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自民党スレ

2009名無しさん:2016/12/18(日) 15:06:49
>>2008

進次郎の予想を超えた大きな渦
改革案は25日午後に自民党本部で開かれた会議で正式に了承された。

 「一言で振り返るなら、『負けて勝つ』。今回、飲むところは飲みました。勝ち取れるところは勝ち取れた」。進次郎は、記者団にこう語った。

 改革案が事実上まとまったのは24日夜。翌25日の朝日新聞は「全農抜本改革見送り」という記事を1面に出した。同じようなトーンの新聞もほかにあった。一方で、改革案を評価する新聞もあり、分かれた。

 進次郎はこれらの反応をまとめて「負けて勝つ」という表現をしたようだ。

 この表現を理解するには、規制改革の進め方についての説明がいるだろう。立法府の国会を運営する立場として、与党側も改革案をまとめる。並行して、行政を進める政府も、改革会議が案を出す。

 改革会議の提案は一般的に大胆な案が出る。それを、現実的な与党案とすりあわせて、最終的に一つの案にしていく。一般的に、改革会議の案に近づけば、マスコミからは「改革断行」と評価され、トーンダウンすれば「改革見送り」となりやすい。

 今回は、改革会議の案からはかなりトーンダウンしたのは事実だった。

 ただ、今回の改革会議の案は、非現実的、高すぎるボールだった。

 11月11日に出された。全農が資材購買事業から事実上撤退し、組織を1年以内に縮小することなどが盛り込まれている。さらに、全国に約650ある地域農協の半分について、3年後をメドに金融部門を事実上分離することも書かれた。金融部門は農協の最大の収益源だ。特にこれがJA側の怒りを買った。進次郎の予想を超えた大きな渦になった。

政権にも誤算があった
 最終的に、過激な改革案は、見送られた。現実的になった。全農がコスト削減や販売強化に取り組む方針を示した。一部は踏み込んだものもあるが、全体的には「目新しいものは何もない」(秋田県のコメ農家で、日本農業法人協会会長を務める藤岡茂憲)という内容になった。

 「骨抜き」「改革見送り」。進次郎はこのような報道に強い不満を持った。

 「改革会議の提案を水準に考えれば、そりゃ、なんでも骨抜きということになるでしょう。私が党の農林部会長になった1年前の時から考えれば、農家のための改革は進みましたよ」と進次郎は訴える。

 朝日新聞の報道についても「最初から批判することを決めている、ということなんですか?」とも聞いてきた。

 進次郎にとって不運なこともあった。改革会議は、全農の改革と、もう一つの改革を提言していた。約50年ぶりの生乳の流通改革だ。「政権としては生乳改革が本命だった」(農林族議員)。菅義偉官房長官の肝いりだという。バター不足を解消できると、国民にアピールできるからだ。

 生乳改革をとるため、譲歩するタマとして、全農についての無理筋な改革を提言するシナリオだった。

 生乳改革は一定の結果を出したが、制度がかなり複雑で報道しにくい面もあり、結果的に小さな報道になった。それよりも、全農と進次郎とのわかりやすい戦いに注目が集まった。

 「骨抜き」「先送り」に注目が集まってしまった。政権の誤算だった。

 生乳が本命だった政権のシナリオについては「進次郎は知らなかった」(農林族議員)という。


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