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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ
1
:
とはずがたり
:2008/10/26(日) 15:36:55
統一地方選スレから東海・北陸所謂中部地方のネタを独立させます
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1042226470/l40
合併ネタはこちら
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1066974699/l40
掛川ネタはこちらへ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/study/2246/1187487997/l40
115
:
千葉9区
:2009/01/10(土) 00:51:29
古い記事ですが【福井県議会】
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/gikai/list/200809/CK2008090502000214.html
県議長選の混乱(上) 会派間の思惑が交錯
2008年9月5日
第5部 ポストとカネ 1
◆崩れた慣例
県議会議事堂三階。立ち並ぶ議員控室のドアは固く閉ざされた。「会議中」の札で、マスコミを完全にシャットアウト。だが、中からはひそひそと声が漏れる。「話はできた。議長は…」「…の動き次第だな」。六月定例会開会を数時間後に控えた朝、議長ポストをめぐる会派間の思惑が入り乱れ、その争奪戦の第二幕が開いた。
第一幕は二月定例会。最大会派・県会自民に所属する石川与三吉、中川平一の正副議長が「北陸新幹線の敦賀延伸決定を見届けたい」と慣例に反して辞職を固辞。対抗する自民新政会、県民連合、一志会の三会派は「通例を覆すのか」と辞職を迫ったものの、両者は居座った。
◆数の論理
その流れが六月定例会で逆転した。二人が一転して辞職の意思を示したのだ。理由は単純な「数の論理」。
冒頭、県会自民は所属議員十九人が顔をそろえ、公明を加えれば二十人と三会派の十九人を上回る。しかし、小浜市長選に出馬する同僚の辞職が迫っており、そうなれば勢力は同数。所属議員を議長に送り出せば少数派に転落する。
議会運営の主導権を対立会派に奪われないためには、キャスチングボートを握る少数会派に議長ポストを譲っても多数派を堅持するしかなかった。議員の“一本釣り”が始まり、密命を帯びた県会自民の県議が、表情をこわばらせて意中の県議の元へ走った。
しかし、三会派の結束は崩れなかった。「(勧誘の)交渉を受けた」と打ち明けた議員は「ここで、ほか(同一歩調の会派)を裏切れるか」と怒りに近い表情を見せた。
◆政争か人事か
開会時間が大幅にずれ込んだ本会議。三会派は、正副議長の辞職願を否決する前代未聞の行動に出た。「議長争いを九月議会まで先延ばしすることで、議長ポストを握れる可能性が出てくる」との計算が働いたからだ。
それが、なぜ可能だったのか。辞職願の採決には当事者が加われない規則のため、議長席に座る県会自民所属の議員を除けば「18対19」になるからだ。三会派側は「敦賀延伸決定を見ていないのに辞めるのはおかしい」との“正論”を繰り広げたものの、実は冷徹な数の論理だった。
それほど熱くなる議長争い。県議からは「発言に重みは出るし、一目を置かれる」との声と、「ただの人事」と切り捨てる意見がある。三日現在、県議会(欠員二)の構成は県会自民十八人、公明一人に対して三会派は十九人と同数。
両グループとも議長ポストに魅力を感じているが、それを握れば多数決で負ける。第三幕の九月議会では新たな多数派工作が展開されるのか、それとも“狂騒曲”が繰り返されるのか。
× × × ×
議長人事は県議会だけでなく、他の市町議会でも紛糾が時折ある。議会の「顔役」の座を射止めようと、活発な動きが見られるほどだ。それと同様に議会が熱を入れるのが、政務調査費などをはじめとする議会の透明化だ。第五部ではそんな「議長の椅子(いす)」や「政務調査費」「開かれた議会」をめぐる攻防と議員たちの姿を追う。
116
:
千葉9区
:2009/01/10(土) 00:52:06
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/gikai/list/200809/CK2008090602000230.html
県議長選の混乱(下) 対立引きずる自民系
2008年9月6日
第5部 ポストとカネ 2
◆分裂と統合
紛糾した県議会初日の余熱が冷めやらぬ七月二日、福井市中心部に自民系の県議が続々と集結した。洞爺湖サミットを控え、環境問題への関心を求めて国会議員が熱弁を振るう。自民党県連の街頭活動だが、出席者の大半は自民新政会と一志会のメンバーで、最大会派・県会自民から姿を見せたのはわずか二人。このアンバランスは何を物語るのか。
会派の枠にとらわれないはずのイベント。しかし、議長選での対立を引きずっていた。「基本的に是々非々でやればいいのに。こういうのはいやだな」。県会自民の県議は寂しそうに話した。
自民系会派の分裂は一年以上続いている。昨年五月、“挙国一致体制”だった自民新政会から、ほぼ三分の二のメンバーが脱会して県会自民を旗揚げ。さらに年末には、この二会派と無所属議員の計三人が参加する形で一志会が誕生。県民連合の一人も合流し、自民系は統合どころかさらに細分化した。
◆募る危機感
分裂状態で迎えた昨年七月の参院選。全国的に民主が議席を伸ばす中、本県は自民公認候補が議席を死守した。これを引き合いに、自民新政会の幹部は「分かれていても大丈夫だった」と楽観的な態度を崩さない。
これに対して県会自民の幹部は「(自民系の)統合をしないといけない」と危機感を打ち明ける。それは県議会内だけの問題ではない。「年内にも」と風雲急を告げる衆院選を見据えるからだ。
◆見えぬ先行き
「参院選では(県議の動きが)かなりぎくしゃくしていた」。県会自民の幹部の印象を裏付けるように、県会自民の県議も証言する。「選挙中(二会派は)完全に行動が別だった」
これまで自民新政会と手を組む形できた県民連合のある県議は「統合はない。(自民系の関係は)深刻だよ」と平然と言ってのけた。
分裂のままか、統合か。解散風を気にしながら、関係者の動きは慌ただしさを増している。
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