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情報メディア綜合スレ

367とはずがたり:2017/05/27(土) 22:11:03
>>365-367
すると、弟のエルウッドはやにむにフルアクセルでそのフルサイズセダンをスタートさせ、遮断機をつきやぶって上がりかけた開閉式の橋に突っ込んでいく。 上がりかけた橋板をジャンプ台にして、モナコは大きくバウンドしながらも川を飛びこえて、向こう岸の橋板に着地する。 ジャンプは成功したものの、弟の無茶な行動に、すっかりビビッて引き気味の兄のジェイク。

 兄: ”す、すごい馬力っすね。。”
 弟: ”警察仕様のハイパフォーマンスエンジンだろ、警察仕様のタイヤに、警察仕様のサスペンション、それに警察仕様のショックアブソーバまでついているし、排ガス規制前の触媒レス440プラントでレギュラーガスでもこの通り文句ない走りさ。どうだい?これこそ新しいブルースモービルにふさわしい車だろ。”

パトカーで向かえにくる無神経ぶりにキレている兄貴に対してポリスパッケージのお買い得車だと自慢げに”警察仕様”を連発するこのすれ違いっぷりとマニアックぶりがたまらない 。映画全編にこんなササるひとにはササる会話がちりばめられている。

きりがないのでもうやめる。とにかく、ジョン・ベルーシのコメディアンとしての天性の魅力とダン・エイクロイドのライタ(そして車・ポリス オタク)としてのセンス、そして二人のR&Bへの情熱とバックを固めるプロフェッショナルなバンドメンバ。すべてが適切なタイミングに適切な場所にそろったことで、かれらのパフォーマンスは、そしてその結晶、結実としての映画ブルース・ブラザースはとてもひとつのジャンルで括ることのできない傑作となった。凸凹コンビのスラップスティック、R&B・ブルースの大御所の豪華キャストによるミュージカル&ライブパフォーマンス、史上最も多くのパトカーが大破したカーアクション、どれもこの映画の魅力の要素ではあるけれど、その全体が渾然となって放つ独特の魅力の前に安直なカテゴリ分けや、饒舌な解説は敗北せざるを得ない。そのコメディやパフォーマンスが上質であればあるほど、それを言葉で説明しようとする努力はゲスで野暮な試みとならざるを得ないから。


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