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乗合自動車(バス)総合スレ

73千葉9区:2009/02/01(日) 01:21:43
>>70
http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000000901240004
出直し茨交(上) 確執揺れた判断
2009年01月24日

 「力添えがあり、事業継続できることはうれしいが……」
 23日夕、茨城交通の竹内順一社長(51)は県庁での記者会見で悔しさをにじませた。スポンサーに決まった経営共創基盤の取締役が、真横で再生ビジョンを歯切れよく語るのとは対照的に、終始うつむいていた。
       ◇
 「我々が引き受けるのが一番、自然でしょう」
 昨年11月の破綻(は・たん)直後、茨交の事業継承に自信を見せたのは、ライバルの関東鉄道だった。地元経済界も「関鉄救済」との見方で落ち着いていた。その半年ほど前、常陽銀行などは内々に、関鉄に茨交救済を打診していた。雇用も維持、両社のバス事業は統合という既定路線ができつつあった。
 そんな関鉄の楽観ムードが一変したのは、茨交が民事再生法による手続きを始めて、間もなくだった。
 伊藤忠商事、オリックス、三井住友銀行……。日本経済の中枢を担う企業を株主にそろえ、豊富な資金力を背景にした経営共創基盤が、茨城交通の資産を詳細に調べ出した。
 日立や水戸の企業なども受け皿候補になるとの憶測が広がる中、経営共創は「段違いに有力な候補」(茨交幹部)に見えた。
       ◇
 前身の「水浜電車」創業以降、茨交は80年余りにわたり、県都・水戸の交通を担ってきた。一方、関鉄は京成電鉄の子会社として、県南に営業網を広げてきた。売上高が逆転すると、茨交は関鉄に猛烈な対抗心を抱くようになった。関鉄が路線バスの営業所で「たい焼き」を販売し出すと、茨交はたい焼きに加えて「うどん」も販売した。
 「県内随一の会社として、運転士たちのプライドもあり、関鉄の下でやるのは不満が残る。それは経営陣も同じだろう」。スポンサー決定の背景に、「アンチ関鉄」の感情があったと解説する茨交関係者は少なくない。
 実際、交渉の舞台裏では、関鉄と茨交の確執も見え隠れした。スポンサーになりたいと言いながら、関鉄側が競合するタクシー事業の継続に難色を示せば、当初は関鉄に理解を示していた茨交も、路線や雇用維持といった売却条件に加え、譲渡金額にこだわるようになったという。
 入札開始から約1週間。茨交から経営共創に支援を依頼する連絡があった。にもかかわらず、正式契約までにはさらに1週間ほどを要した。
 長年の確執はあるが、地元を安心させる選択肢は「関鉄」。合理化で絞られそうでも、再生事業経験のある「経営共創」。揺れ動いた茨交は、「最後は金額が一番」(竹内社長)との判断に頼るしかなかった。


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