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自民党スレ

1とはずがたり:2013/09/03(火) 17:12:12
なかなか潰れない政友会の我田引鉄以来の伝統を持つ日本のバラマキ保守政党

自公保スレ(前スレ)
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1067007932/l30

自民党政権スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1354356742/l30

自民党
https://www.jimin.jp/

4622名無しさん:2020/09/11(金) 10:52:36
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3ea36253e9360b1be445428b4d550995f961191
「菅官房長官」総裁選で“独走”の理由 麻生副総理に送った「メッセージ」とは
9/11(金) 5:56配信

 安倍総理の退陣表明により、総理大臣への道が拓けた菅義偉(よしひで)官房長官。戦いの幕が開くや、いきなりの王手となったが、背景には密かに総裁選出馬に向けて進めてきた“準備”があったのだ。

 ***

 総理大臣の権力というものが持つ底知れぬ魔力を物語るエピソードがある。

「小渕内閣の官房長官として黒子に徹していた野中(広務)さんですら、最後の最後には自らが総理大臣になるかどうかで相当悩んだ。総理大臣が持つ絶大な権力を間近で見てしまうと、やはりどんな人でも“自分も”と思ってしまうわけです。野中さんは結局、あることを理由に総理大臣になるのは諦めましたが……」(閣僚経験者)

「叩き上げ」「策士」――。野中氏と共通項を持つ一人の政治家が今、野中氏が踏みとどまった最後の一線を越えようとしている。

 菅義偉官房長官(71)。

 安倍総理が退陣を表明した翌日の8月29日、早くも「自民党総裁選に出馬の意向」と報じられたのだ。これまで出馬の可能性について「考えたこともない」と一貫して否定していたにもかかわらず、総理が退陣を表明するや、いきなり豹変したわけである。もちろん、「考えたこともない」との菅氏の発言を額面通りに受け取っていた者は永田町にはいまい。何しろ、表面上は出馬を否定しながら、出馬に向けて着々と布石を打っていたのだから。

 その布石にはすでに報じられているものとそうでないものがある。「ポスト安倍」のカギを握る自民党の二階俊博幹事長と、6月、7月、8月と3カ月連続で会食したことは既報だが、読売新聞の記事によると、そこでは次のようなやり取りがあったという。

二階氏「次の首相はどうか。やるなら応援するよ」

菅氏「ありがとうございます」

麻生氏に送った「メッセージ」
 菅氏と親しい参院議員の鈴木宗男氏が言う。

「安倍総理の残念な記者会見があってから、菅さんには『必ず声がかかりますから頑張って下さい』と激励しました。菅さんはいつも何を言っても『ありがとうございます』。そこが菅さんの偉いところで、他には何も言いません」

 全国紙の政治部デスクによると、

「退陣表明翌日の29日、二階さんは早速菅さんと会談し、改めて総裁選での支援を約束しています。また、二階さんは大島理森衆院議長や森山裕国対委員長とも会談。総裁選の形式を、党員投票なしで両院議員総会で選ぶ方式にすることを確認し、一気に“菅総理誕生”の流れを作ろうとしました」

 こうした動きに、一部からは「密室政治」との批判が出ており、

「2000年に小渕総理が倒れた際、森喜朗さんを後継にすることを密室で決めた『五人組』になぞらえ、二階、菅、大島、森山の4人を『新四人組』と呼ぶ声もあります」(同)

 批判の声は、耳が早い菅氏本人の元にも届いたに違いない。慎重な性格で知られる彼が、それでも出馬の意向を示したのはなぜだったのか。

「安倍総理の出身派閥である細田派は総裁選への対応を安倍総理に一任。長い間安倍総理を支えてきた菅さんとしては、安倍総理の支援は見込める、と踏んだはずです」

 と、政治部記者。

「さらに29日には、自民党の岸田文雄政調会長を推すか菅さんを推すか迷っていると言われていた麻生派の麻生太郎副総理兼財務相が菅さんを支援する、との情報が流れた。こうした情勢を受け、菅さんは『大勝負』に打って出ることを決断したのでしょう」

 本誌(「週刊新潮」)が8月27日号で暴いた菅氏の「策謀」も、総裁選に向けた布石の一つだったに違いない。中国による統制強化が進む香港から流出する金融機能の受け皿都市として彼が提案したのは、世界3位の金融センターである東京ではなく、なぜか大阪と、麻生氏の地元の福岡だった。記事ではそうした事実をお伝えしたが、その後、安倍総理が退陣表明。菅氏が麻生氏に送っていた「メッセージ」が生かされる機会が早くも訪れたのだ。

4623名無しさん:2020/09/11(金) 10:56:18
>>4622

「横浜のドン」と密会
 安倍総理が退陣を考えていることを、いつ菅氏が察知したかは定かではない。ただし、8月17日に続いて安倍総理が慶応病院に入った24日、菅官房長官は極めて興味深い行動に出ている。その日、彼は密かに、大恩ある人物との手打ちを果たしていたのである。

 その人物とは、横浜にある港湾荷役業「藤木企業」会長の藤木幸夫氏。地元企業の役員も多数兼務する「横浜のドン」は、8月18日に90歳の誕生日を迎えたばかりである。

 菅氏が横浜市議だった時代から選挙の支援をしてきたのが藤木氏。菅氏が藤木氏のことを「会長」と呼んで平伏する関係は長らく続いたが、横浜が誘致を目指すカジノに藤木氏が猛反対したことからすきま風が吹きだしたのは3年ほど前のこと。昨年、本誌の取材に応じた藤木氏は菅氏のことを「権力ボケ」「安倍の腰巾着」とコキおろしていた。

「8月24日、菅さんは藤木企業の会長室で藤木会長と会っています。当日朝、急に菅さん側からアポが入り、午後の早い時間に会った。二人が会ってきちんと話したのはおよそ3年ぶりです。前回会って以降、大勢の人がいる場所で顔を合わせることはあったものの、きちんと話をすることは一度もありませんでした」(藤木企業関係者)

 気になるのは二人の会話の内容だが、

「それは分かりません。藤木会長は菅さんと会ったことについて余計なことは口にしないのです。菅さん側も『誕生日を祝いに行った』といった話をするだけのようです。ただ、このタイミングで藤木会長を訪ねてきたのは、総理になろうがなるまいが、今後の政局に備えて、自身の足元を固める必要があったから、としか考えられません」(同)

「ひとつの革命」
 3年ぶりの会談で一体何が話し合われたのか。8月31日朝、自宅から出てきた藤木会長に聞いた。

――3年ぶりに会った? 

「あっちが言ってきたから。でもお互いの気持ちだけは年中ツーカーだったから」

――菅さんが総理候補と言われているが? 

「もう決まりだもん。あの人は叩き上げの人だからね。日本では、世襲的な政治家と苦労して叩き上げた政治家と、真っ二つに分かれている。私は二階さんとは一応、兄弟分になっているから、いつでもどんな連絡でもするけど、よくあんなお坊ちゃんみたいな家の人の面倒を見ているなと。世襲の最たるものが安倍であり、反対側の最たるものが菅くんだからな」

――苦労人である菅さんが日本のトップになろうとしている。

「菅がね、日本のトップの座を射止めたことは、これはもう、ひとつの革命じゃないですか」

――去年の本誌のインタビューでは「(菅氏は)安倍の腰巾着」と言っていたが? 

「いまでも腰巾着ですよ。腰巾着ってのは、すごい褒め言葉なんですよ。腰の巾着だよ。旅に出る時に持っていくんだよ。腰巾着が無くなったら旅は中止だよ」

――大事な存在、と。

「もちろん。腰巾着になれないんだよ、普通は」

――菅さんとはどんな話をしたのか? 

「それは、(国会議員の秘書時代は)苦労したよなぁ、あいつがいたし、お前の上でうるさい秘書がいっぱいいたなぁ、と。いろんなヤツがいたけど君は最後まで我慢して、苦労したよなぁって。そういう話をする雰囲気になっちゃうんだよ。ヤツと二人でいるとね」

 終始にこやかな表情で取材に応じた藤木会長。面倒を見てきた菅氏がついに総理大臣の座に手をかけたという喜びが言葉の端々から感じられた。

「週刊新潮」2020年9月10日号 掲載

新潮社

4624名無しさん:2020/09/11(金) 10:58:10
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b46ecbd4aaa75258593ab712409e6d110756d33
二階俊博幹事長81歳の黒い魂胆 “菅政権樹立の功労者”を目指し〈重要ポストを手中に…〉
9/11(金) 6:01配信

 7年8カ月に及ぶ一強政権の後に繰り広げられたのは、新たな一強の「勝ち馬」に乗ろうとする者たちの騒乱であった。

 首相の安倍晋三は8月28日の会見で、「総裁を辞めていく立場で、私から次の総裁選に影響力を行使しようとは考えていない。そうすべきでもない」と語った。しかし安倍は6月以降、悪化する健康状態をにらみつつ、後継を選ぶシナリオを描いていた。そこには2007年の第1次政権で批判された「政権投げ出し」の二の舞を演じたくはないとの強い思いがあった。安倍の意向を踏まえつつ、この総裁選の荒波を巧みに乗りこなしたのは、財務相兼副総理の麻生太郎、幹事長の二階俊博、そして自ら総裁候補に名乗りを上げた官房長官の菅義偉の3人だった。

 時は3カ月前にさかのぼる。

「麻生さんにお願いしたい」と語った安倍
 6月13日。安倍は東京・信濃町の慶応大学病院で人間ドックを受診した。官邸広報室は「半年に一度受けている定期的な受診」とメディアに説明したが、すでに安倍は体調に異変を感じていた。退陣会見で安倍は「6月の定期健診で(潰瘍性大腸炎の)再発の兆候がみられるとの指摘を受けた」と述べている。

 この直前の6月10日、安倍は麻生と官邸で約1時間サシで会っている。人間ドックを3日後に控え、体調の異変から「万が一」の事態を予期した安倍に対し、麻生は「疲れているんでしょう。まあメシでも」と安倍を久しぶりの夜会合に誘った。コロナ対応で揺れる政権に対し、世論の風当たりが厳しくなっていた頃だ。

 安倍周辺は「政権を維持できなくなった場合、総理は『そのときは麻生さんにお願いしたい』との腹をこの頃は固めていたようだ」と話す。内閣法9条は「首相に事故のあるとき、または欠けたときはあらかじめ指定する国務大臣が臨時に首相の職務を行う」と規定する。臨時代理は(1)麻生(2)菅(3)外相の茂木敏充(4)総務相の高市早苗(5)防衛相の河野太郎――の順番だ。つまり、序列1位の麻生を臨時代理に指名する、というプランだ。

 6月19日夜、安倍はホテル・アンダーズの「ザ タヴァン グリル&ラウンジ」で麻生、自民党税調会長の甘利明、そして菅の3人と2時間以上、会談した。コロナ禍で夜会合を控えてきた安倍にとっては3カ月ぶりの外食だった。メディアは会合の趣旨を「総理と官房長官のすきま風を埋めるのが狙い」と書き立てたが、安倍の思いはやや異なる。政権発足時から安倍を支えてきた3人と顔を合わせることで、治療を続けながら何とか首相を続ける道を探るという決意の表れであった。

 この6月の人間ドックの直後、安倍の健康不安説を煽る出所不明のチェーンメールが永田町の一部に出回った。「6月19日の会合には総理の主治医が同伴し、別室で待機していた」「主治医は複数。潰瘍性大腸炎の専門家」などと書かれたものだが、単なる怪文書であり、気に留める者は多くはなかった。

4625名無しさん:2020/09/11(金) 10:58:34
>>4624

「安倍首相が吐血」報道で健康不安説に火が
 ところが8月上旬、写真週刊誌『FLASH』(8月18・25日号)が「7月6日に安倍首相が吐血」と報じ、健康不安説に火がつく。その頃、安倍は潰瘍性大腸炎の再発を主治医から正式に告げられていた。

 終戦記念日の8月15日、安倍は麻生を自宅に招き約1時間会談した。翌々日に控えた慶応病院での精密検査の結果次第では、そのまま長期入院となる可能性もある。その場合、政権運営を麻生に託すしかない。安倍は第1次政権での辞任の際も、幹事長だった麻生に真っ先に伝えている。安倍周辺も「総理は菅さんより麻生さんを信頼している」とみる。

 麻生も「もし安倍総理に何か起きたら自分がやる」と周囲に公言していた。政府専用機に搭乗する際、総理は1号機、副総理は2号機に分乗するとの取り決めがある。不慮の事故でトップ2人が同時に不在となるのを避けるためだが、麻生はいつも「オレは総理と話がある」と、安倍と一緒に1号機に同乗することを求めた。周囲がたしなめると「両方死んだら、菅に(総理を)やらせりゃあいいんだよ」と、意味ありげにニヤリとするのが常だった。

 一方、甘利は安倍が麻生と会った翌16日のフジテレビの番組で、「(安倍は)休むことが罪だというような意識まで持っている。強制的に数日でいいので休ませなきゃだめだ」と、すぐに休養が必要との認識を示した。甘利も安倍が休養をとり、麻生が臨時代理として首相を務める可能性が高いと受け止めていた。第2次麻生政権の足音が聞こえてきた。

 もっとも、内閣法は臨時代理の要件として「事故のあるとき」を挙げているものの、ときの首相が入院した場合も含まれるかは見解が分かれる。菅に近い国会対策委員長の森山裕は、この点を記者団に問われると「(該当するかどうかは)首相の専権事項だ」と濁している。森山の発言は菅の意向か、あるいは安倍の意向かと、疑心暗鬼が広がった。

 だが、臨時代理の正統性が争点となる以前に、そもそも安倍が入院を受け入れなかった。当初は1週間程度の入院が必要と病院側から言われたが、安倍は1週間であっても政治空白をつくるのを避けるため入院せず、臨時代理も置かないことを決意する。この時、安倍はギリギリ執務可能と判断したのだ。

 しかし結局、安倍は24日の再検査の結果を受けて続投を断念。麻生は安倍の退陣表明後の麻生派の会合で「私自身が自民党総裁をめざすことはない」と述べ、自身の出馬を明確に否定した。この瞬間、第2次麻生政権は幻に終わった。

菅との会談を絶妙に入れた二階
 麻生が臨時代理に就くかどうかが焦点となっていた頃、安倍と決して折り合いがいいとは言えない二階は慎重に動きを見定めていた。二階の基本戦略は「勝ち馬に乗る」こと。総裁候補がいない二階派の現状を逆手に取り、特定の候補者が過半数にあと一歩届かない状況が生まれたとき、自らがその最後の一手となる。そして政権樹立の功労者となり、政権の重要ポストを手中に収める――そんなしたたかな戦略だ。



 この記事「 『二階俊博』その男、面妖につき――新政権樹立の功労者へ 」の続きは「文藝春秋digital」でお読みください。

赤坂 太郎/文藝春秋 2020年10月号

4626名無しさん:2020/09/11(金) 10:59:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/187526b28c056172dcb982fa5c7816fba592ea3b
総裁選の3氏、党内での意外な"ひとがら評価"を元自民党職員が語る
9/11(金) 8:51配信

 9月8日に告示され、14日に投開票される自民党総裁選――。

 立候補者は届け出順に石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)の3氏。14日の両院議員総会に向け、論戦が繰り広げられているが、すでに主要派閥の票を固めた菅氏勝利との予想が大半だ。

安倍首相は、当初は岸田氏に譲るつもりだった
 今年7月に著書『気配りが9割 永田町で45年みてきた「うまくいっている人の習慣」』(飛鳥新社刊)を出版した元自民党職員で、政治評論家の田村重信氏は、「気配り力でも菅が圧勝」と語る。

「安倍晋三首相は、当初は岸田に禅譲するつもりだった。岸田は自らが領袖を務める岸田派、そして細田派、麻生派がまとまれば国会議員の過半数を超え、菅は出馬できなかった。それなのに岸田では『選挙の顔』にならないと……。

 結局、岸田は何がしたいのか、周りはよくわからなかった。自民党の野党時代、私は当時政調会長だった橋本龍太郎元首相の10万部を超えるベストセラー『VISION OF JAPAN』(1993年)という本をプロデュースし、橋本が総裁選を勝ち抜く原動力の一つになった。

 現在、政調会長を務める岸田にもビジョンを語った本を早く書くべきだと思っていた。ようやく本を書いたようだけど、発売日が投票日の14日。これでは遅すぎますよ」

菅氏は気配り上手、内輪で慕われる
 菅氏は無派閥ながら細田派、麻生派、竹下派、二階派、石原派など、幅広く支持を集めた。田村氏は「誰からも慕われる」菅氏とのエピソードを打ち明ける。

「参議院選挙のとき、私が菅の選挙区の横浜で自民党員に向け、公約・政策を講演することになっていました。ある会合で偶然、菅と一緒になったら『田村さん、今度横浜で講演をやってくれるのですね。ありがとうございます』とお礼を言われて、本当に驚きました。一介の職員のことを気にかけてくれているだけではなく、その情報収集能力と記憶力の高さには感服しました。

 もちろん職員は、どんな政治家に対しても一生懸命につかえます。でも、そこは人と人ですから、誰に対しても分け隔てなく礼儀正しい、そして気配り上手な菅と仕事したいと思う職員は多い」

4627名無しさん:2020/09/11(金) 10:59:48
>>4626

「首相を目指すなら敵はつくってはいけない」
 菅陣営の選挙態勢にも義理人情に厚い菅氏の特徴が出ているという。

「菅の選挙対策本部長は、無派閥の小此木八郎。父・小此木彦三郎の秘書から菅は政治活動のスタートを切った。その原点・小此木への恩を忘れていないということで、子息の八郎となったのでしょう」

 菅氏が師と仰ぐ梶山静六は竹下(登)派の七奉行の1人。田村氏は「かつて竹下登は、首相を目指すなら『敵は作ってはいけない』と言い、さまざまな政治家に自らできる協力を惜しまなかった。そうした現場にも私は遭遇しています。菅も『Go To キャンペーン』など難しい政策をやり遂げる剛腕で知られながらも、敵が少ない」と話す。

石破氏が国民に人気でも、党内で不人気なわけ
 一方で国民の人気が高い石破氏は、党内ではなかなか支持が広がらない。

「理屈っぽい性格の石破には敵が多い。そして自民党で一番敵にしてはいけない安倍首相まで敵にした。

 2014年、第2次安倍内閣が発足したとき、石破は新設された安全保障法制担当大臣の要請を蹴った。たしかに集団的自衛権に対する考え方は安倍首相と違うかもしれないが、安全保障に詳しい石破の協力がなかったため、国会答弁で大変苦労していた安倍首相を周りは見ています。

 同じ党の人が困っていても石破は助けてくれないという思いから、自民党の政治家は石破の実力は高く評価するが、ついていきたいとは思いません。ただ石破はマスコミの依頼は断らないし、取材に丁寧に答える。これが石破の外と内の人気格差の正体。もう少し石破が党内の仲間に気配りができていれば、総裁選の風向きも変わっていたかもしれません」

 総裁選は、始まる前に雌雄決していたのだろうか――。

<取材・文/村田孔明>

【田村重信】
政治評論家、元自民党政務調査会調査役
1953年、新潟県栃尾市(現長岡市)生まれ。拓殖大学政経学部卒業後、宏池会(大平正芳事務所)を経て、自由民主党本部に勤務。現在は、日本国際問題研究所客員研究員、拓殖大学桂太郎塾名誉フェロー、JAPAN STAR ENTERPRISES特別顧問。7月に新刊『気配りが9割』(飛鳥新社)を出版

日刊SPA!

4628名無しさん:2020/09/11(金) 13:17:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9ccc1fb82e7cb6babd179e0bac585e31a0eb06f
菅義偉内閣が目論む「10月25日解散総選挙」の狙いと勝算
9/11(金) 11:07配信

8月31日朝、議員会館に入る菅官房長官。この日の午後、「参院のドン」と呼ばれた青木幹雄元官房長官を訪ねた 撮影:蓮尾真司

勝ち馬に乗れ――。自民党の名だたる大派閥が雪崩(なだれ)を打って菅義偉官房長官(71)の支持に回った。9月14日投開票の自民党総裁選は、戦う前から勝敗が決した格好だ。すでに菅官房長官の下には財務省や外務省などから「首相秘書官」候補が集められ、組閣作業が急ピッチで進められているという。その先に見据えるのは、解散総選挙だ。

「まずは二階派が菅支持を打ち出し、麻生派、細田派、竹下派が次々と菅支持に回りました。これは、安倍総理がいなくなっても、引き続き、同じ構図で権力を保持していきたいということです。とはいえ、菅総理としてはフレッシュな印象を与える組閣をしなければならない。そこで、河野太郎防衛相と小泉進次郎環境相の二人を重要ポストに登用して、世代交代を印象づけようとするでしょう。

ご祝儀相場で、高い内閣支持率が望めるのは組閣直後です。菅氏は選挙に関して主戦論者ですから、できるだけ早く解散を打つ可能性もあります。ただ、野党も合流新党が15日に発足し、共産党との選挙協力もかなり進んでいます。自民党は20議席程度落とすのではないか」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

現在の自民党は284議席で、仮に20議席を落としたとしても、単独で安定多数を確保できる見通しだ。菅総理は初陣を「勝利」で飾る。選挙に勝てば、総裁選で党員投票を経ず、「内輪の論理で総理になった」という批判を封じることもできる。

「選挙のスケジュールは、10月13日公示で、大安吉日の25日投開票と言われています。菅総理で選挙に勝てば、来年9月にもう一度行われる総裁選で再選される可能性が高まる。菅内閣は1年限りの暫定政権ではなく、長期政権になるかもしれません。それを見越しているから、菅官房長官とは関係がよくない麻生太郎財務相が率いる麻生派は、いち早く菅支持を打ち出した。今の地位を菅内閣でも維持したいがためです」(官邸関係者)

一方、菅官房長官も長期政権樹立への誘惑から逃れることはできない。

「菅総理としては選挙に勝って、権力基盤を盤石なものにするため、オール自民党での組閣を意図しているでしょう。総裁選を争う石破茂元幹事長や岸田文雄政調会長などを重要閣僚として登用。菅総理誕生の立て役者、二階俊博幹事長はもちろん続投で、甘利明税調会長を閣僚か党幹部として処遇すれば、本格的な政権が出来上がります。官房長官には人気が高い河野防衛相や森山裕国対委員長、梶山弘志経産相といった名前が挙がっています」(全国紙政治部デスク)

そうは言っても、「一寸先は闇」と言われる政界のことだ。

「総裁選は無記名投票なので、菅支持を打ち出している派閥に所属していても石破氏や岸田氏に投票する議員も出てくるはずです。造反議員の数次第では、菅総理は出だしから苦労することになる」(政治ジャーナリスト・角谷浩一氏)

菅義偉内閣は、9月16日の臨時国会で発足する見通しだ。

『FRIDAY』2020年9月18日号より

FRIDAYデジタル

4629名無しさん:2020/09/11(金) 13:22:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/858efabb48ae5f203478e0465a52bbcb4bd53c05
首相、派閥会長と人事めぐり意見交換か
9/11(金) 12:25配信

 安倍総理は午前10時半ごろ、自民党本部に入り、出身派閥・細田派の細田会長と会談しました。新総裁誕生後の自民党役員人事や内閣改造に向けて意見を交わしたものとみられます。

 細田派は菅官房長官の支持を表明していて、派内からは菅氏の後任となる官房長官ポストなどを求める声が上がっています。(11日11:24)

最終更新:9/11(金) 12:25
TBS系(JNN)

4630名無しさん:2020/09/11(金) 14:16:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/4488ce92313296b6a102645e58d7ba4579140757
関心すでに「人事」「解散」 菅氏“本命”で
9/11(金) 12:06配信

投開票まで、あと3日となった自民党の総裁選挙は、菅官房長官の優位が変わらない情勢で、政界の関心は、新政権の人事と衆議院の解散総選挙の時期に移っている。

総裁選は、議員票を固めた菅官房長官が圧倒的な優位を維持し、石破、岸田両氏は、し烈な2位争いを繰り広げている。

FNNの取材では、394の国会議員票については、菅氏が8割に迫る300票台に乗せる勢いで、石破元幹事長は20票台、岸田政調会長は50票台にとどまっている。

141ある地方票でも、菅氏が過半数を制する見通しで、菅氏の優位は揺るがない。

ただ、菅陣営の1人は、「複数の派閥から岸田氏に一定の議員票を回す動きがある」と話していて、議員票と地方票の上乗せを狙う岸田氏と、地方票で大きく巻き返しを図る石破氏との2位争いも加熱している。

人事では、総裁選でいち早く菅支持を打ち出した二階幹事長の留任が有力視されている。

さらに、年内の解散総選挙の可能性も取りざたされていて、「総選挙は近い。解散できなければ、次の内閣は1年で終わる」と語る自民党幹部もいる。

一方、公明党の斉藤幹事長は11日午前の記者会見で、「新政権は新型コロナの感染拡大防止と社会経済活動の両立に全力を挙げるのが最大の課題だ」と、早期の解散総選挙を強くけん制するなど、総裁選後を見据えた動きが激しさを増している。

4631名無しさん:2020/09/11(金) 14:21:23
https://news.yahoo.co.jp/articles/64f195f3da4674dfc00a1e871cec12ebae99ac2b
“安定のガースー”こと菅氏を待つ2つの難題と解散論〜仁義なき総裁選で踊った“二階流”の真髄
9/11(金) 7:01配信

「安倍政権が進めてきた改革の歩みを決して止めてはならない」

ポスト安倍を決める自民党総裁選挙出馬にあたり、こう力を込めたのは“大本命”とされる菅義偉官房長官だ。そして菅氏は、あっという間に自民党の7派閥のうち5派閥の支持を受け、石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長に対して圧倒的優位に立った。

かつて派閥政治の打破を打ち出したこともある無派閥の菅氏は今や、二階俊博幹事長という老獪な政治家の後ろ盾のもと、並み居る派閥の長を手なずけるかのような体制を構築した。そして余程の波乱が起きない限り、菅首相が誕生するのは時間の問題となっている。

菅氏の強みの1つは、自らが結果を残してきた官僚機構の縦割り打破や規制改革に関しての実行力、そして官房長官として長年にわたり危機管理を担ってきたという自負だ。

さらに菅氏のもう1つの強みが「情報収集力」だ。3台の携帯電話を使い分けつつ、この7年8カ月の間、朝昼晩と様々な相手と会談し、情報収集を続けてきた。その情報を武器にしつつ、「令和おじさん」「安定のガースー」などともてはやされても決して安倍首相の前に出ることはなく黒子に徹してきた。その菅氏がいま、「全く考えていない」と繰り返してきた総理総裁への道を自らの意思で切り拓き、その座を手に入れようとしている。

情報力を維持できるか?いずれ迫る“官邸病”の懸念と“側近人事”の難しさ
今後の課題は、「安定のガースー」が総理総裁として何をやるかだ。しかしその道は必ずしも平たんではない。まず人事だ。派閥からの推薦を受けないと明言した菅氏が、自らを支持した5派閥が納得できる、不満を封じ込める人事を断行できるのかが注目される。

特に、自民党内や連立与党の公明党に絶大な影響力を誇る二階幹事長を続投させるのか交代させるのかが、まず大きな焦点になる。現時点では続投との見方が大勢だが、その場合は二階氏への権力集中を警戒する細田派・麻生派・竹下派の不満に配慮する人事を行う必要性が生じるだろう。

また人事においては、安倍首相に「菅官房長官の官房長官がいない」と言わしめたように、参謀としての官房長官ポストに誰を起用するかも課題だ。菅氏は官房長官として、国会対策や党内情勢の掌握など辣腕を発揮してきたが、その言わば“社内統治”をどのように行うのか、自らが引き続き主導するのか、参謀や側近ら信頼する誰かに託すのかが焦点となる。

次に、総理総裁になっても、武器としてきた「情報収集力」をこれまでと同じ水準で維持できるかどうかだ。安倍政権の残した教訓の一つに、いわるゆる“官邸病”がある。政権後期になると安倍首相は、菅氏という強力な参謀を持ちつつも、側近官僚の意見に傾倒し、コロナ対応などで世論の動向を見誤った場面がある。複数の官邸メンバーがこう証言している。

「政権が長くなって、耳障りの悪い話が首相の耳に直接入りづらくなっている」

この教訓をふまえる必要がある菅氏だが、首相になれば、日々の動向はこれまで以上に国民やメディアに注視され、警備上の都合もあり行動は制限されるようになる。縦横無尽に動き、時に隠密に行ってきた菅氏独自の情報収集は続けられるのか。それは菅氏らしさを打ち出す政策判断・政局判断に影響するだけに、「首相の目と耳になる」とも言われる側近に誰を置くかとも絡んで最初のハードルになりそうだ。

4632名無しさん:2020/09/11(金) 14:21:43
>>4631

縛られる解散総選挙の時期、菅氏の判断は?
そして「次の総理総裁は菅」が既定路線になりつつある今、永田町の関心事は人事と共に解散総選挙の行方に移っている。来年秋の衆議院の任期満了を待つことなく、解散総選挙に打って出る可能性が囁かれているほか、菅氏のもとには自民党議員から「早期解散すべし」との声が多く寄せられているという。

菅氏はコロナ対応を優先する考えを示しつつも、4日のフジテレビの「LiveNews it!」では、いつ解散するかという問いに対して「状況次第だ」と早期解散に含みも持たせている。新内閣発足後の支持率や世論の動向、新型コロナウイルスの感染状況を見極めて、「今やるべきだ!」と思えば瞬時に決断するのだろう。

菅氏は2008年秋、当時就任したばかりの麻生首相や公明党が10月解散総選挙を視野に入れた際、リーマンショックの影響が大きいとして異論を唱え、年が明ければ支持率も回復すると進言した。麻生氏はこれを聞き入れたが、下落した支持率が持ち直すことはなく、自民党は2009年夏の総選挙で惨敗、民主党に政権を明け渡すことになった。麻生氏にとってトラウマになっているとされる、この解散見送り論を唱えた菅氏が、今回自らが「伝家の宝刀」を抜くポジションに就いた時、何を思いどのような決断を下すのだろうか。

菅氏優位の流れを作った「老獪な政治家」に見る永田町を生き抜く術
自民党総裁選挙は、国会議員や党員だけが投票できる国民不在の選挙などとよく言われるが、投票権を持たない多くの国民の民意をくみ取らなければ、共感なき政治を進めることに直結してしまい、支持率もそれを反映したものになるだろう。どの候補が総裁になろうとも、その点は変わらない。岸田、石破両氏は、苦戦を強いられているが、来年秋には再び総裁選がある。今回敗退したとしても、この経験を通じて次にどう戦うのかという教訓や課題が見えるだろう。

今回の総裁選では人間関係をめぐって、岸田氏に対して麻生副総理が苦言を呈したり、石破氏に対して竹下派幹部が厳しい言葉を向けたこともあった。岸田・石破両氏にとって、これを永田町の旧弊だと見ることもできるが、人と人との繋がりやそれぞれの事情という政治の根源的なものだと捉え、果敢に乗り越える勇気がなければ、次回も同じことが繰り返されてしまう可能性がある。

今回の総裁選で、いち早く菅支持を打ち出し、大きな流れを作った二階氏はかつて親しい与党議員に政治の要諦をこう話したという。

「政治家の発言は、七色に光るものでなければならない。どうとでも受け取れる発言をしておけばいいんだ」

愚直さだけでは通らないのが政治の世界だ。安倍首相が辞任を表明する前、二階氏は石破、菅、岸田の3氏について、特定の人物をポスト安倍の最有力と明言することはなかった。しかし、安倍首相の辞任を表明すると、直後にいの一番に菅支持を打ち出した。菅氏の武器が「情報収集力」だとすれば、二階氏の武器は群を抜く「流れを読む力」だろう。権力と人心を同時につかむという一筋縄ではいかない行動を体現してみせた二階氏を評した与党幹部の次の言葉は、権謀術数の渦巻く政界を生き抜く1つの術を表している。

「二階さんは発言がコロコロ変わる。政治の動きに敏感に反応し、体もその通り動いてしまう。でもね、何が何でも仲間のことは守り抜く。これが本当の政治家だよ」

(フジテレビ政治部 自民党総裁選取材チーム)



政治部

4633名無しさん:2020/09/11(金) 14:24:21
https://news.yahoo.co.jp/articles/bbc72b2acd4f4d94930210fe8e5c56d43aa85bc3
菅官房長官が安倍政権から”継承しない”のは「順番、説明責任」【自民党総裁選・討論1】
9/10(木) 22:02配信

20代男性・美容師
「コロナの影響で出勤日数が激減、給料も激減。会社も国も補償なく厳しい」
36歳・主婦
「アベノミクスで収入格差が増えたのに、まだ継承していかなきゃいけないの?」
この声に、“次の首相“候補たちはどう答えるのかーー

自民党総裁選に立候補している石破元幹事長・菅官房長官・岸田政調会長の3人の候補が9月9日、日本テレビの「news zero」に出演。「収入」「子育て」「デジタル」の“3つのギャップ”など、さまざまなテーマについて議論しました。
(聞き手:有働由美子キャスター、小栗泉・日本テレビ解説委員)

菅官房長官、安倍政権から”継承しない”のは「順番、説明責任」

有働:突然ですが、日本酒とワインは辛口が好きな石破元幹事長に質問です。自分を歴史上の人物にたとえると、明智光秀か石田三成。そのくらい自民党で追い詰められているということでしょうか?

石破:はっはっは、そうではない。明智光秀が「泣かぬなら逃がしてやろうホトトギス」と言ったらしい。殺すのでもない、鳴かせるのでもない。逃がしてやる。

有働:逃がすのは誰?

石破:いやいや、かわいそうな立場の人だよ。いじめちゃだめですよ。

有働:続いて、お酒は飲まない、パンケーキが大好きな菅官房長官です。安倍政権を継承ということですが、引き継がないもの、引き継ぎたくないものはなんですか?

菅:私は昨日、アベノミクスに点数つけました。80点とつけました。そのマイナスの部分を引き継がない、ということですよ。

有働:具体的には?

菅:具体的というか、100点満点ってほとんどないと思いますから。マイナスの部分。

有働:引き継ぎたくないマイナスの部分は?

菅:ふふ。なかなか厳しいですね。やっぱり、順番とか、説明責任。そういうことだと思います。

有働:そして自他共に認める酒豪、岸田政調会長。森元総理が「岸田さんは次の次の政治の中心」と話しましたが、正直どう思いましたか?

岸田:光栄なことだとは思いますが、今は今の戦いに専念したいと思っています。

4634名無しさん:2020/09/11(金) 14:26:46
>>4633

石破元幹事長「みんな同じにやるってのはいかんですよ。本当に困っている人に(支援を)厚くする」

有働:まずは「収入のギャップ」です。悩んでいるのは20代男性、美容師の方。「コロナの影響で出勤日数が激減、給料も激減。会社も国も補償なく厳しい」という声があがっています。石破さん、こういう方々にどんな支援を考えていますか。

石破:それは経済的支援を増やすことと、いろんな方々に働く場所、そして所得を与えていくことです。日本は男女間の収入差、先進国1位。正社員と非正規、ものすごく差がある。そういうところ埋めていく。そういう方々の生産性、能力を最大限引き出すことと、経済的支援を行うこと、その組み合わせですよね。

有働:経済的支援というと具体的には? 

石破:いろんな人がいろんな理由で収入が減っているんですよ。どういう理由で減っているのか、例えばエンターテインメイント関係、大道具さん、小道具さん、照明さん。自分の努力じゃどうしようないっていう方には(支援を)厚くしていかなければいかんのじゃないですか。

有働:金額的にも?

石破:そうそう。厚くしていく。みんな同じにやるってのはいかんですよ。本当に困っている人に厚くする。そういうことです。

有働:36歳主婦の方からです。「アベノミクスで収入格差が増えたのにまだ継承していかなきゃいけないの?」ということで、アベノミクスうまくいったという菅さんは、この質問にはどう答えますか?

菅:アベノミクスというのは、政権交代してから雇用を過去最大ぐらいに増やすことができたんです。その中で働く人も増えたんです。雇用が400万人増えていますから。そういう中で雇用全体を増やして、最初はどうしてもパートが入りますが、家庭に例えれば、総収入は増えていると思ってます。

有働:なるほど、ただ収入のギャップを数字でみると顕著に表れています。

岸田政調会長「(アベノミクスの)配分のあり方について見直していかなければいけない」

小栗:厚生労働省によりますと、一世帯あたりの平均所得はおよそ552万円です。ただ、割合で多いのは500万円未満の人たちで、全体のおよそ56%を占めています。「生活が苦しい」と答えた世帯も、半数以上に上っています。

有働:つまり稼げている方とそうでない方が二極化している。お三方が収入のギャップをどう解消していくのか。その考え方がこちらです。

4635名無しさん:2020/09/11(金) 14:26:56
>>4634

石破「ポストアベノミクスへの展開」
菅「アベノミクス継承」
岸田「中間層の復活」

有働:岸田さんは「収入格差の解消」を重視していますが、アベノミクスを引き継ぐ菅さんのやり方では格差が解消しないということでしょうか?

岸田:アベノミクスはぜひ発展・充実させなければいけないと申しています。配分のあり方について見直していかなければいけない。また、中間層でご苦労されている方は、教育とか住宅の部分での苦労が多い。そういった支援もしなければならない。そして最低賃金もより上げていかなければいけない。そういった形で、今の成長の果実の分配の有り様をより国民に納得してもらう形にしていく。こういった発展・充実を目指さなければならないと申し上げています。

有働:石破さんはこの収入のギャップ、格差はどう解消していく?

石破:これはいかにして生産性を上げていくかということなんですね。つまり、このお金を出してでもこのサービス受けたいよ。これを生産性という。直接的な支援も必要でしょう。けれど、女性であり、非正規の人であり、そういう人たちの稼ぐ力を上げていくために国があらゆる支援をするということですね。そうしないといけません。

有働:菅さん、2人の意見で取り入れるべきものは?

菅:まずやはり、雇用を増やすことじゃないでしょうか。雇用を増やすことで総雇用者所得は増えるわけですから。一人ひとりで見ると、雇用が増えた分、最初はパートですから(収入が)少なくなりますけど、雇用を増やして経済を成長させる。このこと(が大事)だと思います。

小栗:安倍総理はアベノミクスで400万人以上の雇用を創出したと成果を強調していますが、実はその75%が非正規です。この点をどう変えますか?

菅:最初は、増えた人は非正規から入ります。そういう中で、正規社員の有効求人倍率1を超えていますから、そこ(非正規)から正規に変わっていくという過程をとると思います。

小栗:なかなか非正規から正規になるのは大変だと思いますが、何かいい工夫はありますか?

菅:やはり経済が成長すれば当然そうなっていますから、雇用をまず確保する。そこが大事だと思います。政権交代前は、雇用がなかったんですから。日本でものづくりしても利益を上げることができなくて、会社が雇用をどんどん絞っていった時代ですから。やはりアベノミクスによって雇用が増えた。400万人増えたと言われましたけども、人口減少ですから、高齢者になりますと当然働く人が少なくなりますから、500万人減っているんです。差し引き400万人増えた。女性が330万人、働ける機会ができたと思っています。

4636名無しさん:2020/09/11(金) 14:27:58
>>4635

コロナ禍における経済対策

有働:コロナで非正規から切られてしまうということもあります。コロナ後を考えると、経済の成長はすぐにはなかなか結果が出ないかと思います。

菅:今はとにかく、雇用を守るために雇用調整助成金があります。非正規の方にもこのお金が出るよう対策を講じました。そして、一般の正規の方でも、1日1万5000円という、本来よりもはるかに高いお金にさせてもらったりとかですね。あるいは企業が続けて商売とかできるように無利子無担保の融資をやって、とにかく雇用を守って企業が商売できるように守ることが今は一番だと思っています。

有働:石破さんはどういうふうにお考えですか?

石破:正社員にあたる言葉って英語にないんですよ。だからローマ字で書く。そして若い人の夢が正社員。これおかしくないですか。正社員と非正規がこんなに違っていいんですか。同じ労働は同じ賃金。当たり前のことです。そしてまた、男女間の賃金格差が先進国で一番大きい。それで本当に女性の能力って最大限に使えてますか。そういう格差を是正しなきゃいかんです。

岸田:コロナ後を考えると、やはりITに対応できる企業と対応できない企業、接触型の産業と非接触型の産業。この格差はやはりある程度覚悟しなければいけない社会になります。よってこの「労働移動」を考えていかなければいけない。その受け皿を考えないといけない。新しい成長のエンジンを受け皿として考えていく、労働移動も考えなければいけない。私はコロナ後において一つのポイントになると思っています。

4637名無しさん:2020/09/11(金) 14:56:34
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091100538&g=pol
自民総裁選、入院治療中の山本元環境相が投票を棄権へ
2020年09月11日11時15分

 自民党総裁選で、入院治療中の山本公一元環境相(衆院愛媛4区)が投票を棄権することが分かった。関係者が11日明らかにした。山本氏は、自主投票を決めた旧谷垣グループに所属。次期衆院選には出馬しないと表明している。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200911/k10012612811000.html
自民党総裁選 山本公一元環境相が投票棄権へ 体調崩し入院中
2020年9月11日 14時09分

安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党総裁選挙をめぐり、衆議院愛媛4区選出で、谷垣グループの山本公一元環境大臣は、体調を崩して入院しているため投票を棄権することを党の総裁選挙管理委員会の事務局に伝えました。

関係者によりますと、山本氏は前日まで認められている不在者投票も行わないということです。

4638名無しさん:2020/09/11(金) 20:46:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/fd435a2b465157fa50737b75f2b56bc95cc83920
自民、二階幹事長の再任有力 党役員人事
9/11(金) 20:12配信

 安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選の後の党役員人事で、二階俊博幹事長の再任が有力になっている。新総裁に選出される公算が大きい菅義偉官房長官は二階氏の党運営を高く評価しており、安倍政権から引き続いて党のまとめ役を任せたい考えとみられる。党関係者が11日、明らかにした。

 自民党は14日の総裁選で新総裁を選出。幹事長ら党四役人事は15日に決める方向で準備を始めた。16日召集の臨時国会で新首相が指名されて組閣、新内閣が発足する見通しだ。

 複数の関係者によると、菅氏は新総裁に選ばれる前提で、既に人事の検討に着手。二階氏の再任を軸に人事の調整を開始する。

4639名無しさん:2020/09/11(金) 23:38:47
https://news.yahoo.co.jp/articles/390e85ff32c4f894ed8254871fb8e3fdd739e2ab
菅氏、総得票7割の勢い 2位争いの岸田、石破両氏は伯仲 総裁選
9/11(金) 21:37配信

 毎日新聞は11日、安倍晋三首相の後任を決める自民党総裁選(14日投開票)の情勢を分析し、国会議員票(394票)の動向を探った。党内7派閥のうち5派閥から支持を得た菅義偉官房長官は約7割を固め、300票に届く勢い。菅氏は毎日新聞が9日に集計した地方票(141票)の動向調査でも80票を超える勢いとなっており、全体(535票)の得票割合でも7割に届きそうだ。菅氏は14日の両院議員総会で新総裁に選出される見通しだ。

 議員本人や秘書、党、派閥幹部などへの取材を基に分析した。明確な回答を得られなかった議員などは無回答扱いとした。

 菅氏は支持を受ける細田派(98人)、麻生派(54人)、竹下派(54人)、二階派(47人)、石原派(11人)内をほぼ固めた。無派閥議員(64人)についても、菅氏を支持する「ガネーシャの会」(15人)をはじめ、半数以上が菅氏に投票する方向だ。党内には総裁選後の人事などを意識して菅氏支持を積極的に表明する議員が多く、菅氏陣営が優位に立っている。

 一方、岸田文雄政調会長は岸田派(47人)内をほぼ固め、50票台を確保しそうだ。

 陣営の選挙対策本部長に就任した遠藤利明元五輪相ら谷垣グループの4人は岸田氏への投票を明言。さらに竹下派からも、岸田氏と同じ広島県が地盤の平口洋元副環境相、新谷正義元厚生労働政務官が選対に加わり、他派閥への支持拡大を目指す。

 岸田氏陣営はさらに、菅氏の支持派閥の所属議員らに岸田氏への投票を水面下で呼びかける動きも見せ、上積みに躍起だ。

 石破茂元幹事長も石破派(19人)を固めたが、計30票弱と苦戦を強いられている。

 安倍政権に批判的な谷垣グループの中谷元・元防衛相や無派閥の村上誠一郎元行政改革担当相、石破氏と初当選同期で無派閥の渡海紀三朗元文部科学相らも積極的に支援に回るが、劣勢は否めない。

 地方票動向調査では岸田氏が10票あまり、石破氏は30票弱を確保する模様となっている。国会議員票との合計では両氏の得票は伯仲する可能性があり、2位争いも激しさを増している。【東久保逸夫、加藤明子、水脇友輔】

4640名無しさん:2020/09/11(金) 23:42:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/b45ee438679fdd4d97733c66b559894a17744630
総裁選 菅氏が石破氏を10Pt以上リード
9/11(金) 11:40配信

日本テレビが自民党の党員、党友を対象に、電話調査を行い、今回の総裁選挙で、誰を支持するか、たずねたところ、菅官房長官が、1位で、2位の石破元幹事長を10ポイント以上リードし、優勢であることがわかりました。

電話調査は、今月8日から3日間、全国の有権者のうち、自民党の党員、党友であると答えた人を対象に行ったものです。

それによりますと、今回の総裁選挙で誰を支持するか、たずねたところ、菅氏が46パーセント、石破氏が35パーセント、岸田政調会長が10パーセントでした。

一方で、「まだ決めていない」、「わからない」との回答は9パーセントでした。

今回の総裁選は、国会議員の394票と都道府県連の141票で争われます。日本テレビが394の国会議員票について取材したところ、10人程度が態度をまだ明らかにしていませんが、菅氏の支持は7割を超え、300票以上を獲得する見通しです。

石破氏は、石破派の19人以外に支持は広がらず、30票以上獲得するのは厳しい情勢、岸田氏も、岸田派の47人のほかは、谷垣グループの一部などの支持にとどまっていて50票台と伸び悩んでいます。

今回の党員・党友への調査を基に取材を加えて都道府県連の141票を予想し、国会議員票を合わせると、菅氏は、全体でも7割をうかがう優勢です。

一方で、石破氏と岸田氏は全体では、ともに1割台にとどまる見込みで、2位争いが激しくなっています。

また、今回は行われなかった、全国一斉の党員投票が仮に行われたとして、調査の結果を394の党員・党友票に換算してみました。

それによりますと、菅氏は、過半数の198票以上を獲得する勢いで、石破氏は4割弱のおよそ150票程度、岸田氏は、およそ1割で、40票程度の見込みでした。

一方、調査で支持した候補について支持の理由をたずねたところ、菅氏は、「安定した政権運営が期待できる」が最も多く51パーセント、石破氏は、「人柄が信頼できる」が最も多く21パーセント、岸田氏も、「人柄が信頼できる」が最も多く40パーセントでした。

また、新しい自民党の総裁に最も取り組んでほしい政策について、たずねたところ、「経済対策」が最も多く、33パーセントで、続いて「新型コロナウイルス対策」が17パーセント、「外交・安全保障」が13パーセントでした。

※日本テレビ緊急電話調査
 9月8日〜10日に実施
 全国の有権者のうち自民党員・党友と答えた1207人が回答
(調査協力:JX通信社)

4641名無しさん:2020/09/12(土) 00:45:04
https://news.yahoo.co.jp/articles/666fd5f68b096a5915e025bcae145570c6151b21
菅氏、地方票で過半数確保の勢い 石破氏、予想外の伸び悩み 岸田氏は苦戦
9/9(水) 21:02配信

 毎日新聞は14日に自民党総裁選が投開票されるのを前に、各都道府県連幹部や国会議員を取材して、47都道府県連に3票ずつ割り当てられた地方票141票の動向を探った。菅義偉官房長官(71)が地方票の過半数(71票以上)を確保して80票を超える勢いで、党内5派閥の支持が固い国会議員票と合わせて新総裁に選出される流れが強まっている。石破茂元幹事長(63)は30票弱、岸田文雄政調会長(63)は10票あまりを確保した模様だ。

 総裁選は、議員票394票と地方票の計535票で争われる。44都府県連が、3票の行方を決めるために党員に郵送投票を求める「予備選」を実施。うち36府県(未定だった福井、福島、香川3県を含む)が得票数に応じて3票を割り振る「ドント方式」を採用し、7都県(未定だった山口県含む)が最多得票者が3票全てを得る「総取り方式」を採用した。菅氏の出身地の秋田は予備選を行わずに菅氏に全3票を投じる方針。北海道と新潟は「意向調査」「アンケート」を経て幹部が投票先を協議する。

 菅氏は「総取り方式」の7都県全てで優勢で、この7都県だけで21票を確保しそうだ。地元・神奈川や、菅氏支持の流れを作った二階俊博幹事長の地元・和歌山、安倍晋三首相の地元・山口などが含まれる。

 菅氏はドント方式の36府県でも多くで優位に立っている。3票を巡るドント方式で「2票」を獲得するには過半数の獲得で済むため、菅氏に地方票が集まりやすい構図となっている。

 3票独占には次点の3倍超を獲得する必要がある。石破氏は地元・鳥取がドント方式だが、2018年総裁選での県内の党員得票率が95%に達しており、陣営は鳥取での3票獲得に自信を見せる。岸田陣営もドント方式の地元・広島での3票獲得を目指している。【まとめ・佐藤慶】

4642名無しさん:2020/09/12(土) 00:48:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/2dc59abeddf1bf3b02eac792f78a98584d57a138
安倍首相、細田派会長に「苦労をおかけしました」
9/11(金) 13:03配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日午前、自身の出身派閥である細田派(清和政策研究会)の細田博之会長と党本部で会談した。14日投開票の総裁選をめぐり、細田氏が派内を菅義偉(すが・よしひで)官房長官への支持でまとめたことを念頭に、「いろいろ苦労をおかけしました」とねぎらった。

 同派は28日に都内で政治資金パーティーの開催を予定しており、細田氏は安倍首相に出席を求めた。

 総裁選をめぐっては当初、同派の下村博文選対委員長や稲田朋美幹事長代行が出馬を模索していた。

4643名無しさん:2020/09/12(土) 00:49:37
https://news.yahoo.co.jp/articles/5d3f5af800cac96a44f0b1693fc314c9745b3916
安倍首相、自民党本部の総裁室で資料整理
9/11(金) 11:16配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)は11日午前、党本部に入った。自身の辞任表明を受けた14日投開票の総裁選を前に、総裁室で資料整理などをするとみられる。

 午前10時半過ぎに党本部に到着した首相は報道陣が見守る中、ゆっくりとした足取りで総裁室に向かった。

4644名無しさん:2020/09/12(土) 00:53:25
https://news.yahoo.co.jp/articles/80212e5033eb14b9686aa870d32ed4afedbc6fe8
“菅人事”注目は“ポスト菅” “内閣の番頭”候補を直撃!
9/11(金) 19:54配信

自民党総裁選は、早くも次の内閣人事に注目が集まっている。

“菅首相”の誕生となれば、焦点となるのは、女房役の官房長官の行方。

赤いバイクにまたがり、笑顔で記念撮影。

11日午後、電動バイクを導入した日本郵便を視察に訪れた小泉環境相。

今、“次の官房長官”候補の1人として、その名前が一部で取りざたされている。

自民党総裁選で独走状態にあり、“菅首相”の誕生が確実視される中、注目されているのが、次の官房長官。

すなわち、“ポスト菅”。

官房長官は、1日2回の記者会見をはじめ、危機管理や省庁間の調整などを担う、いわば“首相の相棒”。

11日、その候補に名前が挙がる面々に質問をぶつけた。

気になる、“ポスト菅”についての答えは...。

14日に迫った自民党総裁選。

岸田政調会長は、自身初の著書の発売イベントに参加。

石破元幹事長は、異例となる2巡目の議員事務所回りを行った。

一方、本命視される菅官房長官には、「官房長官を務めると首相に近づける?」といった質問が。

菅官房長官は、「なかなかお答えしにくい質問だなと思います」と述べた。

“首相への最短コース”となりつつある、官房長官のポスト。

その座を史上最長の期間務めた菅氏が首相になった場合、自身の相棒となる官房長官に誰を起用するのか。

今、候補に名前が挙がっているのが、菅氏と同じ神奈川県選出の小泉環境相と河野防衛相のほか、菅氏のもとで副長官を務めた萩生田文科相と加藤厚労相。

厚い信頼関係にある、森山国対委員長。

そして、菅氏が“政治の師匠”と仰ぐ、梶山静六元官房長官の長男・梶山弘志経済産業相。

“首相の相棒”として名前が挙がっていることについて...。

河野防衛相「次期総理にお伺いしていただきたいと思います」

萩生田文科相「名前を挙げていただくことは光栄に思っていますが、人事は、新総理がすべて決めることなので」

加藤厚労相「仮定の質問には答えるべきではない」

自民党・森山国対委員長「そのことについてはコメントはありません」

梶山経済産業相も10日、「仮定の質問にはコメントできない」と回答。

そうした中、小泉環境相は、「今までの人事の時期というのは、いろんな報道がありますが、わたしが環境大臣という事前の報道があったことは1回もありません」と進次郎節で答えた。

けむに巻こうとしたため、もうひと押ししたが...。

小泉環境相「特に、わたしからコメントはありません」

彼らの中で、街の人に“首相の相棒”として人気だったのは...。

60代「この中だと加藤さんかな。日頃、テレビで見えている彼自身のありようといいますか」

50代「河野さんかなと思いました。次の総理大臣が河野さんかなと思うので」

自民党新総裁誕生まで、あと3日。

その後の人事にも注目。

4645とはずがたり:2020/09/13(日) 00:34:47
粘るねえ。見苦しいぞ。

案里議員の事務所閉鎖へ 地元広島、活動拠点失う
https://www.sankei.com/affairs/news/200912/afr2009120010-n1.html
2020.9.12 15:54社会事件・疑惑

 昨年7月の参院選広島選挙区を巡る買収事件で、公選法違反罪で起訴され公判中の参院議員、河井案里被告(46)の広島事務所が今月末で閉鎖されることが12日、関係者への取材で分かった。同じく公判中の夫で前法相の衆院議員、克行被告(57)=広島3区=も、広島市内の事務所を7月11日に閉鎖。夫妻は今も国会議員を続けているが、ともに地元の活動拠点を失う。

 案里議員の事務所は広島市中区のビルにあり参院選で初当選後に開設された。克行前法相の事務所は、昨年10月下旬に同市安佐南区内で移転。直後に参院選で車上運動員に違法報酬を支払った疑惑が報じられた。

 夫妻の事務所はそれぞれ、今年1月と6月に検察の家宅捜索を受けた。夫妻は6月中旬の逮捕直前に「逮捕されたら広島の事務所を閉めてほしい」と周囲に伝えていたという。

4646名無しさん:2020/09/13(日) 10:12:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/905228e7c0dad89e77974a79b375502ab620e605
「寝首をかかれる」安倍総理が明かしていた菅官房長官への警戒心 なぜ両者に溝が?
9/12(土) 5:56配信

小学生時代から“調整役”

 安倍総理の退陣表明により、“次期総理”の座を掴んだ菅義偉(よしひで)官房長官。両者の関わりを遡ると、2007年の安倍総理退陣後、菅氏は「安倍再登板」を主張し続け、第2次安倍内閣が発足すると官房長官として安倍総理を支えた。が、いつしか安倍総理は「寝首をかかれる」と警戒心を露わにするようになり、昨年両者の溝は決定的なものになったという――。

 ***

 秋田県雄勝郡秋ノ宮村(現湯沢市)出身の菅氏の足跡は、「叩き上げ」そのものだ。

 秋田時代の同級生の話。

「小学校時代は桃組と桜組の2クラスあり、義偉は桜組でした。で、桃組と桜組のケンカがしょっちゅうあったのですが、そういうときに義偉が間に入ってまあまあと双方を説得する。お互いの言い分を聞いて、悪いと思った方には謝らせ、それをもって、もう一方の組に行き、これで水に流してくれと頼んで争いごとを収めてしまうのです」

 早くも調整能力の高さを発揮していた菅少年。地元の高校を卒業後、上京したことについて、菅氏のHPでは以前、〈集団就職〉と記されていたが、

「義偉が東京に行ったのは事実ですが、それが『集団就職』ではなかったことは間違いない」(同)

段ボール工場勤務から政界へ
 上京後は段ボール工場で働きながら学費を貯め、法政大学法学部に入学。卒業後、いったんは電気設備会社に就職するものの、政治の世界に進みたいとの思いを抱き、大学の学生課で法政OBの中村梅吉元法相を紹介してもらう。そして1975年、中村元法相の秘書に横浜を地盤とする小此木彦三郎代議士を紹介してもらい、秘書になるのだ。ちなみに秘書時代に知り合った真理子夫人との間に3人の子どもがいる。

 小此木代議士の秘書を11年間務めた菅氏は87年に横浜市議選に出馬して初当選。95年までの2期8年、市議をやった後、96年に衆院選に挑んで初当選を果たしている。この期間のことを知る関係者の証言を重ね合わせていくと、菅氏はここぞという時に自らの意思を貫いて「勝負」をかけ、這い上がってきたことが分かる。

 83年に小此木代議士が通産大臣に就任すると「自分が大臣秘書官をやりたい」とゴネて翌年、実際に秘書官となった。横浜市議選に出馬する際には、当時の自民党横浜市連幹事長が「神奈川区から出ろ」と言うのを拒否して西区から出た。96年に国政に進出する際には、小此木代議士の三男の八郎氏を神奈川3区に追いやり、自身は小此木代議士が圧倒的な強さを誇った神奈川2区から出馬して当選――。

 また、自らの地盤を強固なものとするために、使える人脈は徹底的に使う。その最たるものが、横浜にある港湾荷役業「藤木企業」会長の藤木幸夫氏との関係である。

 週刊新潮は5年前に掲載した特集記事「政権ナンバー2の座に2年と4カ月! 総理の椅子が欲しくなった『菅官房長官』権力の階段」で、菅氏の歩みを詳報。記事の中で、菅氏の「育ての親」である元自民党神奈川県連会長で元神奈川県議の梅沢健治氏が次のように証言している。

〈藤木幸夫さんは、“あいつ(菅氏)を勝たせる”と言って相当応援していた。藤木さんはいろんな会社をもっていて、その下に大勢の従業員がいる。そんな彼らは“藤木軍団”と呼ばれていて、選挙の半年前くらいから動いてくれる〉

4647名無しさん:2020/09/13(日) 10:12:57
>>4646

安倍総理は「寝首をかかれる」と警戒
 国政に転じてからも「勝負師」の顔は変わらない。当選の2年後、98年の総裁選では小渕派(平成研)を離脱して梶山静六氏を支援するも、結果は敗北。その後は加藤派(宏池会)に属し、2000年には「加藤の乱」に同調して無念を味わっている。

 バクチに例えるなら「負けがこんで」いた菅氏が“大当たり”を勝ち取ったのは06年。「再チャレンジ支援議員連盟」を立ち上げ、安倍晋三総理を誕生させた菅氏は、第1次安倍内閣で総務大臣兼郵政民営化担当大臣に就任したのだ。さらに、07年に安倍総理が体調不良を理由に退陣した後も「安倍再登板」を主張し続け、12年にそれを実現させた。以来、官房長官の座にあり続ける菅氏について安倍総理は、

「ある時から、“いつか寝首をかかれる”と警戒するようになりました」

 と、自民党関係者。

「警戒心を抱くようになったのは、数年前、菅さんが無派閥のグループを作り出した頃からです。それまで何でも総理の了承を得てから行動していた菅さんが、その時は総理に相談なく動いた、ということで不信感を持ち始めたのです」

 また、菅氏は内閣人事局を通じ、霞が関の人事を掌握して官僚に睨みを利かせてきたが、

「そのせいで官僚が皆、菅さんの方を見て仕事をするようになった。それも安倍総理としては不快だったようです」(同)

菅氏の逆襲
 両者の溝が決定的となったのは、新元号を発表して「令和おじさん」として知名度が急上昇した19年。

「元号発表の翌5月、菅さんは訪米してペンス副大統領と会談しているのですが、あれは明らかに総理の座を意識した行動でした。安倍さんは当然、警戒心を高めました」(先の政治部記者)

 しかも、その訪米に同行した外務省幹部は、

「ペンス副大統領に対し、菅さんのことを『次期総理』だと紹介しています」(政府関係者)

 しかし、好事魔多し。その後、菅原一秀、河井克行両代議士ら側近たちに相次いでスキャンダルが発覚し、「ポスト安倍」レースから一旦脱落した菅氏。今年に入って新型コロナウイルスが猛威を振るい始めてからも「干された」状態が続いていたが、

「今井尚哉・首相補佐官などの『官邸官僚』が、コロナ対応を巡って布マスク配布などの失敗を繰り返し、馬脚を現しました」

 菅氏に関する著作もあるノンフィクション作家の森功氏はそう話す。

「そして菅の逆襲が始まり、安倍総理が辞任を表明すると、菅の前に総理大臣への道が敷かれていった。ただ、これは安倍総理が政権を放り投げたから総理になれる可能性が出てきただけで、なるべくしてというわけでは当然ない。だから、生まれるのは菅の『居抜き乗っ取り内閣』なわけです」

 とはいえ、「菅総理」が現実のものとなった時、

「党役員人事や組閣では、菅さんが可愛がっている河野太郎防衛相や小泉進次郎環境相を厚遇する可能性もある。彼らは将来の総理候補ですから、菅氏は総理を退いた後も『闇将軍』として影響力を持ち続けられる」(永田町関係者)

 菅氏の政治の師である梶山静六氏は「大乱世の梶山」と評された。まさに「大乱世」であるコロナ禍の今、菅氏の前に総理への道が拓けるとは、何たる因果だろうか。

「週刊新潮」2020年9月10日号 掲載

新潮社

4648名無しさん:2020/09/13(日) 10:13:43
https://news.yahoo.co.jp/articles/38a734b92bcd87579237a2fa1ff91cd2633d8d70
石破氏、岸田氏の「2位争い」が何とも熾烈な事情
9/12(土) 5:01配信

 次期首相を決める自民党総裁選は、9月14日の投開票を前に菅義偉官房長官の大勝を前提とした消化試合の様相となっている。メディアの事前情勢調査でも、国会議員票、地方票の双方で菅氏の優勢が際立っているからだ。このため、派閥単位の締め付けの中でも見え隠れする“反菅票”が「本番の投票でどれだけ顕在化するか」(無派閥有力議員)に、各陣営の関心が集まっている。

 党員・党友投票抜きの「簡略型」となった今回の総裁選は、石破茂元幹事長、菅官房長官、岸田文雄政調会長の3候補が、国会議員394、地方代表141の計535票を奪い合う構図。議員と地方代表による投票で過半数(268票)を超える候補がいなければ、上位2候補による議員だけの決選投票となるのがルールだが、今回はすでに菅氏が圧倒的支持を集めているため、「一発決着」となるのは確実だ。

 そこで政界が注目するのは「票の出方」(自民幹部)だ。具体的には菅氏がどれだけの票を獲得するかと、石破、岸田両氏の2位争いの行方。菅氏が予想通りの完勝となれば「本格政権の可能性が広がる」(自民長老)とされる一方、石破、岸田両氏のいずれかにとっては、3位に沈んだ場合、「次への挑戦権を失う危機を招く」(自民幹部)との見方が多い。

■菅陣営の目標は「380票以上」の完勝

 9月8日に告示された選挙戦はすでに後半戦で、大手メディアはそれぞれさまざまな手法を駆使して情勢調査を実施、その内容を報道している。これに3氏の陣営の票読みも加味すると「菅氏支持が7割以上で、石破、岸田氏の2位争いは大接戦」というのが大方の予測となっている。その結果、すでに以下のような3候補それぞれの「勝敗ライン」が浮かび上がっている。

 すでに「当確」の菅氏が目標とするのは「全体の7割強となる380票以上」だ。細田派(98)、麻生派(54)、竹下派(54)、二階派(47)、石原派(11)に加えて無派閥議員の半数以上(約40票)の支持を受けており、単純に足し算すれば議員票だけで300票を超える。これに、地方票の6割弱(80票前後)が上積みされれば380票以上となる。

 ただ、前回総裁選で所属議員の参院組を中心に半分近くが石破氏に投票したとされる竹下派は、今回も足並みの乱れが目立つ。しかも、菅氏が無派閥ということもあって、支持する細田派など4派閥にも、一定数の“隠れ反菅”議員が存在するとみられている。

4649名無しさん:2020/09/13(日) 10:14:12
>>4648

 その一方で、地方票でも「総裁選後の主導権争いへの配慮などから、各陣営にバランスをとる動き」(自民幹部)が見え隠れしており、都道府県一律各3人という地方代表票が分散傾向となる可能性も少なくない。このため、自民党内でも「判官びいきも含めて、菅氏の票が予測より30票以上減るのでは」(自民幹部)との見方も広がる。

 さらに「仮に菅氏が330票程度にとどまれば、『これは事件』となりかねない」(菅陣営幹部)との不安を漏らす向きもある。その場合は「菅氏支持陣営での犯人捜しが始まり、それが『菅新首相』の求心力にも影を落とす」(同)ことにもなるからだ。

 これに対し、低レベルの戦いを余儀なくされている石破、岸田両陣営は、「生き残りをかけての2位争い」でしのぎを削る。特に、4度目の挑戦となった石破氏は、前2回の総裁選で地方票の強さが際立ったこともあって、陣営内にも「今回、地方票も伸びずに3位となれば、これが最後の総裁選になりかねない」(幹部)との悲壮感も漂う。

 石破派は19人と弱小で、推薦人20人には事実上の自主投票となった谷垣グループと無派閥に、竹下派1人を加えた5人が名を連ねた。国会議員の固定票は25強とみられており、これに地方票の3割以上(約45票)を足せば、70票程度がいわゆる基礎票で、これにどれだけ上積みできるかが2位争いを左右することになる。

■岸田氏、「地方票1桁で3位」なら再起は困難に

 これに対し、岸田派は47人と石破派に28人の差をつけており、もともと同じ宏池会系だった谷垣グループや無派閥などから、10人以上の支持が見込まれるため、議員票は60前後が基礎票となる。ただ、各種情勢調査でも地方票は「1割前後」と伸び悩みが際立ち、陣営内でも「何とか2桁(10票以上)は確保したい」と弱気の声も広がる。このため、全体では基礎票は石破氏と肩を並べる70票前後となっている。

 かねて安倍晋三首相の「意中の後継者」として、一時は本命視されていた岸田氏だけに、「いくら梯子を外されたとしても、地方票1桁で3位なら再起は難しくなる」(閣僚経験者)のは否定できない。それだけに、「無派閥の“浮動票”や、菅氏支持陣営の議員の1本釣りなどに全力を挙げることで、なんとか80票以上を確保したい」(岸田氏側近)とまなじりを決する。

 仮に、こうした現状が9月14日の投票結果にそのまま表れれば、「菅氏380前後、石破、岸田両氏はいずれも75票前後」という結果も想定される。ただ、菅氏支持陣営の中には「あまり菅氏に勝たせすぎると、本格政権作りに向けて人事でもいうことを聞かなくなる」(麻生派幹部)との声も少なくない。

4650名無しさん:2020/09/13(日) 10:14:43
>>4649

 さらに、「今回総裁選は、反乱分子の石破氏の息の根を止めるのが目的で、場合によっては意図的に菅氏支持陣営が岸田氏に票を流すこともありうる」(自民幹部)との見方もある。加えて、地方議員が軸となる地方代表も、それぞれの派閥系列の人物が多いため、「投票直前の微調整も可能」(自民幹部)との声も漏れてくる。

■いつもの総裁選ドラマ、「どよめき」か「ため息」か…

 こうしてみると、今回の総裁選も「まさに派閥談合の極致」(自民長老)となる公算が大きい。ただ、これまでの総裁選史を振り返ると「必ずドラマがあった」(閣僚経験者)のも事実。その多くは、劣勢と見られた候補が議員票で想定以上に上積みしたケースだ。

 9月14日午後2時からの総裁選は、これまで通り無記名投票で実施される。しかも、国会議員と地方代表計535人が名簿読み上げ順に一緒に投票することになるので、「投票時の表情や動作の“監視”を含めても、誰が誰に入れたかがまったくわからない」(総裁選管理委)のが特徴だ。

 開票結果が報告・公表されるのは9月14日午後3時半前後と見込まれている。届け出順に石破氏、菅氏、岸田氏の得票が読み上げられることになるが、会場となる都内のホテルの大会議場で、どの候補の得票に「おおっ!」というどよめきが巻き起こるか、それとも「あーあ!」というため息ばかりが広がるのか。消化試合ではあっても、「ふたを開けてみるまでわからない総裁選ドラマ」(自民長老)となることは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4651名無しさん:2020/09/13(日) 10:15:33
https://news.yahoo.co.jp/articles/9367a46dc47e65a11919f8fb9de457ebfb840a61
「ポスト菅」官房長官選び 「派閥重視」「発信力」「政治手腕」どれ重視?
9/12(土) 13:32配信

 自民党総裁選は菅義偉官房長官の優勢が揺るがず、永田町の関心は早くも閣僚・党役員人事に移っている。とりわけ注目されているのが、内閣の要となる官房長官だ。派閥重視か、発信力か、たたき上げの政治手腕か-。「ポスト菅」に誰を据えるかで、菅氏が目指す政権の姿も見えてくる。

 官房長官は、内閣の「番頭格」だ。菅氏は2012年12月の第2次安倍政権発足と同時に就任。熊本地震などで危機管理を担い、省庁横断の政策を実現するため、陣頭指揮を執ってきた。14年の内閣人事局発足以降は人事権も武器に省庁の掌握を強めた。

 安倍晋三首相は「菅総理には菅官房長官がいないという問題がある」と指摘していたが、「ポスト菅」の適任者は誰なのか。

 まず挙がるのが萩生田光一文部科学相。15〜17年に官房副長官を経験し、菅氏は実務能力を高く評価。最大派閥の細田派所属で、同派に影響力がある森喜朗元首相は「官房長官を取れ」と指示を飛ばしており、起用は細田派への配慮になる。

 同じく官房副長官経験者の加藤勝信厚生労働相も答弁が安定し、候補者の一人とされる。ただ新型コロナウイルス対策を巡って、菅氏との溝が生まれたと指摘する声もある。

 発信力に期待するなら、河野太郎防衛相だ。ツイッターのフォロワー数は175万人を超え、「選挙の顔」として期待も高い。菅氏と同じ神奈川県選出で関係も近いが、言動を不安視する声も。9日には10月の衆院解散の可能性に言及し、「就任の目は消えた」と見る向きもある。

 菅氏が最も信頼しているのが、梶山弘志経済産業相だ。菅氏が師事した故梶山静六元官房長官の長男で、安定した国会答弁から期待する声もあり「脱派閥」のアピールにもなる。

 森山裕国対委員長を推す声もある。総裁選では二階俊博幹事長とともに「菅政権」への流れを一気につくった一人。鹿児島市議出身で、熟練した国会戦術に菅氏も安心して任せている。二階氏の幹事長留任が強まる中、官邸の重しとして最適任との見方がある。 (湯之前八州)

4652名無しさん:2020/09/13(日) 11:52:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/96d546d10807b3e433c05329736bb0e32afec085
菅氏の経済指南役は2人「菅政権」閣僚ポストに誰が就くのか
9/12(土) 9:26配信

【プロはこう見る 経済ニュースの核心】

 自民党総裁選がスタートした。ポスト安倍を決める総裁選でもあるが、結果はすでに見えているようなものだ。

 気の早い市場は「菅(義偉)政権」の閣僚ポストに誰が就くのか、その人選に注がれている。

 とりわけ、そうした閣僚人事に神経をとがらせているのが地方銀行の面々だ。「剛腕で鳴る菅氏がどの地銀に再編の白羽の矢を立てるのか、戦々恐々としている」(ある地銀幹部)というのだ。

 菅氏は2日の総裁選出馬会見で、「地方の銀行について、将来的には数が多過ぎるのではないか」と語り、翌3日には「再編も一つの選択肢になる」と踏み込んだ。

 この菅発言を受け、地方銀行の株価が軒並み上昇した。市場は地銀の再編を先取りし始めている。

■地銀再編は北尾吉孝氏

 中でも株価が急騰したのは、福島銀行など人口減少と収益低下に喘ぐ地銀だった。そうした株価急騰の地銀に出資しているのが北尾吉孝社長のSBIホールディングスだ。金融関係者によると「菅氏と北尾氏は昵懇の仲。昨年のSBIグループの20周年の式典にも、菅氏は参院選のさなかであったにもかかわらず駆けつけたと聞いています」という。その北尾氏が打ち出したのが「第4のメガバンク」で、地方経済活性化のために地銀を糾合するという構想だ。同構想に参加したのが福島銀行や島根銀行などで、菅発言で株価が急騰した。「出資した地銀株が急騰して北尾さんはさぞやホクホクでしょう」と地銀幹部は語る。

■デジタル行政は竹中平蔵氏か

 さらに地銀再編の陰にはもうひとりのキーパーソンがいると囁かれている。竹中平蔵氏(東洋大学教授)だ。永田町関係者によると「竹中さんはよく菅さんの元を訪ねている」という。昨年開催された経営者を集めた講演会では、菅氏がゲストに呼ばれ、竹中氏が司会をしている。そこで竹中氏から出されたのが「行政のデジタル化の推進」だった。菅氏が総裁選で「デジタル庁」の創設に言及している背景には竹中氏の影がちらつく。その竹中氏はSBIホールディングスの社外取締役でもある。

 よもや「デジタル庁」の初代長官は竹中氏ということもあるまいが。

(小林佳樹/金融ジャーナリスト)

4653名無しさん:2020/09/13(日) 12:02:45
https://news.yahoo.co.jp/articles/38a734b92bcd87579237a2fa1ff91cd2633d8d70
石破氏、岸田氏の「2位争い」が何とも熾烈な事情
9/12(土) 5:01配信

 次期首相を決める自民党総裁選は、9月14日の投開票を前に菅義偉官房長官の大勝を前提とした消化試合の様相となっている。メディアの事前情勢調査でも、国会議員票、地方票の双方で菅氏の優勢が際立っているからだ。このため、派閥単位の締め付けの中でも見え隠れする“反菅票”が「本番の投票でどれだけ顕在化するか」(無派閥有力議員)に、各陣営の関心が集まっている。

 党員・党友投票抜きの「簡略型」となった今回の総裁選は、石破茂元幹事長、菅官房長官、岸田文雄政調会長の3候補が、国会議員394、地方代表141の計535票を奪い合う構図。議員と地方代表による投票で過半数(268票)を超える候補がいなければ、上位2候補による議員だけの決選投票となるのがルールだが、今回はすでに菅氏が圧倒的支持を集めているため、「一発決着」となるのは確実だ。

 そこで政界が注目するのは「票の出方」(自民幹部)だ。具体的には菅氏がどれだけの票を獲得するかと、石破、岸田両氏の2位争いの行方。菅氏が予想通りの完勝となれば「本格政権の可能性が広がる」(自民長老)とされる一方、石破、岸田両氏のいずれかにとっては、3位に沈んだ場合、「次への挑戦権を失う危機を招く」(自民幹部)との見方が多い。

■菅陣営の目標は「380票以上」の完勝

 9月8日に告示された選挙戦はすでに後半戦で、大手メディアはそれぞれさまざまな手法を駆使して情勢調査を実施、その内容を報道している。これに3氏の陣営の票読みも加味すると「菅氏支持が7割以上で、石破、岸田氏の2位争いは大接戦」というのが大方の予測となっている。その結果、すでに以下のような3候補それぞれの「勝敗ライン」が浮かび上がっている。

 すでに「当確」の菅氏が目標とするのは「全体の7割強となる380票以上」だ。細田派(98)、麻生派(54)、竹下派(54)、二階派(47)、石原派(11)に加えて無派閥議員の半数以上(約40票)の支持を受けており、単純に足し算すれば議員票だけで300票を超える。これに、地方票の6割弱(80票前後)が上積みされれば380票以上となる。

 ただ、前回総裁選で所属議員の参院組を中心に半分近くが石破氏に投票したとされる竹下派は、今回も足並みの乱れが目立つ。しかも、菅氏が無派閥ということもあって、支持する細田派など4派閥にも、一定数の“隠れ反菅”議員が存在するとみられている。

4654名無しさん:2020/09/13(日) 12:02:57
>>4653

 その一方で、地方票でも「総裁選後の主導権争いへの配慮などから、各陣営にバランスをとる動き」(自民幹部)が見え隠れしており、都道府県一律各3人という地方代表票が分散傾向となる可能性も少なくない。このため、自民党内でも「判官びいきも含めて、菅氏の票が予測より30票以上減るのでは」(自民幹部)との見方も広がる。

 さらに「仮に菅氏が330票程度にとどまれば、『これは事件』となりかねない」(菅陣営幹部)との不安を漏らす向きもある。その場合は「菅氏支持陣営での犯人捜しが始まり、それが『菅新首相』の求心力にも影を落とす」(同)ことにもなるからだ。

 これに対し、低レベルの戦いを余儀なくされている石破、岸田両陣営は、「生き残りをかけての2位争い」でしのぎを削る。特に、4度目の挑戦となった石破氏は、前2回の総裁選で地方票の強さが際立ったこともあって、陣営内にも「今回、地方票も伸びずに3位となれば、これが最後の総裁選になりかねない」(幹部)との悲壮感も漂う。

 石破派は19人と弱小で、推薦人20人には事実上の自主投票となった谷垣グループと無派閥に、竹下派1人を加えた5人が名を連ねた。国会議員の固定票は25強とみられており、これに地方票の3割以上(約45票)を足せば、70票程度がいわゆる基礎票で、これにどれだけ上積みできるかが2位争いを左右することになる。

■岸田氏、「地方票1桁で3位」なら再起は困難に

 これに対し、岸田派は47人と石破派に28人の差をつけており、もともと同じ宏池会系だった谷垣グループや無派閥などから、10人以上の支持が見込まれるため、議員票は60前後が基礎票となる。ただ、各種情勢調査でも地方票は「1割前後」と伸び悩みが際立ち、陣営内でも「何とか2桁(10票以上)は確保したい」と弱気の声も広がる。このため、全体では基礎票は石破氏と肩を並べる70票前後となっている。

 かねて安倍晋三首相の「意中の後継者」として、一時は本命視されていた岸田氏だけに、「いくら梯子を外されたとしても、地方票1桁で3位なら再起は難しくなる」(閣僚経験者)のは否定できない。それだけに、「無派閥の“浮動票”や、菅氏支持陣営の議員の1本釣りなどに全力を挙げることで、なんとか80票以上を確保したい」(岸田氏側近)とまなじりを決する。

 仮に、こうした現状が9月14日の投票結果にそのまま表れれば、「菅氏380前後、石破、岸田両氏はいずれも75票前後」という結果も想定される。ただ、菅氏支持陣営の中には「あまり菅氏に勝たせすぎると、本格政権作りに向けて人事でもいうことを聞かなくなる」(麻生派幹部)との声も少なくない。

4655名無しさん:2020/09/13(日) 12:04:28
>>4654

 さらに、「今回総裁選は、反乱分子の石破氏の息の根を止めるのが目的で、場合によっては意図的に菅氏支持陣営が岸田氏に票を流すこともありうる」(自民幹部)との見方もある。加えて、地方議員が軸となる地方代表も、それぞれの派閥系列の人物が多いため、「投票直前の微調整も可能」(自民幹部)との声も漏れてくる。

■いつもの総裁選ドラマ、「どよめき」か「ため息」か…

 こうしてみると、今回の総裁選も「まさに派閥談合の極致」(自民長老)となる公算が大きい。ただ、これまでの総裁選史を振り返ると「必ずドラマがあった」(閣僚経験者)のも事実。その多くは、劣勢と見られた候補が議員票で想定以上に上積みしたケースだ。

 9月14日午後2時からの総裁選は、これまで通り無記名投票で実施される。しかも、国会議員と地方代表計535人が名簿読み上げ順に一緒に投票することになるので、「投票時の表情や動作の“監視”を含めても、誰が誰に入れたかがまったくわからない」(総裁選管理委)のが特徴だ。

 開票結果が報告・公表されるのは9月14日午後3時半前後と見込まれている。届け出順に石破氏、菅氏、岸田氏の得票が読み上げられることになるが、会場となる都内のホテルの大会議場で、どの候補の得票に「おおっ!」というどよめきが巻き起こるか、それとも「あーあ!」というため息ばかりが広がるのか。消化試合ではあっても、「ふたを開けてみるまでわからない総裁選ドラマ」(自民長老)となることは間違いなさそうだ。

泉 宏 :政治ジャーナリスト

4656名無しさん:2020/09/13(日) 12:15:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/88dcd938c4e339a9d6e68b78d0358c17e853a5b3
頼んだぞ! 絶望日本を救えるのは「菅総理」しかいない
9/12(土) 11:16配信

 自民党総裁選のニュースがメディアをジャックして久しい。最大派閥である細田派の支持を得た菅義偉氏の当選が有力視されている。一方で世論調査の結果では石破茂氏の支持も高い。そんな中、国際政治アナリストの渡瀬裕哉氏は、「日本の将来を見据えると、次期総理は菅氏しかありえない」と語る。その理由とは ──。

■日本を救うのは菅氏しかいない、5つの理由

 安倍晋三内閣総理大臣の辞任に伴い、自民党総裁選挙に有力議員が名乗りを挙げた。米中覇権争い、予測困難な米国大統領選挙、そして未曽有の経済危機など、国際情勢・経済情勢が不透明さを増す中、日本の首相として難局を乗り切れる人材は一体誰なのか、大きな注目が集まっている。

 その中でポスト安倍に相応しい人物の条件は、「大統領選挙の結果如何にかかわらず日米関係を首尾よくハンドリングし、更なる増税圧力に屈することなく、日本経済を立て直すための政治力、実績、精神力を持った人物」である。そして、これらの条件を満たす人物は、現状では菅義偉官房長官を除いてほかに該当者が存在していない。菅官房長官が日本の総理大臣になるべき理由を5つにまとめ列挙する。

■ドナルド・トランプ大統領が再選した場合

 1.トランプ、バイデンの両方に相対した対米経験を有していること

 菅官房長官および同長官の側近議員らは米国に幅広い人脈を有しており、2019年5月に同長官が渡米した際にはマイク・ペンス副大統領、マイク・ポンペオ国務長官、パトリック・シャナハン国防長官代行(当時)らに面会している。特に政権の要であるペンス副大統領とは、両者の政権内での役割について意見交換し、その立場の類似性から深く意気投合した仲だと言われている。仮にドナルド・トランプ大統領が再選した場合、対米関係の安定性という観点から望ましいものと思う。

 また、バラク・オバマ、ジョー・バイデン政権時代にも、官房長官として当時難航していた米軍基地問題をはじめとした難問に取り組み、米国側と深い信頼関係を結んだ実績がある。バイデン前副大統領が当選した場合の外交・安全保障スタッフはオバマ時代のメンバーを踏襲する見通しとなっており、同政権の考え方や癖を肌感覚で理解していることは心強い。

 大統領選挙の結果として、トランプまたはバイデンのいずれが勝利した場合でも、経験に裏打ちされた外交関係の構築が見込めることは、米中対立が激化する国際環境の中で、他の候補者と比べて菅官房長官のキャリアが勝っているポイントとなっている。

 2.主要閣僚として経済政策・財政運営に関する見識を有していること

 官房長官は月例経済報告等に関する関係閣僚会議を主宰する立場にある。つまり、第2次安倍政権の約8年間を通じ、菅官房長官は日本経済・政府財政の状況について、他の政治家の誰よりも責任者として詳細に把握してきたと言えるだろう。

 新首相が経済状況に関して一からレクチャーが必要となるキャリアの人物では世界第3位の経済大国の舵取りは任せられない。そのため、菅官房長官が新型コロナウイルス問題による世界的な経済危機、そして日本経済の立て直しに関して、現職や総務大臣という内政上の主要閣僚ポストを経ていることは重要なポイントだ。

 ただし、筆者は財務省に屈して2度の増税を行った現自民党政権の政策を諸手を挙げて支持しているわけではない。したがって、新型コロナウイルスによる景気悪化に対し、菅官房長官には財務省の意向を抑えて、日本経済再生のために消費税減税を断行することを求めたい。

4657名無しさん:2020/09/13(日) 12:16:03
>>4656

■Go To トラベル その本質とは

 3.財務省に安易に屈しない中央省庁を横断する幅広いネットワークを有していること

 財務省は新型コロナウイルスに対する経済対策のための政府支出をコロナ増税として国民から回収することを虎視眈々と狙っている。既に財務省の御用学者らが新たな増税に向けたアドバルーンを揚げ始めており、日本経済を更なるどん底に陥れるための試みが準備されていることは明白だ。

 財務省を抑えるためには、他の現業官庁や政権与党に対する影響力を行使し、政府の内外から財務省の動きに抵抗する政治力を発揮することが必要となる。菅官房長官は内閣人事局を掌握し、また過去の政治キャリアから各官庁の官僚らに対して気脈を通じている。これは安倍首相が経済産業省頼みで財務省に対する政治的な抵抗力が十分でなかったことと比較し、菅官房長官が長年にわたって築いてきた政治力との決定的な差異となるポイントである。

 そして、自民党の二階俊博幹事長、公明党とのパイプも財務省に対して抵抗する重要な要素となる。また、政治的な友好関係にある日本維新の会との反増税に向けた協力もありうるだろう。もちろん、これは菅官房長官が財務省に対抗する政治行動に出た場合の想定にすぎないが、同氏の過去のキャリアを見る限り財務省系のラインにある人物ではない。

 4.国民の生命・財産を守るために剛腕を振るった実績を持っていること

 国民の生命・財産を守るために必要なことを断行してきた実績も評価に値する。

 直近では各省庁で運用目的が異なるダム群に関する運営管理を見直し、頻発する豪雨災害への治水対応能力を飛躍的に高める措置を断行している。これは関東地域の水害対策で評価された八ッ場ダム(建設約50年・事業費5000億円以上)の50個分の治水効果を生み出す大改革であった。地味ではあるものの、官房長官として培われた省庁横断的な視座が可能にした改革であった。

 また、かつて総務大臣就任以来推進されてきた諸改革は、国民生活のコストおよび利便性の改善に繋がる政策として実を結びつつある。最もシンボリックな事例は携帯料金の引き下げに向けた新規参入の促進である。菅官房長官は楽天も含めた携帯各社の競争が進むことで、4割程度の料金引き下げの可能性を過去に示唆している。これは景気悪化で苦しむ家計にとっては大いに助けとなるものだろう。

 Go To トラベルは大きな批判を浴びることになったが、経済指標上業績が大きく落ち込んでいる旅行業・飲食業を支援するという断固たる決意は評価したい。筆者はこの手のバラマキ政策がよいとは考えていないが、約900万人の雇用を支える観光業のホテル・旅館の客室稼働率が1割に落ち込んでいる状況では何らかの対応が必要なことは自明であった。

4658名無しさん:2020/09/13(日) 12:16:30
>>4657

 実際、Go To トラベルは、20年8月24日時点で、約200万人のキャンペーン利用者のうちコロナ感染者は1人(登録されたホテル・旅館で判明した人は10人)にすぎず、心配された感染拡大は杞憂となっており、コロナを恐れず、事実上コロナを制した果敢な取り組みだったと言える。

■高校卒業後に上京、段ボール工場で働いた

 5.世襲議員でなく叩き上げ政治家として国民の生活・境遇を理解していること

 菅官房長官は、秋田県から高校卒業後に上京、段ボール工場で働いたところからキャリアをスタート。2年後、法政大学に苦労して進学し、民間会社に就職後、政治家を志して小此木彦三郎衆議院議員の秘書を11年間務めた。

 これまでにメディア等で名前が挙がった自民党総裁候補は原則として世襲議員だ。親も政治家、場合によっては祖父も曾祖父も政治家という半ば貴族社会のような有り様だ。同氏はその中で異彩を放つ叩き上げの人物であり、国民と同様に辛酸を舐めて泥に塗れて生きてきた人生経験を持つ。

 政治家の秘書、しかも血統的な裏書保証のない秘書は1年間休みもなく働く激務であり、多くの人は3年どころか1年持たずに辞めていく。それを11年間務めたうえで、横浜市会議員となり、国会議員としても修羅場をくぐり抜けてきた精神力は並大抵のものではない。閉ざされた門閥政治の中で、今こそ1人の一般国民が首相になれる道を示すときがきたと言える。

 あまり知られていないが、菅官房長官はほぼ毎日のように多くの民間人と朝食会をこなし続けている。これは官房長官になる前から変わることがない習慣であり、安倍政権内部では最も多くの民間人材との意見交換をこなしてきた人物だと言えるだろう。この習慣は多くの国民から人材・アイデアを登用することに役立っているものと思うが、背景には同氏の政治家としての出自が影響しているものと推量する。

 以上のように、現在名前が挙がっている自民党総裁候補者の中で、菅義偉氏ほど日本の難局を乗り切る資格を持つ人物はほかにいない。自民党の国会議員が正しい見識を持って次の首相を選ぶことを期待する。



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渡瀬 裕哉(わたせ・ゆうや)
早稲田大学招聘研究員
国際政治アナリスト、実業家。パシフィック・アライアンス総研代表取締役所長。国内外のヘッジファンド・金融機関に対するトランプ政権分析のアドバイザーも務める。
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早稲田大学招聘研究員 渡瀬 裕哉 撮影=原 貴彦 写真=時事通信フォト

4659名無しさん:2020/09/13(日) 12:23:05
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20200912-00198006/
菅義偉の敵は石破でも岸田でも野党でもなく安倍晋三ではないか
田中良紹 | ジャーナリスト
9/12(土) 20:29

フーテン老人世直し録(534)

長月某日

 結果が分かっている選挙を見るのはツライ。ツライが民主主義は構成員による選挙で物事を決める仕組みだから文句は言えない。16日に菅義偉総理が誕生するまでのプロセスを、選挙に参加できない我々はただ見守るしか方法はない。

 だが見ていると面白いことも見えてくる。菅義偉候補は自民党総裁選挙で石破茂、岸田文雄の両候補と戦っているが、本当の敵は現総理の安倍晋三氏ではないかと思えてくるからだ。

「安倍路線の継承」を言う菅氏に対し、安倍総理は11日、「敵基地攻撃能力」を保有する安保政策への転換を促す「談話」を発表した。退陣を表明した総理が次期政権の政策に口出しするのは異例である。それも国家の安全保障に関わる重大政策に口出ししたのだから、異例というよりあってはならない権限の逸脱である。

 それをなぜこの時期にやったのか。それは細田派、麻生派という二大派閥に担がれて総裁選を戦っている最中だから、菅氏は極めて弱い立場にある。安倍総理の言うことを否定できない立場だ。そこを狙って安倍総理は「談話」を出した。

 安倍総理は菅政権が強力になり、自分の言うことを聞かなくなることを恐れている。そのため菅総理の下で解散・総選挙をやることを阻止したい。選挙で大勝すれば菅氏の権力は強化され、安倍総理の言うことを聞かなくなる恐れがある。

 前のブログで、安倍総理の突然の退陣表明と、それに続く麻生派、細田派の菅後継候補支持表明は、事実上の「禅譲」だと書いた。それは心から菅政権を待望しての「禅譲」ではない。つまり「禅譲」の本来の意味である「有徳の人に権力を譲る」ことではない。

 かつての中曽根総理と同じ「禅譲」、つまり自分が総理を辞めた後に手が後ろに回らないための「禅譲」である。自分を決して裏切らない政権を作り、裏切らない保証として叩けばホコリが出る材料を仕込んでおく。そして総理の権力で辞めた後の自分を守らせる。

 しかし政界には、自分を総理に押し上げた人物を、権力者は必ず「切る」という原理がある。中曽根氏は田中角栄氏の力で総理になるが、総理になった瞬間から「田中切り」を始めた。

 田中派の中で世代交代を主張し、角栄氏の怒りを買って不遇だった金丸信氏を銀座「吉兆」に招き、畳に両手をついて「あなたを必ず幹事長にする」と約束した。そして竹下登、安倍晋太郎両氏を後継者としてそれぞれ大蔵大臣と外務大臣に起用し、中曽根氏は角栄氏の力が衰える時を待った。

 これは竹下政権が誕生した後でフーテンが金丸氏から直接聞いた話である。大の中曽根嫌いを公言していた金丸氏は、実は中曽根政権誕生直後から秘かに中曽根氏と気脈を通じていたのだ。世代交代を実現するための政略である。

 田中角栄の忠実な下僕と言われた二階堂進氏が「中曽根は必ずあなたを裏切る」と忠告したが角栄氏は聞き入れず、それに二階堂氏が怒って田中派に亀裂が入ると、すぐに金丸氏は竹下氏を総理候補に担ぐため「創政会」を立ち上げた。派内は分裂状態となり角栄氏はその心労から病に倒れた。

4660名無しさん:2020/09/13(日) 12:23:24
>>4659

 その後、中曽根氏は竹下氏に「禅譲」し竹下政権が誕生するが、その時に中曽根氏は竹下氏の権力が強くならないようタガをはめた。一つは叩けばホコリが出る状態に追い込み、スキャンダルを握って裏切りをさせないようにする。もう一つは国民に不人気な消費増税をやらせて支持率低下を狙ったのである。

 そして外務大臣に中曽根派の宇野宗祐氏を押し込んだ。文人政治家と言われ外交が得意でない宇野氏が外務大臣になったのは、背後で中曽根氏が外交を仕切るためと見られ、中曽根氏は竹下内閣を短命で終わらせ、自分が再度総理になる気でいるとフーテンに思わせた。

 竹下政権は消費増税を強行採決したが、それでも党内基盤は盤石だった。ところが同時に起きたリクルート事件で政権はガタガタになる。リクルート事件の主任検事を務めた宗像紀夫氏は昨年日本記者クラブの会見で、「特捜部の標的は大勲位だった」と語った。しかし潰れたのは竹下政権で中曽根氏は逃げ切り、中曽根傀儡の宇野宗祐氏が後継総理になった。

 しかし宇野政権は参議院選挙で大惨敗、参議院は社会党の土井たか子氏を総理に選ぶという「ねじれ」が、日本政治史に初めて生まれた。以来日本の政治は大混乱の時代を迎えた。「禅譲」という民主主義に反することをやった報いだとフーテンは思うが、それと同じことが今再現されようとしている。

 安倍総理は今年開かれたはずの東京五輪の後で岸田氏に「禅譲」し、憲法改正の露払いをさせようとしたが、コロナの直撃を受けてシナリオに狂いが出た。さらに黒川弘務元検事長を検事総長にし、総理を辞めた後、手が後ろに回らないよう画策したが、これも検察と世論の反発で失敗した。

 いや失敗したどころの話ではない。検察を敵に回してしまったため、河井克之・案里夫妻の裁判次第では1億5千万円の自民党から河井夫妻への資金提供との関連を追及されかねない。そこで共犯関係にある菅氏に「禅譲」先を変えた。共犯関係にあるのだから裏切れない、必ず自分を守ると思ったのだ。

4661名無しさん:2020/09/13(日) 12:24:49
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3a7b47b84bfcfe31f3ccea40446d3ccbe347992
菅義偉氏、橋下徹氏の入閣は「私、知りません」
9/12(土) 21:27配信

 自民党総裁選(14日投開票)に立候補した石破茂元幹事長(63)、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)が12日、都内で日本記者クラブ主催の公開討論会に出席した。

 優勢が伝えられる菅氏は、約2時間の会の最後に、代表質問で早くも党や内閣人事に関する質問を受けた。時間の関係で石破氏と岸田氏には聞かれず、「幹事長は二階(俊博)さんが留任と言われている。選択肢として、ないことはないんですか?」と確認されると、菅氏は「なぜ(質問は)私だけなんですか?」と苦笑いしつつ、「総理総裁に選ばれてからの判断だろう」とした。

 さらに入閣についても、「菅さんとご懇意な橋下徹さんというのは、絶対ないんですか?」と聞かれたが、「私、知りません」と菅氏。「いずれにせよ、それは総理大臣になってから考えることだろうと思います」と冷静に話していた。

報知新聞社

4662名無しさん:2020/09/13(日) 12:31:52
https://news.yahoo.co.jp/articles/7918cf916b2ef18fdfa8c62d9ad3eb658bb947f7
官房長官の後任人事に関心 萩生田、森山、梶山氏らの名
9/13(日) 7:20配信

 自民党総裁選で優位に戦いを進める菅義偉官房長官が新首相に指名された場合の後任に注目が集まっている。

 支援を受ける主要派閥から抜てきするのか、自らの個人的つながりを含め適材適所を意識するのか。各派の水面下の綱引きは激しさを増している。

 菅氏は12日、日本記者クラブ主催の討論会で、官房長官に求められる資質について「全体を見なければならない。そうした総合的な仕事ができる人がいい」と指摘した。

 官房長官人事への関心が高まるのは、2012年の第2次安倍政権発足以降、安倍晋三首相の懐刀として政権を支えてきた実績があり、「余人をもって代え難い」との印象が強いためだ。各派からは既に複数の名前が挙がっている。

 「幹事長か官房長官を取らないと」(ベテラン議員)と息巻く最大派閥の細田派で浮上しているのは萩生田光一文部科学相だ。萩生田氏は安倍首相の側近。同時に官房副長官として菅氏に仕えた経験もあり、気心が知れているという安心感を指摘する声がある。

 安倍首相の盟友である麻生太郎副総理兼財務相率いる麻生派の河野太郎防衛相も官房長官候補の一人と目される。河野氏は菅氏と同じ神奈川県選出。知名度、発信力に定評があり、「起用したらすぐに衆院解散だろう」(中堅議員)とみる向きもある。

 竹下派にも副長官として菅氏を支えた加藤勝信厚生労働相がいる。そつのない仕事ぶりを評価する声は少なくない。

 一方、個人的なつながりも無視できない。

 菅氏は先の通常国会を二階俊博幹事長、森山裕国対委員長との連携で乗り切った。3人とも地方議員出身のたたき上げ。森山氏の安定した国会運営に対する菅氏の信頼は厚く、二階派幹部は「森山氏が官房長官に就けば政府と党の意思疎通がしやすくなる」と語る。

 自民党内では、無派閥の梶山弘志経済産業相が有力との見方もささやかれる。菅氏が師事した故・梶山静六元官房長官の長男で、長く近い関係にあるからだ。ある閣僚経験者は「派閥均衡の人事でなくなるからイメージがいい」と指摘する。

 菅氏が自らの後任を選ぶ基準は新内閣のカラーを左右することになる。仮に派閥の意向を重視すれば、「派閥政治に逆戻り」との印象が広がる可能性もあり、難しい判断を迫られそうだ。

4663名無しさん:2020/09/13(日) 12:32:05
https://news.yahoo.co.jp/articles/6b261e1bb15e3f41fbc061fb8db4629368b58cdc
官房長官に狙い集中「ポスト菅」取り沙汰される6人
9/13(日) 7:34配信

自民党総裁選で優位な戦いを続ける菅義偉官房長官(71)の後任、「ポスト菅」をめぐる獲得合戦が激化している。

二階俊博幹事長(81)の続投が固まり、幹事長ポストゲットが厳しい菅氏支持の派閥では、影響力保持のためにも絶対に押さえたい、「菅内閣」人事最大の焦点だ。複数の名前が取り沙汰され、総裁選の菅氏とは対照的な「だんご状態」に。菅氏と石破茂元幹事長(63)、岸田文雄政調会長(63)は12日、日本記者クラブの討論会で選挙戦最後の論戦をかわした。

   ◇   ◇   ◇

菅氏が7年8カ月にわたり務め、「菅内閣」発足なら空席となる官房長官ポスト。菅氏を支持する主要派閥の視線は、特に熱い。先んじて菅氏支持の流れをつくり、強固な「菅-二階ライン」を敷く二階氏が「人事とカネを握り、各派閥が同様に狙った」(関係者)幹事長の続投を固めたこともあり、首相の女房役で露出も多い官房長官に、狙いが集中。菅氏が、官房長官=「首相への近道」のルートを生んだことも大きい。

名前が挙がる人物のポイントは4つ。<1>たたき上げ<2>師弟関係<3>選挙シフト<4>路線継承だ。<1>の代表格は森山裕国対委員長(75)。国会対策の責任者で野党との交渉でも硬軟織り交ぜるベテランらしい対応で、菅氏の信頼は厚い。菅氏が二階氏と同様に最初に出馬の意志を伝えた相手でもある。鹿児島市議出身で、横浜市議出身の菅氏とは気脈を通じた「たたき上げ」だ。

<2>は梶山弘志経産相(64)。父は菅氏の政治の師、故梶山静六元官房長官。就任すれば親子二代の官房長官で「物語性がある」(国会関係者)。菅氏と同じ無派閥で、総裁選で派閥との関係が目立つ菅氏には「脱派閥」の象徴にもなる。

<3>は文字通り国民向け。ネットで人気の河野太郎防衛相(57)や発信力がある小泉進次郎環境相(39)だが、2人とも「官房長官の言動が総理より目立ってしまいかねない」(自民党関係者)本末転倒の結果を招く恐れも。「菅さんは人気取りはしない」との声もあり、実現は不透明だ。

<4>の萩生田光一文科相(57)加藤勝信厚労相(64)は、最大派閥・細田派、老舗の竹下派所属でともに政策通。菅氏との関係も悪くないとされる。この6人とは別に、女性議員の起用案も取り沙汰されている。

菅氏は12日の討論会で官房長官の資質を「国会運営、1日2回の会見など全体を見ないといけない。総合的な仕事ができる人がいい」と回答。バランスある「実務派」の起用を示唆した。さて、腹のうちは?

4664名無しさん:2020/09/13(日) 12:33:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/99c6459199bb6f75032e2a8101d0694a5dcec296
自民総裁選・福岡予備選 菅氏に2票 石破氏1票、岸田氏は支持伸びず
9/13(日) 7:55配信

 自民党総裁選(14日投開票)で福岡県連が県内の党員を対象に実施した予備選の結果、県連に割り振られる3票のうち菅義偉官房長官に2票、石破茂元幹事長に1票が分配されることが12日、関係者への取材で分かった。国会議員票で優位に立つ菅氏が、福岡県内の党員からも支持を集めた。岸田文雄政調会長は思うように得票できず、厳しい結果となった。

 県連は「公平を期すため」として、予備選の結果を公表していない。関係者によると、菅氏が約8千票、石破氏が約4400票、岸田氏が約3600票だった。

 県連の予備選は、各候補の得票に応じて3票を分配する「ドント方式」で実施。投票資格を持つ党員は約2万8千人で、12日に開票された。県連によると投票率は約57%だった。

 党内7派閥のうち5派閥の支持を取り付ける菅氏が、福岡県内でも最も多くの票を集めた。県内の自民国会議員14人のうち菅氏支持を表明している麻生、二階、竹下、石原各派に所属する議員は9人に上る。竹下派の三原朝彦衆院議員(福岡9区)は石破氏支持に回ったものの、麻生派議員を中心に菅氏の得票を押し上げた。

 一方、岸田氏は、自身が率いる岸田派議員を県内に4人擁しているが、最下位に沈んだ。告示前の4日には県内入りし、支持を訴えたが、票は伸びなかった。

 低迷した背景には、菅氏を推す麻生派領袖(りょうしゅう)、麻生太郎副総理兼財務相と、岸田派名誉会長として強い影響力を持つ古賀誠元幹事長の対立がある。両者は地元で長年勢力争いを演じる因縁の間柄で、県連関係者は「岸田派が麻生派との権力争いに敗れたということだ」と解説する。

 古賀氏のおひざ元で、派閥議員を4人も抱える福岡で地方票を取りこぼしたことは、岸田派にとって大きな痛手となる。

4665名無しさん:2020/09/13(日) 14:16:12
https://mainichi.jp/articles/20200913/ddm/001/010/115000c
自民総裁選 「今夜から水面下で」(その1) 菅氏に提案、二階氏ら筋書き
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月13日 東京朝刊

 自民党総裁選(14日投開票)は党内7派閥中5派閥の支持を得た菅義偉官房長官(71)が、岸田文雄政調会長(63)と石破茂元幹事長(63)を突き放し優勢な状況が続く。なぜ菅氏圧勝の流れとなったのか。舞台裏を検証する。

 「今回の総裁選に出ようと思っています。よろしくお願いします」。安倍晋三首相が辞任表明した翌日、8月29日午後8時ごろ。菅氏が国会近くの衆院赤坂議員宿舎の応接室で頭を下げると、自民党の二階俊博幹事長は「応援するから、しっかりやれ」と激励した。

 会談を持ちかけたのは菅氏だった。この日の日中、石原派の森山裕国対委員長に連絡し二階氏との会談を依頼した。菅氏との会談に先立ち、二階氏は森山氏と側近の林幹雄幹事長代理と東京都内のすし屋で事前の打ち合わせを行った後、3人で1台の車に乗り込み、ひそかに地下駐車場から宿舎に入った。

https://mainichi.jp/articles/20200913/ddm/002/010/064000c
自民総裁選 「今夜から水面下で」(その2止) 「麻生幹事長」岸田氏難色 禅譲失敗「逆転」ついえる
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月13日 東京朝刊

 菅義偉官房長官(71)の出馬情報が駆け巡った8月30日午後。岸田文雄政調会長(63)は国会近くの「ザ・キャピトルホテル東急」で、森喜朗元首相と面会した。最大派閥・細田派に強い影響力を持つ森氏はこれまで谷垣グループとの連携をアドバイスするなど岸田氏の「指南役」でもあった。

 「ごあいさつに伺いました」と語りかけた岸田氏に、森氏は「そんなことより各議員、各派閥を何周も回ったんですか? 情勢はすごいスピードで動いているんですよ」と突き放した。出遅れた岸田氏へのいらだちからだった。

 挽回のカギは麻生太郎副総理兼財務相の支援だった。ところが岸田氏は麻生氏の不信を買っていた。8月28日夜の岸田氏を囲む岸田派会合に古賀誠元幹事長が参加した。麻生氏にとって、古賀氏は地元・福岡で権力争いを続けた「天敵」。当初、岸田氏支持に傾いた麻生氏だが、古賀氏の動きを知り、態度を急変させた。

4666名無しさん:2020/09/13(日) 14:17:08
>>4665

https://mainichi.jp/articles/20200912/k00/00m/010/207000c
ここから水面下で」 菅氏支持へ自民党内「雪崩」を引き起こした密会の賭け
会員限定有料記事 毎日新聞2020年9月12日 17時52分(最終更新 9月12日 21時47分)

 自民党総裁選(14日投開票)は党内7派閥中5派閥の支持を得た菅義偉官房長官(71)が、岸田文雄政調会長(63)と石破茂元幹事長(63)を突き放し優勢な状況が続く。なぜ菅氏圧勝の流れとなったのか。舞台裏を検証する。

 「今回の総裁選に出ようと思っています。よろしくお願いします」。安倍晋三首相が辞任表明した翌日、8月29日午後8時ごろ。菅氏が国会近くの衆院赤坂議員宿舎の応接室で頭を下げると、自民党の二階俊博幹事長は「応援するから、しっかりやれ」と激励した。

 会談を持ちかけたのは菅氏だった。この日の日中、石原派の森山裕国対委員長に連絡し二階氏との会談を依頼した。菅氏との会談に先立ち、二階氏は森山氏と側近の林幹雄幹事長代理と東京都内のすし屋で事前の打ち合わせを行った後、3人で1台の車に乗り込み、ひそかに地下駐車場から宿舎に入った。

 幹事長と官房長官という中枢で安倍政権を支えた二階氏と菅氏。ともに国会議員秘書、地方議員を経て国政に出た「たたき上げ」だ。同席した森山、林両氏も地方議員出身。総裁選出馬を「考えたことはない」と繰り返してきた菅氏だが、二階氏は6月の通常国会閉会後、菅氏と会食を重ね「安倍さんの次はあんたしかない。総裁選に出たら応援する」と促していた。菅氏が決断したのは、二階氏らの「後ろ盾」を確信したためだ。

 問題は岸田氏と麻生太郎副総理兼財務相の動向だっ…

4667名無しさん:2020/09/13(日) 18:16:34
https://news.yahoo.co.jp/articles/fe407655b9c620dec2dff1cfaa166d3e299965cc
「菅義偉首相」にしがみつく創価学会と公明党の限界
9/13(日) 7:01配信

 「困難な中、一緒に努力してきたことが続けられなくなるのは非常に残念だ」

 8月29日午後、国会内で安倍晋三から辞意を伝えられた公明党代表の山口那津男は記者団を前に厳しい表情で語った。

 だが、2012年の第二次安倍内閣発足から8年近く、安倍と山口は数えきれないほど会談を重ねてきたにもかかわらず、最後までウマが合わない微妙な関係のままだった。

 リベラル思想の持ち主である山口は、気を許した相手との酒席では時に安倍を口汚く罵るほどの安倍嫌いであり、一方の安倍も「山口さんは形式的なことばかり言うから苦手だ」と側近にこぼしてきた。

 安倍政権下で常にギクシャクしていた自民党と公明党の仲を取り持ってきたのが、官房長官の菅義偉だ。

 公明党が支持者に約束してきた消費税の軽減税率導入問題で、2016年には財務相の麻生太郎や幹事長(当時)の谷垣禎一ら自民党側が強硬に反対する中、菅は「公明党が賛成しなければ法案は通らないし、選挙もできない」と公明党の主張を全面的に受け入れるよう安倍に迫り、飲食料品全般への軽減税率導入を実現させた。

 昨年の参院選では、公明党候補の苦戦が予想された兵庫選挙区に3回も入り、地元の自民党県連の猛反発を無視して、自民党支持の住宅・港湾関連の業界団体票を公明党に回すなどしてテコ入れし、当選させた。

 こうして強固さを増してきた公明党・創価学会とのパイプが、菅の力の源泉になってきた。

 いまや創価学会と本音で話ができる自民党議員は菅だけであり、衆院小選挙区ごとに2万票以上はあると言われる学会票を差配できるとなれば、選挙基盤が脆弱な若手議員たちは、こぞって菅になびく。

 昨年の参院選の広島選挙区で、新人の河井杏里が現職の溝手顕正を追い落として当選できたのも、菅の依頼を受けた創価学会が全力で河井を支援したからだった。菅と学会のパイプが河井当選の決め手だったのだ。もっともその河井夫妻が公選法違反で逮捕されたため、広島県の学会関係者の間では、菅に対する怨嗟の声が上がっている。

 学会とのパイプが有効なのは、自民党内だけではない。日本維新の会代表の松井一郎は、公明党が成否のカギを握る「大阪都構想」の実現に向け、菅に公明党対策をたびたび頼み込んできた。公明党・創価学会とのパイプは、維新をも引き寄せる効果があるのだ。

4668名無しさん:2020/09/13(日) 18:19:29
>>4667

学会の中枢と直結している

 自民党のベテラン職員は「菅は、かつての野中広務と同じような立場に立ったな」と評するが、そのパイプは野中以上に強い。

 それは菅が、2010年の参院選以降、創価学会で選挙対策を一手に担っている副会長で広宣局長の佐藤浩と極めて親密な関係を築き、その佐藤は会長の原田稔と主任副会長で本部事務総長の谷川佳樹という、今の学会を動かす中枢と直結しているからだ。

 創価学会の絶対的な指導者である名誉会長の池田大作が、体調悪化により人前から姿を消して10年余。もはや池田が指揮をとれなくなっていることは明らかで、原田と谷川が名実ともに学会を動かしている。

 そこに直結している佐藤と菅との約束は、そのまま創価学会と日本政府の約束になる。7年8か月の安倍政権の間に、公明党を「中抜き」して政府と創価学会の間で直接、物事が決まるという歪な関係ができているのだ。

 だが、こうした現状は、創価学会にとって政府・自民党とのパイプが菅だけになっているという脆さの裏返しでもある。

 自公連立政権発足当時の小渕恵三内閣では、官房長官の野中だけでなく、政権の後ろ盾だった元首相・竹下登や首相の小渕自身、それに古賀誠や大島理森などがそれぞれ学会や公明党の幹部とパイプを持ち、自民党と重層的な関係を築いていた。

 だが、安倍政権では菅ー佐藤ライン一本だ。それは代表の山口や、前幹事長で副代表の井上義久ら公明党の幹部が、安倍政権との間にパイプを作ってこなかったことの裏返しでもある。そもそも佐藤が菅との関係を深めるようになったのも、公明党幹部たちが安倍政権中枢との関係を作れず、機微な情報が入ってこないことに苛立ちを深めたからだった。

 こうした現状は、もし菅が政権中枢から外れてしまえば、政権とのパイプが直ちに失われることも意味している。学会幹部によれば、学会内でもそうした懸念の声は以前から出ていたという。だが、公明党・学会の意向を受けて自民党内をまとめてくれる剛腕政治家は他に見当たらず、菅が学会の「打ち出の小槌」になっていることから、学会は菅との関係にさらに嵌っていく。その結果、公明党・創価学会は菅に対して異常なまでに配慮を見せるようになった。

4669名無しさん:2020/09/13(日) 18:21:15
>>4668

「早期解散」をめぐる公明党の変節
 公明党は、東京都議選を国政選挙と同程度に重視する。1955年の統一地方選で創価学会が初めて政界に進出した際、学会の最高幹部が都議選で当選したことや、宗教法人としての認証を得ていた自治体が当時は東京都だったことも相俟って、東京都議は国会議員と同等に扱われ、その選挙には毎回、全国の学会員を動員して全員当選を目指してきた。

 しかし、衆院選がその都議選と近接した時期に行われると、どちらかの選挙の運動量が極端に落ちるため、従来、学会・公明党は都議選の前後半年ほどは衆院解散を避けるよう自民党側に全力で働きかけてきた。実際、都議選の1か月後に行われた2009年の衆院選で公明党は惨敗。2017年にも都議選から3か月後に衆院選が行われ、議席を大きく減らしている。いずれも解散時期をずらしてほしいという公明党の要請を当時の首相、麻生太郎や安倍晋三に却下された結果だった。このうち2017年の際は、学会の佐藤が菅に解散の先送りを強く働きかけたものの、安倍は菅の申し出を受け入れなかったという。

 今回は、都議選が来年7月初めに行われる見通しである一方、同年10月には衆院が任期満了を迎えることから、学会としては本来、衆院選は来年1月頃までに終わらせてほしいと自民党側に強く求めるところだ。

 ところが、6月末に副総理の麻生太郎から「この秋に安倍首相の手で解散することが望ましい」との考えを伝えられた公明党幹事長の斉藤鉄夫は「準備が全く進んでいない」として反対する考えを示し、代表の山口も記者会見などで年内解散に慎重な考えを繰り返し強調した。公明党が、従来の考えと異なる主張をしたのは一体なぜなのか。

 安倍は、この6月に計8回も副総理の麻生太郎と会談した。麻生は、「新型コロナウイルス対策で批判を浴びて求心力が落ちている現状を打開するためには、早期に解散・総選挙を行うべきだ」と繰り返し進言し、安倍も「やれるときにやる」と検討する考えを示していた。

 菅はこの動きを警戒していた。理由は後で述べるが、菅は二度と安倍の手による解散はさせたくなかった。それゆえ、解散は「首相の専権事項」とされ、官房長官といえども言及しないことが永田町の暗黙のルールになっているにもかかわらず、7月30日、TBSのCS番組の収録で今秋の衆院解散の可能性について問われると「新型コロナウイルスの問題がこのような状況では、難しいのではないか」と明確に否定。その後も同様の発言を繰り返した。

 これには首相秘書官兼総理大臣補佐官の今井尚哉ら安倍の側近たちが「何様のつもりだ。菅は総理の解散権を縛るのか」と憤った。

4670名無しさん:2020/09/13(日) 18:21:46
>>4669

菅の依頼だったのでは
 東京都議選を来年に控えているに関わらず、公明党はなぜ年内解散への反対姿勢を強調してきたのか。

 創価学会はこの夏、コロナ禍でストップしていた活動を9月初めから再開させる方針を固めていた。そのため、初秋の解散には対応できないとしても、11月以降の解散・総選挙であれば対応は可能だった。そもそも都議選のことを考えれば、本来は年末・年始までに衆院選を終わらせたほうが有難いはずだ。

 この謎は、菅の解散否定発言と照らし合わせれば氷解する。つまり、安倍の解散権を縛るため、菅が佐藤を通じて公明党側にも「解散に反対の声をあげてくれ」と依頼した――と考えれば全ては符合するのだ。

 創価学会は7月8日、東京・信濃町の本部別館で「最高協議会」を開催した。この会議は、毎年夏と冬の2回開かれ、全国13方面の方面長や婦人部長らの地方幹部と本部の幹部たちが一堂に集まり、組織の課題を話し合う重要会議だ。今回は、新型コロナ対策で出席者を普段の約半数の50人程度に絞り、開催日数も3日から1日に短縮して行われた。

 会議の重要テーマは次期衆院選に向けた体制作りだった。会議の中で佐藤浩は「いよいよ衆院の任期満了まで1年余となった。9月以降はいつ衆院の解散があっても万全の戦いができるよう準備を進めて欲しい」と檄を飛ばした。

 そして出席者が最も高い関心を寄せる衆院選の時期については、「来年7月の都議選から3か月後の10月の任期満了近くになる可能性が最も高い」との見方を示す一方、「可能性は高くはないものの、早期解散を模索する動きもあるのは事実なので、この秋から冬にかけての解散も皆無とはいえない」として、9月から全力で選挙準備に取り組むことを申し合わせた。

 佐藤と菅が蜜月関係にあることは、今や学会内で知らないものはいない。出席した幹部たちは、佐藤の言葉はすなわち菅の考えだと思って聞いていた。会議で佐藤の見立てを聞いたある幹部は「菅さんは『安倍首相はもはや解散できない可能性が高いし、そもそも解散させたくない』と思っているのだろう」と呟いた。

 この幹部の見方は当を得ていた。もともと安倍は、この夏に東京五輪を終えた後、今秋にも途中辞任して党員投票を省略した形の総裁選に持ち込み、気心に知れた政調会長の岸田文雄を後継にする――という青写真を検討していた。来年9月の任期満了まで務め、党員投票が行われる正式な総裁選が行われると、地方党員に人気の高い元幹事長・石破茂が総裁に就任する可能性が高まるからだ。

 ところが東京五輪は1年延期となった。現職の首相として五輪を迎えたいと願っていた安倍が、任期いっぱい首相を務めることと、後継を岸田にすることを両立させるためには、もう一度自らの手で解散に踏み切って勝利し、求心力を回復させるしかない。それゆえ、無理は承知でなお解散を模索していたのだ。

 (文中敬称略。中編につづく)

戸坂 弘毅

4671さきたま:2020/09/13(日) 20:14:35
自民新総裁、菅氏選出へ 議員票圧倒、地方票も上積み―14日投開票
2020年09月13日19時47分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020091300230&g=pol
 自民党総裁選は14日、投開票される。菅義偉官房長官(71)は、党内5派閥から支持を受け、国会議員票(394票)の7割超を固めた。地方票も44票まで積み上げ、石破茂元幹事長(63)の25票、岸田文雄政調会長(63)の9票をリード。全体の過半数(268票)を上回り、退陣する安倍晋三首相の後継となる第26代総裁に選出される見通しとなった。

 各都道府県連では13日、割り当てられた地方票3票の配分を決めるため、それぞれ独自に実施している予備選(意向調査を含む)の開票が進んだ。取材によると、同日までに26都道府県連の結果が判明している。
 菅氏は、得票数1位が全て獲得する「総取り方式」の東京と、予備選に代わる意向調査を行った北海道で3票を獲得。得票数に応じて票を割り振る「ドント方式」の青森、石川、福井、岡山などでは2票を得た。
 岸田、石破両氏は、それぞれ地元の広島、鳥取で3票を独占。福島、香川、長崎、熊本は3候補が1票ずつを分け合った。予備選の開票は14日も行われる。

4672さきたま:2020/09/13(日) 20:48:54
>>4671
【速報】自民党総裁選予備選、広島は岸田氏が3票「総取り」
2020/9/13
https://www.chugoku-np.co.jp/local/news/article.php?comment_id=680478&comment_sub_id=0&category_id=256
 安倍晋三首相(山口4区)の後継を決める自民党総裁選で、党広島県連が県内の党員・党友を対象に実施した予備選を13日に開票した結果、岸田文雄政調会長(広島1区)が県連持ち分の3票を「総取り」した。複数の関係者が明らかにした。県連幹部3人が上京し、14日の総裁選で岸田氏に計3票を投じる。

 県連は持ち分の投票先を決めるのに、得票数に応じた「ドント方式」を採用。岸田氏が石破茂元幹事長(鳥取1区)、菅義偉官房長官を寄せ付けず、3票全てを得たという。

 県連はこの日正午で投票を締め切り、直後に県連が入る広島市中区のビルで開票した。宇田伸幹事長たち県連の総裁選挙管理委員会の5人の立ち会いのもと、事務局職員やスタッフたち19人が作業。岸田氏の票の束を次々と積み、石破氏、菅氏を圧倒した。

 県連によると、予備選は県内の党員・党友2万7443人に向けて往復はがきで実施。有効投票数は1万9299票だった。(岡田浩平)

4673さきたま:2020/09/13(日) 20:53:38
>>4671
自民党総裁選予備選 鳥取県連は石破氏が3票独占
2020.9.13 18:19
https://www.sankei.com/politics/news/200913/plt2009130015-n1.html
 14日に投開票される自民党総裁選で、同党鳥取県連は13日、県内の党員・党友を対象に実施した予備選の開票を行った。関係者によると、ドント方式で得票を割り振りした結果、鳥取選出の石破茂元幹事長が3票を独占したとみられる。

 同県連によると、党員・党友9984人に往復はがきを送り投票を求めたところ、8124人から返信があった。投票率は81・37%。

 開票結果は、14日の新総裁選出後に公表予定だが、関係者によると、石破氏が投票総数の9割以上の票を獲得したという。続いて菅義偉官房長官、岸田文雄政調会長の順だった。

4674名無しさん:2020/09/13(日) 23:05:17
https://news.yahoo.co.jp/articles/408d7054ac15638de5c0b9b51717e07ba471eed5
総裁選で再び注目 自民党の派閥とその歴史とは? 坂東太郎のよく分かる時事用語
9/13(日) 20:55配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)の辞任表明に伴う自民党総裁選挙が14日に投開票されます。今回は国会議員票394人と都道府県連の代表141票(3票×47都道府県)の計535票を争奪する「簡易型」の総裁選で、過半数268票を得れば当選です。議員票と同数の党員・党友票の合計で戦う通常の「フルスペック型」より議員票の比重が重くなるため、早くも「何派が誰につくか」の票読みが盛んです。

 その際、各候補の議員票を推測するのに重宝されているのが「派閥」です。すでに菅義偉(よしひで)官房長官に5つの派閥が支持表明をしていて「もはや勝負あり」などとも報じられているところ。そもそも「自民党の派閥とは何だ」という点をあらためてみていきます。

●派閥の歴史と系譜
 政治の世界に限らず、いかなる集団においても入社年次や部門、出身大学、好悪や親疎感などから「派閥」はできやすいものですが、自民党の派閥はそれらと大きく異なります。いくら対立が激化している組織でも、公然と事務所を構えて「領袖」(ボス)まで決まっている派閥など稀でしょう。それも道理で、自民党の場合は1派閥がしばしば野党1つ分以上の勢力を抱える「党内党」なのです。言い換えると自民党とは「党内党の連合体」といえましょう。

 現在の自民党内の派閥は主に7つです。名称、人数、領袖、今回支持するとみられる候補を並べると

・細田派98人(会長は細田博之)→菅義偉候補
・麻生派54人(会長は麻生太郎)→菅義偉候補
・竹下派54人(会長は竹下亘)→菅義偉候補
・二階派47人(事実上の領袖は二階俊博)→菅義偉候補
・岸田派47人(会長は岸田文雄)→岸田文雄候補
・石破派19人(会長は石破茂)→石破茂候補
・石原派11人(会長は石原伸晃)→菅義偉候補

となります。菅氏自身は無派閥(約70人)。他に派閥ほど結束が強くない谷垣禎一グループ(他派との重複も含めて20人余)が認められるのです。

4675名無しさん:2020/09/13(日) 23:06:27
>>4674

 派閥の源流は、1955(昭和30)年の自由民主党の結成にさかのぼります。吉田茂が率いていた自由党と鳩山一郎による日本民主党が「保守合同」して成立した自民党では、総裁選挙に向けて有力者による主要8派閥が形成されました。派閥はその後、存亡を繰り返しつつ70年代の5大派閥「三角大福中」を経て現在に至るという流れです。現在までの系譜をざっくりと記すと以下のようになります。

●旧自由党系
池田勇人派→大平正芳派(大)→岸田派、麻生派、谷垣グループ
佐藤栄作派→田中角栄派(角)→竹下派

●旧日本民主党系
岸信介派→福田赳夫派(福)→細田派
河野一郎派→中曽根康弘派(中)→石原派、二階派
三木武夫派(三)……麻生派へ合流

 5大派閥から現在2つ以上に分かれているのが旧池田派と旧河野派です。それぞれの経緯を略述します。

 池田派(宏池会)は、加藤紘一が領袖であった2000(平成12)年、当時の森喜朗首相(派閥は現在の細田派)の倒閣を目指した「加藤の乱」が頓挫。以後は親加藤の谷垣派(現在の谷垣グループ)と反加藤の堀内光雄派(現在の岸田派)に分立しました。

 麻生派は少々複雑です。河野一郎の子の洋平(中曽根派)が1976(昭和51)年に自民党を飛び出して新自由クラブを結成するも力及ばず10年後に復党。宏池会に入りましたが宮沢喜一の後継争いで加藤と対立し、麻生らと小所帯の河野グループを旗揚げして分立しました。それが今の麻生派です。

 旧中曽根派は跡目を継いだ渡辺美智雄の死後、山崎拓が分離独立。「参議院のドン」と畏怖されていた村上正邦らの中曽根派勢力と他派ながら森喜朗と袂を分かった亀井静香らのグループが合流して「村上・亀井派」が立ち上がりました。

 二階俊博は、後述する小沢一郎を実質的なリーダーとする新生党結成で自民党(竹下派)を離党。新進党、自由党と小沢と行動をともにしましたが、自民党との連立政権(自自公連立)で連立から離脱しようとした小沢と決別して新たなグループ(保守党)をつくり、政権に残留。その後、村上・亀井派の後継たる伊吹派(会長:伊吹文明)に属し、2012年に派を継承しました。

 石破派は正確な系譜を記せません。一応は竹下派系ともいえますが一度離党していますし(離党時は渡辺派)、復党後も一時期無派閥でした。

 派閥の名称として有名なのは、前述の宏池会(現岸田派)のほか、佐藤派系の田中角栄が率いた「木曜クラブ」と派内に旗揚げした竹下登の「創政会」(その後独立して「経世会」に)、岸派の跡目である福田赳夫が作った「清和会」(後継の現細田派も「清和政策研究会」を名乗る)などが有名です。

4676名無しさん:2020/09/13(日) 23:07:02
>>4675

●派閥の「番外編」
 今回の総裁選で大本命と目される菅義偉(よしひで)氏はかつて経世会や宏池会の系統に属していましたが、派の総意に反する候補を総裁選で支持するなどの独自行動が目立って無派閥となっています。現在の無派閥議員は数え方によってバラツキがあるものの約70人。内訳は、何かといわくがあったり、派閥の応援なしで勝てたりする強い中堅ベテランや公募や地方議員出身など菅氏と同じ、かつての「党人派」に近い若手に大別できます。今回の総裁選は後者の多くが事実上の「菅派」として20人を超える議員が応援する模様です。

 総裁選勝利の算段として無派閥を標榜した小泉純一郎元首相(実際は森派の大番頭)を除いて無派閥で首相になった人はいません。派閥には、後述するように恩恵と弊害が合わせ鏡になっています。

 もともとは自民党有力者で、今なお野党で一定の影響力を残しているとみられるのが小沢一郎。小渕恵三元首相を推すグループとの竹下派の跡目争いで劣勢になった小沢は、一群を率いて脱党して新生党を結成、1993(平成5)年に細川護熙(もりひろ)非自民連立政権を成立させて自民党を野に追いました。その後、自民党が社会党と新党さきがけをともなって政権を奪還すると政権交代可能な野党として新進党を結成。小池百合子都知事や石破候補も加わっています。

 新進党の分裂後は自由党を立ち上げ宿敵の小渕首相と1999年に連立。連立離脱の際に分裂して政権に残ったのが二階幹事長らです。野に下った小沢自由党は2003(平成15)年に民主党と合併、2009年の総選挙で大勝して再び自民から政権を取り上げました。

 民主党政権末期に小沢派を率いて脱党した後も、山本太郎現「れいわ新選組」代表と組むなどいくつかの政党を経て、国民民主党に合流。今月の立憲民主党との合流で誕生する新政党でも一暴れするつもりのようです。

●派閥の功罪

 「55年体制」当初から外交姿勢は旧自由党系が「ハト派」(穏健)、旧日本民主党系が「タカ派」(強硬)とみなされてきました。こうした政策的な違いに加えて、派閥は1947(昭和22)年から1993年まで衆院選挙で採用された中選挙区制(1つの選挙区からおおむね3人から5人を選出)が存在感を高める要因となっていました。

 93年の総選挙で下野するまで、自民党はほぼ単独与党なので総選挙で過半数を維持しなければなりませんでした。例えば定員3人区としたら当選者は1人ではダメで2人を目指します。当然同じ選挙区で自民党候補同士が争う構図となり、他派閥候補と血で血を洗う選挙戦を展開したのです。派閥の領袖は勝つためにカネを配って自派候補を応援しました。

4677名無しさん:2020/09/13(日) 23:07:42
>>4676

 その時の政権が行き詰まるとカラーの異なる別派閥の領袖を新しい総裁(単独政権下ではイコール首相)に立ててイメージを変えるという「疑似政権交代」もしばしば演出。タカ派の岸内閣の後にハト派の池田内閣を、田中首相が金銭スキャンダルで辞任した際には「クリーン三木」として清潔イメージがあった三木内閣を後任にするといった具合です。

 ある領袖が総裁(=首相)になると他派閥は少しでも内閣に自派の議員を押し込もうとし、総裁も足下を固めるべく派の推薦リストに沿って受け入れてきました。

 とにかく選挙に勝たなければ話にならないので派閥は巨大な集金マシンと化し、総裁選は現ナマが飛び交うありさまでした。当選を重ねるごとに各議員は党の部会や国会の委員会などで特定の分野に精通することを心がけ、やがて「族議員」となってなまなかな官僚では及びもつかぬ知識と権限を振るって選挙地盤や支持母体を培養するなど、私益に走るという弊害もたびたび指摘されてきたのです。

 他方で、派閥は自らを強くするためとはいえ人材発掘にも余念がなく、当選した新人議員の教育も熱心に行いました。総裁選となれば領袖を担いで戦い、当選回数にしたがって党や政府の要職を歴任し、最後は領袖に上り詰めて総理の座を狙うという「自民党ドリーム」が党の体質を強化したのも事実です。族議員も専門性を磨くという範囲では決して悪いことばかりでもありません。

●派閥の盛衰
 「戦国史」とまでうたわれた1970年代の三角大福中のバトル後、派閥の弊害が恩恵よりも強く意識されるようになりました。大きく変わったのが1996年、衆議院に小選挙区比例代表並立制が導入されてから。「1選挙区に当選は1人」が原則なので派閥間での争いが不要となって総裁や幹事長といった党の公認権を持つリーダーに従う傾向が強まります。

 2001年に誕生した小泉政権あたりからハッキリと景色が変わりました。推薦リストに基づく派閥順送り人事を一切せず。また彼自身は派閥の領袖ではありませんでした。以後の総裁・首相でも領袖は麻生首相のみ。安倍、福田康夫各首相は違います。

 それでもなお派閥が健在なのは、大臣こそ順送りが廃されつつあるも、政府の副大臣、政務官や国会の役職、党役員人事などではまだまだ権限を振るう余地が大きく、無派閥のままではそこに仲間を送り込んだり国政選挙で新人に公認をもらったりといった効果が期待できないためでしょう。総務省に派閥を政治団体として届け出れば政治資金パーティーも開けます。パーティーは既存の派閥も有力な資金源としているのでカネの面での恩恵もあるようです。

 だからこそ、菅氏が無派閥というのが注目されます。第2次安倍政権発足から一貫して官房長官を務めた菅氏は、無派閥からの抜てきも積極的で信望が厚いようです。既存派閥の相乗り現象も、その流れをつくった二階幹事長以外は、むしろ「無派閥首相誕生」で置いてきぼりを食らうのを恐れたからともみなせます。「昭和の派閥談合・密室政治の復活」という見方がされる一方で、派閥のありがたみを「少しでも新総裁に分かっていただこう」という試みなのかもしれません。

(※文中一部敬称略)

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■坂東太郎(ばんどう・たろう) 毎日新聞記者などを経て、日本ニュース時事能力検定協会監事、十文字学園女子大学非常勤講師を務める。著書に『マスコミの秘密』『時事問題の裏技』『ニュースの歴史学』など

4678名無しさん:2020/09/14(月) 00:03:59
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020080600956&g=pol
吉川参院議員が細田派入り
2020年08月06日17時09分

 自民党細田派は6日の会合で、無派閥の吉川有美参院議員の入会を決めた。これに伴い、同派所属議員は計98人となった。

4679名無しさん:2020/09/14(月) 00:05:16
自民党総裁選挙スレ 11  管氏選出へ
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/giin/1599987589/406

406 名前:無党派さん (ワッチョイ fa55-H966)[sage] 投稿日:2020/09/13(日) 23:34:24.86 ID:SxpaIMrT0
これで合ってるかしら?

有隣会(谷垣グループ)の投票行動まとめ

【菅支持】
[細田派]小田原潔、吉川有美
[麻生派]井林辰憲、務台俊介
[竹下派]二之湯智
[石原派]田野瀬太道
[無派閥(ガネーシャの会)]牧原秀樹、秋本真利、大串正樹、星野剛士
[無派閥]松下新平、園田修光

【岸田支持】
[岸田派]金子原二郎
[無派閥]遠藤利明、小里泰弘、加藤鮎子、本田太郎

【石破支持】
[石破派]山下貴司
[無派閥]中谷元

【不明】
[無派閥]川崎二郎、逢沢一郎

【棄権】
[無派閥]山本公一

4680名無しさん:2020/09/14(月) 00:15:44
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019121600818&g=pol
「ポスト安倍」揺れる谷垣G 埋没懸念、独自擁立論も―自民
2019年12月17日07時07分

 新たな幹部人事を決めた自民党の旧谷垣グループ(有隣会、24人)が「ポスト安倍」に向けた戦略で揺れている。池田勇人元首相が結成した「宏池会」(現岸田派)の流れをくむことから、同派会長の岸田文雄政調会長との協調を求める声がある。一方、埋没への懸念から独自候補の擁立を訴える意見も出ており、意思統一が今後の課題となる。

 有隣会は11月27日の緊急総会で幹部人事を改め、中谷元・元防衛相と遠藤利明元五輪担当相を代表世話人とする新体制で運営することを決めた。遠藤氏はこれまで党内の各派関係者との会合を重ねており、起用には次期総裁選をにらみ連携の幅を広げる「全方位外交」にシフトする狙いがある。
 有隣会は他派閥との掛け持ちを認めており、緊急総会では、かつて同会に籍を置いていた岸田派の三ツ矢憲生衆院議員の復帰も決まった。安倍晋三総裁の後継を狙う岸田氏は、有隣会の支持を取り付けたい考えで、同28日の派閥例会では「(有隣会へ)どんどん行ってください」と促し、有隣会に秋波を送った。
 岸田派と有隣会の若手は16日、東京都内で会食し意見交換。岸田氏も参加した。有隣会は岸田派と政策的に共通点が多く、同派との合流論も取り沙汰されている。ただ、岸田氏の発言には「懐柔されていると見られかねない」(有隣会幹部)との警戒感も広がり、岸田氏支持でまとまるかは見通せない。
 別の幹部は「自分たちから総裁候補を出す気概を持たなくてはいけない」として、派閥化して独自の総裁候補を担ぎ上げる可能性に言及する。もっとも、派閥になれば、他派と掛け持ちする議員や菅義偉官房長官に近い議員が有隣会から相次いで離脱する恐れもあり、具体化していない。
 有隣会は、安倍氏と石破茂元幹事長が争った2018年9月の前回総裁選では対応を一本化できなかった。同会幹部は「少なくとも7〜8割はまとまって動けるようにしたい」と話すが、次回も自主投票となれば会の存在意義が問われそうだ。

https://www.sankei.com/politics/news/191127/plt1911270027-n1.html
谷垣グループ「中谷-遠藤」体制を決定
2019.11.27 19:20政治政局

 自民党の谷垣禎一元幹事長が特別顧問を務める谷垣グループ(有隣会)は27日の緊急総会で、代表世話人の逢沢一郎元国対委員長が顧問に就き、遠藤利明元五輪相が代表世話人に昇格する人事を決めた。代表世話人の中谷元・元防衛相は留任し、遠藤氏とともにグループのかじ取りを担う。

 以前グループに所属していた岸田派(宏池会)の三ツ矢憲生元外務副大臣の復帰も決めた。遠藤氏は「力を合わせ、日本の政治の中核として頑張っていきたい」とあいさつした。

 緊急総会には谷垣氏も出席し、「日本の政治が厳しい時だから、みんなで団結して花も嵐も踏み越えて頑張っていこう」と呼びかけた。

4681名無しさん:2020/09/14(月) 00:17:01
https://mainichi.jp/articles/20200827/ddm/005/010/089000c
自民総裁選 谷垣G、また分裂含み 対応次第で草刈り場
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月27日 東京朝刊

 自民党の谷垣禎一前総裁を中心とする谷垣グループ(有隣会、23人)が、来年9月に任期満了となる党総裁選への対応で揺れている。同じ流れをくむ岸田派(47人)の会長、岸田文雄政調会長を推す声があるものの、石破茂元幹事長や菅義偉官房長官と近い議員もいて意見集約が難しいためだ。元々結束が緩い「準派閥」で、2018年の前回総裁選は自主投票だった。対応を誤ると分裂含みの草刈り場になりかねない。

 東京・紀尾井町のホテルで26日に開かれた谷垣グループの研修会。特別顧問の谷垣氏が車椅子姿で「有隣会の皆さんには日本の課題を背中に背負って頑張っていただきたい」と激励すると、出席議員19人が姿勢を正した。谷垣氏が16年に自転車事故で負傷し、政界を引退してから約3年。「どこまで行っても谷垣さんあってのグループだから」と出席議員は強調した。

https://mainichi.jp/articles/20200826/k00/00m/010/310000c
谷垣グループ、自民総裁選で分裂含み 草刈り場の可能性も 一枚岩には程遠く
会員限定有料記事 毎日新聞2020年8月26日 21時12分(最終更新 8月26日 21時12分)

 自民党の谷垣禎一前総裁を中心とする谷垣グループ(有隣会、23人)が、来年9月に任期満了となる党総裁選への対応で揺れている。同じ流れをくむ岸田派(47人)の会長、岸田文雄政調会長を推す声があるものの、石破茂元幹事長や菅義偉官房長官と近い議員もいて意見集約が難しいためだ。元々結束が緩い「準派閥」で、2018年の前回総裁選は自主投票だった。対応を誤ると分裂含みの草刈り場になりかねない。

 東京・紀尾井町のホテルで26日に開かれた谷垣グループの研修会。特別顧問の谷垣氏が車椅子姿で「有隣会の皆さんには日本の課題を背中に背負って頑張っていただきたい」と激励すると、出席議員19人が姿勢を正した。谷垣氏が16年に自転車事故で負傷し、政界を引退してから約3年。「どこまで行っても谷垣さんあってのグループだから」と出席議員は強調した。

 谷垣グループは、「加藤の乱」(00年)で失脚した加藤紘一元幹事長を支えた谷垣氏が、加藤派の分裂と古賀派(現岸田派)としての再結集を経て12年、古賀派を割る形で結成した。谷垣氏の人柄と他派閥との掛け持ちを認める自由度の高さから、現在も石破派(19人)や石原派(11人)を上回る一定勢力を保つ。掛け持ちしていない議員は16人だ。

 谷垣グループは集団指導体制をとってきた。谷垣氏が17年に政界を引退後、安倍晋三、石破両氏の一騎打ちとなった前回総裁選では、グループとしての方針をまとめられず自主投票となった経緯がある。所属議員は他派閥から合流・連携の打診や引き抜きを受けることが多い。

 最も熱心に合流・連携を呼びかけているのが岸田氏だ。岸田氏はポスト安倍に向け手勢を増やす思惑もあり19年、合流を打診。岸…

4682チバQ:2020/09/14(月) 09:59:27
https://news.yahoo.co.jp/articles/bd8119a8c1e7fa6bb87e6ae0bfbad6617f58b1a4
【点描・永田町】突然の首相退陣表明の功罪
9/13(日) 19:01配信
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辞意を表明し、記者会見する安倍晋三首相=8月28日、首相官邸
 厳しい残暑と新型コロナウイルス第2波に国民が苦しむ中、8月28日夕、安倍晋三首相が突然、退陣表明した。長年苦しんできた持病の潰瘍性大腸炎再発が理由で、想定されていた9月の党・内閣人事や10月の臨時国会召集という政治日程を考えれば「今しかなかった」と強調。かかりつけの慶応大病院で2週連続となった24日の検査結果も踏まえ、「誰にも相談せず、一人で決断した」と明かし、政府対策本部で新たなコロナ対策をまとめたことを区切りにしたと説明した。

【図解】安倍内閣の支持率推移

 首相は第1次政権の2007年8月に体調を崩し、党・内閣人事を断行して9月の臨時国会に臨んだところで突然、退陣表明した過去がある。今回首相は、治療を続けながら9月に党・内閣人事での態勢の立て直しも模索したとされるが、8月の2回の検査でも体調回復のめどが立たなかったことで、退陣を余儀なくされたのが実態だ。持病悪化での退陣劇は「13年前の悪夢の再現」と受け止める向きも多く、首相にとっても「痛恨の極み」だったことは間違いない。

 首相の退陣表明会見は、28日午後5時から官邸で行われた。本格的会見は71日ぶり。首相は日ロ北方領土交渉や北朝鮮拉致問題、さらには憲法改正などの懸案解決に至らなかったことも踏まえ、「(辞めるかどうか)悩みに悩んだ」と表情をゆがめながら、「体調不安で正常な決断ができなくなる」ことへの恐れから、退陣表明に踏み切ったとして、国民に謝罪するとともに理解も求めた。
吹っ切れた表情の「最後の会見」

記者会見する菅義偉官房長官=8月28日、首相官邸
 会見は約1時間に及んだが、今回はプロンプターを使わず、冒頭発言も約13分間と簡潔で、多くの質問に答えることで、説明責任を果たす姿勢もアピールした。首相が解決を公約した拉致問題に言及する際に目を潤ませる場面もあったが、肩の力が抜けて吹っ切れた表情が目立った。首相は後継者決定まで、体調を管理しながら職務を完遂することも明言。後継選びについても「口出しすべきでない」とした上で、「選ばれた人には一議員として協力する」と述べるなど、史上最長で1強と呼ばれ続けた「大宰相」としての矜持と見識ものぞかせた。

 今回の退陣表明は、13年前の9月10日に召集した臨時国会で所信表明を行いながら、2日後の各党代表質問直前に「政権を投げ出す形」(自民長老)で退陣したことへの強い悔恨から「同じことは繰り返さない」との思いからだ。このため、政界の反応も「体調不良ではやむを得ない」(自民幹部)「早く回復してほしい」(立憲民主幹部)などの同情論が多く、「大事な時に体を壊す癖がある」などとツイッターに書き込んだ野党女性議員が、炎上後に謝罪する一幕もあった。各メディアの街角インタビューでの反応も「ゆっくり休んでほしい」などの声が多く、結果的に「日本的情緒を計算した退陣表明」(自民長老)ともなった。

 ただ、いわゆる「森友・加計問題」に「桜を見る会私物化」、さらには8月25日に初公判が行われた河井克行前法相と妻の案里参院議員の選挙違反(買収)事件での巨額の党資金投入など、多くの「政権の闇」は、退陣ですべて帳消しになるわけではない。退陣表明と同時に始まったポスト安倍の総裁選では、安倍政治の継続か人心一新による出直しかが争点となる。現状では首相の女房役だった菅義偉官房長官が「継続重視」で後継レースの主役に躍り出たが、「誰が後継者になっても安倍政権の“負の遺産”が重荷になることは避けられない」(首相経験者)。それだけに、「アベノミクスに始まり、アベノマスクで終わった」(共産党幹部)とも揶揄される史上最長政権の功罪が問われるのはこれからだ。【政治ジャーナリスト・泉 宏/「地方行政」9月7日号より】

4683チバQ:2020/09/14(月) 17:05:08
>菅氏が377票、岸田文雄政調会長(63)は89票、石破茂・元幹事長(63)は68票
石破つぶしのために岸田に回してそうですね


https://news.yahoo.co.jp/articles/02c9d0d1cba34a005482eabbd8b26e50eee77c25
自民党新総裁に菅義偉氏…2位岸田氏、3位石破氏に圧勝
9/14(月) 15:34配信
自民党の新総裁に選出された菅官房長官(14日午後3時21分、東京都港区で)=小林武仁撮影
 自民党総裁選は14日午後、東京都内のホテルで開かれた両院議員総会で投開票を行い、菅義偉官房長官(71)が新総裁に選出された。

【写真特集】ポスト安倍 3氏が立候補 自民党総裁選2020

 今回の総裁選は、国会議員票(393票)と、47都道府県連代表に各3票を割り当てた地方票(141票)の計534票で争った。

 獲得票数は菅氏が377票、岸田文雄政調会長(63)は89票、石破茂・元幹事長(63)は68票だった。

 菅氏は、16日召集の臨時国会で第99代首相に指名され、新内閣を発足させる。

 菅氏は選出を受けて、ただちに党役員・閣僚人事に着手する。菅氏の任期は、安倍首相の残り任期である来年9月末まで。

4684チバQ:2020/09/14(月) 17:06:33

https://news.yahoo.co.jp/articles/3c9262a7426c6744565ade8a59e4368b502d7d06
石破氏、過去の強さは…総裁選地方票で菅氏にかなわず
9/14(月) 12:33配信




会見する菅義偉官房長官=2020年9月14日午前11時17分、首相官邸、恵原弘太郎撮影
 各3票が配分されている都道府県連票(計141票)について、朝日新聞のまとめでは、菅氏がトップの89票で、6割超を獲得した。石破氏の42票、岸田氏の10票に大きく差をつけた。

 今回の総裁選では、県連幹部が菅氏に3票を入れることを決めた秋田を除く46都道府県で予備選(党員アンケート、意向調査を含む)が行われた。

 大半の都道府県連は両院議員総会前の結果公表をしていないが、菅氏が北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、新潟、和歌山、山口、沖縄で各3票を総取り。青森、岩手、宮城、茨城、栃木、群馬、石川、福井、長野、岐阜、静岡、愛知、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、岡山、徳島、愛媛、福岡、佐賀、大分、鹿児島でも各2票を獲得。全国で幅広い支持を集めている。

4685チバQ:2020/09/14(月) 17:08:43
トータルー地方=国会議員
菅 377-89=288
岸田89-10=79
石破68-42=26

4686とはずがたり:2020/09/14(月) 17:18:16
石破国会議員票でも地方票でも惨敗で終わってますねえ。
一方,岸田は善戦と次ぎに繋がったか。

最初は岸田を担ごうとした麻生が一定の配慮して手を回したかな?

これで菅がこけて(長くやればやる程人気下がってくタイプにみえるw)どうしようもなくなったら石破では無く岸田に繋げられて,安倍政権の悪事もまあ隠蔽できるって寸法か。

総選挙の顔としては,まあ早期解散なら兎も角,人気落ちた来年の菅や,菅惨敗後の岸田の方が石破よりやりやすそうだ。

4687チバQ:2020/09/14(月) 18:32:28
https://news.yahoo.co.jp/articles/90540d9eef4ca4402171d588728a7530fafde20d

田崎史郎氏、総裁選2位の岸田文雄氏は「24票、施し票があったということ」




9/14(月) 15:29配信



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スポーツ報知







田崎史郎氏
 14日放送の日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜・後1時55分)では、この日、投開票された自民党総裁選を速報。菅義偉官房長官(71)が377票を獲得し、新総裁に選ばれた瞬間を放送した。

 政治ジャーナリストの田崎史郎氏(70)は岸田文雄政調会長(63)が89票で2位となったことについて、「20数票上積みされてますね。89票獲得しましたが、24票、施し票があったということです。このくらい(石破茂氏と)差をつけておかないと、危ない、安心できなかったってことです」と分析。

 宮根誠司キャスター(57)は「これで来年の総裁選も残ったということですね」と岸田氏の今後についてコメントした。

4688チバQ:2020/09/14(月) 18:38:11
https://hochi.news/articles/20200914-OHT1T50115.html
新総裁誕生、2位の岸田氏は来秋総裁選に望み残す
2020年9月14日 15時21分スポーツ報知 # 社会

開票の結果 圧倒的な支持を得て新総裁となった菅義偉氏


自民党総裁選で投票する菅義偉氏
 安倍晋三首相(65)の辞任表明に伴う自民党総裁選は14日、都内のグランドプリンスホテル新高輪で両院議員総会があり、菅義偉内閣官房長官(71)が第26代総裁に選出された。告示前から細田派、麻生派、二階派など主要派閥が菅氏の支持を決め、地方票でも有利に展開した。
 注目の2位争いは岸田文雄政調会長幹事長(63)に軍配が上がり、石破茂元幹事長(63)は最下位に沈んだ。「3位なら政治生命の危機」(陣営)と背水の覚悟で臨んだ岸田氏は、来年9月の任期満了に伴い行われる総裁選に望みを残す一方、石破氏には厳しい結果となった。
 総裁選初挑戦となった岸田氏は安倍首相からの禅譲論も出るなど周囲の期待も高かったが、知名度の低さが選挙戦でも弱点に。「選挙の顔」として戦うには「力不足」(党関係者)との声も上がった。石破氏には知名度も及ばず、来秋の総裁選を見据え、戦略の見直しが必要となる。
 4度目の挑戦となった石破氏は総裁選を振り返り、「政策を作るのが自民党の原点。野に下った時に誓った原点です。そうあるかどうか常に検証し、心がけたい」。報道各社の世論調査では閣僚入りしていないにもかかわらず、安倍首相に次ぐ2位が多く、今回の総裁選に関する調査でも、岸田氏を大きく引き離していた。安倍首相の突然の辞任表明により形勢不利な中、一定の存在感を示した。
 菅新総裁は14日午後6時から党本部で記者会見を行う。15日に党役員人事に入り、16日召集の臨時国会で第99代首相に選出され、正式に菅内閣が発足する。2012年12月から続いた安倍内閣は16日に総辞職、約8年ぶりに首相が変わる。

4689チバQ:2020/09/14(月) 19:03:32
https://news.yahoo.co.jp/articles/a4bc55511cf6cb7d32e10b6469d8b519ef73bd12
自民総裁選、道連3票の行方に不透明感 役員会が決定、党員に不満相次ぐ 「意向調査いらぬ」「いつも密室」
9/11(金) 16:34配信
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 自民党総裁選で党道連に配分された3票の投票先の決め方について、党員・党友から疑問視する声が相次いでいる。道連は党員・党友の意向調査を行っているが、道連分の投票先は最終的に役員会で決めるため、意向がどこまで反映されるのか不透明だからだ。44都府県連は党員投票の結果で投票先を決める予備選を行っており、道連との対応の違いが際立っている。

 「最終的に役員会で決めるなら意向調査なんて要らないのでは」。9日午後、道議会の自民党会派控室で道議の一人が疑問の声を上げると、別の道議が「いつも密室で決めるイメージだ」と相づちを打った。

 吉川貴盛道連会長は総裁選で、菅義偉官房長官の陣営の事務局長に就任。北海道新聞が自民党所属の道内関係国会議員13人に投票予定先を聞いたところ、12人が菅氏と答えた。道内の党員の多くが「執行部は菅氏にしたがっている」とみているが、「事実上、首相を決める選挙なのだから、開かれた形で行ってほしい」との声も少なくない。

 道連は道内の党員・党友約3万8千人に発送した意向調査用紙を13日に集計する。支持が最多の候補に全3票を投じる「総取り方式」を基本とするが、道連幹部が他の役員や国会議員の聞き取りも行い、役員会で投票先を決める。意向調査結果とは違う投票先に変える余地を残している。

 道連執行部は、予備選ではなく意向調査とした理由について、道内は広く離島も多いため、短期間での郵便投票が困難だったと説明。回収率が3割程度の可能性もあるとして、役員会で最終的な検討を加える必要があると判断したという。

4690チバQ:2020/09/14(月) 23:56:45

細田派 下村博文政調会長
麻生派 佐藤勉総務会長(元谷垣G)
竹下派 山口泰明選対委員長
二階派 二階俊博幹事長(留任)
石原派 森山裕国対委員長(留任)
菅G  

岸田派
石破派

https://news.yahoo.co.jp/articles/ebbbf900cb999b715deb4563a121712f19f46dd4
自民党幹部人事固まる 二階幹事長続投、政調会長に下村氏、総務会長に佐藤氏
9/14(月) 23:32配信

毎日新聞
自民党総裁として初の記者会見を前に、笑顔で記念写真に納まる菅義偉官房長官=東京都千代田区の同党本部で2020年9月14日午後5時57分、竹内幹撮影

 自民党の菅義偉新総裁(71)は14日、党本部で記者会見し、党役員・閣僚人事について、「首相がかわるわけだから、思い切って私の政策に合う人を登用し仕事をしていく」と述べた。菅氏は自身への支持を真っ先に表明した二階俊博幹事長(81)=二階派=と森山裕国対委員長(75)=石原派=を続投させ、政調会長に下村博文選対委員長(66)=細田派、総務会長に佐藤勉衆院憲法審査会長(68)=麻生派、選対委員長に山口泰明組織運動本部長(71)=竹下派=を起用する方針を決めた。

【拍手に両手を上げて応える菅義偉官房長官】

 ◇麻生副総理、茂木外相は留任

 麻生太郎副総理兼財務相(79)=麻生派、茂木敏充外相(64)=竹下派=と赤羽一嘉国土交通相(62)=公明党=は留任させる見通しだ。官房長官には、梶山弘志経済産業相(64)=無派閥、加藤勝信厚生労働相(64)=竹下派、萩生田光一文部科学相(57)=細田派=の名前が挙がっている。野田聖子元総務相(60)=無派閥=を幹事長代行に充てる。

 菅氏は「安倍政権の継承」を掲げていることから人事も小幅になるのではとの見方があることについて、会見では中規模以上の人事とすることを示唆した。人選に当たっては「改革意欲があり、仕事ができる人を結集する」と述べ、「適材適所」を強調した。

 二階、麻生両氏に関しては「内閣の要、党の要で、政権運営で極めて重要な2人だ」と強調。森山氏については「素晴らしい国対委員長だ。能力は大変高く評価している」と語った。総裁選で戦った岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の処遇も焦点となる。

 菅氏は衆院解散の条件については「新型コロナウイルスを収束させ、経済を再生してほしいというのが国民の大きな声だと言ってきた」と改めて指摘。「特別の条件というよりも、専門家の先生方が『もう完全に下火になってきた』ということでなければ、なかなか難しいのではないか」と述べた。「収束」に関しては専門家の判断を重視する考えを示した上で、「収束したらすぐ(解散を)やるということでもない。全体を見ながら判断をしたい」と述べた。【水脇友輔、畠山嵩】

https://news.yahoo.co.jp/articles/3ddf69cd63dca1cbc70a884a48804fb6ca475454
二階幹事長続投へ 政調・下村氏、総務・佐藤氏、選対・山口氏 自民役員人事
9/14(月) 18:41配信

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時事通信
二階俊博 自民党幹事長

 自民党の菅義偉新総裁は14日、二階俊博幹事長(81)を続投させる方針を固めた。

 政調会長に細田派の下村博文選対委員長(66)、総務会長に麻生派の佐藤勉・衆院憲法審査会長(68)、選対委員長に竹下派の山口泰明・党組織運動本部長(71)をそれぞれ起用する。党幹部が明らかにした。

 石原派の森山裕国対委員長(75)の再任も固まった。総裁選で菅氏を支持した細田、麻生、竹下、二階、石原の5派閥のバランスに配慮した。15日に党役員人事を決定し、新内閣は16日に発足する。

 菅氏は総裁選出後の記者会見で、新政権での課題に「規制改革」を挙げ、「改革意欲のある人、改革に理解を示す人を中心に人事を進める」と表明。「(人材は)いろんな派閥に散らばっている」とも指摘し、党内から幅広く起用する方針を示した。

 官房長官には、竹下派の加藤勝信厚生労働相(64)や細田派の萩生田光一文部科学相(57)、菅氏と同じ無派閥の梶山弘志経済産業相(64)らの名前が挙がっている。自身の後任となる官房長官について菅氏は、「全体的に考えて総合的な力がある人が一番落ち着く」と指摘した。

 総裁選勝利に貢献した二階氏と麻生太郎副総理兼財務相(79)については「極めて政権運営で重要な2人だ」と強調。引き続き国会運営の司令塔となる森山氏に関しては「政治経験も豊かで、能力を大変高く評価している」と語った。

 菅氏が「安倍政権の継承」を掲げた経緯から、閣僚の多くが再任するとの観測も出ているが、菅氏は「首相が代わるわけだから思い切って私の政策に合う人を登用する」との意向を示した。

 人事では、総裁選を戦った岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)の処遇も焦点。これに関し菅氏は「総裁選が終わった時点で(戦いは)全て終了した」と述べたが、それ以上の言及は避けた。

4691名無しさん:2020/09/15(火) 00:11:10
自民党派閥
http://home.a07.itscom.net/kazoo/seizi/jimin/habatsu_giinmei.htm

4692名無しさん:2020/09/15(火) 00:13:09
>>4691

自民党 党内派閥別 所属議員一覧

議員氏名の頭部の記号は当選区分で、
衆議員は、 ★ 小選挙区、☆ 比例区単独、□ 比例区復活、◎ 補選当選、○ 比例区繰上補充
参議員は、 ★ 選挙区、☆ 比例区、◎ 補選当選、□ 繰上当選
議員氏名欄の右側は順に、
年齢、当選回数、選挙区(衆議員は当選区分に関わらず小選挙区名を優先)、閣僚経験の有無(○印が閣僚経験者)、閣僚就任・再任回数
年齢は、2020年9月1日到来時点での満年齢

党の役職就任に伴う派閥離脱は実態が伴わない為、派閥所属議員として集計
衆議院議員 参議院議員
細田 派 98人 (衆院 62、参院 36 )
★ 衛藤征士郎 79 12 (1) 大分2 ○ 1 ★ 堀井学 48 3 北海道9 2022年改選者
★ 細田博之 76 10 島根1 ○ 4 ★ 菅家一郎 65 3 福島4 ★ 山崎正昭 78 5 福井
★ 塩谷立 70 9 静岡8 ○ 1 ★ 簗和生 41 3 栃木3 ★ 中川雅治 73 3 東京 ○ 2
★ 安倍晋三 65 9 山口4 ○ 12 ★ 福田達夫 53 3 群馬4 ★ 野上浩太郎 53 3 富山
★ 下村博文 66 8 東京11 ○ 3 ★ 三ツ林裕巳 64 3 埼玉14 ★ 岡田直樹 58 3 石川
★ 吉野正芳 72 7 福島5 ○ 3 ★ 大西英男 74 3 東京16 ★ 末松信介 64 3 兵庫
★ 松野博一 57 7 千葉3 ○ 1 ★ 白須賀貴樹 45 3 千葉13 ★ 山本順三 65 3 愛媛 ○ 1
★ 馳浩 59 7 (1) 石川1 ○ 1 ★ 義家弘介 49 3 (1) 神奈川16 ☆ 山谷えり子 69 3 (1) *比例 ○ 2
★ 高木毅 64 7 福井2 ○ 1 ★ 田畑裕明 47 3 富山1 ★ 長谷川岳 49 2 北海道
★ 柴山昌彦 54 6 埼玉8 ○ 1 ★ 佐々木紀 45 3 石川2 ★ 上野通子 62 2 栃木
★ 松島みどり 64 6 東京14 ○ 1 ★ 宮沢博行 45 3 静岡3 ★ 江島潔 63 2 山口
★ 西村康稔 57 6 兵庫9 ○ 1 ★ 根本幸典 55 3 愛知15 ☆ 高階恵美子 56 2 *比例
★ 谷川弥一 79 6 長崎3 ★ 長尾敬 57 3 大阪14 ★ 松川るい 49 1 大阪
★ 西村明宏 60 5 宮城3 ★ 岸信夫 61 3 (2) 山口2 ★ 佐藤啓 41 1 奈良
★ 萩生田光一 57 5 東京24 ○ 1 ★ 加藤寛治 74 3 長崎2 ☆ 山田宏 62 1 (2) *比例
★ 稲田朋美 61 5 福井1 ○ 2 ★ 穴見陽一 51 3 大分1 ☆ 宮島喜文 69 1 *比例
★ 宮下一郎 62 5 長野5 □ 藤原崇 37 3 岩手3
★ 中山泰秀 49 5 大阪4 □ 山田美樹 46 3 東京1 2025年改選者
☆ 奥野信亮 76 5 *近畿 □ 小田原潔 56 3 東京21 ★ 世耕弘成 57 5 和歌山 ○ 4
□ 鈴木淳司 62 5 愛知7 □ 細田健一 56 3 新潟2 ☆ 橋本聖子 55 5 *比例 ○ 1
★ 土井亨 62 4 宮城1 □ 池田佳隆 54 3 愛知3 ★ 森雅子 56 3 福島 ○ 2
★ 大塚拓 47 4 埼玉9 □ 神田憲次 57 3 愛知5 ★ 古川俊治 57 3 埼玉
★ 高鳥修一 59 4 新潟6 ○ 青山周平 43 3 愛知12 ★ 丸川珠代 49 3 東京 ○ 2
★ 関芳弘 55 4 兵庫3 ★ 和田義明 48 2 北海道5 ★ 西田昌司 61 3 京都
□ 亀岡偉民 64 4 福島1 ★ 宗清皇一 50 2 大阪13 ★ 山田修路 66 2 石川
□ 中根一幸 51 4 埼玉6 ★ 尾身朝子 59 2 群馬1 ★ 滝波宏文 48 2 福井
□ 越智隆雄 56 4 東京6 ☆ 上野宏史 49 2 (1) *南関東 ★ 大野泰正 61 2 岐阜
□ 松本文明 71 4 東京7 ☆ 古田圭一 63 2 *中国 ★ 酒井庸行 68 2 愛知
☆ 杉田水脈 53 2 *中国 ★ 堀井巌 54 2 奈良
□ 谷川とむ 44 2 大阪19 ★ 石井正弘 74 2 岡山
★ 木村次郎 52 1 青森3 ★ 長峯誠 51 2 宮崎
☆ 安藤高夫 61 1 *東京 ☆ 赤池誠章 59 2 (1) *比例
☆ 高木啓 55 1 *東京 ☆ 石田昌宏 53 2 *比例
□ 上杉謙太郎 45 1 福島3 ☆ 北村経夫 65 2 *比例
★ 吉川有美 46 2 三重
★ 太田房江 69 2 大阪
☆ 宮本周司 49 2 *比例
☆ 羽生田俊 72 2 *比例
★ 高橋はるみ 66 1 北海道

4693名無しさん:2020/09/15(火) 00:15:29
>>4692

麻生 派 55人 (衆院 42、参院 13 )
★ 麻生太郎 79 13 福岡8 ○ 18 ★ 薗浦健太郎 48 4 千葉5 2022年改選者
★ 甘利明 71 12 神奈川13 ○ 9 ★ 鈴木馨祐 43 4 神奈川7 ★ 猪口邦子 68 2 (1) 千葉 ○ 1
★ 森英介 72 10 千葉11 ○ 1 ★ 赤間二郎 52 4 神奈川14 ★ 中西健治 56 2 神奈川
★ 山口俊一 70 10 徳島2 ○ 2 ★ 武藤容治 64 4 岐阜3 ★ 藤川政人 60 2 愛知
★ 鈴木俊一 67 9 岩手2 ○ 4 ★ 中村裕之 59 3 北海道4 ★ 中西祐介 41 2 徳・高
★ 佐藤勉 68 8 栃木4 ○ 1 ★ 牧島かれん 43 3 神奈川17 ★ 大家敏志 53 2 福岡
★ 田中和徳 71 8 神奈川10 ○ 1 ★ 井出庸生 42 3 長野3 ☆ 今井絵理子 36 1 *比例
★ 河野太郎 57 8 神奈川15 ○ 5 ★ 井林辰憲 44 3 静岡2
★ 棚橋泰文 57 8 岐阜2 ○ 2 ★ 工藤彰三 55 3 愛知4 2025年改選者
★ 原田義昭 75 8 福岡5 ○ 1 ★ 長坂康正 63 3 愛知9 ☆ 山東昭子 78 8 *比例 ○ 1
★ 岩屋毅 63 8 大分3 ○ 1 ★ 今枝宗一郎 36 3 愛知14 ★ 武見敬三 68 5 東京
★ 松本純 70 7 神奈川1 ○ 1 ★ 安藤裕 55 3 京都6 ☆ 有村治子 49 4 *比例 ○ 2
★ 松本剛明 61 7 兵庫11 ○ 1 ★ 山田賢司 54 3 兵庫7 ★ 滝沢求 61 2 青森
☆ 江渡聡徳 64 7 *東北 ○ 1 ★ 井上貴博 58 3 福岡1 ★ 高橋克法 62 2 栃木
★ 伊藤信太郎 67 6 宮城4 □ 船橋利実 59 2 北海道1 ★ 豊田俊郎 68 2 千葉
★ 井上信治 50 6 東京25 □ 高橋比奈子 62 3 岩手1 ★ 高野光二郎 45 2 徳・高
★ 御法川信英 56 5 秋田3 □ 中山展宏 51 3 神奈川9
★ 山際大志郎 51 5 神奈川18 □ 務台俊介 64 3 長野2
★ 丹羽秀樹 47 5 愛知6 □ 斎藤洋明 43 3 新潟3
★ 阿部俊子 61 5 岡山3 □ 大隈和英 51 2 大阪10
□ 永岡桂子 66 5 茨城7 ★ 高村正大 49 1 山口1
竹下 派 54人 (衆院 33、参院 21 )
★ 額賀福志郎 76 12 茨城2 ○ 5 ★ 津島淳 53 3 青森1 2022年改選者
★ 船田元 66 12 栃木1 ○ 1 ★ 鈴木憲和 38 3 山形2 ★ 関口昌一 67 4 埼玉
★ 茂木敏充 64 9 栃木5 ○ 8 ★ 井野俊郎 40 3 群馬2 ★ 二之湯智 75 3 京都
★ 三原朝彦 73 8 福岡9 ★ 笹川博義 54 3 群馬3 ★ 松村祥史 56 3 熊本
★ 小渕優子 46 7 群馬5 ○ 2 ★ 野中厚 43 3 埼玉12 ★ 野村哲郎 76 3 鹿児島
★ 新藤義孝 62 7 埼玉2 ○ 1 ★ 新谷正義 45 3 広島4 ★ 石井浩郎 56 2 秋田
★ 山口泰明 71 7 埼玉10 ☆ 鈴木貴子 34 3 *北海道 ★ 岩井茂樹 52 2 静岡
★ 渡辺博道 70 7 千葉6 ○ 1 ☆ 池田道孝 73 3 *中国 ★ 渡辺猛之 52 2 岐阜
★ 竹下亘 73 7 島根2 ○ 2 □ 中谷真一 43 3 山梨1 ★ 青木一彦 59 2 鳥・島
★ 秋葉賢也 58 6 宮城2 ○ 宮崎政久 55 3 沖縄2 ★ 福岡資麿 47 2 (1) 佐賀
★ 加藤勝信 64 6 岡山5 ○ 5 ★ 鈴木隼人 43 2 東京10 ☆ 宇都隆史 45 2 *比例
★ 西銘恒三郎 66 5 沖縄4 □ 古川康 62 2 佐賀2 ★ 元栄太一郎 44 1 千葉
★ 若宮健嗣 58 4 東京5 ☆ 佐藤明男 68 1 *北関東 ★ 小野田紀美 37 1 岡山
★ 渡嘉敷奈緒美 58 4 大阪7 ☆ 百武公親 58 1 *北関東
★ 大塚高司 55 4 大阪8 2025年改選者
★ 原田憲治 72 4 大阪9 ★ 尾辻秀久 79 6 鹿児島 ○ 2
★ 橋本岳 46 4 岡山4 ★ 石井準一 62 3 千葉
★ 平口洋 72 4 広島2 ★ 牧野京夫 61 3 静岡
★ 木原稔 51 4 熊本1 ☆ 佐藤正久 59 3 *比例
☆ 佐藤信秋 72 3 *比例
★ 上月良祐 57 2 茨城
★ 堂故茂 68 2 富山
★ 山下雄平 41 2 佐賀
☆ 三浦靖 47 1 (1) *比例

4694名無しさん:2020/09/15(火) 00:17:40
>>4693

二階 派 47人 (衆院 38、参院 9 )
★ 伊吹文明 82 12 京都1 ○ 4 ★ 武部新 50 3 北海道12 2022年改選者
★ 二階俊博 81 12 和歌山3 ○ 5 ★ 小林鷹之 45 3 千葉2 ★ 中曽根弘文 74 6 群馬 ○ 3
★ 河村建夫 77 10 山口3 ○ 3 ★ 小倉将信 39 3 東京23 ★ 鶴保庸介 53 4 和歌山 ○ 1
★ 林幹雄 73 9 千葉10 ○ 3 ★ 大岡敏孝 48 3 滋賀1 ☆ 片山さつき 61 2 (1) *比例 ○ 1
★ 平沢勝栄 74 8 東京17 ★ 宮内秀樹 57 3 福岡4 ☆ 進藤金日子 57 1 *比例
☆ 山本拓 68 8 *北信越 □ 勝俣孝明 44 3 静岡6
☆ 今村雅弘 73 8 *九州 ○ 1 □ 門博文 55 3 和歌山1 2025年改選者
★ 桜田義孝 70 7 千葉8 ○ 1 □ 佐藤ゆかり 59 3 (1) 大阪11 ☆ 衛藤晟一 72 3 (4) *比例 ○ 1
★ 江崎鉄磨 76 7 愛知10 ○ 2 ★ 小林茂樹 55 2 奈良1 ☆ 三木亨 53 2 *比例
☆ 福井照 66 7 *四国 ○ 1 ★ 鳩山二郎 41 2 福岡6 ★ 岩本剛人 55 1 北海道
★ 吉川貴盛 69 6 北海道2 ○ 1 □ 岡下昌平 45 2 大阪17 ★ 清水真人 45 1 群馬
★ 小泉龍司 67 6 埼玉11 □ 神谷昇 71 2 大阪18 ☆ 宮崎雅夫 56 1 *比例
★ 長島昭久 58 6 東京21 ★ 泉田裕彦 57 1 新潟5
★ 谷公一 68 6 兵庫5 ★ 小寺裕雄 59 1 滋賀4
★ 山口壮 65 6 兵庫12 ☆ 中曽根康隆 38 1 *北関東
★ 武田良太 52 6 福岡11 ○ 1 □ 繁本護 47 1 京都2
★ 鷲尾英一郎 43 5 新潟2 ○ 出畑実 69 1 *南関東
★ 伊東良孝 71 4 北海道7
★ 金田勝年 70 4 (2) 秋田2 ○ 1
★ 松本洋平 47 4 東京19
★ 伊藤忠彦 56 4 愛知8
岸田 派 47人 (衆院 34、参院 13 )
★ 岸田文雄 63 9 広島1 ○ 7 ★ 村井英樹 40 3 埼玉1 2022年改選者
★ 根本匠 69 8 福島2 ○ 2 ★ 辻清人 40 3 東京2 ☆ 藤井基之 73 3 *比例
★ 宮腰光寛 69 8 富山2 ○ 1 ★ 堀内詔子 54 3 山梨2 ☆ 水落敏栄 77 3 *比例
★ 竹本直一 79 8 大阪15 ○ 1 ★ 小林史明 37 3 広島7 ★ 宮沢洋一 70 2 (3) 広島 ○ 2
★ 山本幸三 72 8 福岡10 ○ 1 ★ 古賀篤 48 3 福岡3 ★ 磯崎仁彦 62 2 香川
★ 小野寺五典 60 7 宮城6 ○ 3 ★ 藤丸敏 60 3 福岡7 ★ 金子原二郎 76 2 (5) 長崎
★ 平井卓也 62 7 香川1 ○ 1 ★ 武井俊輔 45 3 宮崎1 ★ 小鑓隆史 53 1 滋賀
★ 北村誠吾 73 7 長崎4 ○ 1 ☆ 渡辺孝一 62 3 *北海道 ☆ 足立敏之 66 1 *比例
★ 金子恭之 59 7 熊本4 □ 小島敏文 69 3 広島6 ☆ 藤木真也 53 1 *比例
★ 上川陽子 67 6 静岡1 ○ 6 □ 岩田和親 46 3 佐賀1
★ 三ツ矢憲生 69 6 三重4 □ 国場幸之助 47 3 沖縄1 2025年改選者
★ 葉梨康弘 60 5 茨城3 ★ 大西宏幸 53 2 大阪1 ★ 林芳正 59 5 山口 ○ 6
★ 左藤章 69 5 大阪2 ○ 吉川赳 38 2 静岡5 ★ 松山政司 61 4 福岡 ○ 2
★ 寺田稔 62 5 広島5 ★ 国光文乃 41 1 茨城6 ★ 森屋宏 63 2 山梨
★ 木原誠二 50 4 東京20 ★ 西田昭二 51 1 石川3 ★ 古賀友一郎 52 2 長崎
★ 盛山正仁 66 4 兵庫1 ★ 金子俊平 42 1 岐阜4 ★ 馬場成志 55 2 熊本
○ 畦元将吾 62 1 *中国
◎ 深沢陽一 44 1 静岡4

4695名無しさん:2020/09/15(火) 00:18:18
>>4694

石破 派 19人 (衆院 17、参院 2 )
★ 石破茂 63 11 鳥取1 ○ 8 ★ 冨樫博之 65 3 秋田1 2022年改選者
□ 山本有二 68 10 高知2 ○ 2 ★ 田所嘉徳 66 3 茨城1 ☆ 中西哲 68 1 *比例
★ 鴨下一郎 71 9 東京13 ○ 2 ★ 神山佐市 66 3 埼玉7
★ 伊藤達也 59 8 東京22 ○ 2 ★ 門山宏哲 55 3 千葉1 2025年改選者
★ 田村憲久 55 8 三重1 ○ 1 ★ 山下貴司 54 3 岡山2 ○ 1 ★ 舞立昇治 45 2 鳥・島
★ 後藤田正純 51 7 徳島1 ☆ 福山守 67 3 *四国
★ 古川禎久 55 6 宮崎3 □ 八木哲也 73 3 愛知11
★ 平将明 53 5 東京4
★ 赤沢亮正 59 5 鳥取2
★ 斎藤健 61 4 千葉7 ○ 2
石原 派 11人 (衆院 11、参院 0 )
★ 野田毅 78 16 熊本2 ○ 3 ★ 田野瀬太道 46 3 奈良3
★ 石原伸晃 63 10 東京8 ○ 7 ★ 鬼木誠 47 3 福岡2
★ 坂本哲志 69 6 熊本3 ★ 金子万寿夫 73 3 鹿児島2
★ 森山裕 75 6 (1) 鹿児島4 ○ 1 ☆ 宮路拓馬 40 2 *九州
★ 石原宏高 56 4 東京3
★ 上野賢一郎 55 4 滋賀2
□ 冨岡勉 72 4 長崎1
谷垣 グループ 15人 (衆院 14、参院 1 )
□ 川崎二郎 72 12 三重2 ○ 3 ★ 黄川田仁志 49 3 埼玉3 2022年改選者
★ 逢沢一郎 66 11 岡山1 ★ 秋本真利 45 3 千葉9 ★ 松下新平 54 3 宮崎
★ 中谷元 62 10 高知1 ○ 3 ★ 田中英之 50 3 京都4
★ 山本公一 72 9 愛媛4 ○ 1 ★ 大串正樹 54 3 兵庫6
★ 遠藤利明 70 8 山形1 ○ 2 □ 星野剛士 57 3 神奈川12
★ 小里泰弘 61 5 鹿児島3 ★ 加藤鮎子 41 2 山形3
□ 牧原秀樹 49 4 埼玉5 ★ 本田太郎 46 1 京都5
菅 グループ 9人 (衆院 6、参院 3 )
★ 菅義偉 71 8 神奈川2 ○ 10 ★ 石川昭政 47 3 茨城5 2022年改選者
★ 菅原一秀 58 6 東京9 ○ 1 □ 三谷英弘 44 2 神奈川8 ★ 朝日健太郎 44 1 東京
★ 城内実 55 5 静岡7 □ 木村弥生 55 2 京都3 ☆ 自見英子 44 1 *比例
☆ 小川克巳 69 1 *比例
無派閥 41人 (衆院 27、参院 14 )
★ 大島理森 73 12 青森2 ○ 3 ★ 田中良生 56 4 埼玉15 2022年改選者
★ 村上誠一郎 68 11 愛媛2 ○ 2 ★ 坂井学 54 4 神奈川5 ★ 岡田広 73 4 茨城
★ 古屋圭司 67 10 岐阜5 ○ 1 ★ 小泉進次郎 39 4 神奈川11 ○ 1 ★ 三原じゅん子 55 2 神奈川
★ 浜田靖一 64 9 千葉12 ○ 1 ★ 橘慶一郎 59 4 富山3 ☆ 阿達雅志 60 2 *比例
★ 野田聖子 59 9 岐阜1 ○ 6 □ 山本朋広 45 4 神奈川4 ☆ 徳茂雅之 58 1 *比例
★ 渡海紀三朗 72 9 兵庫10 ○ 1 ★ 熊田裕通 56 3 愛知1 ☆ 青山繁晴 68 1 *比例
★ 小此木八郎 55 8 神奈川3 ○ 2 ★ 武村展英 48 3 滋賀3 ☆ 園田修光 63 1 (1) *比例
★ 高市早苗 59 8 奈良2 ○ 5 ★ 藤井比早之 48 3 兵庫4
★ 塩崎恭久 69 8 (1) 愛媛1 ○ 5 ★ 大野敬太郎 51 3 香川3 2025年改選者
★ 梶山弘志 64 7 茨城4 ○ 3 □ 石崎徹 36 3 新潟1 ☆ 山田俊男 73 3 *比例
★ 土屋品子 68 7 埼玉13 ★ 穂坂泰 46 1 埼玉4 ★ 島村大 60 2 神奈川
★ 石田真敏 68 7 和歌山2 ○ 1 ☆ 神田裕 62 1 *北関東 ★ 三宅伸吾 58 2 香川
★ 後藤茂之 64 6 長野4 □ 木村哲也 51 1 千葉4 ☆ 柘植芳文 74 2 *比例
★ 江藤拓 60 6 宮崎2 ○ 1 ☆ 山田太郎 53 2 *比例
☆ 和田政宗 45 2 *比例
★ 加田裕之 50 1 兵庫
☆ 本田顕子 48 1 *比例

4696名無しさん:2020/09/15(火) 02:15:01
https://news.yahoo.co.jp/articles/1ad2a167a6e655c6eb88c017b9b15bacdd6d0f68
山本元環境相が棄権
9/14(月) 17:26配信

 14日に投開票された自民党総裁選で、選挙管理委員会の野田毅委員長は、投票総数が534票だったことについて、1人が入院加療中のため棄権となったと説明した。棄権は山本公一元環境相。

4697名無しさん:2020/09/15(火) 02:16:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/9fb238402cc2cd96ae1da2367ca030b2a7c18cfb
幹事長代行に野田聖子氏 菅新総裁が起用意向固める
9/14(月) 23:05配信

 自民党の新総裁に選ばれた菅義偉官房長官は、党役員人事で野田聖子元総務相(無派閥)を幹事長代行に起用する意向を固めた。

4698とはずがたり:2020/09/15(火) 02:19:17
なるべく引っ張ってどうしようもなかったら来年の総裁選で首すげ替え出来る方がいいので任期満了かな

酷い面子が揃いそうだ。。

https://www.news24.jp/articles/2020/09/14/04721877.html

二階幹事長
野田幹事長代行
下村政調会長
佐藤総務会長
森山国対委員長
山口選対委員長

4699名無しさん:2020/09/15(火) 02:20:53
https://news.yahoo.co.jp/articles/1046d5c0e11b7a6d46d5ceb447072916488fe905
麻生副総理兼財務相、再任へ調整 総裁選で菅氏を支持
9/14(月) 23:45配信

 自民党総裁選で新総裁に選出された菅義偉官房長官は14日、麻生太郎副総理兼財務相を再任させる方向で調整に入った。「安倍政権の継承」を掲げて総裁選を制した菅氏としては、「骨格」としてともに安倍政権を支えてきた麻生氏を引き続き重要閣僚に置くことで、政権の安定化を図りたい考えだ。

 麻生氏は当選13回で、党幹事長や外相なども歴任してきた重鎮。今回の総裁選では麻生派(54人)を率いて菅氏を支持し、総裁選での勝利に貢献した。

 安倍政権下では、森友学園問題をめぐる公文書改ざんや前事務次官のセクハラ問題といった不祥事が続発。野党から不信任も突きつけられた。

朝日新聞社

4700名無しさん:2020/09/15(火) 02:23:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/8c9e1dcac8921eada0e34442fad66cf2e8fe1ee9
謎の無派閥議員集団「菅義偉グループ」を解析する
9/14(月) 6:01配信

 菅義偉内閣がまもなく発足する。党内の主要派閥に推され、総裁選では圧倒的な数の力を見せつけたが、改めて注目されたのが衆参の無派閥議員からなる「菅グループ」の存在だ。約30人と報じられ、石破派(19人)や石原派(11人)以上の勢力とされている。しかし、顔ぶれについてはほとんど知られていないのが実情だ。「菅グループ」にはどんな人物がいるのか。詳細に検討してみると、意外なことが判明した。

■ 衆院15人、参院11人でカウント

 一般的に「菅グループ」とされるものには、派閥横断の勉強会である「韋駄天の会」もあるが、真っ先に言及されるのが衆院当選4回以下の無派閥議員からなる「ガネーシャの会」である。このほか、参院にもグループがあり、各派閥にも隠れ“菅派”がまるでスパイのように紛れ込んでいる。グループは非常に緩やかなつながりとされており、菅氏が全員を個別にコントロールしているようだ。

 さて本稿では、グループの面々が菅氏に面会して出馬を要請した際の記念写真、一部推薦人名簿を基準に衆院15人、参院11人の計26人を「菅グループ」と認定する。

 衆院は、大串正樹氏のフェイスブックにアップされた写真を基準にする。菅氏に総裁選への出馬を要請した当選4回以下の「無世襲・無派閥」の14人の顔が確認できる。対外的に名簿が発表されているわけではないので、動かぬ証拠として写真を根拠にしたい。

 敬称略で名前をあげると、後列左から、三谷英弘、熊田裕通、穂坂泰、木村哲也、藤井比早之、秋本真利、田中英之、黄川田仁志、武村展英。前列左から、大串正樹、星野剛士、田中良生、菅義偉、坂井学、山本朋広の各氏だ。

 写真には入っていないが、菅氏の推薦人である牧原秀樹経済産業副大臣を加え、衆院は15人とする。

 参院に関しても、総裁選への出馬を要請した11人と菅氏の記念写真を根拠にする。島村大氏のツイッターなどから確認することができる。

 こちらも敬称略で名前をあげると、後列左から、小川克巳、徳茂雅之、朝日健太郎。前列左から、三宅伸吾、和田政宗、三原じゅん子、松下新平、菅義偉、島村大、園田修光、阿達雅志、柘植芳文の各氏だ。

 以上11人を参院の「菅グループ」とする。

4701名無しさん:2020/09/15(火) 02:23:30
>>4700

■ 地方議員出身者3割 東大法卒が最多

 26人がどういう「属性」の人物であるか、一覧にまとめたのが下に示した表だ。細かくて見えにくい場合は、表下の「拡大画像表示」ボタンで大きな画像を参照してもらいたい。

 では、表の内容に準じて、いくつかのポイントに絞ってみていく。

 やはりというべきか、衆院6人、参院2人の計8人が市議、県議出身であり、グループ全体の3割を占める。国会議員秘書経験者も6人いる。

 意外なのは学歴である。菅氏は法政大出身の初の首相となるわけだが、グループ内での同大出身者は4人にとどまる。最も多いのは東大法の6人だった。令和2年8月版の国会議員要覧(国政情報センター)によると、衆参710人の国会議員のうち、東大出身者は130人に上り、全国会議員の2割弱を占めている。

 菅氏は自らの選挙区がある横浜市内はもちろん、神奈川県内全域に絶大な影響力を持つ。河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相という自民党の2枚看板も同県選出議員である。菅グループの「神奈川率」は衆院4人、参院2人の計6人。決して大所帯ではないが、足元をきっちり固めていることがわかる。

 松下政経塾出身者が4人いる点も興味深い。政経塾が神奈川県茅ケ崎市内に拠点を置いているという要素もあるかもしれない。

 知名度でいうと、元女優の三原じゅん子氏の名前が光る。三原氏は2012年の総裁選で石破茂氏を支持していたとされるが、15年に神奈川選挙区へ転出したこともあり、菅氏側近へと華麗に転身した格好だ。元ビーチバレーボール五輪日本代表の朝日健太郎氏は199センチ。今回の総裁選では、小柄な菅氏との高低差が話題になることはなかった。

■ 独自の情報網 脱原発派もタカ派も

 菅氏のネットワークの広さ、豊富な情報網は他の追随を許さないレベルにあるが、注目すべき人物が菅グループにいる。

 住友商事出身でニューヨーク州弁護士の資格も持つ阿達雅志氏である。トランプ米大統領の側近と個人的な関係を構築しているという。前回2016年の大統領選でトランプ氏陣営の参謀役だったスティーブン・バノン氏ともパイプがあったとされる。菅氏は前回の大統領選で、トランプ氏が勝利するとの見通しをかなり早い段階から示していた。阿達氏のニューヨーク人脈が活きたようだ。

 情報網という意味では、旧みんなの党で当選した三谷英弘氏、和田政宗氏を“引き取っている”点も見逃せない。他党から来た議員の情報は貴重である。二階俊博幹事長も10年間の非自民党時代に人脈、ルートを拡大した。菅氏も他党出身者を重宝しているはずである。

 菅グループには谷垣禎一元幹事長のグループ「有隣会」に出入りする議員が5人以上いる。谷垣グループは今回、自主投票だったが、谷垣氏は一定の影響力を保持する。谷垣グループと菅グループが連携している形跡もある。

 全国郵便局長会(通称「全特」)を代表して国会に送り込んでいる徳茂雅之氏、柘植芳文氏がいずれも菅グループであるのは興味深い。徳茂氏は2016年に52万票余でトップ当選、柘植氏も2019年に60万票余を獲得し、特定枠の上位2人を除いて首位である。抜群の集票力を誇る両氏を傘下に収める剛腕ぶりが伝わってくる。

 イデオロギーに固執しない菅氏らしく、政策面や思想面で距離のある議員がグループ内で共存している。法政大出身の秋本真利氏は「脱原発」を堂々と掲げていた一方、和田氏は歴史認識分野などで保守の立場を鮮明にする。自民党はもともと政策の左右の幅が広いが、菅グループもウイングが広い。

4702名無しさん:2020/09/15(火) 02:23:58
>>4701

■ 苦労している議員を応援、無派閥議員の4割が「菅印」

 俗にいう「たたき上げ」の菅氏は、苦労している人に手を差し伸べている。声をかけられた側が感激するのは言うまでもない。

 永田町では当選同期(初当選した選挙が同じ)の関係が最初に深まる傾向にある。学校生活における同級生のような感覚だ。ただし、途中で落選してしまうと、当選回数が異なり、その後のポストで差が出る。疎遠になることも珍しくない。

 そんな中、菅氏は当選同期との関係を維持することに腐心してきた。

 例えば、園田修光氏は参院当選1回ながら、菅氏と当選同期である。園田氏は96年に衆院で初当選したが、その後衆院選に3回連続落選。参院選でも落選を経験した。16年ぶりに国政復帰したのは2016年の参院選だった。菅氏は折に触れて園田氏を激励、応援してきた。

 衆院には比例復活組が5人いる。選挙区で苦労している議員を可愛がることは、「面倒見の良さ」というリーダーの必須条件を満たすことにつながる。ちなみに、木村哲也氏は野田佳彦前首相、三谷氏は日本維新の会代表を務めた江田憲司氏、牧原氏は立憲民主党の枝野幸男代表と戦っている。いずれも野党を代表する政治家であり、追い風が吹いても簡単には勝てない。裏を返せば、これらの選挙区で彼らが勝利すれば、菅氏の神通力を見せつけることになる。

 「マイナーな議員」が勢ぞろいした観があるのは、菅グループの特徴だ。名前の知られている議員は正直、三原氏ぐらいだろう。

 それでも、総裁選においては、有力議員だろうが、マイナー議員だろうが、同じ1票であることに変わりはない。国会議員要覧によると、自民党の無派閥議員は65人。4割が少なくとも菅グループなのである。適齢期にもかかわらず、副大臣や政務官のポストに就けていない議員も少なくない。彼ら彼女が、菅内閣で念願のポストを手に入れる可能性は十分ある。地味な面々が政治の表舞台に出てくるかもしれない。(文中一部敬称略)

紀尾井 啓孟

4703名無しさん:2020/09/15(火) 02:26:20
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ec856120faf4ae353fe8218cd801ff453d88dae
「2位争い」制した岸田氏 地方での「大敗」と国会議員票「善戦」で次につながる?
9/14(月) 18:27配信

 安倍晋三首相(自民党総裁)の後任を選ぶ自民党総裁選が2020年9月14日に投開票され、菅義偉官房長官が石破茂元幹事長、岸田文雄政調会長を破って新総裁に選ばれた。9月16日に召集される臨時国会で首相に指名される見通し。

 菅氏が全体の7割以上を得票し、注目されていた2位争いは岸田氏が制した。ただ、各都道府県連からの地方票では、岸田氏の得票率は約7%と惨敗。岸田派の議員が比較的多い静岡県や福岡県で1票も取れない惨状だった。一方の国会議員票では、岸田氏は岸田派の人数を大幅に上回る票数を得票。結果として石破氏に大差をつけた。

■岸田派名誉会長・古賀誠氏のお膝元で「0票」

 今回の総裁選は党員・党友による投票は行われず、国会議員票394票と、各都道府県連に3票ずつ割り当てられた141票の、計535票で争われた。有効投票数は534票で、菅氏377票、岸田氏89票、石破氏68票だった。

 地方票からの投票では、47ある都道府県連のうち44都道府県が予備選を導入。そのうち36府県が、得票割合で3票を割り振るドント方式を採用した。一方、東京、神奈川など8都道県が、最も得票が多かった候補に3票を投じる「総取り」方式を採用した。結果は、菅氏89票、石破氏42票、岸田氏10票。菅氏が63.1%を得票して過半数を押さえ、石破氏は29.8%を得票。得票率7.1%の岸田氏の惨敗が際立つ。岸田氏が3票取れたのは地元の広島だけで、山梨では2票を獲得。それ以外には山形、福島、香川、長崎、熊本で1票ずつ取れただけだ。

 とりわけ痛手だったのが岸田派の議員が多い静岡や福岡で1票も取れなかったことだ。静岡県内に10人いる自民党国会議員のうち、3人が岸田派だが、3票の内訳は石破氏1票、菅氏2票だった。福岡県では14人中4人が岸田派だが、同様に石破氏に1票、菅氏に2票が投じられた。福岡では、岸田派名誉会長として強い影響力を持つ古賀誠元幹事長と、麻生派会長の麻生太郎副総理兼財務相が激しい勢力争いを展開してきたことでも知られる。自民党に7つある派閥のうち、麻生派を含む5派閥が菅氏の支持を表明。この「岸田氏0票」という結果は、古賀氏の影響力低下を浮き彫りにしたとも言える。

4704名無しさん:2020/09/15(火) 02:26:38
>>4703

1年後の「フルスペック」総裁選に向けた布石?
 だが、国会議員票393票では様子が一変。菅氏は全体の7割以上の288票を得票したのに続いて、岸田氏は2割強にあたる79票を獲得。石破氏はわずか26票、割合にして6.6%しか獲得できなかった。

 菅氏を支持した5派閥には国会議員265人が所属しており、岸田派は47人、石破派は19人。それ以外に無派閥が64人いる。石破氏には派閥以外から7票しか得票できていないのに対して、岸田が派閥以外から得票したのは32票。国会議員からの石破氏への風当たりの強さが際立つ形になっている。

 菅氏の総裁としての任期は、安倍晋三氏の残り任期にあたる21年9月末まで。その後の総裁を選ぶ総裁選は、今回は省略された党員・党友投票を含めた「フルスペック」で行われる。この「フルスペック」総裁選に向けて、今回の総裁選の順位が岸田氏に有利に働く可能性もある。

(J-CASTニュース編集部 工藤博司)

4705名無しさん:2020/09/15(火) 02:27:38
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a5cd7ae937f290ad09ab2e69816ac57d788194d
「ポスト菅」は誰?菅義偉新総裁 今後の焦点は
9/14(月) 20:12配信

安倍総理大臣の後任を決める自民党総裁選挙の投開票が14日行われ、菅官房長官が新しい総裁に決まりました。総裁が決まり、既に焦点は人事の話になっています。 菅さんは党の総裁として、党の役員人事と、総理大臣として閣僚の人事、両方決めないといけません。菅さんがどのような人事をするのか、ポイントは“派閥”です。

2位は岸田政調会長

今回の総裁選は、国会議員票393票と地方票141票、合わせて534票で争われました。
(※国会議員票は394票のはずが、1票が無効票だったため)

菅さんは議員票288票、地方票89票、計377票
岸田さんは議員票79票、地方票10票、計89票
石破さんは議員票26票、地方票42票、計68票
菅さんは国会議員票も地方票も圧倒的勝利となりました。

焦点の2位は、岸田さんとなりました。岸田さんは派閥の人数は石破さんより多いため、それでも石破さんに負けるとこの先の影響力が弱まる可能性がありました。岸田さんにとっては、一安心というところです。

菅さんは、喜びを次のように語っています。

「新型コロナウイルスが拡大をするというまさに国難にあって、政治の空白は許されません。この危機を乗り越えて国民の皆さん1人1人が安心をして、安定をした生活をすることができるように。そのためには、安倍総理が進めてきた取り組みを継承し、進めていかなければなりません」

「ポスト菅」官房長官の人事は?

総裁が決まり、既に焦点は人事の話になっています。

菅さんは党の総裁として、党の役員人事と、総理大臣として閣僚の人事、両方決めないといけません。菅さんがどのような人事をするのか、ポイントは“派閥”です。
菅さんは無派閥で「脱派閥」を掲げていますが、今回の総裁選は二階派をはじめ、主要な派閥の後押しを受けて国会議員票でも圧勝しました。 そのため、派閥を意識した、いわゆる「派閥均衡型」人事、つまり派閥の意向をくんでポストを選ぶ形にするのか。 または、議員票で7割以上、地方票で6割以上をとり安定基盤ですので、派閥を気にせず自分の意向を適材適所で選ぶのか。

閣僚人事ですが、特に官房長官は誰になるか。こちらの3人が注目されています。

・萩生田光一 文部科学大臣
・加藤勝信 厚生労働大臣
・梶山弘志 経済産業大臣

萩生田さんは細田派、加藤さんは竹下派です。菅さんは「安倍政権の継承」ということで、2人はいずれも官房副長官を経験していて、妥当だという声があります。
さらに自民党関係者は、加藤さんだと派閥内でのポスト争いもありそうなので「一番、収まりがいいのは萩生田さん」との声もあります。

菅さんは、梶山さんの父親で亡くなった梶山静六元官房長官を「政治の師」と仰いでいます。息子の梶山さんとも近い関係で、政府関係者は「菅さんが誰よりも信頼している人物が梶山さん」と言っています。 14日、菅さんは官房長官としての最後の会見でも、梶山静六さんの言葉を引用していました。

菅さんは「脱派閥」を掲げていますが、派閥の意向を無視すると波風が立つため、どこまで推薦を受け入れるか、ということがポイントになります。あまり派閥を重視すると「脱派閥」と言っていたにもかかわらず、時代が逆戻りしたのでは…というイメージになる恐れもあります。

菅さんは次の官房長官について「総合的な仕事ができる人がいい」と答えています。自身が長く官房長官していてどのような資質が必要か分かっているだけに、誰を選ぶのかが注目されます。

4706名無しさん:2020/09/15(火) 02:28:20
>>4705

解散総選挙、どうなる?

解散総選挙を早期に行うかどうかも関心事です。

菅さんは12日、「解散権は新総理が持っていますから、新総理の判断だと思います」と話しました。国民が今望んでいるのはコロナ対策と経済再生だとしていますが、総理になってどう判断するのか。

そのような中、麻生副総理は13日に気になる発言をしました。
「1年以内に衆議院の選挙が確実に行われます。下手したらすぐかもしれない。国民の審判を問われていない内閣じゃないかとか、いろいろたたかれるのは目に見えているんだから、“だったら”という感じがしないでもない」

麻生さんは、「選挙はタイミングが大事で、新しい内閣が国民の審判を受けていないと批判されるのであれば、早めに解散総選挙をすることもありえる」としているのです。

では、国民はどう思っているのでしょうか。
NNNと読売新聞が9月4日〜6日に行った世論調査では、解散総選挙は「今年中に行うのがいい」が16%、「2021年前半がいい」が20%、「任期満了まで行う必要はない」が55%でした。
国民の多くは、すぐにやる必要はないと思っている人が多いということです。

増税はどうなる?

そして、消費税の増税はあるかどうか。
菅さんは「安倍総理がかつて、今後10年くらいあげる必要はないと発言していて、私も同じ考え」と話したのですが、「将来までは否定しない」としています。

安倍政権では2014年に5→8%、2019年に8%→10%に2回増税してきましたが、これをどう判断するのかも注目です。

今後の日程は?

今後の日程を整理します。14日、菅新総裁が誕生しました。
幹事長や政調会長など党の役員人事は15日決まると見られています。 16日には臨時国会を召集し、総理大臣の指名選挙が行われ、ここで菅新総理が誕生。この日に組閣し、新内閣が発足する予定です。

さらにその先、11月にはアメリカ大統領選や、2021年には東京オリンピック・パラリンピック、9月には総裁の任期を迎えます。

(2020年9月14日 16時ごろ放送 news every.「ナゼナニっ?」より)

4707名無しさん:2020/09/15(火) 02:36:18
https://news.yahoo.co.jp/articles/8acb15b728dfe81688460522ffda2456ca80da22
【速報】政調会長は下村元文科相、3役の人事固まる
9/14(月) 23:09配信

 自民党の菅新総裁は15日に行う党役員人事で、二階幹事長を再任させるほか、下村元文部科学大臣を政調会長に充てるなど、党3役の人事を固めました。

 自民党幹部によりますと、菅新総裁は総裁選でいち早く菅氏の支持を表明した二階幹事長を再任させるほか、総務会長に麻生派の佐藤勉元総務大臣、政調会長に細田派の下村元文科大臣を充てる方針を固めました。

 このほか、選挙対策委員長に竹下派の山口泰明衆院議員を、菅新総裁の信頼も厚く国会対策の要である森山国対委員長も再任させる方針も固めています。

 「今、二階幹事長が都内のお店に入ります」(記者)

 こうした中、14日夜、再任が固まった二階幹事長と森山国対委員長らが、東京都内の日本料理店で会合を開きました。会合には、入閣が取りざたされている二階派の平沢勝栄衆院議員らも出席していて、16日に行われる組閣人事についても情報交換されたものとみられます。(14日22:51)

4708名無しさん:2020/09/15(火) 02:41:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca5c44618e913d34beae99a73d45b1610394fb7f
安倍首相はなぜ「岸田」をあきらめ「菅」にしたのか
9/14(月) 7:01配信

 週明けの自民党総裁選で、菅義偉官房長官が「ポスト安倍」の座を射止める公算が大きくなっている。コロナ前から安倍首相が描いてきた「岸田後継」の青写真は、いかにして頓挫したのか。公明党も絡み水面下で展開されてきた暗闘を、全て明らかにしよう。

「岸田潰し」の策を弄した菅

 自民党総裁3期目に入ってから、首相の安倍晋三は、「2020年夏に東京五輪を終えた後、秋にも途中辞任し、党員投票を省略した形の総裁選に持ち込み、気心の知れた政調会長の岸田文雄を後継にする」との構想を有力な選択肢としてきた。

 一方、官房長官の菅義偉は、盟友関係にある安倍と副総理・麻生太郎の主導で岸田政権が誕生すれば、政権中枢に自分の居場所はなくなると考え、これを阻止したいと考えてきた。

 そのため、菅はこの数年、岸田政権阻止のために様々な策を弄してきた。昨年の参院選で、岸田の地元の広島選挙区に自らの側近である河井克行の妻・杏里を強引に立候補させ、岸田派長老の溝手顕正を追い落としたのは「岸田潰し」の典型だった。

 岸田が新型コロナ感染拡大に伴う経済対策などで力量不足を露呈し、風前の灯火となった「岸田政権」の構想だが、安倍が解散して勝利すれば岸田も復活する可能性があった。それゆえ、菅は安倍の手による解散を阻止したいと考えていたのだ。

 7月8日、東京・信濃町の創価学会本部別館で開かれた、全国の学会幹部が集う「最高協議会」。ここで、学会の選挙対策を担う副会長・佐藤浩は、安倍が衆院解散に踏み切る時期について「来年10月の総裁任期満了近くになる可能性が最も高い」との見立てを披露したが、これには菅の考えが反映されていたとみられる。

 創価学会が、準備が整っていない今年初秋の解散に反対だったのは確かな事実だ。だが、一連の経緯を振り返れば、菅はそうした学会の意向を意図的に拡大解釈し、自ら年内の解散を否定する発言を繰り返すとともに、佐藤を通じて公明党にもそれを後押しする発言を頼み、公明党も菅の意向に沿った発信を行った――という構図が透けて見える。

 同時に、これを裏から見ると、本来は学会としては避けたい都議選から3か月後の衆院選をあえて容認することによって、菅が次期政権でも中枢に座ることが可能になるのであれば、その方が学会にとって有益だ――と判断していたことを意味していた。

4709名無しさん:2020/09/15(火) 02:42:09
>>4708

「河野を担げば簡単に勝てる」
 菅の意向を汲んだと思われる公明党幹部の発言は、これだけではない。例えば、8月5日付の読売新聞に掲載された幹事長の斉藤鉄夫のインタビューだ。

 この中で斉藤は「ポスト安倍」について、「誰が望ましいと言うつもりはないが、党員を含めた総裁選を経て、透明感を持って選ばれた自民党総裁と連立政権を組んでいくのが、友党としての望みだ」「(国会議員だけでの選出は)決して自民党にとっても連立政権にとってもよいことではない」と述べている。

 公明党幹部が他党の党首選びの方法に注文を付けるのは異例で、永田町ウオッチャーの間で話題を呼んだ。この発言も菅の意向に沿った発言と考えれば合点がいく。

 菅は、以前から親しい永田町関係者に対し、自らの立候補を否定するとともに「岸田さんには発信力が全くない。私が河野太郎を担げば簡単に勝てる」と漏らしてきた。

 結果的には、安倍の途中辞任に伴い、菅自身が総裁選に立候補することになったが、菅は河野を担いで総裁選を戦うことも有力な選択肢としてきたのだ。同時に、岸田になるくらいなら石破を担ぐことも検討する考えも周辺に漏らしてきた。

 派閥の論理が幅を利かせる国会議員票では岸田が有利でも、フルスペックの総裁選によって党員投票を実施すれば、岸田よりも国民の支持がはるかに高い石破や河野が有利だと考えていたのだ。つまり、この斉藤の発言も菅の意向に沿って行われたと考えれば辻褄が合う。

安倍が「菅後継」を決心するまで
 一方、安倍と麻生は6月の一連の会談で、岸田への禅譲が難しくなっているとの認識で一致していた。各種世論調査で岸田への期待は一向に高まらず、自民党内でも支持が広がっていなかったからだ。

 そもそも「岸田政権」は、安倍の出身派閥である最大派閥の細田派と第2派閥の麻生派、それに第4派閥の岸田派が組めば、それだけで党内の約半数を抑えることになり、勝利はほぼ確実――という計算の上に成り立っていた。

 ところが、岸田が政調会長として新型コロナ対策で脚光を浴びるはずが逆に深い傷を負い、各種の世論調査の「次の首相にふさわしい人物」でも石破に何倍もの差を付けられた。そのため、安倍の足元の細田派内でさえ、安倍や会長の細田博之が「岸田支援」を口にしても、聞こえてくるのは異論や反発の声ばかり。幹事長代行の稲田朋美に至っては、安倍に正面から反論する有様だった。

 このままでは安倍や麻生が「岸田支持」を打ち出しても、両派内から他候補に流れる議員が相次ぐ恐れがある。そうなれば、安倍も麻生もあっという間に「過去の人」になりかねない。そもそも岸田の擁立構想は、安倍と麻生が共に嫌う石破の総裁就任を阻止するためのものだったのに、安倍批判を繰り返す石破に負ければ元も子もない。

 迷走する新型コロナ対策によって低下した内閣支持率は回復せず、解散して局面を打開する見通しも立たず、八方塞がりとなった安倍。その中で安倍は「石破総裁」を阻止するためには、菅を後継にすることが最も現実的だと考え始めた。

 安倍は昨秋の段階から「本人が本当にやる気になれば菅ちゃんでもいいんだ」と周辺に漏らしてきた。「(夫人の)昭恵がしきりに『次の総理は菅さんがいい』と言うんだよ」という安倍の言葉を耳にした永田町関係者も、複数存在する。

 さらには、安倍と麻生の一連の会談でも「石破総裁」を阻止するための候補として菅の名前が出たという。ただその時点ではまだ、第二次安倍政権発足後、様々な局面で菅と対立してきた麻生は「菅後継」に難色を示していた。

 それでも安倍は7月に入り、菅に対し「本当にやる気なら応援する」と伝えた。これに対し、昨春「令和おじさん」として国民的人気を得て以来、自らの立候補も視野に入れてきた菅も、極めて前向きな考えを示していたのだ。

 安倍は、菅が「岸田後継」に反対し、自らの解散権を縛るような言動をしてきたことに強い不快感も抱いていたのだが、首相の座に就いたら安倍政権の実績をことごとく否定しかねない石破の首相就任を何としても阻止するため、次善の策として、しばらく前から「菅後継」への道筋を敷いていたのだ。

4710名無しさん:2020/09/15(火) 02:44:43
>>4709

公明党・創価学会の苦しい現状
 一方の公明党と創価学会はなぜ、そこまで気を使って菅が政権中枢から外れないよう配慮するのか。そこには、日本最大の新興宗教団体が置かれた苦しい現状がある。

 公明党は、結党後初めて臨んだ1965年の参院選全国区でいきなり509万票を獲得し、その後、90年代まで参院選の全国区(83年以降は比例区)で6〜700万票台の票を得てきた。

 それが自民党と連立を組んだ後の2000年代に入ると得票数を大幅に伸ばし、2004年の参院選では862万票、2005年の「小泉郵政解散」の衆院選では比例の得票総数(11ブロックの合計)を898万票まで伸ばした。選挙区で自民党候補を支援する見返りに、自民党の後援会などから比例の公明票を出してもらう選挙協力の成果だった。

 ところがその後、公明党の得票数は減少していく。2010年代に入ると衆参共に700万票台となり、前回2017年衆院選では、今の選挙制度の下で公明党として選挙を戦い始めた2000年衆院選以降、初めて700万票の大台を割って697万票まで減らした。昨年の参院選はさらに653万票まで減少させている。

 その最大の原因は、1950年代から60年代にかけて創価学会の急成長を担った熱心な学会員の高齢化だ。

 創価学会の会員数は公称827万世帯で、この数字は2007年から変更されていない。ただ、かつては世間が眉を顰めるほどの激しい選挙運動によって、一人で何票もの学会員以外の票を獲得してきた熱心な信者も70代から80代となり、動きが極端に鈍くなっている。その一方で「学会員二世」が多い若い学会員たちは選挙になってもあまり動かず、学会の集票力はかなり低下しているのだ。

 もう一つの原因は、自公連立政権下、とりわけ安倍政権の下で、安全保障関連法など公明党の従来の主張と矛盾する「タカ派」的な政策に次々と賛成してきたため、「平和と福祉の党」という看板が色あせ、古くからの学会員が公明党離れを起こしていることだ。

 これは公明党が内々に行った選挙の分析結果でも指摘されている。そのため創価学会内では、自民党との全面的な選挙協力を見直し、連立を解消した方が選挙活動にも力が入る――との意見が長年、燻っている。

 だが、現在の創価学会を動かしている会長の原田稔や事務総長の谷川佳樹、それに佐藤らには、路線を変更する気配はない。

 「選挙区は自民、比例は公明」という選挙協力によって、公明党は最近の国政選挙で150万前後の比例票を自民党支持層から得ている。今の学会執行部は、この戦術をさらに徹底させることで、組織の弱体化と支持者の公明党離れによる得票減を補おうとしているのだ。目前の選挙での集票を考えると、それが最も手っ取り早い方法だからだ。

 (文中敬称略。後編につづく)

戸坂 弘毅

4711名無しさん:2020/09/15(火) 02:47:08
https://news.yahoo.co.jp/articles/4090bfbe68746f3c02a81f4c89a7bfd021ec0949
菅氏、党役員人事固める 麻生財務相は再任へ
9/15(火) 1:28配信

 自民党は14日、安倍晋三首相の辞任表明に伴う総裁選の投開票を東京都内のホテルで行い、第26代総裁に菅義偉(すが・よしひで)官房長官(71)を選出した。菅氏は国会議員票、地方票とも圧倒し、7割以上の票を獲得。2位は岸田文雄政調会長、3位は石破茂元幹事長だった。菅氏は二階俊博幹事長(81)を留任させ、総務会長に佐藤勉元総務相(68)、政調会長に下村博文選対委員長(66)、選対委員長に山口泰明組織運動本部長(71)をそれぞれ起用する方針を固めた。麻生太郎副総理兼財務相(79)は再任する方向だ。

 菅氏は16日召集の臨時国会で行われる首相指名選挙で第99代首相に選出され、認証式などを経て16日中に新内閣が発足する。総裁任期は安倍首相の残りの来年9月までとなる。

 二階氏率いる二階派=志帥(しすい)会、47人=は菅氏支持を真っ先に表明。下村氏は細田派(清和政策研究会、98人)、佐藤氏は麻生派(志公会、54人)、山口氏は竹下派(平成研究会、54人)に所属し、支持を受けた各派を党幹部として処遇した形だ。菅氏と佐藤、下村、山口各氏は平成8年衆院選初当選の同期でもある。

 森山裕国対委員長(75)は続投させる方針。森山氏が所属する石原派(近未来政治研究会、11人)も菅氏を支援した。幹事長代行には無派閥の野田聖子元総務相(60)を充てる。

 菅氏は総裁選出後のあいさつで「役所の縦割り、既得権益、あしき前例主義を打倒して規制改革を進めていく。国民のために働く内閣をつくっていく」と強調した。安倍首相は「令和時代に最もふさわしい総裁だ」とエールを送った。

 菅氏は記者会見で「思い切って私の政策と方向に合う人を登用して仕事をしなければ国民に申し訳ない」と述べ、人事は小幅にとどまらない可能性に言及した。衆院解散・総選挙の時期については新型コロナウイルス対策を優先する考えを重ねて強調。「収束後にやるのかといえば、そのようなことでもない」と慎重に判断する構えを示した。

 「デジタル庁」新設に向けた早期の法改正にも意欲を示した。憲法に関しては「現実とそぐわないことがたくさんある」と改憲論議の活性化を目指す考えを強調。北方領土問題について「四島の帰属を明確にした上で交渉する」と語った。

 総裁選は党大会に代わる両院議員総会で行い、国会議員票(394票)と、47都道府県連に3票ずつ割り当てた地方票(141票)の計535票(うち議員1人が棄権)で争われた。

 菅氏は党内7派閥のうち5派閥の支援を受け、地方票も6割を超えて377票(議員288票、地方89票)を獲得。岸田氏が89票(議員79票、地方10票)、石破氏は68票(議員26票、地方42票)だった。

4712名無しさん:2020/09/15(火) 02:49:07
https://news.yahoo.co.jp/articles/1666331b83ce6f5c9dfc662b2415b2e309044b9a
麻生派「了解なく人事をするな」…菅氏、今から派閥に振り回される?
9/14(月) 9:28配信

14日に行われる自民党総裁選で菅義偉官房長官が全体投票人の約70%を確保して次期首相席が事実上確実視されている。だが、圧倒的な支持にも水面下では自民党派閥の主導権争いが繰り広げられていて党内基盤が弱い菅氏が今後派閥に振り回される可能性があるとの懸念も出ている。

13日、毎日新聞によると、菅氏は国会議員394票中76%である300票ほどの支持を確保している。ここに全国地方議員が行使する141票中80票以上が菅氏を支持することが明らかになった。

菅氏は細田派(98人)・麻生派(54人)・竹下派(54人)・二階派(47人)・石原派(11人)など自民党7派のうち5派の支持を受けている。派閥ではないが菅氏を支持する中堅若手議員グループ「ガネーシャの会」(15人)も支持票として計算される。

反面、岸田文雄政調会長は自身が率いる岸田派所属47人を少し超えた50人台の支持を受けるものと把握されている。石破茂元幹事長は石破派(19人)を含めて30人を少し超える票を確保した。

このように党内の圧倒的支持を菅氏が受けているが、これは各派閥が新首相就任後に予定されている自民党人事と改閣で不利益を受けないために積極的な支持表明をしている側面が大きい。支持取り付けに伴う対価を菅氏が払わなければならないということだ。

朝日新聞によると、菅陣営は11日、国会近くのホテルで選挙対策会議を開き、投票直前の決起集会で菅氏を支持する各派閥や無派閥の代表が順番にあいさつする段取りを決めた。まず「菅首相」の流れを作るために決定的な役割を果たした二階俊博幹事長は幹事長留任がほぼ確実だ。2人の連結役を果たした森山裕国会対策委員長も官房長官候補に挙がっている。二階派よりも一歩遅れて菅氏支持を明らかにした細田派・麻生派・竹下派は今月2日、3派が合同記者会見を行って菅支持を表明して存在感をアピールした。

菅氏は「派閥に推されて、ここに立っているわけではない」とし「人事は改革意欲のある人を優先したい」と明らかにしたが、派閥の影響力を無視することはできないというのが大半の見方だ。

麻生派のある中堅議員は「菅さんが選ぶにしても派閥の領袖から事前に了承を取らなければ後が大変になる」と朝日新聞に語った。自民党では安倍1強が終わり「今度こそポストを」という思いは強く、論功行賞を期待している。「人事次第で一気に政争になりかねない」(派閥幹部)という警告まで出ている。

菅氏は12日に日本記者クラブが主催した自民党総裁選候補討論会で「(外交問題では)当然、ご相談させていただきながらおこなっていく」と話した。候補間の質疑応答時間に岸田氏(元外相)は「分断する国際社会の中で、今後日本はどういったこの方向で存在感を維持し、発言力を維持し、そして国益を守っていくか」と菅氏に質問した。菅氏は「日本外交の基軸はなんといっても、日米同盟」としながら「中国、韓国はじめとして、近隣諸国それぞれ、なかなか難しい問題はあるが、2者択一ということでなくて、戦略的にこうした国々ともしっかり付き合いをし、常に意思疎通は行うことができる、そうした外交を進めていきたい」と答えた。7年9カ月続いた安倍第2次政権の間、一貫して官房長官を務めてきた菅氏は内政には明るいが、外交には弱いという評価を受けている。

4713名無しさん:2020/09/15(火) 02:50:30
https://news.yahoo.co.jp/articles/822efe8a41d3b37f02a07e38da178a828cceaa5f
菅義偉“新首相”に立ちはだかる最大の課題とは…TBS系「NEWS23」キャスターの星浩が鋭く迫る!〈dot.〉
9/14(月) 13:27配信

 連続在任日数で歴代最長となった安倍政権のあとを受け、自民党総裁選挙が実施される。本命はその最長政権を終始支え続け、すでに国会議員票の7割を固めたとも言われる菅義偉官房長官だ。9月14日に迫った総裁選を前に、著書『官房長官 側近の政治学』で菅義偉氏にロングインタビューを行った、元朝日新聞特別編集委員でTBS系「NEWS23」キャスターの星浩が新政権の展望について語った。

*  *  *
■石破氏にだけは政権を渡したくない

 8月28日に安倍(晋三)さんが退陣表明し、憲政史上最長の記録を作った安倍政権が終わることになりました。

 安倍さんの本音としては、できれば政界の同期で仲の良い岸田(文雄)さんに政権を譲りたかったでしょう。しかしその岸田さんは給付金問題の失敗などで、このところ評判がよくありません。

 安倍さんの退陣にあたって、おそらく菅さんと二階(俊博)さんは、「後継はどうするんですか? このままでは石破(茂)さんですよ」と迫ったはずです。森友問題や桜を見る会の件でたたかれた安倍さんとしては、石破さんにだけは政権を渡したくないという思いが強く、「そういうことなら、しかたない。菅さん、あなたが出なさい」となって、一気に「安倍さんの後継は菅さん」という流れになったのでしょう。

 菅さんが次期総裁となることは、ほぼ確定的です。9月14日の自民党総裁選の後、16日には臨時国会で首相指名が行われ、菅政権がスタートすることになります。

■新政権の最大の課題は外交問題だ

 新政権の大きな課題として、「対米、対中関係をどう仕切っていくのか」という外交問題があります。

 菅さんは携帯電話の料金の値下げを進めたり、緊急放流できるダムの範囲を広げたりといったように、調整力を発揮して個別の問題を解決していくことが得意です。また内政については官房長官としてつぶさに見てきたので、すべきことは熟知しています。一方、グローバルな問題やマクロ経済、理念的な問題については、未知数です。

4714名無しさん:2020/09/15(火) 02:50:47
>>4713

 中国はコロナ禍以降、対外的に非常に強硬な態度を見せており、アメリカとの関係は険悪になっています。日本は国別の貿易額では中国が1位ですが、安全保障はアメリカに頼らざるを得ません。米中の対立の中で、どのような立ち位置を取っていくのか。新政権の一つの見所といっていいでしょう。

■新・立憲民主党の枝野代表がかみついた!

 安倍政権は経産省出身の官邸官僚を利用して規制改革を進めましたが、菅さんは従来型の、財務官僚中心の調整型政治に回帰しそうです。財務官僚は政策上の問題を全体的に把握していますから、菅さんの不得意なところを埋める形で政権を助け、そのうちに消費税を上げる方向に持っていこうと考えているでしょう。テレビ番組の中で菅さんが、「将来的には消費税は引き上げるべきだ」と発言して大きな反響を呼び、翌日すぐ訂正しましたが、そのあたりも今後、論議を呼んでくると思います。

 菅さんは総務相を経験しており、最近しばしば「自助・共助・公助の考え方を大切にします」と述べています。これは「まずは個人が自助努力し、それで足りないところは家族やご近所など身近なコミュニティーで助け合う。それでも困った場合に、政府や自治体など行政が出動する」という、社会保障の世界では昔から言われている考え方です。

 これに対して、新しく誕生した立憲民主党の枝野幸男代表が「政治は自助を強く求めるべきではない」とかみついて、対抗軸を出そうとしています。

 小さい政府で自助を求めるのか、それとも若干大きな政府になってもしっかりケアしていくという方向を目指すのか。そうした選択肢を政治が用意して、国民が選択していく。新政権、新党ともに民主主義の原点に戻り、政治を活性化してほしいと願っています。(構成/久保田正志)

4715名無しさん:2020/09/15(火) 02:51:26
https://news.yahoo.co.jp/articles/df2eabc15a59230f672c0aa7bbeff750c3e139f1
「この人なら間違いない。令和時代に最もふさわしい新総裁ではないでしょうか」自民党新総裁に菅義偉氏、安倍前総裁あいさつ
9/14(月) 15:57配信

 自民党総裁選は14日午後、投開票が行われ、菅義偉官房長官が377票を獲得、岸田文雄政調会長(89票)、石破茂元幹事長(68票)を破って新総裁に選出された。

 菅新総裁の誕生にあたり、安倍前総裁が挨拶。次のように語った。


 まずはじめに、安倍政権に大変なご協力をいただきながら、任期途中の辞任となりましたこと、心よりお詫び申し上げます。今回、急な総裁選となる中、二階幹事長を中心に、整然と総裁選挙を挙行していただいた執行部の皆さま、同僚議員の皆さま、すべての自民党員の皆さまに厚く御礼申し上げたいと思います。何よりもこの厳しい状況の中、覚悟と勇気をもって立候補していただいた3人の候補者に心から感謝申し上げたいと思います。皆さん自民党らしい、素晴らしい堂々たる論戦を展開していただいた3人の候補者に賞賛の拍手を送ろうではありませんか。

 今回の総裁選においても、各陣営において応援の論陣を張って頑張った若手議員の皆さんの姿が目を引きました。もう昔の話になりますが、平成7年の総裁選挙、橋本さんと小泉さんが戦った1回目の総裁選、党本部において両候補の演説会の前座として、両陣営の若手議員がそれぞれ1名応援演説を行いました。橋本陣営を代表して、当時若き谷垣禎一さんが素晴らしい演説を行いました。小泉陣営を代表して演説を行ったのは、当時当選1回、まだ初々しかった不肖私、安倍晋三でございました。足が震えたのを覚えております。私の演説がつたなかったためか我が陣営は大敗を喫したのでありますが、今回も3陣営においてそれぞれ頑張った、活躍した皆さんの中から将来の自民党の総裁が生まれるんだろうと期待をしております。

 “日本を取り戻す”。この想いの下、皆さんとともに政権を奪還し、夢に向かって進んでいくことができる日本、世界の真ん中で輝く日本を目指し、全力を尽くしてまいりました。困難な課題にも挑戦し、残念ながら残された課題もありますが、達成できた課題もあります。

 7年8カ月、皆さんとともに挑戦し続けることができたこと、熱い戦いを繰り広げることができたことは、私の誇りとするところであります。6回の国政選挙において、その度ごとに新しい仲間が増えました。そして、私たちの挑戦に加わってくれた。全ては至らない私をずっと支えていただいた皆さまのおかげであります。そして、国政選挙のたびに力強い信任を与えて頂いた国民の皆様のおかげであります。8年近く、本当にありがとうございました。

 そして、私たちの戦いは続きます。本日、自民党総裁のバトンを菅義偉新総裁に渡します。この7年8カ月、官房長官として国のため、人のために黙々と汗を流してきた菅さんの姿をずっと見てまいりました。この人なら間違いない。この思いを皆さんと今日、ひとつにできたのではないかと思います。

 令和時代に最もふさわしい自民党の新総裁ではないでしょうか。皆さん、菅義偉新総裁を先頭に、コロナ禍を乗り越えて輝く日本を築き上げていこうではありませんが。私も一議員として、全力で支えていくことを誓い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきたいと思います。皆さま本当にありがとうございました。
(ANNニュース)

4716名無しさん:2020/09/15(火) 02:52:14
https://news.yahoo.co.jp/articles/3318de1d81be162315f9ed90649c6056117a99cf
「練達の政治家。力量、誠実さ、実行力すべての面で必要な要素を兼ね備えている」菅新総裁誕生に二階幹事長
9/14(月) 16:24配信

 自民党総裁選は14日午後、投開票が行われ、菅義偉官房長官が377票を獲得。岸田文雄政調会長(89票)や石破茂元幹事長(68票)を破って新総裁に選出された。

 菅新総裁に対する期待について聞かれた二階幹事長は「練達の政治家であるし、きょうまでずっと国政、党の運営についても表にも、会派にも、随分お力添えをいただいた方。その力量、誠実さ、実行力すべての面で、政治家に必要な要素を兼ね備えて、持っている。我々は全面的に信頼を申し上げて、協力をさせていただく。こういうことだ」と述べた。

 また今後の人事については「人事は総裁が新たな観点で、日本国の将来、自民党のあるべき立場、姿をお考えになってお決めになること。私から申し上げることは特にない」と話すにとどめた。(ANNニュース)

4717名無しさん:2020/09/15(火) 02:55:51
https://news.yahoo.co.jp/articles/78997b2bd01a003147fffd7087d63cc3c7d9d283
菅氏はいかにして圧勝したのか 周到な戦略で地方票も
9/14(月) 17:09配信

 安倍晋三首相の突然の辞任表明に伴う今回の自民党総裁選は、首相を官房長官として支え続けた菅義偉(すが・よしひで)新総裁が国会議員票、地方票ともに圧勝した。二階俊博幹事長らの支持を早急に取り付け、党内7派閥のうち5派閥の支援を受けた国会議員票は序盤から優位だったが、その反動で派閥間の主導権争いが勃発。「派閥政治の復活」との批判も出て、地方票への影響が懸念された。そんな流れを止めたのは、菅氏が語った「原点」だった。

 菅氏は首相の辞任表明翌日の8月29日、二階氏に直接、出馬の意向を伝えた。二階氏率いる二階派(志帥会、47人)が菅氏支持を打ち出すと、最大派閥の細田派(清和政策研究会、98人)や第2派閥の麻生派(志公会、54人)などが雪崩を打って加勢した。

 国会議員票は8月中に大勢が決した一方、新政権発足を見据えたポストをめぐる各派の水面下の動きもあり、派閥間抗争の様相も呈した。議員票と地方票の得票差に大きな乖離(かいり)が生じれば、新政権発足後の基盤が脆弱(ぜいじゃく)になりかねなかったが、杞憂(きゆう)だった。

 「私の原点について、少しだけお話をさせていただきたい」

 今月2日の出馬表明記者会見で、菅氏は普段よりゆっくりとした口調で、これまでの半生を語り始めた。

 雪深い秋田県で生まれ、農家を継ぐことに抵抗して上京したこと。働き始めた町工場ですぐに厳しい現実に直面したこと。地縁も血縁もないゼロからのスタートで政治の世界に挑んだこと…。飾りのない言葉の数々は、官房長官としての記者会見で見せる「言葉数の少ない、こわもてのスポークスマン」とは異なる印象を残した。

 「あの出馬会見で党員の反応もガラッとかわった」。党中堅がこう振り返るように、「次のリーダー」を問う報道各社の世論調査で常にトップ級だった石破茂元幹事長を菅氏が上回るようになった。「たたき上げ」の半生が広く知られ、安倍首相や石破氏、岸田文雄政調会長ら「世襲議員」ではないことも新鮮に受け止められたようだ。

 秋田県出身で地方議員の経験をアピールしたことは、論戦にもプラスとなった。総務相時代に取り組んだ「ふるさと納税」や地方の観光振興につながる外国人観光客の「インバウンド誘致」など、実績を織り交ぜた地方経済重視の姿勢に説得力が増したからだ。石破氏を支えた地方の「反安倍」層の切り崩しにもつながった。

 加えて、収束が見通せない新型コロナウイルス対策を最重要課題と位置づけ、安倍政権からの政策の継続と安定を強調して支持を広げた。女性票をにらみ、少子化対策では「不妊治療の保険適用」を打ち出した。

 コロナ禍での特別定額給付金10万円の給付遅れなど国民がイメージしやすい課題を挙げて訴えた「デジタル庁」創設案は、菅氏の信条である省庁間の縦割り打破の象徴にもなった。こうした菅氏の改革志向にも国民の関心が集まるようになり、終わってみれば最初から最後まで「菅圧勝」の総裁選レースだった。(大島悠亮)

4718名無しさん:2020/09/15(火) 02:56:22
https://news.yahoo.co.jp/articles/83d0dc8ebd9d3407ac776716cf12ac07c15e5ebc
スガ人事は? 二階幹事長続投へ “ポスト菅”に梶山氏、森山氏ら
9/14(月) 17:36配信

気になるのが、今後の“スガ人事”だが、新内閣や党役員人事で具体的な名前は上がってきているのだろうか。
フジテレビ政治部・鹿嶋豪心記者が中継でお伝えする。

菅新総裁は、すでに人事に着手しているが、事前に周囲には相談しない考えで、自民党内では、人事の動向を探る動きが活発化している。

党の役員人事で、総裁選で菅氏への支持をいち早く打ち出した二階幹事長を続投させる方針を固めた。

そして、菅氏の女房役となる官房長官人事では、複数の名前が上がっていて、菅氏と同じ無派閥の梶山経産相のほか、菅氏や二階氏と太いパイプがある、森山国対委員長らの起用が取りざたされている。

新内閣について、菅氏は「働く内閣にしたい」と周囲に話すなど、派手さよりも、実務型の人材の登用に主眼を置いているものとみられる。

周辺によると、「菅氏は、ほぼ1人で人事構想を練っている」ということで、このあと午後6時からの記者会見で、その構想の一端をどこまで明らかにするのかも注目される。

4719名無しさん:2020/09/15(火) 02:57:55
https://news.yahoo.co.jp/articles/db9e22d3381a25ef4ea169c2d348fa0406937d96
麻生、二階両氏は政権運営で重要と菅新総裁
9/14(月) 18:24配信

 自民党の菅新総裁は、麻生太郎副総理兼財務相や二階俊博幹事長の起用について「内閣の要、党の要であり、政権運営で極めて重要な2人だ」と説明した上で「続投かどうかはまだ決めていない」と述べた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f6e5b506f9dfded0b3ab9e3f57ccac5e59e1d1c4
改革意欲ある人材登用し大規模人事を〜菅氏
9/14(月) 22:09配信

新たな自民党総裁に選ばれた菅官房長官が会見し、派閥にこだわらず改革意欲のある人材を登用し大規模な人事を行う考えを示しました。

菅総裁「規制改革、ここは徹底してやりたいと思ってますので、改革意欲のある人、改革に理解を示してくれる人、そうした人を中心に人事というのは進めていきたいというふうに思います。二階幹事長、麻生副総理、続投(かどうか)ということですけども、内閣そして、また党の要であります。極めて政権運営で重要なお2人だというふうに私は思います。それと、官房長官であります。総理との組み合わせもそうだと思います。そうしたことを全体的に考えて、総合的な力がある人がやはり1番落ちつくんじゃないかなというふうに思います。(Q.小幅の改造か?)総理大臣が変わるわけですから、思い切って私の政策の方向に合う人を登用して仕事していかないと、国民の皆さんに申しわけないですから」

菅総裁は、既に続投が固まっている二階幹事長に加え、麻生副総理についても政権運営において「極めて重要」と位置づけ、留任を示唆しました。

そして新たに、佐藤元総務大臣が総務会長に内定したことがわかりました。また、菅総裁の誕生に向けて当初から中心的役割を果たしてきた森山国対委員長についても留任が固まりました。

一方、衆議院の解散・総選挙について菅総裁は、新型コロナウイルスの感染状況が「完全に下火になってきたということでなければ難しいのではないか」との認識を示しました。

4720名無しさん:2020/09/15(火) 02:58:31
https://news.yahoo.co.jp/articles/d57887ad3efa429918b377468ba139ecb9fb1072
焦点の人事は? 幹事長は 注目の官房長官は
9/14(月) 19:33配信

菅新総裁は、具体的にどのような人事を行うのか。

就任会見に臨んだ菅新総裁は、二階幹事長と麻生副総理について、「極めて政権運営で重要なお2人だ」と述べた。

一方で、人事は決めていないと語り、具体的な人選を進めるのは、14日夜からになるとみられる。

菅氏は会見で、内閣の要で、自身の後任にあたる官房長官について、「首相との組み合わせもある。全体的に考えて総合的な力がある人に一番落ち着くんじゃないか」と語った。

組閣にあたっては、「思い切って私の政策に方向に合う人を登用する。改革意欲があって、仕事ができる人をしっかり結集して、国民のために働く内閣を作りたい」と強調した。

15日に行われる党役員人事で、菅氏は、総裁選でいち早く菅支持を打ち出した二階幹事長を続投させる方針を固めた。

また、最大の注目となる官房長官ポストについては、菅氏と同じ無派閥の梶山経産相のほか、菅氏や二階幹事長に太いパイプを持つ、森山国対委員長を起用する案が浮上している。

また、最大派閥・細田派からは、萩生田文科相を推す声が上がっているほか、党内から河野防衛相の起用を求める声も出ている。

菅新総裁「(座り心地は?)あまりにも良すぎて落ち着かないです」

菅氏は14日午後6時半すぎ、党の総裁室のいすに座り、記者団の取材に笑顔を見せた。

4721名無しさん:2020/09/15(火) 03:06:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b3ade2bf391081109251e1ba53f60ea3ae260ef
菅内閣の官房長官は誰?岸田氏の処遇は?人事を巡りうごめく5派閥の思惑とは
9/14(月) 19:46配信

菅内閣 二階幹事長は続投へ 

菅新総裁は、党の役員人事で総裁選で菅氏への支持をいち早く打ち出した二階幹事長を続投させる方針を固めた。
そして、女房役となる官房長官人事では、菅氏と同じ無派閥の梶山経産相のほか、菅氏や二階氏と太いパイプがある森山国対委員長らの起用が取りざたされ、複数の名前があがっている。

新内閣について、菅氏は「働く内閣にしたい」と周囲に話すなど、派手さよりも実務型の人材の登用に主眼を置いているものとみられ、菅氏周辺によると「菅氏はほぼ一人で人事構想を練っている」という。

菅内閣の官房長官は誰?6名の候補者に注目
佐々木恭子アナウンサー:
官房長官には、一体誰が起用されるのか?今6人の方が注目を集めています。

無派閥の梶山弘志経産相です。このお父様が梶山静六元官房長官で、菅さんはこの方のことを“政治の師匠”と仰いでいます。
出馬を最初に報告した森山裕国対委員長は、菅新総裁、そして二階幹事長との強いパイプを築いている方です。
安倍首相の出身派閥・細田派からは、萩生田光一文科相を推す声も上がっています。
同じ神奈川が選挙区の河野太郎防衛相。
以前に官房副長官として、一緒に菅さんとコンビを組んでいた加藤勝信厚労相。
同じ神奈川が選挙区の小泉進次郎環境相も注目を集めています。

佐々木恭子アナウンサー:
その中で菅さんは「次の官房長官はいったいどんな人がいいのか?」ということにつきまして、12日の公開討論会で「私自身、官房長官をやって、やはり全体を見なければいけない総合的な仕事ができる人の方がいいんだろうな」と発言しています。
これを踏まえた上で、誰が起用されるのか注目ですね。

加藤綾子キャスター:
田﨑さんは誰が有力だとお考えですか?

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
わからないんですけれども、菅官房長官の下で官房副長官をやった方が、その中で2人いらっしゃる。官邸勤務の経験があるのが加藤勝信厚労相、萩生田光一文科相です。

「手堅さでは加藤さん」「前へ物事を進める馬力という点では萩生田さん」僕はどちらかじゃないかなと思うんですけれども、まだ自信はないです。

加藤綾子キャスター:
小泉進次郎さんという名前もありますが?

政治ジャーナリスト 田﨑史郎氏:
小泉進次郎さんはまだちょっと政治家として熟練しなきゃいけない段階で、河野太郎さんはちょっと言葉が跳ねる可能性があって。
森山さんは、菅さんから一番信頼されているんですけど、この方は年が75歳でちょっときついかなって感じます。


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