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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3121チバQ:2012/07/13(金) 22:10:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/fukui/news/20120712-OYT8T00096.htm
〔小浜市の課題〕<上>大飯20キロ圏に3万2000人

小浜市泊地区から望む大飯原発。波濤さんは避難道の早期整備を期待する(小浜市泊で)  若狭湾に突き出た小浜市の内外海(うちとみ)半島西端の泊地区。20世帯あまりの漁村だ。4キロ西の対岸に関西電力大飯原子力発電所(おおい町)がある。9日に3号機がフル稼働し、間もなく4号機も動き始める。

 福島第一原発事故を機に、大飯原発の存在を再び意識するようになったという渡船業の波濤(はとう)弘さん(79)は「万一に向けた備えが不十分。3・11以前と何も変わっていない」と嘆く。地区から陸路で逃げるには海岸沿いの曲がりくねった道1本を通るしかない。「トンネルなど避難道の整備は不可欠。行政側は避難訓練を繰り返し、最悪の事態に備えなければ」と力を込める。

 同市の全人口約3万2000人が大飯原発の半径20キロ圏内に住む。関電と安全協定を結んでいるが、隣のおおい町などの「立地自治体」と違い、運転再開の事前協議、発電所の立ち入り調査などの権限はない。

 「事故が起きれば立地も準立地もない。立地並みの安全協定を」。こうした市民の意向も受け、市が加盟する県原子力発電所準立地市町連絡協議会が、関電などに協定見直しを要請し続けているが、回答はまだない。

 原子力災害時の避難計画もこれからだ。国は、原発の防災対策を重点的に行う「緊急防護措置準備区域」(UPZ)を原発の半径30キロ圏とする方針だが、県境を越えた避難の指針は示していない。県が「国が指針を出すまでの暫定措置」として提示した大飯原発事故時の小浜市民の避難先は、鯖江市と越前市。平日昼に車で北陸自動車道を使ったとの試算で、8時間半もかかるという。

 市の担当者は「県内よりも近い滋賀県や京都府方面に逃げるのが現実的。鯖江方面に向かう途中の美浜、敦賀原発で同時に事故が起きる複合災害も想定されていない」ともどかしさを語る。

 市も手をこまぬいているわけではない。3月に滋賀県近江八幡市と締結した相互応援協定では、食料や毛布などの提供、避難住民の受け入れ、行政機能の移転などを盛り込んだ。友好都市の奈良市と結んでいる災害協定も、同様の内容に変更する方向で協議している。全世帯に災害情報を伝えるための防災行政無線整備も進めている。

 ただ、原子力災害は被害も対策も広範囲に及ぶ。市には、国や県などの動きに合わせ、実効性のある防災計画を策定する難しい役割が求められている。

 ◇

 15日告示、22日投開票の小浜市長選を前に、市の課題を追った。

(2012年7月12日 読売新聞)


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