したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

情報メディア綜合スレ

314とはずがたり:2016/10/27(木) 00:44:27
>>313-314
■「ジェンダー」という概念そのものの流動性

 業界関係者によると、アニメのヒーローの約4分の3は男性キャラクターで占められているという。

 ウォロロ氏は、「(現在10〜16歳の)Z世代と呼ばれる子どもたちは、男の子でも女の子みたいに、女の子でも男の子みたいになれるのに、『テレビではそれが見えてこない』と言っている」と語った。

 一方で、改革を断行しようと決意を固めたチャンネルもある。フランスでは局側が制作会社に対し、ヒロインを軸とするシリーズを公式に要求した。「他の多数と同様」、男女のキャラクター比に著しい不均衡が存在すると自ら認識したためだとしている。

 同局の子ども向け番組を統括するティフェンヌ・ドラグネル(Tiphaine de Raguenel)氏はAFPに対し、「プリンセスや妖精、おてんばな女の子だけを扱うのはやめようという動きだ」と語った。

■自己像の問題
 専門家によれば、自己像の問題はごく幼い時期から始まるという。米国で今年発表された、未就学児を対象にした調査では、お姫さま像の刷り込みが早ければ3歳児の行動様式にも影響を与え得ることが明らかになっている。

 調査に携わったサラ・M・コイン(Sarah M. Coyne)研究員は、「『女性はこうあるべき』という固定観念にとらわれ過ぎる女の子たちは、自分には特定のことができないと感じる」と危惧を表明した。

 子ども向けエンターテインメント企業ジム・ヘンソン・カンパニー(Jim Henson Company)のリサ・ヘンソン(Lisa Henson)最高経営責任者(CEO)は、制作会社はこの問題に取り組む必要があると訴える。

 同社が新たに制作した海の仲間たちを題材にした新アニメシリーズ「スプラッシュ・アンド・バブルズ(Splash and Bubbles)」は、ヘンソンCEOの父親ジム・ヘンソン(Jim Henson)氏が手掛けた世界的に有名な子ども向け番組「セサミストリート(Sesame Street)」や「ザ・マペッツ(The Muppets)」の多様性を受け継いでいるという。

 新シリーズでは「男の子と女の子のキャラクターの数をそろえ、それぞれに性差を超越する特性を与えた。よってかなり中性的だ」と、同CEOはコメントした。

 子どもたちに楽しんでもらいながら「良き価値観」を伝えていくという同社の使命を真摯(しんし)に受け止めていると、ヘンソンCEOは言う。

 新アニメシリーズの舞台である海については、「海底は信じられないくらい多様性に満ちている…499匹の子どもを父親だけで育てるタツノオトシゴだって登場する」と冗談交じりに語り、そして「しかもこのタツノオトシゴの父親は、出産だって自分でしてしまう。海では不思議なことがたくさん起きる」と続けた。【翻訳編集】 AFPBB News


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板