したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1とはずがたり:2008/10/26(日) 18:16:25

統一地方選スレから西海道・琉球地方のネタを独立させます。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40

4674チバQ:2015/04/11(土) 00:58:03
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/175435
=県議選 終盤情勢= 佐賀市
2015年04月10日 09時55分
■無所属新人の動向鍵に

 佐賀市は、定数11を現職8人、新人4人が争う少数激戦区。自民、民主、公明、共産、社民は前回獲得議席の死守を目指しており、無所属新人が選挙戦にどう絡むかが焦点となっている。

 自民は前回と同じ6人を公認した。現職4人はこれまでの支持基盤をもとに堅調に選挙戦を進めており、「票が読みにくい」(ある自民陣営)2新人の集票が議席維持の鍵を握る。

 現職2人の擁立にとどまった民主は守りの戦い。南部と北部を拠点に支持拡大を図り、推薦を受ける連合佐賀など労組票での上積みを目指す。

 公明新人は堅い組織票で選挙戦を展開。陣営は「新人なので、上滑りが心配」と引き締める。共産、社民も議席維持へ向け、地元を中心にラストスパートをかけている。無所属新人は「政党のしがらみがない」とアピールし、佐賀市南部へ攻勢をかけている。

 各陣営は「盛り上がりを感じない」と口をそろえ、投票率は「5割を割り込む」との見方が大半を占める。5千票台が当落ラインとなりそうだ。

【候補者】
留守茂幸 67 自現(6)
江口善紀 47 民現(1)
内田譲二 53 自新
川崎常博 48 自現(1)
徳光清孝 57 社現(2)
藤崎輝樹 44 民現(2)
青木一功 39 無新
木原奉文 61 自現(5)
古賀陽三 37 自現(1)
中本正一 56 公新
武藤明美 67 共現(5)
西久保弘克 50 自新

4675チバQ:2015/04/11(土) 08:53:42
http://www.asahi.com/articles/ASH4B61FFH4BTIPE02Z.html
「私を選挙に連れてって」熊本県選管CM、批判の投稿
山下知子2015年4月11日06時34分

 「私を選挙に連れてって!!」。そんなフレーズで統一地方選の投票率アップを狙った熊本県選管の選挙啓発CMに、女性への配慮が足りないとの物言いが付いた。県選管は「今後十分に配慮する」としている。

2015統一地方選
 同県議選(12日投開票)を前に、県選管が企画会社に制作させたCMで、告示翌日の4日から地元テレビやネット、街頭ビジョンなどで流している。CMは15秒で、若い女性がフレーズを叫び、微笑する若い男性が振り向くシーンから始まり、男性が壁に手をついて強引に迫るスタイルの「壁ドン」で「期日前投票もあるよ」と告げて終わる。

 このCMについて、熊本大法学部の鈴木桂樹教授(政治学)が8日付の熊本日日新聞の読者投稿欄に「感じ取ってしまったのは『政治はしょせん男の世界』『女は政治にうとく、むしろそのほうがかわいい』というメッセージ」「『女性が侮辱されている感じがした』との声も聞いた」などと投稿した。

4676チバQ:2015/04/12(日) 20:15:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk42010290000c.html
審判を前に:’15統一選・県議選/上 /長崎
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 県議選の投開票日(12日)が3日後に迫り、選挙戦は最終盤を迎える。無投票だった7選挙区を除く9選挙区(定数38)で舌戦を繰り広げている52人の戦いぶりを追った。(立候補者名は届け出順)

 ◆長崎市

 ◇県都で18人が激戦
 現職11人、元職1人、新人6人が、長崎市と連携した地域づくりなどをテーマに、激戦を展開している。

 下条氏は、自治会や企業などの基礎票固めに取り組む。社民の議席奪還を狙う坂本氏は、党支持層以外への浸透に懸命。中山氏は地盤の市南部を軸に、インフラ整備などを訴える。中村氏は保育料無料化などの政策に加え、市議6期の経験を強調。市議を3期務めた麻生氏は、後援会組織の引き締めを図る。深堀氏は九電労組の支援を受け、観光産業振興などを主張する。

 元県職員の清水氏は長い行政経験をアピールし、労組も支援。前田氏は医療・介護分野などでの実績を掲げ、再選を狙う。赤木氏は30歳の若さを前面に無党派層へ浸透を目指す。高齢者福祉の充実などを訴える川崎氏は、党支持層を固める。野本氏は5期の実績を強調し、交通網整備などを訴える。浅田氏は、定住人口増への取り組みなどが政策の柱。

 渡辺氏は、候補を一本化した三菱重工労組長船支部が支援。自民で唯一新人の久保田氏は知名度アップに懸命だ。カジノ反対などを訴える堀江氏は、陣営の引き締めを図る。市南部が地盤の高比良氏は、議会改革などを訴える。江氏は「政治に女性の目線が必要」と、支持を呼び掛ける。市議を2期務めた吉村氏は、医療費負担軽減などを訴えている。【小畑英介】

==============

 ◇長崎市(定数14−18)
下条文摩左 66 自現(2)

坂本浩 56 社新

中山功 66 無現(4)

中村住代 68 無新

麻生隆 60 公新

深堀浩 49 民現(1)

清水正明 60 民現(1)

前田哲也 51 自現(1)

赤木幸仁 30 民新

川崎祥司 52 公現(1)

野本三雄 77 自現(5)

浅田眞澄美 48 無元(2)

渡辺敏勝 67 民現(3)

久保田将誠 43 自新

堀江ひとみ 56 共現(2)

高比良元 62 無現(2)

江真奈美 48 自現(1)

吉村正寿 52 民新

==============

 ◆南松浦郡

 ◇現職と新人、一騎打ち
 近藤氏と、馬込氏の一騎打ち。両陣営とも街頭で活発に支持を訴えている。

 近藤氏は、離島の魅力を生かした移住促進などを政策に掲げ「県や国とのパイプ役に」と訴える。県選出国会議員が来援し、公明の推薦も受けている。

 馬込氏は、若者の雇用対策や高齢者の生活支援などを通じた地域づくりを訴え、6選を目指す。前回公認を受けた自民支持層への食い込みも狙う。【小畑英介】

==============

 ◇南松浦郡(定数1−2)
近藤智昭 58 自新

馬込彰 62 無現(5)

==============

4677チバQ:2015/04/12(日) 20:15:37
◆佐世保市・北松浦郡

 ◇福祉や経済など舌戦
 現職8人、新人3人が9議席を争う。現職の一部が安定した戦いを進め、当落線上で競り合う候補は票の上積みへ奔走している。

 溝口氏は漁業者やカトリック信者を支持基盤に票を固め、農林水産業の振興や人口減少対策を主張。12選を目指すベテラン宮内氏は知名度と実績を生かし、高齢者福祉の充実を訴える。山田氏は育児支援などを訴え、女性の代表として支持を求める。元農相の父正彦氏も全力で支援している。外間氏は市中心部で企業や団体票を手堅くまとめ、県民所得向上や企業誘致などが政策の柱だ。

 佐世保重工業(SSK)出身の久野氏は労組の支援を受け、地元票を着実に掘り起こす。吉村庄二氏は佐世保地区労など労組票を軸に、労働環境の改善や基地拡大反対を訴える。山下氏はフェイスブックなどを活用し「世代交代」を強調。若さを武器に浮動票の取り込みを図る。

 昨年1月、補選で無投票初当選した吉村洋氏は地盤の北松浦郡区を重点的に回り、地域経済活性化を訴える。石川氏は石木ダム建設反対や護憲を旗印に各地で街頭演説し、反保守勢力の受け皿を目指す。公明は県本部代表の織田長氏の後継として出馬した宮本氏が福祉の充実などを主張。組織票に加え若さを武器に支持拡大を図る。市南部が地盤のベテラン田中氏は5期の経験をアピール。インフラ整備や県民所得向上を訴える。【梅田啓祐】

==============

 ◇佐世保市・北松浦郡(定数9−11)
溝口芙美雄 67 自現(3)

宮内雪夫 81 自現(11)

山田朋子 43 民現(2)

外間雅広 56 自現(2)

久野哲 67 民現(2)

吉村庄二 75 社現(4)

山下広大 40 無新

吉村洋 58 自現(1)

石川悟 62 共新

宮本法広 42 公新

田中愛国 70 自現(5)

〔長崎版〕

http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk42010264000c.html
審判を前に:’15統一選・県議選/中 /長崎
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 ◆諫早市

 ◇旧市票めぐり激戦
 八江氏以外の現職3人の主地盤は旧町で、有権者が少なく、旧市での票の上積みが不可欠だった。そこに、旧市を地盤とし知名度が高い元参院議員の大久保氏が参戦を表明。各陣営が「(当落の行方が)分からない」と口をそろえる激戦となっている。

 中村氏は個人演説会で自民公認、公明推薦の立場を強調しながらも、「4番手と5番手のところをさまよっている状態」と危機感をあおる。

 八江氏は7期の実績を背景に、後援会組織は安定しているが、「(大久保氏出馬で)今までと違った要素がある」と警戒心をあらわにする。

 山口氏は「民主の議席維持」に懸命。昨年の衆院選で自身が選対本部長を務めた大久保氏出馬の影響を最小限にとどめようと、労組の引き締めを図る。

 前回トップの橋村氏は「前回は(2009年の)市長選で惜敗したことへの同情票。今度は厳しい」と訴え、森山町長時代の実績を強調する。

 寺田氏は諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の早期開門や国保料、介護保険料の引き下げ、憲法9条順守などを訴え、街頭演説を中心に浸透を図る。

 大久保氏は、市内をくまなく回り、支持を訴えている。陣営幹部は「反応はいいが、それが票になるかどうか」と不安ものぞかせる。【武内靖広】

==============

 ◇諫早市(定数4−6)
中村和弥 54 自現(2)

八江利春 75 自現(7)

山口初實 67 民現(2)

橋村松太郎 68 自現(4)

寺田敏之 60 共新

大久保潔重 49 無元(2)

==============

 ◆五島市

 ◇前回同様の接戦に
 同じ顔ぶれだった前回は山田氏が118票差で辛勝した。今回も接戦を展開しており、勝敗を分ける浮動票の奪い合いが激しさを増している。

 山田氏は、この4年間、個人演説会や街頭演説で支持基盤を固め、「若さと行動力」「市民目線で市民の声を県政に反映させる」とアピール。地域活性化を訴える。

 柿森氏は「市議、町議の経験があり、即戦力になる」「地域創生に全力で取り組む」と訴え、自民や公明(推薦)、市議13人の支援を受け、浸透を図っている。【椿山公】

==============

 ◇五島市(定数1−2)
山田博司 44 無現(3)

柿森誠 62 自新

4678チバQ:2015/04/12(日) 20:16:03
==============

 ◆西彼杵郡

 ◇三つどもえの戦い
 浜口氏と三好氏の現職2人に対し、新人で自民推薦の山口氏が挑む三つどもえの戦い。

 三菱重工労組出身で元時津町議の浜口氏は連合票を固め、民主1枠の維持を目指す。「誠実・堅実・行動力」を掲げ「自民の独裁政治を許してはいけない。非自民勢力を結集すべきだ」などとして、地域主権改革や県議会改革、地元の渋滞緩和などを訴える。

 7選を目指す三好氏は議長や自民県連幹事長も務めた重鎮。地盤の時津町を中心に支持を広げ、長与町にも浸透している。「健全な県議会を保つため、行政とのパイプを生かし、調整役となる。豊かな経験と実績で地方創生の時代をつくる」などと訴える。

 前長与町議会議長の山口氏は「長与から県政に」をスローガンに掲げ、長与町を中心に浸透を図る。「豊かなふるさとづくりを次世代にバトンタッチ」として、子育て支援や医療・介護の充実、長与−時津間の新道路建設による渋滞緩和などを訴える。【大場伸也】==============

 ◇西彼杵郡(定数2−3)
浜口俊幸 59 民現(1)

三好徳明 75 自現(6)

山口経正 59 無新

(注)各選挙区とも立候補者名簿は届け出順

〔長崎版〕

4679チバQ:2015/04/12(日) 20:16:27
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150411ddlk42010345000c.html
審判を前に:’15統一選・県議選/下 /長崎
毎日新聞 2015年04月11日 地方版

 ◆大村市

 ◇市長選が影落とす混戦
 昨秋の市長選で、松本氏と里脇氏は当選した松本氏の父崇氏につき、落選した小林氏の選対本部長は高見氏が務めた。2対2で争った市長選が影を落とす混戦となった。

 松本氏は、崇氏から続く「松本党」ともいわれる強固な後援会組織を背景に、市長とのパイプを強調。若さを前面に、街宣活動を活発にして浮動票の取り込みも狙う。

 高見氏は、衰退傾向が続く民主の議席死守に懸命。市長選で小林氏を支援したことに支持母体の労組から一部反発もあり、最終盤を迎えて組織の引き締めを図っている。

 里脇氏は市議5期、市議長の経験を基に「即戦力の新人」をアピール。「自民2議席獲得」を目指して谷川弥一衆院議員自ら演説会に駆けつけるなど全面的に支援する。

 前回トップ当選した小林氏は、県議5期の実績と経験、培った人脈を強調して「即仕事ができる人が必要」と主張。県議会復帰を目指して、自衛隊票の取り込みも図る。【武内靖広】

==============

 ◇大村市(定数3−4)
松本洋介 38 自現(1)

高見健 61 民現(2)

里脇清隆 55 自新

小林克敏 70 無元(5)

==============

 ◆島原市

 ◇自民独占か阻止か注目
 4選を狙う楠氏と、昨年2月の補選で初当選した山本氏の現職2人に、補選で敗れた新人の大場氏が挑む。2議席を自民が独占するかどうか注目される。

 大場氏は元市議会議長。補選の雪辱を期し、市議5期を支えてきた後援会を立て直した。「経験が力、若さが力」と20年の議員経験などをアピール。道路網の整備、雇用増加を公約に、草の根選挙で支持拡大を目指す。

 不動産会社社長や社会福祉法人理事などを務める山本氏は、商工、福祉関係の組織選挙を展開している。「明日の島原のために」を掲げ、演説会で産業振興、行財政改革、島原半島の一体化−−を訴えている。

 楠氏は、同じ選挙区で競り合い、自民県議を8期務めた加藤寛治氏の衆院転出で「対立軸がぼやけた」と危機感をあらわにする。ミニ集会で「自民独占阻止」を柱に「多様な意見を県政に反映させる」と強調している。【古賀亮至】

==============

 ◇島原市(定数2−3)
大場博文 49 自新

山本由夫 54 自現(1)

楠大典 67 無現(3)

==============

 ◆南島原市

 ◇三つどもえの戦い

 自民の現職と新人に、無所属現職がぶつかる三つどもえの戦い。自民の2議席独占なるかが焦点の一つ。

 松島氏は前回2議席目を278票差で現職の県議長に競り勝った。前回受けなかった父、松島世佳元市長の支援を受ける。空き家対策や「議員の口利き」をなくす県政改革案を掲げ、草の根選挙を展開している。

 伊藤氏は、市職員を辞めて挑戦した昨年7月の市長選で5000票余を獲得した。26年間の行政経験をアピール。そうめん作りなど地場産業の活性化、海上交通体系づくり−−の訴えを街頭演説で浸透させようと図る。

 前回トップ当選の中島氏は、旧加津佐町議時代からの支持基盤の建設業協会が動いている。市長選の余波で揺らいだ支持層も再び固めつつあり、人口減少対策と道路交通網の整備に、訴えの力点を置いている。【古賀亮至】

==============

 ◇南島原市(定数2−3)
松島完 35 無現(2)

伊藤剛 47 自新

中島浩介 48 自現(1)

==============

 (注)各選挙区とも立候補者名は届け出順

〔長崎版〕

4680チバQ:2015/04/12(日) 20:17:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk44010321000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/1 大分市 2期目へ厳しい試練 /大分
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 告示を2日後に控えた1日朝、大分市内の国道に九州電力労組出身の藤田正道氏の姿があった。「おはようございます。行ってらっしゃい」。車が通るたびに頭を下げ、手を振り続けた。電力関連企業という基盤だけでは「2期目は厳しい」と感じ、支持層を広げるため、衆院選後の昨年暮れからほぼ毎朝、地元を中心に行った。

 県内有権者の約4割を占める県都・大分市選挙区(定数13)は、前回は特定の支持基盤のない無所属の新人1人が敗れただけだったが、今回は状況が一変。新人6人が出馬し、現職11人を含め17人が争う激戦となった。

 中でも危機感を強めているのが2期目に挑む5人の現職だ。新人には、死去した前回トップの自民県議や引退した2位の民主県議の後継という有力候補も含まれる。3月下旬の連合大分の会合では、2期目5氏のうち4氏がボーダーラインに含まれているとの情勢が報告された。

 県職員労組出身の守永信幸氏の陣営は「2期目は『前回通ったから大丈夫でしょう』と言われる。甘い動きをしていると危ない。県職員数も減っている」と引き締めている。OBも含めた組織の票固めに加え、地元を中心に新たな票の獲得を目指す。

 前回は新人ながら5番目で当選した吉岡美智子氏も「市議時代も2期目の挑戦は得票が下がった。決して楽な選挙ではない」と現職として初めて審判を受ける厳しさを語る。

 竹内小代美氏は社民党推薦で当選したが任期中に自民党入りし、支援者の顔ぶれが大きく変わった。竹内氏は「なかなか票が読めない」とした上で「自民の支援はほとんどない。個の戦い」と草の根選挙を強調する。

 前回、最下位当選だった小嶋秀行氏は「(最下位当選で獲得した)8681票からのスタート。自分が一番厳しい」と表情を引き締める。藤田氏同様、朝の活動を展開。さらに民主が実質支援する知事選候補者とも連動することで、支持層の拡大を図ってきた。

 議会報告などを積み重ねたという藤田氏や小嶋氏は「4年間がどれだけ評価してもらえるのか。そこがカギ」と力を込める。果たして「2期目の壁」を何人が飛び越えるのか。12日の投票日を目指し必死の訴えが続く。【佐野格】=つづく

    ×

 3日に告示された県議選は9選挙区で舌戦を展開している。5選挙区を取り上げ、今回の県議選模様を報告する。

==============

 ◇大分市(届け出順・定数13−17)
堤栄三 58 党県副委員長 共現

麻生栄作 53 党県政調会長 自現

阿部英仁 66 党県副会長 自現

後藤慎太郎 40 農業法人代表 社新

吉岡美智子 61 党県女性局長 公現

小嶋秀行 60 党県副代表 民現

深田容史 57 [元]県職員 無新

河野成司 57 党県代表 公現

森田智伸 55 [元]会社員 無新

衛藤博昭 35 [元]会社員 無新

藤田正道 52 九電社員 民現

油布勝秀 64 畜産業 自現

平岩純子 61 [元]小学教諭 無現

木田昇 47 [元]市職員 無新

竹内小代美 69 精神科医 自現

宮本幸生 71 農業 維新

守永信幸 52 党県副代表 社現

4681チバQ:2015/04/12(日) 20:18:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk44010287000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/2 国東市・姫島村 すみ分け崩れ一騎打ち /大分
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 「定数が減って県と市村とのパイプ役が1人になった。私をそのパイプ役にしてください」。6日午前、国東市の市道。前市議の木付親次氏は選挙カーから駆け下りると、有権者に深々と頭を下げて呼びかけた。

 今回の県議選で唯一定数が削減され、2人区から1人区となった国東市・姫島村選挙区。かつて姫島村から元自民党副総裁の故西村英一氏を出すなど元来は保守基盤の強い地域で、長年にわたり自民系県議が2議席を独占してきた。だが、20年前に社民系候補が革新系勢力をまとめて初当選して以降は2議席を分け合ってきた。

 ところが今回、定数が1減ったことで自民系と社民系の「すみ分け」の構図が崩れた。現職2人の引退に伴い、自民公認の木付氏と、民主・社民の推薦を受ける酒匂法子氏による新人同士の一騎打ちとなり、保革が相まみえる格好となった。

 国東市と姫島村は少子高齢化と人口流出で過疎化が進み、閑散とした商店街は日常の風景となっている。木付氏は「こんな時代だからこそ自民とのパイプがないと地方創生に乗り遅れる」と語り、県や自民とのパイプの必要性を強調する。

 これに対し、酒匂氏は「自民党のやってきた結果が今の疲弊した状況だ」と批判し、客室乗務員として海外での勤務経験を売りに「新しい政治」をアピールする。陣営関係者は「古い政治を変えるには(新人同士が対決する)今回しかない」と話す。非自民勢力の期待も大きい。連合大分は推薦はしていないが、酒匂氏への投票を呼びかけるなど「側面支援」を表明。幹部は「酒匂氏が当選すれば保守王国に風穴が開く」と期待している。

 もっとも、すみ分けができなくなったことで、両氏とも支持層の幅を広げる必要に迫られている。3日の木付氏の出陣式には三河明史国東市長や保守系市議、商工会関係者らに交じって一部労組関係者の顔もあった。陣営幹部は「保守というより『オール国東』という意識で戦う」と意気込む。一方、酒匂氏の出陣式にも自民党支持者が参加するなど保守層への浸透も進めている。

 引退した社民系前職は、あえて酒匂氏とは距離を置いている。その理由をこう語った。「当選するには革新系の票だけではだめだ。保守票や浮動票も取らなければ」【西嶋正法、佐野格】=つづく

==============

 ◇国東市・姫島村(定数1−2・届け出順)
酒匂法子 46 [元]客室乗務員 無新

木付親次 59 [元]市議 自新

4682チバQ:2015/04/12(日) 20:18:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk44010288000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/3 豊後高田市 続く無投票、危機感も /大分
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 告示日の3日、豊後高田市選挙区で立候補の届け出を済ませた清末浩一氏は、聴衆にこう呼びかけた。「世代交代を進め、自分たちの町の未来を自分たちで勝ち取りましょう」

 清末氏が「自分たちで」と強調したのにはわけがある。同区は過去7回のうち実に5回が無投票。選挙で市民が候補に審判を下したのはわずか2回だったからだ。「無投票が続いて市民が政治から離れたことが地域の衰退を招いている」と清末氏の後援会幹部は危機感をあらわにする。

 昔ながらの町並みを再現し、まちおこしの成功例として全国的にも注目される「昭和の町」の一角で菓子店を営む清末氏は「ピーク時に比べ来客数は確実に落ちている」と話す。「地方創生のためには自分たちで市の将来を考えないといけない。そのきっかけになるのが選挙戦。無投票は許されない」

 清末氏は3日、応援に駆けつけた前環境相の石原伸晃氏と共に昭和の町を練り歩いて「自民の清末」をアピールした。

 一方、当選7回を誇る佐々木敏夫氏。出陣式には永松博文・豊後高田市長や豊後高田商工会議所の金谷吉弘名誉会頭のほか、自民と協力関係にある公明党関係者も参加した。佐々木氏は「『将来を見据えたまちづくり』をキャッチフレーズに、1期目から道路の整備などに取り組んできた」と7期28年の実績を強調する。

 1987年に4候補による選挙戦を制して初当選して以来、選挙を戦ったのは前々回の2007年のみ。他の選挙区と比べても無投票は突出している。佐々木氏は「それだけ長年の実績が有権者の支持を得ているということだ」と胸を張る。

 佐々木氏は自民党に所属していたが、前回11年の当選後間もなく、議会内のポストを巡って会派が分裂し、新会派の「自由民主党」を設立。自民県連から除名処分になると、自民豊後高田市支部を解散した。新たなメンバーが13年に同支部を発足させ、今回、清末氏を擁立した。

 清末氏が「自民」を強調するのは、こうした経緯があるためだ。だが、佐々木氏は「自民のための選挙ではない」と自民側を切り捨てる。

 天田望氏は「競争(選挙)がないとその地域は腐る。自民、非自民ではなく、新しい視点から豊後高田の将来を訴えていく」と話す。【西嶋正法】=つづく

==============

 ◇豊後高田市(定数1−3・届け出順)
清末浩一 47 菓子店経営 自新

佐々木敏夫 72 市柔道連会長 無現

天田望 59 [元]会社員 無新

4683チバQ:2015/04/12(日) 20:19:30
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150410ddlk44010321000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/4 由布市 旧町意識払拭なお遠く /大分
毎日新聞 2015年04月10日 地方版

 由布市選挙区のある候補は、こうつぶやいた。「3町の戦いなってしまった」

 同市は2005年に庄内、挾間、湯布院の3町が合併して誕生した。それ以前の県議選では3町は大分郡選挙区(定数2)に属し、3町から候補者が出ていずれか1町が議員の椅子からはじかれる構図が続いてきた。

 だが、挾間町出身者は大分郡として最後となった03年に落選後は立候補者はなく、由布市となってからは07年、11年と庄内、湯布院両町が議席を分け合った。

 その「均衡」が崩れた。きっかけは、庄内町出身県議の後継に挾間町の二ノ宮健治氏が立候補したことだった。挾間町からは「16年ぶりの県議誕生」を待望する声が出ている。地元を回りながら熱気を感じるという二ノ宮氏は「あくまで市全体の選挙だが、どうしても地域意識が働いてしまう」と話す。

 こうした「町の代表」を求める意識は挾間町に限らない。「せっかくなら庄内から県議を」「市の核である湯布院に県議がいないと」。そんな声も聞かれる。

 だが、12年ぶりの旧3町対決となったものの、各候補者の政治的背景や主張はまったく異なる。

 二ノ宮氏は連合大分推薦で少子高齢化対策に重点を置く。一方、湯布院町のベテラン、近藤和義氏は自民公認で、農林水産業と観光業の振興を訴える。同じ湯布院町でも長谷川修司氏は若手有志が選挙戦を支えており、ネット選挙を重視し、若者に訴えを浸透させたい考えだ。庄内町からは、元市議の佐藤友信氏が地元自治区長会などの推薦を受けて立候補し、不十分な道路整備に力を入れたいとする。

 由布市は旧3町に分かれた本庁機能の庄内庁舎への一元化を進めており、これが「旧町ナショナリズム」に火を付けた面もある。大分郡選挙区時代は、いかに足元の出身町を固めたかが勝敗の鍵を握ってきた。「3町レース」の様相を見せていることに、議長経験者の近藤氏も「今回は頑張らないと」と危機感をにじませる。

 一方で、各陣営からは戸惑いの声も漏れている。「それぞれの町に個性がある。総合力で臨まないと地域は前を向かない」。合併から10年。旧町意識が払拭(ふっしょく)される日はいつ来るのだろうか。【浅川大樹】=つづく

==============

 ◇由布市(定数2−4・届け出順)
近藤和義 81 県畜産協会長 自現

二ノ宮健治 67 農業 無新

長谷川修司 62 輸入会社社長 無新

佐藤友信 63 会社会長 無新

4684チバQ:2015/04/12(日) 20:19:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150411ddlk44010297000c.html
’15統一選おおいた:県議選注目区/5止 佐伯市 漂流する郡部票どこへ /大分
毎日新聞 2015年04月11日 地方版

 「旧南海部郡から県議を出さないといけないという声はずっとあるんですが」。合併から10年を迎えた佐伯市。合併前の旧郡部の首長の一人は、前回に続いて今回も旧郡部から挑戦者が出ないことを嘆息する。

 定数1オーバーの4人が立候補した佐伯市選挙区。合併前は旧市区(2人)と8町村の旧郡区(1人)だった。合併後の8年前の前々回は元旧宇目町長が挑戦したが、旧市から5人が乱立した争いにはじき飛ばされた形で最下位に終わった。

 はじき飛ばされた要因の一つに長く続いた旧郡区の2人区時代、「海4町村から1人、山4町村から1人」というすみ分けの構図があったとの見方もある。元旧宇目町長の小平一郎さん(68)も「南郡は一つと思っていたが、海と山の間にある旧市とそれぞれが重なり合う部分が大きかった」と話す。

 旧郡部の2日現在の有権者数は2万5251人。市全体(6万4097人)の約4割の“大票田”だ。ある現職陣営は「これまでに旧郡に後援会をつくっており、特に郡部の票に力を入れるということはない」、新人陣営も「不要な道路を造らないなど是々非々の党の方針をまず訴える」という。一方、「どの陣営も手を付けていない地区がまだある」と漏らす陣営もある。

 合併直後の2005年の国勢調査で8万297人だった市の人口は、2月末現在で7万5913人と減少。特に旧郡部で激しく、1990年に1万人を超え8町村トップだった旧蒲江町は減少の一途をたどり、昨年には旧弥生町に抜かれ、2月末では7372人(高齢化率42・8%)となった。

 9日、ある候補者が旧蒲江町を遊説した。候補者名を連呼して選挙カーが通り過ぎる国道沿いで漁船を修理していた男性(52)は「高速道はできたが、人口はさらに減るんじゃないかという声はよく聞く。若い人が安心して暮らせる定住対策など地域の声を県に伝える地元代表が出るのが理想なんだが」とつぶやいた。

 小平さんは「合併後旧宇目町内にも行政を当てにせず自立してやろうという動きも出ているが、急速な過疎・高齢化で希望が持てなくなっている。開通した高速道の恩恵も少ない。こうした所にこそ、光を当ててほしい」。漂流する「4割」の行方が注目される。【古田健治】=おわり

==============

 ◇佐伯市(定数3−4・届け出順)
深津栄一 66 党県副代表 社現

田中利明 63 市相撲連会長 自現

桑原宏史 44 党県代表代行 維新

御手洗吉生 68 社福法人役員 自現

4685チバQ:2015/04/12(日) 20:24:59
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150407ddlk43010308000c.html
’15統一選くまもと:激戦区ルポ 県議選・阿蘇市区 自民現職に対抗馬 呉越同舟に反発も /熊本
毎日新聞 2015年04月07日 地方版

 4日、阿蘇市役所波野支所前に県議選阿蘇市区(定数1)から立候補した無所属新人、岩本浩治氏(61)の姿があった。演説では、佐藤義興・阿蘇市長や河崎敦夫・元阿蘇町長の支援を受けていることに言及。「オール阿蘇市」態勢をアピールし、自民現職の佐藤雅司氏(64)からの議席奪取に意欲を示した。

 「佐藤市長と河崎氏が手を組むなんて過去になく、最初は耳を疑った。まさに『呉越同舟』だ」。2005年に初代阿蘇市長の座を巡って激闘を演じた2人が、岩本氏支援のために手を組んだことに関係者からは驚きの声が上がっている。

 もともと佐藤雅司氏は河崎氏らの支援を受けて03年の県議選に初当選。07年は佐藤市長の支持者の支援もあって再選を果たした。しかし、いずれともその後の関係が悪化したことが、2人が岩本氏を担いで共闘する事態につながった。

 特に佐藤市長との関係悪化の背景には、12年7月に起きた九州北部豪雨の復旧事業を巡る対立があった。被害が集中した阿蘇市は12年9月、県が進める砂防や治山、河川整備などの事業を国直轄でするよう蒲島郁夫知事に要望したが、県は「原則は県事業で実施するもの」と姿勢を変えず、自民県議団からも異論は出なかった。岩本陣営は「国直轄でやった方が復旧事業も高い技術力でスピードアップできたはず。県議は非協力的だった」と批判する。

 これに対し、佐藤陣営関係者は「国の直轄事業になればゼネコンが受注し、地元建設業者が育たなくなる」と反論。選挙戦では「自民公認候補」を前面に打ち出すと同時に、復旧事業に取り組んできた実績をアピールする。

 一方、岩本陣営の一部には因縁ある河崎氏と佐藤市長が手を組んだことへの反発から、佐藤陣営の支援に回る動きも出るなど、いくつかの遺恨が絡んだ選挙戦は複雑さを増している。【松田栄二郎】

4686チバQ:2015/04/12(日) 20:25:15
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150408ddlk43010251000c.html
’15統一選くまもと:激戦区ルポ 熊本市議選中央区 「区割りは新人にチャンス」 浮動票と分断票の争奪戦 /熊本
毎日新聞 2015年04月08日 地方版

 統一地方選の熊本市議選(定数48)で、中央区(同11)は現職8人、元職2人、新人6人の計16人が乱立する激戦となっている。各候補者は、無党派層や区割りで投票先を失った有権者らを狙って票獲得に奔走している。

 「自転車はいても、歩く候補はなかなかいない。人と違うことをしないと」。無所属新人は6日、かれ気味の声でそう話した。何とか目立とうと、名前の漢字1字を背中に入れた青いジャンパーを着て、徒歩での街頭演説を中心に活動する。

 政令市移行に伴って五つの行政区ごとに実施される初めての市議選。現職との知名度の差は大きいが、区割り選挙で地盤が分断される現職候補もいるため「新人にとっては今回はチャンス」と前向きに捉える。「若手だからこそ汗を流し必死な姿を見せて浮動票を取り込みたい」と話す。

 再選を目指す自民現職は7日、街頭で「一番難しい選挙」と声を上げて支援を求めた。地元で票を固め、街頭演説が中心のスタイルは前回と変わらない。しかし、地盤が分断された他区の候補者から中央区の有権者を紹介してもらい、ミニ集会を開くなど“分断票”を狙った新たな動きも見せる。「選挙に来るのか分からない浮動票より、これまで確実に投票してきた人をつかまえたい」と意気込む。

 返り咲きを狙う無所属元職は7日、選挙カーによる遊説や街頭演説を繰り返した。区割りの影響で得票の多くを占めていた北、東区の票を失った。陣営は「初出馬のつもりで戦っている」と話し、地元の票固めを中心に街頭演説など地道な選挙活動を展開している。【井川加菜美】

4687チバQ:2015/04/12(日) 20:25:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150409ddlk43010286000c.html
’15統一選くまもと:激戦区ルポ 県議選 上天草市区 前市長が現職に挑戦 引責辞任から5カ月 /熊本
毎日新聞 2015年04月09日 地方版

 前回(2011年)は無投票だった県議選上天草市区(定数1)は、現新一騎打ちの激しい選挙戦となっている。立候補したのは、3選を目指す自民現職の山口裕氏(43)と、前上天草市長の無所属新人、川端祐樹氏(43)。川端氏は14年11月、市発注業務を巡る贈収賄事件で前副市長らが逮捕された責任を取って市長を辞職したばかりで、わずか5カ月足らずでの県議挑戦を有権者がどう判断するかも注目される。【松田栄二郎】

 「私は市長を経験させていただき、現市長の苦悩を一番把握している。市政を全力で支えていく」。川端氏は7日、市内で街頭演説して市長を2期目途中まで務めた実績を強調して支持を求めた。

 川端氏は市長辞職の際に出直し選出馬に意欲を見せたが、10日後に「市政安定のため」と一転して不出馬を表明した。後援会幹部は「当選すれば15年4月の任期満了で再び市長選がある。支援者には『なぜ短期間に2度も選挙をしなければならないのか』との批判が強かった」と明かす。

 選挙戦では「自問自答したが、どうしても政治を志したい」と出馬の動機を率直に語り、市長選時の倍に及ぶ街頭演説をこなすなど支持拡大に懸命。後援会幹部は「行政改革に取り組んだ市長経験者を埋もれさせてはならない」と力を込める。

 一方の山口氏は7日、市内の漁港に集まった支持者たちと拳を突き上げ、ガンバローコールで気勢を上げた。選挙戦では、1次産業を中心に地域経済の振興に取り組んだ県議2期8年の実績をアピール。各種業界団体から推薦を得ている他、市議の約半数からも支援を受けている。

 ある陣営関係者は、川端氏出馬について「聞いた時は『本当か』と信じられなかった」と振り返る。11年の市長選で川端氏が再選を目指して立候補した際には、山口氏が出陣式でマイクを握って応援演説するなど良好な関係構築に努めてきたという。それだけに川端氏への反発は激しい。

 しかし、川端氏の前市長としての知名度は高く、陣営関係者は「有権者の反応には見えない部分もあり、最後の最後まで気は抜けない」と警戒する。

4688とはずがたり:2015/04/13(月) 08:16:52

>民主党は公認候補の擁立を見送ったほか、唯一推薦した1人が落選した

(鹿児島県)
県議選、自民過半数を堅持
http://www.yomiuri.co.jp/local/kagoshima/news/20150413-OYTNT50134.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 統一地方選前半戦の県議選(定数51)は12日、15選挙区で投開票が行われ、44人が当選を果たした。無投票当選の6選挙区7人と合わせて、新議員51人が出そろった。自民党は過半数の32議席を獲得して安定的な勢力を保った。一方、民主党は公認候補の擁立を見送ったほか、唯一推薦した1人が落選した。投票率は48・78%で、これまでで最低だった前回の53・23%を下回った。

4689とはずがたり:2015/04/13(月) 08:47:18
22/39とは宮崎意外に自民少ないね。こんなもんか?
>無投票区の11人を含む22人が当選、改選前の24議席は下回ったものの、過半数を維持した。

>共産党と社民党はいずれも現有より1議席増やした

(宮崎県)
県議選、自民過半数22議席
http://www.yomiuri.co.jp/local/miyazaki/news/20150413-OYTNT50146.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 県議選(定数39)は12日、無投票の10選挙区を除く4選挙区で投開票され、新議員が出そろった。最大勢力の自民党は、無投票区の11人を含む22人が当選、改選前の24議席は下回ったものの、過半数を維持した。民主党と公明党はともに改選前の3議席を守った。共産党と社民党はいずれも現有より1議席増やした。維新の党は初の議席獲得はならなかった。無所属は5人が当選した。投票率は42・52%(前回49・02%)で、過去最低だった。

4690とはずがたり:2015/04/13(月) 08:58:52
>自民党は現職3人と新人2人が落選し、当選は13人にとどまった。無投票当選の12人を合わせると、定数の約65%を確保したが、現有議席比では3減の25議席

(佐賀県)
県議選 自民、議席減らし「25」
http://www.yomiuri.co.jp/local/saga/news/20150413-OYTNT50183.html?from=yartcl_popin
2015年04月13日

 統一地方選の前半戦となる県議選(定数38)は12日、無投票だった6選挙区を除く7選挙区(定数25)で投開票が行われた。自民党は現職3人と新人2人が落選し、当選は13人にとどまった。無投票当選の12人を合わせると、定数の約65%を確保したが、現有議席比では3減の25議席。民主党は現職2人が当選し、無投票当選の1人を加えると3議席を維持した。公明、共産両党は2議席を獲得、社民党は1議席を確保した。無所属は5議席。投票率は戦後最低の50・92%だった。

4691チバQ:2015/04/13(月) 21:58:24
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2015/news/20150413-OYT1T50027.html
得票同数、14日にくじで決定…熊本市議選南区
2015年04月13日 03時19分
 2012年の政令市移行後初めて行われた熊本市議選(定数48)は、南区(同8)の8議席目を巡り、いずれも現職の田中誠一さん(69)(無所属)と田辺正信さん(64)(民主党)の得票が4515票で同数となった。


 このため、公職選挙法の規定に基づき、南区選管は14日午後3時に区役所で選挙会を開き、選挙長がくじで当選者を決める。

4692チバQ:2015/04/14(火) 00:45:23
http://www.nikkansports.com/general/news/1460849.html
松野明美氏が熊本県議選で初当選
[2015年4月13日9時40分 紙面から]
 第18回統一地方選は12日、前半戦となる10道県知事選や5政令市長選、41道府県議選、17政令市議選が投開票された。

 元マラソンランナーでタレントの松野明美氏(46=無所属)が、熊本県議選の熊本市第1選挙区(定数12)で初当選した。熊本市と旧植木町の合併に伴う10年の熊本市議増員選挙で初当選後、2期務め、鞍替えに成功した。松野氏は市内の選挙事務所で支援者らに「若手指導者を育成し、20年の東京五輪に熊本から選手を出したい」とあいさつ。記者団に「(当選は)ゴールではなく、フルマラソンのスタートライン。中だるみすることなくやっていきたい」と決意を述べた。

4693チバQ:2015/04/14(火) 00:52:50
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/news/20150413-OYS1T50058.html
国会議員・市議から… 転身組決意新た
2015年04月13日
当選から一夜明け、住宅地を走りながら住民とハイタッチする松野明美さん(13日午前、熊本市北区で)=大久保和哉撮影
当選から一夜明け、住宅地を走りながら住民とハイタッチする松野明美さん(13日午前、熊本市北区で)=大久保和哉撮影
 12日に投開票された統一地方選の府県議選や政令市議選で、市議や元国会議員からのくら替え組が相次いで当選した。13日朝、それぞれ街頭に立つなどし、決意を新たにしていた。

 無所属で、熊本市議からくら替えし、熊本県議選同市第1区(同12)で、トップ当選を果たした元マラソンランナーの松野明美さん(46)は13日朝、「プレッシャーもあるが、競技生活と同様、倒れるまで走り抜く」と語り、日課にしているランニングの途中で、住民に手を振りながら当選の喜びを伝えた。

 県議から国政へ転身し、再び県議に復帰した長崎県議選諫早市区(同4)の元民主党参院議員、大久保潔重ゆきしげさん(49)。トップ当選を果たし、同選挙区に立候補した民主党現職は落選した。大久保さんは13日朝、同市の国道沿いで街頭演説し、「政治家としての原点に立ち返り、市民の期待にしっかり応えたい」と語った。

2015年04月13日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4694チバQ:2015/04/14(火) 21:42:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk46010342000c.html
’15統一選かごしま:県議選を振り返って 自民増加/社民複数議席に /鹿児島
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 12日投開票された県議選で、新県議51人が決まった。最大会派・自民の公認候補38人は32人が当選。更に無所属新人の当選者4人を追加公認し、改選前を1議席上回る36議席を確保した。一方、4人の現職が相次いで落選した。川内原発の再稼働反対の訴えを軸の一つとした野党は地元・薩摩川内市区で反原発候補が落選したが、社民が12年ぶりに複数議席を確保するなど原発周辺の自治体で票を伸ばした。【津島史人、杣谷健太】

 ◇自民36議席「原発再稼働に信任」
 ◆自民「上向き」現状維持。原発再稼働は「追認」

 「どちらでもない。現状維持が、上向きつつあるのかな、というところ」−−。開票から一夜明けた13日朝、鹿児島市内の自民党県連本部で森山裕会長(衆院議員)は、報道陣から選挙結果の「勝ち負け」を問われ、こう答えた。「上向き」の理由としては、「全選挙区で自民の公認候補が当選した」ことを挙げた。

 落選した現職候補はいずれも当選3回以上のベテラン議員。森山会長は「終盤の陣営の緩み、衆院選を引きずってのねじれ、体調の問題や自治体の元首長の立候補などがあった」と分析した。また、鹿屋市・垂水市区などで30代の新人が当選したことについて「(自民県議は)『老壮青』の青の部分が弱かったので、大分変わった印象がある」と歓迎した。

 原発再稼働が争点となった薩摩川内市区は前回落選した元職、鶴薗真佐彦さん(61)が復活した。森山会長は「民主的に決まったことを、県議選で地元の方に追認していただいた」と述べ、県議会による昨年11月の川内原発再稼働の地元同意が、有権者から信任を得られたとする考えを示した。

 ◇野党各派 再稼働の流れにくぎ
 ◆原発、周辺自治体「反対」根強く。野党、票を伸ばす

 薩摩川内市区で、鶴薗さんと入れ替わって落選したのは、再稼働反対を訴えた遠嶋春日児さん(60)=社民推薦=だった。

 前回より約3500票減らした遠嶋さんは12日夜、「市民が再稼働を望んでいるかといえば、違うと思っている。私の力不足」と落胆した表情を見せた。選対幹部は「『原発反対はいない』という材料にされてしまう」と懸念。薩摩川内市の上原正利さん(67)は「県議会のつっかえ棒がなくなってしまった感じがする」と声を落とした。

 一方で票を伸ばしたり、一定の票を集めたりしたのは、反原発を訴えた鹿児島市・郡区や霧島市・姶良郡区などの候補。周辺自治体の住民の原発反対の根強さが浮き彫りになった。

 東京電力福島第1原発事故は、4年以上が経過した今も放射能被害は原発立地自治体だけにとどまらない。その現実が、周辺自治体の住民の投票行動に結びついたとみられる。

 鹿児島市・郡区は、脱原発を訴える共産現職の松崎真琴さん(56)が約2500票増の1万1251票を獲得し、3位当選。松崎さんは「1万を超える票は原発反対の表れ。県議会は民意と違う形の結論を出した」と訴える。

 脱原発を掲げる社民も、鹿児島市・郡区で福司山宣介さん(56)、霧島市・姶良郡区で向井尊麿さん(60)が当選し、12年ぶりに複数議席を獲得した。党県連の川路孝幹事長は「再稼働やむなしということではない」と再稼働の流れにくぎを刺した。社民党公認と連合鹿児島が推薦した無所属の新県議7人は、最大会派の自民に対抗する会派を形成する方向で調整している。

 ◇投票率戦後最低の48・78%「無関心層の増大反映」
 県議選の投票率は48・78%と戦後最低を記録し、前回(53・23%)に比べて更に4・45ポイントも低かった。この結果に、鎌田六郎・県選管委員長は12日、「さまざまな手段を用いて啓発に努め、有権者に投票への参加と棄権防止を強く呼びかけてきたが、非常に残念」とする談話を発表した。

 鎌田委員長は「選挙に対する無関心層の増大などが反映されたのではないか」と分析。「今後も根気強く啓発に取り組む」とした。

 県選管は今回、政治への関心が薄いとされる若年層に対する啓発活動に、特に力を入れてきたという。【津島史人】

4695チバQ:2015/04/14(火) 21:43:02
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk45010322000c.html
’15統一選みやざき:県議選 自民、過半数動かず 改選後県議会 共産は28年ぶり複数議席 /宮崎
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 12日投開票された県議選(定数39)は、自民当選者が改選前の24議席を割り込む22人だったのに対し、共産は2、社民は4へ議席を増やした。現職3人をそれぞれ立てた民主、公明は議席を守り、維新の議会進出はならなかった。過去最多の10選挙区が無投票となり県民の関心は低く、投票率は前回を6・5ポイント下回る42・52%と過去最低を更新。県選管の後藤仁俊委員長は「このままでは民主主義の根幹を揺るがしかねない」と声明で危機感をあらわにした。【門田陽介】

 ◇社民、復活4議席 民主、公明は維持
 当選者の内訳は、現職31▽元職2▽新人6。党派別では自民22▽社民4▽民主3▽公明3▽共産2▽無所属5。女性は現職3人のうち1人が落選し、2人に減った。

 国政での勢いを背に前回より7人多い27人を公認した自民は、現職3人を含む5人が涙をのんだ。ただ、自民過半数は動かず、県連は自民候補への投票率が54%と前回2011年比で20ポイント増となった「成果」を強調。無投票当選の無所属新人も会派入りの意向を示し、県議会での「1強」状態は継続される。

 全国的な退潮の中で統一選を迎えた社民は、引退したベテランの後継新人が宮崎市区の議席を手堅く守った。さらに都城市区の元職が復活を果たし、無投票当選の2現職と合わせて党勢拡大を果たした。同区では共産新人も、14年衆院選で躍進した勢いに乗り、3位で当選。共産は28年ぶりに県議選で複数議席を確保した。

 民主は当落線上だった女性現職が支援労組のてこ入れなどで滑り込み、現有3議席を死守した。公明は支持母体の組織票を背景に安定した戦いで勢力を維持。県議選初挑戦の維新は、地盤のない新人が宮崎市区で約4700票を獲得し、陣営は「もう少し時間があれば浸透できた」と悔やんだ。

 ◇自民2議席減らすも全体得票率は54・39% 県選管発表、政党別得票率
 県選管は県議選の政党別得票数・率を発表した。無投票10選挙区を除く4選挙区で自民は最多の12万2898票を獲得した。現有議席を2減らしたが、全体の得票率は54・39%で、前回2011年より20・06ポイント増えた。

 過去最低の投票率も反映し、有効投票数は前回比15万5097票減の22万5975票。共産を除く全政党が得票数を減らした。

 議席数を維持した民主の得票率は6・37%(前回比0・68ポイント減)でほぼ横ばい、公明も8・19%(同0・2ポイント減)で横ばいだった。

 これに対し、議席数を1増やした共産は7・36%で同5・41ポイント増えた。社民も議席を1増やしたが、2議席が無投票だったため得票率は7・18%と同2・49ポイント減った。

 一方、初めて候補者1人を擁立した維新は2・08%。無所属で出馬した5人の合計得票率は14・42%で、同24・19ポイントの大幅減だった。【中村清雅】

4696チバQ:2015/04/14(火) 21:43:17
◆4選挙区を分析

 ◇宮崎市区
 6政党と無所属の17人が12議席を激しく争った。8人を公認した自民では8期目を目指した現職議長の福田作弥さん(70)と、前議長の外山三博さん(75)が共に落選。地盤が近く、約1万票を得て2位当選した党新人の日高陽一さん(41)の勢いに押された形で、福田さん陣営幹部は「世代交代の流れがあった」と認めた。8年ぶりの清武町出身議員となった自民新人は田野町のJA組織に浸透した。

 トップ当選は前回に続き自民の清山知憲さん(33)。公明、共産候補は組織を固め3〜5位に入った。社民新人は引退する県連代表の後継を強調し、連合宮崎の支援も受け議席を守った。区の投票率が39%と低迷する中、維新新人の票は伸び悩んだ。【門田陽介】

 ◇都城市区
 定数6に現元新計7人が出馬した少数激戦区。基幹の農畜産業振興を訴えた自民現職、山下博三さん(65)が農家らの支持を集めトップ当選。自民現職、星原透さん(67)は地盤の旧北諸4町を中心に厚い支持で6選した。

 共産新人の来住一人さん(70)は区で念願の党初議席を得た。市議8期の知名度に加え、政府主導の農協改革に反発する農家ら保守層にも支持を広げ、得票を上積みした。

 社民元職の満行潤一さん(56)は、連合傘下労組の組織票を固めて返り咲き。自民現職の二見康之さん(34)は若さを前面に出し、無所属現職の徳重忠夫さん(71)も手堅く票をまとめた。自民現職、内村仁子さん(72)は支持に広がりを欠いた。【重春次男】

 ◇児湯郡区
 定数3に現新4人が出馬し少数激戦となったが、現職が議席を守った。投票率は56・69%で前回2011年比で2・07ポイント減だったが、県平均は上回った。

 トップ当選の自民現職、坂口博美さん(67)は地元新富町を得票率約65%と手堅く押さえ、他3町でもそれぞれ1000票超の得票で安定した強さを見せた。自民現職の松村悟郎さん(61)も大票田の地元高鍋町で得票を伸ばした。木城町を地盤とする無所属現職、図師博規さん(45)は若さをアピールし、区内5町で満遍なく得票した。

 元川南町議の山下寿さん(67)は、尾鈴地区出身県議の復活を訴えたが、地元での得票率が約56%にとどまり、281票差で次点となった。【中村清雅】

 ◇東臼杵郡区
 3期目を目指した自民現職、黒木正一さん(64)が396票の小差で逃げ切った。

 前回は無投票のため選挙戦は8年ぶり。大票田・門川町出身の新人、安田厚生さん(45)を迎え撃つ陣営は当初から「非常に厳しい」と危機感を強めた。

 県連は告示翌日の4日、無投票当選の県議11人や国会議員の事務所関係者らを集め選対会議を開催。組織を挙げた支援態勢で、続々と応援を投入した。

 黒木さんが地盤とする諸塚村など入郷地区出身の門川町在住者にも地縁を使いアピール。各種団体への働きかけも強めた結果、同町で1860票を得た。手堅くまとめた地元票と、門川町で投票率が伸び悩んだことにも助けられた。【荒木勲】

4697チバQ:2015/04/14(火) 21:44:07
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk44010331000c.html
’15統一地方選:県議選 投票率最低58.17% 各党、勝利感乏しく 維新は初議席 /大分
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 県議選で第1党の自民党は推薦を含め20議席にとどまり、目標の過半数には届かなかった。対する民主党も単独推薦含め現有維持どまり、社民党は議席減に。公明党の議席維持は順当だが、共産党はわずかの差で2議席目を奪えなかった。各党とも勝利感が乏しい中で、維新の党が議席を確保。県議会に足場を作った。県議選の投票率は前回2011年より0・24ポイント低い58・17%と過去最低を更新した。【西嶋正法、佐野格、池内敬芳】

 自民県連の御手洗吉生幹事長は「現職2人が落選し、目標に掲げていた県議会での単独過半数を確保できなかったのは残念だが、各候補が頑張り現有19議席から1議席伸ばせた。後半戦も県政与党として一致団結し、党勢拡大のために全力を挙げたい」とコメントした。

 一方、民主県連の首藤隆憲幹事長は「大分市で推薦の新人が当選し、現職が議席を守ったので最低限の結果は残せた」と総括した上で、「民主党にとって厳しい選挙だった。自民の得票が高く、民主の得票が低かったのは、政党よりも日ごろの地域を中心とした活動が不十分だったということだろう」と反省の弁を述べた。

 同党と同一会派を組む社民県連の内田淳一代表は「国東市・姫島村で善戦し、大分市では新人が当選できた。しかし佐伯市で議席を落としたのは意外だった。各地で自民党が上位当選し、社民党にとって厳しい戦いだった」と振り返り、「自民の1強他弱といわれている状況が依然として続いていると感じた」と述べた。

 公明県本部の河野成司代表は「知事選で推薦候補が勝ち、県議選では公認候補が議席を維持できてほっとしている。ただ、後半戦に勝って初めて統一選勝利と言える。気を引き締め、地方創生実現のために候補者全員の当選を目指したい」と話した。

 昨年12月の衆院選では躍進した共産は、知事選は同党候補としては過去最低の得票数にとどまった。林田澄孝県委員長は「予想外の残念な結果になった。『自民・民主対決』の構図の中で、はじかれてしまった」と述べ、県議選に関しては「別府市も有権者の反応が良く、自信があったが、最終的に票に結びつけられなかった。地力不足だった」と話した。


’15統一地方選:県議選 投票率最低58.17% 各党、勝利感乏しく 維新は初議席 /大分
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 維新の桑原宏史・県総支部代表代行は「支持母体はなかったが、草の根選挙に徹した結果、県議会で悲願の議席獲得を果たすことができた。県民の良識に訴えるやり方は間違っていなかった。発信力が大きい県議会で、維新の考え方を地道に広めていきたい」とさらに党勢の拡大を目指す考えを示した。

==============

 ◆確定得票

 ◇大分市(定数13−17)
当 21,481 衛藤博昭 35 無新

当 18,172 麻生栄作 53 自現

当 18,087 阿部英仁 66 自現

当 15,995 木田昇 47 無新

当 15,060 油布勝秀 64 自現

当 14,542 吉岡美智子 61 公現

当 13,787 平岩純子 61 無現

当 12,501 河野成司 57 公現

当 12,107 堤栄三 58 共現

当 11,049 藤田正道 52 民現

当 10,002 小嶋秀行 60 民現

当  9,938 守永信幸 52 社現

当  9,524 後藤慎太郎 40 社新

   8,731 竹内小代美 69 自現

   6,000 宮本幸生 71 維新

   3,527 森田智伸 55 無新

   1,608 深田容史 57 無新

※一部地域既報

4698チバQ:2015/04/14(火) 21:44:31
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk44010305000c.html
’15統一地方選:大分市長選、知事選の影響は 佐藤氏陣営、市内圧勝「弾みつく」/椋野氏陣営、警戒強め連合結束へ /大分
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 知事選が終わり、今後の最大の焦点は統一地方選後半戦の大分市長選(19日告示、26日投開票)に移る。これまでに出馬表明しているのは、元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(57)と元大分大副学長の椋野美智子氏(59)の2人だけ。佐藤氏は広瀬氏同様に自民が、椋野氏も釘宮氏同様に民主が支援するだけに、「自民VS非自民」の第2ラウンドとなる。

 12日夜、大分市内であった広瀬氏の祝勝会場。「大変お世話になりました。あなたの地盤で助けられた」。壇上で広瀬氏は佐藤氏と握手し、頭を下げた。

 知事選で佐藤陣営は、選対の一部が広瀬氏を全面的にバックアップ。一方で佐藤氏も広瀬氏の個人演説会にたびたび足を運び、入り口で来場者にあいさつするなどして市長選への「布石」を打ってきた。佐藤陣営関係者は「大分市内での圧勝で市長選に向け弾みが付いた」と喜んだ。

 広瀬氏は13日、「天王山の大分市内で一生懸命応援してもらったことは事実だ」と指摘し、側面支援を匂わせた。広瀬氏の後援会幹部は「(知事選の)恩返しも兼ね、これからは佐藤さんの応援に全力を挙げる」と意気込む。

    ◇

 知事選の投票が締め切られる2時間前の12日午後6時、連合大分の幹部が集まり、大分市長選について協議した。既に釘宮氏の劣勢がささやかれていた。会合では「市長選は短期決戦で。知事選とは別だ。きっちりやろう」と椋野氏当選へ向けて意思統一を図った。

 釘宮氏は大分市内でも広瀬氏に約4万6000票以上の差をつけられた。椋野陣営関係者は「この票差が市長選に影響しないか」と警戒感を強める。

 椋野氏は13日朝、釘宮氏敗戦のショックを払拭(ふっしょく)するかのように、民主党吉良州司衆院議員と共に大分駅前に立った。14日夕の街頭演説には同党の蓮舫参院議員を迎えるなど民主色を前面に出す。推薦する連合関係者も「市長選は連合の存亡をかけた戦いになる。絶対に負けられない」と悲壮感を漂わせた。【佐野格、西嶋正法】

4699チバQ:2015/04/14(火) 21:44:56
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk44010303000c.html
’15統一地方選:知事選 県民党の演出、広瀬氏に軍配 /大分
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 4選を目指した現職の広瀬勝貞氏(72)と前大分市長の釘宮磐氏(67)ら新人4人の戦いとなった知事選は、広瀬氏の圧勝に終わった。ともに特定の政党に偏しない「県民党」を掲げて選挙戦を展開したが、「演出」に成功したのは広瀬氏だった。

 告示日3月26日の朝、広瀬氏の出陣式で、直前に推薦を決めた自民県連や公明県本部の幹部に加え、社民名誉党首で重鎮の村山富市元首相や民間労組の幹部の姿も壇上にあった。一方、釘宮氏は民主党の岡田克也代表の応援を断るなど政党色を排し、後援会中心で実施した。結果的に「広瀬氏に比べ小さくなり、外への広がりに欠ける出だしとなった」(民主連関係者)。

 広瀬氏を推薦した自民県連の幹部は「広瀬氏の意向を尊重し、極力政党色を付けないよう配慮した」と打ち明ける。衛藤晟一県連会長が「黒衣に徹した」と語るように、選挙期間中、党の「大物」はほとんど大分入りせず側面支援に徹した。

 保守系の支援に加え村山元首相も味方に付けたことで、社民支持層にも浸透。さらに、一部労組の支援もあった。

 広瀬氏は13日の当選を受けた記者会見で「支援団体は経済界が母体だったが、(労働)組合などいろんな団体が応援してくれ、支援の輪が広がったことが良かった」と語り、支持層の幅の広がりが勝因の一つとの認識を示した。その結果、選挙戦では全市町村で釘宮氏の得票数を上回った。

 一方、元民主県連代表だった釘宮氏側は、同党の実質支援を受けながらも「古巣」の推薦を求めなかった。政党推薦を受けないことで、「県民党」をアピールし、保守票も取り込む狙いがあった。

 しかし、連合関係者は「政党に推薦を求めなかったことで、どこが選挙を担っているのか分かりにくかった」と指摘する。毎日新聞とOBS大分放送の共同出口調査では、釘宮氏に投票したのは自民支持層の15%、無党派層は36%にとどまった。

 ある連合関係者は選挙戦を振り返り、「5万人の組合員がいる連合大分も一枚岩にならなければ力を出せない」と嘆いた。「(釘宮氏は)読み間違えた。民主、社民の推薦があれば連合もまとまっていた」【西嶋正法、佐野格】

4700チバQ:2015/04/14(火) 21:46:33
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk43010283000c.html
’15統一地方選:前半戦を終えて 県議選、熊本市議選 /熊本
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 ◇自民「党への逆風なかった」 民主「反転攻勢足がかりに」
 統一地方選前半戦の県議選は、自民が現職の公認候補7人が落選したものの引き続き県議会最大勢力を維持した。民主は改選前の1議席から2議席に増やして一矢報いたが、自民との勢力差は依然として大きく開いたまま。熊本市議選では維新新人が県内の地方議会で初の議席を獲得したが、議会構成に大きな変化はなかった。投票率は県議選が過去最低、熊本市議選が過去2番目の低さとなり、いずれも低調ムードに終わった。【松田栄二郎】

 ◇自民
 自民は、今回の県議選で過半数を獲得したが、公認候補32人(現職31人、新人1人)のうち7人もの現職が落選したことで県連に衝撃が走った。13日に記者会見した山本秀久県連会長らは「選挙民の判断なので重く受け止めている」と終始硬い表情。無所属で当選した5人を追加公認し、結果的に県議会の絶対安定多数の30議席を確保したが、会見では反省の弁が相次いだ。

 落選した現職7人は熊本市第2(定数5)の2人と、天草市・郡(同3)▽宇土市(同1)▽阿蘇市(同1)▽菊池郡(同2)▽上益城郡(同2)−−の各1人。いずれも無所属候補に敗れた。

 12日夜、無所属で当選した▽熊本市第1の松村秀逸▽八代市・郡の坂田孝志▽山鹿市の早田順一▽宇城市・下益城郡の末松直洋▽阿蘇郡の河津修司−−の5氏を追加公認したことで県議会の絶対安定多数を確保した。

 前川收・県連会長補佐は「今回は保守系無所属と戦う選挙区が多く、政党を選ぶ選挙にならなかった」と総括し、自民党への逆風はなかったことを強調。その上で「自民政権に勢いがあるから地方選も強いわけではない」と危機感を示し、来年の知事選、参院選へ向け党勢を立て直す考えを示した。【取違剛】

 ◇民主
 民主県連の鎌田聡代表は13日記者会見し、県議選と熊本市議選に擁立した公認・推薦候補計13人のうち12人の当選が決まったことに「この結果を足がかりにし、退潮傾向にあった党勢の反転攻勢に取り組む」と述べ、来夏の参院選の候補者擁立に強い意欲を示した。

 県議選に擁立した候補者数は、公認・推薦合わせて5人と2011年の前回選(10人)の半数だったが、5人全員が当選した。鎌田代表は「改選前の1議席から倍増した。政治の流れが危うい中、我々の主張が有権者に共感してもらえるとの期待はある」と評価した。

 激戦区となった県議選熊本市第2で2位当選した鎌田代表は、連合熊本や社民、維新の松野頼久幹事長から支援を受けた。選挙戦を振り返って「来夏の参院選はこの形で戦っていきたい。今回はモデルケースになった」と強調。熊本市以外でも候補が擁立できるよう各地域での組織強化と人材発掘に努めるとした。【松田栄二郎】

 ◇公明「期待を盤石に」
 公明は、公認した県議選の3人と熊本市議選の7人が全員当選した。党県本部の城下広作幹事長は「政府が掲げる『地方創生』政策では地方から国へアイデアを上げる必要がある。地方議員の力が問われる中、それができるのは公明だと訴えて受け入れられた」と評価。来年の知事選、参院選へ向けて「当選した議員の頑張りが結果につながる。公明への期待を更に盤石にしたい」と話した。【取違剛】

 ◇共産「十分に健闘した」
 共産は、県議選で1議席、熊本市議選で3議席と改選前と同じ議席を確保した。共産県委員会の日高伸哉委員長は「『県議2議席、市議5議席』の目標には届かなかったが、県議選で共産候補の熊本市内での合計得票数が前回選の約1・5倍になるなど十分に健闘した」と振り返った。

 一方、熊本市議選で初の区割り選挙となったことについて「地盤がある現職には有利だが、知名度の低い新人には不利だ」と分析した。【井川加菜美】

4701チバQ:2015/04/14(火) 21:46:48
 ◇得票同数でくじ引きへ きょう当落判明 熊本市議選南区
 定数8に対して現職10人と新人1人が立候補する激戦となった熊本市議選南区では、最後の8議席目を巡って候補者2人の得票数が並ぶ異例の事態となった。市選管は、公選法の規定に基づいて14日にくじ引きで当選者を決める。熊本市議選でくじ引きで当落を決めるのは初めてという。

 市選管によると、得票数が並んだのは無所属現職の田中誠一さん(69)と民主現職の田辺正信さん(64)。開票率96・27%となった13日午前1時現在の2人の得票は4500票だった。更に端数を数えたところ2人とも15票で、得票数は4515票の同数となった。

 田中さんは「最初はあぜんとしたが、仕方ない。粛々とくじを引くだけ」。田辺さんは「有権者の1票が議員の活動を左右すると実感してもらえる機会になった」。南区の無効票は1026票あり、改めて1票の重みを示す選挙戦となった。【柿崎誠、井川加菜美】

==============

 ■解説

 ◇地域代表の色合い濃く 熊本市議選

 2012年の政令市移行後初めて五つの行政区ごとに実施された熊本市議選(定数48)は、投票率が過去2番目に低い46・47%を記録するなど依然として有権者の“政治離れ”に歯止めがかからない状況を浮き彫りにした。区割りの導入で地方政治を身近に感じる契機と期待されたが、明確な争点が見当たらず盛り上がりを欠いた。

 選挙戦では、区割りで支持基盤が分断されたことで、候補者と有権者の双方に戸惑いがみられた。候補者は地元の票固めのため地域課題に言及する機会が増え、大西一史市長も7日の定例会見で「自分の地域だけに狭く議論が集中するとの恐れの声が聞かれる」と懸念を表明。候補者に地域代表の色合いが強まる傾向がみられた。

 政令市移行から3年が経過し、少子高齢化が進む中で熊本市のまちづくりは正念場を迎えている。市中心部の桜町・花畑地区やJR熊本駅周辺の再開発事業が進む一方、周辺部では過疎化が進んで地域間格差は広がりつつある。政令市としてどうあるべきか、新たな市議には地域に寄り添うと同時に、市全体を俯瞰(ふかん)する二つの視点が必要とされている。【井川加菜美】

4702チバQ:2015/04/14(火) 21:47:11
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/2015/news/20150414-OYT1T50084.html
得票同数、くじ引きで民主現職当選…熊本市議選
2015年04月14日 21時20分
 12日投開票された熊本市議選の南区(定数8)の最後の1議席で、2人が同じ得票数となり、同市南区選挙管理委員会は14日、公職選挙法に基づいてくじ引きを実施。


 民主現職の田辺正信さん(64)の当選が決まった。

 12日の開票結果は、8議席目を巡って、田辺さんと、無所属で現職の田中誠一さん(69)が4515票で並んだ。選管は14日、選挙会を開催。2人が番号を記した抽選棒を引き、田辺さんの当選が決まった。

 田辺さんは「1票の重みを改めて感じた。相手(田中さん)の票の重みも受け止めながら議員活動をしたい」、田中さんは「支持者におわびしたい。(田辺さんには)市政のために頑張ってほしい」と、それぞれ語った。

4703チバQ:2015/04/14(火) 21:47:46
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk41010267000c.html
’15統一選さが:県議選を振り返る 自民、単独過半数を維持 公明と共産、各2議席で躍進 /佐賀
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 12日投開票された県議選(定数38)の結果、自民は現職、新人計5人が落選したものの25議席を獲得し、単独過半数の「1強態勢」を維持した。保守分裂となった1月の知事選の「しこり」は顕著ではなかったが、県議会で野党会派の公明と共産が佐賀市区以外で初めて1議席を獲得し、両党とも2議席と躍進した。選挙戦を振り返り、今後の議会運営を展望した。【石井尚】

 JAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」が推薦した山口祥義氏が、与党推薦候補を破った知事選は、応援先を巡り自民県議団を二分した。影響が出るとみられた多久市区と小城市区では、県農政協は推薦候補を立てず「自主投票」とした。

 多久では、与党推薦候補を応援した自民現職が、無所属新人に敗れる結果となり、知事選と同様の構図に。一方、小城は山口氏を応援した自民現職と与党候補を応援した自民現職、無所属新人の三つどもえの戦いとなった。激戦の末、山口氏応援の自民現職が落選し、知事選とは逆の結果となった。落選した自民陣営は「知事選の時ほど農政協の組織が動いたという感じはない。知事選のしこりは感じず、純粋に後援会組織の差が出た選挙戦だった」と敗戦の弁。

 やや波乱はあったものの、新県議会も「自民1強」のまま。議会日程などを決める議会運営委員会に参画できる「4人以上の会派」は、最大会派の自民と、民主と社民でつくる第2会派「県民ネットワーク」(4人)の二つ。改選前と議運の構成は変わらなかった。

 2議席となった公明と共産は人数が足りず議運委員になることはできない。また、条例の議案提出は定数の12分の1の同意が必要で、現状のままでは単独で提出できない。一方、公明と共産が単独でできるのは議会への意見書などの提出。1人以上の賛成があれば意見書を提出でき、2人で可能になった。

 無所属新人で当選した3人は今後、既存会派に所属するか、1人会派で活動する見通し。1人だけでは意見書も提出できず、他会派と連携を模索しなければならない。いずれにせよ、15日に新議員に当選証書が交付され、新しい議会が始まる。

4704チバQ:2015/04/14(火) 22:10:22
>>3693>>4664
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150414ddlk40010460000c.html
’15統一選ふくおか:県議選 保守分裂の行橋選挙区、現職が僅差で再選 /福岡
毎日新聞 2015年04月14日 地方版

 自民の推薦が2候補に分かれた県議選の行橋市選挙区は、弁護士の現職、堀大助さん(35)が257票差で元衆院議員秘書の新人、小堤千寿さん(32)を制した。

 堀さんは「厳しかった。今回は選挙スタイルを変えたが、まだまだ足りないところがある」と大接戦を振り返った。県連が推薦した堀陣営には麻生太郎副総理兼財務相が応援演説に入り、10区の山本幸三衆院議員も後半、選挙区内を遊説に回った。堀さんは2期目について「一般質問しながら知事に対して政策提言していきたい。地方議会への信頼回復もテーマの一つ」と述べた。

 党11区支部の推薦を得た小堤さんは徹底した組織選挙を展開したが及ばなかった。小堤さんは「自分の中では悔いのない選挙をしたがあと一歩、力不足。努力が足りなかった」とし、今後については「引き続き政治を志していきたい」と述べた。【山本紀子】

〔京築版〕
 ◇行橋市(定数1−2)
 =選管最終発表

当 12,833 堀大助 35 無現

  12,576 小堤千寿 32 無新

4705チバQ:2015/04/14(火) 22:47:39
http://www.sankei.com/region/news/150414/rgn1504140071-n1.html
2015.4.14 07:02

「東京五輪へ指導者育成」 熊本県議に松野明美氏が初当選






熊本県議選で初当選し、支持者とバンザイする松野明美氏(中央)=13日午前0時過ぎ、熊本市北区植木町
 熊本県議選の熊本市第1選挙区(定数12)では、タレントで元マラソンランナーの無所属新人、松野明美(本名・前田明美)氏(46)が初当選した。

 松野氏は旧植木町(現・熊本市北区)出身。現役時代は、熊本市の旧ニコニコドー所属で、昭和62年に初出場の全日本実業団対抗女子駅伝で12人をごぼう抜きし一躍注目された。63年のソウル五輪では女子1万メートルに出場した。

 引退後の平成13年に結婚し、現在は同区植木町で夫と子供2人の家族4人で暮らす。地元住民の要請を受け、市町合併に伴う22年の熊本市議増員選に初出馬して当選した。翌年の前回統一選・後半戦の市議選ではトップ当選を果たし、今回は県議選へくら替えに成功した。

 同区植木町の選挙事務所では午前0時過ぎ、「トップ当選」の一報が入り、松野氏は集まった支持者らと祝福。松野氏は「地方創生が叫ばれ、首都圏は32年の東京五輪で盛り上がっているが、熊本ではまだまだ実感がない。五輪は子供たちに夢や感動を与える絶好の機会。若手指導者を育成、東京五輪に熊本からも選手を出したい」と述べた。



 ◇熊本市第1(定数12−14)
 =選管最終発表

当 18,784 松野明美 46 無新

当 18,535 岩下栄一 68 自現

当 16,720 小杉直 69 自現

当 13,306 橋口海平 36 自現

当 12,880 濱田大造 44 民元

当 12,509 城下広作 56 公現

当 12,439 氷室雄一郎 65 公現

当 12,391 藤川隆夫 62 自現

当 11,427 松村秀逸 61 無新

当 10,985 山本伸裕 51 共新

当 10,815 西聖一 54 無現

当  9,049 岩田智子 53 無新

   4,021 山中惣一郎 32 無新

     699 倉田千代喜 64 無新

4706チバQ:2015/04/14(火) 22:58:42
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/176668
分裂知事選なお「しこり」 県議選自民と農政協
2015年04月14日 08時53分
知事選の流れで農政協が自主投票とした県議選多久市選挙区。自民現職と争った無所属新人の出陣式にはJAさが幹部の姿も(左から2人目)=4月3日、多久市北多久町の事務所
知事選の流れで農政協が自主投票とした県議選多久市選挙区。自民現職と争った無所属新人の出陣式にはJAさが幹部の姿も(左から2人目)=4月3日、多久市北多久町の事務所
来夏参院選へ修復課題

 12日投開票された佐賀県議選で最大会派の自民党は、保守分裂選挙となった1月の知事選のしこりで一部候補が県農政協議会の推薦を見送られるなど影響が懸念されたが、結果的には現有から3減にとどまり、25議席を確保した。「組織としてはノーサイド」を強調する両者だが、依然として感情的な"しこり"を指摘する声も残る。来年夏に控える参院選に向け、どう関係修復を図っていくのか。5月に決まる自民県連人事にも注目が集まる。

 知事選では自民県連が前武雄市長を推薦した一方、長年、自民王国を支えてきた県農政協は現知事の山口祥義氏を推した。それぞれを支持する県議や国会議員を交え、激しい分裂選挙を戦った。

 その激戦から3カ月。しこりが心配された県議選では、県農政協は各地区から上がってきた推薦願をそのまま了承した。小城市など自主投票となった4選挙区では、各支部単位で対応が割れ、結果もまちまちだった。

 県農政協の金原壽秀副会長は「農政協の推薦の有無より、普段の政治活動などが影響した」と総括する。県議選レベルでは、地縁や血縁など、それぞれの地域事情が与える影響が強いと分析した。

 焦点となる自民県連との関係では「組織としては修復済み」としつつも、知事選で党本部の決定に追従した国会議員には「県議とは立場が違う。農協改革やTPP問題などの立ち位置や対応を見極めさせてもらう」と厳しく注文。現職の福岡資麿議員が改選を迎える来年の参院選についても「協力はするが、自主投票との意見もある。これから決める」とけん制する。

 一方、関係修復を急ぎたい自民県連は、県議選の結果を踏まえて5月に決める県連と県議会人事を一つの契機にしたい考えだ。県連は福岡前会長の引責辞任後、現在は会長不在の状態が続く。留守茂幸県議団会長は「参院選は一枚岩で臨まなければいけない」と強調する。農政協と近いある中堅議員も「農協幹部と国会議員の感情的な溝は深い。今度の会長と幹事長の仕事は、農協との関係改善だ」と指摘した。

 県連は19日に代表役員会を開く。今後の役員選任の進め方などを協議する予定で、議長など県議会の役職とも絡んだ人事が焦点になる。

(統一地方選取材班)

4707チバQ:2015/04/14(火) 23:02:23
>>4594>>4667とか
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/176403
=県議選= 唐・松 公明と共産新人初当選
2015年04月13日 11時07分
■共産・井上さん唯一の20代

■公明・木村さんトップ当選

 最大の激戦区となった唐津市・東松浦郡(定数6)は公明と共産新人が初当選、それぞれ佐賀市と合わせて2議席を獲得した。

 共産に貴重な2議席目をもたらしたのは29歳の前市議井上祐輔さん。今回の当選者で唯一の20代で、「県内は北に原発、南にオスプレイという問題を抱えている。県民の暮らしや命を脅かす安倍政権の政治に何としてもストップをかけたい」と祝福の花束を高く掲げた。

 無縁だった政治の世界を志すきっかけは4年前の震災と原発事故。福島の現状を考える勉強会などに参加する中で「変える力になりたい」との思いが芽生えた。選挙では「福島は今も住民が故郷に戻れない状況が続いている」と原発ゼロの意義を訴え続けた。

 期間中、初めて会った長年の自民党支持者からも「頑張れ」と声をかけられた。「市役所の不正入札問題を何とかしてほしいという声を何度も聞いた。お金にきれいな政治を実現したい」と力を込めた。

 一方、公明の木村雄一さん(42)は会社員から転身し、初めての選挙だったが、党が重点選挙区として全面的にサポートしたこともあり、堂々のトップ当選。「念願の唐津・東松浦地域で公明の旗を高らかに掲げることができた」と支持者を前に力強く語った。

 尊敬する政治家は不屈の精神で人種差別と戦った南アフリカ元大統領のネルソン・マンデラ。「傍観者の立場から、政治を変える力になりたい」と出馬を決意した。「こいつを選んで良かったと思ってもらえるよう日々精進したい」と語った。


◇唐津市・東松浦郡(定数6−10)
 =選管最終発表

当   9,268 木村雄一 42 公新

当   8,201 桃崎峰人 65 自現

当   7,923 大場芳博 65 自現

当   6,683 井上常憲 63 自新

当   5,906 井上祐輔 29 共新

当   5,634 米倉幸久 67 自現

    5,304 宮崎泰茂 72 無現

    4,649 田崎信幸 60 自現

    1,359 井手国興 65 無新

      582 芳野秀樹 40 無新

4708チバQ:2015/04/14(火) 23:04:04
>>4548>>4597
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/176329
=県議選= 多久市 「再戦」野田さん雪辱
2015年04月13日 11時10分
初当選を果たし、支持者と笑顔で握手を交わす野田勝人さん=12日午後10時3分、多久市北多久町の事務所(撮影・米倉義房)
初当選を果たし、支持者と笑顔で握手を交わす野田勝人さん=12日午後10時3分、多久市北多久町の事務所(撮影・米倉義房)
■各層から支持集める

 4年前の再戦となった多久市は、無所属新人の野田勝人さん(58)が悲願の初当選を果たした。似た構図で自民党推薦候補を破った2年前の多久市長選、今年1月の知事選の勢いをかりて、雪辱を果たした。

 わずか455票差で涙を飲んだ前回の県議選。今回のために定職には就かず、ガードレール取り付けやペンキ塗りなど支持者からアルバイトを紹介してもらいながら雪辱を期した。先の県知事選では初当選した山口祥義氏陣営の多久市の事務局長として選挙戦を指揮。自ら前哨戦と位置づけた戦いで勢いを付け、2回目の県議選に臨んだ。

 告示後、1日2回の個人演説会を開き、岸川や田柄、白仁田など山間地を地道に回り変革を訴え続けた。加えて市長や知事との連携を強調し「県議選の勝利で初めて、多久が変わる土壌が整う」と主張。民主系や元自民系の市議、労組といったさまざまな層が結集し、支持に回ったJAさが幹部も農家を回り、地道な浸透を図り自民現職を押し切った。

 当選の報道が流れると、事務所は「勝った」「おめでとう」との声が飛び交い支持者は肩を抱き合った。スタッフの女性から花束を受けた野田さんは「人が変われば政治は変わる。市長、知事としっかり連携をとりながら県議としてしっかりとその歩みを進めたい」と涙を浮かべ、深々と頭を下げた。


◇多久市(定数1−2)
 =選管最終発表

当   5,426 野田勝人 58 無新

    4,968 福島光洋 58 自現

4709チバQ:2015/04/14(火) 23:05:28
>>4597>>4626
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30112/176404
=県議選= 小城市 元市部長・池田さん破顔
2015年04月13日 11時09分
花束を持って支援者らと万歳をする池田正恭さん(中央)。左は妻の愛子さん=12日午後10時40分、小城市小城町の事務所
花束を持って支援者らと万歳をする池田正恭さん(中央)。左は妻の愛子さん=12日午後10時40分、小城市小城町の事務所
 共に副議長を経験したベテラン現職2人と新人が、激しい三つどもえの選挙戦を繰り広げた小城市。元市産業部長の池田正恭さん(59)が、トップで初陣を飾った。

 「16年ぶりに小城町から県議を」との期待を一身に背負った池田さんは、他陣営からの激しい切り崩しを受けながらも、地元を中心に支持を拡大。小城町選出の市議8人の全面支援や、農政協議会小城、三日月支部の推薦を受け、着実に足場を固めていった。

 36年間の行政経験を強調し「即戦力」をアピール。農林水産業の活性化などを訴え、有権者の心をつかんだ。当選の報を受け、支援者と喜び合った池田さんは「県議会で皆さんの声を届け、一緒に小城をよくしていきたい」と決意を新たにした。

◇小城市(定数2−3)
 =選管最終発表

当   7,727 池田正恭 59 無新

当   6,111 藤木卓一郎 47 自現

    5,133 伊東猛彦 53 自現

4710チバQ:2015/04/15(水) 01:23:56
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/176330
=県議選= 神埼市・郡 内川さん競り勝つ
2015年04月13日 11時11分
3期目の当選を受け、支持者から花束を受け取る内川修治さんと妻の千賀さん=12日午後10時50分ごろ、神埼市千代田町の事務所
3期目の当選を受け、支持者から花束を受け取る内川修治さんと妻の千賀さん=12日午後10時50分ごろ、神埼市千代田町の事務所
 神埼市が地盤の3人が2議席を争った神埼市・郡は、無所属現職の内川修治さん(62)=千代田町=が後援会を軸に農業票も取り込み、3期目の当選を果たした。

 県連幹事長まで務めた民主党を離れ、無所属で臨んだ。陣営幹部は「千代田町長、県議2期を務め、党ではなく本人が支持されている」として離党の影響は限定的と強調した。地元に自民新人が立ったが、保守分裂となった知事選の影響で県農政協議会から初めて推薦を受け、神埼市で競り勝った。

 政権与党の“追い風”で圧勝だった前回に比べ、今回は約500票差の苦しい戦いだった。「厳しい世間の声と受け止め、議員活動にまい進したい」と力を込めた。

◇神埼市・郡(定数2−3)
 =選管最終発表

当   7,250 八谷克幸 66 自現

当   6,990 内川修治 62 無現

    6,442 古川裕紀 41 自新

4711チバQ:2015/04/15(水) 21:53:14
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150415ddlk43010234000c.html
’15統一地方選:熊本市議選南区でくじ引き 最後の議席決定 民主現職が7選、両者複雑な表情 /熊本
毎日新聞 2015年04月15日 地方版

 12日投開票の熊本市議選南区(定数8)で、最後の議席を巡って得票同数となった民主現職、田辺正信さん(64)と無所属現職、田中誠一さん(69)は、最後にくじ引きで明暗が分かれた。結局、田辺さんの7選が決まったが、くじ引きという手法に2人とも複雑な表情を見せた。

 午後3時ごろ、2人は緊張した様子で南区役所に現れた。先にくじを引いた田辺さんの数字は「3」。田中さんは「1」か「2」を引けば当選だったが、結果は「10」。田中さんは首をかしげて苦笑いを浮かべたが、すぐに口元を引き締めて周囲に頭を下げていた。

 当選後の田辺さんも表情を変えず、数回大きな息を吐いただけ。駆けつけた支援者も控えめに「よしっ」と声を上げ、派手に喜ぶ姿は見られなかった。

 田中さんは「最後にくじ引きで当落が決まる制度については他に方法がないのでしょうか」と渋い顔。それでも最後は「くじ運が悪かったですね」と話して会場を後にした。

 田辺さんの当選を受け、民主は市議選に擁立していた公認候補2人、推薦候補6人の計8人全員の当選が決まった。民主県連の鎌田聡代表は「これを弾みに党再生に向けて頑張りたい」と話した。【柿崎誠】


http://senkyo.mainichi.jp/news/20150415ddlk43010235000c.html
’15統一地方選:熊本市議選南区 確定得票 /熊本
毎日新聞 2015年04月15日 地方版

 ◇南区(定数8−11)
当 5,524 浜田大介 51 公現

当 5,447 澤田昌作 43 自現

当 5,316 西岡誠也 60 無現

当 5,156 寺本義勝 55 自現

当 5,127 江藤正行 68 自現

当 4,994 白河部貞志 65 無現

当 4,607 朽木信哉 69 自現

当 4,515 田辺正信 64 民現

  4,515 田中誠一 69 無現

  4,153 大島澄雄 66 自現

  2,908 広瀬由美 59 共新

4712チバQ:2015/04/15(水) 21:57:35
http://www.e-obs.com/news/detail.php?id=04150029884&day=20150415
詐偽投票容疑で落選候補の事務所家宅捜索(4/15 20:25)
先の県議会議員選挙で由布市選挙区から出馬した候補者の出納責任者が逮捕された事件で、警察は容疑を裏付けるため15日朝から選挙事務所を家宅捜索しています。14日夜、逮捕されたのは大分市荏隈の会社員岩尾雄哉容疑者です。岩尾容疑者は県議選告示前のおよそ3か月前、自分と知人の2人分の住所を実際には住んでいない由布市内に移しました。その上で選挙区から出馬し、落選した長谷川修司候補に投票した公職選挙法違反の詐偽登録と詐偽投票の疑いが持たれています。岩尾容疑者は長谷川候補の出納責任者を務めていました。警察は15日朝から選挙事務所など関係先を家宅捜索して容疑の裏付け捜査を進めています。また岩尾容疑者が他の人物にも住所を移転させていないかなどを調べています。

◇由布市(定数2−4)
 =選管最終発表

当 7,114 二ノ宮健治 67 無新

当 5,653 近藤和義 81 自現

  4,234 佐藤友信 63 無新

  1,589 長谷川修司 62 無新

4713チバQ:2015/04/15(水) 22:13:01
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150415-00000585-san-pol
統一地方選 投票率「100%」 離島の危機感、進む過疎化 「声上げないと切り捨てられる」
産経新聞 4月15日(水)21時23分配信

統一地方選 投票率「100%」 離島の危機感、進む過疎化 「声上げないと切り捨てられる」
鹿児島県三島村・黒島の大里地区で区長を務める日高重行さん。「過疎化は村で対応するには限界がある」と国による対策を求める(写真:産経新聞)
 26日に投票が行われる統一地方選挙の後半戦を控え、「投票離れ」に悩む自治体がある中、低投票率と無縁の村がある。黒島、硫黄島、竹島の3島に村民が住む人口約370人の鹿児島県三島村だ。21日告示の村議選(定数7)は過去に無投票になったことがなく、投票率も9割後半を維持。村幹部は「寝たきりの人などを除けば実質100%」と見る。常駐の医師はおらず、物資の生命線は本土と月13往復する村営船のみ。“全員投票”の裏には「選挙を通じて意思表示しなければ、切り捨てられてしまう」という過疎の離島の切実な思いがあった。(滝口亜希)

 9日。三島村の各投票所には午前7時から、続々と軽乗用車やバイクが集まり出した。この日は県議選の繰り上げ投票日。黒島の大里地区では午前中に有権者の多くが投票を済ませた。

 「海がしけたら船は来ないし、急病人にも対応できない。島の現状を届けてくれる人にすがりたい」。74歳の男性は言う。鹿児島市などと一緒の選挙区の当日有権者数は約48万2600人。全体から見れば村の票はごくわずかだが、「島の暮らしを守ってもらいたい」という思いを込めた。

 村の投票率は選挙区全体の41・16%を大きく上回る86・33%。その県議選以上に驚異的な投票率を保っているのが村議選と村長選だ。村議選は平成15年が98・11%、19年が98・33%で、23年も棄権者わずか5人で98・21%を記録した。

 選挙で下される審判も厳しい。23年の村議選では新人が46票で1位当選。21票の現職が1票差に泣いた。ある女性は「何もしてくれない人だったら議員にする意味がない」と話す。

 3つの離島は本土から「最も近くて遠い島」とも言われてきた。

 鹿児島市とをつなぐ村営船は、最も西の黒島・片泊港まで片道約6時間。台風などで1週間欠航することもある。戦時中は往来が途絶え、終戦3カ月後の昭和20年11月に来た船で島民はようやく戦争が終わったことを知った。電気が24時間使えるようになったのは戦後約30年たってからだ。

 島外の人から「それ、日本の話ですか?」と言われることも。「同じ日本なのになんでこんなに本土と違うんや…」。片泊地区の区長、山田馨(かおる)さん(55)は、思わずため息をつく。

 今も島で受けられる行政サービスは「本土並み」とはほど遠い。

 大里地区の区長も務める村議会議長、日高重行さん(65)は今年の元日、午前4時半ごろ電話を受けた。93歳の女性の具合が悪いという。黒島には常駐の医師も警察官もいない。台風のような天候で、搬送用のヘリも飛べない。AED(自動体外式除細動器)による応急処置を試みたが、女性は息を引き取った。

 ところが、医師がいないため死亡確認ができない。水を入れたペットボトルを凍らせてひつぎに入れ、3日間、医師を乗せた村営船が大里港に来るのを待った。

 日高さんも姉と妹を幼くして肺炎で亡くしている。いずれも荒天で船が来ず、医者に診てもらうことさえできなかった。「昔から平等という言葉にすごく違和感を持っていた。生まれたときから平等じゃないよね」

 村役場や議会は、交通などの便が良い鹿児島市に置かれている。「本来、役場職員がやるべき仕事をしているという歯がゆさはあるが、誰かがやらなければ」と高齢・過疎化が進む島の暮らしを見守ってきた。

 平成5年には四十数人のベトナム難民が乗った密航船が島に漂着。日高さんは島の小中学校長を通訳に事情を聴き、数時間後に来た海上保安庁の巡視船に引き渡した。メジロの密猟者を通報したことも。7年の地下鉄サリン事件以降は異物が混入されていないか、今でも毎日、水源地を見回る。

4714チバQ:2015/04/15(水) 22:13:16
 不便さゆえに、身近な選挙への島民の関心は高い。

 「当選してから24時間、365日、4年間、ずっと見られている。一夜漬けの選挙活動は通じない」。大山辰夫村長(56)は選挙戦の厳しさを身をもって知る一人だ。村議から転身し17年に初当選したが、21年に落選。「村議も村長も駄目ならすぐ交代させられる。1期目は島民に直接、政策を説明する時間が十分でなかった」と振り返る。

 25年選挙は、大山さんをわが子のように気に掛けてくれた91歳の女性が、鹿児島市内で不在者投票をして間もなく息をひきとった。胃がんでやせ細った体での投票。字は書けず、候補者名を順に指さされ「大山辰夫」でうなずいた。「執念の1票」。大山さんはそう感じた。再び当選した。

 「負けるな」が女性の口癖だった。国や県との交渉が難航することもあるが「俺の後ろには約370人の島民がいる。ダメといわれて帰ることはできない」。9割超の島民が参加した選挙で選ばれたからこそ「民意の重みが違う」という。「離島は大きな声を上げていかなければ、どんどん切り捨てられてしまう」

 1期目は島のインターネット環境を整備するため、何度も総務省に足を運び、「せめて情報だけは本土とつながっていたい」と机をたたいて訴えた。23年3月、海底ケーブルで高速通信網が導入された。

 今回の統一選では東京都内の21区で区議選が行われる予定だが、離島とは対照的に、低投票率からの打開策を打ち出せないでいる。23年の前回選では、21区全てで投票率が5割を下回った。

 35・49%でワーストだった港区の女性会社員(41)は「前回、誰に入れたか覚えていない。区議といっても、誰が何をしているかほとんど分からない」と話す。「国政選挙や都知事選では投票しているが、区議選に行く予定はない」というのは会社経営の竹内真二さん(39)。「区議会の構成が変わると、自分の暮らしがどう変わるか分からない」

 投票率アップにつなげようと21区の選挙管理委員会は共同で動画を制作した。

 ただ、港区選管の担当者は「投票率の低さに危機感はある」としつつも「港区は街並みや緑地も整備されていて、差し迫った区への要望がなく投票につながらないのでは」とみる。

 「本土では生活に不便を感じていないんだね…」。都市部の投票率を聞き、三島村の村民がつぶやいた。

4715チバQ:2015/04/15(水) 22:34:37
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/176328
=県議選= ベテランの落選相次ぐ
2015年04月13日 11時23分
■知事選しこりも影響 

 12日に投開票された佐賀県議選は、公明、共産が唐津市・東松浦郡で初の議席を獲得する一方、1月の県知事選のしこりが残る選挙区は、副議長まで経験した2人の自民現職が涙をのんだ。7期目を目指した現職最高齢の無所属候補も再選を阻まれるなどベテラン議員の落選も相次いだ。

***********

=唐津市・東松浦郡= 宮崎さん、“非自民”7選阻まれ  >>4707
 6期24年にわたって“非自民”の重鎮として活躍してきた唐津市・東松浦郡の宮崎泰茂さん(72)=無所属=が、330票差で7選を阻まれた。公明、共産の若手候補擁立で、6議席を10人で争う混戦となり、自民への批判票が分散したことや高齢が響いた。

 玄海原発が立地する選挙区。自民候補が言及を避けるなか、選挙戦を通じて原発の危険性と脱原発を訴えた。さらに、安倍政権のエネルギー政策も厳しく批判したが、候補乱立の波にのまれた。宮崎さんは「私の不徳の致すところ。いつもと違う激戦で、年齢も最長老で心配する声があった。さらに投票率が低かったのが大きな敗因」と、支持者を前に深々と頭を下げた。

 1991年に10期40年務めた父の茂さんの跡を受け、初当選した。以来、プルサーマル導入に反対し、古川康前知事の「やらせメール」問題などでは、県や九電の姿勢を厳しく追及した。宮崎さんは「明日から出直すという形で頑張りたい」と再起を期す考えを示した。

=小城市= 元副議長・伊東さん、悔し涙こらえ  >>4709
 自民現職で県議会副議長の経験もある伊東猛彦さん(53)が落選した。小城町の事務所で「皆さんにこん身の力で支えてもらったにもかかわらず、私の不徳の致すところで、このような結果を招いてしまった」と悔し涙をこらえ、声を震わせて支援者に頭を下げた。

 これまで自民現職2人で選挙区を「すみ分け」して当選を重ねてきたが、大票田の小城町から新人が立候補して乱戦に。有力な支援団体だった医療法人が今回は新人に付き、陣営からは「これまでの選挙で一番厳しい」との声が漏れた。

 告示後は毎日2カ所で個人演説会を開き、県議5期20年の実績をアピール。ベテランの必死の姿が陣営の結束を固め支持を広げてきたが、届かなかった。

=多久市= 元副議長・福島さん、農政協離れ苦戦  >>4708
 5選を目指した多久市の自民現職、福島光洋さん(58)は落選が決まると「私の力不足。申し訳ない」と落胆の表情を隠さず、支持者に深々と頭を下げた。

 前回、455票差で勝利した相手候補との再戦。保守系・公明市議10人が結束し、組織戦を展開。女山トンネル着工など4期16年で培った実績を強調し支持拡大を図った。総決起大会は「今までの政治人生の中で、最高の雰囲気だった」と手応えも感じていた。

 知事選のしこりから、農政協の推薦を得られなかったことが敗因とする見方もあるが、「自分でも分からない」としつつも、「決して敵対したわけでなかったが、プラスにならなかったのは事実」と語った。

4716チバQ:2015/04/15(水) 22:38:40
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/162324
【知事選】2強決戦思わぬ大差 広瀬氏、政党色隠し奏功
2015年04月13日(最終更新 2015年04月13日 03時54分)


 「この大分から地方創生を先導しよう」。12日夜、大分県知事選で4選を果たした広瀬勝貞氏(72)は、黒く日焼けした顔で宣言した。元大分市長、釘宮磐氏(67)らの挑戦を受けた全国注目の選挙戦。徹底して政党色を隠す「県民党」戦略が功を奏し、多選批判もはね返した。
 午後8時前に大分市の事務所に姿を見せた広瀬氏。満面の笑みで花束を受け取ると、村山富市元首相や衛藤晟一首相補佐官ら党派を超えた支援者たちと、次々に握手を交わした。
 県都・大分市のトップを3期務めた釘宮氏が1月に“転身”を表明し、陣営に衝撃が走った。圧勝した過去2回から一転、元民主党衆院議員も務めたライバルの出現に「問題は大分市だ。絶対に負けられん」。冷静な広瀬氏が対抗心をむき出しにし、選挙準備を急がせた。
 「これまで築いてきた良好な関係を重視してほしい」。「反自民」の根強い土壌で、陣営幹部は有力労組への働きかけを強め、連合大分を事実上、分裂に導いた。中央から来援した閣僚や自民の女性議員を街頭には立てず、一方で村山氏には各地でマイクを握らせた。当初は接戦も予想されたが、結果的には快勝。強敵を退けた勝因を、広瀬氏周辺は「自民色を消していった。右から左まで陣容が整った」と語った。
 万歳を終えた広瀬氏は「雇用を広げ、存分に経済活動ができて努力が報われる、活力ある県にしていく」と意気込んだ。
 一方、釘宮氏は同日夜、大分市の会議場で「私の思いが県民に伝わる時間がなかった」と唇をかんだ。
 選挙戦では「今の県政はトップダウンだ」「中央対地方の戦い」と訴えたが、支持は広がりを欠いた。「争点が乏しく、広瀬さんとの政策の違いを明確に打ち出せなかった」(後援会関係者)。中盤以降、陣営内には劣勢ムードも漂った。
 民主党関係者は「勝負は(19日告示の)大分市長選」と息巻く。主地盤の同市でも得票が伸び悩んだ釘宮氏。今後について報道陣に問われ、「特に今は考えていない」と静かに語った。
=2015/04/13付 西日本新聞朝刊=

4717チバQ:2015/04/15(水) 22:39:54
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=111689
浦添市長、那覇軍港受け入れへ 選挙公約を転換
2015年4月15日 10:23
 那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設について、松本哲治浦添市長が受け入れを表明する方向で調整していることが14日、分かった。15日に浦添市議会の与党議員に説明する予定。松本氏は軍港移設に反対の立場で当選しており、受け入れを表明すれば公約を転換することになる。浦添市てだこ小ホールで21日に市政報告会を開き、市民に説明するとみられる。複数の関係者が明らかにした。

 市長は2013年2月の市長選告示直前、美しい海を埋め立てる必要はないとして移設容認から反対へ転じた。沖縄タイムスのアンケートにも「明確に反対」と明記。だが就任後、「基本的に反対」「現在は是非について判断しない。しかるべき時期に責任を持って判断したい」と態度をあいまいにしてきた。

 市議会3月定例会では翁長雄志知事や城間幹子那覇市長を挙げて「重要な2人の意見をしっかり確認しないと決断は大変難しい」と答弁、軍港の受け入れ判断を保留。2人との面談日程が取れないまま、容認に踏み切る形になる。

 浦添市は、キャンプ・キンザー沖を埋め立ててリゾート開発する市案を固めている。現在の軍港移設予定地と市案を重ねると人工ビーチと軍港が向かい合うため、軍港を受け入れた上で位置をずらすのか、受け入れ自体を拒否するのか、市長の判断が待たれていた。

 軍港移設に向けた環境影響評価(アセスメント)は現在、配慮書の発注まで進んでいる。浦添市の15年度予算では、軍港受け入れを条件に防衛省から浦添市へ支払われる再編交付金を14年度並みの約2億1567万円と見積もっている。

4718チバQ:2015/04/15(水) 23:09:58
http://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/04/14/003257331
決着2015 知事選 県議選 (上)
“ノーサイド”明言
 「選挙の中でいろんなことがあったにしても、『県民中心の県政』ということで結集できるのではないか」。大分県知事選の投開票から一夜明けた13日、大分市内の事務所で会見した広瀬勝貞氏(72)は、選挙戦が今後の県政に与える影響を問われて“ノーサイド”を明言。「保守も革新もない県民党」の姿勢をあらためて強調した。
 自民党県連、公明党県本部が推薦する広瀬氏と、民主党県連が実質支援する釘宮磐氏(67)が激突した今回の知事選。広瀬陣営は反自民層を念頭に「与野党対決」がクローズアップされる状況を徹底して避けた。
 告示日の出陣式では党派を超えた態勢を演出。自民党県連の衛藤晟一会長、公明党県本部の河野成司代表に加え、社民党名誉党首の村山富市元首相、民間労組でつくる「みんろうきょう」の佐藤睦夫統括代表幹事が壇上に並んだ。人気の高い村山元首相が多くの集会で熱弁を振るう一方、自民党は「形やメンツにこだわらない」(衛藤氏)と企業や団体に働き掛ける裏方に徹し、労使が共に支援する大企業が票を積み上げた。優勢が明らかになった選挙戦中盤、自民党県連幹部は「県民党にこだわった広瀬氏の作戦勝ちだ」と評した。

足場崩れた釘宮氏
 一方、釘宮氏はこれまで基盤にしてきた反自民層の分裂で足場が崩れた。後援会幹部は13日、片付けに追われる事務所で「連合が一本にならないと自民党には勝てない」とつぶやいた。
 連合大分は「反自民・非共産」を基本方針に民主党県連を支援する。過去の大分市長選で釘宮氏を推薦してきたが、今回はみんろうきょうの主力の製造業系労組が相次いで広瀬氏支持に回り、最大勢力の自治労も統一対応を見送った。選挙戦最終盤には民主党幹部が来援して劣勢ムードの挽回を狙ったが「時すでに遅し」(労組幹部)だった。
 知事選の開票を前にした12日夕、連合傘下の主要産別の代表が大分市内で顔をそろえた。19日告示の大分市長選を一丸で戦う意思統一を図った。幹部の一人は「反自民の牙城である大分市の市長選は絶対に落とせない。総力を挙げて戦う」と力を込めた。
  ×  ×  ×
 統一地方選「前半戦」の知事選と県議選が終わり、広瀬氏の4選と県議43人の顔触れが決まった。結果を振り返り、今後を展望する。

4719チバQ:2015/04/15(水) 23:10:27
↑県議選は会員専用

4720チバQ:2015/04/16(木) 00:33:52
自民系分裂

 ◇行橋市(定数1−2)  >>4704
 =選管最終発表
当 12,833 堀大助 35 無現    県連推薦 麻生・太田支援
  12,576 小堤千寿 32 無新   11区支部推薦 武田良太系

 ◇田川郡(定数2−4)
 =選管最終発表
当 14,137 大島道人 62 自現  武田良太系
当 11,138 神崎聡 52 無現   自民推薦 副総理の麻生太郎支援
   4,848 有田浩二 55 無新  自民田川郡支部の推薦  武田良太系
   3,526 藤中寛之 40 社新

◇宮若市・鞍手郡(定数1−2)
 =選管最終発表
当 12,446 塩川秀敏 66 自現
   9,100 春田章匡 59 無新  自民宮若・鞍手郡連合支部が推薦

4721チバQ:2015/04/16(木) 22:13:32
http://www.asahi.com/articles/ASH4G7758H4GTPJB00N.html
村山元首相、自民系候補にエール 地元・大分の首長選
河合達郎、杉浦達朗2015年4月16日11時00分

12日投開票の大分県知事選挙で、自民が支えた現職の広瀬勝貞氏(左)とともにテレビの「当選確実」を伝える速報を見て喜ぶ村山富市元首相=大分市、池田良撮影
Click Here!
[PR]
 社民党名誉党首の村山富市元首相(91)が地元・大分の首長選で自民系候補に相次いでエールを送り、同党県連合を悩ませている。与野党対決となった県知事選では、現職を全面支援して4選に貢献。根強い人気を誇るだけに、19日告示の大分市長選でも動向が注目されている。

 12日に投開票された知事選で、村山氏は自民県連と公明が推薦した現職を支援すると明言。村山氏が顧問を務める党県連合は民主が支援した新顔との間で対応を決めきれず、「自主投票」になった。

 社民は大分市長選では、民主が支える無所属新顔を地元支部が支援する。ところが、12日夜に現職知事の事務所で当選を祝った村山氏は、同市長選で自民が推薦する無所属新顔に向けて「県と市が力を合わせ、発展するよう頑張ってもらいましょう」と激励した。

 地元の社民党員は「村山さんの影響力は大きく、自民の思うつぼ」と苦々しそうに話す。県連合幹部は「党は別の候補を支援しているんだとアピールしなければ」と戸惑いを隠せない。自民系候補へのエールについて、村山氏自身は「マイクを渡されたから」と釈明している。(河合達郎、杉浦達朗)

4722チバQ:2015/04/16(木) 22:43:25
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/162823
【争点に迫る〜2市長選を前に】春日市 「優先順位」めぐり攻防
2015年04月15日(最終更新 2015年04月15日 03時00分)

 統一地方選後半戦は19日、政令市を除く市長選と市議選の告示(26日投開票)で幕を開ける。このうち市長選は、福岡都市圏では春日、太宰府両市で実施される。ともに現職と新人による一騎打ちとなる見込み。告示を前に、2市長選の主な争点に迫る。
 ■多選
 「5期20年となれば、あまりに長い。リーダーを変えましょう」。春日市長選に出馬を予定する新人で元市議の坂本靖男氏(57)は、多選批判を前面に打ち出す。
 「おごりが出てくる。新年度予算が象徴的だ」と憤る。市長選と同時に市議選も行われる春日市。「新市長、新市議が誕生するかもしれないのに暫定でなく本予算を組んだ。議会と市民の軽視ではないか」
 5選を狙う現職の井上澄和氏(64)。「この15年間で借金(市債残高)を203億円縮減した。どんなまちづくりをしてきたかを見てほしい」と言う。新年度予算については「インフラ整備など行政の継続性を重視し、新規事業はほぼ除いた骨格予算」と説明する。
 「市民軽視」との批判も「各地域を回る『出前トーク』を続けて14年。市民の生の声を512回聞いてきた」とかわす。
 ■教育予算
 同市が2005年から教育の現場で取り組む「コミュニティースクール」。保護者や地域住民が学校運営に参加する仕組みを、九州で初めて導入して10年。地域と学校や児童生徒との絆が強まるなど、一定の成果を挙げ、教育現場への「投資」は新たな段階に入る。
 井上氏は「小学6年生の30人以下学級や低学力児童対策など、教育の質を向上させるソフト面にめどがついた」とし、16年度から小中学校にエアコンを設置すると公約に掲げる。
 坂本氏は、エアコン設置を急ぐべきだったとの立場から「11〜12年度に全小中学校に扇風機を配備した総額6千万円が無駄遣いになる」と、予算の使い方を問題視する。
 ■都市計画
 同市の14年の高齢化率は18・6%。25年には23%にまで上がるとされる。支援や介護を必要とする高齢者は増えていく。10年後、どんなまちづくりを目指すのか、大きな課題の一つだ。
 坂本氏は都市計画の見直しを訴える。福岡市のベッドタウンとして人口が急増する中で、抑制策となった建物の高さや容積率制限の緩和を主張する。「建物の制限緩和で人口を増やせば、税収も伸びる」
 井上氏は同調しない。「市長に就任する前、人口増に伴うごみの増加や上水道の確保など新たな課題に対応するため、建物制限などの人口抑制策が取られた。福祉や教育をより充実させ、人が集まるまちを目指す」
 「流れを変えよう」と訴える坂本氏に対し、井上氏は「改革の流れを止めるわけにはいかない」と受けて立つ。前哨戦はヒートアップしている。
=2015/04/15付 西日本新聞朝刊=

4723チバQ:2015/04/16(木) 22:43:58
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/163062
【争点に迫る〜2市長選を前に】太宰府市 問われる「まちづくり」
2015年04月16日(最終更新 2015年04月16日 03時00分)
 ■複合施設
 
 太宰府市向佐野で総事業費32億6790万円の体育複合施設(総合体育館)の建設が進む。観客約1300人を収容し、500人規模の避難者居住スペースを確保する。一部3階建てで来年2月、完成の予定だ。
 3選を目指す現職の井上保広氏(67)は「施設の整備面で近隣市より10年遅れていた。やっと実現する複合施設などで、市民の健康増進のための新規事業を検討している」と語る。
 一方、市長選に初挑戦する市議の芦刈茂氏(65)は同施設建設を「市民の疑問の声に耳を傾けない、建設費が膨らむばかりのハコモノ行政の象徴だ」と批判し、こう言う。「2013年度に市が購入しながら有効活用されない国士舘大跡地(同市御笠)など、井上市政は無駄遣いが目立つ。市長に、市民全般の声を聞く姿勢があるようにみえない」
 井上氏は「週末の自治会行事で市民と顔を合わせている。3選されたら、もっと市民の声を聞くため、決算などの節目に地域で市政懇談会を考えたい」と話す。
 ■文化行政
 大宰府政庁跡など国史跡が市域の16%を占める同市は、どんなまちを目指すのか。
 全国史跡整備市町村協議会会長の井上氏は「百年後も誇れるまち」を掲げ、国の支援事業「歴史的風致維持向上計画」に積極的に取り組む。「歴史的建造物の保存修理や街並み整備は、魅力ある観光地につながる」と自信を示す。
 これに対し、芦刈氏は「史跡を生かしたまちづくりはいいが、本市に文化行政、観光政策があるのだろうか」と厳しく批判する。昨年、市文化振興審議会が「ルネサンス宣言」をまとめ、文化芸術振興財団設立や財団幹部などへの民間人登用を求めたが、市側の具体的な動きはまだない。芦刈氏は「どうなったのか」と市の対応に疑問を呈す。
 井上氏は「市文化スポーツ振興財団を官民協働型に見直す形で生かしていく」との考えを示す。
 ■外郭団体
 その文化スポーツ振興財団は本年度、太宰府史跡水辺公園(市民プール)の指定管理者となった。民間会社から移行し、施設長には3月に退職したばかりの市の元部長が就任した。
 芦刈氏は「民間会社はとても評判がよかった。天下り先確保のための指定管理者変更と捉えられかねない。他の外郭団体トップにも市の元幹部が就いている。公募が必要だ」と言う。
 井上氏は「市町村の場合は、あくまで退職者の再任用。国のように退職金を重複して受け取るような天下りではない。水辺公園の指定管理者変更は福祉目的を重視した」と説明する。
 「論より証拠」-。両氏とも主張の正当性を訴えている。
=2015/04/16付 西日本新聞朝刊=

4724チバQ:2015/04/17(金) 23:57:11
>>4712
http://www.asahi.com/articles/ASH4J7FMKH4JTPJB01L.html
大分県議選の落選候補を逮捕 住所移させ投票させた疑い
2015年4月17日23時18分
 12日に投開票された大分県議選を巡り、陣営幹部らにうその転入届を出させ、投票させたとして、県警は16日、由布市選挙区に無所属新顔で立候補して落選した会社役員長谷川修司容疑者(62)=同市湯布院町川上=を電磁的公正証書原本不実記録・同供用、公職選挙法違反(詐偽登録・詐偽投票)の疑いで逮捕し、発表した。同選挙区(定数2)には4人が立候補し、長谷川容疑者は1589票で最下位だった。

 発表によると、長谷川容疑者は、出納責任者の岩尾雄哉容疑者(35)=同容疑で逮捕=らと共謀。岩尾容疑者ら2人の住所を居住実態がない由布市に移させ、投票させた疑いがある。

4725チバQ:2015/04/18(土) 00:03:32
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015041700897
政府、手詰まり感浮き彫り=「民意」背に沖縄強硬-辺野古移設



安倍晋三首相との会談後、記者の質問に答える沖縄県の翁長雄志知事(中央)=17日午後、首相官邸
 沖縄県の米軍普天間飛行場移設をめぐり、安倍晋三首相と翁長雄志知事の会談が17日、翁長氏の知事就任から4カ月余りでようやく実現した。沖縄の「民意」を背景に名護市辺野古への移設断念を迫る翁長氏に対し、首相は訪米を控え、対話に努める姿勢は示したものの、移設続行は譲らなかった。「交わることはなかった」(翁長氏)議論から、硬化する沖縄に有効な対応策が見いだせない政府の「手詰まり感」が浮き彫りとなった。
 「県外移設の公約をかなぐり捨てた(仲井真弘多)前知事の埋め立て承認を『錦の御旗』に辺野古移設を掲げている」。翁長氏は会談で、政府がよりどころとする前知事の決定を公約違反と断じ、昨年の名護市長選と知事選、衆院選で「反対の圧倒的な民意が示された」と重ねて訴えた。
 さらに翁長氏は、1999年に当時の稲嶺恵一知事が辺野古移設受け入れの条件として要求した「軍民共用」「米軍使用15年」が2006年に廃止されたことを指摘。「前提条件はなくなり、(県が)受け入れたと言うのは間違いだ」と力説した。これに対し、首相は「辺野古埋め立てをお願いしており、自然環境や住民の安全に配慮しながら進めさせていただきたい」と従来方針を繰り返すしかなかった。
 辺野古移設阻止を掲げる翁長県政が発足し、衆院選でも辺野古反対派が全勝したことによる沖縄の情勢変化は明らか。政府の一貫して変わらない立場を、翁長氏は「かたくなな固定観念」と切り捨て、会談後には記者団に「県民の気持ちには寄り添っていない」と憤りをあらわにした。
 県側は政府が本格着工を目指す夏に向け、前知事の埋め立て承認取り消しや移設作業の差し止め訴訟を視野に対抗措置を取る構え。さらに、知事訪米や既に4600万円を集めた民間基金を活用したPR活動を通じ、世論喚起を進める。
 一方、政府は今後もさまざまなレベルで県との対話は続ける意向だが、政府関係者は「話し合うのではなく、理解してもらう」と述べ、現行計画に見直しの余地がないことを強調した。
 こうした政権の姿勢に対し、野党は「沖縄に対する誠意のなさの表れだ」(細野豪志民主党政調会長)、「沖縄の声に耳を傾けるというアリバイ的なパフォーマンス」(又市征治社民党幹事長)と批判の声を上げた。首相官邸前では会談に合わせて辺野古反対派のデモが行われ、「沖縄の声を無視するな」との抗議の声が響いた。(2015/04/17-21:13)

4726チバQ:2015/04/18(土) 00:08:10
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kyushu/article/163310
地域の退役庁舎、どう活用 「大合併」後放置、物置化…
2015年04月17日(最終更新 2015年04月17日 03時00分)
書類の入った段ボール箱が置かれた福岡県旧筑穂町の議場。合併前の議員の名札もそのまま残る
書類の入った段ボール箱が置かれた福岡県旧筑穂町の議場。合併前の議員の名札もそのまま残る
写真を見る

 平成の大合併に伴い、役目を終えた旧議会の議場や公共施設をどう有効活用するか-。統一地方選で、そんな課題が問われる自治体は少なくない。活用策が宙に浮き、放置状態となっている所があるからだ。地方は人口減少に拍車がかかり、財政事情は厳しさを増す。住民ニーズを踏まえた工夫が求められている。
 議員の名札ボードや約40人分の傍聴席が残る。福岡県飯塚市の筑穂支所5階の、普段施錠している一室を開けてもらうと、今からでも一般質問が始められそうな議場の風景が広がった。市の物置場になっており、床には書類を入れた段ボール箱が100以上あった。
 旧筑穂町は2006年、5市町合併で飯塚市となった。「議場は段差や据え付けの机があり、構造上、別の用途に使いづらい。どう活用するか具体的な検討に至っていない」(同市)といい、ほぼ合併前のままだ。
 飯塚市議選(19日告示、26日投開票)は、前回まで旧1市4町ごとの選挙区だったが、今回から全市域を1選挙区に統合して実施される。旧議場をどう活用するか論戦が期待される。
 ■ホールに改装
 西日本新聞が昨年12月から今年1月にかけて実施した九州7県の合併自治体(99市町村)のアンケートでは、空きスペースとなった議場を「活用していない」「検討中」との回答が、全体のほぼ2割の20市町村あった。「活用している」自治体も、書庫や物置としての利用が目立つ。
 改築には経費がかかる。05年に旧杵築市と山香町、大田村が合併した大分県杵築市は、旧山香町役場を段階的に改築した。合併後、旧町が計画した文化施設が白紙となり、「町役場周辺が寂しくなった」と住民から不満が寄せられた経緯も考慮した。10年には議場と議員控室を多目的ホールに変え、図書館や防火シャッターなどと合わせた改築費は約1億3600万円に上った。
 ホールでは、市民の伝統芸能の発表やカラオケ、映画の上映が行われ、市は「地域のよりどころになっている」という。
 ■議会限定復活
 2町合併で誕生した鹿児島県錦江町は、旧議場でほぼ10年ぶりに議会を「復活」させた。05年の合併後、町議会は旧大根占町に置いているが、昨年12月の定例会は旧田代町の議場で開いた。地域の要望を受けた初の試みは、9月定例会の倍以上の傍聴者でにぎわった。町は今後も旧田代町での定例会を検討する。
 辻琢也一橋大副学長(行政学)は「議場を含めた旧市町村庁舎は思ったほど活用されていない。自治体の税収が減る中で、利活用や整理統合は今後のまちづくりを考えていく上で避けて通れない」と指摘する。
=2015/04/17付 西日本新聞朝刊=

4727チバQ:2015/04/18(土) 00:09:19
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/163309
人吉市長選、3氏が前哨戦
2015年04月17日(最終更新 2015年04月17日 03時00分)
食肉センターの新設計画で造成工事が進む人吉中核工業用地=14日、人吉市上漆田町
食肉センターの新設計画で造成工事が進む人吉中核工業用地=14日、人吉市上漆田町
写真を見る

 統一地方選後半戦で県内唯一の市長選となる人吉市長選は19日告示(26日投開票)される。これまでのところ、3選を目指す無所属現職田中信孝氏(67)、会社社長の諸派新人長友清冨氏(65)、元市議の無所属新人松岡隼人氏(37)の3氏が立候補を予定し、前哨戦を繰り広げている。3氏の主張や市の課題を紹介する。
 10ヘクタール規模の広い市有地で、3台の重機がうなりを上げる。市東部の国道沿いの人吉中核工業用地で進む造成工事。鹿児島市の食肉加工・卸会社が、イスラム教の戒律に従い食肉を解体する「ハラール」専用食肉センターを新設する。
 人吉市によると県外企業誘致は19年ぶり。初期投資は30億円超で、2017年春に操業開始予定。地元で50人以上を雇用するという。
 近年にない大型事業誘致に成功した田中氏は「二の矢、三の矢と企業誘致を進め、雇用創出につなげる」とし、一帯への関連企業集積を推進する考えだ。建設業男性は「今後、さらに造成や建屋建設の需要が生まれれば、地元への波及効果は大きい」と期待する。
      ■
 経済政策の実績をアピールする田中氏に対し、松岡氏は市議約8年間の活動を踏まえ「政策が市民の幸せにつながっていない。税金を無駄遣いしている」と市政刷新を前面に打ち出している。
 選挙戦で最大の争点化を狙っているのが、築52年の市庁舎の建て替え問題だ。震度5強の地震で倒壊する危険性が高いとされる。市は、現庁舎から約1キロ離れた別館敷地に、約33億円で新庁舎を建設する構想を示している。
 これに対し松岡氏は「建て替え構想は費用が掛かり過ぎ」として市方針の白紙撤回を表明。市カルチャーパレス敷地に現庁舎より小さい建物を新築し、さらに既存の公民館にも市役所機能を持たせるなどとする代替案を示し、独自試算を基に「7億円以内で解決したい」と訴えている。
      ■
 11年の前回選挙に続く挑戦の長友氏は「人吉球磨10市町村を合併した自然環境都市『球磨市』の実現」を唱える。特別職や議員の報酬削減などの行財政効率化も公約に据えた。
 人吉市が最大受益地で、かつて市長選の最大争点だった川辺川ダム計画は、09年に国が建設中止を表明して以降、前回、今回と論戦の中心にはない。3氏はともに「ダム反対」の姿勢だ。
 ただ、過疎高齢化や人口減が進む市の課題は多様だ。農業男性(71)は「米も野菜も作るだけ赤字。市独自の所得補償制度などがあれば、若者の就農につながる。農業振興にも目を向けた議論を」と切望する。
 選挙戦では、農林業、暮らし、福祉、商工業といった市民生活に根差した論戦も求められる。
=2015/04/17付 西日本新聞朝刊=

4728チバQ:2015/04/18(土) 00:09:44
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/163064
長崎市長選、市議選】難題へ論戦求む
2015年04月16日(最終更新 2015年04月16日 03時00分)

 統一地方選後半戦となる長崎市長選、長崎市議選が19日、告示される。市長選には現職の田上富久氏(58)が出馬表明しており、定数40の市議選には、54人が立候補の意思を示している。選挙を前に、人口減少、中心部で相次ぐ大型事業、財政状況の課題をまとめた。
 ■新味ない対策
 市の人口は43万4332人(3月末)。高度経済成長やベビーブームを経てピークを迎えた1985年(50万5566人)から減少を続けている。
 国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2040年の人口は10年から25・4%減の33万1191人。減少幅は、中核市の平均を大きく上回り、九州の県庁所在地で最大。民間政策提言機関が指摘する「消滅可能性都市」にこそ含まれていないが、子どもを産む中心世代の20〜30代女性の人口が48・8%減ると試算され、消滅可能性都市の一歩手前という状況だ。
 市は対策として14年度補正予算と本年度当初予算に約171億円を計上。移住促進策、農林水産業支援、世界文化遺産候補を中心とした観光振興、子育て支援などだが、国の政策に沿ったもので目新しさはない。
 市は、若者を中心に関東や福岡へ流出する要因や、女性の未婚率が全国よりも高い理由を分析し、10月ごろまでに数値目標を定めた戦略をまとめる。全国の自治体が対策に取り組み、人の奪い合いが都市間で進む中、「解のない難題」とされる課題への具体的な論戦が候補者に求められる。
 ■建設の是非は
 市では24年度までに、10の大型公共事業が計画されている。総事業費は市の当初予算(2100億円程度)を上回る2544億円で、国や県の補助を除いた市の実質負担は353億円を見込む。
 活発な議論を期待したいのが、現職の田上氏が推し進める大型コンベンション(MICE=マイス)施設計画。総事業費は216億円で、JR長崎駅西側に各3千席のホールや会議室がある施設の建設が計画される。施設ができれば、会議やビジネスに訪れる人が増え、年間120億〜140億円の経済波及効果があり、産業の発展も期待できる、と市は説明する。
 市が昨年行った市民説明会のアンケートでは、約8割が「施設は必要」と回答。一方、本紙の市民100人への街頭調査では「賛成」19人、「反対」32人、「分からない」49人だった。
 市議会は昨年、建設予定地を68億円で買い取る予算案を賛成多数で可決させたが、MICE施設の必要性の本質的な議論はされていない。市は議会の指摘を踏まえ、MICE施設を前提にしない土地の活用方法の検討を始めたが、本音は「MICE施設建設なのは明らか」(現職市議)。
 多額の税金を投入して果たして施設が必要なのか、必要でなければどういう手法で街を活性化させるのか。市役所移転や市公会堂解体も含め、大きく変わろうとする中心部の街づくりも大きな争点だろう。
 ■限られた予算
 人口減が進み、大型事業が相次ぐ中、気になるのは市の台所事情。国のさまざまな基準は下回るが、厳しい状況に変わりなく、13年度決算で、財政の強さを示す値は42ある中核市で5番目の低さ、自主財源比率は2番目に低い。
 13年度決算を年収500万円の家計に置き換えると、収入は、自ら稼ぐのが35%の175万円、国や県の仕送りが53%の265万円、借金が12%の60万円。支出では、医療費や食費を含む生活費が58%の290万円、家の増改築などの投資費が12%の59万円、その他が30%の151万円。借金残高は年収を超える572万円で、貯金残高は89万円となっている。
 市の38年度までの試算によると、人口減少で歳入は減る。経済成長率が低い場合でも、借金の返済に当たる公債費は年間210億〜250億円程度で推移し、実質公債費比率は最大でも、国の基準(25%)を下回る13%弱という。
 限られた財源を何に使うのか-。有権者は候補者に厳しい視線を注いでいる。
=2015/04/16付 西日本新聞朝刊=

4729チバQ:2015/04/18(土) 00:10:13
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/163308
【佐世保市長選、市議選】県北の拠点未来図は
2015年04月17日(最終更新 2015年04月17日 03時00分)
写真を見る

 佐世保市長選、市議選が19日に告示される。市長選には現職の朝長則男氏(66)が3期目を目指し出馬表明。定数33の市議選には40人が立候補を予定している。周辺6町の編入合併による「新市」誕生の先駆けとなった旧吉井、世知原両町との合併から丸10年。人口減、高齢化への対策が叫ばれる一方、陸上自衛隊の「水陸機動団」新設が計画され、国防拠点としての役割も重みを増している。選挙を前に市政の課題をまとめた。
 ■合併10年
 2005〜10年の段階的な合併で市域が約1・7倍となり、人口も一時は約26万人となった佐世保市。以降、減少傾向が続くなかで、旧町地域の減少幅が大きい。05年と10年の国勢調査の比較では旧佐世保市域の2・7%減に対し、旧吉井町が4・4%減、旧世知原町で8・0%減。高齢化率は吉井で約23%から25%へ、世知原で30%から34%へ、ともに高い上昇率を描く。役場機能の縮小により、タクシー会社の撤退や商店の廃業など、住民が危惧した地域の「衰退」に歯止めがかからない状況にある。
 市の財政状況は厳しく、21年度末までに約125億円の累積赤字を予測。収支を均衡させるためには市民の「痛み」を伴う改革が必須とし、今後は各地区の老朽化した公共施設を中心に再編統合が避けられない見通しだ。市は15年度、吉井、世知原を対象に地域活性化につながる事業を支援する「地域力アップ支援事業」や、宇久島への移住促進を目的とする「お試し住宅」整備などに取り組むが、旧町地域の振興策は手探りの状態だ。「中核市」への移行を控えた市全体の未来図をどう描くのか、論戦が注目される。
 ■基地問題
 陸上自衛隊は、2018年度までに新設する離島防衛専門部隊「水陸機動団」の司令部を佐世保市の陸自相浦駐屯地に置く。沖縄県・尖閣諸島の周辺で領海侵犯を繰り返す中国を念頭に置いた部隊で、総勢3千人規模。着実に進むとみられる基地機能の強化に、市はどう向き合っていくのか。
 昨年3月に自衛隊から計画を伝えられた市は「国防上必要とされる自衛隊施設の整備・充実にできる限り協力する」と表明した。市民の間でも、隊員増による経済効果への期待が聞かれる一方、水陸機動団の能力は海外派兵につながるとして部隊配備に反対する市民団体もある。
 今年3月には米軍の新型輸送機オスプレイが米海軍佐世保基地に立て続けに3回、飛来した。2、3回目は地元への事前連絡はなかった。不安を募らせる地元住民もいるが、米軍は「作戦行動は事前に知らせない」との立場。今後、オスプレイの発着が常態化する可能性もある。
 基地との共生を目指し、それを誇りとする市民も多い佐世保。世界情勢が変化する中で、「国防への協力」とこれからの街づくりをどう連携させていくかが問われる。
 ■石木ダム
 「市民の命と生活を支える水道供給、水源確保は最重要課題。根本的に解決するには石木ダム建設が絶対に不可欠だ」。3月議会の本会議で、引退予定の市議は膠着(こうちゃく)する現状に思いを残すように熱弁を振るった。
 「石木ダム建設促進特別委員会」を置く市議会。社民、共産を除く各会派が一致団結、建設を推進する立場にある。
 川棚町に計画される石木ダムをめぐって県と市は昨年9月、ダム用地の強制収用を可能とする裁決申請に踏み切った。建設に反対する地権者や市民団体は体を張って工事や調査を阻止。「人口減少で水需要の実績は減少しているのに、増加を見込む市の予測は建設ありきの数合わせだ」とし、公開質問状への回答などを求めているが、県や市は「話し合い」を事実上打ち切った状態。朝長市長は「当事者同士の話の糸口がない。手続きは手続きとして県が進めていく」と話す。
 ダムは必要なのか、否か-。このまま手続きが進めば、13世帯約60人が生活する土地をダムのために強制収用するという「前代未聞」の事態にもなり得る。
=2015/04/17付 西日本新聞朝刊=

4730チバQ:2015/04/18(土) 00:10:41
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/163306
【飯塚市議選】市の未来どう描く
2015年04月17日(最終更新 2015年04月17日 03時00分)
新庁舎が完成する2年後には取り壊しが始まる飯塚市役所
新庁舎が完成する2年後には取り壊しが始まる飯塚市役所
写真を見る

 統一地方選後半戦の飯塚市議選は19日告示、26日投開票の日程で実施される。厳しさを増す市財政をどう立て直すか、人気観光施設の旧伊藤伝右衛門邸をどう生かすか、中心市街地の大型開発をにぎわい創出につなげられるか-。市の未来を左右する課題について、執行部側との活発な議論を、市民は議員に期待している。
 ■財政
 飯塚市の2015年度一般会計当初予算は679億1900万円。市の借金に当たる市債残高は15年度末で693億5034万円に膨らむ見込みだ。当初予算を超える額だが、市財政課の倉智敦課長は「実質的に市が返済する市債は190億円前後だけ。市が過大な借金を負っているとの見方は少し違う」と説明する。
 理由は、市債の中に臨時財政対策債230億973万円、合併特例債291億1781万円が含まれているためという。対策債は国が市に支給する交付税で全額を返済できる。特例債の返済も国からの交付税で7割を賄える。市債返済に充てる減債基金は、15年度末に57億4942万円まで増える見込みだ。
 今月着工した市役所の新庁舎建設事業費は、12年の基本計画では79億5千万円だった。だが昨年8月の試算は人件費、資材価格の高騰や消費税増税のため97億2千万円まで膨らんだ。工事の一般競争入札の結果、事業費は現時点で約90億円に下がったものの、市議の一部には「もっと節約できたはず。新庁舎は豪華すぎる」と批判がくすぶる。
 新庁舎事業費の95%には合併特例債を充てており、市の実質負担は3分の1にとどまる。だが結局は納税者が負担することに変わりはなく、公金支出に対する議員の厳しい目が求められる。
 ■観光
 飯塚市幸袋の旧伊藤伝右衛門邸は14年度、過去最多の31万4979人の入館者が訪れた。従来の記録は一般公開を開始した07年度の23万8413人だったが、大幅に更新した。
 昨年放送したNHKの連続ドラマ「花子とアン」に、炭鉱王と呼ばれた伝右衛門と、妻で歌人の柳原白蓮がモデルの人物が登場。観光客誘致の追い風となった。
 その波及効果で、芝居小屋嘉穂劇場の見学者は13年度の1万9387人から14年度は4万294人へと倍増した。
 観光バスが駐車できる一部のホテルレストランや飲食店、菓子店も、ツアー客などでにぎわった。
 しかし旧伊藤邸の入館者増の効果が、広く市内に及んでいるとは言い難い。市商工観光課の石松美久課長は「日帰りの通過客が多い。滞在時間を増やしてもらうのが課題」と語る。
 一つの取り組みとして、3月に飯塚市、嘉麻市、桂川町が連携して「嘉飯物語」を催した。陶芸、ロールケーキ作り、酒蔵見学など38の体験型の観光を提供、好評だったという。一つの自治体だけでは限界がある。横の連携を強め、地域が一丸となって国内外へアピールする態勢をいかに構築するかが鍵となりそうだ。
 ■市街地活性
 飯塚市は、12年4月〜17年3月の5年間の中心市街地活性化基本計画に基づき、西鉄飯塚バスセンターやJR新飯塚駅周辺の約100ヘクタールの街づくりを進めている。総事業費(13年9月時点)は約105億円、市の負担分は約24億円だ。
 今年、西鉄飯塚バスセンター(吉原町)や、ダイマル商店跡の再開発ビル(本町)が完成する。来年には本町東地区に子育てプラザができる予定だ。いずれも分譲、賃貸マンションを同時に整備しており、市街地の定住人口増も見込める。
 ソフト事業として市は4月、市街地と周辺部を結ぶ「街なか循環バス」の運行を始めた。中学生以上の運賃は100円均一で、市街地への人の流れをつくるのが狙い。商店街の店舗が厳選したこだわりの品を売る「飯(いい)まち一店逸品」などの取り組みもある。
 ただ、市周辺部の市議からは「市は中心部開発ばかりに力を注ぎ、周辺部は置き去りになっている」との不満も出ている。
 巨費をかけた市街地活性化事業がどんな成果を上げるのか、大規模施設がオープンする今年はその試金石となる。
=2015/04/17付 西日本新聞朝刊=

4731チバQ:2015/04/18(土) 00:16:12
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_fukuoka/article/163305
町の課題を探る 町長選実施の新宮町と志免町
2015年04月17日(最終更新 2015年04月17日 03時10分)

 統一地方選後半戦で福岡都市圏では志免、新宮両町長選(21日告示、26日投開票)が実施される。ともに現職、新人が立候補を表明し、志免は16年ぶりの選挙戦、新宮は前回と同じ顔触れによる争いとなりそうだ。福岡市に隣接し、人口増が続く両町の課題を探る。
 ■新宮町
 新宮町長選は、再選を目指す現職の長崎武利氏(73)と新人でNPO法人理事長の山田哲也氏(53)が立候補を表明し、前回と同じ顔ぶれの対決となる公算が大きい。急激な人口増加に対応したまちづくりや子育て支援、中心市街地と周辺地域との間で広がる格差の是正が問われており、両氏が示す施策の実効性に有権者の熱い視線が注がれる。
 福岡市に隣接する町は、JRと西鉄の鉄道2本と、国道2本が南北に走る交通利便性を背景に人口増加がめざましい。2010年のJR新宮中央駅開業と前後して年間平均1200人近く増え続け、今年3月末には3万人を突破した。町は16年度の人口予測を2度も上方修正したほどだ。
 国道495号沿いの町役場周辺には900戸を超える一戸建て新興住宅地が誕生し、近くの駅周辺の区画整理事業では、高層マンション10棟(約1100戸)と、大型家具店イケアなど商業施設が立ち並ぶ新たな中心市街地が出現した。
 急増する人口は30代前後の子育て世代が中心。来春は新設小学校が開校し、19年開校を目指す中学校の新設計画も進む。ハード整備だけでなく、新たに生まれた街のコミュニティーづくりや子育て支援、新旧住民の融和策も焦点となる。
 一方で、漁業が低迷し人口約300人と過疎高齢化が進む離島・相島や、沿岸部、農村地帯の東部地域からは中心部との格差拡大に不満の声が上がる。観光などの要素も取り入れた新たな農漁業振興にはてこ入れが欠かせない。東部では渋滞が頻繁に起きる県道もあり、東西のアクセス道路の整備も長年の課題だ。
 町財政は地方税増加で自主財源が大きいものの、1校で40億〜50億円を要する小中学校建設で厳しさは増す。将来像をどう描き、地域ごとに異なる課題の解決に具体的な道筋を示せるかが問われる。
 ■志免町
 志免町長選は5選を目指す現職の南里辰己氏(73)と、新人で元町課長の世利良末氏(61)が立候補する予定で、16年ぶりの選挙戦となる見通しだ。福岡市に隣接する「地の利」から町は人口増が続くが、局所的に進む高齢化や、交通インフラ整備など課題もある。財政的な「余力」のあるうちにこうした課題への対策をいかに進めるかが問われる。
 「マンションには子どもが多いが、うちの周辺約40世帯では子どもがいるのは2、3軒」。町に約30年前から住む男性(67)は、住民構成のいびつさを指摘する。マンションには若年世代が多く住むが、30〜40年前に開発された住宅地では、高齢化率が40%を超える地域もある。同じ地域にあっても互いの交流は少ないという。
 町が総合計画(2011〜20年)策定にあたって実施した調査では「近所に助け合う人がいる」と答えた人は約3割にとどまった。男性も、災害時の弱者支援など「地域の共助」に懸念を抱く。後期高齢者の1人当たり医療費は、県内市町村で長くトップ5に入っており、高齢者の健康確保も課題のひとつだ。
 また、町内には鉄道がないため、片側1車線の幹線道路の県道68号は渋滞が慢性化。炭鉱時代の狭小な道路が残る地域もあり、道路拡幅を求める声も多い。
 選挙戦に向け、南里氏は町職員の削減、敬老祝い金の簡素化、粕屋郡内のごみ広域処理実現など実績をアピールする。一方、世利氏は「県道68号の渋滞対策など、南里氏は4期かけても実現できておらず、スピードに欠ける」として刷新を訴えている。
 町は、就業者の半数以上が福岡市など町外で働くベッドタウンとして発展した。町税収入は年々伸びており、町財政が比較的安定している今こそ、手当てが必要なテーマは少なくない。
=2015/04/17付 西日本新聞朝刊=

4732チバQ:2015/04/19(日) 12:07:22
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150418ddlk43010297000c.html
’15統一選くまもと:人吉市長選/4市議選 あす告示 人吉市長選、三つどもえの様相 /熊本
毎日新聞 2015年04月18日 地方版

 統一地方選後半戦の人吉市長選と人吉、荒尾、水俣、合志の4市議選が19日、告示される。人吉市長選は3選を目指す現職に新人2人が挑む三つどもえの戦いになる見込み。市議選では、合志市議選が前回の無投票から一転して定数19に27人が立候補する乱立模様が予想される。立候補の受け付けはいずれも午前8時半〜午後5時。21日告示の町村長選と町村議選とともに26日に投開票される。【取違剛】

 人吉市長選には、3期目を目指す無所属現職の田中信孝氏(67)と無所属新人の元市議、松岡隼人氏(37)、諸派新人の環境コンサルタント会社社長、長友清冨氏(65)の3人が立候補を表明している。新人2氏が市政刷新を訴えており、2期8年の田中市政に対する評価が問われる。

 田中氏は政府の「地方創生」事業に認定された「ハラール促進区」構想などアイデア力をアピール。有識者組織の試算で人吉市と球磨郡が「消滅可能性都市」とされたことを踏まえ「郡市一体の戦術を立てる」と訴える。

 松岡氏は、総事業費約33億円の市庁舎建設計画に反対している。「厳しい財政下の巨額投資は市の未来に影を落とす」と批判し、市カルチャーパレスの増築など既存施設の活用で事業費を7億円程度に削減する案を示す。

 長友氏は前回に続いて立候補の決意を固めた。不正のないクリーンな行政や球磨郡との合併による「球磨市」の実現を掲げる他、「冨源菌」と名付けた菌を使って生ごみを飼料に再生させる独自の環境政策を展開する。

 ◇合志市議選は27人乱立模様
 市議選は、人吉市議選(定数18)に22人、荒尾市議選(同18)に22人、水俣市議選(同16)に20人、合志市議選(同19)に27人がそれぞれ立候補する準備を進めている。

4733チバQ:2015/04/19(日) 12:24:17
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150416ddlk40010486000c.html
’15統一選ふくおか:まちの課題 直方市 脱「内向き」遠く /福岡
毎日新聞 2015年04月16日 地方版

 市議選の選挙公報も政務活動費収支報告の常時公開も、議会主催の報告会もない−−。政治団体「緑の党」が1月に公表した「市民にひらかれた議会全国調査」(回収率87%)で、直方市議会が全国813市区議会のワースト2位になった。市の一昨年の庁内意識調査では、市役所の組織風土に危機感を持つ職員が95%に達した。19日に市長選と市議選(定数19)が告示されるが、消極的で内向きな姿勢は変わるのか。【梅山崇】

 緑の党の調査では、議会基本条例がない▽インターネット中継がない▽休日・夜間議会がない−−など、直方市議会のさまざまな問題点が指摘された。

 有権者の判断材料となる選挙公報を作っていない市は、今回の統一地方選では県内でここだけ。議会で発行の是非が議論されたことはなく、市民からの苦情もないという。関係者は「政策は二の次。市議は地縁血縁だと市議も有権者も考えているからでは」と話す。

 ある市議は「年30万円の政務活動費の使い道の善しあしが分からない議員もいる。遅れた議会でワースト2も納得だ」。自らは議員提案条例や議会報告会がある先進地に足を運ぶなどしており「一歩ずつ前に進めたい」と話す。

 一方、職員の意識調査では「チャレンジ精神がなく、話題は常に近隣他市に」「何か提案した職員が責任を負わされる」「どこにも属さない仕事は押し付け合いになる」などの声が出た。日ごろの取材でも、直方市政は積極性やスピード感に欠ける印象だ。

 プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの2軍本拠地の誘致合戦では直鞍4市町で唯一、手を挙げなかった。観光物産振興協会は検討から発足まで足かけ14年もかかり、地元出身の元大関魁皇(浅香山親方)の銅像が完成したのは引退の3年余り後。ふるさと納税返礼品も筑豊5市で最も遅れ、今年度ようやくスタートする。旧JR直方駅舎・玄関部分の移設先は解体から3年半たっても決まらない。

 そんな中、市は「自ら考え、行動する職員に」と一昨年から若手中心の研修「直方未来塾」を開催。昨年は「2040年の直方はどうあるべきか」を31人が議論し「商店街を市役所にし、空き店舗に各課を配置」「職員が農家へ出向し『農方市』として市の知名度を向上」などのアイデアが出た。実現可能性はともかく夢はある。

 市民も市職員も「直方」を積極的に発信しなければならない。その先導役としての役割が、市長や市議には求められている。

〔筑豊版〕

4734チバQ:2015/04/19(日) 12:24:53
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150417ddlk40010436000c.html
’15統一選ふくおか:まちの課題 田川市郡 単独ごみ施設必要か /福岡
毎日新聞 2015年04月17日 地方版

 田川地区の最大の懸案がごみ施設の建設問題だ。田川市と川崎町はそれぞれ単独で、福智町と糸田町は共同でごみ施設を造る計画を進める。大任町など4町村が添田町で運営する焼却施設を含めると、飯塚市と同じ約13万人の田川市郡に四つもの焼却施設が整うことになる。8市町村のうち5市町で首長選や議員選が予定されるが、新しい市・町長や議員に求められるものは何か。【荒木俊雄】

 「これから人口は減るし年寄りは増える。今後どうすべきかは分かりきったことだ」。広域的なごみ施設の建設を求める住民団体「エコミュカルネットワーク」が9日夜、田川市民会館で開いた集会で、高齢の男性が憤慨した。エコミュカルが、田川市▽川崎町▽糸田町▽福智町−−の首長・議員選の立候補予定者90人に、ごみ施設のあるべき姿を尋ねた結果、回答した37人のうち27人が、共同建設を選んだとの報告を受けた反応だった。

 田川市など1市3町(当時は1市5町)は2000年、ごみ焼却施設の共同建設で合意した。だが3年前、一部事務組合の議会が関連予算を否決したのをきっかけに破談となった。川崎町は17年度、田川市は18年度、福智・糸田町は20年度の稼働を目指してそれぞれの計画を進める。一方、大任町など他の4町村も施設の老朽化で建て替えを検討中だ。

 人口減による「消滅可能性都市」を発表した日本創成会議(座長=増田寛也・元総務相)によると、25年後の4市町の人口は、現在の約10万人から7万人強に減少、市郡全体でも9万人を割り込む見通しだ。また、中村修・長崎大准教授の試算では、4市町で焼却施設を三つ造ると建設費は計131億円、維持費を含む向こう20年間の総額は287億円かかる。これが共同施設だと建設費が80億円、20年間でも176億円で済む。

 建設費には国の補助金が出るが、維持費は全て地元負担だ。行財政問題に詳しい神谷英二・県立大教授は「三つ造っても、人口減やごみ分別によりごみの総量は明らかに減る。自治体の税収は先細りなのに、教育や福祉に回すべき税金が、稼働率の低い施設の維持費に取られかねない」と警鐘を鳴らす。

 エコミュカルの岩丸博重(ひろのぶ)さん(53)は「行政は建設地の議論ばかり。リサイクルや分別の話をしていれば違った展開になったかも」としたうえで「戻ることも一つの選択肢。アンケートの回収率は低かったが、賛同する立候補予定者もいた。選挙後も流れを変える運動を続けたい」と話している。

〔筑豊版〕

4735チバQ:2015/04/19(日) 12:29:05
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/163725
自民支部「水俣の乱」 市議団離反、公認申請せず
2015年04月19日(最終更新 2015年04月19日 03時00分)

 統一地方選後半戦の水俣市議選(19日告示)をめぐって、自民党水俣市支部(支部長=吉永和世県議)が内部分裂状態に陥っている。市議会議長経験者などベテランを中心に自民系市議団の大半が、今回は公認や推薦を市支部に申請せず離反。無所属で選挙戦に臨む。関係者は「(昨年2月の)市長選のしこりが残り、支部長と市議団の溝が深まっている」と明かす。「自民水俣の乱」。一枚岩だった支部に何が起きているのか-。
 「支部長を代える好機だ」。県議選投開票3日前の9日夜、水俣市内の居酒屋は反支部長派の決起集会さながらだった。集まったのは自民系市議や元市長、地元経済団体幹部、建設業者たち。「わが(自分の)選挙と思って県議選をやらんと」と、非自民系新人候補の支持を促す人もいた。
 内部分裂の決定的理由として市議たちは一様に市長選への対応を挙げ、吉永支部長の「政治感覚」を疑問視する。当時、吉永氏が中心となり市議会で対立関係にある執行部側の元副市長擁立に動き、最終的に自民に近い元市長を推薦したが、非自民の西田弘志氏に敗れた。吉永氏の求心力は急速に低下した。
 2011年の前回市議選で公認され、今回、再選を目指す離反現職3人は公認申請を見送った。支部役員の現職は「自民だからと支持する人もいるが信念は曲げない。潔く散る」と覚悟をみせる。
   ■    ■   
 県議選に立候補した吉永氏の選対会議(8日)。必勝を誓った会場に大半の自民系現職市議の姿はなかった。あいさつに立った団体代表からは「こういう(身内が離反する)選挙は初めてだ」「水俣に第二支部ができるのではないか」との声が相次いだ。吉永氏の表情は終始険しかった。
 吉永氏は自身の選挙で初めて、選対本部長に国会議員を据えて陣営の引き締めを図った。国会議員は状況を危ぶみ、4月上旬に離反した現職たちと面談。胸の内を聞き、「相手候補の応援はしないように」とくぎを刺すのが精いっぱいだったという。
 5選を決めた県議選投開票日の12日深夜、吉永氏は「もっと(離反の)影響があると思っていた。市議選では、私を応援した候補を支援する。(離反した)ほかの市議の対応に対しては、まだ気持ちの整理が付かない」と答えた。
   ■    ■
 離反した現職の1人は「何かしらの処分が下るだろう」と懸念する。一方、別の現職は「県議選だけでなく市議選の結果も含め、支部の在り方を考える判断材料になるはずだ」と強気の姿勢を崩さない。
 市長選で生じた溝は統一地方選で深まり、自民水俣市支部は真っ二つに割れている。
 市長を支える非自民系の市議は、市議会では少数与党の位置付けだ。自民の内紛を市議選での得票に結びつけようと、非自民系市議の1人は「議会で過半数を奪う絶好のチャンス。追い風は逃さない」と攻勢を強める構えだ。
=2015/04/19付 西日本新聞朝刊=

4736チバQ:2015/04/19(日) 13:10:38
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150418ddlk40010608000c.html
’15統一選ふくおか:4市長・15市議選、あす告示 7町長・16町議選は21日 /福岡
毎日新聞 2015年04月18日 地方版

 統一地方選後半戦の市長選・市議選が19日に、町長選・町議選が21日にそれぞれ告示される。いずれも投開票日は26日。

 市長選は田川、直方、春日、太宰府の4市、市議選は久留米、飯塚など15市、町長選は志免、新宮など7町、町議選は芦屋、大木など16町で実施される。

 田川、直方、春日、太宰府は市長と市議のダブル選。前回は統一地方選だった中間市議会が自主解散による出直し選を2013年7月に実施しており、市議選の数は前回より一つ減った。町長選と町議選のダブルは志免、新宮、芦屋、糸田、川崎、吉富の6町。

 毎日新聞の取材では、4市長選に計9人が立候補する見通し。田川など3市長選は現職に新人が挑む構図になりそうで、直方は無投票の公算が大きい。15市議選は400人近くが立候補の動きを見せている。7町長選には現職や元職、新人の計12人が立候補に意欲を示し、16町議選には計約260人が立候補する可能性がある。統一地方選とは別に広川町議補選も実施される。

【井本義親】

◆直方市長選 元検事が名乗り 無投票の公算大

 地元出身で元検事の無所属新人、壬生隆明氏(62)=自民、民主、公明推薦=だけが立つ見通し。有吉威・元市長が再選された1999年以来の無投票となりそうだ。

 壬生氏は向野敏昭・前市長=2月に死去=に促され、1月末に立候補表明。「直方を創生する」を旗頭に、良好な住環境整備、教育の質向上、少子高齢化に適応した街づくりなどを訴えている。

 自治区、老人会、企業などを回って膝詰めの対話を重ねてきた。「まずは市民の声を聴く」としてマニフェストなどは作らないという。【梅山崇】

◆田川市長選 51年以来の4人立候補の見込み

 いずれも無所属で、4選を目指す現職の伊藤信勝氏(69)、新人で市議の金子和智氏(44)、元市議の笹山良孝氏(62)、3月で市議を辞職した二場公人氏(58)=自民、公明推薦=が出馬を表明している。市によると、4人が立候補すれば市制施行(1943年)後は最多タイで、51年以来2回目という。

 伊藤氏は前回、民主、公明などの政党推薦を得たが、今回は受けず「市民党」を掲げ実績を元に支持を訴える。金子氏は代表を務めた「田川ホルモン喰楽歩」で市を広くPRした行動力などを生かし、独自の政策を唱える。3度目の挑戦となる笹山氏は3年前に北九州市立大に入学し、そこで培った行財政改革などの政策を主張する。4年前から街頭演説を続けてきた二場氏は政党推薦を唯一受け、新産業創出など主な四つの施策実現を訴える。【荒木俊雄】

◆春日市長選 現職と前市議が多選巡る舌戦に

 5選を目指す現職で無所属の井上澄和氏(64)=自民、公明、民主、県農政連推薦=に、前市議で無所属の坂本靖男氏(57)が挑む。多選批判を強める坂本氏に対し、井上氏は自治会活動の活発化など実績を強調する。

 井上氏は、4期で市債を約200億円減らし、市民と語る「出前トーク」が500回を超えて市民との協働が進展したことを挙げ、5期目は高齢化社会への対応を掲げる。

 坂本氏は「長期政権で無投票はだめだ、という多くの市民に後押しされた」とし「流れを変えよう」を強調。医療費の6歳までの無料化や商工業者の育成と振興なども訴える。【勝野昭龍】

◆太宰府市長選 現職に新人挑む 県議選の影響も

 3選を目指す現職の無所属、井上保広氏(67)=自民、公明、県農政連推薦=と市議の無所属、芦刈茂氏(65)が立候補を表明している。県議選で自民候補が敗れたことの影響が注目される。

 井上氏は体育複合施設や子育て支援センターなどハード面の懸案は完了したとし、生涯健康作りへのポイント制度導入などソフト面への移行を強調する。

 芦刈氏は「ムダづかいにNO!」「市民の声を市政に」を前面に出し、体育複合施設や市役所前の回廊建設を批判。現職との対決姿勢を明確にしている。【勝野昭龍】

4737チバQ:2015/04/19(日) 13:11:03
◆吉富町長選 2期連続で無投票の可能性

 無所属現職の今冨寿一郎氏(62)以外に立候補表明者はなく、2期連続で無投票となる可能性が高い。

 今冨氏は合併が争点だった前々回、単独での町政継続を掲げて初当選し「人口1万人の町を目指す」と訴えている。町議会は野党の立場の議員が過半数。町長選と同時に実施される町議選に向け、町政批判を強める議員もいるが、支持者を手堅くまとめている。【降旗英峰】

◆みやこ・吉富町議選 いずれも接戦予想

 みやこ町議選は定数16に対し男性17人、女性1人の18人が立候補の準備を進めている。現職15人に新人3人が挑む構図だ。

 吉富町議選は定数10に対し、現職9、元職2、新人2の計13人(男12、女1)が立候補を予定しており、接戦が予想される。【山本紀子】

==============

 統一地方選後半戦の選挙 

 選挙     自治体

【市長】直方、田川、春日、太宰府

【市議】大牟田、久留米、直方、飯塚、田川、八女、筑後、大川、筑紫野、春日、大野城、太宰府、古賀、嘉麻、朝倉

【町長】志免、新宮、芦屋、広川、糸田、川崎、吉富

【町議】篠栗、志免、須恵、新宮、芦屋、水巻、岡垣、遠賀、鞍手、大木、糸田、川崎、大任、福智、みやこ、吉富

※統一地方選外 広川町議補選

〔京築版〕

4738チバQ:2015/04/19(日) 13:11:55
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150418ddlk42010320000c.html
’15統一選ながさき:長崎市長と佐世保市長、無投票3選の公算大 3市議選もあす告示 /長崎
毎日新聞 2015年04月18日 地方版

 統一地方選後半戦となる長崎、佐世保の両市長選と、長崎、佐世保、大村の3市議選が19日告示される。これまでに長崎、佐世保両市長選に立候補を表明したのは現職だけで、両市長選とも現職の無投票当選となる公算が大きい。無投票になれば長崎市長選は戦後初、佐世保市長選は16年ぶりとなる。一方、3市議選は定数計98に計126人が立候補する見通し。2日現在の選挙人名簿登録者数は▽長崎市36万100人▽佐世保市21万509人▽大村市7万3485人。【樋口岳大、梅田啓祐、武内靖広】

 長崎市長選に立候補を正式に表明したのは、3選を目指す現職の田上富久氏(58)=無所属=のみ。自民や共産が候補者擁立を模索したが、いずれも擁立を見送った。

 同市は経済の低迷や人口減少対策、大型公共施設の整備の他、市長選直後には核拡散防止条約(NPT)再検討会議も控え、被爆70年に核兵器廃絶に向けた動きをどう広げるかなど課題が山積する。

 田上氏は、人口が減少する同市の活性化策としてJR長崎駅西側でのコンベンション(MICE)施設建設を掲げるが、昨年には用地取得予算案を市議会がいったん否決するなど混乱が生じた。

 田上氏は13日、報道陣に対し「(市長選を)MICE施設を生かして人を呼び込み、活性化につなげていこう、と市民に呼びかける機会にしたい」と語った。

    ◇

 佐世保市長選も、3選を目指す朝長則男氏(66)=無所属、自民・公明推薦=の他に立候補の動きはない。共産が対立候補の擁立を模索したが、最終的に断念した。

 朝長氏は市議、県議を経て2007年に市長選に初当選。自衛隊基地の機能充実や石木ダム建設促進を訴え、選挙戦を2回連続で制した。

 昨年10月、「まだやらなければいけないことはたくさんある」と立候補を表明した。大型リゾート施設ハウステンボス(HTB)の再建支援や自衛隊による崎辺地区の利活用に向けた国への働きかけなど2期の実績を強調。3選に向けた公約では、企業立地の推進や観光振興、中核市指定に向けたまちづくりなどを「成長戦略」として挙げている。また石木ダム建設による水源確保や基地との共存共生による経済活性化などを重点課題に掲げる。

 ◇3市議選 126人が立候補の見通し
 ●長崎市議選(定数40)

 前回より2人多い54人が立候補の準備を進めている。

 内訳は現職33人、元職4人、新人17人。性別は男性51人、女性3人。党派別は自民7人▽民主8人▽公明6人▽共産3人▽社民2人−−で、無所属28人。自民は前回より1人多く、前回10人の立候補者全員が当選した民主は2人減らした。公明、社民は前回と同数。前回4人全員が落選した共産は1人減らした。

 コンベンション(MICE)施設の建設の是非や、市公会堂の存続問題、経済活性化、子育て支援などの政策を巡り、激しい論戦が予想される。

 ●佐世保市議選(定数33)

 定数を前回から3削減。40人が立候補の動きを見せており、激戦が予想される。

 内訳は、現職29人▽元職1人▽新人10人。うち女性は現職1人と新人2人の計3人。党派別では、自民7人▽民主4人▽公明4人▽社民3人▽共産1人▽無所属21人。

 県議選が低投票率だったこともあり、各候補とも得票数の減少を懸念し、票の上積みを目指し戦略を練っている。主な争点は人口流出対策や地域経済活性化、石木ダム問題、基地政策など。

 ●大村市議選(定数25)

 32人が立候補を予定。前回より1人多く、市の将来を見据えた街づくりの方策などを論点に激戦が繰り広げられそうだ。

 内訳は、現職20人▽元職2人▽新人10人。うち女性は2人。党派別では、自民5人▽民主1人▽公明2人▽共産1人▽無所属23人。40代以下が7人いて世代交代が進むのかも注目される。昨年10月の市長選に出馬した2人も立候補を表明しており、選挙戦は白熱しそうだ。

〔長崎版〕

4739チバQ:2015/04/19(日) 13:15:01
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/163309
人吉市長選、3氏が前哨戦
2015年04月17日(最終更新 2015年04月17日 03時00分)
食肉センターの新設計画で造成工事が進む人吉中核工業用地=14日、人吉市上漆田町
食肉センターの新設計画で造成工事が進む人吉中核工業用地=14日、人吉市上漆田町
写真を見る

 統一地方選後半戦で県内唯一の市長選となる人吉市長選は19日告示(26日投開票)される。これまでのところ、3選を目指す無所属現職田中信孝氏(67)、会社社長の諸派新人長友清冨氏(65)、元市議の無所属新人松岡隼人氏(37)の3氏が立候補を予定し、前哨戦を繰り広げている。3氏の主張や市の課題を紹介する。
 10ヘクタール規模の広い市有地で、3台の重機がうなりを上げる。市東部の国道沿いの人吉中核工業用地で進む造成工事。鹿児島市の食肉加工・卸会社が、イスラム教の戒律に従い食肉を解体する「ハラール」専用食肉センターを新設する。
 人吉市によると県外企業誘致は19年ぶり。初期投資は30億円超で、2017年春に操業開始予定。地元で50人以上を雇用するという。
 近年にない大型事業誘致に成功した田中氏は「二の矢、三の矢と企業誘致を進め、雇用創出につなげる」とし、一帯への関連企業集積を推進する考えだ。建設業男性は「今後、さらに造成や建屋建設の需要が生まれれば、地元への波及効果は大きい」と期待する。
      ■
 経済政策の実績をアピールする田中氏に対し、松岡氏は市議約8年間の活動を踏まえ「政策が市民の幸せにつながっていない。税金を無駄遣いしている」と市政刷新を前面に打ち出している。
 選挙戦で最大の争点化を狙っているのが、築52年の市庁舎の建て替え問題だ。震度5強の地震で倒壊する危険性が高いとされる。市は、現庁舎から約1キロ離れた別館敷地に、約33億円で新庁舎を建設する構想を示している。
 これに対し松岡氏は「建て替え構想は費用が掛かり過ぎ」として市方針の白紙撤回を表明。市カルチャーパレス敷地に現庁舎より小さい建物を新築し、さらに既存の公民館にも市役所機能を持たせるなどとする代替案を示し、独自試算を基に「7億円以内で解決したい」と訴えている。
      ■
 11年の前回選挙に続く挑戦の長友氏は「人吉球磨10市町村を合併した自然環境都市『球磨市』の実現」を唱える。特別職や議員の報酬削減などの行財政効率化も公約に据えた。
 人吉市が最大受益地で、かつて市長選の最大争点だった川辺川ダム計画は、09年に国が建設中止を表明して以降、前回、今回と論戦の中心にはない。3氏はともに「ダム反対」の姿勢だ。
 ただ、過疎高齢化や人口減が進む市の課題は多様だ。農業男性(71)は「米も野菜も作るだけ赤字。市独自の所得補償制度などがあれば、若者の就農につながる。農業振興にも目を向けた議論を」と切望する。
 選挙戦では、農林業、暮らし、福祉、商工業といった市民生活に根差した論戦も求められる。
=2015/04/17付 西日本新聞朝刊=

4740チバQ:2015/04/19(日) 13:17:44
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/163548
大分市長選 与野党対決、連勝か雪辱か
2015年04月18日(最終更新 2015年04月18日 03時00分)

 統一地方選後半戦の大分、別府両市長選と、6市議選が19日告示される。大分市長選は自民などが推薦した新人と、民主などが支援する新人の争いになる見通し。別府市長選は新人5人による混戦が見込まれる。6市議選には現段階で計151人が立候補の準備を進めている。いずれも投開票は、21日告示の町村議選と同じ26日に行われる。
 大分市長選に立候補を表明しているのは、無所属新人の元中小企業庁次長、佐藤樹一郎氏(57)=自民、維新、元気会推薦=と、民主などが事実上支援する無所属新人の元大学教授、椋野美智子氏(59)の2人。
 同市長選に先立つ県知事選では、自民党県連などが推薦した現職の広瀬勝貞氏(72)が4選を果たしており、自民は連勝を狙う。一方、民主は実質支援した元大分市長の釘宮磐氏(67)が落選し、雪辱を期す。
 別府市長選には、いずれも無所属新人で、元同市議の長野恭紘氏(40)=次世代推薦=、元会社員の安達澄氏(45)、同市議の泉武弘氏(70)、旅行タクシー会社社長の梅野雅子氏(55)、元国土交通省技官の春田義信氏(58)の5人が立候補を表明している。5人が立候補すれば、1975年の6人に次ぐ多数となる。
 市議選には現段階で、別府市(定数25)32人、中津市(同26)27人、日田市(同22)28人、津久見市(同14)15人、杵築市(同18)21人、宇佐市(同24)28人の計151人が立候補の準備を進めている。内訳は、現職107人、元職4人、新人40人。
=2015/04/18付 西日本新聞朝刊=

http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/163549
大分市長選、政党色前面 後半戦19日告示
2015年04月18日(最終更新 2015年04月18日 03時00分)

 大分県で19日、大分市と別府市の市長選が告示される。いずれも与野党対決となる見通しだが、「県民党」を掲げて政党色を隠した県知事選から一転し、大分市では自民、民主が前面に出てそれぞれ新人を支援。一方、5新人が名乗りを上げた別府市では組織内で支持が分かれ、混沌(こんとん)とした構図になっている。
 大分市長選は、自民県連の推薦を受ける元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(57)に対し、民主は元大学教授の椋野美智子氏(59)を支援する構え。知事選で4選を果たした元官僚の広瀬勝貞氏(72)は佐藤氏を「敬愛する後輩」、落選した元大分市長の釘宮磐氏(67)は後継として椋野氏を「意中の人」と呼ぶ。
 知事選で釘宮氏陣営は徹底して政党色を排したが、結果的に民主支持層を固めきれなかった。このため、椋野氏の周辺は「同じ轍(てつ)は踏まない」。知事選で傘下労組の支持が分かれた連合大分の推薦も得て、「反自民の勢力結集」を打ち出している。14日には蓮舫代表代行も来援した。
 一方の佐藤氏は出馬表明した昨年秋以降、自民の国会議員らと支持者回りを重ねている。選対本部には党関係者が入り、知事選で広瀬氏を応援した企業や団体の取り込みも進め「連合の切り崩しを図る」(後援会関係者)という。
   ◇    ◇
 別府市長選では昨年11月、現職の浜田博氏(76)が不出馬を表明。これまでに元会社員の安達澄氏(45)、市議の泉武弘氏(70)、会社社長の梅野雅子氏(55)、元市議の長野恭紘氏(40)、元国土交通省職員の春田義信氏(58)の5新人が名乗りを上げた。
 自民市連には春田氏、長野氏、梅野氏が推薦願を提出し、市連は長野氏推薦を決めたものの自民系市議の半数が異議を唱え、会派を離脱。混乱の影響で党県連は推薦を出せず、事実上の分裂状態に陥った。
 一方、民主は知事候補として当初擁立を模索した安達氏が2月に市長選への出馬を決意したことを受け、県連幹部が自主的に安達氏を支援。ただ、連合大分は春田氏の推薦を決めており、幹部は「一枚岩」ではなかった知事選を踏まえ、結束を呼び掛けている。
=2015/04/18付 西日本新聞朝刊=

4741チバQ:2015/04/19(日) 13:20:47
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2015041900029
返り咲き目指す竹原氏=鹿児島・阿久根市議選【統一選】


 鹿児島県阿久根市議選(定数16)では、元市長の竹原信一氏(56)を含め23人が立候補を届け出た。竹原氏は2008年に市議から市長に転身したが、市民団体から市政運営を「独善的」と批判され、10年12月にリコール(解職請求)が成立、市長を失職した。約7年ぶりに市議に返り咲くかが焦点だ。
 竹原氏は05年に市議になり、任期途中の08年8月に市長選に出馬して初当選した。予算や副市長人事といった重要案件を議会に諮らずに決める専決処分を繰り返すなど、独自の市政を展開。リコールに伴う失職後、11年1月の出直し選、14年12月の市長選に立候補したが、いずれも敗れた。(2015/04/19-12:49)

4742チバQ:2015/04/19(日) 13:22:04
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/oita/20150418-OYS1T50040.html
大分・別府市長選 新人の争いか
2015年04月18日
 統一地方選後半戦の大分、別府市長選と6市議選が19日、告示される。大分市長選は元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(57)と元大分大副学長の椋野美智子氏(59)の新人2人による一騎打ちの見通し。別府市長選は元別府市議の長野恭紘氏(40)、現職市議の泉武弘氏(70)、元国土交通省職員の春田義信氏(58)、旅行会社社長梅野雅子氏(55)、元朝日新聞社社員の安達澄氏(45)の新人5人が出馬準備を進めている。6市議選には150人前後が立候補するとみられる。投開票は26日。

 ◆知事選の“第2ラウンド” 大分市長選

 大分市長選に立候補する佐藤氏は知事選を制した広瀬知事の経済産業省の後輩。椋野氏は、敗れた釘宮磐・前大分市長らの要請で立候補を表明した経緯があり、知事選の“第2ラウンド”として注目される。

 佐藤氏は自民党と維新の党、日本を元気にする会が推薦するほか、公明党県本部も支持する。産業振興や県との連携強化を掲げ、中小企業などを回って知名度アップを図っている。

 椋野氏は民主党の県選出国会議員や県連幹部らが支援し、知事選で特定候補を支援しなかった連合大分が推薦。社民党県連が支援する。子育て支援など福祉政策に力点を置く。

 ◆後継指名なく混戦必至 別府市長選

 5人が出馬見込みの別府市長選は引退する現職の後継指名がなく混戦は必至だ。

 長野氏は次世代の党と自民党別府市連の推薦、公明党県本部の支持を受ける。自民党国会議員を招いた集会や街頭活動を重ねる。

 泉氏は市議8期の知名度を生かして「草の根選挙」を進める。職員の削減など行財政改革の必要性を訴えている。

 春田氏は連合大分が推薦している。「働く人の所得を向上させる」と強調し、行政経験を古里に生かしたい、としている。

 梅野氏はきめ細かな女性の視点を取り入れた観光振興やまちづくりの必要性を説く。女性団体とともに支持拡大を狙う。

 安達氏は民主党の県選出国会議員から支援を受ける。「温泉や留学生を生かしたまちづくり」などの政策を訴えている。

2015年04月18日 Copyright © The Yomiuri Shimbun

4743チバQ:2015/04/19(日) 13:25:28
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150418ddlk44010301000c.html
’15統一選おおいた:2市長選 第2ラウンド、あす告示 /大分
毎日新聞 2015年04月18日 地方版

 統一地方選後半戦のうち、大分、別府両市長選と、別府、中津、日田、津久見、杵築、宇佐の6市議選が19日、告示される。大分市長選は新人2人による一騎打ちとなる見通し。別府市長選には新人5人が立候補を表明している。6市議選には総定数129に対して151人が立候補の準備を進めている。立候補の受け付けは午前8時半〜午後5時、各市で。投開票は26日。玖珠町議選、姫島村議選は21日に告示され、26日に投開票される。2市長選・6市議選・2町村議選の最新の情勢を紹介する。

 ◇新人一騎打ちの様相 大分
 大分市長選には元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(57)と元大分大副学長の椋野美智子氏(59)の新人2人が立候補する見通し。

 佐藤氏は、自民県連などの推薦を受ける一方、経済団体など100を超える企業・団体から推薦を取り付け、一党一派に偏しない「市民党」の立場を強調。子育て支援の充実や中小企業、農林水産業の活性化、産業力の強化などを公約に掲げ、「大分市の将来のために国、県、市が一体となって施策を進める必要がある」と訴える。

 椋野氏は前市長から出馬要請を受けた「後継候補」。元厚生労働官僚として「福祉のプロ」を自負し、「首長次第で福祉の水準は変わる」と訴える。民主は蓮舫代表代行ら国会議員が大分入りするなど全面支援。社民も支部が支援を決めている。知事選で分裂した連合大分も推薦し、「初の女性市長」を旗印に一枚岩でサポートする。【西嶋正法、佐野格】

 ◇保守分裂5人乱戦か 別府
 戦後初めて現職市長が勇退し、新人5人による保守分裂の乱戦になりそうだ。

 元朝日新聞社員の安達澄氏(45)は若さや発想の新鮮さで支持を集めている。泉武弘氏(70)は市議8期32年の政治活動の集大成として挑む。行政改革を訴える活動報告を長年にわたり市内くまなく配布、草の根の支持者が多い。タクシー会社社長の梅野雅子氏(55)は観光業界などへの浸透を図る。

 浜田博市長(76)に過去2回敗れた元市議の長野恭紘氏(40)は3度目の挑戦。仲間の保守系市議の支援に加え、自民市連から推薦を受けた。公明の支持も得て勢いに乗る。

 元国土交通省技官の春田義信氏(58)は浜田市長の一部支援者や連合などの革新系に加えて「長野推薦」に反発する保守系市議ら幅広い支援を受ける。【大島透】

4744チバQ:2015/04/19(日) 13:40:03
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_nagasaki/article/163722
長崎市のベッドタウン長与、時津町議選 浮かぶ課題、論戦期待
2015年04月19日(最終更新 2015年04月19日 03時00分)
 統一地方選の後半戦で、西彼杵郡の長与町と時津町の町議選が21日に告示(26日投開票)される。長崎市のベッドタウンとして発展してきた両町だが、ここ数年は人口の伸びは横ばい。高齢化や中心部の空洞化といった課題も見え始めた。これからの町のあり方をどう描くか。候補者の熱い論戦が期待される。
 両町によると、人口は長与町が4万2340人(3月末現在)、時津町が3万107人(同)。相次ぐ宅地開発で新住民が増えていたが、この5年は両町とも人口が減少した年もあり、早い時期に造成された住宅街など一部の地域では、高齢化も目立っている。
 40年ほど前から時津町に住む70代の男性は「新しい住民が増え、自治会に入らない人も多い。一方で1人暮らしの高齢者も増えており、このままなら地域活動に影響してくる。新旧の住民をどうつないで地域を一体化していくか。町議に取り組んでほしい問題だ」と指摘した。
 時津町では大型の商業施設が国道沿いを中心に進出し、長与町にもスーパーマーケットが多く点在。買い物の利便性は高い。だが、大型店の影響で古くからの個人商店の閉店が相次ぎ、両町の役場そばの商店街には空き店舗が目立つ。
 両町の商店街組織は解散して今は一つもない。長与町の50代男性は「大型店は撤退するのも早い。もし、大型店がなくなったら、町に買い物するところが無くなるかもしれない」と不安を口にした。
 こうした中、両町議選の投票率が気になるが、12日にあった県議選の西彼杵郡区の投票率は49・93%。時津町は46・42%で県内自治体で最低だった。長与町の町議選は8年ぶりとなるが同町の60代女性は「知人に頼まれて選挙に行くが、どういう人が議員なのかもよく知らない。特に町議に望むことはない」と語り、町議自身の発信力の弱さも垣間見える。
 住民に最も身近な町議選への関心をどう高めるか。時津町の立候補予定者は「投票に行ってもらえるよう、各候補者が魅力ある政策や主張をしっかり訴えなければ」と気を引き締めた。
=2015/04/19付 西日本新聞朝刊=

4745チバQ:2015/04/19(日) 17:43:56
別府市長選

安達澄 ;元朝日新聞社員 民主党の県選出国会議員から支援
泉武弘 ;市議8期32年
梅野雅子;タクシー会社「大分観光はと交通」社長  (自民市連に推薦出した)
長野恭紘;浜田博市長(76)に過去2回敗れた元市議 仲間の保守系市議の支援 自民市連から推薦 次世代の党
春田義信;元国土交通省技官 浜田市長の一部支援者 連合などの革新系 「長野推薦」に反発する保守系市議 (自民市連に推薦出した) 社民支援

4746チバQ:2015/04/19(日) 22:24:00
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/177048
=明日を問う= 伊万里市の課題
2015年04月15日 10時12分
■西九州道で誘致に好機、原発安全協定は平行線

 統一地方選後半戦となる市議選は19日、町議選は21日告示される。伊万里、鹿島、多久の3市と、基山、江北の2町の課題を追う。

 伊万里港の開発とともに企業誘致を展開し、臨海型工業都市として発展してきた伊万里市。西九州自動車道が今春、東西から市内に延伸したことでアクセスが改善し、誘致には絶好のチャンスを迎えている。塚部芳和市長は「他自治体と比べて人口減少が緩やかなのは、立地企業の雇用で若者が地元に残っているから」と強調し、今後も積極的に推進する考えを示す。

 ただ、誘致意欲はあっても、その受け皿に苦慮している。伊万里団地(山代町)は6年前に完売、七ツ島工業団地(黒川町)も残り3・5ヘクタールで、臨港部には新たな用地がほぼ残っていない。市は進出を検討する企業に工場跡地などを紹介している。

 伊万里湾岸で「最後の一等地」と注目されるのが、山代町浦ノ崎地区に埋め立て中の廃棄物処理用地だ。広さは80ヘクタールを超え、水深は大型船が寄港可能な18メートルで輸出関連企業にも最適地となる。

 好機を逃すことなく用地開発を急ぎたいが、産業用地に転用するため港湾計画変更だけで3年以上かかり、港湾整備にはさらに時間を要する。市は港湾管理者の県や国に積極的に働き掛けるが、具体的にビジョンを描き、実行に移すのはこれからの作業だ。

 玄海原発をめぐる九州電力との安全協定締結も大きな課題となっている。立地自治体の東松浦郡玄海町並みの条件を求めて九電と交渉しているが平行線のまま。県の支援を求めて塚部市長は3月、山口祥義知事と会談し、打開策の一つとして市と県が覚書を交わす案が浮上した。市はそうした手法も視野に入れつつ、従来の主張で交渉を継続する意向を示す。

 住民避難対策も不安は残る。防災行政無線整備は来年度着工で費用は総額11億円。今後は避難道路整備も必要となる。財源が厳しく、塚部市長は「原発補助金で整備を」と要望する。

 川内原発(鹿児島県)が今夏の再稼働に向けて加速している。その後は玄海原発の順番とみられ、残された時間は長くない。

4747チバQ:2015/04/19(日) 22:24:26
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/177415
=明日を問う= 鹿島市の課題
2015年04月16日 10時45分
■「成長路線」十分な議論を

 長らく公的施設の整備を控えていた緊縮財政から、整備推進の「成長路線」へかじを切った鹿島市。本年度一般会計当初予算約148億円は過去最高額を更新しており、使い道に市民の疑問やしこりを残さないよう、十分な議論が欠かせない。

 日中、子育て世代や高齢者でにぎわうのは、中心市街地にある商業施設「ピオ」の3、4階にできた市民交流プラザ。昨年10月にオープンしたが、事業の是非をめぐっては「事業費が高すぎる」「市街地活性化につながらない」として市民の賛否が分かれ、市議会も二つに割れていた。議会の議論の末にプラザ関連の予算を可決した後も、反対派の市民が議員に説明を求める集会を開くなど尾を引いている。

 市は2012年度から20年度にかけ、公的施設の再整備を進める。交流プラザはその一環で、ほかに市民会館の建て替え、防災センター新設など計約70億円を投入する見込みだ。06年度からの行財政改革で生まれた余力を財源とする。

 13年度末の市債残高は、約82億6千万円。1人当たり換算では26万5087円で、県内20市町の地方債残高では、東松浦郡玄海町に次いで2番目に少ない。

 ただ楽観視はできず、昨年、市民交流プラザと市産業活性化施設ができたことで、それぞれ約5千万円、約2600万円の年間運営費を新たに計上。また一連の計画を終える20年度末には市債残高は140億円規模に膨らみ、予算に占める借金返済の割合を表す「実質公債費比率」は13年度末で9・9%だが、24年度見込みで16・7%に上がる。

 住民サービスが手厚くなる一方、推計では今年、鹿島市の人口は初めて3万人を切る見通し。効果的な投資となるよう議員の確かな目も求められる。

4748チバQ:2015/04/19(日) 22:24:46
http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30108/177850
=明日を問う= 多久市の課題
2015年04月17日 11時00分
にぎわい創出、試行錯誤

 多久市は2万人割れ目前で、人口減が深刻となっている。昨夏、中心街にJR多久駅と隣接する市まちづくり交流センター「あいぱれっと」を新設し、かつての街のにぎわいを取りもどそうと試行錯誤している。

■「年齢層若すぎ」

 壁面に張られた大きな鏡の前で、地元女子中学生十数人が、ダンスの動きのチェックに余念がない。同じフロアの図書スペースには、幼い子どもを連れた若い母親が雑誌を読みふける。「あいぱれっと」は静と動が入り交じる空間が広がる。

 オープンした昨年8月から1年間で10万人の来館者数を目標に掲げる。1日当たり300人の計算。センター近くで「多久まつり」といった市の伝統行事や軽トラック市などのイベントも開いて集客を図っている。「目標は達成できそう」と指定管理者の一般社団法人「たく21」の担当者。

 ただ平日は学校帰りの中高生が多く、「年齢層が想定より若すぎる」と懸念する。20〜50代の女性を核に、施設内の雑貨店やコンビニ、カフェレストランの利用を促すも、若年層ではその消費力に大きな期待はできない。

 実際、直営となるコンビニとカフェレストランの採算は「苦戦している」と担当者は苦しい胸の内を語る。「文化事業などでもう少し年齢層に幅を持たせたい」と採算性の向上へ向けた改善策に頭をひねる。

■動線づくり課題

 さらに、交流センターを起点に、周辺の商店街へ人をどう動かすか。「点」から「線」に導く対策も課題に上がる。市の担当課は「中心街再開発施策との連動が不可欠」との認識を示すが、現時点で、にぎわいをつくる「点」と「線」を結びつける具体策が乏しく、「あいぱれっと」の孤軍奮闘は当分続きそうだ。

4749チバQ:2015/04/19(日) 22:28:58
137 :チバQ:2015/04/19(日) 22:28:16
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_date1&k=2015041900143
無投票当選市長一覧【統一選】

 【北海道】
 ▽夕張市
鈴木直道34市長     無現(2)
 ▽稚内市
工藤広65市長     無現(2)(自・民)
 ▽赤平市
菊島好孝65元市議    無新(1)
 ▽三笠市
西城賢策64元副市長   無新(1)
 ▽千歳市
山口幸太郎73市長     無現(4)
 ▽滝川市
前田康吉60市長     無現(2)
 ▽砂川市
善岡雅文65市長     無現(2)
 ▽伊達市
菊谷秀吉64市長     無現(5)(公)
 【岩 手】
 ▽北上市
高橋敏彦60市長     無現(2)
 【山 形】
 ▽上山市
横戸長兵衛68市長     無現(3)(自・公)
 【茨 城】
 ▽日立市
小川春樹67元副市長   無新(1)(自・民・公)
 【群 馬】
 ▽館林市
安楽岡一雄67市長     無現(3)(自・公)
 【埼 玉】
 ▽行田市
工藤正司64市長     無現(3)(自・民・公)
 【石 川】
 ▽野々市市
粟貴章54市長     無現(2)
 【長 野】
 ▽諏訪市
金子ゆかり56元県議    無新(1)(自・公)
 【岐 阜】
 ▽多治見市
古川雅典62市長     無現(3)
 ▽山県市
林宏優63市長     無現(2)(自・民・公)
 【三 重】
 ▽津市
前葉泰幸53市長     無現(2)(自・民・維・公)
 【大 阪】
 ▽富田林市
多田利喜64市長     無現(4)(自・公)
 ▽高石市
阪口伸六58市長     無現(5)
 ▽大阪狭山市
古川照人43元府議    無新(1)
 【奈 良】
 ▽大和高田市
吉田誠克64市長     無現(4)
 ▽五條市
太田好紀53市長     無現(2)
 【広 島】
 ▽三次市
増田和俊68市長     無現(2)
 【福 岡】
 ▽直方市
壬生隆明62弁護士    無新(1)(自・民・公)
 【長 崎】
 ▽長崎市
田上富久58市長     無現(3)
 ▽佐世保市
朝長則男66市長     無現(3)(自・公)
(2015/04/19-18:57)

4750チバQ:2015/04/19(日) 23:11:34
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150417mog00m010018000c.html
自治はどこへ:【地域別所得】人口減、地域再生遠く 平均所得最低の熊本県球磨 民宿、生計立たず兼業
2015年04月17日
「父と母が好きだった土地。思い出をつなぎたい」。男性(60)は母の遺品を整理しながら言った。住民の平均所得が全国最低だった熊本県球磨(くま)村。母は民宿を切り盛りし、2月に81歳で他界した。いったん閉じた民宿を自ら再開しようと覚悟を決めたが、人口減に直面して昔のにぎわいを取り戻せるか。「地方創生」が統一地方選のテーマというが、地域再生の道はかすんでいる。【川上珠実、写真も】


拡大写真
 急流下りで有名な球磨川と並行する国道沿いの民宿で、男性が後片付けをしていた。母の四十九日で、兵庫県三田市から1人で帰省したという。

 民宿は27年前に両親が始めた。眼下の清流と、奥にそびえる山々の雄大な景色が、アユ釣りで訪れる宿泊客を楽しませてきた。

 父は4年前に亡くなり、母が1人でどうにか続けてきた。だが、最近は常連客以外少なくなり、ぎりぎりの経営が続いていた。

 男性は、村民から頼まれたこともあり、悩んだ末に民宿を継ぐことを決めた。でも、生計を立てるには兵庫での自営業を辞められない。「行ったり来たりの二足のわらじでやるしかない」。家族を兵庫に残し、ひと月のうち1週間ほどを村で過ごし、宿を営むつもりだ。

 村は鹿児島県境の山あいにあり、昔は林業や炭焼きが盛んで、観光でも潤った。1989年に九州自動車道が近くの人吉(ひとよし)市まで延びると国道はさびれ、観光客は大きく減った。今の人口は20年前から3割減って4000人余り。村内の建設会社も次々姿を消した。人口に65歳以上が占める高齢化率は今年3月末現在、40%を超える。


 役場から約10キロ。かつて40戸ほどが軒を連ね、炭焼きの煙がたなびいていた黒白(くろじろ)地区は現在、9世帯14人まで減少した。住民の足は、地区と村の中心部を平日数往復する地域バスくらい。近くに商店はなく、自給自足に近い年金生活者が大半だ。妻(77)と2人で暮らす男性(76)は「あと10年で、黒白には誰もいなくなる」と山を仰いだ。

 「景気回復の暖かい風を、全国津々浦々にまで届けていく」。安倍晋三首相はことあるごとにアベノミクスの波及効果を強調する。昨年の衆院選でも「この道しかない」と訴えて票を集めた。

 暖かい風は、村にいつ届くのか。

 民宿再開を目指す男性は言った。「アベノミクス言うても、みんな生活に余裕が出たわけやない。田舎の観光地までわざわざ遊びに行かん」。民宿の食堂だった部屋の壁に写真が多数張られている。色あせているが、アユ釣り客らはみな満足そうな表情を見せ、昔の雰囲気を伝えていた。

4751チバQ:2015/04/19(日) 23:11:46
 ◇自治体3割、所得減
 総務省の統計に基づいて毎日新聞が算定した全国自治体の住民平均所得を見ると、アベノミクスで好況と言われる中、全1741市区町村の3割にあたる513自治体で、2013年の所得が前年より減少していた。このうち65%超の337自治体は、民間有識者会議の唱える「消滅可能性都市」と重なる。

 513自治体の平均額は287万1000円で、全国平均の327万4000円を上回ったのは、わずか20自治体だった。

 全国平均に届かない下位自治体の多くで平均所得が減っており、富裕層の多い大都市部がより豊かになる一方、平均所得の低い自治体がより貧しくなっている。

 都道府県ごとに所得減少自治体の割合を調べると、長崎61・9%(21自治体のうち13)▽奈良61・5%(39自治体のうち24)▽鹿児島60・5%(43自治体のうち26)−−の順に高かった。

 513自治体は人口減少や少子高齢化が進む農村部がほとんどだが、県庁所在地の佐賀市や政令市の福岡市など都市部も交じる。東京都も全62自治体のうち8自治体で平均所得が下がったが、いずれも農村部や島しょ部の市町村だった。【和田浩幸】

 ◇株取引で格差拡大
 地域間格差を広げた主因の一つは、アベノミクスがもたらした株式譲渡所得だ。平均所得トップの東京都港区は13年、4891億8193万円に上り、全国の株による所得総額の13.1%を占めた。この額は、平均所得最下位の熊本県球磨村を含む下から1365位までの自治体の合計額に匹敵する。人口に置き換えると、港区の納税者約13万人で下位自治体2176万人分の株の所得を得たことになる。

 株式による所得が港区の13年の課税対象所得総額に占める比率は30.2%で、前年の6.6%から急膨張した。全国の課税対象所得の総計に占める比率はわずか2.1%で、港区は突出している。

 株式譲渡所得は首都圏に集中する。東京23区では総額の36.7%を占め、東京、埼玉、千葉、神奈川1都3県を合わせると54.9%で、総額の半分を超える。【小田中大】

4752旧ホントは社民支持@鹿児島市:2015/04/20(月) 20:43:03
妹も出てるんですよ。トホホ。。。

鹿児島県阿久根市議選
http://www3.nhk.or.jp/senkyo/#skh_9602_96
元市長の竹原信一氏が出馬

4753チバQ:2015/04/20(月) 21:17:26
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150420ddlk40010530000c.html
’15統一選ふくおか:後半戦スタート 4市長選に9人立候補 15市議選には389人 /福岡
毎日新聞 2015年04月20日 地方版

 統一地方選後半戦の市長選・市議選が19日、告示された。田川、春日、太宰府の3市長選に計8人が立候補した。いずれも現職に新人が挑む構図で、小雨降る中、7日間にわたる戦いの幕が開いた。一方で直方市長選は無所属新人で元検事の壬生隆明氏(62)=自民、民主、公明推薦=が無投票当選となった。15市議選には計389人が立候補した。直方市を除く市長選と市議選は、21日に告示される町長選・町議選とともに26日に投開票される。【井本義親、荒木俊雄、田中韻】

 ◇最多タイ4人の争い 田川
 田川市長選はいずれも無所属の、前市議で新人の二場公人氏(58)=自民、公明推薦▽元市議で新人の笹山良孝氏(62)▽4選を目指す現職の伊藤信勝氏(69)▽前市議で新人の金子和智氏(44)−−が立候補した。4人が出馬するのは1951年以来で、候補者数は過去最多タイになった。

 ◇四つの政策を主張 二場氏
 自民、公明、自治労県本部から推薦を受けた二場氏は、美しい街づくり、新産業の創出、教育改革、子育て支援の四つの政策を主張。「田川を変えるのは政治家ではなく、政治家を選ぶ有権者だ」などと支持を求めた。

 ◇行財政改革を訴え 笹山氏
 3度目の挑戦となる笹山氏は、現在の市役所の32課を20課に減らし年間約3億8000万円削減する行財政改革、脳外科を設けるなどの市立病院改革、ごみ焼却施設建設の広域化を主張。「3点は必ず実行する」と訴えた。

 ◇改革の実績を強調 伊藤氏
 伊藤氏は「自らの給与をカットし、166人を削減するなどの行財政改革や、市立病院の医師確保に努めた」と実績を強調。ごみ焼却施設建設の広域化には「時間の余裕がなく、各自治体でやる」と理解を求めた。

 ◇地方創生計画作る 金子氏
 金子氏は市の自主財源が3割しかないことを挙げ「地方創生は、他よりすぐれた取り組みをする自治体を救う制度。2015年度はこの計画を作らなくてはならず、今回の選挙は田川の未来がかかっている」などと主張。

 ◇現職と新人一騎打ちに 春日、太宰府
 春日市長選は、前市議で無所属新人の坂本靖男氏(57)と、5選を目指す無所属現職の井上澄和氏(64)=自民、民主、公明、県農政連推薦=が立候補し、一騎打ちとなった。

 太宰府市長選は、前市議で無所属新人の芦刈茂氏(65)と、3選を目指す無所属現職の井上保広氏(67)=自民、公明、県農政連推薦=が出馬。市を二分する激しい選挙戦がスタートした。

 ◇直方は無投票で壬生氏が初当選
 直方市長選は無所属新人で元検事の壬生氏しか立候補者がおらず1999年以来の無投票で当選が決まった。

 市議選の数は、中間市議選が自主解散による出直し選を2013年7月に実施したため前回より1減の15となった。全体で計389人が立候補し、うち女性は54人。内訳は現職242人、元職19人、新人128人だった。

〔京築版〕

4754チバQ:2015/04/20(月) 21:20:11
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150420ddlk42010270000c.html
’15統一選ながさき:後半戦告示 両市長3選 異例の無投票 長崎・田上さん 佐世保・朝長さん /長崎
毎日新聞 2015年04月20日 地方版

 ◇MICE 基地 石木ダム 民意示す機会なく
 統一地方選後半戦の長崎、佐世保両市長選と長崎、佐世保、大村の3市議選が19日告示された。長崎市長選に立候補したのは現職の田上富久さん(58)=無所属=だけで、同市長選としては戦後初となる無投票での3選が決まった。

 また佐世保市長選には現職の朝長則男さん(66)=無所属、自民・公明推薦=しか立候補せず、同市長選としては16年ぶりの無投票で3選を果たした。3市議選は定数計98に対し126人が立候補し、1週間の選挙戦に入った。【樋口岳大、梅田啓祐、武内靖広】

 県庁所在地・長崎市の行政リーダーを決める市長選が戦後初の無投票で決まり、県北部の中心都市・佐世保市でも16年ぶりに市長が無投票当選するという異常事態が起こった。

 現在、人口約43万人の長崎市は人口減少が続き、2040年には今より約10万人減り、65歳以上の割合が40%にまで増えるとの専門機関の推計もある。

 田上市長は「外から人を呼び込んで地域を活性化させる」としてコンベンション(MICE)施設の建設を目指すが、216億円もの巨額の税金を投じる是非について議論が深まっているとはいえない。

 市長選は、MICE事業を含め田上市政を見極め、民意を示す好機だったが、その機会は訪れなかった。

 一方、14年の全国市町村別の転出超過数が1199人で、1718市町村中6位と人口流出が深刻な問題となっている佐世保市。基地政策や石木ダム建設の是非などの課題を巡り、朝長市長の姿勢に一定の対抗勢力もあるが、その意思を示すことはできなかった。

 両市長選の無投票について、長崎市に住む女性(77)は「選挙なので選びたいですよね。長崎をこうしたいという情熱的な人がいればいいですけど、市民の反応もあまりないから政治家をやろうと思う人が少ないのでは。もっと政治に関心を持つ人が増えないといけないと思う」と話した。

 佐世保市のアルバイト、中島広幸さん(57)は「他に出馬する人がいればよかったが、対抗できる人がいなかったのだろう。市民にとっては良い方向に政治が向かってくれさえすれば誰でもいい」と話す。

 12日投開票された県議選の投票率は、長崎市が47・20%、佐世保市が47・84%でいずれも過去最低だった。有権者の半数以上が投票に行かなかったことになる。両市民は市議選では、きちんと民意を示したい。

 ◇「人口減少対策に全力」田上さん
 長崎市長選で無投票での3選を果たした現職の田上富久さん(58)は19日夕、同市元船町の事務所に集まった支持者に対し、「これから4年間、市長として仕事をさせていただく重責を感じている。また、精いっぱい仕事をさせていただきたい」と語った。

 田上さんは「長崎市政は今、非常に大きな転換点にある。人口減少対策のため、子育て支援施策や雇用の増加が喫緊の課題だ」と強調。市議会や市民の間で建設の是非を巡って意見が分かれているコンベンション(MICE)施設については「長崎がこれから多くの人を迎え、発展していく中で必要な施設。提案、議論をしながら着実に進めていきたい」と推進に意欲を見せた。

 被爆から70年を迎え、「平和の大切さや核兵器の非人道性を発信してきてくださった被爆者の皆さんの思いをしっかりと継承していく。同時に、長崎らしい平和の発信の仕方で存在感を示していきたい」と語った。

 ◇「国防に協力し活性化」朝長さん
 佐世保市長選で無投票での3選を果たした朝長則男さん(66)は19日夕、同市本島町の事務所で万歳三唱し、「市政課題は山積している。政治力を結集し、しっかりとした町づくりをやっていきたい」と抱負を述べた。

 無投票当選について「得票数が目に見えないので、評価が分からないプレッシャーがある」と表情を引き締め、「謙虚に受け止めながらもチャレンジ精神を忘れないようにしたい」と意気込んだ。

 2018年度までに陸上自衛隊に新設される離島奪還部隊「水陸機動団」に関わる基地政策について「防衛拠点としての佐世保の位置づけは高まっている。国防への協力が経済活性化につながると思う」と意欲を語った。

 難航している石木ダム建設事業については「地権者の皆様と当事者同士で話し合いをする糸口がない。すでに法的手続きに移行しているが、県や川棚町と一体となって歩みを進めたい」と語った。

4755チバQ:2015/04/20(月) 21:20:27
 ◇長崎市 佐世保市 大村市 3市議選126人立候補
 長崎市議選(定数40)は前回より2人多い54人が立候補を届け出た。内訳は現職33人、元職4人、新人17人。性別は男性51人、女性3人。党派別は自民7人▽民主8人▽公明6人▽共産3人▽社民2人▽無所属28人。

 各候補者たちは、立候補を届け出た後、出陣式などを開き、市内各地で政策を訴えた。市議会で存廃が論議され3月末で閉鎖された長崎市公会堂の前の広場でも出陣式があり、支持者たちが気勢を上げた。

 佐世保市議選(定数33)は定数を前回から3削減。現職29人、元職1人、新人10人の計40人が立候補を届け出た。女性は現職1人と新人2人の計3人。党派別では、自民7人▽民主4人▽公明4人▽共産1人▽社民3人▽無所属21人。

 人口流出対策や地域経済活性化、石木ダム問題、基地政策などを主な争点に各地で舌戦を繰り広げている。

 大村市議選(定数25)は前回より1人多い32人が立候補し、白熱した選挙戦に突入した。内訳は現職20人▽元職2人▽新人10人。うち女性は2人。党派別では、自民5人▽民主1人▽公明2人▽共産1人▽無所属23人。

 新幹線開業をにらんだ街づくりや、高齢化対策、子育て支援策などそれぞれの政策を掲げて、1週間の激しい戦いが始まった。

==============

田上富久(たうえ・とみひさ) 58 無現(3)

 日本非核宣言自治体協議会長▽平和首長会議副会長▽県市長会長[歴]市課長▽九大

朝長則男(ともながのりお) 66 無現(3)

 全国基地協議会長▽旧軍港市振興協議会長▽県港湾協会長[歴]市議▽県議▽青学大=[自][公]

〔長崎版〕

4756チバQ:2015/04/20(月) 21:21:32
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150420ddlk43010279000c.html
’15統一選くまもと:人吉市長選、4市議選告示 /熊本
毎日新聞 2015年04月20日 地方版

 統一地方選後半戦の人吉市長選と人吉、荒尾、水俣、合志の4市議選が19日、告示された。人吉市長選は3選を目指す現職と新人2人が立候補。4市議選は総定数71に計91人が立候補した。人吉市と水俣市は昨年5月、民間有識者組織「日本創成会議」から自治体機能の維持が難しい「消滅可能性都市」に挙げられており、候補者には人口減少などで疲弊する各地域の「生き残り策」が問われる。投開票は26日。期日前投票は20日から。【取違剛】

 ◇現職に2新人が挑む
 人吉市長選には、元市議で無所属新人の松岡隼人氏(37)と、環境コンサルタント会社社長で諸派新人の長友清冨氏(65)、3選を目指す無所属現職の田中信孝氏(67)の3人が立候補し、三つどもえの戦いになった。

 松岡氏は総事業費33億円の市庁舎建設計画に反対し、計画の白紙撤回を訴える。長友氏は不正のないクリーンな行政の実現を目指し、独自の環境政策も掲げる。田中氏は企業誘致などで雇用の場を確保し、人口減少に歯止めをかけると訴える。

 政党は自民が自主投票を決めている他、民主などの野党も表立った動きを見せていない。

 18日現在の選挙人名簿登録者数は2万8095人(男1万2628人、女1万5467人)。【取違剛】

 ◇市議選 総定数71に91人
 ◇議員報酬争点に乱立 合志市
 合志市議選(定数19)は現職16人、新人11人の計27人が立候補した。5月からの議員報酬引き上げに反対する市民らが複数候補を擁立し、無投票に終わった2011年の前回選から一転、候補が乱立する展開となった。

 前回選の無投票を受け、市は市民の政治参画を促そうと議員報酬を月額44万〜37万円に引き上げる条例改正案を昨年12月議会に提案、賛成多数で可決された。引き上げ幅は1人6万5000〜5万2000円で、市は「地方活性化が求められる中、議員には今まで以上の活動が必要」と提案理由を説明する。

 しかし、これに反対する市民で結成した政治団体が新人4人を擁立。議員報酬引き上げではなく、子供の教育や医療、福祉の充実、待機児童解消などを優先すべきと訴える。候補の一人は「市の財政が厳しい中、一番先に身を削るべき議員がいい目を見るのはおかしい」と批判している。

 18日現在の選挙人名簿登録者数は4万5475人(男2万1459人、女2万4016人)。【松田栄二郎】

 ◇議会改革の是非問う 人吉市

 人吉市議選(定数18)には、現職15人▽元職3人▽新人4人−−の計22人が立候補した。党派別では、公明1人、共産2人、無所属19人。男女別は男性20人、女性2人。

 昨年12月、市内92の町内会長らが議員報酬見直しや政務活動費廃止など5項目の議会改革を要望。多くの議員が報酬や政活費の現状維持を主張しており、選挙戦で是非が問われる。18日現在の選挙人名簿登録者数は2万8095人(男1万2628人、女1万5467人)。【取違剛】

 ◇市民病院移転で舌戦 荒尾市
 前回から定数が4減した荒尾市議選(定数18)には、現職14人▽元職1人▽新人7人−−の計22人が立候補した。党派別では、公明2人▽共産1人▽新社会4人▽無所属15人。昨年12月の市長選で、市民病院の競馬場跡地への移転計画見直しを訴えた新人が当選。議会は3月、新市長に計画維持を求める決議をしており、選挙戦でも計画の是非を巡り論戦が交わされそうだ。

 18日現在の選挙人名簿登録者数は4万4852人(男2万635人、女2万4217人)。【近藤聡司】

 ◇非自民市政巡り論戦 水俣市
 水俣市議選(定数16)には20人が立候補を届け出た。内訳は、新旧別では▽現職11人▽元職2人▽新人7人。党派別では▽自民1人▽公明1人▽共産2人▽無所属16人。

 昨年2月の市長選で自民系候補を破った西田弘志市長の市政運営への対応の他、雇用拡大や観光などの経済振興と環境再生のバランス、子育て支援策などが争点になっている。

 選挙人名簿登録者数は18日現在で2万1999人(男9998人、女1万2001人)。【笠井光俊】

4757チバQ:2015/04/20(月) 21:21:59
 ◆市長選立候補者(届け出順)

 ◇地域の魅力を磨く 松岡隼人氏
 松岡氏は人吉市麓町の相良護国神社で出陣式を開き、集まった支持者を前に第一声。「この8年、市民の生活は変わっていない。市の施策が市民の幸せにつながっていないからだ」と現職、田中氏の市政運営を批判した。

 人口減少や、厳しい財政状況が続く市の現状も指摘し「今ここでこの町を変えなければ、我々も子供たちの世代もこの地域で生きていけない」と危機感を強調。「地域の魅力に気付き、磨き上げていく以外に発展の方法はない。人吉の素晴らしい地域資源と人材を十二分に生かして、この地域を子供たちに手渡していく」と訴えた。

 ◇クリーンな行政を 長友清冨氏

 長友氏は同市下田代町のバス停前にトレードマークの赤い鉢巻きとつなぎ姿で現れ、「地球を救う男の長友清冨です」と第一声。その後は軽自動車を運転して自画像を印刷したポスターを張りながら、街頭演説を重ねた。

 掲げるのは、不正のないクリーンな行政の実現。国や自治体の土地改良事業に関わる仕事をしてきた約40年を振り返り「公共事業は官製談合でうそばかり。こんなことをしていて国や地域が発展するわけがない」と主張した。1人で政治団体を設立しての選挙戦だが、「たった1人でも不正を正そうという信念は世界一」と訴えた。

 ◇観光客を200万人に 田中信孝氏
 田中氏は同市上青井町の青井阿蘇神社で出陣式。街頭演説では今年1月、政府の地方創生モデル事業に認定された「ハラール促進区」計画をアピールし、「ここから雇用の輪が広がり、人が集まって人口減少に歯止めをかけられる」と訴えた。

 市長就任後、年間の観光客数が55万人増えて135万人に達した実績も強調。「3期目で200万人にする。JR肥薩線を世界遺産にする運動が実れば300万人だ」と青写真を示し、「この流れを絶対に変えてはならない。何としても収穫の3期目を皆様と一緒に作り上げていきたい」と支持を求めた。

==============

 ◇人吉市長選立候補者(届け出順)
松岡隼人(まつおか・はやと) 37 無新

 [元]市議▽服飾販売業▽ひとよし球磨JC監事▽龍馬プロジェクト九州沖縄ブロック長▽熊本大

長友清冨(ながとも・きよとみ) 65 諸新

 環境コンサルタント会社社長▽政治団体代表▽農業▽民宿経営[歴]NPO理事長▽熊本短大

田中信孝(たなか・のぶたか) 67 無現(2)

 葬祭会社役員[歴]葬祭会社社長▽人吉青年会議所理事長▽市ハンドボール協会長▽学習院大

4758チバQ:2015/04/20(月) 21:22:36
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_kumamoto/article/163862
人吉市長選告示 現職に2新人挑む
2015年04月20日(最終更新 2015年04月20日 03時00分)
 統一地方選後半戦の人吉市長選と、荒尾、水俣、人吉、合志の4市議選が19日、告示され、7日間の選挙戦がスタートした。人吉市長選は元市議の無所属新人松岡隼人(37)、会社社長の諸派新人長友清冨(65)、無所属現職田中信孝(67)の3氏が立候補。3選を目指す田中氏の市政運営の評価などが主な争点になる。荒尾(定数18)、水俣(同16)、人吉(同18)、合志(同19)各市議選は総定数71に対し、91人が届け出た。内訳は現職56人、元職6人、新人29人。女性は計11人。それぞれの地域課題や人口減に対応した活性化策のほか、議員報酬見直しや定数削減の議会改革なども論点となる。投開票は26日。有権者数はいずれも18日現在、各市選管調べ。
 人吉市長選の立候補者3人は、午前中から市内に繰り出し、それぞれが主張する政策実現に向けて有権者に熱く訴えた。
 松岡氏は、市役所そばの相良護国神社で、出陣式に臨んだ。地域衰退への危機感をあらわにし、市民の声を受けて「チェンジ人吉」をスローガンに政策を進めていく決意を表明。「地域の魅力に気付き、磨き上げるしか発展の方法はない。力を合わせ、この地域をしっかりと子どもたちに手渡したい」と力を込めた。応援に駆け付けた岩下博明人吉商工会議所会頭らも支持を求めた。
 「地球を救う男」をキャッチフレーズにしている長友氏は、人吉市東部の橋の上で第一声を上げた。「人吉球磨10市町村合併による『球磨市』をつくり、世界中から観光客を呼び込む豊かな市にする」と強調。生ごみの肥料化といった地場産業創出や、大学創設など独自の政策を展開した。イメージカラーの赤い軽乗用車の選挙カーに乗り込み、自作の歌を流しながら山間部を遊説した。
 田中氏は、市中心部の青井阿蘇神社で出陣式を開いた。「人口減に歯止めをかける」と切り出し、50人以上を新規雇用する食肉加工施設誘致や、市長就任後に観光客数が55万人増えたことなどの実績をアピールした。「市民の幸福向上を願い、かじ取りをしてきたこの流れを絶対に変えてはならない。公平、公正で笑顔の町をさらに前へ進め、まちづくりを3期目で完成させる」と声を張り上げた。
 有権者数は2万8095人。

 ■4市議選91人が立候補
 荒尾
 定数は前回より4減の18で、現職14人、元職1人、新人7人の計22人で争う。党派別では公明2、共産1、諸派4、無所属15。
 最大の争点は、老朽化した市民病院の建て替えと荒尾競馬場跡地の活用問題。山下慶一郎市長が見直し方針を示した同跡地への病院移転計画をめぐり、地域医療や振興策の面から「市長の決断を尊重すべきだ」「当初計画通りに」などと主張を交わしている。有権者数は4万4852人。

 水俣
 定数16に対し現職11人、元職2人、新人7人の計20人が立候補した。党派別では自民1、公明1、共産2、無所属16。少子高齢化が進む地域の活性化策などが争点になっている。
 注目は、自民市支部が事実上分裂していることの影響だ。今回、離反した支部役員の現職3人は公認や推薦を受けず無所属で出馬。一方、非自民系の候補者たちは、自民支持者の票の取り込みも狙う。有権者数は2万1999人。

 人吉
 市長選とのダブル選となり、定数18に22人が出馬した。内訳は現職15人、元職3人、新人4人。党派別では公明1、共産2、無所属19。女性は前回と同じ2人。前回、議席を失った共産が、2議席獲得できるかが注目される。
 町内会長会による議会改革の要望を踏まえ、定数削減や報酬見直しが論点の一つに浮上。「執行部へのチェック機能を高める」と訴える候補者もいる。有権者数は2万8095人。

 合志
 無投票だった前回から定数が2減り19。現職16人、新人11人の計27人による大激戦となった。党派別では公明1、共産1、無所属25。議員報酬を1人当たり月額最大6万5千円引き上げる条例改正が5月から施行予定で、引き上げの賛否が最大の争点。
 近年、熊本市のベッドダウンとして人口が増加しており、住環境の整備や基幹産業の農業振興なども論戦の課題となりそうだ。有権者数は4万5475人。
=2015/04/20付 西日本新聞朝刊=

4759チバQ:2015/04/20(月) 21:25:06
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150420ddlk44010290000c.html
’15統一選おおいた:後半戦スタート 2市長、6市議選が告示 /大分
毎日新聞 2015年04月20日 地方版

 統一地方選後半戦の大分、別府2市長選と6市議選が19日、告示された。県都の大分市長選は元中小企業庁次長、佐藤樹一郎氏(57)=自民、維新、公明、日本を元気にする会推薦=と、元大分大副学長、椋野美智子氏(59)による無所属新人同士の一騎打ち。別府市長選は、元市議の泉武弘氏(70)▽元朝日新聞社員の安達澄氏(45)▽元市議の長野恭紘氏(40)=公明支持、次世代推薦▽タクシー会社社長の梅野雅子氏(55)▽元国土交通省技官の春田義信氏(58)−−の無所属新人5氏による乱戦となっている。別府、中津、日田、津久見、杵築、宇佐の6市議選には150人(総定数129)が立候補した。このうち津久見市議選は無投票となり、14人の当選が決まった。

 ◇現元新32人が25議席争う 別府市(定数25)
 定数25に対し32人が立候補した。現元新では現職22人、新人8人、元職2人。引退した現職は一人もいないが、泉氏が市長選へ、2市議が県議選へくら替えしたため、議席が三つ空いた。そこへ新人と元職が何人食い込むかが注目される。

 党派別では自民13人、公明4人、共産2人、無所属13人。保守分裂の市長選を反映し、今回は自民に公認を申請せず、無所属で出馬した候補も複数いる。市長選候補とタッグを組み、相互に票の上乗せ効果を狙う候補者も多く見られる。【大島透】

 ◇新旧交代の波 少数激戦に 中津市(定数26)
 今回は定数28から2減になり、現職20人、新人7人が立候補を届け出た。議長経験者が引退したり、在任中に亡くなったりするなどして8人が去り、新旧交代の波が押し寄せ、少数激戦になった。

 党派別内訳は、自民1人▽公明2人▽共産3人▽無所属21人。旧山国町など4町村が合併して10年。地域間の格差は拡大、「地方創生」は絵に描いた餅になりかねない危機感があり、住民にどう訴えるか。【大漉実知朗】

 ◇人口減、市街地 活性策など論戦 日田市(定数22)

 定数2減の今回、現職17、新人11の計28人が届け出た。党派別は民主1、公明2、共産3、社民1、無所属21(うち社民系2)人。前回はようやく1人が名乗り出て無投票が回避されたが、低調ムードを反映して投票率は過去最低の69・31%。今回、激戦・混戦が投票率を押し上げ、当選ラインは1300票前後か。人口減少対策、中心市街地活性化策、旧郡部の振興局再編問題などが争点になりそうだ。【楢原義則】

 ◇2減の定数18に前回同様21人 杵築市(定数18)
 定数は20から18に減ったが、前回と同じ21人が立候補した。現職15人、新人6人で、党派別では公明1、共産2のほかは全員が無所属。無所属の3人が引退した。現職1人が引退した公明は、新人が立候補した。

 合併前の旧3市町村別では、旧杵築市在住者が12人、旧山香町が8人、旧大田村が1人出馬した。前回選挙での地域別の内訳と比較すると、今回は山香が激戦地区になりそうだ。【大島透】

 ◇合併10年、地域格差是正が焦点 宇佐市(定数24)
 定数は26から2減し24になった。現職21人、返り咲きを狙う元職2人、新人5人の計28人が届け出た。「誰が落選してもおかしくない」との危機感を持ち、厳しい戦いに挑んでいる。

 党派別の内訳は公明1人、共産2人で残りは無所属の25人。「旧安心院町など2町と合併し10年、地域間の格差が広がった」との声があり、格差是正に各候補がどう応えるかが焦点になる。【大漉実知朗】

 ◇立候補14人が無投票当選 津久見市
 現職12人、新人2人の計14人が立候補、選挙カーを走らせた。午後5時までに他に届け出はなく、14人の無投票当選が決まった。無投票は1971年以来。14人の党派別は、自民1、共産1、その他は無所属。女性は1人。

 定数は前回から2削減され県内14市の中で最も少ない14となっているが、今回の無投票で新議会では更なる削減も課題になりそう。昨年制定した市議会基本条例では、定数改正について「市民からの意見の聴取及び反映に努めなければならない」としている。【古田健治】

==============

4760チバQ:2015/04/20(月) 21:25:30
==============

 ◆別府市長選立候補者(届け出順)5新人の乱戦

 ◇危機的財政立て直す 泉武弘氏
 泉氏は午前9時半、自宅近くの大観山町の公園で第一声。小雨の中、高齢者ら約70人が聴き入った。

 「私の訴えは主に三つです。まずは危機的な市財政の立て直し。市職員を削減できるのは労組とのしがらみのない私だけです。二つめは高齢者の健康作りの後押し。三つめは市内をくまなくワンコインバスで結ぶこと。高齢者が外出できる公的な足を確保します」

 選挙カーで鉄輪や上人町一帯、山間の東山地区を終日巡った。

 ◇しがらみから脱却を 安達澄氏
 安達氏は午前8時半から石垣東の選挙事務所で出陣式。支持者約50人が集まった。

 「応援団長」の松本小児科医院理事長、松本常圃(つねほ)さん(88)が激励。安達氏は「1月に別府に戻り、非常に感じることは、別府市は一旦しがらみから脱却し、今ある宝を生かしたまちづくりをする。これに尽きます。時間はもう本当にありません。各地域に点火した火を大きく育てる1週間です」と第一声。続いて石垣や荘園、扇山などを遊説した。

 ◇閉塞感払拭する戦い 長野恭紘氏
 長野氏は午前10時から駅前本町の近鉄百貨店跡地で出陣式。約500人(陣営発表)が集まった。

 支持する公明県議や市議選への立候補者らが次々にあいさつ。

 長野氏は「この12年間の閉塞(へいそく)感を払拭(ふっしょく)する選挙が始まりました。私には3度目の挑戦です。停滞した別府市でいいんですか、それとも希望あふれた別府市にしますか、こういう選挙戦です。『別府を一つに』をスローガンにしました」と述べ、遊説に出発した。

 ◇女性視点で住みよく 梅野雅子氏
 梅野氏は野口中町の事務所前で第一声。約300人(陣営発表)が集まり、小沢一郎氏の応援ボイスメッセージが披露された。

 梅野氏は「一番にやりたいのは別府をごみ一つない美しい街にすること。浜田博市長の『住んでよし、訪れてよし』のまちづくりを継承します。そこに女性の視点でもっと細やかな工夫をし、母親の視点で子供たちがもっと住みよいまちをつくります」と語った。

 この日は市南部から北部へと遊説した。

 ◇伝統守り道切り開く 春田義信氏
 春田氏は午前9時、別府公園で出陣式。村田正利連合大分会長、八坂恭介前杵築市長ら約150人が集まった。春田氏はイメージカラーのピンクのジャンパー、必勝の鉢巻き姿で登場した。

「争点は一つです。誰がこの別府をリードし、守れるのか。浜田博市長はじめ多くの先人たちに敬意を表します。その伝統と思いを守り抜き、新たな別府の希望の道を切り開きたい」とあいさつ。「勝つぞ」三唱をして市内全域を遊説した。

4761チバQ:2015/04/20(月) 21:25:47
==============

 ◆大分長選立候補者(届け出順) 一騎打ち

 ◇頼りにされる行政に 佐藤樹一郎氏
 佐藤氏は午前8時20分から大手公園で出陣式に臨んだ。約1200人(主催者発表)を前に「産業力をつけて雇用と所得の場をしっかり確保し、さまざまな大分市の課題に取り組んでいくことが必要」と強調。「子供が将来に夢と希望と期待と誇りを持てる取り組みを進め、市民に頼りにされる行政を実現させたい。大分市のかじ取りを私に任せてほしい」と訴えた。自民党の県選出国会議員や広瀬勝貞知事の妻らも応援に駆けつけた。

 ◇経済と福祉の両輪で 椋野美智子氏
 椋野氏は午前8時半から若草公園で出陣式(約500人、陣営発表)を開いた。元宮城県知事の浅野史郎氏のほか、全面支援する社民党の吉田忠智党首や民主党の吉良州司衆院議員らの顔も。椋野氏は「少子高齢化、人口減少が一番の課題になっている」と指摘。さらに「経済優先の市政か、人づくりと地域づくりを通して経済と福祉の好循環を作り出し、その両輪で大分市の未来をつくっていくのかが、この選挙で問われている」と力強く訴えた。

==============

 ◇別府市長選立候補者
泉武弘(いずみ・たけひろ) 70 無新

 政策研究所代表[歴]自衛官▽ホテル従業員▽県議秘書▽市議▽市監査委員▽中津東高

安達澄(あだち・きよし) 45 無新

 [元]朝日新聞社広告局・社長室・教育総合本部次長[歴]新日鉄君津製鉄所・海外営業部▽上智大

長野恭紘(ながの・やすひろ) 40 無新

 自民党市第18支部長▽市体操協会長[歴]衛藤征士郎衆院議員秘書▽市議▽日本文理大=[公][次]

梅野雅子(うめの・まさこ) 55 無新

 大分はとタクシー社長▽市観光協会副会長▽県タクシー協会理事[歴]学習塾講師▽大分大

春田義信(はるた・よしのぶ) 58無新

 [元]国交省九州地方整備局技術開発調整官・熊本工事事務所[歴]久留米市建設調整監▽日大

 ◇大分長選立候補者
佐藤樹一郎(さとう・きいちろう) 57 無新

 [元]中小企業庁次長[歴]中部産業経済局長▽日本貿易振興機構ニューヨーク事務所長▽東大=[自][維][公][元気]

椋野美智子(むくの・みちこ) 59 無新

 [元]大分大副学長[歴]浦和市福祉部長▽内閣府参事官▽厚労省社会・援護局総務課長▽東大

4762チバQ:2015/04/20(月) 21:27:08
http://www.nishinippon.co.jp/feature/unified_local_election_oita/article/163864
大分市長選一騎打ち 別府市長選は5新人
2015年04月20日(最終更新 2015年04月20日 03時00分)

 統一地方選後半戦の大分、別府両市長選と6市議選が19日、告示された。大分市長選は、ともに無所属新人で、元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(57)=自民、維新、元気会推薦、公明支持=と、民主や社民が支援する元大学副学長の椋野美智子氏(59)が立候補。別府市長選には、いずれも無所属新人で、元同市議の泉武弘氏(70)、元会社員の安達澄氏(45)、元同市議の長野恭紘氏(40)=次世代推薦、公明支持=、会社社長の梅野雅子氏(55)、元国土交通省技官の春田義信氏(58)の5人が立候補した。有権者数は、大分市38万4848人、別府市9万8364人(18日現在、ともに市選管調べ)。6市議選には計150人が立候補し、津久見市議選では14人の無投票当選が決まった。2市長選と残る5市議選は26日に投開票される。
 大分市長選に立候補した2氏は市内中心部で出陣壮行会を開いた。
 佐藤氏は午前8時20分、大分市府内町の大手公園で第一声。「大分市政再起動」と大書した紙を壇上に張り、40年間続く「非自民系」市長からの市政奪還をアピール。推薦した自民党県連の衛藤晟一会長は「佐藤さんを押し上げるために頑張りたい」と全面支援を宣言した。
 佐藤氏は「産業の力をつけ、雇用の場を確保する。アジア太平洋地域で最も輝く都市に発展させたい」と主張。会場には知事選で4選された広瀬勝貞氏の妻も駆け付けた。
 広瀬氏と同市の元市長、釘宮磐氏が争った知事選を引き合いに出し、公明党県本部の河野成司代表は「県と市の間でねじれを繰り返してはならない」と訴えた。
 椋野氏は午前8時半から、同市中央町の若草公園で壮行会。壇上には推薦を受ける連合大分の代表者や民主、社民両党の国会議員が並んだ。
 知事選で傘下組織の対応が割れた連合大分の松尾竜二副会長は「(市長選は)一枚岩となって支える」と強調。昨年末の衆院選大分1区で当選し、市長選と選挙区がほぼ重なる民主党県連副代表の吉良州司衆院議員も「死力を尽くして応援する」と誓った。
 椋野氏は「人づくり、地域づくりを通して、福祉と経済の好循環をつくりたい」と主張。釘宮氏も自身の後援会幹部らと姿を見せ、壮行会後、幹部は「椋野氏は後継。支援するのは当然だ」と語った。

 別府市長選は新人5人が第一声を上げ、選挙戦初日から激しい論戦を展開した。
 泉氏は同市大観山町の公園で出陣式。応援弁士は求めず、マイクを握った。市の財政再建などを約束した上で「市民のためという1点だけを考え、市長の仕事ができるのは私だけだ」と強調した。
 安達氏は同市石垣東の選挙事務所で第一声。「今ある宝をちゃんと生かした街づくりをする。別府が大きく変わるチャンスが今、みなさんの中にある。未来を一緒につくっていこう」と訴えた。
 長野氏は同市駅前本町で出陣式を開き、公明の県議と自民の市議候補5人が応援に駆けつけた。「(現市政による)12年間の閉塞(へいそく)感を払拭(ふっしょく)する。行政も市議会も経済界も一つにまとめていく」と力を込めた。
 梅野氏は同市野口中町の選挙事務所で「県では初の女性首長、女性市長をおもてなしの街・別府から誕生させていただきたい」とアピール。生活の党の小沢一郎共同代表から届いた応援メッセージも披露された。
 春田氏は同市野口原の別府公園で出陣式。「先人がつくりあげた伝統を守り、新たな別府の希望の道を切り開く」と主張。支援する連合大分の村田正利会長は「党派を超えて支援の輪を広げよう」と呼び掛けた。
=2015/04/20付 西日本新聞朝刊=

4763チバQ:2015/04/20(月) 21:27:52
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/04/20/004444528
後半戦スタート 統一地方選おおいた
 第18回統一地方選の後半戦として19日、政令市を除く89市長選と295市議選などが告示され、市長選には計179人が立候補を届け出た。県庁所在地の津と長崎をはじめ27市で無投票当選が決まり、前回2011年の15市から大幅に増加。無投票当選率は30・3%に上った。市議選は総定数6865に対して8384人が立候補。無投票当選は15市の計246人で前回の7市計116人から倍増し、総定数に占める割合は過去最高の3・6%となった。統一選前半戦の道府県議選で無投票当選率が過去最高を更新したのに続いて、地方選の低調さが再び浮き彫りになった。市長選と東京の区長選、市議選で候補者数が前回を下回り、過去最少となった。

大分市長選 一騎打ち 別府市長選 5氏争う

 大分県内では大分、別府両市長選と6市の市議選が告示された。大分市長選は新人2人、別府市長選は新人5人がそれぞれ立候補し、選挙戦がスタートした。市議選のうち、津久見市は立候補者が定数(14)と同じで1971年以来、44年ぶりに無投票となった。市長選、市議選ともに投票日は26日。
 大分市長選の立候補者は、届け出順に元中小企業庁次長の佐藤樹一郎氏(57)、元大分大学副学長の椋野美智子氏(59)=いずれも無所属・新人。
 先の知事選に出馬した釘宮磐前市長の市政運営に対するスタンスや少子高齢化への対応、中心市街地の活性化を中心とした経済対策が主な争点となりそう。新人2人の一騎打ちに、知事選や国政の与野党対決の構図も重なっている。
 別府市長選は届け出順に、元市議の泉武弘氏(70)、元会社員の安達澄氏(45)、元市議の長野恭紘氏(40)、会社経営の梅野雅子氏(55)、元国土交通省技官の春田義信氏(58)=いずれも無所属・新人=の5人が立候補した。
 12年務めた浜田博市長が今期限りで引退し、戦後初めて新人同士の選挙戦となる。豊かな温泉資源を生かした観光振興や教育・子育て支援の在り方、高齢化社会への対応といった課題に対する論戦が注目される。
 無投票の津久見市を除く5市の市議選には計115議席に対し、136人が立候補を届け出た。
 (選挙取材班)

※大分、別府両市長選の立候補者の顔写真と略歴を紙面PDFでご覧になれます。下記の「顔写真と略歴」をクリックしてください。


町村議選 あす告示 玖珠・姫島

 統一地方選最終ラウンドとなる玖珠町、姫島村の両議員選挙が21日、告示される。玖珠町議選の定数は前回より2減の14で、今のところ19人が出馬を予定。姫島村議選は前回と同じ定数8に対して8人が立候補を予定している。投開票は19日に告示された2市長選と5市議選と同じ26日。

4764チバQ:2015/04/20(月) 21:43:15
http://www.sankei.com/politics/news/150420/plt1504200021-n1.html
2015.4.20 19:36

那覇軍港の浦添移設 反対公約の市長が受け入れを表明

ブログに書く1




(1/2ページ)
 沖縄県の嘉手納基地(嘉手納町など)以南の米軍施設の統合・返還計画で、同県浦添市の松本哲治市長が20日、記者会見を開き、陸軍那覇港湾施設(那覇軍港。那覇市、56ヘクタール)を浦添埠(ふ)頭(とう)地区に移設する計画を受け入れると表明した。松本氏は平成25年2月、移設反対の立場で市長に初当選し、政府や県、那覇市などで構成する移設協議会が停滞していたが、受け入れ表明で計画は大きく前進する。

 松本氏は「(軍港移設を)進めることで沖縄県全体としての米軍基地の整理・縮小につながっていく」との認識を示した。今月28日の移設協議会に副市長を出席させる。

 那覇軍港は、那覇市の中心部に位置し、跡地利用に地元の期待感が強い。返還計画が動き出したことは、3月のキャンプ瑞慶覧の西普天間住宅地区(宜野湾市)の返還に続き、政府が進める沖縄県の基地負担軽減に弾みがついた形だ。

 一方、沖縄県の翁長(おなが)雄志(たけし)知事は米軍普天間飛行場(同市)の名護市辺野古移設を「新基地建設」と強調し、阻止する構えをみせている。那覇軍港の浦添埠頭地区への移設は辺野古移設と同様に海面の埋め立てを伴う。翁長氏の軍港移設への対応が焦点になる。

 那覇軍港をめぐっては、平成8年のSACO(沖縄特別行動委員会)最終報告で浦添埠頭地区への移設を念頭に返還方針を明記。25年4月に日米合意した米軍施設の統合・返還計画では、軍港の移設と返還は40年度以降と決まった。

4765チバQ:2015/04/20(月) 22:21:32
http://www.data-max.co.jp/politics_and_society/2015/04/36091/0420_dm1718/
【長崎市長選】金子元知事、MICE・田上富久市長の必勝を祈願?
統一地方選2015年 
 トップニュース 長崎の政治・社会政治・社会|政治 2015年4月20日09:34

<勝者なき選挙>
金子議員の為書 19日に告示された長崎市長選は、無投票で現職・田上富久氏の3期目の再選が決まった。支持者が集まり、当選を祝う田上氏の選挙事務所で、記者の目を惹いたのは、自民党・金子原二郎参議院議員(元長崎県知事)の「祈 必勝」と書かれた為書だ。その側には、「県都長崎市勢の限りない発展と平和都市実現へ向け、盤石の体制で挑み、必勝を期し」という田上氏への激励メッセージまで添えられていた。
 「選挙期間が1日になったのは残念なこと」と語った田上市長。今回の選挙に向けて作られた後援会配布資料には、公約の1番目「もっと魅力的な“世界のナガサキ”へ進化」のトップに、「MICE機能を高め、交流人口の増加と交流都市としてのレベルアップを図ります」と書かれていた。国際会議や展示会を行う大型コンベンション施設(MICE(マイス)施設)の建設を公約の一丁目一番地としたかたちだが、市長選を通じて、市民の民意を問うということはできなかった。
 金子元知事は、自身のブログでも田上市長のMICE施設建設計画について明確に反対してきた。今回の市長選に際しては、自民党長崎は対抗馬の擁立を模索していた。しかし、保守分裂となった場合、漁夫の利を得ようとする第三の候補者の出馬も予想されたため、候補者選びが難航。結果、獲得票による『MICE』へのお墨付きを与えないという選択がとられた。その意味では、勝者なき選挙と言える。
再選した田上市長(中央) 田上氏の選挙事務所に貼られていた為書は、他自治体の首長から贈られたものが大半を占め、国会議員は、金子議員のほか、同じく自民党の元長崎市副市長の古賀友一郎参議院議員、長崎4区選出の北村誠吾衆議院議員など。自民党長崎県連会長のものは見当たらなかった。「金子さんは、あれだけ猛烈にMICEに反対しておきながら、『祈 必勝』とは違和感を感じる」と、告示前に田上氏の事務所を訪れていた有権者は首をかしげる。
 一方、同日告示された長崎市議選(26日投開票)では、定数40に対して54名が立候補。「机上の空論に過ぎない現在のMICE計画は断固阻止する」と訴え、再選への意欲を示す現職もいる。3期目の田上市政における重要テーマの1つである『MICE』。用地取得費と建設費で200億円以上が投じられるこの大型公共投資が、同選挙を通じてどのように議論されるのだろうか。
【山下 康太】

4766チバQ:2015/04/21(火) 20:04:29
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150421k0000e040208000c.html
統一地方選:政争回避限界、40年ぶり村長選 宮崎・諸塚
毎日新聞 2015年04月21日 13時16分(最終更新 04月21日 19時47分)

40年ぶりの選挙戦となった宮崎県諸塚村長選の出陣式で気勢を上げる村民=宮崎県諸塚村で2015年4月21日午前10時18分、荒木勲撮影
40年ぶりの選挙戦となった宮崎県諸塚村長選の出陣式で気勢を上げる村民=宮崎県諸塚村で2015年4月21日午前10時18分、荒木勲撮影
拡大写真
 統一地方選後半戦の町村長・町村議選が21日、告示された。1975年を最後に9期連続で無投票が続いた宮崎県諸塚(もろつか)村長選には新人2人が立候補し、40年ぶりの選挙戦に入った。山あいにある人口約1800人の村は村政と直結した独特の自治公民館制度を発達させ、政争を避けてきた。しかし近年、人口減や基幹産業衰退に直面し、村民の間にも「候補者の主張を聞きたい」との声が出始めた。【荒木勲、門田陽介】

 午前10時、諸塚村家代の事務所前で元村議で養鶏会社社長の中本洋二氏(42)がマイクを握った。東京の大学を中退後、ヨーロッパ生活を経て帰郷した中本氏は「民間の発想を取り入れ、基幹産業を充実させる」と訴えた。

 その1時間前、元副村長の西川健氏(64)は道路を挟んだ向かいの事務所で支持者を前に「山とともに生きる村であることは変わらない。村政を継承する」と第一声を上げた。

 投票率が約98%に達した40年前の村長選は村を二分した。「集落に入る道などに見張りがいて、相手陣営の運動員が入れないようにする、半ば実力行使もあった」。当時、現職に敗れた甲斐重勝さん(83)が振り返る。

 村中心部と山間部の地域対立などを背景とした政争は親族間をも分裂させる激しさがあり、「これでは村は発展しない」との危機感が生まれた。4年後、甲斐さんは引退する現職に背中を押され、無投票で初当選。以降の2村長を含め全て無投票となった。

 選挙の代わりに村民の意思を反映させる役割を担ったのが、村独特の「自治公民館制度」だ。16の公民館区から吸い上げた住民の意見や要望は月例の館長会で行政担当者に伝えられ、行政側は施策の進行度を説明。年1回は村三役ら幹部も招き、座談会も開く。村自治公民館連絡協議会の尾形浩一会長(65)は「無投票でも意思疎通はあり、不自然だと思ったことはない」と語る。

 だが、村の人口は79年の約3600人から半減し、主力産品のシイタケは消費低迷が続く。「村の集落が一つ一つ消えていく事態になる」(甲斐さん)という危機意識が生まれた。初めて村長選に投票する40代の自営業女性は「どちらが村長になっても人口減対策が必要。産業育成を進めてほしい」と話した。

4767チバQ:2015/04/21(火) 20:28:04
http://www.yomiuri.co.jp/kyushu/local/fukuoka/20150421-OYS1T50045.html
与党過半数の38議席 福岡市議会の構成決まる
2015年04月21日
 福岡市議会(定数62)の改選後の新しい議会構成が20日、決まった。改選前の7会派は変わらず、最大会派の自民党市議団は推薦した新人と無所属の現職2人が加わって20議席(改選前18議席)となった。第2会派・公明党市議団の11議席(同12議席)、みらい福岡の7議席(同8議席)と合わせ、与党3会派が過半数の計38議席を維持した。

 自民党市議団は公認18人のうち17人が当選。選挙後に同党推薦の中島正裕氏(53)(中央区、無所属)が加入した。2011年の前回選で民主公認だった調崇史氏(37)(城南区、同)、無所属で活動してきた橋田和義氏(44)(中央区、同)も加わった。

 民主党の議員らでつくる福岡市民クラブは7議席(改選前9議席)へと減らし、福岡維新の会は維新の党公認の3人と高山博光氏(75)(城南区、無所属)で4議席(改選前2議席)に増えた。共産党市議団は7議席(同5議席)、社民・市政クラブは2議席(同3議席)となった。

 川口浩氏(54)(博多区、無所属)、荒木龍昇氏(63)(早良区、諸派)、森文子氏(49)(東区、ふくおか市民政治ネットワーク)、新村優氏(34)(南区、無所属)については、同日までに会派結成届の提出がなかった。

4768チバQ:2015/04/21(火) 20:30:04
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/179112
自民県連役員人事、協議始まる 会長は県議有力
2015年04月21日 11時00分
■「農政協との修復優先」

 自民党県連と県議団は、19、20日に県連代表役員会と県議団総会を相次いで開き、県連会長や県議会議長候補など役員人事の協議を始めた。県連人事は5月24日の総務会までに空席となっている会長を含む人事案を決め、30日の県連大会で承認する。焦点の会長は敗北した知事選の影響などで4代ぶりに県議から選出する可能性が高まっている。県議会の正副議長や委員会構成などを決める臨時議会は、5月12日開会を軸に調整している。

 自民党は通常、2年おきに県連と県議会ポストをリンクさせて役員人事を決めている。県連人事では会長と、来年夏の参院選を仕切る幹事長ポストが焦点となる。会長ポストは、昨年の衆院選から知事選にかけての県連内の混乱の責任を取り、福岡資麿会長が1月に辞任し不在となっている。

 知事選では推薦候補をめぐって、自民王国を支えてきたJAグループ佐賀の政治団体「県農政協議会」と対立した。会長はこの10年、3代続いて国会議員が務めてきたが、今回は「県議団から選出」との見方が強い。

 中堅県議の一人は「参院選を考えれば農政協との関係修復が最優先。知事選で農政協と連携した今村(雅弘)先生を除けば、今の国会議員では適任者がいない。県議でやるしかない」。市議のとりまとめ役の一人も「知事選の経緯もある。今回は国会議員は難しい。県議しかないのでは」と見立てる。

 こうした背景を踏まえ県連関係者からは、議長経験者で県議団会長を務める留守茂幸氏(67)=7期、佐賀市=の名前が浮上している。幹事長は5期組を中心に複数の名前が挙がる。

 県議会の議長候補人事では、6期目と5期目を目指した「適齢期」の現職2人が落選した今回の選挙結果も影響している。会派は改選時の27人から1人減の26人となる見込みだが、最大会派に変わりはない。

 議長候補は、新7〜6期の4人は既に経験済みで、新5期の3人では竹内和教氏(66)=伊万里市=が最年長となる。ただ、会派内からは2年交代を申し合わせた「順送りの議長人事でいいのか」という声も一部に出ている。1年交代とする副議長は、4期の4人から候補を選任する見通し。

 県連は今後、職域支部や女性、青年局などの会議を順次開き、県議団も当選期別の会合で、県連と県議会のポストの協議を進めていく。

4769チバQ:2015/04/21(火) 20:42:53
>>4543>>4546
http://www.sankei.com/politics/news/150421/plt1504210031-n1.html
2015.4.21 20:12
【統一地方選】
報酬上げたのに…期待の“若手”現れず 長崎・小値賀町議選





 長崎県小値賀町議選(定数8)は21日、9人が立候補を届け出た。若手の政治参加を期待し、今回の選挙以降、50歳以下に限り議員報酬が月額18万円から30万円に引き上げられることになったが、立候補者のうち最年少は57歳だった。

 立石隆教議長(64)は「残念だ。立候補を直前まで検討してくれた若者はいたらしいのだが…」と述べ、次の選挙に望みを託した。

 小値賀町は長崎市の北西約80キロにあり、大小17の島からなる。3月末時点で、人口2641人の約45%が65歳以上。町議の平均年齢も65歳を超えるようになった。

 町議会は、足元の議会を若返りさせ島の振興につなげたいとの願いから3月、50歳以下の議員報酬を増額する条例を全会一致で可決した。

4770チバQ:2015/04/21(火) 20:44:43
>>4395>>4713-4714
http://www.sankei.com/politics/news/150421/plt1504210030-n1.html
2015.4.21 20:13
【統一地方選】
「選挙権行使できず残念」…昭和22年以来の無投票に落胆する、投票率“100%”の鹿児島県三島村
ブログに書く0




(1/2ページ)

村議選が無投票となった鹿児島県三島村の3離島の一つ、黒島(滝口亜希撮影)
 3つの離島(竹島、硫黄島、黒島)に村民が住む鹿児島県三島村の村議選では、定数と同じ7人が立候補し、無投票となった。村によると、記録で確認できる限り、戦後、村議選が無投票となるのは昭和22年以来2度目。これまでの投票率は、寝たきりの人などを除いて「実質100%」と、村民の高い関心を集めてきただけに、68年ぶりの無投票という結末に、驚きと落胆の声が上がった。

 「えっ、無投票なんですか?」。25日の黒島での繰り上げ投票日に立会人を務める予定だった山田馨さん(55)は、思わず聞き返した。村議選は過去に無投票となった例がほぼない上に8人が事前審査を受けており、「選挙が濃厚」とみられていたためだ。

 だが、実際に告示日の午後5時までに立候補を届け出たのは7人で、無投票当選に。村職員も「予想外」と話し、こう続けた。「村の人にとっては選挙があった方が良かったのでは…」

 三島村は人口約370人の小さな自治体だが、村議選の投票率は平成15年が98.11%、19年が98.33%、23年も98.21%と、9割の後半で推移している。

 二十数票が当確ラインとされる村議選では1票が明暗を分けるだけに「今回も厳しい戦いになると予想して準備していた」と話すのは、現職で当選した日高重行さん(65)。「選挙になった方が住民の関心が高まり、緊張感が生まれるという面もあるのだが…」と複雑な胸の内を明かす一方、「村民の政治への関心は依然として高い。高齢化など村は厳しい状況にあり、主体的に地域づくりに取り組みたい」と話す。

 「選挙権を行使する機会がなく、残念」と落胆するのはある村民。当選した7人のうち6人は現職で「結局、代わり映えがしない」と冷ややかだ。「村に産業を呼び、仕事を増やしてほしい。そうすれば人口増にもつながる」と訴えた。

4771チバQ:2015/04/22(水) 19:40:48
>>4720
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150422ddlk40040437000c.html
公職選挙法違反:事前運動の2人、買収容疑で逮捕 県警、県議選で知人に報酬約束 /福岡
毎日新聞 2015年04月22日 地方版

 県議選で事前運動の報酬として現金を渡す約束をしたとして、県警は21日、香春町鏡山、会社員、堤義仁(43)▽田川市平松町、建設業、二宮政則(40)の両容疑者を公職選挙法違反(買収、事前運動)容疑で逮捕した。2人とも県議選で落選した有田浩二氏(55)陣営の運動員で、県警はいずれも認否を明らかにしていない。

 逮捕容疑は、両容疑者は県議選告示前の2月下旬〜3月上旬、川崎町周辺で知人男性5人に有田氏への投票を呼び掛けるチラシの配布を依頼し、1人につき日当7000〜1万2000円を支払う約束をしたとしている。

 県警は5人が3月上旬〜下旬、有権者宅を戸別訪問するなどして、チラシを配布したとみて調べる。

 有田氏は前川崎町議で、県議選田川郡選挙区に無所属で立候補し、4848票で落選した。【尾垣和幸】

〔筑豊版〕

 ◇田川郡(定数2−4)
 =選管最終発表
当 14,137 大島道人 62 自現  武田良太系
当 11,138 神崎聡 52 無現   自民推薦 副総理の麻生太郎支援
   4,848 有田浩二 55 無新  自民田川郡支部の推薦  武田良太系
   3,526 藤中寛之 40 社新

4772チバQ:2015/04/22(水) 19:43:23
http://senkyo.mainichi.jp/news/20150422ddm041010123000c2.html
◆長崎・小値賀

 ◇「報酬増」でも若手現れず
出陣式で気勢を上げる町議選の候補者(手前)と支持者ら=長崎県小値賀町で21日午前9時半、梅田啓祐撮影
出陣式で気勢を上げる町議選の候補者(手前)と支持者ら=長崎県小値賀町で21日午前9時半、梅田啓祐撮影
拡大写真
 長崎県の五島列島北部の小値賀(おぢか)町。若手や女性の町政参加を促そうと今年、満50歳以下の議員に限り議員報酬を月額18万円から30万円に引き上げた。だが、定数8の議員選に立候補したのは9人で最年少は57歳。若手は現れなかった。

 町内で現職らが告示前日まで若手に立候補を打診して回ったが、すべて断られた。ある現職は「町のために今こそ出てほしかった」とこぼしたが、町民の反応は冷ややかだ。30代男性は「狭い町で、あっという間に金目当てだとかうわさが広まる」と語った。

 一方、同じ長崎の東彼杵(ひがしそのぎ)町長選で、現職の渡辺悟氏(66)が無投票で再選された。渡辺氏は前回町長選で、3選を目指し立候補を表明した前職の無投票当選を阻止しようと名乗りを上げたが、前職は一転出馬せず、無投票で初当選していた。【梅田啓祐】

4773チバQ:2015/04/22(水) 19:54:08
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=112665
「次の市長で阻止を」浦添市長 軍港受け入れで
2015年4月22日 06:53
このエントリーをはてなブックマークに追加

 【浦添】松本哲治浦添市長は21日、市てだこ小ホールで市政報告会を開き、公約を撤回して那覇軍港を受け入れたことに触れ「私を信じて投票した人が裏切りだと考えるのは至極当然。ご不満を与えてしまったことを心からおわびしなければならない」と述べた。

 一方で、辞任の考えは明確に否定。「(残り1年9カ月の)私の任期中に軍港が出来上がることはない。次の市長選で、県、那覇、国を敵に回してでも(軍港受け入れを)断固阻止するという市長を誕生させてください」と呼び掛けた。

 報告会には約300人が参加。質疑応答で指名された8人のうち7人が軍港関連を質問。受け入れ是非を問う住民投票の実施を求める声が上がったほか、市長に辞任を迫るやじが相次いだ。松本市長は、キンザー沖の埋め立て計画見直しと軍港の位置変更が浦添市の提案通りに実現すれば、埋め立て総面積を現行計画より「小学校33校分」(72ヘクタール)縮小できると説明した。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板