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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3093チバQ:2012/06/05(火) 23:16:49
>>1012-1015>>1018>>3062
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120605-OYT1T00015.htm
市長選「代理戦争」が火種、混乱続く新庁舎建設

 2005年に5市町村が合併して誕生した富山県射水市で、新庁舎(統合庁舎)の建設を巡る混乱が収まらない。

 市民グループが新庁舎の位置を定めた条例の廃止を求め、旧小杉町を中心に5650人分の署名を集めて直接請求を行ったが、議会は否決。夏野元志市長は5月から、庁舎問題など市政運営を説明する異例の出前講座を市内27地区で始めた。混乱の背景には、旧自治体間の複雑な思惑がある。

 「市長の考えがはっきりしない」。先月、同市殿村のコミュニティーセンターで開かれた出前講座。新庁舎の建設反対から推進に方針を転換した夏野市長に厳しい声が飛んだ。市長は「『中止』といったのは、ゼロベースで再検討するという意味。誤解を招いた」と謝罪したが、新庁舎建設の方針は崩さなかった。

 「平成の大合併」で、小杉町、大島町、大門町、下村の射水郡4町村と新湊市が合併して生まれた射水市は、人口約9万3700人。現在、旧自治体の5庁舎と、上下水道事業課の布目庁舎を併用する「分庁舎方式」を採っている。合併時の人口(05年国勢調査)は、旧新湊市が約3万6500人、旧小杉町が約3万3000人で、他の3町村(大門町約1万2000人、大島町約1万人、下村約2000人)の合計よりずっと多い。

 03年に発足した射水地区広域圏合併協議会は、市長室を小杉庁舎に、議会は北に約6キロ離れた新湊庁舎に置くことを決めた。

 県内第3の都市誕生を最優先に、小杉町、新湊市の両議会が譲歩した「妥協の産物」だった。しかし、新庁舎建設に反対していた夏野市長は2年前に方針を転換。地方自治法に基づき、条例で定めた市役所の位置を小杉庁舎から旧大島町の大島中央公園隣接地(射水市新開発)に変更する改正条例が、昨年6月の定例会で議員提案され、可決された。

 混乱の火種は、統合庁舎建設を最大の争点に、当時の市長だった分家静男氏と県議だった夏野氏が争った09年の市長選にある。夏野氏が出身地の旧大門町に加え、建設反対派の多くの票を取り込み、4677票差で分家氏を破り、初当選を果たした。

 小杉町のある男性は「09年の市長選は、小杉と新湊の代理戦争だった」と振り返る。射水市初代市長の座に就いたのは、旧新湊市長で新庁舎建設推進派の分家氏。市役所は「シンボル」であるだけではなく、周辺地域の活性化に大きな影響を与えるだけに、小杉町など射水郡は、新庁舎の建設とその位置に危機感を募らせていたという。

 市の現在の試算では、新庁舎建設費は43億9000万円で、併用する大島庁舎の維持管理費などを足した総経費は80億6000万円。ただ、合併後10年間(東日本大震災で15年間に延長)は公共施設の建設費など95%が賄える合併特例債があり、実質的な市の負担は53億8000万円になる。

 一方、現在の分庁舎方式を30年間継続した場合は、各庁舎の耐震補強や改修などに費用がかかり、総経費は118億6000万円にも上る。射水市の場合、合併特例債の発行期限は当初15年度末とされ、市議会もこの点を重視した。直接請求をした市民グループ「射水市庁舎を考える会」(渡辺謙一代表)は今後、新庁舎建設に関する予算執行の停止を求める住民監査請求を来週中にも行い、認められなければ住民訴訟を起こす構えだ。

 夏野市長は「ナーバスな問題をはらむだけに、慎重に進める必要があった。どこかでボタンの掛け違いがあったが、間違ったことをしたとは思っていない」と話す。出前講座などで市民と対話を続け、8月をめどに改めて所信を表明したいとしている。(岡田遼介)

(2012年6月5日08時01分 読売新聞)


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