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422名無しさん:2015/06/14(日) 22:23:47
>>421

読みを省略することに人間らしさがある
 ――子どもの頃に読んだ星新一さんのSFショートショートを連想しますね。人間が生活を便利にしようとコンピュータを開発し進化させた。でも気がつくと、人間がコンピュータに支配される社会になっていたという。

 「ああ、はいはい。だから、人工知能の研究テーマの一つとして、将棋があるのかなという認識は持っています」

 ――じゃあ、簡単にいえば、コンピュータの思考を学ばなければいけないと。

 「うん、コンピュータの思考プロセスを学ばないと。ただ、人間はコンピュータのように1秒間に100万手とか読めないから、同じ思考は出来ないでしょうけど、プロセスを知る必要はあると思います」

 ――では、人間らしさというのは? 
 「読みを省略していくところだと思います。読みや考えを省略することで、短時間で結論に辿り着けたり、正しい手を見出していく。そこが人間的な思考の一番の特長ですよね。コンピュータは沢山手を読めば読むほど強くなると思いますけど、人間は少なく読めるようになればなるほど強くなっていく」

 ――コンピュータは計算力。人間は感覚。

 「ソフトの開発者も、理想は人間の感覚、思考プロセスを覚えさせようと一生懸命やってきたんですね。今でもやってる人はいるんですけど、結局は計算力に頼ったほうが強くなった。ハードの進歩も大きいと思います」

 人間がコンピュータに太刀打ちできなくなる状況を、羽生は既に20年前に予見していた。96年の将棋年鑑の棋士アンケートで、「コンピュータがプロ棋士を負かす日は来ると思うか? 来るとしたらいつか?」という問いに、大半の棋士が否定する中、「2015年」と答えている。

 ――よく聞かれることだと思いますが「2015年発言」の真意を。もう、来年です。

 「う〜ん、いやぁ、アンケートを書いたときも、別に深く考えずに適当に書いただけなんで・・・・・・(苦笑)」

 ――適当、ですか? 
 「ハハッハハッ。いや、ただ、コンピュータそのものの進歩と比例して、必ず強くなる日が来ると思ってはいましたが・・・・・・」


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