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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

922とはずがたり:2020/02/18(火) 21:59:23
>>921
食べて被害を減らそうとの考えは「新しいものではありません」と、バッタ問題に取り組んでいるCILSSサヘル機構事務局長(西アフリカ・マリ)のモハメド・アブデラヒ・エベ博士は話す。巨大な機械でバッタを吸い上げるといったアイデアが検討されてきたという。
でもエベさんは、これは現実的ではないという。
サバクトビバッタは幼虫のときに仲間が多い環境で過ごすと、通常より長い羽根を持つ成虫に育つ。群れをなして遠くまで飛べるようになり、大きな被害をもたらす。
「問題は、バッタを捕らえるために、いつ、どれくらい早く介入できるかということです」とエベさん。「プロではない人は、虫を料理したり捕まえたりすることはできても、国内のどこに繁殖地が分布しているのかについて知識がありませんし、繁殖地は一般的に、とても遠くて辺鄙な地域にあるのです」
とはいえ、バッタは優れた食材だ。バッタを食べれば栄養不足を補える。???????
アラブ系米国人であるシャウラーさんは、子どものころに祖父に促されて、干したバッタを食べたことがある。現地では焼いたり炙ったり、様々なやり方で調理されているという。北アフリカのフランス語圏では、味が似ていることから"Crevettes du Sahara"つまり「砂漠のエビ」と呼ばれている。FAOの報告書によると、バッタやコオロギを食べる習慣があったネイティブアメリカンが初めてエビを食べたとき、「海のコオロギ」と名付けたと言われているという。

バッタを食べるのは、アフリカの人やネイティブアメリカンだけではない。
旧約聖書のレビ記には、人々はバッタを食べることが許されているとの記述がある。FAOの報告書によると、ここで言及されているのは、いま大きな被害をもたらしているサバクトビバッタである可能性が高い。いまイスラエルがある「肥沃な三日月地帯」でバッタが実際に食べられていた記録もある。西洋の人が虫を食べなくなったのは、農業によって食糧生産が安定したためらしい。
バッタを食べるときには、気をつけたほうがいいこともある。
トゲの生えた後ろ脚をもぎ取らずに食べると、便秘になってしまうのだという。FAOの報告書は、コンゴ民主共和国での事例を記した1945年の論文を引用して、注意を促している。治すには、腸に詰まった脚を手術で取り除くしかない。バッタが大発生した地域で見つかったサルの死体を解剖したら、消化できなかったバッタが腸にぎっしり詰まっていたという事例もあるという。
食べやすくしようという研究もある。???????
ケニアにあるエガートン大学のジョン・ンドゥコ博士らのグループは、干して粉砕したサバクトビバッタを加えたキビの粉は、タンパク質の含有量が高く消化にも良いと、2019年の論文で報告した。「バッタを既存の主食に取り入れることで、栄養失調と戦うために推奨できる栄養価の高い食品を作ることができる」と、彼らは記している。???????

2020/2/17掲載


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