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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1とはずがたり:2008/11/20(木) 23:44:28
関連スレ

農業スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1060165378/l40
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メモ
http://members.at.infoseek.co.jp/tohazugatali/energy/index.html

2560とはずがたり:2016/12/26(月) 19:09:52
「撤退する」がゴルフ場の生き残る道だった
丸山茂樹のホームコースがメガソーラーに
http://toyokeizai.net/articles/-/106235?utm_source=goo&utm_medium=http&utm_campaign=link_back&utm_content=related
嶋崎 平人 :ゴルフライター 2016年02月27日

一般社団法人日本ゴルフ場経営者協会の発表によると、2014年度(2014年3月〜2015年2月)のゴルフ場入場者は8650万人で、前年より24万以上減少した。ピークだった1992年度の1億232万人と比較すると1582万人減少している。ゴルフ場数は2336コースで、入場者数がピークだった1992年度の2028と比べると、逆に308コースも増えている。

入場者が減っているのにゴルフ場が増えているのは、需要と供給のバランスが大きく崩れている現状をよく示している。ゴルフ業界挙げて市場活性化活動を行っているが、少子高齢化による対象人口減少もあって、少なくとも600コースが供給過多だとされている。

相性がいいゴルフ場用地とメガソーラー

ゴルフ場数のピークはというと2002年度の2460コースで、それ以降減少傾向にある。ゴルフ需要の減退や預託金問題で多くのゴルフ場の経営は破綻しているが、経営を引き継ぐ企業や個人によって、ゴルフ場として生き残ってきた。正確に言えば、ゴルフ場以外への転用の道が見いだせなかったともいえる。しかし、そんな状況に変化の兆しが出てきてた。

2014年度のゴルフ場数2336コースは前年比で50も減少したが、この減少幅は過去最大。その背景には、メガソーラー発電所への転用という道が見えてきたことが挙げられる。ご存じのように、ゴルフ場は芝で覆われているが、芝の育成には日当たりが良いこと必須条件。そのことは、ソーラー発電所の要件であり、コース内の道路他の既存設備も転用には好都合なのだ。

ゴルフ特信(一季出版)の調査によると、ゴルフ場用地でのメガソーラー計画は全国で111カ所ある。すでに送電を開始しているところ、検討中、未着工のものといろいろだが、ゴルフ用地の一部活用や転業にメガソーラー発電が一つの解になっていることは間違いない。売電価格が採算に響くので、個別のゴルフ場で投資事情は異なるが。

栃木県矢板市にあるファイブエイトゴルフクラブを知っているゴルファーは多いだろう。開業は1988年(当時の名称はサイプレスカントリ―クラブ)。ファイブエイト(58)の名称は、プロゴルファーの丸山茂樹が、2000年全米オープン予選で世界記録となる1ラウンド58のスコアを出したことにちなんでつけられた。

ジュニアの育成にも積極的に取り組み、高校生以下は無料でプレーでき、丸山茂樹ジュニアファンデーションを継続開催していた。丸山茂樹のホームコースとして、グリーンコンディションもトーナメントコース並みに仕上げられ、多くのゴルファーが来場していた。しかし、このゴルフ場が3月に閉鎖し、メガソーラー発電に転業するのである。

いったいどういう判断があったのか。ファイブエイトゴルフクラブ小森寿久社長に話を聞いた。

閉鎖に至ったいきさつを話す小森寿久社長
「2011年3月の東日本大震災までは、栃木県地区ではグレード高いゴルフ場として、首都圏からの来場者も多かった。しかし、震災以降、原発事故の風評被害を含めて売り上げが年間4億円から3億円へと減少。年間入場者数は3万人を維持していたが、震災以降は地元ゴルファーが中心となり、地域ゴルフ場の客単価に合わせて低価格での営業をしていかなければない状況となった」

そのような状況で、サービスの質やコースのクオリティを落とさず、どのようにコスト削減していくかが経営課題となった。解決策の一つが、東日本大震災時の教訓を生かすことだった。

当時、地元の矢板市において停電や断水など生活インフラが滞る状況が数週間続く中、井戸と重油ボイラーを持っていたことを活用して、給水ポイントとゴルフ場浴場を地域住民に開放し、休息の場を提供した。そのときに、非常時の重油調達の難しさを体験し、災害に強い「エネルギーの自給自足」による経費削減策を図ることとした。

経済産業省の「住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業補助金(通称ZEB補助金)」を活用し、風呂、給湯、暖房等の熱源として重油ボイラーからゴルフ場の間伐材を利用してのバイオマスボイラー、省エネとして電気を自給するための300KWの太陽光発電を設置、高効率のエアコンも導入した。このことにより、ゴルフ場で使用するエネルギーの100%を自給できるようになり、年間1200万円の経費削減を実現したという。また敷地内外で農園を営み、有機野菜やイチゴ栽培にも取り組むなどしてゴルフ場経営を継続してきた。

2561とはずがたり:2016/12/26(月) 19:10:08
>>2560-2561
しかし、単独経営のゴルフ場としては、資金繰りを含めて経営状況はなかなか好転しなかった。

スマートコミュニティの核となる存在に

「ソーラー発電の事業会社からメガソーラー発電所へゴルフ場用地の借用の話があり、今後の中長期的なゴルフ場経営を考えた場合、債務返却の見通しも厳しいことから、3月にコースを閉鎖し、33メガワットのソーラー発電へ転用することを決断した」(小森社長)

今後については、会社を存続させて従業員の雇用を確保する。コース自体はメガソーラー発電所として発電事業者に土地を貸す。クラブハウス、その周辺の土地を活用して、地産地消による食糧自給、再生可能エネルギーを利用したスマートコミュニティを目指す。一つのモデルケースとなることで、再生可能エネルギーを使った取り組みをほかのゴルフ場に横展開するコンサルティング事業も進めていく考えだ。

小森社長は、これからのゴルフ場の生き残り策として、「ゴルフ場の資源を活用し、地域社会になくてはならないコミュニティーとなることで社会的価値を高め、資産価値を上げることで投資を呼びこむ。それが生き残る術ではないか」と話す。

ファイブエイトゴルフクラブの発展的解消は、ゴルファーにとっては寂しさを伴うものかもしれない。ファイブエイトはゴルフをする場所ではなくなるかもしれないが、地域に密着した一種のカントリークラブとして生き残ろうとしている。その姿は、今後のゴルフ場経営を占ううえでも注目に値する。


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