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商業・流通

3902とはずがたり:2018/12/17(月) 23:16:42

■ソフトバンク・ヤフーと組んだが…

Tポイントを支えてきた流通陣営が離脱に転じている最大の理由は、Tポイントがもつネットへの出口が、他陣営に比べて先細っていくようにみえることだ。

利用者から見れば、たとえば楽天加盟の飲食店で食事をして楽天ポイントをためれば、同社のネット通販の代金として充当することが可能。同様にドコモのdポイントをためれば、毎月の携帯料金に充てたり、ドコモのネットショッピングに使うことができる。

Tポイントもこうしたネットサービスを補完するために2012〜15年にかけてソフトバンク・ヤフー連合と提携し、ソフトバンクからは100億円で17.5%の出資を受けた。「ヤフオク!」や「ヤフーショッピング」などでTポイントを利用できる。

■スマホ決済のうねり

しかし最近になって決定的な差がつき始めた。中国発で、日本にも上陸しはじめたスマホを使った決済がそれだ。楽天が「楽天ペイ」で、ドコモが「d払い」で相次ぎ参入している。

これまでのポイントカードは店頭でためたり、支払いの足しにする際には店側に専用の端末が必要だったが、スマホ決済はこれが不要になり、QRコードを印字した紙を貼っておけばよくなる。

中国で燎原(りょうげん)の火のようにスマホ決済が広がったように、日本でもこれまでのスピードとは比較にならない規模で浸透する可能性がある。

これによって蓄積されるのが、消費者がどのサイトで何をいくらで買い、どの町のどんな店でお金を使ったかという「ネットとリアルの融合した購買情報」だ。それが高速に広範囲に集められ、人工知能(AI)によって解析されれば、人々の購買欲をかぎりなく正確に予測することが可能になる。

■ペイペイとの連携は未定

Tポイントにはこのピースが欠けていた。

12月9日、米アップル製品を展示する東京・秋葉原のビックカメラの4階はスマホに「Paypay(ペイペイ)」のアプリを入れた客でごった返していた。ソフトバンクとヤフーが始めたペイペイは100億円相当のポイント還元キャンペーンを打ち出し、先行するドコモや楽天を追い上げている。

本来なら、ペイペイにはソフトバンク・ヤフー連合が出資するTポイントが連携してもいいはずだが、「具体的な予定はない」(ペイペイ広報)という。ソフトバンク陣営が、ペイペイによって得られる膨大な購買情報を独自に囲い込みたいと思ってもおかしくない。ヤフーは「ヤフオク!」でTポイントと連携してきたが、来年からは電子マネーのペイペイがたまる仕組みに切り替える。

■閉店を悲しむ投稿

増田氏が誇るTSUTAYA全国1300店にもついに波が押し寄せてきた。

昨年12月、あるツイッターの投稿が8万件近い「いいね」を獲得した。地元のTSUTAYAが閉店したことを漫画にした投稿だ。「寂しい」「うちの近所も閉店した」とコメントが相次いだ。今年2月には、1994年に旗艦店として話題をあつめた「恵比寿ガーデンプレイス店」が歴史の幕を閉じた。

横浜市のTSUTAYAで1年間アルバイトしたことのある山田良太さん(26)は「アダルトに力を入れている店だったので、女性や若者が入りにくい雰囲気があった」と振り返る。別店のスタッフも「年内には店を閉めると表明したのに、全然人が来ない」とぼやく。

東京都に住む田中想太さん(27)は音楽や映画が好きで、中学1年生から週1回ペースでTSUTAYAへ通っていた。ただ2年ほど前から音楽はアップル、映画はアマゾンの定額制サービスを利用するようになり「最近は本の立ち読みくらいでしか行かなくなった」という。


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