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599とはずがたり:2017/12/05(火) 20:17:15
>>597-599
彼らの姿を見ていると、あの「天才」谷川浩司九段からタイトルを奪取していった「羽生世代」と、どこか重なる気さえする。

その「羽生世代」も、いまや齢五十も間近となった。気力・体力を酷使する棋士にとって、厳しい年齢になりつつある。

羽生棋聖と数々の名勝負を繰り広げてきた森内俊之九段は2017年3月、棋士の序列を決める「名人戦」順位戦でA級からB級への陥落が決まると、フリークラス転出を決断した。

これは、森内九段が二度と「名人」復位を目指さないことを意味する。

一方で、若手の台頭が著しい中にあっても、羽生棋聖はトップランクの「A級」棋士として君臨し続けている。

思えば、「一冠」に陥落した2004年、あの頃にも「羽生の時代は終わった」という声があった。

だが、結果は違った。直後に次々とタイトルを奪取し、同年度内には「四冠」(王座・王位・王将・棋王)となる破竹の勢いを見せた。

2007年に「二冠」になったときも「羽生は終わった」という声があった。

だがこの時も、羽生棋聖は風評を覆した。翌年には名人と棋聖を奪取し「四冠」となった。

40代となっていた2011年には、名人と、20年守り続けた王座を失い、またも「二冠」となった。「羽生の時代は終わった」という声はこの頃にもあった。

それでも、羽生の時代は終わらなかった。

翌2012年には「朝日将棋オープン戦」などで優勝。NHK杯では4年連続優勝を果たし、将棋界初の「名誉NHK杯選手権者」となった。史上3人目となるA級順位戦での全勝優勝も達成した。

1991年から現在に至るまで、常に一つ以上のタイトルを保持し続けている羽生棋聖。一度もタイトルを獲得せずに引退する棋士が数多くいるなか、この記録は快挙だ。

そして、羽生棋聖は15期年ぶりの竜王復位。前人未到の「永世七冠」資格を獲得した。

羽生の時代は、まだ終わっていない。そう思わせてくれる竜王戦だった。


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