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Airline & Airport(航空会社・航空路線・空港)スレ

2510チバQ:2010/10/28(木) 20:49:00
http://mytown.asahi.com/areanews/yamagata/TKY201010270549.html
山形空港、描けぬ道筋 名古屋便・札幌便30日で廃止
2010年10月28日


31日から路線が縮小される山形空港。活性化策が急務だ=東根市

 日本航空の経営再建に伴い、山形空港(東根市)の名古屋便と札幌便が30日で廃止される。4月に廃止の方針が決定した後も利用客は低迷したままで、路線復活への道筋は描けていない。県や周辺自治体は残る東京(羽田)、大阪(伊丹)両便の利用拡大を目指す一方、羽田空港の「国際化」による新たな需要を期待している。

■助成策「力及ばず」

 名古屋便と札幌便の廃止が3日後に迫った27日。山形空港に降り立った利用客は次々と困惑の表情を浮かべた。

 県内に工場がある名古屋市の男性会社員(48)は「半年に1回ほど会議で利用する。廃止後は新幹線を使うことになるだろうが、5時間はかかりすぎる」。月2回ほど名古屋から息子が帰って来るという中山町の女性(84)は「一人暮らしなので、緊急時はどうすればいいのかしら」。

 不採算路線として廃止の憂き目にあった2路線。一部に根強い需要があるものの、復活への展望は開けていない。

 県や周辺自治体などでつくる山形空港利用拡大推進協議会(会長・市川昭男山形市長)は6月、両便を使う個人に片道1千円を、7月からは両便を利用したツアー商品に3千円を助成する策を講じた。日航再建後の路線復活に向けて、廃止前の搭乗実績を交渉の武器にするのが狙いだった。

 ただ、効果は思ったほどには上がっていない。2千人の枠を用意した個人への助成の申請者は22日現在687人。ツアー助成は400人の枠を設けたが、利用者は29人にとどまっている。

 6月以降、札幌便の搭乗率は昨年同時期より微増の60〜70%台と、採算ラインとされる60%を上回ったが、名古屋便は40〜50%台と伸び悩む。

 協議会の担当者は「夏場の好時期でもあり、札幌便はある程度の結果は残せたが、景気に左右される名古屋便は力が及ばなかった」と話す。路線復活に向けて、日航との協議は今後も続けるという。

■羽田国際化に期待

 31日から定期路線が羽田便(1日1往復)と伊丹便(同3往復)だけになるうえ、羽田便の機体が小型化されることを受けて、協議会は新たな活性化策を講じ始めている。

 羽田便を使ったツアーを組んだ旅行会社への現行の助成(1人あたり500円、広告費も負担)について、大阪便も助成対象にし、参加人数の条件も緩和する予定だ。

 31日に始まる羽田空港の定期国際便の就航にも期待のまなざしが向けられている。新ダイヤの山形発の羽田到着時刻は午前11時25分。深夜や早朝の出発が多い欧米行きへの乗り継ぎの使い勝手が悪いが、台湾や中国上海など昼間の出発が多い東アジア方面への乗り継ぎはスムーズになる。

 県地域・交通政策課の竹内重貴課長は「県が目指す東アジアとの交流拡大にとってはチャンスだ。時期をとらえてPRしていくとともに、午後着の羽田便の増便を求めていきたい」と期待を込める。

 山形空港を利用できる海外ツアーを扱う旅行会社も出てきた。JTB(東京)は羽田発のほとんどの海外ツアーに、低価格で地方空港からの乗り継ぎができるオプションを設定。山形―羽田間の追加料金を米国行きは往復1千円、中国行きは無料にしている。

 新幹線があるため、県内の海外旅行客がどれほど山形空港を使うかは不透明だが、JTB広報室は「羽田の利便性が認知されれば、選択肢の一つとして需要が拡大する可能性がある」とみている。(中野龍三)


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