[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
メール
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
1001-
1101-
1201-
1301-
1401-
1501-
1601-
1701-
1801-
1901-
2001-
2101-
2201-
2301-
2401-
2501-
2601-
2701-
2801-
2901-
3001-
3101-
3201-
3301-
3401-
3501-
3601-
3701-
3801-
3901-
4001-
4101-
4201-
4301-
4401-
4501-
4601-
4701-
4801-
4901-
5001-
5101-
5201-
5301-
5401-
5501-
5601-
5701-
5801-
5901-
6001-
6101-
6201-
6301-
6401-
6501-
6601-
6701-
6801-
6901-
7001-
7101-
7201-
7301-
7401-
7501-
7601-
7701-
7801-
7901-
8001-
8101-
8201-
8301-
8401-
8501-
8601-
8701-
8801-
8901-
9001-
9101-
9201-
9301-
9401-
9501-
9601-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
自民党スレ
7628
:
チバQ
:2021/11/10(水) 21:34:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/d40c83064a9e4ba6e3dba20efebd9a4b47eec10f
第2次岸田内閣の顔ぶれ 外相に林芳正氏を起用、残る19人再任
11/10(水) 20:59配信
読売新聞オンライン
第2次岸田内閣が10日夜、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て発足した。外相に林芳正・元文部科学相を起用し、その他の閣僚は全員再任した。
総理 岸田文雄
総務 金子恭之(再)
法務 古川禎久(再)
外務 林芳正
財務・金融 鈴木俊一(再)
文部科学 末松信介(再)
厚生労働 後藤茂之(再)
農林水産 金子原二郎(再)
経済産業 萩生田光一(再)
国土交通 斉藤鉄夫(再)
環境 山口壮(再)
防衛 岸信夫(再)
官房・拉致問題 松野博一(再)
デジタル・行政改革・規制改革 牧島かれん(再)
復興・沖縄・北方 西銘恒三郎(再)
国家公安・防災 二之湯智(再)
少子化・地方創生・女性活躍 野田聖子(再)
経済再生 山際大志郎(再)
経済安全保障 小林鷹之(再)
ワクチン・五輪 堀内詔子(再)
万博・消費者 若宮健嗣(再)
7629
:
チバQ
:2021/11/11(木) 08:30:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f792d84d8297715c95978eadbaa4d88530be680
「林外相」に理解求める首相、安倍・麻生氏は「対中関係で間違ったメッセージ」と難色
11/10(水) 21:44配信
読売新聞オンライン
衆院議員として初登院し登院ボタンを押す林芳正氏(10日)
岸田首相は10日に発足した第2次内閣で、外相に側近の林芳正・元文部科学相を起用した。自民党の安倍元首相や麻生副総裁が難色を示したが、強い意向で押し通した。林氏は首相が意欲を示す年内訪米に向けた米国との調整などで早速、外交手腕を試されそうだ。
「外交という大きな責任を担う。120%やり、岸田政権をしっかり支える」
林氏は10日午前、衆院議員として初登院した国会で、記者団にこう強調した。首相からは9日夜に電話で外相を打診されたという。
甘利明前幹事長が衆院選の小選挙区で敗北し、就任後1か月で外相の茂木敏充氏に交代したことを受け、急きょ外相の人選が必要となった。首相自身が4年7か月務めたことから外相ポストへの思い入れは強く、党内きっての政策通で海外経験も豊富な林氏に白羽の矢を立てた。
首相は茂木氏が幹事長に就任した翌日の5日夕には、さっそく安倍、麻生両氏に電話で林氏の起用案を伝え、理解を求めた。ただ、2人とも林氏が2017年12月から日中友好議員連盟の会長を務めていることなどを問題視し、「対中関係で国際社会に間違ったメッセージを与えかねない」と慎重な意見だった。
(写真:読売新聞)
それでも首相が譲らなかったのは、岸田派からの重要閣僚抜てきで閣内のバランスをとる狙いがあったとみられる。閣内では、官房長官や財務相を細田派や麻生派から登用している。林氏は首相が率いる岸田派でナンバー2の座長を務め、首相は「気心の知れた頼れる人に閣内にいてほしい」と周囲に漏らしていた。閣僚応接室では、首相右隣の「ナンバー3」の席に座ることになった。
党内では、茂木幹事長や高市政調会長が「ポスト岸田」候補とみられており、首相は林氏の起用で、自派閥の有力候補の存在をアピールしたい考えだ。林氏は12年9月の党総裁選に出馬経験があり、将来の首相への意欲を公言してきた。
林氏は中国との距離感で自身への懸念が自民党内にあることを踏まえ、8日のBSフジの番組で「知中派でもいいが、媚中(びちゅう)派ではいけない。相手をよく知っているのは知らないより良い」と訴えた。
外務省幹部は「中国だけでなく、留学先だった米国もよく知っている。日本外交にとって最重要の両国を知る林氏は適任だ」と歓迎している。
7630
:
チバQ
:2021/11/11(木) 09:33:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/b932564dc11978e7e7cf5ddb711d170d987288fe
「茂木敏充」新幹事長が絶対口にしない日本新党時代 枝野と初当選同期であっという間に自民党復党の変節の過去
11/11(木) 6:02配信
誰にでも1つや2つ、触れられたくない過去を持っているものだ。11月4日に自民党の幹事長に就任した茂木敏充(66)の場合それは、「国会議員としての初当選は自民党ではなく日本新党」だったことだという。(敬称略)
***
この過去に驚いている読者も、きっと少なくないだろう。茂木は「ザ・自民党」というイメージが定着しているのだから。
さっそく茂木の半生を振り返ってみたいが、その前に人物評をご紹介しておく。自民党の関係者が言う。
「政策通として有名で、頭の良さは国会議員でもトップレベルでしょう。政治家の大半を馬鹿にしているエリート官僚でさえ、茂木さんには論破されるそうです。ただ、ご本人は認めたくないでしょうが、人望のなさでも知られています。何かあると周囲を怒鳴るパワハラ気質の持ち主だと、複数のメディアが記事にしました」
初当選は1993年7月。党関係者は「その時、茂木さんは周囲のスタッフに『これからはセンセイと呼べ』と命じたそうです」と明かす。彼の人格を象徴するエピソードだと言えるだろう。
経済評論家として注目
それでは茂木の経歴を振り返ってみよう。これだけの“知性派”だから、当然ながら高学歴の持ち主だ。
「茂木さんは1955年に栃木県足利市に生まれました。進学校の県立足利高校から東大に進み、経済学部を卒業します。新卒では商社の丸紅に就職しましたが、83年にハーバード大の大学院に留学。帰国して読売新聞に入社し、政治部に配属されました。そのため同社の代表取締役主筆・渡邉恒雄(95)にも可愛がられています」
もっとも、読売新聞はすぐに退社し、コンサルティングで有名なマッキンゼー・アンド・カンパニーに転職。当時、同社の日本支社長だった大前研一(78)と出会う。
「大前さん自身が執筆やマスコミへの露出に積極的な人でした。茂木氏も最初は経済評論家として注目を集めました。1988年にはマッキンゼー社に在籍しながら著書『都会の不満 地方の不満』(中央公論社[当時])を上梓。朝日新聞の書評欄に取り上げられるほどで、ビジネス書のベストセラーランキングに入りました。これでテレビ出演の機会が増え、徐々に知名度を上げていきます」(同・記者)
東京佐川急便事件の影響
この後、永田町で「政治改革」を巡る議論が活発化したことが、茂木の人生に大きな影響を与えた。
「1988年、リクルート事件が発覚し、当時の竹下登首相(1924〜2000)は内閣総辞職に追い込まれました。自民党の内部からも『国民の批判が強く、選挙で戦えない』と悲鳴が続出。『自民党の候補者が乱立する中選挙区制が汚職の温床となっているため、小選挙区制に改正すべきだ』との声が出ました。ところが、選挙改革は遅々として進まず、有権者の不満は増していきました」(同・記者)
1991年に入ると一般市民もバブル景気の崩壊を実感するようになり、これも自民党に批判的な世論が生まれるきっかけになった。
追い打ちをかけるように、翌92年2月14日に東京地検特捜部が「東京佐川急便事件」の捜査を開始。自民党の大物だった金丸信(1914〜1996)を筆頭に、政界への金の流れが連日マスコミで報じられた。
「92年8月、東京佐川急便から金丸氏に5億円のヤミ献金が行われていたことが発覚しました。金丸氏が政治資金規正法違反を認める上申書を提出したため、東京地検特捜部は本格的な捜査を中止。罰金20万円の略式命令のみという結果に終わりました。しかし、これに世論が猛反発したため、特捜部は93年3月に金丸氏を脱税の容疑で逮捕に踏み切りました」(同・記者)
7631
:
チバQ
:2021/11/11(木) 09:33:37
日本新党ブーム
有権者の政治不信が高まったことを受け、細川護熙(83)が政治刷新を訴えて92年5月に日本新党を、大前が同年11月に市民団体・平成維新の会を結成。茂木は平成維新の会の事務局長に就任した。
「茂木さんは92年の3月、次の衆院選に地元の旧栃木2区から自民党候補として出馬すると表明していました。当選したら自民党の議員として平成維新の会の運営に携わり、与野党を問わず“改革派”の国会議員を糾合するという青写真を描いていたのです。ところが、予想以上に日本新党に注目が集まったこともあり、茂木さんは“鞍替え”を決断しました」(同・記者)
93年6月、翌月に控えた衆院選に日本新党からの立候補を発表。その際、「自民党を変えることで日本の政治を変えるのが近道だ、と思っていたが、それは不可能だと感じるようになった」と説明している(註1)。
かつて自分が立候補しようとした政党を、臆面もなく批判する。賛否両論があるだろうが、まさに「機を見るに敏」だったのは確かだ。
日本新党からの立候補は大成功を収めた。93年7月の衆院選で、有権者は自民党に厳しい審判を下した。その結果、“非自民・非共産”の連立内閣である細川内閣が誕生した。
“裏切り者”
旧栃木2区でも、日本新党ブームが起きた。当時は中選挙区制だったため定数は5。新人の茂木は、自民党や社会党の前職を上回る票を獲得し、トップ当選を果たした。
朝日新聞の栃木県版は選挙後、「他党驚かせた新党旋風 記者座談会」の記事を掲載。記者の一人が「日本新党の茂木がトップ当選したのには驚いた」と口火を切り、「組織を持たないボランティア選挙で6万2000票だ」と徒手空拳でも勝利できたことを指摘している。
経済評論家として活躍していたとはいえ、決して知名度は高くなかった。旧栃木2区は都市型の選挙区ではないこともあり、対立陣営が「当選はありえない。4万票止まりだ」と口を揃えていたと別の記者が指摘している。
自民党に後ろ足で砂をかけ、茂木は勝利を収めた。日本新党で“同期当選”したかつての仲間を見てみると、今でも野党の中心にいる議員が多いことに気づく。
元首相で立憲民主党最高顧問の野田佳彦(64)、国民民主党代表代行の前原誠司(59)、辞意を表明した立憲民主党代表の枝野幸男(57)……。
敵の敵は味方
1994年、当時の首相だった羽田孜(1935〜2017)は内閣総辞職を決断。自民党と社会党、そして新党さきがけは連立を組み、村山富市(97)が新首相に選出された。
「日本新党の解党により仲間の大半が新進党に移り、今も野党の議員です。ところが茂木さんは自民党に復党しました。そして今や幹事長です。かつての同期は『節操のない人だ』と呆れた目で見ています」(同・記者)
茂木は最初、無所属を選んだ。自民党への復党が認められたのは1995年。当時、毎日新聞は、茂木が新進党の結成を主導し幹事長に就任した小沢一郎(79)に批判的だったことが、新進党に加わらなかった理由だと報じた(註2)。
敵の敵は味方という言葉もある。とはいえ、当時の自民党が諸手を挙げて茂木の復党を歓迎したわけではなかった。
1995年7月に参議院選挙が行われた。衆議院議員の茂木も応援にフル活動しなければならない。だが、当時は自民党の復党こそ認められたものの、次の選挙から中選挙区から小選挙区となる栃木5区での公認は得られていないという中途半端な状況だった。
7632
:
チバQ
:2021/11/11(木) 09:33:51
“雑巾がけ”の洗礼
参院選直前の7月1日に開かれた自民党足利支部の定例大会で、自民党の党員が3分の1に激減したとする資料が提示された。支部長は「茂木くんにも党員の確保に努めてもらう」と指示、「いわゆる“古いパターンの選挙”をやってもらうということだ」と嫌味を付け加えた。
日本新党時代の茂木は、旧態依然とした自民党の政治を批判していた。「それでも自民党に戻ったのなら、雑巾がけから始めてもらおう」という強烈なカウンターパンチだった。
自民党で雑巾がけからやり直し、苦労を重ねて人情の分かる政治家に成長した──というのなら美談だが、実情は違うようだ。
デイリー新潮は11月4日、「『茂木新幹事長』が嫌われまくるワケ “茂木に比べればあの人は神様”……永田町、霞が関、党本部からの証言」の記事を配信した。
記事では茂木の“パワハラ体質”を詳報した。その中で、すぐに激怒する茂木に事務方が対応するためのマニュアル「茂木接遇メモ」の内容が紹介されている。
冷麺で大激怒
「接遇メモ」の内容は呆れるものばかりなのだが、詳しくは記事をご覧いただきたい。ここでは、その中から1つだけご紹介しよう。
《ルームサービス等で(大臣の好きな)麺類を注文する際には、大臣に提供するタイミングについて細心の注意を払うことが必要。大臣のフライトが50分遅延したため、冷麺ができてから提供するまでのタイミングが20分ほどずれ、麺がかたまった状態だったため、硬くて食べられないと大激怒していた》
註1:茂木敏充氏が自民離党届 日本新党から立候補へ(朝日新聞栃木県版・1993年6月22日)
註2:[そこが知りたい]新進党不参加の論理 批判さまざま(毎日新聞・1994年12月14日)
デイリー新潮取材班
2021年11月11日 掲載
新潮社
7633
:
チバQ
:2021/11/11(木) 11:09:57
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/825971/
投開票日前に意識した辞任…慰留もなく「枝野党」幕 立民転換点に
2021/11/3 6:00
郷 達也、井崎 圭
衆院選大敗の責任を取り、立憲民主党の枝野幸男代表が辞任を表明した。主導した共産党などとの野党共闘が不発に終わり、支援組織を含む党内外の反発に抗しきれなかった。来年夏の参院選に向け、最大の課題となる共闘の論議は新執行部に託されるが、どう帰結するかは見通せない。前身の旧立民発足から4年。野党第1党は大きな転換点を迎えた。
「数人に相談すると言ったが、誰にも相談せずに決めました」
2日の立民執行役員会。「新体制で参院選を」と表明した枝野氏は、報道陣を退室させた後の非公開の場でこう切り出した。
「4年前、救ってもらった仲間がたくさんいる。ご恩は忘れない」。ねぎらいの言葉もあれば、「精緻な分析で衆院選の総括をすべきだ」と詰め寄る役員も。ただ、慰留の声はなく、時にワンマンで運営を進めた「枝野党」体制が幕を下ろすことになった。関係者によると、枝野氏は投開票日まであと3日となった10月28日ごろ、街頭での反応などを踏まえ、辞任を意識したという。
■
2017年、民進党分裂を受け枝野氏が1人で結党した旧立民は、直後の衆院選で野党第1党を獲得。旧国民民主党などとの合流を経て衆参150人規模に発展させた。
迎えた今回の衆院選。枝野氏は野党5党の候補者一本化で全国7割以上の選挙区で「与野党対決」に持ち込んだ。だが、共産との接近が、立民最大の支援組織・連合など旧民主党支持層の離反を招いた。比例代表の議席は、公示前の62から39に激減。「選挙の顔」に疑問符が付く「惨敗ショック」に、交代論は一気に強まった。立民幹部は「共産と合意した『閣外協力』はやり過ぎだった。執行部刷新はやむを得ない」と語る。
■
枝野氏辞任に伴う代表選は、泉健太政調会長や小川淳也元総務政務官らが取り沙汰されている。ただ、総裁選で「疑似政権交代」をして衆院選に臨んだ自民党と違い、来年参院選まで大型選挙はない。政策論争で国民の目を引きつけ、低空飛行の支持率を反転させられるかは微妙だ。
衆院選で顕著だった世代交代も焦点となる。泉氏は取材に「停滞を打破し、自民党政治を変えるという旗印で国民の不満をしっかり受け止められるリーダーが求められる」と強調。大串博志役員室長も取材に「かつて(旧希望の党時代に)共同代表選に出馬した経験もあり、応援してくれるグループもある。仲間と話して決めたい」と発言。出馬を検討中という。
新代表には、共産との共闘をどうするかという難題が突き付けられる。党内では、「明らかに失敗。見直すべきだ」(衆院幹部)という声の一方、来年夏の参院選改選組からは「党の足腰は弱い。共産を含んでも共闘は続けるべきだ」との声も上がる。他党との調整を含め難航必至だ。
立民関係者は「有権者からは『万年野党』と見られている。誰が代表になっても党再建の道は険しい」と先行きに不安を漏らす。
(郷達也、井崎圭)
7634
:
チバQ
:2021/11/11(木) 11:12:30
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/827510/
岸田流「自民党改革」本気度は? 掛け声倒れ、形骸化繰り返した過去
2021/11/6 6:00
前田 倫之
来年夏の参院選をにらみ、岸田文雄首相の号令の下、自民党が若手の積極登用など党改革の具体化に着手した。「政治とカネ」問題の負のイメージを払拭(ふっしょく)する狙いがあるが、過去に改革機運が高まった際も重鎮らに抑え込まれ、掛け声倒れに終わった事例が多い。実現には困難が伴いそうだ。
首相が掲げる党改革は、総裁以外の党役員任期を1期1年、連続3期までに制限して権力の過度な集中を防ぐことや、若手・中堅の抜てきによる組織の新陳代謝など。衆院選明けの1日の記者会見では「いよいよ、これから本格的に党改革に取り組んでいきたい」と言及し、4日に正式就任した茂木敏充幹事長にも早速、指示を飛ばした。
茂木氏と連携して現場で調整の汗をかくことになりそうなのが、9月の総裁選で若手有志「党風一新の会」の代表世話人を務めた福田達夫総務会長。こちらは「55年体制(下の自民)がやっと終わり、次の政治体制を作るぐらいの気概を持ってやる」と意気込む。
これまでも自民は、国政選挙候補者の公募制を本格導入するといった組織改革を行ってきた。
ただ、例えば2009年衆院選の公約に盛り込んでいた「世襲候補を次回の総選挙から公認または推薦しない」との制限は、選挙戦略を優先し、12年衆院選以降も公募を前提に世襲を認めるなど形骸化。さらに、衆院選比例代表の単独候補や、小選挙区との重複候補に適用する「73歳定年制」などのルールもベテランらが抵抗し、例外が広く認められている。
今回の党改革に懸ける岸田執行部の「本気度」はいかばかりか。茂木氏は「来年の参院選を待つということはない。早い段階でできるものは実行する」と話すものの、仮にポーズだけと有権者からみなされれば党への逆風に転じかねない。参院選の改選組の中堅議員は「形ばかりの『なんちゃって改革』にならなければいいが」と漏らす。
(前田倫之)
7635
:
チバQ
:2021/11/11(木) 11:52:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/9590bb47c773b5765397cdca0f7cb6bdeb5ee06f
「安倍氏への忖度はなかった」計算された岸田人事 永田町ウオッチャーが語る
11/11(木) 11:12配信
この記事についてツイート
この記事についてシェア
西日本新聞
【東京ウオッチ】記者の取材メモから
西日本新聞社主宰の「二水会」で講演する泉宏氏=10日午後、東京都千代田区(撮影・河合仁志)
半世紀近く永田町ウオッチャーを続けている政治ジャーナリストの泉宏氏が10日、東京都内であった西日本新聞社主宰の「二水会」で講演。深く親交を結び、折に触れてアドバイスを送っている岸田文雄首相の誕生秘話や、9月の自民党総裁選にまつわる舞台裏、10月31日に投開票された衆院選の分析などを、余すところなく縦横無尽に語り尽くした。岸田政権の次の関門となる来夏の参院選に向けては「余計なことをしない、言わないことが最大の選挙対策だ」と説いた。詳報を記録する。
「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔
衆院選の結果分析―選挙予測の限界?
今回の衆院選で、枝野幸男代表の立憲民主党は政権交代を掲げたが、果たしてその4文字を意識して投票した有権者がどこまでいただろうか。
埼玉大の松本正生教授(政治学)が分析している。有権者は自民党、公明党から立民に政権交代するなんてことを前提として考えていない。ただ、与野党が伯仲しないと、いつまでたっても「安倍1強」「菅一存」のような「官邸1強」体制が続き、データを隠してしまうような傾向に陥りかねない。だから(国会に)もう少し緊張感を持たせてほしいという人が、それなりにいたのは事実だ。
それでも、メディアなどの事前情勢調査で、自民が単独過半数に達しないという報道が出たことによって、与野党伯仲は望ましいものの、それが変に進んで自公政権が揺らぐような事態まで行くのは避けたいということで、相当数の有権者が棄権したとみられる。結果的に、55・93%という過去3番目に低い投票率につながった。
私の見解では、今回の最大の特徴は、小選挙区と比例代表の候補者合計が1051人と、1996年に小選挙区比例代表並立制が始まって以来、最少の候補者数となったこと。(野党候補の統一が進んだことが大きな理由であり)213の小選挙区で統一候補ができた結果、激戦区が生じたのは事実。しかし、今回の場合は全くの無風だった。選挙がこれほど盛り上がりに欠けるということは、最近の衆院選ではなかったことだ。
これだけ無風の選挙で、何が起きたか。選挙では必ず、有権者が勝ち馬に乗ろうとする「バンドワゴン」効果と、逆に劣勢の候補に同情票を入れる「アンダードッグ」効果ということが言われる。今回は、選挙区によって有権者の態度が変わる不思議な現象が起きた。結果は、自民の圧勝。メディアの選挙予測によって、政局が大きく動いたというのが今回の選挙だった。
自民の巻き返し、共闘挫折の野党はどうする?
これまでの衆院選では、メディアが序盤、中盤、終盤に実施する情勢調査は極めて正確だった。それが今回は全く失われた。松本教授の言を借りれば、新しい時代の選挙報道、予測報道の仕方を考えなければいけないと。大物の小選挙区落選も相次いだ。東京8区と神奈川13区は、いずれも自民の石原伸晃元幹事長、甘利明前幹事長。野党でも、辻元清美氏や平野博文氏、絶対の強さを誇っていた小沢一郎氏や中村喜四郎氏らが選挙区で涙をのんだ。
結果を見ると、投票率が上がっているのは18〜30歳の層。(この層の)自民党支持率はとてつもなく高い。近くの投票所をのぞくと、午後6〜8時の最後の時間帯に若い有権者が来ていた。これが、自民が選挙区で競り勝つ要因になったのではないか。
期日前投票は従来、投開票日直前の木、金、土曜の3日間に集中する傾向にあった。前回衆院選も、30%強がこの3日間で投票している。ところが、今回はその半分以下。期日前投票は好調だと報じられていたのに、最終的な統計では前回を下回った。これも、自民にあまり負けさせてもまずい、という有権者の自制の結果ではないかと思っている。
野党としては、最強の戦術とみられた統一候補が213選挙区でできたにもかかわらず、立民も共産党も議席を減らした。これ以上の統一候補は立てようがない。この戦術では、現状では政権を取れないことが結論付けられた選挙だった。今後、立民は共産との共闘を続けるかどうかで苦悩することになる。
次の参院選の結果を左右するのは、岸田首相が大失敗するか、余計なことを言いがちな人の失言をどう回避するか。これが首相にとっての最大の参院選対策になる。
7636
:
チバQ
:2021/11/11(木) 11:53:07
「終わった岸田」からの蘇生…短期間で何があった?
そもそもなぜ岸田首相は、自民党総裁選で勝てたのか。私はかつて、ある原稿で「岸田さんはいい人だ。いい人というのは、政界ではどうでもいい人だ」と書いたことがある。それを読んだ首相から、「どうしたらいいですか」と聞かれた。そういうことをすらっと言えるところが、首相のいいところだ。
昨年末ごろ、林芳正外相が衆院にくら替えする話が出た。時期を同じくして、岸田派の中からも「岸田さんで次の総裁選を戦えるのか」という声が上がった。つまり首相は、完全に退路を断たれていたわけだ。4月、お膝元で行われた参院広島選挙区の再選挙で首相が「県連会長を受ける」と決断した時に、勝負する気だなと思った。この再選挙では自民候補が負けたため、永田町周辺では「完全に岸田は終わった」とささやかれたが、逆に退路を断って闘うしかない道に追いやられた。
8月に入り、私が人を介して首相に伝えたのは、総裁選で「早く決意表明すべきだ」ということ。菅義偉政権は東京都議選で実質的に負けており、直後に予定されていた横浜市長選でも敗れれば、その瞬間に「菅降ろし」の嵐が吹くということは分かっていた。相手が弱ってから総裁選に名乗りを上げる形になれば、男らしくないとみられるという意味だった。しかし、首相は面白い人だ。返ってきたのは「そんなことをして菅さんをいらだたせるのは、私の趣味じゃない」という趣旨の答えだった。
その後、岸田派の会合で派内から「岸田立て、立て」という声が上がる。8月26日、総裁選の選挙管理委員会が日程を決めた段階で、抜く手もみせずに出馬宣言する方針が決まった。これが、最大のポイントだった。
首相は自ら派閥を率いているため、立候補に必要な推薦人20人を確実に集めることが可能。すなわち、表明するのと同時に、菅氏が狙っていた「無投票再選の道」を閉ざすことができる。その前夜、若手に囲まれた首相は「党役員の任期制限」を打ち出すことを決断した。簡単に言えば、二階俊博元幹事長切りだった。局面はがらっと変わった。
それから、菅氏が何をしたか。解散先行論や人事の刷新、二階氏を交代させようとした。総裁選前に人事に手を付けるなど有り得ない。突然、「解散なんて考えてない」と表明する場面もあり、立て続けにいろいろなことが起きた。解散権を縛られ、人事権も縛られた菅氏は、9月3日、二階氏に「もう気力がなくなった」と告げた。闘う政治家が気力をなくしたら、引くしかない。
菅氏の退場は、菅氏が目をかけていた河野太郎前行政改革担当相の出馬を呼んだ。高市早苗政調会長も月刊誌で出馬を宣言し、安倍晋三元首相の全面支援を取り付けた上で動きだした。安倍氏は「私が全部、責任を持つ」と言った節がある。野田聖子こども政策担当相の立候補も、二転三転した。聞いた話では、旧竹下派の参院側から「足りなくなったら、いくらでも推薦人を出す」という話があったようだ。要は、「河野総裁」にはくみしないという意思表示だった。
河野陣営の戦略は単純だった。当時、次の首相に誰がふさわしいかという世論調査で、河野氏、石破茂元幹事長、小泉進次郎前環境相の3人分の数字を足せば60%に達していた。岸田首相は、わずか数%。完全にそれでいけると思い込んだ。改革志向の河野陣営は、派閥領袖(りょうしゅう)への配慮や旧来型の多数派工作を否定し、そこを突いてアピールするべきだった。結果的に、1回戦で圧倒的に大差をつけて勝つ戦略は崩れた。
これに対し、岸田陣営が徹底したのは、党員・党友票の4割弱を占める各組織、団体などの「職域支部」に働き掛けることだった。首相は、負け戦を、相手の戦略ミスで勝ち戦にできたというのが真実に近い。
7637
:
チバQ
:2021/11/11(木) 11:53:24
岸田人事から見える安倍、麻生両首相経験者との真の関係
岸田首相・総裁による人事では、いろいろなことが言われた。「どう考えても安倍氏、麻生太郎副総裁の言いなり、忖度(そんたく)人事ではないか」と。10月4日の組閣時と、その後の2日間はほぼ全メディアがそう報じた。事実そうだった。ただし、よく見てみると随分考えられた人事とも言えた。
(『政治とカネ』問題を抱えた)甘利明氏の幹事長起用には、首相の周りでも反対論が強かった。「選挙でみすみす票を減らすようなことをしてどうするんだ」と。実態は、甘利氏の他に人がいなかった。
次に政権要職の総務会長、官房長官をどうするか。最大派閥の細田派内には、「福田系」と「岸・安倍系」の両派がある。どちらかというと安倍系の方が傍流だ。だから、福田系である福田達夫総務会長、松野博一官房長官の人事に対しては、安倍氏やその周辺から怒りの声が届いた。安倍氏は、今回の人事に不満だと。だから、急速に「安倍氏への忖度はなかった」という流れになっていった。これは完全に計算して行われたことだ。
林芳正氏の外相起用も首相らしいと思う。林氏は、地元・山口で安倍氏と複雑な関係にあるから、そこは余裕を持たせて、じわじわとやった。新聞はやはり、安倍さんが怒り狂っていると書く。そう書かれると、首相の支持率は上がる。相当したたかにやっているのは間違いない。
首相にとっての懸念は、現在の霞が関全体が「官邸の指示待ち」になってしまっていること。官邸の「チーム岸田」からは、いまだに指令が出ていない。どう対処していくか。官邸より党本部が強くなり過ぎる「党高政低」にしないことも、首相の最大課題となる。
岸田政権の青写真―肉食系ではなく、草食系に徹する?
岸田首相には、政権発足とほぼ同時に臨む今回の衆院選を乗り切れば、次の参院選でも十分勝てるというシナリオがあった。例えば今、トヨタ自動車の労働組合は完全に自民に旋回している。財界、霞が関が全部、「親岸田」という状況になれば負けることはない。
参院選が終わったら、どうするか。残り2年と数カ月の党総裁任期中、首相は解散はしないのではないか。仮にそうなれば政局とならず、党内から引きずり下ろされようがない。大事なのは、余計なことをしない、言わない、言わせないこと。そして、新型コロナウイルス対策と経済再生の分野で、どんどん前広にやっていく。実績を少しずつ積み上げ、参院選さえ乗り越えれば、さらにコロナ対策、経済再生に全力投入できる。その後、(総裁任期が来ればそこで)自分はもう退陣というのが、首相とその周辺が組み立てている戦略ではないだろうか。
レガシー(政治的遺産)―キッシーの目指す道
ただ、経済再生やコロナ対策では政権のレガシーにならない。岸田首相が自信を持ってレガシーにできるなと思っているのは、実は憲法改正ではないかと考える。保守リベラルの牙城である宏池会の領袖が改憲と言うと、そういう流れになっていくという首相自身の判断があるとみられるからだ。
野党第1党の立民も、改憲論議には参加せざるを得ないだろう。今回の衆院選の結果、日本維新の会、国民民主党を合わせた場合の改憲勢力は史上最多、定数の4分の3に達した。(中立的な)公明を除いても、憲法改正の国会発議に必要な3分の2を超えている。
来年の通常国会途中から、改憲論議は確実に始まると見ている。首相も止める気はない。一般論として言われてきたのは、「改憲の国民投票までに2国会、3国会は必要」と。来年の通常国会、秋の臨時国会、再来年の通常国会になったら当然のことながら、改憲勢力の間で合意した項目から、国民投票にかけようということになっていくと思う。一番早ければ、再来年の夏に国民投票。そういう計算は、首相も頭の片隅にあるのではないか。そうなると岸田文雄政権のレガシーは憲法を初めて改正した、となる。
(取材、構成・河合仁志)
泉 宏氏(いずみ・ひろし)
1947年、東京都出身。72年に早稲田大を卒業後、時事通信社に入社。田中角栄首相番を皮切りに政治記者活動を始めて以来、永田町で半世紀近く、歴代首相や自民党幹事長などの政権幹部、宏池会など主要派閥を、また霞が関の官界もウオッチしてきた。この間、政治部長、福岡支社長、2006〜09年には取締役編集担当を歴任。現在は時事通信社客員解説委員の他、日本賢人会議所理事などを務める。74歳。
7638
:
チバQ
:2021/11/11(木) 19:43:24
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20211111k0000m010277000c.html
茂木敏充氏が竹下派会長に内定 石原伸晃氏は会長辞任を表明
2021/11/11 19:24毎日新聞
茂木敏充氏が竹下派会長に内定 石原伸晃氏は会長辞任を表明
自民党の茂木敏充幹事長
(毎日新聞)
自民党竹下派は11日、党本部で会合を開き、会長代行の茂木敏充幹事長を次期会長に内定した。また、先の衆院選で落選した石原伸晃元幹事長は11日の石原派会合で、同派会長を辞任する意向を表明した。
竹下派では前会長の竹下亘元総務会長が9月に死去し、茂木氏が次期会長の有力候補と目されてきた。11日の会合では複数の議員から茂木氏を会長に推す声が上がり、「会長予定者」を経て会長に就くことが全会一致で了承された。茂木氏は記者団に「これから人事を固めていく」と述べた。
石原氏は自派会合で「石原派は今日をもって幕を下ろさせていただきたい」とあいさつ。派閥の運営は現職のメンバーに委ねる考えを示した。石原派は当面、会長不在のまま活動を続け、12月に開催予定の政治資金パーティー後、新会長を決定する。
各派は先の衆院選で所属議員の引退や落選が相次いだが、この日の会合で初当選した議員らを迎えた。
麻生太郎副総裁が率いる麻生派は衆院解散時より1人増えて53人となり、安倍派に次ぐ第2派閥の座を確保した。竹下派は53人から2人減の51人となり、党内第2派閥から第3派閥に順位を下げた。
第4派閥は3人減で44人になった二階派、第5派閥は4人減の42人になった岸田派。石破派は3人減の12人となり、11日の会合で今後の同派のあり方について、臨時国会までに結論を出すことで一致した。石原派は3人減の7人となった。【堀和彦、東久保逸夫】
7639
:
チバQ
:2021/11/11(木) 19:44:58
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211111X062.html
旧竹下派、茂木派に移行へ=石原氏は派閥会長辞任―自民
2021/11/11 17:53時事通信
衆院選を受けた自民党各派の動きが11日、活発化した。細田派が安倍派に衣替えしたほか、旧竹下派は茂木敏充幹事長(同派会長代行)を次期会長に内定。近く「茂木派」に移行する。衆院選で落選した石原伸晃元幹事長は石原派会長の辞任を表明。所属議員が7人に落ち込んだ派閥の存続をめぐり残りのメンバーで話し合う。
細田派は総会で安倍晋三元首相の会長就任を了承した。新人議員らの入会で93人となり、最大勢力を維持する。
旧竹下派の会合では、出席者から茂木氏を新会長に推す声が上がり「会長予定者」となった。茂木氏はこの後、記者団に「私の下で人事を固めて正式に発足する」と説明した。一方、参院竹下派は難色を示しているとみられ、会合で了承の拍手をしなかったという。派内の結束が課題となる。
石原派会合では石原氏があいさつ。「石原派はきょうをもって幕を降ろしたい」と宣言し、派閥の今後については「一人ひとりの政治信条に委ねたい」と語った。
岸田派会合には会長の岸田文雄首相が出席し、「力を合わせて国民の負託に答えるべく努力していきたい」と決意を示し、政権運営への協力を呼び掛けた。
麻生派の麻生太郎副総裁は「手を抜いてはいけないのは来年の参院選。過半数を取ることによって初めて岸田内閣が安定する」と引き締めた。二階派の二階俊博会長は「政策集団としていろいろ物事を進めていく」と強調した。石破茂元幹事長は石破派の在り方を12月上旬の臨時国会召集までに検討する考えを示した。
7640
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:32:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/167f1e6522444ba52e7a22e66cb4db8917efaf88
「まるで所信表明」安倍派誕生、表舞台で目指す“キングメーカー”
11/12(金) 9:48配信
この記事についてツイート
この記事についてシェア
西日本新聞
安倍晋三前首相=2019年7月撮影、福岡市
自民党細田派は11日、所属議員による総会を開き、安倍晋三元首相の派閥復帰と、衆院議長に選出された細田博之氏の後任会長への就任を正式決定した。昨年9月に首相を退任後、安倍氏は党内最大派閥を実質的に率いてきたが、今後は「安倍派」の新会長として表舞台で「キングメーカー」の地位固めを進めそうだ。政権人事を巡る不協和音がささやかれる岸田文雄首相サイドは、その動向を警戒している。
「つまらないプリンス」が会見で見せた「らしくない」顔
「世界の真ん中で輝く日本を次の世代に引き渡していくため、党内最大の政策集団として皆さんとともに責任を果たしていく」「憲法改正の議論の先頭に、清和会は立とうではありませんか」
安倍氏は新会長に就任したこの日の総会でこう気勢を上げ、約90人の所属議員から盛大な拍手を浴びた。宰相時代を思い起こさせる身ぶり手ぶりを交えた独演は8分間に及び、出席議員は「まるで所信表明みたいだ」。前任者の細田氏とグータッチを交わし、安倍氏は満を持した禅譲も印象付けた。
2012年の第2次安倍政権発足に伴い、細田派前身の町村派を離れていた安倍氏。首相在任中に森友学園、「桜を見る会」の問題で批判を招いたため、辞任後の派閥復帰のタイミングを先の衆院選に定めた。中堅・若手の選挙応援に精力的に入り、細田派が解散前と同規模勢力の93人を維持することに貢献。今月9日、細田氏の主導により全会一致で新会長就任の要請を受けた。
順風に映る一方、初当選同期の友人である首相に対しては、安倍氏は不満を強めている。9月の総裁選後の閣僚・党役員人事で、安倍氏とは距離があるとされる派内の福田達夫総務会長、松野博一官房長官が起用されたことが一因だ。事実上の派閥オーナーでありながら、その意が顧みられない事態に安倍氏は「(会長の)細田さんは、首相とちゃんと話をしているのか」と歯がゆさを隠さなかったという。
畳み掛けるように、首相は安倍氏と地元・山口で緊張関係にある林芳正氏を外相に据えた。「キングメーカー」を目指す安倍氏としては、首相に党内の主導権を握られぬよう巻き返しを図る場面があり得る。
ただ、その足元には不安要素も。今後、総裁選で全面支援した無派閥の高市早苗政調会長の安倍派合流が有力視されるが、派内には野党時代に派閥を離脱した高市氏への反感が根強い。対処を誤れば派内にあつれきを生み、求心力低下につながりかねないだけに、安倍氏はこの日、高市氏に関して「総裁選で多くの派の方々から支援を受けたという立場を踏まえ、いろいろと考えておられるんだと思います」と言葉を選んだ。
(前田倫之)
おことわり
自民党細田派が安倍晋三元首相を新会長に決定しましたので、今後は呼称を「安倍派」とします。
7641
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:40:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/b934b25bfc2bced615310cb43db958a24b749ce3
30年ぶりの「安倍派」復活、最大の政策グループとして「岸田政権支える背骨でありたい」
11/12(金) 10:01配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
自民党最大派閥の細田派(清和政策研究会)は11日の総会で、安倍元首相を新会長に決定し、安倍派が発足した。会長不在だった竹下派では、会長代行の茂木幹事長を会長予定者とすることを確認するなど、各派閥が衆院選の結果などを踏まえた新体制に向けて活発に動き出した。
安倍氏は総会で「清和会は半世紀にわたって政治の背骨を担い、政策を磨き上げてきた。伝統に誇りを持ち、力を尽くしたい」と決意を示した。
旧称の清和会から通算で安倍氏は10代目会長となる。父の晋太郎・元外相は2代目会長で、30年ぶりに「安倍派」に戻った。安倍氏は、11日時点で93人を擁する派閥の領袖(りょうしゅう)として党内で影響力を増大させそうだ。安倍氏は総会後、記者団に「最大の政策グループだから、岸田政権をしっかり支えていく背骨でありたい」と自負をにじませた。
第3派閥の竹下派は、会長だった竹下亘・元復興相が9月に死去し、会長ポストは空席となっている。11日の総会では「茂木氏を会長にしたらどうか」などと、会長に茂木氏を推す声が複数出た。役員会などでの手続きを踏んでいないこともあり、当面は会長予定者とすることで了承された。
茂木氏は会合後、記者団に「人事を固めて正式に発足する」と説明。派閥関係者によると、茂木氏は月内にも茂木派に衣替えさせる意向だ。ただ、参院竹下派には、茂木氏の会長就任への慎重論がくすぶる。
二階派の例会では、衆院選初当選組ら6人の入会が了承された。所属議員は44人となり、一時抜かれた岸田派(42人)を上回った。
7642
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:41:32
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211112-OYT1T50094/?ref=yahoo
石原伸晃氏「議員バッジなくした」「石原派は幕を下ろしたい」…派閥のあり方は今後協議
2021/11/12 10:12
所属議員が7人となった最小派閥の石原派の11日の会合では、衆院選で落選した石原伸晃・元幹事長が「(議員)バッジをなくしたので石原派は今日をもって幕を下ろしたい」と述べ、会長辞任を表明。派閥のあり方は今後協議する。
岸田派例会には、会長の岸田首相が首相就任後、初めて参加した。首相は「心を合わせ、力を合わせて、国民の負託に応えるべく努力をしていきたい」と結束を呼びかけた。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20211109-OYT1T50234/?ref=yahoo
石原伸晃会長が落選の「石原派」、当面は存続へ…来月のパーティーまでは会長も続投
2021/11/09 22:40
自民党石原派(7人)は9日、東京都内で幹部会合を開き、派閥活動を継続する方針で一致した。会長を務める石原伸晃・元幹事長は衆院選で落選したが、12月中旬に予定する派閥パーティーまでは会長を続投する方向だ。
衆院解散時点の所属議員が10人で党内最小派閥だった石原派は、衆院選で石原氏や野田毅・元自治相ら3人が落選した。所属議員が1桁となり、派閥の解散や他派閥との合流も取り沙汰された。だが、出席者によると、この日の会合では、当面は派を存続させる方針でまとまったという。
7643
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:48:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce6c33d1584ec338671f7311a2419f9f85c9c811
派閥の今後 石破氏に一任 存廃など12月上旬に結論
11/12(金) 11:08配信
日本海新聞
衆院選後初の派閥会合であいさつする石破氏。12人での再出発となった=11日、国会内
自民党の石破茂元幹事長(衆院鳥取1区)率いる石破派(水月会)は11日、国会内で会合を開き、派閥の存廃を含めた今後の在り方について、顧問の石破氏に判断を一任することを決めた。石破氏は所属議員の意見を聞き、12月上旬の臨時国会召集までに結論を出す。石破派は衆院選を経て12人に減少。派閥内ではさまざまな声が出ており、岐路に立たされている。
会合には9人が出席。石破氏は会合の冒頭で「水月会もまた新たな局面を迎えることになった。国家のため、次の時代のため、自民党のためにどうしていくのが一番いいのか、考えを述べていただきたい」とあいさつし、メンバーに率直な意見を求めた。
会合は冒頭以外は非公開。閉会後、石破氏側近の赤沢亮正議員(衆院鳥取2区)は記者団に「水月会の今後の在り方について、臨時国会までに各メンバーの考えを聞くという前提で、石破氏から『(判断を)預けてくれないか』との発言があった」と明かした。
出席者によると会合では、石破派の規模縮小が続く中、存廃も含めた派閥の方向性を検討すべきではないかとの意見が出たという。今後、石破氏が各所属議員と個別に面談し、意見を聞いた上で最終的な結論を出す。
石破派は昨年の党総裁選後に石破氏が会長を降り、世話人4人による集団指導体制となった。退会が相次いだことに加え、10月の衆院選で世話人のうち1人が政界を引退、1人が落選した。ある石破派議員によると、さらに退会者が出る可能性があるという。
一方、10日に初登院した元鳥取市長の竹内功参院議員は11日、石破氏と面談。竹内氏は石破派に入会したい意向を伝えたが、竹内氏によると派閥の在り方自体を検討しているとして、石破氏は態度を留保した。
7644
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:49:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c1dea688b0e11d1414b4ffe8312f96768814ad3
首相肝いり、デジタル田園都市国家構想 その実効性は
11/12(金) 8:20配信
この記事についてツイート
この記事についてシェア
朝日新聞デジタル
大平正芳元首相
政府は11日、デジタル技術を通じた地方の活性化を検討する「デジタル田園都市国家構想実現会議」の初会合を開いた。岸田文雄首相は成長戦略の主要な柱に掲げており、年内に具体的な施策の全体像を示し、来春にも構想を取りまとめるという。ただ、安倍・菅政権が推し進めた「地方創生」の看板の掛け替えという見方もあり、実効性が問われそうだ。
【写真】デジタル田園都市国家構想実現会議に出席した竹中平蔵氏=2021年11月11日午前11時15分、首相官邸、福留庸友撮影
首相は会議で「時代を先取るデジタル基盤を公共インフラとして整備し、地方のデジタル実装を支援していく」と強調。デジタル化の取り組みを支援する交付金を創設するなどして「早期に地方の方々が実感できる成果をあげたい」と話した。
ポストコロナの国家像を見据えるにあたり、首相は自らの派閥「宏池会」で会長を務めた大平正芳元首相が掲げた「田園都市構想」を引用。デジタルをつかった地方活性化を昨年の自民党総裁選から提唱している。都市と地方の格差・分断の是正は「新しい資本主義」の実現に資すると主張する。
新自由主義からの転換を持論とする首相だが、会議の構成員には、「小泉構造改革」の旗振り役で安倍・菅政権でも重用された慶応大名誉教授の竹中平蔵氏が名を連ねた。首相周辺は「新しい資本主義実現会議のメンバーだって6割は成長派だ。排除はしない」と説明する。
構想実現のため、首相は低速・小型の自動配送サービスを可能とするための法案づくりや、地方に住む高齢者向けの自動運転移動サービスを認める新たな制度の創設などを矢継ぎ早に打ち出した。地方に高速通信規格「5G」やデータセンターなど通信インフラの整備を進め、交付金制度も新設するという。
だが、これまでも国は同じような政策を進めてきた。地方創生行政に関わる内閣官房幹部は「地方創生はデジタル化だけではうまくいかない。『デジタル』という言葉が独り歩きしている」と懸念を示す。(永田大)
7645
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:49:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/a638c973ebc3c57290b4b16371484d461875ba33
最大派閥の安倍派発足、元首相が権力を誇示 岸田首相の会長続投は「林氏の頭を押さえておくため」
11/12(金) 6:00配信
58
この記事についてツイート
この記事についてシェア
中国新聞デジタル
最大派閥の会長に就任し、あいさつをする安倍元首相
自民党の主要派閥は11日、会合を開いた。絶対安定多数を確保しながら、引退やベテランの落選もあった先の衆院選を受け、次なる焦点は党内の主導権争いだ。安倍晋三元首相(山口4区)は最大派閥の会長に就いて権力を誇示。一方で旧竹下派の新会長選びや石破派の行く末など先行き不透明な部分も残る。第2次岸田内閣を発足させたばかりの岸田文雄首相(広島1区)は自派閥の団結を図りながら、党内バランスの変化を注視する。
【表】自民党各派閥の構成人数
安倍氏はこの日、細田派に復帰。細田博之氏(島根1区)の衆院議長就任に伴って後任の会長になり、「安倍派」(93人)を発足させた。「国民の生命と幸せな生活を守り抜く役割を果たすのは清和会(安倍派)だ」と、約8分にわたり熱弁を振るった。
「最大の政策グループだから当然、岸田政権をしっかり支えていく背骨でありたい」と報道陣に語った元首相。われこそ党内主流派で「キングメーカー」宣言とも受け取れる。派内には歓迎の声の一方、「政権への対抗心や反発と見られかねない」と気をもむ議員も。改憲を巡っても安倍氏は「安倍派が国民的な議論を進める原動力に」と息巻いた。
岸田派(42人)会合に顔を見せた岸田首相は前夜の第2次内閣発足の勢いも駆って「新しい時代に向けて日本の未来を切り開こう」と呼び掛けた。比例代表中国ブロックで初当選した石橋林太郎氏を迎え入れたものの、総裁派閥ながら解散前から4人減となった。
首相は当面会長にとどまる見込みだ。その狙いを別の同派議員は「派閥ナンバー2の座長で首相を目指すと公言する林芳正外相(山口3区)の頭を押さえておくためだ」と語る。安倍派との関係について同派の小野寺五典元防衛相は「首相は安倍氏と当選同期で若い頃から懇意。派として良い関係を継続できるのではないか」との見方を示した。
中国新聞社
7646
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:50:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/d723cb5e298028002d165775e4c45a10514b6547
旧竹下派 「茂木派」へ 参院側からも反対出ず
11/11(木) 23:07配信
83
この記事についてツイート
この記事についてシェア
産経新聞
茂木敏充幹事長(矢島康弘撮影)
自民党第3派閥の旧竹下派(平成研究会、51人)は11日、衆院選後初の定例会合を党本部で開き、4日に党幹事長に抜擢(ばってき)された茂木敏充会長代行の会長昇格を内定した。竹下亘前会長が9月に死去し、会長職は空席になっていた。近く役員人事を固め、「茂木派」が発足する。
引退後も影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長が茂木氏と折り合いが悪く、会長就任に反対していたが、定例会合では参院側からも反対意見が出なかった。
会合では茂木氏が「平成研としては21年ぶりの幹事長。今後の国会対応や来年の参院選に向け全力で取り組みたい」と述べた。その後、新人議員の紹介などが終わり、最後に司会の若宮健嗣万博相が「他に何かありますか」と出席者に確認すると、津島淳衆院議員が挙手し「茂木氏が幹事長になった。平成研でも会長に」と発言。さらに「早く会長を決めたほうがいい」(笹川博義衆院議員)などと衆院側の若手・中堅が相次ぎ発言し、「茂木派」への流れを一気に作った。
参院側の実力者である石井準一幹事長代理が「衆参の役員を決めてから話し合って新会長を決めたほうがいい」と異論を述べると、衆院側の新藤義孝元総務相が「『会長予定者』ということで役員を決めてもらおう」と参院側に譲歩する形を取り、決着した。
衆院側が奇襲を仕掛けたのは「参院側が阻止に動くのでは」と警戒する向きもあったからだ。平成30年には、参院側が集団離脱の構えを見せて額賀福志郎会長(当時)に退任を迫った。この時も青木氏の意向が強く働いた。だが、今回は石井氏が手続きの面で異論を唱えただけで、反対意見は出ず、派閥離脱の動きも起きていない。
背景には派内の力学の変化がある。参院側を束ねて会長交代劇を主導した吉田博美参院幹事長(当時)は令和元年に死去し、その後は参院側が結束して政局を仕掛ける場面はない。
また、茂木氏の幹事長就任が決定打になった。平成研としては平成12年の森喜朗政権の野中広務氏以来、手にしたポストである。来年の参院選の公認権や資金も事実上握る。「会長就任に正面から反対できる人はいない」(衆院ベテラン)状況になった。(田中一世)
7647
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:54:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/9316e1b6cc082abf7836be8a4cdc4140a18e5f82
「岸田政権はさっさと潰して構わない」安倍氏と麻生氏の全面対決が招く"次の首相"の名前
11/11(木) 18:16配信
プレジデントオンライン
記念撮影に臨む岸田文雄首相(右)と林芳正外相=2021年11月10日夜、首相官邸 - 写真=時事通信フォト
岸田文雄首相は長期政権を築くことができるのだろうか。ジャーナリストの鮫島浩さんは「総裁選と衆院選を経て自民党内には麻生氏優位の構図ができあがった。これが安倍氏はおもしろくない。党内状況を打破するため、安倍氏が揺さぶりをかければ、来夏の参院選前に首相交代となる恐れもある」という――。
■唯一の誤算は甘利明幹事長が小選挙区で敗れたこと
自民党は10月31日投開票の衆院選で「自民苦戦、単独過半数を巡る攻防」というマスコミの情勢調査に基づく予測を覆し、過半数(233議席)を大幅に上回る261議席を獲得して圧勝した。
自民党に勢いがあったわけではない。むしろ安倍・菅政権がコロナ対策で失態を重ねたことで自民党を積極的に支持するムードは乏しかった。安倍晋三元首相と麻生太郎副総裁の操り人形と揶揄(やゆ)される岸田文雄首相の存在感は薄く、勝因はひとえに「野党の魅力不足」にあるといっていい。
立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の野党共闘は中途半端に終わり、「野党連合政権」の具体像はいっこうに見えず、政権交代の機運はまったく盛り上がらなかった。ふたを開けてみると投票率は戦後3番目に低い55.93%に低迷し、自公与党が組織票を固めて僅差で逃げ切る選挙区が続出。予測を大幅に上回る議席が自民党に転がり込んだのである。
唯一の誤算は、岸田首相が政権の要として起用した甘利明幹事長が神奈川13区で敗れたことだった(比例で復活当選)。甘利氏は都市再生機構(UR)をめぐる口利き疑惑が尾を引く中、安倍氏と麻生氏の双方と親しいという一点で起用されていた。甘利氏こそ、安倍氏と麻生氏というふたりのキングメーカーが牛耳る岸田政権を象徴する存在だったのである。
自民党幹事長が選挙区で敗北するのは初めてだ。甘利氏はさすがに岸田首相に辞意を伝えたが、岸田首相はその場で了承せず、保留した。独断では辞表も受け取れない首相なのだ。
■甘利氏落選の誤算、勝ち過ぎた自民党に生じた「軋み」
甘利氏が失脚すると安倍氏と麻生氏を橋渡しする調整役が不在となり、政権内部のバランスが崩れる恐れがある。安倍氏と麻生氏の双方を満足させる後任幹事長として選ばれたのは、旧竹下派会長代行の茂木敏充氏だった。岸田氏より「ずる賢い」面はあるものの、安倍氏と麻生氏への従順さでは岸田氏に勝るとも劣らぬ政治家だ。
安倍氏と麻生氏は麻生派重鎮の甘利氏から旧竹下派幹部の茂木氏に幹事長職を明け渡すことに若干の抵抗はあっただろうが、双方が納得する人材は他に見当たらなかった。茂木氏の幹事長起用で安倍氏と麻生氏の二大キングメーカーが君臨する政権構造は維持されたといえる。
しかし茂木氏の後任の外相に宏池会(岸田派)ナンバー2の林芳正氏を起用した人事は波紋を呼んでいる。林氏は安倍氏と山口県政界を二分する「政敵」として知られているからだ。岸田氏は林氏の外相起用を安倍氏と麻生氏に事前に伝え、理解を求めた。マスコミ各社の報道によると、安倍・麻生両氏は林氏が親中派であることなどを理由に反発したが、岸田氏が押し切ったという。
私の見解はやや異なる。安倍氏が林氏の外相起用に強く反発したのは事実であろうが、麻生氏まで強く反発したら、はたして岸田氏は押し切れたであろうか。麻生氏は安倍氏の手前、反対するそぶりをみせつつ、実のところは林氏の外相起用を容認あるいは歓迎したのではないかと私はみている。
岸田政権発足以降、安倍氏と麻生氏の盟友関係はすこしずつ軋み始め、衆院選で自民党が勝ち過ぎて、二階俊博氏や菅義偉氏ら「共通の敵」がますます埋没した結果、安倍氏と麻生氏の間の「軋み」は「亀裂」へ広がりつつある。麻生氏が安倍氏の反発を承知のうえで林氏の外相起用にゴーサインを出したとしたら、ふたりのキングメーカーの盟友関係は大きな曲がり角にさしかかっているといえるだろう。
甘利氏失脚で浮上した茂木氏と林氏が「ポスト岸田」の有力候補に躍り出たことも注目すべき点である。自民党内の権力構造にどんな変化が生じたのか。来年夏の参院選に向けて岸田政権はどうなっていくのか。詳しく解説していこう。
7648
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:54:20
■麻生氏優位の党内構図
2012年末から7年8カ月続いた安倍政権と、それを受け継いだ1年間の菅政権は、安倍氏、麻生氏、菅義偉氏、二階俊博氏の「4長老」がときに内輪もめをしながらも世代交代を阻むという一点で手を握り、あらゆる国家利権を独占する「4長老支配」だった。
菅政権末期に安倍・麻生連合と二階・菅連合の対立がついに抜き差しならなくなり、安倍・麻生連合が「菅おろし」を仕掛けて退陣に追い込んだ。その後の自民党総裁選では安倍氏は高市早苗氏を、麻生氏は岸田氏を、菅氏は河野太郎氏を、二階氏は野田聖子氏を推し、4長老の対応は見事にばらけたのである。
総裁選は岸田氏と河野氏の決選投票にもつれ、さいごは安倍氏と麻生氏が連携して岸田氏を勝利させた。岸田政権は、党役員・閣僚人事で二階氏や菅氏、河野氏に加え、河野氏を支援した石破茂氏や小泉進次郎氏らを徹底的に冷遇した。一連の人事を主導したのは、自民党副総裁に就任した麻生氏である。
岸田政権の布陣をつぶさに分析すると、岸田首相は安倍氏よりも麻生氏の意向を重視していることがみてとれる。たしかに安倍氏と麻生氏の二大キングメーカーが牛耳る政権なのだが、そのなかでも「麻生氏優位」であることは、今後の政局を読み解くにあたり、しっかりと認識しておくことが重要だ。「4長老」のなかで、この秋の総裁選・衆院選の政局を経て独り勝ちしたのは麻生氏だったのである。
■幻となった「麻生―甘利ライン」
安倍氏は党運営の要である幹事長に高市氏、内閣の要である官房長官に安倍最側近の萩生田光一氏の起用を求めていたが、どちらもかなわなかった。安倍氏の意向を跳ね除けることができるのは、いまの自民党には麻生氏しかいない。
当初は麻生派重鎮の甘利氏を幹事長に起用したことが「麻生氏優位」を端的に示している。官房長官に就任した松野博一氏は安倍氏率いる清和会(安倍派)に所属していながら甘利氏の派閥横断的グループ「さいこう日本」のメンバーだ。安倍氏の顔を立てつつ主導権は握らせないという麻生氏の思惑が嗅ぎ取れる。麻生氏の政権運営構想のど真ん中にいたのが、甘利幹事長だった。
ほかにも「さいこう日本」からは党幹部に梶山弘志幹事長代行(無派閥)、田中和徳幹事長代理(麻生派)、高木毅国対委員長(安倍派)、閣僚に金子恭之総務相(岸田派)、金子原二郎農相(岸田派)、山際大志郎経済再生相(麻生派)が起用され、さながら「甘利政権」の様相となった。閣僚20人中13人が初入閣という布陣も、内閣より自民党の力が強い「党高政低」型といえ、麻生副総裁―甘利幹事長ラインですべてを仕切る思惑がにじむ体制であった。「安倍・麻生傀儡政権」ではなく「麻生傀儡政権」と言っても過言ではない滑り出しだった。
自民党が予想を覆して大勝したことと、そのなかで「政権の要」であった甘利氏が選挙区で敗れ失脚したことが岸田政権の「麻生氏優位」にどう影響するかが今後の焦点である。
7649
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:54:36
■安倍氏との軋み
もしマスコミの情勢調査どおりに自民党が単独過半数を割るか、もしくは単独過半数ギリギリという選挙結果だったなら、麻生氏の思いのままの体制を継続することは難しかっただろう。
二階氏や菅氏を冷遇し続ければ、彼らは野党との連携をちらつかせ政権を揺さぶられる恐れがある。岸田首相は過半数を維持するには安倍氏や麻生氏だけでなく、二階氏や菅氏、さらには河野氏や石破氏にも配慮する「挙党体制」を構築する必要に迫られたに違いない。
しかし、自民党だけで過半数を30議席近く上回る大勝に終わった結果、二階氏や菅氏らが野党と連動した政局を仕掛けることは極めて困難になった。二階氏や菅氏が離反したところで、公明党さえつなぎとめれば政権は十分に運営できるからだ。
日本維新の会が躍進し、松井一郎代表(大阪市長)と親密な菅氏が存在感を取り戻すとの見方もあるが、私は否定的だ。
自民党単独で絶対安定多数(261議席)に達した以上、衆参各議院の総議員の3分の2以上の賛成が必要な憲法改正の発議にさえこだわらなければ、自公政権の国会運営は安泰だ。
維新の松井代表が来夏の参院選と同時に改憲案の国民投票を実施することを主張しているのは、「3分の2」の議席確保を政治的焦点とすることで維新の存在感を高める狙いがあるとみられるが、維新の協力を取り付けることは自民党内では菅氏を利するだけで、麻生氏には何の得もない。麻生氏や岸田氏は改憲発議に極めて慎重な姿勢をとるだろう。
■反発を承知で林芳正氏を外相に起用
麻生氏の最優先課題は、二階氏や菅氏を政権中枢から外し、岸田政権の運営を自らが主導することであり、そのために必要な議席は十分に確保できたということだ。
唯一の懸案は、安倍氏との「盟友関係」だ。最大派閥・清和会(安倍派)を率いる安倍氏と第2派閥・志公会(麻生派)を率いる麻生氏が盟友関係を続けてきたのは、二階氏や菅氏ら「共通の敵」に対抗し、河野氏や小泉氏への「世代交代」の流れを食い止めるためだった。
二階氏、菅氏、河野氏、小泉氏らが表舞台から姿を消し、衆院選で自民党が圧勝して「共通の敵」の反撃を気にする必要がなくなった結果、安倍氏との「棲み分け」がやっかいな問題として浮上してきたのである。
安倍氏にすれば、甘利氏が辞任した以上、今度こそ幹事長に高市氏起用を望んだに違いない。安倍氏にも麻生氏にも従順な茂木氏の幹事長起用は落とし所として容認できるとしても、茂木氏の後任の外相に林氏を起用したのは、露骨な「安倍軽視」ではないか――そんな安倍氏の反発を承知の上で、麻生氏が林氏の外相起用に踏み切ったことに注目すべきである。
7650
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:54:53
■大宏池会の野望
林氏は老舗派閥・宏池会の本流である。東京大学法学部卒業、ハーバード大学ケネディ行政大学院修了という華麗な経歴を持ち、宏池会ホープとして若くから岸田氏よりはるかに高い期待を集めてきた。
宏池会第8代会長の古賀誠氏は従順な岸田氏を第9代会長に指名したが、本流の林氏を無視できず、ナンバー2の座長とした。林氏の弱点は参院議員だったことだが、今回の衆院選で衆院への鞍替えに成功し、ただちに外相に就任したことで、名実ともに岸田氏に続く「宏池会の首相候補」の座を確立したのである。
麻生氏はもともと宏池会に所属し、長く冷遇されてきた。1998年に加藤紘一氏が会長に就任したのを機に宏池会を飛び出し、小グループを結成。加藤氏が清和会の森喜朗内閣への不信任案に同調した2000年の「加藤の乱」に敗れ、宏池会が分裂・衰退するのを横目に、麻生氏は自らの派閥を急拡大させ、ついには第2派閥に躍り出た。
麻生氏の野望は尽きない。仕上げは本家本元の宏池会(岸田派)を麻生派に吸収合併して「大宏池会」を結成し、清和会と肩を並べる二大派閥として君臨することである。麻生氏は清和会と大宏池会が交互に首相を輩出する将来像を周辺に打ち明けている。
麻生氏が自民党総裁選で、自派の河野氏ではなく、岸田氏を全力で支援したのも、野望のためだ。もしも河野政権が誕生すれば、世代交代が一気に進んで権力を失う恐れがあった。
■「麻生氏独り勝ち」が岸田政権最大のアキレス腱に
麻生氏は思いのままになる岸田政権のうちに大宏池会を結成しておきたい。そして不人気の岸田首相が退陣する時に備えて「ポスト岸田」候補を手元に置いておきたい。それが林氏なのである。林氏を首相候補として押し上げることと引き換えに、林氏に大宏池会の結成を認めさせ、自らがキングメーカーとして君臨しようというわけだ。
甘利氏が失脚し、林氏の衆院鞍替えが実現した今回、茂木氏を外相から幹事長へ横滑りさせて林氏を外相へ登用し、一挙に「首相候補」へ引き上げる。安倍氏の反発覚悟で押し切った人事に麻生氏の強い覚悟がうかがえる。
安倍氏が麻生氏の野望に気づいていないわけがない。これまでは盟友関係を重視して麻生氏との対立を避けてきたが、二階氏や菅氏という「共通の敵」が消え、安倍氏の求める人事が一向に通らず、「麻生氏独り勝ち」の様相が強まるなか、トドメのように林氏の外相起用が飛び込んできたのである。面白いはずがない。
そのうえで大宏池会が実現し、清和会に肩を並べるか、あるいは清和会を抜いて最大派閥に躍り出れば、安倍氏と麻生氏の関係はさらに緊迫するだろう。
安倍氏と麻生氏の盟友関係の軋みこそ、岸田政権最大のアキレス腱である。岸田首相は麻生氏重視の姿勢を続けるだろう。安倍氏がただちに麻生氏と決別するのは考えにくいが、相当なストレスがたまっていくことが予想される。茂木幹事長が安倍氏と麻生氏の間をどう取り持つのかが注目される。
7651
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:55:07
■支持率が低迷すれば“菅政権”の末路をたどる
岸田政権が続くうちは、安倍氏と麻生氏の関係を茂木氏が取り持ち、誤魔化しながら政権運営を続けることになろう。問題は、岸田政権が瓦解したときだ。
麻生氏の操り人形である岸田政権の支持率が上昇する見込みはない。来夏の参院選前に内閣支持率が低迷し、「岸田首相では参院選が戦えない」という声が浮上する可能性は高いだろう。菅首相(当時)が衆院選前に退陣に追い込まれたのと同様の道をたどる展開は十分にあり得る。
菅氏の後任を選んだ9月の自民党総裁選は党員も参加するフルスペックで実施された。来夏の参院選前に岸田首相が退陣した場合は、国会議員のみによる臨時総裁選となる公算が大きい。その場合は今回の総裁選以上に「派閥の力」がモノを言うことになる。
そのとき首相は誰になるか。安倍氏は引き続き高市氏を推す。麻生氏の本命は林氏だ。どちらも譲らない。落としどころとしてふたりが容認できる茂木氏に落ち着く――。安倍氏と麻生氏の「密室協議」で次の首相が決まるという展開もありえる。安倍派、麻生派、旧竹下派がまとまれば事実上勝負ありだ。
存在感の薄い岸田首相をそっちのけで、清和会を背景とする安倍氏・高市氏、大宏池会を背景とする麻生氏・林氏、旧竹下派を背景とする茂木氏の三極の駆け引きが参院選前の総裁選実施を視野に進むとみられる。自民党は大勝したが、岸田首相の政権基盤は極めて脆い。
----------
鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学法学部を卒業し、朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部デスク、特別報道部デスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2014年に福島原発事故「吉田調書報道」を担当。テレビ朝日、AbemaTV、ABCラジオなど出演多数。2021年5月31日、49歳で新聞社を退社し、独立。SAMEJIMA TIMES主宰。
----------
ジャーナリスト 鮫島 浩
7652
:
チバQ
:2021/11/12(金) 11:56:51
■支持率が低迷すれば“菅政権”の末路をたどる
岸田政権が続くうちは、安倍氏と麻生氏の関係を茂木氏が取り持ち、誤魔化しながら政権運営を続けることになろう。問題は、岸田政権が瓦解したときだ。
麻生氏の操り人形である岸田政権の支持率が上昇する見込みはない。来夏の参院選前に内閣支持率が低迷し、「岸田首相では参院選が戦えない」という声が浮上する可能性は高いだろう。菅首相(当時)が衆院選前に退陣に追い込まれたのと同様の道をたどる展開は十分にあり得る。
菅氏の後任を選んだ9月の自民党総裁選は党員も参加するフルスペックで実施された。来夏の参院選前に岸田首相が退陣した場合は、国会議員のみによる臨時総裁選となる公算が大きい。その場合は今回の総裁選以上に「派閥の力」がモノを言うことになる。
そのとき首相は誰になるか。安倍氏は引き続き高市氏を推す。麻生氏の本命は林氏だ。どちらも譲らない。落としどころとしてふたりが容認できる茂木氏に落ち着く――。安倍氏と麻生氏の「密室協議」で次の首相が決まるという展開もありえる。安倍派、麻生派、旧竹下派がまとまれば事実上勝負ありだ。
存在感の薄い岸田首相をそっちのけで、清和会を背景とする安倍氏・高市氏、大宏池会を背景とする麻生氏・林氏、旧竹下派を背景とする茂木氏の三極の駆け引きが参院選前の総裁選実施を視野に進むとみられる。自民党は大勝したが、岸田首相の政権基盤は極めて脆い。
----------
鮫島 浩(さめじま・ひろし)
ジャーナリスト
1994年京都大学法学部を卒業し、朝日新聞に入社。政治記者として菅直人、竹中平蔵、古賀誠、与謝野馨、町村信孝らを担当。政治部デスク、特別報道部デスクを歴任。数多くの調査報道を指揮し、福島原発の「手抜き除染」報道で新聞協会賞受賞。2014年に福島原発事故「吉田調書報道」を担当。テレビ朝日、AbemaTV、ABCラジオなど出演多数。2021年5月31日、49歳で新聞社を退社し、独立。SAMEJIMA TIMES主宰。
----------
ジャーナリスト 鮫島 浩
7653
:
チバQ
:2021/11/15(月) 20:34:41
"茂木幹事長、「ポスト岸田」へ存在感 派閥会長内定も結束課題―自民:時事ドットコム"
https://www.jiji.com/amp/article?k=2021111300408&g=pol
自民党の茂木敏充幹事長が、早くも存在感を見せている。4日に就任したばかりだが、給付金をめぐる公明党との調整をスピード決着させたほか、旧竹下派の会長就任も内定した。ただ、派内には参院側を中心に不満がくすぶり、「ポスト岸田」に向け足元の結束が課題となりそうだ。
旧竹下派は11日、党本部で会合を開催。茂木氏はこの後、記者団に「『会長になってくれ』との意見があり、私の下で人事を固め正式に発足する」と述べ、近く「茂木派」に衣替えすると宣言した。
茂木氏はもともと、実務能力への評価は高く、安倍、菅両政権で経済産業相や外相、党選対委員長などの重要ポストを歴任。経済再生担当相だった2019年には、トランプ米政権(当時)を相手に貿易協定締結を厳しい交渉の末に軟着陸させた。
茂木氏の幹事長就任や派閥領袖(りょうしゅう)内定を受け、安倍派中堅は「ポスト岸田に仲間入りする」と指摘。政府内からも「岸田首相の後釜は茂木氏かもしれない」(高官)との見方も出始めた。
一方、派内は一枚岩とは言えない。11日の会合は新人議員の紹介が議題だったが、茂木氏に近い笹川博義衆院議員らが「会長を決めるべきだ」と主張。参院の石井準一幹事長代理が「その前に役員を決めたらどうか」と異論を唱えたため、新藤義孝元総務相が「きょうの時点では会長予定者としよう」と引き取った。だが、参院側の拍手はまばらだったという。
政界引退後も同派参院に影響力を保つ青木幹雄元参院議員会長は、「茂木会長」に反対とされる。参院中堅は、会長人事は事前の相談もなく不意打ちだったとして、「こんなやり方はおかしい」と不満を漏らす。参院側には、茂木氏が周辺議員とこうした段取りを協議していたとの見方も出ている。
茂木氏は来年夏の参院選で、幹事長として指揮を執ることになる。同氏周辺は、「党を勝利に導き、派閥議員を増やせるか。それが試金石だ」と語った。(2021/11/14-07:10)
7654
:
チバQ
:2021/11/15(月) 20:37:43
"自民、派閥再編で“抗争勃発”の火種 岸田人事がさざ波…「対中姿勢」「経済政策」2つの爆弾 識者「安倍氏との緊張関係が焦点」(夕刊フジ) - Yahoo!ニュース"
https://news.yahoo.co.jp/articles/f31a5140327bd450c7ba47b1e949f544b1ab0fd5
自民党の派閥に緊張感が出てきた。衆院選で人数を減らした各派が新人らの囲い込みを加速しているうえ、最大派閥の細田派は安倍晋三元首相が会長に就任して「安倍派」となり、旧竹下派も茂木敏充幹事長の「茂木派」に衣替えする見通しとなるなど、党内力学の変化が見られるのだ。中国の軍事的覇権拡大が進むなか、岸田文雄首相(総裁)が閣僚人事で独自色を発揮したことで、党内の歪みも指摘される。新政権が抱えた「対中姿勢」と「経済政策」という爆弾。自民党はかつて、派閥同士の政策論争や権力闘争が活力を生んできたが、本格的な派閥抗争に発展するのか。
「次の世代に『誇りある日本』を引き継ぐため、皆さまとともに力を尽くしていきたい」「憲法改正は立党以来の党是だ。われわれが議論の先頭に立とう」 安倍氏は11日、党本部での派閥総会で会長就任が満場一致で決定した後、こうあいさつした。その後、「当然、岸田政権をしっかり支える背骨でありたい」と記者団に述べた。
安倍氏は2012年の党総裁就任に伴い、細田派前身の町村派を離脱した。昨年9月の首相辞任後も無派閥だったが、最大派閥の会長就任で、今後の政局を左右し得る立場となった。
麻生派を率いる麻生太郎副総裁は安倍氏の盟友であり、安倍、菅義偉両政権は「細田派」と「麻生派」の二大派閥が支えてきた。岸田首相は、同じ宏池会を源流にする「岸田派」領袖(りょうしゅう)のため、麻生氏は後見人的立場で振る舞いながら、麻生、岸田両派が合流する「大宏池会」構想を練っていた。
ところが、岸田首相の人事が、さざ波を立てている。
まず、10月の第1次岸田内閣発足時、細田派は萩生田光一氏(経産相)の幹事長か官房長官での起用を狙ったが、反映されなかった。細田派内は大きく安倍系と福田系に分かれているが、福田系が多く重用された。
岸田首相は衆院選後、新外相に林芳正元文科相を起用した。安倍、麻生両氏は、林氏が日中友好議員連盟会長を務めるなど、政界屈指の「親中派」のため、国内外に間違ったメッセージを与えかねないと難色を示したとされる。
さらに、岸田首相は、やはり宏池会に源流を持つ「谷垣グループ」の代表世話人、中谷元(げん)元防衛相を人権問題担当の首相補佐官に登用した。中谷氏は、安倍、菅政権に批判的言動を続けた人物である。 政治評論家の小林吉弥氏は「岸田首相は安倍政権で4年7カ月、外相を務めたが、政治的にはリベラルで、保守の安倍氏とは体質が合わなかった。林外相の就任や、中谷氏の補佐官起用で距離はさらに開くだろう。岸田首相にとって、麻生氏は『目の上のたんこぶ』だ。当面はうまく連携していくが、いずれ世代が代われば、岸田派主導で大同団結に動くはずだ。中谷氏の起用で、谷垣グループの吸収も狙っているようだ」と分析した。
自由主義諸国が、中国の軍事的覇権拡大や人権問題に厳しく対峙(たいじ)するなか、岸田首相-林外相体制で「対中融和」に傾斜すれば、安倍、麻生両派は黙っていないだろう。
このほか、「二階派」は、会長の二階俊博前幹事長が党執行部から外れた。「石原派」は石原伸晃元幹事長が衆院選で落選し、同派会長を11日、辞任した。「石破派」は石破茂元幹事長の求心力低下が続く。3派は派閥の立て直しが急務で、派閥再編もささやかれる。 衆院選で勝利し、人事で持論を通した岸田首相だが、岸田派は第5派閥で足元は盤石ではない。経済政策でも不安がある。
9月の自民党総裁選で「株式の売却益などへの金融所得課税の強化」を訴えたためか、新総裁に選出後、日経平均株価が8営業日連続で下落して「岸田ショック」と呼ばれた。第101代首相に選出された今月10日も、株価は終値で前日より約178円下落した。 自民、公明両党が合意した経済対策「子育て世帯に年収960万円の所得制限を設け、現金とクーポンを計10万円相当給付」などについても、「経済対策なのか困窮者対策なのか、軸足がはっきりしない」(立憲民主党の長妻昭副代表)と批判が噴出している。 岸田政権は大丈夫なのか。
前出の小林氏は「岸田首相が、経済政策で公明党や財務省の顔色ばかり見ていると、他派の不満が高まる。対中外交でも毅然(きぜん)とした『安倍外交』路線から転換する方向に動けば、派閥抗争となる危険性もある。今後の政局は、岸田首相と安倍氏らとの緊張関係がどうなるかが焦点だ」と指摘した。
これに対し、政治評論家の伊藤達美氏は「人事などで党内に不満もあるだろうが、自民党は大人の政党だ。わきまえているはずだ。各派とも来年夏の参院選をにらみ、挙党体制で国内外の難局を乗り切っていくしかない」と語っている。
7655
:
チバQ
:2021/11/16(火) 08:56:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/ba26e376bdfd96f6ac95424eaea7b8fe68461838
松野長官、問われる調整力 政権の番頭役、行方左右
11/16(火) 7:06配信
時事通信
記者会見する松野博一官房長官=15日午後、首相官邸
衆院選を乗り切った岸田文雄首相が政権運営を本格化させる中、松野博一官房長官の手腕に関心が集まっている。
【国会議員情報】松野 博一(まつの ひろかず)氏
内閣の要の官房長官の働きぶりは政権の行方を左右する。新型コロナウイルス対策など難題は山積しており、「調整型」(政府関係者)と評される松野氏の真価が問われそうだ。
「こんにちは。お会いできてうれしいです」。松野氏は15日、首相官邸を訪れたレモンド米商務長官と会談し、穏やかな口調でこう語りかけた。
松野氏の抜てきは首相の強い意向だ。松野氏が所属する最大派閥・安倍派の安倍晋三元首相は側近の萩生田光一経済産業相の長官起用を首相に要求した。それでも首相が松野氏に白羽の矢を立てたのは、政調会長時代に会長代理だった松野氏と肌が合い、信頼関係を築いたからだ。
官房長官は永田町や霞が関ににらみを利かせる内閣の番頭役。安倍氏が7年8カ月も政権を維持できたのは、官房長官だった菅義偉前首相が重要局面で矢面に立ったことが大きかった。
その菅氏を「大きな目標」と公言する松野氏だが、持ち味は菅氏と正反対だ。菅氏が省庁の人事権をてこにトップダウンで政策を進めたのに対し、「温厚で悪く言う人はいない」(周辺)と評される松野氏は「環境整備が仕事。各閣僚が仕事をしやすい環境を作っていくのが役目」とソフト路線を標ぼうする。
一方、政権中枢での動き方にまだ慣れていないようで、衆院選中に北朝鮮がミサイルを発射した際、松野氏は官邸を空けていた。選挙への影響を懸念する与党内からは「自覚がない」(閣僚経験者)と叱責する声が上がった。
衆院選後の与党協議の焦点となった18歳以下への10万円給付をめぐっても、松野氏が動いた形跡はない。自民党内では「存在感がない。もっと前に出るべきだ」(中堅)との声も漏れる。
7656
:
とはずがたり
:2021/11/16(火) 22:27:06
自民離党の松本氏「謙虚に再出発」 宣言下に銀座訪問 神奈川1区
https://mainichi.jp/articles/20211031/k00/00m/010/236000c?inb=ys
毎日新聞 2021/10/31 21:45(最終更新 11/1 01:10) 283文字
落選が決まり、支援者らに頭を下げる松本純氏=横浜市磯子区で2021年10月31日午後8時36分、高田奈実撮影
拡大
落選が決まり、支援者らに頭を下げる松本純氏=横浜市磯子区で2021年10月31日午後8時36分、高田奈実撮影
新型コロナウイルスの緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブを訪れた責任を取って自民党を離党した神奈川1区の無所属前職、松本純氏(71)は立憲前職に敗れた。「非常に厳しい判断を頂戴した。ご迷惑をかけた一件については生涯背負っていく。謙虚に再出発させていただきたい」と支持者に頭を下げた。
復党が認められず、小選挙区で負ければ比例復活の道がない戦いに。選挙ポスターには安倍晋三元首相の顔写真が掲載され、安倍氏や麻生太郎副総裁らが応援に入るなど党の有力者も支援していた。松本氏は「軽率な行動でご迷惑をおかけした」と謝罪を繰り返したものの、有権者の目は厳しかった。【高田奈実】
【第49回衆院選】を
7657
:
チバQ
:2021/11/17(水) 19:26:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/38fee335f4dec102f9350c4cf475ad60161554b4
岸田政権 会議乱立 参院選へ成果急ぐ 役割の線引き曖昧
11/17(水) 11:37配信
4
この記事についてツイート
この記事についてシェア
北海道新聞
五つの会議を相次ぎ設立
岸田政権で発足した主な会議
岸田文雄首相は、看板政策の新しい資本主義やデジタル化などの実現に向け、16日に初会合を開いたデジタル臨時行政調査会(臨調)をはじめとした五つの会議を相次ぎ設立した。ただ、各会議で似通った分野を扱うなど役割分担が曖昧で、来夏の参院選までに成果が出せるかは不透明だ。臨調や田園都市構想は、首相が率いる自民党派閥「宏池会」出身者がかつて用いた組織や理念でもあり、旧来の支持層にアピールする思惑も透ける。
コロナ「10万円」給付、厳しい世論の視線 大半が貯蓄、効果の議論なく
デジタル社会推進会議など以前の会議も残る
16日に官邸で開かれたデジタル臨調の初会合で、首相は「国民がデジタルを活用した、よりよいサービスを享受し成長を実感できる社会を実現する。とりわけ政策実現のスピード感を重視する」と述べ、デジタル化の推進に意欲を示した。
政府は同臨調の役割を「デジタル改革、規制改革、行政改革に関わる横断的課題を一体的に検討する」と説明する。ただ、首相は既にデジタル化による地方活性化を目指す「デジタル田園都市国家構想実現会議」を発足。岸田政権以前からのデジタル社会推進会議や規制改革推進会議、行政改革推進会議も残り、役割の線引きは不明確だ。
宏池会の色濃く
また、首相は「成長と分配の好循環」を目指す新しい資本主義実現会議や、全世代型社会保障構築会議、看護師や介護士の賃上げを議論する公的価格評価検討委員会など、経済政策や社会保障政策を決める会議を相次ぎ立ち上げた。松野博一官房長官は9日の記者会見で、記者から「会議の乱立ではないか」と問われ、「(既存の会議は)それぞれの分野を扱うため位置づけが異なる」と反論した。
宏池会の色が濃いのも岸田政権の特徴だ。臨調は、宏池会初代会長の池田勇人元首相、第4代会長の鈴木善幸元首相が行革に関する首相の諮問機関としてそれぞれ設立。デジタル臨調は、過去の臨調と異なり法律に基づかないが、約40年ぶりに名称を復活させた。デジタル田園都市国家構想も第3代会長の大平正芳元首相の「田園都市構想」に着想を得ている。
首相にとって、19日に取りまとめる経済対策が当面の試金石となる。参院選に向けて成果を得たい首相は「総裁選で訴えた政策は絶対に入れてくれ」と指示したという。ただ、会議乱立は政権の目指す方向性が見にくくなり、意思決定に時間がかかる可能性もはらむ。
7658
:
チバQ
:2021/11/18(木) 08:46:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/57d50e67c21082bc9ac28a01448af795b5d26bb
岸田総理がウラで「ほくそ笑む」…メディアが報じない「甘利おろし」の全真相
11/18(木) 7:02配信
45
この記事についてツイート
この記事についてシェア
現代ビジネス
Photo by gettyimages
就寝前に一日に起きたことを書き記す「岸田ノート」。そこには、決して口に出せない思いが綴られている。大声で叫び、喚きたい気持ちを抑え続け、岸田文雄は総理となった。最高権力を得た今、紙に刻まれた岸田の煮えたぎる思いは、「復讐劇」となって具現する。
【写真】安倍晋三が恐れ、小池百合子は泣きついた「永田町最後のフィクサー」の正体
岸田総理の大ピンチ
Photo by gettyimages
一日を終え床に就く前、岸田文雄総理は、その日に起きたことをノートに書き記す。衆院総選挙直後の11月1日未明、岸田はこのA6サイズのノートを手に、僥倖を噛み締めていた。
事前に単独過半数(233議席)が危ぶまれていた自民党だったが、結果的に261議席を獲得し、絶対安定多数(各常任委員会の委員長ポストを独占、委員の過半数を確保し、有利に国会運営ができる)に到達した。
岸田の気分としては「大勝利」と言えるが、一方で現職幹事長の甘利明が小選挙区で落選したのだ。深夜、ノートに書き込む岸田の筆は大いに滑ったであろう。
幹事長として甘利は政権の要ではあった。だが同時に、アキレス腱でもある。党のまとめ役として、重鎮議員らとの橋渡しを期待する一方、金銭疑惑を抱える甘利の存在は、選挙後に支持率低下を招く恐れがあった。
その甘利が、自爆して勝手に消えた。
「甘利さんは、自民党本部の職員まで駆り出して選挙区の有権者に電話をかけまくり、自分への支持を訴えさせた。自分が危ないからといって幹事長が党職員に動員をかけるなど前代未聞で、大顰蹙を買っていました」(自民党本部関係者)
恥も外聞もない必死の抵抗も及ばず、甘利は党の最高権力者の座から滑り落ちた。
実は岸田にとっては、狙い通りだ。自民党ベテラン議員がこう語る。
「岸田にとって甘利は、安倍・麻生との間をつなぐパイプ役で、同時に防波堤のはずだった。ところがアテが外れ、安倍も麻生も甘利の幹事長就任に不快感を露にし、険悪なムードになっていた。
両重鎮が不満を抱いているのに、指名してしまった以上、甘利を簡単にはクビにできない。どうしたものか……と悩んでいたところ、甘利が自滅してくれたということだ」
多少の紆余曲折はあった。甘利は選挙区での敗北が決まった後、自身の進退について「総裁に預ける」と決断を丸投げし、岸田を慌てさせた。
抜擢しておいて、すぐに自分の手でクビを刎ねたのでは、大変な遺恨を招きかねない。しかも幹事長に引責させたら、せっかく261議席も取ったのに、岸田自身が選挙の敗北を認めたことになる。
党内から「総裁に責任はないのか」と声が上がったら、自分の身まで危うくなるではないか。
「お〜え〜ま〜あの〜、処遇については〜」
テレビの選挙特番で甘利の進退について問われた岸田は、即答することができなかった。
安倍、麻生の糾弾で「形勢逆転」
Photo by gettyimages
ところが、助け船は思わぬ方向から飛び出してきた。安倍と麻生が、頼みもしないのに甘利を糾弾し始めたのである。
「選挙後、安倍さんと麻生さんは甘利さんを猛批判した。安倍さんは、『事前の情勢調査と選挙結果が違いすぎる。こんなにズレたことはなかった。幹事長の責任だ』と、甘利さんを責め立てました。
麻生さんも、『(疑惑に対する)説明責任が足りないからこう(落選に)なる』と、厳しく責任を追及した。そのため、留任に一縷の望みを繋いでいた甘利さんも心が折れ、辞任表明に至ったのです」(官邸関係者)
岸田は内心、小躍りした。いかにして無難に甘利のクビを切るか悩んでいたのに、安倍と麻生が、「お前は邪魔だ」と、引導を渡してくれたのだ。
岸田はノートについて、「悪口も書いてあるから他人には見せられない」と告白している。
その後の事情については【後編】「安倍、麻生よ、ただで済むと思うな…岸田総理の「壮絶な復讐」がいよいよ始まった」でお伝えする。
『週刊現代』2021年11月13・20日号より
週刊現代(講談社)
7659
:
チバQ
:2021/11/18(木) 19:28:38
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211118-567-OYT1T50014.html
持論ためらわず主張する高市氏、党内には「政調会長の役割は調整」と不満くすぶる
2021/11/18 07:06読売新聞
持論ためらわず主張する高市氏、党内には「政調会長の役割は調整」と不満くすぶる
読売新聞 【読売新聞社】
(読売新聞)
自民党の高市政調会長が、持論を発信する場面が目立っている。一方で、18歳以下への10万円相当の給付を巡っては与党協議から外され、調整役は茂木幹事長が担った。9月の総裁選で有力な総裁候補に浮上した高市氏にとって、今後は調整力が課題となりそうだ。
高市氏は17日、党本部で開いた政調全体会議で「政調は内閣の下請け機関ではない。地元で聞いた声を政府にぶつけ、実現していくのが役割だ」と強調した。
実際、高市氏自ら、持論をためらわず主張している。大胆な財政出動による経済成長を唱える高市氏は、16日の政調役員会で「財政規律を重視しすぎだ」として、財務省幹部に2022年度の予算編成方針を見直すよう求めた。財政健全化を議論する「財政再建推進本部」の改廃も検討している。
就任直後の衆院選公約の作成でも、台湾の環太平洋経済連携協定(TPP)加盟申請を「歓迎」と明記するなど、自民党総裁選での自らの主張を随所に反映させた。
ただ、党内には「本来の政調会長の役割は、持論を押し通すより、調整することだ」(閣僚経験者)と不満もくすぶる。18歳以下への給付を巡る公明党との与党協議は、幹事長間で行われた。高市氏が、公明党の衆院選公約について「自民党の公約とは全く違う」と明言したことが影響したとみられる。
高市氏は自公合意後も「世帯収入の合算でなければ不公平だ」として所得制限の見直しを主張したが、政府は「迅速な支給に支障が生じる」(松野官房長官)と受け入れない方針だ。
高市氏は2012〜14年にも政調会長を務め、政策への思い入れが強い反面、党幹部は「一人で抱え込みすぎる」と指摘する。政府や公明党との政策を巡る調整は、今後も茂木氏が担うとの見方が浮上している。
7660
:
チバQ
:2021/11/18(木) 19:29:16
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_BBTBLUPWA5NKFDBFG4MYXC6XNM.html
石原派に山田俊男参院議員が入会 宏高氏は退会
2021/11/17 22:02産経新聞
自民党石原派(近未来政治研究会)は17日夜、東京都内で会合を開き、山田俊男参院議員が入会、石原宏高衆院議員が退会した。派の所属議員は7人のまま。石原氏は岸田派(宏池会)への入会を検討しているという。複数の出席者が明らかにした。
同派は先の衆院選で、会長を務めた石原伸晃元幹事長や野田毅元自治相ら3人が落選し、体制の立て直しが迫られている。12月16日の派閥パーティーで森山裕元農林水産相が会長に就任する方向。同派議員は会合後、「一致結束を確認した」と語った。
7661
:
チバQ
:2021/11/19(金) 07:40:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/3612514f44db1b37a437e1eed0c98954449a1ae1
二階氏宛てに来客ラッシュ、幹事長退いても存在感
11/18(木) 19:05配信
産経新聞
自民党・二階俊博氏(春名中撮影)
年末にかけて大詰めを迎える令和4年度予算編成作業を控え、自民党の二階俊博元幹事長を訪れる自治体や業界団体が急増している。陳情件数は国会議員の力を示すバロメーターともいわれる。各団体とのパイプは来夏の参院選に直結するだけに、二階氏の影響力に注目が集まっている。
【写真】和歌山3区の「二階王国」 人口400人の村で演説
18日は地元・和歌山県の首長や県道路局が高速道路整備に関する要望で訪れ、「国土交通省に急がせるように」と激励した。
二階氏は10月の岸田文雄政権発足後、幹事長時代から務める国土強靱(きょうじん)化推進本部長として党務に当たる。党人事や選挙に権限をふるう立場ではないが、党本部5階に新設された同本部長室の前にはパイプ椅子が並び、連日のように来客が絶えない。党関係者は「党役員以外に陳情がひっきりなしに来るのは珍しい」と驚く。一線を退いてもなお存在感は健在のようだ。
7663
:
チバQ
:2021/11/19(金) 08:56:39
コタツ記事すげえな
https://news.yahoo.co.jp/articles/8407ff63bf2ae3d6b44dc404b5a881a86b079839
安倍、麻生よ、ただで済むと思うな…岸田総理の「壮絶な復讐」がいよいよ始まった
11/19(金) 7:02配信
現代ビジネス
前編の「岸田総理がウラで「ほくそ笑む」…メディアが報じない「甘利おろし」の全真相」では、10月31日の衆院選で敗北した甘利明氏の、幹事長を辞任するまでの一部始終をでお伝えした。
安倍晋三氏、そして麻生太郎氏にこき使われ、馬車馬のような扱いを受けてきたという岸田総理の復讐劇はまだまだ続く……。
さんざん小馬鹿にされてきた
Photo by gettyimages
岸田文雄総理は、一日を終え床に就く前、その日に起きたことをノートに書き記している。ノートの中身については「悪口も書いてあるから他人には見せられない」と告白している。
それは、誰に対する悪口雑言なのか? 想像すればすぐわかる。岸田は長年、安倍と麻生に牛馬のようにこき使われ、辛酸を舐めてきたのだ。
「第二次・第三次安倍政権では外相を務めるも、安倍は岸田を使い走りとして扱い、ロシア外交では『経済分野協力担当大臣』にいきなり世耕弘成を指名し、岸田の面目を丸潰れにしたこともある。
そもそも外相になったこと自体、外交懇談の際、下戸の安倍に代わって酒を飲むのが役目だった、などと揶揄されていた。
麻生には宏池会における格下の舎弟扱いをされ、『小者』として粗略にされ続けてきた。岸田が何度も、『なぜこんな目に遭うのか』などと、愚痴をこぼすのを聞いたことがある者も多い」(自民党幹部)
耐えに耐え、総理にたどり着くことはできた。だが、重鎮どもは「俺のおかげでお前は総理になれた」とばかり、好き勝手なことを言う。
こいつらを消すことはできないか―。それが岸田の悲願だったところ、いま、同士討ちで一人がついに脱落した。
暗闇に眼鏡を光らせ、手垢がついたノートをそっと撫でながら、岸田はひそかにほくそ笑む。
7664
:
チバQ
:2021/11/19(金) 08:56:53
邪魔者はあと二人―。
安倍と麻生は、依然として岸田のことを無能無害な傀儡だと思っている。そこに、付け入る隙がある。岸田は早速、手を打った。甘利の後任に、茂木敏充を充てたことだ。
「これは意外な妙手」と評価するのは、自民党閣僚関係者の一人である。
「茂木は竹下派の会長代行だが、上にへつらい、下には傲岸という性格なので、青木幹雄が掌握する派閥主流派からは毛嫌いされている。
その茂木が幹事長になることで、彼が会長になって派閥を『茂木派』に変えて乗っ取る可能性がなくなった。つまり岸田は、竹下派主流派に上手く恩を売ったことになる」
茂木は安倍に近いため、安倍もこの人事には納得しているとされるが、実はこれは、岸田が練りに練った「安倍潰し」に向けた布石だ。
「岸田が総裁選を勝ち抜けたのは、竹下派が参院を中心に支持を固めたことが大きかった。
岸田は竹下派に気を使い、古川禎久(法務相)、西銘恒三郎(復興相)、二之湯智(国家公安委員長)らを入閣させ、総裁候補の大本命・小渕優子も党の要職(組織運動本部長)に就け厚遇している。
安倍は細田派(清和研)を安倍派に代替えして会長の座に就いたが、岸田派=宏池会との激突が表面化した時、竹下派の主流派が岸田に付く可能性が高いことは大きな意味を持つ」(同)
安倍凋落は既定路線
Photo by gettyimages
さらにもう一つの布石は、参院から衆院へ鞍替えした林芳正(元文科相)を、茂木の後任にする人事の検討である。
「安倍は林の外相就任に、『党の反対を押し切って強引に鞍替えした人が、いきなりポストを得るのはおかしいじゃないか』と文句を付けているが、それは焦りの裏返しだ。
岸田にとって林は、自派閥を乗っ取られかねない怖い存在だが、外相にして閣内に取り込めば、その危惧もなくなる。
一方で安倍は、同じ山口を地盤にする林が表舞台に出て力を付けたら、地元を侵食されて求心力を失ってしまう。安倍と林、双方を封じる巧妙な人事を岸田は狙った」(別の自民党幹部)
今回の総選挙で自民党は表面上「勝った」ことになっている。しかしその裏で、安倍は著しく評判を落とした。
自民党中堅議員の一人がこう話す。
「安倍さんは選挙期間中、全国あちこちを飛び回って応援弁士をしましたが、応援した候補のうち、なんと27人が選挙区で敗れました。
ゴリ押しして公認候補にした元秘書の初村滝一郎も長崎1区で惨敗し、比例復活もできなかった。つまり、『選挙に強い』という安倍さんの威光が、すっかり霞んでしまったのです」
安倍の凋落は、もはやこれで既定路線。残る麻生をどう始末するか。
「次期衆院議長に細田博之(元幹事長)が内定しているが、実は岸田は、麻生を衆院議長にしようと画策していた。衆院議長はなんの権限もない名誉職。麻生が猛反発したため、今回は諦めた。
岸田は、徐々に麻生も政権の中枢から遠ざけ始めている。まずは麻生の義弟・鈴木俊一財務相をどこかのタイミングで切るだろう。
麻生は義兄弟同士で財務省と結んで求心力を維持しているが、そこを断ち切ってしまえば、単なる81歳の老人でしかない。来夏の参院選までに、必ず動きがある」(別の自民党幹部)
次に「岸田ノート」に名前を書かれるのは誰なのか。虐げられ、コケにされてきた男の、暗い復讐劇がいま幕を開ける。
(文中敬称略)
『週刊現代』2021年11月13・20日号より
週刊現代(講談社)
7670
:
とはずがたり
:2021/11/19(金) 15:41:39
冷たいな,自民県連
「夜の銀座」の松本氏復党、県連が自民本部に抗議へ…「到底納得できない」
読売新聞 / 2021年11月19日 7時57分
https://news.infoseek.co.jp/article/20211118_yol_oyt1t50318/?tpgnr=poli-soci
緊急事態宣言中の「夜の銀座」問題で離党し、先月の衆院選で落選した松本純・元国家公安委員長の復党を、自民党本部が16日付で了承したことを受け、自民の神奈川県連は18日、総務会を開いて対応を協議した。「みそぎの選挙」で有権者の支持を得られなかった以上、「復党させる大義がない」との見解で一致し、党本部に抗議することを決めた。
復党するには、松本氏がいずれかの都道府県連に入党申請書を出すことになるが、神奈川県連は、すぐには受け付けない方針だ。総務会後に取材に応じた県連の土井隆典幹事長は「なぜ党本部が上意下達で決めたのか、到底納得ができない」などと不信感をあらわにした。
土井幹事長によると、党本部の遠藤利明・選挙対策委員長から15日、松本氏に復党の意向があるとの連絡があった。県連側は来夏の参院選にも大きなマイナスとなるなどと訴えたが、その翌日に何の説明もないまま、復党が了承されたことを報道で知ったという。
松本氏は衆院選で神奈川1区から無所属で出馬して落選後、今月4日付で復党願を提出していた。
7671
:
チバQ
:2021/11/19(金) 16:30:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3d24061ed15b45c469172e54e69026b9a29aeaf
三原じゅん子氏、野田聖子・男女共同参画担当相の補佐官に任命
11/19(金) 12:43配信
この記事についてツイート
この記事についてシェア
朝日新聞デジタル
三原じゅん子氏
松野博一官房長官は19日の記者会見で、野田聖子・男女共同参画担当相の補佐官として、同日付で自民党参院議員の三原じゅん子・前厚生労働副大臣を任命したと発表した。
三原氏の起用について、松野氏は「男女共同参画に関する重要政策について、関係者間の高度な調整を行い、迅速に政策を企画立案するサポートをしていただく」と述べた。
三原氏は俳優を経て、2010年参院選で初当選し、現在2期目。9月の自民党総裁選では、立候補した野田氏の推薦人となった。
朝日新聞社
7672
:
チバQ
:2021/11/19(金) 16:30:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/e3d24061ed15b45c469172e54e69026b9a29aeaf
三原じゅん子氏、野田聖子・男女共同参画担当相の補佐官に任命
11/19(金) 12:43配信
この記事についてツイート
この記事についてシェア
朝日新聞デジタル
三原じゅん子氏
松野博一官房長官は19日の記者会見で、野田聖子・男女共同参画担当相の補佐官として、同日付で自民党参院議員の三原じゅん子・前厚生労働副大臣を任命したと発表した。
三原氏の起用について、松野氏は「男女共同参画に関する重要政策について、関係者間の高度な調整を行い、迅速に政策を企画立案するサポートをしていただく」と述べた。
三原氏は俳優を経て、2010年参院選で初当選し、現在2期目。9月の自民党総裁選では、立候補した野田氏の推薦人となった。
朝日新聞社
7673
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:04:55
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781246.html
小林鷹之経済安保担当相 手腕は未知数も評判はすでに「進次郎超え」【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/09 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
小林鷹之経済安保担当相 手腕は未知数も評判はすでに「進次郎超え」【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
小林鷹之経済安保担当相は野党からも評価する声(C)共同通信社
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
小林鷹之経済安保担当相
(千葉2区・衆院4回)
◇ ◇ ◇
若手ながら新設の目玉大臣に抜擢された理由は、人事を仕切っていた甘利前幹事長の“一本釣り”があったからだ。二階派に所属しているが、実質“甘利チルドレン”とみられている。
経済安全保障の法整備を進める党の「新国際秩序創造戦略本部」で甘利氏が座長、小林は事務局長を務めていた間柄。甘利氏は衆院選で自分の選挙演説で「私のチームで活躍していた小林君が大臣になりますよ」と誇らしげだった。
「岸田首相とも開成高校OBという関係にある。永田町では開成出身者のつながりは強い。岸田首相の印象も良かったのでしょう」(官邸事情通)
■元財務官僚
千葉県市川市、一般のサラリーマン家庭の出身。東大法学部在学中、ボート部に所属し主将も務めた。1999年、大蔵省(現・財務省)入省。35歳の時、野党時代の自民党の公募に応募して公認候補となり、2012年衆院選で初当選。当時、選対委員長だった河村建夫氏が窓口となり、河村所属の二階派に入った。家族は、東大時代に知り合った妻と娘が1人。
■謙虚
身長186センチと高身長な上、高学歴だが「腰だけは低い」(政界関係者)という。立憲民主党議員ですら「政策通で能力が高いが、偉ぶることがなく謙虚」と持ち上げる。
「自民党内では、今回、デジタル副大臣に起用された小林史明氏と双璧をなす若手有望株。2人とも同姓であることから鷹之氏は『コバホーク』、史明氏は『コバヒストリー』と呼ばれている。政治家としての力量はハッキリしないが、“ポエマー”と揶揄される小泉進次郎氏(40)より、よっぽどしっかりしています」(前出の政界関係者)
■総裁選で「高市支援」
9月の自民党総裁選では高市早苗政調会長の推薦人に名を連ね、出陣式で「ガンバロー」コールの音頭を取った。派閥の支持に従ったわけではないという。本人はあまり政治信条を語っていないが、“極右”の高市氏とかなり近いようだ。いずれ“極右”の一面を見せるかもしれない。
難しい役職だけに、国会答弁をこなせるか不安視する声もある。
「これまで特段の実績を残したわけではない。対中戦略という難しいかじ取りを担うことになるが、うまく回せるのか未知数だ。真面目過ぎる性格もアダになる恐れがある」(自民党関係者)
イケメン大臣はどこまで通用するのか。
7674
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:05:22
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781247.html
牧島かれんデジタル相は「狩りガール」 心配なのは“利権”の罠にハマること
2021/11/09 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
牧島かれんデジタル相は「狩りガール」 心配なのは“利権”の罠にハマること
納得のいく人選、牧島かれんデジタル相(C)日刊ゲンダイ
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
牧島かれんデジタル相
(神奈川17区・衆院4回)
◇ ◇ ◇
永田町では納得の人選だという。自民党で「デジタル」といえば真っ先に名前が挙がるのが国会で「ワニ動画」を見ていた平井卓也前大臣だが、その下で“デジタル人材”として汗をかいてきた若手のひとり。党の「デジタル社会推進本部」の事務局長も務めた。
「クセの強い女性議員ばかりの自民党で珍しくマトモ」(ベテラン秘書)
真面目で優秀、親しみやすく明るい、語り口はお嬢さまっぽいが、芯は強くて度胸がある、など評判はすこぶる上々だ。
課題は「胆力」。9月1日に発足したばかりの新組織をまとめることができるのかどうか。職員の3分の1が民間からの出向。役人とは異なる文化との融合は簡単ではない。他省庁との調整や説得にも骨を折らねばならない。
「内部で足の引っ張り合いにならないか。平井大臣の時のような『音声流出』には気をつけた方がいい」(中堅議員)
■父は県議会のドン
横須賀市出身。小学校から高校までカトリックの女子高「横浜雙葉」。ICU(国際基督教大学)卒業後、米ジョージ・ワシントン大修士などを経て、ICUで博士号(行政学)取得。NHKワシントン支局でインターンとして働いた経験も。
父・牧島功氏は、小泉純也元防衛庁長官・純一郎元首相親子の秘書を務めた現職の神奈川県議。当選8回でいまや「神奈川県議会のドン」。
新5000円札に採用される津田梅子氏は遠縁にあたる。
■元衆院議長の後継
菅政権時に、女性初の青年局長に抜擢された。政界進出は、大学の共同講座を担当していた河野洋平元衆院議長からの後継指名で、地盤を受け継いだ。2009年の初出馬では落選した。
そうした経緯から、麻生派に所属。9月の総裁選では河野太郎氏を支持した。
「岸田支持ではなかったのに入閣できたのは、神奈川閥で勢力を拡大したがっていた甘利明前幹事長の引きがあったからといわれている。選挙区の地域から、菅前首相・河野・小泉進次郎連合は『海派』、甘利さんは『山派』。牧島さんは海出身だけど、現在の選挙区は箱根町など山もある。『海を取るのか、山を取るのか』と迫られていましたが、甘利さんの幹事長辞任で、また海派に傾倒しそうです」(政治記者)
■「永田町のハイジ」
選挙区内での鳥獣被害の訴えを聞き、罠を仕掛けることができる「狩猟免許」を2014年に取得。それでついたあだ名が「永田町のハイジ」「狩りガール」。
大臣就任直後、NTTから会員制レストランで最も高い5万円コースの接待を受けていたとの「文春砲」が炸裂した。時期は2019年と20年。自民党のデジタル人材だけに、NTTは早くから狙いを定めていたのか。牧島氏本人は「一議員としての政治活動」と釈明した。「デジタル関連は利権がいっぱい。得意の罠に自分がハマらなければいいが」と心配する声もある。
7675
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:05:53
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781601.html
野田聖子少子化・地方創生相「4度目の正直」の裏に“元夫婦の絆”【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/10 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
野田聖子少子化・地方創生相「4度目の正直」の裏に“元夫婦の絆”【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
野田聖子少子化・地方創生相(C)JMPA
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
野田聖子少子化・地方創生相
(岐阜1区・衆院10回)
◇ ◇ ◇
ライフワークとして取り組んできた少子化対策や女性活躍を担う。オッサンばかりの自民党内で「女性」「子ども」の問題を語れる人材ではある。
「9月の自民党総裁選で、同じく初の女性総理を目指す政調会長の高市さんが経済や安全保障分野をウリにしているのに対し、野田さんは多様性や女性・子どもを中心とした政策を訴え、結果的に総裁選のバリエーションが広がった。岸田さんとしては、総裁選で戦った野田さんをムゲにはできないし、むしろ重用することで、女性や子ども政策重視をアピールできる。首相の立場からすれば、都合の良い女性です」(自民党関係者)
■“元夫”の協力
過去3度の総裁選は推薦人が集まらず断念。4度目にして初めて出馬できた“原動力”が2001年から07年まで事実婚状態で連れ添った鶴保庸介元沖縄北方相だという。
「推薦人には二階派メンバーが名を連ねましたが同派所属の鶴保さんが『協力して欲しい』と頭を下げたともっぱら。派内では『元夫婦の絆は強いねえ』なんて声も聞かれました」(二階派関係者)
もっとも、鶴保氏は“再婚”後の16年、身重の妻へのモラハラや独断的な離婚を週刊誌にすっぱ抜かれた。
1960年生まれ。同年のローマ五輪にちなみ、「聖子」と名付けられた。83年、上智大外国語学部卒業後に帝国ホテルに入社。87年、岐阜県議に当時史上最年少の26歳で当選した。93年に衆院初当選後、98年の小渕内閣では当時史上最年少の37歳10カ月で郵政相に抜擢。この頃から「女性初の総理」と目されている。
■“女帝”と仲良し
自民党内で総務会長を務めた者同士、馬が合うのか、小池都知事と仲が良い。
「小池さんの方が国会議員としては1年先輩ですが、16年の都知事選では野田さんから励ましのメールをもらったと明かしています。小池さんにかなり信頼されているようで、翌17年の衆院選直前、『希望の党』結党時には、野田さんをトップにスカウトしたとか」(永田町関係者)
10年に米国で卵子提供を受け、体外受精で妊娠。翌11年、50歳で重い障害のある男児を出産した。直後に事実婚状態だった一般男性と結婚。育児の様子を自身のブログで更新し続けている。夫は週刊誌に「元暴力団員」と報じられた。
■酒豪
政界屈指の酒の強さで有名。日本酒の海外発信に取り組む「國酒を愛する議員の会」の会長を務める。 (次回は松野博一官房長官と堀内詔子ワクチン担当相)
7676
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:06:24
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781600.html
山際太志郎経済再生担当相 元獣医で甘利前幹事長の「一番弟子」は原発推進の急先鋒【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/10 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
山際太志郎経済再生担当相 元獣医で甘利前幹事長の「一番弟子」は原発推進の急先鋒【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
山際大志郎経済再生担当相(C)共同通信社
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
山際太志郎 経済再生担当相
(神奈川18区・衆院6回)
◇ ◇ ◇
甘利明前幹事長を「政治の師」と仰ぎ、自他ともに認める「一番弟子」。甘利氏が力を入れる半導体の議員連盟でも中核を担った。師匠の強いプッシュで初入閣を果たしたが、甘利氏は衆院選で選挙区敗退して幹事長を辞任。いきなりの失脚で後ろ盾を失ってしまった。
■原発推進を強く訴え
“電力族”の甘利氏の右腕として、原発推進を強く訴えてきた。菅政権が掲げたカーボンニュートラルについても、今年2月の衆院予算委で「原発を使い倒さなければ、カーボンニュートラルはできない」と発言。
■くじら博士
石原慎太郎元都知事の母校でもある神奈川県立湘南高校を卒業後、山口大農学部獣医学科に進学。その後、東大大学院農学生命科学研究科博士課程に進んで博士号を取得。大学院では、くじらについて研究し、南極海での調査捕鯨団にも参加。「闘え! くじら人―捕鯨問題でわかる国際社会」などの著書がある。自民党捕鯨議連の副幹事長。
獣医師として2000年に川崎市内でペットクリニックを開院するが、自民党の公募に応じて02年の神奈川8区補選に出馬。無所属(当時)の江田憲司に敗れた。翌03年の衆院選では神奈川18区に移り、比例復活で初当選。甘利氏のいた山崎派に入会した。
■さいこう日本
12年に石原伸晃元幹事長が山崎派を継承すると、反発した甘利氏とともに退会。党内の甘利グループ「さいこう日本」に所属。17年には甘利氏ら「さいこう日本」のメンバー5人で麻生派に入会。常に甘利氏と行動を共にしてきた。
岸田内閣では、経済再生のほか新型コロナ対策・健康危機管理、新しい資本主義、全世代型社会保障改革、経済財政政策も担当。前任の西村康稔氏とは初当選同期で親しい間柄だ。
「当選後に西村さんと一緒に取り組んだ勉強会がきっかけで、早稲田大教授の小尾敏夫氏の助手を務めていた女性と知り合い、40歳になる節目の08年に結婚したそうです。奥さんは今も早稲田で研究者をしていて、政府の委員などを務めることもあるキャリア女性です」(自民党関係者)
■カジノ法案
18年に衆院内閣委員長を務めていた際、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)実施法案の採決を強行しようとしたとして、野党から解任決議案が出された。
「人懐っこく、物おじしない性格で、見た目はお笑いコンビ『ナイツ』の塙に似ているとも言われています」(麻生派担当記者)
7677
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:06:51
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781950.html
松野博一官房長官 安倍元首相をイラつかせた再入閣 あだ名はつくのか?【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/11 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
松野博一官房長官 安倍元首相をイラつかせた再入閣 あだ名はつくのか?【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2度目の入閣の松野博一官房長官(C)共同通信社
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
松野博一官房長官
(千葉3区・衆院8回)
◇ ◇ ◇
新聞各紙の「閣僚の横顔」では〈地味〉〈目立つ存在ではない〉と存在感の薄さを何かと書かれた。入閣は5年ぶり2回目。自民党政調会長時代の岸田首相に会長代理として仕え、信頼関係が就任の決め手になったと解説される。それで面白くないのが安倍元首相だ。松野氏は安倍元首相が牛耳る党内最大派閥の細田派所属、要職の事務総長をこなすベテランなのだが……。
「岸田総理・総裁の生みの親を自負する安倍元総理は、『萩生田官房長官、高市幹事長』を求めていた。フタを開けてみればいずれもかなわずイライラというわけですが、細田派幹部はむしろ松野長官を大歓迎。松野さんは派閥を取り仕切る事務総長として汗をかいてきたし、当選回数も萩生田さんより2期も上ですから」(清和会関係者)
■細田派「四天王」
細田派をめぐり、安倍元首相が2017年に「四天王をつくりたい」と発言。文科相だった松野氏のほか稲田防衛相、下村幹事長代行の名前をあげたが、なぜか3人どまりだった。「ポスト菅」選びが現実味を帯びてきた6月、月刊誌で総裁の「有力な候補者」として萩生田文科相、西村経済再生相に並んで松野氏にも言及した。
総理・総裁に必須の「選挙強さ」に欠ける。立憲候補と7度目の対決となった総選挙は約4万票差で制したが、戦績は5勝2敗。一目散に地元入りした公示日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射して大慌て。岸田首相おも東北遊説中で官邸ツートップが都内におらず、危機管理意識の低さを露呈した。
■松下政経塾9期生
千葉県木更津市生まれ。早大法学部を卒業後、ライオンに入社するも2年ほどで退社。松下政経塾入りした。党内では秋葉賢也衆院議員が政経塾9期生。性交同意発言で立憲を追われ、辞職した本多平直元衆院議員も同期。
そもそもは森元首相に連なる文教族で、ライフワークは教育問題。第2次安倍政権で念願の文科相として初入閣した途端、加計疑惑がはじけて矢面に立たされた。
「安倍元総理の再登板をめぐって、派内が割れた経緯などもあり、元総理との距離を指摘する人もいますが、関係は悪くない。温厚な人柄の松野さんを悪く言う声は聞こえてこないし、性質が似ている岸田総理とのコンビは、想像以上にうまくいくんじゃないか。ただ、支えすぎると派内で疎まれる懸念もある」(中堅議員)
■日本会議と慰安婦問題
日本会議国会議員懇談会のメンバー。12年に米紙に掲載された慰安婦問題を否定する意見広告に賛同する国会議員として名を連ねた。「村山談話」「河野談話」の見直し、9条改憲に賛成する。
「ガースー」「たわし」に続くあだ名はつくか。
7678
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:07:30
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-781951.html
堀内詔子ワクチン担当相は初入閣&選挙圧勝でノリノリも「堀内家vs長崎氏」の戦争が再燃【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/11 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
堀内詔子ワクチン担当相は初入閣&選挙圧勝でノリノリも「堀内家vs長崎氏」の戦争が再燃【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
採決時の振る舞いが大ひんしゅくだった堀内詔子ワクチン・五輪担当相(C)日刊ゲンダイ
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
堀内詔子ワクチン・五輪担当相
(山梨2区・衆院4回)
◇ ◇ ◇
夫である光一郎富士急行社長の父、故・堀内光雄氏の地盤を受け継いだ。光雄氏は総務会長や通産相を歴任し、宏池会(現岸田派)の会長も務めた。義父の威光か当選3回で初入閣を果たしている。地元の大企業、富士急行をバックにしている。10.31総選挙でも山梨2区で立憲候補に6万票超の差で4回目の当選。ノリノリに見えるが、火種もくすぶる。
2005年の郵政選挙では、郵政民営化に反対した光雄氏と刺客として送り込まれた長崎幸太郎氏(現山梨県知事)が2区で熾烈な選挙戦を繰り広げた。それ以来、親子2代で長崎氏と対立している。
17年総選挙は、長崎氏を寵愛する二階幹事長の裁定により、詔子氏と長崎氏の2人とも無所属で出馬し、勝った方が「自民党議員」という異例の選挙戦になった。詔子氏が勝利し、その後、長崎氏も19年の山梨県知事選で当選。堀内家と長崎氏の15年に及ぶ戦争は「終結」とみられたが、そうではなかった。
「富士急行が別荘地を運営するために県から借りている県有地の賃料が安すぎるのではないかと、住民訴訟が起こされ、議会でも問題にされてきましたが、前の後藤知事は取り合わなかった。ところが、長崎知事が動き、ようやく県がメスを入れ、司法で決着をつけることになりました」(富士吉田市の住民)
賃料が不当に安いとする山梨県の主張に対し、今年3月、富士急行側が不服として訴訟を起こすと、県も6月、富士急行を訴え、訴訟合戦になっている。
■党員獲得
自民党の党員獲得ランキングでは17年2位、18年、19年1位、20年2位と上位の常連。堀内事務所は「職域はほとんどない。地道に地域で活動している結果だと思います」と答えたが、地元住民によると「富士急行の社員やパートは入党をお願いされると断りにくい」という。
■国会でひんしゅく
18年の通常国会で2度炎上。野党の質問時間を削り、与党の時間を増やしたのに、数分を残して質疑を終えようとしたため、「余ってるじゃないか」と激しいヤジを浴びた。
“定額働かせ放題”につながる「働き方改革」関連法案の委員会採決で、過労死遺族が傍聴する中、同僚議員に起立を呼び掛ける姿がはしゃいでいるように見え、その時も批判を浴びている。
担当のワクチンをめぐっても難題が待ち受ける。
「この先、イケイケで大量に契約したワクチンの余剰問題が生じかねない。ワクチンの有効期限がある中、大量処分する事態になれば、批判も浴びることになるでしょう」(厚労省担当記者)
前途多難だ。
7679
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:08:21
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-782312.html
山口壮環境相は民主を離党→自民入党6年半で大臣ゲットした「爺殺し」【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/12 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
山口壮環境相は民主を離党→自民入党6年半で大臣ゲットした「爺殺し」【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
大臣ゲットの山口壮環境相は党内旧民主党移籍組のなかでは破格の扱い(C)日刊ゲンダイ
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
山口壮環境相
(兵庫12区・衆院7回)
◇ ◇ ◇
民主党政権で外務副大臣も務めた「移籍組」だ。旧民主党から自民党に移ってから、わずか6年半で初入閣を果たした。他の移籍組が自民党内でくすぶり、細野豪志氏がなかなか入党を認められなかったのに比べると破格の扱いだ。
「山口さんは二階派の事務総長を務めていた。当選回数も多い。派閥が推薦したいわゆる派閥順送りによる入閣でしょう」(自民党関係者)
■外務官僚
東大を卒業後、外務省に入省。シェークスピアや中国の古典を原書で読む。
経歴は異色だ。外交官としてイギリスで勤務していた時、新進党幹事長だった小沢一郎氏に気に入られ政界に進出している。1996年に新進党から衆院選に初挑戦し落選。2000年に無所属で初当選した。その後、当時の民主党に入党し、外務副大臣などを務めた。
しかし、野党に転落するとあっさり見切りをつけて離党。無所属のまま二階派に入り、2015年、正式に自民に入党している。気づけば、二階派の事務総長に就き、今回、入閣している。
「山口さんは“爺殺し”なのでしょう。かつては小沢一郎に気に入られ、二階さんにも引き上げられた。とにかくマメです。下働きもいとわない。しかも、頭脳は明晰。情報も豊富。上からしたら使いやすいのだと思います」(政界関係者)
■怒鳴り合い
民主党政権で外務副大臣をしていた時、外相だった玄葉光一郎氏と怒鳴り合いの大喧嘩となったと報じられた。外交シロウトの玄葉外相と外交方針がぶつかった。山口氏が離党したのは、外交方針の違いもあったとされる。
大臣就任後、さっそくスキャンダルが報じられた。週刊新潮が「『山口壮』大臣が『武田良太』を呪い殺す」と、山口氏のオカルトへの傾倒ぶりと、秘書へのパワハラをスクープしている。
同誌によると、<秘書も30人以上は辞めている><秘書への“あたり”も強くて>と、パワハラが目にあまるという。過去、秘書に告発されて致命傷を負った自民党議員も多い。この先、スキャンダルが噴出する可能性もありそうだ。
さらに、<2年前くらいかな、前総務大臣の武田良太さんのことを“気に食わない”“会うと気分が悪い”と罵倒したうえ、“呪い殺してやる”と言うんですよ>と、支援者の証言を紹介している。ちなみに、武田良太氏は二階派に所属する仲間だ。
7680
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:08:53
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-782311.html
鈴木俊一財務相 華麗なる閨閥がかすむ地味なそば好きオジサン【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
2021/11/12 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
鈴木俊一財務相 華麗なる閨閥がかすむ地味なそば好きオジサン【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
鈴木俊一財務相(右)は義兄のボス(麻生太郎氏=左)からポストを受け継ぎ(C)日刊ゲンダイ
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
鈴木俊一財務相
(岩手2区・衆院10回)
◇ ◇ ◇
麻生派の“番頭格”で、領袖が8年9カ月務めたポストを引き継いだ派閥順送り。
総裁選で岸田首相の推薦人代表を務めた論功人事でもある。
「性格は温厚で安定感と調整力には定評がありますが、押しは弱い」(自民党関係者)
政権の“金看板”の、分配政策を担うはずなのに存在感は薄い。
■華麗なる一族
父は善幸元首相、妻は宮沢喜一元首相のいとこ、姉の夫は麻生副総裁と3人の総理を輩出したお家柄。本人も麻布高、早大教育学部のボンボン東京育ち。党三役経験もあり、重要閣僚として4度目の入閣。それでも「将来の総理に」との声が出ないのは、地味すぎる人柄によるものか。
大学卒業後は「漁民宰相」と称された父も勤めた全国漁業協同組合に就職。1985年から善幸氏の秘書、90年の衆院選で父の地盤を譲り受け、初当選した。
「先代同様に水産行政に明るく震災で壊滅した地元漁港の復興にも尽力。大臣就任前は地元の漁港漁村協会の会長理事を務めるなど、県内111の漁港を束ねています」(岩手県政関係者)
先の衆院選も裾野の広い漁民票パワーにより、次点に約8万票差で楽々当選。
■地球33.8周分
2017年に、13〜15年の3年間で計1412万円ものガソリン代を政治資金から支出していたことが発覚。1回分の支払いが174万円に及ぶケースも存在した。事務所は「選挙区が広く、7台が1日250〜300キロを走っている」と説明したが、代金は距離にしてナント地球33.8周分。言い訳にならない。
■たばこ族
自民党たばこ議連の副会長で、党たばこ特別委員会の顧問。4年前の五輪相就任直後に東京五輪の受動喫煙対策を巡り、「禁煙を原則とするのではなく、徹底した分煙で実現すべきだ」と訴えたが、IOC・WHOの方針に反すると批判されるや、あっさり発言を撤回。
料理上手で大のそば党。行きつけは東京・元麻布の老舗「総本家更科堀井 本店」だ。めんつゆを自ら作るこだわり派で、3年前にNHKの取材に「干し椎茸、昆布、ホタテの貝柱をちぎって水に入れて、一晩置いておく。翌日に、しょうゆとみりん、お酒だね」と自慢のレシピを披露。「そこに必ず市販のめんつゆのもとを、少しだけ入れないとダメ」と結局、“無難な味”にまとめるあたりに、面白みに欠ける人間性がにじみ出ている。
7681
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:10:31
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-782666.html
後藤茂之厚労相は岸田首相誕生の論功行賞で就任…“コストカッター”がコロナ対策を仕切れるのか
2021/11/13 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
後藤茂之厚労相は岸田首相誕生の論功行賞で就任…“コストカッター”がコロナ対策を仕切れるのか
後藤茂之厚労相は記者に激高した過去も(C)日刊ゲンダイ
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
後藤茂之厚労相
(長野4区・衆院7回)
◇ ◇ ◇
コロナ対策を最優先としている岸田政権。後藤氏を厚労相に抜擢したのは「そつがないから」(永田町関係者)だという。
「前任の田村厚労相は自民党内きっての『厚労行政通』ですが、自負心が強く、輪をかけて我が強い河野ワクチン担当相や西村経済再生相との連携がイマイチだった。それに比べ、後藤さんは調整型でチームプレーにたけている。党の厚労部会に所属し、一応、コロナのことも分かっている。しゃべりも安定感があるため、国会答弁もこなせると受け止められたのでしょう」
総裁選では岸田選対の事務総長代理を務め、岸田首相の勝利に貢献。無派閥ながら入閣適齢期で「論功行賞人事と言える」(前出の永田町関係者)。
■エリート
1955年、東京都出身。千代田区立番町小学校、同区立麹町中学校を経て、東京教育大付属駒場高から東大法学部に進学。80年、大蔵省に入省。オペラ好き。父親は伊藤忠の商社マン。
■元民主党
初出馬は96年の衆院選。新進党公認で長野4区から立候補したが落選。2000年衆院選で民主党公認で出馬し、自民前職を破り、初当選した。ところが、03年に離党し自民党に移っている。
05年の耐震偽装事件が起きた当時、後藤氏は担当の国交省の政務官だった。衆院国交委で耐震偽装を巡る参考人招致が行われ、省内が大わらわになっていた夜、後藤氏は銀座のホステスと「同伴」。現場を写真週刊誌にすっぱ抜かれた。
「記事が出た直後、省内の廊下で記者が後藤さんと歩きながら、冗談交じりに『センセー、書かれちゃいましたね』と声をかけると、顔を真っ赤にして、『君は何て失礼なことを言うんだ』と激高。『器の小さい男だ』と噂になりました」(メディア関係者)
元官僚で能力は高いようだが厚労相としてふさわしいかといえば微妙だ。後藤氏を知る政界関係者は言う。
「後藤さんはいわゆる『財務官僚』的な人物。話す内容は常に『コストカット』『合理化』です。コロナ禍で苦しむ国民に必要なのは、手厚い支援策です。コストカッターがどこまで国民に寄り添えるか、不安視する人もいます」
国会で野党に追及され、いきなり激高しなければいいが……。
7682
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:11:02
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-783366.html
古川禎久法相 官僚→焼き鳥屋の異色エリートは政界随一の「永ちゃん」ファン
2021/11/16 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
古川禎久法相 官僚→焼き鳥屋の異色エリートは政界随一の「永ちゃん」ファン
異色のエリート、古川禎久法相(C)共同通信社
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
古川禎久法相
(宮崎3区・衆院7回)
◇ ◇ ◇
総裁選では河野太郎前行革担当相の推薦人に名を連ねた。石破派で2015年の派閥結成時から3年にわたって事務総長も務めたが、総裁選直後の9月30日に退会。無派閥になった途端の初入閣だった。法相就任後、旧竹下派(平成研究会)に入会した。
「もともと実力はあるので初入閣は遅すぎたくらい、党内では、石破派だから冷遇されているとみられていた。1回生議員の時は平成研(当時の橋本派)に所属していたから、元サヤにおさまったということ。今年9月に亡くなった竹下亘会長から『戻ってこないか』と誘われていたそうで、『竹下派、旧竹下派と呼ばれているうちにと思って戻った』と派閥総会で話していました」(平成研関係者)
■ラ・サールから東大へ
宮崎県串間市生まれ。日本屈指の進学校である鹿児島県のラ・サール中高から東大法学部、89年に旧建設省に入省のエリートコース。大学の同級生に山下貴司元法相、柴山昌彦元文科相らがいる。
「東大でも、同じクラスから3人も大臣になったのは異例。大学時代に古川さんがセッティングした飲み会で、山下さんは奥さんと知り合ったそうです」(東大OB)
国民民主党の古川元久国対委員長とも縁が深い。同じ1965年生まれで名前は1字違い。50音順で席が決まる東大入試で隣り合わせて以来の仲だ。昨年11月に衆参両院で決議された「気候非常事態宣言」は、この“古古コンビ”が中心となって超党派で取り組み、実現させた。
■永ちゃんファン
ロック歌手・矢沢永吉の大ファン。10代の頃から続く“矢沢愛”は政界随一で、「永田町矢沢会」の会長を務める。
■苦労人
20代で建設省を退官後、衆議院議員の政策秘書を務めるほか、東京・目黒で焼き鳥店を経営していたこともあるという異色の経歴。30歳で郷里に戻って国政を目指すが、96年の初挑戦から2度の落選を経験。初当選までに8年かかった苦労人でもある。人物像は「熱血漢」「男気」などの言葉で評されることが多い。
03年に初当選を果たすも、郵政民営化に反対して05年に離党。無所属で勝ち上がり、06年に復党した。選挙にはめっぽう強い。初当選以来、常に対抗馬の比例復活も許さない圧勝で、今回の衆院選は公務や他候補の応援でほとんど地元に戻れなかったが、前回より得票を増やした。得票率80.7%は岸田首相と並び、全国トップクラス。
7683
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:11:32
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-783365.html
若宮健嗣万博・消費担当相は選挙に弱く実績もなし…党員獲得できず罰金200万円の過去
2021/11/16 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
若宮健嗣万博・消費担当相は選挙に弱く実績もなし…党員獲得できず罰金200万円の過去
下駄を履かせてもらったが…(若宮健嗣万博・消費者担当相)/(C)ロイター
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】#6
若宮健嗣万博・消費担当相
(東京5区・衆院5回)
◇ ◇ ◇
初入閣して選挙前にゲタを履かせてもらったが、立憲民主党の手塚仁雄都連幹事長に選挙区で敗北した。
「選挙戦は、所属する旧竹下派会長代行の茂木幹事長や安倍元首相、甘利前幹事長や岸田首相など大物が連日、応援に駆け付ける力の入れようでした。現職大臣自らが選挙カーに乗ることは珍しいのですが、SPの黒塗りの車列をゾロゾロと引き連れて選挙区内を回っていました。それほど劣勢に立たされていたように、いかんせん選挙に弱い。入閣できたのも、茂木さんが選挙の弱さを考慮してネジ込んだともっぱらです」(自民党関係者)
防衛副大臣や外務副大臣を歴任した外交・安保通だが、目立った実績はない。「外交の延長として手掛けやすいという理由から、万博担当に起用された」(官邸関係者)という。
■故・堤清二氏の秘書
1961年、東京都千代田区生まれ。若宮氏本人いわく、永田町周辺で育ったことで、幼いころから自然と政治に関心が向いたという。慶応中等部から同高校、同大商学部へと進学した“慶応ボーイ”。84年に大学卒業後、旧セゾングループ西武都市開発に入社。88年代表室に出向し、小説家「辻井喬」としても知られたセゾングループ創業者の故堤清二氏の秘書を務めた。
2005年の衆院選で比例東京ブロック単独で初当選するも、09年は落選。10年に佐藤ゆかり前衆院議員が参院へ鞍替えしたことにより、12年から空白となった東京5区で戦っている。
選挙期間中は劣勢の焦りが隠せなかったのか、街頭演説で維新の対立候補について「新型コロナウイルスに感染した」と、感染者本人の公表前に発言。コロナ特措法が感染者個人の特定や公表しないよう国や自治体に求めているのに、フライングしてしまった。
■党員集め振るわず罰金
参院選とのダブル選挙がささやかれていた2016年5月、自民党執行部はゴールデンウイーク明けから党員獲得運動を本格化。「党員1000人」のノルマを達成できなかった所属議員に、不足1人分につき2000円の罰金を科した。当時防衛副大臣だった若宮氏は新規党員を19人しか増やせず、残り981人分に当たる罰金約200万円を請求された。
7684
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:12:09
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-783756.html
西銘恒三郎復興、沖縄・北方相はフツーのおじさん 初入閣も消去法で
2021/11/17 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
西銘恒三郎復興、沖縄・北方相はフツーのおじさん 初入閣も消去法で
岸田首相(左)の福島原発視察に同行した西銘恒三郎復興、沖縄・北方相(代表撮影)
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
西銘恒三郎復興、沖縄・北方相
(沖縄4区・衆院6回)
◇ ◇ ◇
岸田首相の初入閣は沖縄担当相。沖縄担当相は思い入れのあるポストだ。来年、沖縄は日本復帰50年の節目を迎える。当初から沖縄担当相には沖縄選出議員を充てる意向を持っていたようだ。
「とくに西銘さんの力量が評価されたわけではありません。沖縄選出の自民党参院議員は一人もいない。第1次岸田内閣組閣の時は、衆院も西銘さん以外は比例復活。消去法で西銘さんしかいなかった」(地元メディア関係者)
■政治家一家
父・順治は那覇市長、衆院議員、沖縄県知事を務めた。兄・順志郎は元参院議員。
上智大卒業後、父の秘書を経て、沖縄県議を4期務めた。2003年の総選挙で沖縄4区から出馬し、初当選。「本人は防衛族を“自任”していますが、どうなのか」と沖縄担当記者は首をかしげる。
■違法疑いの献金
14年と17年の衆院選の公示前後、辺野古基地建設の関連工事の受注業者から献金。国と契約を結んでいる業者の国政選挙に関する献金を禁じた公選法に違反する恐れがあるとして返金した。
■政治資金でスナック
大臣就任直後、代表を務める自民党支部が東京・新橋の「ガールズスナック」に合計11万6400円を活動費として支出していたことが報じられた。
12年の総選挙で普天間基地の「県外移設」を公約に掲げ、当選。ところが、翌13年、辺野古移設を「容認」する変節ぶり。14年の総選挙では小選挙区で敗れた。
「この時の裏切りは生涯忘れません」(辺野古基地に反対する住民)
17年と今回の10.31総選挙では小選挙区で当選している。他の自民党候補は苦しんでいるのになぜ、西銘は小選挙区で勝てるのか。
「政治家一家の“西銘ブランド”が地元でそれほど効いているわけではない。4区がある沖縄南部は農業や漁業が盛んで沖縄の保守王国とも言われる。自民党には肩で風を切る議員も少なくないが、西銘さんは温厚で親しみやすく、野党関係者にも笑顔で接する。反発を買うような人ではない。ただ、何か仕事をしてくれるとか、実行力を発揮する人ではない。フツーのおじさんです。ソフトな装いをしつつ、辺野古基地建設など政権の方針を粛々と進めるのでしょう」(地元関係者)
沖縄に寄り添う大臣になれるのか。
7685
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:12:41
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-783755.html
金子恭之総務相は風貌のまま地味で朴訥 ただし生真面目で仕事は細かい
2021/11/17 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
金子恭之総務相は風貌のまま地味で朴訥 ただし生真面目で仕事は細かい
風貌のまま…(金子恭之総務相)/(C)日刊ゲンダイ
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
金子恭之総務相
(熊本4区・衆院8回)
◇ ◇ ◇
岸田派所属、当選8回。いわゆる“派閥順送り”による初入閣である。国土交通行政が長く、総務大臣は本人も意外だったらしい。打診された時「私が総務大臣でいいんですか」と岸田首相に聞き返している。
「岸田派に入会したのは2018年と遅く、派内では外様です。でも、岸田さんの信頼は厚い。金子さんの性格は、外見そのまま。地味で朴訥とした田舎のオジサンです。選挙区も山に囲まれている。岸田さんが信頼するのもなんとなく分かります」(岸田派関係者)
■議員秘書16年
祖父は熊本県議、父は村議会議長。早大在学中から、地元選出の参院議員だった田代由紀男の秘書を8年間やり、その後、やはり熊本選出の衆院議員・園田博之の秘書を8年間、務めている。
2000年の衆院選に無所属で出馬し、自民候補を破って初当選。以後、8回連続当選している。無所属時代は、自民党の副総裁を務めた山崎拓が面倒をみていた。
秘書出身だからか、「腰が低い」というのが周囲の一致した評価だ。秘書時代から知る関係者はこう語る。
「生真面目な性格も、質素な生活も、秘書の頃から少しも変わらない。飛行機はエコノミーだし、VIP扱いを嫌がる。慎重な性格で石橋を叩いて渡らない。地元の人が陳情のために上京すると、一緒に役所を回って、一緒に頭を下げている。いまでも“政治の師”と仰ぐ亡くなった園田博之さんに感謝しているのでしょう。大臣就任を打診された時、わざわざ園田さんから譲られたボロボロのネクタイをしていた。ただ、仕事は細かいよ。役所は大変かもね」
■SNS
風貌からは想像がつかないが、意外にもSNS通。ツイッターを頻繁に更新している。
■甘利グループ
自民党幹事長を辞任した甘利明が主宰する派閥横断の政策集団「さいこう日本」に参加している。
初当選直後の2000年、熊本県川辺川ダム事業をめぐり、関連業者が山崎拓幹事長(当時)へ約1000万円を献金し、ほぼ全額が山崎の資金管理団体を通じて金子へ流れていたことが判明し、“迂回献金だ”と問題になった。批判されたことがよほど懲りたのか、その後、ちょっとでも危険な人物や危険なカネから極端に距離を置いているようだ。
7686
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:14:47
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-784111.html
末松信介文科大臣は自他ともに認める門外漢 初入閣は来夏改選の“ハク付け”のため
2021/11/18 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
末松信介文科大臣は自他ともに認める門外漢 初入閣は来夏改選の“ハク付け”のため
「時々大声で怒鳴ります」末松信介文科相(C)共同通信社
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
末松信介文科大臣
(参院兵庫・当選3回)
◇ ◇ ◇
「私は末松信介ですよ」
岸田首相から電話で文科相起用を伝えられ、驚きのあまりこう応じたという。「希望を持ち、感激いたしました」と本人は深イイ話のように語っているが、これほど不安を広げるエピソードもない。主な関心事は地元の道路拡張で、キャリアは国交副大臣など。「子どもは国の宝」が鼻白む。門外漢がネジ込まれた理由は、最大派閥・安倍派の入閣待機組の筆頭格で来夏に改選、選挙対策のハク付け初入閣だ。
■ANA出身
神戸市西区生まれ。父は兵庫県議で、小学校の文集に「政治家になりたい」と書いた。関西学院大法学部卒業後、ANA入社。4年で退職し、1983年に兵庫県議に初当選。通算6期務めた後、2004年に参院議員に転身。名前は岸信介元首相にあやかったという。
ホームページのプロフィルに〈時々大きな声でどなりますがにこやかな心を忘れず国政にいつも真面目に取り組んでいます〉と書いてある。
「気に食わないことがあるとカッとなる性格のようで、立場の弱い人には強く出るタイプです。参院の秘書の間では評判が悪く、スタッフを大声で怒鳴り散らすのもしょっちゅうだとか」(自民党関係者)
■細田派コンビ
19年9月から党参院国対委員長を2期務めた。安倍元首相側近の世耕参院幹事長との細田派コンビで切り盛り。安倍らの意をくみ、菅前首相肝入りのデジタル庁法案の審議を遅らせ、解散権行使のチャンスを狭めた。
19年に橋本聖子参院議員の講演会であいさつ。橋本について「性格はハッキリ申し上げますと竹を割ったような男前」「何かあった時は怒られますよ。〈末松さん、あなた男でしょ。私にないものを持ってるんだから〉て言うんですけど」と言って会場をドン引きさせた。地元紙の取材に「人柄を端的に言い表す言葉として、親しみとエールを込めて発言したつもりで、女性蔑視の発想はない」と釈明したが、時代錯誤は隠しようがない。
「一言で言うと昭和のパワハラオヤジ。国の行く末を左右する教育行政の責任者になって心配しかない」(与党関係者)
■政治とカネ
10年参院選をめぐり、1157万円に上る出所不明の寄付金を収支報告書にせず、16年に市民団体から政治資金規正法違反の疑いで刑事告発された。政治資金でエルメスなどの高級ブランドを買っていたことも発覚。
倫理的にも道徳面でも疑問符だらけの男だ。
7687
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:15:23
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-784112.html
二之湯智 国家公安委員長、防災相 引退表明したベテランの「思い出作り」で初入閣
2021/11/18 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
二之湯智 国家公安委員長、防災相 引退表明したベテランの「思い出作り」で初入閣
最後の花道(二之湯智国家公安委員長、防災相)/(C)共同通信社
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
二之湯智 国家公安委員長、防災相
(参院京都・当選3回)
◇ ◇ ◇
改選を迎える来夏の参院選に出馬せず政界引退を6月に表明。竹下派で、総裁選では岸田首相の推薦人に名を連ねて初入閣を果たすも、「思い出作り入閣」との声も。本人も就任会見で「一部で大臣職を与えていいのかという論調もありますが」と意識していたが、「1年間で一定の成果を発揮したい」と意気込んだ。ちなみに、参院改選組の任期は来年7月25日までで1年もない。
■千枚漬け
地元の評判は「気のいいオッチャン」。趣味は漬物作り。毎年冬に京都名物の大根の千枚漬けを自作し、「好きなんや、食べてや〜」と市議らに配るのが府連の恒例行事。書道は展覧会に出品する腕前。特定秘密保護法の採決時には「うっかりミス」で反対票に投じた。
京都市立西京高から慶大法学部に進学。卒業間際に大学の先生に紹介された地元企業をたった1カ月で辞めた。その後、京都選出の前尾繁三郎元衆院議長の秘書に。前尾は岸田が率いる宏池会の2代目会長で、二之湯氏は「政治の出発点。これも何かの縁」と感慨深げに地元紙にコメント。
野中広務元官房長官を国政初挑戦から後援会事務局長として長年支えた。叩き上げで実力者となった野中を今も政治の師と仰ぐ。
「二之湯さんかて、京都市議5期、全国市議会議長会長などを歴任し、国政に転じた叩き上げ。実力者になれなかったんは何が災いしたんかねえ」(地元関係者)
■元公設秘書は1億円強盗の凶悪犯
代表を務める政党支部2つと資金管理団体の間で2014年に3件、12年に1件の計610万円以上の「出所不明金」が見つかり、16年に政治資金規正法違反(虚偽・不記載)で告発された。時効だった10年分も含めると全体で1070万円に及ぶ。
公設秘書(当時)が10年9月、京都市左京区の会社役員宅に共犯者と宅配業者を装って侵入。応対した妻に刃物を突きつけて両手を縛り、金庫にあった現金1億円を奪って逃走。驚くのは犯行後も何食わぬ顔で秘書を続けていたことだ。
「翌年に事務所を辞め、強盗致傷容疑で府警に逮捕されたのは18年です。今年3月、京都地裁は懲役13年の実刑判決を下し、秘書は控訴。この男は15年に兵庫で、16年には島根でも同様の事件を重ねていました」(全国紙社会部記者)
18年の逮捕当時、二之湯氏は「私生活が派手で注意したことはある」とコメント。全国の警察をつかさどる立場にいながら、事務所で働く凶悪犯を見抜けなかったとは心配だ。
7688
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:16:14
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-784437.html
金子原二郎農相は長期政権でも処理できなかった岸田派の“お荷物”…国会でポンコツ露呈の可能性も
2021/11/19 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
金子原二郎農相は長期政権でも処理できなかった岸田派の“お荷物”…国会でポンコツ露呈の可能性も
岸田首相の温情(金子原二郎農相)/(C)日刊ゲンダイ
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
金子原二郎農相
(参院長崎・衆院5・参院2回)
◇ ◇ ◇
衆院議員を5期務めた後、長崎県知事を3期、さらに参院議員を2期務める異色の経歴を持つ金子氏は、数年前から入閣適齢期だったが、安倍・菅政権の約9年間で登用されることはなかった。それだけに、「よほど大きな不祥事を抱えているのか」(永田町関係者)と囁かれていた。
「金子さんの今回の入閣は、派閥会長の岸田首相の温情。来夏の参院選は改選期だが、地元では『不出馬だろう』といわれている。引退間際の“思い出入閣”というわけです」(長崎県政関係者)
■政治キャリア46年
1944年、長崎県北松浦郡(現・平戸市)生まれ。68年、慶大文学部を卒業し、日本水産に入社。83年、農相などを務めた父・岩三氏の引退に伴い、衆院旧長崎2区から自民党公認で立候補し、当選した。98年に衆院議員を辞職し、長崎県知事選に無所属で立候補し、当選。2010年2月まで3期にわたり務め、辞職。その後、参院長崎選挙区から出馬し、また当選。政治キャリアは実に約46年にも上る。
過去に「政治とカネ」を巡る疑惑が度々、問題視されてきた。
県知事だった06年、長崎県庁が納入業者に物品を架空発注し、業者側に代金をプールさせるなど裏金づくりをやっていた問題が発覚。金子氏は、裏金づくりに加担していた企業から献金を受領していた。
参院議員に転じた11年には、県の諫早湾干拓事業を巡り、金子氏の長女が取締役を務める企業が、実績が乏しいにもかかわらず入植者として選ばれていた問題が噴出。調査のため、県議会では百条委員会が設置され、金子氏は出頭を求められたが、拒否し続けた。百条委は証人不出頭で長崎地検に告発したが、不起訴処分となった。
■参院予算委員長
20年3月の参院予算委で、当時の森雅子法相が「東日本大震災の時、検察官が福島県いわき市から最初に逃げた」とトンデモ答弁。予算委員長だった金子氏が「極めて遺憾」とビシッと指摘すると、野党から「バランス感覚の優れた人だ」と評価する声が上がった。
一時は行政の長を務めただけに政策通かと思いきや、そうでもない。
「金子さんは水産業のエキスパートだが、農業は知識不足。過去、秘書や事務所職員が政策などについてレクしても、全然理解できないことがあった。国会で質問されると“ポンコツ”を露呈しておかしくありません。キレやすい性格でもあるため、格好の的になる可能性があります」(永田町関係者)
“思い出入閣”させた岸田首相は痛い目に遭いそうだ。
7689
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:16:44
https://news.goo.ne.jp/article/nikkangendai/life/nikkangendai-784436.html
林芳正外相は政界入り時から「いつか総理」に強い野心…公用車でセクシーヨガ通いの過去も
2021/11/19 09:26日刊ゲンダイDIGITAL
林芳正外相は政界入り時から「いつか総理」に強い野心…公用車でセクシーヨガ通いの過去も
ついに、衆院議員(林芳正外相)/(C)共同通信社
(日刊ゲンダイDIGITAL)
【岸田内閣の大臣を“丸裸”にする】
林芳正外相
(山口3区・衆院1・参院5回)
◇ ◇ ◇
岸田派ナンバー2の座長を務める。外相だった茂木氏を幹事長にした時から、岸田首相は林氏を後任に決めていたが、安倍元首相と麻生副総裁は「日中友好議連会長」を理由に反対。それを岸田首相が押し切って指名されると、すぐに議連会長を辞任した。安倍元首相が林外相に難色を示したのは、地元・山口で長年の敵対関係にあるからなのは想像に難くない。
2012年の総裁選に参院議員ながら出馬。念願の鞍替えかなって衆院議員になり、一気に「ポスト岸田」に躍り出た。
「政界入りした時から『いつかは総理』の強い野心があった。政策通で留学経験もあり英語が堪能。自信家なのは茂木さんとそっくりだが、茂木さんほど党内で嫌われていない。優秀すぎて人間味に欠けるところがあるものの、財界などエスタブリッシュメントには支持者が多い」(永田町関係者)
通算6度目の入閣。
■山口の名家
高祖父は貴族院議員、祖父は衆院議員、父は林義郎・蔵相という4世議員。東大法学部を卒業後、三井物産を経て実家のサンデン交通に入社。94年に米ハーバード大行政大学院を修了。一族の家業であるサンデングループは、バスやタクシーから福祉、飲食、不動産も手掛け、下関で絶大な影響力。
裕子夫人も東大卒で博士号を持ち、現在は山口大学大学院の特命教授。ちなみに林氏の祖父と父も東大卒。
■音楽好き
絶対音感を持ち、抜群に歌がうまいらしい。ギターやピアノも弾きこなす。自民党有志のバンド「Gi!nz(ギインズ)」のメンバー。
文科相だった18年4月、「白昼堂々、公用車でセクシー個室ヨガ通い」と週刊文春に報じられた。「公務と公務の間でルールにのっとったもの」「一般的なヨガのレッスンとマッサージを受けていた」と釈明したものの、加計学園がらみの文科省の文書が国会で問題となっていた時期だけに、「誤解を招き申し訳ない」と陳謝した。
くだんのヨガスタジオの経営者の元グラビアモデルがその後、日刊ゲンダイの「あの人は今こうしている」に登場、林氏についてこう語っていた。
「紳士的な方で、セクハラも皆無。レッスン料はご自分のお財布から出してらっしゃいました」
だが、“公私混同”の前科は山ほど……。
■政治資金でナイトスポット
資金管理団体「林芳正を支える会」の政治資金収支報告書の13〜16年分には、カラオケや高級クラブ、キャバクラ、ガールズバーなどへの支出がズラズラ。生演奏でカラオケが楽しめる店には4年間で計26回、400万円以上使っていた。自慢の歌唱力を披露するためだったのか。
政治資金の不適切な使途ではないかと、日刊ゲンダイが指摘すると「法令に従い適正に処理し、報告している」(事務所)と強弁していたが、18年以降の報告書にナイトスポットらしき店は登場しなくなった。
7690
:
チバQ
:2021/11/20(土) 19:20:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/e5a19c11c7ff3093d31f8b80690e57ffeeb5091c
中谷首相補佐官は“民族弾圧常習犯”に「寄り添う」のか 「制裁法には慎重」な構えとの報道も 就任早々「白旗」の残念な所業
11/20(土) 16:56配信
19
この記事についてツイート
この記事についてシェア
夕刊フジ
【有本香の以読制毒】
私事だが、9カ月にわたり編集を手がけてきた百田尚樹著『日本国紀[新版]』(幻冬舎文庫)が17日、発売された。同時に、全国の大型書店で売り上げトップとなり、即日に重版が決まって、いまホッとしている。
3年前に刊行された単行本『日本国紀』(幻冬舎)は65万部のベストセラーとなったが、今回は書店への客足が減ったコロナ禍での発売である。しかも、大幅に加筆したとはいえ既刊本の文庫化という位置づけでもあり、売れ行きが心配ではあった。
ひとまず好結果を得たのには、夕刊フジ読者の応援も小さくなかったと思う。この場を借りて御礼申し上げたい。
3年前に続いて、『新版』もまた、発売のちょうど1カ月前にはネット書店で予約が開始され、その日のうちに、最大手アマゾンで売上ランキング総合1位に躍り出た。ただし今回、版元の幻冬舎は落ち着いたもので、私の目から見ると、慎重な構えという印象すらあった。
この一因は、前回の発売と同時に激しい「アンチ日本国紀」活動が始まったことにあろう。作品はもちろん、著者や編集担当の私に加え、版元も不当な攻撃を受けた。
今振り返っても、3年前の「アンチ日本国紀」活動は常軌を逸していたといえる。主導したのは、いわゆる左派文化人らだったが(=一部の保守系人士も攻撃に加勢した)、本そのものや著者、編集者である私にケチを付けるだけでは足らず、特定の大型書店に対する「不買運動」まで起こされたのには驚いた。
さらに驚いたのは、その「アンチ」勢のなかに、与野党の国会議員が混じっていたことである。
イデオロギーの左右を問わず、こういう人間に権力を持たせたら、たちまち国民の「表現の自由」を抑圧するだろう。そう思うと、私はむしろ勇気が湧いた。日本を守ろうと命をかけて戦った幾多の先人を思えば、あるいは隣の国で、悪魔のごとき圧政者と戦うウイグル人やチベット人を思えば、「アンチ」の嫌がらせなど蚊の羽音にも劣る。
一方、『日本国紀[新版]』を読み返すと、改めて、いまの日本の政治家の不甲斐なさを思い知る。私たちはつい、「野党議員に比べたら自民党の議員はマシ」などと思いがちだが、この甘やかしは禁物である。
折しも、岸田文雄政権が鳴り物入りで任命した「国際人権問題担当の首相補佐官」の中谷元氏が、「制裁法には慎重」な構えだと報じられた。
中谷氏は「一方的に価値観を押し付けて制裁するやり方も一つだが、寄り添って問題を解決する役割を日本は期待されている。紛争を助長したり、事を荒立てたりするのがすべてではない」(15日夜のBS日テレ番組)と述べたそうだが、民族弾圧常習犯のどんな価値観に「寄り添う」というのだろうか。
今年春頃には中谷氏は、「人権外交を超党派で考える議員連盟」の共同会長として、「日本版マグニツキー法」(人権侵害への制裁法)の制定を訴えていたと記憶しているが、あれは何だったのか。立場が変われば、威勢のいいことは言いにくいというのかもしれないが、私が理解できないのは、なぜ就任早々、自らの限界をわざわざ表明するのか、だ。
畏れながら、中谷氏にはぜひとも、『日本国紀[新版]〈下〉』の154ページからのくだりをお読みいただきたい。そこには、1919年、第一次世界大戦後の「パリ講和会議」で「国際連盟」の設立が話し合われた席上、日本が、「人種差別禁止」の規約を入れるよう主張した旨が書かれている。
欧米列強が、有色人種の地であるアジア・アフリカの大半を植民地としていた当時、これを主張することがいかに勇気の要ることだったか。この崇高な先人の振る舞いに比して、新任補佐官の「早々の白旗」は誠に残念な所業と映るのである。
■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』『「日本国紀」の天皇論』(ともに産経新聞出版)など多数。
7691
:
チバQ
:2021/11/21(日) 20:30:56
https://news.yahoo.co.jp/articles/8444a50e96de881f7b2ff59cc433e21ee8400d10
【点描・永田町】揺れ動いた末の「茂木幹事長」
11/21(日) 18:32配信
時事通信
就任の記者会見をする自民党の茂木敏充幹事長=4日、東京・永田町の同党本部
第49回衆院選は底力を発揮した自民党が単独での絶対安定多数(261議席)確保で勝利したが、党運営の要の幹事長だった甘利明氏が小選挙区で敗北した責任を取って辞任したことが、岸田文雄首相(党総裁)にとって手痛い打撃となった。
首相は素早く投開票の翌日夕に茂木敏充前外相を後任に起用し、党内の混乱を防いだ。茂木氏は主流派の旧竹下派会長代行で、党4役の選対委員長も経験しており、「政権運営の安定化を狙った安全優先の人事」(自民幹部)だ。ただ、投開票日の10月31日にはメディアの自民党の議席獲得予測が時間帯ごとに大きく変動したため、「茂木氏起用は、首相が当初の敗北不安から最終的な勝利による自信へと心境が揺れ動いた末の決断」(周辺)だったのが実態だ。
岸田首相は選挙翌日の1日夕、甘利氏が過去に例のない現職幹事長の小選挙区敗北・比例復活となった責任を取って辞任の意向を示したことを受け、茂木氏を後任とする人事を決めた。衆院選結果が確定してから、わずか半日での決着だ。ただ、首相が甘利氏辞任への危機感を強めたのは、投開票日の午前中。その時点での甘利氏の出馬している神奈川13区の出口調査などで、同氏が野党統一候補の立憲民主新人にかなりの差をつけられていたからだ。比例復活も危うい状況で、もし落選すれば「辞任確定」となるだけに、当座しのぎでの麻生太郎副総裁の兼務案も浮上した。その後、夕刻までの出口調査結果で甘利氏も盛り返し、比例復活の可能性が強まった。ただ、その段階では自民単独過半数も危ういとの予測で、首相周辺では「参院選に勝てるアピール力」「党を仕切れる即戦力」との二つの判断基準で茂木氏も含め2、3人の後任候補が浮上していた。
◇アピール力で福田達夫氏も浮上
参院選でのアピール力優先の場合、河野太郎広報本部長高市早苗政調会長に加え、党改革や派閥支配排除の観点から福田達夫総務会長の昇格案も浮上した。
しかし開票が進むにつれて、自民が単独過半数(233議席)や安定多数(244議席)というハードルを越え、絶対安定多数確保という「勝利」が視野に入った段階で、首相も「人事で奇策を弄(ろう)する必要はない」(側近)との判断に傾いた。ただ甘利氏が首相に直接、「責任を取りたい、進退は総裁に預ける」と伝えた際、首相は対応を留保した。政権を支える麻生氏や安倍晋三元首相を納得させられる党内バランス重視で判断することにしたからだ。
甘利氏は麻生派の大幹部で安倍、麻生氏と合わせて「3A」と呼ばれる実力者だけに、麻生氏は「自民党勝利の功労者はあなただ」などと慰留を続けていた。しかし、党内は甘利氏の政治とカネの問題が選挙戦に影響したとの判断から、「選挙戦の司令塔なのに、小選挙区で敗れたのは幹事長失格」(若手)との声が多数派だった。このため、首相は1日午後の総裁会見でも意思表示を避け、甘利氏と長時間密談した上で茂木氏起用を決めた。「甘利氏の意向を尊重することで、麻生、安倍両氏にも配慮して見せる政治的演出」(自民幹部)だったとみられる。
一方、茂木氏にとって「幹事長は喉から手が出るポスト」(自民幹部)。同氏は就任要請に驚いて見せたが、前日深夜に党本部で、梶山弘志幹事長代行と密談する姿も目撃され、「機を見るに敏な茂木氏の売り込み」(自民幹部)との臆測も広がっていた。9月の総裁選不出馬も「岸田氏に恩を売る狙い」(旧竹下派幹部)とされ、幹事長就任は次期総裁選出馬への踏み台となるだけに、永田町では「結果的に、茂木氏にとって渡りに船の状況になった」(同)との見方が支配的だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」11月15日号より】。
7692
:
チバQ
:2021/11/22(月) 11:43:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/b2b00c46ba5940becff5bba0f9f0928110aa3212
「惨敗」甘利明前幹事長がメディア立入禁止の会議で語った恨み節
11/22(月) 11:02配信
79
この記事についてツイート
この記事についてシェア
FRIDAY
11月5日、朝懇の会場から出てきた甘利氏。本誌記者が直撃しても、けっして目を合わせようとしなかった 撮影:等々力純生
「麻生(太郎)副総裁からは『党全体は勝ったのだから辞めるべきではない』と慰留されたんです。しかし、これ(辞任)は政治家としての私の矜持(きょうじ)です」
【画像】セコすぎる…!甘利幹事長「祝いの胡蝶蘭」使い回し疑惑
11月5日、東京・永田町にあるホテルの宴会場でそう語ったのは、自民党の前幹事長・甘利明氏(72)。甘利氏が10月31日の衆院選で、小選挙区で落選したのはご存じの通りだ。全国紙記者が語る。
「幹事長といえば『選挙の総責任者』であり、選挙期間中は自分の選挙はそっちのけで全国の選挙区に応援に回る立場です。現役幹事長の落選は’96年に小選挙区制が導入されて以降、初めての事態です」
甘利氏は比例区では復活したものの、この”惨敗”を受け、11月4日に幹事長を退任。本誌は10月1日に幹事長に就任した甘利氏が、お祝いに送られた胡蝶蘭を、他の議員たちへの祝い花として使い回していたという疑惑を報じた。それからわずか1ヵ月ほどで、幹事長の座を追われることとなった。そんな甘利氏が退任の翌日にホテルの宴会場で熱弁をふるっていたのだ。会の出席者が語る。
「この日、甘利さんによる朝食勉強会、いわゆる『朝懇』が開かれていたのです。会には支援者や企業人など200名ほどが出席していました。通常、こうした朝懇では、本人は冒頭の15分ほどだけ話し、その後は講師として呼ばれた他の議員などがメインで話すというケースが多い。しかしこの日、甘利さんは60分ほど話し続けていました」
よほど話したいことが溜(た)まっていたのだろう。甘利氏は選挙戦を振り返り、こうグチった。
「敗因は日本中からの落選運動です。共産党などによってフェイクニュースをSNSで拡大され、全戸にチラシ配布するなどの運動をされたんです。序盤戦からマイナス15%の差をつけられ、巻き返せなかった。あの差を巻き返せるのは、神奈川では河野太郎と小泉進次郎ぐらいしかいないでしょう」
自身の小選挙区落選を散々報じられたことでストレスが溜まったのか、甘利氏の矛先はマスコミへと向かった。
「今回の組閣で、これまで『チーム甘利』としてがんばってきたメンバーが主要なポジションを占めました。こう言うと、またマスコミはすぐに『甘利人事』と書くんです。最近のマスコミは劣化していて、揚げ足取りばかり。マスコミが視聴率ばかり見て仕事をしないように、スポンサーである企業は、報道、放送の質をしっかり見てほしい」
そう甘利氏はグチり続けたが、自民党内からは反対に甘利氏へのグチが止まらないという。自民党関係者が語る。
「選挙期間中に甘利氏が自民党の職員を自分の選挙区の『電話作戦』に駆り出していたと報じられ、ひんしゅくを買いました。しかし、それだけではないのです。自民党には、党が所有している選挙カーがあるのですが、甘利さんが選挙期間中にそれを自分の選挙区に持っていってしまった。『幹事長とは思えない』と不満の声があがっているのです」
朝懇が終わった後、会場前で甘利氏を直撃した。
――フライデーです。
そう声をかけると、甘利氏は「えっ」と言って目線を逸(そ)らし、出口へ向かって歩き出した。
――選挙期間中に甘利さんが自民党の選挙カーを使ったことで他の候補者が困ったという話がありますが。
「いや、ほとんど使ってないですね」
――党職員を「電話作戦」に使ったという話もあります。
「使ってないですね」
終始、本誌記者のほうを見ようとはせず、足早に車に乗り込んでいった。
ジャーナリストの鈴木哲夫氏が話す。
「小選挙区での落選はさまざまな要因がありますが、最たるものはUR口利き疑惑というスキャンダルがありながら、説明責任を果たしていないと有権者が感じたことでしょう。政治とカネの問題の説明責任について自ら問い直さないと、復権のチャンスが巡ってきても、表舞台に立つのは厳しいと思います」
グチるのではなく、自分の敗戦ときちんと向き合うべきだろう。
「FRIDAY」2021年11月26日号より
FRIDAYデジタル
記
7693
:
チバQ
:2021/11/22(月) 20:26:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/f34f6082c3794bce70bceea50b1ddfc941bb9c5f
小泉・森山両氏、そろって自民党総務会の要職に 「菅カラー」強め、安倍派けん制?
11/22(月) 20:01配信
カナロコ by 神奈川新聞
自民党総裁選に出馬した河野氏への支援呼び掛けでJA全中を訪ね、記者団の取材に応じる小泉氏(右)と森山氏。党総務会でコンビが復活する=9月22日、都内のJA全中本部(石川泰大写す)
自民党総裁選で河野太郎氏(衆院神奈川15区)を支援した小泉進次郎前環境相(同11区)と森山裕前国会対策委員長がそろって同党総務会の要職に就いた。菅義偉前首相(同2区)のカラーが強い「森泉コンビ」の復活には、岸田文雄首相の安倍晋三元首相をけん制しようという思惑ものぞく。
福田達夫総務会長が当選4回と経験が浅いことからサポート役に注目が集まっていた。16日付で森山氏はナンバー2の会長代行、小泉氏はナンバー3の会長代理に就いた。河野氏支援のため全国農業協同組合中央会(JA全中)など諸団体を一緒に回る中で「森泉」とも評された間柄だ。
福田氏は同日の会見で森山氏の起用を「総務会に重みをつけていただく」、小泉氏については「当たり前のことを当たり前として言ってもらう」と説明。同党によると共に岸田総裁枠での指名という。菅氏側近の坂井学前官房副長官(同5区)も総務会メンバーに起用された。ちなみに菅氏は党総務会メンバー入りを足掛かりに森山氏らへ人脈を広げ、政権首脳へと上り詰めている。
神奈川新聞社
7694
:
チバQ
:2021/11/23(火) 08:13:31
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211122X188.html
「夜の銀座」松本氏復党に抗議=「大義なし」と自民神奈川県連
2021/11/22 17:53時事通信
緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブに出入りしたことが発覚して離党した松本純・元国家公安委員長の自民党復党に関し、地元神奈川県連の土井隆典幹事長らは22日、党本部を訪れ、「復党に大義はない」などとする抗議文を提出した。茂木敏充幹事長らは不在で党職員が対応した。
麻生太郎副総裁の側近で知られる松本氏は、10月の衆院選で神奈川1区から無所属で出馬したが落選。党本部は16日に復党を了承したが、県連が反発していた。
県連は抗議文で「あまりにも地方組織を軽んじており、党本部の決定には納得できない」と執行部を批判。提出後、土井氏は記者団に、松本氏から届いた復党願の扱いについて「どうするかはわれわれの手にある」と述べ、県連への復帰は認めない構えだ。
7695
:
チバQ
:2021/11/23(火) 08:14:15
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021112200052.html
安倍氏の「焦り」にじむ? 30年ぶりに安倍派復活 岸田首相は外相人事で「最大の牽制カード」
2021/11/23 08:00AERA dot.
安倍氏の「焦り」にじむ? 30年ぶりに安倍派復活 岸田首相は外相人事で「最大の牽制カード」
清和政策研究会(安倍派)の会長に就任し、細田博之氏(左)とグータッチをする安倍晋三元首相/11月11日、東京・永田町の自民党本部
(AERA dot.)
自民党最大派閥の領袖に安倍晋三元首相が就き、30年ぶりに「安倍派」が復活した。その狙いや思惑はどこにあるのだろうか。AERA 2021年11月29日号の記事を紹介する。
* * *
「予想以上に票を伸ばした維新には驚いたが、総選挙での快勝は自民党が勝ったというよりも、立憲民主党が負けすぎた。今回は与野党1対1の構図の選挙区で自民の候補者が競り勝ったが、これは候補者が悪ければ同じ論理で負ける」
自民党のベテラン議員はそう言って、公示前の276議席から数こそ減らしたが、それでも261議席(追加公認を含む)を死守し、自民・公明の両党で過半数を維持した解散総選挙を振り返った。
■記憶に残っている間に
選挙の「顔」だった岸田文雄首相は胸をなで下ろした格好だが、自民党内には岸田政権は長期政権にはならないという見方が多い。最大の理由は「危機管理」への懸念だ。
「岸田さんは、それこそ平時であれば人の話も聞くし、ある意味安定している。けれどもコロナに限らず非常時の大胆な決断ができるかというと、そこは岸田さん率いる宏池会では不安がある。乱世には、例えば命がけで憲法改正を成し遂げ、日本を守るという覚悟を持ったリーダーの誕生が望まれる」(前出の自民党ベテラン議員)
岸田首相率いる宏池会でなければ誰なのか──。
そんな中、自民党最大派閥の会長に安倍晋三元首相が就任した。これまでは「細田派」であったが、名実ともに「安倍派(93人)」の誕生だ。安倍氏が所属する政治グループは、父・晋太郎氏も率いた「清和政策研究会」。旧称「清和会」だ。このタイミングでの「安倍派」誕生には、アベノミクスに代表される首相時代の実績が国民の記憶に残っているうちに、自分の派閥から次期総裁を誕生させ、党内での政治的プレゼンスを高めたいという思惑があるようだ。安倍元首相本人の「焦り」も滲(にじ)む。
「総裁選では派閥外の高市早苗政務調査会長を政治観が近いという理由で推したが、細田派(当時)では一致できなかった。名実ともに派閥の長となった今、高市氏を派閥復帰させるのではないか、という噂がある。しかし、萩生田光一経済産業相や西村康稔前経済再生相など、直筋の候補者もいるので簡単にはいかないだろう」(自民党関係者)
■「特効薬」か「劇薬」か
その一方で安倍氏には時間が経過しても拭いきれない疑惑がつきまとうのも事実だ。東京地検特捜部は18日、「桜を見る会」前日に開催された夕食会をめぐり、会場のホテルが発行した領収書を破棄したなどという政治資金規正法違反の疑いで配川博之元公設第1秘書(62)を嫌疑不十分、元会計責任者は起訴猶予とし、それぞれ再び不起訴処分にした。しかし、安倍氏本人は今も検察審査会の議決に基づき再捜査が進められている。
「この疑惑さえなければ、3度目の総裁選出馬もありと本人も周囲も思っている。そして、何としてでも自分の手で改憲を達成し、憲法9条の条文に手を入れたいという執念は衰えていない。岸田氏にはその覚悟と胆力は絶対にないと腹では笑っている」(安倍派中堅議員)
対する岸田首相は安倍氏の影響力を一定程度に封じ込め、つかず離れずの関係で、安倍派に対して角の立たない安全運転を模索している。岸田首相が安倍氏と同郷で敵対する林芳正氏を外相に抜擢(ばってき)した人事は、岸田首相が持ちうる最大の牽制(けんせい)カードを切った格好だと、前出のベテラン議員は分析する。
「菅前首相は最大派閥が手を引いたことで見事に転覆した。それを見せつけられている岸田首相にとって安倍氏は無視できない存在。しかし肩入れし過ぎると国民からは政権そのものがダーティーな目で見られる」
いずれにしても、党内最大派閥の長となっても、しばらくは政治の表舞台での直接的な振る舞いは難しい。安倍派は自民党の党勢拡大の「特効薬」か、それとも「劇薬」か。(編集部・中原一歩)
※AERA 2021年11月29日号
7696
:
チバQ
:2021/11/23(火) 15:20:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/6670280041da96e8a6507dacf48e441b2b6ef6a7
自民 改憲に前のめり 維新に便乗か 積極発信
11/23(火) 11:21配信
89
この記事についてツイート
この記事についてシェア
北海道新聞
衆院選 主要な争点にならずも
憲法改正を巡る各党党首らの衆院選後の主な発言
政府・自民党内で衆院選後、憲法改正に積極的な発言が目立っている。衆院選では主要な争点にならなかったが、躍進した日本維新の会などから改憲に前向きな発信が増え、便乗しているとみられる。新型コロナウイルス禍を踏まえ、「緊急事態条項」の創設を優先する意見が出ているが、専門家は「ムードに流された拙速な議論はすべきでない」と指摘する。
サケ漁権利 国際法や憲法も根拠 アイヌ民族訴訟で原告側
ハト派とされる首相の下「むしろやりやすい」
「党においては党改革と憲法改正が重要なテーマ。国会の議論を促すためにも、世論に対する働きかけも重要だ」。岸田文雄首相は19日の内閣記者会のインタビューで改憲への意欲を鮮明にした。
首相は先の衆院選の街頭演説で改憲にはほとんど触れなかったが、選挙後は一転して積極姿勢を強めている。自民党の改憲4項目《1》自衛隊明記《2》緊急事態条項の新設《3》参院選「合区」解消《4》教育充実―については「4項目同時にこだわるものではない」とも明言。茂木敏充幹事長はコロナ対応で緊急事態宣言が繰り返されたことを踏まえ、内閣が国会審議を経ずに政令を制定できるなどの緊急事態条項の議論を優先する考えを示した。
山花氏落選の立憲「中ぶらりん」
自民は党組織「憲法改正推進本部」を「憲法改正実現本部」に改称し、世論喚起に力を入れる考え。安倍晋三元首相の下では野党の反発も強かったが、ハト派とされる首相の下では「むしろやりやすい」(自民関係者)との思惑も働く。
一方、改憲に慎重な立憲民主党は、憲法問題の中核を担った山花郁夫憲法調査会長が落選。代表選もあり、「党の対応は中ぶらりんの状態」(党中堅)だ。
北星学園大の岩本一郎教授(憲法学)は、国会審議を経ずにコロナ対策が国民理解を十分に得ないまま進められた点に問題があるとして「コロナ対応を十分検証しないまま、雰囲気で改憲を進めようとしていないか、国民は注意深く見ていく必要がある」と指摘した。
7697
:
チバQ
:2021/11/23(火) 15:21:57
https://news.yahoo.co.jp/articles/752ae61045903f72ef91ade1cb38ada19cbce04e
「夜の銀座」松本純氏の自民復党に猛抗議 神奈川県連幹事長の“安倍、麻生何するものぞ”
11/23(火) 7:15配信
NEWSポストセブン
銀座豪遊を謝罪する松本純氏(中央。時事通信フォト)
自民党神奈川県連は11月22日、党本部が松本純・元国家公安委員長の復党を了承したことをめぐり、「強い憤りを感じている」とする茂木敏充・幹事長宛ての抗議文を提出した。県連の土井隆典・幹事長は提出後、「やり方に問題がある。地元を無視した形だ」と憤りをあらわにした。
【写真】マスクを外し、笑顔を見せて話す麻生太郎氏と安倍晋三氏。地元から2人の総理経験者に物言いがついた。
松本氏は緊急事態宣言中に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在したとの『週刊文春』の報道を受け、今年2月に離党。先の衆院選では無所属で神奈川1区から出馬したが、有権者の支持を得られず落選した。禊ぎに失敗した形だが、にもかかわらず党があっさりと復党を認めた背景には、松本氏の後ろ盾となっている麻生太郎氏と安倍晋三氏の影響力があると語るのは、自民党関係者だ。
「松本さんは麻生さんの最側近で、麻生さんの盟友である安倍さんとも親しい。麻生さんと安倍さんは他の自民党候補から応援入りの要請がありながら、真っ先に無所属である松本さんの応援に駆けつけました。安倍さんは選挙前の9月には『松本純チャンネル』という松本さんのYouTubeチャンネルに登場し、対談で“純ちゃん頑張れ”と後押ししていた。2人は選挙で禊ぎをさせた上で松本さんを復党させる計画でしたが、落選してもその考えに変わりはなかったようです」
しかし、2人の首相経験者が主導したはずの復党計画に、神奈川県連はNOを突きつけた。先頭に立つ土井幹事長は、小泉純一郎・元首相の秘書を12年務めた後、1999年の統一地方選挙で県議会議員に初当選して以来、県議一筋。神奈川のことは誰よりも詳しいという自負から、首相経験者にも臆するところがない。神奈川県連関係者は語る。
「土井幹事長は先の総裁選に向けて菅義偉・前首相の進退が窮まった際にも、『何とか支えたい気持ちもあるが、目の前の衆院選を勝つにはどうするか考えないといけない』として、『県連としては菅さんを頼むという運動をするつもりは一切ない』と言い切りました。地元の支持すら失ったことが明らかになり、菅さんが総裁選出馬を断念するきっかけとなりました。
今回の行動も、地元・神奈川を思っての、止むに止まれぬ行動でしょう。小泉元首相からケンカの仕方を教わった土井幹事長には、菅さんに進退を突きつけたように、今回も『安倍、麻生何するものぞ』という気概が見えます。いくら相手が総理経験者とはいえ、民意と離れた行動を取っては神奈川県連が危うくなるという懸念が大きいようです」
神奈川県連のほかにも松本氏の復党には党内に不満の声があり、麻生・安倍両氏にも「他の候補そっちのけで応援に入り、そのうえ落選したのに復党させようとするのは筋が通らない」と批判の矛先が向いている。一筋縄ではいきそうにない。
7698
:
チバQ
:2021/11/23(火) 22:23:59
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_policy_IUMKG4YVYNKRTDSGS3BVSXCDVY.html
首相主導「官邸外交」着々 林氏起用・各国にパイプ
2021/11/23 18:11産経新聞
首相主導「官邸外交」着々 林氏起用・各国にパイプ
(産経新聞)
岸田文雄首相が「官邸主導」外交に意欲を見せている。先々代の安倍晋三政権は安倍氏や官邸官僚が外交をリードしたのに対し、先代の菅義偉政権は「外務省主導」の色彩が強かった。首相は外相の連続在任期間が戦後最長で、各国に人脈もある。岸田派(宏池会)ナンバー2で信頼を置く林芳正外相を起用するなど、岸田外交の地盤固めに向けた布石を着々と打っている。
「外交は官邸主導でやったらいい」。首相は就任後、外相としてつかえた安倍氏にこう助言された。平成24年に発足した第2次安倍政権は官邸が外交を牽引(けんいん)。安倍氏は米国のトランプ前大統領やロシアのプーチン大統領ら首脳と信頼関係を構築し、「自由で開かれたインド太平洋」構想などを推し進めた。
同時に外交・安全保障の司令塔を担う国家安全保障局(NSS)の局長に、信頼が厚い警察庁出身の北村滋氏を抜擢(ばってき)する異例の人事を断行。対露、対中国外交では首相秘書官を務めた今井尚哉氏ら経済産業省出身の側近が存在感を見せた。
これに対し、菅政権は、ボトムアップ型の「外務省主導」外交に回帰。NSS局長も外務省出身の秋葉剛男氏に代えた。新型コロナウイルスの感染拡大もあり、安倍政権のように官邸が外交で存在感を発揮する場面は少なかった。
首相は連続で戦後最長の4年8カ月にわたって外相を務め、安倍氏同様、海外の首脳らに知己が多い。
今月2日には初外遊で英国を訪れ、国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)首脳級会合に出席。同じく外相経験者で、会談を重ねたジョンソン英首相から歓待を受けたほか、各国首脳に囲まれて人だかりができる場面もあった。同盟国の米国に関しても外相在任時は民主党のオバマ政権だったため、バイデン政権で大統領特使(気候変動問題担当)を担うケリー元国務長官をはじめパイプがある。
首相も周囲に「外交は4年8カ月やってきた自負がある。『官邸主導』の外交をやりたい」と語る。自らに近い林氏を外相に起用したのも、外務省を掌握し、官邸と一体で外交を進める意欲の表れだ。
一方で、安倍政権下で今井氏や北村氏が果たした役割を誰が担うのかは不透明だ。首相のリーダーシップで外交を展開するための官邸の体制づくりが今後の課題となる。(永原慎吾)
7699
:
チバQ
:2021/11/24(水) 13:37:42
https://news.yahoo.co.jp/articles/d33bb1dd03456d4f18ead9a2876b1d8861da42f3
第2次岸田内閣「公明・高市・小石河」全方位対応で「ガラスの政権内バランス」
11/24(水) 12:21配信
新潮社 フォーサイト
政調会から仕掛けられる「政争」
新潮社 Foresight(フォーサイト)
第2次内閣組閣を終えた今月10日夜、岸田文雄首相は官邸で約1時間に及ぶ記者会見に臨んだ。子育て世帯への10万円相当給付などの福祉から新型コロナウイルス対策、防衛力強化、憲法改正まで言及。「左から右まで」幅広く取り揃えた「オールラインナップ」の内容には、その背後に様々な思惑や力学が透けて見える。
連立を組む公明党への配慮、次期宰相の座を窺う高市早苗・自民党政調会長といったライバルの懐柔と牽制、安倍晋三元首相らのつなぎ止め――。岸田首相が長期政権を手にするには来年の参院選勝利が必須だが、それまで均衡を保てるか。9月の総裁選を争った河野太郎・自民党広報本部長や、河野氏とタッグを組んだ石破茂元幹事長、小泉進次郞前環境相を指す非主流派「小石河連合」への有権者の好感度も健在だ。
会見ではまず「数十兆円規模の経済対策」の中身、特に「年収960万円を超える世帯以外への18歳以下の子ども1人当たり10万円相当の支給」が注目された。公明党が衆院選で「一律支給」を打ち出したのに対し、自民は所得制限を設ける方向で調整を進めたからだ。このプランは19日に自民党案の形で決着するが、ある政府関係者によれば、岸田首相は当初、所得制限なしも選択肢に入れたという。理由は公明党への配慮に他ならない。
衆院選で接戦・劣勢と判定された小選挙区の多くで自民候補が競り勝てたのは、選挙戦終盤、自民票の上積みにフル回転した公明党の存在があったからだ。与党筋の一人は「ある小選挙区では間違いなく劣勢と思っていたのに、結果は逆転勝利で驚いた。公明党支持の厚い地域なので、公明票が貢献したに違いない」と話す。こうした事情から、政府、自民党の一部には公明案の「丸吞み」もやむなしとの雰囲気があった。
だが、それに立ちはだかったのが高市政調会長だ。高市氏は「自民党公約は困っている方々に対する支援」との趣旨を内外で述べ、公明案は呑めないとの考えを強調した。総裁選で安倍元首相の支援を受けて立候補した高市氏は、決選投票では岸田氏支持に回っている。しかし岸田政権成立後、高市氏自身こそ政調会長ポストを得たものの、陣営を支えた他の実力派議員らの要職起用は大方の予想を下回った。目立つのは文部科学相から横すべりした萩生田光一経済産業相、留任した岸信夫防衛相らに止まり、一連の人事は「安倍外し」とさえ報じられた。
こうした伏線があり、公明案に対する高市氏の強硬姿勢については「自身の存在感を強調しているのではないか」(与党筋)との見方がある。一連の人事への意趣返しや「ポスト岸田」を意識した発信との見立てだ。ある与党議員は「公明側と協議したのは茂木幹事長だが、その後ろには高市氏がいた」と影響の強さを示唆した。
岸田首相と高市氏の関係は、今後も緊張する局面がありそうだ。一つの証左は、先の衆院選公約作成で、高市氏が自身の持つ政策部門トップとしての「権限」を存分に発揮したとされることだ。
7700
:
チバQ
:2021/11/24(水) 13:38:01
複数の自民党関係者によると、衆院議員の任期満了(10月21日)が迫り、衆院選まで時間的余裕がないことが明らかだったため、党では9月29日の新総裁選出を待たず、あらかじめ旧執行部で衆院選公約の大半を作成。そこに新総裁が総裁選で主張した政策を追加すれば、すぐに完成するよう準備していた。だが高市氏が政調会長に就くと、事前準備分も書き直されたという。
発表された自民党政権公約本体(政策パンフレット)には、岸田氏が総裁選公約で看板政策とした「令和版所得倍増」、新型コロナなどへの感染症対策の司令塔「健康危機管理庁(仮称)」創設といった文言はなかった。高市氏が消極的とされる「こども庁」新設も記されなかった。政権公約は形式上、党の承認を経たものとはいえ、「急拵えの産物でありきちんと党で審査されたものとは言えない」と複数の議員は指摘する。
高市氏は総裁選で応援を受けた閣僚クラスをはじめ、保守色の濃い顔ぶれを政調会幹部に配している。総裁選で高市陣営の選対本部長を務めた古屋圭司元国家公安委員長を会長代行とし、会長代理には新藤義孝元総務相、江藤拓元農相、高鳥修一元農水副大臣らを登用。実務の要となる事務局長には木原稔元首相補佐官が就いた。いずれも安倍氏に近く、日本の伝統的家族観や憲法改正を重視する保守派論客とされる。これに対し岸田首相が率いる派閥宏池会は、所得倍増をうたい「軽軍備・経済重視」で高度経済成長に導いた故池田勇人元首相の系譜を引く。党内ではハト派の名門との位置付けだ。高市氏が政治路線という明確な対立軸を背景に、今後、政調会を拠点として政策づくりや法案対応などで岸田首相に揺さぶりを掛けていくことは想像に難くない。
コロナへの世論の懸念が収まれば……
冒頭の会見に臨んだ岸田首相が、高市氏だけでなく安倍氏を明確に意識したとみられるのが、防衛分野で敵基地攻撃能力保有の検討に改めて触れた点だ。安倍氏は昨年9月の退陣の直前、ミサイル攻撃阻止の必要性などから今後の保有検討を促す異例の談話を発表していた。同会見での岸田首相は敵基地攻撃能力保有について問われ、「あらゆる選択肢を排除せず現実的にしっかり考えなければいけない」と答えた。さらに今後の防衛費増も含め「国民や公明党の皆さんの理解を得て、そして具体的な予算をはじめとする結果につなげていきたい」と述べた。
敵基地攻撃能力とは、弾道ミサイル発射拠点といった相手国基地を攻撃する力の保持を意味する。中国の台頭や北朝鮮の核、ミサイル技術の進歩を踏まえ、今後の日本の防衛政策の焦点の一つだ。他方、自民党内にも、憲法による専守防衛原則を逸脱しかねないとの懸念がある。岸田首相は総裁選で敵基地攻撃能力保有について「選択肢」と表明、リベラル派閥の領袖の「意外な発言」と受け止められたが、同時に「総裁選で安倍氏ら保守派の支持を得ることが狙い」とも囁かれた。もちろん外相を長く務めた岸田首相は、中国の脅威を認識している。自民党筋の一人は「岸田首相はもともと穏健保守だが、国防政策で踏み込んだ発言をしており、穏健すぎない印象を与えている。これが党内に安心感をもたらしている」と分析する。
第2次内閣組閣で岸田首相は、外相を務めていた茂木氏の党幹事長への転出に伴い、外相ポストに林芳正元防衛相を起用した。林氏は翌11日の記者会見で「無用な誤解を避ける」として、日中友好議員連盟会長の辞任を表明した。もちろん、防衛や経済安全保障分野での日中の対抗関係を踏まえたものだが、ともに山口県選出の安倍氏と林氏が政敵関係とされることを念頭に、安倍氏や保守派を過度に刺激することを避けるための岸田首相による丁寧な根回しの一環ともみられる。自民党ベテランはこう評した。「岸田首相が本気で敵基地攻撃能力保有に突っ込むとは、まだ思えない。でも、なかなかうまくやっている」
岸田首相は記者会見で「党是である憲法改正を進めるため党内の体制を強化する」と語った。改憲は7年半を超す第2次安倍政権でも成し遂げなかった大事業であり、安倍氏に対してでさえ「改憲は結局、政権維持のために求心力を保つお題目だったのでは」との冷めた視線がある。現時点では与党内で「ハト派出身の岸田総裁の下でできるとは、なおさら思えない」(関係者)といった受け止めが大勢だろう。
ただし、注目すべきは改憲議論に伴う「野党分断」の効果だ。岸田首相と敵対関係にある菅義偉前首相と蜜月だった日本維新の会は、与野党の間にある「ゆ党」と揶揄された菅前政権時と比べ自民批判を強めている。しかし議席を41まで大きく伸ばした維新は、屋台骨が揺らぐ立憲民主党とは対照的に、もはや国会対策の要となった。今後予想される与野党対決法案の処理などを考えれば、改憲議論などをテコに維新と連携を築く価値は大きい。
7701
:
チバQ
:2021/11/24(水) 13:38:11
同じことは国民民主党に対しても言える。議席を二桁に乗せた同党も、衆院選後は即座に立民、共産との野党国対委員長会談の枠組みから離脱すると表明。維新との協力に舵を切った。国民民主は立民と同じく旧民主党出身者を基礎としている。同じルーツを持つ両党が国会での協力関係を後退させることは、与党にとって朗報だ。国民民主の政治家は連合傘下の民間産業別労働組合の応援を得ていたり、組織内議員だったりするケースが多い。自民が国民民主との連携の余地を見出すことは、自民が長年目指してきた民間労組との本格的な選挙協力実現にも道を開く。
先の衆院選では愛知11区で、トヨタ自動車労働組合出身の無所属・古本伸一郎氏が、公示直前に立候補を取りやめる「まさか」の出来事があった。これまで旧民主党、国民民主などに所属した古本氏は、労組の組織力をバックに当選を重ね「選挙にめっぽう強い野党議員」として知られていた。「いよいよ民間産業別労組が野党から自民党に支持を乗り換える先鞭ではないか」(野党議員)との観測も出つつある。
与党有力者は「大企業社員は待遇も良く、自民党の政策で恩恵を受ける。野党を支持する合理的な理由は見当たらない」と指摘する。与野党双方から「国民民主党の党勢が落ちてきた場合などは、早ければ来年の次期参院選で、比例代表で自民党から候補者を出す民間労組が出てくるかもしれない」との声すら聞こえてくる状況だ。
新型コロナ対策は昨年来、言うまでもなく日本の最大懸案だ。これについて岸田首相は、コロナ専用病床の増床、3回目のワクチン接種推進、飲む治療薬の早期実用化などを打ち出した。今後予想される「第6波」に備えるものだ。
政権内では、コロナ感染が比較的収まっている最中に衆院選を行うことができた岸田首相は「運がいい」との受け止めがもっぱら。「菅前首相は経済活動の制限をためらって感染拡大阻止が遅れたり、対策は『ワクチン接種一本やり』との批判を受けたりした。それでも結果的に一息ついた状態になっているのは、ワクチンに邁進した菅氏のおかげ」(関係筋)といった具合だ。だが3回目接種を控えるワクチンも、早期実用化を目指す飲み薬も、いずれも外資頼み。供給が遅れたり止まったりするリスクと隣り合わせだ。
総裁選で敗れ、役職上は「干された」状態にあるライバル河野氏は、衆院選で応援依頼が殺到し列島を奔走。小泉進次郎氏も引く手あまただった。地方を含め安定した支持のある石破氏は遊説先で聴衆を集める力を見せつけた。11月中にも訪米する方向で調整中のジョー・バイデン大統領との日米首脳会談など、岸田首相には宰相として脚光を浴びる華やかな舞台が控えている。油断、慢心があれば参院選までに足を掬われかねない。与党実力者は「国民はコロナが収まれば心配しなくなる。それ自体は良いことだが、政権の他の失敗に注目が集まりやすくなるだろう」と見通している。
7702
:
チバQ
:2021/11/24(水) 13:46:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/6d2558a2c9f7ad28af185f62236dcc1c53b32833
旧竹下派は25日に「茂木派」に 事務総長は新藤氏
11/24(水) 13:22配信
産経新聞
茂木敏充幹事長
自民党の旧竹下派(平成研究会、51人)は24日、東京都内で幹部会合を開き、茂木敏充党幹事長の会長就任など新たな役員人事案を全会一致で了承し、25日の同派総会に諮る方針を決めた。人事案は了承され、「茂木派」が発足する見通し。
事務総長には新藤義孝元総務相を起用する。小渕優子組織運動本部長や加藤勝信前官房長官も新たに役員に就く。
同派では前会長の竹下亘元総務会長が9月に死去し、会長職は空席になっていた。茂木氏は旧竹下派で会長代行を務め、今月11日の同派総会で会長就任が内定した。事務総長の山口泰明前選対委員長は先の衆院選で引退した。
7703
:
チバQ
:2021/11/24(水) 22:59:05
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-211124X408.html
二階、菅氏ら「非主流派」連携=岸田政権を注視―自民
2021/11/24 19:42時事通信
先の自民党総裁選で「非主流派」に転じた二階俊博元幹事長、菅義偉前首相、森山裕総務会長代行が連携の動きを見せている。麻生太郎副総裁や茂木敏充幹事長と結束を強める岸田文雄首相に対抗し、存在感を示す思惑とみられる。
「とてもうれしいことに特別ゲストとして菅前首相にお越しいただいた」。日越友好議員連盟会長を務める二階氏は23日、ベトナムのファム・ミン・チン首相との会談に菅、森山両氏を同席させた。菅氏は「二階会長と共に両国の関係をますます盛り上げたい」と応じた。
菅政権は幹事長の二階氏が「後ろ盾」だったが、総裁選直前に岸田氏が二階氏を念頭に役員任期の制限を主張。総裁再選を狙って二階氏の交代を断行しようとした菅氏に対し、二階派からは強い反発の声が上がった。
二階氏は24日、政治評論家との対談で、当時を振り返り「(菅氏が)任命権者だと思っていたら大間違いだ。生意気言うもんじゃない」と「二階節」を響かせつつ、菅氏への不満は「全く何も感じていない」と水に流してみせた。
連携の背景には「新主流派」への対抗心があるようだ。首相は安倍晋三元首相との関係を保ちつつ麻生、茂木両氏を支えに政権運営に当たる姿勢を鮮明にしている。22日には両氏と都内のホテルで約1時間20分にわたって昼食を共にした。麻生氏は第2派閥の麻生派を率い、茂木氏は25日に第3派閥の領袖(りょうしゅう)に就任する予定だ。
一方、二階派は党4役が不在で影響力低下が指摘されているものの、衆院選後も党内第4派閥としての勢力を維持。菅氏も、自らに近い無派閥の衆院議員グループ「ガネーシャの会」で落選したのは1人だけだった。党内には岸田政権について「菅氏がどう動くかだ」(閣僚経験者)と見る向きもある。
二階氏周辺は、長期政権の後は短命の政権が続くことが多いと指摘。その上で「首相は来年夏の参院選が勝負どころだ」と述べ、当面は菅氏らと連携しつつ状況を注視する考えを示した。
7704
:
チバQ
:2021/11/25(木) 08:36:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/a1400b3ff225b91fc58d00feedee880b1b3e11b1
「林外相」に落ち着くまでの「岸田」「安倍」「麻生」「茂木」の水面下の暗闘
11/25(木) 6:00配信
デイリー新潮
“松本はどうか?”
甘利明氏の選挙区落選から玉突き人事が始まった
10月31日投開票の総選挙において小選挙区で落選した甘利明氏(72)が幹事長を辞任。後任に外相だった茂木敏充氏(66)が就任し、棚ぼたでお鉢が回ってきた林芳正外相(60)。ここに至るまでには岸田文雄首相(66)、安倍晋三(67)・麻生太郎(81)の両元首相、そして茂木氏の間で暗闘が繰り広げられていたという。
茂木氏が幹事長に就任したのは11月4日。その直後から岸田首相は安倍、麻生の両氏に電話をかけ、「林外相」案について理解を求めていた。
「その中で岸田さんは林さんを一番手に、そして小野寺五典元防衛相を二番手として打診していました。いずれも自身が会長を務める宏池会のメンバーです。これに対して麻生さんは、“松本はどうか?”と返したと言います」
と政治部デスク。「松本」というのは緊急事態宣言中に銀座のクラブへ繰り出したことをきっかけに離党し、先の総選挙で落選した麻生氏の右腕・松本純元国家公安委員長ではもちろんなく、松本剛明元外相(62)を指す。
“林さん以外ならいいのではないか”
新旧外相である林・茂木の両氏
松本氏は兵庫11区選出の衆院議員で当選8回。民主党の菅内閣時代に外相を務めたことがある。2015年に民主党を離党し、自民党に加入した。
「母方の祖母が伊藤博文の孫で、父親は防衛庁長官経験者というサラブレッド。本人も東大法学部を卒業して興銀に入り、父の秘書官などを経て政界に打って出ました。野党時代の民主党では当選3回で政調会長を務めたことからも、外交・安全保障の政策通というのが衆目の一致するところ。血筋の良さが共通項ということもあるのでしょうか、麻生さんはかなり目をかけてきたようです」(先のデスク)
ひとまず持ち前の「聞く力」を発揮し、麻生氏の思いを受け止めた岸田氏。続いて安倍氏の反応はどうだったか。
「“林さん以外ならいいのではないか”ということでした。とにかく安倍さんは林さんのことが気に入らないのです」(同)
山口県内では先代、つまり安倍晋太郎氏と林義郎氏の間で勢力争いが続いていた。加えて、次回の衆院選では山口県の定数が1減ることが想定され、現職4人のうち1人が居場所を失う椅子取りゲームの様相を呈している。
茂木氏らしいと言われる思惑
デスクが続ける。
「もちろんそれはありますね。林さんが外相になればポスト岸田の第一候補に躍り出ることになるわけで、その一方で発足したばかりの安倍派に有力な総理総裁候補は見当たらない。安倍さんの求心力にも関わりますから、その焦りはよくわかります。それに加えて、林さんは一を聞いて十を知るタイプで頭がとにかくキレる。それを引けらかすこともないのですが、安倍さんとしてはどこか面白くないようで、とにかく距離を置いてきたということもあるでしょう」
では、茂木氏についてはどうだったのか。
「茂木さんは松本剛明さんを岸田さんに薦めていたようです。表向き、松本さんは自分(=茂木氏)同様、仕事人だから引き継ぐのに好適な人物だということでしょう。一方で本音としては、松本さんに対して“推薦しておいたから”と言えば恩が売れるという狙いがあったのではと永田町界隈では噂されています。まぁ茂木さんらしいと言えばそうですね」(同)
最後に岸田首相の本心について。意中の人がいるならアレコレ相談せず突っ切るべきではなかったかと思う人は少なくないのではないか。
お伺いを立てるという面倒な手順を踏んだ
そのあたり、自民党の閣僚経験者はこう評す。
「岸田さんは自身の派閥が党内第4勢力であることを踏まえ、首相経験者への連絡を欠かしていないということですね。逆に安倍、麻生の両氏も現職首相が直接連絡をくれることは嫌ではない。ああだこうだと自身の気持ちをぶつけられますからね。何も聞かれないで人事が決まるよりは聞かれた方がずっといい。最初から『林外相』で岸田さんの腹は固まっていたとしても、お伺いを立てるという面倒な手順を踏んだ岸田さんは人事のことがよくわかっているなぁと感心しました」
聞く力とは、相手の考えを受け入れるということなのか、とりあえず聞くフリだけするということなのか、あるいは――。
デイリー新潮編集部
新潮社
7705
:
チバQ
:2021/11/25(木) 19:58:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_OG2BJP5XYFP75CX6A7NZTTETDU.html
茂木派が発足 ポスト岸田へ足場固め 参院選が試金石
2021/11/25 19:28産経新聞
茂木派が発足 ポスト岸田へ足場固め 参院選が試金石
自民党旧竹下派の総会で発言する会長代行の茂木敏充幹事長=25日午後、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)
(産経新聞)
自民党第3派閥の旧竹下派(平成研究会、51人)は25日の総会で、茂木敏充幹事長の会長就任を全会一致で決定し、「茂木派」が発足した。党務を取り仕切る幹事長に続いて主要派閥のトップにも就いたことで、岸田文雄首相(党総裁)の次の「ポスト岸田」を見据えた足場を固めた。試金石は来年夏の参院選だ。
茂木氏は総会後、記者団に参院選への抱負を問われると「派閥でも多くの議員が改選を迎える。全員が当選できるようしっかり応援していきたい」と語った。
参院選では32ある1人区で立憲民主、共産両党などが候補者一本化を図るとみられ、自民の苦戦も予想される。茂木氏は産経新聞のインタビューで、衆院選で選挙区全敗の大阪府などを念頭に「地域によっては地方組織の強化が求められる」との認識を示した。
衆院選に続き参院選に勝利すれば岸田政権の運営が安定する。党内での茂木氏の求心力も高まる。ただし、自公が参院で過半数割れする「衆参ねじれ」を招く事態になれば幹事長の責任が問われ、総理・総裁の座が遠のく。
茂木氏は安倍晋三元首相らに実務能力を買われ、外相などの主要閣僚や党幹部を歴任。今月4日の幹事長就任後は、18歳以下への10万円相当の給付をめぐる公明党との協議を速やかにまとめた。派閥でも、竹下亘前会長の死去により会長不在で迎えた10月の衆院選では若手・中堅の応援に奔走。10月の岸田政権発足では同派の3氏を初入閣させた。さらに同派では21年ぶりの幹事長となり「現職は誰も就任に反対しない」(幹部)状況になった。
ただ、折り合いが悪い青木幹雄元参院議員会長が以前から反対していた。このため、11日の総会ではいったん「会長予定者」に。正式決定までの2週間、茂木氏は同派参院側トップの関口昌一参院議員会長らと役員人事案を調整し、25日の総会で了承された。
「和やかで風通しの良いグループを作りたい。同時に、事に臨んでは一致団結する力強い集団を作りたい」。茂木氏は総会でこんな抱負を述べた。
平成30年の総裁選では、同派所属議員の支持先が安倍氏と石破茂元幹事長に割れ、結束に綻(ほころ)びが生じた。会長だった竹下氏は「自前の総裁候補がいないから割れる。うちのムラ(派閥)から出さないといけない」と繰り返し語るようになった。まず「一致団結の集団」を作ることがポスト岸田への一里塚となる。(田中一世)
7706
:
チバQ
:2021/11/26(金) 23:14:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/2979899fcd3602d5f1be6f3b45315f23a5b63430
20年政治資金、政党本部の支出は18%減の660億円…自民は2位後退
11/26(金) 20:08配信
読売新聞オンライン
自民党本部
総務省は26日、2020年分の政治資金収支報告書(総務相所管の中央分)を発表した。政党本部の支出総額は前年比18・4%減の660億703万円で、2年ぶりに減少した。20年は大型国政選挙がなく、各党が支出を抑えたことに加え、新型コロナウイルスの感染拡大で政治活動が停滞したことも影響したようだ。
政党別では、自民党が前年比23・3%減の185億5539万円で、1位から2位に後退した。支出の内訳を見ると、選挙関係費や寄付交付金などの政治活動費が、前年比37%減の109億8053万円だった。
支出が最も多かったのは共産党で、前年比2・5%減の199億156万円だった。3位の公明党は17・5%減らし、118億1849万円となった。
昨年9月に旧立憲民主党と旧国民民主党が合流して発足した新立憲民主党は、26億6297万円。合流前の旧立民は38億7903万円だった。日本維新の会は、13億7413万円だった。
政党本部の収入総額は前年比1・7%増の761億203万円だった。政党別では、自民党が前年比で1・7%減らしたものの、240億8108万円で最も多く、8年連続でトップ。政党交付金は172億6136万円に上り、71・7%を占めた。
2位は共産党で、前年比0・8%減の202億8849万円。公明党が3位で、前年比5・3%減の121億9826万円だった。
7707
:
チバQ
:2021/11/29(月) 10:29:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/90bb190551593398ef891d5926a1475c29c35ab9
山内俊夫・元参院議員を業務上横領容疑で逮捕 警視庁
11/28(日) 12:51配信
38
この記事についてツイート
この記事についてシェア
毎日新聞
山内俊夫氏
警視庁捜査2課は28日、元参院議員の山内俊夫容疑者(74)を業務上横領容疑で逮捕した。捜査関係者によると、逮捕容疑は2019年3月、自身の関連会社の「羽田空港格納庫合同会社」(東京)の資金約1億円を、京都市と香川県東かがわ市の土地購入に使うなど私的に流用したとしている。
山内氏は香川県議を経て、1998年の参院選に自民党公認で出馬して初当選。副文部科学相などを務め、10年に政界を引退していた。【安達恒太郎】
7708
:
とはずがたり
:2021/11/29(月) 16:20:29
自民党、参院選に向けて広報機能を強化 本部長代理に閣僚経験者4人 「河野さんの突破力頼りに」
11/16(火) 19:41配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/88bd3a44532d43710585c47aa9a76870625d8fa9
カナロコ by 神奈川新聞
自民党の新しいポスターを発表する河野氏=10月
自民党総裁の岸田文雄首相は来夏の参院選に向け情報発信を強化するため、党広報本部の機能強化を河野太郎本部長(衆院神奈川15区)に指示した。
16日の党役員会で小野寺五典元防衛相(岸田派)ら閣僚経験者4人の本部長代理の起用を決定。会員制交流サイト(SNS)の活用にも力を注ぐ。
岸田首相は11日、党総裁選で河野氏を支持した菅義偉前首相(2区)を官邸に招き「ワクチン1日100万回接種実現に貢献した河野さんの突破力を頼りにしている」と説明。翌12日には河野氏を呼び、「遠慮せずに声を掛け、手広く進めてほしい」などと人事や活動強化への「ゴーサイン」を出した。
神奈川新聞社
7709
:
チバQ
:2021/11/29(月) 17:30:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/b930c181f40ab3d056034b350a7bddeb50c5b6ee
石破派 来月2日に臨時総会 派閥存続の是非を判断
11/29(月) 13:48配信
産経新聞
石破茂氏
自民党石破派(水月会、12人)が12月2日に臨時総会を開くことが29日、分かった。複数の関係者が明らかにした。顧問を務める石破茂元幹事長は同派を解散するか存続するかの判断を一任されており、方針を明らかにするとみられる。
同派は平成27年9月に石破氏を首相にする目的で創設。ここ1年は退会者らが相次ぎ、石破氏は11月中旬から派の存続の是非をめぐり所属議員から意見聴取を行っていた。石破氏は現時点で周囲に方針を決めていないとしている。
7710
:
チバQ
:2021/11/30(火) 07:43:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/6377916be2cbe2b6b16ded96ed5ca98c8a6d48e8
自民党石破派、グループ化へ 所属議員が減少、掛け持ち容認
11/29(月) 19:41配信
共同通信
自民党石破派の会合であいさつする石破元幹事長=11日、国会
自民党石破派(水月会、12人)顧問の石破茂元幹事長は、同派の組織形態を「派閥」から「グループ」に変更する方針を固めた。メンバー減少を受け、他派閥との掛け持ち所属を容認する。12月2日の臨時総会で、石破氏が表明する見通し。複数の関係者が29日、明らかにした。
党内第6派閥の石破派のグループ化により、派閥は7から6に減る。党内には同種のグループとして谷垣グループ(有隣会)がある。
石破派は11日に開催した衆院選後初の会合で、今後の派閥の在り方を協議。石破氏に対応を一任し、12月6日召集の臨時国会までに結論を出すとしていた。
7711
:
チバQ
:2021/11/30(火) 08:34:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/65a74be76055d81fea0cd5ba7b23a35bcf273b0c
自民・二階氏、全国から連日の来客・陳情…今後の政局に備え存在感アピールか
11/30(火) 7:25配信
読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)
自民党の国土強靱(きょうじん)化推進本部長を務める二階俊博・元幹事長に、全国から来客や陳情が相次いでいる。議員外交にも積極的で、自らが関係する会合には、菅前首相を頻繁に招く。党内では、今後の政局に備えて、存在感を発揮する狙いがあるとの見方が出ている。
2022年度予算案の編成作業が佳境を迎える中、二階氏が拠点とする自民党本部5階の同推進本部長室には、地元の和歌山県だけでなく、建設や運輸関係など全国の自治体や業界団体が連日のように陳情に訪れている。部屋の前には順番待ちの列ができることもある。
「二階詣で」には、運輸相や経済産業相などを歴任し、5年超にわたって幹事長を務めた二階氏に「予算獲得」で頼りたいとの思惑がある。幹事長室などのある党本部4階を素通りして、5階に向かう団体もあるとされ、党幹部は「二階氏の影響力が衰えていない証拠だ」と解説する。二階氏も「店と一緒で、政治家も人が集まってこなければダメだ」と語る。
得意の議員外交でも見せ場を作っている。23日には、ベトナムのファム・ミン・チン首相との会談に菅氏を同席させた。二階氏は今後の訪米や訪中にも意欲を示している。
二階氏は24日、都内での講演で、「後ろ盾」を務めた菅内閣を振り返り、「(菅氏が)任命権者だと思ったら大間違いだ」としながらも、幹事長交代打診への不満は「全く何も感じていない」と語った。27日には和歌山市内で開いた党和歌山県連パーティーに菅氏を招待した。菅氏は、「和歌山に足を向けて寝られない」と二階氏らを持ち上げた。
党内第5派閥の岸田派(42人)を率いる岸田首相(党総裁)は内閣発足後、第2派閥・麻生派(53人)会長の麻生副総裁と、第3派閥・茂木派(51人)会長の茂木幹事長との連携を強化している。
第4派閥の二階派(44人)を巡っては、「非主流派になってしまった」(中堅)とみる向きもある。ただ、菅氏に近い無派閥議員のグループ二十数人と合わせると麻生、茂木各派をしのぐ勢力となる。
菅内閣時代には、菅、二階両氏のほか、森山裕・前国会対策委員長、林幹雄・前幹事長代理の幹部4人が結束し、影響力を持った。この枠組みでの会合は現在でも継続しており、他派閥からは「政局になれば、二階氏の存在感が増してくるだろう」と警戒する声が漏れている。
7712
:
チバQ
:2021/12/01(水) 17:47:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/22d27687f5ca7bcd0316aeb12965d64d78525316
河野広報本部長、新体制始動 再起へ足場固めも
12/1(水) 16:45配信
8
この記事についてツイート
この記事についてシェア
産経新聞
自民党広報本部幹部会で発言する河野太郎広報本部長=1日午前、東京・永田町の自民党本部(矢島康弘撮影)
自民党の河野太郎広報本部長は1日、同本部の新体制を発足させた。閣僚経験者4人を本部長代理に据え、3つの下部組織を新設するなど、来夏の参院選をにらみ、党の発信力を強化した。一方で9月の総裁選で河野氏を支援した議員を多く起用しており、次期総裁選を見据えた足場固めとの見方もある。
「今日から正式に動き出す。来年の参院選に向けて最大限やってまいりたい」
河野氏は1日、党本部で開いた広報本部の幹部会合で意気込みを語った。
河野氏は広報本部の組織を改革し、地方議員にSNS(会員制交流サイト)の活用を呼びかける「地方振興室」、海外発信を担う「海外メディア室」、情報発信の編集などを行う「コンテンツ室」の3つを新設した。党機関紙の発行部数増にも取り組み、情報発信の在り方について地方組織との意見交換も進める。
こうした中、ひと際目を引くのが人事だ。
本部長代理に小野寺五典元防衛相、平井卓也前デジタル相、井上信治前万博相、柴山昌彦元文部科学相を起用した。9月の総裁選で井上、柴山両氏とともに河野氏を支えた平将明元内閣府副大臣も広報本部に入った。多数の閣僚経験者がひしめく体制に、党の広報職員は「こんな重厚な布陣は初めて」と緊張気味だ。
総裁選で岸田文雄首相に敗れた河野氏の広報本部長就任は、「冷や飯人事」とみる向きがある。だが、河野氏は先の衆院選で応援依頼が殺到するなど、人気は健在。党務で汗をかき再起を図る考えとみられる。
ただ、一連の取り組みが、課題である党内基盤の強化につなげられるかは不透明だ。河野氏が所属する麻生派(志公会)ベテランは「広報本部長は適任だと思うが、総裁候補として再浮上できるかは別の話だ」と冷めた見方を示した。(広池慶一)
7713
:
チバQ
:2021/12/02(木) 09:12:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/711bdf0ff829a8c0bfe18f2a0d5483b1f6316531
自民・高市氏、存在感乏しく 意思決定、蚊帳の外?
12/2(木) 7:10配信
時事通信
自民党の財政政策検討本部役員会であいさつする高市早苗政調会長(中央)。左端から安倍晋三元首相、西田昌司本部長=1日午後、東京・永田町の同党本部
自民党の高市早苗政調会長の存在感が乏しくなっている。
9月の党総裁選で保守派の論客として注目を集めたが、衆院選直後の給付金に関する与党調整をめぐり、岸田文雄首相(党総裁)は茂木敏充幹事長に全面委任。定例化しつつある党最高幹部の会合にも高市氏は加わっていない。背景には首相の警戒感もあるようだ。
【国会議員情報】高市 早苗(たかいち さなえ)氏
高市氏は総裁選の1回目の議員票で2位に食い込んだ。政調会長に就くと、古屋圭司元国家公安委員長ら保守系を政調幹部に起用。衆院選公約には敵基地攻撃能力の保有や憲法改正など「高市カラー」を随所にちりばめた。
一方、衆院選後は埋没気味だ。定例の記者会見を設定していないため発信の機会がそもそも少ないが、総裁選で争い、政策面で差のある首相との距離感も影響している可能性がある。
岸田政権発足後、高市氏が首相と個別に協議したのは、確認された範囲で10月7日が最後。先週、党本部で開かれた「新しい資本主義実行本部」の初会合に首相と茂木氏が出席する中、高市氏の姿はなく、「首相肝煎りの会議に顔を見せないとは」(岸田派ベテラン)との声が上がった。
◇首相「トロイカ」重視
これに対し、首相は麻生太郎副総裁、茂木氏と11月だけで3回会談。松野博一官房長官を加えた4者会合も1回開いた。党関係者は首相の意図について「高市氏の独走を懸念している」と明かした上で、それぞれ派閥を率いる麻生、茂木両氏との「トロイカ体制」には「高市氏を押さえ込む狙いがある」との見方を示した。
「さまざまな意見を聞いてベストな財政政策を発信したい」。高市氏は12月1日、積極財政派が中心となる党財政政策検討本部の役員会でこう訴えた。
役員会には高市氏の後ろ盾の安倍晋三元首相も出席。日本の失業率は低水準だと指摘し、「積極的な財政出動の成果だ。しっかり議論し、政府の政策に資するものにしたい」と強調した。今後、安倍、高市両氏の要求が強まれば、首相が苦慮する場面も出てきそうだ。
7714
:
チバQ
:2021/12/02(木) 22:13:01
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_27Y635F7Z5NI3D4N6WZLWNVTVY.html
石破派、6年で終焉 「党内野党」のレッテルが足かせ
2021/12/02 20:28産経新聞
自民党の石破茂元幹事長を首相に押し上げる目的で旗揚げした石破派は、平成27年9月の結成から約6年で派としての活動に幕を閉じた。石破氏は24年12月に発足した第2次安倍晋三政権以降、党幹事長や地方創生担当相を歴任し、一時は「ポスト安倍」の最有力に浮上した。だが、30年の総裁選で安倍氏への対決姿勢を強めて敗北した後は派の退会者も相次ぎ、再浮上のきっかけはつかめなかった。(奥原慎平)
「議員には当然権力闘争がある。選挙区や国民の判断とは違う要素があるからこういうことになる」
石破氏は2日の記者会見で、派が存続できなかった理由をこう振り返った。
石破氏は元来、自身に近い議員の集まりを派閥化することには慎重だった。変化したのは平成27年夏。同派の平将明元内閣府副大臣ら石破氏を慕う中堅が、2日間にわたり説得したことが転機になったとみられる。
安倍氏が国政選挙に連勝し、長期政権への布石を打つ中での派閥結成は「冷や飯覚悟」(中堅)だった。それでも派閥化に踏み切ったのは、安倍氏の政治路線と一線を画す勢力を結集できれば、政治情勢次第で「ポスト安倍」を射止められるとの目算があったためだ。だが、石破氏が安倍氏の政治姿勢などへの批判を繰り返すと、党内では「仲間を背後から撃つだけだ」(党中堅)と〝党内野党〟のレッテルが貼られるようになった。
石破氏の個性もマイナスに働いた。石破氏は田中角栄元首相を政治の師とする。しかし「政治は数。数は力」という田中氏の政治手法を実践することは不得手だった。会食などを通じ、党内で新たな仲間を増やす努力は足りなかったといえる。
石破氏は30年と昨年9月の党総裁選でいずれも敗れ、昨年は出馬した3候補中最下位に沈んだ。直後に会長を引責辞任すると、見限るように派からの退会者が相次いだ。石破氏とかつて親しい関係だった閣僚経験者は「親分としての器量がなかった」と突き放す。
今後、石破氏は皇位継承策や憲法改正、人口減少問題などの政策課題をテーマに勉強会を開く。先の総裁選で河野太郎党広報本部長をともに支持した森山裕総務会長代行や菅義偉前首相、二階派(志帥会)の閣僚経験者らとの連携も模索する。ただ、今後、党内でどういう立ち位置を目指すのか、方向性は不透明だ。
石破氏は2日、派閥のグループ化について「自分のエネルギーの配分を多くの人と相談し、変えるべき点は変えていきたい」と述べた。周囲には「人生山あり谷ありだ」とこぼすが、展望はなかなか開けない。
7715
:
チバQ
:2021/12/02(木) 22:13:51
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20211202-567-OYT1T50081.html
自民・石破派、わずか6年で幕切れ…求心力低下で「緩やかな議員グループ」に
2021/12/02 20:41読売新聞
自民・石破派、わずか6年で幕切れ…求心力低下で「緩やかな議員グループ」に
自民党石破派の臨時総会を終え、記者会見に臨む石破茂・元幹事長(2日午後、国会内で)=青木瞭撮影 【読売新聞社】
(読売新聞)
自民党石破派(12人)は2日、国会内で臨時総会を開き、派閥を解消し、緩やかな議員グループに移行することを決めた。石破茂・元幹事長を首相に押し上げる目的で2015年に発足したが、総裁選敗北などで石破氏の求心力は低下し、わずか6年での幕切れとなった。
石破氏は、総会後の記者会見で「組織形態を派閥からグループに改める」と表明。理由については「派閥として総裁選などにエネルギーを費やしてきた。政策を考えることに集中したい」と語った。今後は、憲法や安全保障、人口減少などのテーマごとに有志による勉強会を定期的に開催する考えを示した。
今後の総裁選出馬に関しては、「何を実現するのか、きちんと決めることが大事だ。(総裁を)目指す、目指さないという議論ではない」と述べるにとどめた。
同派は15年9月、12年総裁選で石破氏を支持した議員らによる「無派閥連絡会」を母体に20人で発足した。政策通の議員が多く、非主流派ながら安倍・菅内閣では、斎藤健・元農相や田村憲久・前厚生労働相らが閣僚に起用された。
知名度の高い石破氏だが、党内の支持は一向に広がらなかった。3度目の出馬となった18年9月の総裁選では、安倍首相(当時)に一騎打ちで敗北。派内の反対論を押し切って出馬した昨年9月の総裁選は、菅官房長官、岸田政調会長(いずれも当時)と争い、最下位に終わった。
石破氏は派閥会長を引責辞任し、石破派は集団指導体制で再スタートしたものの、伊藤達也・元金融相や山本有二・元農相ら退会者が相次いだ。今年9月の総裁選に石破氏は出馬せず、河野太郎広報本部長の支援に回った。10月の衆院選後は所属議員が12人まで減り、総裁選に立候補するのに必要な推薦人20人を大きく割り込んだ。
今後の派閥運営に関する判断を一任された石破氏は、所属議員と個別に意見交換を重ねた。「集まりを継続すべきだ」との声がある一方、「派閥やグループから一切離れたい」との意見も出たという。一部の議員はグループを離れる見通しだ。
石破派の解消に伴い、党内の派閥は六つとなった。
7716
:
チバQ
:2021/12/03(金) 13:20:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/ea2db8e24514ef1a54863413a48c85db4f9f4dde
首相、補佐官に寺田氏起用 石原元幹事長は参与へ
12/3(金) 2:00配信
共同通信
寺田稔氏、石原伸晃氏
岸田文雄首相は、首相補佐官に寺田稔元総務副大臣、内閣官房参与に石原伸晃自民党元幹事長を充てる方針を固めた。3日にも発令する。複数の政府関係者が2日、明らかにした。寺田氏は首相が会長を務める岸田派(宏池会)に所属している。石原氏は先の衆院選で落選していた。
寺田氏は安全保障を担当。これまでに防衛政務官や自民党国防部会長などを務めている。首相と同様に広島が地盤で、宏池会創設者の池田勇人元首相は義理の祖父に当たる。石原氏は国土交通相や自民党政調会長などを歴任。首相の盟友の一人で、9月の総裁選でも首相を支援した。衆院選落選を受け、石原派の会長辞任を表明していた。
7717
:
チバQ
:2021/12/03(金) 13:38:24
https://news.yahoo.co.jp/articles/da7713103772d925637bd39f56a3c62a0c1a36a5
首相補佐官に寺田氏、石原氏は内閣官房参与に
12/3(金) 11:56配信
産経新聞
寺田稔・元総務副大臣(斎藤良雄撮影)
松野博一官房長官は3日の記者会見で、首相補佐官(国家安全保障に関する重要政策および核軍縮・不拡散問題担当)に寺田稔元総務副大臣、内閣官房参与(観光立国その他特命担当)に石原伸晃元自民党幹事長を充てる人事を発表した。いずれも同日付。
寺田氏は岸田文雄首相が会長を務める岸田派(宏池会)に所属。首相と同様に広島が地盤で、宏池会創設者の池田勇人元首相は義理の祖父に当たる。これまで防衛政務官や党国防部会長などを務めた。
石原氏は国土交通相や党政調会長などを歴任。首相の盟友の一人で、9月の総裁選でも首相を支援した。衆院選落選を受け、石原派の会長辞任を表明していた。
7718
:
チバQ
:2021/12/04(土) 09:14:34
木原が補佐官兼務外れたのね
首相補佐官 wikiより
木原誠二
2021年(令和3年)10月4日 - 2021年(令和3年)
12月3日国家安全保障に関する重要政策担当
※内閣官房副長官 兼務
※衆議院議員
村井英樹
2021年(令和3年)10月8日 -
国内経済その他特命事項担当
※衆議院議員
中谷元
2021年(令和3年)11月10日 -
国際人権問題担当
※衆議院議員
森まさこ
2021年(令和3年)11月10日 -
女性活躍担当
※参議院議員
寺田稔
2021年(令和3年)12月3日 -
国家安全保障に関する重要政策及び核軍縮・不拡散問題担当[7]
※衆議院議員
7719
:
チバQ
:2021/12/04(土) 09:52:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/197403ce0cf740945fc7251e714bb93b9a2eb7d1
「菅派」結成は可能 安倍元首相
12/3(金) 22:58配信
時事通信
自民党の安倍晋三元首相は3日のインターネット番組で、菅義偉前首相に近い無派閥の衆院議員グループ「ガネーシャの会」に触れ、「結束力が大変高い。菅さんが派閥をつくろうと思えば簡単に結成できるのではないか」との見方を示した。
自身と菅氏の関係について「絆は相当強い」と強調。「すきま風」を否定した上で「いろんな場面で協力できることも多いのではないか」と語った。2日に菅氏らと食事を共にしたことも明かした。
7720
:
チバQ
:2021/12/04(土) 11:02:46
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac50b62e355e78552f17af554530fa91e3a04543
岸田政権のグタグタぶりがオミクロン株対応で露呈「諸悪の根源は官邸、お友達人事で各省が不信」〈dot.〉
12/4(土) 9:33配信
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大に慌てた政府が日本に到着する国際線の新規予約を12月末まで止めるよう、すべての航空会社に要請するも、たった3日で撤回した問題が波紋を広げている。
岸田政権の発足後、初めて迎えた本格的なコロナ対応だったが、航空会社や利用者の混乱を招く結果となった。裏で何が起きていたのか。
「国際線新規予約停止要請では、官邸はもとより政府内が大混乱しました。国交省所管の独断、と報じられていますが、諸悪の根源は官邸の機能不全です」(官邸関係者)
オミクロン株に対応するための水際対策として政府は11月29日、12月から1日あたりの入国者数の想定を5千人から3500人に引き下げることを公表。同日に国交省航空局が一律に国際線新規予約の停止要請を出し、日本航空(JAL)と全日空(ANA)などは12月1日までに予約を止めた。
すると、長期の出張などで帰国の航空便を予約していない人たちが戻れなくなる上、政府内でも事前調整が出来ていなかったため、大混乱。12月2日に急遽、取りやめを発表した。官邸内でもあらゆる情報が錯綜し、情報の真贋を確かめることに追わる始末だったという。
「戦犯の一人は木原誠二官房副長官(補佐官)です。そもそも木原副長官は、財務省出身の中でもひときわエリート意識が高く、独善的に仕事を進めるので、省庁横断的な根回しや情報共有などの調整役としては能力に欠けています。専門分野である『新しい資本主義』など経済政策には注力しているが、コロナやワクチンは省庁任せ。国交省のなすがまま、放置したために、こういう事態になった。国交省の事務方の暴走という方向へ責任転嫁していますが、 本当にそうであれば、関係部署の職員が処分される話です。こうした官邸の対応に霞ヶ関からも疑問の声が出始めています。今回の対応のまずさは、自民党の重鎮らも怒っていると聞きます」(同前)
官邸のグタグタぶりに危機感を抱いた岸田文雄首相は3日、側近の寺田稔元総務副大臣を首相補佐官、盟友である石原伸晃元幹事長を内閣官房の参与に起用すると発表した。
「寺田さんは安全保障を木原副長官から引き継ぐ形になります。木原副長官にこれ以上、任せられないと、岸田首相が同じ広島が地盤で岸田派側近である寺田さんを抜擢した。しかし、寺田さんだけでは現在、政権が抱える重大な目詰まりを解決するのは困難です。それなのに落選し、派閥会長を辞職し、ただの人になった石原氏を参与(観光立国担当)に起用なんてピントがズレまくっています。石原氏は安倍元首相とも仲がいいので、岸田首相はパイプ役を期待しているようですが、こうしたお友達人事で各省の不信感や離反が起こりはじめています」(前出の官邸関係者)
今回の騒動は木原副長官だけではなく、斉藤国交相の対応も大問題だったという。自民党幹部はこう指摘する。
「斉藤国交相は、衆院選期間中に開いた個人演説会の出席者にトラック協会が現金を渡していた疑惑や資産等補充報告書に1億円超の記載漏れが報じられ、メディア対応に四苦八苦。省内の動きにすら目を配れていなかった。所管大臣なのに事前に話を知らない、という大失態を演じたのは、国交省幹部に軽んじられている証左です。公明党は遠山清彦元財務副大臣が東京地検特捜部から取り調べを受けるなど不祥事続きで、政権や霞が関で軽んじられています」(自民党幹部)
そもそも岸田官邸には安倍・菅政権の時代、懐刀だった杉田和博元官房副長官のような霞が関に睨みの利く、存在感のある人物はいないという。
「岸田官邸全体として言えるのは、どこか人任せ。結局、何より問題なのは、政権中枢にコロナ対策を本当に理解した人材がいないことです」(同前)
岸田政権のこうした機能不全はオミクロン株などコロナ対応にも影響が出ているという。
7721
:
チバQ
:2021/12/04(土) 11:02:57
「特にワクチンでは、前倒し供給にかかるファイザーとの調整にも木原副長官ら官邸幹部が政治案件として関与しようという意識が薄く、厚労省任せとなり、難航しています」(同前)
堀内詔子ワクチン担当相、山際大志郎コロナ対策担当相も存在感が薄く、政治力でワクチン交渉を打破する、という気迫もないという。
「それでもやっている感を演出することには熱心で、6日に行われる首相の所信表明でも『ワクチン供給前倒し』の話をねじ込んだ。『日本ならできる、いや、日本だからできる』のような気合だけで中身の無いフレーズが岸田首相の所信表明で随所に盛り込まれる予定で、実務を任されている厚労省も困惑気味です。岸田政権のグタグタぶりで今後、大きな危機を招かないか心配です」(前出の官邸関係者)
政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう指摘する。
「国交省幹部の独断と官邸や斎藤大臣は言いわけしているが、岸田官邸が機能不全になっているのは明らかです。今はオミクロン株の騒ぎと燃料の値上げで航空会社はどこも大変な時期。政治の不手際で大きな打撃を与えた。そもそも岸田内閣は肝心かなめのコロナ対策を誰が司令塔となってやるのか、曖昧になっている。菅政権の時は、田村憲久前厚労相、河野太郎前ワクチン担当相、西村康稔コロナ担当大臣の存在感はあり、連携は必ずしもうまくいっていなかったが、政治力はそれなりにあった。だが、岸田内閣はコロナ司令塔の顔になる人材が見当たらない。ワクチン確保のため、きちんとチームを作らないと大変なことになる」
(AERAdot.取材班)
7722
:
チバQ
:2021/12/06(月) 16:53:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/5ab59a0052f7a4aaa2c089e6069940813a4f4fb1
石原伸晃氏、内閣参与起用の波紋 岸田首相とやっている「ドライマティーニの会」って何?
12/5(日) 17:00配信
デイリー新潮
落ちたはずだよ、伸晃さん
12月3日、岸田文雄首相は自民党の石原伸晃元幹事長(64)を観光政策担当の内閣官房参与に任命した。石原氏といえば、10月の衆議院選挙で、東京8区で落選し比例復活も叶わなかった人だ。そういう方が首相のブレーンたり得るのか。ネット上では《復活当選》だの《有権者が支持してないのだからダメだ! 》だのと散々な言われようで、岸田首相も厳しく非難されている。
【写真】東京8区名物だった、石原軍団の応援風景
***
まずはSNS上での声を見てみよう。
《選挙に落選した伸晃ちゃんが何で国政に関わるのかな? 選挙落ちたらただの人。岸田さんの補佐に付けるって何かおかしくない? 》
《伸晃も伸晃だよ。「私は小選挙区でも、比例代表でも『選ばれなかった』ので、辞退させていただきます。」と、なぜ言えないのか。礼節も謙虚さもないこの人を、信用できるわけがない。》
《石原プロがなかったらとっくにいなくなってたかもしれない、先の選挙で落選した伸晃をポストを作って採用する岸田の人事のセンスの無さ。そしてそれを水面下で断って騒ぎにならないようにする配慮くらいできるのが派閥の領袖ってもんだけど、それができない伸晃というのも重ねてセンスないわ。》
《伸晃は生活保護の事をテレビで叩いてたくせに、自分は落選して議員でメシが食えなくなったら政府に寄生するのかよ 生活保護なんかよりよっぽどタチが悪い》
ボンボン記者
ごもっとも、と言いたくなった人も少なくないかもしれない。とはいえ、当選10回、自民党最小派閥ながら石原派(近未来政治研究会)の領袖でもあったのだ。盟友といわれる岸田首相には、何か期するものがあったのではないか。政治部記者は言う。
「伸晃さんといえば、父は作家で衆議院議員や東京都知事も務めた石原慎太郎さんで、慎太郎さんの弟は言わずとしれた名優・石原裕次郎、親の七光りに叔父の七光り、合わせて“十四光り”ともいわれたボンボンです。慶応大学卒業後、81年に日本テレビに入社し、報道局で記者をしていました」
マスコミ出身だったわけだ。
「記者時代、記事を1本も書いたことがないというのは有名な話です。運輸省(現・国土交通省)を担当していた時に、85年の日航機墜落事故が起こりました。彼は休暇中で、連絡先も知らせずにイタリア旅行に行っていた。本来なら、事故を知ったら迷わず帰国するところです。日テレの上司がようやく連絡を付けたものの、『後はよろしくお願いします』と伝えて旅行を続けたそうです」
初当選は90年2月、意外なことに無所属だった。当時の新聞記事が興味深い。
岸田首相とは同い年
《石原伸晃氏は、慶大文学部卒業で、「子供のころから政治家を志していた」と言い、「国会に声が反映されていないサラリーマンや商店主ら、また二十、三十代の人たちを代弁したい」と抱負を語る。/当初、同氏は、自民党から立候補しようと、安倍(註・晋太郎)派の門をたたいた。しかし、同派は、東京四区(註・中選挙区時代)には同党の現職が二人おり、「東京九区なら応援するが……」と難色を示した。そこで、政治部記者の経験から、自民党の中では若手代議士の声が党の上層部に届かない現状にも怒りを覚え、無所属で出馬することを決めたという》(「読売新聞」89年8月29日付)
なかなか男気のある発言だ。すでに裕次郎氏は亡くなっていたが、選挙には石原軍団の応援もあって、得票数2位で当選。父子同時当選を果たした。
「ところが、当選するとすぐに自民党入りし、安倍派(清和政策研究会)に入会しました。慎太郎さんも安倍派でしたからね」
結局、長い物に巻かれる人なのだろう。
「93年の衆院選では自民党公認で出馬して再選。この時、同じ自民党候補として初当選したのが岸田さんでした」
石原氏と岸田首相は昭和32年生まれの同い年だった。
7723
:
チバQ
:2021/12/06(月) 16:53:38
ドライマティーニの会
「安倍派が三塚派になり、伸晃さんは独自の政策を立案する若手議員、いわゆる“政策新人類”の一人として注目されていました。ところが、98年の自民党総裁選に三塚派が小泉純一郎さんを立てたことで分裂。伸晃さんは脱会を宣言し、翌99年に加藤派(宏池会)に移りました」
すでに父・慎太郎氏が代議士を引退(99年に都知事)していたこともあったかもしれない。加藤派には岸田氏がいた。そして、2000年11月、いわゆる“加藤の乱”が勃発する。
「当時の森喜朗内閣に対して、野党の不信任案提出の動きに、加藤派の会長である加藤紘一さんが同調しようとしたものです。これについていこうとしてのが、加藤派の若手4人、伸晃さんに岸田さん、塩崎恭久さん(71)、根本匠さん(70)でした。血判状まで差し出した彼らは、衆院本会議を前に伸晃さんの事務所に集まり、彼が作ったドライマティーニで“固めの杯”を交わしたといいます。結局、加藤さんが折れ、腰砕けに終わったことで、4人は派閥を離れることになりました。ただ、4人の“ドライマティーニの会”は少なくとも、昨年までは年1回のペースで開催されていたそうです」
“ドライマティーニの会”といえば聞こえはいいが、いわば敗残兵の飲み会といったところか。
平成の光秀
「無派閥となった伸晃さんは、01年に発足した小泉内閣で、首相から『サンドバッグになれ』と規制改革担当大臣として初入閣を果たし、さらに国土交通大臣にも就任しましたが、道路公団民営化問題で文字通り叩かれまくるサンドバッグ状態となりました」
07年、石原氏は、今度は山崎派(近未来政治研究会)に入った。
「山崎拓さんが慎太郎さんに頼まれて迎え入れたそうです。山崎さんは初当選した72年の衆院選で、応援演説のため選挙区の福岡まで駆けつけてくれた慎太郎さんに感謝しているんだそうです。その恩に報いるため、山崎派に彼を入れ、跡も継がせて石原派ができたわけです」
派閥の長になれたのも親の七光りだった。
「だから、派閥の求心力もない。その上、11年の東日本大震災後、福島第一原発を“サティアン”呼ばわりして自ら評判を落としました。12年の自民党総裁選では、自身は幹事長でありながら、総裁の谷垣禎一さんを差し置いて出馬を決めたため、“平成の明智光秀”と言われました。今年1月にはコロナに感染していることが判明。都内では自宅待機の患者が数千人もいたにもかかわらず即日入院したことで、“特別待遇”や“上級国民”との声も上がりました」
この10年間は目立った活動はナシ。
「そんな状態で迎えた10月の衆院選でした。彼に向けて発せられた“何もやってないじゃないか!”の民意が、落選という結果をもたらしたといっていいでしょう。それが、ここへ来ての“復活当選”なのですから、岸田首相が批判されるのもよくわかります。一説には、主を失った旧石原派の議員を岸田派に取り込むためともいわれますが、参与ともなれば、日当はそれほどではないものの官邸内には部屋も用意されます。ひとまず“無職”でなくなり、内閣官房参与の肩書きで政治活動もできるでしょう。次期選挙に向けて、首相が手を差し伸べたということでしょう」
今頃、伸晃氏は飲み友達に感謝しているに違いない。
デイリー新潮編集部
2021年12月5日 掲載
新潮社
7724
:
チバQ
:2021/12/06(月) 17:22:50
https://news.yahoo.co.jp/articles/21a3e16c790268c1d9beac6a05d8596113588085
【点描・永田町】「改憲実現」を掲げた首相の思惑
12/5(日) 18:31配信
45
この記事についてツイート
この記事についてシェア
時事通信
インタビューに答える岸田文雄首相=11月19日、首相官邸
第101代首相として10日に第2次政権を発足させた岸田文雄首相が、自らの任期(3年)中の憲法改正を目指す考えを打ち出したことが、永田町の注目を集めている。
先の衆院選で自民党単独での絶対安定多数確保という勝利を踏まえ、党総裁として党是の憲法改正に挑むのは自然な流れとも見える。しかし、首相は「リベラル勢力の牙城」とされる宏池会(岸田派)領袖の(りょうしゅう)で、8年近い長期政権で急進的な保守派のリーダーとして改憲実現に挑み続けた安倍晋三元首相とは、全く違う立場だ。それだけに、党内には「本来、改憲には慎重なはず」(閣僚経験者)といぶかる向きが多く、「安倍氏ら党内保守派の支持取り付けを狙った陽動作戦」(同)とやゆする声も相次ぐ。
ただ過去の改憲論議を踏まえ、「国会での憲法論議が本格化するのは、リベラル派の首相が旗振り役になった場合」(首相経験者)との指摘もある。野党第1党の立憲民主党も、「改憲に前向きな世論の動向などから、今後は衆参両院の憲法審査会での改憲論議には参加せざるを得ない」(幹部)とみられており、次期通常国会から憲法審での論議が本格・具体化するのは確実視される。
もちろん、自民党が提起している憲法9条への自衛隊明記など4項目を軸とする改憲案での与野党合意は困難視されている。とはいえ立民、共産両党も含めた改憲反対勢力が憲法審での本格的論議に参加すれば、「数国会の審議で具体的な改憲条項で合意し、初の国民投票が実現する」(自民幹部)との見方も多い。今回衆院選での日本維新の会の大躍進などで、衆院のいわゆる改憲勢力は与党の公明党も含めると、約4分の3と過去最大になった。このため憲法審の展開次第で、首相の任期中の憲法改正実現も「十分可能」(同)というわけだ。
◇「岸田・安倍共闘」は呉越同舟の危うさ
首相は第2次政権発足を受けた記者会見で「自民党総裁としては憲法改正が重要な課題。茂木(敏充)幹事長に党内の体制を強化するとともに、国民的議論のさらなる喚起と国会における精力的な議論を進めるよう指示した」と言明。さらに維新、国民民主両党の議席増を念頭に「改正を実現するためには、与野党の枠を超えて3分の2以上の賛成が得られるように、しっかりと努力を続けていくことが大事だ」と強調した。これは、自民主導の改憲に慎重な公明党を意識した発言だ。今回衆院選で公明党を抜いて第3党に躍り出た維新は、「第3党として早期改憲実現を目指すのは当然」(維新幹部)との立場だからだ。
首相があえて改憲実現を叫ぶことへの反発もある。宏池会前会長の古賀誠元幹事長は「改憲実現に突き進むのは、宏池会の理念から大きく外れている」と厳しく批判する。その一方で、改憲を悲願とする安倍氏は首相への協力に前向きだ。自民党最大派閥の細田派(清和政策研究会)は11日、安倍氏の派閥復帰と会長就任を決め、「安倍派」に衣替え。安倍氏はあいさつで、「憲法改正は立党以来の党是だ。議論の先頭に立とう」と呼び掛けた。首相が改憲実現に挑むなら全面支援するとのエールにも見える。
ただ、安倍氏が党内保守勢力を束ねて、国会での改憲論議に圧力を加えれば、「反改憲勢力の反発で憲法審での改憲論議が元のもくあみにもなりかねない」(岸田派幹部)というリスクもはらむ。第2次政権発足までの一連の党・内閣人事での首相の“安倍離れ”にいら立っているとされるのが安倍氏。首相は17日に安倍氏を表敬訪問して連携をアピールしたが、「“呉越同舟”の共闘」(自民長老)には危うさも隠せず、今後の展開は波乱必至というのが実態だ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」11月29日号より】。
7725
:
チバQ
:2021/12/06(月) 17:23:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c74a504d9f55e176c716eecfe428e1acf8ba5e5
茂木氏、ポスト岸田へ勢い 参院選が関門、就任1カ月
12/4(土) 17:07配信
共同通信
自民党山梨県連の会合であいさつする茂木幹事長=4日午後、甲府市
自民党の茂木敏充幹事長が4日で就任1カ月を迎えた。与党間で調整が必要な経済政策を取りまとめ、岸田文雄首相が掲げる党改革を主導。党内第3派閥の茂木派(平成研究会)を率いて「ポスト岸田」へ勢いを増す。来夏の参院選が関門として待ち受け、幹事長としての手腕が問われる。
「安定政権の下で国民に約束した政策を進めるため、参院選は極めて大事だ。来年は勝負の年になる」。4日、甲府市を訪れた茂木氏は党山梨県連幹部らと参院選の対応を協議した。山梨は参院選の勝敗の鍵を握る改選1人区の一つだ。今後も全国に32ある1人区を中心に、地方行脚を進め、てこ入れする構えだ。
7726
:
チバQ
:2021/12/06(月) 17:24:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab7c19714fb61297e48a6de73af9f8b6c1f50d74
安倍元首相が画策する「高市早苗」の清和研復帰に派内から絶対反対の声が続出する事情
12/4(土) 6:00配信
デイリー新潮
安倍晋三氏、高市早苗氏
11月11日、自民党の派閥「清和政策研究会(清和研)」は総会を開いた。会長の細田博之(77)が衆議院議長に就任したため、満場一致で安倍晋三(67)が新会長に就任した。(敬称略)
【写真4枚】28年前の初当選時、新潮社の取材に自慢のドラムさばきを披露してくれたお宝写真
***
今後マスコミが自民党最大の派閥を報じる際は、「細田派」ではなく「安倍派」と呼称することになる。長期政権となった元首相が最大派閥の領袖となり、“キングメーカー”として君臨するとの報道も目立った。
だが、ことはそう簡単ではないようだ。派閥内部から安倍の復帰に異論が出ているというのだ。
順を追って説明しよう。会長だった細田が衆議院議長に就任することには、誰も異論がなかった。安倍派の関係者が言う。
「細田さんは1944年生まれの77歳。島根1区で11回の当選、2014年から細田派を率いてきましたが、『もう疲れた』というのが本音でしょう。おまけに岸田文雄首相(64)も細田議長の腹案を持っていました。安倍さんも細田さんを推薦し、岸田さんも素早く応じたそうです」
その一方で、安倍派のベテラン議員からは、こんな声が出たという。
「第1次安倍内閣が2007年9月に退陣すると、安倍さんは08年3月に清和研に復帰しました。当時の会長は町村信孝さん(1944〜2015)で、安倍さんは相談役に就いたのです。それに対して今回は、いきなりの会長就任です。安倍派になること自体は既定路線だったとはいえ、まずは清和研の会員として戻り、それから会長というのが筋ではないか、という声が出ています」(同・関係者)
高市を安倍派に戻す?
手順を無視した強引な会長交代ではないか、という不満が漏れ出たというのだ。
「細田さんを議長にするや否や、すぐに自分は派閥の会長に就任。いくらなんでも、あまりに虫が良すぎるとの異論です。清和研の会長交代は表向き満場一致で認められました。しかし、誕生した安倍派は、実際のところ決して一枚岩ではありません」(同・関係者)
会長就任にあたり、安倍はある構想を持っている。それは政調会長の高市早苗(60)と、当選11回のベテラン、古屋圭司(69)を自派に戻すことだ。
「高市さんは2011年、当時の町村派を退会し、今は無派閥です。同じく無派閥の古屋さんは、安倍さんのいわゆる“お友達”です。2005年の郵政選挙で造反し自民党を離党しましたが、無所属で当選しました。翌年、自民党に復党すると、12年の党総裁選では安倍さんを支持し、第2次安倍政権発足後は国家公安委員長などを務めました」(前出の担当記者)
中でも高市が清和研に復帰すれば、間違いなく物議を醸すという。何しろ彼女は「清和研に後ろ足で砂をかけた」過去があるからだ。
高市は1993年に無所属で出馬し初当選。96年に自民党へ入党すると清和研に所属した。2002年の第1次小泉改造内閣で経済産業副大臣に就任。そして06年の第1次安倍内閣で初入閣を果たした。
町村信孝に“反逆”
ポストは内閣府特命相で、「沖縄及び北方対策、科学技術政策、少子化・男女共同参画、食品安全、イノベーション担当」という非常に長い肩書だった。
「高市さんは清和研の中で、順調に出世の階段を登っていました。ところが2011年、高市さんはいきなり退会したのです。当時の会長だった町村さんが自民党総裁選に出馬する可能性が取り沙汰されていたのですが、高市さんは『町村さんは応援できない』と言い出したのです」(前出の安倍派関係者)
ちなみに国会議員時代に“共闘”することが多かった現在は群馬県知事の山本一太(63)は、2012年1月のブログで次のように振り返っている。
《昨年、高市早苗衆院議員が、所属派閥(清和政策研究会、現町村派)を退会した。(中略)理由は極めて明快。「派閥内で、次の総裁選挙に町村会長を擁立しようという流れがある。町村氏を応援するつもりはないので、迷惑をかけないうちに辞めた」ということだ。いかにも、高市さんらしい! 》
7727
:
チバQ
:2021/12/06(月) 17:24:23
高市は「閥務」を嫌気?
自民党が下野していた2012年9月の自民党総裁選には、安倍、町村、石破茂(64)、石原伸晃(64)、林芳正(60)の5人が立候補した。
安倍が勝利すると、自民党は12月の総選挙で政権を奪還。第2次安倍政権が始まったのだが、その間、高市は、常に安倍を支持した。
「安倍さんからすれば、高市さんの恩義に報いたいと考えて当然でしょう。しかし、町村さんだって仮にも派閥の長でした。彼に近い議員もいます。高市さんの発言を耳にして、怒り心頭に発したとしても不思議はありません」(前出の記者)
しかも、である。高市は「町村は応援できない」と言っておきながら、脱会した理由は他にもあるのだという。
「清和研だけでなく他の派閥でもそうですが、閣僚経験者はパーティー券の割り当てが増えたりするのです。要職に就く者こそが汗をかくべきという考えは正論です。ところが高市さんは、閣僚経験者であるにもかかわらずそうした負担を嫌がり、派閥を出たそうです」(前出の関係者)
この証言を裏付ける興味深い記事がある。高市が今年の自民党総裁選に出馬した際、時事通信が「細田派が不満を持っている」と報じているのだ(註1)。そこに一文、こんな記述がある。
《細田派内には、前身の旧町村派を退会した高市氏に対し「閥務を敬遠した」として厳しい見方が多い》
閥務は辞書に載っていない言葉だが、要するに「派閥の仕事」だ。もちろん割り当てられたパーティー券を捌くことも含まれる。
安倍の足元は問題山積!?
「総裁選に意欲を示した下村博文さん(67)や稲田朋美さん(62)も安倍派です。自分たちのライバルが“特別扱い”で戻ってくることについては、もちろん快く思ってはいません。安倍さんは高市さんを派閥に戻し、次の総選挙では派を挙げて彼女を支援するつもりです。もしそうなれば、下村さんや稲田さんとは揉めるでしょうね」(同・関係者)
更に、清和研の成り立ちも考える必要がある。安倍の祖父である岸信介(1896〜1987)が率いた岸派が分裂。今回、自民党総務会長に抜擢された福田達夫(54)の祖父・福田赳夫(1905〜1995)が創設したのが清和研なのだ。
「安倍さんの父親である安倍晋太郎さん(1924〜1991)は1958年に当選し、福田派に入りました。そのため清和研は、安倍派系と福田派系に分かれています。福田派系の議員は『次の次の総裁選には、福田達夫さんを出したい』との想いを持っています。安倍さんは『高市総理』を考えていますから、派閥内の対立を生む可能性があります。実のところ安倍さんの足元は問題山積、キングメーカーとして君臨できるかどうかは、ご自身の派閥を本当に固められるかどうかがカギを握っているのです」(同・関係者)
註1:保守票照準、「安倍後継」アピール=高市氏、支援期待も細田派不満-自民党総裁選(時事通信・2021年9月8日)
デイリー新潮編集部
新潮社
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板