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バイオ燃料・エタノール・新エネルギースレ

1216とはずがたり:2014/06/29(日) 09:45:29
>>25>>605>>872>>1071など
>>25(全国十一地域で調査をし、最も評価が良かったのが滝上)と矛盾してるw
>当時の最有力候補は現在の場所ではなく、別府市周辺。

【ニッポン経済図鑑】出光興産&九州電力 滝上発電所
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.268211636620510.54380.109852635789745&type=3

■地熱開発、日本屈指の高効率 蒸気を還元、地元にも貢献

 大分県が誇る全国屈指の名湯、湯布院温泉から車で30分ほど走ると、標高750メートルの山あいに立ち上る白い蒸気が見えてくる。国立公園の山々に囲まれた滝上発電所だ。

 地熱の利用は、マグマ(高温で溶融状態の岩石)で最大約250度に熱せられ、地下深くに高圧で閉じ込められている蒸気を、熱水とともに取り出す作業がポイントとなる。そして熱水を分離した上で、蒸気を輸送管を通じて発電所に送り、タービンを回して電力を生み出す。

 滝上発電所では、蒸気供給部門を石油の掘削技術を持つ出光興産が受け持ち、発電部門を九州電力が担っている。

 「設備利用率は95%に上り、全国18カ所の地熱発電の中でもベスト3の一つに数えられる」。蒸気部門を担う出光大分地熱の森山清治社長は胸を張る。全国の地熱発電所は平均で70〜80%、太陽光や風力発電の約20%前後に比べると効率は極めて高い。

 敷地内には最深2700メートルの地中から蒸気を取り出す7本の生産井戸と、地中に戻す14本の還元井戸が設けられ、これらが縦横にパイプで結ばれている。この井戸の配置や資源の全体管理が、発電の効率性を高める決め手だという。

 使った蒸気は「水に戻し、熱水とともに別の井戸を通して地下に還元している」(九州電力)という。資源を枯渇させずに循環させる工夫は怠らない。 ただ、地下から噴き上がるのは蒸気と熱水だけではない。熱水に溶けていたケイ酸(シリカ)は温度が下がると輸送管のパイプ内部に付着し、年輪状に成長してパイプを詰まらせてしまうこともある厄介者だ。

 「シリカをいかに取り除き、発生を抑えるかという対策が欠かせない」(出光大分地熱) 出光興産が地熱開発に取り組んだのは「資源が少ない日本では地熱を国産エネルギーとして推進すべきだ」という持論を持つ天坊昭彦会長が、米デンバー事務所の所長を務めていた1976年に遡(さかのぼ)る。

 米サンディエゴで開かれた国際会議で、日本が世界第3位の地熱資源を持ちながらほぼ手つかずとの報告を聞き、「石油会社が開発しない手はない」と本社に訴えたリポートが幹部の目にとまったのが発端だ。

 79年から全国で調査を始めた出光は、この地点への参画は後発だったが、「各社は採算性が合わないと撤退し、出光だけが残った」という。83年から本格開発に乗り出し、九州電力と組んで96年に運転開始にこぎ着けた。 「これまでの開発の歴史は紆余(うよ)曲折の連続だった」と森山社長は打ち明ける。当時の最有力候補は現在の場所ではなく、別府市周辺。だが、地元の温泉事業者らから「湯量の減少につながる」と反対され、断念した経緯がある。

 再生可能エネルギーの中でも、天候や時間帯に左右される太陽光や風力などとは異なり、地熱発電は安定的に供給できるのが強み。出光興産は2012年度中に、秋田県湯沢市の栗駒国定公園内にある小安地域や北海道赤井川村の阿女鱒岳でも掘削調査に乗り出す。

 地熱開発は地域との共生が大きな鍵を握る。滝上発電所でも九重町内50世帯に風呂用のお湯を供給するなど、エネルギーだけでなく地元にも貢献する考えを貫いている。(上原すみ子)

◇【用語解説】滝上発電所 大分県九重町野上寺床2862の12。九州で5番目、全国では11番目の地熱発電所で1996年11月に営業運転を開始。出力は2万7500キロワットで、約8000世帯分の電力を賄える。阿蘇くじゅう国立公園の連山に囲まれ、自然環境との共生に配慮。運転状況は約20キロ離れた同町内の大岳発電所(地熱)から監視している。


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