したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | メール | |

商業・流通

595千葉9区:2009/06/12(金) 00:09:01
http://mytown.asahi.com/fukushima/news.php?k_id=07000000906110004
スーパー、他店に恐々
2009年06月11日

 ●レジ袋有料化「迷走」


 今月1日から始まった県内のレジ袋有料化は、県内全域でのスタートとはならなかった。「他店より1円高いと客が減る」というスーパー業界の厳しい争いを背景に、延期中の地域では、各事業者がライバル店の動きに戦々恐々。全県実施は、いつになるのか――。(村上晃一)


 ●発端ベニマル/袋無料の店に「客行く」懸念


 レジ袋は大手14事業者で一斉に有料化される予定だったが、直前の5月末、県内チェーン3社が郡山市や浜通りなどで延期を発表。結果、予定より27少ない159店での実施となった。


 延期の発端となったヨークベニマル(本社・郡山市)は、協定を結んでいない中小規模のスーパーが有料化しないことを挙げ、「事業者の足並みがそろわないとレジ袋が無料の店に客が流れ、レジ袋を減らすという目的を達成できない」と説明している。


 同社は協定直前、県に対し、地域の状況によって有料化の開始時期を段階的にしたいと申し入れていたが、県は「一斉に取り組むと決めて、ここまでやってきたのだから」と説得、一斉開始に踏み切ることになった。


 だが、同社の加藤雅実常務執行役員は「締結書には『変更、もしくは脱退も可能』という文言がある。これを利用することは前から考えていた」と話す。


 同社の動きに対し、県環境共生課の金子隆司課長は「協定は大手14社が一斉に実施するためのもの。足並みがそろっていないという認識はなかった」と戸惑いを見せる。県は15日に事業者や自治体の関係者を集め、延期中の地域での実施に向け、改めて話し合う検討会を開くという。


 ●県「中小にも広がる」/事業者側に期待


 県の考えは「大手で有料化が始まれば客の意識も変わる。マイバッグ利用者が増え、中小事業者にも有料化が広がる」というもの。期限や事業者数などの目標は決めず、事業者のリーダーシップに期待した形だった。


 ただ、事業者側からすれば、有料化で顧客が離れてしまえば死活問題だ。今回実施に踏み切ったある事業者は、「顧客はチラシを見比べて1円でも安い店を選ぶ。延期する気持ちは分からないでもない」と業界の厳しさを話す。


 加えて、県と市町村との連携が不十分だったとの指摘もある。県は中小事業者にも有料化を広げるため、市町村に独自に協定を結ぶなどするよう伝えていたとするが、ある自治体の担当者によると、市をのぞいた町村が県からその話を聞かされたのは、県が協定を結んだ6日後の4月20日だった。「6月からの実施には、とても間に合わなかった」といい、唐突な申し入れに戸惑う町村の担当者もいたという。


 この自治体担当者はこう指摘する。「県は事業者や自治体を統制しきれていなかった」


 ●郡山で新しい動き/市があす検討会開催


 「大手がやらないと言えば、中小にできるわけがない」。事業者からは悲観的な声が漏れる中、迷走劇の舞台となった商都・郡山市では、協定に向けた新しい動きも出ている。


 同市では3月から、いわき市や福島市など、早くから独自に取り組んでいる自治体に追いつこうと、市内の中小事業者に市主催の検討会への参加を呼び掛けていた。約10社が趣旨に賛同し、そのうち3社で6月からの実施にこぎ着けた。
 ところがヨークベニマルなど大手3社が延期を発表。中小事業者に「大手も6月から有料化するから」と呼び掛けられなくなり、取り組みは一度振り出しに戻ってしまった。


 事態を何とか前進させようと、同市は12日に事業者を交えた検討会を開く予定だ。担当者が延期中の大手3社を含めた市内17事業者をまわり、参加を呼びかけ、11事業者が出席することになった。同市生活環境課は「郡山を中心に取り組みが後退していると言われるが、有料化を開始するために何度でも話し合いを続ける覚悟だ」と話している。


新着レスの表示


名前: E-mail(省略可)

※書き込む際の注意事項はこちら

※画像アップローダーはこちら

(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)

掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板