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東海・北陸 地方議会・首長,政治・選挙スレ

115千葉9区:2009/01/10(土) 00:51:29
古い記事ですが【福井県議会】
http://www.chunichi.co.jp/kenmin-fukui/article/gikai/list/200809/CK2008090502000214.html
県議長選の混乱(上) 会派間の思惑が交錯
2008年9月5日

第5部 ポストとカネ 1

 ◆崩れた慣例 
 県議会議事堂三階。立ち並ぶ議員控室のドアは固く閉ざされた。「会議中」の札で、マスコミを完全にシャットアウト。だが、中からはひそひそと声が漏れる。「話はできた。議長は…」「…の動き次第だな」。六月定例会開会を数時間後に控えた朝、議長ポストをめぐる会派間の思惑が入り乱れ、その争奪戦の第二幕が開いた。

 第一幕は二月定例会。最大会派・県会自民に所属する石川与三吉、中川平一の正副議長が「北陸新幹線の敦賀延伸決定を見届けたい」と慣例に反して辞職を固辞。対抗する自民新政会、県民連合、一志会の三会派は「通例を覆すのか」と辞職を迫ったものの、両者は居座った。

 ◆数の論理 
 その流れが六月定例会で逆転した。二人が一転して辞職の意思を示したのだ。理由は単純な「数の論理」。

 冒頭、県会自民は所属議員十九人が顔をそろえ、公明を加えれば二十人と三会派の十九人を上回る。しかし、小浜市長選に出馬する同僚の辞職が迫っており、そうなれば勢力は同数。所属議員を議長に送り出せば少数派に転落する。

 議会運営の主導権を対立会派に奪われないためには、キャスチングボートを握る少数会派に議長ポストを譲っても多数派を堅持するしかなかった。議員の“一本釣り”が始まり、密命を帯びた県会自民の県議が、表情をこわばらせて意中の県議の元へ走った。

 しかし、三会派の結束は崩れなかった。「(勧誘の)交渉を受けた」と打ち明けた議員は「ここで、ほか(同一歩調の会派)を裏切れるか」と怒りに近い表情を見せた。

 ◆政争か人事か 
 開会時間が大幅にずれ込んだ本会議。三会派は、正副議長の辞職願を否決する前代未聞の行動に出た。「議長争いを九月議会まで先延ばしすることで、議長ポストを握れる可能性が出てくる」との計算が働いたからだ。

 それが、なぜ可能だったのか。辞職願の採決には当事者が加われない規則のため、議長席に座る県会自民所属の議員を除けば「18対19」になるからだ。三会派側は「敦賀延伸決定を見ていないのに辞めるのはおかしい」との“正論”を繰り広げたものの、実は冷徹な数の論理だった。

 それほど熱くなる議長争い。県議からは「発言に重みは出るし、一目を置かれる」との声と、「ただの人事」と切り捨てる意見がある。三日現在、県議会(欠員二)の構成は県会自民十八人、公明一人に対して三会派は十九人と同数。

 両グループとも議長ポストに魅力を感じているが、それを握れば多数決で負ける。第三幕の九月議会では新たな多数派工作が展開されるのか、それとも“狂騒曲”が繰り返されるのか。

  × × × ×

 議長人事は県議会だけでなく、他の市町議会でも紛糾が時折ある。議会の「顔役」の座を射止めようと、活発な動きが見られるほどだ。それと同様に議会が熱を入れるのが、政務調査費などをはじめとする議会の透明化だ。第五部ではそんな「議長の椅子(いす)」や「政務調査費」「開かれた議会」をめぐる攻防と議員たちの姿を追う。


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