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商業・流通

3908チバQ:2018/12/27(木) 13:20:55
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2018122202000258.html


2018年12月22日 夕刊


<街が変わる> 閉店半年、丸栄客どこへ?
丸栄の閉店で売り上げが増えた名古屋三越栄店の生鮮食品売り場=名古屋・栄で(木戸佑撮影)

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 名古屋・栄の百貨店丸栄が六月末に閉店して間もなく半年。長年の根強いファンを持っていた丸栄は前年のこの時期、月々十億〜十三億円を売り上げていたが、その売り上げはどこに行ったのか。名古屋市内の百貨店への取材やデータから検証した。

 丸栄のご近所の名古屋三越栄店。地下の食品売り場は平日の午前中から高齢の女性でにぎわう。野菜を見回っていた同市東区の主婦(72)は、丸栄を「私ら年寄りにぴったりで居心地が良かったんだけどねえ」と懐かしみつつ「毎日の買い物は一番近い三越に変えた」と教えてくれた。

 「お客さんの数が明らかに増えている」と三越で生鮮食品を担当するバイヤーの明慶智(みょうけいさとる)さん。七月以降、生鮮食品の売り上げは前年より10%以上多い月が続く。百貨店不況とされる今の時代に通常ではあり得ない伸びだ。低価格が特徴だった丸栄の元顧客が満足できるように、毎週土曜日に百円均一の野菜コーナーを設けて丸栄からの転向組の取り込みを図っている。

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 三越ではお歳暮の販売も前年より6・3%増の目標を立てており、十二月中旬での実績は7%増。顧客数は10%増えており、店の聞き取りでは、うち6%が丸栄の元顧客だった。

 同じ栄の松坂屋名古屋店でも生鮮食品の売り上げが八〜十月に4%増加。お中元の販売も新規顧客が9・6%増え「丸栄の顧客が流れてきたとみられる」(広報)。名駅地区の名鉄百貨店本店でも、おせち料理を選びに来た丸栄の元顧客が複数いたという。

 一方でマイナスの影響も出ている。丸栄の東隣の商業ビル「スカイル」は七月以降、メルサを除く全館の売り上げがわずかに減少した。運営する栄開発の橋爪宣幸店舗企画部長は「丸栄とつながっていた地下二階の通路が閉鎖され、客の回遊が途絶えたことが一部店舗に影響した」と話す。

 人の流れの変化はデータで裏付けられている。地下街「サカエチカ」の運営会社によると、丸栄と接続していた地下街西エリアの通行者数は七月以降、前年の八割に落ち込んでいる。

 さらに丸栄の一七年七〜十一月の売り上げは計五十七億円だった。この額がそのまま市内に残る四つの百貨店に加わっても良さそうだが、現実は違う。ジェイアール名古屋高島屋、松坂屋、名古屋三越、名鉄百貨店本店で今年、同期間に増えた売り上げは三十億円どまり。「売り上げ増は時計など高額品の販売好調が主因で、丸栄さんの閉店とは直接関係がない」(高島屋広報)との声もある。

 丸栄の売り上げはどこに消えたのか。栄の商業関係者は、丸栄の顧客層が比較的高齢だったことを踏まえ「地元のショッピングモールやスーパーに薄く広く吸収されたか、消費自体をやめてしまった可能性もある」と指摘している。

 (宮本隆彦、西山輝一)


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