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商業・流通

820荷主研究者:2010/01/24(日) 17:54:01

http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20100123302.htm
2010年1月23日04時23分 北國新聞
高速割引で「駅ナカ」苦戦 金沢百番街、県外客減で土産鈍く

 「駅ナカ」と呼ばれる駅構内の商業テナントが苦戦している。不況に加え、高速道路の休日割引で「鉄道からマイカー」の流れが加速。JR金沢駅内の金沢百番街では県外客が減少し、主力である土産品の売れ行きが鈍化している。北陸新幹線が開業する2014年度に向け、各テナントは売り場の拡充なども進めたいが、足元の需要喚起が喫緊の課題となっている。

 「いつもの正月と違い、人にぶつからないで歩けた。明らかに去年よりお客さんが少なかった」。金沢百番街を運営する金沢ターミナル開発(金沢市)の担当者は、書き入れ時である年明け商戦の不振を嘆く。

 今月1〜5日の売上高は前年比で2けた近いマイナスを記録。JRの乗客数に連動するように客足が減り、施設全体の売り上げの4割弱を占める土産品が伸び悩んだ。担当者によると、こうした傾向が昨年春ごろから続いているという。

 不況による影響に加え、金沢ターミナル開発や百番街にテナント入居する企業は、高速道路の料金割引を売り上げ不振の主要因に挙げる。

 「ETC割引が使える連休の落ち込みがひどい。これまでは稼ぎ時だったのに」。こう話すのは和菓子を販売する森八(金沢市)の中宮嘉裕社長だ。

 同社の金沢駅店は、平日は前年並みを維持しているが、土日は「5%前後のマイナスなら良しとしなければならない」(中宮社長)状況。同じフロアに出店する芝寿し(同市)も売上高が10%ほど減少しており、営業担当者は「観光客が減った」とこぼす。

 一方、「駅ナカ」の需要を吸い取るように、「道ナカ」と呼ばれる高速道路上の商業エリアは勢いづく。

 白山市の徳光パーキングエリア(PA)にある森八の松任店は土日や連休の売り上げが2けた増で推移。同PAにある芝寿しの店舗も前年比プラスで、鉄道と高速道で明暗がはっきりと分かれている。

 ただ、駅近くでも客足が堅調なケースもある。百番街に隣接する金沢フォーラスでは、立地条件がほぼ同じにもかかわらず、来館者数は落ちていない。

 佐藤雄一館長によると、自家用車での来店が全体の5割を占めており、鉄道は15%と少ないためだ。ETC割引の導入後は福井県ナンバーの車が5%増となるプラスの効果も表れた。

 富山駅前のファッションビル「マリエとやま」も、マイカーによる買い物客や高校生らが多く、「高速料金1千円の影響はそれほど感じない」(担当者)という。

 このため、金沢ターミナル開発はマイカー客の取り込みを強化する方針だ。提携駐車場でのサービス拡充などを視野に入れており、駐車料金を無料にする現在のサービスに加え、「プラスアルファを検討したい」(担当者)としている。

 政府が検討している高速道路の無料化が実現すれば、売り上げ不振はさらに深刻化するとみられる。冷え込む個人消費にも回復の兆しは見えないままで、新幹線の開業までは「駅ナカ」ビジネスにとって正念場が続きそうだ。


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