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商業・流通

773チバQ:2009/12/20(日) 10:44:48
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/091219/biz0912191201007-n1.htm
開業1カ月…1人勝ちの大丸心斎橋店北館、本当に絶好調? (1/2ページ)
2009.12.19 12:00

元そごう心斎橋本店に、大丸心斎橋店北館がオープンし、急ぎ足で売り場へ向かう人たち=11月14日、大阪市中央区(澤野貴信撮影) 旧そごう心斎橋本店跡地に11月、オープンした大丸心斎橋店北館の開業から1カ月。大阪の百貨店各社は11月の売上高も前年同月比で軒並みふたケタ減と、消費不振の風にさらされている中で、大丸心斎橋店のみが前年同月比プラス16・2%とひとり気を吐いている。大丸、松坂屋を傘下に置くJ・フロントリテイリングにとって、「新しい百貨店のビジネスモデル」(山本良一・大丸社長)の象徴となる北館だが、開業効果の先行きには懸念材料も少なくない。

 地下鉄心斎橋駅の改札口に直結した北館地下1、2階にあるヤングカジュアルのフロア「うふふガールズ」は、学校や仕事帰りの若い女性が訪れる夕方以降から本格的な混雑が始まる。「セシルマクビー」や「フリーズマート」など、1万円前後の手ごろな価格帯で衣料品や雑貨が買える店舗の多くは、従来、ショッピングセンターやファッションビルで人気を集めたブランドだ。

 北館は開業が11月14日だったため、大丸心斎橋店全体の11月の売上高には約半月分しか貢献していない。それでも、うふふガールズの店舗のうち、10%以上計画を上回った店舗は3割超。地下1階の13ブランドのうち4ブランドは、月間ベースに直した売上高が、全国の各ブランドの店舗でそれぞれトップになったという。

 好調だったのはそれだけではない。8階の関西最大級のゴルフ用品売り場は、11月の売り上げが計画を30%あまり上回った。特にウエアを中心に売り上げの7割が女性客となったほか、9階のワンフロアをすべて使ったベビー・こども服売り場も計画を上回り、「北館全体でみれば出足は好調」(同社)とほほを緩めるのもうなずける。

 ただ、懸念材料がないわけではない。隣接する本館・南館の売り上げ高はいぜん前年を3%程度下回る状況だ。旧そごう心斎橋本店の営業当時は競合していたデパチカの食品売り場は、北館からの買い回り客の増加で堅調だったものの、紳士服は不振が続き、婦人服や雑貨も特価品以外の「定価商品については苦戦した」という。前年同月比15・3%減となった大丸梅田店や12・0%減の東京店と比べれば、開業効果の恩恵がうかがえるものの、増えた売り場面積ほどの効果にはいたっていない。

 また、北館内でもアラサーからシニア向けを対象とする4〜7階の婦人服フロアは目標を下回るなど、開業効果にも温度差がある。本館・南館の売り場面積(約3万7千平方メートル)に北館の売り場面積(約4万平方メートル)が加わり、売り場は倍増となったものの半月間の増収効果は2割程度にとどまった。低価格志向への対応により、見た目のにぎわいに比べて売上高の伸びは決して高くない。

 ヤングカジュアルの店舗は、売上高のうち百貨店側の取り分となる比率を、食品などと比べて半分程度に下げており、収益へのプラス影響はさらに限定的となる。

 心斎橋店では、北館開業前の社員数860人を開業後も据え置き、売上高に占める人件費比率を業界平均の半分〜3分の1程度に圧縮して、低価格化でも利益が出せる体質に改善を進めているが、2011年問題と評される他店の増床も、来春に東側増床部分が完成する高島屋大阪店を筆頭に、徐々に本格化しはじめる。その中で、どれだけ開業効果を維持し、持続的な消費につなげるかは今後の大きな課題だ。

 「北館は、今までの百貨店の事業モデルと異なる。ある程度やってみて、悪い部分はまた変えていく」(同店)というように、百貨店不振からの本格的な脱却には、まだまだ試行錯誤が続きそうだ。


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