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欧州情勢・西洋事情
1750
:
チバQ
:2017/02/08(水) 20:17:49
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/world/mainichi-20170209k0000m030046000c.html
<仏大統領選>世論調査は混戦模様 選挙戦が本格化
19:09毎日新聞
【パリ賀有勇】4〜5月のフランス大統領選(2回投票制)の主要候補が出そろい、各候補は相次いで選挙集会を開催するなど、選挙戦が本格化している。世論調査では有力候補の支持率順位が入れ替わるなど、混戦模様となっている。
「フランスが自由な国で有り続けるかどうかが問われている」。第1回投票で優勢とみられている極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首(48)は4〜5日にフランス南東部リヨンで開かれた選挙集会に出席。大歓声に迎えられ、「フランス第一」の主張が色濃い公約を発表した。
公約には、欧州連合(EU)からの離脱を問う国民投票実施▽外国人の雇用に対して課税することでフランス人の雇用促進を図る▽移民受け入れを年間1万人に制限する--などが盛り込まれた。
一方で、これまで主張してきた「死刑の復活」は明記されなかった。党内に反対意見もある死刑への言及を避けることで党内融和を図る狙いがあるとみられる。
6日に公表された世論調査では、第1回投票での支持率は、ルペン氏が26%で首位。超党派の市民運動を率いて独立系候補として出馬するマクロン前経済相(39)が23%、中道・右派候補のフィヨン元首相(62)が20%で続く。決選投票の支持率はマクロン氏65%、ルペン氏35%だった。
ルペン氏との対立軸を明確化したいマクロン氏は、EUの結束強化を訴え、左派の支持者も取り込んで存在感を増している。リヨンで4日に開いた選挙集会では、「『国民のために』というが、自分たちのための主張に過ぎない」と、ルペン氏を批判した。
これに対してフィヨン氏は、妻と子供が議員秘書などとして不正に給料を受給した疑惑が浮上し、守勢に立たされている。党内には別の候補者擁立を求める声も出始めた。フィヨン氏は6日の記者会見で、家族を雇用したことは「誤りだった」と認めたが、「給料は正当な支払いだった」と述べ、出馬は断念しないと強調した。
左派の予備選を制したアモン前教育相(49)は支持率14%でルペン氏らに水をあけられており、急進左派候補で11%のメランション氏(66)との連携を模索している。
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