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第22回参議院議員選挙(2010年)

7585名無しさん:2010/07/13(火) 04:42:00

  京都の二人目は、本当は彼女だった。
  http://www.yunomegumi.net/

  前原が別の女性を連れてきたが、本部が「勝てない」と判断し、
 痛み分けとして、京都府連所属の河上みつえ氏が犠牲となった。
 その河上氏を虐め、さらしものにした府連の罪は重大である。
  
  こんな狭量人間の前原に、総理大臣の資格はない。

7586名無しさん:2010/07/13(火) 08:21:10
>>7581
>昨日、民主党京都府連には抗議の電話が殺到した。
ソースは?
それとも自分が掛けたの?
現職議員にも関わらず、同じ二人区で全く組織を持たず同様に県連から極めて冷遇された静岡中本より得票が一桁少ないのだから、河上には地力が無さ過ぎる。
中本は、団体の決起集会で現職と二人檀上にいたのに、県連幹部は現職に一票をとしか言わず、泣きそうになるのを歯を食いしばって堪えていたという。
それで頑張って二十万の票を得た。
河上は何票だ?
泡沫並の得票では文句をいう資格はない。
中本には同情するが、河上には同情できない。

7587チバQ:2010/07/13(火) 12:20:27
長谷川が落ちた腹いせによる犯行・・・
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100713-00000523-san-bus_all
ゆうちょ銀のシステム障害 約1万人に影響 原因は「分からない」
7月13日11時32分配信 産経新聞

 日本郵政グループのゆうちょ銀行で12日に発生した大規模なシステム障害で、同行は13日、午前8時50分にシステムが全面復旧したと発表した。同日午前に会見した間瀬朝久専務執行役は「障害の原因ははっきり分からないが、送金処理の速度が落ちたようだ」と説明。利用者への影響は推計で約1万件に上るとした。

 また、同行によると、12日の苦情1410件に続き、13日も125件の苦情があったことを公表。内容は「復旧状況を教えて欲しい」「ゆうちょ銀行同士の送金は大丈夫か」といったものだった。 

 トラブルは12日午後3時22分ごろ発生した。全国約2万6千台の現金自動預払機(ATM)で、他行のカードを使った出金や他行への送金などができなくなったほか、インターネットバンキング「ゆうちょダイレクト」を通じた他行との取引もできなくなった。現金の引き出しなど、振り込み以外のサービスは12日午後8時半過ぎに復旧した。

 日本郵政グループでは、1日に日本通運との共同出資会社から「ペリカン便」を吸収した郵便事業会社(日本郵便)の宅配便「ゆうパック」の集配に遅れが発生し、6日までの遅配34万4千個に上るトラブルが起きたばかり。相次ぐトラブルの発生で企業の信頼性が損なわれる懸念が出てきた。

7588名無しさん:2010/07/13(火) 12:34:43
>>7580
あっちの方がまだまともだったんですね。


>>7582-7583
この流れってギャグですか

7589名無しさん:2010/07/13(火) 13:44:16
>簗瀬さんは12日未明、後援会幹部らに政界引退の意向を伝えたという。

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100712dde041010027000c.html
選挙:参院選 民主大敗 「反菅」1人区直撃 県連、口々に反省「与党の重責、痛感」

 参院選の勝敗を左右した改選数1の「1人区」。民主党は小沢一郎前幹事長の地元・岩手選挙区、輿石東参院議員会長が辛勝した山梨選挙区を除き、東日本の1人区の議席を自民に譲った。予想外の大敗を受け、県連幹部らは政権与党として初めて迎えた選挙戦の厳しさを口にした。【泉谷由梨子、矢澤秀範、林奈緒美、野原寛史】

 参院予算委員長を務め、3選を目指した民主現職の簗瀬進さん(60)が、公募で選ばれた自民新人、上野通子さん(52)に敗れた栃木選挙区。民主党県連代表の谷博之参院議員は「(菅直人首相の消費税増税発言が)影響がなかったとは言えない。反発した無党派層が結果的にみんなの党に行ったと思う」。簗瀬さんは12日未明、後援会幹部らに政界引退の意向を伝えたという。

 青森選挙区では、民主新人の波多野里奈さん(37)が自民元職の山崎力さん(63)に約6万4000票差で敗れた。横山北斗・民主党県連代表は「今の民主に安定多数を与えて好きなようにやらせてもいいのかという思いが有権者に強くあった。私ども今の国会議員が反省しなければならない」と話した。

 「国民のうねりというか、怒りを、つかみきれなかった」。民主党山形県連の近藤洋介会長代行はそう振り返った。激戦区とされた山形選挙区で、自民現職の岸宏一さん(70)に民主新人の梅津庸成さん(43)は4万1045票の差をつけられた。

 和嶋未希・県連会長は、政権交代を実現した昨年の衆院選に触れ「この10カ月、有権者の思いを忘れることはなかったが、応えきれなかった。足元を見つめ直さなければならない」と反省。「政権与党は批判を受けるもの。これまで攻めの選挙をしてきたが、今回は守りながら攻める初めての選挙。政権与党の責任は重いと感じた」と話した。

 著名人対決となった秋田選挙区は、民主現職の元ニュースキャスター、鈴木陽悦さん(61)が、自民新人の元プロ野球選手、石井浩郎さん(46)に再選を阻まれた。民主党県連の松浦大悟代表は「全国的にも大変厳しい審判。態勢の立て直しに取り組まなければならない」と話した。

7590名無しさん:2010/07/13(火) 13:45:46
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100712dde041010027000c.html
 ◇沖縄の民主現職、比例で落選 「裏切りの代償」

 比例に出馬した民主現職で党沖縄県連代表、喜納昌吉さん(62)は個人得票数が伸び悩み、再選を果たせなかった。米軍普天間飛行場の移設問題の影響で、沖縄選挙区に候補を擁立できないうえの落選。「最低でも県外」と期待値を上げた末の裏切りの代償は民主に大きなダメージを与えた。

 喜納さんは落選が決まった12日午前4時半ごろ、那覇市の選挙事務所で「県民の裏切られたとの感情はすごかった」と敗戦の弁を述べ、悔しさをにじませた。県連代表辞任の意向も示した。

 地元で逆風が吹き荒れる選挙だった。5月末に日米両政府が合意した県内移設の共同声明に県民は反発した。県連は政府方針と異なる「県外、国外移設」の立場で選挙区への候補擁立を目指したが、党本部の理解を得られず断念。県連は喜納さんの選挙に全力を注いだ。

 昨夏の衆院選比例で、民主は県内で約26万票を獲得。6年前の前々回、県外で大量得票した喜納さんは今回県内でも15万票を目標に設定。「県外、国外移設」を訴えて離島にも足を運んだ。しかし、県内の比例票は約11万9000票と大きく目減り。県内の個人得票も約3万6000票にとどまった。

 一方、県内移設反対の受け皿となったのは社民。沖縄での参院選比例の得票は、昨夏の衆院選を約4万6000票上回る約12万票。沖縄選挙区で落選した社民推薦の山城博治さん(57)は21万票以上得票し健闘した。組織の立て直しを迫られる民主県連の新垣安弘幹事長は「県内移設は実行できる状況にない。今後も党本部に伝えていくしかない」と苦渋の表情を浮かべた。【井本義親、斎藤良太】

毎日新聞 2010年7月12日 東京夕刊

7591名無しさん:2010/07/13(火) 16:08:10
落選の千葉法相 続投要請了承も今後は政界引退へ(07/13 14:42)
http://news.tv-asahi.co.jp/news/web/html/200713027.html

 参議院選挙で落選した千葉法務大臣が、菅総理大臣からの続投要請を了承したことを明らかにしました。また、今後、政界を引退する意向を示しました。

 千葉法務大臣:「参議院の議員としては、1つの区切りだと思っております」
 千葉大臣は落選後、初めての閣議後の会見で、菅総理に辞任を申し出たものの続投を要請され、了承したことを明らかにしました。次回の選挙には出馬せず、政界を引退する意向も示しました。また、千葉大臣は民主党執行部の責任についてはコメントせず、「死刑を執行しないことが敗因となったか」との質問に対して、「そうは考えていない」と述べました。

7592名無しさん:2010/07/13(火) 16:43:38
>>7588
急いでて書き方が曖昧になったけど、ここの板に来てる人なら新潟と福岡の候補がどういう候補か知ってておかしくないもんだと思ってそれくらいの書き方にしたんだけどな。

よくわかってない人増えたな。

7593名無しさん:2010/07/13(火) 21:53:11
>>7592
ようするに、「ここの板に来てる人なら」「知ってておかしくない」ような事も忘れて感情的に書き込んだのがギャグなのかって事だろ。
見苦しいよ。

7594チバQ:2010/07/13(火) 23:31:06
http://mainichi.jp/select/today/news/20100713k0000m040146000c.html
参院選:「斎藤」だけの票案分 戸籍名同じで?幸田町選管
2010年7月13日 2時30分

 7人が立候補した参院選愛知選挙区(改選数3)の開票作業で、同県幸田町選管が、「斎藤」と姓だけ書かれた票を民主新人、斎藤嘉隆氏(47)とみんな新人、薬師寺道代氏(46)の得票数に応じて比例配分する「案分票」にしていたことが分かった。薬師寺氏は日常的に旧姓の「薬師寺」を使っているが、戸籍名は「斎藤」であることを踏まえた判断とみられる。

 同県選管によると、「斎藤」票の扱いについては各市区町村の選管の判断に委ねることになっていたが、結果的に案分としたのは72市区町村の中で幸田町だけ。薬師寺氏は選挙公報やポスターの選挙活動で「斎藤」姓を記載していないため、「斎藤」票は斎藤嘉隆氏への投票と多くの市区町村が判断したとみられる。

 県選管によると、案分票の判断は公選法に基づき、開票管理者が立会人の意見を踏まえて判断することになっている。選挙結果は斎藤氏が75万余票を獲得して当選、落選した薬師寺氏とは22万票以上の差があった。案分票の扱い次第で当落が変わる状況ではなかったが、選管関係者からは、統一された判断基準がないことに疑問の声も出ている。【加藤潔】

7595チバQ:2010/07/13(火) 23:32:20
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/100712/stt1007122232006-n1.htm
[参院選]業界団体の集票力激減 鞍替え、二股… すべて裏目 労組が手堅く10人当選、内実は… (1/2ページ)
2010.7.12 22:31

 11日投票の参院選では民主、自民両党ともに比例代表で得票が伸びず、平成19年参院選より議席数を減らした。大量得票を当て込んで擁立した業界団体出身候補の集票力が低下し、日本医師連盟や全国郵便局長会などの有力団体で落選が相次いだためだ。一方、民主党の労組出身候補は当選圏入りに必要な票を手堅くまとめて11人中10人が当選し、明暗が分かれた。(赤地真志帆、比護義則)

■業界団体■組織力激減

 昨年9月の政権交代を受け、今回の参院選では従来の自民党支持から民主党に乗り換える業界団体が相次いだが結果は芳しくない。

 日本医師会の政治団体、日本医師連盟は推薦を決定していた自民党現職の西島英利氏を5月に支援に格下げし、民主党の安藤高夫氏を推薦した。

 だが、組織を民主党支援で一本化できず、自民・西島氏は7万6千票、安藤氏は7万1千票でそろって落選。日医連はみんなの党の清水鴻一郎氏も支援したがこちらも落選した。複数政党に二股、三股で保険をかけた結果、票の分散を招いただけに終わった。

 しかも3候補の票の合計は17万票で、19年に支援して落選した自民党候補(18万6千票)の得票にも届かなかった。日本医師会の発政界への言力はますます低下するとみられている。

 くら替えした他の業界団体も軒並み票を減らした。日本歯科医師連盟の候補は民主党の最下位で当選を果たしたが、得票は19年に獲得した22万8千票の半分に満たない10万票。道路運送経営研究会(全日本トラック協会)の支援候補も19年を2万6千票下回る5万2千票で落選した。

 逆に政権交代後も自民党候補を支援した日本看護連盟、全国建設業協会、日本薬剤師連盟、日本遺族会はいずれも当選した。それでも4万票以上を上積みした日本看護連盟を除き、獲得票は減少。日本遺族会は9万9千票、全国建設業協会は7万9千票減らし、組織力の低下を印象づけた。

 かつて自民党最大の「支援団体」と評された全国郵便局長会(旧全国特定郵便局長会)は6年ぶりに国民新党の長谷川憲正氏を全面支援し、16年参院選で長谷川氏が獲得した28万3千票を大きく上回る40万6千票をたたき出した。だが、国民新党の総得票数は100万票で議席は回ってこなかった。

■労組■議席は増えたが…

 民主党最大の支持団体、日本労働組合総連合会(連合、古賀伸明会長)は組織内候補10人を当選させた。民主党比例代表当選者16人の6割以上を占め、16年参院選の8人、19年参院選の7人を大幅に上回った。

 古賀氏は12日の記者会見で「民主党は比例の得票数では自民党を上回った」と労組の力を誇示した。民主党の枝野幸男幹事長もさっそく古賀氏を訪ね、丁寧に謝意を伝えた。

 だが、連合も19年参院選に比べ得票数を増やしたのは電力総連だけ。自治労は前回の50万7千票から13万3千票と大幅に票を落とし、他の労組系候補の得票は軒並み減少。北海道教職員組合の違法献金事件の影響もあり、日教組は22万4千票から13万9千票に減らした。

 民主党は比例代表で1845万票を集票したが、政党名での投票が8割近くを占めた。このため、民主系の労組候補は当選ラインが10万票と他党に比べて低くなったことも大量当選の要因となった。労組丸抱えの選挙活動への世間の批判は強まりつつあり、旧態依然とした選挙戦術では将来の展望は開けない。

7596チバQ:2010/07/13(火) 23:35:42
>>7145-7147
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007130004
自民・新篠津、社民・占冠 得票率また1位
2010年07月13日

■自民・新篠津、社民・占冠 得票率また道内1位


 占冠の社民、新篠津の自民の得票率はまたも道内市区町村で1位――。参院選比例区の開票結果について、選挙期間中に過去の国政選挙の比例区での得票率から「民意の理由」を探った占冠、新篠津、東神楽の3町村を中心に、各政党の強さを分析してみた。


 過去5回の国政選挙(2003年、05年、09年の衆院選、04年、07年の参院選)で、社民党の得票率が4回1位を記録した占冠村。今回の参院選の同党の得票率は23・88%で道内市区町村で首位。2位の音威子府村(10・22%)を引き離し、相変わらずの強さを見せつけた。


 自民党が圧倒的な強さを誇ってきた新篠津村は、同党の得票率が41・96%で、これも道内でトップだった。参院選では04年、07年も1位だった。同党得票率の2位は上富良野町(40・77%)、3位は利尻富士町(38・29%)と「常連」が並んだ。


 民主党の地盤が強いことで知られる東神楽町。今回の同党の得票率は43・65%で、道内12位だった。過去5回のうち4回で40%台後半に達したことを考えると、今回は得票率がやや低下したと言える。1位だったのは、鳩山由紀夫前首相の地元で、道内で最も民主党が強いと言える室蘭市。得票率は47・98%だった。


 今回躍進したみんなの党を見ると、得票率上位は1位の札幌市中央区(13・56%)以下、トップ10を札幌市の10区が占めた。以下、11位に北見市(10・45%)、12位に江別市(10・40%)が続いた。


(若松聡)

7597チバQ:2010/07/13(火) 23:37:25
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1052/20100713_07.htm
比例候補の勝敗 民主王国、岩手動揺 工藤県連代表が落選

再選を果たせず、無念の表情を見せる工藤氏(右)=12日午前4時すぎ、盛岡市の事務所


 参院選比例代表で、東北関係の当選者には12日未明から朝にかけて吉報が伝わった。みんなの党新人で前秋田県知事の寺田典城氏(70)は、新たな舞台に早くも意欲をみなぎらせた。一方、民主党現職の工藤堅太郎氏(67)は地盤の岩手で票が伸びず、落選。「民主王国」に衝撃が走った。

 参院選の比例代表で、再選を目指した民主党岩手県連代表の工藤堅太郎氏が落選した。目標の20万票の3分の1にも届かず、県連内にはショックと動揺が広がった。

 「手応えはあった。落選は予想外だ。結果を出せず、大変申し訳ない」
 工藤氏は12日未明、盛岡市菜園の事務所で、国会議員や県議を前に沈痛な面持ちで頭を下げ、県連代表を辞任する意向を表明した。陣営幹部は「消費税増税などで厳しい戦いになると想定はできたが、まさかこんなことになるとは…」と言葉を失った。
 工藤氏は2004年参院選の比例代表で14万2656票を獲得し、初当選した。陣営は今回、選挙区の現職主浜了氏と連携を強化し、相乗効果で20万票を目標に掲げた。
 結果は6万6585票。再選を果たした主浜氏が、投票率の低下にもかかわらず、04年から1万票以上を伸ばしたのに対し、工藤氏は前回の半数にも満たなかった。
 自民党から比例に立った元岩手県議の小野寺有一氏(43)は「岩手では前回、選挙区で自民党候補を支持しながら、比例は工藤氏に投票していた人もいた。自分の立候補は、それを食い止める効果があった」と指摘。自民党県連内には、小野寺氏の落選を残念がりながらも「宿敵に一矢を報いた」とみる向きもある。
 知事選、衆院1区補選、参院選、昨年の衆院選全4区制覇など、直近の大型選挙で白星を続けた岩手の民主。工藤氏の落選について、県連選対本部長代行の階猛衆院議員は「衝撃的だ。主浜氏が票を伸ばしただけに、ギャップに悩んでいる」と語るのが精いっぱいだった。


2010年07月13日火曜日

7598チバQ:2010/07/13(火) 23:38:38
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000001007130001
県内政界変化の兆し
2010年07月13日











 ●比例 みんな・小熊氏当選


 11日投票の参院選は12日早朝まで開票作業が続き、みんなの党新顔の小熊慎司氏が比例区で初当選した。県内では同党の比例区の得票率は約14%に達し、約10%の公明党を抜いて第3位となった。党県連代表でもある小熊氏は、次の衆院選で全5区に候補者を出す考えを表明。民主と自民の二大政党を軸に動いてきた県内政界に、様々な変化が起きそうだ。


 ◎「会津や福島を再生」小熊氏


 会津若松市にある小熊氏の事務所に当選確実の一報が伝わったのは12日午前7時ごろ。待ちわびた約50人の支持者が「やったぞ」と歓声をあげ、多くの人が涙ぐんだ。


 小熊氏は「一晩待って、頂いた議席。日本一幸せな候補者でした。今日から会津、福島県、日本の再生に取り組む。政界再編のために頑張りたい」と笑顔であいさつし、支持者らとバンザイした。


 同党の比例区での獲得議席は七つ。当落を左右する個人名票の多さを、ほかの候補者と最後まで競った。個人名票は3万7222票で6位に滑り込んだが、次点の候補者との差はわずか623票だった。


 県内でも、みんなの党の得票は政党名によるものが多く、個人名は21%にとどまった=グラフ。小熊氏は個人名票のうち約1万1千票を会津若松市で取り、県内全体での得票は約2万3千票だった。


 会津若松商工会議所青年部のメンバーらが支援。昨年の衆院選福島4区にも立候補したことが名前の浸透に大きく寄与したとみられる。小熊氏は「自分の信念と党の政策に、最後まで自信を持てたのが良かった」と振り返った。


 小熊氏は党県連代表として今後、東北地方での党勢拡大を図る考えを示した。次の衆院選で「県内すべての選挙区に候補者を擁立したい」とも表明。自らが、地元の福島4区から立候補する可能性は「フリーハンド。今は参院議員の職責をしっかり果たしたいと考えている」と話した。


 会津地区が地元の参議院議員誕生に、民主党の渡部恒三・元最高顧問(78)は12日、「会津から育てたい政治家。よかった。頑張って欲しい」と朝日新聞の取材に答えた。


 小熊氏の支持者の間で衆院選への「くら替え立候補」を望む声があることについて、渡部氏は「(立候補は)大いに望ましい。民主主義だから、若い人が日本のために働きたいと思うことはうれしい」と述べた。


 また、参院選で民主党が改選議席を大きく下回った結果については、「政権交代を果たし、我が党は思い上がっていたところがあった。国民のおしかりだ」と答えた。今後の政権運営について、「自民党やみんなの党とは哲学が近い。話をすれば共通の考え方も生まれる」とし、政策ごとの連携に期待を寄せた。

7599チバQ:2010/07/13(火) 23:39:16
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100713/CK2010071302000139.html
比例代表“ご当地候補” 明 みんなの党上野宏史氏 暗 民主党小寺弘之氏
2010年7月13日

 十二日未明にずれこんだ参院選比例代表の開票作業。県関連では、みんなの党新人の上野宏史氏(39)が「第三極」への追い風に乗って初当選を果たしたが、民主党新人で前知事の小寺弘之氏(69)は民主への逆風を受け惜敗。個人名での得票を目指し、県内を中心に支持を訴えた“ご当地候補”の明暗が分かれた。

 「誰も自分の名前を知らない状態からの選挙戦。一票一票を忘れずに、群馬、日本のために働きたい」

 上野氏は十二日午前三時四十分、ようやく届いた当確の知らせを受け、高崎市中尾町の選挙事務所で涙を流しながら決意表明した。

 上野氏は、義父で自民党の元参院議員だった上野公成氏の“後継”として公示直前に急きょ、立候補を表明。公成氏の後援会や支持者のほか、自民支持層の一部と連携し、県内を拠点に支持を訴えた。

 上野氏は「県内の商店街から、シャッターが下りたままの要因と実情を聞き、解決していきたい」と抱負を語った。

 一方、前知事としての経験と知名度を武器に「地方の声を国政に伝える」と訴えた小寺氏。

 「群馬のため、日本のため、厳しい道と知りながら勇気を持って選挙に臨み、多くの皆さんに支援していただきながら結果を出せず深くおわびします」

 当選ラインに届かないことが判明した同日午前三時すぎ、高崎市小八木町の選挙事務所で支持者に頭を下げた。

 陣営は選挙戦終盤に入り手応えを感じていたが、県内で六万票を割る予想外の結果。比例代表の投票用紙に個人名を書いてもらう難しさに「選挙制度と戦っているようだった」(陣営幹部)と肩を落とした。 (菅原洋、加藤益丈)

7600チバQ:2010/07/13(火) 23:39:47
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100713/CK2010071302000141.html
2010参院選ぐんま 各党が選挙区総括 自民『危機感の結果』
2010年7月13日


 参院選群馬選挙区(改選数1)は11日に投開票された結果、自民の中曽根弘文氏(64)が、民主の富岡由紀夫氏(46)に圧勝。改選数1減に伴う“現職サバイバル”を制した。昨夏の衆院選大敗からの巻き返しに成功した自民は「復活に向けたスタートラインに立った」と党勢回復に自信を見せた。一方の民主は、2倍近くの得票差での惨敗に「菅直人首相の『消費税発言』が大きく影響した」とショックをあらわにした。 (中根政人、加藤益丈、菅原洋、川口晋介)

 県内では近年、国政選挙で「自民六割」「民主三割」の得票率が続いてきたが、昨夏の衆院選で自民は五小選挙区合計の得票率が49・98%に低下。追い風に乗った民主は、公認候補を擁立した群馬1〜4区だけで40・07%にまで迫った。

 だが、今回の参院選で、中曽根氏は自民候補として過去最高の得票を記録。得票率も60・56%まで回復させ、富岡氏(得票率31・21%)に約二十七万票もの大差をつけた。

 自民県連の真下誠治幹事長は、圧勝の要因について「(政権交代後の)民主党政治を見て、県内有権者が『危ない』と感じた結果」と分析。「県政界で自民への信頼感は今も根強い。党の存在感がさらに高まるよう努力したい」と力を込めた。

 中曽根氏を支援した公明県本部の加藤修一代表も「有権者が民主の政権担当能力に強い疑問を抱いたことが、中曽根氏の大勝を後押しした」と述べた。

 一方、富岡氏の敗因について、民主県連の中島政希会長代行は「消費税という予期しなかった問題が争点化し、基盤が確立していない群馬の党組織が逆風の影響をもろに受けてしまった」と強調。菅首相の発言には「消費税率引き上げ論議の必要性は認めるが、増税の前にやるべきことは(行政の無駄削減などの)改革だ」と苦言を呈した。

 富岡氏を支援した社民県連の小林人志幹事長は「民主の惨敗で、群馬は以前の『自民王国』と同じ状況に逆戻りしてしまった」と嘆いた。

 新人の店橋世津子氏(48)が敗れた共産県委員会の小菅啓司委員長は、消費税率問題をめぐる民主、自民の対応に「両党とも、有権者の前で公然と説明できていなかった」と批判した。

◆比例分析 みんなが『受け皿』に
 群馬選挙区で民主が惨敗した参院選。比例代表でも、民主は昨年の衆院選比例代表の得票から約十七万票減らし、民主離れが鮮明になった。選挙区で大勝した自民も比例は衆院選より約八万票減り、“王国復活”に課題を残した。みんなの党は衆院選から約十万票増やした。行き場を失った無党派層の「受け皿」になったとみられ、躍進ぶりが際だった。

 県内の比例第一党に返り咲いた自民。政党名と候補者名を合わせて二十六万八千票余りを獲得し、得票率は29%。二位は約二十六万一千票を獲得した民主で得票率は28%だった。自民は昨年の衆院選で初めて比例第一党の地位を民主に奪われたが、今回は約七千票差をつけて奪還した。三位はみんなの党。得票数は約十五万七千票(得票率17%)で衆院選のほぼ三倍となった。

 次いで公明が約十万四千票(同11%)、共産が約四万五千票(同5%)、社民が約三万票(同3%)。この三党はいずれも衆院選より得票を減らした。また、三年前の参院選と比べると、自民は約七万票、民主は約二万五千票それぞれ減らしている。

 候補者名での投票は全体の31%で、三年前の参院選より3ポイント下がった。

 “ご当地候補”二人のうち、民主が擁立した前知事の小寺弘之氏は二番目に多い五万七千五百八十五票を獲得したものの、全国的な民主退潮の影響もあり落選。みんなの党の上野宏史氏は三番目に多い三万七千八百九十一票を獲得し、党の躍進の影響で当選した。上野氏の義父の公成氏は三年前の参院選で自民から立候補し、七万四千三百八十六票を獲得している。

 トップは六万九千二百八十票を獲得した公明新人の長沢広明氏だった。 (加藤益丈)

7601チバQ:2010/07/13(火) 23:41:03
http://mytown.asahi.com/tochigi/news.php?k_id=09000001007130001
県政界、勢力様変わり 統一地方選に影響も
2010年07月13日

 11日投開票された参院選は、栃木選挙区(改選数1)で自民党新顔が大接戦の末に民主党現職を破る一方、みんなの党が県内の比例区得票で2大政党に大差をつけ、47都道府県で唯一となるトップの座をもぎ取った。県政界の勢力図を塗り替える衝撃的な選挙結果は、次の「政治決戦」と目される来春の統一地方選に向けた3党の戦略に大きな影響を与えそうだ。(樋口彩子、矢吹孝文、庄司将晃)


【自民】
 自民は新顔の上野通子氏(52)が栃木選挙区を制し、07年の前回参院選の雪辱を果たした。朝日新聞などの序盤の情勢調査では劣勢だったが、終盤に猛追。党本部も応援弁士として一番人気の小泉進次郎衆院議員を9日に宇都宮入りさせてテコ入れし、総力戦で逆転勝利につなげた。


 しかし、菅直人首相が消費税増税論を唐突に持ち出すという民主の「敵失」に助けられた面があったことも事実。上野氏の当選が党勢の本格的な回復につながるかどうかは予断を許さない。県内の比例区得票はみんな、民主に後れを取り3位にとどまった。自民県連の石坂真一幹事長は取材に対し、「候補者が重視される選挙区と、政党への評価が出る比例区の違いが出た。党への信頼はまだ回復していないようだ」と分析する。


 自民の組織選挙を支えてきた業界団体は以前から集票力の衰えが指摘されていたが、政権交代後は事実上の「自主投票」に転じる例が相次ぐ。自民系の地方議員たちにとって、今回の参院選は来春の統一地方選に向けた地盤固めの意味合いもあっただけに、後援組織をフル稼働させて支持取り付けに奔走した。


 自民は系列地方議員の数で、なお民主やみんなを圧倒している。上野氏当選の勢いを統一選での勝利につなげられるかどうかに、「指定席」だった県政与党の座を維持できるがかかっている。


【民主】
 民主は栃木選挙区で3選を目指した簗瀬進氏(60)がまさかの落選。県内の比例区得票でもみんなに敗れた。総合選対委員長を務めた県連代表の谷博之参院議員は12日、取材に対し「本当に厳しい結果だ」と険しい表情で語った。


 選挙期間最終日の10日夜、簗瀬氏は事務所での「マイク納め式」で支持者らを前にあいさつし、「与党として臨む選挙は、こんなにもきつくてつらいのかと実感した」とこぼしていた。


 国政与党として初めて迎えた国政選挙。県医師連盟や県興農政治連盟などの業界団体の支持取り付けに力を入れたが、ほとんどが自民候補と双方を推薦。県内には地方議員の空白地域も多い。消費税増税論に反発する民意の風をつかんだのはみんなだった。「風頼み」の体質は相変わらずで、守勢に回った時の地力の不足が改めて浮き彫りとなった。県連の佐藤栄幹事長は、敗因について「菅首相の一連の発言をきちっと説明し、跳ね返す力がなかった」と分析した。


 県連は、統一地方選で現在は7人の県議を10人以上に増やすという目標を掲げるが、達成できたとしても定数50の県議会では少数派にとどまる。自治体レベルでの勢力拡大のハードルは高い。民主を支援する連合栃木の青木義明会長は、統一地方選のことは「まだ考えられない」と述べた。



【みんな】
 「栃木選挙区で負けはしたが、これだけの得票は驚異的な成果だ」。みんな系の県議会会派の中川幹雄代表は参院選から一夜明けた12日、取材に対し声を弾ませた。


 県内の比例区得票は2位の民主に6万票余りの大差を付けて1位。栃木選挙区に立てたほぼ無名の新顔の荒木大樹氏(39)は、擁立決定が6月上旬と出遅れたにもかかわらず22万4529票を獲得した。中川代表は「民主、自民への批判票だけでなく積極的な支持が増えている」と胸を張る。渡辺喜美・党代表が「今回の参院選がホップ、来春の統一地方選がステップ、次の総選挙でジャンプ」と繰り返し公言するように、参院選での大量得票を来春の統一地方選での躍進につなげたい考えだ。


 みんな系会派の所属県議4人は全員が自民離党者。今のところ県政では与党の立場だが、統一選で県議を10人以上に増やし、県議会のキャスチングボートを握ることが目標という。


 しかし、政党の支持率に左右されやすい国政選挙とは違い、地方議員の選挙では地域での人間関係などがより重要な要素となる。中川代表は「今度は風に乗って大量得票とはいかない。候補者は少しでも早く擁立することが望ましい。そのために今回の選挙結果は弾みになる」と期待する。

7602チバQ:2010/07/13(火) 23:44:32
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100713ddlk19010005000c.html
選挙:参院選・山梨選挙区 接戦の要因分析 無党派層の支持伯仲 /山梨
 ◇元自民2市長、勝利決定づけた支援
 参院選山梨選挙区は、民主現職の輿石東氏(74)が追いすがる自民新人の宮川典子氏(31)をわずか3745票差で振り切った。2人の得票の特徴や接戦となった要因を、共同通信社の出口調査と市町村別得票数から分析した。【小林悠太】

 激しい接戦の最大の要因は、両陣営が「勝利への鍵」と重視していた無党派層の行動だったとみられる。

 支持政党別の投票先では、民主支持層の84・5%が輿石氏、自民支持層の89・8%が宮川氏に投票しており、それぞれ支持基盤はほぼ確実に固めていた。

 しかし、無党派層については、輿石、宮川両氏の支持はそれぞれ37%ずつと完全に伯仲した。

 一方、自主投票となった公明党の支持層は64・9%が宮川氏を支持したが、22・1%は輿石氏支持に回った。輿石氏を支持した社民党の支持層は60%が輿石氏に投票。みんなの党支持層は、41・8%が宮川氏、28・6%が輿石氏と分かれた。

 また、無党派層の15・4%が無所属候補2人に流れており、既成政党以外の受け皿を求めたとみられる。

 市町村別でみると、特に市長が積極的に輿石氏を支援した北杜、南アルプスの両市で、計5269票のリードを奪い、これが勝利を決定づけた。両市長は共に元自民党県議。同党県連幹部からは「元自民の2人にやられた」と恨み節も漏れた。

 一方、宮川氏は、保守地盤と言われる郡内地域で得票を伸ばした。堀内光雄・自民党県連会長の地元、富士吉田市で3743票、南都留郡で2470票、輿石氏を上回った。

 最も有権者が多い甲府市の得票率は、輿石氏が1・35ポイントとごくわずかに宮川氏を上回った。

7603チバQ:2010/07/13(火) 23:45:47
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20100713ddlk16010589000c.html
2010参院選:民主県連、三つの誤算 自民の「組織力」健在 /富山
 ◇10万票差で大敗
 第22回参院選は自民元職の野上浩太郎さん(43)が勝利し、自民党の「組織力」の健在ぶりを印象づけた。一方、政権与党として初の国政選挙に臨んだ民主党県連は、昨年の衆院選に引き続き、元アナウンサーの相本芳彦さん(54)を擁立。参院の議席奪還と党勢拡大をもくろんだが、10万票差で大敗を喫した。その背景には県連の三つの誤算があった。【岩嶋悟】

 ◆伸びなかった社民票

 今回、社民党は相本さんを推薦せず、協力の度合いの低い「県連支持」にとどめた。だが民主県連は「社民支持層が自民を応援することはない。実質的には推薦と同じ」と楽観視。昨夏の衆院選で両党が県内3選挙区で獲得した合計得票数の「26万票」を目標に設定した。

 しかし相本さんの公認を巡る感情的な行き違いや、米軍普天間飛行場移設問題による政権離脱もあり、社民県連による支援の動きは鈍かった。結局、相本さんの獲得票数は22万3691票で、26万票には届かなかった。

 ◆党本部に引きずられた選挙戦略

 改選数1の「1人区」を重視する党本部の方針で、相本陣営には現職閣僚や党幹部が相次いで応援に訪れた。公示日の前原誠司国土交通相をはじめ、枝野幸男幹事長▽中井洽国家公安委員長▽蓮舫行政刷新担当相−−らが連日のように来県。2日には菅直人首相も訪れ、富山駅前に聴衆約2500人を集めた。

 しかしスケジュール調整に追われる県連幹部からは「自分たちの選挙戦ができない」との不満も漏れた。また弁士の人気ぶりの一方で「これが投票に結びつくかどうかは分からない」との不安も聞かれた。

 ◆風向き変えた消費税引き上げ発言

 菅首相の「消費税率10%発言」も影響が大きかった。

 3月の出馬表明以来、街頭演説を重ねてきた相本さんは、菅直人首相が就任した6月上旬を振り返り「普天間問題で揺れた5月下旬に比べ、当時は明らかに風当たりが和らいだ」と話す。ところが消費税率を巡る発言で再び風向きは変わった。終盤に来県した岡田克也外相ら閣僚は、決起集会や街頭演説で「次の総選挙までに消費税を上げることはない」と弁明に追われた。

 民主県連の坂野裕一幹事長は参院選の敗因について「消費税問題と組織基盤のぜい弱さ」を挙げた。次の国政選挙で民主が雪辱を果たせるかどうかは、自民に対抗できる組織基盤をつくれるか否かにかかっている。まずは来春の県議選で取り組みの成果が問われることになる。

7604チバQ:2010/07/13(火) 23:47:01
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003197120.shtml
参院選比例代表 県内拠点の5人は落選 
 11日投開票された参院選で、兵庫県内に選挙運動の拠点を置いた比例候補5人は全員、議席に手が届かなかった。


 みんなの党新人の弁護士後藤啓二氏(50)は、虐待や児童ポルノ問題から子どもを守る法整備を訴えたが、全国的に躍進した党の波には乗りきれず涙を飲んだ。

 新社会党を離れ、社民党公認候補として立った元神戸市議の新人原和美氏(60)。落選が確実となった12日午前3時半前、神戸・元町の事務所で「護憲や普天間問題が争点にならなかった」と悔しさをにじませた。

 国民新党の元衆院議員宮本一三氏(78)は、7年ぶりの国政復帰はならなかった。同日午前、明石市内の事務所で取材に応じ「党にとって壊滅的な打撃」と肩を落とした。

 三田市議を辞職して国政を目指した、たちあがれ日本の新人三木圭恵氏(44)は12日夜、支援者に落選を報告。「本当の保守政党の一員として、これからも声を上げたい」と語った。一方、公明党兵庫県本部が中心となって選挙運動を支えた現職浮島智子氏(47)も落選した。

(2010/07/13 10:34)

7605チバQ:2010/07/13(火) 23:47:38
http://mainichi.jp/area/tottori/news/20100713ddlk31010599000c.html
2010参院選:鳥取選挙区 支持基盤・戦略、自民が上手 /鳥取
 民主党が大敗した第22回参院選。鳥取選挙区も自民新人の浜田和幸氏に民主新人の坂野真理氏(32)が敗れた。報道各社の世論調査では接戦が伝えられていたが、ふたを開ければ約2万6000票もの大差だった。支持基盤の強さも戦略も自民が民主より一枚も二枚も上手だった。【宇多川はるか】

 ■市部

 大票田として両党が主戦場としていた市部では、浜田氏が51%に当たる約10万9000票を獲得。坂野氏は42%の8万9000票にとどまり、4市すべてでリードを許した。

 浜田陣営は米子出身の浜田氏が、鳥取で浸透しないことを懸念。危機感を抱いた石破茂政調会長が自身の知名度を生かし、強力にてこ入れを図ったことが奏功した。石破後援会と県連の支部との連携もできていた。

 一方、連日のように閣僚を投入した坂野陣営。「あまり頻繁に閣僚が入ってくるから支持者に来県の告知もできなかった」と民主党県連の川上義博代表は12日、ぼやいた。陣営は日程調整に追われ、未整備な党組織では動員もままならず、期待していた市部の無党派層への浸透につながらなかった。

 党組織が弱い分、坂野氏は無党派で圧勝する必要があったが、共同通信の世論調査によると、無党派層の坂野氏支持は5割弱ほど。4割を得た浜田氏とあまり差がなかった。

 ■郡部

 町村でも湯梨浜、北栄、琴浦、伯耆の4町を除いて浜田氏が坂野氏を上回った。前回選で川上氏が大差をつけた西部の町村でも軒並み浜田氏が勝った。建設業など幅広い業界を取り込んだ「川上党」は坂野氏の支持につながらず、自民の支部組織をフル回転させた浜田氏が郡部でも約6000票上回る結果となった。

 ■公明

 公明との共闘態勢を水面下で維持したことも浜田陣営の勝因の一つ。石破、赤沢亮正衆院議員らが積極的に働きかけ、部分的に票のバーターが成立したという。一方の坂野陣営は党組織も後援会も脆弱で風任せ。バーターが成立する条件はなかった。

 ■田村氏

 自民を離党し、民主の比例代表で出馬した田村耕太郎氏(46)は落選。田村氏が県内で得た票は、自身が04年参院選の選挙区で得た15万1737票を約11万8000票も下回る3万3640票。保守層が民主に転じた田村氏を支持しなかったことが浮き彫りになった。

 坂野陣営との連携も図れなかった上、自民党県連が「反田村」で一致団結し、結果的に浜田陣営の結束力強化につながった。

7606チバQ:2010/07/13(火) 23:48:15
http://www.nnn.co.jp/news/100713/20100713054.html
比例 田村氏届かず 「今後ゆっくり考えたい」
2010年07月13日

 昨年の政権交代後、自民党から民主党への移籍第1号で、参院選比例代表に挑んだ現職の田村耕太郎候補(46)は、当選ラインの10万票には届かなかった。入党要請した小沢一郎党幹事長(当時)の意向を受け鳥取選挙区から転出したが、初めての比例選挙は「孤独な戦い」だった。


敗戦の弁で複雑な表情を浮かべる田村氏=12日、鳥取市栄町の選挙事務所

 田村氏の総得票数は6万689票。このうち鳥取県は約3万3600票、小沢氏の紹介で推薦を受けたJR九州労組の管轄で約6700票。このほか重点地区の東京で約2900票、大阪で約2200票、広島で約1000票を得た。

 党が45人の比例候補を擁立する中、新たな票田の開拓について田村陣営は「民主党のほかの比例候補と戦っている」状況だった。比例は政党内で個人名票の多い順に当選が決まるため、鳥取県でも個人名票の獲得が求められていた。

 ところが、県連の最大の支持母体である連合鳥取傘下の労組は、比例にそれぞれ組織内候補を抱えている。連合への依存度が大きい県連は選挙区候補の選挙戦に集中。このため県連・選挙区候補の陣営と田村陣営とは連携がうまくいかなかった。田村氏は「地元から出た比例候補なのに埋没して悔しい思いをした」と話す。

 また、消費税増税よりも自身が公約に掲げた経済成長の実行を強調したが、菅直人首相の増税発言が先行し、遊説先でマイナスに作用したこともあった。

 12日早朝、鳥取市栄町の選挙事務所で会見した田村氏は、敗因について「私の力不足」と語り、今後の政治活動は「ゆっくり考えたい」と答えた。

7607チバQ:2010/07/13(火) 23:52:59
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamaguchi/news/20100712-OYT8T01059.htm
組織力の差まざまざ


参院選の投開票から一夜明け、街頭に立ってお礼を述べる原田さん(山口市で)  「風だけではない、色々な問題があった」。参院選山口選挙区の開票から一夜明けた12日、原田大二郎(66)を擁立した民主党県連の幹部はショックの色を隠せなかった。自民党との組織力の差を、まざまざと見せつけられたからだ。

 原田の擁立は公示約1か月前と出遅れた。党本部が県連の推薦した3人を却下してまで原田にこだわったのには理由がある。昨年の衆院選。県内4小選挙区中3選挙区で自民党候補に4万〜6万票差をつけられ、組織力の差をカバーするには知名度しかないと判断したからだ。

 選挙戦ではその知名度を生かした風頼みの選挙となった。「奇兵隊内閣」を掲げる宇部市出身の菅首相の誕生で、党の支持率はV字回復。その勢いを取り込もうと、選挙カーで菅首相の肉声テープを流した。街頭では「山口から平成維新を」と訴えた。具体的な政策論に触れず、徹底したイメージ戦略で無党派層の取り込みを図った。

 しかし、原田が「すごい風」と認めた勢いは、選挙戦中盤に菅首相の消費税を巡る発言が報道されると、ピタリとやんでしまった。

 投票まで1週間と迫った4日、下関市の商業施設で開かれた厚生労働相の長妻昭と原田の街頭演説。国民的な人気を誇る「ミスター年金」の来援を前に、陣営は約6万枚の告知ビラを配布したが、集まったのは陣営発表で約700人。「こんなに厳しいのか……」。関係者の間に衝撃が走った。

 握手を求める有権者は多かった。しかし票に結びつかなかった。連合幹部は「握手したらサッと引き揚げる有権者が多かった。今思えば有名人見たさに出てきただけだったのだろう」と振り返る。読売新聞社が日本テレビ・同系列局と共同実施した出口調査では、原田に投票した無党派層は約4割と、自民党の岸信夫(51)を下回った。

 県連の対応も後手に回った。業界団体への推薦依頼は大半の団体が岸の支援を決めたあと。県連代表の平岡秀夫は「もっと早くから候補者を決めて団体にアプローチ出来ていれば」と悔やむ。

 来春は県議選を含む統一地方選が行われる。12日記者会見した県連幹事長の西嶋裕作は「原田の良さを有権者に浸透できなかったのは組織の弱さが一因だ。県議を倍増させたい」と意気込む。だが、候補擁立は進んでいない。

 衆院議員の高邑勉は「本来なら統一地方選の候補者がそろった上で参院選を戦うべきだった。組織がないと嘆くのではなく、組織を作る努力をしなければ、勝てはしない」と語る。

     ◇

 参院選山口選挙区は自民党の圧勝で幕を閉じた。戦いのあとに見えてきたものはなにか。選挙戦を振り返り、今後を展望する。(文中敬称略)

(2010年7月13日 読売新聞)

7608チバQ:2010/07/13(火) 23:53:36
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20100712-OYT8T01098.htm
「右肩上がりの候補だ」


選挙戦最終日、プラカードを掲げてドライバーに支持を呼びかける支援者たち(10日、徳島市西新浜町で)  「まさに阿波の底力、阿波の奇跡」。中西祐介の当選が確実になった11日午後11時半頃、徳島市川内町の事務所で、壇上に立った自民党県連会長の後藤田正純が上ずった声で喜んだ。

 候補者選びを巡る確執から、現職の小池正勝、七条明、北岡秀二ら元国会議員たちが相次いで離党。選挙戦は終始、劣勢がささやかれた。公示後も、「組織もないのに3か月の運動で勝てるわけがない」と漏らす自民党関係者は絶えなかった。

 「相手が自滅した」。自民党関係者の多くは、中西勝利をこんな風に評価する。消費税を巡る菅首相の発言などで民主党への風当たりは強かった。しかし、「若さ」を前面に出した中西は上昇気流にも乗った。

 人通りの多い交差点などに立つ「辻立ち」を続け、マイクを握って無党派層に訴えかける「空中戦」(陣営)など、これまでの自民党にない手法で仕掛けた。後藤田は「やればやるほど票が伸びる。右肩上がりの候補だ」と言い続けた。

 「中西と 谷合2人 力を合わせ 断固徳島 選挙区を取る」。

 7月3日、徳島市のあわぎんホールで開かれた中西の個人演説会。公明党県本部代表の長尾哲見が自作の俳句を披露すると、空席が目立った会場が沸いた。

 中西は、比例に立候補した公明党現職の谷合正明と後援会同士の選挙協力を結んだ。長尾は3日から連日、個人演説会や集会に駆けつけ、鼓舞し続けた。

 長尾は「3日は人が集まっておらず、『これはやばいんじゃないか』と感じた。それが徐々に盛り上がった。小池、七条、北岡らが離れていく中、よくやったよ」と振り返る。

 「徳島市での差を6000票に抑えたのも勝因」と、県連会長代行の竹内資浩は分析する。当初、新党改革から出馬する小池の人気が高い徳島市では厳しい戦いを予想していた。

 このため、中盤以降は同市に全力を傾けた。後藤田が自ら市内で街頭に立ち、市議らへの働きかけも行った。同市以外で開いた個人演説会では「川上作戦」として、参加者たちに小さな青色の紙を配り、「徳島市内の知り合い10人に電話で『中西を頼む』とお願いして」と呼びかけた。

 12日朝、県議会にあいさつに訪れた中西を出迎え、竹内は「候補者が良かったことに尽きる」「追い風を吸収できた」とねぎらった。そして、「国政選挙で久しぶりのスカッとした勝利だ。6年前の小池さんの時以来だな」と喜んだ。



 約5800票差の接戦となった参院選徳島選挙区。2大政党の攻防を振り返った。

(敬称略)

(2010年7月13日 読売新聞)

7609チバQ:2010/07/13(火) 23:55:05
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_127891151411.html
比例 社民、吉田氏“滑り込み”
[2010年07月12日 14:09]
 比例代表に立候補した社民党新人の吉田忠智氏(54)=元大分県議=は“最後の1議席”に滑り込んだ。
 大分市内の選挙事務所に集まった支援者からは「よっしゃ」「やった」と歓声。12日午前3時半ごろ、事務所に姿を見せた吉田氏は支援者と握手を交わし、万歳三唱。福島瑞穂党首からのお祝いの電話に「よろしくお願いします」と答えた。
 選挙戦で33都道府県を巡り、真っ黒に日焼けした顔を紅潮させ「皆さんの支援のおかげで、掛け替えのない1議席を獲得できた。責任の重さを痛感している」と深々と頭を下げた。

7610チバQ:2010/07/13(火) 23:55:41
http://www.oita-press.co.jp/localNews/2010_127888828175.html
【参院選大分選挙区】 足立氏、議席守る
[2010年07月12日 07:39]

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当選してバンザイする足立信也氏と菜穂美夫人=11日午後9時37分、大分市内のホテル
 開票結果
 当 29万4286票 足立 信也 民現
   25万7322票 小田原 潔 自新
   5万2863票 山下  魁 共新
 投票総数 623,679  投票率 62・96%  
 有効票  604,471  無効票 19,208  

 昨夏の政権交代後初の本格的な国政選挙となった第22回参院選は11日投開票され、改選54議席以上を目標にした民主党は40台半ばにとどまる大敗を喫し、非改選を含めた与党議席は参院過半数(122議席)を大きく割り込んだ。自民党は改選38から50台に伸ばし改選第1党となった。菅直人首相が掲げた消費税率引き上げ論や政権10カ月の実績に厳しい審判が下った。みんなの党は改選議席ゼロから躍進し10議席を獲得した。首相は記者会見で続投を表明。ただ政権運営が厳しさを増すのは必至で、与党内で首相批判が広がる可能性もある。

 与党の現職に野党の新人2人が挑んだ大分選挙区(改選数1)は、民主党現職の足立信也氏(53)=厚生労働政務官、国民新党推薦=が自民党新人の小田原潔氏(46)、共産党新人の山下魁氏(33)を破って再選を果たした。党の組織票に加え、無党派層や候補擁立を見送った社民党支持層にも浸透して逃げ切った。全国的に与党が苦戦した中で1人区の貴重な議席を守った。
 足立氏は政務官の公務で運動自体は出遅れたが、党県連組織と個人後援会、推薦する連合大分が活発に動いて挽回(ばんかい)した。与党候補として約60団体から推薦を受け、自民党支持だった医師や福祉関係者などにも食い込んだ。
 主戦場の大分市では党県連代表の吉良州司衆院議員の後援組織などがフル回転し、優位を保った。有権者の関心が高い医療、福祉分野の政策立案者としての実績や民主党政権の「改革続行」を訴えて無党派層の支持も集めた。終盤は上滑りを警戒して、手堅く票をまとめた。
 小田原氏は自民党県連による公募選出が1月末にずれ込み、活動期間が実質5カ月しかなく、知名度不足が最後まで響いた。
 自民党の選挙運動の中心を担う地域組織が弱体化。野党転落によって建設や農業関連など友好団体の組織票も十分に固めきれなかった。公示直前に公明党の選挙協力を取り付け、激しく追い上げたが届かなかった。山下氏は消費税の増税反対を訴えたが、大きく支持を広げられなかった。
 大分選挙区の投票率は62・96%。2007年(63・04%)を0・08ポイント下回った。

 ◆解説◆大分県内で政権交代後初の国政選挙になった参院選大分選挙区は、民主党が現職の議席を守った。全国では民主党に厳しい結果だったが、県内では2小選挙区で勝った昨年の衆院選に続く勝利で、二大政党の一つとしての地歩を固めた。一方、自民党は大敗した衆院選からの再生を期した第一歩の戦いで手痛い負けを喫し、立て直しの道のりは険しくなった。
 民主党は期間中の世論調査で県内の政党支持率が自民党と肩を並べ、自民党を支持してきた保守層へも支持を広げていることがうかがえた。
 ただ、党を支える地域組織は脆弱(ぜいじゃく)なままだ。今回の選挙運動も吉良州司県連代表の支援者の動きが目立った程度で、支援した連合大分に頼った面が強かった。来春の県議選で勢力を伸ばすには支部組織や議員の後援組織の強化が課題だ。
 社民党は今回「候補者を立てないのが支援」として、民主党と微妙な距離を置き、民主党側も積極的に協力を求めなかった。2007年の“分裂選挙”のしこりがまだ残っており、両党の関係が今後どうなるか注目される。
 自民党は公募で選んだ新人を「新生自民党を印象付ける候補」と打ち出したが届かず、支持基盤だった地域組織の弱体化や業界団体の離反による党勢の衰えが浮き彫りになった形だ。
 自民党県連は04年参院選の大敗後、国政選挙の候補者公募、会長公選制の導入といった改革を進めてきたが、国政選挙で結果が出せていない。執行部体制や県連運営の在り方を再度検証し、出直す必要がありそうだ。
 公明党と自民党は選挙協力したが、両党の政策には開きが出ている。今後「野党協力」を続けられるかも問われそうだ。
 共産党は公認候補の得票が07年を上回り、一定の支持拡大は果たせた。

7611チバQ:2010/07/13(火) 23:57:10
http://mainichi.jp/area/kagoshima/news/20100713ddlk46010561000c.html
’10参院選かごしま:徳之島で民主大幅減 普天間問題が影響か /鹿児島
 日米共同声明で、米軍普天間飛行場の訓練移転先に明記された徳之島の3町では、民主の柿内氏の得票率が、県内の他の地域より極端に低く、前回の民主候補の得票率と比べても大幅に低くなっており、普天間問題が民主の強い逆風だったことをうかがわせた。

 県全体の柿内さんの得票率は38・45%で、前回の民主候補は47・32%だった。これに対し、徳之島3町の柿内さんの得票率は徳之島町20・79%(前回43・00%)▽天城町15・58%(同37・59%)▽伊仙町18・51%(同38・90%)。いずれも前回の半分以下と低調で、県全体に比べて落ち込み幅が大きかった。【福岡静哉】

7612チバQ:2010/07/13(火) 23:57:44
http://mytown.asahi.com/areanews/okinawa/SEB201007120076.html
沖縄の参院選、比例最多票は社民 民主・自民に厳しい目
2010年7月13日

 民主が不戦敗を選択した沖縄の参院選は自民の島尻安伊子氏(45)が制した。ただ、比例区で最も多く票を集めたのは社民。全国では2議席獲得にとどまった同党への期待は、米軍普天間飛行場の移設問題を抱える沖縄が、民主にも自民にも厳しい見方をしていることを浮き彫りにした。

 各政党の比例区の得票数をみると、(1)社民12万64票(2)民主11万8915票(3)公明9万4905票(4)自民9万3385票となっている。社民は2004年の参院選では民主、自民の半分にも満たなかったことを考えると、支持拡大は著しい。

 社民党沖縄県連合の新里米吉委員長は、「福島瑞穂党首が沖縄に筋を通したことで、県民が信頼を寄せてくれた結果だろう」と分析する。

 新里氏が指摘する福島氏の影響力は、県内での個人票の獲得状況に顕著に表れている。福島氏は04年選挙の1万351票から2万7679票へと倍増。再選を目指した民主県連代表の喜納昌吉氏(62)が、6万965票から3万6251票と激減させ落選したことと対照的だ。普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対し、閣僚を罷免された福島氏への支持が沖縄で続いていることが裏付けられた形だ。

 新里氏は「(非自公勢力の)統一候補が実現していれば選挙区で勝てたのは明らかだ」と、社民推薦の山城博治氏(57)の落選にも、一定の手応えを得ているようだ。

 一方、島尻氏を当選させた自民だが、山城氏と、共産推薦の伊集唯行氏(59)の得票を合算すると、島尻氏を1万5千票以上、上回ったという事実が重くのしかかる。もともと民主の不戦敗で島尻氏が有利と見られていた選挙戦。11月に控える知事選を考えると、厳しい結果とも言える。県連幹部は「よく踏みとどまった」と思わず本音を漏らすほどだった。

 選挙戦そのものは終始盛り上がりを欠いた。投票率は全国最低で、1972年の本土復帰後最低という52.44%(選挙区)を記録した。民主が、党本部と県連の普天間問題へのスタンスの違いから全国で唯一、推薦も公認もしなかった。その上、主要候補の訴えが「県内移設反対」でそろい、明確な争点が浮上しなかったのが大きく影響したと見られる。

 不戦敗の上に、県連代表が比例区で落選した民主の県連幹部は「投票率の低さも、うちが選挙区に立てられなかったことが原因なのは間違いない。謙虚に力不足を認めなければならない」としている。

7613チバQ:2010/07/14(水) 00:03:31
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/fukuoka/20100713/20100713_0003.shtml
大家氏、全域で得票最多 参院選福岡選挙区 4地区の得票分析
2010年07月13日 13:41  11日に投開票された参院選福岡選挙区(改選数2)の得票結果を4地区別に分析した。トップ当選の自民大家敏志氏は、全地区で3〜4割とそれぞれ最多の票を獲得。新人ながら県内全域に浸透したことが裏付けられた。前回トップで当選し今回は2位で再選された民主現職の大久保勉氏は北九州、福岡、筑後で3割台を確保したが、筑豊では2割台にとどまった。

 みんなの党新人の佐藤正夫氏は都市部を中心に全体の約13%にあたる票をまとめた。無所属の堤要氏(民主、社民推薦)、共産の篠田清氏、国民新党の吉村剛太郎氏、諸派(幸福実現党)の吉冨和枝氏は各地区の得票率が1割に満たなかった。

▼民主への風当たり強く

 福岡地区 4地区で最も有権者数が多く、無党派層が厚いとされる福岡地区。北九州市出身の新人で全県的な知名度は低い大家氏だが、同地区でも多くの市町村で大久保氏の得票を上回り、地域的な偏りなく支持を得ていることを示した。

 とりわけ3年前と6年前の過去2回の参院選で、自民候補者が民主候補者に6万〜8万票の大差をつけられた大票田・福岡市でも大家氏は最多の得票だった。

 一方、大久保氏は福岡市で、初当選した6年前に比べ、得票を約21万票から約2万8千票減らした。3年前の参院選でトップで再選した民主・岩本司氏の得票約27万9千票と比べると、約9万7千票の減。民主の全国的な敗北が、福岡市での得票減に象徴的に現れた形だ。

 全国的に躍進したみんなの党。佐藤氏の得票率は地区全体の14・4%で、福岡市では15%を超えた。都市部では、二大政党批判の一定の受け皿となったようだ。吉村氏は、自民で3選を果たした6年前の福岡市での得票(約14万8千票)を、約4分の1に減らした。

▼自民県議団がフル回転

 筑後地区 大家氏は久留米市、大牟田市など地区内の全市町で1位を占め、14万6570票を獲得。各市町ごとに設定した得票目標をほぼ全域で上回った。6年前にトップの得票だった久留米市出身の大久保氏は11万8934票と伸び悩み、約2万7千票の差をつけられた。

 自民党県議団がフル回転した大家氏陣営は、特に古賀誠衆院議員の地盤、衆院福岡7区内で手堅く集票。八女市(46・6%)、みやま市(45・6%)、柳川市(44・7%)は、そのまま自身の得票率で県内市町村トップ3となり、筑後地区全体でも4割近くを占めた。

 一方の大久保氏は今回、政権与党の強みを生かして業界団体票の切り崩しに奔走。県農政連が大家氏を推薦するなか、地元の久留米市支部からは大家氏とともに異例の「民・自推薦」を取り付け「本丸を“開放”した意義は大きい」と語っていたが、得票上積みには結び付かなかった。

 佐藤氏は知名度の低さもあり、県内平均を下回る11%の得票率。堤氏も6・4%と、県内4地区で最も低かった。

7614チバQ:2010/07/14(水) 00:05:59
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/nagasaki/20100712/20100712_0001.shtml
金子氏 民主独占に風穴 犬塚氏、追い風失速 自民 従来支持層つなぎ留め
2010年07月12日 03:14
初当選を決め、長崎市元船町の事務所で花束を受け取る自民新人の金子原二郎氏(左) 参院選は11日投開票され、長崎選挙区(改選数1)は即日開票の結果、自民新人の金子原二郎氏(66)が初当選を果たした。前知事としての実績と人脈を生かして組織を固めた上、民主への批判票を取り込んでの勝利。自民は民主に独占されていた県内衆参選挙区議席の一角を崩した。金子氏と激戦を繰り広げた民主現職の犬塚直史氏(55)は再選を目指したが及ばず「風」頼みの党の現状が浮き彫りになった。みんな新人の中嶋徳彦氏(35)と共産新人の渕瀬栄子氏(54)は支持を広げられなかった。

 選挙戦は金子氏と犬塚氏の事実上の一騎打ち。金子氏は12度目の選挙だが野党候補となるのは初めて。「組織態勢づくりが思うように進まない」との不安を抱えながらも、知事在職12年間で培った人脈を生かし、従来の自民支持組織のつなぎ留めに成功した。公明の支援も受け、徹底した組織戦を展開した。

 民主の政策のぶれを批判するとともに、地方の実情に詳しいという利点を前面に押し出すことで「ふるさと代表」としての立場を強調。無党派層にも浸透した。

 犬塚氏は、連合長崎や社民党県連合の支持を基盤に浸透を図ったが、全県での組織力では自民に後れを取る。諫早湾干拓事業開門調査の賛否や九州新幹線西九州ルートの整備方針をめぐり、地元県連との間に“ねじれ”があったことも活動を鈍らせた。

 前回2007年の参院選や昨夏の衆院選では、自公政権に対する批判が民主への追い風となったが、「風」が失速した今回は無党派層に浸透する手だてを欠いた。

 中嶋氏は「増税の前に公務員、議員の削減」、渕瀬氏は「消費税増税に反対」と訴え、存在感を強調したが、二大政党の間で伸び悩んだ。

=2010/07/12付 西日本新聞朝刊=

7615チバQ:2010/07/14(水) 00:07:46
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-07-13_8033/
島尻氏、34市町村制す 参院沖縄選挙区分析
山城氏は中部善戦 伊集氏、各地で10%前後
政治 2010年7月13日 09時54分

(14時間12分前に更新)

 政権交代後初の国政選挙となった参院選沖縄選挙区(改選1)は、当選した自民公認で現職の島尻安伊子氏=公明県本支持=が、県内41市町村のうち34市町村で、得票率がトップとなり、25万8946票を獲得。次点の山城博治氏=社民、社大推薦=に4万票余りの大差をつけた。山城氏は、出身地の中部地域で島尻氏を上回った。伊集唯行氏=共産推薦=の得票率は各地域で10%前後、幸福実現党の金城竜郎氏が2%前後と、厳しい戦いとなった。各地区ごとの得票状況を分析した。

那覇

 各候補が重点地域に位置付ける那覇では、島尻氏が那覇市議の経験や現職の知名度を生かし、山城氏に約8ポイント差をつけた。県政与党議員の協力も得て、序盤から市場や国際通りで街宣を展開するなど、無党派層の割合が多い大票田で、手堅く票をまとめた。

 山城氏は終盤から那覇市内を重点的に回り、スポット演説を打った。地元議員らの早朝行動で無党派層の取り込みも狙ったが、最後まで知名度不足を克服できなかった。

 伊集氏は、地区別では最も得票率が高かったものの、14%にとどまった。

中部

 革新地盤の中部では、山城氏が得票率45・06%となり、島尻氏を抑えた。10市町村のうち、7首長の支持を受ける協力体制を生かし、うるま市や読谷村など6市町村で島尻氏を上回った。支部の設置や個人演説会も先行して進め、優位に選挙戦を進めた。

 島尻氏は、保守地盤のうるま市で票固めを図ったが、山城氏の出身地ということで票が流れ、3・8ポイント下回る結果となった。一方、儀間光男市長の支援を受けた浦添市では、比例候補とのセット戦術が功を奏し、山城氏に6・9ポイント差をつけた。

北部

 島尻氏が12市町村中、大宜味村を除く11市町村で最多得票となり、得票率は53・22%に達した。名護市議15人が支持を表明し、9月の市議選とのセット戦術で、市議を先頭にしたローラー作戦に力を注ぎ、期日前投票に力を入れた。町村部でも保守系の議員らの支持で票を固めた。

 山城氏は、大票田の名護市で、辺野古への新基地建設に反対する稲嶺進市長が当選した「追い風」を受けることができず苦戦。知名度不足もあり、自身の活動実績や政策のアピールが広がらず、島尻氏に大差をつけられた。

7616チバQ:2010/07/14(水) 00:08:12
南部

 島尻氏の得票が13市町村すべてで3氏を上回り、得票率は50・13%と過半数に達した。もともとの保守地盤でもあり、3首長が支部長に就任。自民党の衆院沖縄4区支部長を務める西銘恒三郎氏や県議や市議らを中心に、しっかりと地盤を固めた。

 一方、山城氏は、南部地区を含む衆院沖縄4区を地盤とする民主党の瑞慶覧長敏衆院議員の個人的な支援を得て、街宣活動を展開。推薦を得ていない民主党の支持層取り込みを狙ったが、組織的な運動を欠き、支持の広がりは見られなかった。

宮古・八重山

 島尻氏は宮古島、石垣両市を含む5市町村すべてで山城氏を上回り、両氏の得票率の差が27・86ポイントと地域別では最大となった。

 昨年1月に下地敏彦宮古島市長、今年2月に中山義隆石垣市長といずれも保守系の首長が誕生。追い風を受けて、選挙戦を先行させ、宮古島市では35・81ポイントの大差をつけた。

 山城氏は、両地域で個人演説会を開催。労組を中心にビラ配りを強化し、個人演説会や街宣車で基地問題以外の政策アピールや電話作戦を図ったが、自公の強固な支持基盤を崩すことはできなかった。

社民、12万票で最多
比例区 民主、衆院選から激減

 参院比例代表の県内得票数は、社民党が最も多く12万64票、次いで民主党の11万8915票、公明の9万4905票、自民の9万3385票などとなった。選挙区の投票率が全国最低の52・44%となったことも影響し、各党とも2007年の前回より、票を減らした。

 最多得票の社民は、目標の12万票をわずかに上回った。沖縄選挙区で党が推薦した山城博治氏と公示前後に来県した福島瑞穂党首がセット戦術を展開し、福島氏は、県内で2万7679票を獲得した。

 民主は、再選を目指す県連代表の喜納昌吉氏への投票を呼び掛ける運動を展開した。しかし、県内の比例票は、昨夏の衆院選比例の約26万票から大きく目減りし、喜納氏の県内個人得票も約3万6000票にとどまった。同党政権が米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を推進する方針を示していることも大きく影響したとみられる。

 業界団体からの候補者などを含め、全国で35人の候補者を擁立した自民は、前回より3万7068票減らした。選挙区に出馬した公認の島尻安伊子氏と公明比例代表の秋野公造氏とのセット戦術を展開した。

 公明は前回よりも3054票減り、目標の12万票に届かなかったものの、秋野氏は初当選を果たした。共産も09年衆院選に比べ、1万7448票下回り、07年参院選から3399票減らした。公認した党宮古郡委員の上里清美氏の県内得票は1960票にとどまった。国民新は10万票の目標を大きく下回る1万4078票。初めて臨む参院選で10議席を獲得したみんなの党は、県内でも3万1720票を獲得した。

7617チバQ:2010/07/14(水) 00:08:57
http://mainichi.jp/area/miyazaki/news/20100713ddlk45010541000c.html
選挙:参院選分析 口蹄疫禍、異例の戦い 民主に厳しい評価 /宮崎
 11日投開票され民主党が敗北した第22回参院選。宮崎選挙区(改選数1)では自民現職の松下新平氏(43)が、民主新人の渡辺創氏(32)=国民新推薦=▽共産新人の馬場洋光氏(41)を抑えて再選された。選挙戦は、各陣営とも口蹄疫(こうていえき)に配慮して大規模集会を自粛するなど異例の事態となった。選挙区と比例代表でいずれも民主に厳しい結果となったのは、口蹄疫対策への批判だけでなく、昨夏の政権交代後の政権運営に県民が厳しい評価を示したからだ。得票結果や取材をもとに分析する。【石田宗久】

 ◇松下氏、大票田で強さ
 ■選挙区

 今年1月に復党した松下氏は約30万4000票を獲得し、得票率58・6%。全県域で幅広い年齢層から支持を集めた。渡辺氏に対して大票田の宮崎市では1・5倍、保守地盤の厚い都城市では倍の得票で、圧倒的な支持を得た。

 選挙戦では、口蹄疫で政府を激しく追及した。発生が集中した児湯地域でも大差をつけ、怒りや不満の受け皿となった。

 ただし、6年間で民主党・新緑風会、改革クラブ、自民へと会派を渡り歩いた経緯、実績を疑問視する声が支持者の中にさえあったのも事実。衰退の危機感を強めた自民県連が結束した背景もある。再選され「宮崎の再生のために働く」と誓ったが、野党の立場でいかに具体的な政策を提示し、復興に尽力するかが問われそうだ。

 渡辺氏の得票は約17万9000票で、得票率34・5%。民主県連が初の公認候補として擁立し、社民の支援のないなかでの実力が試された。連合宮崎の支援を受け、延岡市では松下氏に約5000票差に迫った。

 渡辺氏は、元毎日新聞記者で政治部を担当したが、手腕は未知数。民主県連は、その資質に自信を持っていたが、出遅れと知名度不足、口蹄疫が響き、不完全燃焼に終わった。敗戦の弁で「届けるべき声があるという思いは変わらない。宮崎の地に足をつけて頑張る」と述べ、地元での活動を続けるという。

 馬場氏は約3万6000票で得票率は6・9%。前回07年参院選での支持を上回った。

 ◇民主25%、自民30%−−得票率
 ■比例代表

 比例代表の政党別では民主が約12万9000票で25・1%、自民が約15万5000票で30・3%を獲得した。前回衆院選の得票率は民主34・7%、自民30・6%。県民の民主離れを浮き彫りにしたが、自民が支持を回復したとは言い難い。

 公明は約8万6000票。県民にはなじみの薄い「みんなの党」が約4万2000票を獲得し、社民の約3万8000票を上回った。既成政党に批判的、あるいは飽き足らない層の支持を集めた。

 また、中山成彬・元国土交通相が立候補した、たちあがれ日本は約2万4000票を獲得。共産は約1万9000票だった。

7618チバQ:2010/07/14(水) 00:10:31
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20100712/CK2010071202000038.html?ref=rank
土台揺るがぬ自民王国 参院選、山崎さん4選
2010年7月12日

取り囲む支援者と握手をする自民現職の山崎正昭さん(左)=福井市御幸4の選挙事務所で


 民主党中心の連立政権の中間総括が焦点となった参院選。福井選挙区(改選数1)は、豊富な政治経験と高い知名度を生かして幅広く支持を集めた自民現職の山崎正昭さん(68)が、民主新人の井ノ部航太さん(36)=国民新推薦=と共産新人の山田和雄さん(42)を退け、4選を果たした。山崎さんは敦賀市を除く全市町でトップの得票。井ノ部さんは「新旧交代」を訴えて追い上げたが、厚い保守層の壁を崩しきれなかった。県内の当日有権者数は65万3503人。投票率は2007年の前回参院選より2・01ポイント高い65・26%だった。

 山崎さんの当選確実の一報に、福井市御幸の選挙事務所は歓喜の渦に包まれた。「良かった」「おめでとう」。握手し、抱き合って喜ぶ支援者も。山崎さんが姿を見せると、ひときわ大きな拍手と歓声が沸き、興奮は最高潮に達した。

 厚い保守層に支えられ、多くの政府要職も歴任してきた山崎さん。事務所内の壁には500以上の各種団体からの推薦状がずらり。政権与党の追い風に乗る新人候補に一時は迫られたが、自民の強みの地域組織を生かして支持を固め、退けた。

 「厳しい戦いだったが、一人一人の支援のおかげで自民を復活させることができた」と陣営幹部。山崎さんと一丸となってつかんだ勝利に、支援者らの感激はひとしおだった。

 (参院選取材班)

7619チバQ:2010/07/14(水) 00:12:22

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100713-OYT1T00340.htm
八ッ場ダム地元、中曽根票が民主・富岡票の4倍
 11日に投開票された参院選の群馬選挙区で、八ッ場ダムの地元・長野原町では、建設推進を訴えた自民党の中曽根弘文・元外相が、中止を掲げる民主党の富岡由紀夫氏の4倍の票を獲得し、県全体でも約27万票差の大差をつけた。


 大沢知事は12日の記者会見で、「民主党は、国と地方が長年、協定を結んでやってきたことを一方的に協議もなしで中止し、そのことが選挙結果に表れたと思う」と指摘した。

 長野原町での得票は、中曽根氏2405票、富岡氏609票、共産党の店橋世津子氏は209票だった。

 中曽根氏は公示日の6月24日に水没予定地の川原湯温泉で出陣式を行い、「コンクリートも人も大切」と、建設推進の立場を強調。一方、富岡氏は遊説で東吾妻町に入った際、「ダムは中止すべきだが、地元の納得が前提」と訴えたが、選挙期間中、長野原町でマイクを握ることはなかった。

 選挙結果について、大沢知事は会見で「民主党の取り組みが(建設推進の側に)前進してくれればいい、という期待感を持っている」と述べ、長野原町の高山欣也町長は「地元では『民主』というだけで毛嫌いする傾向がある。ダムを造るという自民に勝ってもらわなければ困るという民意が表れた」と語った。

(2010年7月13日13時59分 読売新聞)

7620チバQ:2010/07/14(水) 00:14:17
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/local_kiji.php?i=nesp1278984834
「イデオロギーほどほどに」
熊谷千葉市長、創新党に不信感
2010年07月13日10時33分[千葉エリア]

 地方自治体の首長と経験者らが立ち上げた日本創新党に対し、支援組織「応援首長連合」に名前を連ねた熊谷俊人千葉市長が不信感を募らせている。

 同党が参院選で、外国人への地方参政権付与や選択的夫婦別姓に反対−など保守色の強い公約を掲げたことに熊谷市長は「イデオロギーはほどほどにしてほしい」と苦言。

 また、「地域主権や行政の効率化を実現するため一定の影響力を確保することが必要」と参加した他の首長たちの思いも代弁、党の方向性に失望感をあらわにした。

 外国人の地方参政権に対し熊谷市長はこれまで「時期尚早」と慎重だが、夫婦別姓については6月市議会の中で「個人的には現時点で賛成できる」と容認する姿勢を示している。

 今後については「残念ながら首長の立場で応援できる話ではない。しかるべき対応を取りたい」と述べ、首長連合からの脱退も含め党と一定の距離を置く考えを示唆した。

7621チバQ:2010/07/14(水) 00:17:50
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100713/chb1007132327010-n1.htm
【参院選】自民 旧来型選挙に限界 求められた浮動票確保  (1/2ページ)
2010.7.13 23:25

かつての“小泉チルドレン”の国政復帰を果たすため、猪口氏の応援には小泉純一郎元首相も2回応援に駆けつけた=千葉市、5月 政権奪回への反転攻勢を図るため、改選数3に対して2つのイスを狙った自民。だが結果は、1議席確保にとどまった。

 自民県連の田久保尚俊幹事長は「(2候補で臨んだ)民主を1議席に追い込むことはできたが、自民の勝利というよりも相手の敵失が大きかった」と述べ、現職候補の落選にショックを受けた表情を見せた。

 党本部の強い要請で猪口邦子氏(58)の擁立が決まったのは今年1月。高い知名度を持ちながらも、県連と十分な調整がないまま候補者が選定されたことに、県議らの反発は激しかった。

 区割りなどの選挙協力を得られなかった猪口氏陣営は、県議十数人と市町村議らが中心となって都市部や地方を問わずミニ集会などを展開。地元の市川市などでは、200メートルごとに場所を移動して演説する“ドブ板”の選挙活動に徹した。また、公示前後には小泉純一郎元首相が応援に駆けつけ、得意の「小泉節」で会場を盛り上げるなど、無党派層を引きつける戦術も駆使した。

 一方、3期目を狙う椎名一保氏(58)は、自民県議約40人が支援に回った。

 比例代表の臼井正人氏(47)と連携して“組織力”を前面に地盤の県東部地域の保守支持層を固めた。唯一の現職という強みを生かそうと、演説では「実績」を訴え続けてきた。しかし、これまで自民を支えてきた県歯科医師会の政治組織「県歯科医師連盟」や「県医師連盟」などの団体が、民主候補にも推薦を決めるなど、かつての強固さは失われていた。

 追い打ちをかけたのは、自民を離党してみんなから立候補した水野賢一氏(43)の存在だ。椎名氏は選挙戦終盤、精力的に街頭演説や集会を開き、地域に即した政策を訴えたが、無党派層へ浸透しきれなかった。椎名氏の落選は“旧来型”の選挙活動の限界を示したものでもあった。

 田久保幹事長は「後援会組織だけでは勝てない。駅頭や街頭に立ち、有権者に見える活動が求められている」と、全県選挙の難しさを指摘する。来春の統一地方選を前に、みんなの躍進は、最大会派の県議会勢力に影響が出るのではないかとの見方も出ている。

 12日未明、初当選に沸く猪口氏の事務所には、主だった県連幹部や浜田靖一県連選対委員長らの姿はなかった。自民の「結束力」を最後まで示すことができなかった選挙戦だった。

7622チバQ:2010/07/14(水) 00:18:52
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/chiba/100713/chb1007130941001-n1.htm
【参院選】“出遅れ”小西氏の逆転 早い危機感 大票田獲得 (1/2ページ)
2010.7.13 09:39

満面の笑みでバンザイをする猪口邦子氏=千葉市中央区の選挙事務所 大激戦となった参院選千葉選挙区(改選数3)は、民主の小西洋之氏(38)=国民新推薦、自民の猪口邦子氏(58)、みんなの水野賢一氏(43)が初当選を果たし、3党が議席を分け合う結果となった。それぞれの選挙戦を3回に分けて振り返る。

 「目標だった2人の当選を達成できず残念。もう一歩努力すれば最後の1議席に届いたのかな…」。民主党県連の田中信行幹事長はそう振り返り、悔しさをにじませた。

 選挙戦序盤、県連内で優位とみられていたのは、小西氏ではなく道あゆみ氏(44)だった。4月、メーデーの集会では連合千葉の支援を受ける道氏が壇上に上がり、約8千人の組合員らを前に演説。小西氏は会場脇にのぼり旗を立て、道行く人に小さな声で存在をアピールすることしかできなかった。

 だが情勢は静かにその姿を変えた。公示後、報道各社は一斉に「小西氏先行」の世論調査を発表。予想外の展開に衝撃が走った。田中幹事長は小西氏の“逆転”を「道よりスタートが遅かった認識があり、陣営や郵政政策研究会など支持団体が頑張った」と分析する。県内を自転車で一周する地道な活動も、地盤の千葉市、船橋市だけでなく、幅広い支持獲得につながった。

 一方、道氏の敗因を陣営関係者は「全県選挙なのに、東葛地域を固めようという意識が強すぎた」と語る。野田市議選や松戸市長選も地盤固めの遅れに影響した。「少子化対策や子育て支援といった訴えが、今回の参院選では有権者の共感を得るまでには至らなかった」と話す関係者もいる。

 道氏陣営は選挙戦終盤、道氏の顔を前面に出した選挙ポスターを「民主党」の文字を目立たせたものに変更。急遽(きゆうきよ)張り替え作業に奔走した。

 党本部の道氏へのてこ入れも激しく、菅直人首相の4度の来県のうち最後の2回は、小西氏が同席できないという徹底した「底上げ戦略」を展開。だが、全国各地をくまなく回った菅首相が「最後の訴え」の場に千葉県を選択したにもかかわらず、道氏落選が決まった。「民主敗北」の象徴的な場面でもあっただろう。

 来年には統一地方選が控える。田中幹事長は「現実路線で現場にあった擁立を進める。今回の反省点を躍進につなげたい」と表情を引き締めた。

7623チバQ:2010/07/14(水) 00:21:33
http://mytown.asahi.com/areanews/kochi/OSK201007120228.html
民主・自民ともに得票減 来年の統一選に両党不安残す
2010年7月13日


再選から一夜明けて、街頭演説に立つ広田一氏=高知市九反田

 11日投開票された参院選の高知選挙区(改選数1)は、民主現職の広田一氏(41)が自民新顔の高野光二郎氏(35)を約1万3千票差の接戦で破り、再選を決めた。昨夏の政権交代後初の国政選挙だったが、民主は3年前の前回参院選で獲得した選挙区の票から3万票近く減らした。自民も無所属前職の田村公平氏(63)との間で票が割れ、約3万票減らした。来春の統一地方選に向け、地方組織の充実を図りたい民主、政権奪取に向けて攻勢をかけたい自民の双方に不安材料が残る結果となった。

 広田氏は、前回参院選で初当選した民主新顔の武内則男氏が獲得した16万6220票から約2万9千票減らした。高野氏も自民現職(当時)の田村氏の15万4104票から約3万票減らした。

 これらの結果について、広田陣営では、政治とカネ、普天間基地などの問題で与党の政権運営に批判が集まったほか、菅首相の消費税増税をめぐる発言が反発を招き、強い逆風が吹いたことが影響したとみている。ただ、高野氏の猛追をかわすことができた要因としては、「現職としての実績や経験が評価された」ほか、昨夏の衆院選高知1〜3区で民主候補が全敗したことから「政権与党の議員が高知県に(非改選の)1人だけではいかんという民意が働いた」(大石宗県連幹事長)としている。

 一方、高野氏の陣営幹部は「高野氏の地盤であり、最も有権者が多い高知市に力を入れていたが、ここで上回れなかったのが痛かった。一部で田村氏に票を食われてしまった」と悔しがった。

 田村氏は「私の1票1票はすがりつくような重い票。それを基盤に3年以内に大渦がまた来るかも」。共産新顔の春名直章氏(51)の陣営幹部は「それなりの候補のしのぎ合いになり、民主でも自民でもない層の受け皿になりきれなかった」と振り返った。

 県内の比例区票は、民主が2回連続で第1党を維持したが、13万8045票(得票率38.04%)を獲得した前回の勢いは影をひそめた。自民は前回の9万4055票(同25.91%)から微増で、01年の14万3千票をピークに減り続けてきた流れに歯止めがかかった。

7624チバQ:2010/07/14(水) 00:24:17
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100713/CK2010071302000059.html
首都決戦 参院選2010 民主ダブル当選 小川さん、追い込み奏功
2010年7月13日

 参院選東京選挙区で、民主党は蓮舫さんが過去最多となる百七十一万票を獲得し、小川敏夫さんも六十九万票を得て、圧勝した。党都連は知名度抜群の蓮舫さんへの“一極集中”で、小川さんが当選圏外に押し出されることを懸念したが、小川陣営の引き締めでダブル当選を果たした。自民は現有議席を維持したものの二人で百一万票にとどまり、課題を残した。

 「小川さんは追い込みが効いた。東京はほぼ理想的な形で結果が出た」。民主党都連幹部は十二日、開票結果をみて語った。

 二人で二百四十万という空前の票数は蓮舫さんには民主支持層以外からも支持が集まったからで、「民主票」に限れば、小川さんとの票差はもっと接近していたと都連幹部は分析する。

 都連は過去の参院選結果から、選挙区の民主票は潜在的な支持層を含めて、最高百九十万票程度と推計する。今回、二人の得票の割合は七対三。民主票だけなら蓮舫さんが百三十五万票、小川さんは五十五万だった。これなら小川さんは落選していた。しかし、実際は六対四に近い六十九万票を獲得した。

 民主票以外の広がりが期待できない小川さんには、どれだけ民主票を集めるかがカギ。党の事前の情勢分析では、手を尽くさなければ、民主支持層も今回は七対三に割れる懸念があり、小川陣営と都連や支持団体の連合東京は、徹底した電話作戦で「小川支持」を訴えたほか、菅首相ら党幹部も続々投入、蓮舫さんを支援していた地方議員にも小川支援を要請し、支持層をつなぎとめた。

 投票日の出口調査の結果をみると、民主支持層が蓮舫さんに投票した割合は六割弱。作戦が功を奏した形となった。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20100713/CK2010071302000051.html
復調の自民 東京では票伸びず 前回134万 今回は101万止まり
2010年7月13日

 全国的に復調した自民も、二人擁立の東京では一勝一敗。都連の組織支援を現職の中川雅治さんに集中して議席を守ったが、自民全体の得票は伸びなかった。

 三年前の前回選は現新合わせて百三十四万票。六年前は自民唯一の候補だった中川さんが一人で百一万票を得たが、今回は落選した東海由紀子さんと二人合わせて百一万票だった。

 「東京は大変厳しい戦いでした」。中川さんの選対幹部は十二日、港区の選挙事務所で開いた支援者への報告会でこう振り返り、地方と違う「個別事情」を強調した。「蓮舫さんの過剰な人気があった上、保守新党が乱立していた」

 出口調査によると、自民支持層も一割近くが蓮舫さんに投票したほか、みんなや新党改革、たちあがれにも計一割が流れた。

 東海さんは街頭などで政党支持なし層を狙う「空中戦」を任されたが、一部で自民支援者へのはがきや電話でのお願いを実施。都連関係者は「新たな支持層を掘り起こすのではなく、もともとの自民支持層を持って行っただけ」と支持が広がらなかった理由を説明する。「支持一本化」の徹底を余儀なくされるなど力を外に向けられなかった。

 出口調査でも政党支持なし層からの得票率は中川さんが東海さんを上回っていた。都連関係者は「そもそも、地上戦と空中戦のすみ分けで票を上積みできるとは思っていなかった」としており、二人擁立を求めた党本部の思惑は外れた形になった。

7625チバQ:2010/07/14(水) 00:25:40
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100713ddm005010084000c.html
壁耳・永田町:「鉄の女」が見せた涙
 悲喜こもごものドラマを生んだ参院選。まずは「鉄の女」と称される千葉景子法相(62)が大泣きした物語。

 改選数3の激戦区・神奈川。2位争いで当選圏内と目された事前調査は後半になって覆った。現職閣僚で臨む選挙。「何としても勝たないといけない」。涙の訴えは終盤8日夜、地元・横浜市での選対会議で、だった。選択的夫婦別姓などを支持する人権派弁護士で、議員生活24年。気丈で通す千葉氏の涙にベテラン地方議員は「初めて見た。そりゃあ、頑張るしかないよ」と発奮したが、落選した。

 ところが幕は下りなかった。人事に手を付けられない菅直人首相の窮状もあって「法相続投」が決定。9月までの期限付きだが、「若い人に引き継ぐ」との敗北の弁はお預けとなった。【笈田直樹】

7626小説吉田学校読者:2010/07/14(水) 06:55:46
ここもかわいそうだったなあ。だが、「軽量政治学」を称する私としましては、この記事を読んだ私は「なぜか埼玉」の替え歌を思いついてしまったので、失礼な私を許してください。書かずにいられない。
なぜか知らねど、(駅頭で訴える)夜の埼玉は、更けてゆく、更けてゆく、埼玉の夜。どうにもならないあなた、あきらめないで、ああ、2人(当選)の埼玉〜
なぜか知らねど、(落選が決まった)夜の埼玉は、泣いている、泣いている、埼玉の夜。くじけないでねあなた、強く生きてよ、ああ、私の埼玉〜

漂流する民意’10参院選 <上>民主 “振り子”の票で当落
http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20100713/CK2010071302000099.html

 投票を翌日に控えた十日午後十一時半。さいたま市のJR浦和駅西口で、たすき姿の女性が笑顔を振りまいていた。民主党現職の島田智哉子(47)。改札を出る人たちに、「よろしくお願いします」。日付が変わる寸前まで頭を下げた。
 島田と並んだ陣営スタッフには、不安があった。埼玉選挙区で民主が目指すのは、島田と新人大野元裕(46)の二人当選。党本部や県連は最終盤で「島田より大野が危ない」と判断、十日に安住淳選対委員長ら党幹部二人を大野支援に投入していた。島田陣営の関係者がこう漏らした。
 「熱心な民主支持者は二人とも当選させたい。島田から大野へ振り子のように票が流れるのが心配だ」
 十二日未明、嫌な予感は的中した。大野は約五十五万七千票で三議席目に滑り込み、島田は約一万三千票差の次点で涙をのんだ。
 県連が二議席獲得のために採用した「区割り」戦術で、大野と島田の活動地域にラインを引いた。二人で票を分け合うためだが、互いの足を引っ張るような光景も。さいたま市などで七月に入り、大野の選挙ポスターが次々と張り替えられた。氏名に向けて「↑最重点候補」のシールも。すると島田も「民主2議席のために『島田』へ」とポスターを張り替えた。
 民主県連幹部は「どちらが優位かまったく分からない接戦。あの手この手で、民主支持者の気を引こうとしたのだろうが…」。
 “一触即発”を招きかねない事態も。六日夜、さいたま市の「埼玉会館」で開かれた島田の緊急集会。会場に向かう島田支持者たちに向け、大野陣営のスタッフらが突然、「大野!大野!」と気勢を上げた。
 大野の選挙事務所は埼玉会館の向かい。大野陣営幹部は「目の前で集会をやるなんて、宣戦布告をされたのと同じだ」。居合わせた県連幹部は「同じ民主同士で、何をやってるのか」と嘆いた。
 島田と大野の得票率の差は0・41ポイント。県連代表代行の山根隆治は「区割りはうまくいった。だが、党本部で消費税などの発言があり、トータルで票が増えなかった」と敗因を語った。
 菅直人首相の「消費税率10%」発言。ある民主市議は選挙戦中の一日、街頭でビラを配布中の体験をブログにつづった。「サラリーマンと思われる数人から、反対意見を聞かされた」「スーツを来た若い男性に中指を立てられた」−。
 来年の統一地方選、そして次期衆院選。島田の選対本部長だった衆院議員の五十嵐文彦は「県内の隅々に民主支持者のネットワークがなく、地方議員も足りない」と、組織力不足も敗因だとした。
 民主は統一地方選での勝利を目指し、県議会とさいたま市議会で「第一会派結成」の目標を掲げる。ただ、衆参の「ねじれ国会」や九月の党代表選などで混乱すれば「地方選でも民主候補に逆風が吹く」(県連幹部)との心配が出始めた。
 ある市議選に民主で出馬予定の新人が、険しい表情を浮かべた。「民主の選挙はいまだ風頼みで、今回は消費税に翻弄(ほんろう)された。もっと地域に溶け込み、常に勝てるだけの支持者を増やさなくては」
 大激戦だった参院選が終わり、県内でも民主には厳しい審判が下った。政権交代を後押しした一票が、漂流し始めたようにみえる。戦いの現場を振り返った。

7627名無しさん:2010/07/14(水) 12:29:04
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tochigi/news/20100712-OYT8T01261.htm
簗瀬氏 去就巡り協議も

 民主党の現職・簗瀬進氏の参院選栃木選挙区での落選を受け12日、関係者らは今後の対応を協議した。

 同党の県選出国会議員は、同日午後、宇都宮市内で会合を開いた。関係者によると、今回の選挙での敗因分析などを行った後、簗瀬氏の今後の去就が話題となった。多くの議員からは「まだがんばってほしい」などと、政治活動を続けるべきとの発言が相次いだ。簗瀬氏は「気持ちはありがたい」などと答えたが、進退について明言はしなかったという。

 また関係者によると、簗瀬氏は支援者へのあいさつ回りの際に弱気な発言もあったという。

 この日簗瀬氏は約20年にわたり、毎週月曜朝にJR宇都宮駅前などでほぼ欠かさず行っていた街頭演説を行わず、敗戦のショックの大きさをうかがわせた。

(2010年7月13日 読売新聞)

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100713/350325
<審判 検証2010とちぎ参院選>(上)「民主党」 政権与党の強み生かせず
(7月13日 05:00)

 「勝てた選挙で負けた」。12日午前零時すぎ、民主党の簗瀬進氏(60)の選挙事務所で、同党県議は無念さをかみしめた。

 3選を目指した参院予算委員長の「よもや」の敗北。当選者とは4892票差。支持者が引き上げ、静まりかえる室内のテーブルには、赤飯のにぎりめしが大量に積まれたままだった。

   ■  ■

 首相交代による内閣、党支持率のV字回復で勢いに乗るかに見えた民主党は、菅直人首相の消費税増税発言から失速。世論調査では公示直後に優勢だった簗瀬氏は、投開票日まで1週間を切って、自民党新人の上野通子氏(52)にほぼ並ばれた。

 消費税について簗瀬氏は「響いたと思う。衆院選マニフェストとの整合性が、なかなか伝わらなかった」と述べた。だが「票差はわずか。運動量次第で逆転できた」とみる関係者は少なくない。

 「自民党の動きが10だとすると、民主党は1にも満たない」。公示後、民主党県連幹部は県南の会社社長から警告されたという。

 総合選対委員長を務めた谷博之参院議員は「勝って当然という雰囲気が当初はあった」とした上で、「選対として最後まで危機感を持っていたが、締め切れなかった」と悔やんだ。

 簗瀬氏陣営の戦略が後手に回ったのも現実だ。上野氏の猛追を感じ取り、選挙戦終盤の7日夜には緊急選対会議を開き、電話戦術の徹底や遊説先を大票田の宇都宮にシフトするなど対応に追われた。

 県医師連盟は簗瀬、上野両氏を推薦したが、ある支部に民主が推薦を依頼したのは公示日直前。支部長は「自民は1カ月前に県議3人が依頼に来た」と苦言を呈した。同連盟10支部のうち芳賀郡市が上野氏だけの推薦を決めるなど、自民傾斜も止められなかった。

   ■  ■

 民主県連は衆院議員を県内5地区に配置して参院選を戦った。だが野党時代からの課題である地方での足腰の弱さを克服できないまま、政権与党の強みも生かせなかった。

 簗瀬氏が上野氏の得票を上回ったのは宇都宮、鹿沼、小山市、高根沢町など6市町のみ。民主党系県議を輩出する地域と重なる。

 「物量戦になったら自民にかなわない。実動部隊の地方議員を増やすしかない」。陣営幹部は課題を挙げる。

 民主党県連幹部は12日、緊急会議を開き「このままでは来春の統一地方選に影響が及ぶ」と危機感を共有した。「逆転負け」を教訓に態勢を立て直せるか。民主党県連は正念場を迎えている。

7628名無しさん:2010/07/14(水) 13:02:58
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100713/350311
進退判断「意見聞く」 簗瀬氏演説中止
(7月13日 05:00)

 参院選栃木選挙区で落選した民主党現職の簗瀬進氏(60)は選挙から一夜明けた12日、毎週月曜日の朝に宇都宮市内で行っている街頭演説「マンデーレポート」を急きょ、中止した。落選を踏まえ、一部の支援者に「街頭演説で今後の進退を明らかにしたい」などと伝えていただけに、関係者は「頭の整理をしたいのでは」と受け止めた。

 簗瀬氏は同日、連合栃木を訪問。県選出の同党国会議員と緊急会合を開き、意見交換した。出席者によると、簗瀬氏に政治活動継続を求める声が出て、簗瀬氏は進退について「支持者などの意見を聞きながら決めたい」などと説明したという。

7629名無しさん:2010/07/14(水) 14:26:02
http://www.pjnews.net/news/154/20100714_5
比例区で選挙区系候補が多数当選、非拘束名簿式の影響か
2010年07月14日 13:58 JST

【PJニュース 2010年7月14日】第22回参議院議員選挙には、衆議院からの乗り換え候補が目立った。2009年の衆院選で、予想外の落選をした選挙区候補が国政に復帰するために、この選挙を選んだわけだが、選挙区には参議院の候補者がいるため、比例区での立候補となっていた。これらの候補はおおむね強く、個人名票を得ている。

非拘束名簿式で党名を書いた場合、党を信頼して投票したわけだが、党は誰が当選するのかわからない。これは、無責任なのではないだろうか。

今回の参院選で、自民党比例代表の当選者を見てみると、

1位、片山さつき、299,036票、(衆院静岡7区)
2位、佐藤ゆかり、278,312票、(衆院岐阜1区東京5区)
3位、山谷えり子、254,469票、(衆院東京4区)

と、トップ3を選挙区での立候補経験のある候補者が占めた。他にも衆院長野1区の有力者、小坂憲次氏も今回の比例代表で当選している。

一方、各党の比例代表上位得票を見てみると、【()内は政党名での投票】
民主党(14,433,171)、有田芳生、373,834、谷亮子、352,594、直嶋正行、207,821、16議席
自民党(10,657,166)、片山さつき、299,036、佐藤ゆかり、278,312、山谷えり子、254,469、12議席
みんなの党(7,229,391)、柴田巧、87,863、江口克彦、86,299、上野宏史、52,051、7議席
公明党(3,555,970)、秋野公造、836,120、長沢広明、630,775、横山信一、579,793、6議席
共産党(3,259,068)、市田忠義、83,806、田村智子、45,668、大門実紀史、43,897、3議席
社民党(1,614,821)、福島瑞穂、381,554、吉田忠智、130,745、2議席
たちあがれ日本(757,939)、片山虎之助74歳117,636、1議席
新党改革(1,050,977)、荒井広幸、65,250、1議席
国民新党(481,892)、当選なし、長谷川憲正、406,587、0議席
(参考資料1)

この結果を見てみると、ツッコミどころ満載である。

まず、最多得票は民主でも自民でもない、比例代表獲得議席4位の公明党、秋野公造氏の836,120票となっている。票への記名でいえば、民主党と書かれた票が1400万票、自民党が1000万、みんなの党が700万、公明党が300万と、ほとんどの人は政党名を書いている。

これで、党内の当落が決まってしまうのでは、候補者によっては拘束名簿式だったら・・と考えたくなるかもしれない。

また、国民新党の長谷川憲正氏は、406,587票で全体で8位の得票をしながら落選であり、公明党の浮島とも子氏は、445,068票で公明党7位、全体でも7位の得票で落選である。

なぜ、こうなるかといえば、比例代表は政党名という過去からの意識が強いせいではないだろうか。

政党名でいいんだという認識や、間違えないように政党名にしなさいという他人からのアドバイス。党名なら、覚えているから書きやすくて、候補者名だと文字数が多かったり、忘れてしまったりするのかもしれない。

これに対して、地元で名前になじんだ候補なら、候補者名を書けるし、応援したい。そういう結果が出たのではないだろうか。

比例代表といっても非拘束名簿式では、政党は当選者を誰にするか、コントロールできない。その点を補完するためには、比例も候補者を調べて、確認して、候補者名を書いて投票する様、推奨していくべきである。【了】

7630名無しさん:2010/07/14(水) 14:41:46
http://mainichi.jp/area/yamanashi/news/20100714ddlk19010063000c.html
参院選’10山梨:森田実氏に山梨の結果聞く /山梨

 民主党が大敗した参院選だが、山梨選挙区ではまれにみる激戦の末、輿石東・同党参院議員会長(74)が自民党新人の宮川典子氏(31)に辛勝した。この結果をどう見るか。政権にどんな影響を及ぼすのか。長年永田町をウオッチしてきた政治評論家の森田実さん(77)に解説してもらった(取材は12日)。【中西啓介】

 ◇「組織依存」終わる 個人が主導権握る時代に
 ◇県内有権者、民主に厳しい目 謙虚な政策実現を注視
 森田さんは、山梨選挙区の動向に注目していたという。「世論調査会社のデータによれば、投票日が近づくにつれて両氏の差はなくなっていきました」

 輿石氏は当初、出身母体の山梨県教職員組合(山教組)などを中心とした組織の支援で、盤石かとも思われた。しかし「政治とカネ」問題の影響で山教組の動きが鈍ったほか、党への逆風で厳しい戦いとなり、宮川氏に3745票差まで詰め寄られた。

 「複雑に保守勢力が分裂する山梨で、派閥に属さない若い宮川氏が善戦したことは、組織を背景とした『大物政治家』の時代が終わり、有権者個人が選挙の主導権を握る時代が始まった兆候」と、森田さんは指摘する。

 「民主党の地方組織を支えるのは、日教組や自治労など地方公務員の労働組合です。輿石氏は党の最高権力者の一人。落としてはいけないと、組織を挙げてかろうじて勝利を得たが『試合に勝って勝負に負けた』印象はぬぐえません。労組依存の選挙は今回が最後になるのではないでしょうか」

 一方、県内の有権者が与党に厳しい目を向けた理由については、やはり「消費税」を挙げる。

 「増税そのものの是非というよりも、低所得者への還付などで問題点を指摘された際の菅直人首相のごまかしや言い逃れが、有権者の反発を招いたのです」

 政権交代以後の政権運営も一因だという。

 「雇用の安定、生活苦を改善する経済政策、弱者を切り捨てない社会福祉政策の実現を有権者は求めたのに、強行採決や自民党支持組織の切り崩しなど、傲慢(ごうまん)なやり方が目立ちました」

 連立協議を含む今後の政局については、9月の民主党代表選までは目立った動きはないとみる。

 「代表選によって菅首相が交代する可能性は、現時点では五分五分だと思います。小沢一郎前幹事長が対抗馬を擁立できるかが一つのポイントでしょう」

 代表選後の連立の可能性については民主党、みんなの党、公明党による3党連立か、民主、自民両党による大連立の二つの可能性があるが、いずれも不確定要素が多いという。

 参院議長人事などで国会が混乱する可能性もあり、今回の参院選で各党が訴えた政策の議論が進むか、先行きは不透明だ。

 「輿石氏を国政に送り出すという選択をした山梨の人たちは、民主党がこれまでの傲慢さを改めて謙虚になり、政権交代時に国民から託された政策を実現していくか注視する必要があります」

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

7631チバQ:2010/07/14(水) 14:44:08
449:07/14(水) 12:15 5Eo9x8h0 [sage]
http://www.yanagiharashigeo.com/kd_diary/index.htm
2010/07/13(Tue)
公明比例区は西日本が健闘
 各紙とも朝刊で参院選のデータを掲載している。各党の比例得票率も都道府県
単位で掲載されているが、日経新聞はそれに順位をつけて掲載した。それによる
と、公明党の上位10傑は以下のようになる。都道府県名と得票率(%)。
  1位  福 岡  18・70
  2位  大 阪  17・98
  3位  沖 縄  17・92
  4位  宮 崎  16・72
  5位  和歌山  16・72
  6位  長 崎  16・54
  7位  高 知  16・53
  8位  岡 山  16・10
  9位  鳥 取  15・96
 10位  熊 本  15・15
 ここから明らかなことは、九州と中国・四国地域の健闘ぶりだ。さらに関西勢
が強いのは、いつもながらの一貫した特徴である。総じて、西日本が上位のほと
んどを占めた。一方で、比例区に限っていえば、関東以北の地域は、西日本と比
べると得票率は総体的に低い傾向が読み取れる。
 各党とも、都道府県別の1位をみると、民主党が岩手県(45・97%)、日
本共産党が京都府(13・83%)、社民党が沖縄県(22・67%)とそれぞ
れの特徴が顕著にあらわれているものの、こと公明党の場合、「西高東低」の構
図がくっきりと浮かび上がってくる。

7632名無しさん:2010/07/14(水) 15:48:00
>県連幹部からも「自民党がやっていることは、大きな労力で内輪を固めているだけ。無党派層には届いていないのではないか」「公明票頼みだ」との声がもれた。また自民は公明との選挙協力を進めたが、公明の比例票は約13万3500票と目標の14万5000票には及ばず、公明が最低基準とする6年前の参院選並みにとどまった。

http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20100714ddlk43010413000c.html
2010参院選くまもと:激戦終えて/中 自民復活は未知数 /熊本

 ◇「強い野党」訴え組織戦

 「強い野党になって民主党、衆議院をチェックする。プロの野党になる」。選挙戦終盤の8日、合志市であった総決起集会で自民現職、松村祥史氏(46)が叫んだ。

 「強い野党」という言葉は、この日熊本市をはじめ都市部4カ所で応援演説した小泉進次郎衆院議員が使った。合志市に向かう車中で坂本哲志衆院議員は松村氏と「内容は同じでもあの言い方が必要だ」と話した。自民は国政では野党でも県議会では48議席中34議席を占める「県政与党」。「なかなか意識の切り替えができない」(前川收県連幹事長)のが現実で、演説が変わったのも小泉氏の応援あってのことだった。

 自民は従来の国会議員、地方議員とそのネットワークを生かし組織がフル回転した。特に浮動票の多い熊本市では、推薦団体にも徹底した友人・知人へのあいさつ回りを依頼。郡部の県議からは応援の人手を熊本市に出させた。ベテラン県議が口々に「自分の県議選でさえここまでやらない」という徹底ぶりで、地縁血縁を通じて無党派とされる人たちに支持を呼びかける戦略をとった。

 ただ政権交代で、業界団体が自主投票や自民・民主2人推薦に動いた。前川幹事長は「2人推薦は与党の圧力をかわすため。政策でつながっているから影響はなかった」と話すが、動きや効果は見えにくくなった。政党や報道各社の世論調査結果で接戦が伝えられるたび、県連幹部からも「自民党がやっていることは、大きな労力で内輪を固めているだけ。無党派層には届いていないのではないか」「公明票頼みだ」との声がもれた。

 また自民は公明との選挙協力を進めたが、公明の比例票は約13万3500票と目標の14万5000票には及ばず、公明が最低基準とする6年前の参院選並みにとどまった。城下広作幹事長は「協力に不満足さはあるが、みんなの党候補がない場合の選挙結果など、じっくり分析したい」と慎重な姿勢を貫いた。

 組織を固め、地力で民主に勝った自民党。しかし参院選勝利が党復活につながるかどうかは未知数だ。松村氏は「自民に戻ったのではなく、民主はやりすぎだというバランスが保たれただけ。国民が望むものを政策や国会対策にできるかにかかっている」と気を引き締めた。

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

7633名無しさん:2010/07/14(水) 16:40:58
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamanashi/news/20100714-OYT8T00832.htm
山教組弱体化
業界、公明票が穴埋め

涙声の電話だった。

 「頼みます。ほとんど差がないんです……」

 参院選の投開票日前日の7月10日。県内のある公立中学教諭は、山梨県教職員組合(山教組)の支部役員を務める後輩教諭から、民主党参院議員会長の輿石東氏(74)へのさらなる選挙協力を依頼された。前日の9日には、教諭OBからも電話を受けていた。「組合員は1人1票上乗せを頼むわ」

 最終盤の相次ぐ依頼に、教諭は「相当焦っているな」と感じたが、ちょうど期末テストでてんてこ舞いの時期。OBには逆らえないため、「わかりました」と応対した。だが、後輩の役員には「難しそうだ」と答えた。

 別の20歳代の中学教諭は明らかに選挙への関心を失っていた。「先輩は選挙で慌てていたが、期末テストや成績表で忙しかった。選挙なんてめんどくさいし、やる意味がないですよ」

 3745票の僅差(きんさ)で3選を果たした輿石氏の支持組織の中核は、出身母体でもある山教組だ。

 山教組には「3日選挙」の伝説がある。「劣勢な選挙も短期間でひっくり返す」ほどの組織力を持つというわけだ。

 だが、北海道教職員組合の違法献金事件などで、「先生と選挙」への世間の視線は厳しくなり、今回の参院選は、現職教諭の動きは鈍った。代わって法的に選挙活動の制限がないOBを中心に活動したが、結果は自民党の新人、宮川典子氏(31)にぎりぎりまで追いつめられた。

 輿石氏陣営は今回、別の組織票を頼った。公明票だ。

 「バーターしませんか」

 輿石陣営幹部が複数の公明党議員らの自宅を訪ね歩いていた。同党が山梨選挙区の「自主投票」を表明した6月17日以降のことだ。

 輿石陣営が「比例は公明」を指示する代わりに、公明支持者に「選挙区は輿石」を依頼するという非公式の選挙協力の打診だった。

 ある公明党市議は証言する。「バーターに応じた。自民党側からは何の働きかけもなかったから」

 読売新聞の参院選出口調査にも「バーター」の効果が見て取れる。公明支持層の約5割が宮川氏、2割以上は輿石氏に投票していた。今回、公明党の比例選の得票は4万7646票に上った。

 自主投票を決めた業界団体はどうだったか。県建設業協会や県農協中央会の幹部は「自民党とのつきあいがあるから、宮川氏へ流れた票が多い」と見る。だが、輿石氏に流れた業界票が以前より増えたのは確実だ。

 山教組の弱体化を、公明党や業界票など、輿石氏と距離のあった組織票が穴埋めしたとも言えそうだ。

 だが、山教組幹部は意気盛んだ。「宮川氏を支持した自民党県議は来春の県議選で落選させる。選挙の恨みは選挙で晴らす」

 山教組が再び「選挙集団」に戻るのかどうか。それを決めるのは現職教諭たちだ。

(2010年7月14日 読売新聞)

7634名無しさん:2010/07/14(水) 16:58:23
http://www.nnn.co.jp/news/100714/20100714039.html
参院選で「中立」 県連副会長、藤井氏が辞表提出
2010年07月14日

 参院選鳥取選挙区での選挙応援をめぐり、選挙戦で「中立」の立場を取ったとして、自民党県連副会長の藤井省三県議(東伯郡選挙区)は13日、県連に「副会長」職の辞表を提出した。これに対し、自民県議の間では「中立ではなく反党行為」と批判が噴出しており、県連は16日、党紀委員会を開き、辞表の取り扱いや処分などを協議する方針。藤井県議は最大会派「県議会自民党」の会長を務めており、今後の議会運営にも影響を与えそうだ。

 藤井県議は、鳥取選挙区に立候補した民主党新人の医師が勤める病院の経営者。辞表については「県連副会長の立場であれば中立は許されないこと。公示前に辞表を用意していたが、選挙戦に影響が出ると考えて提出を控えていた」としている。

 しかし、自民候補の応援に奔走した県議らは「中立」に反発。藤井県議に対して「明らかに民主候補を応援するような行動だった」などの声が上がっており、県連会長の山口享県議は「厳しい選挙の中で反党行為が見られ、党に対する信頼が揺らいだ。早急に調査を進める。事実であれば遺憾だ」と話している。

 県連は党紀委員会で、処分対象者についても協議する方針。県連によると、藤井県議のほかにも村田実県議(倉吉市選挙区)が支援の態度を明確にせず、藤井県議に近い別の県議も「支援を怠った」としている。

 一方、藤井県議は、県議会会派内での対応について「感情的な亀裂が生じたので、3役が結束して関係を再構築していきたい」と話している。

7635名無しさん:2010/07/14(水) 17:22:48
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010071400665
みんな1.8倍増の6億円=民主、自民は微減−政党交付金

 参院選の結果を受け、2010年の政党交付金の配分を時事通信社が試算した結果、民主党と自民党はともに4月の交付決定額に比べ約1%の微減にとどまることが14日分かった。一方、10議席を獲得し躍進したみんなの党は6億7500万円で、86.9%(3億1400万円)の大幅増となる。
 政党助成法に基づく交付金の総額は年間約319億円。所属する国会議員数と直近の衆院選、過去2回の参院選での得票率に応じて各党の配分額が決まり、年4回に分けて支給される。参院選を受けた配分額の見直しは10月支給分から適用される。
 民主党は1.2%(2億200万円)減の170億9500万円。参院選の敗北で党所属議員が10人減ったものの、大勝した昨年の衆院選の得票率が下支えし、減少率はわずかとなる。自民党は1.1%(1億1100万円)減の102億6300万円。議員数は増えたが、得票数の減少が影響した。 
 4月の交付決定直後に発足した、たちあがれ日本は初めて支給対象となり、8100万円が支払われる。共産党は制度に反対し、受給を申請していない。
 その他の政党の政党交付金額と増減率の試算は次の通り。
 公明党=23億4100万円(2.0%減)▽社民党=8億3100万円(3.8%減)▽国民新党=3億9600万円(0.2%減)▽新党日本=1億3500万円(増減なし)▽新党改革=1億1900万円(0.4%減)(2010/07/14-17:05)

7636名無しさん:2010/07/14(水) 17:28:26
http://woman.infoseek.co.jp/news/entertainment/story.html?q=14gendainet000119178
絶対安全地帯にいた岡部まりのタレント人生は落選で一気に暗転

 タレント候補が軒並み討ち死にした参院選。その中でも当選圏内といわれていたのが大阪選挙区から出馬して落選した岡部まり(50)だが、今後は厳しそうだ。

 岡部は朝日放送の「探偵!ナイトスクープ」に89年からずっとレギュラー出演し、司会者の秘書役を担当してきた。短大在学中からモデルとして活躍。その後、21年間のメーンは「ナイトスクープ」という“絶対安全地帯”に身を置いて悠々と生きてきたのだ。これは生き馬の目を抜くテレビ界では奇跡のような話で、他のタレントに比べれば、実に優雅な生活だった。

 しかし、落選で様相は一変した。「ナイトスクープ」への復帰は放送局側が否定。カムバックの目はなし。しかも、落選のイメージが最悪。公示日まで街頭に立たず、選挙戦でも政策などをあまり訴えないので、有権者からは「何をやりたいのかわからない」という目で見られていた。

 今後は講演をやったりエッセーなどを書いて発表するといわれるが、今の岡部を無条件で受け入れるほど世の中は甘くない。芸能リポーターの石川敏男氏がこう言う。

「岡部は『ナイトスクープ』のまりちゃんとして一部のファンに人気があったが、一般的には“そんな人がいるの?”というレベルです。番組を卒業して出馬するならもっと真摯(しんし)に選挙活動をすべきだったのでは。彼女は世間を甘く見ていたのではないか。これからは苦労しますよ」

 サバイバルに必死の芸能人から見れば、これまでの岡部は恵まれすぎていたのだ。落選して目が覚めたかどうか。

(日刊ゲンダイ2010年7月13日掲載)

[2010年7月14日17時0分]

7637名無しさん:2010/07/14(水) 17:31:16
http://mainichi.jp/area/ehime/news/20100714ddlk38010565000c.html
中村・松山市長:“ねじれ国会”に懸念 「愚陀仏庵」再建は協力 /愛媛

 松山市の中村時広市長は13日の定例会見で、与党が過半数割れした参院選結果について、「政局は後回しにして、党派で話し合いながら物事を進めることに没頭してほしい」と“ねじれ国会”による国の施策の遅れに懸念を表明した。また、豪雨で全壊した「愚陀仏庵」(松山市一番町)について、再建への協力姿勢を示した。

 市長は地方財政や経済情勢などを挙げ、「国には的確かつスピーディーな処理を迫られる案件が目白押し。各党が約束する地方主権もスピードアップが必要」と語った。

 また個人として応援した日本創新党が議席を得られなかったことについては、「僕は関係ない。かつての知り合いが新党をつくりエールを送ったが、具体的に選挙運動したわけでもない」と距離を示す一方、「国会議員がいないとマスコミに政党として認知されず、新聞でもテレビでも扱いがない。国会議員がいようがいまいが、(紙面に)並べないと、主張が届かない」と同情的な心情も見せた。

 一方、愚陀仏庵については、所有者の県が再建を決めれば協力する姿勢を示し、「多くの方が声や寄付を出してくれ、官民協力の雰囲気が出れば賛同も得られる」とも述べた。市は同庵も含む「三庵めぐり」を観光ルートに設定しおり、当面は子規記念博物館内の愚陀仏庵の復元展示コーナーで代用するという。【中村敦茂】

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

7638名無しさん:2010/07/14(水) 17:37:28
>>7589 >>7601 >>7627-7628など

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/politics/news/20100714/350952
<審判 検証2010とちぎ参院選>(中)「自民党」 劣勢逆転、陰に「運動量」
(7月14日 05:00)

 立候補を表明してから何度も人前で涙を流した。しかし意外にも、歓喜の輪の中で主役の自民党新人、上野通子氏(52)は泣かなかった。

 12日未明の選挙事務所。民主党の重鎮、簗瀬進氏(60)を接戦の末に下した逆転劇は、当事者らにとっても「奇跡」だったに違いない。同日午前の記者会見でも「まだ実感がわかなくて」と照れ笑いを浮かべた。

 ■  ■

 県議を2期7年務めたとはいえ、地盤の宇都宮市以外では知名度は低い。この1年間で自民党県議4人がみんなの党に移り、同党の渡辺喜美代表の地盤の県北部で、自民党の基礎票を失った。自民党の支持率が上向きかけた6月、民主党は鳩山政権から菅政権に代わり支持率がV字回復した。

 劣勢をはね返した原動力は、県議会最大会派・自民党議員会を中心とした県議30人の豊富な運動量だった。県議選を来春に控え、まるで自分の選挙のように活発に動いた。

 県連会長の茂木敏充衆院議員は「これほど県議が動いた選挙を見たことがない」と感心した。上野氏は県連初の公募で選ばれた候補者でもある。「自分たちの候補者との意識を党員が共有できた」と、公募効果を振り返る。

 頻繁に独自の世論調査を行い、弱点をみつけては運動員を集中的に送り込んだ。選挙戦の最終盤には人気の高い小泉進次郎衆院議員を応援弁士として宇都宮市に招き、数千人規模の集会を演出した。

 ■  ■

 こうした作戦が功を奏したことに加え、公明党と公示後に結んだ水面下の選挙協力も大きかった。

 公明党の県内の基礎票は10万票と言われる。下野新聞社が今回の参院選で行った出口調査によると、同党支持層の71・9%が選挙区で上野氏に投票。簗瀬氏は10・9%だった。選挙協力を結ぶ前の序盤の世論調査では「上野氏に投票する」と答えた同党支持層は16・6%で、簗瀬氏は31・5%だった。調査結果からは、形勢が完全に逆転した様子が浮かび上がる。

 「比例代表で上野氏の個人票を公明党に回すことを条件に、選挙区で上野氏に投票することにした」。公明党関係者はこう明かした。自民党側も「一定の協力はいただけた」と認めた。

 比例代表の県内得票数で、自民はみんなの党、民主に次いで第3党に甘んじた。党勢回復には遠い状況だが、上野氏の逆転勝利は「県政与党」の底力を強烈にアピールした。

 [写真説明]数千人の聴衆を集めた小泉氏の応援演説。上野氏勝利を予感させる潮目となった=9日午後、JR宇都宮駅西口

7640名無しさん:2010/07/14(水) 18:49:52
http://www.kahoku.co.jp/news/2010/07/2010071401000687.htm
日医連、一本化見送りが原因 組織候補落選で

 日本医師会(日医、原中勝征会長)の政治団体「日本医師連盟」(日医連)は14日、事実上の分裂選挙で推薦、支援した3候補がいずれも落選した参院選に関し記者会見した。横倉義武副委員長は「投票の受け皿として3氏を用意したが会員も戸惑ったと反省している」と述べ、一本化見送りによる票の分散が響いたとの見方を示した。
 長年自民党を支持してきた日医は、4月の会長選で政治との距離をめぐり三つどもえの激戦となり「親民主」の原中氏が選出された。ただ参院選は、会長選とほぼ同じ構図で日医連内の支持が分かれ、推薦の民主党新人と支援にとどめた自民党現職、みんなの党新人の計3人が落選した。
 横倉氏は今後の対応について「新しい運動の在り方をもう一回議論しなければならない」と指摘、特定政党に偏らずに医療政策を幅広く訴えるべきだとの考えを示した。
 日医連委員長を兼務する原中氏は会見を欠席し、「今後は政府、与党および野党に対しても力強い働き掛けを行っていく」とのコメントを発表した。

2010年07月14日水曜日

7641名無しさん:2010/07/14(水) 19:14:13
http://www.tku.co.jp/pc/news/view_news.php?id=21217&mod=3000
自民党県連が参院選熊本選挙区の戦いを総括

自民党県連は先の参院選熊本選挙区の戦いを総括、前川幹事長は県内各地で組織選挙による地上戦を徹底したことなど勝因を挙げました。自民党県連は昨日、熊本選挙区で当選した松村祥史さんや県選出の国会議員や県議会議員などが集まり、今回の参院選を総括しました。会見した前川幹事長は今回の勝因として県内各地で組織選挙による地上戦を徹底したこと、商工会をはじめとした各団体の支援、公明党の選挙協力の3つを挙げました。その上で前川幹事長は「公明党の協力がなかったら勝てなかった」と述べ、熊本市でみんなの党の候補者が躍進したことについても「結果的には自民党にプラスに働いた」という認識を示しました。そして「次の戦いは来年春の統一地方選になる」と述べる一方で、今年の秋に予定されている熊本市長選については「まったくの未定」としています。
2010-07-14 19:04:01

7642名無しさん:2010/07/14(水) 19:16:33
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4476988.html
民主党内では地方から執行部批判相次ぐ

 参議院選挙大敗の態勢立て直しを急ぐ民主党ですが、党内では地方組織などから執行部批判が相次ぐ一方、参議院での与党の過半数割れを受け、厳しい国会運営を迫られています。

 午前10時過ぎ、党本部では選挙を取り仕切った枝野幹事長と安住選対委員長らによる各都道府県連代表のヒアリングが始まりました。

 新人の女性候補が敗れた和歌山県連からスタートしたヒアリングでは、大敗の原因について厳しい意見が相次ぎます。

 「民主党政権そのものの政権運営に対する期待外れとか、あるいは、もうちょっとやってくれるんじゃないのかということに対する批判が原因だと」(和歌山県連代表 岸本周平衆院議員)

 「自民党側とちょっとすりよるような言い回しみたいなところが、消費税なんかにもありましたからね。(有権者は)何のために政権交代したかと」(石川県連代表 一川保夫参院議員)

 「我々が終盤戦、非常に苦労したのは消費税発言」(高知県連代表 武内則男参院議員)

 厳しい批判を受ける執行部側は、ひたすら低姿勢です。

 「つらい話も多いですよね。申し訳ない気持ちでいっぱいです」(民主党 安住 淳選対委員長)

 執行部はヒアリングの結果をまとめた上で、今月中に開かれる両院議員総会で報告する方針です。

 しかし、小沢前幹事長の側近、松木謙公氏は14日も、「責任をとるべき人は責任をとって、次に進むことが大切」と改めて執行部批判を展開。

 小沢氏に近い議員らからは、「両院議員総会で執行部の責任を厳しく追及する」という声も上がっていて、議論が紛糾する可能性もあります。

 その小沢氏は今月8日以来、公の場に姿を現さず、菅総理が呼びかけた会談に応じるかが焦点となっています。

 こうした中、今月30日にも召集される臨時国会の参議院の議長人事について、民主党は江田議長を交代させることで最終調整しています。後任には、輿石参院議員会長のほか、西岡議運委員長らの名前があがっています。

 一方、今回の参院選で1議席も獲得できなかった国民新党は、念願の「郵政改革法案」の成立のため、統一会派の結成も視野に、連立を離脱した社民党に連携を呼びかけました。

 「今後も連携をしていけることに対しては、大変自信を持っています」(国民新党 亀井静香代表)

 社民党が国民新党と統一会派を組んだ上で、民主党会派の衆院議員が加われば、参院で否決された法案を衆院で再可決できるためですが、社民党はあくまで慎重姿勢です。

 大敗を喫した民主党が態勢立て直しを急ぐ中、新たな連立の枠組みを巡る各党の駆け引きも活発化しています。(14日17:05)

7643名無しさん:2010/07/14(水) 19:51:07
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20100715k0000m010075000c.html
日医連:組織力急落 特定政党支援から撤退も…3候補落選

 日本医師会(日医)の政治団体「日本医師連盟」(日医連)が参院選比例代表で推薦・支援した3候補がいずれも落選し、74年以来守ってきた「組織内議員」の議席を失った。しかも、3人合わせても07年に落選した武見敬三氏1人分の得票に及ばず、組織力の急落ぶりを印象づけた。14日の会見で今後特定政党の候補を支援しないこともにじませた日医連だが、親民主を掲げた原中勝征会長(日医連委員長)と反原中派による分裂選挙の末の敗北は、医師会内に大きな傷を残した。

 会見で日医連は「今後は、政府与党および野党に対しても力強い働きかけを行っていく所存です」とする原中委員長名のコメントを発表し、「民主支持一辺倒」の姿勢を改めた。横倉義武副委員長は「政権が移ろいやすい時代だ。一党に偏することなく私たちの医療政策を理解する与野党の国会議員を支援する」と述べ、今後組織を挙げて推す候補を擁立しない可能性に触れた。原中氏は「都合がつかなかった」(横倉氏)との理由で、会見に姿を見せなかった。

 かつて日医は故武見太郎氏をトップに抱き、政府の医療政策を左右してきた。その力の源泉は組織力だ。日医が初めて参院選旧全国区に擁立した組織内候補は74年。続く77年には、福島茂夫氏が日医史上最高の127万票を獲得した。

 その後も80万票程度を集めて常に2議席を維持し、非拘束名簿式が導入された01年以降も一定の集票力を示していた。ところが、07年には武見氏が20万票を割り込んで落選。今回は、民主公認の安藤高夫氏、自民公認の西島英利氏、みんな公認の清水鴻一郎氏の3人の合計得票でも武見票より1万6000票少ない。同じ医療系業界団体の日本歯科医師連盟や日本看護連盟が候補を1人に絞り議席を確保したのとは対照的な結果となった。

 今後は民主支持にかじを切ろうとし、分裂を招いた原中氏に対する責任論が噴き出すのは確実だ。3人の推薦・支援を決定した5月11日の執行委員会では、「3人とも落選したらどう責任を取るのか」とただされ、原中氏が返答に窮する場面もあった。西島氏を支援したある県の医師会長は「次の執行委員会では原中氏の責任を追及する」と意気込む。

 原中氏は今後の政治活動方針について、「是々非々」を強調する。しかし、ある日医関係者は「力のない団体の要望など政党が真剣に聞くわけがない」と話し、組織を割った選挙戦の影響に懸念を示した。【鈴木直】

毎日新聞 2010年7月14日 19時43分

7644チバQ:2010/07/14(水) 20:01:53
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000001007130003
《検証・参院選》膨らんだ反民主票
2010年07月13日


連合北海道が全面支援した藤川雅司氏(中央)は落選。民主党北海道の三井辨雄代表(左)も駆けつけた=11日夜、札幌市中央区




《検証・参院選》(上)


■道連と連合、協力に溝


 民主党が敗北した今回の参院選。大きな逆風は「民主党王国」の北海道でも吹いた。
 道選挙区(改選数2)は自民党の長谷川岳氏(39)と民主党の徳永エリ氏(48)が当選した。改選議席を自民党と分け合う結果は5回連続だ。


 ただ、得票数を見ると、民主党への有権者の厳しい反応がうかがえる。


 徳永氏と次点の藤川雅司氏(53)の得票の合計は127万5690票。一方、長谷川氏と「反民主」を掲げたみんなの党の中川賢一氏(43)の得票は計126万9259票と、ほぼ同じだ。前回2007年は民主党の公認・推薦2候補者の合計得票が、自民党候補者の2倍以上だった。


 比例区票は109万1365票で、05年の「郵政総選挙」とほぼ同じ。昨年の総選挙の134万8318票、前回参院選の121万7315票から大幅減となった。


 民主党北海道(道連)幹部は「政権交代の期待への失望があったうえに、消費税が足を引っ張った」と分析。10月に実施される衆院5区(札幌市厚別区、江別市など)の補欠選挙や、来春の統一地方選に向けた立て直しの困難さが予想される。


    □  □


 参院選で浮上したもう一つの課題は、旧社会党時代から続いてきた道連と連合北海道の協力関係のあり方だ。


 「お疲れ様でした」。11日午後10時前。道連の三井辨雄代表は藤川氏の陣営を訪れ、連合北海道の高柳薫会長と握手を交わした。その後、報道陣に「我々と連合は表裏一体。(今後も)手を組んで頑張りたい」と語った。


 藤川氏は連合の「組織内候補」ながら、初めて道選挙区で落選するという憂き目にあった。道連や連合の関係者の多くは「党と連合との戦いになってしまった」と、選挙戦の最中からこの結果を予想するような発言をしていた。


 道連と連合の間には、藤川氏擁立に至る過程から溝が生じていた。当選3回の現職・峰崎直樹財務副大臣を推した連合に、三井氏は「参院議員の任期は3期18年が不文律」と主張。候補者の決定は越年し、1月下旬にずれ込んだ。


 連合が藤川氏を、道連が徳永氏を支える「すみ分け」も失敗した。北海道教職員組合(北教組)の違法献金事件もあり、高柳氏はたびたび、三井氏に藤川氏へのてこ入れを要請したが、「(連合の)組織を固めるのが先だ」と突き放された。


 終盤には道連が藤川氏への投票を誘導する「藤川シフト」を敷き、三井氏も徳永氏の演説会で「ご主人は徳永さん、奥様は藤川さんと分けてほしい」と訴えた。だが直後に、陣営幹部が「お父さんもお母さんも徳永でよろしくお願いします」と打ち消したように、民主票を両氏の陣営が奪い合うのが実態だった。


    □  □


 ただ、広い道内で党の支部が80カ所程度にとどまることもあり、道連にとって連合との協力関係は不可欠だ。特に来春の統一選では知事選や道議選などが控えている。


 三井氏は11日、連合との関係修復について「(参院選を)教訓にして、連合と話し合いたい」と発言。高柳氏も「基本的なフレームは大切にしたい」と応じた。


 だが道連幹部の一人は「連合が総括してから」と語るのみ。ある道選出国会議員は、徳永氏の勝利を「新しい戦い方で勝てたことは大きい」と評し、連合依存型選挙からの脱却を示唆した。
(天野みすず、若松聡)


     ◇


 民主党が逆風にさらされ、自民党などに追い風が吹いた参院選。「民主1、自民1」に至った内情や、今後への影響を報告する。

7645チバQ:2010/07/14(水) 20:02:25
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000871007140001
【検証・参院選】


(下)自民 党勢回復半ば
2010年07月14日







■批判票、みんなが吸収


 「『やはり自民党でなければダメだ。もう一度、期待しよう』という道民の声と受け止めることができる」


 11日午後8時過ぎ、自民党道連の伊東良孝会長(61)は、参院選道選挙区で同党の長谷川岳氏(39)の「当選確実」を受け、支援者らに「勝利宣言」した。


 全国的な民主党への逆風で、自民党は改選第1党を奪取した。道選挙区では長谷川氏が94万8267票を獲得。2位の民主党・徳永エリ氏(48)に24万票差をつける快勝だった。


 道連幹部は「『草の根の戦い』が功を奏した」と評す。昨年の衆院選で与党から転落し、以前からの支持団体や業界団体が距離を置き始めたが、道議や市町村議が団体・企業に足を運び、地域レベルで支持をつなぎとめる作戦を展開。長谷川氏も道内179市町村すべてを回った。従来型とは異なる選挙戦術が「草の根の戦い」だった。


 さらに、39歳と若く、YOSAKOIソーラン祭りの創始者という長谷川氏を「世代交代の象徴」とアピール。民主党政権に失望した無党派層を引きつけるとともに、公明党や支持母体の創価学会の支援を受けることもできた。


 こうした結果、道連が唱えていた「組織の命運をかけた戦い」に勝利。道内小選挙区で「1勝11敗」と惨敗した昨年の衆院選から状況を一変させた。


    □  □


 しかし、道内で自民党が党勢を回復した、とは必ずしも言えないのが実態だ。


 道内での比例区の得票数は、長谷川氏の得票より34万6千票少ない60万1801票で、昨年の衆院選の比例票からは20万4千票減少。現行の比例区が導入された1983年以降の参院選では、道選挙区で同党候補が落選した95年の46万2785票に次ぐワースト2位だった。


 この結果からは、長谷川氏に期待したり、民主党に失望したりした有権者の支持が、自民党に向かったわけではないことがうかがえる。


 道選挙区でも、徳永氏と落選した藤川雅司氏(53)の民主党2候補の得票の合計は、長谷川氏を32万7千票上回った。道連幹部は「自民党への拒否感がまだ続いている」と明言した。


 一方で、道内では国政選挙初挑戦となったみんなの党が存在感を示した。


 比例区の得票は27万7871票。民主、自民両党が前回07年の参院選比例区で得た票に比べて減らした24万7590票を上回っていた。両党に失望した道内有権者の受け皿になったと言える。


 みんなの党から道選挙区に立ち、32万992票を獲得した中川賢一氏(43)は13日、「民主党や自民党への閉塞(へいそく)感がある中で、有権者の期待に応えることができた。手応えのある選挙だった」と語った。同党は、10月に実施される衆院道5区(札幌市厚別区、江別市など)の補欠選挙に候補者を擁立する意向だ。道内政界でも「台風の目」となる可能性を秘めている。


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 その衆院道5区補選。自民党道連の展望はまだ開けていない。5区管内8市区町村の参院選道選挙区の結果を見ると、長谷川氏が民主党の2候補の合計得票を上回ったのは千歳市、恵庭市、新篠津村だけ。トータルでは2万5千票余りの差をつけられた。


 補選には、外相や官房長官を歴任した町村信孝氏(65)=比例道ブロック=が、昨年のリベンジをねらい、名乗りをあげている。ただ道議の一人は、町村氏を「『ザ・自民党』という人だからね」と指摘。道連幹部も「清新さでアピールした長谷川氏のようにはいかない」と話す。


 来春の統一地方選では、知事選をはじめとした首長選に加え、道議選などが行われる。国政と同様、道政でも第1党の座から転落するのか――。「危機感を持って臨まなくてはならない」。道連幹部は気を引き締めている。


(平間真太郎、若松聡)

7646チバQ:2010/07/14(水) 20:05:07
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000551007130001
〈風のゆくえ 振り返って:上〉
2010年07月13日


当選が確実となり、自民党県議らと万歳する石井浩郎氏=11日、秋田市山王臨海町

 投開票前日の10日夜。


 秋田市山王臨海町にある選挙事務所で、自民新顔の石井浩郎氏(46)が最後の演説を終えた。「これ以上できないくらい、4カ月間、頑張ってきた」。真っ黒に日焼けし、体重が7キロ落ちてぐんと引き締まった。


 陣営幹部は「みんなよくやってくれた。仮に不幸な結果が出たとしても、それは我々の限界ということだ」と話し、知事選などに比べて「(陣営は)今までにないまとまりをしたのでは」と振り返った。すがすがしさにあふれた顔が並び、事務所内は充実した雰囲気に包まれた。


 その手応え通り、翌11日、石井氏は民主現職の鈴木陽悦氏(61)に10万票以上の大差をつけ、初当選を果たした。


   ○    ○


 自民党県連は2007年に参議院の議席を失い、09年の衆院選では小選挙区で全敗。県内の国会議員は、民主党6人、自民党1人という状況に追い込まれた。議席奪還を目指して今回、人柄や知名度などを含めた「勝てる候補者」探しに奔走した。


 そんな中、浮上したのが八郎潟町出身の石井氏だ。秋田高校、早大を経て近鉄、巨人で活躍した元プロ野球選手。2月中旬に立候補が固まると、県連幹部は「郷土に対する思いが強く、知名度もある。絶対勝てる」と、手応えを隠さなかった。


 街頭で石井氏は、多くの人からサインや記念撮影を求められた。陣営は石井氏がこれまでにない「無党派対策にもなりうる候補だ」と期待を高めた。選挙戦終盤の秋田市では、選挙カーに乗る前の早朝に街頭に立ち、有権者に手を振るなどした。


 だが、今回の勝利は知名度だけで手にしたものではない。石井氏自身、「比例区ではなく選挙区で戦い、全県を回って地道にやってきた」として、他のタレント候補とは一線を画したい思いをにじませていた。起業家としての経験をアピールし、6月に同党の谷垣禎一総裁が来県した際も、野球の話題には触れないよう申し入れたほどだ。


   ○    ○


 立候補を表明してすぐ、石井氏は、県議会で過半数を占める同党会派の県議27人らとともに、ほぼ休みなく企業や団体などを回る活動を開始した。県議も、来年4月の県議選を見据えてフル回転した。それぞれが石井氏と一緒に写ったポスターを張ったり、1人あたり1万〜2万枚のリーフレットなどを配ったりした。


 ある県議は「今回は県議の動きが全然違う。自腹を切ってここまでやるのは初めてだ」と明かした。


 県連幹部は昨年の衆院選での大敗以来、支部を回り、地域の声に耳を傾けるなどして組織の立て直しを図ってきた。また、県建設業協会など、これまで自民党を支えてきた業界団体の多くから推薦を受けるなど、着実に組織を固めた。


 朝日新聞の出口調査によると、自民支持層の90%以上が石井氏に投票したほか、与党時代に選挙協力のあった公明支持層の7割も石井氏へ流れた。さらに、無党派層の約半数が石井氏に投票した。小坂町以外のすべての市町村で得票率トップ。地方をくまなく回り、従来の自民党の組織力が発揮されてこその大勝だった。


 とはいえ、県連幹部は気を引き締める。「自民党が勝ったとは見ることができない。今回は候補者の人選に成功したということ」といい、今後も組織強化を図る方針だ。


 一方、「政治経験はないが、郷土を愛する気持ちは負けない」と支持を訴えてきた石井氏。今後6年間で、有権者の期待に応えられる実績を残せるか。これから正念場を迎える。
     ◇


 政権交代後初めての大型国政選挙となった参院選。選挙区で県民は、民主現職よりも自民新顔を選んだ。候補者や陣営の動きを追いながら、今回の選挙を振り返った。(加地ゆうき)

7647チバQ:2010/07/14(水) 20:05:42
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000551007140001
風のゆくえ 振り返って(下)
2010年07月14日


応援に駆け付けた菅直人首相と声援に応える鈴木陽悦氏=6月30日、秋田市内

「政権交代から改革路線が進んでいたことを一生懸命訴えたが、有権者に納得いただけなかったのかな。私の説明不足もあったのかな」


 11日夜、鈴木陽悦氏(61)は秋田市山王3丁目の事務所で淡々と語った。参院選秋田選挙区で石井浩郎氏(46)の「当選確実」が伝えられたあとのインタビュー。集まった支持者の中には「信じられない」という声もあった。


 朝日新聞の出口調査によると、鈴木氏に投票した民主支持層は8割に満たなかった。社民支持層も5割程度で、無党派層からの投票は4割弱。得票率で石井氏を上回ったのは、小坂町のみで、各地で大きくリードされた。だが、陣営は10万票以上の大差を受け止めかねていた。「出来ることはすべてやったのに」
   ○    ○


 民主党県連幹事長の寺田学衆院議員はこう受け止めている。「敗因は消費税が争点になってしまったことと、この10カ月の民主党への評価だろう。民主党に政策の実行力がないという部分だと思う」


 マニフェスト(政権公約)への不信、相次いだ「政治とカネ」問題、米軍普天間飛行場移設問題での迷走。そして、菅直人首相の突然の「消費税10%」発言……。


 選挙戦が始まってから、前原誠司国土交通相、菅首相、枝野幸男幹事長、原口一博総務相、岡田克也外相、蓮舫行政刷新相、鳩山由紀夫前首相と「大物」が秋田入りした。


 閣僚たちは消費税発言を弁明し、「争点は消費税ではない。自民党の古い政治に戻すのか、改革を進めるのかの選択だ」と支持を訴えた。


 だが、信頼は戻らなかった。昨夏の衆院選の比例区で初当選し、鈴木氏の総合選対本部事務総長を務めた高松和夫衆院議員は「有権者の反応は昨夏と違う。冷たいものすら感じる」と漏らした。


 民主党県連内の不和も響いた。鈴木氏は2004年参院選で、無所属候補として民主、社民、連合の3者の推薦を得て初当選した。昨春から民主党入りを要望していたが、県連は返答を保留していた。そんな中、鈴木氏は参院での単独過半数確保に向けて手を打っていた当時の小沢一郎・党幹事長から要請され、昨年10月に入党した。


 県連内には不満が広がった。昨年末の常任幹事会で、鈴木氏が立候補に意欲を示す中、県連は候補者を公募する異例の方針を固めた。結局、今年2月、鈴木氏を公認候補として擁立することを決めたが、内部で噴出した不満は完全には解消されないままだった。また、社民県連合も鈴木氏が民主党入りしたことに反発し、推薦を出さなかった。
   ○    ○


 石井氏に及ばなかった点は何か。落選が決まった後、報道陣に聞かれ、鈴木氏は「6年前は逆の立場だった。知名度と言われたが、そういう意味では(参院の災害対策特別委員長や経済産業委員会などを中心に)国会議員として活動した6年のPRで劣る部分があったのかな」と答えた。


 寺田衆院議員は「『事業仕分け』に参加しなければ、自分も『何をしているんだ』と言われてもおかしくない」と話す。遠く離れた国会でどんな仕事をし、その仕事ぶりを秋田の有権者にどう伝えるか。今度は石井氏がその課題を背負う。(斉藤寛子)

7648チバQ:2010/07/14(水) 20:07:43
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001007120008
組織戦で明暗/振り返って(上)参院選
2010年07月13日

 今回の参院選、過去2番目に多い8人が争った宮城選挙区(改選数2)では、30代半ばの新顔が終盤まで当落を争った。結果は、自民党の熊谷大氏(35)がトップで初当選、民主党の伊藤弘実氏(36)は次点で落選。ともに政治経験がなく、公募で選ばれて無党派層に「若さ」と「清新さ」をアピールしたが、明暗を分けたのは昔ながらの組織戦の強弱でもあった。


 投開票から一夜明けた12日。熊谷氏の選対本部長を務めた小野寺五典・自民党県連会長は「県連が開かれた形で行った公募と、(3人の県出身)比例候補との相乗効果があった」と勝因を分析。無党派層が多い仙台市でも熊谷氏が最多得票だったため、「都市部で負け、郡部で勝つのが自民党の今までの流れ。無党派層にもご支持頂けた」と振り返った。


 だが、今回落選した無所属で自民党推薦の市川一朗氏(73)を支援した県議は痛烈だ。「公募で一般有権者に評価の高い候補を選んだはず。なのに県連の手法は組織を締め付ける昔ながらのやり方。組織をはぎ取られた市川氏の方が、自分の言葉で政策をぶつけていた」。実際、各地の自民党県議や市議が後援会をフル回転させ、熊谷支持を固めた。自民党に近い業界団体にも積極的に接触し、引き締めを図った。


 しかし、当初は熊谷氏、市川氏で組織が割れた。6月28日、河村建夫・党選挙対策局長が自民党県議38人の議会の控室に訪れ、「公認の熊谷氏の当選を第一に」と県議らに支援を要請した。マスコミ各社の選挙情勢調査を受け、市川氏との共倒れを恐れての引き締めだ。


 市川氏を支援していた県議は「これで自民党が議席を失ったら自分たちの責任になるから、協力に前向きだった県議も勢いが急にしぼんでしまった」。翌29日、谷垣禎一・党総裁が仙台、登米両市を訪れたが、街頭演説に市川氏を同席させなかった。


 自民党の野中広務・元官房長官による支援もあった。7月9日には「お忍び」で仙台市内にある創価学会東北文化会館を訪れ、公明党の支持母体に熊谷氏への選挙協力を求めた。野中氏は1999年に公明党と自公連立を進めた深いパイプがある。


 前日には、同じ派閥だった元衆院議員の萩野浩基・東北福祉大学長を訪ね、「小沢一郎(前民主党幹事長)の復権は許せない。小沢が立てた候補者を通すわけにいかない」。小沢氏を「悪魔」とまで呼んだ野中氏の動きも最終盤に効いた。


 一方の伊藤氏。「比例区は、伊藤弘実が全面的に応援をいただいております国民新党の長谷川憲正先生に託していただきますよう」。七夕の夜、仙台市内のホテルに集まった支援者を前に、横田匡人・仙台市議が訴えた。


 会場に集まった約300人のうち約半数は、特定郵便局長OBと現役らでつくる「郵政政策研究会」関係者だ。かつて自民党の集票マシンと言われていた大樹の会などが前身の組織。民主党の岡崎トミ子参院議員は「郵政改革3法案は、国会が始まったら臨時国会で最優先課題でやってまいります」と訴えた。


 公募で選ばれた伊藤氏は、現職で同じ民主党公認の桜井充氏(54)との差別化を図るため、無党派層に焦点を絞った選挙戦を展開。小沢氏が良好な関係を築いた郵政研関係者は唯一の大きな支援組織だった。


 伊藤氏を支援する議員の後援会関係者には電話をかけ、比例区は国民新党に投じるよう求めた。その見返りが選挙区での伊藤氏への投票だ。実際、朝日新聞の出口調査では、国民新党支持層の中でもっとも多い3割近くが伊藤氏に投票した。ただし、全体の中で国民新党の支持率は1%に満たない。


 頼みはこまめな街頭演説だった。唯一の女性候補として専門の介護を中心に訴えたが、無党派層の心をつかみきれなかった。むしろ菅直人首相による「消費税10%」発言が逆風となり、投票日前日の10日に郡和子・県連幹事長が公言せざるを得なかった。「困難な選挙を強いてしまい、おわび申し上げます」(上田学、田伏潤)


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 結果は従来通り自民、民主で議席を分けた今回の参院選宮城選挙区。何が変わり、何が変わらなかったのか。2回に分けて分析する。

7649チバQ:2010/07/14(水) 20:08:27
http://mytown.asahi.com/miyagi/news.php?k_id=04000001007140001
現職は…/振り返って(下)参院選
2010年07月14日

  「岡崎さんみたいな選挙をしてみたい」。12日、桜井充氏(54)は県庁で、当選を報告した村井嘉浩知事に笑顔で話した。


  今回非改選の岡崎トミ子参院議員は1997年以来、民主党唯一の公認で3回ともトップ当選。一方の桜井氏は前回、今回とも党の支援を受ける2人目がいて票が割れ、2位当選に甘んじた。2人出ると、党の勢いだけでは支持が広がらない。公示前、「民主党らしさで戦うかと言われれば、戦わない」と言い切った。


  “風の怖さ”をよく知る。勤務医を辞めて初挑戦した98年は9人が乱立。自民党長老が落選する一方、政治的実績のない自分がトップ当選。逆の立場になる恐れも、当然ある。


  そこで目指したのは組織戦だ。まず首長。地域の特産品づくりにかかわったり、医師不足に悩む自治体へ助言したりした。


  政権交代も追い風にした。「石巻港をぜひ重要港湾に」。石巻市での個人演説会で、亀山紘市長は「清き一票を先生に」と呼びかけた。多くの地域で同様だった。公示後、ある町長は桜井氏の応援演説をしたことで支持者から抗議を受けた。後援会の大半が自民党支持者だからだが、町長は「町のことを思えば政権党を大事にしたい。野党にお願いしてもしょうがないんですよ」。


  業界とのパイプも太くした。桜井氏は2期12年間、「適切な医療費を考える党議連」などの議連の要職を務め、多くの業界団体と関係を深めた。その成果が、選挙事務所に所狭しと張られた団体からの推薦状だ。


  県医師会の政治団体・県医師連盟は今回、桜井氏だけ推薦。民主・自民の両候補推薦か自主投票が多い中、異例だった。それでも最後まで自民公認の熊谷大氏(35)推薦を巡って揺れた。「宮城は2人区。2人推薦してもいい。付き合いもある」。自民党県連会長の小野寺五典・衆院議員の選挙区、気仙沼市の会員らが求めたが、「医療のことがわかるのは医者」と見送った。効果はてきめんだった。選挙期間中、桜井氏に近づいた子連れの母親は「小児科の院長が応援している方ですよね」と声をかけていた。


  桜井氏は前回、仙台市など都市部で躍進したが、逆に今回は登米市など保守地盤で強みを見せた。当選を決めた夜、語った。「ぼくは後援会も支持組織も12年かけてつくった。自民党の支持者たちが、民主党じゃなく、私の支持者に変わっています」


  一方、桜井氏と同じく現職で出た市川一朗氏(73)は、自民党県連が公募で選んだ熊谷氏を全面支援し、分裂選挙となった。近い県議12人が「支援する県議の会」を結成して独自に支えた。


  10日、熊谷氏当選の手応えを感じた小野寺氏は、自民党県議全38人に電話した。「これでノーサイド。ご迷惑をおかけしました」。支援会顧問の渡辺和喜県議は「県民が下した結果は、例え悔しい思いが残っても受け入れざるを得ない。党内にしこりを残してはならない」と答えたという。


  ある県北の市長は「しこりは残らない」とみる。熊谷、市川両氏の獲得票の差があまり大きかったためだ。それ以上に市長が注目するのは、地盤もなく世襲でもない熊谷氏のトップ当選という事実。「ベテランを外して公募を選んだ小野寺会長の勝負が大当たりした」ととらえ、「これを機に今後の選挙に出る者の考え方が変わる。有権者の候補者を見る目も変わる」と予測する。


  とはいえ、自民党が分裂した事実は残る。ある市長は参院選後、自民党県連幹部に「今後の選挙であつれきが生じないように調整や連絡を」とアドバイスした。次の大きな選挙は来春の統一地方選。地方では依然として自民党が一大勢力だ。ある県議は言う。「今回支援が割れた地域は、統一選で県議と市議が協力できない場合があるかも知れない」(高橋昌宏、島田博、安仁周)

7650チバQ:2010/07/14(水) 20:24:32
465:07/14(水) 17:48 ffI6SEj4
都道府県別 比例得票率 上位順
【民主党】岩手46.0% 北海道39.5% 愛知36.3% 長野36.2% 山梨35.5% 三重35.3% (全国31.6%)
【自民党】福井38.6% 鹿児島36.5% 島根36.1% 石川35.0% 香川35.0% 山口34.2% (全国24.1%)
【みんな】栃木33.2% 富山20.3% 神奈川17.3% (全国13.6%)
【公明党】福岡18.7% 大阪18.0% 沖縄17.9% (全国13.1%)
【共産党】京都13.8% 高知9.8% 大阪9.3% (全国6.1%)
【社民党】沖縄22.7% 大分11.9% 宮崎7.3% (全国3.8%)

7651チバQ:2010/07/14(水) 20:58:31
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100712-OYT8T01251.htm
区割りで醜態 民主誤算   検証 参院選2010 ≪上≫


?  民主党が2議席確保に失敗し、自民、公明両党が議席を死守した参院選埼玉選挙区。公示直前の6月19日から約1週間、初当選した新人・大野元裕(46)の事務所には、1日十数本の抗議電話が鳴り響いていた。

 「15%とは何事だ。これ以上税率を上げれば、我々の生活は成り立たなくなる」。発端は読売新聞のアンケート調査への回答。菅首相が唐突に打ち出した消費税率引き上げについて、大野は社会保障財源を確保する観点から「望ましい消費税率」を15%としたのだ。

 あまりの反発に、大野は「税制や経済成長の度合い、財政再建の見通しも含めた議論が必要。消費税だけを論議しても意味はない」とブログで釈明。公示後、消費税問題に口をつぐんだ。



参院選から一夜明け、地元・川口市で「当選のあいさつ」をする大野氏(12日午前7時20分頃、JR川口駅東口で)  現職の島田智哉子(47)は当初、増税について「(やむを得ないとは)思わない」と否定的な回答を寄せながら、最終的に「回答なし」とした。選挙期間中の街頭演説では、消費税論議を敬遠し続けた。

 そんな2人は、当選ラインをめぐって、各地でせめぎ合いを繰り広げた。県連は大票田が多い県南東部を大野に割り当てて調整を試みたが、報道各社の序盤調査が「島田不利」と報じると対立は激化した。

 6日夜、島田陣営がさいたま市浦和区の埼玉会館で開いた緊急集会。道を挟んで事務所を構える大野陣営は「他人の軒先でやるなんて失礼」と過敏に反応し、開場時に「大野元裕をお願いします」と連呼した。連合埼玉幹部から連絡を受けた県連幹部が、大野側の説得にあたり、収拾を図った。大野陣営の蕨市議が「女王蜂にまんまとひっかかる牡(おす)達がわんさか」とブログに書き込み、削除する騒動も起きた。

 「重点区の縛りを厳しくした結果、掘り起こしができなかった。だが、もうノーサイドだ」。島田落選後の12日未明、選対本部長を務めた衆院議員の五十嵐文彦の表情は硬かった。

 “小鳩辞任”と菅首相誕生の勢いで、120万〜130万票を均等割りにする――が県連の2議席獲得のシナリオだった。しかし、現実の得票は計110万票。2007年の141万票から激減し、みんなの党の候補は40万票超を獲得した。小差で落選した島田陣営幹部は「消費税問題がなければ、2人で130万はとれた」と唇をかむ。

 だが、読売新聞と日本テレビ系列局の出口調査では、「近い将来、消費税の引き上げが必要だと思うか」との質問に対し、「思う」は62%。「思わない」は22%。民意は必ずしも引き上げ自体を否定していない。

 飯能市の飲食業の男性(44)は「消費税を全く上げないという政党の主張には違和感があるが、菅さんの発言にブレを感じた」と白票を投じた。有権者は、引き上げをめぐる首相発言の、“内容”ではなく“話し方”に不信感を募らせた可能性はある。

 県連代表代行の参院議員、山根隆治は、12日の記者会見で「野党の時は時の政権批判で関心を得られたが、与党では国民の不満を受け止めなければいけない。与党の戦い方に大きく転換しないといけない」と語った。(文中敬称略)

(2010年7月13日 読売新聞)

7652チバQ:2010/07/14(水) 20:59:08
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20100713-OYT8T01055.htm
敵失で勝利 自公に溝   検証 参院選2010 ≪下≫


?  重苦しい空気が漂っていた。自民党の現職・関口昌一(57)陣営が個人演説会場に選んだ川口市の大型ホール。2000人収容できるその場に集まったのは300人ほど。県連会長の衆院議員・新藤義孝はあいさつの冒頭、「これだけの空席を作ってしまったことを、おわびしなければならない」と切り出した。壇上に座る予定だった十数人の地元市議らは客席に座らされた。投票まで1週間を切った6日の夜だった。

 候補者を1人に絞り、安全策を取った自民。新藤は「地方議員、職域支部の票を固めれば勝てる」と言い続けたが、陣営幹部は「議員の動きは鈍かった」と証言する。衆院選惨敗の影響、「1人なら当選確実」という緩み、主要な業界団体の自民離れも深刻だった。

 ようやく危機感が広がったのは、一部報道の情勢調査で伸び悩みが伝えられてからだ。党本部も予想外の苦戦に手を打ち、7日の拡大選対会議に党本部幹事長の大島理森が出席、投票前日の10日には総裁の谷垣が県内3か所を回る日程を急きょ組み込んだ。



谷垣総裁の応援を受けて、街頭演説する関口氏(6月24日夕、JR川口駅前で) トップ当選という結果も、首相の消費税発言など「敵失」に救われた相対的な“いちばん”。得票率は年金問題で逆風が吹き荒れた3年前を下回った。退潮傾向が収まっていないことは、県連幹部がよく理解している。「オールドファンに助けられただけだ。自民に期待が戻ったわけじゃない」

      ◇

 終盤の自民の焦りは、現職・西田実仁(47)再選に躍起になる公明党を刺激した。選挙最終日の10日午後4時前。谷垣が街頭に立った同じ川越市で、党代表の山口もマイクを握っていた。埼玉創価学会幹部が怒りをあらわにした。「厳しい選挙区はいくらでもあるはず。なんで埼玉でやるんだ」

 公明は埼玉を全国の「最重点区」と位置づけていた。山口は公示後だけでも4回応援入りし、創価学会員も大量に県内に動員された。西田の実績をドキュメント仕立てにしたDVDまで作製して「F(フレンド)票」獲得に血眼になった。

 総力戦にもかかわらず、自民同様、前回選より得票を減らした。「みんなの党が40万票を取って、民主票が伸び悩んだことが幸いした」と県本部幹事長の県議・福永信之は言う。

 公明は今回、自民色が強い団体や中小企業へ食い込み、来春の統一地方選での“非公式な選挙協力”を武器に、複数の自民地方議員の支援を取り付けていた。

 7日午後、自民県議を集めた会議で、県議団長の長沼威は「連立時代に渡った名簿を基に、公明がうちの支持者に連絡している。何とか食い止めないといけない」と指示していた。

 12日の記者会見で、統一地方選の対応について問われた福永は、10日の谷垣の県内入りに触れ、言い切った。「前提がなくなった。白紙で一から考える」

 今回の参院選は、連立政権約10年間のつながりに、くさびを打ち込んだ選挙としても記憶されるだろう。

 (文中敬称略)

(2010年7月14日 読売新聞)

7653チバQ:2010/07/14(水) 21:03:06
http://mainichi.jp/area/yamanashi/archive/news/2010/07/12/20100712ddlk19010009000c.html
参院選’10山梨:民主・輿石氏が辛勝、衆参5議席独占(その1) /山梨
 ◇組織挙げ選挙戦を展開
 第22回参院選は11日投開票され、山梨選挙区(改選数1)は民主党現職の輿石東氏(74)=国民新党推薦=が、自民党新人の宮川典子氏(31)=たちあがれ日本推薦=や共産党新人の花田仁氏(49)らを破り、3選を果たした。これで同党は県内の衆参全5議席の独占を守った形となった。しかし、全国的に1人区では民主党の苦戦が目立ち、輿石氏も終盤に追い上げられた末の辛勝だった。輿石氏は党の要職にあることをアピールし、組織を挙げた選挙戦を展開。自治体首長らの支援も取り付けた。宮川氏は「世代交代」を訴えたが、あと一歩及ばなかった。当日有権者数は70万2067人。投票率は64・04%(前回63・65%)だった。【参院選取材班】

 ◇新政権で存在感アピール
 午後11時前、輿石氏の当選確実の報が伝えられると、甲府市西高橋町の事務所は支持者らの歓声に包まれた。同11時過ぎ、大きな拍手に迎えられて姿を現した輿石氏は「『もう一度国会で働け』という県民の審判をいただき、身震いするような身の引き締まる思いであります」と語った。

 輿石氏は当初、近い立場にいた小沢一郎前幹事長の「政治とカネ」問題や、米軍普天間基地移設を巡る鳩山政権の迷走で苦境に立たされたが、菅直人内閣の発足で党支持率が急上昇すると、県内でも徐々に勢いを回復。公示後は菅首相や仙谷由人官房長官らが次々と来県し、新政権での存在感をアピールした。

 しかし、菅内閣の支持率低下に伴って、終盤は高齢批判などが響いて再び追い上げられる苦しい展開となった。また、教員による選挙運動に対する批判の高まりなどから、今回は出身母体の山梨県教職員組合も活動を抑制した。

 今回はその分を教員OBが活発に活動してカバー。従来の支持層を固めた。与党となったことで自治体首長からの支持も取り付けており、組織をフル回転させて逃げ切った形だ。

 選挙戦中、輿石氏は子ども手当などの実績を訴え、「介護や環境などの成長分野で新規雇用を創出し、景気回復を図る」と主張。中部横断自動車道の早期開通や戸別所得補償制度の果樹への拡大など山梨に焦点を絞った訴えにも力を入れた。

 ◇宮川氏、あと一歩届かず 世代交代訴え無党派が支持
 宮川氏は選挙戦に入ってからは、高齢の輿石氏を意識して「世代交代」に焦点を絞って訴えを続けた。その結果、最終盤になって無党派層や女性を中心に急速に支持を拡大し、輿石氏に肉薄した。

 宮川氏は甲府市上阿原町の選対事務所で、午後8時から支持者とテレビの開票速報を見守っていたが、輿石氏の当選確実が報じられると、唇をかみしめ、うなずきながら画面に見入った。

 その後、支持者の前に立ち「期待に応えられず申し訳ありません。ゼロから18万票まで支持を広げてくださったのは皆さんのおかげです」と涙を浮かべて頭を下げた。また「この一戦であきらめるわけにはいかない。末永く応援してください」と、再挑戦を示唆した。

 宮川氏は、従来と違って業界団体に頼れなくなり「草の根」的な活動をせざるを得なかった。また、自民党県連内では、堀内光雄会長と元秘書の皆川巌幹事長が仕切る体制に一部の県議が反発したままで、結束を欠いた。

 皆川幹事長は「草の根活動でも大物と接戦ができた。もう少し時間がほしかった」と悔しそうに話した。

7654チバQ:2010/07/14(水) 21:04:17
 ◇2大政党間に沈む 「消費税増税反対」の花田氏
 03年の衆院選出馬に始まり5度目の国政挑戦となった花田氏。6月以降、県内全市をくまなく回り、200回以上の街頭演説を行ったほか、業界団体とも積極的に懇談し、支持を呼びかけてきた。

 また民主・自民両党が消費税増税を掲げる中「大企業の法人税減税のための消費税増税反対」を前面に押し出して訴えたが、輿石氏と宮川氏の間に埋没。無党派層の支持を呼び込むには至らなかった。

 落選が決まり、甲府市相生2の事務所で記者会見した花田氏は「消費税増税反対の中身が、伝わりきらなかった」と述べた。

 ◇県政界の「政権交代」の可能性も
 選挙戦では、31歳の宮川氏が「世代交代」を訴える一方、輿石氏は「山梨の願いを国に伝える確かな力」をキャッチフレーズに掲げた。県内の有権者の多くは、民主党政権に一定の評価をすると同時に、輿石氏の「力」に期待したともいえそうだ。

 山梨は金丸信・元自民党副総裁という強大な政治家を生んだ。ある県幹部は「今もその余韻があって、国会議員が地域に何かをもたらしてくれることを期待する県民は少なくない」と指摘する。自民党県議出身の複数の自治体首長は「宮川氏が勝っても地元にメリットはない」と公言し、与党の要職にある輿石氏を支持した。

 輿石氏陣営幹部も「輿石氏は金丸氏以来の大物。有権者も『落とすわけにはいかない』と判断したのだろう」と自賛する。

 今回の参院選で苦戦した民主党は、全国の1人区の多くで自民党に議席を奪われた。しかし、山梨では輿石氏の勝利によって民主党の衆参全5議席独占が維持された。急な解散がなければ、しばらく国政選挙はない。国とのパイプを求める県内の業界団体や自治体首長の民主党支持の流れは加速するだろう。

 来春には県議選がある。民主党はほぼすべての選挙区に候補者を擁立する予定だ。今回の輿石氏勝利は、県政界の「政権交代」につながる可能性がある。【小林悠太】

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http://mainichi.jp/area/yamanashi/archive/news/2010/07/12/20100712ddlk19010011000c.html
参院選’10山梨:民主・輿石氏が辛勝、衆参5議席独占(その2止) /山梨
 ◇投票率、07年上回る64.04% 消費増税など関心高まる
 参院選山梨選挙区の投票率は64・04%で、前回07年参院選の63・65%を0・39ポイントとわずかに上回った。民主党が全国で厳しい戦いを強いられる中、党の要職を務める輿石東氏(74)の当落に注目が集まったことで、県民の関心も高まったようだ。

 山梨選挙区は民主、自民両党が知名度の高い党幹部らを相次いで投入し、週末の度に各地で人だかりができた。菅直人首相が消費税増税に言及したことや、比例代表に「ご当地候補」が複数立候補したことも有権者の関心を高めたとみられる。

 ◇期日前投票 有権者の14%、9万7599人
 県選管は11日、参院選山梨選挙区の期日前投票者数(在外選挙人含む)をまとめた。

 全有権者の約14%にあたる9万7599人(男4万5231人、女5万2368人)が投票し、前回07年参院選に比べ6%(5893人)の微増となった。過去最多は昨夏の衆院選の11万2605人。

 期日前投票は公示翌日の6月25日から投票日前日の10日までの17日間、県内各市町村で行われた。

毎日新聞 2010年7月12日 地方版

7655チバQ:2010/07/14(水) 21:05:31
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100713ddlk15010072000c.html
「票流」どこへ:検証’10参院選/上 民主県連 /新潟
 ◇「田中党」主導、票伸びず 統一選へ組織強化の課題残す
 11日に投開票が行われた参院選新潟選挙区(改選数2)は、民主現職の田中直紀氏(70)と自民新人の中原八一氏(51)がそれぞれの支持層を着実に固め、当選を果たした。全国的には「民主大敗」の結果だったが、県内ではどんな「風」が吹いたのか。11年春の統一地方選や3年以内に行われる次期衆院選への影響も含め検証する。【小川直樹】

 「民主も自民も関係ない。新潟から田中の灯を消してはならない」。選挙戦終盤の7日夜、田中氏が燕市の公民館で開いた個人演説会。年配の後援会幹部がそう呼びかけると、集まった支援者はうなずき、拍手を送った。

 妻真紀子元外相も「父が昔、燕三条だか三条燕だか、新幹線駅のネーミングで苦労した。どっちが先でもいいのに、若かりしころの皆さんが困らせたんですね」と父角栄元首相を話題に笑いを誘った。

 応援に駆けつけた泉田裕彦知事も「中国総領事館を新潟市に誘致できた原動力は、新潟に田中という政治家がいて、角栄元首相が中国と縁をつくってくれたこと」と持ち上げた。

    ◆

 田中氏にとって初めて民主公認で臨んだ今回の参院選。しかし、これまで通り選挙を主導したのは、越後交通などのファミリー企業と後援会を軸とした自前の支援組織だ。

 「田中党」と呼ばれるこうした支援組織と、民主県連との連携がうまくいくのかが、選挙戦を通じて注目された。共同通信が11日に県内の投票所で行った出口調査によると、民主支持層の7割が田中氏に投票し、連携は表面上は進んだかにみえた。しかし、県連からは「街頭演説の日程が直前になるまで知らされず、応援しづらかった」と、田中氏個人の選対に対するいらだちも聞かれた。

 民主県連にとっては、候補を田中氏1人に絞っただけに、2位以下を引き離してトップで当選することが絶対条件だった。「2位では負けも同然」との声すら聞かれた。

 結果は、2位の中原氏に約2万7000票差まで詰め寄られた。県連の佐藤信幸幹事長は「田中氏が民主で戦うのは初めてで、お互いにリスクを抱えた。1プラス1が2にならなかったのも仕方がない」と話す。

 田中氏は当選後、「民主党も地域主権を主張している。地方を大事にするという精神は、田中政治と何ら変わらない」と、民主と田中党との間にずれはなかったと強調した。

    ◆

 民主県連は11年春の県議選で全27選挙区に候補者を立てる方針だ。中央では政権与党だが、県議会(定数53)では議員10人に過ぎず、自民の32人に水をあけられたままだ。参院選を通じ、各地区で国会議員、市町村議員、支援労組らが結束して票を掘り起こし、組織の足腰を強くすることを目標に据えていた。

 ところが、田中党が事実上、選挙戦を主導し、得票も期待ほどは伸びなかった。民主県連は選挙戦の総括と戦略の練り直しが迫られている。

7656チバQ:2010/07/14(水) 21:07:05
http://mainichi.jp/area/niigata/news/20100714ddlk15010002000c.html
「票流」どこへ:検証’10参院選/下 自民県連 /新潟
 ◇県議団が結束、再生に自信 次期衆院選へ候補者選び急ぐ
 「自民党への信頼がすべて回復したとは思わないが、衆院選から比べると一歩も二歩も信頼を受けていると感じた」

 初当選を決めた自民の中原八一氏(51)は11日夜、新潟市中央区の事務所で、選挙戦を通じて感じた手応えについてそう語った。政権交代を期待する「風」が吹き荒れ、県内6小選挙区で全敗した09年の衆院選のときと比べ、今回の参院選では、自民への風当たりに変化がみられた。

 当初、自民県連は苦戦を予想。「30万票半ばなら100点満点」(星野伊佐夫県連会長)とみていた。結果は約41万票で、トップ当選した民主の田中直紀氏(70)に約2万7000票差まで肉薄した。

 共同通信が11日に行った出口調査によると、自民支持層の9割近く、無党派層の3割が中原氏に投票したと答えた。

 業界団体からも順調に推薦を得ることができたとして、自民の塚田一郎参院議員は「政権交代の夢からさめて、国民が現実に戻った」とみるが、背景には菅直人首相が消費税増税を検討すると言及したことなど、民主側の「敵失」もあった。

    ◆

 一部の自民県議にとっては、もとは自民で09年7月に民主入りした田中氏は戦いにくい相手でもあった。自身の後援会と田中氏の支援者が重なるためだ。

 だが、自民県議団32人は一丸となって中原氏を支援した。星野会長は「私の知る範囲で(今回の参院選での)県議団は最高の結束だった」と胸を張る。

 自民県議たちが見据えていたのは、来春に迫る統一地方選や、3年以内に行われる次期衆院選など「次」の選挙に向けて組織の再生を急ぐことだった。

 5月に衆院の新潟5区支部長になった長島忠美衆院議員(比例代表北陸信越)は、今回の参院選で「私は(田中)真紀子さんと戦っていると思って回っています」と言ってはばからなかった。次の衆院選で、長島氏が5区から立候補すれば、田中氏の妻真紀子元外相と激突することになる。

 長島氏は、伊吹文明元文科相や山本一太参院議員ら知名度のある議員を5区に呼び、立て続けに集会を重ねた。真紀子氏は「何が代理戦争ですか」と突き放すが、長島氏は中原氏が善戦した結果に「次の総選挙につながる」と手応えを感じている様子だ。

    ◆

 11日夜、中原氏の初当選に沸く事務所で、星野会長の携帯電話が鳴った。党本部の大島理森幹事長からで「早く支部長を決めて。お願いしますよ」とせき立てられたという。昨年の衆院選で惨敗した後、6小選挙区ごとの支部のうち、2・3区の二つの支部長がいまだ空席のままだ。

 支部長が次期衆院選の公認候補となるのが慣例だったが、今のところ、公認が有力視されているのは長島氏と6区の高鳥修一元衆院議員の2人だけ。準備不足は否めない。

 8月中旬には、2支部から支部長人事案が県連に提出される予定。星野会長は「これから(選定)作業に入るとしても、この41万票が大きなバネになる」と自信をのぞかせた。【黒田阿紗子、岡村昌彦】

毎日新聞 2010年7月14日 地方版

7657チバQ:2010/07/14(水) 21:09:36
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001007130003
【2010参院選】振り返って(上)
2010年07月13日

◇◆慣れぬ防戦 民主戸惑い 自民、北勢の票差響く◆◇


 政権交代後初の国政選挙となった参院選。三重選挙区では「民主王国」の力を示し、民主党現職の芝博一氏(60)が再選を果たした。しかし、2004年や07年の参院選の支持模様とは変化もみられた。(永友茂則、藤崎麻里)


 「残念ながら思ったような票ではない。矢原さんに無党派層の票が流れたから」
 12日未明、自らの得票と再選を確認した芝氏はそう思った。得票は約36万票(得票率40・65%)。民主党への追い風が吹いた2007年の参院選の約53万票(同59・37%)より約17万票少ない。一方、みんなの党の矢原由佳子氏(35)は、5月になって立候補の意向を表明したにもかかわらず約18万票(20・10%)を獲得した。


 民主党は推薦候補が当選した00年の参院三重選挙区の補選以降、連合三重、県議会民主党系会派「新政みえ」との連携を原動力に、議席を自民党から奪い、票差を毎回広げ、07年は20万票以上の差をつけた。ところが今回、7万票差まで縮まった。「守りの選挙では何をどう訴えたらいいのか」。政治とカネ、普天間問題の逆風に揺れた5月、陣営幹部は頭を抱えた。昨夏の衆院選でさかんに開いた街頭演説を控え、支持者回りを続けた。


 菅直人首相の誕生で支持率はV字回復したが、首相が消費税増税に触れると再び逆風を味わった。「消費税はボディーブローのように効いた」と選対本部長の高橋千秋参院議員は話す。ある労組幹部は、参院選の結果を見て「もっと市町から地方議員の数を増やし、基礎を強くしないといけない」と語る。来春の統一地方選では県議会の過半数にわずかに足りない「新政みえ」の過半数確保を目指す。


               ◇     


 「四日市も選対組んでやってもらわないと困る」


 公示まで1カ月を切った6月5日午後、近鉄四日市駅に近い市民公園前で、自民党の川崎二郎衆院議員が、党関係者に対して声を荒らげた。


 小野崎耕平氏(40)と川崎氏ら県内の同党衆院議員3人による街頭演説だったが、川崎氏が着いた時には、集まった支援者はまばらだった。


 衆院議員がいない三重2区と、昨夏の衆院選で現職だった平田耕一氏が敗れた3区は自民党の弱体ぶりが目立つ地域だ。自民党は、北勢地方を重点地域に位置づけ、県内の国会議員が公示前後に、相次いで応援に入った。投開票日前日の10日にも県内国会議員と県議、四日市市議ら計20人以上が四日市市などの街頭で支持を訴えた。


 しかし芝氏と小野崎氏との票差は、四日市、鈴鹿、桑名の3市合わせて約5万1千票。県計の票差は約6万7千票で、北勢地方での弱さを克服できず、勝敗を左右した。


 小野崎氏は、業界団体からの推薦、献金を受けない方針にこだわった。自民党らしからぬ方針に、党内では異論もあったが、有権者を振り向かせれば、北勢地域の民主党批判票の受け皿になりえた。それは組織を持たず、しがらみのなさを前面に出したみんなの党の矢原氏が、北勢の3市で約5万8千票を集めたことからもうかがえる。


 ある県連幹部は「分散型の選挙はもういかん。北へもっと集中して力を入れないといけない」と思いを語った。


■与党の過半数割れは議論望む国民の心情 知事が分析


 参院選で与党が過半数割れしたことについて、野呂昭彦知事は12日、「国民の心情からすればやむを得ない投票行動だ」と述べた。「民主党が独走のような形で国のかたちを決めていくよりも、議論を詰めながらやってほしいということも含まれているのではないか」と分析した。

7658チバQ:2010/07/14(水) 21:10:14
http://mytown.asahi.com/mie/news.php?k_id=25000001007140001
【2010参院選】振り返って(下)
2010年07月14日




■「増税反対」みんなに風 共産「持っていかれた」


「世間では、もうこの選挙区は民主党で決まりだと言っている。冗談じゃありません。今、世論はものすごい勢いで変わっているんです」


 5日夜、四日市市での演説会で、みんなの党の渡辺喜美代表が声を張り上げた。


 矢原由佳子氏(35)の応援に入るのは4度目。矢原氏の立候補表明は5月中旬と4人の中で最も遅く、地盤も看板もない中、頼みは風だった。


 消費税増税が争点に浮上すると、矢原氏は演説の半分を増税批判に切り替え「増税する前にやることがある」と民主党との違いを強調。陣営幹部も公示後、うなぎ登りに増えるホームページへのアクセスに支持の広がりを感じた。


 結果は17万8346票(得票率20・10%)。同党の比例区での県内の得票率は民主の35・30%、自民の25・17%に次ぐ13・27%。朝日新聞社の出口調査でも矢原氏は無党派層の支持を最も多く集めた。


 同党は早くも来春の統一地方選をにらむ。矢原氏は今後の立候補を「白紙」としたが、すでに党員になった桑名市議もいて「三重を変えるような勢力を」ともくろむ。


 だが、菅直人首相の誕生で党の支持率が一時急降下したように、風頼みの危うさは消えない。


      ◇       


「消費税上がったら困るんやけど」


 公示を4日後に控えた6月20日、近鉄四日市駅前での街頭演説後、共産党の中野武史氏(36)は高校生らに声をかけられた。選挙戦に入っても消費税増税反対を訴えると、有権者の反応はよかった。


 しかし、2007年参院選から1万3千票以上減らし、5万4806票(得票率6・18%)に終わった。朝日新聞社の出口調査では、共産党以外の支持層から支持はほとんど得られなかった。


 消費税以外にも、普天間問題をめぐる鳩山前首相の辞任など共産党に有利な状況はあった。大嶽隆司選対本部長は「『増税の前にやるべきことがある』というみんなの党のワンフレーズに持っていかれた」と振り返った。(中島嘉克、姫野直行、円山史)



◆参院選の結果 どうみる?◆


asahi_mie 「参院選の結果についての有権者のとらえ方をツイッターで追い掛けてみては」とツイッターで提案をいただき、みなさんに意見をうかがいました。


yukaasan_jp 開票開始直後に当確が出たのはびっくりした。出来れば若い人に当選してもらいたかったが、日本のことを考えれば民主党の政権が短命であって欲しくないので、今回の結果は妥当だと思う。6:38PM Jul 13th


GAMIIIXXX 三重に限って言えば、やはり世代交代。これを実現して欲しかった。政党ではなく個人で見た時、若い候補者が増えたのは良いこと。高齢者の安心できる社会保障は大事だけど、結局はそのツケを若い世代が負担する。今こそ、世代交代だったはず。2:45PM Jul 13th


tanin00 死に票となるとわかっていても自分の1票を意思表示として投票しました。民主王国と言われる三重でも、自民+みんな>民主となり、前回までと大きく異なる結果だと思います。9:07PM Jul 12th


karaagelove 約束を二転三転させる政党は信じられませんという結果ですね。3:53PM Jul 12th


asakegawa 有権者は衆参の「ねじれ」を覚悟で投票をしました。それは、国会の混乱を望んだわけではなく、一長一短の各政党が協力して国会運営を進めて欲しいと願っているのでは。2:01PM Jul 12th

7659チバQ:2010/07/14(水) 21:13:47
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100712-OYT8T01028.htm
自民挙党 公明も支援
明暗(上)


古川禎久(左)、江藤拓(右)両議員と手を取って当選を喜ぶ松下さん 選挙戦も中盤を迎えた昼下がり、宮崎市の繁華街にある自民党現職・松下新平の選挙事務所に、拡声機から発せられる力強い声が響いた。

 「選挙区は松下候補をお願いします」

 比例候補の遊説で通りかかった公明党の選挙カーでウグイス嬢が叫んでいた。松下陣営の幹部は「公明党は必死に応援してくれている。それも、こちらが挙党態勢だからこそ」と説明した。

 松下は公示に先立ち、公明党の比例候補と後援会同士の選挙協力を結び、選挙区と比例選で互いに支援することで合意した。野党に転落以来、自公の党本部レベルの協力が見送られる中での支援締結。松下陣営は「我々の挙党一致を頼もしく思ってくれたのだろう。見返りは大きいのだから」と推測する。

 松下は6年前の参院選で民主、社民両党の支援を受けて当時の自民党現職・上杉光弘を破った。わだかまりが懸念されたが、自民党県連は「分裂すると与党候補に勝てない」と危機感を募らせ、上杉を説得、松下支援を取り付けた。

 後援会が強固でない松下にとって、挙党態勢は願ってもないチャンス。県議会や市町村議会で多数を占める自民党系議員の後押しを得て、それぞれの後援会が電話作戦などでフル稼働する組織戦を展開。衆院議員の江藤拓(宮崎2区)、古川禎久(同3区)も前面に立ち、松下と3人1組の街頭演説を繰り返した。

 11日夜の帰陣式で、勝利の手応えを感じた県連会長の中村幸一は「この挙党態勢で6年後、3年後(の参院選)も頑張っていく」と満足そうに語った。

 一方の民主党県連は、渡辺創(32)の支援態勢づくりに手間取った。

 毎日新聞の記者だった渡辺の出馬表明は昨年12月。参院選宮崎選挙区で初の民主党公認候補だが、地方組織が脆弱(ぜいじゃく)で連合頼み。さらに公示まで1か月を切った5月末、社民党の政権離脱を受け、同党県連が渡辺を推薦しないことを決めた。社民支持層の一部は、前回支援した経緯もあって、松下に流れたとみられる。

 「国会では与党だが、保守地盤の強い地方ではまだまだ。系列の首長や議員を増やし、支持基盤を地道に広げないと、自民党には勝てない」。11日夜、選挙事務所で渡辺の敗戦の弁を聞いた陣営幹部はつぶやいた。

    ◇

 17日間にわたる参院選が終わった。思わぬ大差で幕を閉じた宮崎選挙区で、明暗を分けたのは何か。政党の思惑や口蹄疫、次の選挙をにらむ動きなどを追った。(文中敬称略)

(2010年7月13日 読売新聞)

7660チバQ:2010/07/14(水) 21:14:25
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyazaki/news/20100714-OYT8T00110.htm
知名度不足 運動自粛響く
渡辺氏


渡辺陣営のポスターがない掲示板(6月24日、川南町で)  劣勢が伝えられる民主党・渡辺創(32)の支援者の事務所で、焦りを隠せない陣営スタッフと幹部が、運動方針の練り直しを巡って意見を交わしていた。

 「口蹄疫(こうていえき)の感染地域に選挙カーを入れるしかない」「そんなことできるわけないだろう」

 挽回(ばんかい)の足がかりにするための提案だったが、渡辺陣営は公示前、発生が集中した川南町など県東部での運動自粛を発表していた。感染の拡大を防ぐとともに、被害を受けた畜産農家への配慮の意味もある。街頭演説や選挙カーの遊説に加え、選挙ポスターの掲示自粛も盛り込んだ。

 知名度不足がネックの陣営にとって、県東部での運動は究極の選択となったが、出した結論は「有権者との約束を破るわけにはいかない」。筋を通した決断は最後まで貫かれ、渡辺が川南町などに降り立つ機会はなかった。

 渡辺を浸透させるため、陣営は知名度の高い閣僚や党幹部の来援を請う。岡田外相や枝野幹事長、原口総務相ら“大物”が日替わりで宮崎入りし、その数14人。隣に渡辺が立って顔と名前を売り込んだが、わずか数時間の滞在でなびくほど、有権者の判断は甘くなかった。

 口蹄疫で運動が制限されたのは自民党・松下新平(43)の陣営も同じ。ただ、感染防止策をあの手この手でひねり出して、それを実行に移した。出陣式会場では、支援者の足元に霧吹きで消毒液を吹き付けた。選挙カーに自前の消毒車を随行させ、街頭演説先でマイクを握る前に、路上や地面を噴霧して消毒した。その様子は口蹄疫さなかの選挙戦を象徴するシーンとして、たびたび報道された。陣営幹部は「防疫が最優先」としたうえで、「感染対策に気を配っていること自体を有権者にアピールする狙いもあった」と打ち明ける。

 10日夕、沸き立つ松下の街頭演説を見た宮崎市議の一人は「運動が制約されたのはどの陣営も同じだが、その影響はもともと知名度がない渡辺に大きく出た。口蹄疫がなければ松下は苦戦していただろう」と振り返った。

 落選が決まった11日夜、渡辺は沈みきった事務所で敗戦の弁を口にした。「『渡辺創』を知っている有権者は少ない。口蹄疫で運動が制約され、新人にとって難しい選挙だった」(文中敬称略)

(2010年7月14日 読売新聞)

7661チバQ:2010/07/14(水) 21:23:31
http://gendai.net/articles/view/geino/125190
有権者が民主党に「NO」なら視聴者は古舘伊知郎に「NO」だ
【芸能】
2010年7月14日 掲載
 参院選は民主党が惨敗したが、民放の選挙特番で“惨敗”といえるのが「選挙ステーション2010」(テレビ朝日)の古舘伊知郎(55)だ。

●“報道の雄”が惨敗
 視聴率は第1部(19時57分〜)が7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)、第2部(22時〜)が9.1%。なんと、第1部は民放で最下位。第2部はというと、池上彰(59)が初めて特番を担当したテレビ東京の9.3%に次ぐ2位。“報道の雄”のテレ朝としては予想外の結果だ。
 昨年の衆院選特番で古舘は「24時間テレビ」の日だった日本テレビには負けたものの、12.0%を獲得して日テレ以外ではトップ。ところが、今回は一気に人気を落とし、視聴者が他にチャンネルを合わせてしまった。
 とにかく内容が問題だ。民主党の細野幹事長代理には「選対委員長、幹事長の責任はどうなるのか」、枝野幹事長には「菅総理には今回の結果の責任は及ばないということですね」などと、責任論をぶつけ続けた。しかも、紋切り型でステレオタイプ。テレ朝が当確を打つ前に大阪選挙区で民主党の尾立源幸がバンザイしている映像が映った時は、慌ててウロたえてしまった。

●池上彰が大健闘!!
 芸能評論家の肥留間正明氏はこう言う。
「古舘はアナウンサー出身の司会者で、視聴者に近い存在のはずが、いつのまにか自分を政治のプロのように思い込んでいる。自分たちの論理や理屈で上から目線で話していて視聴者不在だった。それに対して、現場の叩き上げの記者出身の池上は、視聴者が“よくぞ聞いてくれました!”とひざを打つような質問を浴びせていた。どちらが視聴者の共感を得るかは言わずもがなです」
 最近の古舘は頑迷で融通が利かず、地球温暖化などへの思い入れが強すぎる。視聴者の方がドン引きしているといってもいい。有権者が民主党に「ノー」なら視聴者は古舘に「ノー」なわけで、別の人にバトンタッチした方がいい。

7662チバQ:2010/07/14(水) 21:24:24
http://gendai.net/articles/view/geino/125133
早くも次の参院選の目玉という声も上がる好感度アップの東尾修
【芸能】
2010年7月10日 掲載
「第3回 Happy Rose AWARD」を受賞し、3日に行われた授賞式にまな娘でプロゴルファーの東尾理子(34)と一緒に登場した東尾修(60)。還暦祝いに赤いバラの花を贈ることを推進する花の宅配専門組合が主催していて、還暦を迎えても各方面で活躍する著名人として東尾が選ばれた。
 授賞式では、本人も「自分で言うのもなんだけど、(同年代だと)オレが一番若いね」。最近では、娘婿の石田純一(56)に負けじと、ファッションにも気を使っているという。
 理子の結婚話が浮上した昨年以降、東尾の株は急上昇。“娘&娘婿効果”が功を奏し、4月には3人で共演した「フローラルミセスロイド」のCMや、花嫁姿の理子とのCM共演などで、いつの間にか娘の幸せを願う良き父親のイメージが定着。今年は「ベスト・ファーザー賞in関西」の特別部門も受賞するなど確実に好感度を上げた。
 だが本業の球界では「東尾のポジションは微妙な状況」といわれる。
「昨年は野村監督の後釜として楽天監督就任のウワサがありましたが、途中で立ち消えに。球界全体が若返りを図っている中で東尾がもう一度監督に就任する目はほとんどない」(事情通)
 そこで囁かれているのが、政界転身。11日、投開票の参院選には中畑清、堀内恒夫ら元プロ野球選手が出馬。若さと勢いに自信満々の東尾は次の参院選の目玉だそうだ。理子の結婚で一番トクしたのは東尾だ。

7663チバQ:2010/07/14(水) 21:37:20
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100713ddlk03010046000c.html
「一強」の時代:’10参院選/上 消費税増税反対の中 圧勝もメッキはがれ /岩手
 ◇善戦野党、次の一手探す
 参院選岩手選挙区で再選を決めた民主現職の主浜了氏(60)は、初当選の前回より得票を伸ばした。東北でも消費税増税反対の風が吹く中、小沢一郎前幹事長の地元は目標の「圧倒的勝利」を手中に収めた。自民、社民、共産の野党候補は敵失に乗じて善戦したものの、次期衆院選、統一地方選に向けた次の一手を探しあぐねる。民主も県連代表の落選でメッキがはがれ、「小沢復権」の道筋もはっきりしない。微妙なバランスの上に立つ「一強」の周辺を追った。【参院選取材班】

 司会者に促され、会場出口にまっすぐ向かう選挙区候補の主浜氏に対し、民主県連代表で比例代表候補の工藤堅太郎氏(67)は来場者と握手しながら歩いていった。

 選挙戦の終盤、5日夜に北上市で開かれた合同の個人演説会。優勢を保つ主浜氏と、苦戦が伝えられる工藤氏の違いが表れた。宮古市田老で8日、街頭に立った工藤氏は「全然(票が)見えてこない」と汗をぬぐった。

 だが、首相交代による内閣支持率のV字回復で選挙戦を楽観していたのは工藤氏だった。事務所の打ち合わせで余裕を見せる工藤氏に、陣営は危機感を募らせた。業界団体の幹部は「工藤さんは何も汗をかいていない」と不満を口にする。昨夏の衆院選以降、岩手2区の首長選で民主公認候補の落選が相次いだ。ある県議は「支持者も足元を見る。地元に近づくほど評判が悪い」と焦りを見せた。

 落選が決まった12日未明、盛岡市菜園の工藤氏の事務所で、階猛衆院議員や佐々木順一・県連幹事長は開票速報を伝えるテレビを見ながら度々首をひねった。佐々木幹事長は「比例の現職議員は6年前と比べ概して得票を減らしている」と工藤氏をかばった。

 会場に置かれた約100脚のイスの半分は空席だった。自民の高橋雪文氏(40)の陣営が開票結果を待った盛岡市内のホテルの一室。陣営の一人は「もう少し集まるはずだったんだが」とため息をつく。野党に転落して初めての国政選挙で、現実を突きつけられた。

 19万票を超えた高橋氏の得票は前回参院選の自民候補より約3万票多い。県連の鈴木俊一会長は「今の民主政権のままではいけないという流れが県内でも強まってくる」と一定の手応えを語る。

 だが、鈴木会長が復活を期す岩手2区の宮古市や久慈市などの大票田で、高橋氏は主浜氏の後じんを拝した。自民の2県議の辞職に伴い参院選と同日だった県議選盛岡選挙区補選では、1人に絞った公認候補を当選させられなかった。千葉伝幹事長は「一気に形勢を変えようとせず、2回、3回と重ねる気持ちでやらないといけない」と語る。

 盛岡市大沢川原の労働福祉会館。公示1カ月前の擁立で3年前より得票を伸ばした社民の伊沢昌弘氏(63)は手応えとともに、消費税の増税論議を主張する民主、自民に票が集まることへのもどかしさを口にした。小原宣良県連代表は地方議員の拡大に意欲を示した。だが、来春の県議選で2議席を目指す盛岡市の得票数は1万4225票。当選ラインの2万票には届かない。県連幹部は「悩ましい数字だ」とぼやいた。

 共産新人の瀬川貞清氏(60)も消費税率引き上げ反対を唱え、得票を伸ばした。もっとも比例代表では、みんなの党に及ばなかった。党県委員会の菅原則勝委員長は「選挙区では批判票の受け皿になったが、政党間の違いを示せなかった」と振り返った。

7664チバQ:2010/07/14(水) 21:38:18
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20100714ddlk03010013000c.html
「一強」の時代:’10参院選/下 与党の過半数割れ 業界団体は一喜一憂 /岩手
 ◇国政、流動化止まらず
 県歯科医師会の政治団体、県歯科医師連盟の千葉啓二理事長は12日午後、盛岡市内に開業する診療所で満足そうに笑みを浮かべ、親指を立てた。「バッチリです」。全国的な民主の大敗を見越し、県連盟は岩手選挙区で自民新人、高橋雪文氏(40)の陣営に理事を送り、実質的に支援していたからだ。

 表向きの選挙区対応は「自主投票」。比例代表では、日本歯科医師連盟が擁立した民主公認の組織内候補、西村正美氏の当選に汗をかいた。高橋氏の支援は、厚生行政に通じる鈴木俊一自民県連会長との良好な関係を続けるための保険だった。参院選の結果に千葉理事長は「政策実現の窓口は組織内候補だ。民主県連は意識していない」と言い切った。

 県建設業協会の政治団体・県建設産業政治連盟も選挙区は「自主投票」だったが、比例代表では元建設官僚の自民現職、脇雅史氏を推した。脇氏は当選し、県連盟の宇部貞宏委員長は「民主の県選出国会議員が岩手のために何をしたのか、目に見えるものがない。職域代表が再選され心強い」と喜んだ。

 「支持政党は与党」の県農協中央会は昨夏の衆院選後、県内の業界団体の中で、いち早く自民から民主に乗り換えた。

 11日夜、再選を決め支持者らで沸く民主現職、主浜了氏(60)の事務所に県農協政治連盟(農政連)の福田稔委員長の姿があった。昨夏の衆院選では岩手2区の鈴木自民県連会長の落選を見届けた。

 民主の看板政策となった農業者戸別所得補償で、激変緩和措置の導入を民主県連を通じて要望し、全国のモデルケースになった。門前払いの団体もある中で、幹部が小沢一郎前幹事長と会食できる関係も築いた。参院選でのお返しは票と演説会への動員だ。

 しかし、与党は参院で過半数割れに追い込まれた。「1年間は我々が支援した。次の衆院選まで何が何でも政権を維持してもらわないと」。県農協中央会の幹部は民主への注文を口にした。

 旧特定郵便局長らでつくる郵政政策研究会の県内組織は国民新党の比例代表候補の集票を図りながら、民主県連代表で比例代表の工藤堅太郎氏(67)の陣営にも運動員を送り込んだ。結果は2人とも落選。ねじれ国会では、民営化見直し法案の成立は難しくなった。研究会の境眞県南部地区会長は「それでも民主党に頼らなければならない」と困惑する。

 国政の流動化は止まらず、業界団体の一喜一憂は続く。

7665チバQ:2010/07/14(水) 21:42:06
http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000001007140001
「維新の自負」脈々
2010年07月14日


原田大二郎氏と談笑する古谷征美さん(右)。小中学校の友人として原田氏の戦いを支えた一人だ=6月30日、柳井市

◆原田氏に自民王国の壁


  参院選山口選挙区(改選数1)は自民の岸信夫氏(51)が大差で再選を果たし「自民王国」は微動だにしなかったように見える。「ふるさとの絆(きずな)」を掲げた民主の原田大二郎氏(66)に立ちはだかった王国の壁とは、一体何だったのか。主に原田氏の取材を担当した立場から、取材を通じて浮かび上がってきたものを振り返る。
(青山直篤)


  選挙戦中盤の6月30日夜。原田氏が泊まった柳井市のホテルの一室で、同窓生二十数人の小さな会が開かれた。原田氏はくつろいだ表情で、会を催した友人古谷征美さん(65)の言葉に耳を傾けた。


  「彼は俳優として、古里を振り返る間もないくらい忙しかった。皆様には色々な思いがあろうと思いますが、何とかこの古里から国会に送り込んでやりたい」


  原田氏は1944年に生まれた、戦後を体現する世代。18歳で東京に出てから約半世紀、古里は遠くから思いを募らせる郷愁の対象だった。「古里の太陽は何でも許してくれる。自分の全存在を受け入れてくれる」。選挙戦前、原田氏はそう語っていた。


  しかし、そんな郷愁とは裏腹に、民主党の公認候補となった原田氏を、古里は「自民王国」という現実の顔で出迎えた。原田氏から出馬の連絡を受け、何も言わずに支援を引き受けた古谷さんも、その強さをよく知っていた。「長州人が近代の先陣を切った伝統が自民党に脈々と流れているとの自負。絶対的なものがある」。原田氏の出馬を「今さら何だ」と感じる同窓生もいたという。


  原田氏が、古里の多様で複雑な思いを具体的な政策に練り上げるには、あまりに時間が限られていた。民主党県連も「政策でなく熱い思いを前面に出す」との戦略を進めた。誰にも異存の言えない理想「ふるさとの絆」を訴え、幅広い層を引きつける――。しかし、そんな甘い期待は「王国」の現実の力の前に打ち砕かれることになる。


  古里で現実を生きる人々が自民党議員を通じて国の中枢と結びつき、利害調整に老練の知恵を注ぎ込み、政策上の目的を果たす。それは、長州が作り上げた中央集権の近代日本で、目的の達成を果たす安定したシステムだったとも言える。鳩山由紀夫前首相が普天間問題で迷走した末に事態を打開できないまま退陣したときも、自民党県連の松永卓幹事長は「我々が先輩から教わってきた『一つの目的を達成するための努力』とはあんなものではない、と思った」とシビアに語った。


  とはいえ、政権を手放した自民に、長州が頼みとした中央での権力はない。選挙戦終盤の応援演説で、民主党県連の平岡秀夫代表は「民主党中心の政権は、衆議院で多数を持っている限り残る。予算でも、山口県がいつまでたっても抵抗勢力のままでいたら取り残されてしまうのではないか」と叫んだ。予算をたてに支援を求めるかのような訴えは、かつての自民党の手法を思わせるものでもあった。


  それでも揺るがず、原田氏の郷愁を打ち砕いた王国の強さ。それは成功体験に縛られた頑迷さにすぎないのか、かつての長州藩のような変革を恐れないしなやかさや自立心を秘めているのか。「守るべきものを守るために変わってきたのが山口の保守政治」と語る岸氏。その覚悟や、王国の強さの内実をじっくりと見極める重い課題が、一人一人の有権者には残されている。

7666チバQ:2010/07/14(水) 21:43:20
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000581007130001
2010参院選@石川


民主惨敗の衝撃:上
2010年07月13日


応援演説でも聴衆に消費税議論を呼びかけた菅直人首相(左)=2日、金沢市内

◆民意の波 乗り損ねた◆


=首相発言に崩れた「勝ちパターン」=


 「(菅首相の責任は)ないとは言いません」


 11日夜、石川選挙区で落選が決まった民主新顔、西原啓氏の事務所で、選挙の陣頭指揮を執った民主系県議会会派「新進石川」の宇野邦夫幹事長は、消費税発言の影響を問われ、悔しさを押し殺すように一言だけ語った。


 「びっくりするほど負けた流れを作った原因」。金原博・新進石川会長は淡々と振り返った。


       ■           ■


 「消えた年金」問題で予想外の勝利を収めた2007年参院選。政権交代をキーワードに小選挙区で2勝した昨年の衆院選。県議の数が自民党の半分以下にすぎない民主系勢力にとって、その時々の民意に乗って劣勢を跳ね返すのが「勝ちパターン」だった。


 「4月、5月は私も、今度の選挙はどうなるのかと思いました」。選挙戦中盤の3日、西原氏は鳩山政権の不人気に苦しんだ時期を振り返り、「辞任を決断した鳩山総理は自民党の首相とは違う」と気勢を上げた。首相交代による支持率「V字回復」で、再び得意のパターンに持ち込める――。だが、そんな空気はすぐに消えた。


 「消費税なんて、だら(馬鹿)なこというから……。消費税は上げないと緊急記者会見してほしいくらいだ」。選挙戦が終盤に入った7日、ある県議はうめいた。


 消費税の争点化には乗らない姿勢だった西原氏も、この日の演説で「自民党は公約で消費税10%と掲げている。民主党のマニフェストには一言も書いてない」と、たまらず反論に転じた。


 「自民党も上げるといっておきながら、(批判は)言いがかりに近い。こちらは議論しようと言っているのに」。西原氏は不満をもらしたが、いったん背を向けた有権者には届かなかった。


 「菅さんが目立ったので、(自民党の公約は)あまり気にならなかった」。衆院選では民主党に投票し、今回自民党支持に戻った金沢市の80代女性は話す。昨年まで民主党の味方だった「与党批判」のうねりに飲み込まれた。


        ■          ■


 「まさに攻めどき。これを逃す手はない」。自民党のある陣営幹部は選挙戦の途中から、消費税問題を批判の柱に据え、応援弁士にも要点をまとめたレジュメを配って攻撃を徹底させた。


 「議論を避けて通るわけにはいかないが、景気が悪いときに言い出すのはトンチンカン総理」。自民現職の岡田直樹氏は連日批判を繰り広げたが、党マニフェストの「消費税10%」を語ることはほとんどなかった。


 「本当は『消費税引き上げ反対』とやりたかったくらい。争点隠しじゃないが、野党は与党批判をしなければ、有権者にはわかりにくい」


 今回は「民主たたき」に成功した陣営幹部だが、味方につけた民意の、振れ幅の激しさに戸惑いものぞかせる。


 「次の衆院選がいつあるのかはわからないが、何年も、いまの民意のままということはないだろう」

7667チバQ:2010/07/14(水) 21:44:24
http://mytown.asahi.com/ishikawa/news.php?k_id=18000001007140001
【2010参院選】民主惨敗の衝撃:下
2010年07月14日


西原氏の落選が決まり、がらんとした事務所で厳しい表情の宇野氏(右)と金原氏=11日夜、金沢市内

■きしむ組織 火種残す■


=漏れ続けた不協和音 県連再生へ影=


 選挙戦終盤の6日、民主新顔の西原啓氏が七尾市で開いた総決起集会。沓掛哲男衆院議員=比例北陸信越ブロック=が聴衆に語りかけた。


 「東海北陸自動車道、能越自動車道をやったのは誰ですか。私ですよ。日本で道路行政で一番力がある、その私が申し上げるんです」


 旧建設省の技術系トップ・技監から自民党参院議員を通算19年務め、昨年民主党から政界復帰した沓掛氏。圧力とも利益誘導ともとれる“呼びかけ”は気迫に満ちていたが、千人以上収容する会場は3分の1も埋まらなかった。


 「なるべく動員を掛けたくない。建設業協会とかに声もかけなかったですし」。地元・石川3区選出の近藤和也衆院議員は説明した。


 昨年、3区で史上初めて自民候補を破った近藤氏は、参院選でも“自民型”からの脱却を掲げた。自民寄りと目される市長や町長に「中立要請」して動きを封じ、西原氏には街頭演説中心の活動を勧めて草の根の支持の再現をねらう青写真だった。


 だが、近藤氏のこうした動きを一部の首長たちは「与党の圧力」と受け止め、「我々に強要する人たちがこの9カ月間何をしてきたのか」(八十出泰成・内灘町長)とさらなる反発も招いた。「近藤君は若い。北風じゃなく太陽、応援したいと思わせるやり方があるはず」。県連幹部の県議も首をひねった。


 頼みの近藤氏の個人後援会も、消費税を巡る逆風などで「昨年より3割程度パワーダウン」(同氏)という状況で投票日を迎え、七尾市で約7千票、3区全体で約4万3千票差の大敗を喫した。


 「これでまた振り出しに戻った」。与党にも、草の根にも徹し切れなかった戦いを、近藤氏に近い関係者は振り返った。


        ■          ■


 選挙戦全体を取り仕切ったのは金原博、宇野邦夫の両ベテラン県議が率いる保守系県議会会派「新進石川」だ。政権交代後の昨年秋、小沢一郎・前党幹事長の要請で入党した県議たちは小学校区ごとの強固な地盤を誇る金沢市を中心に、業界団体にも独自のパイプで接近を図った。


 だが、組織選挙では“一日の長”を誇る自民党も、新進側からの業界攻勢にしたたかに手を打った。


 「パーマ屋さんに『民主を応援しなきゃダメよ』と文書が行ってますが、『私も長いことこの店来てるがいね』、この一言でひっくり返ります」


 5日、自民現職・岡田直樹氏の陣営は金沢市内で女性限定の決起集会を開き、会場を埋めた数百人に県議が要請した。「紙切れより、お客さんが頼めば嫌とは言えん」


 せめぎ合いの末、金沢市でも西原氏は約2万2千票差で敗北。07年参院選で自民候補を約2万票上回り、昨年の総選挙でも石川1区で勝利した勢いは消え去っていた。


 新進の足元を固めるはずの金沢市議団も、3月に二派に分裂した影響がぬぐえず、集会の仕切りなどを巡って不協和音が漏れ続けた。


 11日夜、宇野氏は自らが擁立にかかわった西原氏について「衆院で1区、2区にぶつける方法もある。私ならそうします」と、奥田建、田中美絵子両議員の差し替えに言及してまで雪辱戦に意欲を示した。これには一川保夫・県連代表が「一個人が言っていること」と不快感をあらわにするなど、“親小沢”の二人の蜜月に陰りも見える。


 県連執行部と距離を置くある議員は「幹部が敗戦の責任をきちんと取り、新進のやり方の限界を認め、本当の民主党らしさを取り戻す。これができなければ自民党と戦う以前の問題だ」と話す。党再生か内紛か――。惨敗の火種が広がる先は、まだ見えない。



(この連載は井手さゆり、菊地直己、矢代正晶が担当しました)

7668チバQ:2010/07/14(水) 21:54:31
>>7608
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokushima/news/20100713-OYT8T00971.htm
楽勝ムード手綱緩む


敗戦の弁に言葉を詰まらせる吉田(中央)。高井(右)や橋本が励ました(11日、徳島市大松町の事務所で)  落選のショックから一夜明けた12日朝、大雨が降りしきる吉野川市山川町の国道192号脇で、レインコートを着て、行き交う車に頭を下げる民主党新人、吉田益子(50)の姿があった。隣で、「あ」「り」「が」「と」「う」と、支援者たちが5枚のプラカードを掲げた。「支援してくれた人たちに申し訳ない」。楽勝、とみられた選挙に敗れ、吉田は声を落とした。

 衆院選に比べ、選挙区が広い参院選は「風」に影響されやすい。昨年11月からの始動、保守分裂と、有利な条件がそろっていたが、5月には、政治とカネ、普天間などで逆風が吹き荒れた。6月に、菅内閣の誕生で支持率が「V字回復」。陣営に楽勝ムードが漂った。が、菅首相が消費税率引き上げに言及すると、再び風向きは変化した。

 そんな中で迎えた選挙戦。公示直後の6月27日、蓮舫行政刷新相を招いて鳴門市の公園で開いた吉田の集会。県連代表の高井美穂は「苦しい戦い」と訴えたが、会場には空間が目立った。その夜、県南部で開いた個人演説会も、350席あるホールに、訪れたのは3分の1程度だった。支持者たちは「衆院選の時はみんな命がけだったが、今回命をかける人はいない」「後援会が全然動いてない。風頼みの選挙ばかりしてきたから動かないことに慣れてしまっている」とぼやいた。

 各種の世論調査では相手候補に猛追されていた。焦る党は相次いで閣僚や党幹部を徳島に投入した。「左うちわの選挙になると思ったが、そうは問屋が卸さない」。今月6日、徳島市のあわぎんホールで開いた吉田の総決起集会には、公務で東京に張り付いていた仙谷官房長官が帰県。「あと1本、あと10本の電話を」と、投票日まで知り合いに電話をかけ続けるよう指示した。

 集会で高井は「仙谷さんの官房長官就任で、少し油断したところもあったのでは。正直私もそういうところがある」と打ち明けた。後援会長の木村清志は「仙谷が帰ってきてくれたので後援会も動くようになる」と期待した。しかし、一度緩んだ手綱が再び引き締まることはなかった。

 昨年の衆院選で、県内の民主党国会議員は4人に増えた。「4人の後援会がフル稼働すれば、大きな強みだ」。そんな見方もあった。しかし、ある後援会員は投票日前、「後援会と言っても、仙谷なら仙谷、高井なら高井。別の候補となれば話は別。昨夏に熱心に活動していた人が今回は顔を見せない。これで勝ったらおかしい」と話した。

 12日、片づけが進む事務所で県連幹事長の橋本幸子は厳しい表情で振り返った。「組織の弱さが現れた。組織のあり方、県連のあり方を再構築しないといけない」。(敬称略、この連載は中安真人、上田真央が担当しました)

(2010年7月14日 読売新聞)

7669チバQ:2010/07/14(水) 21:56:54
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ehime/news/20100713-OYT8T00934.htm
県都決戦票掘り起こし
塩崎後援会もフル稼働
 政権交代後初の本格的な国政選だった参院選の愛媛選挙区では、自民現職の山本順三さん(55)が圧勝で再選。政権与党の民主新人岡平知子さん(52)は約10万票の大差で惨敗した。「自民王国」の愛媛で前回参院選、昨年の衆院選と着実に勢力を伸ばしてきた民主は、大きくつまづく結果に終わった。与野党の激戦を振り返った。(松山支局参院選取材班)

 「今回は松山で勝つ戦いをする。2万は差をつける」。公示日の6月24日。松山市駅前での出陣式を終えた自民県連幹部はこう明言した。松山市を重視した選挙戦略。その背景には、民主の戦い方を徹底的に分析し、必勝を狙う思惑があった。

 県議が自民32人に対し、3人しかいない民主は、全県選挙の参院選で実動部隊となる地方議員数で決定的に劣っている。当然、知名度の高い弁士を呼んで無党派層をターゲットにした「空中戦」を挑んでくると読んだ。

 一方で、70市町村が20市町に集約された平成の合併後、自民の地方議員も激減している。昨年度の党員数は前年度比5097人減の2万7300人に減った。「かつてのように松山での負けを南予や郡部の票で補えない」(自民県議)状況だ。

 昨年の衆院選愛媛1区で塩崎恭久議員に約2700票差まで迫り、比例復活した民主の永江孝子議員は岡平さんの支援に走り回っていた。塩崎議員の選挙参謀である県連幹部は「岡平が勝てば、あなたも次は危ない」と直言。これに応じて塩崎議員も後援会をフル稼働させ、自ら山本さんを先導して歩いた。候補や応援議員が何度も姿を見せる“県都決戦”が展開された。

 さらに従来型の選挙手法を捨て、戦術の転換を図った。支持者らを集会所などに集めて候補者が支持を訴える「箱物」は、公示2か月前から禁止し、候補を徹底的に街頭に立たせるようにした。組織・団体の推薦を得ても、塊(かたまり)で票が入る時代ではない。新規開拓を続けて都市部で自陣を広げる作戦だ。

 しかし、同時に組織票の獲得にも布石を打った。公明の比例候補との政策協定を締結。松山市のある公明市議は「今回は松山市内でのテコ入れを相当感じる。以前と違い、『本人が来た』とよく聞いた」と、自民の激しい動きに舌を巻いた。

 松山市では、前々回参院選で民主候補に約1万1000票の差をつけられ、前回は民主系の候補に約2万4000票も水をあけられた。だが、自民は今回、2万9000票を上回る成果を収めた。

 自民県連幹部は今回の圧勝に自信を深めた口調で、「今は当然、この後に続く知事選、県議選を見据えている」と話した。

(2010年7月14日 読売新聞)

7670チバQ:2010/07/14(水) 22:05:21
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&num=373&dp=
(2010/07/12 掲載)

危機感受け自民圧勝 “風”なし民主失速 知事選へ「福中小」底力

 参院選群馬選挙区は中曽根弘文氏が圧勝、自民党は昨夏の衆院選の惨敗ショックから立ち直るきっかけを得た。ただ、中曽根氏の得票は自民総力戦の結果である上、政権与党への批判票も含まれており、自民が求心力を取り戻したとみるのは早計だ。一方、衆院選大勝で勢いづいていた民主党だが、「風」なしの選挙を戦い、支持基盤の拡大の必要をあらためて思い知った格好。自民が支持層離れに歯止めをかけ、反転攻勢に出るのか。民主が与党の存在感を発揮し、勢力を広げるのか。主導権争いはこれからが本番だ。

◎衆院選の雪辱
 選挙戦で自民は再生の原動力となる成果を手にした。旧群馬3区で票を競い合った「福田」「中曽根」「小渕」の支援者や組織が、自民退潮への危機感を募らせ結束したことだ。
 元首相の福田康夫氏は、約50回に上る地域選対の決起集会のほぼすべてで応援演説。9日の伊勢崎市の集会には、党命で全国選挙区の応援に駆け回る小渕優子氏も駆けつけ「福・中・小」の結束を印象づけた。「昨年の衆院選までにこれができていれば…」。地元応援弁士の口からはそんな言葉も飛び出した。
 来年は春に統一地方選、夏には知事選が控える。自民公認で出馬した大沢正明氏と、現職の小寺弘之氏が対決した前回知事選では、小寺氏と関係の深かった中曽根氏の大沢氏に対する応援態勢が不十分だったとして足並みが乱れただけに、自民は、結束を維持できれば知事選をはじめ各選挙を優位に戦えると算段する。
 歓喜に沸く中曽根氏の事務所で、南波和憲県連選対本部長は「今回の得票を支持基盤として固めていく」と力を込めた。

◎公明との連携課題
 課題はある。今回、比例代表選には「福田系」だった上野公成氏の娘婿の上野宏史氏がみんなの党から出馬。福田系の一部県議や首長らが支援に回った。一方で公明党との連携を維持し、知事選、衆院選に臨みたい県連国会議員らは、比例で自民候補とともに公明候補の支援を呼び掛けた。上野氏支援の総括を求める声が出る可能性もある。こうした状況でいかに公明との協力関係を維持していくのか、県連執行部は難しいかじ取りを迫られる。
 県連が衆院選後に着手した改革も始まったばかり。目玉に掲げる会長や衆院選候補者の公選制は「新生自民」を有権者にアピールできる一方、内部対立の火種になる可能性もある。

◎内部対立、どう解消
 民主県連は、組織の再構築が当面の課題。県連は労組の支援が厚い勢力と、労組とは一定の距離を置く保守系の国会議員の対立が続いている。選対幹部の一人は選挙戦を「支援態勢に温度差があった」とため息交じりに振り返った。
 しかし、自民改革が道半ばの今が民主にとって勢力拡大の好機。中島政希会長代行は敗戦を踏まえ「統一地方選が非常に重要。改革姿勢を持った候補者を厳選して臨む」と、自民との対決姿勢をあらためて鮮明にした。
 対自民の最初のヤマ場は県議選。前回改選で民主支持会派は、議席を改選前の8から13に増やしたが、最大会派の自民の現有議席31に遠く及ばない。自民が議席を独占する10選挙区を中心に何人の候補を立てられるかが、民主の力を示す指標となる。
 続く知事選は、現職の大沢正明氏を推す自民と、民主が、県政運営の主導権をかけて初対決することになる。民主側からは、小寺氏を支えてきた後藤新県議や、小寺氏の盟友の高木政夫前橋市長の出馬を期待する声が上がっている。
 自民、民主とも負ければ退潮必至。知事選までの1年、両党県連は存亡をかけてせめぎ合うことになる。

7671チバQ:2010/07/14(水) 22:06:58
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&num=374&dp=
(2010/07/12 掲載)

民主、足並み乱れ 自民批判効果なく 富岡氏 群馬選挙区

 参院選群馬選挙区で落選した民主現職の富岡由紀夫氏、共産新人の店橋世津子氏。政権与党として迎えた初の国政選挙だったが、富岡氏は全市町村での敗北という大差で議席を失う厳しい結果となった。「自民王国」とされる本県の構図を塗り替えた昨年の衆院選の勢いはなかった。店橋氏陣営は消費税増税反対を前面に出して支持拡大を図ったが、及ばなかった。

 「ああ」「そんな。まだ1分だぞ」―。投票が終わった11日午後8時早々にテレビの速報で中曽根弘文氏の当選確実が伝えられると、支持者約70人と、石関貴史氏を除く県連の衆院議員5人が集まった高崎市小八木町の富岡氏の選挙事務所は重苦しい雰囲気に包まれた。
 鳩山前内閣の支持率低迷や続く菅内閣の消費税増税論などの逆風に直面。年金、イラク問題を背景に反自民票を集め、トップ当選を果たした6年前と正反対の状況に苦しんだ。演説などで「消費税増税論の原因は自民党がつくった借金」「世襲政治との戦い」と自民批判を強め、自転車遊説を軸に無党派層への浸透を図ったが、逆風下で思うような効果は出なかった。
 昨夏の衆院選で6人に増えた衆院議員と一定の連携を見せたものの、県連内の労組系、保守系の対立を背景に戦術面で足並みの乱れもあった。さらに富岡氏本人を含む各議員の個人組織も「まだ十分に育っていない」(選対幹部)上、選挙戦を支える県議、市議レベルが県内では依然として“少数野党”という足腰の弱さも響いた。
 最大の支持団体である連合群馬の加盟労組がフル回転したが、「労組依存」「風頼み」という以前からの課題を克服できなかった。富岡氏は午後8時20分すぎに姿を現し、支持者に深々と一礼。「多くの県民の期待に応えられず、心からおわびを申し上げたい。厳しい戦いと言われる中、(自転車の)ハンドルが握れなくなるくらい最後まで戦ったが、私自身の力が足りなかった」と無念さをにじませた。

◎「民・自」批判も支持広がらず 共産・店橋氏
 前橋市古市町の店橋氏の選挙事務所には11日午後8時ごろ、中曽根氏当選確実の一報が伝わった。支持者からは「もう決まっちゃったの」とため息が漏れた。
 事務所の2階で待機していた店橋氏は支持者の前に姿を現し、「多くの人に応援され、支えてもらったことに感謝します。議席には届きませんでしたが、これからも消費税増税阻止の先頭に立って頑張ります」と敗戦の弁を述べた。
 選挙期間中は県内各地の住宅街や商業施設など200カ所以上で精力的に街頭演説をした。最大の争点になった消費税の増税問題では民主党や自民党の姿勢を厳しく批判。「大企業、大金持ちへの優遇税制の撤廃や、軍事費の削減で財源はつくれる」と訴えて存在感をアピールしたが、支持は広がらなかった。
 店橋氏は集まった支持者一人一人に握手して回り、「支援ありがとうございました。ごめんなさい」と感謝の言葉を述べた。

◎解説 「最強布陣」で自民フル回転
 群馬選挙区は、総力戦で挑んだ自民が底力を見せて中曽根弘文氏が圧勝した。王国のプライドを懸けた戦いに、陣営は「福中小」の枠を超えて一本化。福田康夫元首相が選対トップの事務長に就任、前面に立って応援演説するなど「最強の布陣」(山本一太参院議員)で民主の富岡由紀夫氏、共産の店橋世津子氏を寄せつけなかった。
 抜群の知名度を持つ中曽根氏を擁立、1議席を争う戦いは、以前なら勝って当たり前というムードだったろう。しかし昨年の衆院選で強烈な逆風を受けたことに加え、公示直前の菅直人首相誕生に伴う内閣支持率のV字回復で再び“風”を警戒する声も聞かれた。
 危機感を持って臨んだ陣営は組織をフル回転、自民支持層を掘り起こすとともに、公明との連携も強化、着実に票の上積みを図った。苦戦が伝えられた太田地区でも小まめに集会を開き、すきを見せない戦いぶりだった。
 一方の民主。富岡氏は比例代表に「ご当地候補」として出馬した小寺弘之氏との連携を通じ、保守層への食い込みも図ったが、浸透しきれなかった。期待した無党派層からの追い風も限定的だった上、課題の労組系と保守系の連携も進まなかったと指摘されるなど、トップ当選した6年前のような“上げ潮ムード”に乗り切れなかった。
 選挙戦では政権交代に伴い、これまで自民を支援してきた業界団体が板挟みになったことも特徴として挙げられる。国政与党と県政与党の“ねじれ”があり「両候補推薦」といった苦しい対応もあった。団体をめぐる自民、民主の綱引きは続くとみられるが、この結果を受け、各団体が今後どう動くかも注目を集めそうだ。
       (報道部 高桑和彦)

7672チバQ:2010/07/14(水) 22:08:17
http://www.raijin.com/kikaku/2010sangiin/db/database.cgi?cmd=dp&num=377&dp=
(2010/07/13 掲載)

参院選から一夜 民主、県連人事に焦点 自民 雪辱果たし安堵感

 参院選の投開票から一夜明けた12日、県内では選挙結果を受け、各党で次をにらんだ動きが相次いだ。選挙区で大勝した自民党は、昨年の衆院選に惨敗した雪辱を果たし安堵(あんど)の声が上がっており、選挙結果や党運営について話し合う県議団総会を14日に開くことを決めた。参院で議席を失った民主党も週内に県連の緊急役員会を開き、選挙戦の総括や今後の活動を協議する方向だ。

 圧勝で5選を果たした自民党の中曽根弘文氏は12日、朝から選対幹部を務めた本県選出国会議員4人の事務所や支持者、団体にお礼のあいさつ回りをした。14日の県議団総会では、会長の中曽根氏を交え、衆院選立候補予定者の公募や会長公選などの問題について協議するとみられる。参院選の勝利を出発点に、あらためて県連改革を進めて「ニュー自民」への転換を図る方針だ。
 民主党は県連会長の富岡由紀夫氏の落選を受けて、幹部の責任論や今後の役員体制に関心が集まる。富岡氏は11日深夜、県連会長の去就について「みなさんと話し合って決めたいと思っている」と記者団に話した。ただ中島政希会長代行は「まずは選挙戦の敗因を分析することが先。今回の役員会で体制について話し合う予定はない」との見通しを示している。
 大沢正明知事は参院選の結果を受けた記者会見で「民主党がこれほど後退するとは思わなかった。有権者の目は厳しいと実感した」と感想を語った。
 大沢知事は選挙区で中曽根氏を支援しており、八ツ場ダム問題に関して「一方的に、協議なしで中止とはいかがなものか。そういう点が今回、選挙結果に表れたのではないか」と分析。一方で、民主党が地方と協議する取り組みが前進することに期待感も示した。比例で当選した「ご当地候補」の上野宏史氏(みんなの党)については「県として、頼りになる参院議員ができた」と歓迎した。

7673チバQ:2010/07/14(水) 22:31:19
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/saga/20100713/20100713_0003.shtml
【2010参院選・佐賀 第6部 上】自民 大勝が再生のスタート
2010年07月13日 14:56  通り過ぎる車の3台に1台はクラクションを鳴らす。小雨の中、傘も差さずに駆け寄って握手を求める人もいた。参院選投開票の翌12日朝、佐賀選挙区で歴史的な大勝利を収めた自民・福岡資麿(37)は佐賀市与賀町の交差点に立ち、当選のお礼で頭を下げた。

 「反応は悪くないと感じていたが、ここまで開くとは正直思っていなかった」。県内20市町すべてを制した。本人も驚くほどの完勝だった。

 昨年8月に総務相の原口一博に完敗した。衆院からのくら替え。今年2月に党公認となった際には「就職活動か」と心無い中傷にもさらされた。それだけに、「落選した後も可能な限り、有権者とひざを突き合わせてきたことが実ったのかもしれない」。17日間駆け抜けた充実感に満ちていた。

   □   ■

 「バンザーイ」。11日午後8時5分。投票箱が閉まった直後に、同市多布施の福岡の事務所は歓喜の渦に包まれた。その輪の中にいたJAグループ佐賀の元幹部はこぶしを握り締めた。「自民の力を見せつけた。執念というか怨念(おんねん)だよ」

 昨年衆院選で、福岡を含む県内3小選挙区の自民候補を全面的に支援したJAグループ佐賀の政治組織・県農政協。政権交代後、陰に陽に民主政権から圧力を受けたという。「民主を応援しないと陳情は受け付けられない」「自民を応援し続けて交付金が減らされても良いのか」

 “戦犯扱い”を受けたJAは結束する。県農政協は、政権党・民主への配慮から表向き自主投票にしたが、地域ごとの11支部のうち5支部が福岡を推薦するなど水面下でフル回転した。JAだけではない、医師会や建設業協会など福岡を推薦した企業・団体は800を超えた。自民を支えてきた業界団体の多くが民主になびかなかった。

   ■   □

 福岡が獲得した約25万6千票は、自民が、1998年に結党した民主と参院選佐賀選挙区で対決するようになった2001年以降で最高。民主・甲木美知子(39)とは11万3千票開いた。だが、比例で自民が取った約14万票と民主の約11万9千票の2万千票差は福岡と甲木の得票差の5分の1ほどに縮まる。選挙区での大勝ちほど比例では勝てていないのだ。

 一方、民主は比例の得票率を昨年衆院選比12・14ポイント減の28・49%と大幅に減らしたが、自民は同1・22ポイントの微増にとどまった。西日本新聞社の選挙中の世論調査では、昨年衆院比例で民主に投票した人のうち約13%がみんなの党に投票したいと回答していた。県内比例でも躍進したみんなの党(得票率9・36%)が「民主離れ」の受け皿になったようだ。

 福岡の選対本部長を務めた県議・篠塚周城は自分に言い聞かせる。「比例でそれほど勝っていないのを見ると、保守地盤の佐賀でも反自民の層が定着しつつあるのを実感する。民主をけん制するために今回は応援してもらった。党再生は今から始まる」 (敬称略)

   ◇   ◇

 与党が過半数割れした参院選。県内でも、選挙区で圧勝するなど自民が復調し、民主は後退した。来春の統一地方選に向け、双方はどのような戦略を描くのか。選挙戦を振り返りながら考えた。


=2010/07/13付 西日本新聞朝刊=

7674チバQ:2010/07/14(水) 22:32:12
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/politics/election/2010sanin/kiji/saga/20100714/20100714_0001.shtml
【2010参院選・佐賀 第6部 下】民主 風頼みを脱却できるか
2010年07月14日 15:18
支援者に深々と頭を下げる民主党の甲木美知子氏(左)。大差での落選は関係者に衝撃を与えた=11日夜、佐賀市の事務所 大隈重信侯以来の佐賀市出身閣僚の来援にしては寂しい光景だった。

 参院選公示日の6月24日。総務相の原口一博は、民主甲木美知子(39)と佐賀市の大型ショッピングセンター前で街頭演説した。「改革の時計の針を元に戻してはいけない」。だが、買い物客の多くは足を止めずに車に乗り込んでいく。最後まで演説を聞いていた聴衆はたった5人だった。

 選挙戦が進み、各種世論調査は自民福岡資麿の「優勢」を告げる。特に、原口の地元佐賀市で苦戦が伝えられた。危機感を抱いた原口はラストサンデーの4日、旧佐賀市の全19校区でミニ集会を開催した。

 「党本部から『地域主権とか格好良いことを言っているが、甲木さんを上げきれるのか』と注文されている」

 甲木を通すことが自分への支援につながる。「甲木−福岡」でなく、「原口−福岡」の対決構図に持ち込むことで反転攻勢を仕掛けようとしたが、佐賀市ではダブルスコアで負けてしまう。

   □   ■

 「私は鳥栖のささやかな電器屋さんに生まれました」。投開票日が迫った7日、佐賀市で開かれた総決起集会。甲木は「最後のお願い」の場でも自己紹介から始めざるを得なかった。

 民主は政権交代の勢いそのままに、フレッシュな女性候補を打ち出して議席獲得を目指した。しかし、自民が擁立したのは甲木より若く衆院議員経験のある福岡だった。

 佐賀市役所の期日前投票を終えた佐賀市内の主婦(63)は福岡を選んだと言った。前回衆院選で原口に投票していたが「福岡さんは若くて経験もあるから安心。甲木さんは、よく知らない…」。知名度不足が最後まで響いた。

   ■   □

 民主は前回参院選で自民の21連勝を止めた。比例でも初の県内第1党となり、初陣となった1998年参院選の約6万票の2・5倍となる約15万票を獲得した。これまで順調に党勢を拡大してきたが、今参院選では選挙区で大敗北を喫し、比例約12万票は03年衆院選(約13万票)レベルに逆戻りしてしまう。

 「このような結果になったのは、私の不徳の致すところ…」。11日夜、甲木は支援者に深々と頭を下げた。開票が進み、閑散とした事務所で県連幹部はがくぜんとした。「11万票差は想定をはるかに超えた数字だ」

 地方組織が弱い民主は、風向きで党勢が左右される弱点を以前から指摘されてきたが、政権与党になった今、批判にさらされる機会が増える。そう簡単に“追い風”は吹かないだろう。

 だからこそ、地域に根差した地方議員を増やすことが喫緊の課題。民主県連代表代行の園田泰郎は「今回の敗北から体制を立て直し政権党にふさわしい組織を構築したい」と意気込む。来春の統一地方選で、その真価が問われる。 (敬称略)


=2010/07/14付 西日本新聞朝刊=

7675チバQ:2010/07/14(水) 22:39:38
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kiji/095.shtml
迷走民主に“ノー”直撃 犬塚さん、終盤の追い上げ届かず



再選を果たせず、無念の表情で高木義明総合選対本部長と握手をする犬塚直史さん(右)=11日午後10時9分、長崎市築町の選挙事務所
 「私の不徳の致すところ。申し訳ない」。再選を果たせなかった犬塚直史さん。11日午後10時すぎ、長崎市築町の選挙事務所に姿を現し、集まった支持者に頭を下げた。

 「1000カ所で街頭演説」。選挙への活動を本格的に始動させたのは3月下旬。「(1期目の)6年間、地元でほとんど姿が見えていない」−そんな批判を払しょくするため、自己に課したノルマだった。

 県政の懸案をめぐって犬塚さんの持論は、党県連の見解とことごとく対立した。国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防開門調査には「条件付き賛成」、九州新幹線長崎ルートは「現行案なら反対」−。選挙戦では一部“封印”を余儀なくされたが、自説は曲げなかった。

 選挙戦で訴え続けたのは、財政の無駄遣いをなくす「公会計法」への意欲や、東アジアの多国間安全保障の必要性。「地方の有権者には難しい話が多い」−。陣営内部ではこんな不安の声が消えなかった。それでも、演説の骨格部分に目に見えた変化はなかった。大所高所に立って国の行方を論じるべき−そんな犬塚さんなりの「参院議員像」が胸にあった。だが、選挙戦では、高い知名度を背景に逃げ切りを図る金子原二郎さんを追い込み切れなかった。

 金子さんの勝ち名乗りから2時間後、犬塚さんは「力及ばず、思いを遂げることができなかった」と敗北宣言。二人三脚で選挙戦を支えたフランス人の妻エブリーヌさんと関係者一人一人を回り、握手を交わした。ただ、持論と信念を貫いた充実感からか、犬塚さんの目に涙はなかった。




2010年7月12日長崎新聞掲載

7676チバQ:2010/07/14(水) 22:40:20
http://www.nagasaki-np.co.jp/press/senkyo/date/2010/sannin/kiji/094.shtml
解説/「失望」の民意取り込む

 参院選長崎選挙区は、自民党から出馬した前知事の金子原二郎氏が、民主党現職の犬塚直史氏を大差で退け、事実上の一騎打ちを制した。両者の知名度の差がそのまま勝敗を分ける格好となった。

 再選を目指した犬塚氏。得意分野の外交・安全保障政策は県民に身近とは言えない。実績や理念を日ごろから地元に伝える努力が足りなかった。その上、国営諫早湾干拓事業などの見解をめぐり県連との溝が埋まらなかったこともあってか、組織の動きは鈍いまま。労組票の多い頼みの長崎市や西彼地区で金子氏を引き離せなかった。

 一方の金子氏は「地元密着」「利益誘導」を前面に打ち出し、手堅く票をまとめた。県北地区で犬塚氏を圧倒し、地方ではまだ地縁・血縁がものを言うことをうかがわせた。

 一方、自民党県連は候補者選考段階で迷走。一枚岩になることなく、存在感を示せなかった。業界団体の自民離れは著しく、民主党の地方組織づくりが進まない状況に助けられている感は否めない。

 金子氏は民主党を徹底的に批判し、政権交代時の「期待」を「失望」に変えた民意を一定取り込んだ。ただ「民主党を監視し、国政に地方の声を反映させる」ばかりでは、通算35年の政治経験からして物足りない。今後の政界再編を視野に入れているようだが、参院が「隠居仕事」でないことを6年間の働きぶりで示してほしい。(後藤敦)




2010年7月12日長崎新聞掲載

7677チバQ:2010/07/14(水) 22:47:04
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-164888-storytopic-126.html
民主県連、代表落選で重大転機 完全失速、組織立て直し急務2010年7月13日
記者団に対応する喜納昌吉氏=12日午前4時30分、那覇市牧志の選挙事務所
 参院選比例代表で2期目を目指した民主党県連の喜納昌吉氏が落選し、民主党県連の昨年の衆院選までの勢いは完全に失速。組織態勢の立て直しを突き付けられた。普天間飛行場の県外・国外を主張してきた県連だが、政府が「少なくとも県外」の約束を撤回して辺野古移設に回帰する事態を止められなかったことに県内で反発は強い。普天間問題の対応が正念場を迎える中で、県連代表の進退にかかわる事態を迎え、県連運営は重大な転機に差しかかっている。
 2004年の参院選で音楽家からの転身が全国的な話題となった喜納氏は全国で17万8千票を獲得、県内でも6万票余を集めた。
 同年に県連代表に就任した喜納氏は、若手を中心に党所属の県議や地方議員を広げ、政権交代を果たした昨年の衆院選では、県内でも一挙に2人の衆院議員が誕生。県内政局における主導権を握った。しかし今回、喜納氏は全国で約7万票の得票にとどまり、重点的に取り組んだはずの県内でも3万6千票だった。
 比例代表の落選が確実になった12日午前4時30分、疲れのにじむ表情で喜納代表は「沖縄の人たちは民主党が裏切ったという感情の方が強かったんじゃないか」と選挙戦への普天間問題の影響を指摘した。新垣安弘幹事長は「選挙区で候補者を擁立できなかったことで、比例と選挙区のセットが組めず戦いにくかった」と独自候補擁立を回避した党本部の判断を批判した。
 一方、県連関係者は「パフォーマンス型の選挙運動では、逆風が吹く時には勝てない。日ごろの懇談会など、地道に地域に入って支持を浸透させる活動が足りない」と、全県選挙を戦うだけの態勢をつくれなかった内幕を指摘。民主党の看板だけで、組織の実力以上の票が集まってきた“バブル”が浮き彫りになる。
 来年2月の県連大会で任期満了に伴う代表選が行われる予定だが、喜納氏は辞任を示唆した上で「基地問題で今からアメもどさっとくる。アメで沖縄問題を取引するような人ではあってほしくない」と後任への注文をつけた。
 新垣幹事長は「1月の任期まで務めると思っている。知事選や統一地方選が控え各党との駆け引きもある中で、喜納代表の力が引き続き必要だ」と代表継続を求めるものの、「いずれにせよ2月の代表選までには新代表に代わる」(県連幹部)と“ポスト喜納”の綱引きが活発化しそうだ。(与那嶺松一郎)

7678チバQ:2010/07/14(水) 23:07:45
>>7640>>7643
http://www.asahi.com/politics/update/0714/TKY201007140538.html
日医連「分散で会員に戸惑い」 参院選、推薦候補落選2010年7月14日22時52分

 日本医師会の政治団体・日本医師連盟は14日の記者会見で、推薦・支援した候補3人が落選した参院選について「分散したので、会員も戸惑いを感じたのかという反省を持っている」(横倉義武副委員長)と敗因を分析した。

 日医連は今回、組織内候補だった自民党現職を「支援」に格下げして民主党候補を推薦。みんなの党の候補も支援した。その結果、民主、自民の両候補とも7万票余にとどまった。3候補の得票数を合わせても約17万票で、前回推薦した自民党候補(落選)が得た約18万7千票に達しない惨敗だった。

 横倉副委員長は「私どもの医療政策を理解いただく議員を与野党問わず支援していかなければならない。現時点での委員長との話では、組織内とは違う形の支援の方がいいという考えだ」と述べ、今後の国政選挙でも複数候補を支援する可能性を示唆した。

7679チバQ:2010/07/14(水) 23:24:46
http://mytown.asahi.com/miyazaki/news.php?k_id=46000001007130001
民主、組織の弱さを露呈 参院選振り返って
2010年07月13日


昨夏の政権交代後、初の国政選挙。民主党県連の井上紀代子代表が「政権交代の総仕上げ」と位置づけていた参院選は、民主新顔で元毎日新聞政治部記者の渡辺創氏(32)が約17万9千票、自民現職の松下新平氏(43)が約30万4千票と、約12万5千票差の大敗を喫する結果となった。(松井望美、石田一光)


 11日午後8時、宮崎市内の渡辺氏の事務所。開票開始とほぼ同時に松下氏の当選を伝えるテレビの音声が響くと、約40人の支持者らは、家畜の伝染病、口蹄疫(こう・てい・えき)のさなかでの「静かな」選挙を象徴するかのような沈黙に包まれた。


 渡辺氏は「力が及ばず本当に申し訳ありませんでした」と頭を下げた。


 井上代表は「厳しい風の中、口蹄疫の問題があり、本人の努力よりももっと大きな壁があった。県連が彼を支えるにはまだまだ小さかったと言えるのではないか。反省している」。今回の選挙戦を最もよく表す言葉を述べた。


 民主は、井上代表が昨夏の衆院選後に「参院選では党公認の独自候補を」と宣言。年末に渡辺氏擁立を決めた。しかし、これまで「無所属候補を民主、社民で推薦」という態勢を築いてきた社民党県連合側は、「政権を取ったからとおごっている」(幹部)と怒りをあらわにした。


 無所属だった外山斎参院議員が昨秋、「当選後は無所属を貫く」との社民との政策協定を破棄して民主に復党したことも怒りに拍車をかけた。


 そして、社民は年明けの1月の宮崎市長選を自主投票に。民主などが推薦した前市議は戸敷正・現市長に敗れた。「民主だけだとどうなるか分かったのでは」。社民幹部は警告を発していた。


 4月上旬、社民側は民主側の内々の謝罪を受け、同月末にようやく渡辺氏支援の方向性を確認した。しかし、5月末の福島瑞穂・社民党党首の閣僚罷免と政権離脱を受け、公示直前の6月18日、支援を見送った。


 一方、自民側ではこの10日前、6年前の参院選で松下氏に敗れた上杉光弘元参院議員が、松下氏の事務所開きに現れ、協力を表明していた。中村幸一・自民県連会長らが何度も上杉氏と会い、分裂回避に腐心していたという。強固な「一枚岩」となって選挙戦に突入することができた。


 口蹄疫問題も渡辺氏に重くのしかかった。支援団体の幹部は「被災者の心情を考えると電話作戦も逆効果になりかねない。活動が限られる」とこぼした。追い打ちをかけるように、政府の口蹄疫対策や菅直人首相の消費税増税発言への反発が噴出。与党の看板は逆風となった。


 渡辺氏は「準備不足、知名度不足。口蹄疫で非常に難しい選挙戦だった」と話す。ただ、「宮崎に足をつけて政治活動を続けていきたい」と意欲も見せている。

7680名無しさん:2010/07/14(水) 23:35:54
http://blog.livedoor.jp/sgt/archives/51759957.html
東京大学・菅原研究室紀要
2010年07月14日
【2010年参議院選挙分析】得票と議席の「ねじれ」について

 2010年参院選は、議席数では自民党が勝利したものの、比例区得票率や候補者の総得票数を見ると、民主党が勝っていた、少なくともこんなに負けることがなかったというようなことが指摘されています。このような得票と議席の「ねじれ」の要因として、自民党は農村の1人区(小選挙区)で強いため、「一票の格差」の恩恵を強く受けているためだ、という主張もあります。鳥取が1議席なら東京は20議席あるはずなのに、実際には5議席しかなく、自民党に著しく有利であるというのは、一見すると正しい議論に見えます。

 しかし、「一票の格差」がもたらす選挙結果の「歪み」は、小選挙区と中選挙区の混合と都市―農村軸の交差がもたらす歪みに比較すれば、微々たるものに過ぎません。以下、簡単なシミュレーションをしながら、これを議論してみましょう。

(一応、以下はリンク先で)

7681名無しさん:2010/07/14(水) 23:39:59
2010参院選比例 都道府県別得票率


民主
全   国 31.56%
ベスト5
岩   手 45.97%
北 海 道 39.49%
愛   知 36.28%
長   野 36.20%
山   梨 35.53%
ワースト5
沖   縄 22.46%
宮   崎 25.11%
栃   木 26.02%
香   川 26.20%
富   山 26.55%

自民
全   国 24.07%
ベスト5
福   井 38.59%
鹿 児 島 36.54%
島   根 36.10%
香   川 35.00%
石   川 34.95%
ワースト5
沖   縄 17.64%
大   阪 19.03%
岡   山 19.86%
兵   庫 20.27%
神 奈 川 20.55%

76827681:2010/07/14(水) 23:40:56
公明
全   国 13.07%
ベスト5
福   岡 18.70%
大   阪 17.98%
沖   縄 17.93%
和 歌 山 16.72%
宮   崎 16.72%
ワースト5
岩   手 7.34%
富   山 8.05%
福   井 8.23%
新   潟 8.24%
山   形 8.66%

共産
全   国 6.10%
ベスト5
京   都 13.83%
高   知 9.76%
大   阪 9.26%
東   京 8.19%
滋   賀 7.93%
ワースト5
栃   木 2.65%
富   山 3.04%
熊   本 3.25%
長   崎 3.36%
福   井 3.39%

76837681:2010/07/14(水) 23:41:47
国民
全   国 1.71%
ベスト5
広   島 4.58%
島   根 3.93%
鹿 児 島 3.26%
高   知 2.86%
熊   本 2.75%
ワースト5
神 奈 川 1.01%
京   都 1.13%
栃   木 1.17%
埼   玉 1.20%
群   馬 1.24%

改革
全   国 2.01%
ベスト5
福   島 4.35%
徳   島 3.05%
兵   庫 2.91%
岡   山 2.78%
神 奈 川 2.66%
ワースト5
栃   木 0.86%
岩   手 0.92%
沖   縄 1.09%
宮   崎 1.10%
鳥   取 1.13%

76847681:2010/07/14(水) 23:42:50
社民
全   国 3.84%
ベスト5
沖   縄 22.68%
大   分 11.92%
宮   崎 7.34%
岩   手 6.12%
新   潟 5.34%
ワースト5
栃   木 1.81%
徳   島 2.14%
岡   山 2.25%
和 歌 山 2.32%
山   口 2.41%

たちあがれ
全   国 2.11%
ベスト5
岡   山 13.16%
秋   田 12.38%
宮   崎 4.60%
福   島 3.16%
徳   島 2.74%
ワースト5
栃   木 0.91%
沖   縄 0.92%
岩   手 0.95%
山   形 1.09%
長   野 1.10%


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