月10日 12:58 発信地:アブジャ/ナイジェリア
【2月10日 AFP】ナイジェリアのサンボ・ダスキ(Sambo Dasuki)国家安全保障顧問は9日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」を3月の大統領選挙までに掃討し、同選挙の再度延期を避ける決意を表明した。AFPのインタビューに語った。
ナイジェリア大統領選挙については先週末、ダスキ氏の助言に従い、当初の予定から6週間延期し3月28日に実施されることが発表されていた。
ダスキ氏はインタビューで、変更された投票日までに「ボコ・ハラムの全拠点を排除する」と宣言。新たな投票日までに達成できる成果について問われると「彼ら(ボコ・ハラム)はいなくなる。解体されるだろう」と語った。
ナイジェリア当局は以前にもボコ・ハラム掃討の期限を設定したことがあるが、達成されることなく過ぎていた。だがダスキ氏は、たとえ目標が達成されなくとも「その時の状況は選挙に十分資するものになる」と述べ、再度の投票日延期は不要だろうとの見解を示した。
一方、カメルーン北部では8日、ボコ・ハラムとみられる武装集団がバスの乗客20人を拉致し、うち12人を殺害して残りの8人を解放する事件があった。(c)AFP/Ola AWONIYI, with Aminu ABUBAKAR in Kano
268
:
チバQ
:2015/02/13(金) 20:11:45
http://www.sankei.com/world/news/150213/wor1502130063-n1.html
2015.2.13 19:23
ボコ・ハラムがチャド襲撃 周辺3カ国との対立激化
ナイジェリア北東部を拠点とするイスラム過激派ボコ・ハラムは13日までに、越境してチャド西部の村を襲撃し、5人を殺害した。フランス公共ラジオが伝えた。チャドを攻撃するのは初めて。カメルーン、ニジェールに続き、ナイジェリア北東部と国境を接する3カ国全てで被害が発生した。
ナイジェリア北東部に進攻し、ボコ・ハラム掃討を進めるチャド軍に対する報復の可能性がある。ニジェールも今月に入ってボコ・ハラムから襲撃を受ける一方、軍部隊を掃討作戦に派遣する方針を決定し、ボコ・ハラムと周辺国の対立が激しさを増している。(共同)
269
:
チバQ
:2015/02/13(金) 20:22:08
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015021300660
野党が大躍進=アボット首相に逆風も-豪地方選
【シドニー時事】1月31日に実施されたオーストラリア北東部クイーンズランド州の議会選挙(定数89)の開票結果が13日、発表された。野党労働党が予想外の勝利を収め、3年ぶりに州政権を奪回した。与党自由党内で求心力が低下するアボット党首(連邦政府首相)への逆風が一段と強まりそうだ。
労働党は改選前の9議席から44議席へ大躍進した。自由党系の自由国民党は73議席から42議席に後退した。公有資産の民営化政策が嫌われたほか、「アボット批判票」も出たもようだ。
アボット政権は緊縮予算で不評を買い、支持率が低迷している。与党内からは「アボット首相では来年の連邦総選挙を戦えない」との声が上がり、辞任要求動議が出される事態となった。動議は否決されたが、地方選敗北を受けて交代論が再燃する可能性もある。
有色人種を排斥する「白豪主義」復活を訴えるワンネーション党のポーリン・ハンソン党首は僅差で敗れ、政界復帰は成らなかった。(2015/02/13-16:45)
270
:
チバQ
:2015/02/13(金) 20:35:04
http://mainichi.jp/select/news/20150214k0000m030082000c.html
ボコ・ハラム:隣国チャドも攻撃 ナイジェリアから越境
毎日新聞 2015年02月13日 20時14分
【ヨハネスブルク服部正法】ロイター通信によると、西アフリカ・ナイジェリア北東部で勢力を伸ばすイスラム過激派ボコ・ハラムが13日未明、隣国チャドの村を攻撃し、死者が出た。ボコ・ハラムによるチャド側への越境攻撃は初めて。これで、ナイジェリア北東部と接する隣国すべてに越境攻撃を加えたことになる。
ボコ・ハラムの戦闘員30人程度がカヌーで国境に位置するチャド湖を渡り、チャド側の村ヌグブアを襲撃した模様だ。住民によると10人程度を殺害した後、チャド軍に追い払われたという。
ボコ・ハラムは、イスラム国家樹立を一方的に宣言し、ナイジェリア北東部で支配地域を拡大している。昨年12月以降は隣国カメルーン領内への越境攻撃を強めている。今月6日には初めて隣国ニジェール領内の町も攻撃した。
国境を越えて勢力拡大を狙うボコ・ハラムに対し、アフリカ連合(AU)は7日、チャド、ニジェールなどを含む5カ国による8750人規模の多国籍部隊創設を承認。部隊展開に先んじる形で今月3日にチャド軍がナイジェリア領内に進攻して、ボコ・ハラムと交戦している。
271
:
チバQ
:2015/02/16(月) 21:53:44
http://www.sankei.com/world/news/150216/wor1502160038-n1.html
2015.2.16 20:09
【イスラム国】
「アラブの春」が裏目? 事実上「内戦」のリビアが格好の標的に
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(1/2ページ)
【カイロ=大内清】イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」系組織がリビアでも台頭し、新たな人質殺害事件を起こしたことは、イスラム国が、2011年以降のいわゆる「アラブの春」で混乱した中東・北アフリカ情勢を利用し、勢力を拡大させている現実を国際社会に突きつけた。
エジプトに隣接するリビアでは11年、反政府デモへの弾圧をきっかけとした内戦と、北大西洋条約機構(NATO)などの軍事介入でカダフィ政権が崩壊。その後は制憲議会が民選されたが、軍閥化した各地の反カダフィ派民兵の権力争いが激化したことで政権移行プロセスが頓挫した。
昨年夏には制憲議会に代わる議会を選ぶ選挙が行われた。しかし、新議会の正統性を認めない西部ミスラタの有力軍閥や、イスラム原理主義のムスリム同胞団系、東部ベンガジを拠点とする国際テロ組織アルカーイダ系などのイスラム勢力が「リビアの夜明け」連合を結成し、首都トリポリで独自に学者のオマル・ハーシ氏を首相に擁立した。
これに対し、国際的な承認を受ける新議会側は、拠点を東部トブルクに移しシンニー首相を選出。シンニー氏は、カダフィ政権で軍高官だったハフタル将軍や西部ゼンタンの軍閥と連携し「リビアの夜明け」側と対立している状況だ。
これまでイスラム国は、宗派対立に起因する政情不安が続くイラクや内戦下にあるシリアなど、国家権力が機能していない地域に狙いを定めることで勢力を急拡大させてきた。
そんなイスラム国にとり、事実上の内戦状態にあるリビアは格好の浸透対象だ。カダフィ政権を打倒する内戦の過程で戦闘的なイスラム勢力が台頭していたことや、内戦中のフランスなどによる武器支援もあって銃器が氾濫していることも好条件となっている。
こうしたリビアの状況に対し、多数の労働者がリビアへ働きに出ているエジプトのシーシー政権は強い懸念を表明してきた。リビアから大量の銃器が周辺国に流出していることなどへの危機感も強く、昨年夏にはアラブ首長国連邦(UAE)とともにトリポリでイスラム勢力を空爆したとも取り沙汰された。
ただ、財政難にあるエジプトが単独でリビアへの介入を続けるのは難しいとみられ、今後は湾岸アラブ諸国など他の有志連合参加国に協力を求めることも考えられる。
272
:
チバQ
:2015/02/17(火) 22:00:45
http://mainichi.jp/select/news/20150217k0000m030096000c.html
21人殺害:分断リビアを侵食…IS、組織肥大化の恐れ
毎日新聞 2015年02月17日 00時52分(最終更新 02月17日 03時08分)
【カイロ秋山信一】リビアでイスラム過激派組織「イスラム国」(IS)の分派がキリスト教徒のエジプト人21人を殺害した事件は、ISがリビアで拠点化を進めている実態を浮き彫りにした。リビアは2011年のカダフィ独裁政権崩壊後、武装勢力が割拠し、混乱が続いている。豊富な石油資源を有するリビアがISの温床になれば、組織の肥大化が進む恐れがある。
ISの分派「ISトリポリ州」が15日にインターネット上で公開した映像は、IS本体の広報部門のロゴマーク入りで高画質だった。黒ずくめの戦闘員は殺害された人質と同人数おり、組織が小規模なテロ集団にとどまらないことを示唆した。戦闘員が人質を連行する写真は、ISが12日に発行したウェブ版英字機関誌にも掲載されており、今回の事件はIS本体の主導だった可能性がある。
ISが昨年6月にシリアとイラクの実効支配地域で「建国」を一方的に宣言した後、リビアでも既存のイスラム過激派組織の一部がISに忠誠を誓った。昨年11月にはISのバグダディ指導者がリビアへの勢力拡大を宣言。IS分派は東部デルナや中部シルトで政府庁舎などを制圧し、実効支配の足がかりをつかもうとしている。
中央政府の不在もISの勢力拡大を助長している。昨年6月の暫定議会選の正当性を巡って、選挙で勝利した世俗派と、イスラム主義者が対立。イスラム勢力は首都トリポリを武力制圧し、東部トブルクを拠点にした世俗派との東西対立が続く。国連が1月に始めた和解調停も成果は上がっていない。エジプトやアラブ首長国連邦(UAE)は世俗派、トルコやカタールはイスラム勢力を支援し、周辺国の足並みも乱れている。
広域的な実効支配以外に、資源施設を狙っている可能性もある。英石油大手BPによると、リビアは世界9位の原油埋蔵量(485億バレル)を誇る。ISはシリアやイラクで油田を制圧し、原油密売を資金源にしてきた。米軍主導の有志国連合が、シリアやイラクでISの製油施設を集中的に空爆。資金源が細ったため、ISが新たな資金源としてリビアの油田に着目しているとの見方もある。
273
:
名無しさん
:2015/02/17(火) 22:18:53
http://www.jiji.com/jc/isk?g=isk&k=2015021600583&rel=top01
左派勝てば「イスラム国」侵入?=首相の選挙用動画-イスラエル
【エルサレム時事】3月17日投開票のイスラエル総選挙に向けた、ネタニヤフ首相率いる与党・右派リクードのPR用の動画が物議を醸している。過激組織「イスラム国」の戦闘員に扮(ふん)した男らが登場し、安全保障面で「弱腰」な左派に投票すればテロリストが侵入してくると不安をあおる内容。左派からは「治安面が不安なのは首相の方だ」と強く反発されている。
14日夜に公開された動画では、イスラム国の黒い旗を掲げ「戦闘員」が乗った軽トラックが路上で止まり、隣の車の運転手に「エルサレムにはどう行けばいい?」と尋ねる。運転手が「左に曲がれ」と答えると、テロップで「左(派)はテロに屈することになる」「私たちか彼らかだ。リクードしか、ネタニヤフしかいないのだ」とメッセージが表示される。動画に合わせてアラビア語のラップ音楽も流れている。
動画公開を受け、労働党と中道政党「ハトヌア」による統一会派「シオニスト・キャンプ」(中道左派)は猛反発。左派からすればネタニヤフ政権こそが「1000人以上の囚人を釈放してイスラム原理主義組織ハマスを強化し、イランを核兵器保有直前まで到達させた」元凶だ。ネタニヤフ首相の「治安分野での大失敗」を忘れていないと訴えている。
音楽を無断使用されたパレスチナ人の音楽グループも、イスラム国と関連付けられ「メンバーの生活が危険にさらされた」と抗議している。
最新の世論調査では、選挙戦はリクードとシオニスト・キャンプが第1党を争っている。(2015/02/16-16:28)
274
:
チバQ
:2015/02/18(水) 21:18:17
http://mainichi.jp/select/news/20150219k0000m030065000c.html
ボコ・ハラム:ナイジェリア国境越え拡大 IS手法まね
毎日新聞 2015年02月18日 20時04分(最終更新 02月18日 21時01分)
【ヨハネスブルク服部正法】西アフリカ・ナイジェリア北東部で支配地域を広げるイスラム過激派ボコ・ハラムは今月に入り、隣国ニジェールとチャドに相次いで侵攻している。ナイジェリア軍の鎮圧作戦に屈するどころか、逆に国境を越えて拡大している。強大化の背景には、イスラム過激派とのネットワークや、地域の民族的な対立が浮かび上がってくる。
ボコ・ハラムは今月1日には北東部の最大都市マイドゥグリにも大規模攻撃を仕掛けたほか、これまでに北東部3州を中心にベルギーに匹敵する3万平方キロ程度を制圧。約170万人を支配下に置いたとも推測される。
隣国への攻撃も始めた。昨年12月からカメルーンへの攻撃を強め、今月6日にニジェール、同13日にチャドをそれぞれ初めて越境攻撃した。越境前には、この3カ国で戦闘員勧誘を活発化させていたことが明らかになっており、事前に隣国にも布石を打っていた可能性がある。
支配地域拡大の背景にあると見られるのが、ナイジェリア北東部と、この3カ国の国境地帯にまたがって住むカヌリ人の存在だ。「ボコ・ハラムの戦闘員の多くがカヌリ人」(ナイジェリア北部カノの住民)との指摘もある。ボコ・ハラムは過激思想を吹き込んで勧誘するだけでなく、カヌリ人の帰属意識や、人口が多くナイジェリア北部で政治的、社会的に主流をなしてきたハウサ人に対する、カヌリ人の反発を利用して、戦闘員の勧誘と拡大を進めている可能性もある。
ナイジェリアと周辺3カ国にまたがる地域は、カヌリ人が主流となった「カネム・ボルヌ帝国」(9世紀ごろ〜19世紀)のあった地域でもあり、一部の専門家からは、ボコ・ハラムの目的が同帝国の再現にあるとの分析も出ている。
進撃を続けるボコ・ハラムの中心的な戦闘員数について4000〜6000人程度との推計がある。しかし、ボコ・ハラムに詳しいシンクタンク「安全保障研究所」(南アフリカ)のマーティン・エウィ上級研究員は、戦闘員の実数について「最大約2万人」と推測し、これまでの推計以上に拡大している可能性を指摘する。
また、資金面では、国際テロ組織アルカイダ系でアルジェリアを拠点とする「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ」(AQIM)から援助を受けているとされている。崩壊したリビアのカダフィ政権が保有していた武器が、AQIMやチャドなどを経由して、流入している疑いがある。
275
:
チバQ
:2015/02/19(木) 21:34:01
http://www.sankei.com/world/news/150218/wor1502180049-n1.html
2015.2.18 23:03
ナイジェリア軍がボコ・ハラムを掃討、11地域奪還 空爆で住民30人死亡も
ブログに書く1
【カイロ=大内清】ロイター通信によると、ナイジェリア軍は18日、ここ数日間で同国北東部を拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」の掌握していた町や村11カ所を奪還し、戦闘員300人以上を殺害したと発表した。また、ボコ・ハラム掃討に協力している隣国カメルーンも、ナイジェリア国内の村を占拠していたボコ・ハラムの部隊を空爆したと発表した。
ロイター通信によると、ナイジェリア北東部の国境周辺の村が空爆され、住民約30人が死亡した。誤爆の可能性もある。
ナイジェリア北東部では17日、ボコ・ハラムによるとみられる自爆テロが相次ぎ、AP通信によると少なくとも41人が死亡。同組織の指導者、シェカウ容疑者は同日、3月28日に予定される総選挙を「神は絶対に許さない」とするビデオをネット上に公表、選挙妨害のためにテロを活発化させると宣言した。
シェカウ容疑者はビデオで、「われわれの命にかえても、選挙を平和的に実施させることはない」と強調。ナイジェリアやカメルーンとともにボコ・ハラム掃討に乗り出しているニジェールやチャドに対しても非難を繰り返した。
277
:
チバQ
:2015/02/22(日) 18:53:39
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015022200071
リオのカーニバルで大盤振る舞い=赤道ギニアの独裁大統領
【サンパウロ時事】ブラジル・リオデジャネイロのカーニバル(謝肉祭)で、アフリカ中部・赤道ギニアの独裁者ヌゲマ大統領が大盤振る舞いをしたと話題になっている。公共事業発注先のブラジル企業にサンバチームへの資金提供も働き掛けたとされ、ブラジル紙グロボは「庶民の祭りが独裁者から支援を受けることが正しいのか、疑問だ」と報じている。
グロボ紙によると、熱狂的カーニバルファンのヌゲマ氏は、息子のヌゲマオビアンマンゲ副大統領らとリオを訪問。12万レアル(約500万円)でVIP席を借り、家族や友人と大量の高級シャンパンを飲みながら真夏の祭典を楽しんだ。
カーニバル翌日には市内の高級料理店に約40人を招き、1人2000レアル(約8万3000円)の食事を振る舞った。飲食費が公金だったかは明らかにされていない。
カーニバルでは、赤道ギニアをテーマに歌や踊りを披露したサンバチームが優勝した。演出に巨額費用を投じたチームは、赤道ギニアで公共事業を請け負うブラジル企業から事前に計1000万レアル(約4億1500万円)の寄付を受けたと認めているという。(2015/02/22-15:20)
278
:
チバQ
:2015/03/01(日) 23:42:36
http://www.sankei.com/world/news/150301/wor1503010003-n1.html
2015.3.1 06:00
【国際情勢分析】
“補充兵力”に使われる「少年」…南スーダン 少年89人誘拐、戦闘を強制
(1/3ページ)
南スーダンとの国境地帯で、銃を手にするケニアのトゥルカナ族の少年たち。両国の国境紛争にも、それぞれの少年兵が駆り出されている=2014年12月21日(ロイター)
国連児童基金(ユニセフ)は21日、政府軍と反政府勢力の武力衝突が続くアフリカの南スーダンで先週、少なくとも89人の少年が武装集団に誘拐されたと公表した。少年兵として戦闘に参加させる目的とみられ、ユニセフは強く非難し、即時解放を求めた。2011年7月にスーダンから分離独立し、陸上自衛隊が翌年から国連平和維持活動(PKO)に参加している南スーダンでは、13年12月から内戦状態となり、政府軍と反政府勢力の激しい戦闘が断続的に続いている。双方とも兵力を補うため、誘拐した少年を強制的に戦闘に従事させており、ユニセフは昨年1年間で約1万2000人の子供が少年兵にさせられたと推計している。(SANKEI EXPRESS)
民家に押し入り
ユニセフによると、武装集団は先週初め、南スーダン北部の油田地帯、上ナイル州の州都マラカル近郊の集落を包囲し、住宅に一軒ずつ押し入って12歳以上の少年を選んで連れ去ったという。89人とは確認された人数で、実際にはもっと多いとしている。政府軍と反政府勢力のいずれの側に立つ武装勢力かは明らかになっていない。
ユニセフ南スーダン事務所のジョナサン・ベイチ代表は「子供たちが武装勢力に誘拐され、戦闘員として利用されることによって、地域の家庭やコミュニティーが崩壊する。子供たちは想像を絶する暴力にさらされ、家族と学校に通う機会をも失い、見るべきではないものを目撃させられる」と憤慨した。
279
:
チバQ
:2015/03/01(日) 23:42:52
「第3の民族」狙う
南スーダンでは、サルバ・キール大統領(63)と反政府勢力トップのリエック・マシャール前副大統領の対立によって内戦が始まって以降、1年2カ月で少なくとも1万人が死亡し、約150万人が国内で避難民状態にある。対立の背景には、新たな国家運営の主導権争いや石油利権をめぐる暗闘などがあるが、民族対立という側面も有している。
キール大統領の出身部族で政府軍に多い最大民族ディンカと、反政府勢力の主体である第2の有力民族ヌエルとの争いだ。双方は少年兵を強制的に駆り立てる際、内戦には中立を保っている第3の民族シルクをターゲットにしており、マラカル近郊の集落はシルク族の居住地域だった。
政府軍と反政府勢力はこれまでに数回停戦協定を結んだが、協定破りを繰り返してきた。今月2日にもキール大統領とマシャール前副大統領が隣国エチオピアの首都アディスアベバで会談し、停戦協定に署名したばかりだが、戦闘は完全にはやんでいない。ただ、ユニセフや国際人権団体などの働きかけによって少年兵の解放が順次実現することになり、ユニセフは約3000人の少年兵が近く解放されると発表していた。
近く激しい衝突か
2月以降、これまでに3回、200〜300人単位で双方から少年兵が解放されてきたが、その矢先に起きたのが今回の誘拐だった。過去の例では、大規模な戦闘が始まる前に大がかりな誘拐が行われている。それだけに、近く再び激しい衝突が起きるのではないかとの観測も出ている。
12〜17歳の子供たちが戦闘に駆り出されて、日常的に殺し合いを強制されている。決して国際社会は看過してはならない。
280
:
チバQ
:2015/03/01(日) 23:44:49
http://www.sankei.com/world/news/150301/wor1503010028-n1.html
2015.3.1 20:43
91歳の大統領、自分プリント礼服やゾウ・ワニ肉振る舞い…ジンバブエで超豪華誕生会
2月28日、ジンバブエのビクトリアの滝近くで開かれた自身の誕生日を祝う式典に参加したムガベ大統領(中央)(AP=共同)
アフリカ南部のジンバブエで2月28日、世界最高齢の国家元首であるムガベ大統領の91歳の誕生日を祝う豪華な式典が開催された。支持者数千人が参加し、約100万ドル(約1億2千万円)が費やされた。野党はその金を教育や保健医療に使うべきだと批判した。フランス公共ラジオなどが伝えた。
世界三大瀑布の一つ、ビクトリアの滝近くのゴルフ場で開かれた式典の費用は個人や企業の寄付金でまかなわれ、与党ジンバブエ・アフリカ民族同盟愛国戦線が主催した。参加者らはムガベ氏の肖像画が入った礼服を身にまとい、地元の著名な歌手らがパフォーマンスを披露。ゾウやワニの肉が振る舞われたという。
野党、民主変革運動の報道官は2月中旬に「この節度に欠けるパーティーの資金を破綻した地元の病院や学校の再建に充てるべきだ」と訴えた。
281
:
チバQ
:2015/03/04(水) 23:36:48
http://www.sankei.com/world/news/150303/wor1503030054-n1.html
2015.3.3 20:05
リビア、軍閥の長を最高司令官に任命 「内戦」に新たな火種?
ブログに書く1
【カイロ=大内清】リビア東部トブルクにある同国暫定政府は2日、首都トリポリを掌握しているイスラム勢力と対立する軍閥の長、ハフタル将軍を国軍の最高司令官に任命した。反イスラム勢力の急先鋒(せんぽう)であるハフタル氏が公式に政府の要職に就いたことで、内戦状態が激しさを増す可能性がある。
リビアでは2011年の内戦でカダフィ政権が崩壊して以降、各地で軍閥やイスラム武装勢力が台頭し政権移行プロセスが頓挫。昨年夏には、国際的な承認を受ける暫定政府がトブルクで、その正統性を認めないイスラム勢力連合「リビアの夜明け」がトリポリでそれぞれ首相を擁立し、分裂状態に陥った。
そんな中、東部を中心とする有力軍閥を率いるハフタル氏は「リビアの夜明け」と激しく対立し、暫定政府側での存在感を強めていた。
282
:
チバQ
:2015/03/05(木) 19:38:03
http://www.sankei.com/premium/news/150305/prm1503050001-n1.html
2015.3.5 11:00
【国際情勢分析】
揺れるアルゼンチン テロ犯隠蔽・密約疑惑、追及検事は謎の死…世論調査55%「疑惑濃厚」と疑われる女性大統領の危機
(1/4ページ)
密約疑惑で窮地に立つフェルナンデス大統領(ロイター)
南米アルゼンチンで1994年に起きたユダヤ系施設爆破テロ事件に絡み、フェルナンデス大統領らがイラン人容疑者らの関与を隠蔽したとされる疑惑で、アルゼンチン連邦裁判所が、検察からの告発を却下し、波紋が広がっている。疑惑を捜査していた検察官が死亡したり、その協力者だった元情報機関幹部が密輸容疑で告発されるなどミステリアスな展開をたどっていることで関心は高まる一方だ。「大統領は隠蔽に関与したと思う」と過半数が答えた世論調査もあり、政権運営に影響する可能性もある。(ロサンゼルス 中村将)
「状況証拠すらない」
「大統領の疑惑」を捜査していた検察官、アルベルト・ニスマン氏の遺体は1月18日、首都ブエノスアイレスの自宅浴室でみつかった。ニスマン氏は翌日、疑惑について議会証言する予定だった。AP通信によると、ニスマン氏はその数日前、「大統領の疑惑」を連邦裁判所に告発していた。
遺体は頭部に被弾。使用された拳銃はそばに落ちており、同僚のものと判明した。ニスマン氏は同僚に「私の警護担当者らを完全に信頼することができないので貸してほしい」といって拳銃を借りたとされる。
警察は他殺と自殺の両面で捜査しているが、いまだに結論を出していない。
検察当局は2月13日、ニスマン氏の“遺志”を受けて、捜査を本格化させることを発表したが、連邦裁判所の担当判事は同月26日、「状況証拠すらなく、正式な捜査開始に必要な最低条件を満たしていない」とニスマン氏から出されていた告発を却下した。
「反論不可能な証拠」
94年7月18日午前、ブエノスアイレスのユダヤ系施設が爆破され、85人が死亡、200人以上が負傷するテロ事件が起きた。検察当局は事件に関与したイラン政府高官ら容疑者6人を特定し国際手配した。テロ事件もニスマン氏が捜査していた。
「大統領の疑惑」は、フェルナンデス大統領やティメルマン外相らがこの国際手配をもみ消し、容疑者らを摘発しない見返りに、イランから石油を安価に輸入し、アルゼンチンから穀物や肉を輸出する密約を結んだ-というものだ。ニスマン氏は生前、「反論不可能な証拠がある」としていた。検察側は通信傍受の記録などを保有しているとされる。
これに対し、大統領は情報機関の反大統領派が仕掛けた謀略に検察がのせられていることをほのめかした上で、「ばかげている」と一蹴。カピタニッチ官房長官も「証拠能力は不十分」と発言していた。
283
:
チバQ
:2015/03/05(木) 19:38:18
「口封じ」と批判
こうした中、アルゼンチン政府は24日、ニスマン氏の捜査に協力していた元情報機関幹部、アントニオ・スティウソ氏を、密輸容疑で刑事告発した。
ウォールストリート・ジャーナルによると、スティウソ氏は、テロ事件当時からニスマン氏の捜査に協力していたという。ニスマン氏はこの捜査を進める中でフェルナンデス大統領らがイランの関与を隠蔽しようとした証拠をみつけたとされる。スティウソ氏の情報が「大統領の疑惑」を浮上させたのだ。
フェルナンデス大統領は昨年12月、スティウソ氏を解任。ニスマン氏が大統領らを刑事告発したのはその約1カ月後だった。
スティウソ氏は今回、情報機関幹部に認められている法律上の特権を悪用して、違法な電子製品などを密輸したとして告発されたが、「口封じ」との批判を声高にさけぶ国民も少なくない。
「大統領は関与」過半数
地元紙クラリンによると、世論調査会社「マネジメント・アンド・フィット」が最近実施した調査で、回答者の55・2%が「大統領が隠蔽に関与したと思う」とし、「わからない」(26・6%)、「疑惑はでっちあげだと思う」(18・1%)を大きく上回っている。
ニスマン氏が死亡してちょうど1カ月に当たる2月18日には、ブエノスアイレスの大統領府周辺の道路で、「大統領の疑惑」の追及を求める大規模デモが行われ、地元メディアは「40万人が参加した」と報じた。デモは検察関係者が呼びかけ、ニスマン氏の元妻と2人の娘も参加した。
連邦裁判所が検察の捜査にストップをかけた2月26日、フェルナンデス大統領は、内閣の要、官房長官に側近の大統領府長官を充てる改造人事を断行。体制固めを図ったが、大統領への世論の視線が厳しさを増す中で、政権運営への影響を懸念する声は増えている。
284
:
チバQ
:2015/03/07(土) 20:12:49
http://www.sankei.com/world/news/150307/wor1503070023-n1.html
2015.3.7 12:27
ブラジル汚職の捜査承認 過去最大、大統領に打撃も
ブラジルのルセフ大統領(AP=共同)
ブラジル最高裁は6日、国営石油会社ペトロブラスをめぐる大規模汚職疑惑で、政治家ら54人への捜査開始を承認した。AP通信などが報じた。捜査対象にはコロル元大統領や連立与党の上下両院議長、ルセフ政権のかつての閣僚が含まれ、2期目の任期が1月に始まったばかりのルセフ大統領にとって大打撃となる可能性がある。
疑惑はブラジル史上最大規模の汚職といわれ、地元メディアなどによると、大手建設会社などの贈賄額は少なくとも総額8億ドル(約965億円)を超すという。
疑惑は、2003年以降の労働党政権下で、ペトロブラス社との契約を望む建設会社などが、同社幹部らに賄賂を提供したとの内容。その一部が与党政治家らに渡り、選挙資金などとして使われたとされる。(共同)
285
:
チバQ
:2015/03/08(日) 23:11:43
http://www.afpbb.com/articles/-/3041811
シエラレオネ与党が副大統領を追放、エボラは無関係?
2015年03月07日 18:56 発信地:フリータウン/シエラレオネ
【3月7日 AFP】西アフリカのシエラレオネで、護衛1人がエボラ出血熱で死亡したことを受け、自主的な隔離措置として6日間にわたって自宅待機を行っていたサミュエル・サムスマナ(Sammuel Sam Sumana)副大統領が6日、与党から追放された。
同国の与党、全人民会議党(All People’s Congress、APC)は首都フリータウン(Freetown)の党本部で会見を開き、サムスマナ氏の追放とエボラ出血熱の関係はなく、追放の措置は数週間にわたってサムスマナ氏の行動や背景を調査した結果だと述べた。
同党のオスマン・ヤンサニ(Osman Yansaneh)幹事長は「副大統領は自分はイスラム教徒だと言っていたが、調査の結果、それは正しくないことが分かった」と語り、その他、副大統領に対する多くの非難すべき点を挙げた。同幹事長によれば、米国の大学の学位を持っているという主張も偽りだった上、東部州(Eastern Province)コノ(Kono)地区で頻発している暴動もサムスマナ氏に非があるという。さらに4番目の疑惑として、APCから枝分かれして、別の政党を立ち上げることを画策していたとも責めた。
副大統領職については、剥奪されるかどうかを決めるのは「法律」であり、現状ではその座にとどまるとヤンサニ氏は述べた。(c)AFP
286
:
チバQ
:2015/03/12(木) 19:33:48
http://www.sankei.com/world/news/150312/wor1503120038-n1.html
2015.3.12 12:46
市長選候補の女性殺害 メキシコ、首切断
メキシコ南部ゲレロ州の検察当局は11日、同州アウアクオツィンゴ市の市長選に出馬を予定していた女性のアイデ・ナバさん(42)が誘拐され、首を切断された状態で殺害されているのが見つかったと発表した。メキシコメディアが報じた。
遺体のそばには、地元犯罪組織が「言うことを聞かない政治家は同じ目に遭う」と書いたメッセージが残されていたという。アウアクオツィンゴ市長だったナバさんの夫も昨年銃殺され、ナバさんの息子は2012年に誘拐されたまま行方不明となっている。
ナバさんは、6月の市長選に左派の革命民主党から出馬を予定。9日、選挙活動中に誘拐された。10日夜、約170キロ離れた町の道路脇で遺体が発見された。(共同)
287
:
チバQ
:2015/03/13(金) 21:31:50
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150313-00000035-jij_afp-int
干ばつで最大35万人が飢餓状態、マダガスカル
AFP=時事 3月13日(金)15時22分配信
干ばつで最大35万人が飢餓状態、マダガスカル
マダガスカル南部トゥリアラ州ツィオンベ地区のImongy村で、栄養不良のため診断を受ける生後15か月の乳児(2015年3月4日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】アフリカ大陸の東、インド洋に浮かぶマダガスカルの村、ベラノ(Berano)でトウモロコシの入った小さなビニール袋を握りしめながら、6歳のハオバ・トボハちゃんは地面をひっかいている。国連(UN)の世界食糧計画(WFP)がトウモロコシを配給した際に地面に散らばった分を、掘り起こそうとしているのだ。ハオバちゃんは「これ見つけたの。お父さんとお母さんがもらうトウモロコシに入れるの」と話した。
マダガスカル首都で洪水、少なくとも14人死亡
マダガスカル南部の村々では、昨年10月から今年2月まで続いた干ばつで、前の年に植えた農作物が壊滅的な被害を受けた。農家の人々の植え直しの努力もむなしく、種子と食糧の在庫を減らすだけだった。2月にようやく雨が降ったが、もはや手遅れで、村の人々は皆、飢えに苦しみ、子どもたちは衰弱している。
WFPが行った食糧援助により、12万人前後が辛うじて飢え死にを免れているが、3歳未満の幼児の半数には栄養不良による発育の遅れがみられる。食糧がますます乏しくなる中、WFPは食糧備蓄の補充を支援してほしいと国際社会に呼び掛け始めた。
しかし、マダガスカル南部で何百人もが餓死した1991年のときとは異なり、現在の状況はまだ「飢饉(ききん)」とはいえないという専門家もいる。同国南部出身で、01年から非政府組織(NGO)の活動に携わるベルトラン・ランドリアナリボさんは「あのときは、水を求めて村を出て、その途中で行き倒れる人たちがいた」という。WFPも今回の干ばつでもたらされた状況を、飢饉には至っていない深刻な食糧不足ととらえている。
だが、ベラノ村の人々は違う。ひどく痩せ細った女性ラハリオサさん(25)は、昨年12月に2歳の娘を餓死で失ったという。「飢饉のせいで、大人たちが衰弱し、子どもの世話をしてやることもできない」と訴えた。村の医療従事者、メーシーさんによると、12月には飢饉で4人の子どもが亡くなった。
近隣にあるImongy村でも12月に12人の子どもが餓死したと、医療センター所長のマルク・アンドリアコトニンドリナさんは述べた。「こうした子どもたちに病気の兆候はいっさいなく、少しずつ体重が減って死に至る」という。
NGOのランドリアナリボさんは「干ばつは5〜6年おきにやって来る。周辺の地域は大部分が孤立している。集水システムの導入や、島の他の地域との連携強化が必要だ。そうした事業に投資する用意が支援国にはあるのに、歴代政府の指導者たちの態度がそれを遠ざけてきた」と批判する。
人口2200万人の低所得国であるマダガスカルでは今、20万〜35万人が飢えに苦しんでいると政府は推計している。国民生活の豊かさを示す国連開発計画(UNDP)の「人間開発指数」(HDI)で、マダガスカルは187か国中、155位。国民の70%超が貧困ラインを下回る生活を強いられている。【翻訳編集】 AFPBB News
288
:
チバQ
:2015/03/15(日) 09:41:34
http://www.sankei.com/world/news/150314/wor1503140050-n1.html
2015.3.14 14:57
モルディブ、元大統領に禁錮13年 在任中に対立判事に逮捕命令
ロイター通信などによると、モルディブの裁判所は13日、在任中の2012年に対立する判事の逮捕を命じたとして、反テロ法違反罪に問われたナシード元大統領に禁錮13年の判決を言い渡した。
元大統領の支持者らは同日夜、判決に抗議して裁判所周辺でデモを実施した。
ナシード元大統領は08年、初めて民主的に実施された大統領選で当選したが、判事との対立を発端にした警察や軍によるクーデターで失脚。13年の大統領選ではヤミーン現大統領に敗れた。(共同)
289
:
チバQ
:2015/03/15(日) 09:45:04
http://www.sankei.com/world/news/150314/wor1503140088-n1.html
2015.3.14 22:59
シエラレオネ副大統領が米に亡命求める エボラ熱では自らを「隔離」
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ロイター通信によると、西アフリカ・シエラレオネのサムスマナ副大統領は14日、首都フリータウンの米国大使館に亡命を求めていることを明らかにした。サムスマナ氏は新たな政党をつくろうと画策した疑いがあるなどとして、与党の全人民会議党から6日に除名処分を受けていた。
サムスマナ氏は2月末、警護担当者がエボラ出血熱で死亡したため、自らを21日間隔離すると発表して注目を浴びた。(共同)
290
:
チバQ
:2015/03/15(日) 09:48:17
http://mainichi.jp/select/news/20150314k0000m030119000c.html
シリア:反政府勢力が乱立…反アサド政権デモから4年
毎日新聞 2015年03月14日 07時50分
【カイロ秋山信一】2011年に中東の民主化要求運動「アラブの春」に触発され、シリアでアサド政権に対する大規模な抗議デモが始まってから15日で4年を迎える。アサド政権と反体制派の2極対立の構図は崩れ、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)や国際テロ組織アルカイダ系の「ヌスラ戦線」、クルド人勢力や周辺国の思惑が絡んで戦況は泥沼化。国民の半数が自宅を追われ、故郷に戻れる見通しさえ立たない状況だ。
◇内戦泥沼、国民の半数が難民
「家族は仕事を失い、学問をあきらめ、恐怖の中で暮らしている。独裁者も、テロ組織も、私の答えではない」。ISの実効支配下にある北部ラッカ出身の男性(26)は12日、避難先のトルコで毎日新聞の電話取材に答えた。4年前、反政権デモに参加して以来、反体制派として活動してきた。今はISに対する抵抗運動を続けている。「自由や人間の尊厳をかけた戦いだ。あきらめるわけにはいかない」と語った。
アサド政権は11年の改革要求デモを武力で弾圧した。「最初から平和的なデモなど存在しなかった。デモ隊は警察官を殺害したのだ」。アサド大統領は今月上旬のポルトガルメディアとのインタビューで弾圧を正当化した。反体制派は軍の離反兵士などを中心に武装闘争を始め、12年夏に内戦が本格化した。
反体制派は当初、首都ダマスカス郊外などで優勢に立ち、政権崩壊も一時、現実味を帯びた。だが、反体制派内で、世俗派とイスラム勢力などの権力争いが徐々に表面化。特にイスラム教に基づく国家造りを目指すイスラム勢力を巡っては、支援国の足並みも乱れた。イスラム勢力を支援するカタールのタミム首長は昨年9月の米CNNとのインタビューで「米国などはイスラム主義勢力を全て過激派とみなすが、我々には受け入れられない」と米欧との違いを強調した。
権力争いで低迷する反体制派に代わって13年から勢力を急拡大したのがイラクのアルカイダ系組織を母体とするISだった。北・東部で反体制派やヌスラ戦線との抗争を制し、14年6月にはイラク北部にも侵攻。巧みな広報戦略と、原油密売などによる資金力を生かし、中東全域に脅威を与える存在になった。
一方、アサド政権も、友好関係にあるロシアやイラン、レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの支援を受け、主要都市が集まる西部で勢力圏を回復している。
「前にアサド政権、後ろにIS。勝てる見込みのない消耗戦だ」。親欧米反体制派の幹部はそう漏らす。米国主導の有志国連合は昨年9月にシリアでISへの空爆を開始。親欧米派への軍事訓練の強化を通じて反体制派の立て直しを図る構えだ。しかし昨年後半以降、有力部隊がヌスラ戦線の攻撃で次々と壊滅するなど劣勢が続く。
各勢力が入り乱れて戦闘を続ける中、市民の疲弊は限界に達している。国連によると、国民の半数以上が国内避難民や周辺国への難民となった。政権、IS、反体制派は、それぞれが住民に対する搾取や略奪、人権侵害を行っていると指摘されている。
291
:
チバQ
:2015/03/15(日) 22:06:26
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150315-00000542-san-asia
サイクロン直撃したバヌアツ 首都の9割の家屋が崩壊…訪日の大統領「最悪の事態」
産経新聞 3月15日(日)19時53分配信
【シンガポール=吉村英輝】非常に強いサイクロン「パム」が13日から14日にかけて南太平洋の島国バヌアツを直撃した。人口約4万4千人の首都ポートビラの家屋の9割が甚大な被害を受けたとの情報もある。首都以外の島々の状況把握も大幅に遅れており、同国は非常事態宣言を出した。ロンズデール大統領は15日、「最悪の事態だ」と述べて国際社会に大規模な支援を要請した。
ロイター通信は15日、少なくとも10人の死亡が確認されたと伝えた。また、国連の会議に出席するため仙台市を訪れているバヌアツ赤十字社社長は、首都以外での死者数は40人を超えるとの未確認情報を明らかにしており、死傷者数は大幅に膨らむ恐れがある。
バヌアツは83の島からなり、うち60余りの島に26万人が住む。15日には先遣隊や救援物資を積んだニュージーランドの輸送機が現地に到着し、国際的な支援が始動した。
サイクロンの風速は一時80メートル以上に達し、現地からの映像では多くの住宅の屋根が飛ばされている。停電と通信障害で他の島々との連絡が途絶えているという。
292
:
チバQ
:2015/03/15(日) 23:04:05
http://www.sankei.com/world/news/150315/wor1503150045-n1.html
2015.3.15 22:38
跡形もなくつぶれる家屋 根こそぎ倒れる木々…「経験のない恐怖」 バヌアツの日本人経営者
大破した住宅で残った家財道具を集める住民=15日、ポートビラ(ロイター)
大型サイクロンが直撃した島国バヌアツの首都ポートビラでホテルを経営する大数加裕信さん(41)=千葉県船橋市出身=は15日、共同通信の電話取材に「これまで経験したことがない強い風で恐怖を感じた」と話した。
サイクロンが猛威を振るったのは13日午後11時ごろから2〜3時間。飛ばされた物が当たる激しい音が続き、「コンクリート製のホテルの建物が揺れているように感じた」。14日朝、あちこちで木々が根こそぎなぎ倒されていた。
ポートビラ市内は15日、台風一過のように天候が回復。片付けも始まったが、ブロックを積んでトタン屋根を乗せた簡素な造りの住宅や海辺の土産店の多くが跡形もなくつぶれていた。
コンクリート製の建物は残ったが、屋根や看板が飛ばされた場所も。一部ではインフラが回復したが、多くの地域で停電や通信網の断絶が続く。(共同)
293
:
名無しさん
:2015/03/16(月) 21:32:30
http://mainichi.jp/select/news/20150317k0000m030062000c.html
バヌアツ:緊急支援始まる 大統領自身の家族安否も不明
毎日新聞 2015年03月16日 20時06分(最終更新 03月16日 21時22分)
超大型のサイクロン「パム」で壊滅的な被害を受けた南太平洋の島国バヌアツでは16日、オーストラリアやニュージーランドなど諸外国からの緊急支援が本格的に始まった。首都ポートビラでは9割の家屋が被害を受けたとの情報があるが、約80ある島の間の輸送や通信が途絶された状態で、被害の全容は依然として不明。橋や道路が各地で寸断され、支援は難航している模様だ。
国連防災世界会議に出席するため仙台市を訪れているロンズデール大統領はAP通信に対し、「サイクロンはモンスターのようで、これまでの発展が台無しになってしまった」と述べ、自身も家族の安否が確認できていないと明らかにした。バヌアツを管轄する在フィジー日本大使館によると、約80人の在留邦人のうち、依然数人と連絡が取れず安否が確認できていないという。17日にも職員を現地に派遣して、調査を進める予定。
一方、ポートビラでホテルを経営する大数加(おおすか)裕信さん(41)によると、現地では16日からスーパーが開き、空港も再開したが、多くの地域で停電や断水が続いている。「経験したことがないような強い風だった。ほとんどの民家は屋根が吹き飛ばされたり、倒壊したりしている」。木々はなぎ倒され、港に停泊中のヨットもひっくり返ったままで手つかずという。
当時、同ホテルには日本人の宿泊客男女2人のほか、大数加さんが経営する旅行代理店のスタッフら日本人4人が滞在。コンクリート製のホテルの室内にいても風圧で建物が揺れ、恐怖を感じたという。「ゴーという雨風の音がものすごかった」と振り返った。【小泉大士、ジャカルタ平野光芳】
294
:
チバQ
:2015/03/16(月) 22:11:35
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2015031600526
大統領夫人の疑惑報じた記者解雇=メキシコ
メキシコのペニャニエト大統領(左)とアンへリカ・リベラ夫人=2014年7月、メキシコ市(AFP=時事)
【メキシコ市AFP=時事】メキシコのペニャニエト大統領夫人に関わる疑惑を報じたことで知られる女性記者が15日、所属していたメキシコのMVSラジオから解雇された。有識者からは「メキシコの言論の自由が受けた傷は深い」と批判されている。
大統領夫人の疑惑を暴いた、メキシコのカルメン・アリステギ記者=2012年5月、メキシコ市(AFP=時事)
解雇されたカルメン・アリステギ記者が昨年報じたのは、元女優のアンヘリカ・リベラ大統領夫人が、高速鉄道建設受注を目指す中国企業も絡む企業連合の1社から豪邸の提供を受けた疑惑。記者が率いる取材チームの2人が最近MVSを解雇され、2人の復職を求める記者と上司の関係は険悪になっていた。(2015/03/16-16:28)
295
:
チバQ
:2015/03/17(火) 21:23:49
http://www.asahi.com/articles/ASH3J22N5H3JUHBI005.html
不況・汚職…ブラジルで大規模デモ 政権退陣求める
サンパウロ=田村剛2015年3月16日13時50分
南米初の五輪を来年に控えるブラジルで15日、ジルマ・ルセフ大統領の退陣を求める大規模なデモが全27州の150以上の都市であった。地元有力紙フォーリャ・デ・サンパウロによると、少なくとも計100万人の市民が参加。低迷する経済や与党政治家らによる大規模な汚職の発覚で、現政権や与党・労働党に対する市民の不満がこれまで以上に高まっている。
ルセフ氏は昨年の大統領選の決選投票で、貧困層の支持を集めてわずかの差で再選。低迷する経済の再建を約束していたが、1月に2期目がスタートしてからもインフレは収まらず、通貨レアルは下落。増税の一方で、国営石油会社を巡り、与党議員らが関わる汚職疑惑が次々と発覚し、政権への支持率は2割台に急落している。
政権や労働党への不満は、昨年の大統領選でルセフ氏の対抗馬に投票した中間所得層を中心に拡大。15日のデモの呼びかけは、ソーシャルメディアなどを通して、主に白人の中間所得層に広まった。目立った破壊行為や警察との衝突は報告されていない。
最大都市サンパウロのデモには、雨にもかかわらず、民間調査会社の調べで約21万人が参加。目抜き通りを埋めた市民が「ジルマは去れ。労働党は去れ!」と声を合わせた。エンジニアのアレシャンドレ・レイチさん(44)は「生活がよくなるのは貧困層ばかり。我々は高い税金に見合った教育や医療サービスを求めている。今の政権のままではだめだ」と語った。(サンパウロ=田村剛)
296
:
チバQ
:2015/03/17(火) 21:24:09
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/150317/mcb1503170500003-n1.htm
汚職撲滅 ブラジル本腰 100万人街頭デモ、大統領退陣も要求 (1/2ページ)
2015.3.17 06:17
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「嘘つきジルマ(ルセフ大統領)は出て行け」と書かれた横断幕を掲げて行進する反政府デモの参加者ら。今回の大規模デモを受け、政府は汚職撲滅に乗り出す=15日、サンパウロ(AP)
「嘘つきジルマ(ルセフ大統領)は出て行け」と書かれた横断幕を掲げて行進する反政府デモの参加者ら。今回の大規模デモを受け、政府は汚職撲滅に乗り出す=15日、サンパウロ(AP)【拡大】
ブラジル政府は、汚職の撲滅に向けた包括的な対策を近日中にも打ち出す方針を明らかにした。15日に国内の主要都市で繰り広げられた100万人規模の街頭デモを受け、火消しに動いた格好だ。
参加者の一部は、経済政策の不満をぶちまけるだけでなく大がかりな不正に関与したとしてルセフ大統領の退陣も要求。これ以上の支持率低下を避けたい政府としては、迅速な対応に踏み切らざるを得なかったとみられる。
◆献金で選挙禁止
カルドゾ法相は15日、ルセフ大統領との会談後に記者会見し、政府の策定した汚職防止法案が数日中に発表される見通しだと述べた。この中には政治家に対し、選挙運動の資金を企業からの献金で賄うことを禁じる措置が盛り込まれるという。同相はブラジルにはこうした「政治改革」が不可欠だとした上で、有権者との対話の道はいつでも開かれていると強調した。
ブラジル国民はガソリンをはじめとする価格統制品の値上げや増税といった財政政策への反発に加えて、史上最大の汚職スキャンダルにまみれた政界に対する怒りもあらわにする。
ルセフ大統領は昨年10月の大統領選で接戦の末に再選を決めたが、それ以降同政権の支持率は急落。15日の抗議デモは、公共サービスの充実と汚職撲滅を求めて100万人強が参加した2013年6月のデモの規模を上回る可能性がある。
首都ブラジリアに本社を置き政治的リスクの管理を手掛けるアルコ・アドバイスのパートナー兼戦略担当責任者、チアゴ・ジ・アラゴン氏は「これほど大規模なデモから受ける圧力を政府が無視できるはずもない。汚職防止法案の中身がどこまで具体的なものとなるかは疑わしいが、現状で必要不可欠の対応であることは間違いない」と分析した。
◆前閣僚らを捜査
現地メディア、グロボによれば、抗議デモが行われたのは16の州と連邦区。同社のテレビネットワークは、各地の警察当局の発表としてポルトアレグレで10万人、ブラジリアで4万5000人がデモに参加したと報じた。
暴力や破壊行為などは伝えられていないが、サンパウロでは警察がデモ隊からロケット花火を押収した。当局が同市での参加者を100万人と推計する一方、調査会社のダタフォーリャは21万人だったとしている。
複数の市民団体が呼び掛けた今回のデモは、フェイスブックやツイッターといった交流サイトなどを通じて参加人数が膨れ上がった。サンパウロでデモに加わったジャーナリストのエリアナ・バチスタ・ド・ノルチ氏は「単なる与党批判ではなく、汚職そのものを糾弾するために参加した。腐敗した人々を残らず排除しなくてはならない。ルセフ大統領に対しても、すでに退陣を迫れるだけの情報を得ている」と語った。
ブラジル最高裁は今月6日、国営石油会社ペトロブラスをめぐる大規模汚職疑惑で、有力政治家らへの捜査開始を承認した。この中には連立与党の上下両院議長、ルセフ政権の前閣僚などが含まれる。大統領本人は捜査対象とはなっていない。
カルドゾ法相は前述の会見で「政権が弱体化しているとは思わない。3カ月前に5500万票近くを集めて当選し、その後も民主主義を貫いている現大統領の地位はいささかも揺らいではいない」と明言した。(ブルームバーグ David Biller、Raymond Colitt)
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:
チバQ
:2015/03/18(水) 21:54:47
http://www.jiji.com/jc/p?id=20150318092433-0018874361&n=1
モシシリ新首相就任=レソト
アフリカ南部の小国レソトで17日、モシシリ新首相(70)が就任宣誓した。昨年のクーデター騒ぎを受けて2月に前倒し総選挙が行われ、新たに誕生した連立政権を率いる=2011年撮影、ルアンダ 【AFP=時事】
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:
チバQ
:2015/03/19(木) 21:16:01
http://mainichi.jp/select/news/20150319k0000e030183000c.html
チュニジア襲撃:「中東民主化のモデル」 国内外に衝撃
毎日新聞 2015年03月19日 11時16分(最終更新 03月19日 12時49分
【カイロ秋山信一】チュニジアの首都チュニスで起きた国立バルドー博物館襲撃事件は、日本人を含む多数の外国人観光客が犠牲になる大惨事となった。襲撃犯は政教分離主義の政府に反発する勢力との見方が強い。2011年の中東民主化要求運動「アラブの春」で独裁政権が倒れた国々の混迷が続く中、先駆けとなったチュニジアは「中東民主化のモデル」と期待されているだけに、今回のテロ事件は国内外に衝撃を与えた。
今回の事件で外国人が多数巻き込まれたことから、地元では観光業への悪影響を懸念する声が強い。観光業はチュニジアの国内総生産(GDP)の7%を占める基幹産業の一つだ。
チュニジアは地中海沿岸都市として古代から栄えた歴史があり、カルタゴやローマ帝国時代の遺跡も多く、沿岸のリゾート地も観光客に人気だ。最盛期にはフランスやイタリアを中心に年間約700万人の外国人観光客が訪れた「観光立国」で、国民の2割程度は観光関連の仕事に就いているとされる。政府観光局のウェブサイトには日本語版もあり、日本人旅行客の誘致にも力を入れている。
大規模な反体制デモでベンアリ独裁体制が倒れた11年の革命後、治安への不安から観光業は一時低迷。11年の外国人観光客は前年の3分の2程度の約470万人に減った。だが、軍や警察がイスラム過激派の掃討作戦を進めている内陸部の国境付近と異なり、チュニスがある北部や沿岸部の観光地は治安が比較的良好だった。外国人観光客も13年以降は年間約600万人台に持ち直していた。
チュニジアは11年の革命後、世俗政党とイスラム政党の対立が深刻化し、一時は新憲法制定作業がストップするなど政治危機に直面した。しかし、同様の対立が軍事クーデターに発展したエジプトや、武力紛争に発展したリビアとは異なり、世俗政党とイスラム政党が対話で民主化を進めた経緯がある。そのため、国際社会では「民主化の優等生」とたたえる声もある。
その一方、政治対立の裏で、治安の混乱や経済の低迷が続いたことは、若者が過激派に感化される一因になっている。
300
:
チバQ
:2015/03/19(木) 21:17:34
http://mainichi.jp/select/news/20150319k0000e030203000c.html
チュニジア銃撃:「まさか治安安定の首都でショック」
毎日新聞 2015年03月19日 11時56分(最終更新 03月19日 12時07分)
【カイロ秋山信一】紛争が相次ぐアラブ諸国の中で、チュニジアは比較的治安が保たれていた。襲撃事件が起きた首都チュニスや地中海沿岸のリゾート地では近年、大規模なテロ事件が起きていなかっただけに、首都中心街近くでの事件は衝撃的だった。日本外務省の渡航情報でも退避勧告などは出ていなかった。
政府と敵対するイスラム過激派は、主に南西部の山岳地帯や南東部のリビア国境の砂漠地帯で活動している。地元ジャーナリストのハビーブ・ワザンさん(30)は「事件が遠い山岳地帯ではなく、国家の中枢近くで起きたのはショックだ」と話した。
事件を巡っては、イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)などイスラム過激派が関与したとの見方もある。2011年の革命後、独裁政権下で抑え込まれていたイスラム過激派は勢力を拡大。シリア内戦ではISなどに約3000人のチュニジア人が参加していると推定されている。
チュニジアでは11年の「アラブの春」でベンアリ独裁政権が倒れた後、独裁の中核を担った警察組織が弱体化。13年には当時与党だったイスラム政党に批判的な野党指導者2人がチュニスで相次いで暗殺される事件が発生。政治的なデモも頻発していた。
さらに隣国リビアでは11年の内戦後、武力紛争が常態化。ISもリビアへの浸透を図っている。
http://mainichi.jp/select/news/20150319k0000e030204000c.html
チュニジア銃撃:人気の観光地暗転 中東混乱で客足遠のく
毎日新聞 2015年03月19日 12時00分(最終更新 03月19日 12時17分)
地中海に面し、ヨーロッパとアフリカを結ぶ重要な中継地点として発展したチュニジアは、古代遺跡など有名な観光資源も多い。しかし中東情勢の不安定化に伴い、近年は国内からの旅行客の足は遠のいているという。
大手旅行代理店の担当者によると、チュニジアは地中海沿岸諸国を巡るクルーズなどに組み込まれることが多い。ただ、2011年の中東の民主化要求運動「アラブの春」の影響もあり、アフリカ北部へのツアー自体が近年減少傾向にあるという。
担当者は「以前はエジプトを中心にアフリカ北部は旅行客に人気があったが、『アラブの春』以降は旅行会社のツアーの取扱本数も減っている」と指摘。「あえて訪れるのは、よほど旅慣れている人や『行ったことのないところに行きたい』という人、あるいはその土地の歴史や文化に特に関心がある人くらいではないか」と語った。
外務省は「治安当局の警戒体制は機能しているが、治安状況が依然不安定」として首都チュニスへの渡航に対し、十分な注意を促す渡航情報を出していた。
チュニジア国家観光局のホームページによると、チュニジアには紀元前9世紀に海洋民族のフェニキア人が築いた幻の古代都市カルタゴなど歴史遺跡が数多く残り、映画「スター・ウォーズ」のロケ地としても知られている。チュニスの「メディナ」と呼ばれる中世イスラム都市の旧市街は世界遺産にも登録され、土産物店などの露店でにぎわっている。事件が起きたバルドー博物館は「チュニジアのルーブル」と呼ばれる国立博物館で、世界有数のモザイクを所蔵している。【和田武士、堀智行】
301
:
チバQ
:2015/03/19(木) 21:21:24
http://www.sankei.com/world/news/150319/wor1503190033-n1.html
2015.3.19 12:09
【チュニジア襲撃テロ】
「安全なはずなのに…」遺跡やリゾートで人気
事件のあった博物館近くで警戒に当たるチュニジア軍(AP)
博物館襲撃テロで日本人の死傷者が出たチュニジアは、北アフリカでも人気の観光地とされる。民主化運動「アラブの春」の影響で日本からの旅行者が減った時期もあるが、日本の旅行代理店は「事件現場がある首都チュニスは特に安全なはずなのに、なぜ」と首をひねった。
チュニジアは古代都市国家カルタゴの遺跡や地中海リゾートなどが日本人にも好評で、在日チュニジア大使館によると、日本からの渡航者はピークの2010年には約1万3千人に上った。アラブの春の先駆けとされる「ジャスミン革命」が起きた11年は約3千人に減少したが、14年には約6千人に回復していた。
ユーラシア旅行社(東京)によると、事件があったバルドー博物館はモザイク画の展示が有名で、チュニスの観光では必ず訪れる場所という。
担当者は「最近は過激派組織『イスラム国』の影響で、チュニジアへの日本人観光客は再び落ち込み始めていたが、チュニスの治安は通常では全く問題ないという認識だった」と語る。
近畿日本ツーリスト(東京)の担当者は「エジプトなどの周辺国に比べて治安はいいという認識。チュニジアを訪れるクルーズ船のツアーも取り扱っているが、事件を受けて今後の対応について検討したい」と話した。(共同)
302
:
チバQ
:2015/03/19(木) 21:23:54
http://www.sankei.com/world/news/150319/wor1503190059-n1.html
2015.3.19 21:05
【チュニジア襲撃テロ】
「非イスラム」なら破壊対象 アフリカにも拡散する過激派の脅威
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18日、事件の舞台になったチュニス・バルドー博物館の入り口で犠牲者を追悼する人々(AP)
【カイロ=大内清】チュニジアで日本人を含む多くの外国人が犠牲になった襲撃テロは、アフリカに広がるイスラム過激派の脅威を改めて突きつけた。チュニジアは2011年以降の中東民主化運動「アラブの春」で唯一の成功例といわれ、民主的な政権移行を進めてきたが、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」など過激派には現代国家がそもそも「非イスラム的=悪」であり破壊対象だ。世俗派主導の政権への敵対心を先鋭化させ、経済に打撃となる観光客襲撃を実行したとみられる。
北アフリカではアルジェリアで13年、国際テロ組織アルカーイダ系「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ組織(AQIM)」の分派によるテロで日本人10人を含む外国人人質約40人が死亡。エジプト東部やリビアでは、イスラム国系組織が活動を活発化させている。
また、西アフリカ・ナイジェリアのボコ・ハラムや、ソマリアのアッシャバーブも、周辺国を含む広い地域でテロを展開しており、過激派の脅威は拡散の一途をたどっている。
チュニジアでは11年1月、権威主義的な統治を敷いたベンアリ政権が民衆デモを受けて崩壊した。その後の議会選ではイスラム原理主義組織ムスリム同胞団系のアンナハダが躍進し暫定政府の主導権を掌握。旧政権期には厳しく監視されていた過激なイスラム勢力も活動の自由を得て、アンサール・シャリーアなどの組織を結成し、国内外の組織と連携を深めた。
これに対し、フランス統治時代の影響から世俗主義が根強いエリート層はアンナハダと激しく対立。14年の大統領選で世俗派エリートの代表格であるカイドセブシ氏が当選したことでアンナハダは求心力を低下させ、過激派に対する取り締まりも厳しさを増した。
チュニジアでは、政権移行こそ民主的に実現したものの、現実には現在の国家体制を支える世俗派とイスラム勢力の権力闘争があり、それが過激派の動向にも影響を与えている。
こうした中で外国人観光客が襲撃されたのは、政権に経済的打撃を与える狙いからに他ならない。観光以外に目立った産業がないチュニジアで観光客の足が遠のくことは、外貨収入の大幅な減少に直結する。
しかも過激派の論理では、非イスラム的政府を支える観光客の殺害はジハード(聖戦)として正当化される。同様の戦術は、イスラム過激派のテロが頻発した1990年代のエジプトでもみられ、97年にはルクソールで日本人10人を含む外国人60人以上が死亡した。
チュニジアからは約3000人がイスラム国に参加し、うち500人ほどがすでに帰国したとされる。地元メディアでは1年以上前から帰還者のテロを警戒する声が高まっていたが、隣国リビアが内戦状態にあることなどから、人や武器の流れを管理するのは難しい。
カイドセブシ政権は今後、強権的な手法も含めたテロ対策に乗り出すものとみられるが、それによって追い詰められたと感じる過激派がさらなるテロ闘争に出る恐れもある。
303
:
チバQ
:2015/03/19(木) 21:31:32
http://www.sankei.com/world/news/150319/wor1503190057-n1.html
2015.3.19 20:37
汚職、値上がり…ブラジル・ルセフ大統領の支持率低下、わずか13%に
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ブラジルのルセフ大統領(AP)
【ロサンゼルス=中村将】南米ブラジルのルセフ大統領の支持率低下に歯止めがかからない。経済の低迷が続き、回復の兆しがみえないことに加え、国営石油会社ペトロブラスをめぐる政治家らの汚職疑惑への批判が政権を直撃している。18日に公表された世論調査会社ダタフォーリャによると、支持率は10%台にまで下がり、AP通信は、ルセフ氏の人気を、コロール元大統領が汚職疑惑で弾劾された1992年以来、「最悪」と報じた。
ダタフォーリャの調査では、ルセフ政権について、「支持」にあたる「非常によい」「よい」との回答者は約13%にとどまり、「不支持」にあたる「非常に悪い」「悪い」は約62%に上った。「普通」は約24%だった。「不支持」は1カ月前の約44%から大幅に増えており、ルセフ氏の支持基盤とされる低所得者層からも、多くが「不支持」に回ったことを示している。
調査は16、17の両日に面談形式で行われ、2842人が回答した。
今年に入ってからの消費者物価指数は前年同時期に比べ7%以上上昇し、公共料金の値上げなどへの国民の不満も募る。景気対策は昨秋の大統領選でも争点となっていたが、一向に改善されていない。
ペトロブラスの汚職疑惑がこれに追い打ちをかける。疑惑は、ペトロブラス幹部と政治家らが、請負業者に業務を発注する見返りに数百億ドルの賄賂を受け取った-というものだ。
30人以上の連邦議員が関与しているとされ、ルセフ氏が所属する労働党も含め、大半が連立与党の議員という。最高裁が政治家らへの捜査を許可し、ルセフ氏もテレビ演説で「徹底的に調べる」と表明したが、政権への批判は増大し、15日にはルセフ氏の弾劾や退陣を求める大規模デモが全国150以上の都市で実施された。AP通信によると、デモ参加者は最大都市サンパウロだけで最終的に計210万人に上った。
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:
チバQ
:2015/03/21(土) 12:06:38
http://mainichi.jp/select/news/20150321k0000m030050000c.html
チュニジア:悲しみと怒り 国旗掲げ「反テロ」叫ぶデモ
毎日新聞 2015年03月20日 19時43分(最終更新 03月20日 21時32分)
【チュニス秋山信一】血だまりに一輪の花がささげられた。心の傷をそっと癒やすように。ある人は鎮魂のろうそくに灯をともし、ある人は「反テロ」を声高に叫ぶ。静と動のコントラストが、チュニジアの動揺を物語っていた。
日本人3人を含む23人が犠牲になった国立バルドー博物館襲撃事件から一夜明けた19日、閉鎖されていた博物館の敷地の一部が開放され、数百人のデモ隊が入り口の前まで行進した。「血塗られたチュニジアに自由を、テロリズムを追い出せ」。赤を基調とした国旗を掲げ、国歌を歌うデモ隊の姿は、テロに屈しない市民の意思を体現していた。
イスラム過激派に警察官の夫を殺害されたジュディ・アメンさん(49)は約120キロ離れた中部スースから駆けつけた。「夫のことを思い出し、昨夜は眠れなかった」。反テロのシュプレヒコールを勇ましく叫ぶが、心境を問うと「とても悲しい」と答えが返ってきた。
近くに住む中学1年生のワディ・サルミさん(12)は、博物館裏手にある商店で母親と買い物をしていた時に事件に遭遇した。連続する銃撃音の大きさに「(2011年の)革命の時に聞いた祝砲とは違うとすぐに分かった」。逃げ惑う観光客の姿が脳裏に焼き付き、「チュニジアのために行動したい」と母親に訴えて、デモに参加した。
警察官が厳重に警備する入館口前の路上には、10カ所以上に血だまりが残り、ガラスの破片が散らばっていた。血だまりの近くには、ピンクのバラや大小のろうそくが供えられていた。
博物館から離れると、チュニス市内は平穏な空気が漂う。19日夕、約4キロ東の目抜き通りでは、春の陽気に誘われて、路上ライブや屋外カフェがにぎわっていた。
だが表層には出ない緊張感もある。「なぜ日本人と一緒にいるんだ」。記者がチュニジア人通訳(20)と歩いていると、私服警官が声をかけてきた。通訳が持っていた身分証が期限切れだと指摘し、発行元の会社に身元確認の電話を入れる念の入れようだった。
チュニジアは国民の約2割が観光関連の仕事に就く「観光立国」だ。外国人観光客が多数巻き込まれた事件に衝撃を受け、治安当局は「第二のバルドー」を厳重に警戒する。「バルドー博物館の警備要員として新たに警察官400人が採用されることになりました」。19日にラジオから聞こえてきたニュースは、過剰とも思える政府の反応を伝えた。
「この先、どうなるのか心配です」。中心街のホテルに勤めるソニアさん(40)はため息をついた。客商売に笑顔は欠かせない。ソニアさんは事件後も明るく振る舞うが、接客が途絶えると表情が曇る。「こういう痛み、あなたに分かるかしら」。両拳を心臓の前に合わせ、ソニアさんはギュッと目をつぶった。
チュニジアは20日、独立記念日を迎え、中心街にはチュニジア国旗が並ぶなど高揚感が漂っている。直前の襲撃事件を受けて、国民の連帯を表す大規模な集会も予定されている。
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チバQ
:2015/03/21(土) 12:14:22
http://www.sankei.com/world/news/150321/wor1503210003-n1.html
2015.3.21 00:36
【チュニジア襲撃テロ】
「戦士よ、戦争を仕掛けろ」アルカーイダ? イスラム国…残る謎「今は答えない」
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襲撃事件の現場となったバルドー博物館の入り口前では19日、ローソクが灯され、「テロにノーを」と書かれたプラカードを持った女性らが犠牲者の死を悼んだ(大内清撮影)
【チュニス=大内清】チュニジアの博物館襲撃事件で、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」が「犯行声明」を出した。一方で同国のカイドセブシ大統領は、チュニジアやリビアで活動する過激派アンサール・シャリーアの犯行だとの見方を示したほか、別の武装組織の存在も指摘される。事件の背後関係はなおも謎に包まれている。
飛び交う声明
18日の襲撃事件の約12時間前、ネット上に、チュニジアでのテロを呼び掛ける音声声明が掲載された。「戦士よ、(政府に)戦争を仕掛け暴力を喚起しろ」
発信者は、同国西部の丘陵地帯を中心にテロを展開する「オクバ・イブン・ナフィア旅団」の幹部。国際テロ組織アルカーイダ系ともイスラム国支持に乗り替えたともいわれる組織だ。
19日には、主に同旅団が犯行声明などに利用する過激派系ネットメディアの名で、実行犯2人の当日の行動を詳細に説明した文書が出回った。事件に関する同国政府の説明を嘲(あざけ)り、「お前たちの嘘を楽しむため、誰が背後にいるかは今は答えない」としている。
文書の真偽は不明で、発信元のネットメディアもアンサール・シャリーアとの関連が指摘されるなど、実態は分かっていない。
さらに、イスラム国は19日の声明で実行犯2人はイスラム国メンバーだと主張。複数グループの声明が飛び交い、事件の真相を一層分かりにくくしている。
狙いは国内不安定化?
「襲撃グループは特定の組織のメンバーというより、独立した『ローンウルフ(一匹おおかみ)』の寄せ集めではないか」。エジプトのテロ専門家、カマール・ハビーブ氏はそう分析する。
「犯行声明」とされるイスラム国の声明からも、直接的な指令や支援があったかは不明で、事件への関与を誇示することで過激派の間での名声を高めたいとの狙いも透けてみえる。
今回の事件で実行犯2人は観光の目玉である博物館を襲撃しているが、これは、観光に依存した国で国内経済に打撃を与えるための「テロ闘争の常道」。ハビーブ氏は、外国人殺害は「主目的である国内権力の不安定化」を達成するための手段だと推測する。
リビアで訓練か
一方、英BBCによると、チュニジアの治安当局者は20日、実行犯2人が内戦状態の隣国リビアで軍事訓練を受けていたことを明らかにした。
リビアにはチュニジアのアンサール・シャリーアを率いるアブーアヤド容疑者が潜伏しているとされることから、同組織の関与を指摘する状況証拠の一つになっているものとみられる。
他方、政府が機能していないリビアは多くの組織の武器調達ルートとなっており、オクバ・イブン・ナフィア旅団なども拠点を構えているとみられる。イスラム国系組織も存在する。
過激派の間では、異なる組織のメンバーが個人的に結びついたり、1人が複数の組織に関係していることは珍しくなく、襲撃グループの組織的背景の解明には時間がかかりそうだ。
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チバQ
:2015/03/22(日) 12:17:31
http://www.sankei.com/world/news/150321/wor1503210049-n1.html
2015.3.21 21:41
【チュニジア襲撃テロ】
警官はコーヒー休憩中? 誰も任務果たさず「大失態」と議会が批判
チュニジアの首都チュニスの繁華街で、反テロのメッセージが書かれたプラカードを手にする女の子=20日(共同)
フランス公共ラジオによると、チュニジア議会のモーロ副議長は20日、博物館襲撃テロが起きた際、警備担当の警官がカフェでコーヒーを飲むなどして、誰も任務を果たしておらず「大失態」があったと批判した。
モーロ氏によると、事件発生当時、隣接する博物館と議会の警備任務を割り当てられていたのは4人の警官だが、実際には「誰もいなかった」。
モーロ氏は4人について「2人はカフェにいた。1人は軽食を取っており、1人は来ていなかった」と述べた。(共同)
307
:
チバQ
:2015/03/23(月) 20:21:13
http://mainichi.jp/select/news/20150324k0000m030063000c.html
チュニジア襲撃:客の姿もまばらに…観光業界に広がる不安
毎日新聞 2015年03月23日 19時40分
◇「船のキャンセル響く」 見合わされる外国客船寄港
【シディブサイド(チュニジア北部)宮川裕章、チュニス秋山信一】チュニジアの首都チュニスで国立バルドー博物館が襲撃され20人以上が死亡した事件で、国の基幹産業の観光業界に不安が広がっている。2011年の反政府運動で崩壊したベンアリ政権時代に経済が安定していたことを懐かしむ声も出ている。
地中海沿いの丘に連なる鮮やかな青白2色の建物。チュニジア北部の観光地シディブサイドには土産物店が並ぶが、通りは客の姿がまばらだ。「船のキャンセルが響いている」。キーホルダーなどを売る土産物店主、フェシシ・ボルヘンヌさん(38)は渋い表情だ。18日にチュニスで起きた襲撃事件以降、外国からの客船の寄港が見合わされている。
「今回のテロの影響は、11年の革命時の混乱で観光客が減った時とは比較にならないほど大きい」。国内の旅行代理店700店が加盟するチュニジア旅行代理店協会のナディア・クタタ事務局長(40)は心配する。
革命前、約700万人だった外国人観光客は一時470万人に減ったが、13年以降は600万人台に持ち直していた。だが以前の水準には戻っておらず、観光業界では、人権抑圧体質だった一方で治安、経済は安定していたベンアリ政権時代を懐かしむ声が聞こえてくる。
クタタ事務局長は02年に南部ジェルバ島のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)でドイツ人観光客ら約20人が死亡したテロ事件を振り返り、「あのテロでドイツからの観光客が減少し、その時の影響が続いていた。そこに首都で事件が起きた。回復までに何年かかるのか分からない」と話した。
国内総生産の7%を占め、直接雇用だけで40万人、間接雇用などを合わせると人口1000万人の国民の2割が従事するとされる主産業・観光業への打撃に政府も頭を痛めている。政府は襲撃事件後、治安対策と同時に観光業界へのテコ入れを進める緊急委員会を発足させ、金融支援をこれまでの2倍に増やす意向だ。
「観光しかない国だからこそ、博物館がテロに狙われた。この危機を国民みんなで団結して乗り越えなければならない」。チュニスのタクシー運転手、アビブ・キアリさん(46)は語った。
308
:
チバQ
:2015/03/23(月) 21:02:39
http://www.afpbb.com/articles/-/3043180
ダルフールでアラブ系と黒人系が衝突、死者発生 スーダン
2015年03月21日 16:09 発信地:ハルツーム/スーダン
戦争・紛争
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ダルフールでアラブ系と黒人系が衝突、死者発生 スーダン ×スーダン・北ダルフール州の州都エルファシェル入りした反政府勢力「スーダン解放軍」の戦闘員ら(2008年9月19日撮影、資料写真)。(c)AFP/ASHRAF SHAZLY 写真写真拡大をみる 写真購入のお問合せはこちら
【3月21日 AFP】アラブ系と非アラブ系の部族対立が続くスーダン西部ダルフール(Darfur)地方で、両グループの武装組織による衝突により、死者が発生した。両部族の指導者は20日、AFPの電話取材に応じたが、両者の言い分は異なっている。
北ダルフール(North Darfur)州の州都エルファシェル(El Fasher)北方のマリト(Mallit)地区では、重火器による戦闘が続いている。アラブ系の部族、ザヤディヤ(Zayadiya)の指導者、アブダラ・ジェズ(Abdallah Jezu)氏はAFPの電話取材に対し、非アラブ系部族のベルティ(Berti)に村落を襲撃され、6人が死亡、13人が負傷したと語った。襲撃は19日から続いているという。
一方、ベルティ側の指導者、マク・アーメダエ(Al-Mak Ahmedaye)氏は同じくAFPの電話取材に、最初は17日にザヤディヤ側がベルティの村落を襲い、複数の村落を焼き払ったと述べ、ベルティの13人が死亡したと語った。
両者とも先に攻撃を仕掛けたのは相手側だと主張し、交戦が始まった理由には触れていないが、ダルフールでは土地や家畜をめぐる部族間衝突が常態化している。
AFPが電話取材した目撃者は、少なくとも20体の遺体を目にしたと語ったが、どちら側の死者かは不明だという。また襲撃では両者とも重火器を用いていたと証言した。
ダルフールでは2003年に、アラブ系中心の政府に疎外されているとして反発した黒人系住民が蜂起して以来、衝突が泥沼化。いわゆるダルフール紛争で、国連(UN)によると少なくとも30万人が殺害され、200万人以上が避難民となった。(c)AFP
309
:
チバQ
:2015/03/24(火) 20:40:30
http://www.sankei.com/world/news/150323/wor1503230005-n1.html
2015.3.23 07:00
【テロリストの軌跡・チュニジア襲撃(上)】
異常な信仰心、友人と縁切る…当初は警察署攻撃計画か
ブログに書く1
(1/4ページ)
チュニジア政府は21日、首都チェニスの国立バルドー博物館内で、ライフルを構えて歩くテロリスト2人(右)を映した防犯カメラの映像を公開した(AP)
チュニジアの首都チュニスのバルドー博物館が18日白昼に襲撃され、日本人観光客3人を含む21人がテロリストの凶弾に倒れた。現場で治安部隊に射殺された襲撃犯2人とは誰なのか。なぜ世界を震撼(しんかん)させた蛮行に及んだのか。チュニジアで2人の足取りを追った。
◇
兄には一種の予感があった。「弟は早く死んでアッラー(神)の下に行きたいと考えているのでは」
チュニジア西部の村イブラヒム・ザハールで1年半ほど前、襲撃犯となるジャーベル・ハシュナーウィ(19)に突如、大きな変化が訪れた。「(イスラム教の聖典)コーランを読みながらボロボロと涙を流し始めたんだ」と兄のムラード(29)は振り返る。「神と一つになれたと感じていたようだった」
ジャーベル本人には天啓に等しい経験だったのだろう。つかれたように聖典を読みふけるようになった。
未明まで机に向かい、1時間ほど仮眠して夜明けの礼拝に起き出す。偶像を否定するイスラムの教えに忠実であろうと、自分の写真をすべて焼き捨てる-。
「とてもじゃないが普通の信仰態度じゃない」。ムラードは今、弟を「病院に連れて行けばよかった」と自責の念に駆られている。
× × ×
その約半年後、イブラヒム・ザハールから約200キロ離れた首都チュニスでは、後の共犯者、ヤシン・アビーディ(27)も強烈な信仰心を抱くようになっていた。足しげくモスク(礼拝所)に通い、少しずつひげをたくわえた。同時に、「それまでの友達全員と縁を切ってしまった」と幼なじみの男性は言う。
同じサッカーチームを応援し、近所の仲間でプレーもした。イスラム教が禁じる酒を酌み交わすこともあった。フランス植民地時代に世俗化が進んだ都市部では標準的な若者同士の交流だ。だがヤシンは、幼なじみと道ですれ違っても顔を背け、モスクで知り合ったとみられる友人とだけ付き合うようになっていった。
× × ×
ジャーベルとヤシン。生まれた場所も年齢も違う2人は18日、ローマ時代のモザイクの収蔵数では世界有数とされる観光名所、バルドー博物館に突入した。
何が2人を変えたのか。取材を進めるうちに、イスラム過激派に連なる人物がジャーベルの周辺に浮かび上がってきた。
戦闘員斡旋の男が洗脳? 20日前から博物館下見
ジャーベル・ハシュナーウィが住んでいた村は、チュニジア最高峰シャンビ山の麓に広がる丘陵地帯にある。一帯はイスラム武装組織「オクバ・イブン・ナフィア旅団」の拠点で、ここ数年は警察へのテロが頻発。ジャーベルが通った高校のある町サビーバでは、警察官の多くが防弾チョッキを着て勤務に当たる。
警察官の一人が匿名を条件に明かした。「ジャーベルの友人の兄に、同旅団関係者でシリアやリビアへ戦闘員を斡旋(あっせん)しているらしき男がいる。ジャーベルはやつに影響されたんだ」。両者の接点は比較的最近からとみられるという。
「いつかお前らを殺す!」。昨年秋ごろ、この警察官はジャーベルにこう罵(ののし)られた。高校生のジャーベルや家族に当局とのトラブルはない。なのに、警察を目の敵にする弟の心理状態について、兄のムラードは「信仰が純化した状態で(誰かから)簡単に洗脳されたのだろう」とみる。
310
:
チバQ
:2015/03/24(火) 20:40:49
警察は昨年暮れごろ、ジャーベルが友人と警察署攻撃を計画しているとの噂を察知し、署に呼んで事情を聴くことにした。「そうしたら姿を消しちまった」(同警察官)。逃亡先は内戦状態の隣国リビア。両親にも知らせず、旅券もなかった。警察は、問題の男が出国を手助けしたとの見方を示しているという。
× × ×
ジャーベルはリビアから家族に電話を4回している。「最後の電話では『二度と戻らない』と言っていた。問い詰めたら電話が切れた」と父のアッズッディーン(54)は話す。これが最後の会話となった。
チュニスのヤシン・アビーディもほぼ同時期にリビアへ入国したとみられている。近所の友人らは「過激なモスクに出入りして感化された」と噂し合った。
政府高官によると、リビアには東部ベンガジやデルナ、西部サブラタなどにチュニジア人を受け入れる武装勢力の訓練施設があり、2人もそのいずれかで銃や爆発物の扱いを習得したとみられる。2人がリビアで出会った可能性は高い。
× × ×
2人はいつから犯行を計画し、準備に入ったのか。
治安当局者が地元紙に明らかにしたところでは、リビアから戻った2人は、襲撃の約20日前から博物館周辺を下見。ジャーベルは犯行24時間前の17日昼にも現場を訪れていたという。
その日の深夜、ヤシンの近所の男性は、家の前の暗がりで、携帯電話で話すヤシンを見かけている。その姿は「まるで恋人との電話みたいに少し興奮した様子だった」という。その相手はジャーベルだったのか。それとも別の共犯者か-。大統領のカイドセブシは22日、地元テレビに「3人目の襲撃犯が逃亡中だ」と明かし、必ず逮捕すると力を込めた。=呼称・敬称略
(チュニス 大内清)
311
:
チバQ
:2015/03/24(火) 20:41:27
http://www.sankei.com/world/news/150324/wor1503240038-n1.html
2015.3.24 13:29
【テロリストの軌跡・チュニジア襲撃(下)】
「あなた方はイスラム教徒ではない」家族に不信仰者宣告 強まる過激思想
ブログに書く0
(1/3ページ)
襲撃犯の1人、アビーディ容疑者が金曜礼拝のために通っていた自宅近くのモスク。イマーム(導師)の男性は固く口を閉ざした=チュニス北西部イブン・ハルドゥン地区(大内清撮影)
「あなた方は本当のイスラム教徒ではない」。チュニジア博物館襲撃事件を実行して射殺されたジャーベル・ハシュナーウィ(19)が、家族に言い放った。聖典コーランに極度に傾倒するようになって間もなくのことだ。
イスラム過激派が広く共有する思想に、「タクフィール(不信仰者宣告)」がある。たとえ同じイスラム教徒でも、信仰が足りない人や「敵」に協力的な人を不信仰と決めつけ、殺害さえ正当化する。
高校生のジャーベルは「普段は家族と言い争うことはなかった」(兄のムラード)。が、こと宗教に関しては家族さえも一方的に断じる教条的な言葉には、過激思想の萌芽(ほうが)がある。
後にジャーベルとともに射殺されるヤシン・アビーディ(27)にも、似た傾向があった。
昨年、ヤシンの近所に住む幼なじみはガールフレンドとお茶を飲んでいたところ、ヤシンから「男女交際はハラーム(宗教上の禁忌)だ」と難詰された。周囲との交際を絶っていたヤシンから聞いた久しぶりの言葉は、極めて攻撃的なものだった。
× × ×
ジャーベルは、チュニジア西部イブラヒム・ザハールで4人きょうだいの末っ子として生まれた。リンゴの産地として知られるだけの小さな村だが、その中では広い土地を持つ一族だ。親族に教師が多く、長兄ムラードは博士課程で学ぶ。そんな環境で育ったジャーベルは、「勉強好きの礼儀正しい子だった」(近所の女性)。
一方、ヤシンの一家が7〜8年ほど前に近所から移り住んだというチュニス北西部イブン・ハルドゥン地区の実家は、富裕ではないが、貧しくもない。近所の友人は「多めにお小遣いをもらえるヤシンがうらやましかった」。本人の学業成績も優秀だったという。
比較的ゆとりのある家庭で不自由なく育ち、真面目との評価も受けてきた2人。だがその性格は、信仰心が強くなるに従い他者への不寛容につながっていった。
× × ×
「ここで何をしている?」。ヤシンの地元にあるモスク(礼拝所)を訪ねると、警官を名乗る私服の男性に声を掛けられた。ヤシンの立ち回り先への監視が強化されていることがうかがわれる。
近所の住民によるとヤシンはほぼ毎週、ここで金曜礼拝に参加していた。だがモスクのイマーム(導師)は、困惑しながら「そんな人は知らない」と言い、原理主義的な傾向が強い別のモスクの名を挙げた。
そのモスクも同様にヤシンとのつながりを否定し、また別のモスクを紹介してきた。次のモスクも、そのまた次も。ヤシンの名を出すと、一般の礼拝者も多くが顔をこわばらせる。
友人らの証言から、これらのモスクにヤシンが出入りしていたのは間違いないとみられるが、みな関わりを避けようとする。当局からにらまれるのを恐れているのだ。その一方でイマームたちは、判で押したように「イスラムは平和的な宗教だ」と繰り返した。
にもかかわらずヤシンらがテロリストとなったのは、個人の資質や環境によるものなのか、それともイスラム教に内在する何かが作用してのことなのか。
ヤシンとの関係を否定しようとする関係者らの態度は、臭いものに蓋をして、イスラム世界が過激思想の拡散をどう防ぐかという問いから、目を背けているだけであるように見える。=呼称・敬称略(チュニス 大内清)
312
:
チバQ
:2015/03/26(木) 23:05:53
http://mainichi.jp/select/news/20150327k0000m030093000c.html
ナイジェリア大統領選:元軍政議長が支持拡大 政権交代も
毎日新聞 2015年03月26日 21時27分
【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ最大の人口と経済規模を持つナイジェリアで28日、大統領選と議会選が行われる。北東部で勢力を拡大するイスラム過激派ボコ・ハラムへの対応や汚職横行などを巡って、現職ジョナサン大統領(57)の人気に陰りが出る中、元軍事政権トップの最大野党候補ブハリ氏(72)への期待が高まり、両者の支持率は拮抗(きっこう)。政権交代の可能性をはらんだ接戦となっている。
「失敗した現職か実績のある元独裁者か、という選択だ。治安、汚職、経済の分野でナイジェリアが直面する課題を見るべきだ。率直に言ってジョナサン氏は(対応能力を)示せなかった」。ブハリ氏陣営の報道官は英紙サンデー・テレグラフの取材に「争点」をそう明言し、自負をのぞかせた。
1960年に英国から独立したナイジェリアでは軍事政権の期間が長く、99年に民政移管。以後、すべての大統領選で与党「国民民主党(PDP)」の候補が野党候補を破ってきた。しかし今回は最大野党「全進歩会議(APC)」に大きな追い風が吹いている。
最大の要因は、一向に奏功しない政府のボコ・ハラム鎮圧作戦への強い批判だ。2009年から北部で政府機関や学校などへのテロ攻撃を強めてきたボコ・ハラムは昨年4月、北東部チボクの女子校から少女約270人を拉致。国民の間で早期救出による解決を願う声が高まったが、いまだに少女たちの消息は不明のまま。さらにボコ・ハラムは昨年7月ごろから、北東部で町や村の制圧を進め、同8月にはイスラム国家樹立を宣言。ベルギーに匹敵する約3万平方キロを支配下に置いたとの推計もある。事実上国家の分断が進む中、ジョナサン政権は有効な手を打てていない。
一方、軍出身のブハリ氏は、84〜85年に最高軍事評議会議長として軍政を率いた経験がある。民政移管後は前回(11年)を含め3回大統領選に出馬したがいずれも敗れた。だが今回はかつての強権イメージが逆に「強いリーダー」と受け取られ、支持拡大につながっているようだ。
ナイジェリアは北部がイスラム教徒、南部がキリスト教徒が多数派で人口も拮抗。ジョナサン氏が出身地の南東部のキリスト教徒を支持基盤にする一方、イスラム教徒のブハリ氏は出身地の北部で支持を固め、最大都市ラゴスがある南西部でも支持を広げているとされる。
本来先月14日に予定されていた選挙は、治安悪化を理由に選管が今月28日に延期した経緯があり、野党側には、形勢不利と見た与党側が選管に圧力を加えたとの見方もあり、不満がくすぶる。ジョナサン氏がブハリ氏を破った前回選では直後に、暴動が発生しイスラム教徒とキリスト教徒の衝突にも発展、800人以上が死亡したとも指摘され、今回も暴動が起きないか懸念される。また選挙自体に反対するボコ・ハラムによるテロ攻撃も心配される。
313
:
チバQ
:2015/03/26(木) 23:06:27
http://www.afpbb.com/articles/-/3043614
ナイジェリア政府、ボコ・ハラムによる子ども大量拉致を否定
2015年03月26日 11:26 発信地:ラゴス/ナイジェリア
【3月26日 AFP】ナイジェリア政府は25日、同国北東部でイスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が多数の子どもを拉致したとの報道を否定した。
報道では、今年初めにボコ・ハラムによって掌握された北東部ボルノ(Borno )州の町ダマサク(Damasak)が、最近になって隣国チャドとニジェールの連合軍によって奪還された際、ボコ・ハラムが数百人の子どもを連れ去ったとされていた。
だがナイジェリア政府のマイク・オメリ(Mike Omeri)治安問題担当報道官はAFPに対し、「ダマサクで新たな拉致事件は発生していない」と述べ、市民集団拉致の情報は把握していないと説明。さらに、同地域選出の上院議員や情報当局の高官も、情報の信ぴょう性に疑問を呈している。
こうした矛盾した情報は、約6年にわたり続くボコ・ハラムの武装闘争によって北東部の通信インフラが壊滅し、人々の移動が制限されている状況での事実確認の難しさを改めて浮き彫りにしている。(c)AFP
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