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近畿 地方議会・首長,政治・選挙スレ

1072チバQ:2010/10/16(土) 20:37:07
>>986-987>>1071
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20101014ddlk28010368000c.html
16万都市の行方:川西ダブル選/上 高齢化するニュータウン /兵庫
 ◇福祉と魅力づくり急務
 ◇現役世代の流入、活性化へ不可欠
 川西市北部に位置する大和地区。高層マンションはほとんど見えず、一戸建て住宅がずらりと並ぶ。1万1500人が暮らす同地区は、昭和40年代に始まった大規模団地開発に伴うニュータウンの一つだ。高度経済成長期、一戸建て住宅を求めて転入してきた人々は今、“引退”の時期を迎えつつある。

 「当時は地価高騰の時代。早く買わないとという気持ちが強かった」。36年前に大阪府箕面市から転入してきた金山正吾さん(75)は、こう振り返る。若いころは「働きバチ」。自治会活動に参加する余裕もなかった。再就職先での勤務を終え、周囲を見渡すと、ニュータウンは少子高齢化の象徴のような街になっていた。

 近年、同地区の高齢化率は年1%ほど上昇し現在は34%。「70、80歳代の人は増え、数年後には確実に40%になる。これからが大変だ」。福祉委員長の井芹寛治さん(79)は先行きの見えない状況に不安を募らせる。

 数年前、高齢者が誰にもみとられないまま亡くなる「孤独死」が相次いだ。それをきっかけに、福祉委員会では「地域見守り部」を結成。民生委員らが中心となって1人暮らしの高齢者宅を積極的に回った。「それ以降は孤独死はなくなった。でも見回っているメンバー自身も高齢だからね」と苦笑いする。

 坂道の多い同地区はバスの本数も少なく、運転免許のない人や高齢のために返上した人にとっては、夕食の買い物も難しい。乗り合いタクシーなど地域にあったきめ細かな施策を行政には期待している。

 市制施行時(1954年)、3万4000人だった人口は、宅地開発と比例するように急増。約20年で10万人を突破し、96年には15万人に達した。一方で、世代交代は進まず、市全体の高齢化率も25%になる。阪神間でもマンション需要が高く、若い世代が流入してきている西宮市の19%とは対照的だ。

 関西学院大の角野幸博教授(都市計画論)は、ニュータウンが再び活性化するには、高齢者福祉に加え、現役世代の流入が不可欠だと指摘する。「ニュータウンは生き残りの時代を迎える。一戸建て住宅が『ゴール』と思われていたのは過去の話。30〜40歳代といった現役世代が都心に近いマンションにひかれていく中、川西市は『大阪のベッドタウン』以外の魅力を見つけなければならない」と重い課題を投げかけた。【小坂剛志】

  ×  ×

 川西市の未来を占う市長・市議選。高齢化が進み、財政状況も厳しい中、市政のかじ取りを誰に託すのか。17日に迫る投開票を前に課題を追った。

〔阪神版〕


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