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国道・県道スレッド

2084荷主研究者:2020/02/16(日) 11:36:47

https://www.chunichi.co.jp/article/mie/20200127/CK2020012702000040.html
2020年1月27日 中日新聞
墓地移転地の決定が鍵 尾鷲、災害に備え整備中の県道

http://tohazugatali.web.fc2.com/road/PK2020012602100295_size0.jpg

 災害に備えるためとして、尾鷲市内で整備が続く県道「尾鷲港新田(しんでん)線」の工事完了が、当初の予定の二〇二三年度から、遅れる可能性が出てきた。未開通区間にある市営墓地の移転が難航しているためだ。整備開始から約三十年。加藤千速市長の言う「命の道」がつながるのは、いつになるのか。

 尾鷲港新田線は、尾鷲港と尾鷲市新田町を結ぶ東西約二キロの道路。災害時の物資輸送ルートにしようと、市が一九八八(昭和六十三)年度から市道として整備を進め、九七年度に西側一キロ、二〇〇七年度には東側七百メートルができた。

 残る三百メートルの区間には、市営「折橋(おりはし)墓地」があり、道路整備を進めるには墓地の移転が必要になる。市は一四年度に「市単独では人員的にも財源的にも厳しい」と判断。県に依頼して道路整備と、墓石所有者への移転補償をしてもらうことになり、道路も県道として整備することになった。

 市は墓地の移転先を探し、墓石所有者と移転交渉を進める役割を担った。地質や広さ、工事費用などを考慮し、一七年三月には、市営「光ケ丘墓園」西側の私有地の山林約一万平方メートルを移転候補地に選んだ。

 ところが同年八月、市が候補地の周辺百メートル以内の住民を対象に意識調査をすると、七十七世帯のうち、十三世帯が墓地の造成に反対した。「周辺の地価が下がりかねない」「墓地の造成で地盤が弱まり、土砂災害の危険が増す」などの理由が挙がったという。

移転先が決まらない折橋墓地=尾鷲市南陽町で

 市によると、一九年八月には、候補地の隣地を実質的に管理する市民から「光ケ丘への移転で進めるのなら、周辺住民と反対運動を起こす」との申し入れがあった。さらに同年十一月、候補地の隣地地権者が、候補地の測量に立ち会わないとの意向を市に伝えた。

 山林は境界があいまいなことがあり、市が土地を買い上げるには、隣地地権者の立ち会いの下での測量が不可欠。それができなければ、土地の購入は事実上不可能となる。市は光ケ丘への移転を断念し、一九年度一般会計当初予算に盛り込んでいた墓地造成のための調査費など三千八百万円を補正予算で減額した。

 加藤市長は取材に「候補地周辺の住民や隣地地権者らの同意を得るための手順を誤り、申し訳ない」とした上で「移転候補地を早く決めないと、命の道を造り上げることはできない」と語気を強める。現在は、かつて候補に挙がっていた別の地区も含めて再検討を進めており、今年三月末までに新たな移転候補地を見つけることを目指している。

 (木村汐里)

 <折橋墓地> 尾鷲市小川東町と同市南陽町にまたがる市営墓地で、2814基の墓石が立つ。県道「尾鷲港新田線」の整備に伴い、うち2292基が移転の対象となり、市によると、墓石所有者は少なくとも約550人に上る。


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