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スポーツ総合スレッド

2259とはずがたり:2018/03/02(金) 13:05:47
>>2258-2259
 平昌五輪の日本代表選手の中において、最多7個のメダルを獲得した日本スケート連盟はJOCと同額の報奨金を支給する。これにのっとれば日本女子選手として史上初となる金銀銅の3色メダル制覇を果たした高木美帆選手はJOCと同連盟から併せて1600万円の報奨金を得られることになる。

 日本におけるスキーやスノーボードを統括する全日本スキー連盟も額こそ明らかにしていないものの、メダリストには報奨金を支給することを決めている。しかしながら「カー娘」たちは今回、この恩恵に授かることはできない。なぜか。

●「お金がないので、ない袖は振れない」と発言

 日本カーリング協会の関係者が一部メディアを通じて「お金がないので、ない袖は振れない」と、やや開き直ったかのような言葉を口にした。この発言に対して、一部から「それを言っちゃあイカンだろう」と突っ込みが入れられているシーンがあった。ネット上でも話題になっていたので、「そこを何とかするのが仕事ではないのか」「たとえ本当でも、お金がないと言い切ってしまうのはいかがなものか」などと同協会の発言を厳しく断罪する声も渦巻いている。

 正直、これらの指摘にはまったくの同感だ。同協会の発言には時代錯誤のお役所的な考えがまん延しており、あきれて開いた口がふさがらない。

 これまでカーリングは五輪でメダルを獲得したことがなかった。当然ながら同協会の予算もスケートやスキーなど実績の高い競技を統括する国内団体と違い、どうしても結果を残していないことから運営が厳しくなる。だから綱渡りに近いような財政状況であることも分かる。

 とはいえ「ない袖は振れない」と言い切ってしまっては、せっかくの偉業に身内が水を差す格好だということが発言主には理解できていないのだろうか。こんな調子では日本カーリング界の今後にも希望が持てない。

 これだけの感動を与え、史上初の銅メダル獲得によって日本カーリング界に歴史の1ページを残した先駆者であり功労者たちなのだ。同協会の幹部ならば、ありとあらゆるコネクションを使って予算をかき集め、栄光の銅メダルに見合うだけの報奨金を用意すべきであろう。それがどうしても難しいならば、対価として十分な物品でもいいはず――。そう思っているのは筆者だけだろうか。

●「カー娘」たちの行く末

 補足として五輪のメダリストにはスポンサーから賞金が送られるケースも、これまで数多くあった。LS北見にも全農が米100俵を贈呈するそうだが、ここはひとつ他の企業もぜひ名乗りを挙げてほしいものだ。そしてスポーツ庁も国の機関として日本ではまだまだ“マイナー競技”の域を出なかったカーリングにスポットライトを当て、世界にその名を轟かせた「カー娘」ことLS北見の面々に特別な形で何らかの救済処置を検討してみてはどうだろうか。

 平昌五輪が終わり、またしばらくすれば今のフィーバーもおのずと一段落してくる。そうなった際にCMオファーやメディア露出、ならびに芸能事務所の争奪戦が蜃気楼(しんきろう)のように消え、結局のところメダリストとしての真の報酬が格安のボーナスしか残らなかったとなれば「カー娘」たちの行く末はあまりにもかわいそうだ。

(臼北信行)


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