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東北 地方議会・首長,政治・選挙スレ
2049
:
チバQ
:2011/11/11(金) 20:26:27
<大崎/自・社現職4氏競り合う展開>
自民3現職と社民現職が競り合い、共産新人が激しく追い上げている。投票率の動向が勝敗の鍵。当落線上の争いは混戦となりそうだ。
3選を狙う自民の中島は地盤の岩出山、鳴子で深く浸透し、古川や田尻などでも支持固めを急ぐ。自民の佐々木は3期の実績を訴え、地元の鹿島台や松山、三本木などで票固めに躍起。
再選を目指す自民の菊地は、農業を含む産業振興を挙げ、地元古川を中心に票を掘り起こす。前回4位だった社民の岩渕は、支持労組や後援会組織の引き締めを強めて5選に挑む。
共産の内藤は、県政批判票の結集を図って党組織がフル回転している。
<亘理/元議長が先行、新人浸透図る>
自民現職で元議長の渡辺が先行し、無所属新人の山本は知名度アップに懸命だ。
渡辺は6期務めた経験と実績を掲げ、震災復興予算の獲得などを公約。亘理、山元両町で支持を広げている。農協などの支援も受ける。
山本は、被災者救援のボランティア活動で得た人脈をつてにひざ詰めの集会を重ねる。街頭では若さをアピールし票の取り込みを狙う。
<宮城/現職と新人がつばぜり合い>
自民現職の安部を無所属新人の渡辺が追い上げ、激しいつばぜり合いが続いている。
安部は地盤とする松島町の復旧復興を掲げ、3期12年の実績と経験をアピールする。
渡辺は利府町での浸透に躍起。町長鈴木勝雄が全面支援し、支持町議も活発に動く。
両陣営ともに、利府町の新興住宅地に攻勢を強めている。
<黒川/競る現職2氏女性新人急追>
自民現職の中山、藤倉の競り合いが激化、民主新人の作並が急速に追い上げている。
3選を目指す中山は地盤の富谷町を拠点に、全域で票の上積みを図る。6選を狙う藤倉は、地元の大和町を固め後援会の引き締めに躍起。作並は富谷で無党派票と女性票をかき集め、労組も活発に動いている。
<遠田/無党派・若年層支持動向が鍵>
自民現職の中村と、民主新人の大友が互角の戦い。無党派層や若年層の支持動向が鍵を握る。
中村は農業団体の支援を受け、環太平洋連携協定(TPP)問題を批判。地元涌谷町で組織の動きが上向き、党のてこ入れで抜け出しを狙う。
大友は、財務相安住淳の後援会が強力に回転しており、美里町で勢いがある。在宅介護支援を訴え、無党派票の掘り起こしに取り組む。
(敬称略)
2050
:
チバQ
:2011/11/13(日) 13:11:47
8241 名前:チバQ 投稿日: 2011/11/13(日) 13:11:27
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111113t11012.htm
政令市の県議 役割は? 仙台市長発言で焦点に
東日本大震災で延期され、13日投開票される宮城県議選(定数59)で、政令市・仙台市選出の県議の在るべき姿をめぐる議論が浮上した。きっかけは、奥山恵美子仙台市長が告示前の記者会見で「政令市の県議の存在意義が見えにくい」と指摘した発言。8月に終了した市議選と分離され、県議選が単独実施になったことで、県議の役割があらためて焦点になった。全議席の4割を占める24人の政令市県議の存在意義とは―。(宮城県政取材班)
「政令市の県議はこれでいいのか、と考え続ける日々だった」。仙台市議出身の現職候補が10日夜、個人演説会で率直に振り返った。市民の要望実現に奔走した市議時代と違い、存在感を示すことが難しかったという。
候補者のうち仙台市議出身者は9人。この現職は他候補に比べ市議キャリアが長い。「地区の運動会に行くことが仕事のような人もいる。それでは議員ではない」と言う。
仙台市は1989年、政令市に移行。河川行政と警察関係を除き、宮城県とほぼ同じ権限が与えられた。市議が担う住民サービスが拡大するのと反比例して、県議の活躍の場は狭まった。
泉区の県議だった自民党の秋葉賢也衆院議員(比例東北)は「県議時代、陳情の8〜9割は市役所や区役所に持っていった」と振り返る。
村井嘉浩知事も宮城野区で県議を3期10年務めた。10月末の記者会見で「県議には県全体の発展を考える役割もある」と反論した。
仙台市議の間では、以前から市選出県議への辛口意見が多かった。
10期のベテランで元市議会議長の大泉鉄之助氏は「市長発言は的を射ている。政令市県議の中で、全県的視野を持って活動しているのは1人くらいだ」と手厳しい。住民ニーズを反映する仕事の少なさから「各区2人でいい」と言い切る。
現議長の佐藤正昭氏は、県主導の仮設住宅の寒さ対策が後手に回ったことを挙げ「政令市の県議は市民との距離が遠いのでは」と疑問視する。
震災では災害救助法が適用され、県主導の場面が増えた。政令市の権限を生かせる場面が減り、「政令市の県議の存在意義が問われるのはこれからだ」(佐藤議長)という声も増えている。
奥山市長は「震災後、知事の存在が大きくなるにつれ、県議会の存在も重要度を増した。政令市の県議は、どぶ板政治に忙殺されない分、大所高所から震災復興をリードしてほしい」と話す。
◎被災者は活躍期待 「知事に直接声届けて」
存在意義が見えにくいと指摘される仙台市選出の宮城県議だが、東日本大震災で被害を受けた仙台市若林区の被災者からは、活躍を期待する声が相次いだ。
197戸が立ち並ぶ同区最大の「若林日辺グラウンド仮設住宅」。自治会の理事会長阿部東悦さん(64)は「政令市の県議の出番は、震災の復興で格段に増えた」と強調する。
震災前、地域の問題で仙台市議と県議に陳情する割合は6対4だった。県が管轄する貞山堀がある関係で、堤防の修復など県議に頼る場面は今後も増えると予想する。
同区二木の自宅が被災した区臨時職員の秋谷智明さん(41)は「仮設住宅の冬対策一つとっても、県の決定が仙台市に与える影響は大きい。県議は、被災者の声が一番届かないといけない知事に直結している」と話す。
農地が浸水し、来年度も作付けが制限されている同区三本塚の農家の男性(58)は「8月の市議選後、市議の姿を見かけなくなった。県議選後、県議も姿を消すのだろうか。被災者を見捨てないでほしい」と訴えた。
◎「政策立案に力を」浅野前知事
2005年まで宮城県知事を3期務めた浅野史郎慶大教授は「政令市の県議は地域代表の役割を期待されることが少ない分、二院制の上院のように県政全般について政策立案する時間を確保しやすい」と指摘する。
知事時代を振り返り、「政令市の県議は論客が多く、国会議員の供給源にもなった。議会の役割をチェック機能に求める声も多いが、監視役は3人もいればいい。政令市県議は、論戦と政策立案で知事と『善政競争』をしてほしい」と語った。
2011年11月13日日曜日
2051
:
チバQ
:2011/11/13(日) 13:12:35
http://www.asahi.com/national/update/1109/TKY201111090182.html
現在位置:asahi.comニュース社会その他・話題記事2011年11月9日17時1分印刷
「夜、街灯が無い」 宮城県議選、繰り上げ投票所倍増[PR]
13日に投開票される宮城県議選で、午後8時までの投票時間を繰り上げる投票所が前回の2倍、403カ所に増える。津波被害の大きい沿岸部で繰り上げが相次ぎ、県選管は「街灯が復旧しないなど夜の投票で安全確保に課題がある」という。
県選管によると、今回投票時間を繰り上げる403カ所は18市区町にまたがり、全投票所(無投票選挙区を除く)の54%にあたる。4年前の県議選では、全投票所の21%にあたる14市区町の194カ所だった。
1千人以上が亡くなった気仙沼市は、前回繰り上げ投票をしなかったが、今回は全41投票所で午後6時に投票を締め切る。市選管は「津波で破壊された信号機や街灯がまだ復旧していない所がある。地盤沈下で道路が陥没し、日が暮れてから投票所に向かうのは危険と判断した」と説明する。
2052
:
チバQ
:2011/11/13(日) 13:14:13
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111111ddlk07010189000c.html
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 県議選告示(その1) /福島
◇被災地の明日担う 過半数狙う自民、守りの県民連合
原発事故の「復興策」を巡り、県議選(19選挙区、定数58)が10日、スタートした。県議会最大会派で過半数獲得を狙う自民党と、民主・社民党などでつくる第二会派の県民連合の勢力争いが注目される。このほか2町長・5町村議選も告示され、浪江町長選は現職の馬場有(たもつ)氏が無投票で再選された。投票は20日行われ、即日開票される。【種市房子】
党派別の立候補者数は、自民32人(現有議席26)▽民主23人(同16)▽公明3(同3)▽共産6(同3)▽社民4(同2)▽みんな3人(同0)▽無所属17人(同3)。現元新別では現職44人▽元職4人▽新人40人。
無投票となった選挙区は、喜多方市・耶麻郡(定数3)▽相馬市・新地町(同1)▽本宮市・安達郡(同1)▽大沼郡(同1)▽東白川郡(同1)。
自民は前回選挙で、獲得議席29にとどまり、単独過半数を獲得できなかった。その後、市長選出馬に伴う辞職などで議席数は26にまで減った。今回は公認・推薦候補は33人。福島市(定数8)に4人、いわき市(同10)に6人を擁立して、過半数獲得を狙う。
対する県民連合は大幅躍進は難しそう。同会派には民主、社民、無所属の19人が所属。このうち民主は大沼郡など一人区の擁立を目指したが、政権交代後の逆風もあって候補者選定が進まなかった。社民の公認候補4人はいずれも新人で、知名度不足が懸念材料。
公明は福島市などの市部で手堅く3人を擁立。現有議席を守る。共産は脱原発を主張し、存在感をアピール。いわき、伊達市の議席増・奪還を狙う。みんなは初の県議選。「増税なき復興」を主張して初の議席獲得を目指す。
◇第一声、古里への思い−−県議選双葉郡選挙区
福島第1原発が立地する県議選双葉郡選挙区(定数2)に立候補を届け出た5人は、いずれも避難生活を余儀なくされている。第一声では古里への思いを述べたり、原発の廃炉に言及した候補者もいた。
無所属新人の青木敏孝候補(40)は郡山市の仮設住宅を「全ての行動は未来のために!」と書かれた選挙カーで回り、「双葉郡の復興のためにがんばります」と呼びかけた。
無所属新人の白土正一候補(62)は、いわき市内の仮設住宅前で「(福島)第1、第2原発ともに廃炉を求め、安全安心な地域作りを目指したい」と決意を述べた。
社民新人の遠藤陽子候補(61)も、いわき市の選挙事務所で支援者約40人を前に「原発事故で古里を追われた。生活を破壊した原発を廃炉にすることが福島、日本の安全につながる」と表明した。
自民現職の吉田栄光候補(47)は二本松市役所を望む同市の選挙事務所前で、集まった有権者約100人を前に「まず(放射性物質を)止めて除染してみなさん帰りましょう、というのが私のスタイル」と述べた。
民主現職の坂本栄司候補(56)は、いわき市の選挙事務所前でうぐいす色の作業着を着て、「古里に住みたい人、新天地で生活を始める人もいる。両方の希望にどう応えるかが課題だ」と訴えた。【和泉清充、岡田悟、長野宏美】
◇集団移住か、除染推進か 再建巡り8年ぶり選挙戦−−大熊町長選
福島第1原発事故の影響で延期されていた任期満了に伴う大熊町長選が10日告示され、新人で元町議の木幡仁氏(60)=無所属=と現職で再選を目指す渡辺利綱氏(64)=同=の2人が立候補を届け出た。原発を抱える町の再建を巡り、8年ぶりの選挙戦となった。
木幡氏は午前9時過ぎ、選対本部のある会津若松市の仮設住宅前で出陣式を開いた。「放射能被害の中で定住先をどこに求めていけばいいのか。現実を直視した方策が必要だ」。集まった支持者らに問い掛け、持論の町外への「集団移住」を訴えた。さらに「原発は事故が起きれば必ず被害が出る。原発はいらないとはっきり宣言したい」と、原発に頼らない町づくりを鮮明に打ち出した。
一方、渡辺氏は午前10時過ぎ、約150人の支持者が集まった会津若松市の選挙事務所で第一声。「帰れないのではなく、帰る環境を作るのが大事」と除染によるまちづくりを強調し、「町内の線量が低い場所に商業圏、医療と福祉を兼ね備えた新たなニュータウンを作っていく」と訴えた。雇用については、「線量が下がっても生活はできない。つなぎの仕事として除染作業が大事」と述べた。
9日現在の有権者は8664人。【蓬田正志、山本将克】
2053
:
チバQ
:2011/11/13(日) 13:14:27
==============
◇大熊町長選立候補者(届け出順)
木幡仁(こわた・じん) 60 無新
[元]町議▽農業▽JAふたば理事▽東北大中退
渡辺利綱(わたなべ・としつな) 64 無現(1)
町長▽農業[歴]町議長▽宮城県農業短大
==============
◆無投票当選
◇浪江町長略歴
馬場有(ばば・たもつ) 62 無現(2)
町長▽酒小売業[歴]町議長▽県議▽東北学院大
==============
◇候補者、手探りで奔走−−双葉町議選
埼玉県加須市に役場機能ごと避難している双葉町議選の投票は郡山市と加須市、開票作業は加須市で行われる。候補者たちは避難先などで第一声を上げ、異例の選挙戦がスタートした。
元職の男性候補は役場の置かれた旧騎西高校で第一声。「原発立地の町として賠償問題のきちんとした基準を作りたい」と訴えた。現職の男性候補は「課題は山積。できる限り精力的に回りたい」と話し、福島県内の仮設住宅で支持を訴えるため車に乗り込んだ。
別の候補は「一日も早く双葉町に帰れるよう頑張ると訴えるしかない」と話した。これまで複数回当選したベテランだが「必勝だるまは双葉町の自宅に残したまま。選挙戦の実感がわかない」と戸惑いも見せた。
旧高校で集団生活する会社員、渡部晃さん(64)は「賠償問題など、解決してほしい問題はたくさんある。選挙に関心のない人も目立っているが、やる気のある人を見極めて投票したい」と話した。
双葉町の有権者数は5494人(9日現在)で40都道府県に避難。町選管は福島県内の仮設住宅8カ所を職員が巡回し期日前投票所を設けるほか、町議選で初めて作成した選挙公報を全国の避難先に送り、不在者投票を呼び掛けるなど投票率アップに努める。
20日の投票は加須市の旧高校と郡山市にある福島支所の2カ所で実施。開票は旧高校で行われるため、福島支所の票を車で3時間かけて運ぶ。
総務省によると、自治体がある都道府県以外での開票作業は初めてだという。【藤沢美由紀】
2054
:
チバQ
:2011/11/13(日) 13:32:51
2010年
http://yamagata-np.jp/news/201012/12/kj_2010121200634.php
大石田町長に阿部氏が3選 庄司氏を65票差で下す
2010年12月12日 23:10
任期満了に伴う大石田町長選は12日、投票が行われ、即日開票の結果、現職の阿部孝義氏(74)=田沢=が、新人で前町商工会長の庄司喜與太氏(64)=大石田=を65票差で下し、3選を果たした。投票率は84.69%で、前回を2.17ポイント下回った。
阿部氏は、今年3月の町議会定例会で出馬表明して以来、地区単位で座談会を重ね、2期8年の実績と経験をアピール。3期目の公約にJR大石田駅東地区の「若者タウン」としての開発整備、中学3年までの医療費無料化、スクールバスの空き時間帯を活用した巡回バス運行などを掲げ、「みんなが主役の町づくり」をキャッチフレーズに「安全・安心・豊かなくらし」実現を訴えた。小林征雄議長ら町議6人の支援と、自民党大石田町支部の推薦を受け、運動最終日には岸宏一参院議員が応援に入った。地元の横山地区南部で強みを発揮したほか、亀井田地区を手堅くまとめ、中心部の大石田地区でも着実に支持を広げた。
庄司氏は今年9月に立候補を決断。県薬剤師連盟の推薦と、近藤洋介衆院議員の町後援会の支援を受け、町議3人が陣営に付いた。「みんなで変えよう大石田」を合言葉に、経済人の視点を生かした町活性化策、町長の給料・ボーナスの50%削減などを公約に町政刷新を訴えた。近藤衆院議員の全面支援を受け、地元の大石田地区では幅広く浸透。周辺地区でも若者層を中心に浸透を図ったが、知名度不足を解消しきれなかった。
当選が決まった阿部氏は、選挙事務所で「町民の皆さまのご理解をいただき、ようやく当選させていただいた。批判票を真摯(しんし)に受け止め、町政に当たりたい」と3期目の抱負を述べた。
2006年
3223 阿部孝義アベ コウギ 70 - 無所属 現
3051 常盤茂樹トキワ シゲキ 36 - 無所属 新
2055
:
名無しさん
:2011/11/13(日) 23:09:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111113-00000052-mai-pol
<山形県大石田町長選>前町商工会長の庄司喜与太氏が初当選
毎日新聞 11月13日(日)22時57分配信
山形県大石田町で、受託収賄罪で起訴された阿部孝義・前町長の辞職に伴う出直し町長選が13日投開票され、無所属新人で前町商工会長の庄司喜与太氏(65)が無所属新人の前町議、大山二郎氏(56)を破り、初当選した。
▼山形県大石田町町長選
当 庄司喜与太 無新 3126
大山二郎 無新 2508
2056
:
名無しさん
:2011/11/14(月) 00:03:29
164:11/13(日) 23:56 33VGHgbC [sage]
当選した無所属の会派調べたぞ
菅間進 (無所属・民主系)
小野隆 (無所属・自民系)
長谷川洋一 (無所属・自民系)
吉川寛康 (無所属・21世紀クラブ)
斉藤正美 (無所属・自民系)
本木忠一 (無所属・自民系)
石川利一 (無所属・新生なとり市民の会)
渡辺忠悦 (無所属)
川嶋保美 (無所属・夢ネット)
佐藤詔雄 (無所属・社民系)
168:11/13(日) 23:57 d1Bq9DYN [sage]
宮城県議選
自民単独過半数は維持出来なかったが推薦を含め過半数に
世論の影響か民主減
公明維持
社民減
共産議席伸ばす
みんなの党無党派層取り込み2議席獲得
自28
民7
公4
共4
社3
み2
無11
定数59(3議席減)
2057
:
チバQ
:2011/11/14(月) 20:08:26
http://mainichi.jp/select/seiji/archive/news/2011/11/14/20111114dde041010132000c.html
選挙:宮城県議選 投票率最低41.69% 自民系過半数、民主は議席減
東日本大震災で約7カ月延期された宮城県議選(定数59)は13日投開票され、村井嘉浩知事を支える県政与党の自民が28議席を獲得(前回30議席)、推薦2人と合わせて過半数を維持した。民主は国政での逆風を受け2減の7議席になった一方、共産は過去最多の4議席に倍増させ躍進。県議選初挑戦のみんなは2議席を獲得した。
投票率は41・69%(前回50・45%)と過去最低を更新し、初めて50%を割り込んだ。40%を切る自治体もあり、仙台市で34・97%、沿岸部の南三陸町で36・71%となった。候補者の多くが被災地の復興を訴えたため争点が見えにくかったことに加え、「選挙どころではない」との心理も影響したとみられる。
その他の政党の獲得議席は▽公明4▽社民3。無所属の当選者は11人。自民、公明などの与党が過半数を維持したことで、村井知事が掲げる水産業特区構想や高台移転などの復興策が進むとみられる。【影山哲也】
毎日新聞 2011年11月14日 東京夕刊
2058
:
チバQ
:2011/11/14(月) 22:28:25
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001111140005
県議選 民主低調 2減7議席
2011年11月14日
当選し万歳する名取選挙区の石川利一氏=13日午後10時42分、名取市、小宮路勝撮影
県議選 自民横ばい、共産は2増
東日本大震災で延期されていた県議選が13日、投開票された。党勢拡大を図った民主党は改選前の9議席から2議席を減らした。自民党は28議席だったが、無所属推薦の2人を合わせて過半数を確保。共産党は2人増の4議席を獲得し、初挑戦のみんなの党は2議席を得た。投票率は過去最低の41・69%で初めて5割を切った。
初挑戦みんな、2議席
全23選挙区に計90人が立候補し、前回選挙の86人を上回った。無投票だった6選挙区の計9議席を除き、17選挙区の計50議席を81人が争った。
政権与党として初の県議選に臨む民主党は前回より4人多い13人を公認。角田・伊具、黒川、遠田の3選挙区に30〜40代の若手を配し、郡部への浸透を狙ったが、現職の壁を破れなかった。津波の被害を受けた石巻・牡鹿、青葉両選挙区で現職が1人ずつ落選した。
民主党政権の震災対応への不満が根強く、野田佳彦首相が投票日直前に、環太平洋経済連携協定(TPP)の交渉参加の方針を正式に表明したことも響いたとみられる。
自民党は名取選挙区を除く22選挙区に33人の候補を立てた。村井嘉浩知事の応援を得るなど県政与党の強みを発揮し、民主などと一騎打ちとなった1人区の遠田、宮城、亘理などで議席を守った。一方で、自民の公認や推薦候補が重なる選挙区で苦戦。太白や塩釜など5選挙区でベテラン議員らが落選した。公明党は、仙台市の4選挙区に立てた4人全員が当選した。
共産党は、仮設住宅の業者発注などをめぐる県の姿勢を大企業寄りと批判。女川原発を抱える石巻・牡鹿選挙区で「原発ゼロ」を訴えた新顔が当選し、初めて議席を得た。塩釜選挙区では、2003年の選挙で失った議席を奪還した。
社民党も「脱原発」を掲げ、放射能汚染に不安を抱く若い世代にも浸透を図った。2議席を守り、太白選挙区で前職が返り咲いた。
初挑戦のみんなの党は、同じく初陣の8月の仙台市議選で4議席を獲得した勢いに乗ろうと、渡辺喜美代表ら党幹部が相次いで県内入り。宮城野選挙区や気仙沼・本吉選挙区で議席を獲得した。
今回から定数が各1減となったうち、登米(定数2)は自民現職の熊谷盛広氏が落選、角田・伊具(同1)は無所属現職の長谷川洋一氏が制した。
県議選は4月の統一地方選で実施予定だった。だが、沿岸市町は被災者の対応に追われ、避難している有権者の把握や投票所などの確保が難しいとして、約7カ月間延期された。
自宅や事務所を失った候補者も複数いた。支持者が大勢亡くなり、避難先が把握できずに戸惑いながらも戦う候補者もいた。
13日は丸森、亘理、山元、女川の4町議選も投票があり、即日開票された。
被災地、深刻な政治不信
「好きな政党もあったが、今は何党とか言ってられない。震災後に何度も足を運んでくれた人を応援したい」。新顔候補の演説を聴くために仮設住宅を出てきた仙台市若林区の60代女性の言葉だ。
このことは選挙戦で政党の存在感が乏しかったことの裏返しだ。その多くは、政権党たる民主党の無責任さに起因する。候補擁立は23選挙区のうち11にとどまり、不戦敗が相次いだ。「復興に取り組む」との訴えも迫力に欠けた。
候補者の多くが前回から票を減らしたのは、政権交代の期待はずれに加え、復興策の推進が鈍く、被災者と向き合おうとしない党の姿勢と無縁ではない。
自民党は堅調のように見えるが、以前からの「地域代表」は県政与党として村井嘉浩知事とのパイプを強調するばかりで、復興策に具体性はなかった。無党派層が多い都市部では党勢回復はうかがえない。
みんなの党は2大政党を批判し、票を伸ばした。被災県での2大政党の不振は「復興を政治に頼っても意味がない」という深刻な政治不信でもある。過去最低の投票率を政党や候補者は真摯(しん・し)に省みる必要がある。
住宅の集団移転や津波に強いまちづくり、農林水産業の再生など、県政の課題は山積している。漁業特区といった利害が対立する構想もある。トップダウン型の村井知事に対峙(たい・じ)してチェック機能を果たせるか、迅速な復興を有権者に託された議会の責任は重い。(蔵前勝久、高橋昌宏)
2059
:
チバQ
:2011/11/14(月) 22:31:30
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111114t11011.htm
宮城県議選 県政与党、自公が過半数維持 民主2減
東日本大震災の影響で約7カ月延期された宮城県議選は13日、投票が行われ、即日開票の結果、無投票当選の9人を含む新県議59人が決まった。政党別の内訳は民主7、自民28、公明4、共産4、社民3、みんなの党2、無所属11。自民、公明など村井嘉浩知事の県政与党は過半数を維持し、民主は前回(2007年)から2減となった。
震災後初の全県選挙で、県土復興の針路が最大の争点になった。政府の震災対応、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加など国政課題をめぐる論戦も交わされ、各政党の消長も焦点となった。
投票率は41.69%で、過去最低だった前回50.45%を下回った。
民主は過去最多の13人を擁立。現職2人を含む6人が落選した。33人を公認した自民は現職5人が落選し前回から2減となったが、最大勢力を維持した。
公明は手堅い組織戦を展開し、仙台市内4選挙区に立てた現職4人がいずれもトップ当選。共産は石巻・牡鹿で初の議席を獲得したほか、塩釜でも新人が当選。前回の2から4に伸ばした。
社民は公認の2現職と元議員が当選。6人を擁立したみんなの党は宮城野と気仙沼・本吉で計2議席を獲得した。
新旧別では立候補した現職55人のうち8人が落選。元議員は6人全員が議席を奪還。新人は29人が挑戦し、6人が当選。女性は8人が立候補し、5人が当選した。
白石・刈田、多賀城・七ケ浜、柴田(定数各2)、岩沼、東松島、加美(各1)の6選挙区で計9人が無投票当選した。
無投票の選挙区を除く当日の有権者は160万1821人。
2060
:
チバQ
:2011/11/14(月) 22:31:59
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111114t11022.htm
民主退潮止まらず 共産倍増、みんな2議席 宮城県議選
宮城県の震災復興を担う新しい県議の顔ぶれが決まった。復興を一大争点とした激しい選挙が各地で展開され、現職は手堅さを発揮。元議員が相次いで返り咲いた。念願の当選を果たした新人の事務所は13日深夜、大きな歓声や拍手に包まれた。
7議席を10人で争った県内最大選挙区の青葉では、現職が強みを見せた。みんなの党、無所属の2新人が涙をのんだ。民主現職も落選。自民元議員の中沢幸男氏が議席を取り戻した。
現職3人に新人4人が挑み混戦となった若林(定数3)。自民2人、社民1人の現職が、新人の猛追をかわして議席を死守した。共産新人の福島一恵氏はわずかな差で及ばなかった。
太白(5)では社民元議員の岸田清実氏が悲願の議席回復を果たした。みんなの党新人の阿部千夏氏、自民現職の菊地浩氏は届かなかった。
混戦となった石巻・牡鹿(5)は、元県議の斎藤正美氏が抜群の知名度を生かしてトップ当選。共産も初議席を得た。現職2人を擁立した民主は1議席を失った。
今回の選挙から合区された気仙沼・本吉(3)では、自民、民主両党のベテランが知名度を生かした。初参戦のみんなの党新人の境恒春氏が議席を獲得した。
定数が1減となり、現職2人、新人1人で1議席を争った角田・伊具は、無所属現職の長谷川洋一氏が3選を決めた。民主新人、自民現職が苦杯をなめた。
大崎(4)は現職4人が議席を守った。栗原(2)は元議員が返り咲き、社民推薦の無所属現職が落選。黒川(2)は、民主新人が自民現職2人の厚い壁に阻まれた。
◎石巻・牡鹿/選挙区初の共産県議/三浦さん「県政を変える」
石巻・牡鹿(定数5)で初の共産党県議が誕生した。石巻市中里の三浦一敏さん(61)の選挙事務所は、支持者の歓喜の声で沸き返った。
温厚な人柄で、7期19年務めた市議時代から党派を超えて人望が厚かった。震災後、党の支援活動の地元責任者として先頭に立った。
立候補表明は9月上旬。民主、自民両党が態度を鮮明にできない原発問題や水産特区について、歯切れ良く反対姿勢を打ち出した。
出身地の旧桃生町や地元の市中心部で着実に浸透し、初勝利をたぐり寄せた。「オール与党の県政を変えてみせる」。大勢の支持者と握手を交わした。
◎宮城野/堀内さん初陣飾る 党への期待感呼び込む
宮城野(定数4)は、みんなの党新人の堀内周光さん(35)が初陣を飾った。歓喜に沸く宮城野区原町の事務所で、「皆さんに支えられたおかげです」と深く頭を下げた。
前回トップ当選の元県議菊地文博さんが、党県支部長として全面支援。地盤と戦術を受け継ぎ、豊富な運動量を見せた。増税なき復興や脱原発を掲げ「全国に被災地の意思を示そう」と訴えた。
渡辺喜美代表ら党幹部が何度も応援に入った。演説では名前より党名を連呼。党への期待感を呼び込み、知名度不足をはねのけた。
堀内さんは「身の引き締まる思い。スピード感を持って復興に取り組みたい」と決意を語った。
2011年11月14日月曜日
2061
:
名無しさん
:2011/11/14(月) 22:43:49
>>2052-2053
http://mainichi.jp/area/fukushima/archive/news/2011/11/11/20111111ddlk07010050000c.html
■立候補者の顔ぶれ(届け出順)
◆県議選
◇福島市 福島市(定数8−11)
石原信市郎 44 民現(1)
社会福祉法人理事▽党県常任幹事▽東洋大
宮本しづえ 59 共新
党県副委員長[歴]市議▽県総合衛生学院
佐藤雅裕 45 自新
[元]市議[歴]東芝社員▽蘭エラスムス大院
大場秀樹 42 民新
NPO法人理事長[歴]市議▽参院議員秘書▽駒大院
佐々木慶子 69 無新
[元]中学校教諭▽市民団体代表▽桜の聖母短大
西山尚利 46 自元(1)
不動産管理業役員[歴]衆院議員秘書▽市議▽法大
紺野長人 56 社新
[元]県立医大職員[歴]県職連合役員▽県総合衛生学院
丹治智幸 40 自新
NPO法人理事▽党県青年部幹事長[歴]市議▽慶大
甚野源次郎 64 公現(4)
党県代表[歴]公明新聞社員▽市議▽中大
桜田葉子 54 自現(2)
福島学院大短大客員教授[歴]県党紀委会長▽国立音大
高橋秀樹 46 民現(2)
党県筆頭副幹事長[歴]NTT東日本社員▽安達高
◇会津若松市 会津若松市(定数4−7)
原田俊広 52 共新
党会津地区副委員長[歴]民青同盟地区委員長▽福島高
宮下雅志 56 民現(1)
食品会社社長▽党4区副総支部長[歴]市議▽明大
石村善一 57 自新
[元]市議▽農業▽JA理事▽県農業短期大学校
小川右善 62 社新
農業▽党県4区支部代表[歴]市議▽国学院久我山高
渡部譲 61 民現(5)
[元]県副議長[歴]市議▽党県幹事長▽東北電力学園
平出孝朗 55 自現(3)
竹材業[歴]衆院議員秘書▽市議▽県政調会長▽立教大
水野さち子 49 み新
[元]エフエム会津司会[歴]保育士▽郡山女大短大
2062
:
名無しさん
:2011/11/14(月) 22:45:00
>>2061
つづき
◇郡山市 郡山市(定数9−12)
吉田公男 55 民現(2)
NPO理事長▽党県政調会長▽安積高
辻雅彦 36 み新
通販会社社長[歴]保険会社社員▽商社社員▽法大
今井久敏 58 公現(1)
党県幹事長[歴]市議▽郡山西工高
山田平四郎 58 自新
酒造業▽郡山酒造協同組合理事長▽明大
神山悦子 56 共現(3)
党県副委員長[歴]生命保険会社社員▽国学院大中退
椎根健雄 34 民新
[元]参院議員秘書[歴]製菓会社勤務▽新潟大
柳沼純子 64 自現(2)
農業[歴]県私学振興基金協会理事▽郡山女高
佐藤憲保 57 自現(4)
農業▽県議長▽県アイスホッケー連盟会長▽日大
佐久間俊男 56 民新
[元]市議▽党県副幹事長[歴]労組支部役員▽福島工高
勅使河原正之 59 自現(1)
[元]市議[歴]市職員▽日大
八重樫小代子 61 社新
[元]市議▽党県副代表[歴]市監査委員▽駒大
長尾トモ子 63 自現(2)
保育園長[歴]市私立保育園連絡協議会長▽郡山女大短大
◇いわき市 いわき市(定数10−15)
阿部広 64 自現(1)
[元]市議▽飲食・小売業▽党勿来支部長▽千葉商大
西丸武進 67 無現(4)
[元]市職員[歴]自治労県書記長▽小名浜高
矢吹貢一 56 自新
[元]市議長▽夏井川水系河川改良促進同盟会長▽湯本高
古市三久 63 民現(1)
[元]市議▽農業▽党総支部幹事長▽平工高
鈴木智 38 自新
[元]市議▽海洋少年団長[歴]参院議員秘書▽国士舘大
清水敏男 48 自現(3)
[元]衆院議員秘書[歴]市議▽全国若手市議会長▽日大
宮川絵美子 65 共現(1)
[元]市議▽党県委員[歴]労組青年婦人部役員▽磐城女高
長谷沼邦彦 44 無新
産業廃棄物処理業▽市民団体代表▽会津工高
青木喜三郎 63 み新
税理士[歴]東京国税局職員▽磐城高
長谷部淳 52 共元(1)
党地区委員[歴]病院事務長▽医療生協部長▽京大
斉藤健吉 68 自現(1)
[元]市議▽会社社長[歴]小名浜一中PTA会長▽早大
青木稔 65 自現(6)
党県総支部長[歴]観光会社顧問▽市議▽法大
佐藤健一 62 民現(2)
障害者団体事務局長[歴]衆院議員秘書▽関東学院大
鳥居作弥 37 民新
[元]衆院議員秘書[歴]不動産会社社員▽独協大
安部泰男 54 公新
[元]市議▽党総支部長[歴]党県本部副幹事長▽中京大
2063
:
名無しさん
:2011/11/14(月) 22:46:25
>>2061-2062
◇白河市・西白河郡 白河市、泉崎村、中島村、西郷村、矢吹町(定数3−4)
渡辺義信 48 自現(2)
農業会社専務[歴]JC福島ブロック会長▽日大東北高
三村博昭 69 民現(2)
[元]矢吹町長[歴]町出納室長▽保育園長▽白河高
満山喜一 60 自現(2)
[元]市議[歴]建設会社社長▽JC理事長▽東京農大
山口耕治 57 無新
[元]市副議長▽食品製造会社社長▽日大
◇須賀川市・岩瀬郡 須賀川市、鏡石町、天栄村(定数3−5)
円谷哲司 43 無新
印刷業社長[歴]須賀川JC理事長▽東北学院大
川田昌成 68 無元(4)
私塾事務所長▽保護司[歴]JC福島副会長▽明大
宗方保 63 民現(3)
建築会社会長▽党県総務会長[歴]市議▽法大
斎藤健治 67 自現(3)
党県幹事長▽左官会社社長[歴]鏡石町議長▽月舘中
鈴木公成 36 無新
[元]市議[歴]IT・システム開発会社代表社員▽会津大
◇二本松市 二本松市(定数2−3)
遊佐久男 52 無新
農業[歴]安達油井小PTA会長▽市係長▽福島大中退
本田朋 37 民現(2)
党県青年局長[歴]商社勤務▽仏ウエストミンスター大院
根本敬 55 無新
県農民連事務局長▽農業▽千葉大
◇田村市・田村郡 田村市、三春町、小野町(定数2−5)
樽井義忠 59 民新
[元]市議[歴]農業共済職員▽衆院議員秘書▽船引高
渡辺広迪 65 自現(4)
農業[歴]建設会社社長▽三春町議▽党県総務会長▽日大
先崎温容 37 自新
[元]市議[歴]旧滝根町議▽JAたむら理事▽麗澤大
三瓶正栄 50 無新
[元]三春町議[歴]三春LC会長▽国士舘大中退
本田仁一 49 無新
[元]市副議長[歴]旧常葉町副議長▽市文教委員長▽船引高
◇南相馬市・飯舘村 南相馬市、飯舘村(定数2−3)
渡部一夫 63 民新
衆院議員秘書[歴]旧原町市PTA会長▽市議▽小高工高
太田光秋 43 自現(3)
党原町総支部長[歴]建設会社社長▽党県副幹事長▽日大
高野光二 59 無新
[元]市議[歴]旧小高町議▽県立農業短期大学校
◇伊達市・伊達郡 伊達市、国見町、桑折町、川俣町(定数3−5)
佐藤金正 62 自現(2)
農業[歴]川俣町議長▽県酪農協理事▽福島農蚕高
亀岡義尚 48 民現(2)
[元]県林業公社理事[歴]衆院議員秘書▽明大院
阿部裕美子 65 共元(2)
党福島相馬地区委員[歴]党県副委員長▽宮城県立農短大
遠藤保二 63 自現(3)
[元]建設会社専務[歴]旧保原町議▽関東学院大
橘典雄 62 無新
[元]旧梁川町議▽保護司▽コンビニ経営▽保原高
◇南会津郡 南会津町、下郷町、只見町、檜枝岐村(定数1−2)
星公正 58 無新
建設会社会長[歴]県建設業協会支部長▽立命館大
渡部勝博 51 民現(4)
[元]衆院議員秘書[歴]県監査委員▽明大
◇河沼郡 会津坂下町、柳津町、湯川村(定数1−2)
小澤隆 70 無現(4)
会社取締役[歴]JC福島ブロック副会長▽若松商高
小林昭一 59 自新
[元]会津坂下町議長▽町商工会副会長▽若松商高
◇石川郡 石川町、古殿町、浅川町、平田村、玉川村(定数1−2)
円谷健市 57 民新
[元]石川町議▽縫製業▽衆院議員秘書▽白河農商高
野崎正夫 61 自新
[元]古殿町議[歴]輸入石材業▽神社総代▽宮本中
◇双葉郡 浪江、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野町、川内、葛尾村(定数2−5)
青木敏孝 40 無新
[元]衆院議員秘書[歴]不動産会社社員▽国士舘大
白土正一 62 無新
[元]富岡町課長[歴]県原発所在町情報会議事務局長▽拓大
遠藤陽子 61 社新
[元]公立校教諭[歴]県教組書記次長▽東京音大
吉田栄光 47 自現(2)
会社社長[歴]浪江JC理事長▽双葉高
坂本栄司 56 民現(1)
[元]衆議員秘書[歴]郡小中学校PTA連合会長▽東海大
2064
:
名無しさん
:2011/11/14(月) 22:46:58
>>2061-2063
◆無投票当選の新県議
◇喜多方市・耶麻郡 喜多方市、猪苗代町、西会津町、磐梯町、北塩原村(定数3)
小桧山善継 64 自現(6)
農業[歴]党県総務会長▽県副議長▽東京農大
瓜生信一郎 62 民現(7)
県副議長▽農業[歴]衆院議員秘書▽県民連合会長▽日大
遠藤忠一 63 自現(5)
農業[歴]市議▽党県幹事長▽県議長▽喜多方高
◇相馬市・新地町 相馬市、新地町(定数1)
斎藤勝利 67 自現(4)
農業[歴]市議▽広域水道企業団議会議長▽相馬農高
◇本宮市・安達郡 本宮市、大玉村(定数1)
佐藤政隆 58 民現(2)
産廃会社役員[歴]旧本宮町議▽市議▽国学院大
◇大沼郡 会津美里町、三島町、金山町、昭和村(定数1)
杉山純一 54 自現(3)
[元]衆院議員秘書▽党県筆頭副幹事長▽東京農大
◇東白川郡 棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村(定数1)
立原龍一 59 民現(2)
まち工房たなぐら取締役[歴]棚倉町議▽東京電機大
==============
◇候補者一覧の見方◇
▽氏名▽年齢(投票日の13日現在)▽党派▽現元新の別▽当選回数(カッコ内数字)▽職業・肩書([元]は前職を含む)、[歴]は過去の経歴▽学歴
※政党略称は、自=自民、民=民主、公=公明、共=共産、社=社民、み=みんな、無=無所属
毎日新聞 2011年11月11日 地方版
2065
:
名無しさん
:2011/11/14(月) 22:48:49
>>2052-2053
>>2061-2064
http://mainichi.jp/area/fukushima/archive/news/2011/11/11/20111111ddlk07010080000c.html
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 県議選告示(その3止) /福島
◇5町村議選告示 69人が立候補
震災と原発事故の影響で延期されていた双葉郡の5町村議選も10日告示された。
広野町議選(定数12)15人▽川内村議選(同10)13人▽大熊町議選(同14)18人▽双葉町議選(同8)13人▽葛尾村議選(同8)10人−−が立候補を届け出た。投開票日はいずれも20日。【種市房子】
==============
◆町村議選
◇大熊町立候補者(定数14−18)=届け出順
伊藤昌夫 66 公新
多田正友 68 無新
菅野正克 67 無新
佐藤洋一 63 無新
片倉荘次 63 無新
渡辺信行 58 無現
阿部光国 55 無新
千葉幸生 54 無現
加藤良一 54 無現
松永秀篤 59 無現
石田洋一 70 共現
石田忠文 64 無現
堀川亘夫 67 無現
吉岡健太郎 45 無現
鈴木光一 56 無現
武内弘 63 無現
広島公治 61 無新
仲野剛 42 無現
◇広野町立候補者(定数12−15)=届け出順
中津伸一 59 無現
鈴木紀昭 62 無現
黒田政徳 55 無現
坂本紀一 71 無現
小磯利雄 57 無元
遠藤智 50 無現
渡辺久長 74 無現
畑中大子 62 共現
渡辺正俊 62 無現
北郷幹夫 62 無現
鈴木正範 66 無現
門馬巧 67 無現
塩史子 66 無現
門馬まりえ 62 無新
松本浩司 60 無元
◇双葉町立候補者(定数8−13)=届け出順
白岩寿夫 54 無元
佐々木清一 63 無現
羽山君子 62 無新
高萩文孝 45 無現
渋谷一弘 64 無現
谷津田光治 69 無元
菅野博紀 41 無現
尾形彰宏 53 無元
伊沢史朗 53 無現
野村満 59 無現
石田翼 68 無現
清川泰弘 70 無現
岩本久人 54 無現
◇葛尾村立候補者(改選数8−10)=届け出順
松本忠彦 76 無現
杉本宜信 51 無現
松本静男 60 無新
菅野好雄 65 無現
佐久間哲次 35 無新
松本一夫 65 無現
中村健彦 66 無新
松本一男 64 無現
吉田義則 62 無現
松本信夫 59 無現
◇川内村立候補者(定数10−13)=届け出順
佐久間武雄 61 無新
風見正博 61 無新
横田安男 55 無現
猪狩健壽 64 無新
松本勝夫 71 無現
西山東二 62 無現
渡辺一夫 67 無現
新妻一浩 69 無現
高野政義 62 無現
井出剛弘 64 無新
吉田トシ子 66 無新
堀本雄一郎 74 無現
井出茂 56 無現
毎日新聞 2011年11月11日 地方版
2066
:
チバQ
:2011/11/15(火) 22:27:19
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111115-00000144-mailo-l06
選挙:米沢市長選 鈴木氏の推薦、自民が見送り /山形
毎日新聞 11月15日(火)13時0分配信
自民党米沢市支部(支部長・佐藤忠次市議)は14日、任期満了に伴う米沢市長選(20日告示、27日投開票)に立候補を表明した無所属新人の鈴木睦夫氏(67)から出された党推薦申請を見送ることを決めた。併せて同市長選は自主投票に決めた。【近藤隆志】
2067
:
チバQ
:2011/11/17(木) 00:07:40
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001111160002
前新3氏が激突(藤崎町)
2011年11月16日
藤崎町長選が15日に告示された。町議会の不信任再議決による町長失職で実施された出直し選に立候補したのは、いずれも無所属で、新顔の佐々木弘文氏(64)、前職の小田桐智高氏(51)、新顔の平田博幸氏(54)の3人。投票は20日で、即日開票される。
2005年に旧藤崎町と旧常盤村が合併して以降2度の町長選は、いずれも小田桐氏が無投票当選しており、合併後初めて、今回は有権者の投票で町のリーダーを決める選挙となった。
旧藤崎町長の佐々木氏は、現職として臨んだ03年2月の選挙で当時木村派(木村太郎衆院議員支持系)の小田桐氏に187票差で敗れて以来の首長選。役場前で第一声をあげ「町は、町長や議会のものではない。多くの町民が大混乱の解消を望んでいる。ブランクはあるが、正常化のため決意した」と切り出し、農業所得の向上、常盤支所の存続や早期の学校整備を訴えた。
小田桐氏は、町内の事務所前や役場前などで街頭演説。「町立病院民営化、職員削減など、行財政改革で借金を目標以上に削減し、財政は好転した」と実績を強調。「合併後6年半、かじを取ってきた。今後は『常盤と藤崎の絆』をキャッチフレーズにする」と演説。さらに「この町特有の強い圧力が町政にかかり、混乱した。脱木村派を宣言し、選挙を戦う」と、今後の立場を明確にした。
平田氏は、町議会で最初に不信任を提案した町議10人のうちの1人。役場前の第一声で「納得するまで議論することを、私の基本的な政治スタンスとして(町政を)進めていく」と宣言。「町いきいき協議会を新設して意見を聞きながら、人づくりこそ町づくりの原点として取り組む」。混乱した学校整備問題では「ガラス張りの入札制度を作り、地元(業者)も入れ経済発展を図る」とした。
選挙人名簿登録者数は14日現在で1万3356人。期日前投票は16〜19日に町役場で投票できる。
2068
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:45:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000091-mailo-l04
県議会:自民・県民会議33人、民主系9人 知事支持が安定多数 /宮城
毎日新聞 11月18日(金)11時50分配信
13日投開票の県議選で全59議席が確定したのを受け、各党会派は17日までに所属会派届を県議会事務局に提出した。自民党・県民会議は33人、民主党系会派「改革みやぎ」は9人で届け出た。自民・県民会議と公明(4人)を合わせ、村井嘉浩知事を支持する勢力が引き続き、県議会の安定多数を占めることが確定した。
公認・推薦計30人が当選し過半数を確保した自民は、改選前から会派に籍を置く無所属2人と、元職からカムバック当選した川嶋保美氏(栗原選挙区)を加え33人で会派を構成。
公認・推薦計8人が当選した民主は、無所属の菅間進氏(青葉)が引き続き会派には籍を置くことになり、改革みやぎとしては9人となった。公明、共産は各4人で、社民も推薦1人を加え4人、みんなは2人。
1人会派を届け出たのは吉川寛康(青葉)、斎藤正美(石巻・牡鹿)、渡辺忠悦(登米)の無所属3人。【影山哲也】
………………………………………………………………………………………………………
◆県議会の会派構成◆
選挙後 選挙前
自民・県民会議 33 38
改革みやぎ 9 11
公明 4 4
共産 4 2
社民 4 4
みんな 2 −
その他1人会派 3 1
定数計 59 61
(欠員1)
11月18日朝刊
2069
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:45:42
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000014-khks-l04
宮城県議会は9会派 自公が絶対安定多数
河北新報 11月18日(金)8時49分配信
宮城県議会(定数59)の会派結成届の提出が17日締め切られ、新しい会派構成が決まった。主要6政党の系列会派がそろい、無所属3人はそれぞれ1人会派を結成。改選前から3増の9会派となり、やや細分化が進んだ。村井嘉浩知事の県政運営をめぐり、各党が主張を述べ合う構図も強まった。
会派構成の内訳はグラフの通り。
最大会派は「自民党・県民会議」で改選前から5減の33人で過半数を占めた。「公明党県議団」は4人で変わらず、自民会派と合わせ絶対安定多数(36人)を確保した。
第2会派は民主党系の「改革みやぎ」で2減の9人。「社民党県議団」は4人のままで、「共産党県会議員団」は倍増の4人。新会派の「みんなの党」は2人となった。
無所属は現職の吉川寛康氏(42)が「21世紀クラブ」を維持。元議員の斎藤正美氏(56)は「最速復興県民の会」(復興の会)、元議員の渡辺忠悦氏(61)は「みずの里」をそれぞれ結成した。
代表質問ができる5人以上の会派は、改選前と同じく自民党・県民会議、改革みやぎの2会派。
新議員の所属会派は次の通り(丸数字は当選回数)。
【自民党・県民会議】
今野隆吉、渡辺和喜、中沢幸男=(7)▽相沢光哉、藤倉知格、仁田和広=(6)▽千葉達、畠山和純、渥美巌、中村功、安藤俊威=(5)▽小野隆、皆川章太郎、安部孝、佐々木征治、池田憲彦=(4)▽長谷川洋一、中山耕一、本木忠一、中島源陽、佐藤光樹、川嶋保美、外崎浩子、石川光次郎=(3)▽只野九十九、寺沢正志、菊地恵一、高橋伸二、細川雄一、村上智行、佐々木幸士、長谷川敦=(2)▽石川利一(1)
【改革みやぎ】
内海太、坂下康子、菅間進=(6)▽藤原範典、遊佐美由紀=(5)▽坂下賢(4)▽菅原実(3)▽須藤哲(2)▽太田稔郎(1)
【社民党県議団】
本多祐一朗(6)▽岩渕義教(5)▽佐藤詔雄、岸田清実=(4)
【公明党県議団】
石橋信勝(6)▽小野寺初正(5)▽庄子賢一(3)▽伊藤和博(2)
【共産党県会議員団】
横田有史(5)▽遠藤いく子(2)▽三浦一敏、天下みゆき=(1)
【みんなの党】
堀内周光、境恒春=(1)
【21世紀クラブ】
吉川寛康(2)
【最速復興県民の会】
斎藤正美(5)
【みずの里】
渡辺忠悦(2)
2070
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:48:34
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000005-khks-l07
福島県議選 ほぼ「脱原発」一色 候補者訴えに濃淡
河北新報 11月18日(金)6時10分配信
福島県議選は20日の投票に向けて最終盤に入った。福島第1原発事故後初の全県選挙で、ほぼ全候補が結論としては「脱原発」を打ち出すものの、これまでの原発に対する姿勢が有権者への訴え方に影響している。原発を推し進めてきた保守系陣営は「安全神話を信じてしまった」と釈明に追われ、反原発を貫いた革新系陣営は「問題を訴えてきたのはわれわれ」と攻勢をかけている。
「(東日本大震災前の)3月10日までは原発推進と何度も言った。国と東電が安全と言うから信じてしまった」
自民党の現職候補は告示前の10月末、郡山市であった他候補の総決起集会の応援演説に立ち、陳謝した。自民党はかつての政権与党として原子力政策を推進。自らも党県連幹部として県議会で原発の増設を迫った。
原発事故を受け、軸足を脱原発に移した。「原子力に頼らない。再生可能エネルギー発電を進める」。選挙公報で脱原発を六つの公約の筆頭に掲げている。主張を変えた理由については「公報に書いたことが全て」と多くを語らない。
民主党も状況は似通う。現職候補は告示前の決起大会で「原発に関し、議会で一度も質問や意見を述べたことがなかった。安全神話を検証しなかった」と釈明。「残る時間を脱原発国家への転換にささげる」と訴えた。
共産、社民両党は原発反対を唱え続けた立場を生かし、攻勢を強める。新人候補の応援で13日に福島市に入った共産党の志位和夫委員長は、街頭演説で「自民党も反省したのは結構だが、オール福島の声を実現するのは共産党」と皮肉った。
社民党の福島瑞穂党首は12日、いわき市での街頭演説で「ずっと脱原発を訴えたが、残念ながら事故が起きた。原発を推進した党でなく、社民党が福島から脱原発の声を出さなければいけない」とアピールした。
県議会は10月20日、福島第1、第2原発の全10基の廃炉請願を採択した。47議員が賛成に回る中、5議員が退席して一定の異議を唱えた。
退席議員のうちの一人、保守系無所属の候補は「今まで原発を肯定したのに、選挙だからといって態度を変えたら変節したことになる」と語る。
対立候補は脱原発路線を強調し、違いを際立たせる。陣営に動揺が走り、支持者から「戦いにくい」と詰め寄られた。
この候補は「現時点での再稼働は反対だが、代替エネルギーや地域振興策を議論せず、一足飛びに全面廃炉を決めるのは拙速で乱暴だ」と言う。
それでも迷いはある。選挙戦で主に訴えるのは地元の振興策。原発問題は聞かれれば答える程度で、積極的には触れない。 最終更新:11月18日(金)6時10分
2071
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:51:01
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111070005
3.11後の選択:再生への課題<1>
2011年11月07日
雑木林を伐採して整地作業が進む仮置き場=伊達市霊山町下小国
●仮置き場 確保進まず/除染土壌どこへ 県は効果的な支援を
畑の間の道を進むと、雑木林を伐採したあとに重機で砂利を敷く整地作業が進んでいた。約2千平方メートル。民家から150メートルほど離れている。放射性物質を取り除くために出る土壌を一時保管する伊達市霊山町下小国地区の仮置き場だ。
東京電力第一原発事故により、県内の広範囲が放射性物質で汚染された。約5万8千人が県外で避難生活を送る。家に戻るには、除染が欠かせないが、作業はまだ県内の一部にとどまっている。
県議選を目前にして立候補予定者たちは除染の必要性を強調する。中通りの現職は街頭演説で「除染なくして復興なし」、別の現職も事務所開きで「福島がスタート地点に立つためにはまず除染を完了させなければいけない」と訴えた。
その前提になるのが仮置き場。市町村ごとに土などを3年ほど保管する。除染が進まないのはその確保が難航しているためだ。
局地的に線量が高い特定避難勧奨地点の地域がある伊達市は、線量が高い地域を優先して10月中旬から本格除染に乗り出した。
仮置き場の用地を提供した佐藤幹夫さん(70)は「孫たちに自由に遊びに来てもらいたくて、一刻も早く除染してきれいにしなければと思った」と話す。
市は、7月下旬から各地で説明会を開いた。「ライオンを野放しにするより捕まえてオリに入れた方が安全ではないか」とのたとえ話もして仮置き場への理解を求めていった。
福島市でも、仮置き場が確保できた大波地区では除染が進む。ただ、モデルケースとして取り組んだ6戸分だけで予想を大きく上回る約250トンの土が出た。今後、削る土を抑えても、地区全体で1万トンを超える計算だ。地区内の仮置き場で収容しきれなくなるおそれがあるとしている。
市が次に除染を計画する渡利地区では、まだ仮置き場が確保できない。同地区の自治振興協議会長の菅野広男さん(69)は「大波地区の結果を踏まえ、除染工程表を作って早く住民説明会を開いてもらいたい」と要望するが、冨田光・市政策推進部長は「ある程度仮置き場の話の方向性が見えた段階で」と話す。
伊達市でも地区によっては住民の反対で協議が進まない。同市梁川町山舟生地区には「放射性物質 仮置 断固反対」などの立て看板が道路わきで目に付く。近くの採石場跡が仮置き場になることに住民が反対している。神官の八巻平(ひとし)さん(60)は「近くに水源がある。地区は井戸水を使っており水質が不安だ」。
二本松市は二十数カ所の市有地を提示したが、すべて反対された。三保恵一市長は「放射能が心配だということと、いつまで仮置きすればいいのかといったことが理由だ」と語る。
市町村の除染担当者らは県に対し、「県として主体的に除染が進められる体制づくりに努力してほしい」「仮置き場用地の確保に法制面で支援をしてもらいたい」などと求める。
10月中旬、県に除染対策課が発足した。除染計画策定の手助けや業者発注のひな型づくり、仮置き場設置に向けた住民への安全性の説明……。市町村への効果的な支援が県に求められている。(鬼久保幹男)
◇
県議選が10日に告示されるのを前に、福島の再生に向けた課題を整理する。
2072
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:52:06
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111080005
3.11後の選択:再生への課題〈2〉
2011年11月08日
はんらんした河川に流された小川橋。奥の対岸側に壊れた橋脚が沈む=4日、只見町小川
水が抜けて決壊当時の姿をさらけ出したままの藤沼湖=1日、須賀川市江花
●復旧・再建に程遠く/原発だけじゃない 震災や豪雨で水害も
今年は津波や原発事故以外の震災被害や豪雨災害も猛威を振るった。
7月末に奥会津地方を襲った豪雨災害。路肩が崩れ、橋も畑も流された。約2千世帯すべてに避難勧告が出された只見町では、男性(63)が川に流されて行方不明になった。
同町を流れる伊南(いな)川にかかる小川橋も、はんらんした川の勢いに耐えきれず流され、全長約136メートルのうち約90メートルが橋脚もろとも崩れた。近くの農業渡部良正さん(74)は7月30日未明、近くの高台の親戚方に避難していた。「グワーッと雷のような橋が崩れる音が何度も聞こえた。あんな怖い思い、初めてだ」
農業被害や林道修復、水道復旧などを含めた町全体の被害額は約80億円。一方、町が災害復旧に使える基金は14億円余り。町産業振興課の山内清示課長は「県議は被害状況をつぶさに見て、県からの財政支援を後押ししてもらいたい。水害の防止策も一緒に考えて頂きたい」と話す。
町内では一人暮らしの高齢者3人が家を失い、宿泊施設に身を寄せる。県の仮設住宅は今月、やっと完成する。避難生活を送る男性(69)は「仮設ができるまでになんでこんなに時間がかかるのか」と訴える。
震災で決壊、150万トンもの水が山すその集落を襲った須賀川市長沼地区の農業用ダム「藤沼湖」。空っぽの湖底は草紅葉が伸び放題、本堤や湖畔を通る道路も崩れ落ちたままだ。
ダムの水は簀(す)の子川沿岸の22棟を流出させ、7人の命を奪った。1人はいまも行方が分からない。
自宅を失った人たちの多くは現在、市内の雇用促進住宅に入る。約80世帯は「被災者の会」を結成し、ダムの管理運営者である江花川沿岸土地改良区に対して補償を求める。改良区側は死者・行方不明者1人当たり250万円、全壊1戸当たり30万円を提示。これに対し森清道会長(56)は「これでは日々の生活がやっと」。生活再建には程遠く、さらなる上乗せを求める。
一方、改良区の年間収入は1200万円程度。一組織で被災者の要求に応えられないのが実情だ。加えてダムが壊れた現状で、約800の加盟農家が来年稲作できるかの見通しが立たない。安田勝男事務局長は「(設置者の)県や(所有者の)市に支援を要請するしかない」と頭を抱える。
市は、県や改良区と支援策を協議するとしているが、「津波被害同様、被災者への直接的な補償は難しい」と県農村基盤整備課。森さんは「まずは現場に足を運び、少しでも早く支援に取り組んでほしい」と立候補予定者に呼びかける。(小沢邦男、池田拓哉)
2073
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:52:34
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111090005
3.11後の選択:再生への課題<3>
2011年11月09日
サンマのみりん干しを製造する小野利仁さん。津波で工場が浸水した被災者でもある=いわき市小名浜花畑町
●行政の支援 管轄が壁/よみがえれ漁業 小名浜、各業種一丸
「船(漁師)とか、魚屋(仲買・水産加工業者)とか言っている場合ではない。みんなが団結する必要があるんです」
10月31日午後、いわき市の小名浜港にある漁協の会議室。市内の四倉や沼ノ内、勿来などの業者約30人を前に、小名浜水産加工業協同組合の小野利仁組合長(54)は説明した。
県水産加工業連合会に加入する168業者のうち123業者が同市内にある。小野さんは、漁師、仲買・加工業者、製氷業者、運送業者らが一丸となった「一港一家」のようなグループをつくって、行政への支援の申請にあたろう、と呼びかけている。
漁港ではもともと、こうした異種の業者同士がつながっていた。特に津波に被災し、原発事故で沿岸の出漁自粛が続く今は運命共同体のはず。だが――。
「県に支援融資を申請したら管轄ではないと言われた」「わしらは農水か、商工か」といった相談が小野さんに寄せられるようになったのは5月ごろ。国や県による漁師向けの支援策を見て「船ばっかりで、魚屋には何もないのか」との声も聞かれた。
漁港にとって行政の対応がちぐはぐなのは、漁師は農林水産省→県農林水産部、中小企業とみなされる加工業者は経済産業省→県商工労働部の担当になっているからだ、と感じた。
県商工労働部の「中小企業向け復旧・復興支援ガイドブック」(第6集)を見ると、紹介してある計14の補助制度や融資策のうち、水産加工業者も対象に含まれるのは補助事業1種類だけ。県の担当者は「水産加工業者への支援は農水の方でみているはずだ」。
運転資金の貸し付けや漁船・漁具の整備への融資などのほか、魚のモニタリング調査を担う県水産課によると、水産加工業者も対象の制度は、県と農林中金がつくる「漁業経営対策特別資金」しかないという。担当者は「水産加工業者は中小企業ですから」と言う。
小野さんは「魚のモニタリング調査などで水産課にはお世話になっているが、商工にもあてはまる存在なんだと実感した」と話す。
相馬市の高橋永真さん(51)は水産加工会社を営み、ヒラメやアイナメなど松川浦港の魚を加工して外食チェーン店や大手スーパーの総菜用に納入していた。震災半月後、放射能への不安から、加工品を作っても取引は難しい、と取引先に言われたが、相馬への工場再建こそ復興だ、と思っている。「そのための助成を手厚くしてほしい」
県漁業協同組合連合会の野崎哲会長(57)は「現場と国の間に立つ県が、国の施策をうまく切り貼りして現場にぴったりくるよう改造する役割を担ってほしい」と話す。(西堀岳路、佐々木達也)
2074
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:53:16
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111100004
3.11後の選択:再生への課題〈4〉
2011年11月10日
「キッズパーク」で遊ぶ子どもたち。屋外で走り回れない福島市の子どもや親にとって貴重な場だ=福島市南矢野目
●不安に向き合ってこそ/人口流出止まるか 安心へ行政も全力
「ダルマさんが転んだ!」。鬼役のスタッフの女性に向かって、子どもたちが一斉に駆け出す。
「外では一切、遊ばせていないので、うれしそうです」と見守るお父さんの顔もほころんでいる。
福島市南矢野目の「キッズパーク」。放射線の不安から外遊びを控える動きが続く中、屋内で思い切り体を動かしてもらおうと、スポーツ用品販売大手「ゼビオ」(郡山市)を中心にした企業が財団を設立、運営する。土、日曜はもちろん平日も歓声が響く。
郡山市では、地元スーパー「ヨークベニマル」が施設・遊具を市に無償提供し、大規模な屋内遊び場が12月に出来る。市も屋内の大型遊具や遊び道具を約500万円で買い、来月から市内で巡回設置する。
震災後の子どもの心と体の健康について同市に助言している小児科医の菊池信太郎医師は「体力面からもストレスからも、屋外と同じように遊べる施設がぜひ必要だった」と語る。
両市とも、放射線への不安から「母子避難」による人口流出に悩む。4月以降、福島市からは10月28日現在で小・中学生750人、郡山市からは10月31日現在で1067人が出て行った。ピークは越えたが転出は今も続く。「あらゆる機会をとらえて教育長自らが考えを伝え、安心につなげたい」と郡山市の木村孝雄教育長。両市とも「除染さえ進めば」と期待するが、有効な対策が見つからないのが実情だ。
県内から全国に散らばった避難者は国の復興対策本部が把握しているだけで約5万8000人に上る。県人口は7月の推計値で、200万人を割り込んだ。
風評被害も重なり、事業中止や規模縮小に追い込まれる企業も出てきた。東邦銀行系のシンクタンク「福島経済研究所」のアンケートでは、回答企業369社のうち8割近くが、原発事故によって工場の移転や取引停止など、何らかの被害を被った、と答えた。働く場の減少はさらなる人口減にもつながりかねない。
被災者支援に関わる福島大学の丹波史紀(ふみのり)准教授は「まず生活再建をどうするか。行政も候補者も避難者と丁寧に向き合い、要望を吸い上げることだ。皆さんを決して見捨てないというメッセージがなければ、福島に戻れないどころか、さらなる流出を促すことになる」と指摘する。
復興計画づくりを進める県企画調整部の野崎洋一部長は「30年続ける全県民健康調査や先進医療の充実によって全国一の健康長寿県にする。安心して住み続けられるビジョンを示す」と言葉に力を込める。(西村隆次)=おわり
2075
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チバQ
:2011/11/19(土) 14:55:28
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111110004
どう復興 論戦手探り
2011年11月11日
県議選双葉郡選挙区の候補者は、もともとの地盤から遠く離れた地域で出陣式を開いた=10日午前、加藤丈朗撮影(写真の一部を修整しています)
●県議選など8選挙告示 ミニ統一選スタート
除染や放射線からの健康管理、故郷への帰還――。原発事故後の課題にどう向き合うかを問う県議選(定数58)が10日に告示され、88人が立候補した。2町長選、5町村議選も告示され、大熊町長選は現職と新顔の一騎打ち、浪江町長選は現職の無投票当選が決まった。県内外に多数の避難者を抱えた手探りの選挙は20日に投開票される。
●散り散り候補者奔走/県議選 無投票は5区7人
双葉町から約200キロ離れた埼玉県加須(かぞ)市。臨時町役場をおく高校旧校舎の「社会科準備室」が、町議選の届け出会場となった。教室の半分ほどの部屋は、午前8時半の届け出開始前から、候補者や選管職員でごった返した。
避難先の福島市から車を運転して来た候補者は、受け付け開始に間に合わなかった。「朝5時に出て焦って運転してきたのに残念だ」。とんぼ返りで福島市に戻った。候補者13人の避難先は、山形県や東京都などに散らばっている。
15万人以上が県内外で避難生活を続ける中、始まった八つの選挙の届け出会場は、県議選が県内17カ所、2町長選と5町村議選は、避難先の仮役場6カ所。
県議選では震災後、復興策や原発政策をめぐって10人が名乗りを上げた。候補者計88人は、23選挙区あった1991年以来の多さだ。現職議員9人が引退、新顔は前回より15人増えた。須賀川市では16年ぶりの選挙戦に突入するなど、無投票も前回の9選挙区から5選挙区に減った。
前回無投票だった田村市・田村郡選挙区では、定数2に5人が受け付け開始と同時に届け出た。七つ道具を受け取って「みんなが待っているから」と、小走りに玄関に向かった。
会津若松市内の仮設住宅に暮らす大熊町の無職の男性(83)は「仮設暮らしが続いて、みんな精神的にまいってる」という。「これまでと状況が違うんだから、今度の選挙で当選する人の責任は重大だ。ボヤボヤしてると町がなくなっちまう」と話した。
○5町村議選も選挙戦に突入
県議選との同日選となった大熊町、双葉町、広野町、川内村、葛尾村の町村議選は、いずれも定数を上回る届け出があり、選挙戦に突入した。5町村で定数計52に対し、候補者は計69人。いずれも20日に投開票される。
2076
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:56:50
●除染・雇用・賠償 各党訴え
□県議選激戦区
福島市区の民主新顔は出陣式で、「子どもが避難している人から、帰った方がいいのか、帰らない方がいいのかと質問された。私たち自身でできる被曝(ひばく)対策も必要だが、中間貯蔵施設を県内に造り、本格的な除染を早く始めるべきだ」と訴えた。支援組織の代表も「働く者は失業、雇用不安でおびえている。県議会で力を発揮して、雇用を創出してほしい」と激励した。
郡山市区の自民現職は事務所前で第一声をあげた。「県民は今なお放射能との戦いを強いられている。復興は国にぶら下がっているだけではダメだ。中間貯蔵施設が30年なんてバカなことあるか、長くて10年だ」と佐藤雄平知事の姿勢も批判しながら、「子どもを守り、産業を守るため、10年、20年先を見据えた復興の道筋をつける責任が私にはある」と訴えた。
「大事なのは除染。国にその体制ができていない。総力をあげて取り組む必要がある」と福島市区の公明現職は強調した。「特別立法をつくって中小企業や農林漁業の再生に道筋をつけてもらい、世界に誇れる美しい福島を実現したい」とも話した。井上義久幹事長も応援に駆けつけ、「どう復興するかが問われる大事な選挙。あと一押しで勝たせてほしい」と求めた。
返り咲きを目指す、いわき市区の共産前職も演説の大半を原発問題に費やした。「原発のない社会を子どもたちへ。この願いを私に託していただきたい」と語り、徹底した除染や被害の全面賠償を求めると訴えた。「原発事故直後の県議選は全世界から注目されている。県議会に送り出し、大きな動きを作らないと日本は変わらない」と呼びかける応援演説もあった。
郡山市区の社民新顔も長年の党の方針である「脱原発」を強調した。「子どもの健康被害に対処する。全ての原発を廃炉に。そうでないと県民の健康、命は守れない。財産も吹っ飛んでしまう」と声を大きくした。TPP交渉参加にも反対姿勢を明確に。「農業、商業、工業、医療に介護までが大変なことになる。暮らしを守るため、党の議席を失うわけにはいかない」
会津若松市区のみんな新顔は、「原発事故が収束せず、風評被害が生活に打撃を与えている。未来の子どもたちを守るため、勇気と力を持って人生かけて戦います」と声を震わせた。同党の小熊慎司参院議員は戊辰戦争を戦った新島八重に候補をたとえ、「『平成の八重』を県政に送り届け、震災を克服しよう。100年安心の県政ができます」とあいさつした。
2077
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:57:07
●遊説集中 仮設鉢合わせも
□双葉郡5陣営
原発事故で住民のほとんどが避難を強いられている双葉郡選挙区(定数2)には、5人が立候補した。選挙戦初日、候補者は双葉郡への住民の帰還や除染について、それぞれの考えを訴えた。住民が各地に散らばり、遊説先は仮設住宅に集中している。
元衆院議員秘書で、無所属新顔の青木敏孝氏(40)は、郡山市内の仮設住宅内で第一声を上げた。
高濃度の放射性物質に汚染された地域が多い双葉郡の除染について、「除染してもすぐに線量が戻ると後ろ向きな人もいるが、私は前向きだ。どうなるか分からないが、とりあえず動いてみて、戻ったらまた除染すればいい」と訴えた。
元富岡町職員で無所属新顔の白土正一氏(62)は同町の避難者が多い、いわき市内の仮設住宅を最初の遊説先にした。
「現在の除染では、飲み水も安全になる保証はない。子どもたちを内部被曝(ひ・ばく)から守るには、すべての環境が安全になるまで、長い間帰れないと考えられる」と述べ、生活支援を国や県に求めたいとした。
元中学教諭の社民新顔、遠藤陽子氏(61)も、いわき市内の仮設住宅で第一声。「私たちが故郷に帰るには脱原発、廃炉。これがなければ帰ることはできない。未来を担う子どもたちの生活を安定させるためにも脱原発、廃炉を訴える」
自民現職の吉田栄光氏(47)は二本松市で出陣式後、市内の仮設住宅を回った。「我々がいつ帰れるのか、国にはっきりさせる。国は帰るのを決めてから除染をしているが、順番が違う。除染が進んでから帰るべきだ」と民主政権への批判を強めた。「発災前の双葉郡に戻す覚悟がある」
民主現職の坂本栄司氏(56)はいわき市の選挙事務所で出陣式をした。「帰還するのにこれから長期間かかる地域も見込まれる。やはりふるさとの近くに住みたい方、新天地で新しい生活を送りたい方、その両方のみなさんの希望にそえるようにしていくのが、県政の課題だ」と述べた。
双葉郡の住民は県内外の借り上げ住宅や、県内全域に点在する仮設住宅で暮らしている。借り上げ住宅については、どこにどれくらいの双葉郡内の有権者が暮らしているのか、候補者側には分からない。このため遊説先は、仮設住宅に集中しがちだ。
郡山市内の仮設住宅で、2陣営の候補者がかち合う一幕もあった。
これまでの選挙では、複数の候補者が、同時に演説をしないようにスケジュールのすり合わせをすることもあったという。だが今回は、それもできない。ある陣営の幹部は「仮設しか行くところがない以上、鉢合わせになるのはしょうがない」とあきらめ顔だ。
2078
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:57:34
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=0700000111112000541
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月12日
告示前、候補者に線量計の測定結果を見せられる有権者=会津若松市七日町
●線量計手に共感広げ/無党派層取り込みかぎ
「毎時0.16マイクロシーベルト。大丈夫ですね」。告示前の9日、民主現職の宮下雅志氏は有権者の家を訪ね、庭や側溝付近の放射線量を測った。9月から線量計を持って1千軒以上を回り、東京電力への損害賠償請求も手伝った。同党の渡部恒三衆院議員の後援会に支えられる宮下氏だが、「4年前と違い、民主に風は吹いていない」と危機感を強める。その分、線量計を仲立ちにした有権者との結びつきに期待する。
公務員の労働組合「自治労」などが支える社民新顔の小川右善氏も告示前まで線量計を持って支持者以外の家を回り、除染のアドバイスをした。陣営は「有権者の不安に寄り添う姿勢に無党派層の共感を期待したい」。12日、福島瑞穂党首が応援に駆けつける。
共産新顔の原田俊広氏は、党や友好団体が震災後に展開したボランティア活動や、原発の廃炉を目指す勉強会などを通じて「党への理解や共感は広がっていると思う」と話し、8年ぶりの議席奪還を目指す。
市中心部を地盤とする自民現職の平出孝朗氏は、県連政調会長として風評被害対策や復旧支援に取り組んだ実績を後援会で訴えてきた。選挙事務所には「今こそ先頭に立ちます」と大書き。陣営幹部は「支持者には、無党派の知人に『強いリーダー』と印象づけて支持を広めて欲しい」。
もう一人の自民候補者で新顔の石村善一氏。農業団体の支援を受け、風評被害対策に取り組む姿勢を強く打ち出す。市中心部を除く農業地域を重点に回り、平出氏とのすみ分けを図る。陣営幹部は「会津の農業を守るという主張が響くのは決して農家だけでない」。
一方、「無党派層の取り込みよりも組織固めを重視している」(選対幹部)のが民主現職の渡部譲氏だ。前回は東北電力労組の全面支援でトップ当選。だが、原発事故で電力業界への風当たりは厳しい。推薦を受ける連合福島加盟の労組員らの結束を強め、個人後援会を引き締める。
保守層の支持者が多い民主、自民の候補者が警戒するのが、みんな新顔の水野さちこ氏。唯一の女性候補だ。昨年の参院選比例区で、同党は市内で約1万8千票を得た。陣営幹部は「この票をいかに守るかが課題。我々は2大政党への不満の受け皿になれる。無党派の有権者には最も新鮮に映るはずだ」。15日、渡辺喜美代表が駆けつける。
公明は自主投票の方針だが、市議選で6800票余を集めた組織力を頼り、自民とみんなの計3陣営が選挙協力を求めている。
会津若松市では8月の市長選や市議選の投票率が過去最低だった。各陣営は県議選も低調と予想、無党派層の取り込みが勝敗を左右するとみる。(池田拓哉)
◇
原発事故に端を発する課題が山積する中、県議選でどんな論戦が繰り広げられているか、激戦区を見る。
2079
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:58:02
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111140005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月14日
選挙戦初日、演説の後、笑顔の有権者らに握手を求める候補者=いわき市
●〈2〉いわき市(定数10−候補者数15)
低い関心 投票率に影/「みんな」参戦どう影響
「有権者とひざつき合わせた話し合いがしたい」。自民現職の青木稔氏は告示前、自陣幹部に要請した。市内各地で、自ら「初めての経験」という30人前後の「ミニ集会」を重ねる。
震災後、有権者の間でさらに強まった「政治不信」「政党不信」を、有権者との身近な会話で払拭(ふっしょく)したいとの思いが背景にある。「7選を目指す大ベテランが、相当の危機感を抱いている」と陣営幹部は驚きを隠さない。
いわき市区は県内で最も多い定数10に15人が立った。しかし震災で大きな被害を受けた同市内では有権者の関心を呼び覚ましてはいない。そのため「投票率は前回より10ポイント近く下がり、45%に届くかどうか」と予想する陣営も多い。
合併前の地域間に「壁」が残り、地盤を固めた上でどう全市へ浸透するかがカギだ。各陣営はそれぞれの地盤を中心に回りながら選挙への関心を呼び起こそうと必死になっている。
自民はほかに、4選を目指す清水敏男氏、再選を狙う斉藤健吉氏、2009年の補選で初当選した阿部広氏、新顔の矢吹貢一氏と鈴木智氏の計6人を立て、「全員当選で県議会過半数につなげる」と意気込む。
民主は3選を目指す佐藤健一氏、09年の補選で初当選した古市三久氏、新顔の鳥居作弥氏の3人を擁立し全員当選をねらう。ただ、「有権者の厳しい目が向けられている」という意識は、両党に共通している。
「定数は10。でも実質は七つのいすを巡る争いになるかもしれない」。告示前、そんな声も多くの陣営から聞かれた。
投票率が低くなると、前回1万7千票余りを獲得して2位当選した公明現職の後継の新顔、安部泰男氏とやはり固い支持層が支える共産の2人が有利……。そんな見立てからだった。
その構図に微妙な影を落としたのが告示2日前に発表された、みんなの党新顔の青木喜三郎氏の擁立だ。昨年の参院選、みんなの公認候補はいわき市内で共産候補を上回る1万4千票余りを集めた。民主、自民の2大政党に不信感を抱く有権者の受け皿を目指す。
最下位当選が1万170票だった前回、共産候補は2人で計2万3千票近くを取ったが、6割以上を集めた宮川えみ子氏が初当選、再選を目指した長谷部淳氏は次点に甘んじた。「共産以外の候補者と徹底的に競い合うことで得票を重ねたい」(地区委員会)と同じ2人の当選を目指す。
社民を離党し、無所属で5選を目指す西丸武進氏の陣営には、中小企業や零細企業からの支援が寄せられている。陣営幹部は「社民時代はなかったこと」としつつ、後援会組織の引き締めを図っている。
初挑戦の長谷沼邦彦氏は「子どもを内部被曝(ひばく)から守る」などと訴えている。(江川慎太郎)
2080
:
チバQ
:2011/11/19(土) 14:58:44
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111150005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月15日
●最多6党しのぎ削る/「横一線」で党首応援も/<3>郡山市(定数9−候補者数12)
「国が守らないなら、オレが県民を守る、となぜ言えないんだ」。告示日の第一声で、自民現職の佐藤憲保氏は佐藤雄平知事にそう直言した、と声を張り上げた。原発推進に協力してきた責任を認めて謝罪、「震災時の議長として復興の道筋をつけるのが私の使命」と5選へ意欲を見せた。
郡山市選挙区は県内で最も多い6党が候補を立てた。新顔のうち2人は初めて選挙に挑む30歳代。各陣営とも「ほぼ横一線」と口をそろえる。自民を除く4野党の党首も応援に入り、選挙戦は熱を帯びてきた。
自民は現有5議席の維持を目指している。
現職の柳沼純子氏は「震災前の県、郡山に戻すため、全力をあげる」と3期目への抱負を語る。やはり3期目に挑む長尾トモ子氏は「子どもを放射能から守る」と健康被害調査、医療センター創設を訴える。
初挑戦だった前回、3位当選の勅使河原正之氏は市中心部が地盤で、「医療都市・郡山」の実現を呼びかける。新顔の山田平四郎氏は地元の田村町と西田・中田の通称「三田」を重点に、子育ての環境整備や農業政策を掲げている。
現有の1議席から一気に2議席増を目指し、攻勢に出ているのが民主だ。
現職の吉田公男氏は「災害ボランティアが政治の原点」。それだけに災害対応の遅れには悔しさをにじませる。中間貯蔵施設は「まず東電と政府が悩むべき問題だ」と強調する。
新顔の佐久間俊男氏は告示日に出身の東北電力近くの公園で、「公園に子どもの笑い声を取り戻す。除染なくして復興なし」と訴えた。もう1人の新顔椎根健雄氏は若さを強調、特区をによる減税を生かした企業誘致などを掲げる。
公明現職の今井久敏氏は15歳以下の医療費無料化などを掲げ、「原発に頼らない県土作り」を主張する。除染のスピードを上げるには県内への中間貯蔵施設設置はやむなし、の立場だ。
これに対し、「中間貯蔵施設は県外に」と主張するのは引退議員の後継を託された社民新顔の八重樫小代子氏。「福島県を自然エネルギーの発信地にしよう」と訴える。
共産現職の神山悦子氏は「国や東電にはっきりモノが言えるのは企業献金も政党助成金も受けていない共産党だけ」と強調。電力会社には「原発埋蔵金」があるとして、精神的負担も含めた全面賠償に充てさせる、と力をこめる。
これら3党の1議席死守をかけた戦いに震災後、加わったのが、みんなの新顔辻雅彦氏。「地域主権、しがらみのない政治を実現させよう」と若さを前面に、無党派層への浸透を図る。
9月の市議選の投票率は過去最低を10ポイント近くも下回る43.10%。各陣営とも有権者の関心の度合いにも気をもむ。(西村隆次)
2081
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チバQ
:2011/11/19(土) 14:59:17
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111160005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月16日
●長年の均衡崩れ混戦/新顔ら奮闘、現職引き締め/<4>須賀川市・岩瀬郡/田村市・田村郡
◇須賀川市・岩瀬郡
「『宗方は大丈夫』と思われるのが一番怖い」。11日夕、須賀川市中心部の商店街を回った民主現職の宗方保氏は、旧知の支持者が営む菓子店でこぼした。
旧須賀川市区としては16年ぶり、旧岩瀬郡区は8年ぶりの選挙戦。現元新の5人が3議席を争う。
須賀川市では、市議を3期務めた宗方氏にかなわない。そんな声が他陣営から出る同氏の陣営幹部は「玄葉光一郎外相のおひざ元でトップ当選以外はあり得ない」。気の緩みを最大の敵として引き締めにかかる。
自民現職の斎藤健治氏は、町議を21年務めた鏡石町をはじめ岩瀬郡での知名度は揺るがない。郡部を中心に選挙前からミニ集会を重ね、須賀川市での活動も強化。「原発廃炉と再生可能エネルギーの推進に尽力する」と訴える。
「役人も政治家も復興の力になっていない」と指摘する川田昌成氏は10年ぶりの返り咲きを狙い、「ふるさと再生への思いは負けない」と強調。復興と除染に全力を尽くすと訴える。
新顔の円谷哲司氏は震災後、被災者支援のために中断していた毎朝夕の街頭演説を9月から再開。「除染で安心な生活を取り戻し、子どもたちに明るい未来を」と力を込める。
鈴木公成氏は市議からの転身を図る。事務所は設けず、ポスターは家族ら10人ほどで掲示。放射能問題の責任徹底追求などを公約に自転車で選挙区内を回る。
◇田村市・田村郡
12年ぶりの選挙戦。前回までは有権者の多い旧船引町と三春町からそれぞれ民主、自民の候補が立ち「地域も政党もバランスが取れていた」(地元陣営)が昨年末に民主現職が急逝。新顔が次々名乗りを上げ、5人による混戦となった。
「玄葉は玄葉。樽井はTPPには慎重だ」。死去した民主議員と同じ旧船引町が地盤で、地元出身の玄葉光一郎外相の元秘書、樽井義忠氏。台風の目との周囲の視線をよそに、陣営は外相が推進するTPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加の影響を気にかける。
長年、三春町議を務めた三瓶正栄氏は、16年ぶりの県議選挑戦。同じ三春が地盤の自民現職渡辺広迪氏と地元票を分け合うことになるが、民主推薦を得たことで追い風に期待する。
5選をめざす渡辺氏は、選挙区全体が農業地域であるだけに、党本部がTPP交渉参加反対を明確にしたことや地域代表としての実績を訴える。
先崎温容氏は37歳の若さが売りだ。大学生の時に旧滝根町議となり、荒井広幸・現参院議員の選挙戦を手伝うなどしてきた。ニューリーダーの必要性を訴え、小野町などを中心に浸透を図る。
本田仁一氏は新顔の中で出馬表明が最も早く、党派色の薄さを前面に足で浸透を図る。他陣営は「当選ラインが下がると、薄く広く集票する怖い存在」とみている。(小沢邦男、渡辺康人)
2082
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チバQ
:2011/11/19(土) 14:59:46
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111170005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月17日
●引退議員票 獲得競う/旧飯野町へも浸透図る/<5>福島市(定数8―候補者数11)
「事務所がうちの3軒隣なので、参りました」
8期務め、今期で引退する無所属望木昌彦氏(74)は、告示前の8日開かれた候補者の総決起大会で応援弁士として壇上に立った。
過去に自民公認で当選したこともある。2003年は1万7782票を獲得してトップ当選、前回も1万1871票で4位。後継者は出さなかった。
定数8に対し、11人がしのぎを削る激戦区。「望木票」に、多くの陣営が触手を伸ばしている。
望木氏が地盤にする市西部地域には、自民前職の西山尚利氏、新顔の佐藤雅裕氏、民主現職の石原信市郎氏、新顔の大場秀樹氏がそれぞれ事務所を構える。
前回、苦杯をなめた西山氏は雪辱を期す。事務所を望木氏の自宅近くに開設した。「望木先生の票をいかに多く持ってくるか。それが最大の戦略だ」と語る。
佐藤氏は元衆院議員の義父の地盤を継ぐ。新顔とはいえ、09年11月の福島市議補選に初挑戦し4万票余りを獲得した。望木氏の票にも「アプローチしたい」。
石原氏は、衆院選を2度戦った知名度に加え、親族の衆院議員がたびたび駆けつけてテコ入れしている。党派を超えて望木氏の支持者の取り込みも図る。
前回、初挑戦で涙をのんだ大場氏は連合の支援を得て再挑戦。「望木票」が自民の4人に均等に入ることを警戒している。
自民はほかに現職の桜田葉子氏、新顔の丹治智幸氏を擁立する。桜田氏は市北部を中心に固い支持基盤がある。商工会関係などの支援も得て市南部にも支持を広げる。
丹治氏は、市南部の松川町が地元。市議時代の支持者や、任期中に死去した議員の支援者を中心に後援会を組織した。
民主は現職の高橋秀樹氏を合わせて3人を立てる。高橋氏は、出身母体のNTTの労組など連合の支援を受ける。企業回りや個人演説会などをこなして組織固めに力を入れる。
公明現職の甚野源次郎氏は、盤石な党支持組織がある。選対は「少しは来てもらえれば」と望木氏の支援者も取り込み、支持拡大を図っている。
共産新顔の宮本しづえ氏は、福島市議連続7期の経験で知名度がある。陣営は地元・渡利地区などで放射線量を独自に測定、チラシにして配るなどの活動でアピールし、「原発ゼロ」を訴える。
社民新顔の紺野長人氏は、引退する現職の後継として連合の支援を受け、組織固めに力を入れる。「脱原発を言い続けてきた」と他党との違いを強調する。
無所属新顔の佐々木慶子氏は「反原発」を掲げて支持を訴える。
今回、候補者たちが新たに獲得を目指すのは合併で加わった旧飯野町の票だ。有権者5千人余り。候補者たちは商工関係者や知人などを通じて浸透を図っている。(鬼久保幹男)
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2083
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チバQ
:2011/11/19(土) 15:00:27
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111180005
3.11後の選択:県議選激戦区を歩く
2011年11月18日
●主張届けるのに苦心/避難者を追い他県へも
〈6〉双葉郡(定数2―候補者数5)
楢葉町民約400世帯が住むいわき市の仮設住宅前で、社民新顔の遠藤陽子氏は声を張り上げた。「ぶれない精神で、脱原発どころか廃炉にしなければふるさとに戻ることはできないと思っております」
福島第一、第二原発を抱え、原発とどう向き合うかが問われる双葉郡選挙区。廃炉を強調するのは、県内の全原発の廃炉を求める請願を県議会が採択し、違いが見えにくくなる中、他の候補者との違いを鮮明にする狙いがある。
住民が県内外各地に分散し、各陣営とも自分の主張を届けるのに苦労している。遠藤氏は昨年まで務めた富岡町での中学校教員の経験を生かし、子どもの教育や健康を守ると訴えて、郡内の有権者が住む仮設住宅などを広く回る。
浪江町が地元の自民現職吉田栄光氏の陣営は、できるだけ多くの有権者にアピールできるよう、比較的多くの町民が避難している二本松市など6カ所に事務所や連絡所を置いた。
それでも、悩みは尽きない。これまでの選挙では、郡内の自民党系町村議が支持を広げるために動いていたが、今回は5町村議選が同じ日程で行われる。陣営幹部は「自分の選挙を抱えているから、通常なら動いてくれるはずの人が動けない」とこぼす。
富岡町出身で民主現職の坂本栄司氏は、双葉郡南部が地盤だ。同町や楢葉町などの仮設住宅があるいわき市に事務所を構えた。
前回は「南部から県議を絶やしてはならない」と訴えたが、今回は地盤が重なる遠藤氏や無所属新顔の白土正一氏との違いを際立たせようと、「経験と実績の坂本」と訴える。東電労組や自治労の支援を受け、支持拡大を目指す。
白土氏は富岡町職員34年間のうち約10年間は原発行政に携わり、生活環境課長も務めた。遊説も、同町の有権者が住む仮設住宅などを中心に進めている。
「長く住民の声を直接聞けるところで仕事をしてきた。原発事故で住民が苦しんでいる今こそ、経験を生かしたい」と話す。
浪江町出身で無所属新顔の青木敏孝氏は組織に頼らない草の根選挙を展開。「知名度がない分、一人でも多くの人に知ってもらう必要がある」と、埼玉県加須市や東京都江東区など県外にも足を運ぶ。
原発事故の早期解決や企業誘致を掲げ、若さを生かして動き回るが「半分は移動にとられてしまう」。
回りきれない避難先に浸透するには――。ある陣営は、費用対効果を考えて選挙はがきの送付を見送った代わりに、選挙公報に経歴や両親の情報も紹介し、口コミが広がる効果を狙う。町長選、町議選とのトリプル選挙になる大熊町は投票率が高まるとみて同町を重視する陣営もある。
一票でも多く、積み上げる努力が続く。(井上亮、川口敦子、小島寛明)=おわり
2084
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チバQ
:2011/11/19(土) 15:02:11
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1320330296007_02/news/20111105-OYT8T00085.htm
原発と県議会
(上)安全性 監視役果たせず
原発の廃炉を求める請願の採決で、「賛成」の意思を示すため起立する県議ら(10月20日、県議会で) 「まさかそんなことが」と議場の出席者は思っただろう。2005年2月28日、県議会2月定例会の一般質問。前年12月に起きたインドネシア・スマトラ沖地震の被害を引き合いに、共産党の長谷部淳氏が原発の耐震安全性を質問していた。
「原発立地地域で大地震や大津波があった時に、原発が大事故を起こして大量の放射性物質を外部にまき散らすことで、地震災害と大規模放射能災害とが増幅し合う人類未体験の破局的災害は、何としても避けなければなりません」――。
スマトラ沖地震の惨禍を受け、内閣府が津波避難ビルの指針策定に乗り出すなど、国内で津波に備える動きが出ていた時期だ。だが「原発と共存共栄」との考えが支配的な県議会では、海外の地震を受け県内原発の安全性を再チェックしようという空気は希薄だった。
県の答弁もそっけなかった。「津波は福島第一原発では最高水位が5・4から5・7メートル。大余震や津波の影響は、新たな知見が得られた際に検討が行われていると聞いております」。当時の生活環境部長はそう答えている。
津波への根本的な対策がとられることのないまま、質問の6年後、恐れていたことは現実になった。
県議を5期務めた県民連合の古川正浩氏も、原発の危険性を指摘してきた一人だ。だが、質問のたびに「『何を言っている』『妄想ではないか』と、毎回冷ややかに見られた」と振り返る。
昨年9月10日、福島第一原発3号機にウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使うプルサーマル計画の受け入れでも、県議会は県の判断を「尊重する」と認めた。
事故を受け、県議会は原発への姿勢を180度転換した。10月20日、「県内すべての原発の廃炉を求める」とする請願を採択。前日の企画環境委員会では「県の方針が出ないうちに廃炉に賛成できない」と慎重な議員もいたが、結局、廃炉をまだ明言しない県の先を行く異例の展開になった。請願は共産党系の団体が提出したが、自民党のベテラン議員は「共産党の請願を我々が賛成するのは記憶にないが、差別はしない」と言い切った。
与党系会派と野党系会派との冷戦ムードは吹き飛んだ。しかし、事故を防げなかった事実は消えない。「県議会がチェック役を果たせかと言われれば、果たせなかった。果たせていれば、事故はない」。古川氏は唇をかんだ。
(2011年11月4日 読売新聞)
2085
:
チバQ
:2011/11/19(土) 15:02:53
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1320330296007_02/news/20111105-OYT8T00073.htm
原発と県議会
(中)存在感に不安募る
東日本大震災復旧復興特別委員会で、佐藤知事ら県側答弁を聞く県議ら(手前側)(10月18日、県議会第1特別委員会室で) 県議らの言葉の端々から、やり場のない怒りがにじみ出た。9月7日、県議会は福島第一原発事故を起こした東京電力の西沢俊夫社長ら幹部を、全員協議会に呼んだ。「県民10万人が不安の中で避難している。それだけの事故を起こして(事故原因調査は)『検討中』ですか? 対応があまりに遅い」。県議が問いつめると、「本当だ」とヤジが飛んだ。「事故を起こしてしまい申し訳ない。当事者の責任は重々感じている」。社長は小さな声で謝るしかなかった。
だが、県議らも、選挙区に戻れば有権者から「除染への対応はどうなっている」と迫られる立場になる。9月14日の県議会自民党の会議は、地元の不満を県議が県にぶつける光景が繰り広げられた。「県道や一部の河川敷は県の管轄だ。住民が除染に取り組んでも、県がやらなければ進まない」「どうして県が率先して取り組まないのか」。県の担当者は「基本的には各市町村が除染計画を策定し、県は連携する」と答えたが、県議らは納得しない。
放射性物質に汚染された土壌などを保管する中間貯蔵施設では、「県が主体的に(立地場所を)示さなければできない。県が『こうしたい』と言うべきだ」との質問が出た。県の部長が「何を持っていくのか明らかにされない中で、『今検討しろ、今方針を示せ』と言われてもなかなか難しい」と答えると、県議は「そういうのを詭弁(きべん)と言うんだ」。怒りは収まらなかった。
仮置き場の設置や除染計画の策定は市町村、中間貯蔵施設の計画は国の主導――。有権者から様々な要望を受ける県議には、「県の主体性が見えない」という不満が渦巻く。
県議ももどかしさを感じている。ある若手県議が支援者に配った日誌には、震災後の活動がびっしり書き込まれている。震災と原発事故が起きた3月は避難所への慰問や被災地の視察。4月は内閣府や文部科学省などに被災状況を伝えて要望活動を実施、5月は葛尾村の酪農、畜産農家と意見交換……。
だが震災後、知事や市町村長の対応が注目を浴びるのに比べ、県議の存在感が増したとは言い難い、と感じている。この県議は「これまでの実績を訴えて勝負するしかない」と語る。
震災後半年間の活動を、どこまで有権者は評価してくれるか。中堅県議の一人は「いつも選挙は大変だが、今回は特に不安だ」と語る。多くの県議が歯がゆさを抱えたまま、選挙戦を迎える。
(2011年11月5日 読売新聞)
2086
:
チバQ
:2011/11/19(土) 15:03:39
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/feature/fukushim1320330296007_02/news/20111106-OYT8T00947.htm
原発と県議会
候補予定者の集会で気勢を上げる参加者(6日、福島市内で) 原発事故後、県議選の争点は当初予定されていた4月の時点に比べて一変した。
「(3月に)用意したパンフレットに書いたことは、全部言えなくなった。それだけ福島は違う町になったんです」。民主党の新人候補予定者は10月中旬、自身の事務所開きで開口一番に訴えた。「子供がキノコ狩りをして河原で遊び、天気のいい日は布団を干す。当たり前の生活を何とか取り戻したい」。10分余りのあいさつは、除染の推進と再生エネルギー整備を目指す内容に終始した。
4年前の前回選では、所得格差の是正や福島第一原発のプルサーマル計画受け入れの是非などが主な争点だった。震災前も、県職員削減や少子化対策といった課題が浮かんでいた。そうした課題は影を潜め、今回の選挙で候補予定者の多くが公約に掲げるのが、原発事故に関する事柄だ。各候補予定者が除染などに訴えの多くを割くため、福祉や少子化対策、雇用といった訴えは2番目以降になりがちだ。
だが、「『脱原発』ではみんな同じだ」(民主党ベテラン県議)。原発事故で県政の主要課題の一つだった原子力政策が、争点になりにくいという皮肉な構図となっている。多くの候補予定者が有権者の反応を気にかける。
候補予定者の主張が似通う分、実績を持たない新人も厳しい選挙戦を強いられる。自民党の新人候補予定者は連日、集会をこなす日々だが、手応えをつかみかねている。
これまでの政治活動と比べ、有権者の関心の低さを感じることがある。あいさつしても「うちはいいです」と断られたり、あいさつだけの場面で現状への不満を訴えられたりする。「『震災から8か月たつのに議員は役に立っているのか』と思われている。原発事故前は、顔見知りであれば『何とかよろしく』で済んだが、今回は主張を聞いて判断される」と話す。
福島大の功刀(くぬぎ)俊洋教授(地方政治論)は、「県議会はこの20年間目立った政策論争はなく、(2009年の)政権交代後もこうした論争をするチャンスを逸した。原発事故後も『脱原発』で再び『オール福島』になった。『県議は地域の利益代表』という側面が幅をきかせ、政党別の違いも出にくい」と手厳しい。
有権者の声を聞き、きめ細やかな政策を訴えることから、復興の議論は始まる。
(この連載は池上由高、小沼聖実が担当しました)
(2011年11月7日 読売新聞)
2087
:
チバQ
:2011/11/19(土) 18:45:06
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9908420&newsMode=article
当落線上で激しい攻防 県議選、各陣営が浮動票を狙う
第17回県議選は20日、投票が行われる。無投票の5選挙区を除く14選挙区の立候補者は10日の告示以来、舌戦を繰り広げてきた。福島、郡山、いわき、会津若松など都市部を中心に票の動きが読みにくい混戦となっており、最終盤まで当落線上で激しい攻防が続いている。各陣営は街頭運動最終日、繁華街などで遊説し浮動票の取り込みを目指す。
福島市は現職3人が引退し新人6人が立候補したことで、有権者の支持動向が流動化している。最終日は新たに選挙区に加わった旧飯野町に選挙カーを入れ、票の開拓を目指す動きもある。
郡山市は複数の候補が当落線上に並ぶ。最終日は浮動票を狙い市街地で演説をしたり、引退する自民現職の地盤の東部に的を絞り遊説する候補者もいる。
いわき市は立候補者15人のうち7人が元職と新人。各陣営とも有権者の関心は高まっていないとみて、自らの後援会や支援団体を引き締めている。
会津若松市は4つの議席を7人で競う。各陣営は最終日、それぞれの地元を中心に遊説し追い込みをかける。
双葉郡の候補者は、いわき市や郡山市、二本松市の仮設住宅で支持を訴える。定数3の伊達市・伊達郡、定数2の二本松市、田村市・田村郡、定数1の南会津郡、河沼郡なども激戦で、情勢は最後までもつれそうだ。
■9選挙もあす投票
20日は大熊町長選と、相馬、川俣、広野、川内、大熊、双葉、葛尾、新地の8市町村議選の計9選挙も投票が行われる。
(2011/11/19 10:05)
2088
:
チバQ
:2011/11/20(日) 12:21:41
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111115_04.htm
決戦明暗―検証・宮城県議選(上)低投票率/浮動票消え新人沈む
668票差の次点で落選した太白選挙区のみんなの党新人阿部千夏(右)。低投票率が「あと一押し」を阻んだ=13日、仙台市太白区
政党の消長や地盤の死守を懸けた対決に、明暗が浮かび上がった。13日投開票された県議選。記録的な低投票率が候補者の当落を分け、震災復興を押し進めた村井嘉浩知事へのスタンスの打ち出し方も戦いを左右した。9日間の激闘を振り返る。(県政取材班)
<もう一押しが…>
開票が始まった13日午後9時すぎ、県選管が発表した確定投票率に陣営がどよめいた。「太白選挙区、36.76%」。前回2007年より10ポイント以上低い。
約2時間後、みんなの党新人の阿部千夏(41)は長町の事務所で声を詰まらせた。「基礎票がない中で8000人近い支持を得た。あと3カ月あれば…」
太白は定数5。8人が争った。阿部は選挙戦を街頭演説1本で戦った。当選圏に肉薄したが、「もう一押し」を呼び込むはずだった風は記録的な低投票率に阻まれた。
泉(定数5)の同党新人峯岸真哉(34)も低投票率に沈んだ。選挙戦最終日の12日夕。峯岸は仙台市中心部で党代表の渡辺喜美と商店街を練り歩き、最終盤の追い込みを演出した。反応は上々だったが、その帰路、峯岸は周辺につぶやいた。
「手応えはものすごくいい。ただ、その人たちは投票に行くだろうか」
<手を緩めぬ組織>
不安は的中した。泉の投票率は35.69%。峯岸は329票差の次点だった。党県支部長の菊地文博は「全ては低投票率。ここまで下がるとは思わなかった」と悔しがる。
県議選の投票率は過去最低の41.69%。前回の50.45%を大幅に下回った。仙台市内に限って見ると34.97%で、前回を11.43ポイント下回った。8月の仙台市議選(40.03%)にも及ばなかった。
議席を得たのは、強力な組織に支えられた候補と固い地盤を持つベテランが多い。
支持母体の創価学会を軸に分厚い組織を持つ公明党は、仙台市内に擁立した4現職がいずれも1万票以上を獲得し、トップ当選だった。
警戒したのは「組織のある公明は強い」という楽観。党は代表の山口那津男、前代表太田昭宏ら党幹部を相次いで投入。候補者には街頭演説を1日20回以上課して浸透を図った。トップ当選は「候補者にとっては地獄」(党関係者)の組織戦を展開した結果だった。
<地域を狭く深く>
青葉(定数7)で7回目の当選を果たした自民元議員の中沢幸男(71)は、青葉区小松島地区など地盤を徹底して固めた。
狭く、深く。陣営が勝機を見いだしたのは仙台市議選の投票率の低さだった。「地域を固め、必ず投票に行く人を増やせば、間違いなく浮上する」(陣営幹部)。得票は落選した前回より1500票減ったが、7062票で10人中7位。陣営の読み通りだった。
民主は、仙台市内の得票を半減させた。早くから党への逆風と低投票率の「二重苦」を予想し、地域や組織固めに重点を置いた。
前回1万6000票を獲得してトップだった民主現職の菅原実(62)=泉=は13日夜、3選を決めたが、笑顔は少なかった。得票は前回の半分。「今回は『地域の菅原』を押し出した」と言う。
同党県連幹部は開票結果を見てうなる。「投票率が異常に低く、みんなの党に流れる浮動票が少なかった。もし、投票率が上がっていたらどうなったか…」
(敬称略)
2011年11月15日火曜日
2089
:
チバQ
:2011/11/20(日) 12:22:26
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1079/20111116_01.htm
決戦明暗―検証・宮城県議選(下)対決姿勢/民主、選択軸を示せず
遠田で5選を果たした中村功(中央)。村井知事の応援を得て民主との接戦を乗り切った=13日、涌谷町の選挙事務所
県議選の遠田選挙区(定数1)は、自民現職と民主新人の緊迫した一騎打ちだった。投開票された13日夜、自民の中村功(61)の5選が確実になると、知事村井嘉浩は涙を流して喜んだ。
<村井戦略が奏功>
人望が厚いベテランは村井にとって「一番の理解者」。7年目に入る県政運営を盤石にする上で、欠かせない人物だった。すぐに電話で勝利をたたえた。
競り合ったのは、財務相安住淳(衆院宮城5区)がてこ入れした大友新(33)。地元首長も応援に回った。「中村が危ない」。切迫した前哨戦で、村井は全面支援に乗りだした。
「震災復興は争点にならない。今回の県議選は私の県政が是か非かだ」。10月24日、村井は定例記者会見で県政与野党の激突をあおった。
政府の震災対応などをめぐり、民主批判は強かったが、自民の支持は伸び悩む。村井は「戦いの土俵が県政なら圧勝できる」と読み、あえて選択軸を持ち出した。
苦戦要素が消えなかった自民を強力に援護した村井戦略。党は推薦を含め、目標とした過半数の30議席を獲得し、県政基盤は揺るがなかった。
<影を潜めた舌鋒>
現職2人が落選して、7議席にとどまった民主。防戦一方の中で、最後の武器は政権党の看板だった。
被災地の石巻・牡鹿(定数5)。ともに4選を目指す民主現職の坂下賢(49)、加賀剛(59)が、自民系と共産の4候補と激しく争った。
「財務相と直結したパイプがある。少々の無理でも聞いてもらえる」。坂下は11日、街頭演説で安住との親密ぶりをアピールした。県政課題にはあまり触れず、沿岸部でも村井が目指す「水産業復興特区」構想を批判することはなかった。
加賀も演説会で「震災復興はどうしても国頼みになる。国にこれをやれ、と訴える」。議会では熱い舌鋒(ぜっぽう)で県を追及してきたが、村井攻撃は影を潜めた。
河北新報社が全立候補者に行ったアンケートでは、民主公認13人のうち9人が村井の震災対応を「評価する」と答えた。この点で自民の主張と相違はなかった。
民主は村井の挑発に乗らなかったが、代わりの選択軸は示せなかった。坂下は最後の議席に滑り込み、加賀は落選した。
対照的に、共産は村井県政に真っ向から挑んだ。
<共産が受け皿に>
「村井知事は中央や大企業ばかり見ている。ゼネコン丸投げの仮設住宅は今ごろ寒さ対策だ」
石巻市の街頭で6日、県政批判を展開したのは共産党委員長の志位和夫。党首の熱弁に、新人三浦一敏(61)も「浜を大企業に渡すことは許さない。水産特区は絶対阻止する」と続き、議席を勝ち取った。
結果は倍増の4議席。県委員長の中島康博は「村井県政を正面から批判したのは共産だけだ。民主は対立軸を示せない中途半端な存在になった」と批評した。
「震災対応に至らぬ点もあり、共産が受け皿になったが、県政批判とは受け止めていない。県政は信任された」
14日の定例記者会見。村井は任期が2期目後半に入ることを念頭に置いてか、いつになく強気の構えを際立たせた。(敬称略)
2011年11月16日水曜日
2090
:
チバQ
:2011/11/20(日) 12:23:23
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111119t13027.htm
白石市長らに放火予告 業務妨害・脅迫容疑で45歳男逮捕
白石市長や消防署長、警察署長らに放火を予告する年賀はがきを送ったとして、宮城県警捜査1課と白石署は18日、威力業務妨害と脅迫の疑いで、白石市祢宜内、無職桜井清容疑者(45)=窃盗罪で起訴=を逮捕した。
逮捕容疑は2009年10月から12月下旬の間、市長や白石署長らに宛てて「今年も放火しまくるぞー」「また連日の車両火災のはじまりです」などと印刷した年賀はがきを投函(とうかん)し、市や消防署、県警に市内の警戒をさせて通常業務を妨害した疑い。
さらに同じ時期、河北新報社白石支局に「支局が燃えるかもな…」と記載した年賀はがきを送って男性支局員(42)を脅迫したほか、知人で同市の40代の会社員男性にも「リストラされろ、トラックにひかれろ」などと印刷した年賀はがき5通を送り、脅迫した疑い。
県警によると、桜井容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているという。年賀はがきは、それぞれ10年1月1日から同6日までに見つかった。差出人は「白石放火団」となっていた。
白石市では09年10月27日以降、車両などを狙った連続放火事件が十数件発生。県警や消防、市などが警戒に当たっていた。県警と消防は放火を予告する年賀状が届いたため、近隣の署員らを招集し警戒を強めたという。
白石市の風間康静市長は「放火が頻繁に発生していた時期に放火予告のはがきが届き、憤りを感じた」と話した。白石消防署の渡部良一副署長は「1、2月は休み返上で特別警戒に当たるなど明らかな影響があった。市民は当時、相当な不安を抱えていた」と振り返った。
桜井容疑者は10年1月5日午後2時25分ごろ、白石市のホームセンターで塗料用シンナー1缶を盗んだとして、ことし10月7日に逮捕され、窃盗罪で起訴された。
県警は10月29日、レンタルビデオ店からDVDを盗んだとして、桜井容疑者を盗みの疑いで再逮捕。仙台地検は18日、窃盗罪で追起訴した。県警によると、シンナーを盗んだことは否認しているという。
2011年11月19日土曜日
2091
:
名無しさん
:2011/11/21(月) 12:04:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000022-mailo-l07
復興への選択:11・20ミニ統一地方選 自民、過半数ならず−−県議選 /福島
毎日新聞 11月21日(月)10時37分配信
◇自民27議席 民主1減、15議席 公明3、社民1、共産2増5、みんな1
東日本大震災と福島第1原発事故で延期されていた県議選(定数58)は20日、無投票当選が既に決まっている5選挙区(定数7)を除く14選挙区で投開票された。県議会最大会派の自民は1増の27議席にとどまり、前回(07年4月)同様、単独過半数の獲得はならなかった。第2党の民主も原発事故への政府の対応への不満から議席を伸ばせず15議席。共産は現有に上積みし5議席とした。当日有権者数は143万3891人。投票率は過去最低の47・51%(前回56・99%)だった。【種市房子】
県議選14選挙区で81人が51議席を争った。党派別では、自民28人▽民主20人▽公明3▽共産6▽社民4▽みんな3▽無所属17。
県内全域に原発事故が影を落とす中での選挙戦だったが、各候補の主張が「除染推進」や「風評被害払拭(ふっしょく)」など原発事故対策に集中し、有権者には争点が不鮮明だった。原発事故や環太平洋パートナーシップ協定(TPP)協議参加など与党・民主の政権運営を巡り、各党間で論戦が繰り広げられた。
支持を集められず伸び悩んだ自民は、無所属候補の会派入りを模索し、第1党として政策や意見を提示していく方針。
09年の政権交代後初の県議選となった民主は、政権運営への失望感など逆風が響き、現有16から1議席減の15議席にとどまった。
公明は福島、郡山、いわき市で手堅く現有の3議席を維持。共産はいわき市と伊達市・伊達郡で議席を奪い、前回比2議席増の5議席となった。社民は福島市で新人が当選、議席を死守した。初の県議選となったみんなは、会津若松市で新人が1議席を獲得した。
一方、同日選となった大熊町長選は、現職の渡辺利綱氏(64)が、新人で元町議の木幡仁氏(60)=ともに無所属=を破って、再選を果たした。8市町村議選の投開票もあり、新議員が決まった。
◇現職2人、激戦制す 「脱原発」の新人、涙のむ双葉郡
福島第1原発が立地し、多くの住民が避難生活を余儀なくされている双葉郡選挙区(定数2)では候補者5人による激戦を制して、自民現職の吉田栄光氏(47)と、民主現職の坂本栄司氏(56)が当選を果たした。「脱原発」などを訴えた新人は涙をのんだ。
吉田氏は、二本松市の事務所で支持者を前にあいさつ。避難者同士の支え合いを呼びかけ、除染の徹底や住民の帰還の可否を明確にするよう国に求めるという。
坂本氏はいわき市の事務所で集まった支持者にあいさつ。除染の推進と住民の生活再建支援を訴え続けた。復興住宅建設や特区指定による企業誘致を進めるとしている。
一方、「廃炉が双葉の安全につながる」として「脱原発」を訴えた社民新人の遠藤陽子氏(61)は、いわき市の事務所で敗戦の弁を語った。無所属新人の白土正一氏(62)は「福島第1・第2原発の廃炉」を主張し、東京電力の事故対応について批判したが、当選に至らなかった。原発事故収束作業の情報開示などを訴えた無所属新人の青木敏孝氏(40)は知名度不足に泣いた。
2092
:
名無しさん
:2011/11/21(月) 12:05:44
◆県議選開票結果
◇福島市(定数8)
当 13509 西山尚利 46 自元
当 13418 甚野源次郎 64 公現
当 13073 桜田葉子 54 自現
当 12002 宮本しづえ 59 共新
当 9801 紺野長人 56 社新
当 9367 丹治智幸 40 自新
当 8258 石原信市郎 44 民現
当 7118 佐藤雅裕 45 自新
6743 高橋秀樹 46 民現
6331 大場秀樹 42 民新
2846 佐々木慶子 69 無新
=選管最終発表
◇会津若松市(定数4)
当 11521 平出孝朗 55 自現
当 7591 水野さち子 49 み新
当 7080 渡部譲 61 民現
当 6720 宮下雅志 56 民現
5802 石村善一 57 自新
4915 小川右善 62 社新
2305 原田俊広 52 共新
=選管最終発表
◇郡山市(定数9)
当 12993 今井久敏 58 公現
当 11629 佐藤憲保 57 自現
当 10117 勅使河原正之 59 自現
当 10012 神山悦子 56 共現
当 9430 椎根健雄 34 民新
当 8432 柳沼純子 64 自現
当 8142 山田平四郎 58 自新
当 7733 長尾トモ子 63 自現
当 7593 佐久間俊男 56 民新
5809 八重樫小代子 61 社新
5772 辻雅彦 36 み新
4777 吉田公男 55 民現
=選管最終発表
◇いわき市(定数10)
当 16248 安部泰男 54 公新
当 13659 矢吹貢一 56 自新
当 11197 長谷部淳 52 共元
当 11171 宮川絵美子 65 共現
当 9226 清水敏男 48 自現
当 9153 古市三久 63 民現
当 8393 青木稔 65 自現
当 6913 鈴木智 38 自新
当 6900 阿部広 64 自現
当 6870 西丸武進 67 無現
6578 斉藤健吉 68 自現
5932 佐藤健一 62 民現
5023 鳥居作弥 37 民新
3721 青木喜三郎 63 み新
498 長谷沼邦彦 44 無新
=選管最終発表
◇白河市・西白河郡(定数3)
当 13404 渡辺義信 48 自現
当 11157 満山喜一 60 自現
当 11118 三村博昭 69 民現
5746 山口耕治 57 無新
=選管最終発表
◇須賀川市・岩瀬郡(定数3)
当 9738 宗方保 63 民現
当 9291 斎藤健治 67 自現
当 8651 川田昌成 68 無元
6605 円谷哲司 43 無新
2512 鈴木公成 36 無新
=選管最終発表
◇二本松市(定数2)
当 12329 遊佐久男 52 無新
当 8038 本田朋 37 民現
6082 根本敬 55 無新
=選管最終発表
◇田村市・田村郡(定数2)
当 9474 本田仁一 49 無新
当 8871 先崎温容 37 自新
6823 樽井義忠 59 民新
5336 渡辺広迪 65 自現
5002 三瓶正栄 50 無新
=選管最終発表
◇南相馬市・飯舘村(定数2)
当 14603 太田光秋 43 自現
当 7720 高野光二 59 無新
6640 渡部一夫 63 民新
=選管最終発表
◇伊達市・伊達郡(定数3)
当 14070 佐藤金正 62 自現
当 11585 阿部裕美子 65 共元
当 10362 亀岡義尚 48 民現
9922 遠藤保二 63 自現
891 橘典雄 62 無新
=選管最終発表
◇南会津郡(定数1)
当 11414 星公正 58 無新
8578 渡部勝博 51 民現
=選管最終発表
◇河沼郡(定数1)
当 7338 小林昭一 59 自新
5646 小澤隆 70 無現
=選管最終発表
◇石川郡(定数1)
当 10516 円谷健市 57 民新
8028 野崎正夫 61 自新
=選管最終発表
◇双葉郡(定数2)
当 13671 吉田栄光 47 自現
当 5932 坂本栄司 56 民現
3810 遠藤陽子 61 社新
3799 白土正一 62 無新
2653 青木敏孝 40 無新
=選管最終発表
2093
:
名無しさん
:2011/11/21(月) 12:08:04
◆県議選 喜びの当選者
◇福島市=福島市(定数8−11)
西山尚利 46 自元(2)
不動産管理業役員[歴]衆院議員秘書▽市議▽法大
甚野源次郎 64 公現(5)
党県代表[歴]公明新聞社員▽市議▽中大
桜田葉子 54 自現(3)
福島学院大短大客員教授[歴]県党紀委会長▽国立音大
宮本しづえ 59 共新(1)
党県副委員長[歴]市議▽県総合衛生学院
紺野長人 56 社 新(1)
[元]県立医大職員[歴]県職連合役員▽県総合衛生学院
丹治智幸 40 自新(1)
NPO法人理事▽党県青年部幹事長[歴]市議▽慶大
石原信市郎 44 民現(2)
社会福祉法人理事▽党県常任幹事▽東洋大
佐藤雅裕 45 自新(1)
[元]市議[歴]東芝社員▽蘭エラスムス大院
◇会津若松市=会津若松市(定数4−7)
平出孝朗 55 自現(4)
竹材業[歴]衆院議員秘書▽市議▽県政調会長▽立教大
水野さち子 49 み 新(1)
[元]エフエム会津司会[歴]保育士▽郡山女大短大
渡部譲 61 民現(6)
[元]県副議長[歴]市議▽党県幹事長▽東北電力学園
宮下雅志 56 民現(2)
食品会社社長▽党4区副総支部長[歴]市議▽明大
◇郡山市=郡山市(定数9−12)
今井久敏 58 公現(2)
党県幹事長[歴]市議▽郡山西工高
佐藤憲保 57 自現(5)
農業▽県議長▽県アイスホッケー連盟会長▽日大
勅使河原正之59 自現(2)
[元]市議[歴]市職員▽日大
神山悦子 56 共現(4)
党県副委員長[歴]生命保険会社社員▽国学院大中退
椎根健雄 34 民新(1)
[元]参院議員秘書[歴]製菓会社勤務▽新潟大
柳沼純子 64 自現(3)
農業[歴]県私学振興基金協会理事▽郡山女高
山田平四郎 58 自新(1)
酒造業▽郡山酒造協同組合理事長▽明大
長尾トモ子 63 自現(3)
保育園長[歴]市私立保育園連絡協議会長▽郡山女大短大
佐久間俊男 56 民新(1)
[元]市議▽党県副幹事長[歴]労組支部役員▽福島工高
◇いわき市=いわき市(定数10−15)
安部泰男 54 公新(1)
[元]市議▽党総支部長[歴]党県本部副幹事長▽中京大
矢吹貢一 56 自新(1)
[元]市議長▽夏井川水系河川改良促進同盟会長▽湯本高
長谷部淳 52 共元(2)
党地区委員[歴]病院事務長▽医療生協部長▽京大
宮川絵美子 65 共現(2)
[元]市議▽党県委員[歴]労組青年婦人部役員▽磐城女高
清水敏男 48 自現(4)
[元]衆院議員秘書[歴]市議▽全国若手市議会長▽日大
古市三久 63 民現(2)
[元]市議▽農業▽党総支部幹事長▽平工高
青木稔 65 自現(7)
党県総支部長[歴]観光会社顧問▽市議▽法大
鈴木智 38 自新(1)
[元]市議▽海洋少年団長[歴]参院議員秘書▽国士舘大
阿部広 64 自現(2)
[元]市議▽飲食・小売業▽党勿来支部長▽千葉商大
西丸武進 67 無現(5)
[元]市職員[歴]自治労県書記長▽小名浜高
2094
:
名無しさん
:2011/11/21(月) 12:08:35
◇白河市・西白河郡=白河市、泉崎村、中島村、西郷村、矢吹町(定数3−4)
渡辺義信 48 自現(3)
農業会社専務[歴]JC福島ブロック会長▽日大東北高
満山喜一 60 自現(3)
[元]市議[歴]建設会社社長▽JC理事長▽東京農大
三村博昭 69 民現(3)
[元]矢吹町長[歴]町出納室長▽保育園長▽白河高
◇須賀川市・岩瀬郡=須賀川市、鏡石町、天栄村(定数3−5)
宗方保 63 民現(4)
建築会社会長▽党県総務会長[歴]市議▽法大
斎藤健治 67 自現(4)
党県幹事長▽左官会社社長[歴]鏡石町議長▽月舘中
川田昌成 68 無元(5)
私塾事務所長▽保護司[歴]JC福島副会長▽明大
◇二本松市=二本松市(定数2−3)
遊佐久男 52 無新(1)
農業[歴]安達油井小PTA会長▽市係長▽福島大中退
本田朋 37 民現(3)
党県青年局長[歴]商社勤務▽仏ウエストミンスター大院
◇田村市・田村郡=田村市、三春町、小野町(定数2−5)
本田仁一 49 無新(1)
[元]市副議長[歴]旧常葉町副議長▽市文教委員長▽船引高
先崎温容 37 自新(1)
[元]市議[歴]旧滝根町議▽JAたむら理事▽麗澤大
◇南相馬市・飯舘村=南相馬市、飯舘村(定数2−3)
太田光秋 43 自現(4)
党原町総支部長[歴]建設会社社長▽党県副幹事長▽日大
高野光二 59 無新(1)
[元]市議[歴]旧小高町議▽県立農業短期大学校
◇伊達市・伊達郡=伊達市、国見町、桑折町、川俣町(定数3−5)
佐藤金正 62 自現(3)
農業[歴]川俣町議長▽県酪農協理事▽福島農蚕高
阿部裕美子 65 共元(3)
党福島相馬地区委員[歴]党県副委員長▽宮城県立農短大
亀岡義尚 48 民現(3)
[元]県林業公社理事[歴]衆院議員秘書▽明大院
◇南会津郡=南会津町、下郷町、只見町、檜枝岐村(定数1−2)
星公正 58 無新(1)
建設会社会長[歴]県建設業協会支部長▽立命館大
◇河沼郡=会津坂下町、柳津町、湯川村(定数1−2)
小林昭一 59 自新(1)
[元]会津坂下町議長▽町商工会副会長▽若松商高
◇石川郡=石川町、古殿町、浅川町、平田村、玉川村(定数1−2)
円谷健市 57 民新(1)
[元]石川町議▽縫製業▽衆院議員秘書▽白河農商高
◇双葉郡=浪江、双葉、大熊、富岡、楢葉、広野町、川内、葛尾村(定数2−5)
吉田栄光 47 自現(3)
会社社長[歴]浪江JC理事長▽双葉高
坂本栄司 56 民現(2)
[元]衆議員秘書[歴]郡小中学校PTA連合会長▽東海大
◆無投票当選者
◇喜多方市・耶麻郡=喜多方市、猪苗代町、西会津町、磐梯町、北塩原村(定数3)
小桧山善継 64 自現(6)
農業[歴]党県総務会長▽県副議長▽東京農大
瓜生信一郎 62 民現(7)
県副議長▽農業[歴]衆院議員秘書▽県民連合会長▽日大
遠藤忠一 63 自現(5)
農業[歴]市議▽党県幹事長▽県議長▽喜多方高
◇相馬市・新地町=相馬市、新地町(定数1)
斎藤勝利 67 自現(4)
農業[歴]市議▽広域水道企業団議会議長▽相馬農高
◇本宮市・安達郡=本宮市、大玉村(定数1)
佐藤政隆 58 民現(2)
産廃会社役員[歴]旧本宮町議▽市議▽国学院大
◇大沼郡=会津美里町、三島町、金山町、昭和村(定数1)
杉山純一 54 自現(3)
[元]衆院議員秘書▽党県筆頭副幹事長▽東京農大
◇東白川郡=棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村(定数1)
立原龍一 59 民現(2)
まち工房たなぐら取締役[歴]棚倉町議▽東京電機大
◇大熊町長選開票結果=選管最終発表
当 3451 渡辺利綱 64 無現
2343 木幡仁 60 無新
◇大熊町長略歴
渡辺利綱(わたなべ・としつな)64 無現(2)
町長▽農業[歴]町議長▽宮城県農業短大
11月21日朝刊
2095
:
チバQ
:2011/11/21(月) 12:09:08
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000513-san-pol
福島選挙 投票率最低の47・51% 帰還派の大熊町長再選
産経新聞 11月21日(月)2時10分配信
東日本大震災と福島第1原発事故で4月の統一地方選から延期された福島県議選(定数58)、同原発を抱える大熊町の町長選、8市町村の議員選は20日、投開票された。県議選の投票率は過去最低の47・51%で、自民が1増の27、民主は1減の15議席だった。県議、町議選とのトリプル選となった大熊町長選は、「移住」か「帰還」かで町を二分したが、帰還派の現職、渡辺利(とし)綱(つな)氏(64)が再選した。
県議選の投票率は過去最低だった前回選の56・99%を9・48ポイントも下回った。一方、19日まで受け付けた期日前投票は前回の約1・6倍に増加。不在者投票も1万4467票が各選管に届いた。
警戒区域に指定された福島県楢葉町の投票所が設けられたいわき市のいわき明星大学内に、有権者の人影はまばらだった。この投票所からやや離れた仮設住宅に楢葉町から避難している主婦、佐藤香代さん(33)は、「選挙をやるくらいなら避難中の高齢者支援にあててほしい」と長女(5)と部屋で折り紙を折った。「脱原発してどう雇用を守るか、主張に現実味がない」と候補の訴えにも冷ややかだ。
近くのパチンコ店では無職の男性(48)が「議員は何もしてくれなかった。選挙に行っても変わらない」と、あきらめ顔でパチンコ台に向かった。
2096
:
チバQ
:2011/11/21(月) 12:09:37
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111121-00000005-jij-pol
自民、第1党維持=投票率、最低の47.51%―福島県議選
時事通信 11月21日(月)1時36分配信
東日本大震災で延期されていた福島県議選(定数58)は20日投開票され、推薦を含む33人を擁立した自民党が改選前を2議席上回る28議席を獲得し、議会第1党を維持した。推薦を含む24人を擁立した民主党は改選前を1議席下回る15議席に終わった。
選挙戦は震災からの復興や東京電力福島第1原発事故対策などが争点となったが、投票率は47.51%で、2007年の前回(56.99%)を下回り過去最低を更新した。原発事故で現在も一部の住民が県内外に避難しているほか、ほとんどの投票所で投票時間を繰り上げたことなどが影響したとみられる。
同県議選に初挑戦のみんなの党は1議席を獲得。その他の政党の獲得議席は公明党が3、共産党が5、社民党が1だった。無所属は5人が当選した。
2097
:
チバQ
:2011/11/21(月) 20:55:09
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111121ddlk02010094000c.html
選挙:藤崎町長選 平田氏が初当選 前町長への批判実る /青森
議会の不信任再議決を受け、町長が失職したことに伴う藤崎町の出直し町長選は20日、投開票が行われ、町長批判の先頭に立ち出馬した無所属新人の前藤崎町議、平田博幸氏(54)が初当選した。失職から返り咲きを図った前町長の小田桐智高氏(51)と、合併前の旧藤崎町長だった新人の佐々木弘文氏(64)の無所属2氏は敗れた。
当日有権者数は1万3261人、投票率は70・98%だった。
05年に旧常磐村と合併して以来、過去2回の町長選は小田桐氏が無投票当選で、今回が初の町長選となった。
平田氏は、99年から今年9月に小田桐町長(当時)が議会を解散するまで町議。6月議会の一般質問で、町の学校建設の入札方法を批判し、8月議会で町長の1回目の不信任に賛成した。議会で一度否決された議案を再提出するなどした町長の姿勢を「議会無視だ」と非難してきた。
全町議14人のうち9人の支援を得て組織力のある選挙戦を展開。「対話と納得」を基本に町民参加で町政全般を話し合う「町づくり協議会」の新設、特別職報酬カットなど行財政改革を訴えてきた。
同町葛野の平田氏の事務所では、20日夜、当選の知らせを受けて支持者らが万歳を唱えた。初当選を受け平田氏は「教育、福祉、産業振興などで町民が参画できる町政に愚直にまい進したい」と抱負を語った。敗れた小田桐氏は「政策に間違いないと証明するため戦ったが、力不足だった。今後も一町民として町の発展にかかわりたい」と述べた。
同町は8月議会の町長不信任可決を受け、9月に町長が議会を解散。10月の町議選後の議会で再び町長不信任が議決され、町長が失職するなど町政が停滞していた。【松山彦蔵、山本佳孝、宮城裕也】
==============
◇藤崎町長選開票結果
=選管最終発表
当 4408 平田博幸 54 無新
3891 佐々木弘文 64 無新
1053 小田桐智高 51 無前
==============
◇藤崎町長略歴
平田博幸(ひらた・ひろゆき) 54 無新(1)
農業▽町体育協会長▽町野球協会長[歴]町議▽弘前実高
2098
:
名無しさん
:2011/11/21(月) 20:56:23
http://mytown.asahi.com/yamagata/news.php?k_id=06000001111210001
新現3氏の争い 米沢市長選告示
2011年11月21日
∞ 活性化巡り舌戦
米沢市長選は20日告示され、旅館業の新顔関谷幸子氏(61)、NPO法人理事長の新顔鈴木睦夫氏(67)と、3選を目指す現職安部三十郎氏(58)の3人=いずれも無所属=が立候補を届け出た。投票は27日で、即日開票される。19日現在の有権者数は7万1179人。
主な争点は中心市街地活性化事業や雇用問題。2期8年の安部市政を有権者がどう判断するかが焦点だ。
関谷氏はこの日、上杉神社で必勝祈願後、金池2丁目の事務所前で第一声。支援者ら数十人が集まり、高校の恩師という石栗正人後援会長らが「米沢初の女性市長を」と激励した。
鈴木氏は愛宕神社で必勝祈願をしたあと、矢来3丁目の事務所隣のコンビニエンスストアの駐車場で、支持者ら約20人を前に第一声。その後、選挙カーで市内遊説に出た。
安部氏は羽黒神社で必勝祈願後、門東町3丁目の事務所前で出陣式。後援会からは「初心に戻って頑張ろう」と陣営を引き締める声も。福島市長や福島県相馬市長も応援に駆けつけた。
◆ 候補者の第一声 届け出順
○ 関谷幸子 61 無 新
旅館業 元音響機器メーカー社員 ▽東京経済大短大部 ▽米沢市小野川町
無駄省き活力を
年々人口が減って企業も撤退し、衰退の一途をたどる米沢を元気にしたい、明るく活力のある街にしようと思い、立候補しました。
元気になるには何といっても雇用です。皆さんが働く枠組みを第一に考え、全国からの企業誘致、農業の6次産業化を実現します。観光などあらゆるものを国内外にアピールし、ネットワークを作り、全力でトップセールスマンとしてがんばりたいと思っています。
安定した市政運営を維持するため、女性ならではの目線で無駄をなくし、皆様の力を借りて活力のある街づくりをします。子育て支援や介護では、市民の声を市政に反映させるような仕組み、組織を作ります。「民」の力こそ明日の米沢の力。一緒にがんばっていきましょう。
○ 鈴木睦夫 67 無 新
介護NPO理事長 技術コンサルタント会社長 元市議 社福法人常務理事 ▽山形大工業短大部 ▽米沢市相生町
殖産振興を図る
この選挙は、米沢市の将来の大きな発展に結びつくのか、ズルズルと発展の遅れた都市になっていくのか、その大きな分かれ目の戦いです。争点は明らか。今の安部市政か、鈴木睦夫が掲げる新しい市の姿か。その実現のための殖産振興を掲げ、立候補しました。
米沢市はいま、非常に迷っている状態です。一つはTPP問題。市にとって良い面と悪い面があるなかで、どういう選択をしていくのか。市長がリーダーシップをとってやらねばいけない課題です。市民の多くの意見を聞くことが大事です。多くの問題を、街頭で訴えてまいります。
市民の皆さんには、市を変えるんだという気持ちを示していただきたい。米沢の殖産振興のため、残された人生でお返ししたいと思います。
○ 安部三十郎 58 無 現 2
元行政書士 専門学校講師 プラスチック成形会社員 ▽福島大院地域政策科学研究科 ▽米沢市川井
雇用の場を確保
市長を8年間、市民こそ主役との旗印を掲げてやってきました。山形大の有機イノベーションセンター支援など実績を残してきましたが、まだやらねばならないことが山積しています。
雇用不安が広がっているので、米沢織など伝統産業を含めて雇用の場を確保して参ります。街中の空洞化に対しては、図書館や市民ギャラリー、人工芝サッカー場、歴史公園などを整備します。城下町らしい風情を取り戻し、全国からの観光客に歩いてもらいます。
米沢を担う次の世代を育てるため、若者の婚活事業を始め、米沢に移住しようという人には住宅補助を考えています。起業にも支援制度が必要です。市民一人ひとりが大切にされていると実感できる行政が何よりも大事だと思っています。
2099
:
チバQ
:2011/11/21(月) 23:12:44
http://mytown.asahi.com/aomori/news.php?k_id=02000001111210003
藤崎町長に平田氏
2011年11月21日
当選し、支援者から花束を受け取る平田博幸氏=藤崎町
藤崎町長選は20日投票され、即日開票の結果、新顔で前町議の平田博幸氏(54)が、新顔の佐々木弘文氏(64)と前職の小田桐智高氏(51)を破り初当選した。町議会の不信任再議決による町長失職に伴う出直し選を、小田桐氏に批判的な町議に支えられた平田氏が制した。当日有権者数は1万3261人で、投票率は70・98%。合併後の町長選は2回とも無投票だった。
無所属同士3人の選挙戦で勝った平田氏は20日夜、支持者らに囲まれ「これからはもうノーサイド。町民の幸せのため、町政に邁進していきたい」などと話した。公約にした町いきいき協議会を来年度に設け、町民の声を反映させる考えも改めて示し、抱負を語った。
平田氏は、木村派(木村太郎衆院議員支持派)として盟友だった小田桐氏と袂(たもと)を分かち、小学校整備をめぐる事業の発注や入札への疑問を指摘して、当時の町議9人と町長不信任を提案。町長が議会を解散して町議選になった際も、次の町長選をにらんで立候補を見送った。
町長選では、町議9人が街頭などで応援。13日にあった総決起集会には隣接市町村からも系列の議員らが集まり結束を示した。だが、今回の混乱を「木村派内の対立」とする陣営もあり、派閥色は出さずに「町民が主役」を掲げ通した。これから町政の再起動、信頼回復に向けた手腕が問われることになる。
佐々木氏は旧藤崎町長を務めた経歴や非木村派の立場から、「町政の正常化」などを訴えたが及ばなかった。出直しを期した小田桐氏も、支持してきた町議らが他陣営に回ったことなどもあって振るわず落選。「町運営に対する非は全くないと思っているが、町の政治を変えたいという気持ちを伝えきれなかった」と悔しさをにじませた。
■廉潔な町政の証しを
木村派の盟友だったと認め合う平田氏と小田桐氏が、表舞台で決別した瞬間がある。
6月15日の町議会一般質問で、当時町議の平田氏が「バックマージンの話が公然とされている」と疑念をぶつけた。小田桐町長(当時)は「そういう事実は全くございません」と答弁した。議事録は町のホームページに載っている。
政治家の資質の一つとして、廉潔性というものがある。私欲がなく心や行いが正しいことだが、喪(うしな)えば、しばし繕うことができたとしても、いずれ信を失う。
廉潔性を問いかける政治的手法の一つが、学校整備事業案の否決であり、不信任案だったろう。真相を解くために地方自治法による百条委員会を設置せず、まっすぐに町長失職を目指した理由は、定かではない。
町長選が終われば混乱が本当に収まるのかどうか。当落とは別に、町民は廉潔な町政の証しを求めているのではないか。
かつて取材した自治体では、知事や議員らの口利きを記録し、予算配分で色を付けて考慮するためのマーキングにしていた。だがいまは、同じ記録でも、口利きがなかったことの証左として情報が公開される。
平田新町長に期待したい。公共工事の業者選定から物品発注まで、首長や議員、町外関与も含めて、紹介、あっせん、(暗黙のあっせんになる)問い合わせなどがあったら、発言内容を含めて記録・公表することだ。「証し」の一つにはなるだろう。(吉田芳彦)
2100
:
チバQ
:2011/11/21(月) 23:25:44
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20111121-OYT8T00138.htm
自民27過半数ならず 民主15伸び悩む 県議選
共産2増の5議席 公明3維持、みんなの党1
東日本大震災と原発事故で延期されていた県議選が20日、投開票され、全19選挙区のうち無投票となった5選挙区を除く14選挙区で当選者51人が決まり、無投票当選者7人と合わせ、新県議58人が出そろった。最大会派を構成する自民党の当選は27人と過半数は確保できなかった。改選前は16議席だった民主党は15人にとどまり、民主党と統一会派を組む社民党は1議席を確保。公明党は3議席を維持し、共産党は議席を増やして5議席を獲得した。一方、現職議員の落選が相次ぐなどの波乱もみられた。
福島市の自民党県連会館に集まった党県連幹部らは、都市部の福島市と郡山市で公認候補が全員当選したことで、安堵(あんど)の表情を浮かべた。斎藤健治幹事長は「目標の過半数には届かなかったが、現有の26議席より増えたので勝利といえる。福島の復興を目指して、まずはしっかりとした復興計画をつくりたい」と述べた。
同党は過半数の確保のため30議席超の獲得を目指した。原子力政策ではこれまで原発との共存共栄を訴えてきた分、演説でこれまでのおわびを述べる候補もおり、厳しい選挙戦を強いられてきた。
政権交代後、与党として初めての県議選となった民主党は、福島市の県連事務所に吉田泉代表らが集まり、開票状況を見守った。前回選の12人を大幅に上回る23人を擁立したが、現職の落選が相次いで伝えられると、沈痛な雰囲気に。吉田代表は午後11時前に記者会見し、「大変厳しい審判。一言でいうと大ショックだ」と唇をかんだ。苦戦の原因については、「政権への批判が続いたということ。震災への対応が遅いという批判も影響している」と述べた。
現有3議席と同数の候補者を擁立した公明党は、支持組織を固め、3人全員が当選した。
6人を擁立した共産党は、原発事故の前から原発の危険性を訴えてきたことをアピールし、いわき市で2議席を得るなど、支持を拡大。代表質問が可能になる交渉会派(5議席以上)の資格を得た。
社民党は新人4人を擁立したが、1人の当選にとどまった。
今回の県議選で初めて3人を擁立したみんなの党は、1人が当選した。
投票は午前7時から計1046か所で行われ、時間が繰り上げられた一部の投票所を除き、午後8時に投票が締め切られた。
(2011年11月21日 読売新聞)
2101
:
チバQ
:2011/11/21(月) 23:28:50
http://www.yomiuri.co.jp/election/local/news/20111121-OYT1T00093.htm
東電社員の2現職町議、再選…大熊・双葉町
福島原発
東京電力福島第一原発がある大熊、双葉両町議選には東電社員の現職が1人ずつ立候補しており、いずれも再選された。
大熊町議選(定数14)で当選した加藤良一氏(54)は3番目の得票数だった。双葉町議選(同8)では高萩文孝氏(45)が4番目で当選。読売新聞の取材に対し「いただいた票を重く受け止め、頑張りたい。原発事故の収束にも全力を尽くしたいし、賠償問題についても、仲立ちするような形で住民の支援ができれば」と話した。
(2011年11月21日08時10分 読売新聞)
2102
:
チバQ
:2011/11/22(火) 20:44:57
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20111122/CK2011112202000054.html
戻るべきか、別の地か 福島・双葉町 町の再建策は二分
2011年11月22日
当選証書を受け取る双葉町議ら=加須市で
福島第一原発事故の影響で、役場機能ごと加須市の旧騎西高校に避難している福島県双葉町の町議選は二十一日未明に開票作業が終わり、新議員八人が決まった。町に戻るべきか、それとも別の場所で再建するのか−。町の復興ビジョンをめぐり、議員の声は二つに分かれた。 (増田紗苗、宮本隆康)
国の方針や除染の効果が示されない中、議員の意見は「除染をして戻るべきだ」(岩本久人氏、高萩文孝氏)と「双葉には戻れないと思っている」(羽山君子氏)などと割れた。井戸川克隆町長は九月議会で、町民がまとまって役場機能ごと別の場所へ再移転する考えを示しており、今後が注目される。
町長の専決処分を不承認とするなど、町との対立が目立った震災後の町議会。今後の姿勢について、伊沢史朗氏は「町長が議員の声を聞いてくれれば、対立はなかった。選挙で民意を受けたので、今後は町長も耳を傾けてくれるはず」とけん制。岩本氏は「難局なので、町長も議会も両方が歩み寄らなければいけない」と語った。
賠償問題については、「町が設置する弁護団を使って納得のいく賠償を実現する」(佐々木清一氏、清川泰弘氏ら)とする意見が最多。白岩寿夫氏や菅野博紀氏からは「日々の生活補償を求めることが先決」との声が上がった。
◇
新議員は二十一日、旧騎西高校で町選管から当選証書を受け取った。避難先の同校で当選を知ったり、福島県郡山市の事務所から車で駆け付けたりした八人に笑顔はほとんどなく、一様に神妙な表情だった。
◇双葉町議選確定得票(定数8−候補13)
当 405 岩本久人 無現<2>
当 389 佐々木清一 無現<4>
当 387 伊沢史朗 無現<3>
当 348 高萩文孝 無現<2>
当 308 羽山君子 無新<1>
当 285 清川泰弘 無現<5>
当 279 白岩寿夫 無元<2>
当 267 菅野博紀 無現<2>
230 野村満 無現
199 渋谷一弘 無現
178 谷津田光治 無元
110 石田翼 無現
29 尾形彰宏 無元
2103
:
チバQ
:2011/11/22(火) 20:45:32
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111122t61002.htm
福島県議選 知事支持派の民・社後退 自民、最大会派維持
20日投票が行われた福島県議選(定数58)は同日深夜、無投票の5選挙区7議席を除く51議席が決まった。過去最多の23人を擁立した民主党は選挙前に比べ1減。同党とともに県議会の第2会派「県民連合」を構成していた社民党も1減で、これまで一貫して佐藤雄平知事を支えてきた両党が後退した。
所属党派別の当選者は表の通り。現職は44人が立候補し、36人が当選した。落選者の党派別内訳は民主党4人、自民党3人、無所属1人だった。
自民党は単独過半数を逃したものの、選挙前に比べ1人増え、最大会派を維持。さらに21日、推薦した無所属の遊佐久男氏(52)=二本松=を追加公認した。
自民党は昨年10月の知事選で佐藤知事を支援した。ただ今回の県議選では、復興策や原発政策をめぐって知事を批判する意見も出ており、今後の姿勢が注目される。
公明党は引退議員の後継が当選し、選挙前の議席を守った。
共産党はいわき市で初の2人当選を果たし、12年ぶりに5議席を獲得した。県議会の交渉会派に復帰し、代表質問などができることになった。
県議選初挑戦のみんなの党は、小熊慎司参院議員(比例)の地元、会津若松市で初議席を得た。
投票率は47.51%で、過去最低だった前回07年の56.99%を9.48ポイントも下回った。選挙区の大半が福島第1原発の避難区域となった双葉選挙区は54.49%で、11.68ポイント下がったが県平均は上回った。
仮設住宅での投票所設置などのほか、双葉郡の大熊町長選と5町村議選が県議選と同日になり、相乗効果もあったとみられる。
無投票を除く14選挙区の当日有権者数は143万3891人。
2104
:
チバQ
:2011/11/23(水) 15:30:15
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201111221
県議選2名追加公認へ 自民県連
2011年11月22日 09時35分配信
20日、投開票された県議選の結果を受け、自民党県連は21日、県議会の過半数となる30議席確保に向け、所属党派証明を受け田村市・田村郡選挙区で当選した先崎温容氏と、二本松市選挙区で推薦し、当選した遊佐久男氏を追加公認することを決めた。
両氏は追加公認を受ける意向。
先崎、遊佐両氏が公認を受ければ党所属議員は28人となる。
さらに、別の無所属議員2人にも連携することを打診。
政権交代以前に中央で連立を組んだ公明との協力関係の構築も急ぎたい意向だ。
2105
:
チバQ
:2011/11/23(水) 16:07:39
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/11/20111118t51004.htm
図書館新築、推進か慎重か 米沢市長選で争点化
新図書館の建設予定地。現在は市の観光施設などが入居する大型ビルが建っている=米沢市中央
任期満了に伴う山形県米沢市長選(20日告示、27日投票)で、市が2014年度の開館を目指し、来年度、移転・新築に本格着手する新図書館の建設計画が大きな争点に浮上している。福島第1原発事故による風評被害で観光業など市内の主要産業が痛手を受ける中、旧中心部の活性化を狙って総額約50億円を投じる大事業。立候補を予定する現職と新人の計3人が、前哨戦から論戦を展開している。
市長選には3選を目指す現職の安部三十郎氏(58)と、元市議で福祉関連NPO法人理事長鈴木睦夫氏(67)、小野川温泉旅館経営関谷幸子氏(61)の新人2人が、いずれも無所属での立候補を表明している。
新図書館建設を推進するのは安部氏。「歴史や文化が薫る米沢にするために不可欠な中核の一つ。交流人口の増大が期待できる。国の事業補助率が4割と高いのも好都合」と、市長選の公約に掲げる。
対する新人2人はともに慎重派で、鈴木氏は「農業振興や雇用創出なども課題」、関谷氏は「風評被害の払拭(ふっしょく)こそが早急の問題」と主張し、新図書館建設の優先順位を低く位置付ける。
移転場所は、市役所から1キロほど南にある地元百貨店を核とした商店街の一角。敷地面積は駐車場を含めて約9000平方メートルに上る。予算規模は、歴史公園整備など中心市街地活性化事業を含め総額約49億円。上杉神社にも歩いて行ける距離で、年間約23万人の利用を見込んでいる。
地元経済界や商店街からは「人通りが増えて商機につながる」「地価浮上のきっかけになる」と新図書館建設を歓迎する声が上がる。
市民からは立地場所や集客効果への疑問の声が聞かれる。「1970年代は市役所やデパートが並ぶ中心地だったが、衰退した今はむしろ飲み屋街。受験生の勉強場所にはふさわしくない」と派遣社員の女性(55)。会社役員の男性(50)は「(幅広く人が集まる)市役所や病院なら周辺への効果も大きいだろうが、図書館ではどうか」と首をかしげる。
市議の一人は「市民から聞いた限りでは賛否が半々という感じだ。図書館が将来的なまちづくりの中でどう利益、不利益をもたらすのかなどについて、市民は説明不足の印象を持っているはず。市長選が判断の一助になるといい」と熱い論戦に期待する。
2011年11月18日金曜日
2106
:
チバQ
:2011/11/23(水) 16:08:57
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111118-00000119-mailo-l06
米沢市政の課題:/上 中心市街地活性化 大型事業、財政負担危惧 /山形
毎日新聞 11月18日(金)12時28分配信
今月11日、米沢市中央の「たつまち商店街」の立町十字路角の建物2階に新しい喫茶店「CAFE LABORATORY」が開店した。「商店街にコーヒーのおいしい、人を集める場を」と同市塩井町で11年続く自家焙煎(ばいせん)コーヒー専門店の完戸(ししど)修平さん(38)が常連客らの協力を得て出店した。1階には米国の大学に留学した彫金師でもある完戸さんの彫金、レザークラフトショップや、友人・仲間のお香、レコードのセレクトショップが来春までには入る。
この立町十字路は米沢市中央国道287号と南北に走る「白布街道」の名で知られる県道につながり、約750メートル南には上杉神社がある、まさに中心市街地。完戸さんは「店50メートル四方や商店街を若い人が歩き面白く、楽しくしたい。店を接点にしてストリートをもりあげたい」と意気込む。
こういう動きが出てきたのも、市が中心市街地活性化事業の目玉として、街中への「新市立図書館・市民ギャラリー建設事業」が基本設計へと具体化してきたからだ。
用地は立町十字路から直線距離で約300メートル。デパートと飲食店、商店以外シャッター通りと化した中心商店街の一角。商業施設「ポポロ」の土地と市営駐車場跡地計約4800平方メートルに地上2階建て、延べ床面積5000平方メートルの建物と、3階建て延べ床面積4000平方メートルで150台収容の駐車場を約20億円で14年秋にオープンさせる計画だ。
完戸さんは「人が集まるいい施設に」と期待を寄せ、「たつまち商店街振興会」の斎藤栄助理事長は「若い人たちが出入りする喫茶店の開店は大変喜んでいる。市のまち中図書館建設も動き出した。これを利用し商店街活性化へ商人の心意気、意気込みが問われてくる」と話した。
資金は、国が4割負担する「社会資本整備総合交付金(旧まちづくり交付金)」の認定を受け昨年3月交付決定され、6割が市負担だ。同交付金を使う中心市街地活性化事業は、ナイター照明付き人工芝サッカー場2面と、クラブハウス建設計22億円など約49億円の大型事業となる。市の負担は市債などの借金で、市議会や市民の間で「大震災後」の財政負担を危惧する声も出ている。
◇ ◇
任期満了に伴う米沢市長選が20日告示、27日投開票される。市政の課題とその現状を2回にわたり探ってみた。【近藤隆志】
11月18日朝刊
2107
:
チバQ
:2011/11/23(水) 16:09:32
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111119-00000069-mailo-l06
米沢市政の課題:/下 悪臭問題 「解決には政治判断を」 /山形
毎日新聞 11月19日(土)11時37分配信
今月14日に開かれた米沢市議会悪臭問題特別委員会。市に寄せられた悪臭苦情の集計データが報告された。その中で、同2日午後4時過ぎから同5時過ぎの短時間に、主に市中心部から9件も苦情が寄せられていたことが論議を呼んだ。いずれも悪臭源の一つで、市中心部から直線距離で5〜6キロ南の李山地区にある養豚業者の豚舎のふん尿の臭気とされた。市環境生活課は「業者に作業確認をしたが原因は不明だった」と答弁。これに対し、委員の市議からは対応不十分との指摘があった。このため同課は苦情が集中した場合に職員を派遣するなどの対応マニュアルを作成することになった。
この豚舎やもう一つの悪臭源の堆肥(たいひ)製造所から約1・5キロの同市南原石垣町の自宅で長年悩まされてきた野原征雄さんは「一年を通じて朝玄関を開けると獣のふん尿のにおいと、生ごみが腐ったような堆肥のウッとするにおいがする」と苦笑いする。悪臭問題解消へ向け、4703人の地域住民の代表として活動する「南原地区自然環境保全推進協議会」の会長だ。
同協議会の活動は事態を改善してきた。「天地人」ブームの09年、直江兼続や上杉家ゆかりの米沢に訪れる観光客に悪臭が評判になっては観光面からも困るとして、市と堆肥製造所が操業停止も含む悪臭防止協定を締結することにつながり、臭気指数基準も下げさせた。
しかし野原会長は「基準以下でもにおう。市長は地元に来るたび『完全解決します』というが、春から秋に住民は戸や窓を閉める生活で苦労している。国、県、市の議員も何とか改善を考えてほしい」と訴える。
その堆肥製造所は「脱臭装置設備にこれまで7000万円かけた。製造のための原料も3割減らし、臭気指数は規制より低く保てている。今後も酸、アルカリ両方で処理するため3000万円かけて装置をもう1基追加することを考えている」と努力をアピールする。
一方、年間1万3000頭を出荷する豚がブランド化してきた養豚業者は「市の2回の改善勧告への対策を実施し、ふん尿コンポストの脱臭装置を2500万円で設置して4基態勢にしたほか、臭気対策に年間3700万円経費をかけている。場所があれば移転も考えるが」と話す。
野原会長は「なかなからちが明かないので、悪臭解消を求める市民署名を考えている。解決にはもう政治判断で移転場所を決めてもらうしかない」と語気を強めた。【近藤隆志】
11月19日朝刊
2108
:
チバQ
:2011/11/23(水) 16:12:59
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/6824
選挙:米沢市長選 情勢、混とんとした状況 対立軸様変わり /山形
毎日新聞 2007年11月10日
2109
:
チバQ
:2011/11/23(水) 21:32:21
米沢市長選の構図がわからないですね。
現職は自民に付かず離れずってとこみたいだけど、民主近藤は?
2110
:
チバQ
:2011/11/23(水) 21:40:19
□2003年11月30日実施の選挙の結果
◇米沢市長選挙(山形県)開票結果 投票率65.46%
当24703 安部三十郎(無新、50歳、初当選)
19862 大久保利之(無新、公推薦、59歳)
3013 斎藤 浩(無新、49歳)
□2007年11月25日実施の選挙の結果
◇米沢市長選挙(山形県)開票結果 投票率63.33%
当23898 安部三十郎(無現、54歳、2回目の当選)
15128 野村研三(無新、61歳)
5401 川野裕章(無新、48歳)
853 鈴木睦夫(無新、63歳)
2111
:
チバQ
:2011/11/23(水) 21:43:45
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E9%83%A8%E4%B8%89%E5%8D%81%E9%83%8E
安部三十郎
平成7年の米沢市長選挙に初出馬。現職の高橋幸翁との一騎打ち。政党や企業団体の推薦もなく、泡沫候補と言われていたが、高橋氏の得票23,017票に対し17,185票と6000票近くに迫った。
平成11年の米沢市長選挙に二回目の出馬。現職の高橋幸翁を含む3人の争い。高橋氏には自民党・公明党・民主党の主要政党と地元選出の国会議員と県議全員、および市議のほとんどが推薦を決めた。一方の安部氏は今回も政党や企業・団体の推薦を全く受けられず、支持母体である「夢のある米沢をみんなで作る会(みんなの会)」を中心に草の根運動の選挙作戦を展開した。安部氏本人も市政アンケートを携えながら四年間で全戸を訪問し、朝晩の街頭演説も欠かさず行うなどの成果から、前回よりも支持の広がりは見られたが、現職の24,179票に対し20,383票と約3800票差で破れ、高橋幸翁氏が五回目の当選を果たした。
平成15年(2003年)の米沢市長選挙に三回目の出馬。現職の後継者である元助役を含む三人の争い。元助役には米沢市を地盤とする民主党の近藤洋介代議士と、県議・市議の多くがいち早く推薦を表明した。安部氏は三度目の選挙でも変わらず草の根運動中心で政党や団体の推薦を全く受けなかった。しかし、選挙が第43回衆議院議員選挙の直後で、同じ米沢市を地盤として小選挙区で争った自民党、民主党の対立のしこりがあり、近藤洋介が推薦する元助役への相乗り支援を嫌がった自民党の遠藤武彦代議士の支援者などから支持を得ることができた。加えて二度の落選を経験した安部氏の通算八年以上にわたる市内全戸の訪問や地道な街頭活動などで知名度も浸透したことも大きく、元助役に5000票近い差をつけ24,703票で初当選を果たし第33代市長に就任した(第2位の元助役は19,862票)
平成19年の米沢市長選挙には現職として出馬。元県議一人と元市議二人の計四人の争い。選挙スタイルは変わらずの草の根運動中心で、政党の推薦も全くなかったが、地元の自民党県議の支援者や一部の市議などが推薦を表明した。得票は23898票。二位の元県議は15128票。8000票以上の票差をつけ、二期目の当選を果たし第34代市長に就任した。
2112
:
チバQ
:2011/11/25(金) 00:00:41
>>1883
地域政党いわて
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20111124_5
椎名派の再起なるか 県議会議席失い大きなダメージ
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元衆院議員の椎名悦三郎、素夫氏の父子2代が奥州市を中心に勢力を築いた「椎名派」は9月の県議選奥州選挙区(定数5)で議席を失ったことを受け、捲土重来(けんどちょうらい)に向け模索を始めた。父子の死去後、組織の高齢化と弱体化が進む中で、同市を地盤とする小沢一郎民主党元代表の勢力に対抗する「最後のとりで」を失ったダメージは大きい。4年後の次期県議選に向け、組織再構築と有力候補発掘ができなければ「椎名イズムは途絶える」と、関係者は危機感をにじませる。
「県議選は結果が実らず、おわびを申し上げる」。水沢日本外交協会が同市内で22日開いた時局講演会の懇親会。会長の亀卦川富夫前県議(71)は冒頭、深々と頭を下げた。出席者には椎名派の顔触れも多く、さながら反省会となった。
椎名父子の元秘書である直系の亀卦川氏が3選に挑んだ9月の県議選奥州選挙区。陣営は高齢の椎名派支持者で選対を固めた結果、過去の選挙戦で善戦した地域も切り崩されるなどして次点で落選。小沢氏率いる民主党の5議席独占を許した。
(2011/11/24)
2113
:
チバQ
:2011/11/25(金) 00:28:16
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111124-00000006-mailo-l07
県議会:民主、統一会派を維持 社民議員らに参加打診 /福島
毎日新聞 11月24日(木)10時31分配信
民主党は23日、県議選当選者15人が集まり、社民、無所属と組んでいる統一会派「県民連合」の枠組みを継続することを決めた。ただ、名称については「民主・県民連合」として党名を前面に出す方針だ。また、空席になっている県連幹事長には、宗方保総務会長が内定した。
会合後、宗方氏は記者団に対して、社民党の紺野長人氏=福島市、1期▽無所属の西丸武進氏=いわき市、5期=の2議員に会派入りを打診していることを明らかにし、「他の無所属候補にも声を掛けている」と述べた。
県民連合は改選前、自民に次ぐ県議会第2会派として副議長も出していた。会派内では、民主党議員が圧倒的な多数派で、同党内には「会派の中で民主党が主たる役割を果たしていることを明確化すべきだ」との声が根強かった。このため、県議会事務局への届け出名は「民主・県民連合」とする。
この日は、幹事長に宗方氏を推薦することも満場一致で決定した。25日の常任幹事会で正式決定する見通し。
また、今回の選挙戦で、みんなの党の推薦を受けた本田朋氏=二本松市、3期=の処分も同日の常任幹事会で検討する。【種市房子】
11月24日朝刊
2114
:
チバQ
:2011/11/25(金) 21:32:01
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111123ddlk07010267000c.html
復興への選択:県議選を振り返って/上 原発事故対応、不満根強く /福島
◇活動見えにくく、現職に逆風
県庁で22日、激戦を戦い抜いた新県議に当選証書が手渡された。「しがらみのない若い世代への期待を感じた」。福島市選挙区で初当選した自民の佐藤雅裕氏(45)はやや緊張した面持ちで証書を受け取り、こう振り返った。その理由を、佐藤氏は「政治は何もしてくれない、という有権者の不満の声が強かったから」と語る。
今回は、前回(07年4月)より8人多い新人18人が当選。一方、県議を4期務めたベテランが落選するなど世代交代を印象づけた。
自民は、新人7人が当選し、議席を1増の27に伸ばした。自民県連幹部は「原発事故を巡る政府・民主党や、現職への反発の受け皿となり、議席を伸ばせた」と分析する。
今回の県議選に対する各陣営の一致した見解は「原発事故対応への審判」。新人が大量当選した一方で、落選した前県議は8人(前回6人)に上った。このうち半数を中堅、ベテランが占める。落選した前県議からは「国や知事への要望などで必死になって働いても、地元には結果が見えにくかった」と嘆き節も聞こえてくる。
20議席を狙った民主は1議席減の15議席どまり。落選した7人のうち4人が現職で、県連では「惨敗」との声もささやかれている。福島市選挙区で落選した前県議の陣営幹部は「住民は除染対策で政府、県に不満を募らせている。その影響をまともに受けてしまった」と肩を落とした。
12月9日には定例議会が始まる。除染のあり方、中間貯蔵施設の受け入れ可否、風評被害の払拭(ふっしょく)−−。差し迫った重要課題は目白押しだ。課題を巡り、佐藤雄平知事の政策にどう向き合い、県議会の存在感を発揮できるのか。有権者の願いを受けて誕生した新県議58人には、厳しい監視の目が向けられている。
◇ ◇
原発事故への対応で、国政や県政に対する不信感が広がる中、県議会の勢力図に変化の兆しが見え始めている。県議選を振り返り、課題を展望する。【種市房子】
2115
:
チバQ
:2011/11/25(金) 21:32:32
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111124ddlk07010077000c.html
復興への選択:県議選を振り返って/下 「選挙どころではない」 /福島
◇同日選で高投票率の町村も
福島第1原発が立地する県議選双葉郡選挙区(定数2)。5人が立候補した激戦区で各陣営は「有権者が県内外に散り散りに避難した状態では、投票率は2〜3割だろう」と予想していた。
ところが、ふたを開けてみると、投票率は54・49%。前回(07年4月)より11・68ポイント減少したが、県の平均を6・98ポイント上回った。
カギを握ったのは首長選や議員選と同日選になった町村だった。避難区域に指定された葛尾村は、前回比13・37ポイント増の88・01%と驚異的な投票率となった。村選管は「避難者の所在確認はほぼ100%で、選挙を周知徹底した。村議選との同日選だったことが投票率アップにつながった」と分析する。同じく避難区域の広野町は同15・17ポイント増の75・17%で、やはり町議選との同日選だった。
他方、避難区域でも全町避難となった富岡町は、市町村別で投票率ワースト2位の39・38%。町長選が無投票で決まった浪江町も前回より23・53ポイント減の46・08%で、有権者8893人が棄権した。ともに県議選のみで、非常時下での選挙執行の難しさを物語る。
県全体の平均投票率は、過去最低の47・51%(前回比9・48ポイント減)。県選管の担当者は「所在確認作業や選挙周知が一定の効果を上げた」としながらも「5割を切ったことは厳しい状況」と険しい表情を見せた。
県平均を押し下げたのは、避難区域だけではない。福島市(44・48%)や郡山市(39・60%)などの市部には、前回より10ポイント以上下がったところもある。有権者の間に「放射線対策で選挙どころではない」「県議会は何をやっていたのか」との不満が根強い。
福島市選挙区で再選を決めた民主現職の石原信市郎氏(44)は「告示日に街頭活動をしていても『選挙なんてやっている場合か』と冷めた空気がまん延していた」と振り返る。震災直後から県議団は現地視察をして、必要な物資や応急処置を要する避難所を県に伝え、県の対応につなげてきたという。だが、今回の投票率を見て「有権者に県議会の活動を伝えきれなかったのが反省点」と自戒した。【種市房子】
==============
◆双葉郡選挙区の町村別投票率◆
今回 前回
広野町 ○75.17 60.00
楢葉町 45.11 64.05
富岡町 39.38 62.30
川内村 ○85.27 76.97
大熊町 ◎68.35 63.53
双葉町 ○63.67 67.87
浪江町 46.08 69.61
葛尾村 ○88.01 74.64
※〇は町村議選とのダブル選挙、◎は首長選、町村議選とのトリプル選挙
毎日新聞 2011年11月24日 地方版
2116
:
チバQ
:2011/11/25(金) 21:33:19
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111220005
3.11後の選択:同日選を終えて
2011年11月22日
県議選双葉郡選挙区で当選し、支援者らとバンザイをする吉田栄光氏=20日午後9時43分、二本松市
●(上)原発の足元で/重なる訴え「廃炉」かすみ
「先が見えない避難生活。被災者にとって精神的苦痛は、日に日に増していると痛感している」。20日夜、二本松市。県議選の双葉郡選挙区でトップ当選した自民現職の吉田栄光氏(47)は、支援者へのあいさつで、言葉をかみしめるようにして語った。
福島第一、第二原発がある双葉郡は大半が避難区域に重なる。激戦を制したのは吉田氏と民主現職の坂本栄司氏(56)だった。
古里を取り戻し、失われた生活への補償を――。避難を続ける人たちの多くに共通する願いだろう。「双葉郡の課題は明確で、求めることはみな同じ。違いは単純に現職だったからというのが大きいのでは」。現職2人が当選した結果を、坂本氏はこう受け止める。
選挙中、無所属新顔の白土正一氏(62)と社民新顔の遠藤陽子氏(61)は2人とも、第一、第二原発を廃炉に、と積極的に訴えた。
白土氏は「第二は大丈夫ではという期待があった。現状を知って、第二の廃炉もやむを得ないと考えるようになった」と言う。
社民党関係者らによると、同党は当初、白土氏の支援も検討したという。白土氏に廃炉の立場を明確にするよう求めたが、折り合いがつかなかったため、9月になって「全国の原発の廃炉」を主張してきた遠藤氏を公認した。
両氏の票は割れ、ともに当選に届かなかったが、「原発に依存してきた双葉郡に2人が出て、廃炉を正面から訴えたことは価値があった」と社民党双葉総支部の佐藤龍彦さんは言う。
一方、現職の2人は選挙中、廃炉の是非をはっきりとは口にしなかった。原発とどう向き合っていくのか、もう少しそれぞれの考えを聞きたかった。
双葉郡の住民が暮らす仮設住宅は県内80カ所以上。遠藤氏の事務所には大きな地図が貼られ、回った仮設住宅にペンで印が付けられていた。その中に、最も南にある広野町もあった。
告示日の10日は広野町を走る遠藤氏の選挙カーを追いかけた。「どうかよろしくお願いします」。緊急時避難準備区域が解除された後も住民の帰還が進まず、ひと気のない町に響く運動員の声。訴えを届けたいのに届かない、陣営のもどかしさが伝わってきた。
県外に避難した人や借り上げ住宅にすむ有権者を探しあてるのは難しく、各陣営の遊説先は仮設住宅に集中した。「早く楢葉に帰してくんちぇえ」「きっちり補償してもらえるよう、どうかがんばって」。候補者と握手をするのは高齢者がほとんどだった。
無所属新顔の青木敏孝氏(40)は選挙中、県外にも足を運んだ。
告示後、いわき市の仮設住宅に住む女性の部屋を訪れると、5人の名刺が並んでいた。
「だれが当選しても、この生活を変えてくれるなら、それでいいんだぁ」。東京で暮らす孫たちの写真をなでながら言った、女性の言葉は今回の選挙を象徴しているような気がした。
地域の人々の願いを形にできるのか。新議員の真価は、これから問われる。(川口敦子)
◇
震災と原発事故後に行われた同日選。その結果が示したものを考える。
2117
:
チバQ
:2011/11/25(金) 21:34:06
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111230001
3.11後の選択 同日選を終えて(中)
2011年11月23日
●重視政策は除染や雇用
新しい県議会は何を議論していくのか。朝日新聞社が県議選の告示前に実施した候補者88人のアンケートから、当選した58人を抽出し、重視する政策を調べたところ、最も多く挙がったのは「地域の除染」だった。
今月に入り、政府は警戒区域などでの除染をモデル事業として開始。だが、県内の多くの自治体が、中間貯蔵施設や仮置き場問題に阻まれ除染は進んでいない。
中間貯蔵施設の県内設置案については、11人が「大いに支持」、38人が「どちらかといえば支持」と、計8割以上の支持があった。
これを届け出や推薦を受けた政党別でみると、民主は当選した15人のうち「大いに支持」が6人、「どちらかといえば支持」が8人だったのに対し、自民は28人中、「大いに支持」が3人だけで、「どちらかといえば支持」が23人と消極的な支持がより目立った。
自民県連政調会長の平出孝朗氏は「どちらかといえば支持」を選んだうえで、「原子力発電所は首都圏のための施設。廃棄物は首都圏で中間貯蔵すべきだと思う」との意見を付けた。
中間貯蔵施設が地元市町村にできるとしたら、「同意する」が12人、「同意しない」が20人、「何ともいえない」が24人だった。
当選後に重視する政策を五つまで選んでもらうと、「地域の除染」(50人)、「放射線に対する健康管理」(48人)、「雇用対策」(41人)が突出。以下、「農林漁業政策」(24人)や「教育・子育て」(23人)と続いた。
また、知事の原発事故後の対応については、「大いに評価する」と「どちらかといえば評価する」が計19人。内訳は民主9人、自民6人、公明2人、無所属2人だった。一方、「どちらかといえば評価しない」「まったく評価しない」は計39人で、民主6人、自民22人、共産5人、公明、社民、みんなの党は各1人、無所属3人だった。具体的には、初期対応、情報開示、被災者や被災市町村への支援、政府を動かす力、除染問題の5項目で、評価しない人が評価する人を上回るマイナス評価となった。プラス評価は賠償問題、県民の健康、復興政策の3項目だった。
県が原発の新規立地を認めず、将来にわたり原発依存度をひき下げていく方針には、52人が「大いに支持」、6人が「どちらかといえば支持」で、新議会でも「脱原発」が継承されるのは確実な情勢だ。
東京電力福島第二原発の廃炉については、「大いに支持」が45人、「どちらかといえば支持」が12人、無回答は1人だった。
事故が起きるまで原子力政策を推進、容認してきた知事や議会の責任は大半が認めた。民主の椎根健雄氏は「東電とのなれ合いで進めてきた責任は重い」と指摘。原発推進派だった双葉郡選出の2人は「責任はあるが、技術的な構造までチェックするのは無理」(民主・坂本栄司氏)、「地震、津波対策ができなかった」(自民・吉田栄光氏)と記した。(大月規義)
2118
:
チバQ
:2011/11/25(金) 21:34:47
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001111240001
逆風・受け皿 明暗分ける
2011年11月24日
●3.11後の選択〈同日戦を終えて〉下:新県議会の勢力
県議選の投開票があった20日夜。福島市の民主党県連に集まった幹部は一様に険しい表情だった。「ひとことで言うと大ショック。20人くらいは、との思いがあった」。吉田泉代表は報道陣にそう語った。獲得議席は改選前から一つ減らし、15議席にとどまった。
2007年の前回選挙で、民主は政権交代への期待などを追い風に過去最多の11議席を獲得。その後、無所属議員の合流で議席を増やし、今回も県政第1党を目指し23人を擁立した。
しかし、原発事故を受け、自民や共産の候補者は民主政権の放射性物質の除染や事故対応の遅れを選挙戦で強く批判した。有権者の政権批判も予想以上だった。現職4人が落選、佐藤雄平知事や玄葉光一郎外相の出身地でも議席を得られなかった。
自民は改選前より1議席増の27議席を獲得した。福島市では公認の4人全員が当選して2議席を増やし、郡山市でも5議席を維持した。ただ、目標の単独過半数には届かず、全体の得票率も前回の47%から6ポイント減少。いわき市や田村市・田村郡などで、現職3人が落選した。県連の斎藤健治幹事長は「善戦した。政府にノーという答えが出た」とする一方、当落の差が出た原因を「真剣に震災後対応した候補は強かった」と推測する。
政府批判の受け皿となった共産は、いわき市で戦後初となる2議席を獲得し、伊達市・伊達郡でも公認候補が返り咲いた。5議席を獲得し、目標としていた交渉会派入りを果たした。「放射線への不安に応えるため、地域で線量測定を進めるなど、きめ細かな活動が支持を集めた」と党県委員会の久保田仁委員長は分析する。
県議選の結果を受け、各政党は、多数派工作を加速させている。
自民は無所属で当選した1人を追加公認し、公明党と政策協定を結んだ。2人の無所属議員とも連携し過半数の勢力確保を目指す。
民主は23日の県議団会議で、幹事長を宗方保総務会長とし、無所属議員らとの統一会派「民主・県民連合議員会」を結成することを内定し、社民や無所属県議に結成の打診を始めた。
来年には衆院解散、総選挙も取りざたされる。共産の久保田委員長は「除染や賠償など課題は山積み。会派間の対立よりも、議会として県や国を動かす取り組みが重要」と指摘する。(林義則、井上亮)=おわり
2119
:
チバQ
:2011/11/25(金) 21:37:05
http://mainichi.jp/area/yamagata/news/20111124ddlk06010042000c.html
選挙:米沢市長選 後半戦入り 3氏、支持訴え /山形
任期満了に伴う米沢市長選は27日の投開票に向け後半戦に入った。立候補しているのはいずれも無所属で、新人の温泉旅館女将、関谷幸子氏(61)、新人の老人介護NPO理事長の元市議、鈴木睦夫氏(67)、3選を目指す現職の安部三十郎氏(58)。3氏は市内を選挙カーで走り支持を訴えている。選挙活動を追った。
◇主婦層ら中心に「手作りの選挙」−−関谷幸子氏
関谷氏の組織は選対本部長を置かず、選挙経験者もいない。後援会長の石栗正人さん(87)は米沢東高時代の恩師。石栗さんは「手作りの選挙」と言う。
選挙活動を支えるのは米沢の未来について話し合うことを狙いに設立した「てんとうむし倶楽部」の会員たち。50〜60代の主婦層が中心。ボランティアでポスター張りなど運動を手伝う。会員は1300人を超え、定期的に開く会合は10回を超えた。毎回、参加者が手作りの漬物などを持ち寄り、政治について語り合う。
地元の小野川温泉や西部地区を中心に選挙カーで市内を丁寧に巡回し訴えている。24日午後7時から置賜総合文化センターで総決起大会を開く予定。【前田洋平】
◇現職への批判層取り込みを狙う−−鈴木睦夫氏
鈴木氏は理事長を務めるNPO法人の関係者や自ら設立した政治団体の支持者らから支援を受け支持拡大を図る。政党や大規模団体からの支援は受けず、無党派層のほか、現職への批判層を中心に政策を訴える運動を進めている。
前回市長選で落選した候補者の支持者の取り込みにも力を入れ票の上積みを狙う。
現在住んでいる相生町や、市議時代の地盤がある矢来地区などを中心に選挙カーで市内をくまなく回る。25、26日には市役所や大型ショッピングセンター、スーパー前など中心街での街頭演説も1日6カ所予定し最後の追い込みを図る。26日は知人の元衆院議員2人も来て応援演説し活動を後押しする予定だ。【浅妻博之】
◇全市に厚い基盤、さらに引き締め−−安部三十郎氏
旧市街地には「みんなの会」(夢のある米沢をみんなでつくる会)、新市街地には地区後援会があり全市に厚い支持基盤を構えている。それでも選対幹部らは口々に「一番の心配は投票率」という。このため「投票に行くように」と支持者らを引き締める。「今後の市政運営のためにも前回並み(2万票台)は獲得したい」という。
日中は選挙カーで市内を回り、街頭演説に立つ。告示後の3日間でほぼ全域に顔を見せた。23日は板谷地区など山間地を皮切りに市内を回った。夜は連日3、4カ所で個人演説会を開く。
24日夜には金池の「グランドホクヨウ」で決起集会を予定。26日午後7時半から市役所前で最後の支持を訴える。【近藤隆志】
2120
:
チバQ
:2011/11/26(土) 16:37:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukushima/news/20111126-OYT8T00524.htm
社民統一会派離脱へ
民主の名称変更方針に反発
社民党県連は25日、福島市内で役員会を開き、県議会で民主党などと構成していた統一会派「県民連合」から離脱する方針を決めた。民主党が、会派名を「民主・県民連合」に変更する方針を示したことに反発した。12月3日の常任幹事会で正式決定する見通し。
一方、民主党県連は25日、常任幹事会を開き、党県連の新役員を決定した。幹事長に宗方保氏(須賀川市岩瀬郡区)、政調会長に宮下雅志氏(会津若松市区)、総務会長に三村博昭氏(白河市西白河郡区)が選出された。統一会派について宗方幹事長は、「時間がかかっても(名称変更を)ご理解いただき、今後も協力してやっていきたい」と、引き続き社民党に参加を呼び掛ける考えを示した。
(2011年11月26日 読売新聞)
2121
:
チバQ
:2011/11/26(土) 16:37:38
http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201111261
自民、正副議長独占へ 県議会
2011年11月26日 09時58分配信
自民党県連は25日、県議会改選に伴う執行部人事で幹事長に政調会長の平出孝朗氏(55)=会津若松市、4期=を起用する新体制を内定するとともに、議長候補に幹事長の斎藤健治氏(67)=須賀川市・岩瀬郡、4期=、副議長候補に総務会長の斎藤勝利氏(67)=相馬市・相馬郡(新地町)、4期=を選出した。
民主党県連も同日、宗方保氏(63)=須賀川市・岩瀬郡、4期=を幹事長とする新役員体制を決めた。
自民は民主との「協調路線」から一転、正副議長ポストを独占して「第一会派」としての発言力を強める構えで、改選後の議会運営は緊迫の度を増す。
2122
:
名無しさん
:2011/11/27(日) 09:47:58
得票率ベースで見るととても党勢が回復したとはいえないのでは。党員の高齢化等による党勢の衰退傾向がこの一連の選挙結果からとまったと考えるのは早計。低投票率や個別の選挙区事情によるものと考えるのが自然では。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000075-san-pol
共産、被災地選挙でじわり 他勢力「支援は票目当て」
産経新聞 11月27日(日)7時55分配信
東日本大震災の被災地で共産党がじわじわと勢力を増殖させている。岩手、宮城、福島の被災3県の県議選ではいずれも前回を上回る議席を獲得し、震災後の組織的な義援金配布やボランティア活動が原動力となって保守系支持者を取り込んだケースもある。他の勢力は「票集めのための被災地支援。地方行政の運営に支障が出かねない」と牽制(けんせい)している。(伊藤真呂武、荒船清太)
◇
福島県議選の投開票が行われた20日夜。同県いわき市の同市漁協四倉支所長、鈴木三則さん(61)は自宅のテレビで共産党候補の当選を確認して喜んだ。
「応援したかいがあった。しがらみはあったけど、他の党は何もしてくれなかったから…」。長年、自民党を支持してきた鈴木さん。1月には同党候補から「今年もお願いします」と頼まれていただけに、苦渋の決断だった。
共産党は同市選挙区で初めて2議席を獲得するなど改選前の3議席から5議席に伸長。投票率の低下で全体の得票数は減らしたが、得票率は前回の8・12%から8・70%に伸ばした。
同党は震災後、9億円の義援金を被災自治体や支援団体などに寄贈。党員を動員し、炊き出しや家の片付け、放射能測定などのボランティア活動を展開した。
津波被害を受けた四倉漁港にある漁具倉庫は、同党から贈られた100万円を元手に再建された。鈴木さんは「あれは生きたゼニだった。議会活動よりも、支援活動こそ政治の大事な仕事。選挙目当てだったとしてもいい」と感謝する。
鈴木さんは同党候補の「応援者紹介カード」に、漁協組合員約60人の連絡先を書き込んで送付。市田忠義書記局長の応援演説には、漁協組合長に頼まれて異例の出席をした。
同党は他の被災地選挙でも軒並み勢力を伸ばしている。仙台市議選、岩手県議選で各1議席増。宮城県議選では2議席から4議席に倍増させ、最大の被災地である石巻選挙区で初の議席も獲得した。
同党宮城県委員会からは「救援活動は党に対する信頼を深め、選挙戦での前進の大きな力にもなった」と“勝利宣言”が出された。
一方、保守系県議の後援会事務所は「われわれのボランティアはあくまで事務所レベル。票集めにつながるからといって、共産党のように組織を動員することはできない」と嘆く。
共産党は福島県議会では代表質問が可能になる交渉会派に復帰し、脱原発での議会工作を加速させそうだ。自民党関係者は「実質的な議論よりも、脱原発などの反論しにくい質問で議会運営の手足を縛られかねない。躍進は歓迎できない」と警戒を強めている。
◇
■主な被災地選挙での共産党の結果
投開票日 獲得議席(得票率) 前回議席(得票率)
仙台市議 8月28日 7(10.92%) 6(10.28%)
岩手県議 9月11日 2( 4.45%) 1( 4.37%)
宮城県議 11月13日 4( 7.33%) 2( 7.25%)
福島県議 11月20日 5( 8.70%) 3( 8.12%)
最終更新:11月27日(日)7時55分
2123
:
名無しさん
:2011/11/27(日) 23:57:55
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111127-00000074-mai-pol
<米沢市長選>安部三十郎氏が3選
毎日新聞 11月27日(日)23時30分配信
山形県米沢市長選は27日、投開票され安部三十郎氏(58)が3選。旅館業の関谷幸子氏(61)▽NPO理事長の鈴木睦夫氏(67)を破る。投票率は49.78%。
確定得票数次の通り。
当24800 安部三十郎=無現<3>
6366 関谷 幸子=無新
3035 鈴木 睦夫=無新
2124
:
age
:2011/11/29(火) 18:26:53
女ヤッて金もらえるの?(人・ω・)♂
http://ylm.me/
2125
:
チバQ
:2011/11/29(火) 23:37:41
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000001-mailo-l07
民主県連:本田氏を除籍 県議選でみんな推薦受け /福島
毎日新聞 11月29日(火)10時50分配信
民主党県連は28日、県議選(20日投開票)に民主党公認として立候補し、再選された本田朋氏(37)=二本松市、3期=を同日付で除籍処分とし、公認を取り消したと発表した。本田氏が県議選でみんなの党推薦を受けたことや、選挙期間中に同党所属議員の応援演説を受けたことなどが、民主党の倫理規定に反するとされた。
民主県連倫理委員会の三村博昭委員長らによると、本田氏は26日の委員らの聞き取りに対し、「選挙区で極めて深刻な事情があった。ご迷惑をおかけした。覚悟の上での行動だった」と語ったという。本田氏は党県連で青年局長や副政調会長を務めていた。【泉谷由梨子】
11月29日朝刊
2126
:
チバQ
:2011/11/29(火) 23:38:13
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111129-00000000-mailo-l07
県議会:自民、正副議長独占へ 無所属とみんなは交渉会派 /福島
毎日新聞 11月29日(火)10時50分配信
県議会改選を受け、各会派が28日、結成届を事務局に提出した。第1会派の自民は佐藤雄平知事を支えた民主系との融和路線から一転、公明との連携で過半数を得て、正副議長など主要ポストを奪取し、発言力を強める構え。対する民主は、社民らとの統一会派「県民連合」を解消し、「民主・県民連合」に改めた。みんなと無所属は新たに「ふくしま未来ネットワーク」を発足。共産とともに、代表質問などができる交渉会派入りした。激しい論戦が交わされる見通しで、佐藤知事の議会運営も変化を迫られそうだ。【泉谷由梨子、関雄輔】
定数は58。各会派の人数は、自民28人▽民主・県民15人▽未来ネット6人▽共産5人▽公明3人▽社民1人。
自民は28日の議員会議で、正副議長を独占、六つの常任委員会の正副委員長を公明と分け合う方針を確認した。4年前に県民連合に明け渡した副議長職を取り戻し、佐藤知事との協調路線から転じて第1会派としての発言力を強める狙いだ。
議長候補は斎藤健治氏(67)=須賀川市・岩瀬郡、4期、副議長候補は斎藤勝利氏(67)=相馬市・新地町、4期。12月9日開会の県議会本会議で選任される見込み。平出孝朗幹事長は「議会を引っ張っていく。我々は一致結束して議会にあたりたい」と強調した。
対する民主・県民には28日付で除籍、公認取り消しとなった本田朋氏(37)=二本松市、3期=を除く14人に、無所属の西丸武進氏(67)=いわき市、5期=が加わった。たもとを分かった社民新人の紺野長人氏(56)=福島市=は一人会派を結成した。民主の宗方保幹事長は「(自民方針は)多数決なのでやむを得ないがそんなことで今後の議会運営ができるのか。こちらは政調組織を強化し備える」と話した。
また、みんな新人の水野さち子氏(49)=会津若松市=や、本田氏ら無所属の計6人で「未来ネット」を新たに発足。ここには、自民が当初連携を打診していた本田仁一氏(49)=田村市・田村郡、星公正氏(58)=南会津郡=の保守系2新人も加入している。代表に就いた無所属新人の高野光二氏(59)=南相馬市・飯舘村=は「それぞれ党派はあるが、県民党としてやっていく。個人の意見を尊重する」とし、会派としては議案の賛否などを拘束しない方針を示した。
11月29日朝刊
2127
:
名無しさん
:2011/11/30(水) 18:15:04
>>2120
>>2126
県議会のホームページでは30日現在、民主・県民連合に社民も加わっていますね。
一人では交渉会派に入れないので途中で社民が折れたんでしょうか。
2128
:
名無しさん
:2011/12/01(木) 14:20:00
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111201ddlk02010242000c.html
政治資金収支報告書:10年、4.4%減15億203万円 景気低迷を反映か /青森
県選挙管理委員会は30日、政治資金規正法に基づき10年分の政治資金収支報告書を公表した。収支報告書の提出義務のある政治団体は10年末現在で計984団体で、前年に比べ9団体増えた。前年繰越額を除いた収入額は計15億203万円で、前年比4・4%減となった。昨年7月に参院選があったものの、低迷を続ける景気を反映してか、団体からの寄付などが減ったことが影響したとみられる。【吉田勝】
■政党
収入のトップは、県内に108の政治団体を抱える自民で、3億5390万円。前年より20・2%、8930万円減った。党本部からの交付金と法人など団体からの寄付がいずれも30%余減ったことが主な要因とみられる。
次いで、共産2億7832万円(前年比6・4%増)▽民主1億6379万円(同10・1%増)▽公明4355万円(60・4%増)▽社民3743万円(同10・7%増)▽たちあがれ日本1695万円(10年5月設立のため前年比較なし)−−などとなっている。
■政党以外
県内の政党以外の政治団体(資金管理団体とその他の政治団体)は県内に805あり、収入総額は6億806万円で、前年より7・4%、4827万円減った。
最も収入が多かったのは、今年6月に3選を果たした三村申吾知事の三村申吾後援会で5044万円。前年より477万円、10・5%増加した。次いで、衆院議員の大島理森後援会3375万円▽青森県医師連盟3010万円▽参院議員の山崎力後援会2105万円▽衆院議員の木村太郎後援会連合会2094万円−−と続いた。
■資金パーティー
政治団体が開催した政治資金パーティーは22件(19団体)あり、収入総額は1億7403万円で、前年比65万円減。収入額が1000万円以上の「特定パーティー」は、昨年より1団体減り4団体が開いた。特定パーティーによる収入総額は1億233万円で、前年に比べて1653万円、13・9%減少した。
最も収入が多かったのは、「三村申吾君を励ます会」(三村申吾後援会)の3628万円。前年も3548万円でトップだった。次いで、「自由民主党青森県政経セミナー」(自民党県連)の3234万円、「大島理森君を激励する会」(大島理森後援会)の2116万円などとなった。
毎日新聞 2011年12月1日 地方版
2129
:
チバQ
:2011/12/01(木) 20:49:19
http://mainichi.jp/area/fukushima/news/20111201ddlk07010137000c.html
県議会:社民・紺野県議、民主会派に再加入 /福島
県議会の会派構成で、社民新人の紺野長人氏(56)=福島市=は29日付で、離脱した民主、無所属による統一会派「民主・県民連合」に再加入する届を議会事務局に提出した。社民会派は消滅し、民主・社民系などによる統一会派が継続されることになった。
変更後の会派構成は次の通り。(定数58)自民28人▽民主・県民16人▽未来ネット6人▽共産5人▽公明3人。【泉谷由梨子】
2130
:
名無しさん
:2011/12/01(木) 23:49:17
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/akita/news/20111130-OYT8T00056.htm
政治資金 11.5%減の16億
2010年分 選挙少なく寄付など減少
県選挙管理委員会は29日、県内で活動する政治団体の2010年分の政治資金収支報告書を公表した。943団体の収入総額は計16億3112万円で、前年から11・5%(2億1167万円)減った。県選管は「10年は参議院選挙があったものの地方選挙が少なく、政治活動の諸経費が抑えられ、寄付や交付金が減少した」とみている。
団体別の収入状況では、政党が前年比1・0%増の計8億8616万円と昨年に続いて増加。党本部などからの交付金が3億9930万円、個人や企業・団体からの寄付が2億2352万円で、ともに前年を割り込んだが、機関紙の発行事業などによる収入が前年の3倍近くに伸びた。
一方で、寄付の減少が響き、資金管理団体が同29・0%減の計2億513万円、その他の政治団体が同20・2%減の計5億3983万円と、それぞれ減少に転じた。
政党別に見ると、自民党が4億558万円で最も多く、次いで共産党が2億4617万円、民主党が1億1589万円となった。ただ、自民党が前年から4・9%減ったのに対し、前年に90%近い伸び率を示した民主党は10年も23・9%増と収入を伸ばした。
政党以外の政治団体で、前年繰越金を含む収入総額が1000万円を超えた団体は、資金管理団体で4団体。業界団体や政治家の後援会など、その他の政治団体では12団体あった。
資金管理団体で最も多かったのは、佐竹知事の「地域経済研究会」の4672万円で、政治資金パーティーによる事業収入2818万円のほか、1415万円の寄付があった。自民党の衆院秋田1区支部長に選任された冨樫博之県議の「樫の会」が1965万円、穂積志・秋田市長の「穂積志政策研究会」が1458万円で続いた。
943団体の支出総額は、前年比17・0%(2億4098万円)減の計11億7907万円。政党が同1・2%減の計7億352万円、資金管理団体が同42・5%減の計1億4279万円、その他の政治団体が同27・6%減の計3億3275万円で、いずれも減少した。内訳を見ると、組織活動費や選挙関係費などの政治活動費が7億1427万円と前年から2億円以上抑えられた。
(2011年11月30日 読売新聞)
2131
:
名無しさん
:2011/12/01(木) 23:50:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/news/20111129-OYT8T01231.htm
昨年の政治資金14%減
民主横ばい、自民大幅減
県選管は29日、2010年分の県内の政党・政治団体の政治資金収支報告書(県選管所管分)を公表した。政党と政治団体が1年間に集めた政治資金の収入総額は前年比13・9%減の18億8667万円だった。政党別では、自民党が大幅に収入を減らし、政権交代後の資金力低迷を如実に示す結果となった。政党・政治団体の支出総額は同13・9%減の18億5877万円。収入、支出ともに大幅に減ったのは、衆院選や知事選、仙台市長選があった09年に比べ、10年は大型選挙が参院選のみだったことも影響したと見られる。
政党全体の1年間の収入額(繰越金は除く)は前年比17・0%減の11億9963万円。目立ったのは、自民党の大幅減。同党の収入は前年の5億8684万円から44・9%減で、トップの座を明け渡した。政権獲得から2年目の民主党の収入は2億1712万円で前年とほぼ横ばいだった。
今回のトップは4億6680万円の共産党。今回初めて報告書を提出したみんなの党は1300万円だった。
政党以外の政治団体の収入総額(前年からの繰越金を含む)では、前年5位の桜井充後援会が4939万円で1位。県医師連盟、中野正志後援会が続いた。中野正志氏は10年7月の参院選の比例選に自民党から出馬したが、落選した。
政治資金パーティーを開いたのは28団体で、前年の29団体をわずかに下回った。収入総額も1億3468万円で、前年の1億4515万円から微減だった。収入が1000万円以上の「特定パーティー」は、自民党県連(収入3676万円)、桜井充後援会(同2142万円)の2件だった。
報告書未提出2団体 政治資金規正法で義務づけられた報告書の提出を28日までに県選管にしなかった政党支部は、いずれも自民党の北上支部(山中祐弘代表)と県第5選挙区支部(斎藤正美代表)の2団体だった。2年連続で未提出の場合、政治活動が行えない団体として指定されるが、2支部は、いずれも前年は報告書を提出したという。
津波で書類流出も 県選管に届け出ている1221団体のうち、1000団体が2010年分の報告書を提出した。提出率は81・9%。このうち、自民党の石巻、女川、気仙沼の各支部や小野寺五典後援会、共産党県東部地区委員会など沿岸部12団体が、津波被害などで会計帳簿など関係書類を失い、報告書の内容を完全に記載できなかったと申し出た。
(2011年11月30日 読売新聞)
2132
:
チバQ
:2011/12/02(金) 19:14:27
http://mainichi.jp/area/aomori/news/20111202ddlk02010202000c.html
松橋・田子町長:辞職願を提出 病気療養中、長期リハビリで /青森
田子町の松橋良則町長(68)は1日、沢口勝町議会議長宛てに辞職願を提出し、受理された。内容は「一身上の都合」としている。今年8月から病気療養のため、公務を休んでいた。約2カ月入院し、現在は退院しているが、長期のリハビリが必要なことから辞職したとみられる。
沢口議長は2日にも町選管に辞職願を通知する。公職選挙法では通知日から50日以内に町長選が行われる。【松沢康】
2133
:
チバQ
:2011/12/02(金) 23:20:20
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/12/20111202t13022.htm
議長就任直後、辞職の勧告 宮城・丸森町議会
宮城県丸森町議会(定数16)は1日、改選後初となる12月定例会を開き、議長に海川正則氏(65)、副議長に加藤宗郎氏(65)を選出。正副議長選の直後、海川議長に対する辞職勧告決議案が提出、否決された。議長就任日の同決議案提出は「聞いたことがない」(町議会事務局)という。
町議選(11月13日投票)で使われた海川氏の選挙ポスターについて、決議案を提出した議員は「存在しない掲示責任者の名前を虚偽に表示した。町民を欺く行為だ」と提案理由を述べた。
海川議長の退席後に採決した結果、賛成7、反対7の同数となった。副議長裁決で加藤副議長が反対に回り、決議案は否決された。議長選での海川氏の得票は9だった。
海川議長は「4年前のポスターを再利用した。その間に掲示責任者が死亡したのに、名前の修正が徹底されなかった。ミスは認めるが、議長の責任を問われるものではない」と話している。
2011年12月02日金曜日
2134
:
チバQ
:2011/12/03(土) 22:45:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20111202-OYT8T01351.htm
奥州市、「副県都」を返上?
総合計画から削除案 一関に人口抜かれ
2006年の合併時に「副県都」構想を掲げ、市総合計画にも「副県都」という言葉を盛り込んだ奥州市が、この言葉を計画から削除するかで揺れている。今年9月に旧藤沢町を編入合併した一関市の人口が奥州市を抜き、県内2位となったからだ。
奥州市は06年2月20日、5市町村が合併、人口13万1272人と盛岡市に次ぐ県内2位の人口となった。同市は翌07年から10年間の総合計画で、目指すべき都市像を「歴史息づく健康文化都市 産業の力みなぎる副県都」とし、副県都としての街づくりを進めてきた。
市は計画策定時、11年の人口を12万8600人と見込んだが、少子高齢化が進み、10月末の人口は約3000人少ない12万5539人。9月に旧藤沢町と合併した一関市の10月末の人口は12万8531人で、奥州市を抜き県内2位となった。
このため、市は11月に各地で開いた市政懇談会で、計画から「副県都」という言葉を外すと説明。目指すべき市のイメージは、「高度な水準をめざす『教育と医療のまち』」や「地域が支え育てる『農業のまち』」などとした。しかし、出席者から「人口以外にも、副県都を目指す理由がある。副県都という言葉を外さないでほしい」という声が上がった。また、ある市議からは、「農業生産高など産業面で県内第2位を目指せる」などの意見も出て、市は再度、検討中だ。
(2011年12月3日 読売新聞)
2135
:
チバQ
:2011/12/06(火) 12:41:32
http://mainichi.jp/area/akita/news/20111206ddlk05010039000c.html
大館市:本庁舎、耐震補強を転換 「移転」か「全面改築」へ /秋田
◇「長期使用に不安」
大館市は東日本大震災を受け、耐震補強工事を計画していた本庁舎(同市中城)について、「移転」と「現庁舎全面改築」の2案で検討していく方針に転換した。「耐震補強を行ったとしても長期使用に不安がある」というのが理由。懸案だった庁舎整備について、市が2案の方針を示したのは初めて。
5日の市議会定例議会一般質問に答え、小畑元市長が明らかにした。市総務課によると、鉄筋コンクリート3階建ての本庁舎は1954(昭和29)年建築。76年に増築し、現在は広さ約4500平方メートル。老朽化が進み、09、10両年度実施の耐震診断で補強工事の必要性を指摘され、今年度設計、12年度施工の準備を進めていた。
しかし、東日本大震災はマグニチュード9、最大震度7を記録。従来の耐震計画の想定を大きく上回り、防災拠点として、より強度の高い庁舎整備が求められている。市は再検討に際し、現庁舎を耐震補強する▽市所有の旧正札竹村本館・新館を改修し移転▽現庁舎を全面改築−−の3案を基に、建物の強度、経費、耐用年数などを比較。その結果、今後約30年にわたって、防災拠点としての機能を備えた庁舎を想定した場合、現庁舎は今のコンクリート設計基準強度を満たさず、旧正札竹村本館・新館は強度を保っていることが分かった。
このため、市は旧正札竹村本館・新館を改修して移転する案と、現庁舎を改築する案の2案を基に、具体的に検討することにした。小畑市長は「今後は市民の声を広く聞きながら検討を重ねていく」としている。【田村彦志】
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チバQ
:2011/12/07(水) 23:32:53
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/12/07/kiji/K20111207002191280.html
福島県議会の自公両会派“西山氏、来るな”
女性スキャンダルで懲戒処分を受けた西山英彦・経済産業省元官房審議官(54)が、環境省福島除染推進チーム次長に就任した人事について、福島県議会の自民、公明両会派は6日、西山氏の解任を求める要望書を県に提出した。西山氏を「よりによって更迭された人物」と表し、次長就任は「県民感情を逆なでしている」と批判。国に抗議するよう求めた。
自民、公明両会派の県議5人が午後3時すぎ、県庁を訪問。佐藤雄平知事あての要望書を内堀雅雄副知事に手渡した。
要望書では「着実に除染を進めるには、信頼関係のもと緊密に連携しなければならない」と指摘。「よりによって更迭された人物を除染の責任者にする人事は、あまりにも県民感情を逆なでしており、言語道断と言わざるを得ない」とした。内堀副知事は「国にしっかり伝えていく。真剣に対応したい」と応じた。
西山氏は原発事故発生後、会見で経産省原子力安全・保安院のスポークスマンを務め、お茶の間にも広く知られたが、6月に一部週刊誌で女性職員との不倫が報じられ更迭。9月、勤務時間中に省内で女性職員と不適切な行為を繰り返していたとして停職1カ月の懲戒処分を受けた。
環境省は11月18日、西山氏を福島除染推進チームの次長とする人事を発令。関係者からは「左遷」との見方が出ていた。
自民党福島県連の斎藤和夫事務局長によると、西山氏の次長就任は報道で知ったといい、「信じられない思いだった」と憤慨。「除染は福島の最大の問題。原発事故のさなかに女性スキャンダルを起こして更迭された人と、県民は信頼関係を結べない」と強調した。
福島県議会は定数58で、自民会派が28人、公明会派が3人。民主会派の16人を大きく上回る計31人で、西山氏にNOを突き付けたことになる。
環境省秘書課によると、西山氏は次長就任後、1回福島入りしたが、その後は東京で勤務。現在は除染のモデル事業について各省庁間の調整などに当たっているという。
細野豪志環境相は1日の参院東日本大震災復興特別委員会で、社民党の吉田忠智議員から西山氏の人事について「不適切」と指摘され、「福島の皆さんもいろいろ思いがあるので、本人は表に出ることなく、必要な時は地元に行く」と答弁していた。
同省は今回の解任要望について「現段階でコメントは差し控えたい」としている。
▽西山氏の女性スキャンダル 6月に週刊新潮が、経産省勤務の20代後半の独身女性と都内の路上でキスする様子などを報道。同23日に海江田万里経産相(当時)から口頭で厳重注意を受け、「(記事が)掲載されたこと自体、私の至らなさを示している」などと謝罪。同29日にスポークスマン役を更迭され、7月15日付の人事で官房審議官から官房付になった。9月30日に、3月下旬から6月ごろにかけて、省内の審議官室で女性職員とキスや抱擁など不適切な行為を繰り返していたとして停職1カ月の処分を受けた。相手の女性職員も同日付で訓告処分。
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2137
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チバQ
:2011/12/08(木) 00:04:05
>>1930
>>1933-1934
>>1937
>>2031-2034
>>2055
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20111207-OYT8T00053.htm
大石田町の入札汚職 前町長の情状争点に
あす初公判
大石田町発注の公共事業の指名競争入札を巡る汚職事件で、受託収賄罪に問われた前町長の阿部孝義被告(75)の初公判が8日午後、山形地裁で開かれる。阿部被告は起訴事実を認める方針で、争点は量刑を決める情状面に絞られ、早期に結審する見通し。一方で、事件当時の詳細なやり取りや、便宜供与が入札にどのように影響したかは、具体的には明らかになっておらず、法廷での発言や主張が注目される。
起訴状などでは、大石田町長(当時)の阿部被告は2007年6月12日、町役場内の町長室で、尾花沢市の建設会社社長から、町発注の町道流雪溝工事の指名競争入札で同町の企業1社を外すように自身の支援者を仲介して依頼を受け、承諾。同8月11日、自宅敷地内の寺院で、現金100万円を受け取ったとされる。社長は贈賄罪の時効(3年)が成立している。
便宜供与の依頼があった大石田町役場 関係者によると、阿部被告の弁護側は、事実関係は認めたうえで、〈1〉わいろの認識時期〈2〉企業を指名から外した際の心情――について争う予定。〈1〉については「金は返すつもりで机に入れた後、自分のものになったと感じて使った」と訴え、〈2〉は「以前から企業に仕事上の問題があったため、入札から外そうと考えており、社長からの依頼に後押しされた」と主張する方針という。
今回の事件を巡っては、首長に権限が過度に集中していた同町の指名競争入札のあり方が問われている。阿部被告が、町幹部で構成する「審査会」の後に独断で企業1社を外したとされるが、阿部被告と町職員らの間で、どのようなやり取りがあったかは、不透明な部分が多く、法廷で明らかになるのかが注目される。
また、問題の町道流雪溝工事の入札(予定価格4440万円)は、大石田町と尾花沢市の計7社が参加し、阿部被告に便宜供与を求めた建設会社が4200万円で落札。落札率は約95%と高率で、「事件に絡んで談合があった可能性がある」(複数の捜査関係者)という。今回の便宜供与が、入札にどのように影響したかは公には明確になっていないが、事件の背景の重要な要素の1つであるため、法廷で検察側や弁護側が、主張の中で言及する可能性もある。
阿部被告は9月25日、県警に逮捕され、勾留中の10月3日付で大石田町長の辞職願が受理された。山形地検が同14日に起訴し、同17日に保釈されている。
(2011年12月7日 読売新聞)
2138
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チバQ
:2011/12/08(木) 00:09:11
http://mytown.asahi.com/iwate/news.php?k_id=03000001112070003
「国体開催へ」市町村に戸惑い
2011年12月07日
「復興のシンボルと位置付け、開催する」。震災の影響で開催か延期かが焦点になっていた2016年の岩手国体について、達増拓也知事が開催を正式に表明した。県は民間団体の力を借りて震災復興との両立を目指すが、前例のない形式に市町村の担当者には戸惑いもある。
「岩手の復興を国民に宣言する場になれば」。こう歓迎するのはラグビーとトライアスロンを予定する釜石市の担当者。「復興後の開催が望ましい」と注文を付けていた大槌町も「復興の後押しになる」(伊藤正治教育長)と期待する声が上がる。
県の調査では、沿岸被災地を含めて開催に否定的な市町村はなかった。ただ、被災した競技会場の再建や見直しはこれからだ。ソフトバレーボールの会場が被災した大槌町は「練習、宿泊施設など、どのくらい整備できるか分からない」。軟式野球場ががれき置き場になった宮古市は、他の自治体に開催を打診中だ。
最大の課題は、人員と予算の確保だ。市町村の開催費用は総額99億円に絞り込んだものの、県が負担する開催費用118億円のうち7割が施設整備費。この経費をどれだけ削減し、民間団体からどの程度寄付や協力が仰げるかによって、開催規模は変わる。
開・閉会式を担当する北上市は「施設整備は県にお願いしたい部分が多い。どういうスタンスで開くのか早く示して欲しい」と不安もみせる。10競技を予定する盛岡市の担当者はこうくぎを刺した。「開催は喜ばしいが、運営費の試算など詳細を県が出すまで具体的には動きづらい」
2139
:
チバQ
:2011/12/12(月) 19:26:05
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001112100002
みんなの党、手探りの駆け出し議員
2011年12月10日
みんなの党として初の一般質問に臨む境恒春議員(手前)=県議会
初挑戦の仙台市議選、県議選で計6人が当選し、県内での躍進ぶりを印象付けたみんなの党。うち5人は40〜30代で政治経験はないに等しく、戸惑いながらの議員活動だ。他の政党は「お手並み拝見」といったところ。議会に新風を吹き込めるのか。
「被災地では怖くて道路が渡れない。視界の悪くなる夕方以降は、外出ができないという不安の声が多く寄せられている」
同党の境恒春議員(32)が9日、県議会で初めての一般質問に立ち、被災地で信号機の復旧が遅れていることを指摘した。「政治経験がないので、過去の一般質問の映像や傍聴した経験を参考に文章の構成を考えた」と言う。
初の当選を決めてからまだ1カ月。みんなの党会派に所属する境氏と堀内周光氏(35)の2人は、議会のルールや慣習に戸惑うことが少なくない。
「失敗」もした。先月30日の本会議。県職員の給与を平均0・29%引き下げる条例改正案に「削減幅が足りない」と、会派として反対した。
だが、その前に開かれた総務企画委員会では堀内氏が出席していたにもかかわらず、議案は全会一致で賛成となった。起立や挙手を求めない表決方法だったため、「『反対』と返事しないと賛成になると知らなかった」と堀内氏。
一方の仙台市議会。「県議会と違って、こっちには代表がいてよかったと3人で話すことがある」。同党市議の小野寺淳一氏(45)は、率直に打ち明ける。
その代表は当選6回を数える柳橋邦彦氏(71)。市議会棟の同党会派控室では9日午前、柳橋氏の前で、小野寺氏ら1年生議員3人が演説原稿を朗読した。12日以降、それぞれが行う一般質問の予行演習だった。
「ゆっくり水が流れるように読む」「『いただけないか』という言葉はいらない。我々は市当局にお願いする立場じゃない」
そんな指示をした柳橋氏は「演説はまだまだだが、3人は震災を経て問題意識を持って議員になった。意気込みを感じる」と話す。
2005〜07年に議長を務めた柳橋氏。09年の市長選で敗れた因縁もあり、「復興のスピード感がなく、存在感もない」と奥山恵美子市長に批判的だ。
ベテランが若手を引っ張り、市議会の台風の目になれるのか。ほかの会派は、まだ様子見の状況だ=表。自民党・仙台から選出された佐藤正昭議長は「どんな活動をするのか、まだ評価はできない。市民もそうだろう。4年後の選挙で真価が問われる」と語った。(鈴木剛志、高橋昌宏)
2140
:
チバQ
:2011/12/12(月) 19:26:47
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp0-20111210-875008.html
サスケ公開レコで「もう選挙出ない」
レコーディングを行ったザ・グレート・サスケ プロレスラーで元岩手県議会議員のザ・グレート・サスケ(42)が9日、都内で東日本大震災の復興アルバム「みちのく魂」の公開レコーディングを行った。現在も岩手・盛岡市に住み、3月11日も同市で被災し、6月から温めていた企画。CDは14曲+サスケの語り「復興宣言」からなるミニアルバム。「私は津波の被害は受けていない、生き残ってしまった東北人。何かできないかと思った」とサスケ。今回のCD制作には岩手・陸前高田市で兄を亡くしたバンドHAZEのボーカル霞さんも参加した。07年まで県議を務めたサスケだが同年の県知事選に出馬し、落選。今年9月にも県議選で落選した。今後については「もう選挙には出ません」と事実上の政治家引退を表明した。
[2011年12月10日10時43分 紙面から]
2141
:
チバQ
:2011/12/19(月) 22:11:31
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111219-OYT1T00209.htm
町が分断、見通し明るい…帰還メドで反応に差
3大臣との会談後、記者団の質問に答える佐藤知事 政府が、現在立ち入り禁止となっている警戒区域を、年間放射線量で三つに分けて見直すという案を福島第一原発周辺市町村に示した18日、首長らは様々な反応を見せた。
「町が分断される」「見通しは明るい」――。見直しの結果、住民帰還のメドが立ちそうな自治体と、そうでない自治体との間で、受け止め方に違いが出た。
平野復興相、枝野経済産業相、細野原発相は、同日午後、県庁で佐藤知事と会談した後、福島市内のホテルで福島第一原発周辺市町村長との意見交換会に臨んだ。席上、政府側から20ミリ・シーベルト未満は避難指示解除準備区域、20ミリ・シーベルト以上50ミリ・シーベルト未満は居住制限区域、50ミリ・シーベルト以上は帰還困難区域とする案が示された。意見交換会は冒頭以外は非公開で、終了後、首長らが報道陣に感想を述べた。
同原発が立地する双葉町の井戸川克隆町長は、国から新たな三つの区域の見直し案が示されると、町内の大半が5年以上帰還が難しい帰還困難区域に指定されるのではと懸念した。「子供たちなど町民を放射線量の高い状態にさらすわけにはいかず、(今の状態で帰還するという)冒険はさせたくない。致し方ないのかなと思う」と話した。同じく同原発が立地する、大熊町の渡辺利綱町長も「町の大半が居住制限区域になり、分断されることも考えられる。持ち帰ってしっかり検討しないとならない」と厳しい見方を示した。
新しい区分けで、町が三つの区域に分かれると説明された浪江町の馬場有町長は、「これでは町が分断されてしまう」と批判した。
一方、今回集まった市町村の中で、比較的放射線量が低い楢葉町の草野孝町長は、「(帰還への)見通しは大変明るいと思う。希望を持っている」と前向きに受け止めた。その上で、「帰宅できるようになったとしても、町に自主財源はなく、復興事業ができない。原子力発電所がある限りは、原発関連の交付金を継続してほしい」と注文をつけた。ほぼ全域が年間放射線量20ミリ・シーベルト未満とみられる川内村の遠藤雄幸村長も、「20ミリ・シーベルトという一つの基準が示されたことについては評価したい」と述べた。村の復興計画では、来年3月末までに全村民の帰還を目指しているが、国が4月をめどに警戒区域を見直すとしているので、一部の地域では4月以降にずれ込む可能性が出てきた。
計画的避難区域になっている山木屋地区など森林が多い川俣町の古川道郎町長は、「山は生活圏。政府に対しては、除染を徹底してやることを求めた」と述べた。
(2011年12月19日21時31分 読売新聞)
2142
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チバQ
:2011/12/19(月) 22:13:20
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111219-00000002-khks-l07
避難区域再編案、線引きに不満も 首長、評価と戸惑い交錯
河北新報 12月19日(月)6時10分配信
福島第1原発事故で、政府が18日示した避難区域の再編案には長期間の避難を求める「帰還困難区域」と、帰還を前提とする「居住制限区域」「避難指示解除準備区域」で線引きする方針が盛り込まれた。地元市町村長からは「一定の前進」と評価する声が上がる一方、「住民にどう説明するのか」との戸惑いが広がった。
大熊町は第1原発1〜4号機が立地し、町の相当部分が帰還困難区域に指定される見込みだ。渡辺利綱町長は「大きな方向性が示されたことは評価する」と受け止めた。その上で「われわれには戻って生活する権利があり、住める環境にするのが(東京電力と国の)義務」と語った。
富岡町は3区域が混在する可能性がある。遠藤勝也町長は「一つの町を分断するなら大問題。町は全町民を支えるために国と協議する」と説明した。
浪江町は山間部が帰還困難区域、沿岸部が居住制限区域、避難指示解除準備区域に主に色分けされる見通しが強まった。馬場有町長は「町を分断する区域設定は受け入れられない」と反発した。
南相馬市は9月末に中心部の緊急時避難準備区域指定が解除されたが、その後も医療環境などの復旧が進んでいない。桜井勝延市長は「除染も健康検査も市が率先して行っている。国の対応はスピード感がない」と苦言を呈した。
福島県の佐藤雄平知事は県庁で枝野幸男経済産業相ら3閣僚と会談した。その席で、野田佳彦首相が原発事故収束に向けた工程表のステップ2が完了した際、工程途中なのに「事故収束」と断言したことを問題視し、「容認できない」と批判した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111218-00000066-mai-soci
<警戒区域再編方針案>「町を分断するのか」 首長ら不信感
毎日新聞 12月18日(日)21時38分配信
枝野幸男経産相、細野豪志原発事故担当相、平野達男復興担当相を迎えて行われた被災市町村との意見交換会=福島市内のホテルで2011年12月18日午後2時59分、竹内幹撮影
政府が18日福島県や市町村側に示した警戒区域の解除・再編方針に対し、当該11市町村の首長らは「町を分断するのか」「帰還に向けた除染やインフラ整備の工程を示す方が先ではないか」など、強い不信感を表した。
枝野幸男経済産業相ら3閣僚がこの日福島市を訪れ、首長らに放射性物質の汚染マップを配り、三つの新たな区域設定の考え方などについて説明した。マップに基づけば、富岡町や浪江町は3分割されることになる。
既に警戒区域と計画的避難区域に二分されている浪江町の馬場有町長は会合後、「町民を分断するようなことはやってはならない」と危機感をあらわにした。年間被ばく線量50ミリシーベルト以上の土地を買い上げる手法についても「にっちもさっちもいかなくなった時の問題で、今の時期は考えられない」と戸惑いを隠さなかった。全域が警戒区域内にある富岡町の遠藤勝也町長も「3区分になることは考えていない。住民が一緒に帰れるのが目標だ」と話した。
一方、福島第1原発が立地する双葉町の井戸川克隆町長は「説明を聞き、町全域が帰還困難区域になると感じた」と話し、「今後は町として一つにまとまりながら、仮の町を設けるということになる。どこに作るかは町民と話し合っていく」と、集団移転の可能性に言及した。
また、南相馬市の桜井勝延市長は「警戒区域は国の責任で除染するということなので、その工程表をまず明確に示すべきだ。ズタズタになったインフラの復旧にも手がつかず、国の方針が見えない」といらだちを見せた。
これに先立ち、枝野氏らと会談した佐藤雄平・福島県知事は「一日も早い帰還を実現するということで、(政府)一丸となってさらに努力してほしい」と述べ、避難区域見直しに向け、政府内に専門チームを設けるよう求めた。【松本惇、清水勝、吉川雄策】
2143
:
チバQ
:2011/12/21(水) 20:37:42
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111203ddlk19040166000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/1 どう考え、どう語ったか /山梨
先月8日夕方、乗車していた仙台行き東北新幹線「Maxやまびこ143号」が新白河駅を通過。目的地の福島県内に入った。稲刈り後の農村風景が車窓に広がる。ちょうど通路のドア上の電光掲示板に、こんな「毎日新聞ニュース」が流れた。
原発事故で避難区域の福島県双葉郡8町村、住民の27%が「戻る気ない」と回答 34歳以下は5割強 福島大調査
福島訪問の目的は、東日本大震災の影響で4月実施が見送られた県議選など統一地方選(投開票20日)の取材応援のためだ。
◆ ◆
福島を訪れるのは06年秋の秋田支局勤務時代、高校野球秋季東北大会の取材以来だ。雨で序盤の試合が順延され、東北各県から集まった同期入社の記者と福島市内の温泉に繰り出し、地場産のキノコや手打ちそばを食べた。太平洋岸に並ぶ原発が、爆発で放射性物質をまき散らす可能性など、考えることもなかった。
今では福島県産の一部地域のキノコは放射能汚染によって、出荷や摂取が制限されている。
◆ ◆
県議選では、双葉郡選挙区(定数2)が、福島第1、2原発がある自治体を含む8町村のエリアだ。ここから5人が立候補した。大半の地域が警戒区域(同原発から半径20キロ)や計画的避難区域になったため、各候補者は、主に内陸の仮設住宅を訴えて回る異例の選挙戦となった。
山梨県から遠く福島県内の選挙戦ではあるが、原発事故は悲しいことに、世界的な関心を集めている。その原発が生み出す電力は、東京電力管内である山梨県にも供給されてきた。福島県議選を通して、候補者や陣営関係者、避難住民が原発をどう考え、どのように語ったのか。山梨県民に報告する。(この連載は岡田悟が担当します)=つづく
2144
:
チバQ
:2011/12/21(水) 20:37:59
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111204ddlk19040085000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/2 関心事に触れぬ候補 /山梨
先月の福島市内。見た目は、日常的な風景だった。休日のJR福島駅前は買い物客でにぎわい、中高生が街を自転車で駆け抜ける。
ただ大気中の線量は、原発事故前より高いまま。福島県公式サイトの専用ページによると、福島第1原発から約62キロ離れた県庁横の紅葉山公園の空間線量率測定結果は、同21〜25日時点でも、毎時0・97〜0・98マイクロシーベルトで推移している(甲府市内は事故後も同0・042〜0・072マイクロシーベルト)。
それでも、立ち入りが禁止された原発周辺よりは圧倒的に低い。
選挙取材のため、紅葉に色づく山々を横目にレンタカーを走らせると、カーラジオから、県内の測定結果がまるで天気予報のように伝えられる。
◆ ◆
福島市や二本松市、郡山市などがある県中央部(通称「中通り」)には、事故を起こした原発がある双葉郡8町村の一部が臨時役場を設けるなどし、避難者が多く暮らしている。広い空き地やグラウンドには大抵、仮設住宅のプレハブが並んでいた。
4月に実施予定だった統一地方選のメーンとなる県議選が告示された先月10日、郡山市の複合施設「ビッグパレットふくしま」周辺の仮設住宅に、民主党現職で双葉郡選挙区(定数2)から2期目を目指す坂本栄司氏(56)が姿を見せ、避難住民を握手して回ってから、訥々(とつとつ)と演説を始めた。
先日、細野(豪志)原発事故担当相と話し、いつ地元に帰還できるのかはっきり示すよう訴えました。除染の範囲を広げ、なるべく早く戻れる地域にします。災害復興住宅の建設、特区制度を活用した働く場所を作るのも重要です。
国民の関心が高い「脱原発」の是非。最大の被害を受けた有権者に対し、自ら「与党の一員」とうたう坂本氏は、演説でこれに触れなかった。=つづく
2145
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チバQ
:2011/12/21(水) 20:38:27
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111205ddlk19040065000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/3 将来への明言避ける /山梨
−−前回選挙では「原発との共存共栄」を掲げていたが。
四つの原子炉の廃炉が決まり、残り六つ。住民感情もあり、(東京)電力さんも再稼働を言う態勢が整わないのではないか。その結果として廃炉となる。共存共栄はもうない。廃炉作業が、原発産業の主流になるのかな。
−−脱原発ということか。
脱原発という概念的な話より、今いる人たちの雇用を守り、転職できる環境の整備も国の責任でやっていかないといけない。
福島県議選(先月20日投開票)で、事故を起こした原発がある双葉郡選挙区(定数2)から立候補した民主現職の坂本栄司氏(56)は街頭演説後の地元テレビ局のインタビューでやっと、原発の将来性に言及した。
「四つ」とは、事故を起こした福島第1原発1〜4号機、「残り六つ」は冷温停止中の同5、6号機、第2原発1〜4号機のことだ。
◆ ◆
県議会は10月、県内全10基の原発の廃炉を求める請願を賛成多数で可決した。
坂本氏はこの決議を前に退席していた。告示3日前の先月7日に開かれた同選挙区5候補予定者による公開討論会では、第2原発再稼働の是非を問う質問に、他4候補と同様「×」(すべきでない)のパネルを上げた。
それでも、選挙演説では廃炉に触れない。記者に聞かれれば「廃炉」と答える。煮え切らないのだ。
◆ ◆
自民現職で3選を目指した吉田栄光氏(47)は、東日本大震災前まで原発推進を明言していた。選挙戦最終日の19日、吉田氏は二本松市の仮設住宅前で街頭演説していた。
我々は40年間、この(原発の)エネルギー政策を推進し、地域振興策がなされてきた。3月12日の事故以降の先の見えない避難生活。今後の我々の地域振興、エネルギー政策について、皆さんとしっかりしたご協議をしながら、皆さんの訴えを、大きく大きく受け止めた次第でございます。
実は演説の前に、あるテレビ局の記者が「原発や除染の問題で考えを示してほしい」と要請していた。この日以外の街頭演説でも私は数回取材した。吉田氏は、原発の将来性には一切触れなかった。=つづく
2146
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チバQ
:2011/12/21(水) 20:38:53
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111206ddlk19040053000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/4 経済の重し、口堅く /山梨
福島県議選双葉郡選挙区(定数2)に立候補した現職候補たちは、なぜ原発の将来性にあまり言及しないのか。
自民の吉田栄光候補(47)の選対本部長を務めた勝山一美・同県浪江町議に疑問をぶつけたところ、「有権者の意識は大方、脱原発だが、代替手段もなく、声高に叫べばいいというものではない」との答えが返ってきた。
◆ ◆
福島第1原発は同郡のうち、双葉町と大熊町、第2原発はその南の富岡町と楢葉町に立地。双葉町の北に位置する浪江町内には原発がないため、国からの交付金は立地自治体より少なく、原発による直接の固定資産税収入はなかった。
それでも住民は、原発での作業に東電やプラントメーカーの3次、4次下請けとして携わる「協力会社」社員として収入を得、これら企業や社員の消費によって、同町のみならず双葉郡全体の経済が回っていた。勝山町議は「町内ではナシなど果樹畑が多かったが、生計を立てるのは厳しく、子供に原発勤務を勧めた家庭は多い。2年間原発で働けば、2町歩(約2ヘクタール)の田以上の収入になった」と話す。
もっとも、勝山町議も事故への怒りや悔しさを隠さず、「事故直後でも避難は3、4日と住民の多くが思っていた。それだけ『安全神話』に慣らされていた」と振り返る。
県ホームページによると、同町の空間線量率は今月1日現在、毎時5・37マイクロシーベルト。事故後は同町民約2万1000人のうち1万4000人が県内各地へ、約7000人が県外への避難を強いられた。
それでも、原発の全否定は、雇用を奪うことと取られかねないのだという。
◆ ◆
大熊町から県内陸部の会津若松市の仮設住宅に避難している女性(67)は、かつて同町役場に勤務し、第1原発建設の用地買収をする東電社員に同行したこともある。
「(事故前に)貸しアパートを建てれば、東電の人が全部借り切ってくれてね」と話しながらも、「原発ができた当時はみんな喜んだが、『いつか大変なことになるのでは』とも思っていた。自宅を建て替えたばかりなのにこんなことに……」と涙を見せた。
事故や放射能汚染のリスクへの不安と、経済的な“恩恵”の中での暮らし。「一体、どういう気持ちだったのですか」と聞いたが、「それは……、何とも言えないねえ」。=つづく
2147
:
チバQ
:2011/12/21(水) 20:39:12
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111207ddlk19040122000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/5 2新人、「廃炉」明確に /山梨
事故を起こした原発がある福島県議選双葉郡選挙区(定数2)の新人候補のうち2人は、かなり明確に脱原発や廃炉を打ち出していた。
無所属新人の白土正一氏(62)は、福島第2原発がある富岡町の生活環境課長として、東電や国と県内原発立地町村の「情報会議」の事務局長を長く務め、国や東電に安全対策や情報開示を厳しく迫ってきた。02年に発覚した福島第1原発などのトラブル隠しを念頭に、県議選告示の先月10日、同郡の南に隣接するいわき市での演説で東電を批判した。
東京電力は、事故が起こるとマニュアルを作り、形だけ(対策を)やるような姿勢を見せ、隠蔽(いんぺい)体質をやめるとは考えません。東電に対し、不信感が根強く残っております。
選挙公報には「『原発依存をやめ』、福島第一・第二原発の廃炉を求める」と明記し、演説でも訴えた。
また、双葉郡の除染には物理的、経済的に限界があると主張。同17日、同市の事務所を訪れた私に「除染さえすれば帰れるとの見方は、住民を愚弄(ぐろう)している」と言い切った。現職候補より主張を明確化し、原発労働従事者から反発はないのかと問うと、「有権者の反応には強いものを感じる」。
◆ ◆
社民新人で、双葉郡で中学教員をしていた遠藤陽子氏(61)は、原発事故後に立候補を決めた。
人災である原発事故は、すべての生活を破壊しました。東電と国、国策として原発を進めてきた自民党、民主党の責任は重く、プルサーマル発電を認めた県も例外ではありません。
告示日の出陣式でこう訴えた遠藤氏。党県連幹部は、同党が従来から原発のあり方を批判してきたとあいさつし、党是としての脱原発を強調。福島瑞穂党首が応援に駆けつけた日もあった。
だが選挙戦中盤、私の同僚記者が遠藤氏を取材したところ、こうこぼしていたという。「双葉郡で廃炉を支持している人が少なく、あまり声高には言えない。東電に補償や謝罪をきちんとさせるという話はしているが、雇用の問題まで伝えきれない」=つづく
2148
:
チバQ
:2011/12/21(水) 20:39:35
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20111208ddlk19040118000c.html
選挙と原発:’11福島ミニ統一選/6 「政策より地縁血縁」も /山梨
福島県議選の取材の一環で、県内各地の仮設住宅を回って、避難住民の話を聞くこともあった。
NHKはこう報じた。投票日の先月20日、事故を起こした原発がある双葉郡選挙区の有権者への出口調査で、7〜8割が廃炉に賛成している。
その通りなのかもしれない。ただ、私の取材に応じてくれた避難者の中には、脱原発を訴える人は多くはなかった。
◆ ◆
同選挙区の浪江町からの避難者が暮らす内陸部の二本松市の仮設住宅。長女夫婦が千葉県に避難したという自営業の男性は「原発事故は自然災害が原因だろう。県内の原発は無理でも、東電には動かせる原発は動かしてもらわないと、我々の補償がしてもらえないという不安もある」と話した。長女の夫は原発関連のプラントメーカーの関連会社に勤務しているのだという。
元々農家だったという無職の男性(70)は「原発をなくしても、代替エネルギーはすぐに準備できない」と話した。
また、会社員の男性(41)は「日本全体のエネルギーを考えれば、原発は必要」と話したが、その表情はこわばっていた。福島第1原発の収束作業のため仮設住宅から通っているのだという。原発でどのような作業をしているのか尋ねてみたが「会社から止められている」。名前も教えてもらえなかった。
◆ ◆
双葉郡選挙区の県議選を通じて、原発を巡る各候補者の訴えがどれほど浸透し、議論が深まっていたのか。
選挙戦最終日の先月19日、自民現職、吉田栄光氏(47)は、二本松市のこの仮設住宅で街頭演説をした。拍手を送っていた高齢の女性2人に話を聞いた。1人は、吉田氏を支持する理由を「お父さん(吉田氏の父は元浪江町議)の頃から応援してんだから」。原発の是非については「それは……、わがらねー」。
もう1人は「原発はもうねえ方がいい。(吉田候補は原発に)反対してくれる」。
政策や主張より地縁血縁というのも、選挙の一面ではある。=つづく
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