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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

3016名無しさん:2012/04/02(月) 21:17:53
http://mytown.asahi.com/niigata/news.php?k_id=16000001204020005
【島の未来は】佐渡市長選を前に(中)
2012年03月31日


佐渡汽船のカーフェリー「おおさど丸」。老朽化で新しい船の建造が予定されている=佐渡市の両津港

 離島である佐渡にとって、本土との交通アクセスの良しあしは様々な分野に影響を及ぼす。空路でも海路でも、県と市の足並みはそろわず、市民の不信感は高まるばかりだ。


 空では、県営佐渡空港の滑走路を現行の890メートルから2千メートルに延ばす計画が立ち往生している。ジェット機が就航できるようにし、観光業や製造業、農水産業をもり立てたい、という長年の悲願だが、延長に必要な土地の地権者との交渉が難航している。


 市は2010年、交渉を続けながら「次の段階」に進むため、住民の意見を聞きながら計画を練る「パブリックインボルブメント(PI)」をするよう県に求めた。しかし、県は「地権者全員の同意を得なければPIはできない」と拒否。地権者の同意率は92%にとどまっており、行き詰まったままだ。


     ×


 この計画は、地権者の同意を得たとしても完成まで10年以上かかる。地域活性化活動をするNPO法人関係者は「2千メートル化が実現しないうちに島はどんどん衰退してしまう」。違う方法を探るべきではないか、という意見も出てきた。


 その一つが、泉田裕彦知事が打ち出した佐渡―羽田便の開設構想。知事は一昨年、構想に絡んで22億円余りの債務負担行為の議案を県議会に出したが、初期投資が多額なことや年間に最大5億円の赤字が出ることを理由に否決された。


 昨年9月の市議会では、滑走路を地権者の同意がいらない1200メートルほどの延長にとどめ、50人乗りの旅客機を飛ばす形での羽田便開設を県に働きかける住民陳情が採択された。


 しかし、県は「県議会が動かない限り、どうしようもない」とし、市も静観の構えだ。地元経済界の関係者は「そもそも県営空港なのに、県は市に丸投げだし、市は県の顔色をうかがうばかり」と憤る。


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 海でも、市民の間には佐渡航路について不満が募る。ある旅館の経営者は「もう少し、市が県と佐渡汽船に強く言えれば、運賃もちょっとは下げられるだろうに」とぼやく。


 老朽化したカーフェリー「おおさど丸」に代わり、14年にも就航が予定される新しい船の建造費用60億円のうち、国が交付金として39億円を出し、残りの21億円は、佐渡汽船の39%の株を持つ県ではなく、市が負担する。市が事業主体となった方が国の交付金を多く得られるためだ。


 しかし、新しいフェリーの選定をめぐって、市は佐渡汽船の方針にはほとんど口をはさまなかった。


 佐渡汽船が示した案によると、新しい船は現行船とほぼ同じ大きさで、所要時間もほとんど変わらない。市議会は小型の高速フェリーの導入を求めたが、同社は採算性などを理由に受け入れなかったという。


 市交通政策課の担当者は「現行船の代わりということなのでスピード面は仕方ないかもしれない」と歯切れが悪い。ある市議は「これじゃ、市は『金づる』。県と佐渡汽船にもっと毅然(きぜん)とした態度で臨まなければ、いつまでたっても佐渡航路は島民のものにはならない」と嘆く。


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