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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

271とはずがたり:2009/02/17(火) 18:41:13

現場からの報告 焦点07統一地方選<上>芦屋町長選 「夕張」念頭に再建論議
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2007unity/fukuoka/20070411/20070411_001.shtml
 ■数値目標明示へ

 「町が抱える問題の解決へ、どんな答えがあるのか。活発に論じる場にしたい」

 2日、芦屋町の町民会館。ひびき青年会議所理事長の吉武智生(37)が、町長選への立候補を表明している3人の陣営に討論会の趣旨を説いた。

 「町の将来を考える公開答論会」と題した会は15日、同会議所が主催し町民会館で開かれる。候補予定者はローカルマニフェスト(政策目標を具体的に示した公約)を示しテーマ別に論じる。

 自治体の財政が厳しさを増す中、全国的に増えている「マニフェスト選挙」。同町でも「町の将来に不安を持つ町民の要望」(同会議所)を受け、初めて実現する。

 「有権者に判断材料を提示できる。望むところ」。各陣営は口をそろえる。一方で、実施時期、事業費、財源といった数値目標を盛り込む公約づくりは、これまでの議員選挙でも経験がない。「初めて取り組むので…」と戸惑いもの
ぞかせた。

 ■名物行事も休止

 現職の鈴木清吾(60)が4期目の今期限りでの引退を表明。町長選にはと
もに町議の安高一夫(58)と波多野茂丸(57)、元町議の竹野純平(62)が出馬を予定する。最大の争点が財政の立て直しだ。

 町はこれまで、町内にある芦屋競艇からの配分金で潤ってきた。潤沢な歳入を基に下水道普及率はほぼ100%。公共施設の利用料は周辺他町より安く、敬老祝い金など福祉施策も手厚かった。しかし同競艇は2001年度、赤字経営に転落。配分金はゼロとなり、町に入るべき施設使用料も約25億円(06年度決算見込み)が滞る。

 競艇頼みだった町財政の悪化は進み、人件費や借金返済額など義務的な経費の割合を示す経常収支比率は105.6%(05年度決算)にまで上昇。基金を取り崩しながらの、ぎりぎりの運営を強いられている。

 昨年、ともに10万人前後を集める夏の名物イベントが姿を消した。大正時代から続く花火大会と、海岸に巨大な砂像を飾る「砂浜の美術展」の休止。町の経費節減策の1つだが、町民の間では「活気が失われる」と寂しがる声も少なくない。

 ■健全財政へ持論

 「夕張のようになりはしないか」。立候補予定者3人にはこのところ、こんな問い合わせが目立つという。約630億円の負債を抱え、財政再建団体に陥った北海道夕張市。国の管理下で住民サービスは抑えられ、税負担は膨らむ。約1万6000人の芦屋町は人口が同規模だ。

 町財政課は「借金は現在約80億円。10年間の財政再建計画を実行して減らし、基金は10億円は残しておきたい」と“違い”を強調するが、報道で伝えられる夕張の窮状が町民の不安を募らせる。

 立候補予定者はそれぞれ、財政再建策を打ち出す。安高は「職員数を類似自治体と同じ規模に減らして人件費を削り、町税滞納分の徴収を強化する」と主張。

 波多野は「競艇の開催日数を他場並みの250日前後に増やし、売り上げ増を目指す」と強調し、竹野は「競艇の収益に頼らない財政体質への改善が必要だ。運営は民間委託も視野に入れたい」と訴える。

 財政改革とリンクするのが合併問題。芦屋町を含む遠賀郡4町が進めていた協議は04年9月に破たん。同町は整った社会基盤を背景に慎重姿勢が目立った。単独運営で2年半が経過した今、町長選の争点の1つとして再び、浮上している。

 選挙戦本番へ、「答論会」とマニフェストの導入が、政策論争に活気を吹き込むか。

     (敬称略)

   ◇   ◇

 「平成の大合併」を受けた統一地方選の後半戦。北九州・京築地区では、芦屋、遠賀、吉富各町の町長選と、中間、芦屋、水巻、岡垣、遠賀、みやこ、吉富の7市町議選が、22日投開票の日程で実施される。注目選挙が控える自治体から報告する。


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