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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

60名無しさん:2008/11/30(日) 22:01:00
>>49 まだ見れるところがあったので、載せておきますね。
現職敗退 検証・豊橋市長選(上)
2008年11月12日

推薦状や開票状況が張り出された事務所で敗戦をわびる早川勝市長=9日夜、豊橋市

●政党色薄める戦術不発


 豊橋市長選が告示された2日の朝、市議の岡本泰氏(41)は、市長選に臨む早川勝氏(67)の出発式に出ようと市内を車で走りながら、「おかしい」と思った。多くの知人が違う方向に車を走らせるのを見かけたからだ。
 いつも「早川市長はいいねえ」と支持を公言しているような人ばかり。行く先はおそらく同時刻にある自民党推薦の佐原光一氏(55)の出発式。「早川離れ」を直感した。
 早川陣営は過去3回の市長選同様、労組の連合などが実動部隊になり、出身の愛知大の同窓生などが加わる混成部隊。各種団体から推薦状を集める従来型の運動だった。
 前市長が汚職事件にかかわって辞職した後、クリーンさを買われて登板。旧社会党出身らしく平和教育や福祉に力を入れ、目立った失政もないとされてきた。それだけに、陣営にとって「多選批判の強さは誤算だった」。
 民意をくみきれなかった背景には、3期12年のうちに支持母体が高齢化、硬直化し、活動も空洞化していた事情がある。「市長に市民の空気を直言できる人物はほとんどいなかった」と後援会幹部。選挙公約も早川氏が「自分一人で筆をとってまとめた」。ギリギリまで周辺の反応を探ったうえでの4選立候補だったが、どこかで市民との遊離があった、と陣営はみる。
 「時間がないので難しい」。市内で福祉系NPOを主宰する加藤政実さん(58)は9月、早川氏の返事にがっかりした。立候補予定者をそれぞれ招き、福祉の現状について市民と意見交換する会を計画。佐原氏や自民党を離党した元県議の小久保三夫氏(67)からは了解を得たが、早川氏には参加してもらえなかった。「市民から遠い存在になっている」と感じた。
 陣営にとってもう一つの誤算は、「一党一派に偏しない」をうたって政党色を薄めた選挙が実を結ばなかったことだ。明確な推薦や支持の姿勢を示さなかった民主党にとっても、同様に誤算だった。
 佐原氏を推薦した自民党が組織を挙げて臨んだのに対し、民主党は連合を介した「半身の支援」(同党県連幹部)だった。同党には「4選以上の首長は推薦しない」という大方針があるのに加え、保守系の支持者もいる早川氏に配慮し、政党色を前面に出さない姿勢で臨んだからだ。
 民主党側は「佐原、小久保の両氏が立ち、保守が分裂しているだけに、地元選出の民主党県議の票を固め、共産党の支持層が乗れば当選圏に入る。佐原氏と接戦になっても、最後は現職の有利さでかわせる」とみていた。
 だが、もくろみは外れた。早川氏と関係が深い自民党系の市議数人も、党の締め付けで公然と動くことはできなかった。しかも、民主党の地元県議の支持者の中には、支持政党は自民党で、小久保氏支援に回った人もいる。連合は「動きが鈍い」(幹部)と、選挙終盤に動員などに力を入れたが、遅かった。
 「もっと他候補との政策の違いをはっきり打ち出した方がいいのではないか」。民主党系の市議は選挙中、早川氏に助言した。しかし、はっきりした返事はないまま。終盤の6日に開いた決起大会には、親交の深い土井たか子・元衆院議長が登壇した。
 早川氏が「自ら交渉して招いた」が、一部の支援者からは「左派色が強すぎる」との反発もあった。政党色を薄めてきたはずの早川氏にとって、皮肉な結果となった。


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