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商業・流通

3903とはずがたり:2018/12/17(月) 23:17:00
>>3901-3903
■書店買収の逆張り

TSUTAYAとTポイントという両足をもがれつつある増田氏は、負けを認めて縮小均衡の道をたどるのか。ファミマ騒動が明らかになった直後の日本経済新聞の取材では、穏やかな表情でこう答えた。

「こうなることは見えていたし、考えてきた。これからのことは全部ステルスでやるから、わからないと思うよ」

増田氏は2011年、CCCの全株式を約700億円で買い取り、東証1部上場を廃止した。その4カ月後にオープンさせたのが、次世代型の書店「代官山 蔦屋書店」(東京・渋谷)だ。

店内には本や雑誌にとどまらず、季節に応じた雑貨や食品が所狭しと並ぶ。コーヒーをのみながら本を読める。毎朝品ぞろえをチェックするのが増田氏の日課だ。黒字転換するまでには数年かかったようだが、書籍と雑誌の販売額は月1億円を超えており、1回あたり購入単価も既存のTSUTAYAの2倍以上という。今では代官山の名物スポットになり、フランチャイズを含む全国16店を出店中だ。

書店事業では買収も加速している。昨年3月には徳間書店、12月には主婦の友社を買収した。今年7月には写真用品店大手のキタムラを子会社化している。書籍と雑誌をあわせた出版物の国内販売額が1兆4000億円とピークの半分に落ち込んでいる中で、蔦屋書店とTSUTAYAでの書籍販売額は直近で公表された2016年が1300億円で過去最高を更新した。

■68歳の再挑戦

8月末に東京・原宿の東郷記念館で開かれたセミナー。経営者らの前に登壇した増田氏はスライドに緑が生い茂った1枚の写真を映し出してみせた。

国内有数のあるリゾート地で、コト(体験)に関連した大規模施設を数年内に開く計画をしている。代官山蔦屋書店の数倍もの広さの土地で、これまでCCCが得てきた様々な分野のノウハウを投じる。

背景には、こうしたリゾート地に中国人などの訪日客や、都心の富裕層が年々集まるようになったことがある。すでに展開している書店や図書館をはじめとして、ホテルや医療機関、学校、ヘルスケアや芸術など日本の文化を一挙に体験できる集積地になるようだ。

関係者によると、増田氏が照準を絞るのは増え続ける中国人観光客だ。「見たことのないことをする。非上場の特権でね」(増田氏)

増田氏は来年1月に68歳になる。20年前、48歳の時には、米国の衛星放送、ディレクTVを日本で開局したが、さまざまな難局にはばまれ失敗した。それまでにCCCで築いた200億円の資産をつぎこんだと言われている。

みずから「企画屋」と呼び苦難の後もヒットを生み出してきた増田氏がこのまま表舞台から消えるとも考えづらい。このネット全盛の時代に、あえてリアルへと切り替えることは、その胆力と嗅覚がなければできない決断でもある。

(吉田楓、今井拓也)


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