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蟲づくし・禽づくし・獣づくし・魚づくし

672とはずがたり:2017/01/05(木) 17:28:27
>>671-672
20年ぶりのクマ猟解禁

 保護によって増えすぎたクマは、今度は“駆除”の対象に戻ることになる。

 同県では「ツキノワグマ保護計画」を定めており、推定生息数が400頭未満なら可能な限り殺処分しない▽400?800頭では原則殺処分▽800頭を超えれば狩猟を解禁?としている。

 27年当初で推計生息数が940頭とされたことで、県は28年夏、同計画に基づきクマ猟を解禁する方針を決めた。ただ、目的は〝駆除〟ではなく、「人と動物の共生を目指すため」とした。

 クマ猟解禁にあたり、ハンターは知事の承認証を得た140人に限定し、捕獲数も1人1頭に制限、親子グマの捕獲は禁止とし、一部規制を残した。20年におよぶ保護でクマの人への警戒心が薄れ、簡単に捕獲されて頭数が急減する可能性が懸念されたからだ。

ハンター自体が激減

 1頭のクマを仕留めた川中さんが本音を語る。「多くのハンターはイノシシやシカなどの獲物が狙いで、クマは万が一に備えて、という感覚」という。

 県森林動物研究センターが27年秋、ハンター約850人に実施したアンケートでも、「クマ猟を行いたい」と回答した人は15・4%。「他の動物の狩猟の際に機会があれば」が51・6%で、「捕獲したくない」が23・4%だった。

 そもそも、猟友会の会員自体が高齢化し、ハンターは減少の一途をたどっている。

 県によると、県内の銃猟免許所持者は元年の6952人から27年は2662人に減少。「猟友会も高齢化でハンター自体が『絶滅危惧種』の一種」と川中さんが話すほどだ。

 所属する県猟友会出石支部も高齢化が進み、会員45人中クマ猟の許可を取ったのは2人だけ。長年の禁猟でクマ猟経験者も減った。県猟友会の松尾史朗会長代行(58)も「狩猟技術を指導できる人も、後継者を育てるシステムもない」と打ち明ける。

 こうした事実を井戸敏三知事も認識し、昨年12月13日の定例会見で「20年ぶりの狩猟解禁で若い人はクマ猟の未経験者がほとんど。クマ猟に慎重になったのではないか。ハンターに慣れてもらうことが必要だ」と述べ、講習会などの開催も検討するとした。その一方、「ハンターが山に入ったことで、クマと人とのすみ分けがある程度できたのでは」との見解を示した。

人とクマの共生は…

 狩猟によって人とクマの共生は図れるだろうか。

 クマの生態に詳しい岩手大の青井俊樹名誉教授(野生動物管理学)は「生息数が回復し、人と共生できる程度の一定数が維持されるならば、狩猟解禁は妥当」と評価。ただ、捕獲数が少なかったことについては「高齢化したハンターが山に入るのも大変。若いハンターを育成し、イノシシやシカなどのように狩猟が行われるようになれば、捕獲数も増えるのではないか」と話した。


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