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九州・沖縄 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1659チバQ:2010/10/28(木) 23:14:42
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/206367
【決戦前夜 2010福岡市長選】<下>模索 見えない都市の「民意」
2010年10月28日 14:39 カテゴリー:九州 > 福岡

自転車で街頭活動をする元佐賀市長の木下敏之氏=25日午後、福岡市中央区 1日9時間、ペダルをこぐこともある。脚はパンパンに腫れる。

 26日夕、元佐賀市長の木下敏之は「事業仕分け人」のたすきを掛け、オレンジ色の旗を立てた自転車3台を連ねて、福岡市・天神を回った。市内に地盤を持たない木下にとって、多くの人に会える自転車街宣は最も力を入れている活動だ。

 「演説を聞いてくれなくても、名前の一部や色が脳裏に残ればいい。報道などを通じて『あっ、木下って自転車に乗っていた』と像を結んでくれれば」。陣営幹部は祈るような口調で語る。

 木下が市長選への出馬を決めたのは、「140万人の大都市ならば、地域とつながりがなくても、実績と政策で勝負できる」(関係者)と踏んだからだ。
 わざと拡声器のボリュームを下げ、通行人に演説内容を聞かせる街頭宣伝。本人が出向き政策を語るミニ集会。インターネットの活用−。有権者の4割とも言われる無党派層に、手が届くようにと工夫を重ねる。

 しかし、と陣営幹部は言う。「投票にどれだけ結び付くのか、まったく見当がつかない」

     ◇


学生が開いた勉強会で話す植木とみ子氏=25日午後、福岡市中央区 転勤族が多く、1年で人口の1割前後が流出入する福岡市。政党の推薦はないまま臨む前福岡市教育長の植木とみ子もまた、同じような悩みを抱えている。

 26日夜、植木の自宅近くにある後援会連絡所に支援者約10人が集まった。テーマは、集会で「地元出身」をいかに売り込むか。「経歴紹介の映像を流そう」「キャッチフレーズを模造紙に書いてめくってみたら」

 決定打はなかなか見つからない上に、陣営の一人は「地元出身ということが、どこまで強みになるか分からない」と悩む。「都市基盤もある程度整備され、しっかりした福岡。こうした成熟した街で、何を訴えればいいのか。福祉など暮らしの充実は誰もが主張し、違いは出にくい」

 戦後最多の8人が名乗りを上げた市長選。西日本新聞社が21―24日に行った電話世論調査(200人)では、市長選に関心がある有権者は75%に上った。だが、陣営側からは「市民に熱気はなく、盛り上がっていない」との声も上がる。

     ◇

 8人全員が初めてそろった17日の公開討論会。350席ある会場は4割しか埋まらなかった。「他都市では1500人、2千人の会場が満杯になる。候補予定者は(原因を)よく考えてほしい」。コメンテーターを務めた早大大学院教授・北川正恭は苦言を呈した。

 候補予定者の「違い」を探ろうと、26日に別の討論会を企画した「政治が気になるふくおか女性の会」代表の川口道子も「今後、街に何が必要だと考えているのか、候補予定者が話した内容だけでは伝わらなかった」と満足感はない。

 「福岡市には一見、差し迫った問題がないように見えるが、高齢化や経済の停滞などが表面化していないだけだ」。市民団体「ローカル・マニフェスト推進ネットワーク九州」代表の神吉(かんき)信之は警鐘を鳴らす。「具体策が見えない候補予定者たちと、待ちの姿勢の有権者。選挙戦で双方の距離がどこまで縮まるか」

 選択の日が間近に迫っている。 (文中敬称略)


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