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Game全般

452名無しさん:2015/06/27(土) 21:45:37
>>451

――平岡さんが開発した将棋AIの“Apery”は、これからもまだまだ改良していくわけですよね?
平岡 はい。まだ続けます。一種のライフワークのようになっていますね。

――ちなみにAIの開発というのは、具体的にはどのような仕事なのですか?
平岡 ゲームのAIに関してになりますが、まずルール通りに先の状況を読むことが最低限のラインです。そこからさらに強くするために、たとえば強いプレイヤーの動きを分析し、それを探索の効率化や機械学習などを用いてプログラムに落とし込みます。AIをより強く、賢くすることでユーザーに楽しんでもらえるようにすることが、開発するなかでおもしろいところです。また、開発の経験やスキルが活かせる仕事に携われていることには、大変やりがいを感じています。

――個人作業が多いのですか? それともチームで?
平岡 AI自体の開発は、個人で仕事をすることが多いです。しかし、分担するパートを作って、できるだけみんなで取り組めるようにすることが、いちばん作りやすい形だと思います。ひとつのアプリを作ることに関しては、当然いろいろなコミュニケーションが必要ですし、ひとりで全部できるものではありませんね。

――将棋ソフトをはじめ、各種アプリがそうそうたる実績を上げています。現在の御社の“AI”のレベルをどのようにとらえていますか?
平岡 目指すところは、やはり無限の強さです。ですから、終わりはないですね。将棋の完全解析は、ほぼできないと思っていますので、逆に言うといつまででも強くなると思っています。現状はプロ棋士と対局して、勝っても驚かれないレベルにまで来ています。

――では、社内の雰囲気はどのような感じでしょうか?
平岡 社内はとても明るい雰囲気ですね。仕事もやりやすいですし、将棋AIでトップクラスとなる“ponanza”の開発者・山本(一成氏)、“ツツカナ”の開発者・一丸(貴則氏)をはじめ、研究所出身者など、実力あるメンバーが多くいますので、刺激も多いです。若くても仕事を任されている人や、自分で責任と目的意識を持って仕事をしている人も多いですね。

――将棋好きなスタッフからは、一目置かれているのではないですか?
平岡 いえ、そんなことはありません。とくに、林(隆弘氏。HEROZ共同創業者)がプレイヤーとしてやたらと強いんですよ(笑)。

――会社でこんなことがやりたいとか、将来的な夢を教えてください。
平岡 やはり、AIで何か成し遂げたいという思いがあります。ゲームに限らず、コンピューターに考えさせることによって、何かおもしろいことが生まれるはずです。AIに特化することで、他社にはできないおもしろさが出せると思いますので、まずはゲームでその強みを活かして、おもしろいゲームを作りたいと思います。

――現在、転職を考えているクリエイターにひと言お願いします。また、未経験だがゲーム業界に興味があるという人には、どんな準備をして、どんなスキルを磨いておけばいいかなど、アドバイスをいただけますか?
平岡 具体的に転職を考えている人は、できるだけ自分が興味を持っていることを優先してほしいと思います。そうすれば、仕事も楽しいでしょうし、モチベーションも上がります。一生懸命やれば仕事もおもしろくなるので、そういう意味でも自分の興味が大事ではないかと思います。
 未経験の方には、とりあえず何かを作ってみることが大事です。いまは開発用のツールなども充実していて、割と簡単にゲームを作ることができます。まずは作ってみて、配信するなり、ソースコードを公開してほしいと思います。そうすれば全体像が見えるはずだし、直接反響があるでしょう。ソースコードを公開すれば、採用でのミスマッチも減ります。全体を作るというのはたいへんですが、ゲーム開発のどの工程に興味があるのかもわかってきます。

――ご自身も“Apery”のソースコードを公開されていますね。
平岡 一応オープンソースの中では最強AIだと自負しています。

――ちなみに、現在は林さんとどちらが強いのですか?
平岡 (笑)。まだ完成型ではありませんが、一応“Apery”のはずです(笑)。


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