したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

7679OS5:2023/04/16(日) 07:32:14
https://www.yomiuri.co.jp/local/nara/feature/CO064936/20230413-OYTAT50071/
奈良

<上>県議選と連動 効果顕著
2023/04/14 05:00
選挙・奈良

山下氏 22市町で最多得票
県議選で当選した新人(手前)とともに通行人らにあいさつする山下氏(10日、奈良市で)

 知事選当選から一夜明けた10日早朝。前生駒市長の山下真氏(54)は当選あいさつのため、奈良市の近鉄大和西大寺駅前を訪れた。

<統一選2023>選挙 広がるネット戦略
 大阪府以外で、日本維新の会公認候補が知事選に勝つのは初めて。県議選では2019年の前回選の4倍となる16人を擁立し、14人が当選した。平均年齢44歳の維新県議の先頭に立つ山下氏は「奈良が発展へかじを切る政策を実現する」と興奮冷めやらぬ表情で語った。

     ◇

 現職の県政運営を支えてきた自民党県連が、元総務官僚の平木省氏(48)、5選を狙う荒井正吾氏(78)の支持で割れ、「保守分裂」で迎えた知事選。維新にとっては千載一遇の好機だった。

 維新陣営には読みがあった。「知事選、県議選の投票日は同じ9日。どちらも同じ政党に投票する人が多い」。裏を返せば、県議選で維新候補のいない選挙区は平木氏らに票が流れる。16選挙区のうち、13選挙区で候補者を擁立し、知事選と連動させる戦略を描いた。

 選挙戦で、山下氏が県議候補と一緒に街頭に立ち、「身を切る改革」「徹底した行財政改革」と繰り返したのはその一環だ。2人のビラをセットで配り、相乗効果で浸透を図った。告示前には、吉村洋文共同代表(47)が2度県内入りし、注目度を高めた。

 大規模な集会を開くわけでも、業界団体を回るわけでもない。人口が多く、大阪の影響を受けやすい近鉄沿線を中心に、無党派層に狙いを定めた。自民側は「イメージ選挙だ」と冷ややかにみていたが、結果は維新の見立て通りだった。

     ◇

 開票結果からも、維新の戦略が読み取れる。

 最多得票の市町村数を比べると、山下氏が22市町、平木氏が16市町村、荒井氏が1村。投票者数1万人以上の17市町に限れば、山下氏が15勝と圧倒した。特に奈良、生駒両市で、平木氏に計4万票近い差をつけ、県議候補も5人全員が当選。得票数で平木氏を下回った天理、五條両市は、県議選で維新候補が不在で、かつ無投票だった。

 維新候補が敗れた選挙区内の葛城、宇陀両市でも「連動効果」が示された。県議選で獲得した計1万3000票近くとほぼ同数が、山下氏に入り、知事候補で最も多くの票を得た。自民は県議選を制しながら、平木氏が約1万票、荒井氏が約6000票と分散し、優位性を生かせなかった。

 立命館大の村上弘特別任用教授(地方自治)は「維新は今回のような勝てそうな選挙に資源を集中する。宣伝も非常に巧みだ。『身を切る改革』などの公約で有権者を引きつけた山下氏に対し、平木氏らは無党派にアピールできなかった」と分析した。

     ◇

 維新が22年参院選の比例選で獲得した約16万票は、今回の県議選全体で、維新候補が得た票数とほぼ一致する。知事選の山下氏の得票は26万6404票。16万票を基礎票とみれば、10万票分の風が吹いたともいえる。

 維新陣営の参謀がシナリオの一端を明かす。「自民支持層といっても、コア層は限られる。『維新に県政を任せてもいい』という民意の風が吹けば、維新支持層の8、9割を固め、自民支持層から20〜30%取り込めると踏んだ」

 読売新聞社の出口調査では、山下氏は無党派層の約5割を押さえ、維新支持層の85%、自民支持層の27%の票を得ていた。筋書き通りの完勝だった。

     ◎

 統一地方選前半の知事選は、維新公認の山下氏が制し、県政は転換期を迎えた。勝因を探るとともに、県政の今後を展望する。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板