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国道・県道スレッド

306荷主研究者:2008/06/19(木) 23:20:50

http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/20080503t71022.htm
2008年05月02日金曜日 河北新報
農道で整備、維持は一般道 転換相次ぎ国渋い顔

 東北各県で、整備した農道を市町村道などの一般道へ転換するケースが相次いでいる。農道の方が農林水産省から事業採択を受けやすく、一般道の方が国土交通省から維持管理費を多く受け取れるのがその理由。縦割り行政の裏をかかれた格好の中央省庁はおかんむりだが、自治体側は「効率的な行政を展開することのどこが悪いの?」と涼しい顔だ。(報道部・小木曽崇)

<秋田では45%>
 2003―07年度の5年間に、東北6県で新たに整備された農道は約492キロ。このうち少なくとも88キロが一般道に転換された。
 県別の内訳は表の通り。秋田の転換率は45.0%に達する。同じ期間の調査をしていない山形も1989―02年の14年間で整備した農道305キロのうち、137キロ(44.9%)を転換した。

 一般道を建設する場合、交通量や高速道からの距離などを点数化し、費用対効果が基準を満たさなければ、市町村道であっても整備許可は下りない。さらに、幅員や路肩の有無についても国交省の道路構造令で事細かに決められている。

 これに対し、農産品を新鮮なうちに市場へ運ぶためなど農業経営の利便性を主目的に整備する農道なら、事業計画の受益面積や道幅が基準を満たしていれば、農水省は基本的に事業採択する。

<機能面差ない>
 ある自治体の農道担当者は「大型車の往来を前提にしていないので路盤の構造も簡単。機能面で一般道と大差のない農道が安くできる」と、農道建設のメリットを解説する。

 ここ10年間ぐらい、町道の新規着工がないという宮城県大河原町は、今年3月に広域農道2.3キロを町道に転換した。
 北東北のある県の農道整備担当者は「市町村から聞いた話だが」と前置きした上で「農道としてより、一般道として管理した方が、維持管理に対する地方交付税額は多くなる」と転換理由の一端を明かす。

<「適切でない」>
 転換の実態について農水省の白須敏朗事務次官は定例会見で「農道は農業のためにつくったものであり、適切でない」と自治体の対応を批判。
 だが、厳しい財政状況に追い込まれている市町村が、法令を効果的に組み合わせて行政執行するのは、政策法務上、当然の判断ともいえる。
 大河原町の職員は「町道の事業採択はハードルが高く、必要な道路整備ができない。まだまだ造らなければならない道路があることを分かってほしい」と、中央省庁に訴えている。


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