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テレビ・ラジオの局と番組のスレッド

1ももだぬき:2010/02/09(火) 01:28:17
テレビ・ラジオの局や番組を語るスレッドです。荒らしは厳禁です。

556とはずがたり:2017/02/14(火) 15:58:01
>水森かおり、氷川きよし、五木ひろしあたりも選外にすることを考えるべきだろう。また、あくまで視聴率にこだわるならだが、TOKIO、天童よしみ、細川たかし
じゃあ,この辺を今年切れるかどうか注目!

和田アキ子はなぜ紅白から落選したか? NHKが嫌がる「ある数字」
あの歌手も今年で見納めか
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/50610
さやわか
プロフィール
ライター、評論家、まんが原作者。『ユリイカ』『クイック・ジャパン』ほかで執筆。『AERA』『ビッグガンガン』ほかで連載中。関心領域は物語性を見いだせるもの全般で、小説、音楽、映画、漫画、アニメ、演劇、ネットなどについて幅広く評論。著書に『僕たちのゲーム史』『一〇年代文化論』『キャラの思考法』ほか。近著に『文学の読み方』。TwitterのIDは@someru

やっぱり和田アキ子は必要?

2016年の紅白歌合戦は、出演歌手の顔ぶれの変化が話題となった。

中でも大きく報じられたのは、和田アキ子が出場者の選にもれたことだ。一部では、NHK関係者からの伝聞として「色濃くなった世代交代の流れを支持する局内の声が強まり、出場見送りを決定」という理由が報道されている。

ただ、少々ひっかかる。

和田アキ子の最近のCDが売れていないという理由で、彼女のような歌手は、「世代交代」の対象になり得ると考える人もいるだろう。だが紅白歌合戦という番組は、別に旬の歌手ばかりが出場するものではない。他の出演歌手にもヒット曲のない人は、たくさんいる。

ではNHKは、何を根拠に「世代交代の流れ」と言っているのか?

たとえば毎年の紅白で、和田アキ子が登場する場面で視聴率が取れていなかったのではないかと疑う人もいるかもしれない。しかし、それは正確でない。

低視聴率の人はいらない

2006年から2015年まで、紅白の過去10年における歌手別視聴率を調べてみた。すると和田アキ子が、自身の出演するパート(番組の前半または後半)における平均視聴率を下回っていたのは3回だけなのである。

しかも平均を下回ったのは2006年、2010年、2013年とバラついており、ここ最近になって極端に数字を悪化させているわけでもない。

それに「この人が出ると視聴率が下がる」と和田アキ子以上にはっきり言える人は、もっと他にいる。

筆者の調べたところでは、過去10年で番組前半・後半の平均視聴率を下回った数が和田アキ子より多いのは以下の出演者だった。

7回:浜崎あゆみ・TOKIO
6回:徳永英明・水森かおり・五木ひろし・Perfume
5回:氷川きよし・天童よしみ・郷ひろみ・aiko
4回:細川たかし・伍代夏子・アンジェラ・アキ・flumpool・AAA

上記を見ると、トップバッターを務めることの多かった浜崎あゆみはさておき、TOKIOは相当成績が悪い。

2016年の紅白で、伍代夏子や徳永英明、aikoなどが落選したのは、自然なことだと言える。視聴率を狙うという意味ではまっとうな判断だ。

一方で、水森かおりや五木ひろし、天童よしみらが出演し続けているのは奇妙なことだ。なにしろ彼らが歌い始めると、半分以上の確率で視聴率が番組平均を下回るのだ。

NHKが見ている数字

では、和田アキ子は何が悪かったのか。

それは紅白の番組全体の視聴率の推移を折れ線グラフにすればわかる。毎年、番組の終盤にいくほどに数字が高くなる、「右肩上がり」のグラフになるのだ。

あたり前ではあるが、紅白はエンディングに向かって徐々に視聴率を上げていくタイプの番組だ。

したがって、出演者は単に自分の出番の視聴率が平均を上回ればいいわけではない。右肩上がりを維持するため、バトンリレーのように出演者みんなで視聴率を維持し、そして可能なら、自分の前の歌手よりも高い視聴率を獲得しなければならないのだ。

そこで過去10年、和田アキ子が自分の前の出場歌手よりも視聴率を落とした回数を調べたところ、5回だった。つまり、2回に1回は視聴率を低下させている。毎年出演しておいてこれでは、NHKもうれしいはずがない。

557とはずがたり:2017/02/14(火) 15:58:21
>>556-557
ちなみに、和田アキ子よりも先に「世代交代」を表明して紅白を去った北島三郎も、2006年から2013年末までの間に5回、出番の前の歌手より視聴率を落としていた。したがって、この「右肩下がり」の戦犯と見なされたことが、彼らのリストラの理由となった可能性はあるだろう。

若年層に人気の西野カナも、視聴率だけで見ると良い成績とは言えない Photo by GettyImages
ただこの「右肩下がり」でも、もっと成績の芳しくない者はいる。過去10年で「右肩下がり」の多かった出演者をざっと挙げてみよう。

7回:徳永英明・五木ひろし
6回:西野カナ・水森かおり・森進一・伍代夏子
5回:氷川きよし・石川さゆり・細川たかし・ポルノグラフィティ・
4回:藤あや子・天童よしみ・川中美幸・坂本冬美・TOKIO・AAA

先ほどの平均視聴率を下回った一覧と比べてみてほしい。

まず、やっぱり徳永英明や伍代夏子が落選するのは妥当なことだったと言えるかもしれない。かなりの確率で平均視聴率以下の結果を出し、しかも自分の前の歌手よりも視聴率を落とすのだから。

だが、それなら水森かおり、氷川きよし、五木ひろしあたりも選外にすることを考えるべきだろう。また、あくまで視聴率にこだわるならだが、TOKIO、天童よしみ、細川たかし等も視野に入れた方がいいかもしれない。

特に2012年の天童よしみや、2011年と2013年の五木ひろしなどは、歌ったとたんに前の歌手より4%近く視聴率を落としていた。そこまでひどくなかった和田アキ子よりも、先にそちらを何とかした方がいいはずだ。

ついでに言うと、2015年末の紅白は、番組後半が歴代で最低の視聴率だったという。何が起きていたのか。

バッサリ切っていくのか

2015年の折れ線グラフを見ると、視聴率が上がりそうなタイミングごとに平均視聴率以下や「右肩下がり」の常連である五木ひろしや森進一が登場し、数字を2%近く下げている。

紅白が視聴率をつないでいくバトンリレーだとしたら、彼らは迷惑な存在だったはずだ。

しかし一方、和田アキ子は、番組前半に回されていたが、細川たかしによって2%以上下げられた視聴率を回復する役割を果たしていた。つまり番組前半の数字を維持するのに貢献したのだ。そういう意味でも、彼女が落選する結果になったのは不思議なことのように思われる。

邪推するなら、まずは連続出場回数が多く、芸能界のボス的存在である和田アキ子を落選にして、来年以降にさらなる「世代交代」と称した人員整理を進めやすくするための足がかりにした可能性もある。

視聴率をそれなりに維持していた和田アキ子が身を引くのだから、数字が稼げていない他の出場者も自重せざるを得なくなる。いわば和田アキ子は”目立つ存在”だった。だから思い切って捨て石にされたわけだ。

この推測がどこまで正しいかはわからない。だが少なくとも数字で見ると、和田アキ子は視聴者から支持されていないから落選は当然、という一部の世論は正しくないと言っていいだろう。

要するに、紅白は単純に「世代交代の流れ」を感じたがゆえに和田アキ子を落選させたわけではない。むしろ和田アキ子の落選によって、来年以降さらに視聴率による選抜を加速させようとしているのだ。

初出場となったPUFFYやKinkKidsなども含め、2016年の出場が決まったメンバーが、好成績を残すとは限らない。だが北島三郎と和田アキ子という歌唱界・芸能界の重鎮を排除した今、その他の歌手をNHKが切るのはたやすいに違いない。

今年は紅白を視聴する際、上記に挙げた視聴率を下げる出場者が出たら「ああ、いま視聴率がグイグイ下がっているのかも……」と想像しながら見ると、たとえ番組がつまらなくてもスリリングに楽しめる、かもしれない。


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