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商業・流通
763
:
荷主研究者
:2009/12/14(月) 00:37:16
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/K20091210301.htm
2009年12月10日03時46分 北國新聞
「かほく」開館で集客激化 石川のシネコン、金沢周辺に6館 値引き競争拍車
石川県の複合映画館(シネマコンプレックス)で、顧客争奪戦が激化している。金沢と周辺地区に5館が乱立し、「地方都市の最激戦区」(日本映画製作者連盟)とされてきたが、今年10月、かほく市に新たにシネマサンシャインかほくが開館。既存のシネコンも、平日午前の料金を千円均一とする対抗策を打ち出すなど、生き残りを懸けた値引き競争に拍車が掛かっている。
「上々の船出。かほく近郊だけでなく、能登からの来場者も多い」。イオンかほくショッピングセンター(SC)にシネマサンシャインかほくが開館して1カ月半。別府和博支配人は順調な入り込みに手応えを感じている。
10月末に8スクリーン、1510席を抱えて開業した同館。最新の3次元映像システムを導入し、毎週末、親子連れでにぎわいを見せているという。
同館の集客を下支えするのが、イオンかほくSCとの「半券コラボキャンペーン」。観賞後の半券を提示すると、衣料品などを割安で購入できる内容で、商業施設全体に相乗効果を生んでいるようだ。
別府支配人は「シネコン空白地の能登に近く、新たな顧客を開拓できた」とし、目標に掲げる年間30万人達成に自信を深める。
現在、金沢市と周辺地区には6館52スクリーンのシネコンが集積する。富山県の3館23スクリーン、福井県の2館17スクリーンと比べて圧倒的に数が多く、日本映画製作者連盟は「地方都市では最も争いが激しい地区だろう」としている。
こうした状況で、既存シネコンは独自戦略を打ち出し、「かほく包囲網」を固める。
ワーナー・マイカル・シネマズ金沢(金沢市福久、1758席)は18日から、平日午前の映画が1千円均一となる「モーニングショー」を導入する。来場者の少ない時間帯をてこ入れするとともに、シネマサンシャインかほくの影響で減少した能登方面からの来場者を取り戻したい考えだ。
金沢コロナワールドのコロナシネマワールド(金沢市無量寺、1489席)では、シネマサンシャインかほく開業に合わせ、1千円均一キャンペーンを実施。毎週木曜日には、敷地内のカラオケ、ボウリングなどのクーポン券を観賞者に配布している。
ワーナー・マイカル・シネマズ御経塚(石川県野々市町、1661席)は、値引きの対象外となっていた3次元映像システムの上映作について、12月から割引サービスの適用を開始した。イオンシネマ金沢フォーラス店(金沢市堀川新町、1549席)はビル内のCDショップと連携したポイントキャンペーンを実施している。
サービス合戦が過熱する中、関係者の間で期待が高まっているのが、地元をロケ地とした「ご当地映画」だ。邦画人気も追い風に「他の作品よりも多くの来場が見込める」(シネコン関係者)とされており、県内では、来年の公開を予定する「武士の家計簿」、「SAKURASAKURA〜サムライ化学者高峰譲吉の生涯〜」に注目が集まる。
昨年、隣接するルネスかなざわが閉館したユナイテッド・シネマ金沢(金沢市高柳町、2456席)は「ご当地映画の集客力で巻き返しを図りたい」と意気込む。
新規参入で過熱する競争に加え、不況による来場者数の減少で「数年の間にも淘汰(とうた)されるシネコンが出てくるだろう」との声も上がる。年間で最も盛り上がりを見せる年末年始に向け、独自の集客策を打ち出す動きがさらに活発化しそうだ。
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