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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

6834チバQ:2021/07/17(土) 22:52:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/2638a3df22262e7939459dddde5cee0558d53018
安倍と麻生に接近する岸田、二階にとって「保険」の石破…[政治の現場]決戦の足音<3>
7/17(土) 5:00配信

読売新聞オンライン
 昨秋の自民党総裁選で菅義偉首相に敗れた2人が、「ポスト菅」への足がかりをつかもうともがいている。

 「『3A』そろい踏みであります」

 6月11日、衆院議員会館の一室。岸田派(宏池会)を率いる岸田文雄は、声をうわずらせた。ひな壇の岸田の左右には、「3A」と称される前首相・安倍晋三、副総理兼財務相・麻生太郎、税制調査会長・甘利明が居並んだ。

(写真:読売新聞)

 岸田が主導した「新たな資本主義を創る議員連盟」の設立総会。「私、1K(岸田)から議連の趣旨についてお話しさせていただきたい」。岸田は軽口をたたき、150人近い議員の笑いを誘った。

 総裁選後に無役となり、発信の場が減った岸田は、議連に並々ならぬ意欲で臨んだ。こだわったのが安倍政権の中枢を担った「3A」の結集だ。岸田は3人のもとに足しげく通い、参加の承諾を取りつけた。安倍とは2週間に1回ほど会っている。

    ◎

 前回総裁選から、岸田の戦略は変わらない。安倍の意向が反映される細田派(96人)と麻生派(53人)の支持に狙いを定める。

 岸田は政策面で安倍との距離を縮めようと、腐心している。4月には、安倍が前向きな敵基地攻撃能力の検討を柱にした外交・安全保障に関する提言を公表した。「軽武装・経済重視」の伝統を重視してきた宏池会はハト派色が強い。

 「宏池会の伝統とちょっと違う気がします。誰かに言われたんじゃないですか」。岸田派事務総長代行の三ツ矢憲生は安倍の影を感じ、食ってかかると、岸田は「安倍さんから直接言われたわけじゃない」と否定した。「ハト派路線と安全保障の現実路線は矛盾しない。『中国様様』では、国民は宏池会についてこない」。岸田は周囲に語る。

 麻生との接近の代償に、宏池会の前任会長である古賀誠との関係は冷え込んでいる。麻生と古賀は共に福岡を地盤とし、激しい政争を展開してきた。「出る、出ると言うばかりでは不安だ、という人も派内にいる。信念がなければ政局にしちゃいけない」。5月11日、事務所を訪れた岸田に、古賀は厳しい言葉をぶつけた。

 ツケを払ってまで安倍と麻生に接近する岸田だが、2人が「菅支持」という現実は変わらない。安倍は5月3日のテレビ番組で、菅の総裁再選支持を明言した。大型連休明け、岸田は安倍の事務所を訪ね、「再選支持ということですか」と念を押した。安倍は「うん」と短く返した。

 「『1K』は、孤立のKみたいだ」。険しい道のりに、時に弱音が漏れる。

    ◎

 岸田以上に苦境にあるのが、前回総裁選で3位に沈んだ元幹事長の石破茂だ。

 6月24日、党本部幹事長室。石破は、幹事長の二階俊博に、石破派衆院議員の八木哲也への次期衆院選での「特例」適用を求めた。八木は73歳。3回連続で愛知11区で敗れ、比例復活で当選している。党の内規では原則、次は比例重複の立候補は認められない。石破は「とにかく立派な人なので、よろしく頼みます」と懇願した。

 総裁選で敗れて以降、石破には遠心力が働いている。離脱者が相次ぎ、石破派は17人に縮まった。「面倒見が悪い」と評される石破が幹事長室に駆け込んだのは、さらなる目減りを避ける狙いも透ける。

 石破は、安倍内閣時代は安倍批判を繰り返した。「党内野党」の立場は国民の人気につながった一方、同僚議員からは「無責任だ」と不興を買った。菅内閣では政権批判を封印しているものの、存在感の低下というジレンマに直面している。

 孤立を深める石破には、二階がよすがだ。二階は「自民と敵対しているわけでもない」と石破に情けをかける。とはいえ、二階にとり、石破は、万一の時に担ぐ構えを取れる「保険」との見方が専らだ。7月8日、東京都内のホテルで開かれた石破派パーティー。来賓の二階は言い含めるかのように訴えた。「何より団結が必要だ」

 岸田、石破両派内では、次の総裁選は「1回休み」との声が広がるが、その先の保証はない。岸田63歳、石破64歳。世論調査では、「次の首相」として行政・規制改革相の河野太郎(58)、環境相の小泉進次郎(40)が上位に名をつらねる。(敬称略)

6835チバQ:2021/07/17(土) 22:53:06
麻生氏、4度目で勝利
 昨秋の自民党総裁選は、菅義偉首相と岸田文雄・前政調会長、石破茂・元幹事長の三つどもえの構図となった。初出馬の岸田氏が2位となり、4度目の出馬だった石破氏は3位に終わった。

 石破氏は2008年、12年、18年の総裁選も戦った。安倍晋三氏を含む5人が出馬した12年総裁選では、1回目の投票で石破氏が199票で首位となった。だが、過半数を獲得できず、決選投票で安倍氏に敗れた。

 たびたび挑み、総裁の座を射止めた事例もある。01年に総裁となり、熱狂的な支持を得た小泉純一郎氏は3度目、副総理兼財務相を務める麻生太郎氏は4度目の立候補でそれぞれ勝利をつかんだ。

6836チバQ:2021/07/18(日) 08:48:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/be8f1fa03392b92e14d42958b9c036651444422d
「長男後継」「夜の銀座離党」、不祥事の後始末巡り自民に火種…[政治の現場]決戦の足音<4>
7/18(日) 5:00配信
読売新聞オンライン
 原則に徹するか、温情を優先させるか――。自民党が不祥事後の対応を迫られている。

(写真:読売新聞)

 7日夕。元農相の西川公也が党本部を訪ね、幹事長の二階俊博ら幹部の部屋を回った。次期衆院選不出馬を表明した西川は、自らの後継として衆院栃木2区から長男を出馬させるために奔走している。「しっかりやれ」。二階は、かつて二階派の事務総長を務めた西川を励ました。

 西川は昨年12月、大手鶏卵会社「アキタフーズ」前代表から現金を受け取った疑惑で、内閣官房参与辞任に追い込まれた。「政治とカネ」の問題を抱える西川だが、二階派を後ろ盾に強気だ。

 栃木県連が実施した公募には15人が手を挙げた。その中には、西川の長男で県議の鎭央(やすお)もいた。選考委員会は6月2日、最終選考に残った4人のうち、論文や面接審査の合計得点がトップだった県議(当時)の五十嵐清を後継に内定した。長男が落選したことに、西川は猛反発した。

 「地元の声が反映されていない」「事前の世論調査では息子が上回っていた」――。翌3日、党本部に駆け込み、公募に問題があったと二階に訴えた。

 2017年衆院選で落選した西川は現職議員ではないが、現在も二階派に名を連ねる。栃木県から度々上京し、党本部への「ロビー活動」を続け、テレビカメラの前に立ち、公募の不備を訴えたこともある。

 「びた一文譲るな」。派閥の最高顧問で元衆院議長の伊吹文明も、旧中曽根派時代から行動をともにする西川を支援する。伊吹は、鎭央の仲人も務めた間柄だ。

 「刷新」をアピールするはずの後継選びは、泥沼にはまった。派閥同士の争いに発展する火種もくすぶる。

 公募で選ばれた五十嵐は、県連会長で外相の茂木敏充の元秘書だ。茂木は竹下派会長代行でもあり、二階派内では「茂木が五十嵐をねじ込んだのでは」と不信感が広がる。選挙対策委員長の山口泰明は「県連の公募手続きに瑕疵(かし)はない」との立場を貫くが、茂木と同じ竹下派で、表立っては動けない。

 二階派は「2人とも無所属で出馬」という落とし所を探るが、県連は不満だ。栃木2区は野党系が2回連続で議席を獲得しており、保守分裂選挙となれば苦戦は免れないからだ。

 「西川さんのところは、どうなってるの」

 首相の菅義偉は6月24日昼、首相官邸で昼食を共にした総務会長で栃木県連会長代行の佐藤勉に、こう切り出した。「複雑なんです。幹事長室で預かってもらっています」。佐藤は言葉少なに答えた。

 「何とか戻してもらえませんかね」

 6月中旬、副総理兼財務相の麻生太郎は、大臣室に陳情に訪れた元官房長官の河村建夫に向かって、逆に頭を下げた。河村は二階派の会長代行を務める。

 麻生の願いは、麻生派事務局長だった松本純(神奈川1区)の復党だ。松本は2月、緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在した問題で、大塚高司(大阪8区)、田野瀬太道(奈良3区)とともに離党に追い込まれた。それぞれ竹下派、石原派に属していた。

 党内では、次期衆院選を無所属で勝ち抜き、みそぎを済ませてから復党するのが規定路線とみられてきた。ただ、無所属での出馬は、比例選に重複立候補できないなど不利な条件が重なる。「落選して国会議員でなくなれば、復党どころではない」(麻生派中堅)。松本は自他ともに認める麻生の最側近だ。麻生は、二階や山口ら党幹部に衆院選前の復党を働きかけている。

6837チバQ:2021/07/18(日) 08:48:46
 新型コロナウイルス対応で我慢を強いられる国民に、早期の復党がどう映るか。「身内に甘い」と批判を浴びるのは容易に想像がつく。「何の罪もない自民党の候補者たちが指弾を浴びる」(元幹事長・石破茂)と、党内では慎重論が根強い。

 「復党は今じゃない」。東京都議選の投開票を控えた6月下旬、菅は周囲にこう語った。徒手空拳で都市部の横浜で強固な地盤を築いた菅は、世論の動向に敏感だ。都議選の「敗北」で復党へのハードルはさらに上がった。それでも、政権の要の一人である麻生の意向は、むげに出来ない。

 党総裁として、どう「後始末」をつけるか。判断を誤れば、手痛いしっぺ返しが待っている。(敬称略)

自民、何度も苦い経験
 自民党は、不祥事が響き、国政選で厳しい審判を受けた苦い経験を持つ。

 1989年参院選は、消費税導入と重なるように起きたリクルート事件に、宇野宗佑首相(当時)の女性問題が重なり、強烈な逆風が吹いた。30議席減の36議席と大敗し、宇野首相は投票日翌日に退陣表明した。

 92年には、金丸信・元副総裁への5億円のヤミ献金などが発覚した東京佐川急便事件が起きた。政治不信が高まる中で迎えた93年衆院選では、自民は過半数に届かず、選挙後、「非自民」の連立内閣が発足。自民は55年の結党以来、初めて政権の座から転落した。

 「日本の国は天皇中心の神の国」発言などで批判を浴びた森内閣で臨んだ2000年衆院選では、自民は37議席減らし、過半数を割り込んだ。

6838チバQ:2021/07/18(日) 16:18:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ace2c8c2e3e5f841b999e660647c96012fe273c
かつて自民「最大勢力」竹下派の後継誰に 迫られる世代交代、茂木氏が有力…派内に異論も
7/18(日) 9:40配信

西日本新聞
自民党本部

 自民党竹下派の会長を務める竹下亘元総務会長(74)が政界引退を表明し、派閥トップを誰が引き継ぐのかが注目されている。近年は首相の座から遠ざかっているとはいえ、所属議員52人と党内第3の勢力を保ち、政局にも一定の影響力がある存在。会長代行を務める茂木敏充外相(65)が有力視されるが、派内に異論もくすぶっており、一致結束できるかは不透明だ。


 「平成研究会(竹下派)の運営については、仲間たちとしっかり話し合い、引き続き政治のど真ん中で汗をかく政策集団であり続けたい」。8日、竹下氏は派閥幹部に託した文書で、円滑な後継選びに期待を寄せた。ただ、記者会見で文書を代読した山口泰明事務総長も今期限りの引退を表明しており、迫られる世代交代を前に派内には動揺も広がる。

 2019年に食道がんを公表した竹下氏が長期療養で不在の間、会長代行として運営を託されてきた茂木氏が順当との見方が強い。しかし、現在も影響力を残す青木幹雄元参院議員会長と距離があり、派閥幹部は「参院側を納得させられるかが課題だ」と懸念を示す。

 候補には加藤勝信官房長官(65)も取り沙汰される。安倍晋三前首相が月刊誌のインタビューで「ポスト菅義偉首相」として茂木氏などと並んで名前を挙げた。厚生労働相や党総務会長を歴任し、経歴も知名度も十分だが「派閥で汗をかいておらず、派内に仲間が少ない」(若手議員)と厳しい見方も。事務総長には小渕優子元経済産業相(47)を推す声が多く「将来の会長候補の足掛かり」(党関係者)と目されている。

 竹下氏の兄登氏や小渕氏の父恵三氏ら首相を輩出し、かつて党内最大勢力を誇ったが、近年は有力な首相候補がいない。18年には、党内における存在感の低下を理由に額賀福志郎前会長が参院側から交代を迫られる騒動が起きた。

 昨年の総裁選でも派内から総裁候補を出すよう若手議員が声を上げた経緯もある。派閥幹部は「誰が新会長になっても総裁選への姿勢次第では見放されかねず、派内の結束に苦労するだろう」と話す。 (森井徹)

西日本新聞社

6839チバQ:2021/07/18(日) 16:20:09
https://news.yahoo.co.jp/articles/05d511a279e1f5884aaf4bb57a86332e3348db5e
下野した時の雰囲気に似てきた・心がこもってない…菅政権に自民県連から苦言続々
7/18(日) 12:47配信

読売新聞オンライン
 菅政権の新型コロナウイルス対策や、低下傾向の内閣支持率に関して、自民党栃木県連幹部から17日、苦言が相次いだ。今秋行われる次期衆院選を前に、同党の危機感が表面化している。

 県連副会長を務める船田元・衆院議員は宇都宮市で開いた自身の支持者との会合で、支持率の低迷について「自民党に対する風当たりがとても強い。2009年に下野した時の雰囲気に非常によく似てきた」と指摘。コロナ対策への不満の高さや党議員の不祥事を理由に挙げ、「政府・自民党が一から出直す気持ちで対応するよう訴えたい」と述べた。

 同席した県連顧問を務める福田知事も「(政権に)国民に寄り添う姿勢がない。心がこもっていないから、国民は信頼を置けない」と苦言を呈した。県連副会長の高橋克法・参院議員も「自民党は今大きな危機だ。何とかしないといけない」と述べた。

6840チバQ:2021/07/19(月) 19:41:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/b94414886812d1f00d2f71bb26cb5bfacc341493
支持率「暴落」菅政権の裏で、「ポスト菅」に急浮上した「意外な人物」の名前
7/19(月) 7:02配信

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現代ビジネス
支持率は「最低記録」を更新
菅義偉首相[Photo by gettyimages]

 政権発足時のあの高支持率は、果たして幻だったのか。共同通信やテレビ朝日、フジ産経合同調査に至るまで、菅政権の内閣支持率がまた最低を記録した。7月17日に公表された毎日新聞の全国世論調査では内閣支持率は30%で、不支持率はその倍以上の62%に至っている。菅義偉首相が「最も気にしている」と言われるNHKの調査でも7月の内閣支持率は33%と、第2次安倍政権時を含めても歴代最低の数字になっている。

【写真】「菅さん、あなたに総理はムリだったね」全国民が思っていること

 さらに7月16日に公表された時事通信の世論調査では、「菅政権が続いてほしい期間」は「今年9月末の総裁任期まで」が最多の49.4%。「次の総裁任期(3年間)満了まで」の18%と「早く辞めてほしい」の17.3%がほぼ拮抗し、次期首相も菅首相に就任してもらいたいと希望するのは3.9%にすぎない。国民は概ね菅首相の穏やかで速やかな退陣を願っているということがわかる。

 ではなぜ菅政権の支持率が低迷するのか。それは政策の行き詰まり感が最も大きいことが原因だ。

 西村康稔コロナ担当大臣は金融機関や酒類販売業者を使って飲食店に圧力をかけようとし、河野太郎ワクチン担当大臣は2か月もワクチン調達の遅れを黙っていた。新型コロナウイルス感染症対策は菅政権の目玉であり、それを支える2人の大臣による「国民への不義理」が露呈したわけだ。国民の怒りは大きく、その影響は決して小さくない。

 政権が末期状態であることは、7月8日の首相会見を見ても明らかだ。この時、挙手していなかった日テレの記者が指名されたことが問題になったが、実際にはそうした指名はこの日の会見で筆者が確認した限り、少なくとも2例もあった。そして菅首相はこれら記者の質問に対してほとんど手元の原稿を見て答えていたのだ。

とうとうお膝元で「反乱」が…
横浜市長選への出馬を決めた小此木八郎氏[Photo by gettyimages]

 こうした現実が国民に伝わらないはずがなく、内閣支持率の低迷に繋がるのだが、それは政権の足元のみならず、菅首相の地元にも及んでいる。8月8日告示22日投開票の横浜市長選に、小此木八郎前国家公安委員長が出馬する予定だ。

 菅首相が建設大臣や通産大臣を務めた故・小此木彦三郎氏の事務所に秘書として入ったのは1975年で、小此木氏が小学生の頃だった。同じ頃に菅首相の妻である真理子夫人も小此木事務所に住み込みで働いており、現在では菅夫妻と彦三郎氏の三男の小此木氏の立場は逆転したともいえるのだ。

 よって小此木氏の横浜市長選出馬は、ある意味で菅首相に対する“意趣返し”ともいえるだろう。小此木氏の主張は横浜港・山下埠頭へのIR誘致の取りやめで、IRを観光政策の目玉とする菅首相の意向とは180度異なる。

 また自民党横浜市議団の中にはIR賛成派もいるため、IR誘致をとりやめるとなると、市議団全員の応援は得られない。そうしたリスクをあえて冒しながら小此木氏が横浜市長選に出馬するのは、やはり菅首相に対するアンチテーゼを示したとしか思えない。

 さらに小此木氏の出馬によって別の自民党系の有力候補の出馬の可能性がなくなり、これまで横浜市政を支配してきた菅首相のルートが細る可能性もある。小此木氏が巻き起こそうとした“身内の乱”は、菅首相の政治力に小さくない影響を与えることになる。

6841チバQ:2021/07/19(月) 19:41:52
「ポスト菅」に浮上した意外な人物
「3A」と呼ばれる安倍晋三前首相、麻生太郎財務相兼副総理、甘利明税調会長[Photo by gettyimages]

 そうした足元を見透かすように、ポスト菅や重要ポストを巡る動きが始まっている。岸田文雄前政調会長は先月11日に「新たな資本主義を創る議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三前首相や麻生太郎財務相兼副総理、そして甘利明税調会長の“3A”を取り込んだ。その4日後には二階俊博幹事長が「自由で開かれたインド太平洋推進議連」を発足させ、安倍前首相を最高顧問に迎えている。

 これらは「安倍前首相の争奪戦」に見えるが、そうではない。実は安倍前首相自身が“プレーヤー”にならんばかりに活動しているのだ。

 5月17日には退陣後初めてテレビに出演し、いちおう次期総裁選での「菅支持」を表明した。同月発売の月刊誌のインタビュー記事では、ポスト菅として岸田、茂木、加藤、下村の4名を挙げている。

 6月25日には前橋市内で講演し、北関東ブロック選出の中曽根康隆衆議院議員(二階派)が狙っている群馬1区の公認に現職の尾身朝子衆議院議員を強く推した。また7月10日には新潟2区を鷲尾英一郎衆議院議員(二階派)と競っている細田健一衆議院議員の国政報告会で講演し、「公認候補は細田議員になることが決まっていると言ってもいい」と述べている。

 また安倍前首相は7月11日には苫小牧市で講演し、「自民に厳しい風が吹いている」と警戒感をあらわにした。7月15日には学生対象のニコニコ動画の番組に出演。その他にも記者団を引き連れて議員会館内を移動している姿を何度も見かけた。

 地元山口県では、3区を巡って河村建夫元官房長官と林芳正元文科大臣が争っているが、林氏が衆議院に鞍替えした後の参議院山口県選挙区を比例区選出の北村経夫参議院議員が受け継ぐという話が浮上しているのは、安倍前首相にとって悪いことではない。細田派所属の北村氏の祖母は天照皇大神宮教の開祖で、戦犯として巣鴨プリズンに収監された故・岸信介元首相を「10年以内に首相になる」と予言するなど、岸・安倍家と繋がりは深いからだ。

 その林氏が衆議院に鞍替えするのは参議院議員では首相を目指せないことが理由だが、衆議院選挙の後に自民党総裁選が行われると、それに出馬する可能性は高い。

 東大法学部卒、ハーバード大学院ケネディスクール修了という華麗な経歴を持つ林氏は、農水大臣や文科大臣の他、経済再生担当大臣や大蔵政務次官などを務めた政策通。福田康夫改造内閣の時には1か月だが防衛大臣を務め、参議院外交防衛委員長の経験もある。いわば政策ではオールマイティの上に、大きなスキャンダルやミスといった失点がない。

 石破茂元幹事長や小泉進次郎環境大臣、河野太郎ワクチン担当大臣のように世論調査で「将来の首相」として名前が上がっているわけではないが、あれはメディアでの露出度の反映にすぎない。“傷のない”林氏には党内での期待も少なくなく、次期衆議院選で山口3区がクローズアップされると、一躍注目株になる可能性もある。

 いずれにしても、ひとつの太陽が沈みつつあるが、日本の本当の夜明けはいつになるのだろうか。

安積 明子(政治ジャーナリスト)

6842チバQ:2021/07/20(火) 10:11:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/c2f3a57c03a10c8301f440ef07f17e930a19cff0
支持率急落しても…「菅降ろし」機運盛り上がらぬ理由
7/20(火) 9:30配信

西日本新聞
自民党本部

 菅義偉内閣の支持率が政権発足以降、初めて3割を切るなど「危険水域」に入りつつある。「選挙の顔」としての菅氏を不安視する声は自民党内に根強くあるものの、トップ交代を求める「菅降ろし」の機運は一向に盛り上がってこない。党内実力者たちがこぞって「菅支持」を表明している上、有力な「ポスト菅」候補に欠けるのが要因だ。

【図解】自民党「実力者」の相関図

 報道各社が先週末に実施した世論調査では、「過去最低」「急落」の文字が並んだ。共同通信によると、内閣支持率は前月より8・1ポイント下がって35・9%。政権運営に黄色信号がともるとされる「2割台突入」を報じた社もあった。

 衆院選を控え、支持基盤の弱い若手からは「菅首相では戦えない」「有権者の信用を失っている」と厳しい指摘が相次ぐ。2012年以降、安倍晋三前首相の下での「大勝」しか知らず、4日に投開票された東京都議選の「敗北」も、党内の動揺を加速させている。

 それでも、「菅降ろし」ののろしは上がらない。最大派閥の細田派に影響力を持つ安倍氏が菅氏支持を鮮明にし、盟友の麻生太郎副総理兼財務相も歩調を合わせる。政局の鍵を握る両雄は「コロナさえ抑えれば経済は自然と上向く」(麻生氏)と首相を鼓舞し、逆に「ポスト菅」の動きににらみを利かせている。

 昨秋の党総裁選で首相と争った岸田文雄前政調会長も石破茂元幹事長もコロナ禍での権力闘争には消極的。「選挙の顔」として若手の期待を集める河野太郎行政改革担当相と小泉進次郎環境相は、互いに閣内に取り込まれていて、首相の“監視下”にある。

 「ワクチンさえ行き渡れば雰囲気は変わる」。強気に繰り返す首相は、希望する全国民にワクチン接種を終える時期を「10〜11月」と明言し、周囲には「俺は政治生命を懸けている」。

 こうした首相の言質を捉え、党内では投開票日をできる限り11月まで引き延ばす案が浮上している。衆院議員任期の10月21日に衆院を解散すれば、公職選挙法の規定により投開票日を最長で11月28日にすることも可能。大規模な経済対策を国民に示し、ワクチン接種の「完結」をもって支持率向上につなげようという算段だ。

 人事刷新で支持率回復を狙う意見も首相の耳には届いているが、「最優先すべきはコロナ対策」と否定的な見解を示している。 (河合仁志)

6843チバQ:2021/07/20(火) 10:49:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/33e7d7db0d7149ab0ab05735cb4923fb3d893b9e
杉田副長官、「官邸の守護神」在職最長に 8年7カ月、高齢で去就焦点
7/20(火) 7:19配信

時事通信
安定的な皇位継承の在り方を検討する有識者会議に臨む杉田和博官房副長官=9日、首相官邸

 官僚機構のトップに立つ杉田和博官房副長官(80)の在職日数が25日に3134日となり、古川貞二郎氏が持つ歴代最長記録を抜く。

【図解】歴代官房副長官(事務)の在職日数

 菅義偉首相や安倍晋三前首相の厚い信頼と張り巡らせた情報網を背景に霞が関を掌握。危機を未然に防ぐ役回りから「官邸の守護神」の異名を取る一方、「萎縮」を招いているとの指摘が出ている。高齢でもあり、今後の去就が焦点だ。

 杉田氏は1966年に警察庁入り。警備・公安畑が長く、警備局長を務めた後、内閣情報調査室長、初代の内閣情報官、内閣危機管理監として97年から2004年まで橋本、小渕、森、小泉の4内閣に仕えた。

 第2次安倍政権が発足した12年12月に事務担当の副長官に起用され、菅内閣でも続投。約8年7カ月にわたり「官邸1強」を裏で支えた。政権が代わっても重用されるのが特徴だ。

 事務の副長官は府省庁の調整が主な仕事。最近の杉田氏は新型コロナウイルスのワクチン接種を加速させるため、防衛省の消極論を押し切って自衛隊による大規模接種を実現させた。

 内閣人事局長も兼務。中央省庁の幹部人事に際しては各事務次官らが事前に説明する「杉田詣で」が起きるが、水面下で駄目出ししたケースもあるという。ある省の幹部は「好々爺(こうこうや)然としているが目は笑っていない」と表情をこわばらせる。

 日本学術会議の会員候補6人を菅首相が任命しなかった問題では、安倍氏から引き継ぎを受けた杉田氏が事実上判断していたことが判明した。

 首相は9月末の自民党総裁任期切れに伴う総裁選に出馬する意向を示した。引き続き政権を担う場合、安定を重視して杉田氏を続投させる可能性がある。一方で、古川氏が03年に退任したのは69歳の時。杉田氏は既にそれより10歳ほど上だ。体に衰えもあるといい、政府関係者の一人は「次の衆院選後の組閣に合わせて退任するかもしれない」との見方を示す。

6844チバQ:2021/07/21(水) 06:40:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/609fb874b18f9219adde49380df1751db55876e9
不祥事相次ぐ魔の3回生、初の試練…「足元見直せ」叱責受け奔走[政治の現場]決戦の足音<5>
7/20(火) 5:00配信

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読売新聞オンライン
 追い風しか知らない自民党の「3回生」たちが、試練を迎えている。

【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

(写真:読売新聞)

 「ここまで事態が大きくなったのは、県連との関係作りが疎(おろそ)かだったからだ。もう一度、足元を見直せ」

 6月30日、自民党本部4階の選挙対策委員長室。選対委員長の山口泰明の厳しい言葉に、衆院当選3回の武井俊輔(宮崎1区、岸田派)はうなだれた。

 その3日前、宮崎県連は武井の次期衆院選の公認を党本部に申請しない方針を決めた。武井の公設秘書が6月8日、東京・六本木で衝突事故を起こし、立ち去ろうとしていたことが発覚。車には武井も同乗し、武井所有の車は車検が切れていた。武井は山口との面会後、消え入るような声でつぶやいた。「どこか気が抜けていたのかもしれない」

 「ろくに地元に顔を見せないで、何をしてるんだ」。県議らからは、日頃から関係が希薄な武井への不満が噴出した。県連は公募の実施を求めたが、党本部は現職優先を理由に否定。「公認するなら党本部の責任だ。県連は、それぞれが自主判断で進まざるを得ない」。県連会長で県議の星原透は不満を隠さない。

 武井ら2012年衆院選初当選組は、不祥事が相次いだことから「魔の3回生」と呼ばれる。12年は民主党からの政権奪還の勢いに乗り、自民では119人もの新人が誕生した。14年と17年も安倍政権下で自民は勝利し、3回生は「楽な選挙」しか経験していない。

 今も残る12年初当選組の3回生は79人。新型コロナウイルス対応で菅政権への批判は高まっており、初めて逆風下で衆院選を迎える可能性がある。

 細田派55%、麻生派41%、竹下派43%、二階派45%、岸田派52%――。自民各派閥の衆院議員に占める3回生以下の割合だ。若手の戦いは派閥の盛衰に直結するため、各派は底上げに躍起だ。

 「私とともに政権を奪還し、3回連続当選を果たした。しかし、次は自民党に厳しい風が吹いている」

 11日、北海道苫小牧市で開かれた細田派・堀井学のパーティー。前首相の安倍晋三は拳を振り上げ、堀井への支援を訴えた。前日には、同派の3回生・細田健一の国政報告会のため、新潟県に駆けつけた。事前に日程調整で訪れた細田に、安倍は「細田君の一番都合のいい日に行くよ」と即答した。

 衆院選後、安倍は出身の細田派に復帰する見通しだ。応援行脚には、「安倍派」への代替わりを見据え、出来るだけ手勢を減らしたくないとの思惑も透ける。

 竹下派は5日と7日、直近の党の情勢調査で数字が悪かった議員らを派閥事務所に順番に呼んだ。

 同派会長代行の茂木敏充ら幹部は、過去の得票資料を突きつけ、活動を事細かに指示した。「業者頼みにせず、自分でポスティングをやれ」。3回生の野中厚(埼玉12区)は、こう発破をかけられた。面談を終えた若手は、険しい表情で事務所を後にした。

 各派でも同様の取り組みが広がるが、肝心の若手からは「地元を歩けといった当たり前のことしか言われない」と不平も漏れる。

 あっさり勝負を投げ出す議員もいる。3回生の安藤裕(京都6区、麻生派)は、財政赤字の拡大を容認する現代金融理論(MMT)に傾倒し、果断な財政出動を求める提言で注目を浴びた。

 ところが、女性問題が浮上し、6月に府連幹部が対応を迫ると、「次は出ません」と明言した。府連会長として事態収拾に汗を流した西田昌司は、「期待をかけてきたが、国会議員に興味がなくなったんやろ」とあきれる。

 村井英樹(埼玉1区、岸田派)や小林鷹之(千葉2区、二階派)ら党で政策立案能力を発揮し、将来を嘱望される3回生もいる。次の選挙を勝ち抜き、当選4回となれば副大臣や閣僚も見えてくる。

 「こんなところに立ってないで、しっかり仕事をやって」。村井は駅頭に立つと、時にこんな声をかけられる。政策作りに励めば励むほど、地元を歩き回る「どぶ板」の時間は削られる。まだ選挙基盤の弱い若手議員は、常にジレンマを抱えている。

 自民では、伊吹文明や塩崎恭久ら多くのベテランが今期限りで退く。どれだけの3回生が荒波を乗り越えられるか。その勝敗には派閥だけではなく、党の浮沈がかかっている。(敬称略)

6845チバQ:2021/07/21(水) 06:40:46
風頼み「チルドレン」
 政権交代可能な2大政党制を目指し、1996年衆院選から導入された小選挙区制は、「風頼み」の議員を大量に誕生させてきた。

 小泉内閣で迎えた2005年の「郵政選挙」では、自民で初当選した83人が「小泉チルドレン」と呼ばれた。当選者数にちなみ「83会」を結成。「料亭に早く行ってみたい」といった軽率な発言が批判を浴びた。民主党に政権交代した09年衆院選では、民主で新人143人が当選。多くは小沢一郎氏が選挙指南したことから、「小沢チルドレン」「小沢ガールズ」と呼ばれ、小沢氏の力の源泉となった。

 安倍晋三氏率いる自民が政権奪還した12年衆院選の初当選組119人は「安倍チルドレン」と称された。

6846チバQ:2021/07/21(水) 10:23:18
https://www.asahi.com/articles/ASP7M4SHXP7HUTFK01Z.html
第2回孤立する首相 「五輪中止」再三の進言、取り合わず
有料会員記事新型コロナウイルス

2021年7月21日 5時00分

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 昨年9月16日の就任会見を菅義偉首相は新型コロナ対応で切り出し、こんな誓いを立てた。「国民の命と健康を守り抜きます。そのうえで社会経済活動との両立をめざします」

 感染防止対策とコロナ禍で傷んだ経済の再生と、相反するような二つの目標を並行して走らせることにした菅政権。就任以来の軌跡を追うと、そこに潜む構造的な問題があぶり出されていく。

 政権のコロナ対応が最初に大きな注目を浴びたのは、昨秋の第3波のことだった。10月、首相は旗振り役を務めてきた観光支援策「Go To トラベル」で、東京都民や都内への旅行を対象に加えた。全世界からの外国人の入国受け入れも一部再開。経済の活性化にアクセルを踏んだ。

 同時にこのころ、コロナの感染が急拡大した。政府の分科会は11月20日、感染状況が2番目に深刻な「ステージ3相当」と判断された地域はトラベルを一時停止するよう提言。尾身茂会長は「政府の英断を心からお願いしたい」などと運用見直しを求めた。

 政権発足直後に500人前後だった1日の全国の新規感染者数は、5倍近い2500人程度まで増加。西村康稔経済再生相は「勝負の3週間」と銘打ち、集中的なコロナ対策を訴えた。専門家の一人は「『旅行は行っていいのに宴会やってはいけない』というメッセージは混乱を招く」と警鐘を鳴らしていた。

 しかし、政権は感染拡大との影響をあいまいにし、トラベルを止めなかった。首相に近い自民党幹部は「地方はトラベルがあるからやっていける。止める必要はない」。首相側近はこんな見通しを示していた。「感染者が増えれば、国民の警戒感が高まり、自然とピークアウトするのでは」

 首相がようやく全国の一斉停…

6847チバQ:2021/07/25(日) 19:51:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/2e33eb6bac1c26d48ed29027dd248a7247ab6935
首相は「言葉磨き」で的確な説明を…高村正彦・元自民党副総裁[政治の現場]決戦の足音<8>
7/24(土) 5:00配信

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インタビューに応じる元自民党副総裁の高村正彦氏(15日、東京都千代田区の党本部で)=源幸正倫撮影

 菅首相の特性は、国民のために働く、必要なことは断固やるという思いが強いことだ。

 新型コロナウイルスのワクチン接種目標で「1日100万回」を掲げた際、世間は冷笑したが、現実はそれ以上となった。首相が思い描く通り、希望者全員が10月、11月の早い時期までに2回接種できれば、ワクチンはゲームチェンジャー(流れを変える存在)になり得る。ただ、急がせたあまり、供給が追いつかないという副作用も出ており、十分な手当てと説明が必要だ。

 政治はメッセージか結果かと言えば、結果だ。良い結果を出すために的確なメッセージと説明が必要なことも事実だ。首相も心がけてはいるが、さらに言葉を磨いてほしい。

 首相は昨秋の自民党総裁選で圧倒的多数で選ばれ、1年しかたっていない。「我と思わん者は手を挙げ」とやるのが普通だが、コロナとの戦いという有事では、平時と違った対応も考えられる。具体的にどうするかは、現役の人で決めてもらいたい。

 衆院選に小選挙区制が導入されて、政権選択の側面が強くなり、候補者は党首の人気に頼るようになった。候補者自身も選挙民と信頼関係を築き、どんな状況でも自分だけは生き残るという覚悟と努力が必要だ。

 不平不満を匿名で漏らす議員もいるが、党全体の足を引っ張るだけだ。政権や党幹部の言動に疑義があれば、直言すれば良い。

 細川政権時代(1993〜94年)、自民党の首相・議長経験者で構成する党最高顧問会議の面々が、料亭で懇談し、終了後に取材を受けていた。長老支配の印象を与え、悪評だった。私と谷垣禎一氏(後に自民党総裁)、町村信孝氏(後に衆院議長)らで、会議の事務局長役だった田村元・元衆院議長に進言した。田村氏は憤然としたが、結果として廃止に動いてくれた。

 私は2大政党論者であるから、政権担当可能な野党の出現を心から願っている。立憲民主党は民主党政権時代の失敗を何ら総括していない。安全保障法制を頭から否定し、「徴兵制」が導入されるかのようなパンフレット50万部を作成したこともそうだ。幹部には、立民は新しい政党で民主党とは関係ないという人さえいる。立民で失敗したら、また新たな党を作り、我々は関係ないと言うのだろうか。

 憲法学者の約7割が違憲もしくは違憲の疑いがあると言う中で、自衛隊合憲を当然のこととする立民が憲法への明記に反対というのは訳が分からない。「立憲」民主と名乗る以上、自民以上に憲法への明記を主張するべきではないか。

 自民の河本派会長だった河本敏夫氏(元通産相)は、筋金入りの平和主義者で、旧制姫路高校在学中には、軍事教練の際に反戦演説を行い、放校になった。だが、1991年の湾岸戦争後に、海部内閣がペルシャ湾への掃海艇派遣でしゅん巡した際、私の目の前で、首相と官房長官に「自衛隊を出さないと大変なことになる」と電話で進言した。野党が政権を目指すならば空想的平和主義ではなく、現実的平和主義の固まりを作らないと駄目だ。

 政治家は、国民のために働くことに喜びを感じない人がなると自身が不幸になるし、国民を幸せにはできない。振り子が右に振れようが左に振れようが、自分の頭で現実的、合理的に何が国益かを考えられる政治家が育つことを願う。

 1980年衆院選で初当選。経済企画庁長官として初入閣し、外相、法相、防衛相を歴任した。2000年に旧河本派を引き継ぎ、翌01年に高村派。12年9月から、議員引退後の18年9月まで党副総裁。現在は党憲法改正推進本部最高顧問を務める。79歳。

6848チバQ:2021/07/25(日) 20:25:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/46e0da5d9f84f0cfc286cdc76d557c3f0927de34
稲田氏が著書で独自色…自民保守派は反発、安倍氏も距離
7/25(日) 8:19配信

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(写真:読売新聞)

 自民党の稲田朋美・元防衛相=似顔=が独自色を強めている。今月、著書「強くて優しい国」(幻冬舎)を出版し、性的少数者(LGBT)の支援や女性活躍の推進を盛り込んだ。ただ、党内の保守派からは厳しい視線を向けられ、微妙な立場に置かれつつある。

【写真】歴代首相の花押…ローマ字の組み合わせもあった!

 稲田氏はかつて安倍前首相の「秘蔵っ子」として党政調会長や防衛相を歴任し、「次世代の保守派のリーダー」と目された。だが、最近では選択的夫婦別姓をめぐって旧姓を戸籍に併記する案を提唱したほか、LGBTに対する理解増進法案を国会提出しようとした。いずれも、保守派の反発が強いテーマだ。

 19日に出版した著書では、憲法改正や「敵基地反撃能力」の必要性を訴える一方で、ひとり親家庭やLGBTの支援も掲げ、「『保守』とは多様性を認め、寛容ということだ」と訴えた。「20年後の自由で公平で豊かな日本を創るためにどんな重責でも担う覚悟がある」と首相への意欲もつづった。

 そんな稲田氏に、安倍氏は距離を置くようになっている。5月と6月に月刊誌で「ポスト菅」候補として挙げた計7人の中に稲田氏の名前はなかった。

6849チバQ:2021/07/28(水) 13:33:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ba63f022c759c1e8e5c4c3af2077828dcce753a
自民総裁選管、来週にも発足 日程焦点、駆け引き激化へ
7/28(水) 7:11配信

時事通信
自民党本部(東京都千代田区)

 自民党は菅義偉首相の党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選に向け、来週にも総裁選挙管理委員会を発足させ、初会合を開く。


 複数の党幹部が27日、明らかにした。再選を狙う首相は総裁選を衆院選後に先送りしたい考えとみられるが、総裁選の先行を求める声もあり、日程をめぐる議論が当面の焦点となる。決定期限の8月末に向け、党内の駆け引きが激しくなりそうだ。

 総裁公選規程によると、総裁選管は党所属議員11人からなり、8月末までに総裁選日程を決定し、公表しなければならない。党執行部は党内各派からの委員推薦を週内にも締め切り、新委員の都合が付けば初会合を来週、第2回会合を8月後半に開く方向で調整している。

 初会合は委員長の互選にとどめ、2回目の会合で日程を決めることを想定している。

 9月5日の東京五輪・パラリンピック閉幕後の政治日程は窮屈だ。衆院議員任期満了が10月21日に迫る中、大会成功やワクチン接種進展の成果を掲げて衆院選を乗り切り、総裁選を無投票再選で切り抜けるのが首相の基本戦略とされる。通常なら9月中下旬に行われる総裁選については、まずは両院議員総会決定による短期の「総裁任期延長」を模索するとみられる。

 しかし、思惑通りに運ぶ保証はない。報道各社の内閣支持率は過去最低水準に落ち込み、党内では「菅首相は選挙の顔にならない」(岸田派中堅)と衆院選前の総裁交代を求める声がくすぶる。新型コロナウイルスの東京都の新規感染者数は27日に過去最多を記録。今後、感染拡大の責任を問う声が強まる可能性も否定できない。

 「総裁任期延長」に理解を得られない場合、9月中下旬の総裁選実施をいったん決めた後に衆院解散に踏み切り、総裁選を「凍結」するシナリオも取り沙汰される。ただ、執行部にも「あまりテクニカルに考えない方がいい」(二階俊博幹事長)との声があり、先行きは不透明だ。

6850チバQ:2021/07/30(金) 23:16:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/04c3c8a9174f1a91753b0d727911d856006ead6e
自民、総裁選へ動き本格化 「衆院選前か、後か」焦点
7/30(金) 23:03配信

産経新聞
東京・永田町の自民党本部

自民党は近く菅義偉首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選の管理委員会を立ち上げ、準備を本格化させる。昨年9月の総裁選は安倍晋三前首相の予期せぬ降板を受け「簡易型」で実施したが、今回は党員・党友投票による本来の「フルスペック」で行うことを前提に調整を進める。任期満了を10月に控えた衆院選に先行して総裁選を実施するのか否かも注目される。

簡易型に「党員軽視」批判

総裁公選規程では、投票日を「任期満了日前10日以内」とし、8月末までに日程を公表すると定めている。今回も同月内に結論を出す流れで、総裁選選管は同月3日に初会合を開き、経験者の野田毅元自治相が委員長に選出される見通しだ。

総裁選は原則、党大会で国会議員票と党員票で争われる。ただ、前回は安倍氏の後任を早期に決める必要があったため、国会議員票と都道府県連の代表者各3人による投票で菅首相が新総裁に選ばれた。

一方、簡易型の総裁選には「党員軽視」との批判がつきまとう。野田聖子幹事長代行は20日の記者会見で「原理原則に基づき、全党員の一票一票の積み重ねで民主的に決めるべきだ」と強調した。こうした意見を踏まえ、党ベテランは「フルスペックの総裁選をやる方向だ」と語る。

無投票再選の道筋

衆院選と総裁選の時期も焦点となる。総裁選をめぐっては9月上旬の告示、下旬の投開票という日程が想定されている。しかし、続投に意欲を示す首相が総裁選告示直前などに衆院解散に踏み切れば、総裁選は衆院選後に先送りとなる公算だ。

首相を支える党執行部はこれまで衆院選後の総裁選を想定してきた。衆院選に勝てば首相の功績となり、無投票再選の流れができるとの計算があった。ただ、最近は総裁選先行論が強まっている。有力な対抗馬が見当たらないなど無投票再選の道筋を見いだしつつあるためだ。首相に近い党重鎮は「時期がくれば淡々とやればいい」と語る。

内閣支持率は感染者数次第

とはいえ、新型コロナウイルス対策が批判されている菅内閣の支持率が低迷を続ければ、党内から「総裁選で『選挙の顔』を変えるべきだ」との声が強まる可能性がある。党関係者は「感染者が増えると支持率は下がる。8月の支持率が重要だ」と述べており、総裁選日程をめぐる駆け引きはしばらく続きそうだ。(広池慶一)

6851チバQ:2021/07/30(金) 23:17:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/865aad1091eaa0d311e668e7d3b5ad0367d79fa1
安倍晋三氏の不起訴不当に地元賛否 衆院選への影響憂える山口県議
7/30(金) 20:27配信

毎日新聞
「桜を見る会」前夜祭を巡る安倍晋三前首相の公職選挙法違反容疑について「不起訴不当」とした検察審査会の議決書を張り出す職員=東京都千代田区で2021年7月30日午後3時、竹内紀臣撮影

 安倍晋三前首相(66)の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭の収支を政治資金収支報告書に記載しなかったとして政治資金規正法違反(不記載)と公職選挙法違反(寄付の禁止)容疑などで告発され、不起訴(容疑不十分)処分となった安倍前首相について、東京第1検察審査会は「公選法の不起訴は不当」と議決した。


 安倍前首相の地元・山口県下関市では、検察審査会の判断に賛否の声が上がった。

 市内の無職女性(86)は「何か問題があるから不起訴不当になったのだと思う。お父さんの代から応援してきたが、安倍さんは問題が多くてもう支持できない。再捜査するなら徹底的にしてほしい」と話す。会社役員の男性(70)も「安倍さんを支持した人を優遇し、接待する場と化していたのが『桜を見る会』の実態だ。安倍さんが補塡(ほてん)を知らなかったはずはなく、まさしく寄付だと思う」と述べ「審査会の判断を受けて、検察は全体像をしっかりとらえて判断すべきだ」と語気を強めた。

 一方、「桜を見る会」に呼ばれた経験のある会社社長の男性(61)は「検察にも呼ばれて何度も説明したが、会費は料理の割には高すぎると感じた。事務所の補填を聞いた時は驚いたが、周囲の誰も寄付や供与を受けたなんて思っていなかった」と強調。「審査会が判断したのなら、もう一度しっかり捜査すればいい。それで終わりにしてほしい」と続けた。

 県政界の反応もさまざまだ。自民党県議は「もう一回、捜査するというならそれを待つしかない。秋の衆院選に影響がなければいいが」と憂慮し、共産党の県議は「このまま終わるようでは市民、国民を冒とくしているとしか思えない。今回の決定には司法、検察の姿勢が問われている」と話した。【大坪菜々美、林大樹】

6852チバQ:2021/08/01(日) 09:39:23
あえら
https://news.goo.ne.jp/article/dot/politics/dot-2021073100002.html
安倍前首相の総裁選で再々登板は絶望的 桜を見る会不起訴不当で「被疑者」へ逆戻り  
2021/07/31 09:16AERA dot.

安倍前首相の総裁選で再々登板は絶望的 桜を見る会不起訴不当で「被疑者」へ逆戻り  

「桜を見る会」で挨拶する安倍晋三前首相(C)朝日新聞社

(AERA dot.)

 安倍晋三前首相の政治団体が「桜を見る会」前日に主催した前夜祭の収支を巡り、東京第一検察審査会は、公選法違反や政治資金規正法違反の疑いで刑事告発された安倍氏と元公設秘書を不起訴とした東京地検特捜部の処分について、一部を「不当」と議決した。



 東京第一検察審査会の議決書には、<本件不起訴処分は、被疑者安倍晋三について、公職選挙法違反及び政治資金規正法違反は不当である>と冒頭に記されている。

 検察審査会が安倍前首相に対して「不起訴不当」と判断した理由について、前夜祭で安倍前首相側が地元有権者の費用の一部を支払っていたことが公職選挙法の有権者への寄附行為にあたること。そして支払った金額を政治資金収支報告書に記載していなかったことは、政治資金規正法違反にあたるのではないかと指摘している。自民党閣僚経験者は「不起訴不当」の一報を聞き、こう語る。

「すでに終わった事件と思っていた。不起訴不当で再捜査となると安倍前首相はしばらくは表舞台には出ることができない。キングメーカーとして動けず、政局はますます、流動化する」

 すでに昨年12月、捜査していた東京地検特捜部は、安倍前首相に対して嫌疑不十分と判断。元公設秘書のみ略式起訴され、罰金を納めた。それが一転「不起訴不当」の判断となった。

 議決書では、東京地検特捜部の捜査や判断についてこう記していた。

<前夜祭における会費収入を上回る費用が発生し、その不足額を(安倍前首相の)後援会側が補てんした事実が認められるものの、寄附を受けた側に、寄附を受けた認識があったことを認定する証拠がないとする。しかし、寄附の成否は、あくまで(前夜祭に参加した)個々に判断されるべきであり、一部の参加者の供述をもって参加者全体について寄附を受けた認識に判断の目安をつけるのは不十分>

 特定の参加者の供述だけで寄附ではないとした特捜部の判断に疑問を呈していた。そして、安倍前首相のついてはさらに踏み込んでいる。

<被疑者安倍の犯意について(会費の)不足額の発生や支払等について、秘書と被疑者安倍の供述だけではなく、メール等の客観的資料も入手した上で被疑者安倍の犯意の有無を認定すべき>

<十分な捜査を尽くしたうえでこれを肯定する十分な証拠がないとは言いがたく、不起訴処分の判断には納得がいかない>

6853チバQ:2021/08/01(日) 09:39:41
特捜部に対し、安倍前首相の事情聴取だけにとどまらず、客観的証拠などを精査し、より突っ込んで捜査すべきと強く求めているのだ。今後、特捜部は安倍前首相を再捜査することになる。

 公職選挙法違反容疑で、議員辞職に追い込まれた菅原一秀元経産相は、検察審査会で「起訴相当」と議決された。だが、安倍前首相の場合は、一つ手前の「不起訴不当」。

 再捜査で安倍前首相に被疑事実がないとされた場合は、そのまま不起訴となる。だが、検察幹部はこう胸の内を語る。

「検察審査会に担当検事が呼ばれたことは聞いていた。しかし、今回、不起訴不当が出るとは思いもしなかった。検察審査会は一般市民が申し立てを受けた事案について判断を下す。検察と市民感覚の違いを痛感させられた。議決書をよく読むと、特捜部の捜査は甘い、相手が首相なので忖度したんじゃないかと読める。政治、検察への不信感が滲み出ている。これまで不起訴不当であれば、再捜査でも不起訴が定番だったが、今回はそう簡単にはいかないのではないか。検察にとっても大きな試練だ」

 一方、安倍前首相はこうコメントした。

「検察当局が厳正な捜査を行い、全面的に協力をしてまいりました。その結果、不起訴との判断が示されたと承知をしています。今後、当局の対応を、静かに見守りたい」

 一般市民が判断する検察審査会。7年8か月続いた安倍一強の長期政権下で、桜を見る会だけでなく、疑惑はいくつもあった。国民の政治不信を率直に表現しているのが、議決書の<まとめ>の部分だ。

<「桜を見る会」は税金を使用した公的な行事であるにもかかわらず、本来招待されるべき資格がない後援者の人達が多数参加しているのは事実であって(中略)厳格かつ透明性の高いものにしてもらいたい>

 安倍前首相の「桜を見る会」の私物化をこう疑問視していた。

<「桜を見る会前夜祭」の費用の不足分を現金で補てんしているが、現金の管理が杜撰。(中略)疑義が生じないように証拠書類を保存し、透明性のある資金管理を行ってもらいたい>

 税金が発生しない「特別扱い」の政治資金について、厳格であるべきとも指摘。そして最後に以下のように締めくくっていた。

<政治家はもとより総理大臣であった者が、秘書がやったことだと言って関知しないという姿勢は国民感情として納得できない。国民の代表者である自覚を持ち、清廉潔白な政治活動を行い、疑義が生じた際には、きちんと説明責任を果たすべきと考える>

「前夜祭」について、安倍前首相は国会で虚偽答弁を繰り返した。まったく説明責任を果たしていないことを議決書は痛烈に批判しているのだ。前出の自民党閣僚経験者がこう言う。

「菅原氏の時もそうだが、検察審査会は怖い。五輪の開会式は不参加だったが、安倍前首相は台湾訪問を公表したばかり。秋の解散総選挙、自民党総裁選を見据えて、キングメーカーに上り詰める、場合によっては再々登板も視野に入れた動きをしていた。今回の検察審査会の不起訴不当は大誤算だったはず。安倍前首相は手足を縛られ、動きは止めざるを得ないだろう」

「次の一手」が封じられつつある安倍前首相。東京地検特捜部の再捜査に注目が集まる。
(AERAdot.編集部 今西憲之)

6854チバQ:2021/08/01(日) 09:50:22
https://www.tokyo-np.co.jp/article/120868?rct=politics
選手の活躍「政権に力」 五輪開催で自民河村氏
2021年7月31日 18時08分 (共同通信)
 記者団の取材に応じる河村建夫元官房長官=31日午後、山口県宇部市
 記者団の取材に応じる河村建夫元官房長官=31日午後、山口県宇部市

 自民党の河村建夫元官房長官は31日、東京五輪で日本代表選手が活躍すれば、秋までにある次期衆院選に向けて政権与党に追い風となるとの認識を示した。山口県萩市の会合で「五輪で日本選手が頑張っていることは、われわれにとっても大きな力になる」と述べた。
 新型コロナウイルスが感染再拡大する中での五輪開催に批判的な声があることには「五輪をやっていなくてもコロナが増えていたと思う」と主張し「五輪がなかったら、国民の皆さんの不満はどんどんわれわれ政権が相手となる。厳しい選挙を戦わないといけなくなる」とも語った。

6855チバQ:2021/08/01(日) 09:51:06
https://www.tokyo-np.co.jp/article/120710?rct=politics
菅首相、開催基準示さぬまま五輪に突入した責任に言及せず 本紙の質問はぐらかし続ける
2021年7月30日 23時39分
<民なくして 2021年夏>
 菅義偉首相は30日の記者会見で、東京五輪を中止しない考えをあらためて示した。だが、本紙が開幕前の4月以降、首相の会見で繰り返し質問した感染拡大につながるリスクへの認識や、開催の可否を判断する基準は一度も正面から説明していない。国民の不安と疑問に向き合わず、感染拡大を抑えることもできず、自ら「異例」と認める緊急事態宣言下の五輪に突入した責任にも言及しないままだ。(木谷孝洋)
◆科学的根拠なく「安全・安心」繰り返す
 首相は30日の会見で「東京五輪・パラリンピックを予定通り開催するか」と問われ「自宅でテレビ観戦してもらえるようにしていきたい」と答えた。
 本紙が質問した4月以降の首相会見で浮かび上がったのは、科学的な根拠や基準を示さず「安全・安心な大会を実現する」と繰り返す首相の説明姿勢だ。

◆論点ずらし責任回避
 4月23日の会見で「国民の命を守ることより五輪が優先されていないか」と指摘し、開催を判断する際のコロナ感染状況の基準を示すよう求めた。首相は「IOC(国際オリンピック委員会)が開催の権限を持っている」とかわし「安全・安心な大会にするために東京都、組織委員会、政府でさまざまな対応を取っている」と強調。具体策で触れたのは、海外からの観客受け入れを見送る従来の方針だけだった。
 本紙は5月14日に再度、開催基準を設けて判断すべきだと投げかけた。首相は「感染拡大を食い止め、国民の命と健康を守ることが最優先だ」と答え、ワクチン接種の加速や入国する大会関係者の絞り込みなどの対策を並べただけ。基準には触れずに、またも「安全・安心の大会実現は可能」と言い切った。
 緊急事態宣言中の同28日には、宣言下で五輪の開催は可能かと質問。IOCのコーツ調整委員長が「もちろんイエスだ」と明言していたためだが、首相は直接答えず「当面は宣言を解除できるようにしたい」と論点をずらした。
 にもかかわらず、東京に4度目の宣言を発令することを表明した7月8日の会見では、冒頭に「宣言の下で異例の(五輪)開催となった」と発言。宣言の有無に関係なく「五輪ありき」だったことを事実上認めた。五輪開幕後の27日には、東京都の新規感染者数が過去最多の2800人超に達し、官邸で記者団が「中止の選択肢はないのか」と問うと「ない」と明言している。
◆上西教授「メディアは責任問題を指摘し続けて」
 安倍政権時代、閣僚らが意図的に論点をずらしたり、すり替えて答えていると批判した法政大の上西充子教授は、首相の説明について「五輪に関する疑問点に一切答えず、言質を与えない姿勢に徹している。五輪に関する責任が大きいが故に、その責任を回避しようとしている」と指摘。「日本選手のメダル獲得が続けば世論も沸き立つと考えているのだろうが、メディアは首相の責任回避について問題点を指摘し続けるべきだ」と話す。

6856チバQ:2021/08/03(火) 10:30:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/25c2ea6ca78f7864aa5d0e3465503ce3262a4e06
資金パーティー、3度目延期 コロナ下、衆院選控え苦悩 自民2派
8/3(火) 7:07配信

時事通信
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下の自民党本部=2日午後、東京都千代田区

 自民党二階、石原両派は2日、東京都への緊急事態宣言の期限が8月31日まで延長されたことに伴い、政治資金パーティーの開催時期を延期した。

 新型コロナウイルス感染が急拡大する中で実施すれば世論の反発を浴びかねないためだ。ただ、秋の衆院選を控え「軍資金」の確保は不可欠で、対応に頭を悩ませている。

 両派は当初、いずれも6月に開く予定だった。しかし、累次の宣言発令や期間延長を受け、それぞれ3度目の延期を決定。新たな日程について二階派は未定で、石原派は9月15日とした。

 二階派関係者は「9月になると思う。今週中には決めたい」とした上で、「コロナの状況や党総裁選、衆院選が入るかもしれないと考えると先が読めない」と表情を曇らせる。石原派関係者は「衆院選へ金があるに越したことはないが、他派閥に先んじるのは避けたい。日程に余裕がなく開催は運次第だ」と漏らした。

 自民7派閥のうち、パーティーを実施していないのは4派。細田派は9月6日、竹下派は同7日の予定だ。竹下派幹部は「宣言下で開いたら笑われる」と述べ、感染状況によってはさらなる延期の可能性を示唆した。

 一方、麻生派は4月、岸田、石破両派は7月にそれぞれ、東京都が宣言中ではない期間に済ませた。ただ、岸田、石破両派は4度目の宣言開始直前となったため、インターネット上では「こんなときにパーティーをやっている場合か」との批判を招いた。

 また、岸田派では開催直後に秘書ら6人の感染が発覚。パーティーに起因するクラスター(感染者集団)発生の可能性も指摘され、同派幹部は「多くの皆さまに不安を与え、おわびしなければならない」と陳謝している。

6857チバQ:2021/08/03(火) 13:58:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/6137aa4f385885ba7caeddb28c015d153a317561
異例の幹事長5年、二階氏の「にらみ」健在…自派閥優遇に不満の声「世間から古い体質と見られる」
8/3(火) 12:55配信

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読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党の二階幹事長が3日、就任から5年を迎える。党内ににらみをきかせて政権運営を支える一方、「二階派を優先しすぎだ」などと不満もくすぶっており、次の党役員人事での処遇に注目が集まっている。

 二階氏は2日、党本部で都議会自民党の幹事長に就任した小宮安里都議らのあいさつを受けたほか、経済産業省から政策の説明を聞いた。先の都議選では候補者の応援に回り、土石流災害があった静岡県熱海市への視察を計画するなど、82歳の二階氏は精力的に活動している。

 二階氏は2016年8月、自転車事故で入院した谷垣禎一前幹事長に代わり、幹事長に就任した。幹事長は1〜2年で交代するのが通例だが、20年9月には師と仰ぐ田中角栄・元首相を抜いて在職日数は歴代最長となった。

 力の源泉は、与野党に広がる人脈に加え、政局の先を見据えた判断力だ。安倍首相時代には党総裁任期延長の検討を打ち出し、安倍氏の総裁連続3選に道を開いた。安倍氏が辞任表明すると、いち早く当時の菅官房長官を支持し、菅首相誕生の流れを作った。

 通常国会では、内閣不信任決議案が提出されれば「(首相は衆院を)直ちに解散する」と繰り返し、野党をけん制した。公明党の山口代表は「経験豊富で党の実権を持っている。二階氏抜きに政治は考えられない」と評する。

 一方、党内では二階氏が幹事長ポストに座り続けることに批判的な見方もある。人事や選挙区調整などを巡り、「二階派に有利な判断や裁定が多すぎる」(他派閥の閣僚経験者)との声は少なくない。

 二階氏は3月、菅首相の続投支持を早々に表明した。首相は衆院選を制して総裁選を無風で乗り切る戦略を描いており、二階氏周辺は「首相を支えて衆院選に勝利した幹事長を代える理由はない」と続投をもくろむ。ただ、党内には「二階氏が居座れば、世間から古い体質の党と見られる」との声も出始めている。

6858チバQ:2021/08/03(火) 13:59:02
ついにボケたか!?


https://news.yahoo.co.jp/articles/667593393400dc3f053df488426fd82d4beed55b
二階幹事長「菅首相は『続投してほしい』の声が国民の間にも強い」


8/3(火) 12:54配信

FNNプライムオンライン

自民党の二階幹事長は3日、記者会見で菅首相の任期満了に伴う総裁選について「今すぐ菅首相を代える意義は私は見つからない」と述べ、続投支持を明言した。一方、二階氏は3日、2016年の幹事長就任から5年を迎え、幹事長在職日数は歴代最長を記録、異例の長さとなっている。


二階氏は会見で自民党総裁選について問われ「審判をしなければいけない立場だから、できるだけ党内を公平に見守っていきたいと思っているが、菅首相がしっかり頑張っていて、今すぐ菅首相を代える意義は私は見つからない。むしろ『続投してほしい』という声の方が国民の間にも党内にも強いのではないかと判断している」と述べて、菅首相の続投支持を表明した。

さらに二階氏は「総裁選は総裁たる人が手を上げる、そういう人が複数あった場合に選挙になる。今のところ複数の候補になる見通しはない」と述べ、菅首相の無投票再選の可能性にも言及した。総裁選への出馬を模索する議員を牽制する狙いもありそうだ。

一方で二階氏は幹事長就任から3日で5年となったことについて「毎日、毎日が全力投球ということでその積み重ねで、皆さんの協力のおかげでたどり着くことができた」と語った。
しかし、歴代最長の5年という異例の長さで幹事長ポストに留まり続けていることに、党内で不満の声も少なくない。次の自民党役員人事で二階氏を幹事長に留任させるのか、処遇に注目が集まっている。

政治部
https://news.yahoo.co.jp/articles/667593393400dc3f053df488426fd82d4beed55b

6859チバQ:2021/08/03(火) 18:53:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/f8b008652f9877820a6f73cbf3972a2062ec5d1b
自民総裁選、26日に日程決定 党員・党友投票を実施へ
8/3(火) 18:17配信
毎日新聞
自民党本部=東京都千代田区で2019年5月16日、曽根田和久撮影

 自民党の総裁選挙管理委員会は3日、菅義偉首相の任期満了(9月30日)に伴う総裁選に関する初会合を開き、26日の次回会合で総裁選日程を決定することを確認した。委員長には野田毅元自治相を互選した。野田氏は会合終了後、記者団に「規程にのっとる」と述べ、党員・党友投票を実施する方針を明らかにした。

 党の総裁公選規程では、総裁選の日程は任期満了の1カ月前までに総務会の決定を経て公表することになっており、投開票日は規程上9月20〜29日となる。ただし、衆院解散などの場合は日程が凍結される。首相は自身の総裁任期中に衆院を解散する考えを表明しており、新型コロナウイルスの感染状況もにらみながら、全体の日程を調整する。【東久保逸夫】

6860チバQ:2021/08/03(火) 18:55:41
https://news.yahoo.co.jp/articles/5fabe160f714392c77dc676b64c86b0095153f15
自民二階派パーティー延期 コロナ踏まえ9月に
8/3(火) 16:30配信

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産経新聞
自民党・二階俊博幹事長=3日午前、東京・永田町の自民党本部(春名中撮影)

自民党二階派(志帥会)は3日、東京都内のホテルで31日に開催予定だった派閥の政治資金パーティーを9月9日に延期すると決めた。新型コロナウイルスの感染拡大で東京都などに緊急事態宣言が発令されたことを踏まえた。

6861とはずがたり:2021/08/04(水) 00:25:40
粛々と菅再選のレールを敷く二階さん。今回は党員投票もやるよとのことで菅には不利に思えるけど二階通の間では無投票再選の流れみたい。特に失政のなかった菅総裁を1年も経たない内に引き摺り下ろそうと考える人は我が自民党には一人もいないでしょうと嘯く二階の声が聞こえてきそうだw

二階幹事長「菅首相は『続投してほしい』の声が国民の間にも強い」
2021年8月3日 14時53分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/121529

 自民党の二階俊博幹事長は3日の記者会見で、菅義偉首相の任期満了に伴う自民党の総裁選について「総裁がしっかり頑張っておられる訳でありますから、総裁を変える意義は見つからない。むしろしっかり続投していただきたいという声の方が、国民の間にも党内にも強いんではないかと判断をいたしております」と述べ、続投を支持する考えを明言した。
 さらに二階氏は「基本的には、総裁選挙は総裁たらんとする人が複数あった場合に、選挙になる。今のところ複数の候補になりうるかどうかの見通しはない」と指摘。「ですから、現職が再選される可能性が極めて強い、こういう状況であるということは、誰もが承知の通りであります」と強調した。

6862チバQ:2021/08/04(水) 05:13:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/af321181782629baf07d9b8f3d21c3bfd7843d50
「番頭」失う石破氏 険しさ増す総裁への道
8/3(火) 20:52配信

産経新聞
自民党石破派のパーティーで登壇する石破茂元幹事長(右から5人目)と派閥の議員ら =7月8日午前、東京都千代田区(鴨志田拓海撮影)

自民党の石破茂元幹事長の党総裁・首相への道のりが険しさを増している。石破氏が顧問を務める石破派(水月会、17人)の代表世話人を務め、過去4回の総裁選で石破氏を支えた番頭格の鴨下一郎元環境相が次期衆院選に出馬せず政界引退する意向を固めたためだ。石破派内では次期総裁選での不戦論も漏れる。

「70歳を超えたら、次の選挙は出ないと以前から決めていた」

鴨下氏は2日午後、石破派所属議員に電話し、72歳という年齢を理由に引退する考えを伝えた。派閥中堅は「昨年から鴨下氏の考えは決まっていた」と語る。鴨下氏は昨年10月、派閥会長を辞任した石破氏による後継指名を断った。このとき、「いつまでも石破氏の面倒をみられないから」と冗談めかして周囲に説明したという。

鴨下氏は、過去の総裁選で3回、石破氏の推薦人代表を務めるなど陣営で中核的な役割を担い、厳しい戦いに臨む石破氏の精神的支柱だった。

石破派は石破氏の辞任以降、山本有二元農林水産相や伊藤達也元金融担当相らベテランが派閥を休退会するなど勢いを失っている。鴨下氏が引退の考えを固めたことについて、同派幹部は「明鏡止水の心境(であること)は変わらない。政策勉強会としてやっていくだけだ」と述べるにとどめた。

石破氏は国民的な人気は高いが、党所属国会議員の支持で広がりを欠く。党の厚生労働族の重鎮として一定の影響力を持つ鴨下氏が引退することは、石破氏にとって総裁選出馬に必要な党所属国会議員20人の推薦人集めが一層厳しくなったことを意味する。派閥中堅は「次の総裁選は石破派は『非武装中立』だろう」と述べ、石破氏を擁立せず菅義偉首相の再選に協力する考えもにじませた。

(奥原慎平)

6863チバQ:2021/08/04(水) 05:14:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/8904adce43d1c0c0287a14f2f388039964ead6e3
総裁選キックオフ 支持低迷も「菅降ろし」気配なし
8/3(火) 20:48配信

産経新聞
自民党は3日、菅義偉首相の党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選の選挙管理委員会の初会合を党本部で開いた。今後、日程や手順の協議が本格化する。衆院選を間近に控える中、新型コロナウイルスの感染拡大もあって内閣支持率は低迷し、党内の危機感は強い。だが、現時点で首相以外に有力な立候補の動きは見当たらず、「菅降ろし」の気配も乏しい状況となっている。

選管会合で二階俊博幹事長は「公平、公正だ。皆さんの協力をお願いしたい」と強調した。選管は野田毅元自治相を委員長に選出。昨年9月の前回とは異なり、党員・党友投票を含む「フルスペック」での実施も確認した。総裁公選規程では投開票日は9月20〜29日の間となり、今月中に決定する。

首相は7月、読売テレビ番組で再選出馬について「時期がくれば当然のことだろう」と語った。現職首相がいち早く手を挙げるのは異例だ。二階氏も3日の記者会見で「しっかり頑張っているので、今すぐ代える意義は見つからない」と述べた。「今のところ複数の候補になる見通しはない」とも語り、無投票の可能性に言及した。

首相や二階氏には、他の立候補を牽制(けんせい)する狙いもあるとみられる。政権幹部は、衆院解散で総裁選日程が「凍結」されるか、首相の無投票再選が決まった後に衆院選に突入するという青写真を描く。

実際、「ポスト菅」とされる面々は慎重だ。前回総裁選で首相に挑んだ岸田文雄前政調会長は「(総裁選の動きを)注視していきたい」と述べるにとどめている。

内閣支持率回復の兆しがないにもかかわらず「菅降ろし」が顕在化しないのは、安倍晋三前首相や二階氏ら党内有力者、主要派閥がそろって首相の続投を支持しているからだ。平成21年の麻生太郎政権末期に麻生氏の退陣を要求する「麻生降ろし」が起き、結果的に民主党に政権を明け渡した苦い記憶もある。中堅議員は「右往左往すればむしろ支持を失う。菅首相で戦うしかない」と話す。

一方、中堅・若手からは複数候補による総裁選の実施を求める声も上がった。鈴木馨祐元外務副大臣は3日、ツイッターに「コロナ対策を含めた議論を徹底して戦わせることこそが国民の皆さんの信頼に応える自民党の姿だ」と投稿し、無投票に異論を唱えた。

(永原慎吾)

6864チバQ:2021/08/04(水) 10:06:54
https://news.yahoo.co.jp/articles/4c75a8dfca4cbfe9b1332d17e1e885dd6d980c12
二階氏、自民幹事長在職5年に 他派閥と摩擦、続投が焦点
8/4(水) 7:07配信
時事通信
記者会見する自民党の二階俊博幹事長(中央)=3日午前、東京・永田町の同党本部

 自民党の二階俊博幹事長が3日、在職5年を迎えた。

 菅義偉首相の信頼が厚く、政権の後ろ盾として、歴代最長の在任記録を更新中だ。ただ、自ら率いる二階派優遇とも指摘される党運営には他派の批判も根強い。秋の衆院選後に想定される党役員人事で続投するかが焦点となっている。

 二階氏は2016年8月、谷垣禎一氏の後任として安倍晋三首相(当時)に起用された。安倍氏辞任による20年9月の党総裁選では、菅氏を真っ先に支持し、政権誕生の立役者となった。82歳と高齢だが党運営や国会運営を取り仕切る鋭い政局勘は健在で、「党内で最も政治的技術を持つ」(安倍氏)と評される。

 二階氏は3日の記者会見で「党員・党友の協力のおかげできょうまでたどり着けた。しっかり謙虚に取り組んでいきたい」と語った。

 一方、他派閥からは「長過ぎる弊害」を指摘する声も上がる。党人事で要職への二階派メンバー起用が目立つほか、衆院選の候補者調整では、群馬1区など内部の公認争いを抱える選挙区の多くに二階派が絡み、摩擦が生じている。

 二階派のベテラン議員は「二階氏は政権の安定に不可欠だ」と、衆院選後も幹事長続投を求めていく構えだ。二階氏と距離を置く安倍氏、麻生太郎副総理兼財務相、甘利明税調会長の「3A」は続投阻止へ連携を強めている。

6865とはずがたり:2021/08/04(水) 22:40:35

大人しくして自民党の大敗を待つ作戦に切り換えたらしいがもう石破の旬は過ぎて河野とか野田辺りになりそう。議長にも下野して大安売りの時でも総裁にもして貰えないんちゃうか

石破氏「菅首相で衆院選を」 総裁選出馬は明言避ける
https://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e7%9f%b3%e7%a0%b4%e6%b0%8f%e3%80%8c%e8%8f%85%e9%a6%96%e7%9b%b8%e3%81%a7%e8%a1%86%e9%99%a2%e9%81%b8%e3%82%92%e3%80%8d-%e7%b7%8f%e8%a3%81%e9%81%b8%e5%87%ba%e9%a6%ac%e3%81%af%e6%98%8e%e8%a8%80%e9%81%bf%e3%81%91%e3%82%8b/ar-AAMUqfQ?ocid=st
共同通信社 2021/08/04 10:01

 自民党の石破茂元幹事長は4日のラジオ日本番組で、次期衆院選について「昨年の総裁選で菅義偉首相を圧倒的に選んだ。首相の下で一生懸命やって、審判を仰ぐのも一つの考え方だ」と述べた。自身の総裁選出馬に関しては「単なる人気とか、そんなもので決めることではない」と明言を避けた。

 自身も立候補した昨年9月の総裁選を巡り「菅首相の実直さや、組織を管理する能力をみんなが評価した」と指摘。衆院選については「仮に国民が(自民党を)選ばなければ、自民党は体制を刷新する。一つの国民に対する敬意の表し方だ」と強調した。

6866チバQ:2021/08/05(木) 13:55:29
https://news.yahoo.co.jp/articles/65a70c1cf0b84364538abdc166772dc2426e7d3f
安倍前首相落胆…!不起訴不当で「安倍派」の立ち上げ消滅の危機
8/4(水) 13:02配信

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FRIDAY
安倍前首相の再々登板はありうるのか…

安倍晋三前首相(66歳)が我が世の春を謳歌した「桜を見る会」。その前日に支援者を招いて開催していた夕食会の費用を政治資金収支報告書に記載していなかった事件で、東京地検特捜部は安倍氏を嫌疑不十分で不起訴としていた。

【画像】安倍首相の政治資金収支報告書にコンパニオン代が……

だが、東京第一検察審査会(検審)は7月30日付けで、その一部について「不起訴不当」という判断を下した。今後、地検が再度捜査することになる。

「検審はかなり踏み込んだ判断をしました。安倍前首相について、『総理大臣までやった人が秘書の行いであって、自分自身は知らなかったと弁明するのでは国民が納得しない』『“政治活動は清廉潔白に、疑われる点があるなら説明責任を果たすべき』とまで指摘しています」(全国紙司法担当記者)

再捜査の対象は、安倍氏側が補てんした夕食会の費用が選挙区内での寄付にあたるのではないかという公職選挙法違反と、安倍氏が代表を務める資金管理団体の会計責任者の選任監督を怠ったのではないかという政治資金規正法違反の2つの容疑についてである。

「検審は『一部の参加者の供述だけで参加者全体について寄付を受けた認識がないと判断したのは不十分。安倍氏や秘書らの供述だけでなくメールなどの客観資料も入手したうえで犯意を認定すべきで、不起訴の判断には納得がいかない』と、東京地検特捜部の捜査も批判しています。たしかに、安倍前首相や秘書の供述だけで判断したのは、最初から安倍前首相に累が及ばないことがありきで捜査を進めた結果と言われても仕方ありません」(同前)

検審の「不起訴不当」の議決は今後の政局に大きな影響を与えることになりそうだ。あるベテラン永田町関係者はこう明かす。

「これまで安倍さんは表立った活動を控えていましたが、最近は徐々に再開しつつありました。議連活動で注目され、都議選の応援に駆けつければ聴衆が集まり、本人も手ごたえをつかんでいたようです。また、来る今秋の総選挙では自民党内で公認争いをしている選挙区が複数あり、出身派閥である細田派所属議員の後押しをすべく、彼らの地元入りを繰り返していました」(同前)

いずれもそれらは、自身が細田派に復帰して安倍派を形成する地ならしと永田町では見られてきた。

「細田派は事実上、安倍前首相がオーナーのようなものですが、去年9月に政権を投げ出すように退陣したと指摘する声も多いことから、派閥にいきなりボスとして返り咲くのはハレーションが起きかねないということで自重していました。それでも、早ければ『総選挙前に細田派を安倍派に』と狙っていた。

しかし、その最大のネックとなっていたのが、まさに検審の判断です。安倍さんは相当気にしていてヤキモキする日々を送り、祈るような気持ちで決定を待っていたと聞いています。今回、再捜査という判断が下ったことに加え、国民への説明責任にも言及されてしまった以上、早期の安倍派の立ち上げはかなり難しくなりました」(同前)

再捜査の結果が出るのは総選挙後とされ、そこで不起訴が維持されれば、検審による二度目の審査は行われないことになっている。

「普通に考えれば、特捜部が安倍前首相を起訴する可能性はゼロに近く、このまま捜査終結となるでしょう。ただし、特捜部としても捜査を尽くしたとは言い難い状況にはあります。世論の声が高まっていることを気にして、これまでとは違う動きをすることはありえますよ」(前出・司法担当記者)

「安倍派」は誕生するのか、それとも幻に終わるのか……永田町は特捜部の動きを固唾を呑んで見守っている。

FRIDAYデジタル

6867チバQ:2021/08/06(金) 07:50:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/3dd59dfbe5e719e64419df6d0a50be913c9de8c6
自民・高市氏が「総裁選出馬」 月刊誌で意向表明
8/5(木) 21:48配信
共同通信
高市早苗前総務相

 自民党の高市早苗前総務相が近く発売の月刊誌「文芸春秋」で、菅義偉首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選に出馬する意向を明らかにしていることが5日、分かった。菅内閣を支持するとしつつも、複数候補による政策論争の機会を望むと強調。総裁選の後に衆院解散・総選挙に臨むべきだとしている。

 同誌で高市氏は、首相は昨年9月の就任当初に比べ、力強い発信ができていないと指摘。「党員や国民の十分な信任を受ける機会がなかったからだ」と分析した。

 総裁選に当たっては、国会議員と都道府県連の投票による簡略型だった昨年とは異なり、党員投票を実施することが重要だと主張した。

6868とはずがたり:2021/08/08(日) 12:20:44

自民党,こういうの巧いからなあ。。森で死んだと思わせておいてからの小泉とか。嫌な感じの高市が女性初の総理ってストーリーで勝ってしまうと可成り強そう

自民・高市氏、総裁選出馬に意欲 月刊誌で「決断」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080501311&g=pol
2021年08月05日21時12分

 自民党の高市早苗前総務相(60)=衆院奈良2区=が、菅義偉首相(党総裁)の任期満了に伴い9月に予定される党総裁選出馬に意欲を示していることが5日分かった。10日発売の月刊誌「文芸春秋」で表明するという。
河野氏が新著、首相に意欲 「日本を前に進める」

 関係者によると高市氏は同誌で、首相の政権運営を「アベノミクスの2本目の矢である機動的な財政出動は適切に実行されなかった」と批判。「社会不安が大きく課題が多い今だからこそ、総裁選に出馬することを決断した」と訴えている。
 立候補には党所属国会議員20人の推薦が必要となる。高市氏は無派閥で、かつて最大派閥の町村派(現細田派)に所属した。同派出身の安倍晋三前首相に近く、両氏は3日に衆院議員会館で会談している。

高市早苗前総務相が自民総裁選出馬意向
2021/8/5 21:07 (JST)8/5 21:25 (JST)updated
c一般社団法人共同通信社
https://nordot.app/795987093031895040?c=39550187727945729

 自民党の高市早苗前総務相が近く発売の月刊誌「文芸春秋」で、9月末の菅義偉首相の総裁任期満了に伴う総裁選に出馬する意向を明らかにしていることが5日、分かった。

6869名無しさん:2021/08/09(月) 15:19:18
自民総裁選、9月29日軸 衆院解散の余地確保か
2021年08月04日20時01分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080401195&g=pol
 自民党執行部は、菅義偉首相の9月末の党総裁任期満了に伴う総裁選について、同17日告示、29日投開票とする案を軸に検討に入った。総裁公選規程が定める中で最も遅い日程で、9月5日の東京パラリンピック閉幕から一定の期間を確保し、首相が9月中の衆院解散に踏み切る余地をできるだけ広げる狙いがある。
 党幹部は4日、総裁選は9月29日投開票が有力と指摘。その理由について「首相の選択の幅が広がる」と語った。総裁選挙管理委員会が日程を決める今月26日に向け、党内の駆け引きが激しくなりそうだ。

6870チバQ:2021/08/10(火) 11:26:39
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080601047&g=pol
菅首相、「唯一の戦争被爆国」読まず 初の原爆忌で失態
2021年08月06日18時17分

 菅義偉首相が広島市の平和記念式典で行ったあいさつの際、事前に用意した原稿の一部を読み飛ばし、野党からは6日、「非礼だ」などと批判する声が上がった。昨年9月に就任した首相にとって初めての原爆忌だったが、その後、謝罪する失態となった。


 首相が読み忘れたのは「わが国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていく」などのくだり。この後の記者会見の冒頭で、首相は「あいさつの一部を読み飛ばしてしまい、この場を借りておわびする」と陳謝した。
 首相周辺は「(原稿の)紙がのりでくっついていた」と釈明するが、首相は読み飛ばしの結果、前後のつながりが不自然だったにもかかわらず、そのままあいさつを続けていた。
 共産党の志位和夫委員長はツイッターで「まさか読み飛ばしとは。原爆死没者、被爆者に対して礼を失している」と非難。立憲民主党幹部も「論評以前の問題。首相は心ここにあらずなのだろう」と語った。政府関係者は「準備不足だ。政治のメッセージを軽視している」と肩を落とした。
 一方、自民党のベテラン議員は「言い間違いは誰にでもある。魔が差したのだろう」と首相を擁護。首相は昨年の臨時国会などでも用意された原稿の読み間違いが相次ぎ、周囲が休養を勧めたことがあった。同党幹部は「相当疲れている。ずっと休んでいないので、1日ゆっくりしたほうがいい」と語った。


https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081000212&g=pol
菅首相、長崎式典遅刻を謝罪 「心からおわび」
2021年08月10日10時30分

 菅義偉首相は10日、長崎市での平和祈念式典に1分遅刻したことについて「結果的に時間管理上の問題で遅刻した。心からおわびしたい」と謝罪した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 政府は10日、首相の遅刻理由を「事務方による時間管理上の不手際」と説明した。式典は9日午前10時45分に始まったが、首相は遅れて同46分に着席した。

6871チバQ:2021/08/10(火) 11:27:11
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080300237&g=pol
【点描・永田町】支持率下落で狂った再選戦略
2021年08月08日18時30分

東京五輪の競技開始を受け、記者団の質問に答える菅義偉首相=7月21日、首相官邸

 国民の不安と期待が交錯するコロナ禍の中での東京五輪が7月23日に開幕し、世界から集結したアスリートたちが17日間の熱闘を展開している。ただ、各国選手や関係者のコロナ感染が相次いでいることで「安全安心な大会運営」は看板倒れにもみえる。このため、「五輪成功」を大前提とした菅義偉首相の再選戦略にも狂いが生じている。五輪主催都市・東京を中心とするコロナ感染急拡大が止まらず、コロナ収束への切り札とされるワクチン接種の混乱も際立つことで国民の不安と不信も拡大。五輪開催直前の世論調査で内閣支持率が過去最低にまで落ち込み、政府与党内に政権の前途を危ぶむ声が広がったからだ。
菅首相「無投票再選」に暗雲 自民総裁選、複数が出馬模索

 首相は、内外の強い懸念や反発をはねのけて五輪開幕に突き進み、大会主催者の国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と共に「安全安心な大会にする」と呪文のように繰り返してきた。その上で、「始まれば、日本の金メダルラッシュで国民が熱狂する」(周辺)と読み、五輪・パラリンピックの開催成功による内閣支持率回復によって、五輪閉幕後の次期衆院選勝利と自民党総裁再選で、第2次政権を発足させることへの自信もにじませていた。
 しかし、五輪史上例のない「無観客」での開会式に象徴されるように、57年ぶりの東京五輪は「光と影が交錯する、不安だらけの大会」(閣僚経験者)となっている。しかも、五輪開催中の東京の感染拡大は「今年1月からの第3波をはるかに超える危機的状況」(感染症専門家)とされ、重症者や入院患者の増加などで、「五輪期間中の医療逼迫(ひっぱく)」(同)も現実味が増している。
総裁選先行が“菅降ろし”誘発も
 そうした中、政府与党内では、五輪後の政局で最大の焦点となる次期衆院選について、パラリンピック閉幕直後の9月上旬解散―10月上中旬投開票という日程の先送り、自民総裁選の先行実施論が台頭している。五輪開催前に主要メディアが一斉に実施した世論調査で、いずれも菅内閣の支持率が過去最低、不支持率は過去最高となり、自民党の支持率も連動する形で下落したことで、公明党も含めた与党内で、次期衆院選への不安が加速したためだ。
 与党内では、かつて参院のドンと呼ばれた青木幹雄元官房長官が唱えた「青木の法則」に改めて注目が集まる。「内閣と自民党の支持率合計が50を割ると政権危機」というもので、時事通信社の7月の調査では合計が「50.7」と危険水域ぎりぎりの数字となった。7月4日に投開票された東京都議選での想定外の自民伸び悩みも「保守層の自民離れ」(自民選対)によるもので、「コロナ対策で後手を続ける首相への不信感が原因」(元自民事務局長)とみられている。
 首相が昨年9月の就任以来、最善のシナリオと位置付けてきたのは「五輪成功→衆院解散断行→自民勝利で総裁選無投票再選」という展開だった。しかし、首相はここにきて「最優先すべきはコロナ対策」と9月上旬解散への慎重姿勢をにじませ、官邸サイドも「衆院選は遅ければ遅いほどいい」と漏らす。自民党内では「解散先送りなら総裁選先行が筋」(閣僚経験者)との声も相次ぐが、首相サイドは「総裁選を無投票再選にして、解散時期の選択肢を広げる」となお強気だ。ただ、「五輪が成功しなければ無投票再選は困難」(閣僚経験者)との見方も多く、「菅首相では選挙は戦えない雰囲気になれば、総裁選が菅降ろしを誘発する」(長老)ことも想定される。このため、首相にとって今後の約1カ月間は「コロナ、ワクチン、五輪・パラリンピックに神経を苛(さいな)まれる日々」となりそうだ【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」8月2日号より】。

6872チバQ:2021/08/10(火) 11:33:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/027e8630a3782dde2bab0bb9c47a193ad29f80ca
「五輪終わればコロナ一色」 楽観論に懸けた政権 感染爆発に焦り
8/9(月) 9:43配信

西日本新聞
東京五輪の閉会式に出席される秋篠宮さま(中央)。左は菅首相=8日、国立競技場(撮影・中村太一、軸丸雅訓)

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言下で幕を開け、8日に幕を下ろした東京五輪。政治的には安倍晋三前首相が政権の求心力に、後継の菅義偉首相も次期衆院選への弾みにと、それぞれ位置付けた大会だった。日本勢のメダルラッシュに国民が沸くのと並行して、コロナ「第5波」の爆発的感染が列島を覆った。楽観シナリオで五輪に突き進んだ菅政権の支持率が回復する兆しは、まだ見えない。


 閉幕に先立ち、首相は国立競技場内で国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長から、五輪運動の発展に寄与したことをたたえる「五輪オーダー」(功労章)で最高の金章を授与された。午後8時からはマスク姿で秋篠宮さまと並んで閉会式に臨み、入場行進する各国の選手や大会関係者を見守り、健闘をねぎらった。

 「安全安心の大会」(首相)の裏で、国内では1日の新規感染者数が1万5千人を超えるなど、かつて経験したことのない感染爆発が続く。6日の記者会見で、首相は「五輪が感染拡大につながっているという考え方はしていない」と強調したものの、感染を下火に向かわせるために政府が呼び掛ける自粛と行動変容が、国民の心に響いていないのは明らかだ。政府の感染症対策分科会の尾身茂会長は「五輪が人々の意識に与えた影響はあるのではないか」と指摘する。

 東京大会前、首相は中止や再延期を進言する側近の声に耳を貸すことはなかった。「やめることは一番簡単。挑戦するのが政府の役割だ」。開幕直前の米紙ウォールストリート・ジャーナルのインタビューには、こう率直に心境を明かしている。

 強気の源泉は、ワクチン接種の加速だった。感染力が強いデルタ株への懸念が高まっている中でも、欧米などの先行事例を基に「7月末には感染状況が好転する」との楽観論に懸けた。ところが-。

 結果は、大会前に「予防的」に東京に発出した緊急事態宣言でも第5波の勢いは食い止められず、大会期間中、なりふり構わず宣言の対象地域を拡大せざるを得ない事態に。重症者も急増し、医療崩壊の危機が現実味を帯びる。最近まで「重症化しやすい高齢者の接種が進み、新規感染者数に一喜一憂する必要はない」としていた官邸関係者も、感染ピークが一向に見えない現状に焦りを隠せない。

 「人類がウイルスに打ち勝った証し」として五輪の一定の成功をアピールし、祝祭ムードの追い風を受けて衆院解散・総選挙、自民党総裁選になだれ込む-。首相の基本戦略は、根本的な練り直しを迫られそうだ。五輪の1年延期が決まる前からの約1年半の間、政権支持率はウイルスの状況に直結して上下してきた。「感染状況がコントロール不能に陥り、出口が見えなくなっている」(政府関係者)現状で、解散権も含む首相の政治的求心力は相当傷ついている。

 政府高官は「五輪を開いてよかった。『こんな時だから勇気づけられた』という声も聞く」と胸を張る。だが、首相が開催の前提条件とした「国民の命と健康を守る」ことが難しくなっている今、「五輪が終わればコロナ一色になる。このままでは選挙に大負けする」(自民関係者)との声も漏れ始めた。(久知邦)

6873チバQ:2021/08/10(火) 11:34:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/57c5dd1a6432616ad9f56bad8c8500be7dfa145e
窮地の菅首相、楽観的過ぎる政局シナリオ 統治能力欠いて、コロナ感染急拡大
8/5(木) 10:32配信

47NEWS
首都圏3県と大阪府への緊急事態宣言発令などを決定し、記者会見する菅首相=7月30日夜、首相官邸

 

 東京五輪が7月23日に始まった。だが、新型コロナウイルス緊急事態宣言下で無観客開催となった上に、期間中に爆発的な感染拡大を招き、菅政権の統治能力のなさが、あらわになった。自民党内では、先の東京都議選の敗北もあり「菅義偉首相では間近に迫る衆院選を戦えない」との悲観論が広がる。首相はこの窮地を脱することができるのだろうか。(共同通信=内田恭司)

 ▽内閣支持率は30%台前半まで下落

 「自宅でテレビ観戦してもらえるよう、要請をしっかりしたい」。菅首相は7月30日夜、緊急事態宣言の対象地域拡大決定を受け、官邸で開いた記者会見でこう述べ、感染拡大を受けた東京五輪の中止は考えていないとの認識を示した。

 ただ強気の発言とは裏腹に、コロナや五輪への対応を巡り、頭を悩まし続けてきたのは、疲れた表情から明らかだ。東京が4度目の緊急事態宣言下にあり、1日あたりの感染者数が4千人を超えた日があるほどなのだから、当然と言えば当然だ。

報道各社による世論調査の内閣支持率

 頼みのワクチン接種が、需給のミスマッチやワクチンの供給不足でペースダウンしたことによるダメージも大きい。報道各社が7月中旬までに行った世論調査では、内閣支持率が軒並み下落し、複数の社が30%台前半になった。

 二階俊博幹事長や安倍晋三前首相ら党内の実力者は、首相を支える姿勢を変えていない。だが、多くの国会議員が菅首相の下での衆院選に不安を募らせているのが現状だ。

 首相の党総裁任期は9月末までだが、総裁選は行わずに、10月21日が任期満了の衆院選後に先送りされる気配が濃厚だ。だが首相がさらに窮していけば、衆院選前の総裁選実施を求める動きが表面化する可能性はゼロではない。

 ▽二階氏が持つ小池カード

 自民党内で期待の声がじわりと広がるのは、7月4日投開票の都議選で、自身が率いる地域政党「都民ファーストの会」を善戦に導いた小池百合子都知事だ。

 小池氏は都議選後すぐに、国会議員時代からのパイプを持つ二階氏と会談。二階氏は8日、TBSのCS放送番組で「小池氏が国会に戻るなら大いに歓迎する」と語り、永田町で「二人で国政復帰のタイミングを計っているのではないか」と臆測を呼んだ。

 取り沙汰されるのは、小池氏が9月5日のパラリンピック閉会を待って辞任。菅原一秀前経済産業相(公職選挙法違反で略式起訴)が議員辞職したために空いている衆院東京9区から衆院選に出馬するというシナリオだ。

 二階派のベテラン議員は「復党すれば、二階氏との関係を考えると、総裁候補にもなりうる。新党を立ち上げ、連立を組む手もある」と話す。

 二階氏と選挙後の主導権を争う安倍氏の意向も気になるところだ。安倍氏のもっぱらの関心事は、五輪成功やコロナ抑制もさることながら、「台湾有事」(細田派中堅議員)であり、この観点なら小池氏であれば問題ないように映る。

 自民党内で「保守系右派」と位置付けられた小池氏は、2006年の第1次安倍政権で首相補佐官に就き、日本版国家安全保障会議(NSC)や秘密保護法制などの検討を担った。台湾との関係も深く、15年には現地で総統選を控えた蔡英文氏と会談している。

 ▽首相は「間違っていない」と自負

東京五輪の開会式で各国選手団の入場行進を終え、打ち上げられた花火=7月23日夜、国立競技場

 だが、「小池総理」の誕生にどれほどの現実味があるのだろうか。菅首相は7月26日発売の「月刊Hanada」でのインタビューで「自分がやっていることは間違っていないとの自負がある」と語り、コロナ対策を含めた実績への自信をにじませた。

 先の二階派ベテラン議員も「首相は政権への意欲を失っていない」と見る。4度目の緊急事態宣言や、東京五輪の無観客開催などで大きなダメージを受けたが、五輪・パラリンピックで盛り上がり、余勢を駆って衆院解散に踏み切るシナリオは捨てていないという見立てだ。9月中に解散、10月に衆院選の投開票日を設定する日程だ。

 五輪で日本選手団はメダルラッシュに沸き、テレビは五輪一色だ。1日当たりの感染者数も8月上旬には減少傾向になるとみて、パラリンピックは観客を入れて開催。成果を挙げることで内閣支持率は上昇に転ずるとの“超”楽観論だ。ワクチン接種がさらに進み、10月には集団免疫状態に達するとの予測もある。

6874チバQ:2021/08/10(火) 11:34:45
 小池氏はどうか。首相に近い政府関係者は「衆院選には出られないだろう」と話す。五輪が終われば、900億円以上もの収入不足の穴埋めなど、膨大な事後処理が待っている。「それを放り出すことはできない」という常識的な判断だ。

 出馬したとしても、希望の党代表として自民党と激しく争ったのは、わずか4年前。いくら二階氏とのパイプが太いとはいえ、復党への反対論は根強い。

 先の細田派中堅議員は、安倍氏が「小池首班」で二階幹事長と合意する選択肢はない、と断った上で、「安倍さんが考える『ポスト菅』候補は、岸田文雄政調会長や茂木敏充外相で変わらない」と話す。ただ衆院選で大敗しない限り、安倍氏は引き続き首相を支持し、第2次菅政権でも影響力を温存していく意向という。

 ▽野党共闘分断に米国の影

 野党共闘が十分に進まないことも、菅首相には有利な材料だ。立憲民主党は衆院選に向けて共産党との選挙協力を進めるが、支持組織の連合や連携する国民民主党からの反発が強く、いまだに踏み込んだ共通政策を打ち出せない。

全国のワクチン接種率の推移

 全289小選挙区のうち70前後で候補者が重複しているが「野党候補の一本化作業が進んでいない」(立民関係者)のが現状だ。

 立民の枝野幸男代表は7月11日、大分市を訪れて社民党初代党首を務めた村山富市元首相と会い、政権交代への意欲を訴えた。立民内には、村山氏が自衛隊合憲に転換したように「思い切った行動に出る決意を示した」と見る向きもある。

 実はここに「枝野氏の苦悩がある」と立民のベテラン議員が話す。日米同盟重視を掲げる立民は米国の政権交代を機に、米側の有識者や議会関係者らとのミーティングを重ねているが、「台湾有事への対応は一つのテーマになっている」という。

 野党共闘の原点は「安保法制廃止と立憲主義の回復」だ。しかし、米国は安保法制に基づく日米連携を重要視しており、廃止容認はありえない。それでも枝野氏が廃止を目指すなら「集団的自衛権の行使容認のため、自ら憲法9条改正を進めるしか、日米同盟重視との論理的整合性がとれない」(共闘関係者)との指摘も出る。

 野党共闘を掲げながら、枝野氏をはじめとする立民幹部から、共産党との「野党連合政権」を否定する見解が相次ぐ。背景には、連合の意向もさることながら、立民の日米同盟重視の姿勢につけ込み、結果として共闘分断の方向に働き掛ける米国の動きがあるとみて間違いない。

 ▽首相の大勝負は最終盤

 「菅首相の政権運営は根拠のない楽観主義だと批判されるが、首相には『ワクチン普及でコロナは収束し、五輪も最後は盛り上がる』というシナリオしかない。この流れで衆院選に入っていくことになるだろう」。先の首相に近い政府関係者の言だ。

 首相の楽観シナリオは、果たして現実となるだろうか。感染者増とワクチン普及の均衡点はいつ来るのか。二階氏に小池カードを切るタイミングはあるのか。米中関係など国際情勢はどう絡むか。首相の政治生命を懸けた「大勝負」は、さまざまな思惑が交錯しながら最終盤を迎えようとしている。

6875とはずがたり:2021/08/10(火) 19:02:07

石破は菅さんで総選挙が筋と蟄居・不出馬を匂わしたが岸田はやる気満々か。

岸田氏、総裁選再挑戦に意欲 「痛み知る政治家」強調
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021062900968&g=pol
2021年06月29日17時28分

 自民党の岸田文雄前政調会長は29日、北海道岩見沢市で講演し、昨年の党総裁選敗北に触れた上で「逆転に向けてしっかり努力していきたい」と述べ、再挑戦に意欲を示した。
自民・岸田氏、総裁選にらみ保守傾斜 背後に安倍氏?賛否交錯

 岸田氏は党広島県連会長として臨んだ4月の参院広島選挙区再選挙で公認候補が敗れたことにも言及。「負け、逆境、痛みを知ることができる政治家として、弱い立場の方々への共感を大事にする」と強調した。

6876チバQ:2021/08/11(水) 19:36:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9096748546028bbb4933d66734a53dfaaed3039自民幹部「ワクチン一本足打法では限界」、衆院選にらみ経済対策求める声
8/11(水) 8:53配信

読売新聞オンライン
自民党本部

 自民党内で、新たな経済対策を求める声が強まっている。新型コロナウイルスの感染拡大で菅内閣の支持率は低迷しており、大規模な財政出動を掲げて局面打開を図る狙いからだ。秋までに迫った次期衆院選をにらみ、党は近く議論を開始し、政府への提言をまとめる方針だ。

 「コロナを克服するための追加経済対策にしっかり取り組んでいく」

 10日朝、東京都板橋区の街頭に立った自民党の下村政調会長は、コロナ禍で打撃を受けた経済を下支えするための追加経済対策を取りまとめ、政府に働きかける考えを強調した。

 政府は2020年度、コロナ対応のため3度にわたって補正予算を編成した。国民1人当たり10万円の一律給付や、観光支援策「Go To トラベル」を盛り込み、補正だけで歳出総額は70兆円を超えた。

 21年度に入ってからは、追加対策が打ち出されておらず、党内からは「もう1、2回、大きなショットを出して国民の生活を支えていく対策が必要だ」(安倍前首相)との声が上がる。

 背景には、衆院選までに政権浮揚の好材料が乏しいという事情がある。東京五輪でのメダルラッシュは内閣支持率の上昇につながらず、読売新聞社が7〜9日に実施した全国世論調査では過去最低の35%に落ち込んだ。党幹部は「ワクチン接種拡大の一本足打法では限界がある」と吐露する。

 二階幹事長は、補正予算案について「選挙前に骨格ぐらいは組んで国民に問いかけるのは、与党・自民党の責任だ」とし、衆院選前に大枠を提示すべきだとの考えだ。「30兆円に近い」規模が必要とも語る。

 具体的には、生活困窮世帯への支援策が焦点となりそうだ。下村氏は個人的な考えとし、住民税非課税世帯などへの1人当たり10万円給付を提唱する。

 首相も「常に経済対策は頭の中に入れている」とし、衆院選前の補正予算案の編成指示を視野に入れる。ただ、「先に数字を出せば、野党はさらにそれ以上の金額を言ってくる」(自民中堅)との懸念から、打ち出すタイミングは慎重に見極める考えだ。

6877チバQ:2021/08/11(水) 21:35:25
https://www.tokyo-np.co.jp/article/123134?rct=politics麻生財務相、自宅待機を解除 濃厚接触者に当たらず 運転手がコロナ感染
2021年8月9日 16時37分


 私設運転手が新型コロナウイルスに感染し、自宅待機していた麻生太郎財務相は、濃厚接触者に当たらないことがわかった。財務省が9日、発表した。保健所が同日午前に判断したという。麻生氏は午後から自宅待機を解除した。
 財務省によると、6日夕に運転手の感染が判明し、麻生氏はPCR検査を受けた。結果は翌7日に陰性と出ていた。

6878チバQ:2021/08/11(水) 21:54:15
https://news.yahoo.co.jp/articles/3f54963d2887c7f196d4eda8cd2bd6b67c0a925c
五輪メダルラッシュも、政権浮揚に結びつかず 衆院選目前
8/11(水) 19:36配信

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産経新聞
列島が日本人選手のメダルラッシュに沸いた東京五輪が閉幕し、自民党が焦りの色を濃くしている。自民は五輪成功を次期衆院選の追い風にするシナリオを描いていたが、報道各社の世論調査で菅義偉(すが・よしひで)内閣の支持率下落に歯止めがかからないからだ。「安心安全」の五輪開催期間中も新型コロナウイルスの新規感染者は増加を続け、政府の感染対策への不満が五輪の政権浮揚効果を打ち消している。

「大変な思いをしながらこの大会にこぎつけたと思う。敬意を表したい」。首相は10日、官邸を訪れた東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長らをこうねぎらった。

立憲民主党や共産党などからは開催に批判的な声が相次いだが、国際的な約束を重視した政府は開催を後押し。そのかいもあって、五輪後の報道各社の世論調査では、開催を「よかった」と評価する回答が多数を占め、政府高官は「多くの関係者が安堵(あんど)している」と胸をなでおろした。

とはいえ、五輪後も内閣支持率が回復する兆しはない。朝日新聞は28%(7〜8日実施)、読売新聞は35%(7〜9日実施)、NHKは29%(7〜9日実施)と、それぞれ昨年9月の政権発足以降、最低を更新した。背景には、供給不足から現役世代で遅れているワクチン接種や止まらない感染拡大などがあるとみられ、自民関係者は「支持率が上がる要素は見当たらない」と頭を抱える。

自民新潟県連は11日、首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選をめぐり、党員・党友投票の実施を求める二階俊博幹事長宛ての申し入れ書を提出。「現在の内閣支持率の低迷は衆院選に少なからぬ影響を及ぼす」と指摘した。県連会長の高鳥修一衆院議員は記者団に「派閥の力学で、領袖(りょうしゅう)が談合して総裁選の流れを決めるのは党にマイナスだ」と語った。

党内外からの風当たりが強まる中、反転攻勢には政府が感染者数を抑えられるかどうかがポイントになる。首相は近く、コロナ対応と経済の下支えを目的に追加経済対策の策定も指示する予定だが、閣僚経験者は「インパクトのある経済対策に踏み切らなければ雰囲気は変わらない」と危機感を示した。(今仲信博)

6879チバQ:2021/08/13(金) 10:44:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/cca31f18fea4ed1da4ba600f654c5199d52bbe70高市氏の「総裁選出馬」は菅降ろしか 背後に安倍氏?党内への火種に
8/13(金) 10:23配信

西日本新聞
自民党新総裁に選出され、両手を上げて拍手に応える菅義偉官房長官=2020年9月14日、東京都内のホテル(撮影・中村太一)

 菅義偉首相の自民党総裁の任期満了(9月30日)に伴う総裁選を巡る心理戦が熱を帯びている。首相ら党執行部は無投票再選による続投を最優先する構えで党内の「菅降ろし」に神経をとがらせるが、ここにきて安倍晋三前首相に近い高市早苗前総務相が立候補に意欲を表明。10月21日の衆院議員の任期満了が迫る党内には、支持率低迷にあえぐ首相をこのまま「選挙の顔」とすることに不安を寄せる向きもあり、実力者たちのさや当ても激しくなっている。

 「総裁選に出馬します!」。5日、高市氏のインタビュー記事を掲載した月刊誌「文芸春秋」の早刷りが、永田町を駆け巡った。

 3日には、首相の後見役である二階俊博幹事長が「総裁を代える意義が見つからない」と持論を展開し、党内ににらみを利かせたばかり。唐突な“出馬表明”に、党内ではこのような臆測が飛び交った。首相と二階氏を引きずり降ろすため、高市氏のバックに安倍氏が控えているのではないか-。

 高市氏は無派閥ながら、安倍氏とは1993年の初当選同期。第2次安倍政権以降、党政調会長、総務相の要職を歴任。保守派としても互いの思想信条に共鳴し合い、複数の議員連盟で共に席を並べる間柄だ。

 その高市氏は月刊誌で、安倍氏の経済政策「アベノミクス」を持ち上げる一方、首相については「自信も力強さも伝わらない」「(前回総裁選で党員投票が省略され)党員や国民の十分な信任を受ける機会がなかった」。首相の“泣きどころ”を痛烈に当てこすった。

 ただ、実際に安倍氏が「高市氏擁立」に動いた形跡は見えない。高市氏が立候補に必要な国会議員20人の推薦を確保できるかどうかが焦点で、高市氏は周囲に「まさかあんな記事になるなんてねー」と漏らしているという。党関係者は「(推薦人が)集まらないとみれば、すぐに発言を修正する含みがある」と解説してみせる。

   ■    ■

 とはいえ、高市氏がまいた火種は、着実に党内で火力を増している。

 安倍氏の出身派閥、細田派の衆院議員、高鳥修一・新潟県連会長は11日、衆院選前の総裁選実施を党本部に申し入れ、「談合による(無投票再選は)わが党の在り方としてマイナスだ」。下村博文政調会長も同日のBS-TBS番組で「われこそはという人が手を挙げて議論する総裁選は、党にとっては大切」と若手・中堅の動きに間髪入れず呼応してみせた。

 迎え撃つ側の首相サイドは穏やかではない。政府関係者は「総裁選になれば何が起こるか分からない」と首相の懸念を代弁する。「菅降ろし」を回避し、自らの手で衆院を解散し総選挙を実施、そして総裁の無投票再選に持ち込む-。この基本シナリオが狂うことに警戒を募らせる。

 こうした状況に、昨年の総裁選で首相に惨敗した岸田文雄前政調会長は、「チャンスがあれば挑戦したい」と様子見を決め込む。

 雪辱を果たすには他派閥からの協力が不可欠だが、最大の援軍と期待する麻生太郎副総理兼財務相は政権ナンバー2として首相を支える立場だ。8月初旬、助言を求めた岸田氏に麻生氏は「全国に支持を広げる努力をしろ。先のことを考えておくんだ」。二階氏との暗闘のさなかにある麻生氏としては、「岸田カード」を温存したい思惑も透ける。

 (大坪拓也、河合仁志)

6880とはずがたり:2021/08/13(金) 13:19:37
「総裁選先行論」に同調 複数候補望ましい 自民・下村氏
8/11(水) 22:44配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/91bc6c86ba8c22da6b5bf99ef42fd2975f6e00a2
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時事通信
自民党の下村博文政調会長

 自民党の下村博文政調会長は11日のBS―TBS番組で、菅義偉首相(党総裁)の9月末の任期満了に伴う総裁選に関し、「衆院選の前に(実施)することについて若手から相当意見が上がっている」と指摘した上で「私もそう思う」と同調した。

 また、「菅首相を含め、われこそはという人が手を挙げて議論するのは大切ではないか」と述べ、複数の候補者による選挙戦が望ましいとの認識を示した。

6881チバQ:2021/08/13(金) 17:00:15
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210812-567-OYT1T50190.html
首相「目に力ない」「やつれた」…137日連続執務、夏休みモードでも休めず
2021/08/13 09:48読売新聞

首相「目に力ない」「やつれた」…137日連続執務、夏休みモードでも休めず

菅首相(10日) 【読売新聞社】

(読売新聞)

 菅首相は12日から夏休みモードに入った。執務時間を短縮し、省庁幹部らとの面会も絞ったが、新型コロナウイルスの感染拡大で完全な休暇は取りづらい状況だ。疲労の蓄積を懸念する声も出ている。

 首相はこの日、いつもより遅い午前11時すぎに首相官邸に入り、外出を挟んで午後5時すぎに官邸を後にした。面会は、厚生労働省幹部らから新型コロナの感染状況などについて報告を受けた程度だった。

 ただ、首相は、3月28日を最後に完全な休暇を取っていない。週末も厚労省幹部らと面会するなどし、首相の行動を記録した読売新聞の「菅首相の一日」によると、137日連続で執務している。13日も官邸に入る予定だ。

 首相と頻繁に面会する閣僚は「首相はやつれたように見える。目に力がなくなった」と語る。最近は、省庁幹部が拍子抜けするほど淡々と面会が終わることもあり、首相周辺は「疲れがたまり、関心が低いテーマでは集中できない時間が増えている」と漏らす。

 安倍前首相は昨年1〜6月に147日連続で執務した後、持病が悪化し、退陣につながった。

 元陸自幹部で、心理カウンセラーの下園壮太氏は、「迅速、的確な判断が求められる指揮官は、なるべく休むべきだ。休めない場合でも面会や移動を減らすなど工夫する必要がある」と指摘する。

6882チバQ:2021/08/13(金) 20:35:21
https://news.goo.ne.jp/article/mainichi/politics/mainichi-20210813k0000m010233000c.html
五輪パラ推進本部・平田事務局長が辞任 公用車でゴルフスクール
2021/08/13 20:08毎日新聞

五輪パラ推進本部・平田事務局長が辞任 公用車でゴルフスクール

(毎日新聞)

 内閣官房東京五輪・パラリンピック推進本部の平田竹男事務局長(61)が辞任することになった。複数の関係者が13日、明らかにした。平田氏は文春オンラインで、公用車で東京都内のゴルフスクールに通い、高額のレッスンを無料で受けたと報道されていた。

 平田氏は日本サッカー協会専務理事などを経て2013年に内閣官房参与に就任。東京五輪・パラリンピック推進本部事務局長を務めてきた。【小林悠太】

6883チバQ:2021/08/14(土) 10:04:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/b093a4f8531ebffbf7e3be669ab7b9a79ce8f6a1
内閣支持「危険水域」に低迷、自民危機感 複数候補で総裁選求める声
8/14(土) 7:24配信
時事通信
首相官邸に入る菅義偉首相=13日、東京・永田町

 時事通信の世論調査で、菅内閣の支持率が2カ月連続で30%を下回る「危険水域」に低迷した。


 新型コロナウイルスの感染急拡大が続く中、菅義偉首相が期待した東京五輪の政権浮揚効果は乏しく、自民党内は秋の衆院選へ危機感が募る。局面打開へ複数候補による総裁選実施を求める声が強まっている。

 内閣支持率は8月が29.0%で、7月は29.3%。危険水域に突入すると首相の求心力低下に拍車が掛かり、政権維持が困難になるとされる。各報道機関の調査も同じ傾向で、7、8両日に実施した朝日新聞は28%。7〜9日のNHKは29%といずれも昨年9月の政権発足後最低を記録した。

 自民党の閣僚経験者は13日、取材に「引き続き厳しい」と嘆き、二階俊博幹事長の周辺も「五輪の浮揚効果はなかった」と認めた。党内には「総裁が交代しないと衆院選を戦えない」(ベテラン)、「もうこの政権は終わりだ」(中堅)と首相交代を求める声すら漏れ始めている。

 こうした状況に、衆院選前の総裁選実施に期待が広がる。首相や二階氏の念頭にあるのは衆院選先行で、総裁選が先になった場合でも無投票再選を狙っているとされる。だが、別の中堅は「そんなことをしたら大変だ。党内で論戦を交わす必要がある」と主張。コロナ対策などで複数候補が議論を戦わせれば、「世間の注目を集められる」との狙いがあるようだ。

 ただ、衆目の一致する「ポスト菅」候補は見当たらない。昨年の総裁選に出馬した岸田文雄前政調会長は態度を明らかにしておらず、石破茂元幹事長は慎重姿勢。意欲を示す高市早苗前総務相と、独自候補擁立を模索する中堅・若手は、20人の推薦人集めが課題となる。

 これに対し、麻生派ベテランは「コロナ禍で指揮官を代えていいのか」との懸念を示す。感染を抑え込めない中での党内政局は世論の反発を招きかねないためだ。細田派の閣僚経験者は「経済、雇用対策などやるべきことをやっていくしかない」と語った上でこう強調した。「局面打開にウルトラCはない」。

6884とはずがたり:2021/08/15(日) 21:19:20

自民総裁選、9月29日軸 衆院解散の余地確保か
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021080401195&g=pol
2021年08月04日20時01分

 自民党執行部は、菅義偉首相の9月末の党総裁任期満了に伴う総裁選について、同17日告示、29日投開票とする案を軸に検討に入った。総裁公選規程が定める中で最も遅い日程で、9月5日の東京パラリンピック閉幕から一定の期間を確保し、首相が9月中の衆院解散に踏み切る余地をできるだけ広げる狙いがある。

石破氏、総裁選出馬に慎重 衆院選前実施なら

 党幹部は4日、総裁選は9月29日投開票が有力と指摘。その理由について「首相の選択の幅が広がる」と語った。総裁選挙管理委員会が日程を決める今月26日に向け、党内の駆け引きが激しくなりそうだ。

6885チバQ:2021/08/17(火) 16:39:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0a92e4d07d8d1bde4cf14ae841f03ff279bf6b8
二階氏ら自公幹部が5人で昼食 公明「会食ではない、黙食」
8/17(火) 16:04配信


毎日新聞
二階俊博幹事長=東京都千代田区の同党本部で2021年4月13日午後4時3分、竹内幹撮影

 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長ら自公両党の幹部5人は17日、東京都内のホテルで昼食を共にし、食後に新型コロナウイルス対策などに関して意見交換した。新型コロナ感染が急拡大する中、政府は国民に対し、家族同士または4人以下での会食を求めている。参加した公明党の高木陽介国会対策委員長は、「会食ではない。打ち合わせの前にそれぞれ昼食を『黙食』でとったということだ」と記者団に説明した。

 昼食会が行われたのはホテル内の日本料理店の個室で「換気の良い広い所でスペースを取って『黙食』をした。その後、マスクをつけて意見交換した」(高木氏)という。自民党の森山裕国会対策委員長、林幹雄幹事長代理も参加した。高木氏によると、参加者全員がワクチンを2回接種済みだという。

 ただ国内では、ワクチンを2回接種した後に陽性となる「ブレークスルー感染」が相次ぎ、死者も出ている。また、会食によって感染が広がった事例は民間企業や行政機関などで続発。1人で食事をとる「個食」を社員らに求める動きも広がっている。自民の森山氏は、昼食会で「食べながらしゃべることは全くなかった」としたうえで、政府の要請については「そういうこともよく理解しながらやっているつもりだ」と述べた。

 国会議員の会食を巡っては、2020年12月にも菅義偉首相や二階氏ら8人程度が東京・銀座での「ステーキ会食」に参加して批判を招き、菅氏が「大いに反省している」と釈明していた。【木下訓明】

6886チバQ:2021/08/18(水) 10:17:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/0c14f1ad37626eeb30523a79bedf05be8559b230
総裁選出馬、動き本格化…内閣支持低迷で無投票再選のシナリオ後退
8/18(水) 7:09配信

読売新聞オンライン
(写真:読売新聞)

 自民党総裁選への立候補を目指す動きが本格化しつつある。菅内閣の支持率低迷を受け、複数候補による活発な論戦を期待する声が党内で広がっているためだ。

 「将来世代にとっても安全で安心な社会を作りたい。総裁選に立候補したい」

 高市早苗・前総務相は17日、ニッポン放送のラジオ番組で出馬に意欲を示した。9月に政策集を出版することも明らかにした。高市氏は安倍前首相に近い。ただ、無派閥のため、出馬に必要な推薦人20人の確保が課題となる。

 総裁選日程は「9月17日告示、29日投開票」が軸で、今月26日に決まる。菅首相(党総裁)は7月のテレビ番組で、再選出馬の意向を早々と表明した。党執行部はおおむね首相再選支持でまとまっており、対抗馬をけん制する狙いがあった。

 しかし、内閣支持率低迷で無投票再選のシナリオは崩れつつある。高市氏以外にも細田派の下村政調会長が出馬を模索しており、推薦人確保のため、派内の議員に接触を始めている。野田聖子幹事長代行も出馬を目指すと明言している。

 昨秋の前回総裁選で首相に敗れた岸田文雄・前政調会長と石破茂・元幹事長は態度を明確にしていない。「チャンスがあれば挑戦したい」と繰り返す岸田氏は17日、自らに近い衆院議員と対応を協議した。国民的な人気が高い石破氏はこの日、横浜市長選の応援で街頭に立ち、「国を変えるのは常に地方の人々だ」と訴えた。

6887チバQ:2021/08/18(水) 10:24:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/f3bf1e6a427c45fbdd8cb20f2e0a190e5e903bcf
安倍・麻生氏 自民総裁選に対抗馬出し菅首相無投票再選の阻止狙う
8/18(水) 7:05配信

NEWSポストセブン
麻生太郎・副総理にはどんな思惑が?(時事通信フォト)

 9月末の自民党総裁選挙では、安倍晋三・前首相側近の高市早苗・前総務相や岸田文雄・前政調会長の出馬が取りざたされているが、そこには菅義偉・首相の再選を阻みたい安倍氏や麻生太郎・副総理の思惑があるとされる。


 安倍、麻生、菅の3氏は安倍政権の7年8か月、“同じ釜の飯”を食ったいわば政治的同志であり、昨年の総裁選で菅義偉・総裁(首相)を誕生させた。つい3か月前にも、安倍氏は「当然、継続して首相の職を続けるべきだ」と菅首相の総裁再選支持を表明していた。

 それがなぜ、対立候補の出馬を促して事実上の「菅降ろし」に舵を切ったのか。

 きっかけは菅首相と二階俊博・幹事長による総裁選「強行突破」作戦だ。自民党は8月3日の総裁選挙管理委員会の初会合で、党員投票など規定通りの総裁選実施を決め、「9月29日投開票」の日程が有力視されている。二階氏はこの日の会見で「複数の候補になり得るかどうか見通しがない。現職が再選される可能性が極めて高い状況なのは誰もが承知の通りだ」と最終的には総裁選を行なわず、菅首相の無投票再選になることを強く示唆する言い方をした。二階派の閣僚経験者が語る。

「予定通り9月に総裁選を実施すれば、対抗馬はいない。安倍さんがポスト菅の候補に名前を挙げた茂木敏充・外相、加藤勝信・官房長官、下村博文・政調会長、岸田前政調会長の4人はいずれも派閥の複雑な事情を抱えて出馬は難しい。世論調査で人気の高い河野太郎・行革相や石破茂・元幹事長も準備をしていない。二階さんは菅総理に、支持率が低くても9月に総裁選をやれば無投票再選できると持ちかけ、強行突破に動いた」

 このことが安倍、麻生両氏を“菅はオレたちの言うことを聞く気はない”と強く刺激した。政治評論家・有馬晴海氏が語る。

「菅首相のコロナ失政が続いても、自民党に代わりの有力な総理総裁候補がいないのは事実。だから安倍氏と麻生氏は菅再選を支持する条件として自分たちの言うことに従わない二階幹事長の交代を要求していた。ところが、菅首相は要求を飲まないばかりか、逆に二階氏の戦略に乗った。無投票再選なら二階氏がこの先も幹事長続投になってしまう」

 安倍氏らは早急に総裁候補のカードをつくる必要に迫られた。

「(7月30日に行われたとされる)安倍・麻生会談では、誰でもいいから総裁選に出馬させて菅首相の無投票再選を阻止することを確認したはずです。2人が高市支持に回るとは限りません。総裁選に複数の候補が出馬しさえすれば、自分たちが誰を支持するかでキングメーカーになれるし、評判の悪い菅首相はどんどん不利になっていく。それが彼らの狙いです」(有馬氏)

「女性」「無派閥」「安倍側近」で担ぎやすい高市氏は、安倍・麻生氏にとって総裁選実施に持ち込むためだけの“捨て駒”候補ということのようだ。

6888チバQ:2021/08/18(水) 10:25:26
残された道は解散か
 自民党は今回の総裁選で「党員投票」を実施する方針だ。党員票が議員票と同数に換算されるため、派閥の数合わせだけでは決まらない。それだけに、高市氏の出馬をきっかけに総裁選は女性候補や若手が入り乱れた大乱戦になる可能性が出てきた。

「高市の出馬宣言で、“女性総理候補の最右翼”を自任する野田聖子も親しい議員に声をかけて推薦人集めを始めた。若手からも、河野太郎に近い議員たちが『政策論争を戦わせるべき』と主張して候補擁立の動きを見せている。選挙に弱い議員は誰が首相になれば選挙に有利になるかで選ぶから、収拾がつかなくなる」(閣僚経験者)

 そうなると無投票再選のつもりだった菅首相は一転、絶体絶命のピンチに立たされる。

 だから二階氏が進める「9月29日投開票」という総裁選日程は、無投票再選が無理な場合も想定して、菅首相が政権の緊急避難のために解散ができるように組まれている。

「いざというときは、総裁選投票日前に衆院を解散することで総裁選を強制的に中止し、総選挙後に改めてやり直すことになる」(二階派議員)

 前出の有馬氏は言う。

「高市氏が推薦人20人の確保にメドが立てば、岸田氏ら他の候補も出馬に動くでしょう。菅総理はパラリンピック閉会後、総裁選が無投票にならないと判断した段階で解散を打つに違いありません。総選挙を乗り切ってみせるしか生き残る道がないからです」(前出・有馬氏)

 しかし、自民党は総選挙で苦戦を免れない。

 一方の麻生、安倍氏はたとえ菅首相が総裁選を回避して解散しても、総選挙に敗北すれば、それを理由に政権から引きずり降ろそうと逃げ道を塞いでいる。

 かつて政権を共に支えた2人との戦いは、菅首相にとって厳しいものになりそうだ。

※週刊ポスト2021年8月27日・9月3日号

6889チバQ:2021/08/18(水) 10:26:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/f15abda765b6055feaa6da9d992962f415cc6be6
崩れる首相のシナリオ…現実味帯びる「菅降ろし」
8/18(水) 10:00配信

西日本新聞
菅義偉首相

 新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が9月12日まで延長されたことを受け、菅義偉首相が想定した9月上旬の衆院解散、その後の自民党総裁選での無投票再選というシナリオは事実上、崩壊した。首相は解散までの新たな道筋を探ることになるが、内閣支持率は「危険水域」に沈んでおり、このまま低空飛行が続けば「菅降ろし」も現実味を帯びてくる。


 「やはり最優先すべきは新型コロナ対策。内閣総理大臣として行うべきだと思っています」。17日夜、官邸で開かれた記者会見で衆院の解散時期について聞かれた首相は、改めてそう強調した。その上で時期については明言を避けながら「総選挙、(衆院議員の)任期も刻一刻と迫ってくる。解散については選択肢が段々少なくなってきているが、その中で行わなければならないと思っている」と述べた。

 宣言延長に伴い、解散戦略の練り直しも迫られている。首相の自民党総裁の任期は9月30日まで。衆院議員の任期満了は10月21日だ。

 首相は当初、9月5日のパラリンピック閉幕直後に臨時国会を召集し、冒頭で解散。総選挙に勝利した上で、先送りした自民党総裁選を無投票で乗り切るシナリオを描いていた。そのシナリオも、宣言を9月12日まで延長したことで「事実上崩壊した」(政府関係者)。首相が解散の条件に挙げていたのは「コロナの収束」。「宣言中の解散なんかできるはずがない」。首相に近い党幹部は漏らす。

      ■

 総裁選は9月17日告示、同29日投開票の日程が検討されており、同12日に宣言が解除できれば、総裁選告示前に解散に踏み切る余地は残る。ただ、党内には「日程がタイトで現実的ではない」との見方が広がっている。

 内閣支持率は低迷しており、自民党内には首相の「無投票再選」を避け、複数候補による本格的な論戦を実施して党への注目を集めた上で、衆院選に突入した方が戦いやすいとの声が高まっている。

 月刊誌で総裁選への出馬に意欲を示した高市早苗前総務相は最近、周囲に「確実に出ることができるか分からないが覚悟は決めた」と漏らし、党内最大派閥・細田派の一部が支援するとみられている。

 複数人が立候補した場合、無派閥で党内基盤が弱い首相がよりどころとするのは、2人の首相経験者だ。細田派への影響力を持つ安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相。首相が動向を気に掛ける2人は今のところ、「菅支持」で一致している。

 「(首相の下で)解散するんだから、任期満了に近づいてもいいじゃないか」。麻生氏は周囲にこう語る。感染が収まらない場合、任期満了直前まで引き延ばし、11月総選挙に持ち込む可能性を示唆する。

 だが、今月22日には首相の命運を左右する横浜市長選が控える。「お膝元」で首相が支援する小此木八郎前国家公安委員長が敗北する事態となれば、求心力を一気に失いかねない。政府関係者は危機感を募らせる。「地元でも勝てないとなれば、首相のメンツは丸つぶれだ」。新たな「選挙の顔」を求め、党内が浮足立つ可能性も出てくる。

 (久知邦、大坪拓也)

6890チバQ:2021/08/18(水) 14:53:14
7679: チバQ :2021/08/18(水) 14:50:44
https://news.yahoo.co.jp/articles/bf31ac20178ce00f8aa2180946c81e4f98e4628b
農水副大臣が「帰省自粛要請」を無視して地元で挨拶回り 線香代「100円」と名刺の証拠写真
8/18(水) 11:03配信

デイリー新潮
公選法に抵触か
宮内秀樹衆議院議員

 宮内秀樹・農林水産副大臣(58)が、お盆休み中に選挙区へ“里帰り”し、地元有権者に「線香代」として100円を渡したことが、デイリー新潮の取材で判明した。

編集部が入手した名刺と100円玉が置かれた写真【写真3枚】

 ***

 宮内副大臣は福岡4区から選出された自民党所属の衆議院議員。まずは地元有権者の声をご紹介しよう。

「お盆は8月13日から始まりますが、私が宮内さんを目撃したのは12日でした。ご本人自ら、精力的に選挙区の有権者を回っていました。奥さんも別行動で、有権者のお宅を訪ねているのを見ました」

 総選挙は近い。“平時”であれば何の問題もない行動だが、今はコロナ禍で帰省の自粛が求められているのはご存知の通りだ。念のためTBS NEWSが配信した記事のタイトルだけ下にご紹介する。

「西村経済再生相『帰省によるクラスターすでに多数』 お盆帰省の自粛呼びかけ」(TBS NEWS:8月10日)

 内容は省略しても問題ないだろう。前出の地元有権者は「やはりおかしいですよね」と首を傾げる。

「宮内さんは『国会議員は地元へ帰るのも仕事だ。単なる帰省ではない』と主張するのかもしれませんが。とはいえ、菅内閣の大臣が『お盆に帰るな』と呼びかけているわけですよ。国会議員なら国民の模範となって当然でしょう。宮内さんだって歴とした菅内閣の閣僚じゃないですか。同じ閣僚の西村大臣が『帰省しないでくれ』と言っているんですから、それに従わないというのはどうなんでしょうか」

出身は松山市
 宮内副大臣は2012年に初当選し、現在は当選3回。所属派閥は二階派と、なかなか“安倍チルドレン”な経歴だ。

 実際、週刊文春に「高速道路の耐震補強工事で、手抜き工事を行った地元業者を不当に擁護した」などと報じられたことがある(註1)。

 ご自身は福岡県とは縁もゆかりもない。1962年、愛媛県松山市に生まれ、高校まで松山市で育ち、大学は青山学院に進んだ。

 卒業すると、地元・愛媛の大物議員だった塩崎潤・元総務庁長官(1917〜2011)の秘書となった。故・塩崎氏の長男が、次の衆院選での引退と長男への世襲を発表して話題になった塩崎恭久・元厚労大臣(70)だ。

 宮内副大臣と福岡4区の縁は、同じ選挙区で選出された渡辺具能・元国交副大臣(80)の秘書を務めたことがきっかけだ。そして12年に、渡辺元副大臣の“後継者”として出馬し当選した。

 来る衆院選は、いわゆる“安倍チルドレン”の自民党議員には厳しい選挙になるといわれる。そのため宮内副大臣は、熱心に地元を回っているということなのだろう。

6891チバQ:2021/08/18(水) 14:53:27
100円の写真
 だが、宮内副大臣の問題行動は、もう1点ある。別の有権者が「初盆で訪れた有権者のご自宅に、100円を置いて帰られましたよ」と打ち明ける。

「宮内さんは初盆を迎えられた地元有権者のお宅を訪れ、『線香を上げに来ました』と上がられたのです。ご自身の名刺と、『線香代』という名目で100円を置かれて、そのお宅を後にされました」

 デイリー新潮編集部は、その写真を入手した。確かに宮内副大臣の名刺と、その脇に100円玉が添えられている。隣の箱には初盆の香典が積まれているのが分かる。

 週刊新潮は2018年、「『茂木大臣』が尻から煙の『買収線香』 1強『安倍政権』の泣き所」の記事を掲載した。

「週刊新潮は以前から、茂木敏充・外務大臣(65)が地元有権者に衆議院手帳を配布した問題などを追及してきました。そして18年の2月1日号で、本人や秘書が地元有権者に線香を配っている実態をレポートしました。1997年には小野寺五典・元防衛大臣(61)に同じ行為が発覚しています。仙台地検に書類送検されたことなどから、2000年に衆院議員を辞職、罰金40万円の有罪判決が下りました。ところがなぜか、茂木外務大臣は法的な責任を問われませんでした」(政治担当記者)

他の議員は“法令遵守”
 そもそも昔は、「線香代」という名目で現金を配っていたようなのだ。それが「カネ」ではない「モノ」の線香に変わった経緯がある。

「1995年、福岡県の豊前市で市長選が行われたのですが、立候補した現職と新人の3人全員が初盆に地元有権者へ『ご仏前』として現金を配っていたことが判明し、大きな注目を集めました。3人は全く罪の意識がなかったようで、報道陣の取材に『お線香代として気持ちを示した』とか、『社会的儀礼として当然のこと』と答えています。後に3人は書類送検されるなどしました」

「線香代」を配ると公職選挙法に抵触するから、「線香」そのものを配るようになった。にもかかわらず、現金に戻したのだから意味が分からない。今回は100円とはいえ、公職選挙法に抵触するはずである。

「政治家でない一般の人は、初盆の香典だけでなく、線香代として気持ちの100円を置く習慣がないわけではありません。とはいえ、政治家でそんなことをしているのは宮内さんだけです。福岡4区は決して都市部の選挙区ではありませんが、茂木さんの“教訓”は知れ渡っています。今年は市議でも町議でも、お盆の期間は有権者の間を飛び回っています。それでも名刺しか置きません。有権者が香典返しを渡そうとすると、『名刺しか置いていないので結構です』と断っていますよ。ちょっと宮内さんは脇が甘すぎるのではないですか」(同・地元有権者)

 宮内副大臣の事務所に電話で取材を申し込んだところ、取材主旨をFAXで送るように指示された。その通りにしたものの、回答はなかった。

註1:「二階派副大臣と蜜月企業 高速道手抜き工事を実名告発する 強度不足で崩落の危険、既に亀裂が…」(週刊文春:2020年11月5日号)

デイリー新潮取材班

2021年8月18日 掲載

新潮社

6892チバQ:2021/08/18(水) 21:01:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/a7b58855c2d317184f5dd986656e277fe3f0f344
自民総裁選、下村氏も意欲 衆院選先送り観測で活発化
8/18(水) 19:22配信


時事通信
自民党の下村博文政調会長=7月、国会内

 自民党の下村博文政調会長が、菅義偉首相の9月末の任期満了に伴う党総裁選に出馬を目指す意向を複数の党関係者に伝えたことが18日、分かった。

 内閣支持率が低迷する中、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が延長されたことで、衆院解散・総選挙より先に総裁選が規定通り行われるとの見方が広がっており、「ポスト菅」をにらんだ動きがにわかに活発化してきた。

 下村氏は党三役の一人。党内では既に高市早苗前総務相が「出馬を決断した」と表明しているが、本来首相を支える立場にある党執行部から出馬の動きが出てきたことは、再選を目指す首相にとって誤算と言えそうだ。

6893とはずがたり:2021/08/19(木) 16:34:18

自公幹部、5人で会食 政府要請の人数オーバー
2021年08月17日19時09分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021081700805&g=pol

 自民党の二階俊博、公明党の石井啓一両幹事長ら与党幹部5人は17日、東京都内の日本料理店で昼食を共にしながら会談した。政府は新型コロナウイルス感染防止の観点から、会食の際は「4人以下」を呼び掛けており、二階氏らの行動には批判が出そうだ。
職員15人がコロナ感染 内規違反し懇親会―国交省

 会合には二階、石井両氏のほか、自民党の森山裕国対委員長、林幹雄幹事長代理、公明党の高木陽介国対委員長が出席した。
 森山氏はこの後、記者団に「不要不急の会合ではない。食べながら話すということはなかった。感染症対策を理解しながらやっているつもりだ」と説明。高木氏は「会食ではなく打ち合わせだ」と強調した。
 さらに高木氏は報道各社に「5人とも2回目のワクチン接種を終えており、感染リスクが従来低下していることも考慮して、広い個室で距離を置いて黙食した」とのコメントを発出。その後、追加でコメントを出し、「国民に誤ったメッセージを出したことは申し訳ない。反省している」と謝罪した。

6894チバQ:2021/08/19(木) 20:00:57
https://news.goo.ne.jp/article/sankei/politics/sankei-_politics_situation_2LNRXHNIKBIKFCW3H4LH3OKSNY.html
岸田氏に派閥議員が総裁選出馬要請 26日以降に決断
2021/08/19 15:04産経新聞

岸田氏に派閥議員が総裁選出馬要請 26日以降に決断

自民党の岸田文雄前政調会長(川口良介撮影)

(産経新聞)

自民党岸田派(宏池会)は19日、東京都内で会合を開き、菅義偉(すが・よしひで)首相の総裁任期満了(9月30日)に伴う次期総裁選への対応を協議した。岸田派議員からは領袖(りょうしゅう)の岸田文雄前政調会長に出馬を求める声が相次いだ。総裁選をめぐっては党内で「9月17日告示-29日投開票」の日程が有力視されているが、岸田氏は今月26日に日程が正式に決まり次第、最終判断する意向だ。

「総裁選に出馬すると早急に決断すべきだ」「今こそ、宏池会の神髄を天下に鳴り響かせてほしい」

会合では若手やベテランから岸田氏に早期の決断を促す声が次々と上がった。岸田氏は会合後、「私自身の総裁選への対応は具体的に日程が確定してから明らかにしたい」と述べつつも、「(総裁選は)自民党が幅広い選択肢を示す大切な場だ」とも強調した。

岸田氏は昨年9月の党総裁選にも出馬したが、二階俊博幹事長率いる二階派(志帥会)や安倍晋三前首相の出身派閥の細田派(清和政策研究会)など主要派閥の支援を受けた首相に敗れた。二階氏ら党内の有力者は次期総裁選でも首相再選を後押しする意向だ。

一方、菅政権の新型コロナウイルス対策に批判が集まり、間近に迫る次期衆院選への影響も党内で不安視される中、岸田氏は周囲に「誰も出なければ、国民に『自民党はどうなっているんだ』と思われる」との危機感も語ってきた。

平成24年の第2次安倍政権下で外相や政調会長などの要職を歴任し、首相の有力な対抗馬となり得る岸田氏の判断が総裁選の最大の焦点となりそうだ。(永原慎吾)

6895チバQ:2021/08/19(木) 20:01:40
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/politics/ASP8M6DSVP8MUTFK013.html
自民党総裁選、さや当て激化 岸田氏、党執行部を牽制
2021/08/19 19:30朝日新聞

自民党総裁選、さや当て激化 岸田氏、党執行部を牽制

自民党の岸田文雄前政調会長

(朝日新聞)

 菅義偉首相(自民党総裁)の9月30日の総裁任期満了に伴う総裁選をめぐり、党内のさや当てが激しくなりつつある。

 自民党の岸田文雄前政調会長は19日、自身が率いる岸田派(宏池会)の会合で、次期総裁選について「自民党が幅広い選択肢を持つ政党であるということを示す大変貴重な場である」と述べ、総裁選に複数の候補者が立つことが望ましいとの考えを示した。党執行部が、菅氏の「無投票再選」のシナリオを描くなか、岸田氏の発言はそうした動きを牽制(けんせい)した形だ。

 会合には約20人が参加。岸田氏は、昨年の総裁選が党員投票を省略した「簡易型」だったことを念頭に「フルスペックでしっかりとした総裁選挙をやらなければならない」とも述べ、党員投票の必要性を改めて強調した。ただ、自身の立候補については「総裁選の日程が確定したら、どう関わるかをしっかりと考えていきたい」と述べるにとどめた。

 岸田氏の発言の後、出席者からは「早急な決断をお願いします」、「今こそ宏池会の神髄を鳴り響かせるべきだ」などと岸田氏の立候補を求める声が相次いだ。

 一方、岸田派の元名誉会長で、今も派内に一定の影響力を持つ古賀誠元自民党幹事長は、同日のTBSのCS番組の収録で、新型コロナの感染対策を優先させるべきだとの考えを述べ、「(岸田氏は)こういう状況の中で出馬まで踏み切るという決断にはいたらないんじゃないか」と指摘。総裁選への意欲を示す党内の議員について「総裁選に出馬するというのは、選択肢としては考えられません」と述べ、菅氏の無投票再選を支持した。

 昨年の総裁選で菅氏に敗れた岸田氏は、総裁選で支援を期待する安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相が今回も菅氏を支持する姿勢を周囲に示していることから、立候補について難しい判断が迫られそうだ。

6896チバQ:2021/08/19(木) 20:21:51
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210819X216.html
「任期満了選挙」浮上=菅首相、総裁選先行検討―衆院選
2021/08/19 20:19時事通信

 菅義偉首相は自身の任期満了に伴う自民党総裁選を9月17日告示、同29日投開票の日程で実施し、衆院選を後回しにする方向で検討に入った。衆院選については、投開票日が衆院議員の任期満了(10月21日)より後にずれ込まないようにするため、衆院解散を伴わない任期満了選挙を9月中に閣議決定する案が浮上している。複数の党幹部が19日明らかにした。

 首相は当初、9月5日までの東京パラリンピック直後に衆院を解散し、総裁選を衆院選後に先送りする戦略を描いていた。しかし、ここへきて新型コロナウイルス感染が急拡大。緊急事態宣言の期限が8月末から9月12日に延長されたため、仮に宣言が予定通り解除されても、同17日の総裁選告示前に衆院を解散して総裁選を凍結するのは困難との判断を強めている。

 総裁選を先行させる場合、9月29日の総裁選終了を待って衆院を解散する日程だと、衆院選投開票日は衆院議員の任期満了日以降になるとみられる。政府・与党への逆風が強いうちに衆院選に持ち込みたいとの思惑が透ける野党が、衆院選の先送りに反発するのは必至だ。 

菅義偉
自由民主党
衆議院議員総選挙
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6897チバQ:2021/08/19(木) 21:52:54
https://news.goo.ne.jp/article/jiji/politics/jiji-210819X153.html
岸田氏、出馬意欲にじませる=下村、高市氏も動き強める―自民総裁選
2021/08/19 21:03時事通信

 自民党の岸田文雄前政調会長は19日、東京都内で開かれた岸田派の会合であいさつし、菅義偉首相の任期満了に伴う党総裁選について「自民党は幅広い選択肢を持つ政党だと示す貴重な場だ。しっかりとした選挙をやらなければならない」と述べた。首相の無投票再選に異論を唱え、自身の出馬に意欲をにじませた発言だ。岸田派内では、岸田氏以外に首相の対抗馬が出れば、立候補すべきだとの声が出ている。

 岸田氏は昨年9月に総裁選に初出馬し、石破茂元幹事長とともに首相に敗れている。会合では派のメンバーから岸田氏の再挑戦を求める声が相次いだ。会合後、岸田氏は記者団に「激励の言葉をたくさんいただいた。こうした気持ちに感謝しながら、しっかり受け止めたい」と語った。

 一方、下村博文政調会長は19日、二階俊博幹事長と党本部で会い、総裁選について「可能性があればチャレンジしたい」と伝えた。安倍晋三前首相や所属する細田派の細田博之会長にも18日に出馬への意欲を報告したと説明した。

 会談後、下村氏は記者団に、20人の推薦人集めに関し「いろいろな方から推薦人になると言っていただいている」と述べる一方、安倍氏からは「下村さんをすぐやるよという状況じゃないのは分かるよね」と伝えられたことも明かした。

 高市早苗前総務相も19日、二階氏と党本部で会い、「出馬の決意を固めた」と説明した。

6898チバQ:2021/08/20(金) 14:10:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ffd578c198742c12243b03d34f56cebf47bf8a0
自民総裁選、各派沈黙 前回の雪崩現象一変
8/20(金) 7:10配信

時事通信
首相官邸に入る菅義偉首相=19日午前、東京・永田町

 菅義偉首相(自民党総裁)の再選が懸かる党総裁選で、各派が沈黙している。

 秋の衆院選が迫る中、中堅・若手を中心に「菅首相では戦えない」との危機感が強まっており、派閥幹部も状況を見極めているとみられる。二階派を率いる二階俊博幹事長の菅氏支持表明に続き、主要派閥が雪崩を打った昨年の総裁選とは様相が一変している。

【図解】内閣支持率の推移

 首相は昨年8月29日、二階氏や森山裕国対委員長(石原派)と会談し、出馬の意向を伝達。二階、森山両氏は支援する意向を示した。この情報は即座に広まり、同31日には党内最大の細田派と第2派閥の麻生派、無派閥議員グループが追随。わずか3日間で「菅総裁」誕生が事実上決定した。

 これに対し、今回の総裁選に向けては今のところ、二階氏や安倍晋三前首相ら派閥領袖(りょうしゅう)、党重鎮数人がわずかに首相支持を公にしているだけだ。前回同様の先を争うような派閥単位での動きは見られない。

 背景には、自民党内で今、若手からベテランまで菅首相で衆院選を戦えるのかという疑念が急速に広まっていることがある。こうした傾向は、選挙基盤が弱いと指摘される各派の中堅・若手の間で特に強い。

 関西の中堅議員は「地元を回ると首相の評判は最悪だ。退いてもらわないと選挙は戦えない」と強調。東京の中堅議員も「首相を代えた方がいい。党ではなく首相が嫌われている」と漏らした。現時点で派閥が締め付けを強めれば、かえって結束が乱れかねない情勢だ。

 19日の石原派在京議員懇談会でも意見は割れた。中堅議員が政府の新型コロナウイルス対応を問題視。出席者の一人が「政府・自民党への批判がここまで深まるのは初めてだ」と指摘し、総裁選への態度を慎重に検討すべきだと発言。これに対し、別の出席者は「首相が代わっても感染状況は変わらない」と主張した。

 同日の岸田派会合では、若手議員が「岸田文雄会長が決断したら従いたい。強いリーダーで信頼を得て衆院選を戦うべきだ」と、岸田氏に出馬を迫る場面もあった。

 ある派閥の幹部は「菅首相でまとめようとしたら若手の反発がすごいだろう」との見方を示し、こう語った。「急いで表明する必要はない。様子を見てからでいい」。

6899チバQ:2021/08/21(土) 01:13:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/b7adc2a2472f0fde519b8d0df50b3ad28ac3ca73
無投票から一転…「ポスト菅」活発化 総裁選は混戦の様相
8/20(金) 9:44配信

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西日本新聞
国会議事堂

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選に向けた動きが、活発化してきた。衆院の解散・総選挙前に総裁選が実施されるとの観測も強まる中、「ポスト菅」に意欲を示す下村博文政調会長と高市早苗前総務相が19日、相次ぎ二階俊博幹事長と党本部で会談し、出馬意向を伝えた。政権、与党に批判的な世論を敏感に感じ取る党内からは、複数候補による「開かれた総裁選」を求める声が高まっており、構図は混沌(こんとん)としてきた。

【図解】自民党「実力者」の相関図

 「多くの方から出馬すべし、という声が上がっている。チャンスと可能性があればチャレンジしたい」。まず二階氏の元を訪れたのは下村氏。首相に指名された党三役の要職にあるものの、着々と出馬準備を進めている。18日には所属する細田派出身の安倍晋三前首相とも会い、下村氏周辺は立候補に必要な20人の推薦人集めに自信を見せる。

 その2時間後。今度は高市氏。「出馬の決意を固めたと報告した。幹事長から『しっかり頑張りなさい』との温かいお言葉をいただいた」。気脈を通じる安倍氏に再々登板を打診してきたという高市氏は「7月下旬に断られたので、そんなら私が出たろうやないかと決意した」とも語った。

 総裁選は「9月17日告示、29日投開票」の日程が有力視されており、今月26日に正式に決まる。首相が告示前に衆院を解散すれば、自動的に総裁選は凍結され、衆院選後まで先送りされるが、ここにきて複数の党幹部が否定し始めている。

 そもそも首相は、衆院選に勝利した上で、その後の総裁選での「無投票再選」を思い描いていた。だが、政府の新型コロナウイルス対応に国民の風当たりは強く、2009年の野党転落を知るベテランは「大変なことになる」と青ざめる。

 焦りを募らせる若手・中堅からは「総裁選先行論」が噴出。党の多彩な顔ぶれを世間に示し、論戦を展開することで党勢回復につなげたいとの期待が混じる。

 そうした中で先陣を切った下村氏と高市氏。2人の動きが呼び水となり、コロナ禍の権力闘争に二の足を踏んでいた「有力候補」も名乗りを上げやすくなりつつある。昨秋、首相に敗れた岸田文雄前政調会長は19日、記者団に「総裁選の日程が確定してから対応を明らかにする」ととどめたものの、同日の岸田派の会合は「主戦論でまとまった」(中堅)。出馬意欲を示す野田聖子幹事長代行も近しい議員に働き掛けている。

 首相は17日の記者会見で「総裁選に出馬するかは時期が来れば当然のこと。変わりはない」と意欲を改めて示した。ただ、当初描いた無投票再選どころか混戦の様相を呈してきている。

 今のところ最大派閥の細田派に影響力を残す安倍氏や、第2勢力の麻生派を率いる麻生太郎副総理兼財務相は、首相支持で「揺らぎはない」(麻生氏周辺)とされるが、その一挙手一投足に首相も目を凝らしているという。18日、安倍氏は下村氏にこう伝えた。「『じゃあ、応援するよ』という状況じゃないのは分かっているよね」 (河合仁志)

6900チバQ:2021/08/21(土) 01:33:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/7846c776df81f52b6d471a2bc613b779be01a76e
マレーシア、次期首相にイスマイルサブリ氏 UMNOがポスト奪還
8/20(金) 19:39配信

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毎日新聞
新首相に任命された「統一マレー国民組織」(UMNO)のイスマイルサブリ・ヤーコブ前副首相=マレーシアのクアラルンプール近郊プトラジャヤで2020年5月11日、AP

 マレーシアのアブドラ国王は20日、新首相として「統一マレー国民組織」(UMNO)のイスマイルサブリ・ヤーコブ前副首相(61)を任命した。議会で承認されれば、21日に宣誓式を開く。長年、首相の座を独占してきたUMNOは3年ぶりに首相ポストを奪還する。

 地元メディアによるとアブドラ国王は、国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続くことから、解散総選挙は適切ではないと判断した。16日に辞任したムヒディン前首相の後任について、下院(定員222、欠員2)各議員に推薦する候補者を提出するように要請。114人から推薦されたイスマイルサブリ氏が適任であると判断した。

 UMNOはマレーシアが1957年に独立して以来、首相を独占してきたが、汚職事件をきっかけに2018年に首相の座を明け渡していた。【バンコク石山絵歩】

6901チバQ:2021/08/21(土) 01:42:27
相変わらず決断力ねえなあ
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9dec047cff35791a50232f830d18a7b4f6b8d00
自民党総裁選 岸田氏“日程決まった後に判断”
8/20(金) 19:06配信

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HOME広島ホームテレビ
自民党広島県連の役員会に出席した岸田前政調会長

自民党総裁選への出馬を模索する動きが活発化する中、
広島選出の岸田文雄前政調会長は、自身の出馬について明言を避けました。


広島市内で行われた自民党県連の役員会に出席した岸田前政調会長。
総裁選への出馬について、日程が決定した後で最終的な判断をしたいと述べるに留まりました。

【自民党 岸田文雄前政調会長】
「広島の皆さんからもずいぶんいろいろな声をいただいております。激励の声も大変多いと感謝をしています。
様々な事情を勘案して自分がどうするか来週総裁選挙の日程が決定してから考えたいと思います」

19日、都内で開かれた岸田派の会合でも
出馬表明を早くするよう求める声が相次ぎましたが明言しませんでした。

総裁選の日程は、26日に決まる予定です。

6902チバQ:2021/08/21(土) 06:57:51
れきしにifは、、、
ですが、谷垣がチャリで怪我しなかったら、どんな風になってたんですかねえ。安倍も右寄りに歯止めかかっただろうし、二階の権力もここまでなかっただろうし。
ガースーより良い総理になったんじゃないかな?なんて妄想してしまいます。

6903チバQ:2021/08/21(土) 07:26:09
https://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/politics/20210820-567-OYT1T50245.html
石破氏、総裁選不出馬を示唆…「感染急拡大の最中の表明は個人的に違和感」
2021/08/20 22:58読売新聞

石破氏、総裁選不出馬を示唆…「感染急拡大の最中の表明は個人的に違和感」

石破茂氏 【読売新聞社】

(読売新聞)

 自民党の石破茂・元幹事長は20日、自身のブログで、9月末の任期満了に伴う党総裁選について、「(新型コロナウイルスの)感染急拡大の最中に、名乗りをあげると表明することには個人的に違和感を覚える」と記し、出馬を見送る意向を強くにじませた。

 石破氏は20日のBSフジの番組でも現在は新型コロナ対策に注力すべきだとしたうえで、「菅首相では選挙を戦えないので顔を替えるということが国民に理解されるのか、国民にどう映るのか、我々は恐れを持って考えなければならない」と指摘した。

 総裁選には、下村政調会長と高市早苗・前総務相が出馬に意欲を示している。

6904チバQ:2021/08/21(土) 07:36:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb827c30d5c56d8444af9b707a0299e0da33000a
自民総裁選、石破氏出馬厳しく 「ポスト菅」人気も傷跡癒えず
8/21(土) 7:12配信

時事通信
記者団の質問に答える自民党の石破茂元幹事長=2020年10月22日、衆院議員会館

 菅義偉首相の自民党総裁任期が9月で満了することに伴う総裁選をめぐり、石破茂元幹事長の立候補は厳しいとの見方が根強い。

 「ポスト菅」の有力候補として世論の人気は依然高いものの、昨年の総裁選に惨敗し、足元の石破派内で求心力が急落した傷が癒えていないためだ。

 石破氏は20日夜、BSフジ番組に出演。総裁選について問われると、政府の新型コロナウイルス対応に触れつつ、「感染拡大がものすごい中で、その気があろうがなかろうが今、口の端に乗せることではない」と言及を避けた。

 報道各社の世論調査で、菅内閣の支持率は軒並み発足以降の最低水準に低迷。10月21日の衆院議員任期満了まで残り2カ月となる中、党内には首相交代を望む声がくすぶる。

 一方の石破氏は「次の首相」調査で常にトップを争う。首相を支える二階派幹部は「石破氏が総裁選に出馬すれば構図は大きく変わる」と警戒。党関係者は「石破氏が首相になればイメージチェンジになる」との見方を示した。

 ただ、昨年の総裁選が影を落とす。党内各派が「菅支持」で雪崩を打つ中、石破氏は派内の慎重論を押し切って立候補したが、岸田文雄前政調会長にも敗れ最下位となった。派閥会長の辞任を余儀なくされ、側近だった山本有二元農林水産相ら3人が休会、退会。現在の所属議員は17人で、総裁選出馬に必要な「推薦人20人」に届かない。

 今月には派閥の代表世話人を務める鴨下一郎元環境相も引退を表明。同派関係者は「派閥として総裁選に動ける状況ではない」と内情を明かす。

 最大派閥・細田派出身の安倍晋三前首相、第2派閥・麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相との関係もネックだ。石破氏は両氏の首相在任中、その政権運営を厳しく批判した経緯があり、今もしこりが残る。閣僚経験者は「2人とも石破氏を絶対に許さない」と指摘。国会議員の支持拡大という積年の課題は解消されないままだ。

 石破氏の総裁選出馬について、周辺は慎重姿勢だとしつつも、「強い要請があれば考えるだろう」との見方を示す。これに対し、党幹部は「石破派はバラバラで、他派が推すこともない。出馬は無理だ」と疑問視した。

6905とはずがたり:2021/08/21(土) 11:16:53

石破の逆云っとけばいいから次の総裁選は盛り上がってしまいそう。。

石破氏、菅氏の総裁再選支持 感染拡大「私がやると言うべきでない」
8/20(金) 23:40配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/d39184187480fa200259d9194faffd4768cec37d
毎日新聞

 自民党の石破茂元幹事長は20日のBSフジの番組で、党総裁選への対応について「新型コロナウイルスの感染拡大で国民が恐怖におののき、(菅義偉首相ら)みんなが一致して向かっている時に『私がやります』とは、その気があろうがなかろうが口の端に乗せるべきではない」と述べ、現状では自身は立候補せず、首相の再選が望ましいとの考えを示した。

 石破氏は、次期衆院選に向けて「菅氏では『選挙の顔』にならない」との声が党内で出ていることについて「直接聞いたことは一度もないが、『菅さんでは選挙が戦えないので顔を変えます』というのが本当に国民に理解されるのか」と指摘。総裁選と衆院選の時期が近接していることを念頭に「首相は衆院選によって主権者たる国民が決めるもの。自民党員だけではない。本当の『フルスペック』は衆院選だ」と述べ、総裁選で党員・党友投票の実施を見送ることはやむを得ないとの認識も示した。【青木純】

6906とはずがたり:2021/08/21(土) 17:32:21
小泉・河野辺りは閣内に取り込まれてて動けずか。石破も続投支持だし,対抗馬がへたれな岸田と宛て馬の高市や下村で闊達な意見を戦わせられる自民党アピールの場として総裁選使うだけで交替迄行かない?

小泉氏が首相支持表明 河野氏は明言せず 自民党総裁選
8/20(金) 16:57配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/29f2e39bbee358c792ebb85b4c3fe30e6f2b2b04
時事通信

 菅義偉首相の9月末の任期満了に伴う自民党総裁選をめぐり、小泉進次郎環境相は20日の閣議後記者会見で「もう一度、闘う首相の良さを多くの方に感じていただけるような機会にしてほしい」と述べ、首相を支持する方針を明らかにした。
 
 小泉氏は「闘う首相の姿が今、伝わっていないというのは何とかしたい」とも語り、発信力の強化に向け助力する考えを示した。

 一方、河野太郎規制改革担当相は「ワクチン接種をしっかり進め、規制改革を進めるという今の仕事をしっかりやりたい」と述べるにとどめ、明言を避けた。

 西村康稔経済再生担当相は自らの立候補の可能性について「総裁選のことを考える余裕はない。何とか(新型コロナウイルスの)感染を抑えていけるように全力で取り組んでいきたい」と語った。

6907とはずがたり:2021/08/21(土) 17:58:43

石破だと地方票で圧勝して国会議員が動揺して逆転のドラマがあり得たと思うけど高市や岸田では難しい様な気がしますがどうなんでしょうかねえ。

此処で引くと石破は先ずは洋平や谷垣的ポジションを目指すのか?推薦人的に引かざる得ないんだろうけど。

自民総裁選、石破氏出馬厳しく 「ポスト菅」人気も傷跡癒えず
2021年08月21日07時12分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021082001102&g=pol

 菅義偉首相の自民党総裁任期が9月で満了することに伴う総裁選をめぐり、石破茂元幹事長の立候補は厳しいとの見方が根強い。「ポスト菅」の有力候補として世論の人気は依然高いものの、昨年の総裁選に惨敗し、足元の石破派内で求心力が急落した傷が癒えていないためだ。

 石破氏は20日夜、BSフジ番組に出演。総裁選について問われると、政府の新型コロナウイルス対応に触れつつ、「感染拡大がものすごい中で、その気があろうがなかろうが今、口の端に乗せることではない」と言及を避けた。
 報道各社の世論調査で、菅内閣の支持率は軒並み発足以降の最低水準に低迷。10月21日の衆院議員任期満了まで残り2カ月となる中、党内には首相交代を望む声がくすぶる。
 一方の石破氏は「次の首相」調査で常にトップを争う。首相を支える二階派幹部は「石破氏が総裁選に出馬すれば構図は大きく変わる」と警戒。党関係者は「石破氏が首相になればイメージチェンジになる」との見方を示した。
 ただ、昨年の総裁選が影を落とす。党内各派が「菅支持」で雪崩を打つ中、石破氏は派内の慎重論を押し切って立候補したが、岸田文雄前政調会長にも敗れ最下位となった。派閥会長の辞任を余儀なくされ、側近だった山本有二元農林水産相ら3人が休会、退会。現在の所属議員は17人で、総裁選出馬に必要な「推薦人20人」に届かない。
 今月には派閥の代表世話人を務める鴨下一郎元環境相も引退を表明。同派関係者は「派閥として総裁選に動ける状況ではない」と内情を明かす。
 最大派閥・細田派出身の安倍晋三前首相、第2派閥・麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相との関係もネックだ。石破氏は両氏の首相在任中、その政権運営を厳しく批判した経緯があり、今もしこりが残る。閣僚経験者は「2人とも石破氏を絶対に許さない」と指摘。国会議員の支持拡大という積年の課題は解消されないままだ。
 石破氏の総裁選出馬について、周辺は慎重姿勢だとしつつも、「強い要請があれば考えるだろう」との見方を示す。これに対し、党幹部は「石破派はバラバラで、他派が推すこともない。出馬は無理だ」と疑問視した。

6908とはずがたり:2021/08/21(土) 23:10:19

菅から交替となってもヘタレ岸田ならまあ安心だけどそれでもご祝儀相場あるのかねえ。。

「ポスト菅」へ名乗り、岸田氏出馬のそろばん勘定 26日に出馬を表明、本格的な総裁選が濃厚に
泉 宏 2021/08/21 07:40
https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e3%83%9d%e3%82%b9%e3%83%88%e8%8f%85-%e3%81%b8%e5%90%8d%e4%b9%97%e3%82%8a-%e5%b2%b8%e7%94%b0%e6%b0%8f%e5%87%ba%e9%a6%ac%e3%81%ae%e3%81%9d%e3%82%8d%e3%81%b0%e3%82%93%e5%8b%98%e5%ae%9a-26%e6%97%a5%e3%81%ab%e5%87%ba%e9%a6%ac%e3%82%92%e8%a1%a8%e6%98%8e-%e6%9c%ac%e6%a0%bc%e7%9a%84%e3%81%aa%e7%b7%8f%e8%a3%81%e9%81%b8%e3%81%8c%e6%bf%83%e5%8e%9a%e3%81%ab/ar-AANyehm?ocid=wispr

 コロナ感染拡大で、秋の政局の焦点だった9月解散論が遠のき、自民党内では総裁選先行論が大勢となりつつある。高市早苗前総務相(無派閥)らが出馬に動き、岸田文雄前政調会長も総裁選日程の決まる8月26日に出馬表明する可能性が強まった。

 岸田氏は名門派閥・宏池会(岸田派)の領袖で、他候補にとって高いハードルとなる「議員20人以上の推薦」は確実だ。現総裁の菅義偉首相も出馬を明言しており、岸田氏が出馬表明すれば、党員・党友も含めたフルスペックでの本格総裁選実施が確定する。

会合で相次いだ岸田氏出馬を求める声
 東京五輪後も内閣支持率は下落し、国民の間では菅首相の交代論が拡大。与党内に強まる「菅首相では選挙を戦えない」との不安が、総裁選での菅氏再選を不透明にしている。

 2020年9月の前回総裁選で大差の2位に終わった岸田氏だが、その後も現職を倒すだけの党内基盤はつくれていない。ただ、「今回出馬を見送れば、総理・総裁候補の権利を失う」(側近)との危機感が岸田氏の背中を押している。

 総裁選先行で菅首相が再選されても、その後の衆院選で自民が大幅に議席を減らせば、改めて首相の退陣論が浮上する。このため、岸田派内には「勝てないまでも、首相とがっぷり四つで勝負できれば、次への展望が開ける」との声も広がる。

 岸田派(宏池会)は19日、都内の事務所で開いた会合で次期総裁選への対応を協議した。席上、ベテランと若手の双方から岸田氏の出馬を求める声が相次ぎ、岸田氏も総裁選日程が決まる26日に最終判断する意向を示した。

 十数名の在京議員が参加した同日の派閥会合では、岸田氏が「コロナ禍で国民がどのように総裁選をみているのか。しっかり考えながら対応しなければならない」とあいさつ。出席者からは「総裁選に出馬すると早急に決断すべきだ」「今こそ、宏池会の神髄を天下に鳴り響かせてほしい」などと、岸田氏の出馬決断を求める声が相次いだ。

 岸田氏は会合後、「自民党は幅広い選択肢を持つ政党だと示す貴重な場だ。しっかりとした選挙(総裁選)をやらなければならない」としながらも、「私自身の総裁選への対応は具体的に日程が確定してから明らかにしたい」と従来の方針を繰り返した。

 岸田氏はすでに側近議員らとの協議を通じて「菅政権をめぐる状況をみても、今回は本格総裁選を実施すべきで自分も出馬したい」との意向を固めたとされる。

 前宏池会会長として同派に強い影響力を持つ古賀誠元幹事長は同日も岸田氏の出馬に否定的な考えを示したが、岸田氏としては26日に総裁選日程が決まった段階で、並行して開く派閥総会で正式に出馬表明する段取りを想定している。

人気投票で石破、河野氏と大差
 岸田氏は石破氏とともに2020年9月の党総裁選に出馬。しかし、二階俊博幹事長が率いる二階派を先頭に、安倍晋三前首相の出身派閥の細田派、麻生太郎副総理兼財務相の率いる麻生派など主要派閥が支援した菅首相に大差で敗れた。

 総裁選を受けて発足した菅政権は、当初は極めて高い内閣支持率を維持していたため、「本格政権として次期衆院選を戦うためにも次期総裁選は無投票再選が当然」(自民幹部)との見方が党内の大勢となった。石破氏が総裁選惨敗の責任をとって石破派会長を辞任したこともあり、岸田氏についても「次の総裁選への出馬は困難」(岸田派幹部)との見方が支配的だった。

 その後、コロナ対応の迷走で内閣支持率が急落して状況は変わった。各種世論調査における「次の首相」の人気投票で、岸田氏はトップを争う石破氏と河野太郎規制改革担当相(コロナワクチン担当)に大差をつけられている。

6909とはずがたり:2021/08/21(土) 23:10:52
>>6908
 その岸田氏が陣頭指揮を執った4月下旬の参院広島選挙区再選挙では、自らが押し立てた自民公認候補が、野党統一候補に惨敗。自民党内に「岸田氏は選挙に弱い」との声が広がり、岸田派内でも「このままでは総理・総裁の芽もなくなる」(ベテラン)との危機感が強まっていた。

 もともと総裁選をめぐる岸田氏の拠り所は、当選同期で親しい安倍氏や宏池会の仲間でもあった麻生氏の支援だった。岸田氏は、政局の節目で安倍、麻生両氏と個別会談を重ねてきたが、両氏とも「当面、菅首相を支える方針は変えられない」と冷たい反応だった。

 このため、岸田氏は6月に自らが会長となる「新たな資本主義を創る議員連盟」を旗揚げ。最高顧問に安倍、麻生両氏を迎え、145人の国会議員が参加した初会合には党税制調査会の甘利明会長も顔を見せた。

 安倍、麻生、甘利の3氏は、その頭文字から「3A」と呼ばれ、いまや自民党の最高権力者となった二階氏の対抗勢力とみる向きが多い。岸田氏の議連など、3Aや二階氏が名を連ねる新たな議員組織が相次いで発足し、「ポスト菅に向けて互いに影響力を競う状況」(自民長老)になっている。

 そうした中、岸田氏にとっての「最大の敵」(側近)とみられているのが二階氏だ。次期衆院選では複数の小選挙区で岸田派と二階派の推す候補が激しい公認争いを展開している。 

山口3区で二階・岸田両派が一触即発に
 特に、岸田派ナンバー2で同派座長の林芳正元文科相が参院議員を辞職して出馬する衆院山口3区では、現職の河村建夫元官房長官が二階派の会長代行とあって、「二階・岸田対決」による保守分裂選挙となっている。二階氏サイドは「現職優先が当然で、林氏は除名処分にする」と息巻くが、岸田氏も徹底抗戦の構えで一触即発の状態が続いている。

 その一方で、林氏の出馬が「首相を目指すための衆院くら替え」であることが事態を複雑にしている。林氏が次期衆院選で勝てば、岸田派に2人の首相候補が並び立つことになるからだ。

 林氏は岸田氏より4歳年下だが、参院5期のベテラン議員だ。参院議員にもかかわらず、文科相だけでなく経済財政相や農林水産相も歴任するなど閣僚歴も豊富だ。しかも、安倍氏の首相再登板につながった2012年9月の総裁選では、当時の古賀派(現岸田派)から出馬した経験も持つ。

 岸田氏が総裁選出馬を見送り、次期衆院選で林氏が衆院議員となった場合、「総理・総裁候補を林氏にして、岸田派を林派に衣替えする可能性もある」(同派閣僚経験者)との見方も出始めている。岸田氏にとって、「今回の総裁選が最後のチャンス」(同)ともなりかねないわけだ。

 岸田氏は19日に最大派閥である細田派に強い影響力を持つ森喜朗元首相と会談。総裁選や次期衆院選への対応をめぐり、安倍、麻生両氏とも随時会談する意向とされる。

 総裁選には下村博文政調会長(細田派)と高市氏が19日、相次いで党本部に二階幹事長を訪ね、立候補を目指す考えを伝えた。二階氏は高市氏に対し、「しっかり頑張りなさい」と激励したという。

横浜市長選も党内情勢に影響
 こうした中、22日に投開票となる横浜市長選の結果も、総裁選をめぐる党内の動きに大きな影響を与えそうだ。カジノを軸とする統合型リゾート(IR)の横浜港誘致の可否が最大の争点だが、誘致反対を掲げて閣僚(国家公安委員長)を辞職して立候補した小此木八郎氏を菅首相が全面支援しているからだ。

 横浜港へのIR誘致は菅首相の肝いりで進んできただけに、有権者の間では「菅首相の変節が理解できない」との声が噴出している。しかも、コロナが横浜市を中心に感染爆発していることへの菅首相への批判が、小此木氏への逆風となっている。

 自民党が先週に実施した情勢調査でも、立憲民主など主要野党が支援する横浜市立大の山中竹春元教授が小此木氏をリードしているとされる。横浜はまさに菅首相の地元で、与野党対決で小此木氏が敗れる事態となれば、「菅首相では選挙を戦えない」との声が加速し、総裁選に向けた菅降ろしにつながる可能性もある。

 「宏池会のプリンス」と呼ばれる岸田氏は人柄の良さで知られる一方、「戦闘能力に欠ける」(自民幹部)と揶揄されてきた。まさに風雲急を告げる政局秋の陣に向け「戦う岸田を前面に出すしか道はない」(岸田派幹部)のが実態と言えそうだ。

6910チバQ:2021/08/22(日) 19:15:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ffd2392a7b34909024b181737f690c814d9f120d
菅政権は詰んだ? 世論調査から読み解く現状
8/22(日) 15:02配信

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時事通信
新型コロナウイルス感染拡大を受け、記者会見する菅義偉首相=17日午後、首相官邸

 東京五輪閉幕を受けた報道各社の世論調査が出そろった。菅内閣の支持率は、政権維持の危険ラインとされる3割前後。不支持率は5〜6割程度で、不支持が支持を大きく上回っている点が共通だ。菅政権はほぼ詰んだのか? 時事通信の8月調査結果(6〜9日に面接方式で実施)から、政権の現状と有権者の意識を読み解いてみた。(時事通信解説委員長 高橋正光)

【図解】内閣支持率の推移

◇内閣支持29%、2カ月連続の危険ライン
 時事調査によると、内閣支持は29.0%(7月比0.3ポイント減)、不支持は48.3%(同1.5ポイント減)で、初めて支持が3割を切った前回からほぼ横ばいだった。この1カ月間の出来事を列挙すると、新型コロナウイルスの感染者急増、中等症の感染者は自宅療養と受け取られた入院制限に関する説明不足への批判、菅義偉首相の広島平和記念式典でのあいさつ読み飛ばし、日本選手の活躍を含めた五輪の盛り上がりなどがある。横ばいという結果から、感染爆発などのマイナス要因を五輪の盛り上がりというプラス要因が相殺したと推察できる。菅首相は緊急事態宣言とワクチン接種の進捗(しんちょく)で新規感染者が減少、五輪効果と相まっての支持率の反転を期待していただけに、横ばいは誤算と言える。

 年齢別の内閣支持率を見ると、「18〜29歳」から「60歳代」までのすべての年代で3割を切っているが、「70歳以上」は37.4%。高齢者のワクチン接種が進んだことが影響している可能性がありそうだ。

 一方、政党支持率は自民23.7%(同2.3ポイント増)、公明4.5%(同2.0ポイント増)、立民3.9%(同0.6ポイント減)、共産1.3%(同0.5ポイント減)、維新2.0%(同変わらず)、国民0.3%(同0.2ポイント減)、社民0.2%(同変わらず)、「支持政党なし」61.4%(同2.5ポイント減)。与党は増え、立民、共産、国民が微減。自民支持のうち、内閣支持は59.4%、公明支持では43.9%。菅内閣は、与党支持者すら固め切れていない。「支持政党なし」に至っては、20.0%。国政選挙で勝敗を左右するとされる無党派層を、ほとんど取り込めていないことがうかがえる。

6911チバQ:2021/08/22(日) 19:15:26
◇先に総裁選なら波乱も
 時事通信の次回9月調査は10〜13日に実施し、結果は17日に判明する見通し。こうした中、内閣支持率の反転につながるような材料は見当たらない。ワクチン接種は進んではいるものの、感染者は爆発的に増え続け、菅政権は緊急事態宣言の対象拡大と期限の9月12日までの延長に追い込まれた。今後の政治日程として、同17日告示―29日投開票で調整が進む自民党総裁選と10月21日が任期満了の衆院選が控える。菅首相は総裁選前に衆院を解散、勝利し「国民の信任」をバックに総裁選を無投票で乗り切る戦略を描いていたとされる。

 しかし、自民党内では、「宣言発令中の解散は、国民感情を考慮すると困難」との見方が支配的。期限の9月12日で宣言を解除し、総裁選告示前の16日までに解散する余地は残ってはいるものの、1カ月弱で解除が可能になるほど感染者数が減少、医療の逼迫(ひっぱく)状況が解消されるとは考えにくい。そして、総裁選に突入した場合、内閣支持率が危険ラインのままでは、安倍晋三前首相、麻生太郎副総理、二階俊博幹事長らの支持を得て国会議員票の過半数を固めることはできても、党員投票で対抗馬に大きく水をあけられかねない。これまでの例から、党員投票(各都道府県連で開票)の結果の一部は、国会議員投票の前に漏れるケースが多く、党員投票での苦戦が伝われば、菅首相支持の議員が対抗馬に雪崩を打つかもしれない。議員票と党員票の配分は同数。複数候補の争いとなれば、菅首相の再選は一気に不透明になるだろう。

 8月20日時点で、下村博文政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が出馬に意欲を示すが、立候補に必要な国会議員20人の推薦人を確保できるかは分からない。昨年9月の総裁選に出馬した岸田文雄前政調会長、石破茂元幹事長は去就を明らかにしていない。また、若手議員が派閥の締め付けをはねのけて、世代交代を掲げて出馬を模索する動きが出てくることも考えられる。

◇麻生政権時との違い
 総裁選の前にしろ、後にしろ、菅首相の下で衆院選となった場合、政権は維持できるのか? 世論調査の結果からは、必ずしも悲観的とは言えない。

 衆院議員の任期満了を控えて内閣支持率が低迷している点で、菅政権は麻生政権に似ていると指摘されるが、両政権を取り巻く状況で異なる点が一つある。それは、野党第1党の支持率だ。麻生政権下の自民党は2009年8月30日投開票の衆院選(定数480)で、119席の惨敗(民主は308議席)を喫し、野党に転落した。その約2カ月前の7月調査(9〜12日に実施)を見ると、内閣支持率は16.3%(不支持64.2%)。政党支持率は自民15.1%、公明4.6%、民主18.6%、「支持政党なし」55.7%。自民支持のうちの内閣支持は48.0%、「支持政党なし」ではわずか11.1%。麻生内閣の支持率は菅内閣より10ポイント以上低い上、民主の支持率が自民を逆転した。8月調査でもこの傾向が変わらず、衆院選の投開票日を迎えた。既存野党が政権批判票の受け皿になっていない点が、麻生内閣当時とは決定的に違う。

 ちなみに、安倍政権下、自民が281議席を得た前回衆院選(定数465)の約2カ月半前に当たる17年8月調査を見ると、内閣支持率は36.6%、不支持は44.1%。政党支持率は自民25.7%、民進3.2%。「支持政党なし」は62.2%で、このうちの内閣支持は24.1%だった。内閣不支持が支持を上回り、無党派層の支持も離れているが、野党第1党も政権批判票の受け皿になっていない点は、現在の菅内閣と同じだ。この後、民進は、小池百合子東京都知事が立ち上げた希望の党への合流組と、枝野幸男氏が結成した新党(立民)組、どちらにも参加しない無所属組の三つに分かれて衆院選に突入。野党陣営の候補者乱立にも助けられ、自民党は大勝した。

 衆院選の勝敗を左右するのは言うまでもなく、289の小選挙区。立民が次期衆院選で政権をうかがうには、小選挙区での野党候補の一本化という「戦術」のみならず、無党派層を取り込んで党の支持率を大きく上昇させる「戦略」の構築が欠かせない。望ましいことではないが、このまま衆院選となれば、政権批判票のかなりが行き場がなく、棄権に回ることも考えられる。与党の側から見れば、逆風にさらされる菅首相の最大の基盤は、政権批判票の受け皿になっていない立民など既存野党と言えそうだ。

6912チバQ:2021/08/22(日) 20:25:31
さて総裁選が盛り上がりそうですね
1280: チバQ :2021/08/22(日) 20:24:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/147a0160392991ba5c420004742f83683f4dde82
横浜市長に野党系新人 首相、支援候補敗れ打撃 勝利の山中氏、IR反対
8/22(日) 20:17配信

時事通信
山中竹春氏

 任期満了に伴う横浜市長選は22日に投開票が行われ、無所属新人で元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)=立憲民主推薦=が、現職と新人の計7人を破り、初当選を確実にした。

 市選出の菅義偉首相にとって、側近で自身が支援した前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)が野党系候補に敗れたことは打撃となる。衆院選を前に、自民党内で「選挙の顔」となることに疑問の声が広がりそうだ。

 過去最多の8人が争った選挙戦で、林文子市長(75)が進めてきたカジノを含む統合型リゾート(IR)誘致をめぐって論戦が交わされ、山中氏ら6人の新人が反対や取りやめを訴えた。また、首相が小此木氏の支援に動いたことで、感染拡大に歯止めがかからない新型コロナウイルスへの対応を含めた政権運営の是非も争点に浮上した。

 山中氏は、立民の推薦に加え、共産、社民両党の支援を得た「カジノ反対の野党統一候補」として選挙戦に臨んだ。データ分析の専門家としてコロナ対策に取り組んできた経歴もアピール。政権批判票を幅広く取り込んだ。

 小此木氏は「IR取りやめ」を明言。自民党の大半の市議と公明党から実質的な支援を受けた。しかし、衆院議員として所属した自民は、市議会で林市長と二人三脚でIR誘致を進めてきた経緯があり、取りやめ方針への理解が広がらなかった。林氏は地元経済界と一部の自民市議の支援を得て、3期12年の実績を訴えたが及ばなかった。

 知名度が高い元長野県知事の田中康夫氏(65)、前神奈川県知事の松沢成文氏(63)らもIR反対を主張したが、浸透しなかった。 

https://news.yahoo.co.jp/articles/296576e5d32833a923a377f554513158d2a4df5a
菅首相「選挙の顔」として致命傷、小此木氏敗北で自民党総裁選など影響必至
8/22(日) 20:13配信

日刊スポーツ
小此木八郎氏(20年12月14日)

過去最多の8人が立候補した横浜市長選の投開票が22日、行われ、立憲民主党が推薦する元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)が4選を目指した林文子氏(75)らを破り、初当選することが確実となった。

横浜がお膝元の菅義偉首相(72)が全面支援した前国家公安委員長の小此木八郎氏(56)が敗れたことで、菅首相は「選挙の顔」として致命的なダメージを負った。9月末に任期満了を迎える自民党総裁選や、10月に任期満了となる衆院の解散・総選挙の行方に影響を与えるのは必至で、政局は流動化しそうだ。

カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致の是非が争点となった市長選で、小此木氏はIRを推進する菅内閣の閣僚でありながら「誘致取りやめ」を掲げて出馬。36人いる自民党系市議は小此木支持派とIRを推進する林支持派に分裂し、菅氏の秘書出身の5人の市議も小此木氏支持3人、林氏支持2人と二分する事態になった。

故小此木彦三郎元通産相の秘書出身で小此木氏とは45年以上の交友がある菅首相は7月29日、小此木氏を「全面的かつ全力で応援する」と表明。8月3日の自民党役員会でも「小此木をやる」と述べ、党を挙げての支援を求めていた。しかし、IRを国家的プロジェクトとしてきた菅首相が「取りやめ」を公約とする小此木を支援する分かりづらさ。小此木氏が「どうせ菅さんと結託して、当選してほとぼりがさめたら、(IRを)1回やり直すんだろうと、4割の方が疑いの目で見ている」とぼやく状態になっていた。

さらに新型コロナの新規感染者の急拡大で、コロナ対策が争点化。菅内閣のコロナ対策への批判票、不満票が「コロナ専門家」をうたう山中氏に取り込まれる形になった。菅内閣の支持率は時事通信、朝日新聞、NHKの調査で、危険水域の20%台になっている。4月の衆参の補選、再選挙で3連敗。7月の都議選でも惨敗したのに続き、地元でも敗れたことで、「選挙の顔足り得るか」と問う声がさらに大きくなりそうだ。【中嶋文明】

6913チバQ:2021/08/22(日) 20:26:19
https://news.yahoo.co.jp/articles/42581230f3e9bc99493c51e721a58a8bb49921f8
横浜市長選で衝撃の大敗 菅首相が総裁選前に電撃解散も「勝ち抜くと驚嘆のメンタル」〈dot.〉
8/22(日) 20:10配信

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AERA dot.
菅義偉首相と小此木八郎・前国家公安委員長(C)朝日新聞社

「やばい。午後8時過ぎに野党候補に当確が出るなんて衝撃だ…。出口調査ですでに野党に10ポイント以上、負けていた。菅首相は最後まで望みがあると言い続けていただけに今頃、真っ青だろうな」

【画像】ポスト菅の大穴候補ランキングはこちら

 こう力なく語るのは、自民党幹部だ。22日投開票された横浜市長選は、立憲民主党などが推薦する元大学教授、山中竹春氏が自民党の推す前国家公安委員長、小此木八郎氏に勝利したことが確実となった。

 菅義偉首相の側近で、閣僚を辞して横浜市長選にのぞみ、圧勝と思われていた小此木氏。午後8時に投票が締め切られるとすぐ、山中氏に当確が出る衝撃の幕切れとなった。

「横浜市長選の大敗でもう菅政権はだめなんじゃないか、というムードが一気に強まりました。菅首相や政権幹部のイライラはピークに達し、周囲もピリピリして官邸の空気は澱んでいます。いまだに菅首相はなぜ、小此木氏で勝てなかったのか、自分が動いたのになぜだ、と敗因を理解できずにいます。首をかしげていました」(官邸関係者)

 菅首相は小此木氏の父親で建設大臣などを歴任した彦三郎氏の秘書を経て、横浜市議、衆院議員となり、神奈川2区(横浜市内)が地盤だ。小此木家は八郎氏の祖父の時代から横浜を地盤に衆院議員を世襲してきた名門なだけに大敗の打撃は計り知れない。前出の自民党幹部も動揺を隠せず、こう言う。

「小此木氏が出馬表明した時は、誰もが圧勝と思っていた。それがこのザマです。菅首相の地元でもある横浜市長選を落としてしまった。コロナの感染拡大が止まらず、対策が後手にまわる菅政権にNOが突きつけられた選挙だったと思いますね」

 選挙戦の最終日。横浜市内を演説していた小此木氏の周囲には聴衆がまばらで閑散としていた。自民党の横浜市議はこう振り返る。

「空気に向かって演説しているようでした。動員はかけたが、支援者が反応しなかった。閣僚まで務めた小此木氏にとって、屈辱的な光景でした。菅首相のコロナ対応に対する市民の不信感がそのまま、現れたなと思いました」

 横浜市長選の争点は、いつの間にかカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致から新型コロナウイルス対策になっていったという。

「小此木氏がコロナ対策を訴える度に『感染者を減らせ』とヤジが飛んだ。有権者からの冷たい視線を感じました」(同前)

 横浜市長選の大敗で「菅おろし」も始まりつつある。9月17日に告示され、同29日に予定される自民党総裁選挙。安倍晋三前首相が率いる清和会(細田派)所属の国会議員はこう語る。

「横浜市長選で市民、国民が菅首相に対し、ダメ出しをしたということ。月曜日から政局が激化し、清和会など大派閥の総裁候補選びが本格化する。解散総選挙も間近ですから、選挙に勝てる人が総裁候補となるでしょう。うちでは政調会長の下村博文さんが名乗りを上げているけど、安倍前首相の3度目の登板もありうる。派閥を超えて人気が高いのは、麻生派の河野太郎ワクチン担当相ですね」

6914チバQ:2021/08/22(日) 20:26:51
 安倍前首相に近い高市早苗衆院議員も立候補の意向を示している。だが、菅首相も黙ってはいないはずだという。

 新型コロナウイルスの感染拡大で9月12日まで延長された東京、神奈川、千葉、埼玉、大阪などの緊急事態宣言は当初、8月31日までだった。
延長幅が12日間というのは、なんとも中途半端な感があるが、そこに「駆け引き」があるという。



「自民党総裁選のスタートが9月17日。同12日まで緊急事態宣言ですから、5日間の空白が生まれる。菅首相がここで電撃的に解散総選挙に打って出るという話が周辺から出ています。もともと解散の余地を残すために緊急事態宣言を12日まで延長した訳です…。自公連立与党で過半数を取れば、国民から信任された、と総裁選に出て続投するというシナリオを考えているようだ」(前出の自民党幹部)

 だが、新型コロナウイルス対策の相次ぐ失敗で新規感染者、重症者の増加が止まらず、不人気の菅首相が解散総選挙に踏み切れば、自民党が大敗する危険性もある。

また、東京地検特捜部が捜査を進めているテクノシステム社の詐欺事件に関連した公明党の遠山清彦元財務副大臣の「口利き疑惑」という爆弾もある。公明党の国会議員はこう語る。

「東京地検特捜部の捜査のメスが入り、遠山氏の”爆弾”がいつ炸裂するのか気が気でないです。捜査の影響で解散総選挙になれば、うちは厳しい選挙となる。自民党の選挙まで手が回りませんよ」

「菅おろし」が加速する中、菅首相は21日午前、東京・代々木のJR東京総合病院を受診した。演説原稿の読み飛ばしや読み間違いなどの失敗も続き、体調面を心配する声も出ている。

「人間ドッグのフォローで受診自体は、大したものでは全くないのですが、ずっと休んでないので疲労が蓄積しているのは周囲から見ても明らかです。それでも気力の衰えなどで、辞めたいなどとは一切、漏らさず、総裁選も勝ち抜けると思っているのが、菅首相のメンタルの偉大さ。そこだけは感嘆しますね」(前出の官邸関係者)

 菅首相の次の一手が注目される。(今西憲之 AERAdot.編集部)

6915チバQ:2021/08/22(日) 20:27:39
https://news.yahoo.co.jp/articles/66774051ccefee8afa87585b1c6dadfcadaddef9
首相のおひざ元・横浜市長選でも敗北 求心力低下は必至、混迷の政局
8/22(日) 20:00配信

朝日新聞デジタル
緊急事態宣言の期限延長と地域の追加を決め、記者会見で記者の質問に答える菅義偉首相=2021年8月17日午後9時30分、首相官邸、上田幸一撮影

 横浜市長選は22日投開票され、新顔で元横浜市立大教授の山中竹春氏(48)=立憲民主推薦=が、新顔で元国家公安委員長の小此木八郎氏(56)や現職の林文子氏(75)らを破り、初当選を確実にした。

 菅義偉首相が支援した小此木八郎元国家公安委員長が敗北の見通しとなったことで、政局は一気に流動化しかねない情勢だ。現下のコロナ感染の収束が見通せず、衆院議員の任期満了まで2カ月を切る中、首相が思惑通りに解散権を行使できない可能性もある。

 横浜は首相のおひざ元でありながら、自民党をまとめきれずに分裂選挙に至ったほか、あえて支援した小此木氏を押し上げられなかったことは、求心力低下に直結する。

 首相の自民党総裁任期は9月30日に迫り、総裁選は9月17日告示、29日投開票の日程を軸に調整が進む。首相はすでに再選への意欲を示し、二階俊博幹事長や安倍晋三前首相らが再選支持を表明している。

 しかし、「全敗」した4月の衆参3選挙や、過去2番目に少ない議席に低迷した7月の東京都議選に続く地元での敗北で、次期衆院選を控える党内からは「選挙の顔」として疑問視する声が高まっている。

 首相が当初描いたとされる総裁選前の衆院解散や、総裁選での無投票再選には反対論が根強く、首相交代や執行部刷新を求める声に押され、衆院選前の総裁選実施と対立候補を擁立する動きが本格化しそうだ。情勢次第では事実上の任期満了選挙に追い込まれる可能性もある。

 一方、「菅政権が問われる選挙」と位置づけた野党側は、4月の衆参3選挙に続く「野党共闘」での勝利となったことを受け、次期衆院選に向けた共闘戦略の構築を急ぐ構えだ。(岡村夏樹、北見英城)

朝日新聞社

6916とはずがたり:2021/08/22(日) 20:57:02

「菅さんはブレた」そして敗れた横浜市長選 衆院選前に陰る求心力
https://mainichi.jp/articles/20210822/k00/00m/010/241000c
毎日新聞 2021/8/22 20:07(最終更新 8/22 20:50) 有料記事 655文字

 菅義偉首相が全面支援した小此木八郎氏の敗北は、市議時代に「影の市長」と呼ばれた菅氏の求心力に陰りが出てきたことを強く印象づけた。自民党総裁選と次期衆院選を前にして、菅氏が負った政治的ダメージは大きい。

 陰りの前兆は選挙戦の前から見え隠れしていた。多選や高齢を理由に現職の林文子氏を見限った菅氏と自民党横浜市連。だが林氏に代わる候補者探しでつまずいた。さらに現職の閣僚でありながら、政権が推進するカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致中止を打ち出した小此木氏の出馬を翻意させられなかった。

 IR事業を推進する政権のトップでありながら、自身の考えを明確に説明しないまま小此木氏を支援するに至った菅氏。直前まで、IR誘致を進める林氏の後ろ盾でもあった。党内では「菅さんはブ…

6917チバQ:2021/08/23(月) 08:29:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/79983fc49e7be5012f375e2a7eb5058eee67c551
自民、「菅離れ」拡大必至 お膝元敗北、政権に激震 横浜市長選
8/23(月) 7:03配信

時事通信
首相官邸に入る菅義偉首相=20日、東京・永田町

 菅義偉首相の地元である横浜市の市長選で、首相自身が全面支援を打ち出した前国家公安委員長の小此木八郎氏が敗れ、政権に激震が走った。


 衆院議員の任期満了まで残り2カ月。9月の自民党総裁選に向けて「党の顔にならない」と交代を望む声が広がるのは必至だ。

 「ご苦労さま」。首相は22日夜、小此木氏から電子メールで選挙戦敗北の連絡を受け、こう返信した。首相側近の坂井学官房副長官はテレビインタビューで「自民党で小此木候補に推薦を出すことができなかった。まとめきれなかった」と敗因を語った。

 自民党神奈川県連会長だった小此木氏は独自候補を立てられなかった責任を取るとして6月に閣僚を辞任し、市長選に出馬。党が過去2回推薦した現職の林文子氏も名乗りを上げ、保守分裂となった。「菅派」市議も割れた。

 「自主投票」で臨む党の立場を離れ、個人として小此木氏支援を公言した首相の対応は異例だ。内閣支持率が低迷する中、お膝元で行われる重要選挙を制して反転攻勢に出たいとの思いもあったとみられる。今月3日の党役員会で「総裁の立場にあるが、友情支援する」と宣言した。

 小此木氏は首相がかつて秘書を務めた彦三郎元建設相の三男。首相自ら地元有力者らに電話で支持を求めたといい、坂井副長官がビラ配りをした。

 だが、深入りは裏目に出た。当初、カジノを含む統合型リゾート(IR)誘致が主な争点となったが、首相参戦により政府の新型コロナウイルス対策に焦点が当たる展開に。岸田派中堅は敗因について「首相への拒否感だ」と断言。麻生派の閣僚経験者は「首相を嫌い小此木氏から離れた人もいたはず」と語った。

 昨年9月の菅首相就任以来、自民党は負け続き。3月の千葉県知事選は約100万票差で惨敗し、4月の衆参3選挙に全敗。7月の東京都議選は過去2番目に悪い結果だった。横浜市長選は「首相の敗北」という側面を持つ点で深刻だ。

 自民党総裁選は衆院解散がなければ「9月17日告示、同29日投開票」の日程で行われる方向。今月26日に決定するが、与党内はにわかに浮き足立っている。二階派若手は「危機的だ。退陣論が噴き出す」と懸念。公明党関係者も「野党が勢いづく。このままではきつい」と危機感を隠さなかった。

 一方、菅政権に土をつけた立憲民主党の江田憲司代表代行は、衆院選をにらみ「いい受け皿があれば自民党は恐るるに足りない。胸に響く政策を打ち出せるかが立民に突き付けられた課題だ」と記者団に語った。

6918チバQ:2021/08/23(月) 08:30:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/ed45a4f0f7f8b3cde2ad2d2237218a9927f522c7
<独自>岸田氏、自民党総裁選に出馬意向
8/23(月) 5:00配信

産経新聞
自民党の岸田文雄前政調会長(川口良介撮影)

自民党の岸田文雄前政調会長(64)は菅義偉首相(72)の任期満了(9月30日)に伴う党総裁選に出馬する方向で調整に入った。複数の関係者への取材で分かった。自民は26日に総裁選の日程を決定する予定で、「9月17日告示-29日投開票」が有力視されている。岸田氏は日程が確定した段階で正式な出馬表明に踏み切る方針だ。


岸田氏は総裁選で新型コロナウイルス対策に加え、中間層などへの所得分配による格差是正などを訴えるとみられる。菅首相はすでに総裁選に出馬する意向を示しており、総裁選は両者の対決が軸となりそうだ。

昨年9月の前回総裁選では、首相が党幹部や主要派閥の支持を受け、岸田氏らを破った。二階俊博幹事長ら有力者は今回も首相再選を後押しする意向だ。

ただ、衆院選を間近に控え、菅政権のコロナ対策が批判を浴びる中、外相などの要職を歴任した岸田氏に期待する声があり、19日の岸田派(宏池会)会合では早期決断を求める意見が相次いだ。岸田氏も総裁選出馬への意欲をにじませていた。

首相周辺では、緊急事態宣言が9月12日の期限に解除された場合、総裁選告示までの間に衆院解散を表明し、総裁選を凍結させる案もくすぶる。首相が衆院選の先行を判断すれば岸田氏は戦略の練り直しを迫られる可能性もある。総裁選には下村博文政調会長や高市早苗前総務相が出馬に意欲を示すが、推薦人20人を確保できる見通しは立っていない。

6919チバQ:2021/08/23(月) 08:33:14
https://www.nikkansports.com/general/column/nakayama/news/202108220000358.html?utm_source=headlines.yahoo.co.jp&utm_medium=referral&utm_campaign=%E3%80%91%E5%B1%B1%E4%B8%AD%E6%B0%8F%E5%9C%A7
「まさか」も起きた自民党総裁選の歴史 菅首相の再選に「まさか」はあるか
菅義偉首相(2020年9月撮影)
菅義偉首相(2020年9月撮影)
菅義偉首相をめぐる環境が、不穏な色合いになり始めた。新型コロナウイルスデルタ株による感染急拡大に政府の対応は追いつかず、内閣支持率も急落。報道各社の世論調査の中には7月以降、政権退陣につながりかねない「危険水域」といわれる支持率30%割れも出始めた。永田町に勤める人に話を聞くと「先日報じられたNHKの調査が3割を割った(29%)のを見たとき、緊張感を感じた」そうだ。「こんな状況でもまだ、3割ある。昭和の時代の内閣ならもっと低いはず」と、話す人もいた。

2000年以降、森内閣、鳩山内閣など、支持率3割割れとなった後、期間は異なるものの、結果的に退陣に追い込まれた内閣は多い。菅内閣の支持率は昨年9月の発足時、6割を超えたものもあった。現在、1年たたずにほぼ半減した計算になる。

そこで不透明感を増しているのが、9月30日に任期満了となる菅首相の自民党総裁選への対応だ。菅首相は8月17日の記者会見で「(再選出馬は)時期がくれば当然のこと」と早々と出馬に言及したが、今秋に行われる衆院選を前に、議員の声は厳しい。安倍1強時代の「追い風選挙」経験しかない若手は「菅首相では『選挙の顔』にならない」と不安を漏らす。今回は、国会議員だけで決めるのではない、党員・党友投票を含む「フルスペック」となる見通し。下村博文政調会長、高市早苗元総務相らが早くも出馬に意欲をみせる。

出馬には20人の推薦人が必要で、意欲はあっても出馬できなかった人はこれまで何人もいた。派閥の締め付けがあったり、「派閥の論理」の壁は意外に高く、意欲があるからといって出馬できるとは限らない。

そんな自民党総裁選。これまで「まさか」の展開が起きたこともあった。

有名なのは2001年、森喜朗氏の後任を選ぶ戦いで、最大派閥をバックに優勢だった橋本龍太郎氏を破ったのは小泉純一郎氏だった。各地の街頭で「自民党をぶっ壊す」と絶叫、日に日に聴衆が増えていく様子は、取材していて圧巻だった。地方組織の予備選で圧勝し、国会議員も雪崩を打って小泉氏を支持。3度目の出馬で総裁になった。

そんな小泉氏も、2度目の出馬(1998年総裁選)では、2位に食い込めるとの見立てが一転、3人中3位、まさかの最下位。「意外だな」とつぶやくのが精いっぱいだった。

安倍晋三前首相の再登板のきっかけとなった2012年総裁選も、「まさか」の一例。候補者乱立に加え、同派閥からもう1人出馬し安倍氏は劣勢とみられたが、派閥横断的に支持が広がり、決選投票で石破茂氏を破った。

小泉、安倍氏の勝利は、いい意味での「まさか」だったが、菅首相の立場は対照的。今、局面打開の要素はほとんど見つからない。東京オリンピック(五輪)終了後に待っていたのは、デルタ株の感染拡大と医療体制の危機的な逼迫(ひっぱく)。広島の平和祈念式でのあいさつ読み飛ばし、長崎での「トイレ遅刻騒動」は事務方や秘書官のミスのようにいわれ、責任転嫁ぶりにも批判が集まった。記者会見では聞かれたことに答えない。すべてが負の連鎖の中、総裁選に臨む。

8月26日に正式に決まる総裁選日程は「9月17日告示、29日投開票」の線。総裁選の前に衆院を解散して総裁選を先送りし、衆院選勝利の上で無投票再選という、鉄板の「プランA」は、緊急事態宣言下で既に崩れた。来月12日までとなっている東京などの緊急事態宣言の区切りから、総裁選告示予定の17日まで「4日間の空白」は、首相の思惑で発生したといわれる。この4日の間に首相は衆院解散などの動きに打って出るのか…。ただこの「プランB」も、感染が収束しないことには発動できない。土俵際にあることは確かだ。

「人生には『上り坂』もあれば『下り坂』もある。そしてもう1つ、『まさか』がある」。こう言ったのは小泉氏だ。小泉氏も「まさか」の坂を登り、三度目の正直で自民党総裁、首相の座にのぼり詰めた。本来、よほどのことがなければ菅首相が党総裁に再選されるはずだった今年の自民党総裁選。新型コロナで混乱する中、「まさか」は起きるのだろうか。

1つの鍵を握るのは、今日8月22日に投開票される横浜市長選。首相の地元で首相系の候補が敗れれば、自民党は週明け、一気に党内政局モードになる。【中山知子】

6920チバQ:2021/08/24(火) 10:03:11
https://news.yahoo.co.jp/articles/afec405c12fe2f292558a9073e8d9d0bb3a4b733
「横浜ショック」求心力さらに傷 封印される首相の解散権
8/24(火) 9:18配信

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西日本新聞
菅義偉首相

 お膝元の横浜市長選敗北で「選挙の顔」としての求心力が一層傷つき、菅義偉首相の衆院解散戦略がかすんでいる。自民党総裁選は衆院選に先立ち9月に実施され、党員・党友投票を含むフルスペックの選挙戦となりそうな情勢。これに勝利して党内の信任を得るまで、首相は実質的に解散権を封印された状態に置かれそうだ。その後の解散のタイミングも選択肢は、ほぼないに等しい。 (井崎圭、久知邦、大坪拓也)

【図解】自民党「実力者」の相関図

 「私、時期が来れば出馬させていただくというのは当然だ、という趣旨の話をさせていただいた。その考え方に変わりありません」。横浜市長選で全面支援した前国家公安委員長小此木八郎氏の敗戦から一夜明けた23日朝、記者団から総裁選への対応を改めて問われた首相は、こう意欲を示してみせた。

 総裁選の日程は26日、「9月17日告示、29日投開票」で決定される見通し。

 新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が、現在の期限である9月12日をめどに解除された場合、総裁選告示までのわずかな間に衆院を解散する余地は理論上、残されている。ただ、今回の「横浜ショック」は「首相が党トップとしてふさわしいのか」との不信の渦を自民内に巻き起こした。解散権を行使できる環境になく、その封印を解くために首相は、総裁選の政策論争を勝ち抜いて地力を示す以外にないとの見方が強まりつつある。

 これまでに、下村博文政調会長、高市早苗前総務相が立候補の意欲を表明し、昨秋の総裁選で首相に敗れた岸田文雄前政調会長も前向きさをほのめかしている。岸田氏が頼りとする安倍晋三前首相と麻生太郎副総理兼財務相の2人は、現時点では昨年からの首相支持を維持しているとされるものの、今後、党内の風向きが一変する可能性も消えない。官邸筋は「強気な首相だったが、今は『菅以外なら誰でもいい』という流れに傾くことを警戒している」と明かす。

 仮に総裁選で再選にこぎ着ければ、首相は直後の10月上旬に衆院解散を狙うとみられる。ワクチン接種は、このころには「全国民の8割に打てる態勢」(首相)と説明してきており、コロナ感染をある程度落ち着いた状況に導ければ、与党の理解も得やすい。

 衆院議員の任期は10月21日のため、解散せずに任期満了選挙を迎える展開もあり得る。1度だけあった1976年の任期満了衆院選では、自民は過半数割れの敗北に追い込まれた。「自らの手で解散する道を諦めていない」(政府関係者)という首相だが、狭い活路を開けるだろうか。

6921チバQ:2021/08/24(火) 10:50:40
https://news.yahoo.co.jp/articles/ceb7714932dd28e562159b5fb0f24e1e3ab664f7
横浜市長選惨敗、自民党執行部は総裁選に活路…「首相のもとで衆院選戦えない」の悲鳴も
8/24(火) 8:13配信

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読売新聞オンライン
 自民党は、菅首相(党総裁)が支援した小此木八郎氏が惨敗した横浜市長選(22日投開票)の影響を抑え込もうと躍起になっている。市長選では、無党派層への支持に広がりを欠き、若手からは「首相のもとで衆院選は戦えない」との悲鳴が上がる。自民党執行部は、9月の総裁選で活発な論戦を交わし、局面打開につなげたい考えだ。

【動画】菅首相の似顔絵入り湯飲み、寄せられた注文数は何と…!

党推薦なし
横浜市長選の結果について、記者団の質問に答える菅首相(23日、首相官邸で)

 「地方自治における選挙の結果が、国政に反映することはない」

 自民の森山裕国会対策委員長は23日、国会内で記者団に、市長選の結果は政権運営に影響を与えないとの認識を示した。別の党幹部も「影響は限定的だ」と強調した。

 首相のお膝元での市長選は、首相の盟友の小此木氏が立憲民主党推薦の山中竹春氏に約18万票の大差で敗れた。小此木氏の得票は、市内全18区のうち、首相の選挙区である衆院神奈川2区を構成する三つを含む17の区で山中氏を下回った。

 自主投票で臨んだ自民は、市議36人中6人が現職の林文子氏の支持に回った。小此木、林両氏の得票を足すと山中氏を上回る結果に終わり、自民市連会長の坂井学官房副長官は22日夜、「党推薦を出せず、まとめきれなかった」と敗因を分析した。

「選挙の顔」
(写真:読売新聞)

 読売新聞の出口調査によると、無党派層の投票先は山中氏が4割強で、小此木、林両氏は1割ほどに低迷。小此木氏は自民支持層の投票先でも4割弱にとどまった。無党派層の動向は衆院選でも勝敗を左右する可能性が高い。若手の間では、首相を「選挙の顔」とすることを不安視する声が広がっており、党内からは「このままでは衆院選では都市部で壊滅的な敗北を喫しかねない」との声が漏れている。

 逆風の中で、党執行部が活路を求めるのが総裁選だ。事実上の首相を決める場となるだけに、国民の注目度は高い。各候補の討論会などがメディアで取り上げられる機会も多く、首相周辺は「総裁選で新政策を打ち出し、勝利すれば求心力が回復する」とみる。

対抗馬
 対抗馬擁立に向けた動きも今後、激しくなりそうだ。昨年の総裁選に出馬した岸田文雄・前政調会長には23日、出馬を促す声が多く寄せられた。出馬を目指す下村政調会長は同日、同じ細田派所属の世耕弘成参院幹事長と面会した。関係者によると、支持の取りつけには至らなかったという。

 自民が野党に転落する前の麻生内閣時代には、党内で退陣要求が公然と出た。今回も「首相以外なら誰でもいいので代わってほしい」と首相交代を期待する若手はいるが、現時点では表立った「菅降ろし」には発展していない。首相に近い閣僚経験者は、「地元活動をおろそかにしてきた若手が、衆院選を前に右往左往しているだけだ」と苦言を呈している。

6922チバQ:2021/08/24(火) 11:35:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/08d68083844ae5588d519fa4faaf16142cb9364d
岸田氏、出馬論強まる 横浜敗北で動き加速 自民総裁選
8/24(火) 7:22配信

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時事通信
記者団の質問に答える自民党の岸田文雄前政調会長=5月12日、東京・永田町の同党本部

 横浜市長選で菅義偉首相が全面支援した候補が敗北したことを受け、自民党岸田派で23日、会長の岸田文雄前政調会長に9月の党総裁選への出馬を求める声が強まった。

 首相は総裁選に再出馬し、首相続投を目指す考えに変わりはないと表明。次期衆院選への不安が党内に広がる中、総裁選に向けた動きが加速した。

 岸田氏は23日、衆院議員会館の事務所にこもり、派所属議員らと電話で情報交換。関係者によると、「出馬してほしい」との声が多く寄せられたという。岸田派名誉会長だった古賀誠元幹事長は岸田氏に自制を求めているが、同派関係者は「派内は主戦論が大半だ」と語った。

 党内には「菅首相では衆院選を戦えない」として複数候補による総裁選を望む声が広がりつつあり、他派閥にも岸田氏に期待する声が一部から出る。こうした意見の背景には、首相の再選支持を表明した二階俊博幹事長や安倍晋三前首相らの態度が「変化しつつあるのではないか」(自民党関係者)との見方が出始めたことがある。

 自民党は総裁選日程について「9月17日告示、同29日投開票」を軸に調整しており、今月26日に正式決定する。首相は9月の衆院解散の余地は残しつつも、総裁選を先行させ、衆院選を後回しにする方向で検討している。

 首相は横浜市長選敗北からの態勢立て直しに全力を挙げる。23日には横浜市長選の敗北について「大変残念」と記者団に述べつつ、新型コロナウイルス対策に全力で取り組む考えを強調。「時期が来れば(総裁選に)出馬するのは当然だ。その考え方に変わりない」と語った。

 一方、石破茂元幹事長は23日、記者団に「総裁選の間、恐らく政治は止まる。(感染が)厳しい状況の中、自民党が機能停止に近い状態を起こすことが国民の理解を得られるとは思わない」と総裁選先送りを主張。まずは臨時国会を召集してコロナ対策の立法措置を講じ、衆院選で国民の審判を仰ぐのが筋だとした。総裁選が実施される場合の自身の対応に関しては明言を避けた。

6923チバQ:2021/08/24(火) 17:09:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/c0ebb962e34175dadb4acf90ead8145609f66dae
二階氏「選挙戦えないは失礼」 菅首相の総裁再選、改めて支持
8/24(火) 12:32配信

5408
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毎日新聞
記者会見する自民党の二階俊博幹事長(右)。左は野田聖子幹事長代行=東京都千代田区の同党本部で2021年8月24日午前11時半、竹内幹撮影

 自民党の二階俊博幹事長は24日の記者会見で、菅義偉首相の党総裁選での再選を支持する考えについて「変わりはない」と述べ、首相続投が望ましいとの意向を改めて表明した。二階派として再選を支持するかについても「当然のこと。愚問だよ」と強調。「誰々さんでは選挙を戦えないというのは失礼な話だ」とも述べ、次期衆院選に向けて党内で浮上している首相交代論をけん制した。


 9月17日告示、29日投開票を軸に検討されている総裁選の日程については「予定通り淡々とやるべきだと当初から考えている」と述べ、先送りはしない考えを示した。衆院解散の時期については「首相が判断する」と述べるにとどめた。【野間口陽】

6924チバQ:2021/08/25(水) 11:43:59
https://news.yahoo.co.jp/articles/28ee76c9d98b4dd95471131273507f8d2c2b48a7
首相支持「変わりはない」 “一蓮托生”を選んだ二階氏の勝負どころ
8/25(水) 11:07配信

西日本新聞
自民党の二階俊博幹事長

 菅義偉首相の自民党総裁任期満了(9月30日)に伴う総裁選を巡り、二階俊博幹事長は24日の記者会見で、首相を支持する考えに「変わりはない」と述べ、二階派を挙げて支援する意向を表明した。「お膝元」の横浜市長選で支援した候補が敗れ、コーナーに追い込まれた首相との「一蓮托生(いちれんたくしょう)」を選んだ二階氏。総裁選で首相を再選に導き、次期衆院選を目前に控えて浮足立つ党内を沈められるか、勝負どころを迎えている。

【図解】自民党「実力者」の相関図

 二階氏は昨年の総裁選で他派閥に先駆け首相支持を表明し、「圧勝」の流れをつくった立役者の一人。無派閥で党内基盤が弱い首相を一貫して支えることで、人事や選挙の公認権など「力の源泉」である幹事長ポストを握り、5年を超える歴代最長の在任記録を更新中だ。二階氏を「極めて頼もしい」と評する首相も、全幅の信頼を寄せている。

 その二階氏が、首相に対して珍しく毒づく場面があった。22日の横浜市長選投開票日が迫った17日、周囲に「直言できる人が他にいるか。俺が言うしかない」とまくし立てたのだ。政府はこの日、東京都などへの新型コロナウイルスの緊急事態宣言を9月12日まで延長することを決定。9月上旬に衆院を解散し、衆院選に勝利した上で、総裁選で無投票再選を果たすという首相の優先シナリオが風前のともしびとなっていた。

 市長選で劣勢が伝えられる候補者陣営に秘書を送り込むなど、前のめりに肩入れする首相に危うさを感じていたのかもしれない。不満の矛先について二階派関係者は「『一言、俺に相談があってもいいんじゃないか』という幹事長なりのメッセージだ」と読み解く。

 それでも他に総裁選で二階氏の心をつかむ有力候補は見当たらず、「失敗がないのに首相を代える意義は見つからない」のが実情だ。加えて、衆院選に向け立憲民主党をはじめとする野党の支持率が伸び悩んでいることも、「首相支持」のかねての判断にブレが生じなかった要因とみられる。

 23日、二階派幹部との協議の席で二階氏は、首相の下で衆院選を戦うことに危機感を募らせる派内の若手・中堅を念頭に、「心配事があるなら、しっかり聞いてやれ」と指示を出した。

 首相の下で「キングメーカー」継続をうかがう二階氏にとっても、衆院選の勝利は必須条件。一方で、党内から「やり過ぎだ」と眉をひそめられた自派閥の拡大路線で生じた衆院小選挙区の公認争いは、安倍晋三前首相が影響力を保つ細田派などとの間で「全く調整できていない」(選対関係者)とされ、火種は残ったまま。安倍氏や麻生太郎副総理兼財務相ら党内実力者とのあつれきも深まる。

 「誰からも縛られないで自由闊達(かったつ)に党の将来、国の将来を話し合う。当然でしょう」。首相を当てこすった日から約1週間の25日、二階氏は党本部で首相と向き合う。

 (河合仁志)

6925チバQ:2021/08/25(水) 18:48:53
1295: チバQ :2021/08/25(水) 18:48:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/18e3575f79020e8cd1a395316afce245e519812d
二階最側近・林幹雄幹事長代理の長男県議が100万円不記載
8/25(水) 16:12配信

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文春オンライン
今期限りで身を退くはずが…… ©共同通信社

 二階俊博幹事長の最側近として知られる林幹雄・幹事長代理(74)。その林氏の長男で、後継者と目される林幹人・千葉県議(47)が、林氏からの寄附金100万円を政治資金収支報告書に記載していないことが、「週刊文春」の取材でわかった。幹人氏は収支報告書を修正する考えだという。

【画像】「大樹会」収支報告書の献金部分

 1993年に初当選した林氏。経産相などを歴任し、現在9期目のベテランだ。

「二階氏の会見や会食には必ず付き従っています。先日も与党幹部の5人会食が批判されましたが、本来は自公の幹事長、国対委員長4人の会談だった。ところが二階氏には“通訳”代わりの林氏が必要だったため、5人になってしまったのです」(政治部記者)

 実は、林氏は今期限りで政界を引退し、次期衆院選は幹人氏が出馬する方向で調整が進んでいた。

「実際、幹人氏は6月頃から辻立ちを始め、7月下旬にも『親父は引退する』と言っていました。人脈はもちろん、政治資金の面でも、世襲政治家である幹人氏は父親の力を借りています」(県連関係者)

 例えば、林氏が代表を務める政治団体「大樹会」の2019年分収支報告書によれば、同会は2019年1月21日、幹人氏が代表を務める「自由民主党千葉県成田市第三支部」あてに100万円の寄附金を拠出している。だが、「自由民主党千葉県成田市第三支部」の2019年分収支報告書には、この寄附金の収入の記載がない。

 政治資金規正法に詳しい神戸学院大の上脇博之教授が指摘する。

「政治資金規正法違反の『不記載罪』にあたります。世襲政治家が経済的に恵まれていることなどへの批判も高まっているだけに、父親の政治団体からの寄附金処理を巡っては、より一層の透明性確保が求められます」

 幹人氏は以下のように回答した。

「収支報告書を確認したところ、記載漏れになっていることがわかりましたので、早急に修正いたします」

 だが、幹人氏を巡る問題はこれだけではない。

 後援会関係者が明かす。

「林氏には引退したくても、できない理由があるのです。それは、幹人氏の不倫疑惑。後援会幹部から『幹人氏の国政転身は応援できない』と追い詰められているのです」

 不倫については「事実ではない」と否定した幹人氏。だが、後援会幹部の依頼を受け、彼の行動を探偵が調査した「不倫報告書」が、父親の林氏に突き付けられていた――。

 8月25日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」及び8月26日(木)発売の「週刊文春」では、幹人氏に関する「不倫報告書」の詳細や、林氏が後援会幹部から追及される2時間に及ぶ会合の音声、二階氏の次男・直哉氏の銀座での「酩酊写真」、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理、二階氏らが挙って菅義偉首相の再選を支持する背景など、「噴き出す政権の闇」を総力特集している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年9月2日号

6926チバQ:2021/08/25(水) 19:18:16
https://news.yahoo.co.jp/articles/3618eb70013440147aac547ade6fb77c0bbbf9f8
二階幹事長が「厳重注意」 次男の銀座「酩酊写真」
8/25(水) 16:12配信

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文春オンライン
息子は“別人格”? ©共同通信社

 緊急事態宣言中の8月17日昼、二階俊博幹事長(82)ら自公両党の幹部5人が日本料理店で会食をしていた問題。国民には4人以下での会食を求めていただけに批判を浴びたが、その当夜、二階氏の次男で、元大臣秘書官の二階直哉氏(49)が知人らと銀座のクラブに足を運んでいたことが、「週刊文春」の取材でわかった。

【画像】銀座のクラブに入る二階氏の次男・直哉氏

 直哉氏は2008年8月、二階氏が経産相に起用されると、大臣秘書官に就任。二階氏が09年9月に大臣を退任するまで秘書官を務め続けた。この間、少なく見積もっても、約400万円の報酬を得ていたことになる。

「以降、直哉氏は事務所を離れて中国ビジネスに傾倒していきます。とはいえ、2015年に総務会長だった二階氏が主導して約3000人にのぼる大訪中団を結成した時には、その一員として直哉氏も同行していました。同じ年に、直哉氏は日本とベトナムが共同開催した交流イベントの実行委員に加わっていますが、ベトナムは二階氏が友好議員連盟会長を務めるなど、縁の深い国。直哉氏は父親の政治活動の周縁で仕事をしていると言えます」(二階家を知る人物)

 現在は、地域活性化を手掛けるコンサルタント会社の代表取締役や、一般社団法人の理事などを務めている。

 その直哉氏が白いシャツに黒いジャケット姿で、知人2人とともに銀座に現れたのは、8月17日の夜8時20分。ゲリラ豪雨に見舞われた最中、和服女性に先導され、雑居ビルに吸い込まれていく。向かった先は、直哉氏の行きつけという会員制クラブ「S」だった。

 一行が店の入るビルから出てきたのは、約4時間半後の翌18日深夜0時40分過ぎ。上機嫌の直哉氏らは路上で立ち止まり、一人のスマホを皆で覗き込んで大爆笑したり、マスクを顎まで下げて歩いたりしていた。その後、自宅マンション近くでタクシーを降りた直哉氏。付近の駐車場で煙草を吸ってから、千鳥足で帰宅するのだった。

 だが、緊急事態宣言中の東京都では酒類を提供する飲食店には休業要請が出され、都民は、要請に応じない店の利用を厳に控えるよう呼びかけられている。

 直哉氏はどう答えるのか。携帯電話で話を聞いた。

「勘弁してもらえねぇかな」
――8月17日夜に銀座のクラブに行った?

「仕事の付き合いでそういうことも。(相手が)地方から出てきた場合は。今回(の同行者)もコンサル先。今は政治に関わってないし、勘弁してもらえねぇかな」

――訪中団に参加していた。

「それだって自費ですよ。政治の関係で人をたくさん送り込みたいと言ったから、行っただけで。(政治は)家業でも何でもないし、俺はそんな志はない。後継問題も俺には関係ないよ」

 二階幹事長にも見解を尋ねたところ、書面で以下のように回答した。

「本人に確認したところ、飲食店に行ったことを確認しました。緊急事態宣言の中、極めて不適切な行為であることから厳重注意をしたところです」

 8月25日(水)16時配信の「週刊文春 電子版」及び8月26日(木)発売の「週刊文春」では、二階氏の次男・直哉氏の銀座での「酩酊写真」のほか、二階氏の最側近である林幹雄幹事長代理を悩ます長男県議の「不倫報告書」の存在、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理、二階氏らが挙って菅義偉首相の再選を支持する背景など、「噴き出す政権の闇」を総力特集している。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2021年9月2日号

6927チバQ:2021/08/25(水) 20:48:43
そいや千葉11区に伊藤和男県議と石破の二連ポスターがありましたね。
保守分裂ありますかね?

6928とはずがたり:2021/08/25(水) 22:42:00

自民総裁選、9月29日投開票 衆院選後回し、菅首相が伝達
2021年08月25日21時57分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021082500965&g=pol

 菅義偉首相(自民党総裁)は25日、自身の任期満了に伴う総裁選を公選規程に従い9月下旬に実施し、衆院選を後回しにする意向を固め、二階俊博幹事長に伝えた。同党は26日に、総裁選日程を「9月17日告示、29日投開票」と決める見通し。衆院選は総裁選後、10月21日の任期満了か解散に伴い行われるが、時期は新型コロナウイルスの感染状況に左右されそうだ。

 首相は当初、9月5日の東京パラリンピック閉幕直後に衆院を解散し、総裁選を先送りする構想を描いていた。だが、新型コロナの感染が収まらず、9月解散は困難と判断した。総裁選日程の確定で、立候補を目指す動きが具体化する。これまでに首相が再選出馬を明言。岸田文雄前政調会長も出馬の意向を固め、下村博文政調会長、高市早苗前総務相らが意欲を示している。
 首相は25日、党本部で二階氏、林幹雄幹事長代理と約30分間会談。党側が26日午前に開く総裁選挙管理委員会などの手続きを経て日程を正式決定すると説明したのに対し、首相は「党にお任せします。粛々とやってください」と伝えた。
 この発言について党関係者は「総裁選、衆院選の順に行うという意味だ」と解説。会談では、党が最近行った衆院選の情勢調査を基に意見を交わし、衆院選後の特別国会も視野に入れた政治日程も協議したとみられる。

6929チバQ:2021/08/26(木) 09:39:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/9879295b607efff052bb47143a8d75e65397f2a0
岸田氏「首相との違いを打ち出したい」総裁選出馬へ…知名度アップがカギ
8/26(木) 7:30配信

読売新聞オンライン
知名度向上、党員票カギ
自民党の会合であいさつする岸田前政調会長(25日、自民党本部で)

 自民党の岸田文雄・前政調会長が出馬の意向を固め、総裁選は複数候補で争われる見通しとなった。菅首相(党総裁)の無投票再選を避けるため、党内では岸田氏への待望論が強まっていた。選挙戦は、首相と2度目の挑戦となる岸田氏を軸に展開しそうだ。

 「他派閥で支援してくれる人もいる。首相との違いを打ち出したい」

 岸田派(46人)を率いる岸田氏は25日、衆院議員会館の事務所で同派幹部と面会し、こう決意を伝えた。

 昨秋の総裁選で首相に敗れた岸田氏は、総裁選について「チャンスがあれば挑戦したい」と繰り返してきた。新型コロナウイルス禍で現職首相に挑めば「無用な政局を起こしたと批判される」(幹部)との慎重論も派内にくすぶっていた。

 ただ、報道各社の世論調査で、菅内閣の支持率は軒並み過去最低を記録。22日の横浜市長選で、首相が全面支援した小此木八郎・前国家公安委員長が敗れると、党内では「衆院選前に首相は代わってほしい」といった声が飛び交った。党青年局からは、複数候補で政策論争を交わす総裁選の実施を求める意見が出た。

(写真:読売新聞)

 下村政調会長や高市早苗・前総務相が出馬に意欲を示しているが、推薦人20人確保のメドはたっていない。こうした状況に加え、岸田派座長で参院議員だった林芳正・元文部科学相が、将来の総裁選出馬を視野に、次期衆院選に山口3区からくら替え出馬することも、岸田氏の判断に影響したようだ。

 前回総裁選では、党内7派閥のうち5派閥が首相を支持し、首相が圧勝した。今回も主要派閥は引き続き支援するとみられ、首相が優勢な状況は変わらない。二階幹事長は24日、他派に先駆け、二階派(47人)としての再選支持を宣言した。岸田氏の頼みの綱で、最大派閥・細田派(96人)に影響力を持つ安倍前首相も、再選支持を周囲に明言している。

 それでも、岸田派中堅は「派閥幹部が首相支持でも、造反票を期待できる」とそろばんをはじく。「フルスペック」で行われる今回の総裁選は、国会議員票と同数の党員・党友票の行方が、勝敗を左右する。読売新聞社の8月の全国世論調査では、「次の首相に誰がふさわしいか」の問いで、岸田氏は4%にとどまっており、どこまで知名度をアップさせられるかがカギを握りそうだ。

6930チバQ:2021/08/26(木) 10:17:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/4b68f5ef4798683a66bfdbedbc47259224f291c6
目立つ棒読み、弱い発信力 菅首相 宣言小出し、与党不安視
8/25(水) 21:55配信

時事通信
緊急事態宣言の拡大などが決まり、記者会見する菅義偉首相=25日夜、首相官邸

 新型コロナウイルス感染拡大が続く中、菅義偉首相の発信力の弱さが際立っている。

 記者会見で質問に正面から答えず、原稿の棒読みも目立ち、「説明不足のイメージが定着した」(自民党関係者)との指摘も。緊急事態宣言の対象追加でも野党から「小出し」と批判されており、政権浮揚の材料は見当たらない。

【図解】内閣支持率の推移

 「私の言葉について厳しい指摘を頂いた。しっかり受け止め、真摯(しんし)に対応していきたい」。首相は25日の記者会見で、コロナ対応に関する首相の言葉が国民に届いていないと指摘されると、神妙な面持ちでこう答えた。

 政府が宣言対応を決めた後に、首相が会見に応じるのは慣例だが、官邸サイドは当初、今回は宣言の追加にとどまることを理由に「会見は必須ではない」(高官)と見送りを模索していた。だが、見送る場合の「説明不足」批判を恐れたとみられ、一転して25日朝に開催が固まった。政府高官は「24日から首相が考えて適切に判断した」と説明した。

 ただ、「パフォーマンスが不得手」(自民党関係者)とされる首相に、説明責任を果たそうとする姿勢は見られない。宣言をめぐり関係閣僚と協議した23日、首相は内閣記者会の取材要請を拒んだ。取材に応じた翌24日は宣言追加を明かしたが、取材はわずか2分間。今年2月に18分間の取材に応じたケースと比べると差は歴然。政府側が取材を打ち切ったため記者団が追加質問したが、首相は見向きもせず立ち去った。

 首相は会見での発信力強化のため、演台の両脇に置いたプロンプター(原稿映写機)を使うが、視線が定まらず使いこなしているとは言い難い状況だ。党中堅は「原稿を読んでばかり。自分の言葉で話し方を練習してほしい」と注文を付ける。政府関係者は「会見すればするほど内閣支持率が下がる」と嘆いた。

 宣言追加などへの対応も相変わらず「小出し」対応が続く。17日に7府県の追加を決めたばかりで、25日に8道県を宣言に加えたが、自治体の要請をほぼ丸のみした形。野党は「バナナのたたき売り状態だ」(立憲民主党幹部)と批判した。

 衆院議員の任期満了(10月21日)が迫る中、自民党内では「首相では戦えない」との声が広がる。お膝元の横浜市長選で首相が全面支援した候補が敗れたのは、首相のコロナ対応が要因とみられている。

 首相はワクチン接種の加速に期待をかけるが、期限の9月12日までの解除は困難との見方が出ている。政府高官は「必要なら延長する」と指摘せざるを得なかった。

6931チバQ:2021/08/26(木) 20:18:57
上手くいったら 岸田⇒林⇒小野寺 宏池会長期政権?w
https://news.yahoo.co.jp/articles/25f147168dcb42670a0783c3b5b69c70d9830cb8
岸田氏が出馬表明、自民総裁選に「大激戦」の予感
8/26(木) 19:01配信
東洋経済オンライン
8月26日、記者会見で自民党総裁選出馬を正式表明する岸田文雄前政調会長(写真:時事)

 波乱必至の政局秋の陣の展開も左右する自民党総裁選は8月26日、9月17日告示・29日投開票の日程が決まった。これを受けて岸田文雄前政調会長が出馬を表明し、複数候補による総裁選実施が確定した。

 総裁選前の衆院解散を模索してきた菅義偉首相も「コロナ対応が最優先」と総裁選先行で再選を目指す構えに転じた。このため、衆院選は10月以降に先送りされ、党員・党友投票も含めた本格総裁選で菅、岸田両氏らが雌雄を決することになる。

■総裁選の展開は流動的に

 菅首相の地元の横浜市長選では、自らが支援した側近候補が野党系候補に惨敗。自民党内には「菅氏は選挙の顔にならない」との不安、不信が急拡大している。2020年9月の前回総裁選で菅氏支持に雪崩を打った党内各派閥も、二階俊博幹事長の率いる二階派以外は様子見の構えで、今後の総裁選の展開も極めて流動的だ。

 菅首相は前回同様、安倍晋三前首相や麻生太郎副総理兼財務相の支持を得て、対抗馬を圧倒しての総裁再選を目指している。しかし、選挙基盤が弱い若手衆院議員らは「派閥談合での菅再選では国民の批判を招く」と反発。内閣支持率の低迷もあって、「党員・党友票では菅氏の苦戦は避けられない」(閣僚経験者)との見方も広がる。

 このため、二階氏とともにキングメーカーの立場を狙う安倍、麻生両氏の対応次第では、総裁選が「ポスト菅」も視野に入れた大激戦となる可能性も出てきた。

 自民党総裁選管理委員会は26日、任期満了に伴う総裁選を9月17日告示・29日投開票とする方針で一致。26日午後の総務会で了承された。今回総裁選は3年ごとの定例総裁選となるため、菅総裁が無投票再選とならない限り、全国の党員・党友らも参加して実施される。

 岸田氏は26日午後の岸田派総会で「昨年に引きつづいて総裁選に挑戦したい」と出馬宣言。同派ナンバー2の座長で、次期衆院選で参院から鞍替え出馬する林芳正元文科相が「結束して岸田総裁実現を目指そう」と檄を飛ばし、出席者全員が総裁選勝利に向けて気勢をあげた。

 岸田派は所属議員46人の有力派閥で、「国会議員20人の推薦」という出馬条件はクリアできる。今後、他派閥の支持者も含めて推薦人名簿を作成する方針だ。

 出馬表明後、国会内で記者会見した岸田氏は、政治に対する国民の信頼が崩れ、民主主義が危機に瀕しているとして「政治生命を懸けてわが国の民主主義を守っていきたい」などと決意表明。

 さらに、自民党活性化に向け、大胆な若返り人事の断行を主張。具体的には「党役員の任期は1期1年で連続3期まで」とすることで、過度な権力集中や惰性での党運営を排する考えを力説した。安倍前政権以来続く政治と金の問題では、「丁寧な説明と透明性確保」を強調し、得意の経済政策では宏池会創始者である故池田勇人元首相に絡めて「『令和版所得倍増』を目指す」と語った。

 すでに総裁選出馬への意欲を示している高市早苗前総務相(無派閥)、下村博文政調会長(細田派)も26日、それぞれ20人の推薦人確保による出馬に意欲満々だ。下村氏は26日、記者団に対して「(推薦人の)確保はできているが、より多くの方々の理解を得ることが必要だ」と自信をにじませた。

6932チバQ:2021/08/26(木) 20:19:20
■反菅票の分散狙い「第3の候補」も

 竹下派会長代行の茂木敏充外相や麻生派の河野太郎規制改革相も出馬を模索する構え。党内外で対応が注目される石破茂元幹事長は「総裁選より臨時国会を開催すべきだ」と慎重姿勢を示しているが、周辺は「派閥を超えて出馬への期待が盛り上がれば出馬もありうる」と期待している。

 こうした状況に、菅氏を支持する党内主流派幹部の間では「反菅票を分散させるため第3、第4の候補も立てるべきだ」との声も出る。このため、今後の展開次第では候補が乱立する大混戦の総裁選となる可能性も出てきた。

 現在、自民党所属議員は383人。総裁公選規程により有権者となる全国の党員・党友にも議員と同数の383票が付与され、立候補者は合計766票を取り合う。3人以上が出馬して党員・党友も含めた1回目の投票で有効投票総数の過半数の得票者がいなかった場合は、1、2位による決選投票となり、所属国会議員と都道府県代表(47人)による投票で新総裁を決定する。

 地方での演説会も予定するが、自民党はコロナ感染状況も考慮して、地方での街頭演説は控え、オンラインをフル活用しての各種候補者討論会などを行う方針だ。各候補にとって、党員・党友投票に向けてテレビやネット上でのアピール力が勝負のカギとなる。

 前回総裁選は当時官房長官だった菅首相と岸田、石破両氏による3人の戦いとなった。ただ、二階派を先頭に細田派や麻生派などが多くの派閥、グループが菅氏支持に雪崩を打ち、菅氏が岸田、石破両氏に圧勝した。

 しかし、今回総裁選を取り巻く自民党内の状況は1年前とは様変わりした。菅首相や二階幹事長が狙う無投票再選には党内若手などから不満が噴出。「総裁選で堂々と政策論争をしないと、衆院選の自民敗北は必至」との声が相次いだ。

 こうした声も踏まえ、25日に党本部で二階幹事長と会談した菅首相は「粛々と総裁選を実施してほしい」と伝えた。菅首相は緊急事態宣言の21都道府県への拡大を決めた後の25日夜の記者会見で、「衆院解散・総選挙の選択肢は非常に少なくなっている。ただ、あくまでもコロナ対策を最優先にする中で判断していきたい」と述べ、解散先送りの姿勢をにじませた。

■コロナ収束しなければ任期満了選挙も

 今後の政治日程からみれば、菅首相に残された選択肢は、あらかじめ総裁選告示前に総裁再選直後の9月30日の臨時国会召集を決め、再選されれば同日に解散断行、最短で10月24日投開票という日程を念頭に置いているとみられる。

 その一方で、9月に入ってもコロナが収束せず、パラリンピック閉幕後の9月上旬に緊急事態宣言の再延長を余儀なくされる可能性がある。その場合は解散を断念し、総裁選告示前の9月中旬に10月5日公示・17日投開票の任期満了選挙を閣議決定するケースも想定される。

 総裁選で岸田氏らが菅首相を破って新総裁に選出された場合、その後の衆院選など政治日程も大幅に変わる。新総裁を後継首相にするためには臨時国会での首相指名選挙が必要で、新首相は首相指名後の組閣で新内閣を発足させなければならない。

 この手続きには数日かかるとみられ、新内閣発足は10月初旬へずれ込む可能性が高い。新内閣発足直後の解散断行は可能だが、政治的には新首相の所信表明演説と、これに対する各党代表質問は「国民向けにも必須」(議会事務局)とみられている。

6933チバQ:2021/08/26(木) 20:19:35
 その場合、代表質問後の解散なら最短でも衆院選は10月19日公示―31日投開票となる。また、解散しないで事実上の任期満了選挙を選択した場合でも10月上旬閉幕なら投開票日は10月31日か11月7日となる。

 さらに、新首相がコロナ対策のための補正予算を国会提出した場合、成立までに最低1週間以上は必要なため、10月21日の衆院任期満了ぎりぎりの解散断行で、「解散から40日以内」との規定により最も遅い場合は11月28日投開票も可能となる。

 つまり、衆院選の時期は総裁選の結果次第で大きく変わり、9月以降のコロナ感染状況が総裁選結果や衆院選日程を左右する可能性が大きい。このため党内では「これから1カ月は何が起こってもおかしくない」との声が広がる。

 菅首相を窮地に追い込んだのは、22日に投開票された横浜市長選で支援した小此木八郎前国家公安委員長が惨敗したことだ。翌日、官邸で記者団の質問に応じた菅首相は「大変残念な結果だ。謙虚に受け止めたい」としながらも、「時期が来れば(総裁選に)出馬するのは当然だという考え方に変わりはない」と総裁選出馬を明言した。

■記者会見で続く答弁メモの棒読み

 25日夜の記者会見では「明かりははっきりと見え始めている」とワクチン接種の加速と中和抗体薬の幅広い活用などによるコロナ感染の早期収束と医療態勢逼迫回避に意欲と自信をにじませた。

 菅首相は後手批判が強いこれまでのコロナ対応についても肯定的に評価した。ただ、発信力不足については「私の言葉について厳しい指摘を頂いた。しっかり受け止め、真摯に対応していきたい」と神妙な表情で頭を下げた。ただ、これも答弁メモの棒読みで、会場だけでなく視聴者からも失笑を買った。

 総裁選に第3、第4の候補が加わった場合、最大のポイントとなるのは全体の半分を占める党員・党友票の行方だ。「次の首相」人気投票で常にトップ争いを続ける石破、河野両氏が参戦しなかった場合、人気では低迷する菅、岸田両氏のどちらに票が集まるかは「やってみなければわからない状況」(閣僚経験者)だ。

 ただ、ネット上で「#スガ以外」のハッシュタグが話題になるように、党員・党友の「菅離れ」が際立てば、衆院選を意識した所属議員による「菅降ろし」にも連動しかねない。二階派以外が事実上の自主投票を余儀なくされれば、議員票も大きく変動する可能性がある。

 18日にも予定される日本記者クラブ主催の候補者討論会をはじめ、連日実施されるとみられる各テレビ局やネット番組などで菅首相がどれだけ発信力をアピールできるか。それが総裁選の行方を左右することになりそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト


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