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欧州情勢・西洋事情
3898
:
とはずがたり
:2021/09/20(月) 22:07:40
>>3895-3898
■ 怒りの根源は政府による自由の侵害
9月4日土曜に第8回となる「衛生パス義務化反対」デモが実施された。フランス中の215カ所、パリだけでも5カ所で行われたが、新学年度が始まったこともあり、参加数がぐっと下がったと言われている。
政府と市民が各々に出す数字に違いも大きく、参加者の数を特定するのは難しい。
政府によると、7月31日から8月14日の間に行われた3回のデモでは全国で20万を越す人々が集まったという(最高で23.7万人)。9月4日のデモは約14万人だ。一方、市民有志による各地の集計によると、8月の最終週で36万人以上、9月4日で32万人以上が集まっている。
どちらをとっても9月4日の数が少なくなっているのは、パス導入に降参した人が増えたということか(粘り強さに欠けるのがまたフランス人の特徴とも言われる)。確かに、ワクチン接種で熱を出して数日寝込んでも、衛生パスを手に入れてしまえば、携帯電話を探し出してQRコードを見せる手間はかかっても(このままではQRコードが体に刻まれる日も遅くないのかもしれない)生活に支障は全くなくなる。
しかしパリだけを取ると、パリジャンたちがバカンスから戻ったため、前週の1万4500人から1万8500人に増えているという数字もある。今回もパリのデモは強固で、道や広場は人々で埋め尽くされていた。以下はその参加者の言葉である。
「子供たちは習い事ができなくなるので、夏に接種をしました。ワクチンに反対とは言い切りませんが、私自身はぎりぎりまでするつもりはありません。デモに参加し続けている理由は、衛生パスが必須な人生に大反対だからです」(高校生と大学生の三人の子供を持つ40代の教師のマリー)
「マクロン政府が衛生パス導入を機に、さらに独裁に走るのを感じます。ワクチンは打ちましたが自由へシンボルとしてデモ参加を続けます」(30代の映画関係者カロリン)
「今起きていることは重大です。仕事柄ワクチン接種の指令状が届きました。自由が侵されています。絶対に諦めません」(20代サービス業のドニ)
「国民は今、政府の奴隷です。私たちに“ワクチンを打って働け! “と強要しています。デモには毎週参加しています」(大型スーパーに勤める50代ニコラ)
トゥルーズの病院で衛生管理をするリンダの言葉も考えさせられる。
「私の病院の従業員たちもコロナワクチンに疑問を持っていましたが、政府の“ゆすり”に負けワクチンを打ちました。患者と直接触れる仕事ではない私も、接種しないと仕事を失うと言われ、仕方なく接種しました。私は基本的にワクチン反対派ではありません。しかし、このコロナのワクチンは別です、まだ試験状態にあるのですから。このワクチンの効果が疑問である限り、衛生パス導入は逆に危険でさえあります。
私たちの人権を主張するため、そして国民に対して政府がその意図や方針を透明にすべきことを主張するため、デモに毎回参加しています。この1年半で司法、医療、科学、政治、そして“自由、平等、友愛”を掲げる国家への信頼は崩れ落ちました。それは私に悲しみと怒りをもたらしています。子供たちの未来のことを思うと余計に」
■ フランス人がフランス人たるゆえん
先週のフィガロ紙による世論調査によると、67パーセントのみが現在、衛生パスに賛成。折しもデンマークからは「衛生パス終了」のニュースが届く。リードには「市民は安堵」。
しかしマクロン政府は衛生パスを撤回する姿勢を見せない。厚生大臣のオリビエ・ヴェランは「コロナが私たちの生活から消滅しない限り、衛生パスは続く」と語る。マクロンも「レストランもカフェも映画館も文化スポーツ施設も、衛生パスがあるから閉鎖を免れている」と言う。
いまだコロナワクチンを打たない我が夫に、彼の仕事のパートナーは「いい加減に大人になれよ」と言うそうだ。「もう意地を張るのはやめて、船長の言葉を素直に聞けよ」と言うことらしい。彼は笑ってやりすごす。
ファミリーや同僚、友人たちの間では、コロナワクチンや衛生パスについての会話がダブーになっている。それはしばしば分裂をもたらし、張り詰めた空気をもたらすことを学んでしまったからだ。各々に意見があり、思いがあり、違った視点での正義がある。
それでも、衛生パス導入反対のデモに、政府にその独断を再考させるべく、多くのフランス人が参加することに、フランス人がフランス人たるゆえんを見る。フランス人にとって市民の自由が失われることは、コロナにかかるのと同じくらいの怖さを伴う、許されるべきことではないのだ。
永末 アコ
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