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中国・四国 地方議会・首長,政治・選挙スレ

2408チバQ:2014/11/07(金) 18:55:51
http://www.yomiuri.co.jp/local/ehime/news/20141104-OYTNT50297.html
<模索する県都 中>大街道再生へ 道筋を
2014年11月05日
 ◇総生産10年で1280億円減


通行量が減少している大街道商店街(松山市大街道で)

 〈1〉こだわりのケーキのみを売る店と、〈2〉ケーキも、菓子も、パンも、飲料水もこだわって売る店。どちらの店に魅力を感じるか――。

 大街道商店街の店主や市職員ら約40人が参加し、10月下旬に松山市内で開かれた「商店街活性化フォーラム」。岩崎邦彦・静岡県立大教授(マーケティング論)が、「個店の魅力とマーケティング」のテーマで講演し、いきなり質問を投げかけた。

 出席者のほとんどは、〈1〉のケーキのみを販売する店を支持した。岩崎教授も、商店街が厳しい競争の中で生き残っていくためには、地域性や個性を重視した販売戦略が必要と強調。「『シンガポールには(観光名所の)マーライオン像』というように、核となる商品を一つ持つことが重要だ」と説いた。



 こうした勉強会は、2011年度から年に1度開かれている。市の中心地域にある大街道商店街の活気が失われつつあるという危機感が、背景にはある。

 地元商店などで作る「まちづくり松山」によると、大街道北口の休日の年平均通行量(4時間)は、06年は1万859人だったが、13年は6293人と、7年間で4割減少。通行量の減少に反比例するように空き店舗率は上昇し、14年10月現在では12%になる。

 衰退の決定打となったのは08年1月、ファッションビル「ラフォーレ原宿・松山」が耐震不足で閉店したことだ。3か月後の4月には、市南部に隣接する松前町に中四国最大規模の商業施設「エミフルMASAKI」がオープン。郊外への人の流れを決定づけた。



 中心地域の衰勢は、市全体にも影響している。県によると、11年度の松山市内総生産は1兆6316億円で、10年前と比べて1280億円のマイナス。市地域経済課は「中心部が空洞化すると、街全体が衰退していく。一定の集積を維持しないといけない」という。

 市は、商店街の空き店舗を活用し、12年3月に保育や託児の機能を備えた交流施設「てくるん」を開所。育児中の母親を中心に今年9月までに約25万人が利用し、商店街の活性化に貢献している。

 13年9月には創業支援を目的に、松山市湊町に「まつやま経営交流プラザ」を設置した。起業を目指す若者らを対象に、事業計画の立て方や経営などに関するセミナー・相談を行っている。14年度予算でも中小企業支援策に重点を置き、25事業に30億7900万円の予算をつけた。

 市が今期待を寄せるのが、来夏にオープンするラフォーレ跡の複合ビルだ。市の補助金を受けた不動産大手の森ビルが建て替え、ホテルや飲食店などが入る13階建てビルとなる予定だ。地元商店街の店主らも「繁華街に活気が戻る」と喜ぶ。

 ただ、客足を呼び戻すのは容易ではない。人口減少が進み、約52万人の市の人口が、40年までに10万人近く減るという推計もある。地域振興の鍵となる中心地域の商店街活性化には、将来を見据えた官民一体の戦略が不可欠になる。


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