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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1813チバQ:2010/11/24(水) 22:23:03
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001011160004
【検証 山出市政20年】1:中心市街地
2010年11月16日


金沢駅から近江町市場への大通り沿いに建つ「みやび・る金沢」。1階はすべて空き店舗だ=金沢市本町1丁目




◆過剰開発のツケあらわ◆


〜*人口増えず、空室ばかり*〜


 「金沢はバブル期以降、東京でもやらないほど売り場を増やした。過剰に開発を進めて、いわば自滅したんです」


 今月4日に金沢市内で開かれた「金沢中心商店街活性化フォーラム」。地域振興研究の第一人者、藻谷浩介氏(日本政策投資銀行)は、金沢圏の小売業の売り場面積が郊外中心にこの16年間で1・5倍に急増し、人口あたりでは全国でトップクラスになったと指摘した。「面積あたりの売り上げは4割も減り、商業者は疲弊している」


◇          ◇


 過剰開発のツケは、市中心部で顕著だ。JR金沢駅〜武蔵間の再開発地区では、1986年〜07年に複合ビル4棟が順次建った。だが、最も新しい「みやび・る金沢」1階の4店舗ほどのスペースは、すべて空室。他のビルも空き店舗が目立つ。


 この地で40年前から商売を続け、今は再開発ビルで店を開く男性(65)は嘆く。「テナントが入っては出ていく。私のようなもともとの地権者はいいが、家賃を払いながら商売を続けるのは厳しい」


 一帯で最大のビル「リファーレ」の1、2階の商業部分には、96年の開業時に百貨店の子会社が入居したが、業績不振で04年に撤退。続いて出店した大型書店も昨年7月に退去した。その後、2階部分はテナント探しが難航。ようやく今年9月に、年金記録確認のためのコールセンターが入ることが発表された。市の担当者は「本来は商業店舗が望ましいが、やむを得ない」と苦しい事情を明かす。


 最大の繁華街、片町地区も、この20年で人通りが約半分に減るなど衰退は著しい。象徴的なのが7階建ての複合施設「ラブロ」。2階以上は半分以上が空き店舗だ。


 過剰開発となった一因は、市が大幅な人口増を見込んでいたことだ。市は70年代から「60万都市構想」を掲げ、山出保市長も98年に策定した「都市計画マスタープラン」で51万人を目標とした。だが実際には90年代半ば以降、約45万人で横ばいが続く。


 こうした見込み違いの都市構想にあわせて郊外の開発区域を広げ過ぎ、駅前など中心市街地の開発も過剰になった、と専門家は指摘する。


 中心部の空洞化が進むと市も危機感を抱き、02年に商業環境形成指針を施行。郊外では3千平方メートルを超える大型店の出店を原則禁じた。だが、規制のない近隣の市町に大型店が次々と建ち、金沢市中心部から客を奪った。


 厳しい状況のなか、関係者は14年度の北陸新幹線の開通に一心に期待を寄せる。だが、佐無田光・金沢大准教授(地域経済論)は「今後は行きすぎた開発をどうコントロールするかの議論が必要だ。新幹線に過大に期待して開発を続ければ、事態はむしろ悪化する」と警鐘を鳴らしている。


(生田大介)


◇          ◇


 1990年に山出保市長が初当選してから5期20年。市民の暮らしはどう変わったのか。市長選を前に「山出市政」の課題を検証した。


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