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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

529千葉9区:2009/05/24(日) 13:44:07
http://mainichi.jp/hokkaido/seikei/news/20090524ddlk01020169000c.html
ニュースワイド:存続へ、揺れる丘珠空港 A−net、新千歳空港移転方針 /北海道
 ◇短い滑走路に後継機問題 全日空8月結論、空港ビル運営にも影響
 札幌の空の玄関口、丘珠空港(札幌市東区)が揺れている。全日本空輸の子会社エアーニッポンネットワーク(A−net)が全5路線を新千歳空港へ移転する方針を表明。市は「丘珠空港の死活問題」として存続を求めているが、全日空は滑走路の短さなどを理由に8月までに移転を決める考えだ。地方や経済界の一部には、丘珠便の新千歳移転で本州からのアクセス改善に期待する声もある。丘珠空港はどうなるのか−−。【仲田力行、大谷津統一、山田泰雄、佐藤心哉】

 ◇◆トップ会談
 「存続のためにどこをどうすべきか議論をしたい」。20日、東京都港区の全日空本社40階の応接室。札幌市の上田文雄市長は道商工会議所連合会の高向巌会頭らとともに全日空の伊東信一郎社長と向き合い、移転方針の再考を強く迫った。だが、伊東社長は「互いの考えを理解する議論をしたい」と述べるにとどまり、方針を変えなかった。

 全日空側からA−netの新千歳移転が札幌市と道に伝えられたのは3月23日。「寝耳に水」の出来事だった。あわてた市はその後、事務レベルでの折衝で「支援策を検討する」と伝えたが、全日空側の態度は変わらなかった。20日の上京は、市が業を煮やした末の「トップ会談」だった。

 「千歳から(札幌までJRで)36分で近いじゃないか、という感覚は共有できない。東京からみる千歳、丘珠と道民の感覚に乖離(かいり)がある」。伊東社長から色よい返事を引き出せなかった上田市長は国土交通省へ陳情後、少し疲れた表情でこうつぶやいた。

 ◇◆不況追い打ち
 全日空は新千歳移転を決断した最大の理由に後継機材の問題を挙げる。現在A−netが5路線で運用しているプロペラ機、ボンバルディアQ300は既に生産が終了。部品のコスト増が予想されるが、丘珠は滑走路が1500メートルと短くジェット機が就航できない。新千歳ならば小型ジェット機など選択肢が広がるという。

 就航率アップの狙いもある。現在は4機体制だが、予備機がなく、定期点検のために年間650便程度が欠航する。さらに風雪が厳しい丘珠は悪天候による欠航も500便程度ある。新千歳ならば本州便を回すなど機材繰りも容易になるうえ、天候にはあまり左右されない。欠航を計200便程度に抑えて就航率を約10%改善できると見込む。

 全日空は8月をめどに結論を出す考えだが、移転を急ぐ背景には、全日空の経営事情がある。08年9月のリーマンショック以降、業績は急落し、09年3月期決算は6年ぶりに42億円の最終赤字に転落した。

 08年度の丘珠5路線の乗客も29万2000人と前期から1割減少。利用率も6割を切った。札幌駅までバスで約25分と移動時間が短く、便利なため、単価の高いビジネス客が約8割を占めるものの、数億円の赤字とみられる。

 新千歳移転で年間約1億円とされる丘珠空港ビルの賃借料などの費用を削減できる。さらに「道内客だけでは収益が改善できない」(全日空幹部)と、本州便から新千歳で道内便に乗り継ぐ際には割引運賃を設定し、観光客誘致も狙う。


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