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421名無しさん:2015/06/14(日) 22:23:22
>>420

人口知能に勝つために将棋ソフトをプログラムする?
 2012年春からの羽生は、さらにギアを入れ替えたように勝ち続ける。

 名人戦では森内に敗れ、タイトル奪回はならなかったが、挑戦者として臨んだ秋の王座戦五番勝負では、渡辺から1年でタイトルを奪い返した。2勝1敗と王手を懸けて臨んだ第4局は、夜10時過ぎに千日手指し直しとなる。30分の休憩を挟んで行われた指し直し局で、羽生の気迫をまざまざと感じるシーンがあった。開始直前に盤の前に座った羽生は、まるでリングに向かうボクサーのように両腕をぐるぐるっと大きく回したのだ。指し直し局に勝利したのが深夜2時。1日で2局、都合17時間に渡る死闘を終えた直後の感想戦でも、よく通る声で快活に喋ったのは羽生のほうで、片や渡辺は憔悴しきっていた。

 翌13年には、渡辺との三冠同士の対決となった棋聖戦も制し、天敵に一歩水をあける。翌14年春には、3年連続の挑戦となった名人戦で森内を4連勝で下し、4年ぶりに名人にも復位して四冠王となった。続く棋聖戦でも森内を3タテで退け防衛に成功する。

 常識外れの斬新な手、積極的な踏み込みを見せての勝ちっぷりは、「第2の全盛期」を思わせた。羽生に何があったのだろうか。

 この間、将棋界に新たな変化が生まれていた。コンピュータ将棋の進化である。12年から始まった人間対コンピュータの団体戦である電王戦では、人間側の惨敗が続き、棋士たちやファンもコンピュータ将棋への脅威に戦々恐々としていた。きっと羽生にも、大きな刺激になっているに違いない。そんな思惑をもって、インタビュー「第5局」に挑んだのは、14年6月末のことだ。

 ――名人戦は力戦型の将棋が続いて、同時期に電王戦が行われていたこともあって、棋士やファンから「人間らしい将棋」という声が聞かれました。特別な意識はありましたか。
そう尋ねると、羽生は軽快に語り始めた。

 「ああ、そうですね。名人戦は名人戦なんで(笑)。まあ、魅力的な将棋を指したいという気持ちはありました。何というか、電王戦だけが盛り上がってしまうのは、残念なことですから。同じ時期にやってますし、名人戦も注目してもらえるような内容にしたい、という気持ちはありましたね」

 ――電王戦、どんな感想を。

 「やっぱり、ソフトは非常に強かったというのと、コンピュータ将棋世界選手権で優勝したソフトだけじゃなく、トップの7つか8つの強さは変わらない、全般的なレベルの高さを感じましたね。人間側には普段の対局とは違う厳しいものがあるんだろうなと」

 ――具体的には。

 「例えば人間同士の対局だと、1局の中で読みが外れてもどこかで合っていくものですけど、そういう共通項を感じることはなかったんじゃないかなと。何でこんな手でくるの?どうしてこの局面でこんなに長く考えているの? ということが続いていく。だから、人間はかなり消耗すると思います」

 ――昨年よりもさらに、もう人間はコンピュータに叶わないんじゃないかと、棋士たちもファンも危機感が募っています。

 「ああ、ええええ、ええええ」

 ――羽生さんは、どう捉えてますか。

 「ああ、そうですね。人間としては、コンピュータ将棋をどこまで解析、分析して捉えきれるか。まあ、将棋の力も当然必要なんですけど、コンピュータそのものに対する理解というものがないと、もう対応できないところがあるのかなという気はしますね」

 ――コンピュータをよく知っている人? 
 「つまり、どういう思考でこの手を選んだのかということが、ブラックボックスとしてあるわけで。やっぱり、そこがわかるのとわからないのでは、同じ手を指されても捉え方が全く変わるというところはあるんです。だから、プログラミングの知識がある人のほうがいいんじゃないかなぁと・・・・・・(突然笑い出し)だからといって、クック、棋士が皆、急にプログラミングの勉強を始めたら、クック、それもおかしい気はするんですけど・・・・・・」

 ――もし、本気で勝つつもりなら、と。

 「勝つつもりなら。自分でソフトを作ってみるとか。でも、それも変な話で(笑)。自分で将棋指せるのに、プログラム作って将棋指そうって、クック、わけわからなくなってきてますけど。まあ、そういう時代なんです」


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