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商業・流通

973チバQ:2010/04/03(土) 15:46:50
http://mytown.asahi.com/shizuoka/news.php?k_id=23000001004030001
シネコン激戦
2010年04月03日




◆複合映画館 県内に9つ競合、さらにオープン2つ予定


 県内でシネマコンプレックス(複合映画館)の進出が相次ぎ、競争が激しさを増している。県内には現在、九つのシネコンがあるが、来年にはさらに二つのシネコンが開業を計画。客足を奪われた中心街の映画館が閉館に追い込まれる一方で、シネコン同士も生き残りのためにサービスを競い合っている。(滝沢隆史)


 静岡市葵区の新静岡センター跡地。来年10月に開業予定の再開発ビルに、地元の興行会社「静活」が10スクリーン(約2千席)を備えたシネコンを出店する。同区七間町の映画館街にある4館(9スクリーン)は閉じる計画で、同社の大谷文芳営業部長は「他のシネコン誘致も検討され、苦渋の決断だった」と話す。


 「お客さんは新しい設備のシネコンに流れがち」と危機感をあらわにするのが1999年開業の「MOVIX清水」(静岡市清水区)だ。昨年には藤枝市に「藤枝シネ・プレーゴ」もオープンし、商圏が年々狭まっているという。映画だけでなく、歌舞伎やオペラの上映会などを企画し、巻き返しを狙う。


 県東部は半径5キロ内に三つのシネコンが集中する最激戦区だ。「ジョイランドシネマみしま」(三島市)の場合、08年に車で十数分の場所に県内最多の12スクリーンを持つ「シネプラザサントムーン」(清水町)がオープンし、客足を奪われているという。ジョイランドは、指定席主流のシネコンでは珍しい入れ替えなしの自由席を採用し、「同じ作品なら何度でも見られる」と売り込んでいる。


 一方、シネプラザは「割引などで入場料の平均単価が下がり、シネコンの経営は楽ではない」。単館系と呼ばれる小規模な作品も積極的に流し、幅広い客層を呼び込もうと懸命だ。06年にJR沼津駅前にオープンした「シネマサンシャイン沼津」(沼津市)は、学生が多い駅前の立地を生かそうと、若者向けの作品を増やし、3D作品を上映できるスクリーンの数も増やした。


 県西部にある三つのシネコンは、すべて「TOHOシネマズ」が運営する。浜松市中心街にあるTOHOシネマズ浜松の中山啓太支配人は「相乗効果で、地域全体の観客動員数の底上げにつながっている」と話す。


 一方で、JR富士駅前の「富士シネ・プレーゴ」は16日に閉館する。運営する日映(静岡市)は「(シネコンが入る)建物の耐震性に問題があり、閉館することになった」と説明。入れ替わるようにして、富士宮市の「イオン富士宮ショッピングセンター」に来春、シネコンが開業する見通しだ。


 日本映画製作者連盟によると、奈良市や栃木県足利市、富山県高岡市で昨年、競争激化などを理由にシネコンが撤退するケースがあった。同連盟によると、県内の09年のスクリーン数は、10年前から6割以上増えて102。うち、シネコンが76を占め、その総座席数は約1万3300にのぼる。1日1回だけの上映としても、満席にするには年間で県人口を上回る約485万人が必要となる計算だ。県内の映画関係者は「シネコンは明らかに過剰。シネコン経営は厳しく、つぶれても不思議はない」と話す。


 同連盟は「シネコンの進出がスクリーンの数を押し上げているが、入場者は同じように伸びていない。シネコン同士の競争が始まっている」としている。


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