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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2630チバQ:2011/05/25(水) 21:45:38
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20110525/CK2011052502000103.html?ref=rank
続行か撤回か変更か 新県立博物館計画、再検証の知事 
2011年5月25日


 鈴木英敬知事が歳出削減の観点から見直しを含めて再検証する2014年開館予定の新県立博物館計画。就任後、鈴木知事は三重や他県の博物館を相次いで視察し、判断材料を集めている。計画の撤回か続行か、それとも変更か。鈴木知事の言う「覚悟」の決断を前に博物館計画をあらためて振り返る。

■曲折の歴史
 新博物館計画のスタートは1986年までさかのぼる。94年には「県センター博物館基本計画」を策定したが、北川正恭知事(当時)の「ハコ物建設抑制方針」で98年に白紙撤回された。その後も懇話会が設置されるなどしたが議論は深まらず、2005年、県は建設計画を当面見送り、現博物館の改修方針を公表。しかし改修には17億円がかかると分かり、計画は宙に浮いた。

 建設に再びかじを切ったのは、07年の2期目の選挙で整備を公約に掲げた野呂昭彦知事(当時)。県議会の承認を得るなどし、建設工事が今年1月に始まった。

■新博物館
 津市の県総合文化センターの隣地3万7800平方メートルに建設。鉄筋コンクリート3階建て、延べ床1万800平方メートル。「三重が持つ多様性の力」をテーマに自然や文化、歴史を紹介する。展示だけでなく、県民が交流し学習できるスペースも設ける。県内で化石が出土した古代ゾウ「ミエゾウ」関連の巨大な骨格標本も話題だ。

■建設費
 当初計画の総工費は計120億円。県土地開発公社から22億円で用地を取得し、設計費のうち計3億2600万円が既に執行された。建設工事は本体、電気、空調設備、給排水設備と分けて入札を実施し合計は52億7000万円に上る。総工費の財源の7割が、自治体の借金である公債を発行して賄う。

 さらに新博物館整備推進室によると、総合文化センターとの渡り廊下の建設など、当初は盛り込んでいなかった施設も必要となり、建設費は膨らむ見通しとなっている。

新県立博物館の完成イメージ(県提供)


■運営
 県は毎年の管理運営費を4億5000万円と見積もる。内訳は人件費が常勤職員25人で2億円、事業費が1億円、施設の維持管理で1億5000万円。入場料収入で運営費は賄えない。同室は「行政サービスの一環。地域の資産の維持や文化、教育的な側面もある」と反論するが、民間資金を活用するなど赤字縮減の努力は必要だ。

■知事スタンス
 あらゆる事業を見直しの対象としており、博物館はその一つ。就任後、多くの入館者を集める滋賀県立琵琶湖博物館などを視察し、28万点を収蔵する三重の博物館の収蔵品も見て回った。

 知事が決断の重要な点として挙げているのが運営面の不安だ。赤字を垂れ流す従来型の博物館経営には否定的で「県立だから赤字で良いという時代ではない。県民の税金だから赤字はない方がいい。収入増の努力は最低ラインだ」と厳しい見方を示す。

■難題
 白紙撤回を決断した場合、施工者への違約金が発生し、さらに現状を回復するにも工事費が発生する。計画を縮小する場合も、改めて設計からやり直す必要が出る。その一方で現博物館は老朽化が進み、耐震基準さえ満たしていない。収蔵品の一部も保存管理が適切になされておらず「劣悪な環境下」(同室)にある。

 鈴木知事は24日の定例会見で「結論に批判やあるいは賛美があるにせよ、結論に覚悟を持ってやりたい」と決意を述べた。

 (渡辺泰之、宿谷紀子)


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