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国道・県道スレッド

2170荷主研究者:2020/11/02(月) 20:52:21

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/459882?rct=n_hokkaido
2020年09/12 16:00 北海道新聞
<みなぶん>着工から3年 千歳橋工事なぜ長い?

http://tohazugatali.web.fc2.com/road/20200912hokkaido03.JPG

片側1車線に通行規制して工事中の千歳橋=2019年10月30日、千歳市(札幌開建提供)

車道が拡幅された千歳橋=20年9月3日、千歳市(札幌開建提供)

 【千歳】千歳市内で行われている千歳橋の架け替え工事について、市内の40代男性から「工事が始まって3年。大きな橋でもないのに、なぜ時間がかかるのか」という疑問が、読者と調査報道に取り組む「みなぶん特報班」に寄せられた。交通量の多い国道36号にあり、混雑したことも。取材すると、市街地の幹線道路ならではの制約があり、克服するため、道内では珍しい特殊な工法で行われていた。

 札幌から国道36号を新千歳空港に向かう途中、航空自衛隊千歳基地の手前約1キロ付近に千歳橋が架かる。

 札幌開建千歳道路事務所によると、鉄筋コンクリート造りで、工事前は長さ約36メートル、幅約18メートル。架け替えは1953年以来という。

 橋の前後の車線は、実質「片側2車線」分に相当する幅14メートルあるが、千歳橋の上だけ12メートルと狭かった。2車線あることを示す境界線もなく、事故が多かった。

 千歳市や地域住民の要望を受け、開建は2016年度、車線を拡幅するため、橋の架け替えを決めた。

 工法は《1》通行止めにして迂回(うかい)路を確保する《2》仮橋を架ける―の二つが主流だ。

 しかし千歳橋の場合、トラックやトレーラーなど大型車両の交通量が多いのに対し、千歳川は迂回できる幅の広い橋が少なく、工法《1》は不採用に。千歳橋付近に仮橋を設ける場所もなく、工法《2》も選べなかった。

 そこで採用したのが、半分ずつ架け替える工法だ。片側1車線に減らし、通行止めを回避。工程が複雑になる分、工法《2》の1・5倍の時間がかかり、工期は17〜21年度の5年となった。

 千歳道路事務所の瓜生(うりゅう)和幸所長は「大型車両が迂回のため、細い生活道路に入ることは避けたかった」といい、「制約の多い場所で安全に最短にできる工法を検討した結果、道内ではあまり例のない工法で行うことになった」と説明する。

 架け替えはほぼ終了し、7月1日から実質「片側2車線」に戻った。ただ、17年秋から今年6月末までの約3年間は、橋の前後が混み合うこともあった。近くのガソリンスタンドの従業員は「通勤時間帯は特に混んでいた」と振り返る。

 千歳道路事務所にも「工事が長い。早く完成させてほしい」などの要望や苦情が4件寄せられたという。工事現場を総括する中山光広工務課長は「工事には地元の協力が不可欠。時間はかかるが、騒音を低減したり、通行する車が分散するよう配慮してきた」と説明。地域に通行方法の変更を説明したり、低騒音低振動で作業できる重機を使用したり工夫を重ねたという。

 現在は車道の幅も前後の国道と同じ14メートルになり、車はスムーズに流れている。今後は歩道を広げたり、河川内で古い橋脚を撤去したりする工事を進める予定。瓜生所長は「工事は、あと1年程度。引き続き協力をお願いしたい」と話す。(山口美智瑠)



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